JPH11283328A - 光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生システム - Google Patents
光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生システムInfo
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- JPH11283328A JPH11283328A JP10359133A JP35913398A JPH11283328A JP H11283328 A JPH11283328 A JP H11283328A JP 10359133 A JP10359133 A JP 10359133A JP 35913398 A JP35913398 A JP 35913398A JP H11283328 A JPH11283328 A JP H11283328A
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- G11B2220/2537—Optical discs
- G11B2220/2545—CDs
Abstract
(57)【要約】
【課題】秘密保持性に優れた光記録媒体を実現する。
【解決手段】ＰＭＡ１３とＴＯＣ領域１５と、プログラ
ム領域１７と、記録可能ユーザ領域とリードアウト領域
とを合わせた領域１９とを有し、ＰＭＡ１３におけるプ
ログラム領域に対応した部分が書込み済みであり、ＴＯ
Ｃ領域が未記録である。
ム領域１７と、記録可能ユーザ領域とリードアウト領域
とを合わせた領域１９とを有し、ＰＭＡ１３におけるプ
ログラム領域に対応した部分が書込み済みであり、ＴＯ
Ｃ領域が未記録である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は光記録媒体、光記
録媒体の情報消去方法および情報記録再生システムに関
する。
録媒体の情報消去方法および情報記録再生システムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】光記録媒体は「光による情報の記録・再
生が可能なディスク状の媒体」であり、具体的には、コ
ンパクトディスク（以下「ＣＤ」と表記する）として知
られたＣＤ−ＤＡ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
Ｗ等、あるいは大容量の記録の可能なものとしてＤＶＤ
−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等があり、情報の
記録・伝達手段として近来広く普及してきている。特
に、ＣＤ−ＲＷは、情報の消去・再記録の可能なＣＤと
して普及が著しい。光記録媒体を情報伝達の手段として
考えると秘密保持が重要な問題となる。例えば、ＣＤに
記録された情報は市販のＣＤプレーヤがあれば簡単に再
生できるので、秘密情報を記録されたＣＤが不本意に第
三者の手に渡った場合に、簡単に再生されてしまい、秘
密保持が困難である。ＣＤ−ＲＷは、記録された情報を
消去して再使用に供することができる。情報消去には、
記録されている全情報を消去する「フルイレース」と、
管理情報のみを消去する「クイックイレース」とがあ
る。クイックイレースは、迅速に再記録可能な状態にす
るために用いられる。クイックイレースされたＣＤは、
本来の記録情報はそのまま保持されているが、管理情報
が消去されているため、ＣＤプレーヤにかけても「記録
されている情報」にアクセスすることはできない。従
来、誤ってクイックイレースが行われた場合、情報を再
生する手立てがなかった。
生が可能なディスク状の媒体」であり、具体的には、コ
ンパクトディスク（以下「ＣＤ」と表記する）として知
られたＣＤ−ＤＡ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−Ｒ
Ｗ等、あるいは大容量の記録の可能なものとしてＤＶＤ
−ＲＯＭ、ＤＶＤ−Ｒ、ＤＶＤ−ＲＷ等があり、情報の
記録・伝達手段として近来広く普及してきている。特
に、ＣＤ−ＲＷは、情報の消去・再記録の可能なＣＤと
して普及が著しい。光記録媒体を情報伝達の手段として
考えると秘密保持が重要な問題となる。例えば、ＣＤに
記録された情報は市販のＣＤプレーヤがあれば簡単に再
生できるので、秘密情報を記録されたＣＤが不本意に第
三者の手に渡った場合に、簡単に再生されてしまい、秘
密保持が困難である。ＣＤ−ＲＷは、記録された情報を
消去して再使用に供することができる。情報消去には、
記録されている全情報を消去する「フルイレース」と、
管理情報のみを消去する「クイックイレース」とがあ
る。クイックイレースは、迅速に再記録可能な状態にす
るために用いられる。クイックイレースされたＣＤは、
本来の記録情報はそのまま保持されているが、管理情報
が消去されているため、ＣＤプレーヤにかけても「記録
されている情報」にアクセスすることはできない。従
来、誤ってクイックイレースが行われた場合、情報を再
生する手立てがなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、秘密保持
性に優れた光記録媒体の実現を課題とする。この発明は
また、クイックイレースを行った後にも、記録情報の再
生可能な光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生
システムの実現を課題とする。
性に優れた光記録媒体の実現を課題とする。この発明は
また、クイックイレースを行った後にも、記録情報の再
生可能な光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生
システムの実現を課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の光記録媒
体は「データエリアが書込み済みで、ファイル情報エリ
アが未記録である」ことを特徴とする。請求項２記載の
光記録媒体は、上記請求項１記載の光記録媒体において
「情報記録領域の一部にパスワードが記録されている」
ことを特徴とする。請求項３記載の光記録媒体は、上記
請求項１記載の光記録媒体において、光記録媒体がコン
パクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）またはコンパ
クトディスクリライタブル（ＣＤ−ＲＷ）であり、「書
込み済みであるプログラム領域」と「未記録の記録可能
ユーザ領域」と「未記録のリードアウト領域」とを有
し、ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）は上記プロ
グラム領域に対応した部分が書込み済みであり、ＴＯＣ
（テーブル・オブ・コンテント）領域は未記録のままで
あることを特徴とする。請求項４記載の光記録媒体は、
上記請求項２記載の光記録媒体において、光記録媒体が
コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）またはコ
ンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−ＲＷ）であり、
「書込み済みであるプログラム領域」と「未記録の記録
可能ユーザ領域」と「未記録のリードアウト領域」とを
有し、ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）およびＴ
ＯＣ（テーブル・オブ・コンテント）領域が未記録であ
り、パスワードが「書込み可能な領域（インフォメーシ
ョンエリア及びさらにその内側を含む領域）の特定位
置」に記録されていることを特徴とする。
体は「データエリアが書込み済みで、ファイル情報エリ
アが未記録である」ことを特徴とする。請求項２記載の
光記録媒体は、上記請求項１記載の光記録媒体において
「情報記録領域の一部にパスワードが記録されている」
ことを特徴とする。請求項３記載の光記録媒体は、上記
請求項１記載の光記録媒体において、光記録媒体がコン
パクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）またはコンパ
クトディスクリライタブル（ＣＤ−ＲＷ）であり、「書
込み済みであるプログラム領域」と「未記録の記録可能
ユーザ領域」と「未記録のリードアウト領域」とを有
し、ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）は上記プロ
グラム領域に対応した部分が書込み済みであり、ＴＯＣ
（テーブル・オブ・コンテント）領域は未記録のままで
あることを特徴とする。請求項４記載の光記録媒体は、
上記請求項２記載の光記録媒体において、光記録媒体が
コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）またはコ
ンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−ＲＷ）であり、
「書込み済みであるプログラム領域」と「未記録の記録
可能ユーザ領域」と「未記録のリードアウト領域」とを
有し、ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）およびＴ
ＯＣ（テーブル・オブ・コンテント）領域が未記録であ
り、パスワードが「書込み可能な領域（インフォメーシ
ョンエリア及びさらにその内側を含む領域）の特定位
置」に記録されていることを特徴とする。
【０００５】請求項５記載の光記録媒体の消去方法は、
光記録媒体としてのコンパクトディスクリライタブル
（ＣＤ−ＲＷ）におけるファイル情報エリアのみを消去
する方法（クイックイレース）であって、予め、消去を
行うべき光記録媒体のファイル情報エリアの管理情報を
別媒体に記録した後、ファイル情報エリアの情報を消去
することを特徴とする。請求項６記載の情報記録再生シ
ステムは、ファイル情報エリアが未記録で、データエリ
アが記録済みのコンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ
−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライタブル
（ＣＤ−ＲＷ）に対し、別媒体に記録されている管理情
報をＰＭＡに記録する手段を有することを特徴とする。
光記録媒体としてのコンパクトディスクリライタブル
（ＣＤ−ＲＷ）におけるファイル情報エリアのみを消去
する方法（クイックイレース）であって、予め、消去を
行うべき光記録媒体のファイル情報エリアの管理情報を
別媒体に記録した後、ファイル情報エリアの情報を消去
することを特徴とする。請求項６記載の情報記録再生シ
ステムは、ファイル情報エリアが未記録で、データエリ
アが記録済みのコンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ
−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライタブル
（ＣＤ−ＲＷ）に対し、別媒体に記録されている管理情
報をＰＭＡに記録する手段を有することを特徴とする。
【０００６】請求項７記載の情報記録再生システムは、
ファイル情報エリアが未記録で、データエリアが記録済
みのコンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）およ
び／またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−Ｒ
Ｗ）に対し、別媒体に記録されている管理情報をＴＯＣ
に記録する手段を有することを特徴とする。
ファイル情報エリアが未記録で、データエリアが記録済
みのコンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）およ
び／またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−Ｒ
Ｗ）に対し、別媒体に記録されている管理情報をＴＯＣ
に記録する手段を有することを特徴とする。
【０００７】上記請求項６または７に記載の情報記録再
生システムにおいて、コンパクトディスクレコーダブル
（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライ
タブル（ＣＤ−ＲＷ）が「データエリアの情報が予めピ
ットにより形成記録されているもの」であることができ
る（請求項８）。請求項９記載の情報記録再生システム
は、上記請求項６または７または８記載の情報記録再生
システムにおいて、ファイル情報エリアが未記録で、デ
ータエリアが記録済みの、コンパクトディスクレコーダ
ブル（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリ
ライタブル（ＣＤ−ＲＷ）に対し、管理情報を記録する
に際し、「システム固有の情報」をデータエリアに追記
した後に、ＰＭＡあるいはＴＯＣに管理情報を記録する
ことを特徴とする。請求項１０記載の情報記録再生装置
は、請求項９記載の情報記録再生システムにおける「記
録済みのデータエリアの情報」が「アプリケーションプ
ログラムとインストールプログラム」であり、インスト
ールプログラムが光記録媒体に追記された情報記録再生
システム情報と、現在の情報記録再生システムとを照合
し、アプリケーションプログラムのインストールを制限
することを特徴とする。上の請求項６〜１０において、
ファイル情報エリアが「未記録」であるとは、ファイル
情報エリアに未だに管理情報が記録されていない状態、
及び、ファイル情報エリアの管理情報がクイックイレー
スされた状態を含む。以下、ＣＤ−Ｒおよび／またはＣ
Ｄ−ＲＷを「ＣＤ−ＲＷ媒体」と称する。
生システムにおいて、コンパクトディスクレコーダブル
（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライ
タブル（ＣＤ−ＲＷ）が「データエリアの情報が予めピ
ットにより形成記録されているもの」であることができ
る（請求項８）。請求項９記載の情報記録再生システム
は、上記請求項６または７または８記載の情報記録再生
システムにおいて、ファイル情報エリアが未記録で、デ
ータエリアが記録済みの、コンパクトディスクレコーダ
