JP2004022045A - 情報記録媒体と情報再生装置と情報記録装置及びプログラム - Google Patents
情報記録媒体と情報再生装置と情報記録装置及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プリスタンプで形成した書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域からなる情報記録媒体の記録済み領域への書き込みを禁止できるようにする。
【解決手段】記録済み領域50aが書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域であり、そのプリスタンプ領域に記録済み領域50aと未記録領域50bとからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録し、プリスタンプ領域のデータに対応する少なくとも一部をプリレコードしたリードイン情報を記録した光ディスク50。上記情報に基づいてプリスタンプ領域への書き込みを禁止できる。
【選択図】 図4
【解決手段】記録済み領域50aが書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域であり、そのプリスタンプ領域に記録済み領域50aと未記録領域50bとからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録し、プリスタンプ領域のデータに対応する少なくとも一部をプリレコードしたリードイン情報を記録した光ディスク50。上記情報に基づいてプリスタンプ領域への書き込みを禁止できる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、予めアプリケーションプログラムが記録された記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であるDVD+RWディスク等の情報記録媒体と、その情報記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置と、その情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置、及びその情報記録手順をコンピュータに実行させるためのプログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)で利用される情報記録媒体として大容量で可搬性のある光ディスク記録媒体が普及している。
その代表的な光ディスク記録媒体としては、追記型の光ディスク記録媒体としてCD−Rディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスクなどが、また書き換え可能型の光ディスク記録媒体としてCD−RWディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクなどがそれぞれある。さらに、読み出し専用の光ディスク記録媒体としてCD−ROMディスク,DVD−ROMディスクなどが広く普及している。
【0003】
それらの光ディスク記録媒体の中には、予め出荷時にアプリケーションプログラムを記録した記録済み領域と、出荷後に記録済み領域のアプリケーションプログラムのワーク領域としてユーザが任意にデータの書き込みが出来る未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体(例えば、特開平6−349248号公報参照)がある。また、光ディスクの規格書であるオレンジブック(Orange Book PartII,PartIII)においてハイブリッド記録媒体が定義されている。
【0004】
上記のようなハイブリッド記録媒体は、当該ハイブリッド記録媒体に対して記録再生を行うCD−R/RWドライブ,DVD−R/RAM/RWドライブなどの情報記録再生装置をPCに接続し、当該ハイブリッド記録媒体が情報記録再生装置に挿入されると自動的に記録済み領域に格納されたアプリケーションプログラムを読み出してPC上に立ち上げ、PC上で動作を行い、当該アプリケーションプログラムの処理において当該ハイブリッド記録媒体上の未記録領域をデータの保存又は保管に利用するという形で使用されている。
【0005】
DVD+RWディスクを利用して上記のようなハイブリッド記録媒体を製造する場合、CD−RWディスクの場合と同様に、光ディスク記録媒体の製法上、未記録部分はDVD+RWディスクの規格そのままにして、記録済み部分をDVD+RWディスクの構造を流用してグルーブに新たにピットを掘る方法で出荷時に記録済み領域を形成している。このような製法は、製造コストを最小限に抑えるために採用されたものである。
【0006】
ところで、上記のようなタイプのハイブリッド記録媒体は、例えば、DVD+RWディスクについては、DVD+RWディスク媒体の規格上セッション追記は規定されておらず、追記する場合にはデータ領域後のリードアウト(Lead−Out)領域を消去して追記する仕様になっている。
また、DVD+RWで前出の製法により、従来のDVD+RWをサポートしている情報記録再生装置で再生できるようにするには、データ領域に加えてリードイン(Lead−In)領域とリードアウト領域までを出荷時に記録したフォーマットのままにする必要がある。
【0007】
しかし、従来通り前出の製法によるハイブリッド記録媒体の場合、データを追記するときにリードアウト領域のデータが無意味なデータとして記録されてしまうという問題が生じる。
そこで、データ領域に加えリードイン領域とリードアウト領域もスタンパーで作成してプリスタンプリードイン領域とプリスタンプリードアウト領域にする方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなハイブリッド記録媒体では、データを追記するにはプリスタンプリードイン領域の書き換え、プリスタンプリードアウト領域の消去が必要になり、それによってプリスタンプ部のデータが壊れてしまって媒体自体が使えなくなってしまうという問題があった。また、もちろんデータ領域に加えてリードイン領域とリードアウト領域も情報記録装置で記録するプリレコードで製造する方法もあるが、製造コストがかかるという問題が発生する。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体の記録済み領域への書き込みを禁止できるようにすることと、そのような情報記録媒体に記録された情報を正常に再生できるようにすることと、その情報記録媒体の書き換え可能な未記録領域へ正常に情報を記録できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録し、上記プリスタンプ領域のデータに対応する少なくとも一部をプリレコードしたリードイン情報を記録した情報記録媒体を提供する。
【0010】
また、上記のような情報記録媒体の上記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体に対する再生を許可する手段を備えた情報再生装置も提供する。
さらに、上記のような情報記録媒体の上記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体のプリスタンプ領域のセクターに対する書き込み命令が発行された時、その発行元へ書き込み不可の旨を報告し、当該情報記録媒体への書き込みを行わないようにする手段を備えた情報記録装置も提供する。
さらにまた、上記のような情報記録媒体において、データ部の次にテンポラリーなリードアウト情報を記録するとよい。
【0011】
また、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した情報記録媒体も提供する。
さらに、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは上記リードイン領域の次に来るデータ領域の存在を確認し、そのデータ領域にデータが記録されている場合、上記情報記録媒体からのデータの読み出しを許可する手段を備えた情報再生装置も提供する。
【0012】
また、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは、上位装置から受けた記録許可のコマンドに基づいて上記情報記録媒体へのデータの記録を行う手段を備えた情報記録装置も提供する。
