JP2004030266A - 電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリーズレギュレータ型の電源回路において、出力電源端子側から入力電源端子側に流れる逆方向電流を防止する。
【解決手段】IGスイッチ23がオフの時、トランジスタ29のエミッタ・ベース間が出力電圧Voによる逆方向電流を阻止し、電源回路28の出力から負荷回路26への電流回り込みを防止する。IGスイッチ23がオンの時、トランジスタ38が抵抗30に電流Iaを供給するとともに定電流回路39がその電流Iaを吸い込むので、電源回路27は、負荷電流の大小にかかわらず出力電圧Voを目標出力電圧に定電圧制御することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリーズレギュレータ型の電源回路に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
図3は、車載電子機器(ECUなど)で用いられている電源回路の電気的構成を示している。この電源回路1は、バッテリ2からIGスイッチ3を介して電圧VBが与えられる電源回路4(主電源)と、バッテリ2から直接電圧VBが与えられる電源回路5(補助電源)とから構成されている。これら2系統の電源回路4、5は、互いに異なる目標出力電圧を持つシリーズレギュレータであって、それぞれの出力端子6は共通に接続された上で負荷回路7に接続されている。電源回路4の入力側には、他の負荷回路8が接続されており、電源回路4、5の入出力端子間に介在する主トランジスタ9、10のエミッタ・ベース間には、それぞれ抵抗11、12が接続されている。
【0003】
この構成において、IGスイッチ3がオンしている時には電源回路4と5がともに動作し、出力端子6の電圧Voは電源回路4と5の目標出力電圧のうち高い方の電圧に整定される。一方、IGスイッチ3がオフしている時には電源回路5のみが動作し、出力端子6の電圧Voは電源回路4の目標出力電圧に整定される。この後者の場合、PNP形トランジスタ9のコレクタ・ベース間が順方向となるため、負荷回路8の構成によっては電源回路5側からトランジスタ9のコレクタ・ベース間、抵抗11を介して負荷回路8に逆方向電流が流れてしまう。
【0004】
これに対しては、IGスイッチ3とトランジスタ9との間に逆方向電流阻止のためのダイオードを設ける手段が考えられるが、この手段では電源回路4の入力電圧がダイオードの順方向電圧Vfだけ低下するので、バッテリ電圧VBに対する最低動作電圧の上昇を招いてしまう。この逆方向電流の問題は、出力を共通とする2系統の電源回路4、5に限らず、たとえ1系統の電源回路であっても負荷回路7側から電圧が印加されることのある構成においては起こり得る。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、シリーズレギュレータ型の電源回路において、出力電源端子側から入力電源端子側に流れる逆方向電流を阻止可能な電源回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、電源入出力端子間に介在するトランジスタのエミッタ・ベース間に替えてベース・コレクタ間に抵抗回路が接続されている。この抵抗回路は、ベース電位をコレクタ側の電位に固定して耐ノイズ性を高めるために必要なものである。この接続形態によれば、電源入力端子に入力電圧が印加されていない状態で電源出力端子に電圧が印加された場合、その印加電圧に対し逆方向接続となるトランジスタのエミッタ・ベース間を迂回する電流経路がなくなり、トランジスタのエミッタ・ベース間が有する逆方向電流遮断特性によって逆方向電流を阻止できる。
【0007】
一方、電源入力端子に入力電圧が印加された場合、トランジスタのベース電位はエミッタ電位に従って入力電圧近くにまで上昇し、抵抗回路には入出力電圧差にほぼ等しい電圧が印加される。この電圧により抵抗回路に流れる電流は、ベース電流としてではなくエミッタ・ベース間に接続された電流迂回回路により供給される。この電流迂回回路の迂回電流と抵抗回路の抵抗値との積は(入力電圧−目標電圧)以上となるように設定されているので、出力電圧が目標電圧に制御されている状態で抵抗回路に流れる電流は、全て電流迂回回路から供給できる。従って、エミッタ・ベース間に抵抗回路を付加したことにより流れるベース電流を抑制でき、ベース電流が流れることによる出力電圧の異常上昇を防止することができる。
【0008】
この入力電圧印加状態において負荷電流が減少すると、上記出力電圧の異常上昇を抑えるために必要な電流を抵抗回路に流すことができなくなり、抵抗回路の電圧降下が低減して出力電圧の上昇が生じる。そこで、少なくとも迂回電流以上の電流引受能力を持つ電流引受回路が、抵抗回路を介して流れる電流を吸い込みまたは吐き出す。これにより、無負荷状態においても抵抗回路に上記出力電圧の異常上昇を抑えるのに必要な電流を流すことが可能となり、負荷の大小にかかわらず出力電圧を目標電圧に制御することが可能となる。
【0009】
請求項2に記載した手段によれば、電流引受回路は定電流回路により構成されているので、出力電圧の変動にかかわらず、電流迂回回路から抵抗回路を介して流れる電流を確実に引き受ける(つまり吸い込みまたは吐き出す)ことができ、出力電圧の異常上昇をより確実に防止することができる。
