JP2004021766A - 電子回路設計方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配線ペアに対するノイズを解析し、ノイズの解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正するように構成する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子回路設計方法及びコンピュータプログラムに係り、特に高速配線処理を自動的に行うのに適した電子回路設計方法及びコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CADにより大規模集積回路(LSI)、マルチチップモジュール(MCM)やプリント基板(PCB)等の電子回路を設計する際には、シミュレーションによりノイズ解析を行い、ノイズ解析に応じてノイズ対策が取られる。ノイズ解析により解析されるノイズには、反射ノイズやクロストークノイズが含まれる。反射ノイズは、ドライバの内部抵抗と伝送線路の特性インピーダンスの不整合により発生する。他方、クロストークノイズは、ドライバの駆動能力と隣接する配線パターンのギャップ(ピッチ)に大きく依存する。
【0003】
ノイズ対策とは、ノイズ解析の結果に基づいて、電子回路で発生する各種ノイズを抑えるために取られる各種対策を言う。近年、各種電子回路の小型化や高速化に伴い、電子回路を設計する際のノイズ解析及びノイズ対策が重要になってきている。
【0004】
電子回路の設計は、決定されたノイズ対策に基づいて必要に応じて変更される。このような設計変更の後、再度ノイズ解析が行われ、ノイズが許容範囲内に収まるまで上記の如き手順を繰り返す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子回路設計方法では、ノイズ解析の結果、例えば許容範囲を超えるノイズが発生する配線ペアが検出されると、設計者が配線ペア間のスペースを増加する等の修正を配線に施す設計変更を行い、再度ノイズ解析を行う。再度のノイズ解析の結果、発生するノイズが依然として許容範囲を超える場合には、更に配線を修正する等の設計変更を行う必要がある。尚、設計変更の際には、設計者が変更内容を詳細に指定する必要があるが、配線が混雑している場合には、指定するスペースを全て確保することができない場合もあり、そのような場合には、設計が経験に基づいてスペースを確保するべき配線を指定する。
【0006】
このように、ノイズ解析の結果、許容範囲を超えるノイズの発生が検出されると、設計者による設計変更及びノイズ解析を何回も繰り返す必要があり、設計に時間がかかるという問題があった。又、設計者が熟練していないと設計変更を要する回数が増加することが多く、設計者へ依存度及び負荷が大きいという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明は、設計者への依存度及び負荷を軽減すると共に、設計時間を短縮可能な電子回路設計方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、配線ペアに対するノイズを解析する解析ステップと、該解析ステップの解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正ステップとを含むことを特徴とする電子回路設計方法によって達成できる。
【0009】
上記の課題は、コンピュータに電子回路の設計を行わせるコンピュータプログラムであって、コンピュータに、配線ペアに対するノイズを解析を行わせる解析手順と、コンピュータに、該解析手順の解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正手順とを含むことを特徴とするコンピュータプログラムによっても達成できる。
【0010】
従って、本発明によれば、設計者への依存度及び負荷を軽減すると共に、設計時間を短縮可能な電子回路設計方法及びコンピュータプログラムを実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明になる電子回路設計方法及びコンピュータプログラムの各実施例を、以下図面と共に説明する。
【0012】
【実施例】
先ず、本発明になる電子回路設計方法を用いるシミュレーション装置について説明する。シミュレーション装置は、図1に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成可能である。図1に示す情報処理装置は、CPU(中央処理装置)91、メモリ92、入力装置93、出力装置94、外部記憶装置95、媒体駆動装置96及びネットワーク接続装置97を備え、それらはバス98により互いに接続されている。
【0013】
メモリ92は、例えば、ROM、RAM等を含み、本発明になるコンピュータプログラムを含む、処理に用いられるコンピュータプログラムと、データとを格納する。CPU91は、メモリ92を利用してコンピュータプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
【0014】
