JP2008049873A - ポータブル機器機能制限装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で、運転者から視認可能なポータブル機器の機能制限を行うことができるポータブル機器機能制限装置を提供する。
【解決手段】車両が走行中の場合には、表示制御装置19は運転席や助手席以外のエリアに表示許可信号を発信し、テレビ映像やDVD映像を車両の中央席、後席近傍に設置されたポータブル映像表示装置2B、2Cのみに表示させ、運転席や助手席近傍に設置されたポータブル映像表示装置2Aを非表示とすることにより、車両の走行中に運転者がポータブル映像表示装置2Aに表示される映像に気を取られることがなくなり、運転に集中することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行状態に応じて、車両内で利用可能なポータブル機器の機能制限を行うポータブル機器機能制限装置に関する。
従来、車両内において、テレビやテレビ電話など映像を表示する映像表示装置がある。
車両の走行中に映像が表示されていると、運転者が表示画面に見入ってしまい、運転に集中することができない。
そこでこのような映像表示装置では、車両が走行中の場合には運転者が見ることができる位置に備えられた表示画面の映像を消して運転者が表示画面に見入ってしまうことがないようにし、車両が停車したときにのみ映像を表示するといったことが行われている。
また他の例として、たとえば特許文献1に記載の装置では、車両が走行中の場合には、運転者が表示画面を見ることができないように画面の向きを変え、運転者が運転に集中できるようにしている。
このような映像表示装置は、表示画面があらかじめ定められた位置に取り付けられていることを前提とし、その設置位置に従って運転者から見える位置にある表示画面について、車両の走行条件に応じて映像の表示、非表示を切り替えたり、画面の向きを変えたりしている。
特開2003−054323号公報
ところで、車両内で映像を表示する装置として、車両に取り付けられた映像発信装置から発信された電波を車両内の任意の位置で受信して、映像を表示可能なポータブル映像表示装置がある。
このようなポータブル映像表示装置は、車両内の任意の位置で映像を表示可能であるため、その設置位置が特定できない。
したがって、車両の走行状態に応じて運転者から見える位置にある映像表示装置の表示、非表示を切り替えたりしようとする場合、ポータブル映像表示装置の設置位置が特定できないため、映像表示装置があらかじめ所定の位置に取り付けられていることを前提とする従来の技術を適用することはできない。
また、ポータブル映像表示装置の位置を検出して、運転者から見える位置にあるポータブル映像表示装置の映像表示の表示、非表示を切り替えることも考えられるが、位置検出処理を行わねばならず、処理負荷が高くなるといった問題があった。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、簡素な構成で、運転者から視認可能なポータブル機器の機能制限を行うことができるポータブル機器機能制限装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両状態判断手段によって車両が走行中であるか停車中であるかを判断し、判断結果にもとづいて、信号発信手段から車両内の所定エリアに信号を発信し、信号発信手段から発信された信号にもとづいて車両内で利用可能なポータブル機器の機能制限を機能制限手段が行うものとした。
本発明によれば、所定エリア内に存在するポータブル機器そのものの機能制限を行うことにより、簡素な構成で運転者の近くにあるポータブル機器のみ機能制限を行うことができ、運転者によるポータブル機器の使用を制限して運転に集中させることができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
まず第1の実施例について説明する。
なお本実施例は、車両が走行中である場合に、運転者から表示画面を視認できない席(中央席、後席)に表示許可信号を発信して、表示許可信号を受信したポータブル機器のみが映像を表示可能なものである。
図1に、車載用映像表示システムの全体構成を示す。
テレビチューナ15、パーキングブレーキ16、スピードセンサ17から各種の信号を受信し、映像発信機18を通じて映像を無線によって配信する車載機10と、配信された映像信号を受信して映像を表示するポータブル映像表示装置2A、2B、2Cと、ポータブル映像表示装置2A、2B、2Cの映像表示の表示、非表示を切り替える表示許可信号を発信する表示制御装置19とより車載用映像表示システム1が構成される。
