JP2001296930A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001296930A JP2001029293A JP2001029293A JP2001296930A JP 2001296930 A JP2001296930 A JP 2001296930A JP 2001029293 A JP2001029293 A JP 2001029293A JP 2001029293 A JP2001029293 A JP 2001029293A JP 2001296930 A JP2001296930 A JP 2001296930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷側での正常な動作を保証する上で電源電圧
の低下に許容される範囲を拡大させることができるよう
にした電源装置を提供する。 【解決手段】本発明の電源装置は複数のトランジスタで
構成された電圧フォロワを介して電源電圧から所定の電
圧を出力する。電圧フォロワは逆流防止の機能を持つ。
電圧フォロアは一端が電源電圧に接続され他端にコンデ
ンサが接続される。コンデンサの電圧から一定の電圧を
形成し出力する定電圧発生回路が設けられる。電圧フォ
ロワを構成する初段以外のいずれか1つのトランジスタ
の制御電極と前記電源電圧との間にスイッチ回路が接続
される。コンデンサの電圧が所定値以下に低下するのを
検出し、その検出出力によって前記スイッチ回路をON
させる減電圧検出回路が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源から負荷に電
力を供給する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車に搭載するオーディオ機器等の電源装
置では、従来の一回路構成例を図4に示すように、電流
能力を大きくすること、及び、平滑用のコンデンサCか
らバッテリ側への電流の逆流を防止することを目的とし
て、バッテリから出力される電源電圧VCCは、2つのN
PN型トランジスタ111及び112をダーリントン接
続するとともに、トランジスタ112のコレクタと電源
電圧VCCとの間に順方向接続されたダイオードDを接続
して成る電圧フォロワ101を介して出力される。尚、
トランジスタ111のベースには抵抗114が接続され
ている。
【0003】定電圧発生回路102は電圧フォロワ10
1から出力された電圧VCC’を動作電圧として一定の電
圧を出力する。定電圧発生回路102から出力された電
圧V OUTは、例えば不図示のカーステレオや映像機器等
内のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と言
う)等に動作電圧として供給される。
【0004】ここで、エンジンの始動時やオーディオ機
器等の電源投入時などには、車のバッテリから出力され
る電源電圧が大きく低下することがある。一方、負荷側
では、供給される動作電圧が許容範囲を越えて低下する
と、例えばマイコンが意図に反してリセットされてしま
うことがある。以下、意図した動作を「正常な動作」と
称する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような事象に対し
て、上記従来の電源装置では、電圧フォロワ101を構
成するトランジスタの個数をn、各トランジスタのベー
ス−エミッタ間での降下電圧をVFとすると、電圧フォ
ロワの出力電圧の電源電圧からの低下量がn×VFと大
きく、負荷に供給される動作電圧が電源電圧の低下に伴
って低下する量が大きいので、負荷側での正常な動作を
保証する上で電源電圧の低下に許容される範囲が狭かっ
た。また、別の見方をすれば、負荷側では、例えばマイ
コンではリセットがかかる電圧を低くするなど、正常な
動作が保証される動作電圧の最小値を低くした特別なも
のを使用する必要があり、コストの上昇を招いていた。
【0006】そこで、本発明は、負荷側での正常な動作
を保証する上で電源電圧の低下に許容される範囲を拡大
させることができるようにした電源装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、複数のトランジスタで構成された電圧
フォロワを介して電源電圧から所定の電圧を出力する電
源装置において、前記電圧フォロワを構成する初段以外
のいずれか1つのトランジスタの制御電極と前記電源電
圧との間に接続されたスイッチ回路と、前記電源電圧の
値が閾値よりも低い状態では前記スイッチ回路をONさ
せる減電圧検出回路と、を設けている。
