JP2019062655A - 計器装置 - Google Patents

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Shinya Watanabe
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Abstract

【課題】ラッシュ電流をより軽減する計器装置を提供する。【解決手段】イグニッション電源IGがオンのとき、電荷が抵抗6aを経由して充放電コンデンサ6dに蓄積される。イグニッション電源IGがオフのとき、充放電コンデンサ6dから電荷が放出され、放出された電荷は抵抗6aをバイパスし放電促進ダイオード7及び抵抗6cを経由してグランドに流れる。抵抗6cの抵抗値は抵抗6aの抵抗値よりはるかに小さいため、放電速度が充電速度より速い。バッテリー電源B及びイグニッション電源IGが不安定で電源のオン/オフが繰り返される場合、放電速度が充電速度より速いことから充放電コンデンサ6dの電圧が徐々に下がり、制御回路8のモード入力端8modの電圧が閾値以下となる。制御回路8は低消費電力モードで動作するようになり、バッテリー電源Bのオン/オフが繰り返されることによって生じる電力保持コンデンサ3へのラッシュ電流を軽減できる。【選択図】図1

Description

本発明は計器装置に関する。
車両に搭載される計器装置は、車両に搭載されたバッテリー及び発電機から得られる電力を各種回路に供給するための電源回路を備える。得られる電力は必ずしも安定しているとは限らないため、計器装置内の電子部品にラッシュ電流が流れることがある。
特許文献1には、PNPトランジスタを用いたサージ電流抑制回路を備える計器装置が開示されている。サージ電流抑制回路により、計器装置内の過電圧保護回路に用いられるNPNトランジスタ及び電力保持コンデンサへのラッシュ電流を軽減することができる。ラッシュ電流を軽減することにより、電子部品の破損を回避することができる。
特開2015−080955号公報
しかしながら、この計器装置のサージ電流抑制回路は、トランジスタの増幅率のばらつき、負荷電流のばらつき、計器装置の正常電圧範囲の保証、電源の断続条件、電源の電圧変動条件などの要因により、ラッシュ電流を十分に軽減できていないという問題がある。
本発明の目的は、上記の事情に鑑み、ラッシュ電流をより軽減する計器装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る計器装置は、
バッテリー電源及びユーザの操作によりオン及びオフの間で切り替わるイグニッション電源と接続された計器装置であって、
情報を表示する機器と、
第1入力端と第2入力端とを備え、前記バッテリー電源から前記第1入力端に供給される電力を動作電力とし、前記イグニッション電源から前記第2入力端に加えられる電圧の高低に応じて通常モードと前記通常モードより動作時消費電力の少ない低消費電力モードとを切り替えて動作し、前記機器を制御する制御回路と、
前記バッテリー電源から供給される電力を保持する電力保持コンデンサと、
前記イグニッション電源と前記第2入力端との間に接続された抵抗と、前記第2入力端とグランドとの間に接続された充放電コンデンサと、前記抵抗と並列に接続された放電促進部と、を備える電源検出回路と、
を備え、
前記放電促進部は、前記イグニッション電源がオンからオフに切り替えられたとき、前記充放電コンデンサからの電流を、前記抵抗をバイパスしたうえでグランドに流す。
本発明に係る計器装置によれば、ラッシュ電流をより軽減できる。