テレビチューナ15は、電波によって放送されているテレビ信号を受信し、テレビ映像と音声とに復調を行い、復調後のテレビ映像および音声を車載機10に出力する。
なお、テレビチューナ15は車載機10内に備えることもできる。
パーキングブレーキ16は、パーキングブレーキのON/OFFを検出し、検出結果を車載機10へ出力する。
スピードセンサ17は、車両の速度を検出するものであり、検出結果を車載機10へ出力する。
なお、パーキングブレーキのON/OFFの検出方法、および車両の速度の検出方法は、適宜の方法を用いることができる。
車載機10は、映像表示制御部11とメディア再生部12とを備える。
メディア再生部12は、DVDを再生する機能を有する。
映像表示制御部11は、テレビ映像またはDVD映像を映像発信機18に出力する。
映像発信機18は、車両内の全席に無線通信によって映像信号を配信する。
映像表示制御部11はさらに、パーキングブレーキ16およびスピードセンサ17から入力されたパーキングブレーキON/OFF信号と車速とにもとづいて、車両の走行状態を判定し、判定結果を表示制御装置19へ出力する。
表示制御装置19は、車載機10によって判定された車両の走行状態に応じて、車両内の全域に表示許可信号を出力したり、車両内の特定エリアのみに表示許可信号を出力したりする。
なお表示制御装置19による表示許可信号の発信方法としては、たとえば赤外線通信などの指向性があり、かつ反射が少ないものを用いる。
ポータブル映像表示装置2Aは、映像発信機18より車両内に無線で配信された映像信号を受信する映像受信部20Aと、表示制御装置19が発信した表示許可信号を受信する表示許可信号受信部21Aと、表示許可信号受信部21Aによる受信結果にもとづいて映像の表示、非表示の切り替え制御を行う表示規制判断部22Aとを備える。
なお、ポータブル映像表示装置2B、2Cについてもポータブル映像表示装置2Aと同様にそれぞれ映像受信部、表示許可信号受信部、表示規制判断部を備える。
またポータブル映像表示装置2A〜2Cは、それぞれ図示しない表示画面を備え、映像受信部によって受信された映像信号を表示画面に表示する。
図2に、各部の取り付け位置を示す。
なお車両50は、最前列の前席51(運転席と助手席とを含む)と、最後列の後席53と、前席51と後席53の間の中央席52とを有するものとする。
車両50の室内に、車載機10と映像発信機18を取り付ける。
車載機10は、たとえば計器パネル54における車両の幅方向の中央位置など、操作者から操作しやすい位置に取り付けられる。
映像発信機18は、車両50内の全域に映像信号を配信することができる位置に取り付けられる。
車両50の前席上部の天井に、表示制御装置19が取り付けられる。
表示制御装置19は、車両内の全域に表示許可信号を送信する場合と、車両内の特定エリア、具体的には車両の前席51以外のエリアに表示許可信号を送信する場合とに切り替え可能となっている。
したがって、表示制御装置19が車両内の特定エリアに表示許可信号を送信している場合には、ポータブル映像表示装置2B、2Cのみが、表示許可信号を受信することができる。
一方、表示制御装置19が車両内の全域にわたって表示許可信号を送信している場合には、ポータブル映像表示装置2A、2B、2Cのすべてが表示許可信号を受信することができる。
なお図2では、表示制御装置19が車両内の特定エリア(前席51以外のエリア)に表示許可信号を送信している様子を示している。
テレビチューナ15、パーキングブレーキ16、スピードセンサ17は、特に図2に図示しないが、適宜の場所に取り付けられている。
ポータブル映像表示装置2Aは、前席51の周囲に配置され、ポータブル映像表示装置2Bは中央席52の周囲に、ポータブル映像表示装置2Cは後席53の周囲に配置される。
なお、ポータブル映像表示装置2A〜2Cは、車両内の任意の場所に移動可能であり、車両50の乗員が手に持った状態であってもよく、車両に取り付けられた状態であってもよい。
次に、車載機10の動作について説明する。
図3に、車載機10の映像表示制御部11で行われる処理の流れを示す。
車載用映像表示システム1の電源がオンとなると、映像表示制御部11はステップ100において、操作者によって現在選択されている映像表示のソースが、テレビ(TV)またはDVDであるかどうかを判断する。
選択されたソースがテレビやDVDである場合にはステップ101へ進み、選択されたソースがテレビやDVDでない場合にはステップ100における処理を繰り返す。
