JP2891877B2 - 記録媒体及び電子出版物利用システム及び処理方法 - Google Patents

記録媒体及び電子出版物利用システム及び処理方法

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JP2891877B2
JP2891877B2 JP6164394A JP16439494A JP2891877B2 JP 2891877 B2 JP2891877 B2 JP 2891877B2 JP 6164394 A JP6164394 A JP 6164394A JP 16439494 A JP16439494 A JP 16439494A JP 2891877 B2 JP2891877 B2 JP 2891877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体及び電子出版物
利用システム及び該システムにおける処理方法に係わ
り、特にコンピュータの外部記憶媒体として利用される
光ディスク、磁気ディスク等に辞書や出版情報等を記録
してなる記録媒体及び電子出版物利用システム及び該シ
ステムにおける処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサの企業・家庭への広い普及に伴い、従来は紙
で提供されていた辞書、マニュアル、参考書、用語集等
の書物が電子化されて利用できるようになっている。電
子化された書物はデジタル記録されているため、同じも
のが容易に作成可能であり、しかも、紙よりも削除・変
更が容易である。ところで、書物には著作権等があるた
め、使用者が電子化された書物を自由に変更する事を規
制すると共に、著者の権利を守るためにコピーされにく
いものでなければならない。
【0003】このため、電子化書物(電子出版物)を提
供するために、従来より記録媒体としてCD−ROMが
多く用いられている。このCD−ROMは図30(a)に
示すように、透明なプラスチック層1に情報をピット
(凹凸)2で記録し、該ピット面に蒸着等により金属膜
(例えばアルミニウム)3を形成し、その上に保護層4
を設けたものである。かかるCD−ROMにおいて、信
号層(ピットと金属膜)に図30(b)に示すように対物
レンズOLを介してレーザビームLBを照射すると、ピ
ットの無いところで光がそのままほとんど返ってくる
が、ピットのあるところではピットにより回折され、戻
り光は対物レンズOLの視野外に出てしまい、光の一部
が対物レンズに戻ってくるに過ぎない。従って、戻り光
をフォトダイオードで検出することにより情報を読み取
ることができる。このように、CD−ROMでは情報を
ピットで記録するため、磁気記録等に比べ情報がこわれ
にくく、しかも、情報を書き換える事ができず、更には
スタンピングによりピットで大量の情報を大量枚数容易
に作成でき優れている。
【0004】他方、CD−ROMはその規格により、ア
クセススピードが遅いという問題がある。又、CD−R
OMではデータの記録・更新ができない問題がある。辞
書、マニュアル、参考書、用語集等の書物を読む場合、
読者は理解度を深めるために文章にアンダーラインを付
けたり、空白部に語句の注釈を書き込んだり、あるいは
書物中の式の導出法を書き込んだりする。このため、電
子化出版物においても、アンダーラインや注釈等、ユー
ザが使いやすいように作成した情報を自由に書き込んで
出版物の内容と同時に表示できれば、あたかも紙の出版
物と同様の感覚で電子化出版物を読んだり、参考にで
き、使い勝手を向上することができる。しかし、CD−
ROMではデータの記録・更新ができないため、かかる
利用法ができない問題がある。
【0005】このため、電子化出版物の記録媒体として
書き込み可能な光磁気ディスク(光ディスク)を用いる
ことが考えられる。光磁気ディスクは基板上にTbFe
Co等のアモルファス磁性薄膜等を被着したものであ
り、磁性膜の磁化反転に必要な保磁力が温度の上昇に応
じて小さくなる性質(温度補償点で保磁力は零)を利用
する。すなわち、レーザビームを照射してディスク媒体
の温度を2000C付近まで上昇させて保磁力を弱めた状態
で弱磁界を掛けて磁化方向を制御して記録、消去するも
のである。従って、図31(a)に示すように、磁性膜5
上の磁化方向が下向きの状態において、書き込みコイル
6により上方向の磁界を掛け、図31(b)に示すように
磁化方向を反転したい部分にレーザビームLBを対物レ
ンズOLを介して照射すると、該部分の磁化方向が反転
して上方向になり、情報の記録ができる。又、情報の読
み取りに際しては、図31(c)に示すようにy軸方向の
偏光面を有するレーザビームLBを磁性膜5に照射する
と、磁気カー効果により磁化方向が下向きの部分では時
計方向に偏光面がθK回転した反射光LB0が得られ、
磁化方向が上向きの部分では反時計方向に偏光面がθK
回転した反射光LB1が得られる。従って、反射光の偏
光状態を検出することにより磁化の向き、換言すれば情
報を読み取ることができる。
【0006】かかる光磁気ディスク(フルRAMディス
ク)はデータの書き込みが可能であり、しかも、CD−
ROMと同様に大容量記憶媒体であり、更にはその規格
からCD−ROMよりデータの読み出し速度が早いとい
う利点がある。又、光磁気ディスクには、全面が書き込
み可能なディスク(フルRAMディスク)に加えて、一
部が書き込み可能な領域(RAM領域)、残りが再生専
用の領域(ROM領域)を有するディスク(パーシャル
ROMディスク)、全面がROM領域のディスク(フル
ROMディスク)がある。パーシャルROMによれば、
フルRAMディスクの利点に加えて、ROM領域11
aにCD−ROMと同様にスタンピングにより大量の出
版物情報を容易に記録でき、しかも、RAM領域11
bに注釈、アンダーラインの追記が可能であり、更に
は、大量枚数の電子出版物を容易に作成できる利点が
ある。又、フルROMディスクの場合には、書き込みは
不可能であるが、CD−ROMと同様の利点がある上
に、高速アクセスができる利点がある。
【0007】図32は例えば3.5インチのパーシャル
ROM光磁気ディスクの構成説明図であリ、図32(a)
は概略平面図、図32(b)はパーシャルROM光磁気デ
ィスクの一部拡大説明図、図32(c)は一部断面図であ
る。パーシャルROM光磁気ディスク11は同心円状又
はスパイラル状のトラックを片面当たり10,000トラック
備えており、全トラックは扇型に25セクタに分割され
ている。各セクタSTは例えば512バイトで構成され、
先頭部にはアドレスフィールドAFが設けられ、以降に
データフィルタードDFが設けられている。アドレスフ
ィルタードAFには、セクタマークやトラックアドレ
ス、セクタアドレス、同期信号再生用のプレアンブルを
含むアドレス情報が記録され、データフィルタードDF
にはデータが格納されるようになっている。又、アクセ
ス可領域(記憶領域)11′の内側と外側にディフェク
トマネージメントエリアDMAが設けられ、更にその内
外周にインナ、アウタコントロールトラック(内周制御
ゾーン、外周制御ゾーン)TRcが設けられている。ア
クセス可領域11′のうち外側領域がROM領域11
a、内側領域がRAM領域11bになっている。
【0008】パーシャルROM光磁気ディスク11は図
32(c)に示すように、スタンピングにより一部領域に
ピット(凹凸)PTが形成された透明なプラスチック層
(基板)PLSを用意し、該基板の上に記録層(記録
膜)MGFを被着し、更にその上に保護層PRFを形成
して構成され、ピットPTが形成された領域がROM領
域、ピットPTが形成されていない領域がRAM領域と
なっている。以上のように、光磁気ディスクによれば、
提供者、使用者共にCD−ROMに比べて快適に電子出
版物を利用でき、かつ、使い勝手を向上することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】CD−ROMは異なる
コンピュータ間の互換性を考慮して、その殆どすべてが
ISO9660フォーマットに準拠している。ISO9
660フォーマットはCD−ROMの標準フォーマット
であり、ボリューム(1枚のCD−ROM全体への呼
称)の構成やディレクトリ・ファイルの管理構造を決め
たものである。CD−ROMによる電子出版物のデータ
構造もISO9660に準拠したボリューム・ファイル
構成を持つことにより、及び現在電子出版物が殆どCD
−ROMで提供されていることにより、電子出版物の出
版物データを変換・作成するツールはISO9660準
拠のものが殆どである。又、同様の理由で電子出版物を
検索・表示するツール(CD−ROM利用ツール)もI
SO9660準拠のものが殆どである。
【0010】一方、電子出版物の記憶媒体として光磁気
ディスクを用いる場合、前述のようにCD−ROMと比
べ優れた点が多くあるが、まだ広く普及していない。こ
のため、光磁気ディスクを電子出版物の記憶媒体として
使用するためには、光磁気ディスク用のフォーマット
に準拠させたデータ本体(出版物データ)や光磁気デ
ィスク用のフォーマットに準拠させるためのデータ変換
ツール、検索・表示ツール等の光磁気ディスク電子出
版物の資産を1から構築しなければならず、非常に多く
の開発時間やコストがかかってしまう問題がある。そこ
で、ISO9660フォーマットのデータ、換言すれ
ば、CD−ROM電子出版物の世界で蓄積されているデ
ータ(出版物データ)をそのまま光磁気ディスクに記録
することが考えられる。しかし、CD−ROMと光磁気
ディスクでは物理フォーマットが異なるため、CD−R
OM装置と光磁気ディスク装置とではそのアクセス法が
異なる。このため、既存のCD−ROM利用ソフトウェ
アをそのままでは使用できない問題がある。
【0011】又、光磁気ディスクはCD−ROMに比較
してユーザが不正コピーしやすいため、著作権が侵害さ
れやすいという問題がある。これは、例えばMS−DO
S(Microsoft Disk Operating System)のシステムは特
別のツールを使用しないとCD−ROMにアクセスでき
ないが、光磁気ディスクがMS−DOSでフォーマット
されている場合には、MS−DOSのシステムは光磁気
ディスクにアクセスしてデータを読み取り、該データを
他の光磁気ディスクに容易にコピーできるからである。
更に、CD−ROM電子出版物の利用システム(コンピ
ュータシステム)では、CD−ROMに出版物データだ
けを記録し、検索ソフトウェアは他の記憶媒体(ハード
ディスクやフロッピ−ディスク)に記録されている。し
かし、かかるCD−ROM電子出版物の利用システムで
は使い勝手が悪い問題がある。
【0012】以上から本発明の目的は、CD−ROM電
子出版物等の世界で蓄積されているデータ(出版物デー
タ)や該データを作成・変換するツール、CD−ROM
利用ツールを無駄にすることなく利用できる記録媒体及
び電子出版物利用システム及び処理方法を提供すること
である。本発明の別の目的は、CD−ROM出版物から
光ディスク等他の記録媒体の出版物へスムーズに移行で
きる光ディスク媒体及び電子出版物利用システム及び処
理方法を提供することである。本発明の更に別の目的
は、ユーザの不正コピーを防止でき、データの著作権保
護ができる記録媒体及び電子出版物利用システム及び処
理方法を提供することである。本発明の他の目的は、大
容量である1枚の光ディスク等の記録媒体に出版物デー
タ、利用ツール、複号ソフトウェアを同時に納めて運用
性、使い勝手を向上した記録媒体及び電子出版物利用シ