【0010】
請求項3に記載した手段によれば、電流引受回路は抵抗により構成されているので、出力電圧が目標電圧の場合における引受電流の大きさが電流迂回回路の迂回電流以上となるような抵抗値を設定することにより、出力電圧が目標電圧を超えて異常に上昇することを確実に防止することができる。
【0011】
請求項4に記載した手段によれば、電源入力端子に入力電圧が印加されておらず電流迂回回路が迂回電流を出力していない時に、電流引受回路は電流引受動作を停止するので、(例えば請求項6記載の構成において)不要な出力電流が流れず電源回路の低消費電力化(高効率化)が図られる。
【0012】
請求項5に記載した手段によれば、電流迂回回路は定電流回路により構成されているので、入力電圧の変動にかかわらず、抵抗回路の抵抗値との積が最大入出力電圧差以上となるような定電流を確実に流すことができ、出力電圧の異常上昇をより確実に防止することができる。
【0013】
請求項6に記載した手段によれば、1または複数の補助電源回路が動作している時に、抵抗回路と定電流回路とを備えた主電源回路の動作を停止させても、補助電源回路から主電源回路に回り込む逆方向電流が阻止される。これにより、別途ダイオードなどの逆方向電流阻止回路を用いることなく、電源出力端子を共通化した複数系統の電源回路を構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。図1は、車両(自動車)用ECU(Electronic Control Unit) の電気的構成のうち特に電源回路に関して詳細に示したものである。ECU21の端子21aには、IG(イグニッション)スイッチ23を介してバッテリ22の正極端子が接続されるようになっており、端子21b、21cには、それぞれバッテリ22の正極端子、負極端子が接続されるようになっている。
【0015】
ECU21の筐体内に収められた基板(図示せず)には、ICとして構成された電源回路24、この電源回路24から電源電圧の供給を受けて動作する負荷回路25、および端子21aと21cとの間に接続された負荷回路26が搭載されている。このうち負荷回路25は、上記電源回路24とは別のICとして構成されたマイクロコンピュータ(マイコン)を主体として構成されている。このマイコンは、通常動作モードと低消費電力動作モードとの動作切替が可能となっており、低消費電力動作モード時の消費電流は通常動作モード時の消費電流に比べて非常に小さくなる。また、負荷回路26は、マイコンによってオンオフ制御されるスイッチング素子とソレノイドまたはリレーコイルとの直列回路から構成されている。
【0016】
電源回路24は、ICの端子24aと24cとの間に形成された電源回路27(主電源)と、端子24bと24cとの間に形成された電源回路28(補助電源)とから構成されている。ICの端子24a、24bは、それぞれECU21の端子21a、21bに接続されており、出力端子24cとグランド端子24dは、負荷回路25の電源入力端子に接続されている。
【0017】
電源回路27、28は、それぞれ5.0V、4.9Vを目標出力電圧とし、端子24cの出力電圧Voを定電圧制御するシリーズレギュレータである。このうち電源回路27は、以下のように構成されている。
【0018】
端子24aと24cとの間には、主トランジスタであるPNP形トランジスタ29のエミッタ・コレクタ間が接続されており、ベース・コレクタ間には抵抗30(抵抗回路に相当)が接続されている。ベースは、駆動用のNPN形トランジスタ31のコレクタ・エミッタ間を介してグランドに接続されている。
【0019】
端子24cとグランドとの間には、抵抗32と33との直列回路からなる分圧回路34(電圧検出回路に相当)が接続されており、その分圧点はオペアンプ35の反転入力端子に接続されている。このオペアンプ35は端子24aから電源供給を受けて動作するもので、オペアンプ35の出力端子は、前記トランジスタ31のベースに接続されており、非反転入力端子は、目標出力電圧(5.0V)に相当する基準電圧Vr1を出力する基準電圧発生回路36に接続されている。ここで、トランジスタ31およびオペアンプ35が電圧制御回路に相当する。
【0020】
トランジスタ29のエミッタ・ベース間および端子24cとグランドとの間には、それぞれバイアス回路37で生成されるバイアス電圧によって動作するトランジスタ38(電流迂回回路に相当)および定電流回路39(電流引受回路に相当)が接続されている。トランジスタ38、定電流回路39を構成するトランジスタ40およびバイアス回路37を構成するトランジスタ(図示せず)の各ベースおよび各エミッタは共通に接続されている。定電流回路39において、端子24cとグランドとの間に接続されたトランジスタ41と、トランジスタ40とグランドとの間に接続されたトランジスタ42とはカレントミラー回路を構成している。
【0021】
一方、電源回路28は、従来と同様の構成を有している。すなわち、端子24bと24cとの間には、PNP形トランジスタ43のエミッタ・コレクタ間が接続されており、エミッタ・ベース間には抵抗44が接続されている。ベースは、駆動用のトランジスタ45のコレクタ・エミッタ間を介してグランドに接続されている。
