JP2004026050A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用表示装置において、新規にスイッチやセンサを設置することなく走行強制機能を解除する。
【解決手段】表示手段の表示を制御するために行われる入力操作ができない禁止状態において、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作とは別の入力操作が操作手段によって行われた場合、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作された場合、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力された場合に禁止状態を解除する。例えば車両のパワーウィンドウ、ワイパー、ランプ、ホーンが操作された場合や、車両用表示装置の既存の所定の2つのキーが同時に操作された場合や、所定のプッシュボタン信号が検出された場合に走行強制機能を解除する。
【選択図】 図1
【解決手段】表示手段の表示を制御するために行われる入力操作ができない禁止状態において、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作とは別の入力操作が操作手段によって行われた場合、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作された場合、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力された場合に禁止状態を解除する。例えば車両のパワーウィンドウ、ワイパー、ランプ、ホーンが操作された場合や、車両用表示装置の既存の所定の2つのキーが同時に操作された場合や、所定のプッシュボタン信号が検出された場合に走行強制機能を解除する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転中に操作を禁止する車両用表示装置に関し、例えばナビゲーション装置などに好適な車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、運転中に表示装置の画面操作をすることが危険であることから、車速信号やパーキングブレーキ信号などの車両信号を検知して、走行中は表示装置のいくつかの画面に関する操作を無効にする、いわゆる走行強制機能が知られている。しかしながら、走行強制機能が働くと運転手だけでなく、助手席の人も操作ができなくなる。そこで、この問題点を解決する従来例として、例えば特開平11−198745号公報や特許第2988083号公報には、専用の新規スイッチを設置して、それを押下しているときに限り走行強制機能を解除する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、専用のスイッチを押下しているときに限り走行強制機能を解除するので、新規にスイッチを設置することによる、部品費、車両への搭載設計費によるコストアップが問題となる。
【0004】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、新規にスイッチやセンサを設置することなく走行強制機能を解除することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作ができない禁止状態において、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作とは別の入力操作が操作手段によって行われた場合、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作された場合、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力された場合に禁止状態を解除するようにしたものである。
例えば車両のパワーウィンドウ、ワイパー、ランプ、ホーンが操作された場合や、車両用表示装置の既存の所定の2つのキーが同時に操作された場合や、所定のプッシュボタン信号が検出された場合に走行強制機能を解除する。
したがって、本発明によれば、新規にスイッチやセンサを設置することなく走行強制機能を解除することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に、本発明の一実施形態における車両用表示装置の構成を示す。表示装置1は、地図及び現在位置などのナビゲーションに関する表示や、テレビに関する表示や、電話に関する表示などを行うもので、CRT表示装置、液晶表示装置などを用いることができる。ナビゲーションに関する表示としては、地図形態変更のための表示、地図検索のための表示、施設情報検索のための表示、目的地設定のための表示、走行案内経路探索のための表示、外部情報検索のための表示等、ナビゲーションにおける各種機能表示が行われる。
【0007】
操作部2は、ナビゲーション、テレビ、電話などの表示装置1の画面切替を行うためのスイッチ、及びそれらの表示画面における操作、例えばナビゲーションにおける地図検索、目的地設定、電話番号入力などの入力操作を行うためのタッチスイッチを備えたもので、表示装置1の前面に一体的に設置されている。
【0008】
図2に、表示装置1と操作部2の外観構成を示す。表示装置1は表示画面1aを有しており、操作部2は表示装置1の表示画面1aの前面外周に設けられた枠体20に設けられている。操作部2は、図2に示すように、ナビゲーション画面への切替スイッチ2a、電話画面への切替スイッチ2b、テレビ画面への切替スイッチ2c、ラジオ画面への切替スイッチ2d、音楽CD画面への切替スイッチ2e、及びカセット画面への切替スイッチ2fを有している。
【0009】