ステム及び処理方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図、図2はCD−ROMエミュレータの動作原理説明図
である。図1,2において、11は光ディスク、21は
光ディスクドライブ、21′はCD−ROMドライブ、
31はホストシステム、51は表示装置である。光ディ
スク11は複数の区画(第1区画、第2区画)12,1
3を備えている。13aはCD−ROM論理フォーマッ
トの出版物データ、12aはCD−ROM論理フォーマ
ットの出版物データを利用するソフトウェア(既存CD
−ROM利用ツール)、12bは既存CD−ROM利用
ツールから発行されるCD−ROMアクセス要求を光デ
ィスクアクセス要求に変換するソフトウェア(CD−R
OMエミュレータ)、12cは暗号化されて記録された
出版物データを元に戻す復号ソフトウェアである。
【0014】
【作用】記録媒体、例えば光ディスク11に、所定のソ
フトウェア(既存CD−ROM利用ツール12a、CD
−ROMエミュレータ12b)を記憶する第1の区画1
2と、オリジナルな物理フォーマット(CD−ROM物
理フォーマット)から光ディスクの物理フォーマットに
変換された出版物データを記憶する第2の区画13を設
ける。上記ソフトウェアは、オリジナルの物理フォーマ
ット(CD−ROM物理フォーマット)に従った出版物
データの読み出しコマンドを、第2区画13に記憶され
た所定物理フォーマット(光ディスクの物理フォーマッ
ト)の出版物データの読み出しコマンドに変換するもの
である。光ディスク11が光ディスクドライブ21に装
着されると、ホスト装置31はこのソフトウェアに基づ
いて、オリジナルの物理フォーマット(CD−ROM物
理フォーマット)に従った出版物データの読み出しコマ
ンドを、第2区画13に記憶された所定物理フォーマッ
ト(光ディスクの物理フォーマット)の出版物データの
読み出しコマンドに変換して出版物データの読み出しを
行う。このように記録媒体、例えば光ディスクの電子出
版物を構成すれば、CD−ROM電子出版物用として蓄
積されている出版物データをCD−ROM論理フォーマ
ット(ISO9660フォーマット)を保持しながら、
物理フォーマットを変えるだけで第2区画13にそのま
ま光記録できる。このため、出版物データの作成時間、
ISOフォーマットの出版物データをMS−DOSフォ
ーマットに変換する場合の変換ツールの開発作成時間、
変換作業時間が必要でなくなる。
【0015】ところで、ソフトウェアのうち既存CD−
ROM利用ツール12aはCD−ROMドライブ21′
のみに有効なツールであり、光ディスクドライブ21で
は利用できない。しかし、CD−ROMエミュレータ1
2bを設けることにより光ディスクでも既存CD−RO
M利用ツール12aを利用できるようになる。すなわ
ち、図2(a)に示すように、CD−ROMドライブ2
1′は既存CD−ROM利用ツール12aのデータ読み
取りコマンドに基づいてCD−ROMにアクセスし、該
CD−ROMより所望のデータを読み取って出力できる
が、光ディスクドライブ21は該既存CD−ROM利用
ツールを利用できない。
【0016】そこで、既存CD−ROM利用ツール12
aと光ディスクドライブ21の間にCD−ROMエミュ
レータ12bを介在させる。CD−ROMエミュレータ
12bは、既存CD−ROM利用ツール12aからデー
タ読み取り命令等(CD−ROMアクセス要求)がCD
−ROMドライブ21′に出されているか監視し、CD
−ROMに対するアクセスがあった場合には、アクセス
先を光ディスクドライブ21に変更する。このようにす
ることにより、既存CD−ROM利用ツール12aを実
行すれば光ディスク11の第2区画13に対して、出版
物データ13aの読み取りが行われるようになり、この
保存領域があたかも1枚のCD−ROMと見なすことが
できるようになる。このため、開発者側は新たに光ディ
スク用の出版物利用ツールを開発・作成する必要がなく
なり、ユーザ側はいままで使用してきたCD−ROM利
用ツールをそのまま光ディスク出版物の利用ツールとし
て使えるようになる。
【0017】以上より、CD−ROM電子出版物の世界
で蓄積された、CD−ROM論理フォーマット(ISO
9660フォーマット)に従う出版物データや該データ
を作成・変換するツール及びCD−ROM利用ツールを
無駄にすることなく利用できるメリットが生じる。又、
CD−ROM論理フォーマットの出版物データをプラス
チック基盤上にスタンピングによりピット(凹凸)で記
録して再生専用のROM領域とし、残りのディスク部分
に記録膜を被着して書き換え可能なRAM領域とする。
このように光ディスクをパーシャルROM光ディスクと
すれば、スタンピングにより出版物データを一括して記
録できるため一々電気的に書き込む必要がなく、光ディ
スク電子出版物の作成が容易となり、短時間、低コスト
で提供できるようになる。
【0018】更に、出版物データ13aを暗号化して第
2区画13に記録し、暗号化された出版物データを元に
戻す復号ソフトウェア12cを第1区画12に記録す
る。このように暗号化することにより、出版物データを
他の記憶媒体(例えばフルRAMディスク等)に不正に
コピーしても意味不明なものとなり、正規な情報は読み
出せず不正コピーを防止できる。この場合、ユーザが利
用できない領域に暗号化された出版物データを復号する
ために必要なデータを記録しておき、暗号化された出版
物データを該データを用いて復号するようにする。この
ようにすれば、暗号化された出版物データや復号ソフト
ウェアをコピーしても元の出版物データに戻すことがで
きず、不正コピーを防止できる。又、出版物データの暗
号化方法を特定するデータをユーザが利用できない領域
に記録すると共に、複数の復号ソフトウェアを第1区画
12に記録し、該暗号化方法データに応じた復号ソフト
ウェアにより復号するようにする。このようにすれば、
暗号化された出版物データや復号ソフトウェアをコピー
しても元の出版物データに戻すことができず、不正コピ
ーを防止できる。又、電子出版物データ、CD−ROM
利用ツール、CD−ROMエミュレータ、復号ソフトウ
ェアを1枚の記録媒体、例えば光ディスクに記録する。
このようにすれば、1枚の光ディスク電子出版物を利用
できる環境を提供でき、使い勝手を向上できる。尚、C
D−ROM利用ツールやCD−ROMエミュレータは必
ずしも光ディスクに記録しておく必要はなく、ハ−ドデ
ィスク等他の記憶手段に記憶しておくこともできる。
【0019】また、電子出版物に限らず一般に、情報を
光ディスクに暗号化して記録し、かつ、スタンピングに
よりピット(凹凸)で情報を記録する領域に暗号化され
た情報を復号するに必要なデータ(スタンパID)を記
録して光ディスク媒体を構成する。このようにすれば、
情報を不正にコピーしても元の情報を復元するのに必要
なデータ(スタンパID)を入手できないため、コピー
情報は意味がなく不正コピーを有効に防止できる。
【0020】
【実施例】システムの構成 図3は本発明の光磁気ディスク電子出版物を利用するシ
ステムの外観図であり、11は光磁気ディスク、21は
光磁気ディスクドライブ、31はホストシステム(コン
ピュ−タ本体部)、41はデータ入力部(操作部)であ
り、キ−ボ−ド41aやマウス41bを有している。5
1はCRTや液晶ディスプレイ等の表示装置、61はプ
リンタである。尚、適宜ハードディスク装置やフロッピ
ーディスク装置が設けられる。光磁気ディスク11は複
数の区画を備え、例えば書き換え可能なRAM領域に設
けられた区画(第1区画)12と再生専用のROM領域
に設けられた区画(第2区画)13を有している。
【0021】図4はシステムの電気的構成図であり、図
3と同一部分には同一符号を付している。21は光磁気
ディスクドライブ、22はハ−ドディスクドライブ、3
1はホストシステム、71a〜71bはI/Oコントロ
ーラ、72はSCSI(Small Computer System Interf
ace:SCSI)バスである。SCSIはコンピュータ本
体と外部記憶装置を結ぶインターフェースで、ANSI
(American National Standard Institute)で規格が規定
されている。SCSIバスは例えば8ビットとパリテイ
ビットからなるデータバスと9本の制御バスで構成され
る。このSCSIバスには最大8台までSCSI装置
(ホストコンピュータやディスク・ドライブ・コントロ
ーラ等)を接続することができ、それぞれの装置はID
(Identifier)と呼ばれる0〜7までの認識番号を持
つ。図では、I/Oコントローラ71a〜71bにID
0〜ID1が割り当てられ、ホストシステム31にID
7が割り当てられている。I/Oコントローラ71a〜
71bには光ディスクドライブ21、ハ−ドディスクド
ライブ22がそれぞれ1台接続されているが2台以上の
ドライブを接続することができる。
【0022】ホストシステム31において、31aは中
央処理装置、31bはメモリ、31cはDMAコントロ
ーラ、31dはホスト・アダプタ、71c〜71dはI
/Oコントローラで、各部はホストバス31eに接続さ
れている。23はフロッピ−ディスクドライブであり、
I/Oコントローラ71cに接続されている。41は操
作部、51は表示装置、61はプリンタであり、それぞ
れI/Oコントローラ71dに接続されている。ホスト
システム31とI/Oコントローラ71a〜71b間は
SCSIインタフェ−スで結合され、I/Oコントロー
ラ71a〜71bと各ドライブ21,22間は例えばE
SDIインタフェ−ス(Enhanced Small Device Interf
ace)で結合されている。このシステムでは光磁気ディス
クドライブ21、ハードディスクドライブ22をホスト
バス31eから切離し、ホストバスとは別にSCSIバ
ス72を設け、該SCSIバスに各ドライブ用のI/O
コントローラ71a〜71bを接続し、I/Oコントロ
ーラ71a,71bによりドライブ21,22を制御す
るようにしてホストバスの負担を軽減している。
【0023】光磁気ディスクの一般的構成 (a) 全体の構成 図5は国際標準規格(ISO規格)に基づく光磁気ディ
スクの構成説明図であり、3.5インチ光磁気ディスク
の例である。横方向をブロック(セクタ)番号(0〜2
4)、縦方向をトラック番号としたものである。第3ト
ラックから9996トラック迄がユーザが通常の方法で
アクセスできるアクセス可領域(ユーザデータゾーン)
11′である。アクセス可領域11′は、全領域がR
AM部12′の場合(フルRAMディスク)、全領域
がROM部13′の場合(フルROMディスク)、内
側をRAM部12′、外側をROM部13′とするパー
シャルROMディスクの場合がある。アクセス可領域1
1′の内側と外側の各3トラックにはディフェクトマネ
ージメントエリアDMA(Defect Management Area)1
4a,14bが設けられ、更に、その内外周にはインナ
コントロールトラック(内周制御ゾーン)15a、アウ
タコントロールトラック(外周制御ゾーン)15b、余
白部16a,16bが設けられている。ディフェクトマ
ネージメントエリアDMAはアクセス可領域11′に欠
陥セクタが発生した時のエラー情報、代替セクタ等を管
理する領域である。
【0024】(b) 制御ゾーン 制御ゾーン15a,15bにはディスクドライブ制御用
のデータがスタンピングによりピット(凹凸)で記録さ
れる。制御ゾーンは凹凸情報であるため、ディスク製造