入力装置93は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等からなり、ユーザからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置94は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等からなり、ユーザへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。
【0015】
外部記憶装置95は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等で構成される。情報処理装置は、この外部記憶装置95に、上記コンピュータプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ92にロードして使用する。
【0016】
媒体駆動装置96は、可搬記録媒体99を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体99としては、メモリカード、フロッピーディスク(登録商標)、CD−ROM、光ディスク、光磁気ディスク等の、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体99に上記コンピュータプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ92にロードして使用する。
【0017】
ネットワーク接続装置97は、LANやインターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、上記コンピュータプログラムとデータをネットワーク接続装置97を介して他の装置から受け取り、必要に応じて、それらをメモリ92にロードして使用する。
【0018】
図2は、図1の情報処理装置にコンピュータプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す図である。可搬記録媒体99やサーバ100のデータベース101に保存されたコンピュータプログラムとデータは、メモリ92にロードされる。このとき、サーバ100は、コンピュータプログラムとデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置に送信する。そして、CPU91は、そのデータを用いてそのコンピュータプログラムを実行し、必要な処理を行う。
【0019】
図3は、シミュレーション装置の動作を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図1に示すCPU91が本発明になるコンピュータプログラムを実行することにより行われる。図3に示す処理は、ステップS1,S2からなる論理設計処理と、ステップS3〜S7,S11〜S14からなる実装設計処理とからなる。
【0020】
図3において、ステップS1は、設計するべき電子回路の論理回路を入力する。ステップS2は、入力した論理回路に基づいて論理シミュレーションを行う。
【0021】
ステップS3は、フロアプランのセルの配置を行い、ステップS4は、セルの配置及び配線を行う。ステップS5は、信号のタイミング解析を行う。ステップS6は、タイミングエラーが発生したか否かを判定し、判定結果がYESであると、ステップS7は、ユーザからの指示に基づいて設計変更を行い、処理はステップS5へ戻る。設計するべき電子回路に対しては、予めタイミングの制約があり、ステップS6は、タイミングの制約を満足していない場合には、タイミングエラーが発生していると判定する。
【0022】
ステップS6の判定結果がNOであると、処理は配線ルール出力処理ST1へ進む。配線ルール出力処理ST1は、ステップS11〜S14からなる。ステップS11は、ノイズ解析を行い、ステップS12は、ノイズ解析の結果、ノイズエラーが発生したか否かを判定する。設計するべき電子回路に対しては、予めノイズの制約があり、ステップS12は、ノイズが許容範囲を超えておりノイズの制約を満足していない場合には、ノイズエラーが発生していると判定する。ノイズエラーが発生したネットについては、例えばチェック結果リストを出力する。
【0023】
ステップS12の判定結果がYESであると、ステップS13は、例えばチェック結果リストに基づいて設計変更を行い、処理はステップS11へ戻る。ステップS13が行う設計変更には、例えば、ノイズエラーが発生する原因の配線ペアを特定し、この配線ペアに対してスペースを空けてノイズエラーが発生しないように配線を自動的に修正することが含まれる。従って、ステップS13は、スペースを決定すると共に、決定されたスペースに基づいた配線ルールを自動的に作成する。ステップS12の判定結果がNOであると、ステップS14では、自動配線を行うソフトウェア(ラウター)により、配線ルールに従いノイズエラーが発生しないスペースが開けられた配線(スペース配線)を行う。尚、ステップS14は、ユーザが手動で行うマニュアル配線を行っても、自動配線とマニュアル配線とを混在させても良い。
【0024】
本発明は、ステップS13の設計変更を自動的に行える点に特に特徴があり、熟練した設計者でなくても必要な設計変更を自動的に行うことができる。