【0008】この構成により、電圧フォロワを構成する
ダーリントン接続の入力側からk段目のトランジスタの
制御電極に上記スイッチ回路が接続されているとする
と、上記電圧フォロワの出力側の電圧の電源電圧からの
低下量は、スイッチ回路がOFFであるときにはn×V
F(nは電圧フォロワを構成するダーリントン接続され
たトランジスタの個数)であるのに対して、スイッチ回
路がONしたときには(n−k+1)×VFとスイッチ
回路での電圧降下分との合計となって小さくなるので、
上記閾値を適切に設定しておけば、当該電源装置から負
荷に供給される電圧が低下しない範囲においては大きな
電流能力を確保しつつ、当該電源装置から負荷に供給さ
れる電圧が電源電圧の低下に伴って低下するときには、
その低下量を小さくすることができる。
【0009】また、本発明では、トランジスタで構成さ
れた電圧フォロワを介して電源電圧から所定の電圧を出
力する電源装置において、前記電圧フォロワの出力側と
前記電源電圧との間に接続されたスイッチ回路と、前記
電源電圧の値が閾値よりも低い状態では前記スイッチ回
路をONさせる減電圧検出回路と、を設けている。
【0010】この構成により、上記電圧フォロワの出力
側の電圧の電源電圧からの低下量は、スイッチ回路がO
FFであるときにはn×VFであるのに対して、スイッ
チ回路がONしたときにはスイッチ回路での電圧降下分
だけとなって小さくなるので、上記閾値を適切に設定し
ておけば、当該電源装置から負荷に供給される電圧が低
下しない範囲においては大きな電流能力を確保しつつ、
当該電源装置から負荷に供給される電圧が電源電圧の低
下に伴って低下するときには、その低下量を小さくする
ことができる。
【0011】尚、上記スイッチ回路としては、例えばカ
レントミラー回路の出力側のトランジスタを用いるよう
にすればよい。また、上記閾値としては、例えば、上記
電圧フォロワからの出力電圧を動作電圧として一定の電
圧を出力する定電圧発生回路を有する場合には、この定
電圧発生回路の出力電圧が低下し始めるときの値に設定
するようにすればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照しながら説明する。本発明の第1実施形態である
車載用の電源装置の回路図を図1に示す。本第1実施形
態の電源装置は、電圧フォロワ1、定電圧発生回路2、
減電圧検出回路3、及び、スイッチ回路4から成ってお
り、これらの各回路で1チップのICとなっている。
【0013】電圧フォロワ1の構成について説明する。
2つのNPN型トランジスタ11及び12はダーリント
ン接続されている。ダーリントン接続された初段のトラ
ンジスタ11は、ベースには抵抗14を介してバッテリ
からの電源電圧VCCが印加されており、コレクタには電
源電圧VCC直接印加されている。
【0014】ダーリントン接続された最終段のトランジ
スタ12のコレクタはダイオード接続されたトランジス
タ13のエミッタに接続されている。トランジスタ13
のコレクタ及びベースには電源電圧VCCが印加されてい
る。電圧フォロワ1の出力側(トランジスタ12のエミ
ッタ)は平滑用の外付けコンデンサCを介して接地され
ている。電圧フォロワ1から出力される電圧VCC’は定
電圧発生回路2及び減電圧検出回路3等の動作電圧とし
て供給される。
【0015】定電圧発生回路2の構成について説明す
る。演算増幅器21の反転入力端子(−)には基準電圧
ref1が印加されている。演算増幅器21の出力端子
(O)にはPNP型のトランジスタ22のベースが接続
されている。トランジスタ22のエミッタには電圧
CC’が印加されている。トランジスタ22のコレクタ
は直列接続された3つの抵抗23、24、及び、25を
介してグランドに接続されている。
【0016】演算増幅器21の非反転入力端子(+)は
2つの抵抗24、25の接続点aに接続されている。ト
ランジスタ22のコレクタと抵抗23との接続点cの電
圧V OUTが定電圧発生回路2から出力される。定電圧発
生回路2から出力された電圧VOUTは、例えばマイコン
等に動作電圧として供給される。
【0017】演算増幅器21の構成について説明する。
PNP型のトランジスタ201はダイオード接続されて
おり、そのエミッタには抵抗203を介して電圧VCC
が印加されており、コレクタからは定電流源202に定
電流が流れ込む。定電流源202の他端はグランドに接
続されている。
【0018】PNP型のトランジスタ204は、ベース
がトランジスタ201のベースに接続されており、エミ
ッタには抵抗205を介して電圧VCC’が印加されてお
り、コレクタがPNP型のトランジスタ206のエミッ