時にスタンパから転写されて記録され、従って、同じス
タンパから製造した光磁気ディスクは同じ制御ゾーンを
持つことになるが、異なったスタンパから製造したディ
スク同士はお互いに異なる内容の制御ゾーンを有するこ
とになる。この制御ゾーン15a,15bにユーザは情
報を書き込むことができず、しかも、自由にアクセスす
ることができない。又、制御ゾーン15a,15bには
512バイト(=1ブロック)の制御データ(例えばデ
ータの記録や読み出しに係る設定条件等)が繰返し記録
される。光磁気ディスクドライブ21は光磁気ディスク
の制御ゾーン15a,15bの制御データを読み出し、
該制御データに従って情報の記録、読み出し条件を設定
する。例えば、光磁気ディスクドライブ21は読み取っ
た制御データに基づいて回転数が1800rpmのとき書
き込みパワーを7.0mWにしてデータの書き込みを行
う。この制御ゾーン15a,15bの512バイトデー
タのうち、数バイトの組み合わせをもって暗号化情報を
復号するに必要なデータ(スタンパIDという)とす
る。
【0025】(c) アクセス可領域 アクセス可領域11′はECMA167(ISO−DI
S13356)フォーマットに従う場合、図6に示すよ
うに各種領域が設けられる。すなわち、アクセス可領
域11′の先頭0〜63セクタにはシステム領域111
が設けられ、64セクタには論理フォーマット識別子
領域112が設けられ、65〜256セクタにはブー
ト領域113が設けられ、257〜所定セクタまでに
は区画テーブル領域114が設けられ、それ以降にn
個の区画領域(第1区画〜第n区画)1151〜115nが
設けられている。
【0026】システム領域111はECMA167と既
存ハードディスクシステム、CD−ROM、CD−WO
(CD−write once)との互換性を配慮した領域であ
る。論理フォーマット識別子領域112はメディアの論
理フォーマット(MS−DOS、UNIX等)の識別子
を記録する領域である。ブート領域113はメーカや機
種を表す識別情報と各機種のブートプログラム(マルチ
・ブート)を記憶する領域である。区画テーブル領域1
4は各区画の情報(区画情報)が書き込まれる領域で
ある。図6ではn区画(第1〜第n区画)に分けた場合
が示されており、区画テーブル領域114に第1〜第n
区画情報1141〜114nが書き込まれている。各区画情
報1141〜114nは、区画の開始セクタ、最終セク
タ、区画のセクタ数、区画内のフォーマット(例え
ばDOS,UNIX、CD−ROM論理フォーマット
等)、書き換え禁止かどうかを示すライト・プロテク
ト・フラグ、どのような機密保護がなされているかを
表す機密保護タイプなどの属性情報が記録される。
【0027】(d) 区画 例えば、DOSの区画について説明すると、各区画11
51〜115nには図7に示すように、ファイル管理情報を
記憶するファイル管理領域とファイルを格納するファイ
ル領域が設けられている。図中、115iは区画、17a
はファイル管理領域、17bはファイル領域である。フ
ァイル管理領域17aには、ブートセクタ(ディスク記
述子、IPL等が記録されている)17a-1、二重化され
た第1、第2のファイルアロケーションテーブル(FA
T)17a-2、17a-3、各ファイルの先頭クラスタ番号を指
示するデイレクトリ17a-4が設けられている。
【0028】ブートセクタ17a-1のディスク記述子(B
PB情報:Bios Parameter Block情報)はディスクのボ
リュ−ム構造パラメータを記述するもので、セクタサイ
ズ(1セクタ当りのバイト数)SS、1クラスタ当りの
セクタ(ブロック)数SC、FATの数FN(=2)、
ルートデイレクトリのエントリー数RDE、全セクタ数
TS、1FAT当りのセクタ数、1トラック当りのセク
タ数SPT等を記述する。IPLは区画のOSシステム
を起動するものである。
【0029】各FAT17a-2,17a-3は、フォーマット識
別子(Format Identifier:FI)とFATエントリー
部(FAT entries)で構成されている。FATエントリー
部は、区画のクラスタ数に等しい数のFATエントリー
を有し、それぞれ0000,0002〜MAX,FFF
7,FFFFの値を取るようになっている。0000は
クラスタが未使用であることを意味し、0002〜MA
Xはクラスタが使用中であることを意味し、その値によ
りファイルの次の格納場所が指示される。また、FFF
7はクラスタを構成するセクタに欠陥があることを意味
し、FFFFはファイルの終わりを意味する。デイレク
トリ17a-4における各デイレクトリエントリー(32バ
イト)は、ファイル名欄、ファイル名拡張子欄、属性表
示欄、予約領域欄、ファイル変更時刻欄、ファイル変更
日付欄、ファイルの先頭クラスタ番号欄、ファイルサイ
ズ欄を有している。
【0030】(e) システムの起動 光磁気ディスクのボリューム管理方法はシステムによっ
て異なり、交換可能な光磁気ディスクを複数の区画に分
けると互換性がなくなってしまう。そこでデータ交換用
フォーマットの標準としてISOの小委員会SC15等
により作成が進められているものが前記ECMA−16
7(ISO−DIS13356)である。このECMA
−167(ISO−DIS13356)フォーマットに
よれば、1枚のディスクで複数の異なるシステム(例え
ば、PC−9800,Macintosh,UNIX等)を起動す
ることができる。すなわち、所定のシステムの起動プロ
グラム(IPL)は、ブート領域113(図6)をスキャ
ンして自分の機種向けのブートプログラムを見つけ、シ
ステムの主記憶装置にロードする。これにより、制御は
起動プログラムからロードしたブートプログラムに移
る。ブートプログラムは区画テーブル領域114を調べ
て起動可能な区画(自分と同じフォーマットの区画)を
見つける。そして、その区画のブートセクタ17a-1を主
記憶装置に読み込み、制御を該ブートセクタのIPLに
移す。ブートセクタのIPLはその区画のOSシステム
(MS−DOS等)を主記憶装置にロードしシステムを
起動する。
【0031】本発明の光磁気ディスクの構成 (a) 全体の構成 図8は本発明の光磁気ディスク媒体に記録される情報の
説明図である。11は光磁気ディスク媒体であり、パー
シャルROMの構成を有し、書き込み可能なRAM領域
12′と記録データがスタンピングによりピットで記録
されるROM領域13′を備えている。光磁気ディスク
媒体11はECMA−167(ISO−DIS1335
6)に従ってRAM領域、ROM領域にそれぞれ1つの
区画を持つボリューム構造になっている。尚、本発明は
パーシャルROMディスクに限るものではなく、2以上
の区画を有する光磁気ディスクに適用できるものであ
る。RAM領域12′において、111はシステム領
域、112は論理フォーマット識別子領域、113はブー
ト領域、114は区画テーブル領域であり、12は第1
区画である。ROM領域13′において13は第2区画
(出版物データ保存領域)である。
【0032】第1区画12は例えばISO9293(M
S−DOS)に従ってフォーマットされており、既存C
D−ROM利用ツール12a、CD−ROMエミュレー
タ12b、復号ソフトウェア12cが記録されている。
第2区画13にはISO9660フォーマット(CD−
ROM論理フォーマット)に従った出版物データ13a
が暗号化されて予めスタンピングによりピット(凹凸)
として記録されている。既存CD−ROM利用ツール1
2aはISO9660フォーマットの既存の出版物デー
タを利用するソフトウェアであり、CD−ROMエミュ
レータ12bは既存CD−ROM利用ツールより発行さ
れたCD−ROMアクセス要求(読み取りコマンド等)
を光磁気ディスクアクセス要求に変換するソフトウェア
であり、復号ソフトウェア12cは暗号化されて記録さ
れた出版物データ13aを元に戻すソフトウェアであ
る。
【0033】既存CD−ROM利用ツール12a、CD
−ROMエミュレータ12b、復号ソフトウェア12c
の記録する順序、位置は自由であり、ISO9293で
ファイルとして認識できれば十分である。又、第1区画
12にISO9660フォーマットに従った出版物デー
タ13aを暗号化して記録し、第2区画13をISO9
293フォーマットとしてもよい。更に、出版物データ
を暗号化してからISO9660フォーマットに従って
第2区画13に記録することもできる。又、出版物デー
タ13aをパーシャルROMディスクのROM領域にス
タンピングによりピットで記録したが、フルRAMディ
スクを用い、出版物データを電気的に書き換え可能な領
域に記録するようにもできる。
【0034】(b) 第2区画(出版物データ保存領域) 図9はCD−ROM及び光磁気ディスクにおけるデータ
ブロック(セクタともいう)の物理フォーマット説明図
であり、図9(a)はCD−ROMにおけるデータブロッ
クの物理フォーマット、図9(b)はISO規格で決まっ
ている3.5インチの光磁気ディスクにおけるデータブ
ロックの物理フォーマットである。図9(a)において、
75はCD−ROMの1データブロックを表しており、
同期信号領域75a、ID領域75b、データ領域75
cを有している。同期信号領域75aには連続するデー
タを正しく再生するための同期信号が記録される。ID
領域75bにはデータブロックの位置を示す情報(アド
レス情報)が記録される。データ領域75cは2048
バイトのユーザデータ領域75c-1とエラー検出・訂正用の
288バイトのエラー訂正情報領域75c-2で構成され
る。
【0035】図9(b)において、76は光磁気ディスク
の1データブロックを表しており、ヘッダ領域76aと
データ領域76bを有している。ヘッダ76aには同期
信号やこのブロックの位置を示すID(アドレス情報)
が記録される。データ領域76bは512バイトのユー
ザデータ領域76b-1とエラー訂正情報領域76b-2で構成さ
れている。以上より、注目すべきはCD−ROMの1ブ
ロックのデータサイズは2048バイトで、光磁気ディ
スクのデータサイズの4倍となっていることである。従
って、CD−ROMの1ブロックのデータ(2048バ
イト)を512バイトの4つに分割し、光磁気ディスク
の4ブロックに記録することができる。
【0036】図10は3.5インチ光磁気ディスクの出
版物データ保存領域(第2区画)13へデータを保存す
る場合の説明図である。11aは3.5インチ光磁気デ
ィスクであり、出版物データ保存領域(第2区画)13
をディスク上に有している。81はCD−ROMであ
る。前述のようにCD−ROM81の1データブロック
のユーザデータ領域は2048バイトであり、3.5イ
ンチ光磁気ディスク11aの1データブロックのユーザ
データ領域は512バイトである。このため、CD−R
OM81の1つのデータブロック75のユーザデータを
4つに分割し、それぞれを3.5インチ光磁気ディスク
11aの4つのデータブロック761〜764に記録す
る。以下同様に、CD−ROM81の各データブロック
のユーザデータを4つに分割し、それぞれを3.5イン
チ光磁気ディスク11aの4つのデータブロックに記録
する。この場合、CD−ROM81のx番目のデータブ
ロックと同じデータを記録する3.5インチ光磁気ディ
スク11aの4つのデータブロック番号は、出版物デー
タ保存領域13の先頭ブロック番号をAとすると、A+
4・x,A+(4・x+1)、A+(4・x+2)、A
+(4・x+3)となる。尚、上記中、・は乗算を意味
する。
【0037】図11は5インチ光磁気ディスクの出版物
