JP4278855B2 - 書換え可能型光ディスクならびにその製造方法および製造システム - Google Patents

書換え可能型光ディスクならびにその製造方法および製造システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、DVD−RW等の書換え可能型光ディスクならびにその製造方法、および製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMフォーマットの多様化、およびDVD(Digital Versatile Disk)の登場により、光ディスクに種々のタイプが出現し、今後も増加傾向にある。現状、CD−ROMフォーマットでは、読み取り専用のCD−ROM、書き込み可能なCD−Rがあり、DVDでは、読み取り専用のDVD−Video、書換え回数が有限であるDVD−RW、何度でもリードライトできるDVD−RAMがある。
【0003】
従来、読出し専用のDVD−Videoに記録されたコンテンツをDVD−RWにビット・バイ・ビット(bit by bit)で不正書き込みされるのを防止するため、現在市販されているDVD−RWバージョン1.0規格に準拠したDVD−RWでは、コントロールデータゾーンにアンリーダブルエンボスと呼ばれるグルーブと同一深さのエンボスピットを埋め込み、コントロールデータゾーンに上書きされた不正な記録データの読出しができないような措置がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した不正書き込みの防止策は、DVD−VideoプレーヤにおけるDVD−RWの再生の妨げになる問題を抱える。従って、次のDVD−RWバージョン1.1規格に準拠したDVD−RWにおいては、コントロールデータをグルーブトラックより深いエンボスピットにより記録し、コントロールデータゾーンを読出し専用エリアとすることが考えられる。
【0005】
しかしながら、深いエンボスピットを形成すると、図8に示されるように、光ディスク記録原盤80にグルーブトラックを弱い光ビームによりレジスト層の途中まで露光して形成しなければならないため、最終的にでき上がったDVD−RWのグルーブトラックの底面形状が平面に保たれず、所定の記録再生特性が得られないという基本的な問題が発生する。
【0006】
なお、図8(a)(b)(c)は、光ディスクの記録原盤80において、エンボスピット形成時とグルーブトラック形成時の光ビームをそれぞれA、Bとしたときの光ディスク記録原盤の露光状態、その現像処理後、および、かかる現像された記録原盤に基づき製造されたDVD−RWをディスクの断面形状で示した図であり、それぞれの底面形状を対比して示してある。図から明確なように、DVD−RWの透明基板81上に形成された深いエンボスピット82は底面形状が比較的平面に保たれているのに対し、グルーブトラック83は平面が保たれず、グルーブの形状悪化を引き起こしていることがわかる。なお、透明基板81上に積層された各層は、周知のように、保護層、接着層、反射層、マルチ層である。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、深いエンボスピットの形成をすることなく、不正書き換えの防止を行い、コントロールデータの読出しのみを行なうことができる書換え可能型光ディスクならびにその製造方法、および製造システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために請求項1に記載の発明は、記録トラックに所定のデータが複数の記録マークによって予め記録されてなる書換え可能型光ディスクにおいて、前記記録トラックは、前記複数の記録マークの部に対応する区間が分断されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の書換え可能型光ディスクにおいて、隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスク上のアドレス位置を示すプリピットが形成され、前記記録トラックは、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、連続形成されることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、記録トラックに所定のデータが予め記録されてなる書換え可能型光ディスクを製造する光ディスク製造方法において、前記所定のデータの各記録マークに対応する区間が分断された記録トラックを備える光ディスクを製造する製造工程と、前記所定のデータの各記録マークが前記分断された区間を覆うように前記所定のデータを光ビームにより前記記録トラック上に記録する記録工程とからなることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の光ディスク製造方法において、前記製造工程は、隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスクのアドレス位置を示すプリピットを形成し、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、前記記録トラックを連続形成することを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、記録トラックに所定のデータが予め記録されてなる書換え可能型光ディスクを製造する光ディスク製造システムにおいて、前記所定のデータの各記録マークに対応する区間