タに接続されている。トランジスタ206のコレクタは
グランドに接続されている。
【0019】PNP型のトランジスタ207は、ベース
がトランジスタ201のベースに接続されており、エミ
ッタには抵抗208を介して電圧VCC’が印加されてお
り、コレクタがPNP型のトランジスタ209のエミッ
タに接続されている。トランジスタ209のコレクタは
グランドに接続されている。
【0020】PNP型のトランジスタ210は、ベース
がトランジスタ201のベースに接続されており、エミ
ッタには抵抗211を介して電圧VCC’が印加されてお
り、コレクタは抵抗212、213をそれぞれ介してP
NP型のトランジスタ214、215のエミッタが接続
されている。トランジスタ214、215のベースはそ
れぞれトランジスタ206、209のエミッタに接続さ
れている。
【0021】NPN型のトランジスタ216はダイオー
ド接続されており、コレクタがトランジスタ214のコ
レクタに接続されており、エミッタが接地されている。
NPN型のトランジスタ217は、ベースがトランジス
タ216のベースに接続されており、エミッタが接地さ
れており、コレクタがトランジスタ215のコレクタに
接続されている。
【0022】NPN型のトランジスタ218は、ベース
がトランジスタ215のコレクタとトランジスタ217
のコレクタとの接続点に接続されており、エミッタが抵
抗219を介して接地されている。トランジスタ218
のベース−コレクタ間には位相補償用のコンデンサ22
0が接続されている。
【0023】NPN型のトランジスタ221は、ベース
がトランジスタ218と抵抗219との接続点に接続さ
れており、エミッタが接地されている。トランジスタ2
18のコレクタとトランジスタ221のコレクタには共
通の抵抗222を介して電圧VCC’が印加される。
【0024】そして、トランジスタ209のベースが演
算増幅器21の非反転入力端子(+)となり、トランジ
スタ206のベースが演算増幅器21の反転入力端子
(−)となり、トランジスタ218及び221と抵抗2
22との接続点が演算増幅器21の出力端子(O)とな
る。
【0025】この構成により、定電圧発生回路2では、
電源電圧VCCが低下し過ぎてトランジスタ22が飽和し
ない限りは、その出力電圧VOUTが所定値となるように
(具体的には、抵抗24、25の接続点aの電圧が基準
電圧Vref1と等しくなるように)自動的に制御される。
【0026】減電圧検出回路3について説明する。定電
流源301の出力側には、PNP型のトランジスタ30
2及び303のエミッタが共通に接続されている。トラ
ンジスタ302のベースはPNP型のトランジスタ30
4のエミッタに接続されている。トランジスタ302の
コレクタはダイオード接続されたNPN型のトランジス
タ306のコレクタに接続されている。トランジスタ3
04のベースは定電圧発生回路2の2つの抵抗23、2
4の接続点bに接続されている。トランジスタ304の
コレクタは接地されている。
【0027】トランジスタ303のベースはPNP型の
トランジスタ305のエミッタに接続されている。トラ
ンジスタ303のコレクタはNPN型のトランジスタ3
07のコレクタに接続されている。トランジスタ305
のベースには基準電圧Vref2が印加されている。トラン
ジスタ305のコレクタは接地されている。
【0028】トランジスタ306のベースとトランジス
タ307のベースとが接続されており、トランジスタ3
06を入力側、トランジスタ307を出力側とするカレ
ントミラー回路が形成されている。トランジスタ306
及び307のエミッタは接地されている。
【0029】NPN型のトランジスタ308のベース
は、トランジスタ303とトランジスタ307との接続
点に接続されている。トランジスタ308のエミッタは
接地されている。トランジスタ308のコレクタには他
端がVCC’に接続された定電流源309から出力される
定電流が供給される。
【0030】NPN型のトランジスタ310のベースは
トランジスタ308のコレクタに接続されている。トラ
ンジスタ310のエミッタは接地されている。トランジ
スタ310のコレクタは、抵抗43を介して、後述する
スイッチ回路4を構成するカレントミラー回路の入力側
のトランジスタ42のコレクタに接続されている。
【0031】スイッチ回路4の構成について説明する。
PNP型のトランジスタ42はダイオード接続されてい
るとともに、そのベースにはPNP型のトランジスタ4
1のベースが接続されており、2つのトランジスタ41
及び42でカレントミラー回路を構成している。
【0032】入力側のトランジスタ42は、エミッタに