ステップ101において、テレビチューナ15より入力されたテレビ映像、またはメディア再生部12で再生されたDVD映像を映像発信機18に転送する。
なお本実施例において、運転者から視認可能なポータブル映像表示装置2Aの映像の表示、非表示を切り替えることを目的とし、音声については特に定義しない。
たとえば、映像の表示、非表示にかかわらず常に音声は出力してもよく、映像の表示、非表示に連動させて音声出力のオンオフを切り替えてもよい。
次にステップ102において映像表示制御部11は、現在の車両50の走行状態を判断する。
これはスピードセンサ17から入力される車速と、パーキングブレーキ16から入力されるパーキングブレーキON/OFF情報とを用いて、車速が0km/h、かつパーキングブレーキONの場合に停車中であるものとして判定し、それ以外は車両50は走行中であるものとして判断する。
走行状態の判断後、ステップ103において、走行状態の判断結果を表示制御装置19に転送する。
すべての処理が終了すると、再びステップ100へ戻り上述の処理を繰り返す。
次に、映像発信機18の動作について説明する。
映像発信機18は、車載機10から転送されたテレビ映像、またはDVD映像を受信すると、映像信号を車両50内に無線によって配信する。
なお、映像の無線による配信方法については、現在実現されている技術を利用して配信を行う。
たとえば、受信した映像を転送用フォーマットにエンコードして、無線LAN通信で全席に行き渡るように配信する。
次に、表示制御装置19の動作について説明する。
図4に、表示制御装置で行われる処理の流れを示す。
ステップ200において表示制御装置19は、映像表示制御部11から送信された走行状態を示す信号を受信したかどうかを判断する。
走行状態を示す信号を受信した場合にはステップ201へ進み、受信していない場合には信号を受信するまでステップ200における処理を繰り返す。
ステップ201において、受信した車両の走行状態を示す信号より、車両が走行中であるか、停車中であるかの判断を行う。
車両が走行中であればステップ202へ進み、停車中である場合にはステップ203へ進む。
ステップ202において、前席51以外のエリアに表示許可信号を発信する。
これにより、ポータブル映像表示装置2B、2Cのみが表示許可信号を受信することとなる。
一方、ステップ203において、車両50の全席に表示許可信号を発信する。
これにより、ポータブル映像表示装置2A〜2Cのすべてが表示許可信号を受信することとなる。
すべての処理が終了すると、再びステップ200へ戻り上述の処理を繰り返す。
次に、ポータブル映像表示装置2A、2B、2Cが、映像を表示する手順について説明する。
なお、ポータブル映像表示装置2A、2B、2Cは同じ制御手順に従って動作するものであり、ポータブル映像表示装置2Aを代表させて動作を説明する。
図5に、ポータブル映像表示装置2Aにおける処理の流れを示す。
ステップ300において表示規制判断部22Aは、映像発信機18から送信された映像信号を映像受信部20Aが受信したかどうかを判断する。
映像受信部20Aが映像信号を受信している場合にはステップ301へ進み、受信していない場合にはステップ300における処理を繰り返す。
ステップ301において表示規制判断部22Aは、表示制御装置19から送信された表示許可信号を表示許可信号受信部21Aが受信しているかどうかを判断する。
表示許可信号を受信している場合にはステップ302へ進み、受信していない場合にはステップ303へ進む。
ステップ302において表示規制判断部22Aは、映像受信部20Aによって受信された映像をポータブル映像表示装置2Aに備えられた図示しない表示画面に表示する。
一方、ステップ303において表示規制判断部22Aは、表示画面の映像を非表示にする
ステップ302、またはステップ303の処理が終了すると、ステップ300へ戻り上述の処理を繰り返す。
ポータブル映像表示装置2B、2Cも、ポータブル映像表示装置2Aと同様に映像信号を受信し、さらに表示許可信号を受信している場合に、表示画面に映像を表示する。
したがって車両が走行中の場合には、図4のステップ202において前席51以外の中央席52、後席53に向けて、表示制御装置19から表示許可信号を発信し、図5のステップ302において表示許可信号を受信したポータブル映像表示装置2B、2Cのみが、表示画面に映像を表示する。