本発明の実施の形態に係る計器装置の回路図である。 (a)は、電源安定時におけるイグニッション電源の出力電圧の電気特性図であり、(b)は、電源安定時における充放電コンデンサの電圧及び電源検出回路の出力電圧の電気特性図であり、(c)は、電源安定時における制御手段のモード遷移を示す図である。 (a)は、電源不安定時におけるバッテリー電源及びイグニッション電源の出力電圧の電気特性図であり、(b)は、電源不安定時における放電コンデンサの電圧及び電源検出回路の出力電圧の電気特性図であり、(c)は、電源不安定時における制御手段のモード遷移を示す図であり、(d)は、電源不安定時における電力保持コンデンサの電圧の電気特性図であり、(e)は、電源不安定時において電力保持コンデンサに流れ込むラッシュ電流の電気特性図である。 本発明の実施の形態に係る過電圧保護回路の別例の回路図である。 本発明の実施の形態に係る電源検出回路の別例の回路図である。
以下、本発明を実施するための形態に係る計器装置を、図面を参照しながら説明する。
実施の形態に係る計器装置1は、車両、例えば自動二輪車に搭載される。計器装置1は、バッテリー電源Bから電力を供給されることにより動作し、車両速度等の車両情報を表示する。図1に示すとおり、計器装置1は、過電圧保護回路2と、電力保持コンデンサ3と、定電圧回路4と、電源検出回路5と、制御回路8と、機器9と、ダイオード1aと、ダイオード1bと、を備える。
バッテリー電源Bは、車両に搭載されたバッテリーによる電源であり、計器装置1に電力を供給する。バッテリー電源Bは、逆接続時の誤動作防止のため、ダイオード1aのアノードと接続されている。バッテリー電源Bは、図示しない発電機(オルタネータ)、レギュレータなどと接続されている。通常時のバッテリー電源Bの電圧は、例えば13Vである。
イグニッション電源IGは、セルモータを動かしエンジンを始動させるための電源であり、計器装置1に電気的に接続されている。イグニッション電源IGは、ユーザにより操作されるイグニッションスイッチSWを介してバッテリー電源Bと接続されている。イグニッション電源IGは、バッテリー電源Bと同様に、逆接続時の誤動作防止のため、ダイオード1bのアノードと接続されている。充電されたバッテリーが車両に搭載されている場合、バッテリー電源Bは常にオンとなる。バッテリー電源Bがオンのとき、イグニッションスイッチSWのオン/オフに応じてイグニッション電源IGがオン/オフとなる。バッテリー電源Bがオフのとき、イグニッション電源IGはオフとなる。通常時のイグニッション電源IGのオン電圧は、バッテリー電源Bと同一の電圧となり、例えば13Vである。
過電圧保護回路2は、入力端2inに加えられる入力電圧が過大であるとき、出力端2outに出力される出力電圧を一定以下に抑える。これにより、出力端2outに接続される他の素子、回路等に過電圧が加えられることを防ぐ。過電圧保護回路2は、パワーツェナダイオード2aと抵抗2bとを備える。過電圧保護回路2の入力端2inには、抵抗2bの第1端、ダイオード1aのカソード及びダイオード1bのカソードが接続されている。過電圧保護回路2の出力端2outには、抵抗2bの第2端及びパワーツェナダイオード2aのカソードが接続されている。
パワーツェナダイオード2aのアノードが接地され、カソードが抵抗2b、電力保持コンデンサ3及び定電圧回路4と接続されている。パワーツェナダイオード2aの両端の電圧は降伏電圧(ツェナー電圧)以下に保たれる。パワーツェナダイオード2aの降伏電圧は、例えば27Vである。
過電圧保護回路2の入力端2inの電圧がパワーツェナダイオード2aの降伏電圧より高いとき、抵抗2bにより電圧が降下し、過電圧保護回路2の出力端2outの電圧がパワーツェナダイオード2aの降伏電圧と同一なる。したがって、過電圧保護回路2は、パワーツェナダイオード2aの降伏電圧以上の過電圧から他の素子、回路等を保護できる。
過電圧保護回路2は、上述のとおり、パワーツェナダイオード2a及び抵抗2bによって構成されるため、トランジスタ、サイリスタなどのスイッチ手段を有さない簡素な構成である。また、パワーツェナダイオード2aのみで過電圧を十分保護できる場合は、抵抗2bを設けずに基板配線により短絡してもよく、更に簡素な構成となる。
電力保持コンデンサ3は、過電圧保護回路2を経由してバッテリー電源B及びイグニッション電源IGから供給された電力を保持する。すなわち、電力保持コンデンサ3は、定電圧回路4に供給する電圧変化を平滑化する役割を有する。電力保持コンデンサ3のプラス側電極が過電圧保護回路2の出力端2out及び定電圧回路4の入力端と接続され、マイナス側電極が接地されている。電力保持コンデンサ3は、例えばアルミ電解コンデンサである。