は電源電圧VCCが印加されており、コレクタが抵抗43
を介して減電圧検出回路3のトランジスタ310のコレ
クタに接続されている。出力側のトランジスタ41は、
エミッタには電源電圧VCCが印加されており、コレクタ
が電圧フォロワ1のトランジスタ12のベースに接続さ
れている。
【0033】以上の構成により、定電圧発生回路2の出
力電圧VOUTが所定値に保たれている間は、b点の電圧
は基準電圧Vref2よりも高くなっているので、トランジ
スタ302に流れる電流に対してトランジスタ303に
流れる電流の方が大きくなるので、トランジスタ308
がONとなる。そのため、減電圧検出回路3のトランジ
スタ310がOFFになり、スイッチ回路4を構成する
カレントミラー回路の出力側のトランジスタ41もOF
Fであるので、電圧フォロワ1のトランジスタ11及び
12が機能して大きな電流能力が確保される。
【0034】一方、電源電圧VCCが低下して定電圧発生
回路2のb点の電圧が基準電圧Vre f2よりも低くなる
と、言い換えれば、定電圧発生回路2の出力電圧VOUT
が所定値よりも低くなると、減電圧検出回路3のトラン
ジスタ302に流れる電流に対しトランジスタ303に
流れる電流が少なくなり、トランジスタ308がOFF
となる。そのためトランジスタ310がOFFからON
に切り替わり、スイッチ回路4のカレントミラー回路を
構成するトランジスタ42がOFFからONに切り替わ
って、電源電圧VCCからスイッチ回路4を構成するカレ
ントミラー回路の出力側のトランジスタ41を介して電
圧フォロワ1のトランジスタ12のベースに電流が供給
されるので、トランジスタ41の飽和時のコレクタ−エ
ミッタ間の電圧をVSATとすると、定電圧発生回路2の
出力電圧VOUTはVCC−VSAT−VFとなる(従来は、V
CC−2×VF)。即ち、VF≒0.7[V]、VSAT≒0.1
[V]であることから、定電圧発生回路2から出力される
電圧VOUTを、VCC−1.4[V]からVCC−0.8[V]に
することができるようになり、電源電圧VCCの低下に伴
って低下する量を小さくすることができる。
【0035】尚、上記第1実施形態では、電圧フォロワ
1のダーリントン接続されたトランジスタの個数は3個
以上であってもよく、必要とされる電流能力が大きいほ
ど、前段のトランジスタのベースにスイッチ回路4を接
続するようにすればよい。また、定電圧発生回路2を無
くして、電圧VCC’を他の回路の電源電圧として用いて
も構わない。
【0036】本発明の第2実施形態である電源装置の回
路図を図2に示す。尚、上記第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略する。スイッチ回路4を
構成するカレントミラー回路の出力側のトランジスタ4
1のコレクタが電圧フォロワ1の出力側(最終段のトラ
ンジスタ12のエミッタ)に接続されていることが上記
第1の実施形態と異なっている。
【0037】この構成により、電源電圧VCCが低下して
定電圧発生回路2の演算増幅器21の非反転入力端子
(+)の電圧が反転入力端子(−)の電圧よりも低くな
ると、言い換えれば、定電圧発生回路2の出力電圧V
OUTが所定値よりも低くなると、減電圧圧検出回路3の
トランジスタ310がOFFからONに切り替わり、ス
イッチ回路4を構成するカレントミラー回路のトランジ
スタ42がOFFからONに切り替わって、電源電圧V
CCがトランジスタ41を介して定電圧発生回路2に供給
されるので、定電圧発生回路2の出力電圧VOUTはVCC
−VSATとなり、上記第1実施形態に比して、電流能力
は小さくなってしまうが、定電圧発生回路2から出力さ
れる電圧VOUTが電源電圧VCCの低下に伴って低下する
量をさらに小さくすることができる。
【0038】尚、上記第2実施形態では、電圧フォロワ
1のダーリントン接続されたトランジスタの個数は1個
あるいは3個以上であってもよい。また、上記各実施形
態では、スイッチ回路4の構成は、カレントミラー回路
に限定されるものではなく、電源電圧から電流を供給す
る/しないを切り替えることができ、さらに、逆流を防
止できるものであればよい。また、電圧フォロワ1のト
ランジスタの段数よりも少ない段数のダーリントン接続
でトランジスタ41を構成すれば、電流能力を増すこと
ができる。さらに、定電圧発生回路2及び減電圧検出回
路3の構成は他の構成でも構わない。
【0039】まとめると、上記各実施形態の電源装置に
よれば、負荷に供給する電源電圧V CC’の低下を少なく
することができるようになるので、負荷側での正常な動
作を保証可能な電源電圧VCCの範囲を低電圧側により拡
大させることができる。また、別の見方をすれば、負荷