ブル（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリ
ライタブル（ＣＤ−ＲＷ）に対し、管理情報を記録する
に際し、「システム固有の情報」をデータエリアに追記
した後に、ＰＭＡあるいはＴＯＣに管理情報を記録する
ことを特徴とする。請求項１０記載の情報記録再生装置
は、請求項９記載の情報記録再生システムにおける「記
録済みのデータエリアの情報」が「アプリケーションプ
ログラムとインストールプログラム」であり、インスト
ールプログラムが光記録媒体に追記された情報記録再生
システム情報と、現在の情報記録再生システムとを照合
し、アプリケーションプログラムのインストールを制限
することを特徴とする。上の請求項６〜１０において、
ファイル情報エリアが「未記録」であるとは、ファイル
情報エリアに未だに管理情報が記録されていない状態、
及び、ファイル情報エリアの管理情報がクイックイレー
スされた状態を含む。以下、ＣＤ−Ｒおよび／またはＣ
Ｄ−ＲＷを「ＣＤ−ＲＷ媒体」と称する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１を参照して、請求項３記載の
光記録媒体の実施の１形態を説明する。光記録媒体１０
はＣＤ−ＲもしくはＣＤ−ＲＷであり、中心部に回転軸
への嵌合孔１１を有し、内周側から順に、ＰＭＡ１３、
ＴＯＣ領域１５、プログラム領域１７、「記録可能ユー
ザ領域とリードアウト領域を合わ」せた領域１９を有し
ている。ＰＭＡ１３は、破線で描いた円の内側の領域
（破線でハッチを施した部分）がＰＭＡ情報を記録され
ており、この領域の外側でＴＯＣ領域１５の内側の領域
は「未記録で書込み可能」となっている。ＴＯＣ領域１
５は「未記録で書込み可能な領域」である。プログラム
領域１７には「所定のもしくは所望の情報」が書き込ま
れて記録されており、領域１９は「未記録で書込み可能
な領域」である。即ち、図１に示す光記録媒体１０は、
ＰＭＡ１３とＴＯＣ領域１５と、書込み済みであるプロ
グラム領域１７と、未記録で書込み可能な領域１９とを
有し、ＰＭＡ１３は、プログラム領域１７と対応した部
分（破線のハッチを施した部分）が「書込み済み」であ
り、ＴＯＣ領域１５が未記録で書込み可能である。上記
ＰＭＡおよびプログラム領域における「情報の記録形
態」は、スタンパにより予めピット形成された形態でも
よいし、ＣＤライタにより書き込まれた形態でもよい。
光記録媒体の実施の１形態を説明する。光記録媒体１０
はＣＤ−ＲもしくはＣＤ−ＲＷであり、中心部に回転軸
への嵌合孔１１を有し、内周側から順に、ＰＭＡ１３、
ＴＯＣ領域１５、プログラム領域１７、「記録可能ユー
ザ領域とリードアウト領域を合わ」せた領域１９を有し
ている。ＰＭＡ１３は、破線で描いた円の内側の領域
（破線でハッチを施した部分）がＰＭＡ情報を記録され
ており、この領域の外側でＴＯＣ領域１５の内側の領域
は「未記録で書込み可能」となっている。ＴＯＣ領域１
５は「未記録で書込み可能な領域」である。プログラム
領域１７には「所定のもしくは所望の情報」が書き込ま
れて記録されており、領域１９は「未記録で書込み可能
な領域」である。即ち、図１に示す光記録媒体１０は、
ＰＭＡ１３とＴＯＣ領域１５と、書込み済みであるプロ
グラム領域１７と、未記録で書込み可能な領域１９とを
有し、ＰＭＡ１３は、プログラム領域１７と対応した部
分（破線のハッチを施した部分）が「書込み済み」であ
り、ＴＯＣ領域１５が未記録で書込み可能である。上記
ＰＭＡおよびプログラム領域における「情報の記録形
態」は、スタンパにより予めピット形成された形態でも
よいし、ＣＤライタにより書き込まれた形態でもよい。
【０００９】上記のように、プログラム領域１７に情報
が記録された光記録媒体１０が他人の手に渡った場合、
この他人が市販のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭドライブ
で情報を再生しようとしても、ＣＤプレーヤやＣＤ−Ｒ
ＯＭドライブは一般に「ＴＯＣ領域が記録されていない
と情報再生を行うことができない」ので、ＣＤライタを
持たない人に対しては光記録媒体１０の「プログラム領
域に記録された情報」の秘密性は保たれる。情報の「本
来の受け手」が情報再生を行うときは、市販のＣＤライ
タを用いて光記録媒体１０のファイナライズを行う。即
ち、ＣＤライタはＰＭＡ１３に記録されているＰＭＡ情
報を読取り、その内容に応じてＴＯＣ情報をＴＯＣ領域
１５に書込み、同時にリードアウトを「リードアウト領
域」に書き込む。この書込みにより光記録媒体１０の記
録情報は再生可能となるので、あとはＣＤライタでその
まま再生するか、通常のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭド
ライブにより再生を行うことができる。
が記録された光記録媒体１０が他人の手に渡った場合、
この他人が市販のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭドライブ
で情報を再生しようとしても、ＣＤプレーヤやＣＤ−Ｒ
ＯＭドライブは一般に「ＴＯＣ領域が記録されていない
と情報再生を行うことができない」ので、ＣＤライタを
持たない人に対しては光記録媒体１０の「プログラム領
域に記録された情報」の秘密性は保たれる。情報の「本
来の受け手」が情報再生を行うときは、市販のＣＤライ
タを用いて光記録媒体１０のファイナライズを行う。即
ち、ＣＤライタはＰＭＡ１３に記録されているＰＭＡ情
報を読取り、その内容に応じてＴＯＣ情報をＴＯＣ領域
１５に書込み、同時にリードアウトを「リードアウト領
域」に書き込む。この書込みにより光記録媒体１０の記
録情報は再生可能となるので、あとはＣＤライタでその
まま再生するか、通常のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭド
ライブにより再生を行うことができる。
【００１０】このような光記録媒体１０による情報伝達
形態は、例えば、構成会員限定のサークルにおける「限
定情報の配布」に有効である。この場合、構成会員は各
自が上記ＣＤライタを保有する。サークルへの情報提供
者（例えば、銀行、証券会社、リサーチ会社等）は、図
１の光記録媒体１０のプログラム領域１７に「限定情
報」を書込み、各会員に配布する。この状態では、光記
録媒体１０は市販のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭドライ
ブで再生を実行できないので、光記録媒体１０が盗難等
により正規の会員に渡らず、会員以外の者の手に渡った
場合にも情報の秘密性は保たれる。
形態は、例えば、構成会員限定のサークルにおける「限
定情報の配布」に有効である。この場合、構成会員は各
自が上記ＣＤライタを保有する。サークルへの情報提供
者（例えば、銀行、証券会社、リサーチ会社等）は、図
１の光記録媒体１０のプログラム領域１７に「限定情
報」を書込み、各会員に配布する。この状態では、光記
録媒体１０は市販のＣＤプレーヤやＣＤ−ＲＯＭドライ
ブで再生を実行できないので、光記録媒体１０が盗難等
により正規の会員に渡らず、会員以外の者の手に渡った