定電圧回路4は、入力された電圧を変換し、制御回路8を動作させるための定電圧を生成して出力する。定電圧回路4の入力端が過電圧保護回路2の出力端2out及び電力保持コンデンサ3のプラス側電極と接続され、出力端が制御回路8の電源入力端8powと接続されている。定電圧回路4は、例えば、LDO(Low Drop-Out)レギュレータ、スイッチングレギュレータなどのDC/DC(Direct Current/Direct Current)コンバータを備える。定電圧回路4が生成する電圧は、例えば5Vである。この場合、定電圧回路4は、バッテリー電源Bがオンのとき、5Vを出力する。
電源検出回路5は、イグニッション電源IGから入力された電圧に基づいて、イグニッション電源IGの状態に応じた出力電圧を制御回路8のモード入力端8modに出力する。電源検出回路5は、充放電回路6と放電促進ダイオード7とを備える。電源検出回路5の入力端は、充放電回路6の入力端でもあり、この入力端がイグニッション電源IGと接続されている。電源検出回路5の出力端は、充放電回路6の出力端でもあり、この出力端が制御回路8のモード入力端8modと接続されている。
充放電回路6は、イグニッション電源IGがオンのときはイグニッション電源IGから供給される電力を充電し、イグニッション電源IGがオフのときは充電した電力を放電する。充放電回路6は、抵抗6aと、抵抗6bと、抵抗6cと、充放電コンデンサ6dと、逆流阻止ダイオード6eと、を備える。
抵抗6aは、イグニッション電源IGがオフからオンになったときの、充放電コンデンサ6dの充電速度を制限する用途で使用されている。抵抗6aの第1端は、抵抗6cの第1端、逆流阻止ダイオード6eのカソード及び放電促進ダイオード7のカソードと接続されている。抵抗6aの第2端は、抵抗6bの第1端、充放電コンデンサ6dの第1端、放電促進ダイオード7のアノード及び制御回路8のモード入力端8modと接続されている。抵抗6aの抵抗値は、例えば330kΩである。
抵抗6bは、抵抗6aと組み合わせることにより、イグニッション電源IGがオンの場合において、イグニッション電源IGの電圧を分圧して制御回路8のモード入力端8modへ印加する用途として使用されている。抵抗6bの第1端は、抵抗6aの第2端、充放電コンデンサ6dの第1端、放電促進ダイオード7のアノード及び制御回路8のモード入力端8modと接続されている。抵抗6bの第2端は接地されている。抵抗6bの抵抗値は、例えば抵抗6aの抵抗値と同一の330kΩであり、このとき、抵抗6a及び抵抗6bはイグニッション電源IGの電圧を1/2に分圧する。
抵抗6cは、電源検出回路5及び充放電回路6の入力端がハイインピーダンスとなるのを防ぐためのプルダウン抵抗として使用されている。また、後述するとおり、放電促進ダイオード7と組み合わせることにより、充放電コンデンサ6dの放電速度を充電速度より速くする用途としても使用されている。抵抗6cの第1端は、抵抗6aの第1端、逆流阻止ダイオード6eのカソード及び放電促進ダイオード7のカソードと接続されている。抵抗6cの第2端は接地されている。抵抗6cの抵抗値は、抵抗6a及び抵抗6bの抵抗値よりはるかに小さく、例えば3.3kΩである。
充放電コンデンサ6dは、イグニッション電源IGがオンのときは電荷を蓄積し、イグニッション電源IGがオフのときは蓄積した電荷を放出する。つまり、充放電コンデンサ6dは、イグニッション電源IGがオンのときは充電され、イグニッション電源IGがオフのときは放電する。充放電コンデンサ6dの第1端は、抵抗6aの第2端、抵抗6bの第1端、放電促進ダイオード7のアノード及び制御回路8のモード入力端8modと接続されている。充放電コンデンサ6dの第2端は接地されている。イグニッション電源IGがオンのとき、充放電コンデンサ6dに電荷が蓄積され、イグニッション電源IGがオフのとき、充放電コンデンサ6dから電荷が放出される。充放電コンデンサ6dから完全に電荷が放出されると、充放電コンデンサ6dの電圧がゼロとなるため、電源検出回路5の出力電圧もゼロとなる。