さらに、コンピュータに、記録許可コマンドを発行する手順と、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した情報記録媒体にデータを記録する手順と、上記情報記録媒体に対してリードイン領域とリードアウト領域とを記録する手順とを実行させるためのプログラムも提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の情報再生装置と情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示した光ディスクドライブを用いたPCシステムの構成を示すブロック図である。図3は、図2のプログラム格納部34の内部フォーマット例を示す説明図である。
図2に示すように、このPCシステムは、ホストコンピュータ30と光ディスクドライブ20とからなり、ホストコンピュータ30はCPU31,外部記憶装置32,HDDなどの内部記憶装置33,通常RAM35の一部を使用するプログラム格納部34,RAM35,キーボード36,マウス37,ディスプレイ38,表示制御装置39及びシステムバス40から構成されている。
【0014】
そして、内部記憶装置33の中に格納されているオペレーティングシステムがRAM35上に展開され、全体のコントロールを行う。また、通常アプリケーションプログラムを起動させると、同様にRAM35を割り当てたプログラム格納部34に展開され(図3参照)、PCシステムの構成コンポーネントを使用して各種の処理動作を行う。
図3に示すように、プログラム格納部34内には、各種のプログラム41と光ディスクドライブ20に装着された光ディスク1に格納されているアプリケーションプログラム43を格納し、そのアプリケーションプログラム43の一部にはIO制御部を実現するプログラムも含む。
【0015】
光ディスクドライブ20は、図1に示すように、光ディスク1,スピンドルモータ2,光ピックアップ3,モータドライバ4,リードアンプ5,サーボ部6,DVDデコーダ7,ADIPデコーダ8,レーザコントローラ9,DVDエンコーダ10,DVD−ROMエンコーダ11,バッファRAM12,バッファマネージャ13,DVD−ROMデコーダ14,ATAPI/SCSIインターフェース15,D/Aコンバータ16,ROM17,CPU18及びRAM19からなる。
同図において、矢印はデータが主に流れる方向を示しており、また、図を簡略化するために、各ブロックを制御するCPU18には、太線のみを付けて各ブロックとの接続を省略している。
【0016】
光ディスク1は、DVD−RAM・WOディスク,DVD−Rディスク,DVD+RディスクとDVD−RAMディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクは、書き込みが可能な(記録可能な)DVD(Digital Versatile Disc)である。前者のDVD−RAM・WOディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスクは、1回だけ書き込みが可能なDVDディスクである(なお、DVD Write Onceともいわれている)。
また、後者のDVD−RAMディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクは、複数回の書き込みが可能なDVDディスクである。
【0017】
ROM17には、CPU18にて解読可能なコードで記述された制御プログラムが格納されている。
なお、光ディスクドライブの電源がオン状態になると、上記制御プログラムは図示を省略したメインメモリにロードされ、CPU18はそのプログラムに従って上記各部の動作を制御して光ディスク1に対する情報の記録及び再生を行うと共に、この発明に係わる制御処理も実行し、その制御に必要なデータ等を一時的にRAM19に保存する。
光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動する。このスピンドルモータ2は、モータドライバ4とサーボ部6によって線速度または角速度が一定になるように制御する。その線速度又は角速度は、階段的に変更することが可能である。
【0018】
光ピックアップ3は、図示を省略した公知の半導体レーザ光源,光学系,フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,受光素子及びポジションセンサを内蔵しており、データ記録又は再生のためのレーザ光LBを光ディスク1に照射する。
また、この光ピックアップ3は、シークモータによってスレッジ方向への移動が可能である。これらのフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,シークモータは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に基いて、モータドライバ4とサーボ部6によってレーザ光LBのスポットが光ディスク1上の目的の場所に位置するように制御する。
【0019】
そして、リード(データ再生)時には、光ピックアップ3によって得られた再生信号をリードアンプ5で増幅して2値化した後、DVDデコーダ7に入力する。このDVDデコーダ7において、入力された2値化データは8/16復調される。
なお、記録データは、8ビットずつまとめられて変調(8/16変調)しており、この変調では8ビットを16ビットに変換している。この場合に、結合ビットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等しくなるように付ける。これを「DC成分の抑制」と称し、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動が抑圧される。
【0020】
DVDデコーダ7で復調したデータにデインターリーブとエラー訂正の処理を行う。その後、このデータを、DVD−ROMデコーダ14へ入力し、DVD−ROMデコーダ14でデータの信頼性を高めるために、さらにエラー訂正の処理を行う。
このように2回のエラー訂正の処理が行われたデータを、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄え、セクタデータとして揃った状態で、ATAPI/SCSIインターフェース15を介して、図示を省略したホストコンピュータ(上位装置)へ一気に転送する。なお、音楽データの場合には、DVDデコーダ7から出力したデータをD/Aコンバータ16へ入力し、アナログのオーディオ出力信号Audioとして取り出される。
【0021】
また、ライト(データ記録)時には、ATAPI/SCSIインターフェース15を通してホストコンピュータから送られてきたデータは、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄える。その後、ライト動作が開始されるが、この場合には、その前にレーザスポットを書き込み開始地点に位置させる必要がある。この地点は、DVD+RWディスク,DVD+Rディスクでは、予め光ディスク1上にトラックの蛇行により刻まれているウォブル信号によって求められる。
なお、上記地点はDVD−RWディスク/DVD−Rディスクではウォブル信号の代わりにランドプリピット,DVD−RAMディスク,DVD−RAM・WOディスクではプリピットによって求められる。
【0022】
DVD+RWディスク,DVD+Rディスクにおけるウォブル信号には、ADIP(ADress In Pre−groove)と呼ばれるアドレス情報が含まれており、この情報を、ADIPデコーダ8によって取り出す。
また、このADIPデコーダ8によって生成される同期信号は、DVDエンコーダ10へ入力され、光ディスク1上の正確な位置へのデータの書き込みを可能にしている。バッファRAM12のデータは、DVD−ROMエンコーダ11やDVDエンコーダ10において、エラー訂正コードの付加やインターリーブが行われ、レーザコントローラ9,光ピックアップ3を介して光ディスク1に記録される。また、ランドプリピットやプリピットからアドレス情報を得る構成であっても良い。
【0023】
図4は、この発明に係る光ディスクの一例であるDVD+RWディスクの構成を示す図である。図5は、図4に示すDVD+RWディスクのデータレイアウトを示す図である。
図4に示すように、この光ディスク50は、出荷時にプリスタンプでアプリケーションプログラムとこの発明に係る情報を記録した記録済み領域50aと、出荷後にユーザが任意にデータを書き込み及び書き換えられる未記録領域(書き換え可能領域)50bからなる。そのデータレイアウトは、図5に示すように、ディスク内周側(Inner)から外周側(Outer)へリードイン領域,データ領域,リードアウト領域からなる。