場合にも情報の秘密性は保たれる。
【００１１】上に実施の形態を説明した請求項３記載の
光記録媒体の場合、ＣＤライタを持っている者に光記録
媒体が渡った場合は情報の秘密性を保持できないが、請
求項４記載の光記録媒体はこのような場合にも秘密保持
が可能である。図２に実施の形態を示すように、請求項
４記載の光記録媒体２０は、ＣＤ−ＲまたはＣＤ−ＲＷ
であり、中心に回転軸に嵌合させるための嵌合孔２１を
有し、内周側から順に、ＰＭＡ２３、ＴＯＣ領域２５、
プログラム領域２７、「記録可能ユーザ領域とリードア
ウト領域とを合わ」せた領域２９を有している。プログ
ラム領域２７には「所定のもしくは所望の情報」が書込
み済みであり、領域２９は「未記録で書込み可能」であ
る。ＰＭＡ２３は「未記録で書込み可能な領域」で、Ｔ
ＯＣ領域２５も「未記録で書込み可能」である。さら
に、光記録媒体２０の特定の位置に「パスワード」が記
録されている。上記「特定の位置」は、前記インフォメ
ーションエリア及びさらにその内側を含む領域であり、
具体的には「リードアウト領域の外側の位置や、ＴＯＣ
の最内周部分、ＰＣＡ（パワーキャリブレーションエリ
ア）の最内周の内側位置等」である。即ち、図２に示す
光記録媒体２０は、ＰＭＡ２３とＴＯＣ領域２５と、書
込み済みであるプログラム領域２７、「記録可能ユーザ
領域とリードアウト領域を合わ」せた未記録の領域２９
とを有し、ＰＭＡ２３、ＴＯＣ領域２５ともに「未記録
で書込み可能」であり、パスワード（図示されず）は光
記録媒体２０における書込み可能な特定の位置に記録さ
れている」ものである。光記録媒体２０は上記サークル
の各会員に配布されるが、情報提供者は全会員に共通の
「情報開示のためのパスワード」を各会員に予め通知し
ておく。また、プログラム領域２７に記録されている情
報に対応したＰＭＡ情報は光記録媒体２０の配布と同時
に各会員に通知する。会員は、入手した光記録媒体２０
をＣＤライタにセットし、予め通知されているパスワー
ドを入力する。ＣＤライタは、光記録媒体２０の特定の
位置に記録されたパスワードと「入力されたパスワー
ド」とを比較して、両者が一致したときに書込み可能と
する。次いで会員は、通知された「プログラム領域２７
に記録された情報に対応するＰＭＡ情報」を書込む。Ｃ
Ｄライタは「書き込まれたＰＭＡ情報」に基づきＴＯＣ
領域２５に書込みを行い、光記録媒体２０をファイナラ
イズする。このようにする代わりに、知らされたＰＭＡ
情報を入力し「直接ＴＯＣを書き込むソフトを内蔵した
パーソナルコンピュータ」によりファイナライズを行う
ようにすることもできる。かくして光記録媒体２０は再
生可能となる。
光記録媒体の場合、ＣＤライタを持っている者に光記録
媒体が渡った場合は情報の秘密性を保持できないが、請
求項４記載の光記録媒体はこのような場合にも秘密保持
が可能である。図２に実施の形態を示すように、請求項
４記載の光記録媒体２０は、ＣＤ−ＲまたはＣＤ−ＲＷ
であり、中心に回転軸に嵌合させるための嵌合孔２１を
有し、内周側から順に、ＰＭＡ２３、ＴＯＣ領域２５、
プログラム領域２７、「記録可能ユーザ領域とリードア
ウト領域とを合わ」せた領域２９を有している。プログ
ラム領域２７には「所定のもしくは所望の情報」が書込
み済みであり、領域２９は「未記録で書込み可能」であ
る。ＰＭＡ２３は「未記録で書込み可能な領域」で、Ｔ
ＯＣ領域２５も「未記録で書込み可能」である。さら
に、光記録媒体２０の特定の位置に「パスワード」が記
録されている。上記「特定の位置」は、前記インフォメ
ーションエリア及びさらにその内側を含む領域であり、
具体的には「リードアウト領域の外側の位置や、ＴＯＣ
の最内周部分、ＰＣＡ（パワーキャリブレーションエリ
ア）の最内周の内側位置等」である。即ち、図２に示す
光記録媒体２０は、ＰＭＡ２３とＴＯＣ領域２５と、書
込み済みであるプログラム領域２７、「記録可能ユーザ
領域とリードアウト領域を合わ」せた未記録の領域２９
とを有し、ＰＭＡ２３、ＴＯＣ領域２５ともに「未記録
で書込み可能」であり、パスワード（図示されず）は光
記録媒体２０における書込み可能な特定の位置に記録さ
れている」ものである。光記録媒体２０は上記サークル
の各会員に配布されるが、情報提供者は全会員に共通の
「情報開示のためのパスワード」を各会員に予め通知し
ておく。また、プログラム領域２７に記録されている情
報に対応したＰＭＡ情報は光記録媒体２０の配布と同時
に各会員に通知する。会員は、入手した光記録媒体２０
をＣＤライタにセットし、予め通知されているパスワー
ドを入力する。ＣＤライタは、光記録媒体２０の特定の
位置に記録されたパスワードと「入力されたパスワー
ド」とを比較して、両者が一致したときに書込み可能と
する。次いで会員は、通知された「プログラム領域２７
に記録された情報に対応するＰＭＡ情報」を書込む。Ｃ
Ｄライタは「書き込まれたＰＭＡ情報」に基づきＴＯＣ
領域２５に書込みを行い、光記録媒体２０をファイナラ
イズする。このようにする代わりに、知らされたＰＭＡ
情報を入力し「直接ＴＯＣを書き込むソフトを内蔵した
パーソナルコンピュータ」によりファイナライズを行う
ようにすることもできる。かくして光記録媒体２０は再
生可能となる。
【００１２】さらに、情報提供者がサークル内の特定の
会員に、会員共通の情報以外の「特定情報」を提供する
場合、光記録媒体は図３に示す如き構成となる。図３に
おいて、図２と同じ符号は図２におけると同じ部分を示
す。即ち、光記録媒体２０の領域２９Ａは、「記録可能
ユーザ領域」に情報提供者が特定情報をＣＤライタで書
込んだ「追記されたプログラム領域」である。光記録媒
体３０とともに、この追記されたプログラム領域に関す
るＰＭＡ情報が、前記特定の会員に配布される。特定の
会員が前記パスワードと配布されたＰＭＡ情報とを入力
し、「書込み済みのプログラム領域」と上記「追記され
たプログラム領域」をファイナライズすると光記録媒体
３０は再生可能となる。光記録媒体３０が会員以外の者
に渡っても、光記録媒体３０を入手した者は光記録媒体
３０に記録されているパスワードを知らず、また追記さ
れた部分に関するＰＭＡ情報を知らないので情報再生を
行うことはできず、このようにして特定情報の秘密性は
極めて高度に保証される。さらに、会員共通のパスワー
ド以外に、会員固有のパスワードを設定し、各々のパス
ワードに対して「書込み済みのプログラム領域」と「追
記されたプログラム領域」をファイナライズするように
すれば、特定の会員以外の他の会員に特定情報が洩れる
ことがないので、情報の機密はより有効に保たれる。
会員に、会員共通の情報以外の「特定情報」を提供する
場合、光記録媒体は図３に示す如き構成となる。図３に
おいて、図２と同じ符号は図２におけると同じ部分を示
す。即ち、光記録媒体２０の領域２９Ａは、「記録可能
ユーザ領域」に情報提供者が特定情報をＣＤライタで書
込んだ「追記されたプログラム領域」である。光記録媒
体３０とともに、この追記されたプログラム領域に関す
るＰＭＡ情報が、前記特定の会員に配布される。特定の
会員が前記パスワードと配布されたＰＭＡ情報とを入力
し、「書込み済みのプログラム領域」と上記「追記され