逆流阻止ダイオード6eは、イグニッション電源IGがオフのときに、充放電コンデンサ6dから電荷が放出されることにより生じる電流が逆流することを防止するものである。逆流阻止ダイオード6eのアノードは、イグニッション電源IGと接続されている。逆流阻止ダイオード6eのカソードは、抵抗6aの第1端、抵抗6cの第1端及び放電促進ダイオード7のカソードと接続されている。
放電促進ダイオード7は、充放電コンデンサ6dの放電速度を充電速度より速くする用途で使用されている。放電促進ダイオード7のアノードは、抵抗6aの第2端、抵抗6bの第1端、充放電コンデンサ6dの第1端及び制御回路8のモード入力端8modと接続されている。放電促進ダイオード7のカソードは、抵抗6aの第1端、抵抗6cの第1端及び逆流阻止ダイオード6eのカソードと接続されている。つまり、放電促進ダイオード7は抵抗6aと並列に接続されている。なお、放電促進ダイオード7は、特許請求の範囲に記載の放電促進部に相当する。
以下、放電促進ダイオード7によって充放電コンデンサ6dの放電速度が充電速度より速くなることについて説明する。
イグニッション電源IGがオンのとき、放電促進ダイオード7には逆バイアスがかけられている。したがって、放電促進ダイオード7には電流が流れず、イグニッション電源IGからの電流は抵抗6aを流れる。充放電コンデンサ6dが満充電でない場合、充放電コンデンサ6dに電荷が充電される。このとき、充電についての時定数はおおよそ抵抗6aの抵抗値に比例する。
イグニッション電源IGがオフのとき、充放電コンデンサ6dに電荷が残っている場合、放電促進ダイオード7には順バイアスがかけられている。したがって、放電促進ダイオード7には、充放電コンデンサ6dの放電により生じる電流が流れる。充放電コンデンサ6dの放電により生じる電流は、放電促進ダイオード7を経由して流れることにより抵抗6aをバイパス(迂回)し、抵抗6cを経由してグランドに流れる。抵抗6cの抵抗値は抵抗6bの抵抗値よりはるかに小さいため、充放電コンデンサ6dの放電により生じる電流のほとんどが抵抗6cを流れる。このとき、放電についての時定数はおおよそ抵抗6cの抵抗値に比例する。これは、上述の充電時の時定数よりはるかに小さい。よって、放電速度が充電速度より速くなる。したがって、放電促進ダイオード7を使用することにより、充放電コンデンサ6dの放電速度を充電速度よりも速くすることができる。
以上をまとめると、電源検出回路5は、イグニッション電源IGがオンのとき、イグニッション電源IGの電圧を分圧して制御回路8のモード入力端8modに出力する。また、電源検出回路5は、イグニッション電源IGがオンになると充放電コンデンサ6dを充電し、イグニッション電源IGがオフになると充放電コンデンサ6dから放電する。そして、この際、放電促進ダイオード7により抵抗6aが迂回されることにより、充放電コンデンサ6dの放電速度は、充電速度より速くなる。
制御回路8は、電源入力端8powとモード入力端8modとを備える。電源入力端8powは、定電圧回路4の出力端と接続されている。モード入力端8modは、電源検出回路5の出力端と接続されている。また、制御回路8は、機器9と接続されている。機器9は、液晶表示器、指針を動作させるステッピングモータ等である。制御回路8は、例えばマイクロコントローラを用いて構成される。なお、電源入力端8powは特許請求の範囲に記載の第1入力端に、モード入力端8modは特許請求の範囲に記載の第2入力端に、それぞれ相当する。