また、操作部2は、表示画面1a上で指などによる操作を検出するタッチスイッチを有している。このタッチスイッチとしては、一対のガラス基板上に形成した透明導電膜により接触位置を検出するタイプのもの、あるいは赤外線を用いてマトリクス状にスキャン走査し遮光位置を検出するタイプのものを用いることができる。
【0010】
メイン制御装置(ECU)3は、ナビゲーション(ナビ)ECU4、電話(TEL)ECU5、テレビ(TV)ECU6及びオーディオECU7などの各種制御装置と接続されており、操作部2の操作に応じた信号を所定の制御装置に送信し、また所定の制御装置から表示データを受信して表示装置1にその表示を行わせる。
【0011】
ナビゲーションECU4は、図示しないGPS受信機などからの信号によって車両の現在位置を特定するとともに、CD−ROMなどの媒体から地図データを読み出し、車両の現在位置及び地図などのナビゲーション表示を行わせるための処理を実行する。また、このナビゲーションECU4は、画面切替スイッチ2aが操作されて表示装置1にナビゲーション表示を行っているときに、表示画面1aに地図検索、目的地設定、電話番号入力などを行うためのスイッチを表示させ、そのスイッチ表示に対応した位置のタッチスイッチ操作に応答して、地図検索、目的地設定、電話番号入力などの処理を実行するようになっている。
【0012】
また、メインECU3は、車速センサ8からの車速信号に基づいて車両が走行中であることを判定すると、上記した地図検索、目的地設定、電話番号入力などの、タッチスイッチによる入力操作を無効にして入力操作ができないようにしている。以下、このような走行中に入力操作ができないことを走行強制という。また、本実施形態においては、その走行強制を解除して運転者以外の乗員が上記した入力操作を行えるようにするために、ボデーECU9、表示装置1、または操作部2からの信号により走行強制を解除するものである。
【0013】
次に、上記した走行強制の設定及び解除の処理について、図3に示すフローチャートに従って説明する。メインECU3は、ステップ101において車速センサ8からの信号に基づき車両が走行中(例えば車速が5km/h以上)であるか否かを判定する。走行中でないことを判定したときには、ステップ102に進んで走行強制を解除した状態にする。したがって、このときにはタッチスイッチによる入力操作を行うことができる。
【0014】
また、車両が走行を開始してステップ101の判定がYESになると、ステップ103に進んで、ユーザによる走行強制解除操作がなされているか否かを判定する。走行強制解除操作がなされていないときには、ステップ104に進んで走行強制を設定し、制御装置4〜7に走行強制が設定されたことを送信で知らせる。このことより、現在、表示装置1に表示を行っている制御装置は、タッチスイッチ操作を行うために表示画面1aに表示させているスイッチのうち操作できないようにするスイッチを消去したり、スイッチ色をトーンダウンしたりして、タッチスイッチによる入力操作ができないようにする。なお、この走行強制が設定されているときでも画面切替スイッチ2a〜2fは操作可能であり、これにより画面の切替を行うことができるようになっている。
【0015】
このような状態において、ユーザが走行強制解除操作をすると、ステップ103に到来したときその判定がYESになり、ステップ102に進んで走行強制を解除し、制御装置4〜7に走行強制が解除されたことを送信で知らせる。このことにより、現在、表示装置1に表示を行っている制御装置は、タッチスイッチによる入力操作ができる通常状態に復帰することになる。
【0016】
次に、ユーザによる走行強制解除操作を説明する。最初の例は、ナビあるいはディスプレイ以外の既存するスイッチを操作している間は、走行強制解除操作をしていると判定する。例えばパワーウインド、ワイパー、ランプ、ホーンのスイッチを操作しているときである。パワーウインドの場合、助手席に座っている人が助手席側のパワーウインドウを操作しながら、助手席の人のナビ操作を可能にする場合や、運転席に座っている人が運転席側のパワーウィンドウを操作することで、助手席の人のナビ操作を可能にする場合が考えられる。パワーウィンドウの操作は、図1のボデーECU9で検知され、メインECU3に送信されることで走行強制解除判定がなされる。
【0017】
2番目の例は、図1の操作部2の操作スイッチを2つ同時に押しているときに、走行強制解除操作をしていると判定する。例えば、図2のラジオ画面への切替スイッチ2dとカセット画面への切替スイッチ2fを同時に押しているとき、ナビ操作を可能にする。助手席に座っている人は片手で操作スイッチ2つを同時に押し、もう片方の手でナビを操作することができる。運転手は片手で操作スイッチを2つ同時に押し、もう片方の手でナビ操作するのは、走行中はそもそも不可能なのでなされることはない。
【0018】
3番目の例は、携帯電話を利用したものである。携帯電話は、有線あるいは無線でシステムと接続されている。無線の場合は、図1の表示装置1のアンテナ1bに電波を送信する。例えば携帯電話機の“*”ボタンを押している場合は、そのPB信号を検知して走行強制解除判定をする。携帯電話の操作内容は表示装置1に送信され、次にメインECU3に送信される。メインECU3では、受信した内容によって、走行強制解除判定をしてユーザのタッチスイッチによる入力操作が可能になる。
以上の3つの例はどれも既存のスイッチを利用することで走行強制の解除を実現するもので、部品代がかからないという利点がある。
【0019】