【0025】
第1実施例:
図4は、第1実施例において設計変更をする配線ペアを示す図である。配線ペアは、クロストークノイズの発生源となる加害者ネット1と、被害者ネット2とからなる。加害者ネット1が、被害者ネット2と隣接配線部分3において被害者ネット2と隣接しているために、被害者ネットに2にクロストークノイズが発生する。
【0026】
隣接配線部分3においては、加害者ネット1が被害者ネット2に近すぎるため、クロストークノイズが被害者ネット2に発生する。そこで、図5に示すように、隣接配線部分3における加害者ネット1と被害者ネット2との間のスペース4を自動的に空けるように設計変更を自動的に行う。
【0027】
図6は、第1実施例において、図3に示すステップS11が出力するチェック結果リスト20を示す図である。図6に示すチェック結果リスト20には、ノイズエラーが発生した被害者ネット、被害者ネットに対する加害者ネット、被害者ネットの許容ノイズ値、加害者ネットのノイズ値、平行区間総長等が含まれる。図6中、各ネット名NET Nameの上側の行が被害者ネット(例えば、net_a)を示し、下側の行が加害者ネット(例えば、net_b)を示す。又、*L×1は被害者ネットの許容ノイズ値を示し、L×1は加害者ネットのノイズ値を示す。平行区間総長は、加害者ネット1と被害者ネット2が隣接配線部分3において平行に隣接する区間の総長を示す。
【0028】
図7は、第1実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図3に示すステップS13に対応する。
【0029】
図7において、ステップS13−1は、チェック結果リスト20を入力して、チェック結果リスト20の内容をソートするソート処理を行う。ソート処理が採用するソート方法は特に限定されないが、例えば(1)被害者ネット及びその積算平行長、(2)被害者ネット及びその出現頻度、(3)加害者ネット及びその出現頻度、(4)被害者ネット及び加害者ネットとして現れるネット及びその出現頻度等に基づいてソートを行うことができる。
【0030】
ステップS13−2は、隣接配線部分3における加害者ネット1と被害者ネット2との間のスペース4を付与する優先度を決定する。スペースを付与する優先度とは、どのネットに優先的にスペースを確保するかを示す値である。例えば、配線が混雑しており指示された全てのネットに指示されたスペースを確保することができない場合に、優先度は、どのネットに優先的にスペースを確保するかを示す。
【0031】
ステップS13−3は、スペース4の値(スペース値)を決定する。例えば、通常スペース値がxxxμmの場合、ノイズ対策スペース値をyyyμmに決定する。
【0032】
ステップS13−4は、少なくとも決定されたスペース値を含む配線ルール(Rule For Each Net)を出力する。出力される配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値等が含まれ、優先度が含まれても良い。従って、図3に示すステップS14は、出力された配線ルールに基づいて、ラウターにより自動配線を行うことができる。
【0033】
第2実施例:
図8は、第2実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図3に示すステップS13に対応する。
【0034】
図8において、ステップS13−11は、図6に示す如きチェック結果リスト20を入力し、ステップS13−12は、ソート処理を行うことで同図の右側に示す被害者ネット、加害者ネット及び加害者ネット及び被害者ネットの隣接配線部分が平行に走る平行長からなるリスト21を生成する。ステップS13−13は、リスト21の各被害者ネットに対する平行長を求める積算処理行い、リスト22を生成する。ステップS13−14は、リスト22に対してソート処理を行い、例えば平行長の長い順にリスト22の内容をソートして、リスト23を生成する。このようなソート処理では、1つのネットに対するスペース確保を行うことにより、より多くのノイズエラーが解決できる可能性の高い順に優先度を決めている。
【0035】
ステップS13−15は、リスト23に基づいて、隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定する。又、ステップS13−16は、スペース値を決定する。ステップS13−15及びステップS13−16により、リスト24が生成される。リスト24には、各被害者ネットに対して、スペース値及び優先度が記載されている。例えば、被害者ネットNet_bのスペース値はyyyμmであり、優先度は1である。ここでは、説明の便宜上、優先度は、その値が小さい程高い優先度を示すものとする。
【0036】
ステップS13−17は、決定されたスペース値及び優先度を含む配線ルール(Rule For Each Net)をリスト24に基づいて出力する。出力される配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、優先度等が含まれる。従って、図3に示すステップS14は、出力された配線ルールに基づいて、ラウターにより自動配線を行うことができる。