このように、前席51には表示許可信号が送信されないため、前席51の周囲にあるポータブル映像表示装置2Aは図5のステップ303において映像を非表示とするので、運転者の注意力がポータブル映像表示装置2Aに集まってしまうことがない。
また車両が停車中の場合には、運転者がポータブル映像表示装置2Aに表示される映像を見ていても車両の運転には影響がないため、図4のステップ203において車両50の室内全域に表示許可信号を発信し、図5のステップ302において車両50内のすべてのポータブル映像表示装置2A〜2Cに映像を表示させて、運転者もポータブル映像表示装置2Aに表示される映像を視聴可能とする。
なお本実施例において、ステップ102が本発明における車両状態判断手段を構成し、表示制御装置19が本発明における信号発信手段を構成する。また映像受信部20Aが本発明における映像信号取得手段を構成し、表示規制判断部22Aが本発明における機能制限手段を構成する。
本実施例は以上のように構成され、車両が走行中の場合には、表示制御装置19は前席51以外のエリアに表示許可信号を発信し、テレビ映像やDVD映像を中央席52、後席53近傍に設置されたポータブル映像表示装置2B、2Cのみに表示させ、前席51近傍に設置されたポータブル映像表示装置2Aを非表示とすることにより、車両の走行中に運転者がポータブル映像表示装置2Aに表示される映像に気を取られることがなくなり、運転に集中することができる。
また、車両が停車中の場合は、運転者がポータブル映像表示装置2Aに表示される映像を見ていても車両の運転には影響がないため、表示制御装置19は車両50の室内全域に表示許可信号を発信し、車両内のすべてのポータブル映像表示装置2A〜2Cに映像を表示させることにより、すべての席で、映像を視聴することができる。
なお本実施例において、車両が停車中の場合には全てのポータブル映像表示装置2A〜2Cに映像を表示させるものとしたが、全てのポータブル映像表示装置に映像を表示させるかどうかはユーザによって設定が可能であり、また、ユーザによって全てのポータブル映像表示装置に映像を表示させないように設定されている場合には、車載機10から映像発信機18に映像を転送しなくてもよい。
また車両が走行中の場合、前席51以外のエリアに表示許可信号を発信するものとしたが、これ以外にも車両が走行中の場合、前席51のうち運転席の近傍以外のエリア、すなわち、助手席と中央席52、後席53の近傍のエリアに表示許可信号を発信することもできる。
この場合には、たとえば前席51に配置されたポータブル映像表示装置の表示画面側に表示許可信号受信部を取り付け、助手席側のドア近傍の上部位置から助手席に向けて信号を発信し、表示画面が助手席側を向いているポータブル映像表示装置のみが表示許可信号を受信可能として、映像の表示を行うようにしてもよい。
これにより、ポータブル映像表示装置の表示画面の向きに応じてポータブル映像表示装置の機能制限のオンオフを切り替えることができ、車両が走行中であっても、助手席の乗員がポータブル映像表示装置を用いて映像を見ることができる。
さらに本実施例では、表示制御装置19から表示許可信号を配信するものとしたが、これと逆に、表示制御装置19から非表示信号を発信し、非表示信号を受信したポータブル映像表示装置は映像を非表示に、非表示信号を受信していないポータブル映像表示装置は映像を表示することによって、車両の走行中に運転者がポータブル映像表示装置に表示された映像を視認することができないようにしてもよい。(なお後述の第2の実施例に、信号を受信したポータブル機器が機能制限を行う例を示す。)
この場合には、非表示とするエリアに対して非表示信号を発信するので、非表示とする必要のないエリアでは確実にポータブル映像表示装置に映像を表示することが可能となる。
また、表示制御装置19から発信する表示許可信号を、赤外線を用いて発信するものとしたので、指向性があり反射の少ない信号を安価に構成することができる。
さらに、テレビ映像やDVD映像以外にも、注意力が散漫になることを防止するため運転者に見せたくない映像のソースがある場合には、テレビ映像や、DVD映像の場合と同様に表示、非表示を切り替えることができる。
なお本実施例において、ポータブル映像表示装置2A〜2Cを、運転者から表示画面を視認可能な位置である前席51近傍と、運転者から表示画面を視認できない中央席52および後席53の近傍にそれぞれ設置するものとしたが、設置されるポータブル映像表示装置の数はこれに限定されず、後席53に複数個のポータブル映像表示装置を設置したり、運転者から表示画面を視認することができない領域(中央席52と後席53の近傍)に1つだけ設置したりしてもよい。