データ保存領域へデータを保存する場合の説明図であ
る。11bは5インチ光磁気ディスクであり、1つのデ
ータブロックのユーザデータ領域の大きさは512バイ
ト又は1024バイトである。ISO規格により、5イ
ンチ光磁気ディスクのユーザデータ領域は512バイト
と1024バイトの2つが認められている。このため、
データ領域が1024バイトのディスクの場合には、C
D−ROM81の1つのデータブロック75のユーザデ
ータを2つに分割し、それぞれを5インチ光磁気ディス
ク11bの2つのデータブロック761〜762に記録す
る。この場合、CD−ROM81のx番目のデータブロ
ックと同じデータを記録する5インチ光磁気ディスクの
2つのデータブロック番号は、出版物データ保存領域1
3の先頭ブロック番号をAとすると、 A+2・x,A
+(2・x+1)となる。
【0038】(c) 出版物データの暗号化 暗号化の第1実施例 図12は出版物データの暗号化処理の説明図であり、1
1aは3.5インチ光磁気ディスク、81はCD−RO
Mである。データA〜データDはCD−ROMの1ブロ
ックデータを512バイトの4つに分割した場合の分割
データであり、データの始まりから順にA,B,C,D
の符号を付している。暗号化しない場合にはデータA,
B,C,Dの順序で光磁気ディスク11aの4つのブロ
ック76 1,762,763,764に記録される。しか
し、暗号化する場合には、データA,B,C,Dの記録
順序を逆順にしてブロック761,762,763,764
に記録する。このようにすれば、ユーザ側はこの記録さ
れた順序が判らないと、出版物データを不正にコピーし
ても正しく並び換えることができず、データの保護、著
作権の保護が可能となる。尚、記録時のデータA〜デー
タDの並び換えは逆順に限らず、データC→データA→
データD→データBのように任意の順序に並び換えるこ
とができる。又、4つのデータA〜Dの中での入れ替え
に限らず、4・m個のデータの中で入れ替えるようにす
ることもできる。
【0039】暗号化の第2実施例 図13は出版物データの暗号化処理の別の説明図であ
り、11aは3.5インチ光磁気ディスク、81はCD
−ROM、82は暗号化処理部、83はバッファメモリ
である。暗号化処理部82はCD−ROMにおける20
48バイトのユーザデータに対して所定の暗号化処理を
施す。そして、暗号化された2048バイトのデータを
512バイトの4つのデータA′〜データD′に分割
し、この4つのデータA′〜データD′を順に光磁気デ
ィスク11aの4つのブロック761,762,763
764に記録する。暗号化処理においては例えば、1バ
イト毎に一定値C(1バイトデータ)との排他的論理和
を演算して暗号化する。尚、暗号化されたデータを復号
するには、1バイト毎に前記一定値Cとの排他的論理和
を演算すればよい。このようにすれば、ユーザ側は暗号
化方法が判らないため、暗号化された出版物データを不
正にコピーしても正しく復号することができず、データ
の保護、著作権の保護が可能となる。
【0040】尚、データA′〜データD′の順序を入れ
替えて3.5インチ光磁気ディスク11aに記録するこ
ともでき、より一層、出版物データのコピーによる不正
利用を防止できる。又、図13では暗号化処理後のデー
タは2048バイトとしたが、必ずしも2048バイト
とならなくてもよい。図14はかかる場合の説明図であ
り、暗号化処理後のデータサイズが2×2048バイト
になった場合の例であり、暗号化処理後のデータは8個
の512バイトデータA〜Hに分割されて光磁気ディス
クの各ブロック761〜768に記録される。
【0041】(d) 復号ソフトウェア 復号ソフトウェア12cは暗号化された出版物データを
元の出版物データに戻すものである。 復号ソフトウェアの第1実施例 図15(a)は復号ソフトウェア12cの最もシンプルな
実施例である。この実施例では、暗号化された出版物デ
ータを復号するのに必要となるキーワードKWDを復号
ソフトウェア12cに持たせるものである。例えば、図
12に従って暗号化された出版物データを復号化するに
は、ソフトウェア12cに元の出版物データを復元する
ために必要な並び換え順序をキーワードKWDとして設
定しておく。又、図13に従って暗号化された出版物デ
ータを復号化するには、ソフトウェア12cに元の出版
物データを復元するのに必要となる前記一定値Cをキー
ワードKWDとして設定しておく。
【0042】 復号ソフトウェアの第2実施例 図15(b)は別の復号ソフトウェアの実施例である。こ
の実施例では、(1) 暗号化された出版物データを復号す
るに必要となるキーワードKWDを復号ソフトウェア1
2cと分離してユーザが自由にアクセスできない領域、
例えばディスクの制御ゾーン15a(図5参照)に記憶
し、(2) 復号ソフトウェア12cのキーワード読み取り
コマンド12c-1が該キーワードKWDを読み出し、(3)し
かる後、復号ソフトウェア本体12c-2が復号処理を行
う。
【0043】第2実施例では、制御ゾーン15a,15
bの512バイトデータのうち、数バイトの組み合わせ
を持って暗号化された出版物データを復号するに必要な
キーワードKWDとする。実際には、制御ゾーンの情報
はピット(凹凸)情報であり、ディスク製造時にスタン
ピングにより記録されスタンパ毎に異なる。このキーワ
ードKWDを以後スタンパIDという。
【0044】図16は内周の制御ゾーン15aにスタン
パIDを記録した例であり、図17は内周の制御ゾーン
15aにおける所定ブロックの第10バイト、第25バ
イト、第200バイト、第490バイトにスタンパID
(0124FF32)Hを配置した例である。但し、Hは16進数値を
意味する。スタンパIDをスタンパ毎に変えることによ
って出版物データが記録された光磁気ディスクのスタン
パIDと出版物データをコピーしたディスクのスタンパ
IDを異ならせることができる。この結果、光磁気ディ
スク電子出版物から出版物データと共に復号ソフトウェ
アを不正にコピーしても(スタンパIDはコピーできな
い)、復号化に必要なスタンパIDが異なるため元の出
版物データを復元できず、出版物データの保護ができ
る。
【0045】 復号ソフトウェアの第3実施例 図15(c)は別の復号ソフトウェアの実施例である。こ
の実施例では、(1) 暗号化方法を特定するデータCMW
をユーザが自由にアクセスできない領域、例えばディス
クの制御ゾーン15aに記憶しておく。(2) 復号ソフト
ウェア12cの暗号化方法識別部12c-3は該データCM
Wを読み出して暗号化方法を識別し、(3)しかる後、暗
号化方法に応じた復号ソフトウェア12c1〜12cnを
起動して復号処理を行う。このようにすれば、光磁気デ
ィスク電子出版物から出版物データと共に復号ソフトウ
ェアを不正にコピーしても、復号化に必要な暗号化方法
を特定するデータCMWをコピーできないため、どの復
号ソフトウェアを用いて復号するかが不明となり元の出
版物データを復元できず、出版物データの保護ができ
る。以上より、図8の光磁気ディスク11の第1区画1
2には第1〜第3実施例のいずれかの復号ソフトウェア
12cが書き込まれる。
【0046】(e) 既存CD−ROM利用ツール 図18はMS−DOS上でCD−ROMドライブを使用
する場合の動作説明図であり、12aはCD−ROM利
用ツール(ソフトウェア)、21′はCD−ROMドラ
イブ、91はCD−ROM BIOSである。CD−R
OM利用ツール12aはCD−ROMドライブ21′に
データ読み取り等のアクセスを行うもので、CD−RO
M BIOS91にBIOSコールを発行する。CD−
ROM BIOS91はCD−ROMドライブ21′を
利用可能にするもので、CD−ROM利用ツール12a
から発行されたBIOSコールを解析してCD−ROM
ドライブ21′を制御し、CD−ROMよりデータを読
み取らす。かかるCD−ROM電子出版物を利用する既
存のCD−ROM利用ツール12aが図8の光磁気ディ
スク11の第1区画12に書き込まれる。
【0047】(f) CD−ROMエミュレータ CD−ROMエミュレータの機能と配置 図19はMS−DOS上で動作するCD−ROMエミュ
レータ12bの動作説明図であり、12aは既存CD−
ROM利用ツール、12bはCD−ROMエミュレー
タ、21′はCD−ROMドライブ、21は光磁気ディ
スクドライブ、90はBIOSであり、91はCD−R
OM BIOS、92は光磁気ディスクBIOSであ
る。CD−ROMエミュレータ12bはCD−ROMド
ライブ21′に対するアクセス要求を光磁気ディスクド
ライブ21に変更する。光磁気ディスクBIOS92は
MS−DOS上のシステムであり、光磁気ディスクを利
用可能にするBIOSである。
【0048】既存CD−ROM利用ツール12aはCD
−ROMドライブ21′のみに有効なツールであり、光
磁気ディスクドライブ21では利用できない。そこで、
既存CD−ROM利用ツール12aと光磁気ディスクB
IOS92の間にCD−ROMエミュレータ12bを介
在させる。CD−ROMエミュレータ12bは、既存C
D−ROM利用ツール12aからCD−ROM BIO
S91(実際には存在しない)に対してBIOSコール
(データ読み取り命令等)が出されているか監視し、B
IOSコールが出されている場合には、アクセス先を光
磁気ディスクドライブ21に変更する。このようにする
ことにより、既存CD−ROM利用ツール12aを実行
すれば光磁気ディスク11(図8)の第2区画13に対
して、出版物データ13aの読み取りが行われるように
なり、この保存領域があたかも1枚のCD−ROMと見
なすことができるようになる。
【0049】CD−ROMエミュレータの動作フロー 図20はCD−ROMエミュレータ12bの動作フロー
図である。CD−ROMエミュレータ12bはCD−R
OMへのBIOSコールが発行されているか監視する
(ステップ101)。BIOSコールは機種番号、コマ
ンド種別番号、パラメータを含み、ホストシステムの所
定のレジスタにセットされる。機種番号はアクセス先の
機種(CD−ROMドライブ、光磁気ディスクドライ
ブ、ハードディスクドライブ、ディスプレイ装置、キー
ボード等)を特定するもの、コマンド種別番号は読み/
書き/シーク等を特定するもの、パラメータはアクセス
先頭アドレスやデータ数等を特定するものである。従っ
て、レジスタにセットされたBIOSコールに含まれる
機種番号を参照することによりCD−ROMへのBIO
Sコールであるかを判断できる。
【0050】CD−ROMへのBIOSコールであれ
ば、アクセス先をCD−ROMから光磁気ディスクに変
更する(ステップ102)。ついで、変更の必要がある
パラメータを光磁気ディスク用に変更する(ステップ1
03)。例えば、CD−ROMのx番目のブロックから
y個のブロックのデータを読み取る命令の場合には、C
D−ROMのx番目のデータが記録されてた光磁気ディ
スクのブロック番号x′と読み取りブロック数y′を計
算し、パラメータx,yをx′、y′に変更する。尚、
出版物データ保存領域(第2区画)13の先頭ブロック
番号をA、光磁気ディスク11における1ブロックデー
タのサイズを512バイトとすると、 x′=A+4・x y′=4・y となる。
【0051】パラメータの変更処理が終了すれば、CD
−ROMエミュレータ12bは変更したパラメータ有す
るBIOSコ−ルにより光磁気ディスクBIOS92を
呼び出す(ステップ104)。これにより、光磁気ディ
スクBIOS92が起動し、第2区画13よりのデータ