が分断された記録トラックを備える書換え可能型ディスクを製造する製造装置と、前記所定のデータの各記録マークが前記分断された区間を覆うように前記所定のデータを光ビームにより前記記録トラック上に記録する記録装置とからなることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の光ディスク製造システムにおいて、前記製造装置は、隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスク上にアドレス位置を示すプリピットを形成し、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、前記記録トラックを連続形成することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、そもそも深いエンボスピットの形成を行わないため、グルーブ形状の悪化という基本的な問題が発生しない。そして、記録マークの中間部に対応する記録トラックの区間が分断されているため、不正な書き換えを行った場合には、記録マークと分断箇所とにズレが生じることになり、再生時にノイズが発生し読み出しが妨げられることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、DVD−RW規格に準拠してビデオ情報が記録された後のDVD−RWのデータ構造を模式的に示した図である。
本ディスクには、クランピングエリアCAを中心としてグルーブ(Groove)とランド(Land)が螺旋状に形成されており、グルーブとランドには、物理アドレスを規定するためのウォブル(Wobble)とランドプリピット(Land Prepit)がそれぞれ形成されている(図3参照)。
【0016】
上記のウォブルとランドプリピットの情報に基づいて、情報記録再生装置のピックアップがウォブルに対して位置合わせ制御されてグルーブへの情報記録(データ書き込み)とグルーブからの情報再生(データ読み取り)が行なわれるようになっている。図1に示されるように、上記データ書き込み、またはデータ読み込みが行なわれるグルーブには、半径方向内側(クランピングエリアCA側)から半径方向外側に向けてR−インフォーメーションエリア(R-Information Area:RIA)とインフォーメーションエリア(Information Area:IA)が割り当てられている。
【0017】
R−インフォーメーションエリアRIAは、パワーキャリブレーションエリア(Power Calibration Area:PCA)とレコーディングマネージメントエリア(Recording Management Area:RMA)で構成され、インフォーメーションエリアIAは、リードインエリア(Lead-in Area:LIA)とデータ記録エリア(Data Recordable table Area:DRA)およびリードアウトエリア(Lead-out Area:LOA)で構成される。
【0018】
ここで、データ記録エリアDRAには、オーデイオデータやビデオデータ等の各種コンテンツデータ(以下、メインデータという)およびコンテンツデータをファイルとして管理するためのファイル管理情報が記録される。パワーキャリブレーションエリアPCAは、情報記録再生装置がデータ書き込みを行なう際、試し書き等を行なって適当な動作状態でのデータ書き込みが行なえるようにピックアップの光量等を調整するために設けられている。レコーディングマネージメントエリアRMAには、パワーキャリブレーションエリアPCAでのテスト結果データが記録される。
【0019】
リードインエリアLIAには、ディスクの物理情報を示す記録管理データが記録される。リードアウトエリアLOAは、データ記録エリアDRAに記録されるメインデータの終端位置に設けられる。リードアウトエリアLOAには、(00)hのデータが記録される。リードアウトエリアLOAの記録開始位置は、メインデータのデータ量に応じて変化する。
【0020】
これら各エリアPCA、RIA、LIA、DRA、LOAの領域アドレスと、データの記録アドレスは、上記のランドプリピットに記録されたECCブロックアドレスに従って設定されるようになっている。
【0021】
図2に、DVD−RWのリードインエリアLIAにおけるデータ構造とアドレス割付けの例が示されている。
図2において、リードインの開始位置“022FA0”hには初期ゾーンが設けられており、この初期ゾーンには、ブランクを意味する(00)hがセットされている。この初期ゾーンに続いて192ECCブロックのシステム予約ゾーン、32ECCブロックのデータ(00)hのバッファゾーン、192ECCブロックのRW物理フォーマット情報ゾーンが割付けられている。RW物理フォーマット情報ゾーンについては後述する。
【0022】
また、“02F000”hから2ECCブロックのリファレンスコードゾーンが割付けられ、このリファレンスコードゾーンには、チャンネルビットパターン(3T−6T−7T)が記録され、チャンネルビットパターンとしてあらかじめ定義された変換テーブル中のコードワードが繰り返されている。この所定のコードワードが正しく読み出されるように、換言すれば、所定のエラー率の範囲内で読み出されるように、装置が設定される。このリファレンスコードゾーンに続き、“02F020”hから再びブランク(00)hとされた30ECCブロックのバッファゾーンが割付けられる。
【0023】