次に第2の実施例について説明する。
本実施例では、車両が走行中の場合、運転席に機能制限信号を発信して、該機能制限信号を受信した携帯電話を使用不可とするものである。
図6に、携帯電話機能制限システムの全体構成を示す。
パーキングブレーキ16、スピードセンサ17から各種の信号を受信し、車両の走行状態を判定する車載機30と、機能制限信号を発信する機能制限信号発信装置32と、機能制限信号を受信した場合に機能制限が行われる携帯電話33とより携帯電話機能制限システム3が構成される。
パーキングブレーキ16は、パーキングブレーキのON/OFFを検出し、検出結果を車載機30へ出力する。
スピードセンサ17は、車両の速度を検出するものであり、検出結果を車載機30へ出力する。
なお、パーキングブレーキ16によるパーキングブレーキのON/OFFの検出方法、およびスピードセンサ17による車両の速度の検出方法は、適宜の方法を用いることができる。
車載機30は、パーキングブレーキ16およびスピードセンサ17から入力されたパーキングブレーキON/OFF信号と車速とにもとづいて、車両の走行状態を判定する走行状態判定部31を備える。
走行状態判定部31は、車両が停車中であるか、走行中であるかを判断するものである。
機能制限信号発信装置32は、車載機30の走行状態判定部31で判定された車両の走行状態の判定結果を受け取り、車両が走行中である場合に機能制限信号を運転席付近にのみ発信するものである。
なお、機能制限信号発信装置32による機能制限信号の発信方法としては、たとえば赤外線通信などの指向性があり、かつ反射が少ないものを用いる。
携帯電話33は、電話としての一般的な機能(たとえば、電話をかける、通話を行うなど)を実行する携帯基本機能部34と、機能制限信号発信装置32が発信した機能制限信号を受信するための機能制限信号受信部35とより構成される。
また機能制限信号受信部35は、機能制限信号を受信すると、携帯基本機能部34による携帯電話の各種機能を使用不可とする。
次に、各部の動作について説明する。
まず、車載機30の走行状態判定部31が、車両の現在の走行状態を判断する。
これは、スピードセンサ17から入力される車速と、パーキングブレーキ16から入力されるパーキングブレーキON/OFF情報とを用いて、車速が0km/h、かつパーキングブレーキONの場合に停車中であるものとして判定し、それ以外は車両は走行中であるものとして判断する。
走行状態判定部31は、走行状態の判定後、判定結果を機能制限信号発信装置32に転送する。
次に、機能制限信号発信装置32は、車載機30から送信された走行状態の判定結果を受信し、車両が走行中であるか停車中であるかを判断する。
車両が走行中である場合には、機能制限信号発信装置32は運転席付近に向けて機能制限信号を発信する。
一方、車両が停車中である場合には、機能制限信号発信装置32からは何も発信されない。
続いて、携帯電話33の機能制限信号受信部35は、機能制限信号発信装置32から送信された機能制限信号を受信したかどうかを判断する。
機能制限信号受信部35は、機能制限信号を受信すると、携帯基本機能部34による携帯電話の各種機能を使用不可とする。これにより、携帯電話の発信および着信などの操作を行うことができなくなる。
一方、機能制限信号受信部35は、機能制限信号を受信していない場合には、携帯基本機能部34による携帯電話の各種機能の実行を許可する。
なお本実施例において、走行状態判定部31が本発明における車両状態判断手段を構成し、機能制限信号発信装置32が本発明における信号発信装置を構成する。また機能制限信号受信部35が本発明における機能制限手段を構成し、携帯電話33が本発明におけるポータブル電話を構成する。
本実施例は以上のように構成され、車両が走行中の場合には機能制限信号発信装置32から運転席付近に向けて機能制限信号を発信することにより、携帯電話33の機能制限信号受信部35が携帯電話の使用を不可とするので、運転者が車両の運転を行いながら携帯電話の操作を行うことが不可となり、運転者は車両の操作に集中することができる。
なお本実施例では、機能制限信号発信装置32から機能制限信号を発信するものとしたが、これとは逆に機能制限信号発信装置32から許可信号を発信し、許可信号を受信した携帯電話33は各種の機能の実行を許可し、許可信号を受信していない携帯電話33は各種の機能の実行を制限するようにしてもよい。