【0024】
図4に示した光ディスク50において、プリスタンプ領域である記録済み領域50aに対し、DVD+RWディスク規格書(ver110)で規定されているADIP内物理フォーマットインフォメーション(Physical Format Information in ADIP)のディスクストラクチャ(Disc Structure)のビット3〜0(b3−b0)に“1100”をセットする(通常のDVD+RWディスクの場合は“0100”である)。このデータが記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報である。
【0025】
そして、記録済み領域50aのプリスタンプで作られた各セクタについては、同じく規格書に規定された識別データ(Identification Data)のセクタインフォメーション(Sector Information)のビット25(b25)を“ZERO”にセットする(通常のDVD+RWディスクのセクターは“ONE”である)。このデータが、プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報である。
【0026】
また、この時リードイン領域には、同じく規格書に規定されたイニシャル・ゾーン(Initial Zone),インナー・ディスク・テスト・ゾーン(Inner Disc Test Zone),インナー・ドライブ・テスト・ゾーン(Inner Drive Test Zone),ガード・ゾーン(Guard Zone),リザーブ・ゾーン(Reserved Zone),インナー・ディスクアイデンティフィケーション・ゾーン(Inner Disc Identification Zone),リファレンス・コード・ゾーン(Reference Code Zone),バッファ・ゾーン(BufferZone),コントロール・データ・ゾーン(Control Data Zone)へのデータが書かれるのであるが、このうちコントロール・データ・ゾーンは、同規格書に規定されているフィジカル・フォーマット・インフォメーションの仕様に基づいてデータの記録量によって記述されるデータが異なる為、少なくともコントロール・データ・ゾーンは書き換え可能にしないとならない。
【0027】
そこで、少なくともコントロール・データ・ゾーンには、出荷時にプリスタンプでなくドライブ等で予め書き込んでおくプリレコードを施す。
なお、リードイン領域のコントロール・データ・ゾーン以外の領域はプリスタンプで形成しても構わない。
また、同規格書に規定されているディスク・マニファクチャリング・インフォメーション(Disc Manufacturing Information)に、例えば、次の表1に示すデータを出荷時に記録しておく。
【0028】
【表1】
【0029】
光ディスクドライブ20は、この光ディスク50がローディングされたときに、光ディスク50上の上記情報に基づいて記録領域上のどの領域がプリスタンプ領域であるかを識別することができる。
もし、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から連続する任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を設けた場合、そのプリスタンプ領域にプリスタンプのエンドアドレスだけを記録すれば、光ディスクドライブは、光ディスク50上の上記エンドアドレスに基づいて記録領域上のどの領域がプリスタンプ領域であるかを識別することができる。
このようにして、マルチセッション規格がない書き換え可能な記録媒体でハイブリッド記録媒体を前出の製法によってて製造することができる。
【0030】
次に、上記光ディスクドライブ20における上記情報を記録した光ディスク50の再生について説明する。
光ディスクドライブ20は、CPU18が、上記情報を記録した光ディスク50を装着したとき、記録領域上の上記情報(ハイブリッド記録媒体用の識別子に相当する)を検出した場合、イリーガルな媒体とは認識せず、その光ディスク50がハイブリッド記録媒体であると認識し、ホストコンピュータからの再生を許可し、光ディスク50に対する再生を許可する。
このようにして、DVD+RWディスクの再生をサポートした情報再生装置において、上述のようなハイブリッド記録媒体のDVD+RWディスクの装着を認識した場合、記録媒体上のデータの読み出しとプログラムの実行を可能にすることができる。
【0031】
次に、上記光ディスクドライブ20における上記情報を記録した光ディスク50に対する記録について説明する。
光ディスクドライブ20は、CPU18が、上記情報を記録した光ディスク50を装着したとき、記録領域上の上記情報(ハイブリッド記録媒体用の識別子に相当する)を検出した場合、ハイブリッド記録媒体であると認識し、ホストコンピュータからプリスタンプ領域のセクターに対する書き込み命令が発行された時、その発行元であるホストコンピュータへ書き込み禁止(書き込み不可)の旨のメッセージを報告し、書き込みを行わないようにして書き込みを禁止する。
このようにして、ハイブリッド記録媒体上のプリスタンプ領域を上書きしてしまってデータを壊すことを防ぐことができる。
【0032】
次に、上記光ディスク50において、データ部の次にテンポラリーなリードアウト情報として、同規格書に規定されたリードアウトゾーン(Lead−outZone)を記録するとよい。このリードアウトゾーンは、バッファ・ゾーン,アウター・ディスク・アイデンティフィケーション・ゾーン(Outer Disc Identifcation Zone),ガード・ゾーン,リザーブ・ゾーン,アウター・ドライブ・テスト・ゾーン(Outer Drive Test Zone),アウター・ディスク・テスト・ゾーン(Outer Disc Test Zone)からなる。
このようにすれば、再生専用のDVD−ROMドライブで再生したときにデータ部の終わり以降のデータが未記録ではないので、データ部の終わりの方を読む際にリードエラーの発生を防止できる。したがって、再生専用のDVD−ROMドライブで再生してデータ部の終わりの方を読む際でも、未記録部分に遭遇しないので、リードエラーが発生することなくデータの読み出しとプログラムの実行ができる。
【0033】
次に、この発明の他の実施形態について説明する。この実施形態の光ディスクドライブの構成は、上述した光ディスクドライブと同じであるが、その機能が若干異なる。また、光ディスクも上述とは若干異なる。この場合の光ディスクは、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とが記録されている。また、リードイン領域とリードアウト領域がなく、データ領域に予めアプリケーションプログラムが記録されている。
【0034】
このアプリケーションプログラムは、コンピュータに、記録許可コマンドを発行する手順と、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、そのプリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した光ディスクにデータを記録する手順と、光ディスクに対してリードイン領域とリードアウト領域とを記録する手順を実行させるためのプログラムである。
【0035】
この実施形態の光ディスクドライブは、CPU18が、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる光ディスクがローディングされた時、その光ディスクのリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときはリードイン領域の次に来るデータ領域の存在を確認し、そのデータ領域にデータが記録されている場合、光ディスクからのデータの読み出しを許可する手段の機能と、その光ディスクのリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは、ホストコンピュータ(上位装置)から受けた記録許可のコマンドに基づいて光ディスクへのデータの記録を行う手段の機能を果たす。
【0036】
まず、この実施形態の光ディスクドライブとの処理の違いを示すために、従来の光ディスクドライブにおける光ディスクが挿入されたときの処理について説明する。図6は、従来の光ディスクドライブに光ディスクが挿入されたときの処理を示すフローチャート図である。