続くECCブロックアドレス“02F200”hから始まるコントロールデータゾーンは192ECCブロック存在し、このコントロールデータゾーンには、本来16セクタ(1ECCブロック)で構成され、以下に示す物理フォーマット情報エリア(1セクタ)とディスク製造情報エリア(1セクタ)と、空き情報エリア(14セクタ)から成るコントロールデータが192回繰り返し記録される。
【0024】
ここでは、物理フォーマット情報として、適用されるDVD規格のタイプおよびパートバージョン、ディスクサイズおよび最小読み出しレート、ディスク構造(1層ROMディスク、1層RAMディスク、2層ROMディスク、2層RAMディスク等)、記録密度、データエリアアロケーション、バーストカッティングエリアにおける記録時の露光量指定のための線速度条件、読み出しパワー、ピークパワー、バイアスパワー、媒体の製造に関する諸情報が記録される。また、空き情報エリアには任意の位置に著作権保護情報等重要なデータが記録される。このコントロールデータゾーンに続いて、また、(00)hのバッファゾーンが設けられている。
【0025】
上述の192ECCブロックのコントロールデータゾーンは、DVD−Videoのコントロールデータゾーンと一致しており、そこに記録されるコントロールデータはその改竄を防止しなければならない。よって、DVD−RWレコーダによれば、このコントロールデータゾーンからコントロールデータを読出し、記録に伴いコントロールデータの変更が生じると、それをRW物理フォーマット情報ゾーンに記録することによって互換性を得ている。即ちコントロールデータエリアに記録されたコントロールデータは読み出し専用でのみ用いる。
【0026】
図3は、本発明における書換え可能型光ディスク、ここではDVD−RWのディスク構造を示す斜視図である。図中、C方向はコントロールデータゾーン、D方向はバッファゾーンに割付けられたトラックを示す。
【0027】
DVD−RWではトラックフォーマットにランドプリピット方式が採用され、グルーブトラック1に光ビームを照射することにより、データを記録する。すなわち、グルーブトラック1の左右にはランドトラック2が配置され、ガイドトラックとなるランドトラック2に書かれてあるランドプリピット3を見てはグルーブトラック1の物理的なセクタ番号を生成して情報信号をグルーブトラック1に記録する。特徴的には、コントロールデータゾーンにおいて、グルーブトラック1はコントロールデータの記録マークの中心部に対応する区間が分断されており、記録マークはかかる分断された区間を覆うように記録されている。一方、その他のゾーン、例えばバッファゾーンDにおいて、グルーブトラック1は連続グルーブとして形成されている。
【0028】
図4は、上記したDVD−RWディスクの製造工程を説明するために引用した図である。
【0029】
ここでは、製造工程と記録工程に大別される。製造工程は、周知のように、レーザカッティングS41、現像S42、スタンパ形成S43、レプリケーションS44の各工程から成る。すなわち、まず、光ビームによりガラス基板45のレジスト面46上にグルーブ1となる部分をガラス基板45にあたる深さまで露光して現像し、この現像した記録原盤に基づきマスタスタンパ47を作製する(S41〜S43)。そして、このマスタスタンパ47を用い、既知のリプリケーションプロセスに従って本発明のDVD−RWディスクを大量製造する(S44)。以上により、コントロールデータの各記録マークの中間部に対応する区間が分断された記録トラックを備える光ディスクが出来上がることになる。
【0030】
そして、記録工程において、所定のデータの各記録マークが分断された区間を覆うように所定のデータを光ビームによりグルーブトラック1上に記録し、本発明のDVD−RWディスクが完成する。
【0031】
なお、製造工程では、隣接するグルーブトラック1の間に、DVD−RWディスクのアドレス位置を示すプリピット3を形成し、分断された区間がプリピット3の読出しに影響を及ぼす位置となるとき、グルーブトラック1を連続形成する。
【0032】
図5は、本発明の書換え可能型光ディスクのコントロールデータゾーンにプリライトされたデータの読み出しタイミングを説明するために引用したタイミングチャートであり、(a)は記録マークをプリライト処理した前後におけるRF信号(2値化)の状態変化、(b)は、不正データが記録された場合のRF信号の状態変化を示している。
【0033】
図5(a)では、上から順に、コントロールデータ、グルーブデータ、グルーブトラックの断続状況、記録マークをプリライト処理する前のRF信号、プリライト処理状況、プリライト処理後のRF信号のそれぞれを示す。
【0034】
同図に示されるように、コントロールデータゾーンに記録されるコントロールデータ信号が3Tの記録マーク、4Tのスペース、5Tの記録マーク、3Tのスペース、4Tの記録マーク、6Tのスペースである場合、グループトラックを形成するためのグルーブデータは、コントロールデータ信号の各“HIGH”レベル区間の前後1Tを“LOW”レベルとした信号の反転信号を示している。
【0035】
このグルーブデータ信号は、コントロールデータ信号を1T進めた信号と1T遅らせた信号の論理積(AND)をとり、その信号を反転することにより得ることができる。グルーブトラックはこのグルーブデータ信号に基づき形成される。すなわち、グルーブデータ信号が“HIGH”レベルのときにグルーブが形成され、“LOW”レベルのときに分断される。
【0036】
図示点線に示されるように、グルーブトラック1の分断区間がランドプリピット3(LPP)の読出しに影響を及ぼす位置となる箇所Xにおいて、グルーブトラック1は分断されないことに注意が必要である。
【0037】