の読み取りが実行される。データ読み取り完了後、光磁
気ディスクBIOS92より戻ってきた値をCD−RO
M用の値に変更する(ステップ105)。例えばデータ
のサイズ(ブロック数)を求める要求があった場合、実
際には光磁気ディスクのサイズが戻ってくるから、これ
をCD−ROMのサイズに変換する。ついで、変更した
戻り値を所定のレジスタにセットして動作を終了する
(ステップ106)。
【0052】一方、ステップ101において、BIOS
コールがCD−ROM以外の時には、何も処理をせず終
了する(第1方式)。あるいは、点線で示すように、C
D−ROM以外のBIOSコールに何も変更を加えず、
そのままBIOS92を呼出す(第2方式)。この第2
方式によれば、CD−ROMエミュレータ12bをコン
ピュータに登録していてもCD−ROM以外のBIOS
コールを通常と同じように使用できる利点がある。
【0053】CD−ROMエミュレータの別の動作フ
ロー 図21はCD−ROMエミュレータ12bの別の動作フ
ロー図である。出版物データ保存領域(第2区画)13
の先頭ブロック番号AをCD−ROMエミュレータ12
bが持たないかわりに、区画テーブル領域114(図6
参照)に記録されている区画情報より出版物データ保存
領域13の先頭ブロック(先頭セクタ)Aを求める例で
ある。尚、出版物データ保存領域(区画)が複数存在す
る場合、すなわち、2種類以上の出版物が別々の区画に
記録されている場合にも対応できるようになっている。
CD−ROMエミュレータ12bはCD−ROMへのB
IOSコールが発行されているか監視する(ステップ2
01)。CD−ROMへのBIOSコールであれば、ア
クセス先をCD−ROMから光磁気ディスクに変更する
(ステップ202)。ついで、区画テーブル領域114
(図6参照)に記録されている区画情報を読み取る(ス
テップ203)。
【0054】区画情報を参照して出版物データ保存領域
が存在するか否かを判定する(ステップ204)。尚、
区画のフォーマット情報がCD−ROMフォーマットの
場合には出版物データ保存領域があると判定する。出版
物データ保存領域が存在しなければ、警告等のメッセー
ジをディスプレイ装置51(図3参照)に表示し(ステ
ップ205)、処理を終了する(異常終了)。このよう
に、異常終了とすることにより、意味のない処理を速や
かに終了でき、誤動作の発生を防止でき、しかも、処理
時間を短縮できる。一方、出版物データ保存領域が存在
すれば、出版物データ保存領域が2以上あるか判断し
(ステップ206)、1つしか存在しなければ、該出版
物データ保存領域の先頭ブロック番号Aを区画情報より
求めて設定し(ステップ207)、変更の必要があるB
IOSコ−ルパラメータを光磁気ディスク用に変更する
(ステップ208)。以後、図20のステップ104以
降の処理を実行する。
【0055】出版物データ保存領域が2以上存在する場
合には、出版物選択を促すメッセージをディスプレイ装
置51に表示し、利用する出版物をユーザに選択させる
(ステップ209)。出版物が選択されれば(ステップ
210)、該出版物の区画の先頭ブロック番号Aを区画
情報より求めて設定し(ステップ207)、以降の処理
を実行する。このようにすれば、光磁気ディスク出版物
の使い勝手を向上できる。尚、CD−ROMエミュレー
タ12bに復号ソフトウェア12cの機能を持たせて1
つのソフトウェアとすることもできる。
【0056】光磁気ディスク電子出版物の実施例 図22は本発明に係る光磁気ディスク電子出版物の実施
例であり、CD−ROMのデータ(出版物データ)を暗
号化して出版物データ保存領域に記録したものである。
11は3.5インチ光磁気ディスク媒体であり、パーシ
ャルROMの構成を有し、書き込み可能なRAM領域1
2′と記録データがスタンピングによりピットで記録さ
れるROM領域13′を備え、RAM領域、ROM領域
にそれぞれ1つの区画を持つボリューム構造になってい
る。RAM領域12′において、111はシステム領
域、112は論理フォーマット識別子領域、113はブー
ト領域、114は区画テーブル領域であり、12は第1
区画である。ROM領域13′において13は第2区画
(出版物データ保存領域)である。81はCD−RO
M、82は暗号化処理部である。
【0057】第1区画12はISO9293(MS−D
OS)に従ってフォーマットされており、既存CD−R
OM利用ツール12a、CD−ROMエミュレータ12
b、復号ソフトウェア12cが記録されている。第2区
画13にはISO9660フォーマット(CD−ROM
フォーマット)に従った出版物データが暗号化されて予
めスタンピングによりピット(凹凸)で記録されてい
る。出版物データの暗号化は図12で説明した第1の暗
号化方法により行っている。すなわち、CD−ROMの
第1ブロックのデータ(2048バイト)を光磁気ディ
スクの1ブロックデータ長(512バイト)の4つデー
タData 1-1, Data 1-2,Data 1-3, Data 1-4に分割し、
これらデータData 1-1, Data 1-2, Data 1-3,Data 1-4
を逆順にして第2区画13に記録する。同様に、CD−
ROMの第iブロック(i=2,3,4,・・・)のデータを51
2バイトの4つデータData i-1, Datai-2, Data i-3, D
ata i-4に分割し、これらデータData i-1, Data i-2, D
ata i-3, Data i-4を逆順にして第2区画13に記録す
る。
【0058】光磁気ディスク出版物の利用制御 光磁気ディスクドライブ21(図3、図4参照)に光磁
気ディスク電子出版物11をセットすると、ホストシス
テム31の起動プログラム(IPL)は、ブート領域1
3(図22)をスキャンして自分の機種向けのブート
プログラムを見つけ、ホストシステムの主記憶装置(メ
モリ)にロードする。これにより、制御は起動プログラ
ムからロードしたブートプログラムに移る。ブートプロ
グラムは区画テーブル領域114を調べて起動可能な区
画、すなわち、第1区画12を見つける。そして、第1
区画12のブートセクタ17a-1を主記憶装置に読み込
み、制御を該ブートセクタのIPLに移す。ブートセク
タのIPLは第1区画12に記録されている既存CD−
ROM利用ツール12a、CD−ROMエミュレータ1
2b、復号ソフトウェア12cを主記憶装置にロードす
る。以上により、システムの立ち上げが完了する。
【0059】かかる状態において、ユーザが操作部41
(図3)より光磁気ディスク電子出版物11を利用する
ためのデータを入力すると、既存CD−ROM利用ツー
ル12aが起動する。図23は光磁気ディスク電子出版
物を既存CD−ROM利用ツール12aで利用する場合
の説明図である。CD−ROM利用ツール12aは入力
されたデータに基づいてCD−ROMへのBIOSコー
ルを発行する。CD−ROMエミュレータ12bはCD
−ROMへのBIOSコールが発行されると、図20又
は図21のフローに従って該BIOSコールを光磁気デ
ィスクへのBIOSコールに変更する。例えば、データ
読み取りの場合、CD−ROMへのBIOSコールには
先頭ブロック番号xと読み取りブロック数yが含まれて
いる。これらパラメータx,yを光磁気ディスクのブロ
ック番号x′と読み取りブロック数y′に変更する。こ
れにより、CD−ROMへのBIOSコールは光磁気デ
ィスクへのBIOSコールに変更される。尚、出版物デ
ータ保存領域(第2区画)13の先頭ブロック番号を
A、光磁気ディスク11における1ブロックデータのサ
イズを512バイトとすると、次式 x′=A+4・x y′=4・y により、パラメータの変更を行なうことができる。
【0060】以上より、光磁気ディスクBIOS92が
起動し、第2区画13の所定ブロックx′よりy′個の
データの読み取りが実行される。復号ソフトウェア12
cは読み取られたブロックデータを順に4個づつ組に
し、該4つのブロックデータData i-4, Data i-3, Data
i-2, Data i-1を逆順に並び変え、2048バイトのデ
ータとしてCD−ROM利用ツール12aに渡す。これ
により、CD−ROM利用ツール12aはData i-1, Da
ta i-2, Data i-3,Data i-4の順に組み合わされた20
48バイトのデータを順次ディスプレイ装置51に表示
する。
【0061】光磁気ディスク電子出版物の作成装置 (a) 全体の構成 図24は光磁気ディスク電子出版物作成装置の全体の構
成図である。11は光磁気ディスク媒体(MO:Magnet
o Optical disk medium)、81はCD−ROM、31
1は光磁気ディスクドライブ、312はCD−ROMド
ライブ、313はホストシステム(コンピュ−タ本体
部)、316a〜316bはI/Oコントローラ、31
7はSCSIバスである。光磁気ディスク媒体11は説
明上、フルRAMディスクとする。
【0062】ホストシステム313において、313a
は中央処理装置(CPU)、313bはメモリ、313
cはDMAコントローラ、313dはホスト・アダプ
タ、314はデータ入力部(操作部)、315はCRT
や液晶ディスプレイ等の表示装置、316cはI/Oコ
ントローラである。中央処理装置(CPU)313a、
メモリ313b、DMAコントローラ313c、ホスト
・アダプタ313d、I/Oコントローラ316cはホ
ストバス313eに接続されている。又、ホストシステ
ム313とI/Oコントローラ316a〜316b間は
SCSIインタフェ−スで結合されている。メモリ31
3bには、制御プログラム記憶部321、制御データ記
憶部322、各種暗号化プログラムを記憶する暗号化方
法記憶部323、光磁気ディスクやCD−ROMから読
み取ったデータを記憶する読み込みデータ記憶部32
4、暗号化した出版物データを記憶する暗号化データ記
憶部325が設けられている。
【0063】(b) 光磁気ディスク電子出版物作成処理 図25は光磁気ディスク電子出版物作成処理のフロー図
である。尚、光磁気ディスク媒体11は既にフォーマッ
ティングされており、第1、第2区画12、13を備え
ているものとする。まず、操作部314より光磁気ディ
スク電子出版物の作成に必要なパラメータを入力する
(ステップ401)。パラメータとしては、光磁気デ
ィスクドライブ311のSCSI番号、CD−ROM
ドライブ312のSCSI番号、光磁気ディスク媒体
11上の出版物データ書き込み位置(先頭ブロック番号
A)、出版物データの暗号化方法等がある。
【0064】これらのパラメータが入力されるとCPU
313aは制御データとして制御データ記憶部322に
記憶する(ステップ402)。ついで、CPU313a
はCD−ROMよりデータを読み取れる状態にあるか判
断する(ステップ403)。例えば、入力されたCD−
ROMドライブ312のSCSI番号が正しいか、CD
−ROMドライブが正常か、CD−ROM81が装着さ
れているか等の判断を行う。CD−ROMよりデータを
読み取れる状態でなければ処理を終了する。しかし、C
D−ROMよりデータを読み取れる状態であれば、次
に、光磁気ディスク媒体11にデータを書き込める状態
にあるか判断する(ステップ404)。例えば、入力さ
れた光磁気ディスクドライブ311のSCSI番号が正
しいか、光磁気ドライブが正常か、光磁気ディスク媒体
11が装着されているか等の判断を行う。
【0065】光磁気ディスク媒体にデータを書き込める
状態でなければ処理を終了する。しかし、光磁気ディス