制御回路8は、電源入力端8powに入力された、定電圧回路4からの出力電圧を動作電圧とする。また、制御回路8は、モード入力端8modに入力された、電源検出回路5からの電圧が閾値Th以上か否かによって、通常モードで動作すべきか低消費電力モード(スリープモード)で動作すべきかを判定する。そして、制御回路8は、モード入力端8modの電圧が閾値Th以上のときは通常モードで動作し、モード入力端8modの電圧が閾値Th未満になったときは、オフ処理を実行したのち、低消費電力モードで動作する。オフ処理とは、例えば制御回路8に接続された機器9の停止処理であり、例えば、指針を初期位置に戻す処理、積算走行距離を記憶させる処理等である。この低消費電力モードへの移行により、バッテリーの消費電力を低減することができる。
制御回路8は、通常モードで動作する際、図示しない車載ECU(Electronic Control Unit)からの情報に基づき機器9に車両情報を表示することができる。また、制御回路8は、低消費電力モードで動作する際、必要最小限の機能部のみを機能させ、その他の機能部を機能させない。上記必要最小限の機能部は、例えば、電源検出回路5からの電圧を閾値と比較しつつ監視する電圧監視機能部、時刻を計測するクロック機能部等である。上記その他の機能部は、例えば、車載ECUからの情報を受け取る情報受信機能部、機器9を制御する機器制御機能部等である。
電源安定時において、イグニッション電源IGがオンからオフになったときの、制御回路8のモード移行について、電源検出回路5の出力電圧との関係も示しつつ、図2を参照しながら説明する。なお、この説明において、バッテリー電源Bは安定して13Vの電圧を供給しているものとする。
イグニッション電源IGがオンのとき、電源検出回路5の出力電圧は閾値Th以上であり、制御回路8は通常モードで動作している。
図2に示すTaのタイミングで、図2(a)に示すとおりイグニッション電源IGがオフになっても、図2(b)に示すとおり、電源検出回路5の出力電圧はすぐにゼロとはならない。これは、充放電コンデンサ6dから徐々に電荷が放出されることにより、徐々に電源検出回路5の出力電圧が下がるからである。電源検出回路5の電圧が多少下がっても閾値Th以上であれば、図2(c)に示すとおり、制御回路8は通常モードのまま動作する。
引き続き、図2(b)に示すとおり電源検出回路5の出力電圧が下がり、図2に示すTbのタイミングで閾値Th未満となったとき、図2(c)に示すとおり、制御回路8はオフ処理を開始する。そして、オフ処理が図2に示すTcのタイミングで終了し、制御回路8は低消費電力モードで動作する。
以上、計器装置1の構成について説明した。次に、バッテリー電源Bの電圧が不安定な場合における計器装置1の動作について、図3を参照しながら説明する。
バッテリー電源Bは通常、安定した電圧を発生させる。しかし、例えば、バッテリーに不具合が生じている場合、バッテリーの残量がない場合などにおいて、車両をキックスタートなどのスタータ操作にて作動させた場合、バッテリー電源Bは、図3(a)に示すとおり、不安定な電圧を発生させる。このときの出力電圧は、短い周期でオンとオフを繰り返し、また、通常より高い電圧となっている。短い周期とは、例えば300Hzであり、通常より高い電圧とは、例えば18Vである。
図3(a)は、バッテリー電源B及びイグニッション電源IGが300Hzの周期でオン/オフを繰り返し、バッテリー電源B及びイグニッション電源IGの出力電圧が通常の13Vより高い18Vである場合を例示している。また、イグニッション電源IGのイグニッションスイッチSWは図3において常にオンである。
イグニッション電源IGがオン/オフを繰り返すと、電源検出回路5に入力される電圧もオン/オフを繰り返す。そして、充放電コンデンサ6dも充放電を繰り返すため、図3(b)に示すとおり、充放電コンデンサ6dの電圧、つまりは電源検出回路5の出力電圧が上下する。このとき、出力電圧はすぐには閾値Thを下回らないので、図3(c)に示すとおり、制御回路8は通常モードで動作し続ける。
一方、バッテリー電源Bがオフ(0V)になるのに応じて、電力保持コンデンサ3から電荷が放出され、図3(d)に示すとおり、電力保持コンデンサ3の電圧が低下する。そして、定電圧回路4を通じて制御回路8に電荷が流れ込む。このとき、制御回路8は通常モードで動作しているため、多くの電荷が制御回路8の動作電力として制御回路8に流れ込む。そのため、電力保持コンデンサ3は多くの電荷を失っており、低下する電圧も大きい。