以上説明した実施形態では、走行強制の対象となるスイッチとして、表示画面1aに表示されたタッチスイッチを例に挙げたが、本発明はタッチスイッチに限定するものではない。例えば、ナビゲーションにおける地図検索、目的地設定、電話番号入力などの入力操作を、表示画面1aの前面外周に設けられた枠体20に切替スイッチ2a〜2fとは別のメカニカルスイッチを設け、あるいは無線通信を行うリモコンに同様な機能を有するスイッチを設け、これらのスイッチによる入力操作に対し、上記実施形態と同様な手法により走行強制及びその解除を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の表示装置と操作部の外観を示す構成図である。
【図3】図1のメインECUの処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置
2 操作部
2a ナビゲーション画面への切替スイッチ
2b 電話画面への切替スイッチ
2c テレビ画面への切替スイッチ
2d ラジオ画面への切替スイッチ
2e 音楽CD画面への切替スイッチ
2f カセット画面への切替スイッチ
3 メインECU
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転中に操作を禁止する車両用表示装置に関し、例えばナビゲーション装置などに好適な車両用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、運転中に表示装置の画面操作をすることが危険であることから、車速信号やパーキングブレーキ信号などの車両信号を検知して、走行中は表示装置のいくつかの画面に関する操作を無効にする、いわゆる走行強制機能が知られている。しかしながら、走行強制機能が働くと運転手だけでなく、助手席の人も操作ができなくなる。そこで、この問題点を解決する従来例として、例えば特開平11−198745号公報や特許第2988083号公報には、専用の新規スイッチを設置して、それを押下しているときに限り走行強制機能を解除する方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、専用のスイッチを押下しているときに限り走行強制機能を解除するので、新規にスイッチを設置することによる、部品費、車両への搭載設計費によるコストアップが問題となる。
【0004】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、新規にスイッチやセンサを設置することなく走行強制機能を解除することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作ができない禁止状態において、表示手段の表示を制御するために行われる入力操作とは別の入力操作が操作手段によって行われた場合、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作された場合、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力された場合に禁止状態を解除するようにしたものである。
例えば車両のパワーウィンドウ、ワイパー、ランプ、ホーンが操作された場合や、車両用表示装置の既存の所定の2つのキーが同時に操作された場合や、所定のプッシュボタン信号が検出された場合に走行強制機能を解除する。
したがって、本発明によれば、新規にスイッチやセンサを設置することなく走行強制機能を解除することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に、本発明の一実施形態における車両用表示装置の構成を示す。表示装置1は、地図及び現在位置などのナビゲーションに関する表示や、テレビに関する表示や、電話に関する表示などを行うもので、CRT表示装置、液晶表示装置などを用いることができる。ナビゲーションに関する表示としては、地図形態変更のための表示、地図検索のための表示、施設情報検索のための表示、目的地設定のための表示、走行案内経路探索のための表示、外部情報検索のための表示等、ナビゲーションにおける各種機能表示が行われる。
【0007】
操作部2は、ナビゲーション、テレビ、電話などの表示装置1の画面切替を行うためのスイッチ、及びそれらの表示画面における操作、例えばナビゲーションにおける地図検索、目的地設定、電話番号入力などの入力操作を行うためのタッチスイッチを備えたもので、表示装置1の前面に一体的に設置されている。
【0008】
図2に、表示装置1と操作部2の外観構成を示す。表示装置1は表示画面1aを有しており、操作部2は表示装置1の表示画面1aの前面外周に設けられた枠体20に設けられている。操作部2は、図2に示すように、ナビゲーション画面への切替スイッチ2a、電話画面への切替スイッチ2b、テレビ画面への切替スイッチ2c、ラジオ画面への切替スイッチ2d、音楽CD画面への切替スイッチ2e、及びカセット画面への切替スイッチ2fを有している。
【0009】
また、操作部2は、表示画面1a上で指などによる操作を検出するタッチスイッチを有している。このタッチスイッチとしては、一対のガラス基板上に形成した透明導電膜により接触位置を検出するタイプのもの、あるいは赤外線を用いてマトリクス状にスキャン走査し遮光位置を検出するタイプのものを用いることができる。
【0010】
メイン制御装置(ECU)3は、ナビゲーション(ナビ)ECU4、電話(TEL)ECU5、テレビ(TV)ECU6及びオーディオECU7などの各種制御装置と接続されており、操作部2の操作に応じた信号を所定の制御装置に送信し、また所定の制御装置から表示データを受信して表示装置1にその表示を行わせる。
【0011】
ナビゲーションECU4は、図示しないGPS受信機などからの信号によって車両の現在位置を特定するとともに、CD−ROMなどの媒体から地図データを読み出し、車両の現在位置及び地図などのナビゲーション表示を行わせるための処理を実行する。また、このナビゲーションECU4は、画面切替スイッチ2aが操作されて表示装置1にナビゲーション表示を行っているときに、表示画面1aに地図検索、目的地設定、電話番号入力などを行うためのスイッチを表示させ、そのスイッチ表示に対応した位置のタッチスイッチ操作に応答して、地図検索、目的地設定、電話番号入力などの処理を実行するようになっている。