ク媒体11にデータを書き込める状態であれば、該光磁
気ディスク媒体における1ブロック当りのバイト数を読
み取り(ステップ405)、制御データ記憶部322に
記憶する(ステップ406)。ついで、CPU313a
は制御データを参照してCD−ROMより出版物データ
を1ブロックづつ読み取り読み込みデータ記憶部324
に記憶する(ステップ407)。しかる後、CD−RO
Mから読み取った1ブロックの出版物データを指定され
た暗号化方法により暗号化して暗号化データ記憶部32
5に記憶し(ステップ408)、光磁気ディスク媒体1
1の第2区画に1ブロックずつ書き込む(ステップ40
9)。書き込み完了後、全出版物データを光磁気ディス
ク媒体11に書き込んだか判断し(ステップ410)、
書き込んでなければステップ407以降の処理を繰返
し、全出版物データの書き込みにより光磁気ディスク電
子出版物の作成処理を終了する。
【0066】尚、所定ブロック数のデータを一括してC
D−ROMより読み取って読み込みデータ記憶部324
に記憶し、これらデータを暗号化して暗号化データ記憶
部325に記憶し、全データの暗号化完了後に光磁気デ
ィスク媒体11に書き込み、これら動作を繰り返して全
出版物データを暗号化して光磁気ディスク媒体に書き込
むようにすることもできる。
【0067】変形例 (a) スタンパIDによるコピー防止 復号ソフトウェアの第2実施例(図15(b))では、出
版物データのコピーを防止するために、キーワードKW
D(スタンパID)をユーザが自由にアクセスできない
領域、例えばディスクの制御ゾーン15a(図16参
照)に記憶した場合について説明した。このスタンパI
Dは光磁気ディスク電子出版物のコピー防止だけでな
く、一般の光磁気ディスクに記録されているデータやプ
ログラムのコピー防止にも威力を発揮できる。
【0068】第1適用例 光磁気ディスクの制御ゾーン15aにおける所定ブロッ
クの第10バイト、第25バイト、第200バイト、第
490バイトのデータを組み合わせてスタンパIDとす
る。又、光磁気ディスク(例えばパーシャルROMとす
る)のROM領域にこのスタンパIDをキーとして暗号
化した実行形式のファイルTEST.EXEを記録する。TEST.E
XEファイル501は図26(a)に示すように、先頭に暗
号を解読するための復号ルーチン501aが配置され、
それ以降にTEST.EXEファイルのプログラム本体(表示機
能)501bが配置された構造を有している。
【0069】図27はTEST.EXEファイル501を実行す
る際の処理フロー図であり、スタンパIDによるコピー
防止処理を含んでいる。まず、キーボードより実行すべ
きTEST.EXEを入力し、リターンキーを押下する(ステッ
プ601)。これによりTEST.EXEファイルが起動する。
TEST.EXEファイル501の先頭部分には復号ルーチン5
01aが配置されているから、該復号ルーチンがまず動
作する。
【0070】復号ルーチン501aにはスタンパIDが
存在するアドレスが記録されているから、該アドレスよ
りデータ(スタンパID)を読み出す(ステップ60
2)。本実施例では、スタンパIDのアドレスはブロッ
ク番号BN=−150とした。又、ブロック番号BNは
図16におけるトラック3の0セクタを便宜的にBN=
0として定めている。従って、BN=−150は内周の
制御ゾーン15aにあるブロックを指している。復号ル
ーチン501aは、このBN=−150におけるブロッ
クの第10バイト、第25バイト、第200バイト、第
490バイトのデータ(スタンパID)を読み取る。オ
リジナルな光磁気ディスク(原本)の場合には読み取っ
たデータ(スタンパID)は復号に適合したものであ
る。
【0071】ついで、読み取ったデータ(スタンパI
D)を用いて暗号化されたプログラム本体501bを解
読(復号)する(ステップ603)。解読終了時に解読
結果が出力されるから(ステップ604)、解読結果O
Kか判断する(ステップ605)。解読結果がOKの場
合には、換言すれば、光磁気ディスク媒体が原本であれ
ば、以後、復号されたプログラム本体を実行し(ステッ
プ606)、ディスプレイ上に所定の画像を表示し(ス
テップ607)、処理を終了する。
【0072】一方、ステップ605において、解読結果
がNG(OKでない)の場合には復号ルーチン501a
はエラーメッセージを表示し(ステップ608)、処理
を終了する。解読結果がNGとなるのは、他のスタンパ
で製造された光磁気ディスクにTEST.EXEファイル501
を原本よりコピーして実行した場合である。かかる場合
には、復号ルーチン501aが制御ゾーン15aのブロ
ック番号BN=−150におけるブロックの第10バイ
ト、第25バイト、第200バイト、第490バイトの
データを読み出しても、そのデータは原本のスタンパI
Dと異なる。このため、該データを用いて解読しても正
しく解読できず、解読結果がNGとなる。復号ルーチン
501aはこの結果を受けて、「他のディスクを不正に
コピーしたものでは動作しません」等のエラーメッセー
ジを表示して処理を終了する。このように、プログラム
等を他の光磁気ディスク媒体にコピーしても、該コピー
したプログラムは動作せず、不正コピーを防止できる。
【0073】第2適用例 光磁気ディスクにおける制御ゾーン15aの所定ブロッ
クにおける第10バイト、第25バイト、第200バイ
ト、第490バイトに図17に示すようにスタンパID
を記録しておく。又、光磁気ディスク(例えばパーシャ
ルROMとする)のRAM領域にこのスタンパIDをキ
ーとして暗号化したデータSAMPLE.TXTを記録し、ROM
領域にワープロソフトウェアA.EXEを記録する。このSAM
PLE.TXTファイル502は図26(b)に示すようにスタン
パIDにより暗号化された出張報告書であり、復号ルー
チンを有していない。ワープロソフトウェアA.EXE50
3はSAMPLE.TXTファイルを読む込むためのもので、内部
に暗号を解読するための復号ルーチン503aが配置さ
れた構造を有している。
【0074】図28はSAMPLE.TXTファイル502を実行
する際の処理フロー図であり、スタンパIDによるコピ
ー防止処理を含んでいる。まず、キーボードよりA.EXE
を入力し、リターンキーを押下する(ステップ70
1)。これによりA.EXEファイル503が起動する。A.E
XEファイルは最初に対象文書ファイルを要求するから、
目標とする文書ファイル名SAMPLE.TXTをキー入力する
(ステップ702)。ついで、A.EXEファイル503の内
部には復号ルーチン503aが配置されているから、該
復号ルーチンが動作する。復号ルーチン503aにはス
タンパIDが存在するアドレスが記録されているから、
該アドレスよりデータ(スタンパID)を読み出す(ス
テップ703)。本実施例では、スタンパIDのアドレ
スはブロック番号BN=−150とした。復号ルーチン
501aは、このBN=−150のブロックにおける第
10バイト、第25バイト、第200バイト、第490
バイトのデータ(スタンパID)を読み取る。
【0075】しかる後、読み取ったデータ(スタンパI
D)を用いて暗号化された文書ファイルSAMPLE.TXTを解
読する(ステップ704)。解読終了時に解読結果が出
力されるから(ステップ705)、解読結果がOKか判
断する(ステップ706)。解読結果がOKの場合に
は、復号された文書ファイルSAMPLE.TXTを表示し(ステ
ップ707)、ワープロソフロA.EXE本体に制御を移
す。
【0076】一方、ステップ706において、解読結果
がNGの場合には復号ルーチン503aはエラーメッセ
ージを表示し(ステップ708)、処理を終了する。解
読結果がNGとなるのは、他のスタンパで製造された光
磁気ディスクに文書ファイルSAMPLE.TXT及びワープロソ
フトA.EXEを原本よりコピーして実行した場合である。
かかる場合には、復号ルーチン503aが制御ゾーン1
5aのブロック番号BN=−150における第10バイ
ト、第25バイト、第200バイト、第490バイトの
データを読み出しても、そのデータは原本のスタンパI
Dと異なる。このため、該データを用いて解読しても正
しく解読できず、解読結果がNGとなる。復号ルーチン
503aはこの結果を受けて、「他のディスクを不正に
コピーしたものでは動作しません」等のエラーメッセー
ジを表示して処理を終了する。すなわち、文書ファイル
を他の光磁気ディスク媒体にコピーしても、該コピーし
た文書ファイルを読むことができず不正コピーを防止で
きる。以上より、ピット(凹凸)でスタンパIDを記録
すれば、該スタンパIDをコピー先のディスクに書き込
むことができず、このため、オリジナルディスク(原
本)から他のディスクへ暗号化されたプログラムやデー
タを不正にコピーしても復元できず、意味がなく、不正
コピーを防止できる。
【0077】第3適用例 第1、第2適用例では復号に必要となるスタンパIDを
光磁気ディスクの制御ゾーンにピット(凹凸)で記録し
た場合であるが、スタンパIDは制御ゾーンのみに限ら
ず、パーシャルROMディスクのROM部にピットで記
録することもできる。図29はROM部にスタンパID
を記録した場合におけるTEST.EXEファイル501(図2
6(a)参照)を実行する際の処理フロー図である。尚、ス
タンパIDは、例えばBN=225000のブロックに記録さ
れる。まず、キーボードより実行すべきTEST.EXEを入力
し、リターンキーを押下する(ステップ801)。これ
によりTEST.EXEファイルが起動する。TEST.EXEファイル
501の先頭部分には復号ルーチン501aが配置され
ているから、該復号ルーチンがまず動作する。
【0078】復号ルーチン501aにはスタンパIDが
存在するアドレス(BN=225000)が記録されているか
ら、該アドレスよりデータ(スタンパID)を読み出す
(ステップ802)。ついで、スタンパIDの格納場所
(ブロック番号BN=225000)がROM部であるか判別
する(ステップ803)。格納場所がROM部でなく、
RAM部であれば、オリジナルな光磁気ディスク(原
本)から他のディスクに不正コピーして実行した場合で
ある。かかる場合には、「他のディスクを不正にコピー
したものでは動作しません」等のエラーメッセージを表
示し(ステップ804)、処理を終了する。一方、スタ
ンパIDの格納場所がROM部の場合には、読み取った
データ(スタンパID)を用いて暗号化されたプログラ
ム本体501bを解読(復号)する(ステップ80
5)。解読終了時に解読結果が出力されるから(ステッ
プ806)、解読結果OKか判断する(ステップ80
7)。解読結果がOKの場合には、換言すれば、光磁気
ディスク媒体が原本であれば、以後、復号されたプログ
ラム本体を実行し(ステップ808)、ディスプレイ上
に所定の画像を表示し(ステップ809)、処理を終了
する。
【0079】一方、ステップ807において、解読結果
がNG(OKでない)の場合には復号ルーチン501a
はエラーメッセージを表示し(ステップ810)、処理
を終了する。解読結果がNGとなるのは、他のスタンパ
で製造された光磁気ディスクにTEST.EXEファイル501
を原本よりコピーして実行した場合である。かかる場合
には、復号ルーチン501aがROM部のブロック番号
BN=225000におけるデータを読み出しても、そのデー
タは原本のスタンパIDと異なる。このため、該データ
を用いて解読しても正しく解読できず、解読結果がNG
となる。復号ルーチン501aはこの結果を受けて、