たプログラム領域」をファイナライズすると光記録媒体
３０は再生可能となる。光記録媒体３０が会員以外の者
に渡っても、光記録媒体３０を入手した者は光記録媒体
３０に記録されているパスワードを知らず、また追記さ
れた部分に関するＰＭＡ情報を知らないので情報再生を
行うことはできず、このようにして特定情報の秘密性は
極めて高度に保証される。さらに、会員共通のパスワー
ド以外に、会員固有のパスワードを設定し、各々のパス
ワードに対して「書込み済みのプログラム領域」と「追
記されたプログラム領域」をファイナライズするように
すれば、特定の会員以外の他の会員に特定情報が洩れる
ことがないので、情報の機密はより有効に保たれる。
【００１３】図４は、ＣＤ−ＲＷ媒体のエリア構造とイ
レースを説明するための図である。（ａ）において、符
号４１はＰＭＡ、符号４２はＴＯＣ、符号４３はプログ
ラム領域（データエリア）、符号４４はリードアウトを
模式的に示している。ＣＤ−ＲＷ媒体は、図４（ａ）に
示すプログラム領域４３に所望の情報が記録され、ＰＭ
Ａ４１に記録された記録内容情報により、プログラム領
域４３に記録された情報へのアクセスが可能になる。Ｔ
ＯＣ４２およびリードアウト４４が記録されると、ＣＤ
−ＲＷ媒体はＣＤ−ＲＯＭとして再生が可能になる。上
記書き込みはＣＤ−ＲＷドライブで行われる。このよう
にして得られたＣＤ−ＲＯＭの情報消去としては、記録
された情報全てを消去するフルイレースと、消去時間を
短縮して迅速に再使用可能な状態とするためのクイック
イレースとがある。クイックイレースでは、図４（ｂ）
に示すように、ファイル情報エリアとしてのＰＭＡ４
１、ＴＯＣ４２、リードアウト４４に記録されている管
理情報が全て消去されるが、プログラム領域４３に記録
された情報は、そのまま保存されている。しかし、管理
情報が無ければ上記情報へのアクセスはできない。そこ
で、請求項５の発明においては、クイックイレースを行
う場合には、予めファイル情報エリアに記録されている
管理情報を読み出して、これを別の媒体に記録し、その
後に、ファイル情報エリアの管理情報の消去を行うので
ある。このようにすれば、誤って消去を行ってしまった
場合、別の記録媒体に記録されている管理情報を再度
「ＣＤ−ＲＷ媒体に書き込む」ことにより、プログラム
領域４３の情報を再生することができる。また、クイッ
クイレースを行い、管理情報を記録した別媒体を管理す
れば、クイックイレースの行われたＣＤ−ＲＷ媒体のプ
ログラム領域の情報の機密性を高度に保つことができ
る。
レースを説明するための図である。（ａ）において、符
号４１はＰＭＡ、符号４２はＴＯＣ、符号４３はプログ
ラム領域（データエリア）、符号４４はリードアウトを
模式的に示している。ＣＤ−ＲＷ媒体は、図４（ａ）に
示すプログラム領域４３に所望の情報が記録され、ＰＭ
Ａ４１に記録された記録内容情報により、プログラム領
域４３に記録された情報へのアクセスが可能になる。Ｔ
ＯＣ４２およびリードアウト４４が記録されると、ＣＤ
−ＲＷ媒体はＣＤ−ＲＯＭとして再生が可能になる。上
記書き込みはＣＤ−ＲＷドライブで行われる。このよう
にして得られたＣＤ−ＲＯＭの情報消去としては、記録
された情報全てを消去するフルイレースと、消去時間を
短縮して迅速に再使用可能な状態とするためのクイック
イレースとがある。クイックイレースでは、図４（ｂ）
に示すように、ファイル情報エリアとしてのＰＭＡ４
１、ＴＯＣ４２、リードアウト４４に記録されている管
理情報が全て消去されるが、プログラム領域４３に記録
された情報は、そのまま保存されている。しかし、管理
情報が無ければ上記情報へのアクセスはできない。そこ
で、請求項５の発明においては、クイックイレースを行
う場合には、予めファイル情報エリアに記録されている
管理情報を読み出して、これを別の媒体に記録し、その
後に、ファイル情報エリアの管理情報の消去を行うので
ある。このようにすれば、誤って消去を行ってしまった
場合、別の記録媒体に記録されている管理情報を再度
「ＣＤ−ＲＷ媒体に書き込む」ことにより、プログラム
領域４３の情報を再生することができる。また、クイッ
クイレースを行い、管理情報を記録した別媒体を管理す
れば、クイックイレースの行われたＣＤ−ＲＷ媒体のプ
ログラム領域の情報の機密性を高度に保つことができ
る。
【００１４】図６は、情報記録再生システムの実施の１
形態を説明するブロック図である。入力装置６５は、オ
ペレータが「ＣＤ−ＲＷ媒体の記録再生・初期化」およ
びシステム制御に必要な情報をシステムに伝達するため
の装置であり、具体的にはキーボードやマウス等であ
る。ＣＰＵ６０は、入力装置６５から入力される指令と
対応するプログラムを、外部記録装置６７からバス６６
により転送され、バス６６により接続された入力装置６
５、表示制御装置６４、ＲＡＭ６１、ＣＤ−Ｒ／ＲＷド
ライブ６２を、上記プログラムにより総括的に制御する
と共に、所定の演算・処理等を実行する。請求項５記載
の消去方法を実行するプログラムや、記録再生に関する
プログラムも外部記録装置６７に一時的に格納されてい
る。ＲＡＭ６１は、ＣＤ−ＲＷ媒体の記録再生に必要な
プログラムや各種情報を、システムの動作時に一時的に
記録するのに用いられる。表示制御装置６４は、ＣＲＴ
やＬＣＤ等であるディスプレイ６３の表示制御を行い、
ＲＡＭ６２内の情報や各種機能に応じたウインドウおよ
び「アイコンのパターン」等の情報をディスプレイ６３
に表示する。外部記録媒体６７は、上記消去用プログラ
ムや記録再生のためのプログラムの他、記録対象となる
データやシステムの動作に必要なデータ等を記録されて
いる。ＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ６２は、それ自体にＣＰ
ＵやＲＡＭを有し、ＣＰＵ６０の指令を受けてＣＤ−Ｒ
Ｗ媒体に対して記録再生・消去を行う。請求項５記載の
消去方法を説明するため、図７のフローチャートを参照
する。先ず、ＣＤ−ＲＷ媒体をＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ
６２にセットすると、ＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ６２は読
取を行い、ファイル情報エリア（ＰＭＡ・ＴＯＣ）の管
理情報を読取る。そして読み取った管理情報を外部記録
装置６７に記録する。続いて、セットされているＣＤ−
ＲＷ媒体のＰＭＡ・ＴＯＣの管理情報を消去し、さらに
リードアウトを消去する。このようにしてファイル情報
エリアの除法が消去され、消去が終了する。消去が行わ
れたＣＤ−ＲＷ媒体は、情報記録再生システムには、未
記録のＣＤ−ＲＷ媒体として認識される。従って、新た
な情報を記録することもできる。また、外部記録装置６
７に記録された管理情報をファイルとして供給させて読
み込み、ＣＤ−ＲＷ媒体のファイル情報エリアに書き込
むことにより、再生・追記可能になる。この操作は、当
該ＣＤ−ＲＷ媒体にデータが保存され、それにアクセス
するための管理情報を入手できるユーザにのみ可能であ
る。このシステムによる記録再生・消去の対象となるＣ
Ｄ−ＲＷ媒体としては「スタンパにより形成されたピッ