【0012】
また、メインECU3は、車速センサ8からの車速信号に基づいて車両が走行中であることを判定すると、上記した地図検索、目的地設定、電話番号入力などの、タッチスイッチによる入力操作を無効にして入力操作ができないようにしている。以下、このような走行中に入力操作ができないことを走行強制という。また、本実施形態においては、その走行強制を解除して運転者以外の乗員が上記した入力操作を行えるようにするために、ボデーECU9、表示装置1、または操作部2からの信号により走行強制を解除するものである。
【0013】
次に、上記した走行強制の設定及び解除の処理について、図3に示すフローチャートに従って説明する。メインECU3は、ステップ101において車速センサ8からの信号に基づき車両が走行中(例えば車速が5km/h以上)であるか否かを判定する。走行中でないことを判定したときには、ステップ102に進んで走行強制を解除した状態にする。したがって、このときにはタッチスイッチによる入力操作を行うことができる。
【0014】
また、車両が走行を開始してステップ101の判定がYESになると、ステップ103に進んで、ユーザによる走行強制解除操作がなされているか否かを判定する。走行強制解除操作がなされていないときには、ステップ104に進んで走行強制を設定し、制御装置4〜7に走行強制が設定されたことを送信で知らせる。このことより、現在、表示装置1に表示を行っている制御装置は、タッチスイッチ操作を行うために表示画面1aに表示させているスイッチのうち操作できないようにするスイッチを消去したり、スイッチ色をトーンダウンしたりして、タッチスイッチによる入力操作ができないようにする。なお、この走行強制が設定されているときでも画面切替スイッチ2a〜2fは操作可能であり、これにより画面の切替を行うことができるようになっている。
【0015】
このような状態において、ユーザが走行強制解除操作をすると、ステップ103に到来したときその判定がYESになり、ステップ102に進んで走行強制を解除し、制御装置4〜7に走行強制が解除されたことを送信で知らせる。このことにより、現在、表示装置1に表示を行っている制御装置は、タッチスイッチによる入力操作ができる通常状態に復帰することになる。
【0016】
次に、ユーザによる走行強制解除操作を説明する。最初の例は、ナビあるいはディスプレイ以外の既存するスイッチを操作している間は、走行強制解除操作をしていると判定する。例えばパワーウインド、ワイパー、ランプ、ホーンのスイッチを操作しているときである。パワーウインドの場合、助手席に座っている人が助手席側のパワーウインドウを操作しながら、助手席の人のナビ操作を可能にする場合や、運転席に座っている人が運転席側のパワーウィンドウを操作することで、助手席の人のナビ操作を可能にする場合が考えられる。パワーウィンドウの操作は、図1のボデーECU9で検知され、メインECU3に送信されることで走行強制解除判定がなされる。
【0017】
2番目の例は、図1の操作部2の操作スイッチを2つ同時に押しているときに、走行強制解除操作をしていると判定する。例えば、図2のラジオ画面への切替スイッチ2dとカセット画面への切替スイッチ2fを同時に押しているとき、ナビ操作を可能にする。助手席に座っている人は片手で操作スイッチ2つを同時に押し、もう片方の手でナビを操作することができる。運転手は片手で操作スイッチを2つ同時に押し、もう片方の手でナビ操作するのは、走行中はそもそも不可能なのでなされることはない。
【0018】
3番目の例は、携帯電話を利用したものである。携帯電話は、有線あるいは無線でシステムと接続されている。無線の場合は、図1の表示装置1のアンテナ1bに電波を送信する。例えば携帯電話機の“*”ボタンを押している場合は、そのPB信号を検知して走行強制解除判定をする。携帯電話の操作内容は表示装置1に送信され、次にメインECU3に送信される。メインECU3では、受信した内容によって、走行強制解除判定をしてユーザのタッチスイッチによる入力操作が可能になる。
以上の3つの例はどれも既存のスイッチを利用することで走行強制の解除を実現するもので、部品代がかからないという利点がある。
【0019】
以上説明した実施形態では、走行強制の対象となるスイッチとして、表示画面1aに表示されたタッチスイッチを例に挙げたが、本発明はタッチスイッチに限定するものではない。例えば、ナビゲーションにおける地図検索、目的地設定、電話番号入力などの入力操作を、表示画面1aの前面外周に設けられた枠体20に切替スイッチ2a〜2fとは別のメカニカルスイッチを設け、あるいは無線通信を行うリモコンに同様な機能を有するスイッチを設け、これらのスイッチによる入力操作に対し、上記実施形態と同様な手法により走行強制及びその解除を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用表示装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の表示装置と操作部の外観を示す構成図である。
【図3】図1のメインECUの処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置
2 操作部
2a ナビゲーション画面への切替スイッチ
2b 電話画面への切替スイッチ
2c テレビ画面への切替スイッチ
2d ラジオ画面への切替スイッチ
2e 音楽CD画面への切替スイッチ
2f カセット画面への切替スイッチ
3 メインECU
Claims (9)
- 表示手段と、
前記表示手段の表示に基づいて操作者が入力操作する操作手段と、