この処理は、光ディスクが挿入されたか否かを判断し(ステップ(図中「S」で示す)1)、挿入されたら、記録領域にリードイン領域が記録されているか否かを判断し(S2)、リードイン領域が記録されていれば、挿入された光ディスクに対応した処理動作を実行する(S5)。例えば、通常のDVD+RWディスクが挿入された場合はDVD+RWディスクの記録又は再生を行う。
一方、リードイン領域が記録されていなければ、データ領域にデータが記録されているか否かを判断し(S3)、データが記録されていれば、イリーガルな光ディスクであると判断し、処理を終了する。また、データが記録されていなければ、未記録媒体と判断し(S4)、この処理を終了する。
【0037】
この実施形態の光ディスクドライブに、上記リードイン領域とリードアウト領域がなく、データ領域に予めアプリケーションプログラムが記録されているハイブリッド記録媒体の光ディスクが挿入された場合の処理を説明する。
図7と図8は、この実施形態の光ディスクドライブの処理を示すフローチャート図である。
CPU18は、図7に示すように、光ディスクが挿入(ローディング)されたか否かを判断し(ステップ(図中「S」で示す)11)、挿入されたら、記録領域にリードイン領域が記録されているか否かを判断し(S12)、リードイン領域が記録されていれば、挿入された光ディスクに対応した処理動作を実行する(S15)。例えば、通常のDVD+RWディスクが挿入された場合はDVD+RWディスクの記録又は再生を行う。一方、リードイン領域が記録されていなければ、リードイン領域の次に来るデータ領域にデータが記録されているか否かを判断し(S13)、データが記録されていれば、ハイブリッド記録媒体の可能性ありと判断し、ホストコンピュータによる光ディスクからのデータの読み出しを許可する(S16)。また、データが記録されていなければ、未記録媒体と判断し(S14)、この処理を終了する。
【0038】
光ディスクからのデータの読み出しを許可した後の動作は、図8に示すように、この発明に係るハイブリッド記録媒体か否かを判断し(S21)、この発明に係るハイブリッド記録媒体でなかった場合は、イリーガルなディスクであるので、ホストコンピュータによる光ディスクの読み出しを行わず、媒体のイジェクト以外は何の動作も行わないで(S26)、処理を終了する。
一方、この発明に係るハイブリッド記録媒体であった場合、光ディスクの記録済み領域のデータ領域に格納されたアプリケーションプログラムをホストコンピュータのプログラム格納部に読み出して起動し(S22)、プログラム格納部に展開されたアプリケーションプログラムから書き込み許可コマンドが発行されたか否かを判断し(S23)、ホストコンピュータから受けた記録許可のコマンドに基づいて光ディスクへのデータの記録を許可し(S24)、本発明に係るハイブリッド記録媒体として従来のDVD+RWディスク同様に扱って、データの記録を可能にする(S25)。
【0039】
データ記録の基本動作として、既に記録されているデータに引き続いて、アプリケーションプログラムからの指示により、必要なデータの書き込みを行い、リードイン領域とリードアウト領域の記録を行う。この状態の光ディスクは、リードイン領域とデータ領域とリードアウト領域が記録されているので、DVD+RWディスクの特性により、この実施形態の光ディスクドライブでも、DVD−ROMディスク読み出し機能のある光ディスクドライブでもデータ読み出しが可能になる。
また、光ディスクの未記録領域に未だ空き容量がある場合、その時のリードアウト領域はテンポラリーなものであり、この実施形態の光ディスクドライブでも、DVD+RWディスクの記録機能のある光ディスクドライブでもそのテンポラリーなリードアウト領域の先頭から上書きする形でデータ追記することも可能である。
【0040】
なお、DVD+Rディスクの場合も同様にすれば、DVD+Rディスク記録機能のある光ディスクドライブによって、データ追記,リードイン領域,リードアウト領域の書き込みが行え、同じくDVD−ROMディスク読み出し機能のある光ディスクドライブによる読み出しが可能になる。DVD+RWディスクのケースとの違いは、リードイン領域とリードアウト領域の書き込みが1度しかできない点である。
【0041】
また、光ディスクの記録済み領域に記録するアプリケーションプログラムの他の例としては、データのバックアップソフトで空き領域をバックアップ領域として使用する機能、電子アルバムソフトで空き領域に電子写真やムービークリップを記録する機能、カタログ閲覧ソフトで空き領域に最新カタログを記録する機能、基本アプリケーションを記録しておいてオンラインでアップグレードソフトをダウンロードする為に空き容量を使用する機能等を実現するものがあり、出荷時に記録済み部にそのアプリケーションプログラムを格納し、未記録領域を出荷後当該アプリケーションプログラムのワーク領域として使用するという活用方法がある。
【0042】
このようにし、マルチセッション規格がない書き換え可能な記録媒体で、ハイブリッド記録媒体を前出の製法にて製造することができる。
また、ハイブリッド記録媒体上のデータの読み出し・プログラムの実行を可能にすることができる。
さらに、ハイブリッド記録媒体上に必要なデータの追記を行うことができる。
さらにまた、ハイブリッド記録媒体を、従来のDVD+RWディスクをサポートする情報記録再生装置でも使用できるようにすることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録媒体によれば、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体の記録済み領域への書き込みを禁止することができる。また、この発明の情報再生装置によれば、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体に記録された情報を正常に再生することができる。さらに、この発明の情報記録装置によれば、そのような情報記録媒体の書き換え可能な未記録領域へ正常に情報を記録することができる。さらにまた、この発明のプログラムによれば、コンピュータにこの発明に係る情報記録手順を容易に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報再生装置と情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスクドライブを用いたPCシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のプログラム格納部34の内部フォーマット例を示す説明図である。
【図4】この発明に係る光ディスクの一例であるDVD+RWディスクの構成を示す図である。
【図5】図4に示すDVD+RWディスクのデータレイアウトを示す図である。
【図6】従来の光ディスクドライブに光ディスクが挿入されたときの処理を示すフローチャート図である。
【図7】この実施形態の光ディスクドライブの処理を示すフローチャート図である。
【図8】図7の続きの処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1,50:光ディスク 2:スピンドルモータ
3:光ピックアップ 4:モータドライバ
5:リードアンプ 6:サーボ部
7:DVDデコーダ 8:ADIPデコーダ
9:レーザコントローラ 10:DVDエンコーダ
11:DVD−ROMエンコーダ 12:バッファRAM
13:バッファマネージャ 14:DVD−ROMデコーダ
15:ATAPI/SCSIインタフェース
16:D/Aコンバータ 17:ROM
18,31:CPU 19,35:RAM
20:光ディスクドライブ 30:ホストコンピュータ
32:外部記憶装置 33:内部記憶装置
34:プログラム格納部 36:キーボード
37:マウス 38:ディスプレイ
39:表示制御装置 40:システムバス
50a:記録済み領域 51b:未記録領域
【発明の属する技術分野】
この発明は、予めアプリケーションプログラムが記録された記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であるDVD+RWディスク等の情報記録媒体と、その情報記録媒体に記録された情報を再生する情報再生装置と、その情報記録媒体に情報を記録する情報記録装置、及びその情報記録手順をコンピュータに実行させるためのプログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータ(PC)で利用される情報記録媒体として大容量で可搬性のある光ディスク記録媒体が普及している。