【0022】
端子24cとグランドとの間には、抵抗46と47との直列回路からなる分圧回路48が接続されており、その分圧点はオペアンプ49の反転入力端子に接続されている。このオペアンプ49は、端子24bから電源供給を受けて動作するもので、オペアンプ49の出力端子は、前記トランジスタ45のベースに接続されており、非反転入力端子は、目標出力電圧(4.9V)に相当する基準電圧Vr2を出力する基準電圧発生回路50に接続されている。なお、上述した基準電圧発生回路36、50は、例えばバンドギャップ基準電圧回路などから構成されている。
【0023】
次に、本実施形態の作用について図2も参照しながら説明する。
IGスイッチ23がオンからオフになると、電源回路27の動作が停止し、電源回路28の定電圧動作により4.9Vの出力電圧Voが得られる。この時、後述するようにトランジスタ29のコレクタ側からエミッタ側への逆方向電流は流れない。負荷回路25を構成するマイコンは、IGスイッチ23のオンオフ状態を検出可能に構成されており、IGスイッチ23がオンからオフになると、マイコンは直ちに通常動作モードから低消費電力動作モードに移行する。従って、電源回路28は、電源回路27と比較して電流出力能力が低く設定されており、その分損失の小さい回路となっている。
【0024】
これに対し、IGスイッチ23がオフからオンになると、電源回路27と28がともに動作状態となる。この時、出力電圧Voは、電源回路27と28の目標出力電圧のうち高い方の電圧である5.0Vに整定され、4.9Vの目標出力電圧を持つ電源回路28は、電圧偏差が負になることによりトランジスタ43をオフ状態に制御する。マイコンは、IGスイッチ23がオフからオンになると低消費電力動作モードから通常動作モードに移行して電源回路27から電源供給を受けるようになる。
【0025】
図2は、従来の電源回路1(図3)から本実施形態の電源回路24(図1)を得る過程において発明者らによって検討された電源回路の要部の電気的構成を示しており、図1と同一構成部分には同一符号を付している。この図2に示す構成の作用を順次説明することにより、電源回路24に付加されたトランジスタ38および定電流回路39の意義を明らかにする。なお、図2(a)、(b)は、何れも電源回路として正常に動作し得ないものである。
【0026】
図2(a)に示す電源回路は、従来の電源回路1に対し、抵抗30をトランジスタ29のエミッタ・ベース間ではなくベース・コレクタ間に接続した構成となっている。この構成によれば、IGスイッチ23がオフされている時、トランジスタ43から出力された4.9Vの定電圧はトランジスタ29のベース・エミッタ間の接合に対し逆方向電圧となるため、トランジスタ29を介して負荷回路26に流れ込む逆方向電流が阻止される。加えて、トランジスタ29のベース電位がコレクタ側の電位に固定されるため、耐ノイズ性を高めることができる。
【0027】
しかしながら、IGスイッチ23がオンされている時には、トランジスタ29のベース電位はVB−Vf(Vf:順方向電圧)となり、抵抗30にVB−Vf−Voに比例した電流が流れる。抵抗30に流れるこの電流は、トランジスタ31の状態にかかわらず全てトランジスタ29のベース電流となるため、そのベース電流に応じて出力電圧Voが目標出力電圧(5.0V)を超えて上昇してしまう。
【0028】
これに対し、図2(b)に示す電源回路は、図2(a)に示す電源回路にトランジスタ38を付加した構成となっている。このトランジスタ38は、抵抗30の抵抗値をRaとして、次の(1)式で示す電流Ia以上の定電流I1(迂回電流に相当)を出力する。
I1≧Ia=(VB−Vf−5.0)/Ra       …(1)
この場合、Vfが(VB−5.0)よりも十分に小さい場合には、(1)式は次の(2)式により近似できる。
I1≧Ia=(VB−5.0)/Ra          …(2)
【0029】
この構成によれば、IGスイッチ23がオンされている時に抵抗30に流れる電流は、トランジスタ29のベース電流としてではなくトランジスタ38により供給される。従って、ある程度の負荷電流が流れる状況下では、オペアンプ35がトランジスタ31を介してトランジスタ29のベース電流を制御することにより、出力電圧Voの定電圧制御が可能となる。この場合、余分な電流(I1−Ia)は、トランジスタ31を通してグランドに流れる。しかしながら、この構成としても、電源回路の出力電流IoがIaよりも減少すると、抵抗30に電流Iaを流すことができなくなり出力電圧Voが上昇するという問題が生じる。
【0030】
そこで、図1に示す本実施形態の電源回路24には、出力電流のうちトランジスタ38が出力する電流I1と等しい一定の電流I2を吸い込む定電流回路39が付加されている。本実施形態ではI1=I2としたが、電流I2は少なくとも次の(3)式の関係を満たせば良い。
I2≧I1                      …(3)
【0031】
本実施形態ではI1=I2≧Iaの関係が成立するため、定電流回路39は、出力電圧Voが5.0Vに制御された状態で抵抗30に流れる電流Iaを全て吸い込むことができる。これにより、電源回路24から負荷回路25に流れる負荷電流が減少しても、抵抗30に電流Iaを流し続けることが可能となり、出力電圧Voの異常上昇を抑えることができる。