「他のディスクを不正にコピーしたものでは動作しませ
ん」等のエラーメッセージを表示して処理を終了する。
【0080】このように、プログラム等を他の光磁気デ
ィスク媒体にコピーしても、スタンパIDまでコピーで
きず、結果的にコピーしたプログラムは動作せず、不正
コピーを防止できる。尚、不正コピーしたプログラムを
動作可能にするためには、スタンパIDのある場所(こ
こではBN=225000)をROM部にしてスタンパIDを
ピットで記録する必要があるが、そのためには光磁気デ
ィスク製造用のスタンパを作成する必要があり莫大な費
用がかかるし、又製造設備を持たない者には不可能であ
る。以上では、実行型のソフトウェアTEST.EXEの例を示
したが、図26(b)に示すSAMPLE.TXTを実行する場合に
も、スタンパIDの格納場所がROMであるか否かを判
断することによって不正コピーの利用を防止することが
できる。
【0081】(b) 電子出版物の変形例 (b-1) 以上では、既存CD−ROM利用ツール12aや
CD−ROMエミュレータ12b、復号ソフトウェア1
2cを光磁気ディスクの第1区画12に記憶したが、こ
れらは必ずしも光磁気ディスクに書き込んでおく必要は
ない。例えば、これらをハードディスクやフロッピディ
スク等の他の記憶媒体に格納しておくこともできる。 (b-2) 又、以上では、主に本発明をパーシャルROMに
適用した場合について説明しているが、フルRAMディ
スクやフルROMディスク等の光ディスクにも適用でき
るものである。 (b-3) 更に、本発明は光磁気ディスクの他、穴あけ型光
ディスクや有機系光ディスク、PHB光ディスク等の光
ディスクにも適用できるものである。 (b-4) 又、本発明は光ディスク以外のICメモリ、フロ
ッピディスク、磁気ディスク等にも適用できるものであ
る。 (b-5) 更に、以上では、CD−ROM論理フォーマット
を有する出版物データを記録媒体の第2区画に記録した
場合について説明したが、CD−I論理フォーマット等
を備えた出版物を第2区画に記録するするように構成す
ることもできる。
【0082】(b-6) 以上では、既存CD−ROM利用ツ
ール12aとCD−ROMエミュレータ12bの両方を
記録媒体に記憶した場合について説明したが、以下のよ
うに構成することもできる。 記録媒体(例えば光ディスク)に第1、第2区画を設
け、第1区画にソフトウェアを記憶し、第2区画に出版
物データ(例えばCD−ROM物理フォーマットから光
ディスク物理フォーマットに変換された出版物データ)
を記憶する。前記ソフトウェアはエミュレータであり、
該エミュレータはオリジナルの物理フォーマット(CD
−ROM物理フォーマット)に従った出版物データの読
み出しコマンドを、第2区画に記憶されている所定の物
理フォーマット(光ディスク物理フォーマット)の出版
物データの読み出しコマンドに変換する。尚、既存CD
−ROM利用ツールは記録媒体とは別の場所に記憶され
る。 記録媒体(光ディスク媒体)には、ソフトウェア(既
存CD−ROM利用ツール及びCD−ROMエミュレー
タ)を記憶せず、CD−ROM物理フォーマットから光
ディスク物理フォーマットに変換した出版物データのみ
を記憶する。この場合、既存CD−ROM利用ツール、
エミュレータは光ディスクとは別の場所に記憶される。 以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求
の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能
であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0083】
【発明の効果】以上本発明によれば、記録媒体にソフト
ウェアを記憶する第1の区画と、出版物(オリジナルな
物理フォーマットから所定の物理フォーマットに変換さ
れた出版物データ)を記憶する第2の区画を設ける。そ
して、前記ソフトウェアを、オリジナルの物理フォーマ
ットに従った出版物データの読み出しコマンドを第2区
画に記憶された所定の物理フォーマットの出版物データ
の読み出しコマンドに変換するように構成する。あるい
は、該ソフトウェアを第1及び第2のソフトウェアで構
成し、第1ソフトウェアをオリジナルの物理フォーマッ
トに従って出版物データを読み出すように構成し、第2
ソフトウェアを第1のソフトウェアより発行された出版
物データの読み出しコマンドを、第2区画に記憶された
所定の物理フォーマットの出版物データの読み出しコマ
ンドに変換するように構成する。以上のようにすれば、
例えばCD−ROM電子出版物用として蓄積されている
出版物データを他の記録媒体においても物理フォーマッ
トを変換するだけでそのまま利用でき、出版物データの
作成時間、CD−ROM論理フォーマットの出版物デー
タをMS−DOS等の他のフォーマットに変換する変換
ツールの開発作成時間、変換作業時間をなくすことがで
きる。
【0084】又、本発明によれば、利用ツール(例えば
既存CD−ROM利用ツール)を実行すれば記録媒体例
えば光ディスクの出版物データ保存領域に書き込まれて
いるCD−ROM論理フォーマットの出版物データの読
み取りを行うことができ、この保存領域をあたかも1枚
のCD−ROMと見なすことができるようになる。この
ため、開発者側は新たに記録媒体、例えば光ディスク用
の出版物利用ツールを開発・作成する必要がなくなり、
ユーザ側はいままで使用してきたCD−ROM利用ツー
ルをそのまま光ディスク出版物の利用ツールとして使う
ことができる。更に、本発明によれば、CD−ROM論
理フォーマットの出版物データ等をプラスチック基盤上
にスタンピングによりピット(凹凸)で記録して再生専
用のROM領域とし、残りのディスク部分に磁性膜を被
着して書き換え可能なRAM領域としたから、スタンピ
ングにより出版物データを一括して記録できるため一々
電気的に書き込む必要がなく、光ディスク電子出版物の
作成が容易となり、又、光ディスク出版物を短時間、低
コストで提供できる。
【0085】又、本発明によれば、出版物データを暗号
化して出版物データ保存領域に記録するようにしたか
ら、出版物データを不正にコピーしても意味不明なもの
となり不正コピーを防止することができる。更に、本発
明によれば、ユーザが利用できない領域に暗号化された
出版物データを復号するために必要なデータを記録して
おき、暗号化された出版物データを該データを用いて復
号するようにしたから、暗号化された出版物データや復
号ソフトウェアをコピーしても元の出版物データに戻す
ことができず、有効に不正コピーを防止できる。
【0086】又、電子出版物に限らず一般に、プログラ
ムやデータを光ディスクに暗号化して記録し、かつ、ス
タンピングによりピット(凹凸)で情報を記録する領域
に暗号化された情報を復号するに必要なデータ(スタン
パID)を記録して光ディスク媒体を構成するようにし
たから、暗号化されたプログラムやデータを不正にコピ
ーしても元に復元するのに必要なスタンパIDを入手で
きないため、コピー情報は意味がなく不正コピーを有効
に防止できる。
【0087】更に本発明によれば、記録媒体、例えば光
ディスクを複数の区画(第1、第2区画)に分割し、第
2区画に出版物データをCD−ROM論理フォーマット
に従って記録し、第1区画にCD−ROM論理フォーマ
ットの出版物データを利用する第1のソフトウェア(既
存CD−ROM利用ツール)と、該第1のソフトウェア
から発行されるCD−ROM論理区画に対するアクセス
要求を光ディスクに対するアクセス要求に変換する第2
のソフトウェア(CD−ROMエミュレータ)と、復号
ソフトウェアを記録して光ディスク電子出版物を構成し
たから、1枚の光ディスクで電子出版物を利用できる環
境を提供でき、使い勝手を向上することができる。
【0088】又、本発明によれば、オリジナルな物理フ
ォーマットから所定の物理フォーマットに変換された出
版物データを記憶する記録媒体、オリジナルの物理フォ
ーマットを備えた出版物データを読み取るための第1の
ソフトウェアを記憶する第1の記憶手段、第1のソフト
ウェアより発行されたオリジナルの出版物データの読み
取りコマンドを、前記所定の物理フォーマットの出版物
データ読み取りコマンドに変換する第2のソフトウェア
を記憶する第2の記憶手段、前記変換により得られた読
み取りコマンドに基づいて記録媒体から出版物データを
読み出すドライブ装置、第1、第2の記憶手段から読み
取った第1、第2のソフトウェアを記憶し、かつ、第1
のソフトウェアに基づいてオリジナルの物理フォーマッ
トに従って出版物データを読み取るためのコマンドを発
行し、更に、第2のソフトウェアにより該コマンドを記
録媒体から出版物データを実際に読み出すためのコマン
ドに変換する処理を行う処理装置により電子出版物利用
システムを構成し、第1、第2記憶手段を例えば記録媒
体の第1、第2区画で代用する。このようにすれば、簡
単な構成でCD−ROM電子出版物のソフトウェア資産
を利用した電子出版物利用システムを提供することがで
き、電子出版物の普及に大いに役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】CD−ROMエミュレータの動作原理説明図で
ある。
【図3】本発明の光磁気ディスク電子出版物を利用する
システムの構成図である。
【図4】システムの電気的構成図である。
【図5】光ディスクの構成説明図である。
【図6】アクセス可領域の構成図である。
【図7】区画構造説明図である。
【図8】本発明の光磁気ディスク媒体に記録される情報
の説明図である。
【図9】CD−ROM及び光磁気ディスクにおけるデー
タブロックフォーマットの説明図である。
【図10】出版物データを光磁気ディスクに保存する場
合の説明図である。
【図11】出版物データを光磁気ディスクに保存する場
合の別の説明図である。
【図12】出版物データの暗号化処理の説明図である。
【図13】出版物データの暗号化処理の別の実施例説明
図である。
【図14】出版物データの暗号化処理の更に別の実施例
説明図である。
【図15】復号ソフトウェアの説明図である。
【図16】制御ゾーンにスタンパIDを記録した場合の
説明図である。
【図17】スタンパIDの説明図である。
【図18】CD−ROMドライブをMS−DOSシステ
ム上で使用する場合の動作説明図である。
【図19】CD−ROMエミュレータの動作説明図であ
る。
【図20】CD−ROMエミュレータの動作フロー図で
ある。
【図21】CD−ROMエミュレータの別の動作フロー
図である。
【図22】本発明の光磁気ディスク電子出版物の説明図
である。
【図23】光磁気ディスク電子出版物を既存CD−RO
M利用ツールで利用する場合の説明図である。
【図24】光磁気ディスク電子出版物作成装置の構成図
である。
【図25】光磁気ディスク電子出版物作成の処理フロー
図である。
【図26】スタンパIDによるコピー防止説明図であ
る。
【図27】スタンパIDによるコピー防止処理のフロー
図である。
【図28】スタンパIDによるコピー防止処理の別のフ
ロー図である。
【図29】スタンパIDによるコピー防止処理の更に別
のフロー図である。
【図30】CD−ROMの説明図である。
【図31】光磁気ディスクの書き込み・読み取り説明図
である。
【図32】パーシャルROM光磁気ディスク媒体の構成
図である。
【符号の説明】
11・・光磁気ディスク 12・・第1区画 12a・・既存CD−ROM利用ツール 12b・・CD−ROMエミュレータ 12c・・復号ソフトウェア 13・・第2区画 13a・・CD−ROM論理フォーマットの出版物デー