車載用映像表示システムの全体構成を示す図である。 車載用映像表示システムの車両への取り付け位置を示す図である。 車載機の映像表示制御部で行われる処理の流れを示す図である。 表示制御装置で行われる処理の流れを示す図である。 ポータブル映像表示装置における処理の流れを示す図である。 携帯電話機能制限システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1 車載用映像表示システム
2A、2B、2C ポータブル映像表示装置
3 携帯電話機能制限システム
10、30 車載機
11 映像表示制御部
12 メディア再生部
15 テレビチューナ
16 パーキングブレーキ
17 スピードセンサ
18 映像発信機
19 表示制御装置
20A 映像受信部
21A 表示許可信号受信部
22A 表示規制判断部
31 走行状態判定部
32 機能制限信号発信装置
33 携帯電話
34 携帯基本機能部
35 機能制限信号受信部

Claims (11)

  1. 車両が走行中であるか停車中であるかを判断する車両状態判断手段と、
    該車両状態判断手段による判断結果にもとづいて、車両内の所定エリアに信号を発信する信号発信手段と、
    車両内で利用可能なポータブル機器に備えられ、前記信号発信手段から発信された信号にもとづいてポータブル機器の機能制限を行う機能制限手段とを備えることを特徴とするポータブル機器機能制限装置。
  2. 前記ポータブル機器は表示画面を備え、
    前記信号発信手段は、前記車両状態判断手段によって車両が走行中であるものとして検出されている場合に、車両の運転者から前記ポータブル機器の表示画面を視認することができない第1の所定エリアに信号を発信し、
    前記機能制限手段は、前記信号を受信した場合に前記ポータブル機器の機能の使用を許可することを特徴とする請求項1に記載のポータブル機器機能制限装置。
  3. 前記ポータブル機器は表示画面を備え、
    前記信号発信手段は、前記車両状態判断手段によって車両が走行中であるものとして検出されている場合に、車両の運転者から前記ポータブル機器の表示画面を視認することができる第2の所定エリアに信号を発信し、
    前記機能制限手段は、前記信号を受信した場合に前記ポータブル機器の機能の使用を制限することを特徴とする請求項1に記載のポータブル機器機能制限装置。
  4. 前記ポータブル機器は、車両内に無線で配信されている映像信号を取得する映像信号取得手段を備えるポータブル映像表示装置であることを特徴とする請求項2または3に記載のポータブル機器機能制限装置。
  5. 前記ポータブル機器は、ポータブル電話機であり、
    前記信号発信手段は、前記車両状態判断手段によって車両が走行中であるものとして検出されている場合に、車両の運転席を含む第3の所定エリアに信号を発信し、
    前記機能制限手段は、前記信号を受信した場合に前記ポータブル電話機の機能の使用を許可することを特徴とする請求項1に記載のポータブル機器機能制限装置。
  6. 前記ポータブル機器は、ポータブル電話機であり、
    前記信号発信手段は、前記車両状態判断手段によって車両が走行中であるものとして検出されている場合に、車両の運転席を含む所定エリア以外の第4の所定エリアに信号を発信し、
    前記機能制限手段は、前記信号を受信した場合に前記ポータブル電話機の機能の使用を制限することを特徴とする請求項1に記載のポータブル機器機能制限装置。
  7. 前記信号発信手段から発信される信号は、指向性があり反射の少ないものとすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載のポータブル機器機能制限装置。
  8. 前記指向性があり反射が少ない信号は、赤外線であることを特徴とする請求項7に記載のポータブル機器機能制限装置。
  9. 車両が走行中であるか停車中であるかに応じて、車両内で利用可能なポータブル機器のうち、車両内の所定エリアに存在する前記ポータブル機器の機能制限を行うことを特徴とするポータブル機器機能制限装置。
  10. 車両が走行中であるか停車中であるかを判断し、
    車両が走行中であるか停車中であるかの判断結果にもとづいて、車両内の所定エリアに信号を発信し、
    該発信された信号にもとづいて、車両内で利用可能なポータブル機器の機能制限を行うことを特徴とするポータブル機器機能制限方法。
  11. 車両が走行中であるか停車中であるかに応じて、車両内で利用可能なポータブル機器を、車両内のエリアごとに機能制限を行うことを特徴とするポータブル機器機能制限方法。
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