その代表的な光ディスク記録媒体としては、追記型の光ディスク記録媒体としてCD−Rディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスクなどが、また書き換え可能型の光ディスク記録媒体としてCD−RWディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクなどがそれぞれある。さらに、読み出し専用の光ディスク記録媒体としてCD−ROMディスク,DVD−ROMディスクなどが広く普及している。
【0003】
それらの光ディスク記録媒体の中には、予め出荷時にアプリケーションプログラムを記録した記録済み領域と、出荷後に記録済み領域のアプリケーションプログラムのワーク領域としてユーザが任意にデータの書き込みが出来る未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体(例えば、特開平6−349248号公報参照)がある。また、光ディスクの規格書であるオレンジブック(Orange Book PartII,PartIII)においてハイブリッド記録媒体が定義されている。
【0004】
上記のようなハイブリッド記録媒体は、当該ハイブリッド記録媒体に対して記録再生を行うCD−R/RWドライブ,DVD−R/RAM/RWドライブなどの情報記録再生装置をPCに接続し、当該ハイブリッド記録媒体が情報記録再生装置に挿入されると自動的に記録済み領域に格納されたアプリケーションプログラムを読み出してPC上に立ち上げ、PC上で動作を行い、当該アプリケーションプログラムの処理において当該ハイブリッド記録媒体上の未記録領域をデータの保存又は保管に利用するという形で使用されている。
【0005】
DVD+RWディスクを利用して上記のようなハイブリッド記録媒体を製造する場合、CD−RWディスクの場合と同様に、光ディスク記録媒体の製法上、未記録部分はDVD+RWディスクの規格そのままにして、記録済み部分をDVD+RWディスクの構造を流用してグルーブに新たにピットを掘る方法で出荷時に記録済み領域を形成している。このような製法は、製造コストを最小限に抑えるために採用されたものである。
【0006】
ところで、上記のようなタイプのハイブリッド記録媒体は、例えば、DVD+RWディスクについては、DVD+RWディスク媒体の規格上セッション追記は規定されておらず、追記する場合にはデータ領域後のリードアウト(Lead−Out)領域を消去して追記する仕様になっている。
また、DVD+RWで前出の製法により、従来のDVD+RWをサポートしている情報記録再生装置で再生できるようにするには、データ領域に加えてリードイン(Lead−In)領域とリードアウト領域までを出荷時に記録したフォーマットのままにする必要がある。
【0007】
しかし、従来通り前出の製法によるハイブリッド記録媒体の場合、データを追記するときにリードアウト領域のデータが無意味なデータとして記録されてしまうという問題が生じる。
そこで、データ領域に加えリードイン領域とリードアウト領域もスタンパーで作成してプリスタンプリードイン領域とプリスタンプリードアウト領域にする方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなハイブリッド記録媒体では、データを追記するにはプリスタンプリードイン領域の書き換え、プリスタンプリードアウト領域の消去が必要になり、それによってプリスタンプ部のデータが壊れてしまって媒体自体が使えなくなってしまうという問題があった。また、もちろんデータ領域に加えてリードイン領域とリードアウト領域も情報記録装置で記録するプリレコードで製造する方法もあるが、製造コストがかかるという問題が発生する。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体の記録済み領域への書き込みを禁止できるようにすることと、そのような情報記録媒体に記録された情報を正常に再生できるようにすることと、その情報記録媒体の書き換え可能な未記録領域へ正常に情報を記録できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録し、上記プリスタンプ領域のデータに対応する少なくとも一部をプリレコードしたリードイン情報を記録した情報記録媒体を提供する。
【0010】
また、上記のような情報記録媒体の上記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体に対する再生を許可する手段を備えた情報再生装置も提供する。
さらに、上記のような情報記録媒体の上記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体のプリスタンプ領域のセクターに対する書き込み命令が発行された時、その発行元へ書き込み不可の旨を報告し、当該情報記録媒体への書き込みを行わないようにする手段を備えた情報記録装置も提供する。
さらにまた、上記のような情報記録媒体において、データ部の次にテンポラリーなリードアウト情報を記録するとよい。
【0011】
また、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した情報記録媒体も提供する。
さらに、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは上記リードイン領域の次に来るデータ領域の存在を確認し、そのデータ領域にデータが記録されている場合、上記情報記録媒体からのデータの読み出しを許可する手段を備えた情報再生装置も提供する。
【0012】
また、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは、上位装置から受けた記録許可のコマンドに基づいて上記情報記録媒体へのデータの記録を行う手段を備えた情報記録装置も提供する。
さらに、コンピュータに、記録許可コマンドを発行する手順と、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、上記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と上記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した情報記録媒体にデータを記録する手順と、上記情報記録媒体に対してリードイン領域とリードアウト領域とを記録する手順とを実行させるためのプログラムも提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の情報再生装置と情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示した光ディスクドライブを用いたPCシステムの構成を示すブロック図である。図3は、図2のプログラム格納部34の内部フォーマット例を示す説明図である。
図2に示すように、このPCシステムは、ホストコンピュータ30と光ディスクドライブ20とからなり、ホストコンピュータ30はCPU31,外部記憶装置32,HDDなどの内部記憶装置33,通常RAM35の一部を使用するプログラム格納部34,RAM35,キーボード36,マウス37,ディスプレイ38,表示制御装置39及びシステムバス40から構成されている。
【0014】
そして、内部記憶装置33の中に格納されているオペレーティングシステムがRAM35上に展開され、全体のコントロールを行う。また、通常アプリケーションプログラムを起動させると、同様にRAM35を割り当てたプログラム格納部34に展開され(図3参照)、PCシステムの構成コンポーネントを使用して各種の処理動作を行う。
図3に示すように、プログラム格納部34内には、各種のプログラム41と光ディスクドライブ20に装着された光ディスク1に格納されているアプリケーションプログラム43を格納し、そのアプリケーションプログラム43の一部にはIO制御部を実現するプログラムも含む。
【0015】
光ディスクドライブ20は、図1に示すように、光ディスク1,スピンドルモータ2,光ピックアップ3,モータドライバ4,リードアンプ5,サーボ部6,DVDデコーダ7,ADIPデコーダ8,レーザコントローラ9,DVDエンコーダ10,DVD−ROMエンコーダ11,バッファRAM12,バッファマネージャ13,DVD−ROMデコーダ14,ATAPI/SCSIインターフェース15,D/Aコンバータ16,ROM17,CPU18及びRAM19からなる。
同図において、矢印はデータが主に流れる方向を示しており、また、図を簡略化するために、各ブロックを制御するCPU18には、太線のみを付けて各ブロックとの接続を省略している。
【0016】