タ 21・・光磁気ディスクドライブ 51・・表示装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−276225(JP,A) 特開 平5−73228(JP,A) 特開 平5−28022(JP,A) 特開 平4−156627(JP,A) 特開 平3−100841(JP,A) 特開 昭63−129558(JP,A) 特開 平1−306917(JP,A) 特開 平4−119566(JP,A) 特開 平4−205970(JP,A) 特開 平4−232664(JP,A) 特開 平5−40663(JP,A) 特開 平4−274512(JP,A) 特開 平4−260116(JP,A) 特開 平4−64121(JP,A) 特開 昭64−35778(JP,A) 特開 昭63−316121(JP,A) 特開 平5−173891(JP,A) 国際公開93/9496(WO,A1) 国際公開93/8530(WO,A1) 安藤 誠 他著,”追記型光ディスク のソフトウェア構造”,情報処理学会第 35回(昭和62年前期)全国大会講演論文 集(1),昭和62年,p.271〜272 三木 匡 他著,”追記型光ディスク の管理方式の検討と性能評価”,情報処 理学会研究報告,1988年,Vol.88, No.81(88−OS−41),p.41−4 −1〜41−4−7 小川 紘一 他著,”光ディスクとそ の応用”,テレビジョン学会誌 画像情 報工学と放送技術,テレビジョン学会, 平成5年6月20日発行,Vol.47,N o.6,p.835(51)〜840(56) ”光磁気ディスク 逆転の発想が短所 を長所に変える”,日経バイト,No. 99,日経BP社,1992年5月,pp. 206−214 ”花開く3.5インチ光磁気ディスク 課題はアプリケーション”,日経バイ ト,No.95,日経BP社,1992年1 月,pp.120−133 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 501 - 549 G06F 9/06 410 - 550 G11B 20/10 G11B 20/12 G06F 17/30

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子出版物利用システムにおける出版物
    データの処理方法において、 オリジナルの物理フォーマットから所定の物理フォーマ
    ットに変換された出版物データが記憶された記録媒体か
    らオリジナルの物理フォーマットの出版物データを読み
    取るための第1のソフトウェアと、第1のソフトウェア
    より発行されたオリジナルの物理フォーマットの出版物
    データの読み出しコマンドを所定の物理フォーマットの
    出版物データの読み出しコマンドに変換するための第2
    のソフトウェアを読み取り、 第1のソフトウェアより発行されたオリジナルの物理フ
    ォーマットに従って出版物データを読み取るためのコマ
    ンドを、第2のソフトウェアに基づいて該コマンドを所
    定の出版物データを読み出すためのコマンドに変換し、 前記変換により得られた読み出しコマンドに基づいて、
    記録媒体から出版物データを読み取ることを特徴とする
    出版物データの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記出版物データは、オリジナルの論理
    フォーマットを維持しながら前記記録媒体に格納される
    ことを特徴とする請求項1記載の出版物データの処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体は光ディスク媒体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の出版物データの処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記オリジナルの物理フォーマットはC
    D−ROM物理フォーマットであることを特徴とする請
    求項1記載の出版物データの処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第2ソフトウェアは第1ソフトウェ
    アより発行されたコマンドに含まれる読み出し開始ブロ
    ック番号、読み出しブロック数を、前記所定の物理フォ
    ーマットに応じた読み出し開始ブロック番号、読み出し
    ブロック数に変換することにより、読み出しコマンドの
    変換を行うことを特徴とする請求項1記載の出版物デー
    タの処理方法。
  6. 【請求項6】 前記出版物データは、スタンピングによ
    りピット(凹凸)で光ディスク媒体上に記録されている
    ことを特徴とする請求項3記載の出版物データの処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記出版物データを暗号化して記録媒体
    に記録すると共に、該暗号化された出版物データを元に
    戻す復号ソフトウェアを設け、 記録媒体より読み取られた暗号化出版物データを該復号
    ソフトウェアにより復号することを特徴とする請求項1
    記載の出版物データの処理方法。
  8. 【請求項8】 前記出版物データの暗号化方法を特定す
    るデータを記録する領域を記録媒体に設け、 該領域に暗号化方法を特定するデータを記録し、 前記復号ソフトウェアは該暗号化方法特定データを読み
    取り、該データを用いて記録媒体より読み取られた暗号
    化出版物データを復号することを特徴とする請求項7記
    載の出版物データの処理方法。
  9. 【請求項9】 光ディスク媒体上に記録された出版物デ
    ータを処理する電子出版物システムにおける処理方法に
    おいて、 光ディスク媒体上に暗号化された情報を記録すると共
    に、該暗号化された情報を復号するために必要なデータ
    を記録し、 又、該暗号化された情報を元に戻す復号ソフトウェアを
    光ディスク媒体上に記録し、あるいは、別の記憶手段に
    記憶し、 該復号ソフトウェアにより光ディスク媒体より読み取っ
    た暗号化された情報を前記データを用いて復号すること
    を特徴とする出版物データ処理方法。
  10. 【請求項10】 光ディスク媒体上に記録されたデータ
    を処理するシステムにおける処理方法において、 光ディスク媒体の記録領域上に暗号化された情報を記録
    すると共に、 スタンピングによるピット(凹凸)で読み出し専用情報
    が記録される領域に、暗号化された情報を復号するため
    に必要なデータを記録し、 該暗号化された情報を復号する際に、暗号化された情報
    を復号するために必要な前記データが読み出し専用領域
    に存在するか判断し、 該データが読み出し専用領域に存在しない場合、復号作
    業を実行せず、 該データが読み出し専用領域に存在する場合、復号作業
    を実行するシステムにおける処理方法。
  11. 【請求項11】 オリジナルの物理フォーマットから所
    定の物理フォーマッ トに変換された出版物データを記録
    媒体から読み出すドライブ装置と、 オリジナルの物理フォーマットの出版物データを読み出
    すための第1のソフトウェアが記憶された第1の記憶手
    段と、 第1のソフトウェアより発行されたオリジナルの物理フ
    ォーマットの出版物データの読み出しコマンドを所定の
    物理フォーマットの出版物データの読み出しコマンドに
    変換するための第2のソフトウェアが記憶された第2の
    記憶手段と、 前記第1のソフトウェアに基づいて、オリジナルの物理
    フォーマットに従って出版物データを読み取るためのコ
    マンドを発行し、前記第2のソフトウェアにより該コマ
    ンドを前記記録媒体から出版物データを読み出すための
    コマンドに変換し、該変換されたコマンドを前記ドライ
    ブ装置に発行する処理を行う処理装置と、を備えたこと
    を特徴とする電子出版物利用システム。
  12. 【請求項12】 記録媒体に記録されている出版物デー
    タを利用するためのデータを入力するコントロールパネ
    ルと、 記録媒体から読み取った出版物データを表示する表示手
    段を備え、 前記処理装置は、コントロールパネルから入力された出
    版物利用データに基づいて第1のソフトウェアに従って
    記録媒体より所望の出版物データを読み取るための読み
    出しコマンドを発行すると共に、第2ソフトウェアに従
    って該読み出しコマンドを記録媒体から出版物データを
    実際に読み取るためのコマンドに変換し、該変換により
    得られたコマンドをドライブ装置に入力し、記録媒体か
    ら読み取った出版物データを表示装置に入力することを
    特徴とする請求項11記載の電子出版物利用システム。
  13. 【請求項13】 前記出版物データは、オリジナルの論
    理フォーマットを維持しながら前記記録媒体に格納され
    ることを特徴とする請求項11記載の電子出版物利用シ
    ステム。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体は光ディスク媒体である
    ことを特徴とする請求項11記載の電子出版物利用シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記オリジナルの物理フォーマットは
    CD−ROM物理フォーマットであることを特徴とする
    請求項11記載の電子出版物利用システム。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体は、第1記憶手段として
    第1のソフトウェア を記憶するための第1区画と、出版
    物データを記憶する第2区画を備えていることを特徴と
    する請求項11記載の電子出版物利用システム。
  17. 【請求項17】 前記記録媒体は、第2記憶手段として
    第2のソフトウェアを記憶するための第1区画と、出版
    物データを記憶する第2区画を備えていることを特徴と
    する請求項11記載の電子出版物利用システム。
  18. 【請求項18】 前記第2のソフトウェアは第1のソフ
    トウェアより発行された読み出しコマンドに含まれる読
    み出し開始ブロック番号、読み出しブロック数を前記所
    定物理フォーマットに従ったコマンドの読み出し開始ブ
    ロック番号、読み出しブロック数に変換するものである
    ことを特徴とする請求項11記載の電子出版物利用シス
    テム。
  19. 【請求項19】 前記出版物データを暗号化して記録媒
    体の第2区画に記録すると共に、該暗号化された出版物
    データを元に戻す復号ソフトウェアを記録媒体の第1区
    画に記録し、処理装置はシステム起動時に復号ソフトウ
    ェアを記録媒体から読み取って記憶し、記録媒体の第2
    区画から読み取られた暗号化出版物データを該復号ソフ
    トウェアにより復号して表示装置に入力する請求項12
    記載の電子出版物利用システム。
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