トによりデータがデータエリアにＲＯＭとして記録され
たもの」を用いることもできる（請求項８）。
形態を説明するブロック図である。入力装置６５は、オ
ペレータが「ＣＤ−ＲＷ媒体の記録再生・初期化」およ
びシステム制御に必要な情報をシステムに伝達するため
の装置であり、具体的にはキーボードやマウス等であ
る。ＣＰＵ６０は、入力装置６５から入力される指令と
対応するプログラムを、外部記録装置６７からバス６６
により転送され、バス６６により接続された入力装置６
５、表示制御装置６４、ＲＡＭ６１、ＣＤ−Ｒ／ＲＷド
ライブ６２を、上記プログラムにより総括的に制御する
と共に、所定の演算・処理等を実行する。請求項５記載
の消去方法を実行するプログラムや、記録再生に関する
プログラムも外部記録装置６７に一時的に格納されてい
る。ＲＡＭ６１は、ＣＤ−ＲＷ媒体の記録再生に必要な
プログラムや各種情報を、システムの動作時に一時的に
記録するのに用いられる。表示制御装置６４は、ＣＲＴ
やＬＣＤ等であるディスプレイ６３の表示制御を行い、
ＲＡＭ６２内の情報や各種機能に応じたウインドウおよ
び「アイコンのパターン」等の情報をディスプレイ６３
に表示する。外部記録媒体６７は、上記消去用プログラ
ムや記録再生のためのプログラムの他、記録対象となる
データやシステムの動作に必要なデータ等を記録されて
いる。ＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ６２は、それ自体にＣＰ
ＵやＲＡＭを有し、ＣＰＵ６０の指令を受けてＣＤ−Ｒ
Ｗ媒体に対して記録再生・消去を行う。請求項５記載の
消去方法を説明するため、図７のフローチャートを参照
する。先ず、ＣＤ−ＲＷ媒体をＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ
６２にセットすると、ＣＤ−Ｒ／ＲＷドライブ６２は読
取を行い、ファイル情報エリア（ＰＭＡ・ＴＯＣ）の管
理情報を読取る。そして読み取った管理情報を外部記録
装置６７に記録する。続いて、セットされているＣＤ−
ＲＷ媒体のＰＭＡ・ＴＯＣの管理情報を消去し、さらに
リードアウトを消去する。このようにしてファイル情報
エリアの除法が消去され、消去が終了する。消去が行わ
れたＣＤ−ＲＷ媒体は、情報記録再生システムには、未
記録のＣＤ−ＲＷ媒体として認識される。従って、新た
な情報を記録することもできる。また、外部記録装置６
７に記録された管理情報をファイルとして供給させて読
み込み、ＣＤ−ＲＷ媒体のファイル情報エリアに書き込
むことにより、再生・追記可能になる。この操作は、当
該ＣＤ−ＲＷ媒体にデータが保存され、それにアクセス
するための管理情報を入手できるユーザにのみ可能であ
る。このシステムによる記録再生・消去の対象となるＣ
Ｄ−ＲＷ媒体としては「スタンパにより形成されたピッ
トによりデータがデータエリアにＲＯＭとして記録され
たもの」を用いることもできる（請求項８）。
【００１５】請求項９記載の発明のように、情報消去
（クイックイレース）されたＣＤ−ＲＷ媒体を復元する
際に、管理情報をＰＭＡに追記して記録内容情報とする
場合には、図４に示すように、システム固有の「システ
ム情報」をデータエリア（プログラム領域）に追記し、
ＰＭＡ４２にプログラムエリア４３に記憶されている本
来の情報と上記システム情報とに関する管理情報として
書き込むことができる。この書き込みの後、ＴＯＣ４２
とリードアウト４４を記録することにより、ＣＤ−ＲＷ
媒体は再生可能となるが、このようにすると、現在のシ
ステム情報と、追記されたシステム情報の一致をアクセ
ス条件とすることにより、情報にアクセスできるユーザ
をさらに制限することができる。
（クイックイレース）されたＣＤ−ＲＷ媒体を復元する
際に、管理情報をＰＭＡに追記して記録内容情報とする
場合には、図４に示すように、システム固有の「システ
ム情報」をデータエリア（プログラム領域）に追記し、
ＰＭＡ４２にプログラムエリア４３に記憶されている本
来の情報と上記システム情報とに関する管理情報として
書き込むことができる。この書き込みの後、ＴＯＣ４２
とリードアウト４４を記録することにより、ＣＤ−ＲＷ
媒体は再生可能となるが、このようにすると、現在のシ
ステム情報と、追記されたシステム情報の一致をアクセ
ス条件とすることにより、情報にアクセスできるユーザ
をさらに制限することができる。
【００１６】また、図４において、データエリア４３に
記録されたシステム情報が、アプリケーションプログラ
ムとインストールプログラムである場合、インストール
プログラムに、ＣＤ−ＲＷ媒体に追記されたシステム情
報と、現在の情報記録再生システムとを照合し、両者の
一致をアプリケーションプログラムのインストール条件
とすることで、情報にアクセスできるユーザをより限定
できる。
記録されたシステム情報が、アプリケーションプログラ
ムとインストールプログラムである場合、インストール
プログラムに、ＣＤ−ＲＷ媒体に追記されたシステム情
報と、現在の情報記録再生システムとを照合し、両者の
一致をアプリケーションプログラムのインストール条件
とすることで、情報にアクセスできるユーザをより限定
できる。
【００１７】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法お
よび情報記録再生システムを実現できる。この発明の光
記録媒体は、秘守性が高い。請求項３記載の発明の光記
録媒体は上記の如く、ＴＯＣ領域が未記録でこれを書き
込まないと情報を再生できないので、プログラム領域に
記録された情報の秘密性を有効に保持することができ
る。また、請求項４記載の光記録媒体では、光記録媒体
に記録されたパスワードを知らなければ光記録媒体に記
録された情報を再生できないので、上記記録情報の秘密
性をより高度に保つことができる。なお、この発明の光
記録媒体の使用方法は、上に説明した使用方法に限定さ
れるものではなく、種々の使用方法が可能であることは
言うまでもない。請求項５記載の消去方法では、クイッ
クイレースに先立ち、管理情報を読み出して別の記録媒
体に記録するので、誤って消去を実行してしまった場合
にも、光記録媒体に保存されているデータを再生でき
る。また、この操作は、別の記録媒体に管理情報が記録
されていることを知っているユーザのみに可能であるか
ら、情報の機密保持が向上する。この発明の情報記録再
生システムは、上記の情報消去や再生を実行でき、請求
項８〜１０記載の情報記録再生システムは、情報の機密
性をより高めることができる。
ば新規な光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法お
よび情報記録再生システムを実現できる。この発明の光
記録媒体は、秘守性が高い。請求項３記載の発明の光記
録媒体は上記の如く、ＴＯＣ領域が未記録でこれを書き
込まないと情報を再生できないので、プログラム領域に
記録された情報の秘密性を有効に保持することができ
る。また、請求項４記載の光記録媒体では、光記録媒体
に記録されたパスワードを知らなければ光記録媒体に記
録された情報を再生できないので、上記記録情報の秘密
性をより高度に保つことができる。なお、この発明の光
記録媒体の使用方法は、上に説明した使用方法に限定さ