光ディスク1は、DVD−RAM・WOディスク,DVD−Rディスク,DVD+RディスクとDVD−RAMディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクは、書き込みが可能な(記録可能な)DVD(Digital Versatile Disc)である。前者のDVD−RAM・WOディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスクは、1回だけ書き込みが可能なDVDディスクである(なお、DVD Write Onceともいわれている)。
また、後者のDVD−RAMディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスクは、複数回の書き込みが可能なDVDディスクである。
【0017】
ROM17には、CPU18にて解読可能なコードで記述された制御プログラムが格納されている。
なお、光ディスクドライブの電源がオン状態になると、上記制御プログラムは図示を省略したメインメモリにロードされ、CPU18はそのプログラムに従って上記各部の動作を制御して光ディスク1に対する情報の記録及び再生を行うと共に、この発明に係わる制御処理も実行し、その制御に必要なデータ等を一時的にRAM19に保存する。
光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動する。このスピンドルモータ2は、モータドライバ4とサーボ部6によって線速度または角速度が一定になるように制御する。その線速度又は角速度は、階段的に変更することが可能である。
【0018】
光ピックアップ3は、図示を省略した公知の半導体レーザ光源,光学系,フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,受光素子及びポジションセンサを内蔵しており、データ記録又は再生のためのレーザ光LBを光ディスク1に照射する。
また、この光ピックアップ3は、シークモータによってスレッジ方向への移動が可能である。これらのフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,シークモータは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に基いて、モータドライバ4とサーボ部6によってレーザ光LBのスポットが光ディスク1上の目的の場所に位置するように制御する。
【0019】
そして、リード(データ再生)時には、光ピックアップ3によって得られた再生信号をリードアンプ5で増幅して2値化した後、DVDデコーダ7に入力する。このDVDデコーダ7において、入力された2値化データは8/16復調される。
なお、記録データは、8ビットずつまとめられて変調(8/16変調)しており、この変調では8ビットを16ビットに変換している。この場合に、結合ビットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等しくなるように付ける。これを「DC成分の抑制」と称し、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動が抑圧される。
【0020】
DVDデコーダ7で復調したデータにデインターリーブとエラー訂正の処理を行う。その後、このデータを、DVD−ROMデコーダ14へ入力し、DVD−ROMデコーダ14でデータの信頼性を高めるために、さらにエラー訂正の処理を行う。
このように2回のエラー訂正の処理が行われたデータを、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄え、セクタデータとして揃った状態で、ATAPI/SCSIインターフェース15を介して、図示を省略したホストコンピュータ(上位装置)へ一気に転送する。なお、音楽データの場合には、DVDデコーダ7から出力したデータをD/Aコンバータ16へ入力し、アナログのオーディオ出力信号Audioとして取り出される。
【0021】
また、ライト(データ記録)時には、ATAPI/SCSIインターフェース15を通してホストコンピュータから送られてきたデータは、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄える。その後、ライト動作が開始されるが、この場合には、その前にレーザスポットを書き込み開始地点に位置させる必要がある。この地点は、DVD+RWディスク,DVD+Rディスクでは、予め光ディスク1上にトラックの蛇行により刻まれているウォブル信号によって求められる。
なお、上記地点はDVD−RWディスク/DVD−Rディスクではウォブル信号の代わりにランドプリピット,DVD−RAMディスク,DVD−RAM・WOディスクではプリピットによって求められる。
【0022】
DVD+RWディスク,DVD+Rディスクにおけるウォブル信号には、ADIP(ADress In Pre−groove)と呼ばれるアドレス情報が含まれており、この情報を、ADIPデコーダ8によって取り出す。
また、このADIPデコーダ8によって生成される同期信号は、DVDエンコーダ10へ入力され、光ディスク1上の正確な位置へのデータの書き込みを可能にしている。バッファRAM12のデータは、DVD−ROMエンコーダ11やDVDエンコーダ10において、エラー訂正コードの付加やインターリーブが行われ、レーザコントローラ9,光ピックアップ3を介して光ディスク1に記録される。また、ランドプリピットやプリピットからアドレス情報を得る構成であっても良い。
【0023】
図4は、この発明に係る光ディスクの一例であるDVD+RWディスクの構成を示す図である。図5は、図4に示すDVD+RWディスクのデータレイアウトを示す図である。
図4に示すように、この光ディスク50は、出荷時にプリスタンプでアプリケーションプログラムとこの発明に係る情報を記録した記録済み領域50aと、出荷後にユーザが任意にデータを書き込み及び書き換えられる未記録領域(書き換え可能領域)50bからなる。そのデータレイアウトは、図5に示すように、ディスク内周側(Inner)から外周側(Outer)へリードイン領域,データ領域,リードアウト領域からなる。
【0024】
図4に示した光ディスク50において、プリスタンプ領域である記録済み領域50aに対し、DVD+RWディスク規格書(ver110)で規定されているADIP内物理フォーマットインフォメーション(Physical Format Information in ADIP)のディスクストラクチャ(Disc Structure)のビット3〜0(b3−b0)に“1100”をセットする(通常のDVD+RWディスクの場合は“0100”である)。このデータが記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報である。
【0025】
そして、記録済み領域50aのプリスタンプで作られた各セクタについては、同じく規格書に規定された識別データ(Identification Data)のセクタインフォメーション(Sector Information)のビット25(b25)を“ZERO”にセットする(通常のDVD+RWディスクのセクターは“ONE”である)。このデータが、プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報である。
【0026】
また、この時リードイン領域には、同じく規格書に規定されたイニシャル・ゾーン(Initial Zone),インナー・ディスク・テスト・ゾーン(Inner Disc Test Zone),インナー・ドライブ・テスト・ゾーン(Inner Drive Test Zone),ガード・ゾーン(Guard Zone),リザーブ・ゾーン(Reserved Zone),インナー・ディスクアイデンティフィケーション・ゾーン(Inner Disc Identification Zone),リファレンス・コード・ゾーン(Reference Code Zone),バッファ・ゾーン(BufferZone),コントロール・データ・ゾーン(Control Data Zone)へのデータが書かれるのであるが、このうちコントロール・データ・ゾーンは、同規格書に規定されているフィジカル・フォーマット・インフォメーションの仕様に基づいてデータの記録量によって記述されるデータが異なる為、少なくともコントロール・データ・ゾーンは書き換え可能にしないとならない。
【0027】
そこで、少なくともコントロール・データ・ゾーンには、出荷時にプリスタンプでなくドライブ等で予め書き込んでおくプリレコードを施す。
なお、リードイン領域のコントロール・データ・ゾーン以外の領域はプリスタンプで形成しても構わない。