この分断されたグルーブトラックを再生した場合のRF信号は、グルーブトラックが分断されている区間において最大レベルを示し、グルーブトラックが形成されている区間において少しレベルダウンする。
【0038】
プリライト処理により、この分断されたグルーブトラックに同期してコントロールデータが記録され、コントロールデータの各記録マーク(3T、5T、4T…)は、グルーブトラックの分断区間を覆う。ここで、グルーブトラックの分断区間は各記録マークに対して短いため、コントロールデータの記録位置ズレを許容する。
【0039】
このプリライト処理後のグルーブトラックを再生した場合のRF信号は、各記録マークが記録された区間においてグランドレベル近傍までレベルダウンし、グルーブトラックが分断されることによる影響を受けない。
【0040】
図5(b)は、改竄が防止されたコントロールデータゾーンに改竄された不正なコントロールデータが記録された場合の読出し信号の変化が示されている。上から順に、不正データ、グルーブトラックへの不正書き込み状況、不正書き込み後のRF信号を示す。ここでは、RF(読出し)信号は、グルーブトラックの分断状態に対応しないため、分断区間に伴うノイズYが乗り、このノイズによってその読出しが防げられる。
【0041】
本発明において、書換え可能型光ディスクを製造するためには図6、図7に示されるディスク製造システムが用いられる。本発明のディスク製造システムは、所定のデータの各記録マークに対応する区間が分断された記録トラックを備える書換え可能型ディスクを製造する製造装置と、所定のデータの各記録マークが分断された区間を覆うように所定のデータを光ビームによりグルーブトラック上に記録する記録装置とからなる。製造装置を図6に、記録装置を図7に示す。
【0042】
図6において、24は大出力のレーザ発生装置であり、このレーザ発生装置24の発生するレーザビームを光変調器25において、CPU40の制御の下、グルーブデータ発生器50、グルーブ形成(非形成)スイッチ53を介して供給されるグルーブ形成信号によってグルーブ形成用の光ビームAを光変調し、また、CPU40の制御の下、ランドデータ発生器20、シフトレジスタ21、プリフォーマット用エンコーダ22を介して供給されるプリピット形成信号によってランドプリピット形成用光ビームBを光変調した後、対物レンズ26によって集光し、光ディスク記録原盤100のレジスト28面上にスポットを結ばせるものである。
【0043】
なお、製造装置は、隣接するグルーブトラックの間に、光ディスク上にアドレス位置を示すプリピットを形成し、区間がプリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、グルーブトラックを連続するように形成する必要があることは上述したとおりである。
【0044】
また、ガラス基板27、レジスト28から成る光ディスク記録原盤100は、スピンドルモータ29にセットされており、スピンドルモータ29は、回転検出器30、回転サーボ31によって線速度一定(CLV:Constant Linear Velocity)で回転制御される。更に、スピンドルモータ29、送りユニット32によって光ディスク記録原盤100の半径方向に送り可能とされており、位置検出器33と送りサーボ34によって所定の送り速度で半径方向に送り制御することでガラス基板27のレジスト28面にディスク中心側からディスク外周側に向かって渦巻き状にグルーブおよびランドがカッティングされる。
【0045】
図7はプリライト処理装置の内部構成を示すブロック図である。プリライト処理装置は、ピックアップ72を介しスピンドルモータ84によって回転駆動されるDVD−RWディスク71のアドレスをアドレス検出回路80で検出し、コントロールデータゾーンのグルーブトラックが分断された区間を覆うように所定の記録マークを記録するものとする。
【0046】
この制御は、メモリ79に記録されたプログラムをシステムコントローラ77内蔵のCPUが読み出し逐次実行することによって行なわれる。すなわち、システムコントローラ77は、プログラム制御の下、コントロールデータ発生回路を制御し、コントロールデータ発生回路74により生成された記録データに基づき変調部3を制御し、ピックアップ72を介してDVD−RWディスク71の所望の位置に記録マークをプリライト処理するものとする。
【0047】
以上説明のように本発明は、記録トラックに所定のデータが予め記録されてなる書換え可能型光ディスクにおいて、データの改竄を防ぐため、記録トラックは、所定データの各記録マークの中心部に対応する区間が分断され、この分断された区間を覆うように所定データの記録マークを光ビームにより記録トラック上に記録することにより、深いエンボスピットの形成によるグルーブ形状の悪化という基本的な問題を回避するものである。
【0048】
なお、記録トラックは、所定データの各記録マークの中心部に対応する区間がプリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるときは連続形成されることが必要である。
【0049】
また、本発明によれば、グルーブトラックの分断された区間を覆うように所定のデータの記録マークを記録したので、グルーブトラックが分断されているにもかかわらず、コントロールデータゾーンにおけるラジアルプッシュプル信号を、他のグルーブが連続したエリアに記録情報が記録されている場合と同等に得ることができる。