前記入力操作に応じて前記表示手段の表示を制御するとともに、車両の走行中に前記入力操作ができない禁止状態にする制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記禁止状態において、前記表示手段の表示を制御するために行われる前記入力操作とは別の入力操作が前記操作手段によって行われた場合、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作された場合、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力された場合、に前記禁止状態を解除するよう構成されている車両用表示装置。 - 前記操作手段は、前記表示手段の表示に基づいて前記操作者が入力操作可能な複数のスイッチを含んで構成され、
前記制御手段は、前記車両の走行中に前記複数のスイッチのいずれかによる前記入力操作ができない状態とするよう構成されている請求項1に記載の車両用表示装置。 - 前記操作手段は複数のスイッチを含んで構成され、
前記制御手段は、前記禁止状態において、前記操作手段における前記複数のスイッチが同時に入力操作された場合に前記禁止状態を解除するよう構成されている請求項1に記載の車両用表示装置。 - 前記制御手段は、前記禁止状態において、前記操作手段における前記複数のスイッチが同時に入力操作された場合に前記禁止状態を解除するよう構成されている請求項2に記載の車両用表示装置。
- 前記車両にあらかじめ設置されたスイッチは、パワーウインドウに関するスイッチ、ワイパーに関するスイッチ、ランプに関するスイッチ、ホーンに関するスイッチのいずれかである請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
- 電子機器は携帯端末である請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
- 前記表示手段には、地図形態変更のための表示、地図検索のための表示、施設情報検索のための表示、目的地設定のための表示、走行案内経路探索のための表示、外部情報検索のための表示等、ナビゲーションにおける各種機能表示が行われ、
前記制御手段は、前記ナビゲーションにおける各種機能表示のいずれかについて前記入力操作ができない禁止状態とするよう構成されている請求項1乃至6のいずれか1つに記載の車両用表示装置。 - 前記制御手段は、
前記表示手段の表示を制御するために行われる前記入力操作とは別の入力操作が前記操作手段によって行われている間、又は、車両自体の機能を動作させるために車両にあらかじめ設置されたスイッチが入力操作されている間、又は、車両に接続され前記車両自体の機能と異なる機能を有する電子機器の該機能を動作させるためにあらかじめ設置されたスイッチが入力されている間、前記禁止状態を解除するよう構成されている請求項1乃至7のいずれか1つに記載の車両用表示装置。 - 前記制御手段は、前記操作手段の入力操作ができない禁止状態としたときから所定期間の間前記禁止状態の解除を継続するよう構成されている請求項1乃至7のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002186669A JP2004026050A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 車両用表示装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002186669A JP2004026050A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 車両用表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004026050A true JP2004026050A (ja) | 2004-01-29 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2004026050A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009113602A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Denso Corp | 車両用表示装置 |
JP2009255609A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Denso Corp | 遠隔操作装置 |
US8416219B2 (en) | 2007-09-26 | 2013-04-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Operating device and operating system |
JP2016203708A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 車両用操作装置 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002186669A patent/JP2004026050A/ja active Pending
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KR100918606B1 (ko) | 2005-07-29 | 2009-09-25 | 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 | 차량용 조작 장치 |
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