【0032】
以上説明したように、本実施形態の電源回路24は、出力を共通とする2つの電源回路27、28から構成されており、このうちIGスイッチ23の状態に応じて入力電圧の供給が停止する電源回路27について、トランジスタ29のエミッタ・ベース間に替えてベース・コレクタ間に抵抗30を接続した。これにより、IGスイッチ23がオフの時に、トランジスタ29のエミッタ・ベース間が出力電圧Voによる逆方向電流を阻止するので、電源回路28から負荷回路26への電流回り込みを防止することができる。また、トランジスタ29のベース電位がコレクタ側の電位に固定されるので耐ノイズ性を高めることができる。
【0033】
一方、IGスイッチ23がオンの時、トランジスタ38が抵抗30に電流Iaを供給するとともに定電流回路I2がその電流Iaを吸い込むので、電源回路27は、負荷電流の大小にかかわらず出力電圧Voを目標出力電圧(5.0V)に定電圧制御することができる。
【0034】
車両のECUはバッテリ22を電源としているため、車両が未使用状態であってIGスイッチ23がオフされている時は、マイコンを低消費電力動作モードに移行させるなどして消費電流(暗電流)を極力低減させる必要がある。電源回路27にはトランジスタ38と定電流回路39が付加されているが、これらトランジスタ38と定電流回路39はIGスイッチ23がオンの時だけ定電流を出力するので、上記暗電流を増加させることもない。
【0035】
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
電流引受回路には定電流回路39に替えて抵抗を用いても良い。この場合の抵抗値Rbは、次の(4)式のように設定すれば良い。
Rb≦5.0/I1                  …(4)
この場合、IGスイッチ23がオンの時だけ抵抗に電流が流れるように、抵抗と直列にスイッチ回路を設けると良い。
【0036】
トランジスタ29のエミッタ・ベース間に接続する電流迂回回路は、そのベース側からエミッタ側へ流れる逆方向電流を阻止する特性を有し且つ電流I1を流すことができる回路であれば定電流回路に限られない。
主トランジスタとしてNPN形トランジスタ29を用いるシリーズレギュレータに対しても同様の構成が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すECUの電源回路の電気的構成図
【図2】本発明の電源回路を得る途中過程で検討された電源回路の要部の電気的構成図
【図3】従来技術を示す図1相当図
【符号の説明】
24、27、28は電源回路、24aは端子(電源入力端子)、24cは端子(電源出力端子)、29はトランジスタ、34は分圧回路(電圧検出回路)、30は抵抗(抵抗回路)、38はトランジスタ(電流迂回回路)、39は定電流回路(電流引受回路)である。

Claims (6)

  1. 電源入力端子と電源出力端子との間にエミッタ・コレクタ間が接続されたトランジスタと、
    前記電源出力端子の電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記トランジスタのベースに接続され、前記検出された出力電圧とその目標電圧とに基づいて前記トランジスタのベース電流を制御する電圧制御回路と、
    前記トランジスタのベース・コレクタ間に接続された抵抗回路と、
    前記トランジスタのエミッタ・ベース間に接続され、前記トランジスタを迂回して所定の迂回電流を流す電流迂回回路と、
    前記電源出力端子に接続され、出力電流のうち所定の引受電流を吸い込みまたは吐き出す電流引受回路とを備え、
    前記引受電流の大きさが前記迂回電流以上に設定されているとともに、前記迂回電流と前記抵抗回路の抵抗値との積が前記電源入力端子の電圧と前記目標電圧との差電圧以上となるように設定されていることを特徴とする電源回路。
  2. 前記電流引受回路は、定電流回路により構成されていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  3. 前記電流引受回路は、抵抗により構成されていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  4. 前記電流引受回路は、前記電流迂回回路が迂回電流を出力している時に限り引受電流を吸い込みまたは吐き出すように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の電源回路。
  5. 前記電流迂回回路は、定電流回路により構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の電源回路。
  6. 前記電圧制御とは独立した電圧制御を行う補助電源回路が、前記電源出力端子を共通の電源出力端子として設けられていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の電源回路。
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