れるものではなく、種々の使用方法が可能であることは
言うまでもない。請求項５記載の消去方法では、クイッ
クイレースに先立ち、管理情報を読み出して別の記録媒
体に記録するので、誤って消去を実行してしまった場合
にも、光記録媒体に保存されているデータを再生でき
る。また、この操作は、別の記録媒体に管理情報が記録
されていることを知っているユーザのみに可能であるか
ら、情報の機密保持が向上する。この発明の情報記録再
生システムは、上記の情報消去や再生を実行でき、請求
項８〜１０記載の情報記録再生システムは、情報の機密
性をより高めることができる。
【図１】請求項３記載の発明の光記録媒体の実施の１形
態を説明する図である。
態を説明する図である。
【図２】請求項４記載の発明の光記録媒体の実施の１形
態を説明する図である。
態を説明する図である。
【図３】請求項４記載の発明の光記録媒体において、さ
らに機密製を高めた実施の形態を説明する図である。
らに機密製を高めた実施の形態を説明する図である。
【図４】ＣＤ−ＲＷ媒体とクイックイレースを説明する
ための図である。
ための図である。
【図５】請求項９，１０記載の発明を説明するための図
である。
である。
【図６】この発明の情報記録再生システムの実施の１形
態を説明するための図である。
態を説明するための図である。
【図７】請求項５記載の情報消去方法を示すフロー図で
ある。
ある。
１０ 光記録媒体 １３ ＰＭＡ １５ ＴＯＣ領域 １７，１９ プログラム領域
Claims (10)
- 【請求項１】データエリアが書込み済みで、ファイル情
報エリアが未記録であることを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項２】請求項１記載の光記録媒体において、 情報記録領域の一部にパスワードが記録されていること
を特徴とする光記録媒体。 - 【請求項３】請求項１記載の光記録媒体において、 光記録媒体が、コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ
−Ｒ）またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−
ＲＷ）であり、 書込み済みであるプログラム領域と、未記録の記録可能
ユーザ領域と未記録のリードアウト領域とを有し、 ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）は上記プログラ
ム領域に対応した部分が書込み済みであり、ＴＯＣ（テ
ーブル・オブ・コンテント）領域は未記録のままである
ことを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項４】請求項２記載の光記録媒体において、 光記録媒体が、コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ
−Ｒ）またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−
ＲＷ）であり、 書込み済みであるプログラム領域と、未記録の記録可能
ユーザ領域と未記録のリードアウト領域とを有し、 ＰＭＡ（プログラム・メモリ・エリア）およびＴＯＣ
（テーブル・オブ・コンテント）領域が未記録であり、 パスワードが、書込み可能な領域の特定位置に記録され
ていることを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項５】光記録媒体としてのコンパクトディスクリ
ライタブル（ＣＤ−ＲＷ）におけるファイル情報エリア
のみを消去する方法であって、 予め、消去を行うべき光記録媒体のファイル情報エリア
の管理情報を別媒体に記録した後、上記ファイル情報エ
リアの情報を消去することを特徴とする光記録媒体の情
報消去方法。 - 【請求項６】ファイル情報エリアが未記録で、データエ
リアが記録済みの、コンパクトディスクレコーダブル
（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライ
タブル（ＣＤ−ＲＷ）に対し、別媒体に記録されている
管理情報を、ＰＭＡに記録する手段を有する情報記録再
生システム。 - 【請求項７】ファイル情報エリアが未記録で、データエ
リアが記録済みの、コンパクトディスクレコーダブル
（ＣＤ−Ｒ）および／またはコンパクトディスクリライ
タブル（ＣＤ−ＲＷ）に対し、別媒体に記録されている
管理情報を、ＴＯＣに記録する手段を有する情報記録再
生システム。 - 【請求項８】請求項６または７に記載の情報記録再生シ
ステムにおいて、 コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）および／
またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−ＲＷ）
は、データエリアの情報が予めピットにより形成記録さ
れているものであることを特徴とする情報記録再生シス
テム。 - 【請求項９】請求項６または７または８記載の情報記録
再生システムにおいて、 ファイル情報エリアが未記録で、データエリアが記録済
みの、コンパクトディスクレコーダブル（ＣＤ−Ｒ）お
よび／またはコンパクトディスクリライタブル（ＣＤ−
ＲＷ）に対し、管理情報を記録するに際し、上記システ
ム固有の情報をデータエリアに追記した後、ＰＭＡもし
くはＴＯＣに管理情報を記録することを特徴とする情報
記録再生システム。 - 【請求項１０】請求項９記載の情報記録再生システムに
おいて、 記録済みのデータエリアの情報が、アプリケーションプ
ログラムとインストールプログラムであり、 インストールプログラムが光記録媒体に追記された情報
記録再生システム情報と、現在の情報記録再生システム
とを照合し、アプリケーションプログラムのインストー
ルを制限することを特徴とする情報記録再生システム。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10359133A JPH11283328A (ja) | 1998-02-02 | 1998-12-17 | 光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生システム |
| SG1999000137A SG70668A1 (en) | 1998-02-02 | 1999-01-22 | Optical recording medium having secrecy of recorded data and erase method therefor and information system recording/reading using the same |
| TW088101512A TW419657B (en) | 1998-02-02 | 1999-02-01 | An optical recording medium having secrecy of recorded data, an erase method therefor, and a system for reading and recording therefor |