また、同規格書に規定されているディスク・マニファクチャリング・インフォメーション(Disc Manufacturing Information)に、例えば、次の表1に示すデータを出荷時に記録しておく。
【0028】
【表1】
【0029】
光ディスクドライブ20は、この光ディスク50がローディングされたときに、光ディスク50上の上記情報に基づいて記録領域上のどの領域がプリスタンプ領域であるかを識別することができる。
もし、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から連続する任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を設けた場合、そのプリスタンプ領域にプリスタンプのエンドアドレスだけを記録すれば、光ディスクドライブは、光ディスク50上の上記エンドアドレスに基づいて記録領域上のどの領域がプリスタンプ領域であるかを識別することができる。
このようにして、マルチセッション規格がない書き換え可能な記録媒体でハイブリッド記録媒体を前出の製法によってて製造することができる。
【0030】
次に、上記光ディスクドライブ20における上記情報を記録した光ディスク50の再生について説明する。
光ディスクドライブ20は、CPU18が、上記情報を記録した光ディスク50を装着したとき、記録領域上の上記情報(ハイブリッド記録媒体用の識別子に相当する)を検出した場合、イリーガルな媒体とは認識せず、その光ディスク50がハイブリッド記録媒体であると認識し、ホストコンピュータからの再生を許可し、光ディスク50に対する再生を許可する。
このようにして、DVD+RWディスクの再生をサポートした情報再生装置において、上述のようなハイブリッド記録媒体のDVD+RWディスクの装着を認識した場合、記録媒体上のデータの読み出しとプログラムの実行を可能にすることができる。
【0031】
次に、上記光ディスクドライブ20における上記情報を記録した光ディスク50に対する記録について説明する。
光ディスクドライブ20は、CPU18が、上記情報を記録した光ディスク50を装着したとき、記録領域上の上記情報(ハイブリッド記録媒体用の識別子に相当する)を検出した場合、ハイブリッド記録媒体であると認識し、ホストコンピュータからプリスタンプ領域のセクターに対する書き込み命令が発行された時、その発行元であるホストコンピュータへ書き込み禁止(書き込み不可)の旨のメッセージを報告し、書き込みを行わないようにして書き込みを禁止する。
このようにして、ハイブリッド記録媒体上のプリスタンプ領域を上書きしてしまってデータを壊すことを防ぐことができる。
【0032】
次に、上記光ディスク50において、データ部の次にテンポラリーなリードアウト情報として、同規格書に規定されたリードアウトゾーン(Lead−outZone)を記録するとよい。このリードアウトゾーンは、バッファ・ゾーン,アウター・ディスク・アイデンティフィケーション・ゾーン(Outer Disc Identifcation Zone),ガード・ゾーン,リザーブ・ゾーン,アウター・ドライブ・テスト・ゾーン(Outer Drive Test Zone),アウター・ディスク・テスト・ゾーン(Outer Disc Test Zone)からなる。
このようにすれば、再生専用のDVD−ROMドライブで再生したときにデータ部の終わり以降のデータが未記録ではないので、データ部の終わりの方を読む際にリードエラーの発生を防止できる。したがって、再生専用のDVD−ROMドライブで再生してデータ部の終わりの方を読む際でも、未記録部分に遭遇しないので、リードエラーが発生することなくデータの読み出しとプログラムの実行ができる。
【0033】
次に、この発明の他の実施形態について説明する。この実施形態の光ディスクドライブの構成は、上述した光ディスクドライブと同じであるが、その機能が若干異なる。また、光ディスクも上述とは若干異なる。この場合の光ディスクは、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とが記録されている。また、リードイン領域とリードアウト領域がなく、データ領域に予めアプリケーションプログラムが記録されている。
【0034】
このアプリケーションプログラムは、コンピュータに、記録許可コマンドを発行する手順と、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、そのプリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報とプリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した光ディスクにデータを記録する手順と、光ディスクに対してリードイン領域とリードアウト領域とを記録する手順を実行させるためのプログラムである。
【0035】
この実施形態の光ディスクドライブは、CPU18が、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる光ディスクがローディングされた時、その光ディスクのリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときはリードイン領域の次に来るデータ領域の存在を確認し、そのデータ領域にデータが記録されている場合、光ディスクからのデータの読み出しを許可する手段の機能と、その光ディスクのリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは、ホストコンピュータ(上位装置)から受けた記録許可のコマンドに基づいて光ディスクへのデータの記録を行う手段の機能を果たす。
【0036】
まず、この実施形態の光ディスクドライブとの処理の違いを示すために、従来の光ディスクドライブにおける光ディスクが挿入されたときの処理について説明する。図6は、従来の光ディスクドライブに光ディスクが挿入されたときの処理を示すフローチャート図である。
この処理は、光ディスクが挿入されたか否かを判断し(ステップ(図中「S」で示す)1)、挿入されたら、記録領域にリードイン領域が記録されているか否かを判断し(S2)、リードイン領域が記録されていれば、挿入された光ディスクに対応した処理動作を実行する(S5)。例えば、通常のDVD+RWディスクが挿入された場合はDVD+RWディスクの記録又は再生を行う。
一方、リードイン領域が記録されていなければ、データ領域にデータが記録されているか否かを判断し(S3)、データが記録されていれば、イリーガルな光ディスクであると判断し、処理を終了する。また、データが記録されていなければ、未記録媒体と判断し(S4)、この処理を終了する。
【0037】
この実施形態の光ディスクドライブに、上記リードイン領域とリードアウト領域がなく、データ領域に予めアプリケーションプログラムが記録されているハイブリッド記録媒体の光ディスクが挿入された場合の処理を説明する。
図7と図8は、この実施形態の光ディスクドライブの処理を示すフローチャート図である。
CPU18は、図7に示すように、光ディスクが挿入(ローディング)されたか否かを判断し(ステップ(図中「S」で示す)11)、挿入されたら、記録領域にリードイン領域が記録されているか否かを判断し(S12)、リードイン領域が記録されていれば、挿入された光ディスクに対応した処理動作を実行する(S15)。例えば、通常のDVD+RWディスクが挿入された場合はDVD+RWディスクの記録又は再生を行う。一方、リードイン領域が記録されていなければ、リードイン領域の次に来るデータ領域にデータが記録されているか否かを判断し(S13)、データが記録されていれば、ハイブリッド記録媒体の可能性ありと判断し、ホストコンピュータによる光ディスクからのデータの読み出しを許可する(S16)。また、データが記録されていなければ、未記録媒体と判断し(S14)、この処理を終了する。
【0038】
光ディスクからのデータの読み出しを許可した後の動作は、図8に示すように、この発明に係るハイブリッド記録媒体か否かを判断し(S21)、この発明に係るハイブリッド記録媒体でなかった場合は、イリーガルなディスクであるので、ホストコンピュータによる光ディスクの読み出しを行わず、媒体のイジェクト以外は何の動作も行わないで(S26)、処理を終了する。