そして、バッテリー電源Bがオン(18V)になると、電荷を多く失い電圧が降下した電力保持コンデンサ3に、失った電荷を補填するように電荷が流れ込む。つまり、このとき、図3(e)に示すとおり、電力保持コンデンサ3にラッシュ電流が流れる。電源検出回路5の出力電圧が閾値Th以上である間は、制御回路8が通常モードで動作しつづけるため、バッテリー電源Bのオン/オフに応じてこの動作が繰り返される。
しかし、放電促進ダイオード7の効果により、充放電コンデンサ6dの放電速度は充電速度よりも速いため、図3(b)に示すとおり、充放電コンデンサ6dの電圧、つまり電源検出回路5の出力電圧は徐々に低下する。そして、ついには電源検出回路5の出力電圧が常に閾値Thより低くなる。このとき、図3(c)に示すとおり、制御回路8はオフ処理を開始する。制御回路8は、オフ処理が完了すると低消費電力モードで動作する。
制御回路8が低消費電力モードで動作しているとき、制御回路8はさほどの動作電力を必要としないため、バッテリー電源Bがオフになっても、電力保持コンデンサ3が失う電荷は少量となる。オフ時に失う電荷が少量であるため、バッテリー電源Bがオンになっても電力保持コンデンサ3に流れ込む電荷は少量となる。つまり、図3(e)に示すとおり、電力保持コンデンサ3に流れ込むラッシュ電流が微少となる。
以上をまとめると、バッテリー電源Bが不安定な場合に、放電促進ダイオード7を用いて充放電コンデンサ6dの放電速度を速めることによって電源検出回路5の出力電圧を閾値Th未満にし、制御回路8を低消費電力モードで動作させることができる。そして、制御回路8を低消費電力モードで動作させることにより、電力保持コンデンサ3に流れ込むラッシュ電流をより軽減できる。
以上、本発明の実施の形態に係る計器装置1について説明した。計器装置1によれば、電源検出回路5が備える放電促進ダイオード7によって放電速度を速めることにより、バッテリー電源Bが不安定な場合には制御回路8を低消費電力モードで動作させることができる。そして、制御回路8を低消費電力モードで動作させることにより、電力保持コンデンサ3に流れ込むラッシュ電流をより軽減できる。
(変形例)
本発明に係る計器装置に用いられる過電圧保護回路として、実施の形態に係る過電圧保護回路2に代えて、図4に示す過電圧保護回路2Pを用いてもよい。
過電圧保護回路2Pは、抵抗2cと、ツェナダイオード2dと、NPNトランジスタ2eと、を備える。抵抗2cの第1端には、NPNトランジスタ2eのコレクタが接続されている。この第1端が過電圧保護回路2Pの入力端2inとなる。抵抗2cの第2端には、ツェナダイオード2dのカソード及びNPNトランジスタ2eのベースが接続されている。ツェナダイオード2dのアノードは接地されている。NPNトランジスタ2eのエミッタが過電圧保護回路2Pの出力端2outとなる。
NPNトランジスタ2eのベース・エミッタ間電圧は、コレクタ電流及び周辺温度が大幅に変化しない限りはさほど変動せず、例えば0.6Vである。ツェナダイオード2dの降伏電圧は、例えば15Vである。この例において、過電圧保護回路2Pの入力端2inに、ツェナダイオード2dの降伏電圧より高い電圧、例えば24Vの電圧が加えられた場合を説明する。抵抗2cにより電圧が降下し、ツェナダイオード2dの電圧は降伏電圧である15Vに保たれる。そして、NPNトランジスタ2eのベース・エミッタ間電圧が0.6Vであるため、NPNトランジスタ2eのエミッタの電圧、つまり過電圧保護回路2Pの出力電圧は15−0.6=14.4Vとなる。よって、過電圧保護回路2Pにより、出力電圧を一定以下に抑えることができる。
過電圧保護回路2Pは、素子を3つ用いるものの、パワーツェナダイオード2aを使用する過電圧保護回路2と比べて安価に構成することができる。また、電力保持コンデンサ3にラッシュ電流が流れるとき、過電圧保護回路2PのNPNトランジスタ2eにもラッシュ電流が流れるが、本発明によって電力保持コンデンサ3に流れるラッシュ電流をより軽減できるため、NPNトランジスタ2eに流れるラッシュ電流もより軽減できる。