側では、例えばリセットがかかる電圧が高い一般的なマ
イコンを使用できるようになるなど、正常な動作が保証
される動作電圧の最小値を特別に低くする必要はなくな
り、コストダウンを実現することができる。
【0040】図3は上記電源装置をバッテリや負荷回路
等を含めて示すブロック図である。同図において、8は
車に搭載されたバッテリである。6は定電圧発生回路2
の出力電圧VOUTを動作電圧として動作するマイクロコ
ンピュータであり、例えばオーディオ機器の所定機能を
制御する。7はマイクロコンピュータ以外の他の回路で
あり、電圧VOUTによって動作可能となる。5は電圧V
CC’を動作電圧とする他のシステムである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源装置から供給される電圧が電源電圧の低下に伴って低
下する量を小さくすることができるので、負荷側での正
常な動作を保証可能な電源電圧の範囲を低電圧側により
拡大させることができる。また、別の見方をすれば、負
荷側では、例えばリセットがかかる電圧が高い一般的な
マイコンを使用できるようになるなど、正常な動作が保
証される動作電圧の最小値を特別に低くする必要はなく
なり、コストダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である電源装置の回路図
である。
【図2】本発明の第2実施形態である電源装置の回路図
である。
【図3】本発明の電源装置をバッテリや負荷回路等を含
めて示すブロック図である。
【図4】従来の電源装置の回路図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトランジスタで構成された電圧フォ
    ロワを介して電源電圧から所定の電圧を出力する電源装
    置は以下のものを含んでいる:前記電圧フォロワを構成
    する初段以外のいずれか1つのトランジスタの制御電極
    と前記電源電圧との間に接続されたスイッチ回路、前記
    電源電圧の値が閾値よりも低い状態では前記スイッチ回
    路をONさせる減電圧検出回路。
  2. 【請求項2】トランジスタで構成された電圧フォロワを
    介して電源電圧から所定の電圧を出力する電源装置は以
    下のものを含んでいる:前記電圧フォロワの出力側と前
    記電源電圧との間に接続されたスイッチ回路、前記電源
    電圧の値が閾値よりも低い状態では前記スイッチ回路を
    ONさせる減電圧検出回路。
  3. 【請求項3】前記電圧フォロワからの出力電圧を動作電
    圧として一定の電圧を出力する定電圧発生回路を有し、
    前記電源電圧が低下することにより前記定電圧発生回路
    の出力電圧が低下し始めるときの値に前記閾値が設定さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の電源装置。
  4. 【請求項4】以下のものから成る電源装置:トランジス
    タで構成され一端が電源電圧に接続され他端にコンデン
    サが接続された電圧フォロワ、 前記コンデンサの電圧から一定の電圧を形成し出力する
    定電圧発生回路、 前記電圧フォロワの出力側と前記電源電圧との間に接続
    されたスイッチ回路、 前記コンデンサの電圧が所定値以下に低下するのを検出
    し、その検出出力によって前記スイッチ回路をONさせ
    る減電圧検出回路。
  5. 【請求項5】以下のものから成る電源装置:複数のトラ
    ンジスタで構成され一端が電源電圧に接続され他端にコ
    ンデンサが接続された電圧フォロワ、 前記コンデンサの電圧から一定の電圧を形成し出力する
    定電圧発生回路、 前記電圧フォロワを構成する初段以外のいずれか1つの
    トランジスタの制御電極と前記電源電圧との間に接続さ
    れたスイッチ回路、 前記コンデンサの電圧が所定値以下に低下するのを検出
    し、その検出出力によって前記スイッチ回路をONさせ
    る減電圧検出回路。
  6. 【請求項6】前記スイッチ回路はカレントミラー回路の
    出力側のトランジスタであることを特徴とする請求項1
    〜請求項5のいずれかに記載の電源装置
  7. 【請求項7】電圧フォロアは電源電圧を供給するバッテ
    リに電流が逆流するのを防止する機能を有することを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の電源装
    置。
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