| US09/240,679 US6137769A (en) | 1998-02-02 | 1999-02-02 | Optical recording medium and method of information recording/reading an optical recording medium |
| EP99101566A EP0933765A1 (en) | 1998-02-02 | 1999-02-02 | Optical recording medium having secrecy of recorded information and erase method therefor and information recording/reading system using the same |
| US09/657,165 US6469963B1 (en) | 1998-02-02 | 2000-09-07 | Optical recording medium and method of information recording/reading an optical recording medium |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2096798 | 1998-02-02 | ||
| JP10-20967 | 1998-02-02 | ||
| JP10359133A JPH11283328A (ja) | 1998-02-02 | 1998-12-17 | 光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11283328A true JPH11283328A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=26357970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10359133A Pending JPH11283328A (ja) | 1998-02-02 | 1998-12-17 | 光記録媒体および光記録媒体の情報消去方法および情報記録再生システム |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US6137769A (ja) |
| EP (1) | EP0933765A1 (ja) |
| JP (1) | JPH11283328A (ja) |
| SG (1) | SG70668A1 (ja) |
| TW (1) | TW419657B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7408862B2 (en) | 2002-03-22 | 2008-08-05 | Sony Corporation | Writable recording medium identification information recording method information recording device identification information reproduction method and information reproduction device |
| JPWO2006118146A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2008-12-18 | パイオニア株式会社 | 情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、情報記録媒体、並びにコンピュータプログラム |
Families Citing this family (50)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11238315A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Pioneer Electron Corp | 情報記録装置及び初期化方法 |
| KR100601598B1 (ko) * | 1998-06-15 | 2006-07-14 | 삼성전자주식회사 | 기록 방지 정보를 저장하는 기록 매체와 기록 방지 방법 |
| US6765853B1 (en) * | 1998-06-15 | 2004-07-20 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Recording medium for storing write protection information and write protection method thereof |
| US6330210B1 (en) * | 1999-04-29 | 2001-12-11 | Hewlett-Packard Company | Data structure for control information on rewriteable data storage media |
| JP3292181B2 (ja) * | 1999-09-20 | 2002-06-17 | ヤマハ株式会社 | Ｃｄ−ｒｗディスクの消去方法およびｃｄ−ｒｗ記録装置 |
| GB2357165B (en) * | 1999-12-02 | 2004-06-16 | Internat Federation Of The Pho | Copyright protection system and method |
| EP1193701A1 (en) | 2000-09-29 | 2002-04-03 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording medium and method of manufacturing the optical recording medium |
| AU2002218456A1 (en) * | 2000-12-11 | 2002-06-24 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Record carrier of the optical type and a device for recording and/or playback for use with such a record carrier |
| JP2002182941A (ja) * | 2000-12-18 | 2002-06-28 | Hitachi Ltd | 情報記録再生装置及びコンピュータ読取り可能な記録媒体 |
| US7144677B2 (en) * | 2001-03-21 | 2006-12-05 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording method and optical recording medium |
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