また、本発明に係る計器装置に用いられる電源検出回路として、実施の形態に係る電源検出回路5に代えて、図5に示す、充放電回路6Qを備える電源検出回路5Qを用いてもよい。
ノイズ阻止抵抗6fが抵抗6aの第1端と抵抗6cの第1端との間に挿入され、ノイズ阻止抵抗6gが充放電コンデンサ6dの第1端と出力端との間に挿入されている点が、充放電回路6Qと充放電回路6との差異点である。ノイズ阻止抵抗6fにより、イグニッション電源IGから生じる高周波ノイズを軽減し、充放電コンデンサ6d、制御回路8等への悪影響を防ぐことができる。ノイズ阻止抵抗6gにより、基板から制御回路8へ直接伝搬する高周波ノイズを軽減し、制御回路8の誤動作を防ぐことができる。
また、実施の形態においては、放電促進ダイオード7を使用し、充放電コンデンサ6dの放電時に抵抗6aをバイパスすることにより放電速度を充電速度より速くしているが、放電促進ダイオード7に代えてトランジスタ、サイリスタなどを使用することによって放電を促進する形態としてもよい。
また、実施の形態においては、計器装置は、車両、例えば二輪車に搭載されていたが、計器装置を船舶、航空機等のその他の乗り物や発電機などに設置することもできる。
1…計器装置
1a、1b…ダイオード
2、2P…過電圧保護回路
2a…パワーツェナダイオード
2b、2c…抵抗
2d…ツェナダイオード
2e…NPNトランジスタ
2in…入力端
2out…出力端
3…電力保持コンデンサ
4…定電圧回路
5、5Q…電源検出回路
6、6Q…充放電回路
6a〜6c…抵抗
6d…充放電コンデンサ
6e…逆流阻止ダイオード
6f、6g…ノイズ阻止抵抗
7…放電促進ダイオード
8…制御回路
8pow…電源入力端
8mod…モード入力端
9…機器
B…バッテリー電源
IG…イグニッション電源
SW…イグニッションスイッチ

Claims (5)

  1. バッテリー電源及びユーザの操作によりオン及びオフの間で切り替わるイグニッション電源と接続された計器装置であって、
    情報を表示する機器と、
    第1入力端と第2入力端とを備え、前記バッテリー電源から前記第1入力端に供給される電力を動作電力とし、前記イグニッション電源から前記第2入力端に加えられる電圧の高低に応じて通常モードと前記通常モードより動作時消費電力の少ない低消費電力モードとを切り替えて動作し、前記機器を制御する制御回路と、
    前記バッテリー電源から供給される電力を保持する電力保持コンデンサと、
    前記イグニッション電源と前記第2入力端との間に接続された抵抗と、前記第2入力端とグランドとの間に接続された充放電コンデンサと、前記抵抗と並列に接続された放電促進部と、を備える電源検出回路と、
    を備え、
    前記放電促進部は、前記イグニッション電源がオンからオフに切り替えられたとき、前記充放電コンデンサからの電流を、前記抵抗をバイパスしたうえでグランドに流す、
    計器装置。
  2. 前記バッテリー電源と前記第1入力端との間に設けられ、前記バッテリー電源側から入力される過電圧を抑制して前記第1入力端側に出力する過電圧保護回路をさらに備える、
    請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記過電圧保護回路がスイッチ手段を備えない、
    請求項2に記載の計器装置。
  4. 前記過電圧保護回路がツェナダイオードを備える、
    請求項2または3に記載の計器装置。
  5. 前記放電促進部が、前記充放電コンデンサからの電流を通し、前記イグニッション電源からの電流を規制するダイオードを備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の計器装置。
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