【0050】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではないことに注意されたい。例えば、上述した実施形態によれば、図5(a)に示されるように、グルーブトラックはコントロールデータの各記録マーク部の前後1Tを除く中心区間が分断されているが、この前後1Tは、プリライト処理時における記録マークの記録位置精度を考慮して決定されるものであり、従って1Tに限定されるものではない。
【0051】
例えば、プリライト処理装置の記録位置精度が良好である場合、この前後値をより小さな値とし、グルーブトラックの分断区間をより長くした方が、不正書き込みされたデータの読出しを防止する効果をより一層得ることができる。
【0052】
一方、プリライト処理装置の記録位置精度が良くない場合には、この前後値を長くし、グルーブトラックの分断区間を短くする。更に、不正書き込みされたデータの読出し防止効果が低下するものの、各記録マークの長さに関わらず、グルーブトラックの分断区間の長さを一定することも可能である。
【0053】
また、上述した実施形態によれば、DVD−RWディスクに本発明を適用した例を示したが、各種の書換え可能型光ディスクに適用できることは勿論である。更に、コントロールデータの改竄を防止するものとして説明したが、所定データはコントロールデータに限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明のように本発明によれば、深いエンボスピットの形成によるグルーブ形状の悪化という基本的な問題を回避でき、このことにより、グルーブトラックの記録再生特性を悪化させることなく、コントロールデータの読出しのみを行なうことができる。また、本発明によれば、既存のディスク書換え可能型光ディスクの製造設備を転用できるといった効果も合わせ持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDのデータ構造を模式的に示した図である。
【図2】DVD−RWのリードインエリアLIAにおけるデータ構造とアドレス割付けの例を示す図である。
【図3】本発明における書換え可能型光ディスクの構造を説明するために引用した斜視図である。
【図4】本発明における書換え型光ディスクの製造工程を説明するために引用した図である。
【図5】本発明の書換え可能型光ディスクのコントロールデータゾーンにプリライトされたデータの読み出しタイミングを説明するために引用したタイミングチャートである。
【図6】本発明における書換え型光ディスクの製造システムの構成例を示す図である。
【図7】本発明において使用されるプリライト処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図8】従来例の欠点であるリーダブルエンボス形成によるグルーブの形状悪化を説明するために引用した概念図である。
【符号の説明】
1…グルーブトラック、2…ランドトラック、3…プリピット

Claims (6)

  1. 記録トラックに所定のデータが複数の記録マークによって予め記録されてなる書換え可能型光ディスクにおいて、
    前記記録トラックは、前記複数の記録マークの部に対応する区間が分断されていることを特徴とする書換え可能型光ディスク。
  2. 隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスク上のアドレス位置を示すプリピットが形成され、前記記録トラックは、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、連続形成されることを特徴とする請求項1記載の書換え可能型光ディスク。
  3. 記録トラックに所定のデータが予め記録されてなる書換え可能型光ディスクを製造する光ディスク製造方法において、
    前記所定のデータの各記録マークに対応する区間が分断された記録トラックを備える光ディスクを製造する製造工程と、
    前記所定のデータの各記録マークが前記分断された区間を覆うように前記所定のデータを光ビームにより前記記録トラック上に記録する記録工程と、
    からなることを特徴とする光ディスク製造方法。
  4. 前記製造工程は、
    隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスクのアドレス位置を示すプリピットを形成し、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、前記記録トラックを連続形成することを特徴とする請求項3記載の光ディスク製造方法。
  5. 記録トラックに所定のデータが予め記録されてなる書換え可能型光ディスクを製造する光ディスク製造システムにおいて、
    前記所定のデータの各記録マークに対応する区間が分断された記録トラックを備える書換え可能型ディスクを製造する製造装置と、
    前記所定のデータの各記録マークが前記分断された区間を覆うように前記所定のデータを光ビームにより前記記録トラック上に記録する記録装置と、
    からなることを特徴とする光ディスク製造システム。
  6. 前記製造装置は、隣接する前記記録トラックの間に、前記光ディスク上にアドレス位置を示すプリピットを形成し、前記区間が前記プリピットの読出しに影響を及ぼす位置となるとき、前記記録トラックを連続形成することを特徴とする請求項5記載の光ディスク製造システム。
JP2000334967A 2000-11-01 2000-11-01 書換え可能型光ディスクならびにその製造方法および製造システム Expired - Fee Related JP4278855B2 (ja)

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