一方、この発明に係るハイブリッド記録媒体であった場合、光ディスクの記録済み領域のデータ領域に格納されたアプリケーションプログラムをホストコンピュータのプログラム格納部に読み出して起動し(S22)、プログラム格納部に展開されたアプリケーションプログラムから書き込み許可コマンドが発行されたか否かを判断し(S23)、ホストコンピュータから受けた記録許可のコマンドに基づいて光ディスクへのデータの記録を許可し(S24)、本発明に係るハイブリッド記録媒体として従来のDVD+RWディスク同様に扱って、データの記録を可能にする(S25)。
【0039】
データ記録の基本動作として、既に記録されているデータに引き続いて、アプリケーションプログラムからの指示により、必要なデータの書き込みを行い、リードイン領域とリードアウト領域の記録を行う。この状態の光ディスクは、リードイン領域とデータ領域とリードアウト領域が記録されているので、DVD+RWディスクの特性により、この実施形態の光ディスクドライブでも、DVD−ROMディスク読み出し機能のある光ディスクドライブでもデータ読み出しが可能になる。
また、光ディスクの未記録領域に未だ空き容量がある場合、その時のリードアウト領域はテンポラリーなものであり、この実施形態の光ディスクドライブでも、DVD+RWディスクの記録機能のある光ディスクドライブでもそのテンポラリーなリードアウト領域の先頭から上書きする形でデータ追記することも可能である。
【0040】
なお、DVD+Rディスクの場合も同様にすれば、DVD+Rディスク記録機能のある光ディスクドライブによって、データ追記,リードイン領域,リードアウト領域の書き込みが行え、同じくDVD−ROMディスク読み出し機能のある光ディスクドライブによる読み出しが可能になる。DVD+RWディスクのケースとの違いは、リードイン領域とリードアウト領域の書き込みが1度しかできない点である。
【0041】
また、光ディスクの記録済み領域に記録するアプリケーションプログラムの他の例としては、データのバックアップソフトで空き領域をバックアップ領域として使用する機能、電子アルバムソフトで空き領域に電子写真やムービークリップを記録する機能、カタログ閲覧ソフトで空き領域に最新カタログを記録する機能、基本アプリケーションを記録しておいてオンラインでアップグレードソフトをダウンロードする為に空き容量を使用する機能等を実現するものがあり、出荷時に記録済み部にそのアプリケーションプログラムを格納し、未記録領域を出荷後当該アプリケーションプログラムのワーク領域として使用するという活用方法がある。
【0042】
このようにし、マルチセッション規格がない書き換え可能な記録媒体で、ハイブリッド記録媒体を前出の製法にて製造することができる。
また、ハイブリッド記録媒体上のデータの読み出し・プログラムの実行を可能にすることができる。
さらに、ハイブリッド記録媒体上に必要なデータの追記を行うことができる。
さらにまた、ハイブリッド記録媒体を、従来のDVD+RWディスクをサポートする情報記録再生装置でも使用できるようにすることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の情報記録媒体によれば、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体の記録済み領域への書き込みを禁止することができる。また、この発明の情報再生装置によれば、プリスタンプで形成された書き換え不可の記録済み領域と書き換え可能な未記録領域とからなる情報記録媒体に記録された情報を正常に再生することができる。さらに、この発明の情報記録装置によれば、そのような情報記録媒体の書き換え可能な未記録領域へ正常に情報を記録することができる。さらにまた、この発明のプログラムによれば、コンピュータにこの発明に係る情報記録手順を容易に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報再生装置と情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスクドライブを用いたPCシステムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のプログラム格納部34の内部フォーマット例を示す説明図である。
【図4】この発明に係る光ディスクの一例であるDVD+RWディスクの構成を示す図である。
【図5】図4に示すDVD+RWディスクのデータレイアウトを示す図である。
【図6】従来の光ディスクドライブに光ディスクが挿入されたときの処理を示すフローチャート図である。
【図7】この実施形態の光ディスクドライブの処理を示すフローチャート図である。
【図8】図7の続きの処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1,50:光ディスク 2:スピンドルモータ
3:光ピックアップ 4:モータドライバ
5:リードアンプ 6:サーボ部
7:DVDデコーダ 8:ADIPデコーダ
9:レーザコントローラ 10:DVDエンコーダ
11:DVD−ROMエンコーダ 12:バッファRAM
13:バッファマネージャ 14:DVD−ROMデコーダ
15:ATAPI/SCSIインタフェース
16:D/Aコンバータ 17:ROM
18,31:CPU 19,35:RAM
20:光ディスクドライブ 30:ホストコンピュータ
32:外部記憶装置 33:内部記憶装置
34:プログラム格納部 36:キーボード
37:マウス 38:ディスプレイ
39:表示制御装置 40:システムバス
50a:記録済み領域 51b:未記録領域
Claims (8)
- 書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、前記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と前記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録し、前記プリスタンプ領域のデータに対応する少なくとも一部をプリレコードしたリードイン情報を記録したことを特徴とする情報記録媒体。
- 請求項1記載の情報記録媒体の前記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体に対する再生を許可する手段を備えたことを特徴とする情報再生装置。
- 請求項1記載の情報記録媒体の前記情報を検出した場合、当該情報記録媒体がハイブリッド記録媒体であると認識し、当該情報記録媒体のプリスタンプ領域のセクターに対する書き込み命令が発行された時、その発行元へ書き込み不可の旨を報告し、当該情報記録媒体への書き込みを行わないようにする手段を備えたことを特徴とする情報記録装置。
- 請求項1記載の情報記録媒体において、データ部の次にテンポラリーなリードアウト情報を記録したことを特徴とする情報記録媒体。
- 書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、前記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と前記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録したことを特徴とする情報記録媒体。
- 書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは前記リードイン領域の次に来るデータ領域の存在を確認し、該データ領域にデータが記録されている場合、前記情報記録媒体からのデータの読み出しを許可する手段を備えたことを特徴とする情報再生装置。
- 書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプした記録済み領域と未記録領域とからなる情報記録媒体がローディングされた時、その情報記録媒体のリードイン領域の有無を判断し、リードイン領域が無いときは、上位装置から受けた記録許可のコマンドに基づいて前記情報記録媒体へのデータの記録を行う手段を備えたことを特徴とする情報記録装置。
- コンピュータに、記録許可コマンドを発行する手順と、書き換え可能な記録媒体のデータ領域の先頭から任意の領域をプリスタンプしたプリスタンプ領域を有し、前記プリスタンプ領域に記録済み領域と未記録領域とからなるハイブリッド記録媒体であることを示す情報と前記プリスタンプ領域のセクタがプリスタンプであることを示す情報とを記録した情報記録媒体にデータを記録する手順と、前記情報記録媒体に対してリードイン領域とリードアウト領域とを記録する手順とを実行させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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