【0037】
第3実施例:
図9は、第3実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図3に示すステップS13に対応する。
【0038】
図9において、ステップS13−21は、図6に示す如きチェック結果リスト20を入力し、ステップS13−22は、ソート処理を行うことで同図の右側に示す被害者ネット、加害者ネット及び加害者ネット及び被害者ネットの隣接配線部分が平行に走る平行長からなるリスト21を生成する。ステップS13−23は、リスト21の各被害者ネットの出現頻度を求める積算処理行い、リスト32を生成する。ステップS13−24は、リスト32に対してソート処理を行い、例えば出現頻度の高い順にリスト32の内容をソートして、リスト33を生成する。このようなソート処理では、1つのネットに対するスペース確保を行うことにより、より多くの被害者ネットが救える可能性の高い順に優先度を決めている。
【0039】
ステップS13−25は、リスト33に基づいて、隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定する。又、ステップS13−26は、スペース値を決定する。ステップS13−25及びステップS13−26により、リスト34が生成される。リスト34には、各被害者ネットに対して、スペース値及び優先度が記載されている。例えば、被害者ネットNet_bのスペース値はyyyμmであり、優先度は2である。ここでは、説明の便宜上、優先度は、その値が小さい程高い優先度を示すものとする。
【0040】
ステップS13−27は、決定されたスペース値及び優先度を含む配線ルール(Rule For Each Net)をリスト34に基づいて出力する。出力される配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、優先度等が含まれる。従って、図3に示すステップS14は、出力された配線ルールに基づいて、ラウターにより自動配線を行うことができる。
【0041】
第4実施例:
図10は、第4実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図3に示すステップS13に対応する。
【0042】
図10において、ステップS13−31は、図6に示す如きチェック結果リスト20を入力し、ステップS13−32は、ソート処理を行うことで同図の右側に示す被害者ネット、加害者ネット及び加害者ネット及び被害者ネットの隣接配線部分が平行に走る平行長からなるリスト21を生成する。ステップS13−33は、リスト21の各加害者ネットの出現頻度を求める積算処理行い、リスト42を生成する。ステップS13−34は、リスト42に対してソート処理を行い、例えば出現頻度の高い順にリスト42の内容をソートして、リスト43を生成する。このようなソート処理では、1つのネットに対するスペース確保を行うことにより、より多くの加害者ネットが救える(加害者ネットとならないようにする)可能性の高い順に優先度を決めている。
【0043】
ステップS13−35は、リスト43に基づいて、隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定する。又、ステップS13−36は、スペース値を決定する。ステップS13−35及びステップS13−36により、リスト44が生成される。リスト44には、各加害者ネットに対して、スペース値及び優先度が記載されている。例えば、被害者ネットNet_xのスペース値はyyyμmであり、優先度は1である。ここでは、説明の便宜上、優先度は、その値が小さい程高い優先度を示すものとする。
【0044】
ステップS13−37は、決定されたスペース値及び優先度を含む配線ルール(Rule For Each Net)をリスト44に基づいて出力する。出力される配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、優先度等が含まれる。従って、図3に示すステップS14は、出力された配線ルールに基づいて、ラウターにより自動配線を行うことができる。
【0045】
第5実施例:
図11は、第5実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。同図に示す処理は、図3に示すステップS13に対応する。
【0046】
図11において、ステップS13−41は、図6に示す如きチェック結果リスト20を入力し、ステップS13−42は、ソート処理を行うことで同図の右側に示す被害者ネット、加害者ネット及び加害者ネット及び被害者ネットの隣接配線部分が平行に走る平行長からなるリスト21を生成する。ステップS13−43は、リスト21の被害者ネット及び被害者ネットとして現れるネット(以下、被・加害者ネットと言う)の出現頻度を求める積算処理行い、リスト52を生成する。ステップS13−44は、リスト52に対してソート処理を行い、例えば出現頻度の高い順にリスト52の内容をソートして、リスト53を生成する。このようなソート処理では、1つのネットに対するスペース確保を行うことにより、より多くの被・加害者ネットを救える可能性の高い順に優先度を決めている。
【0047】
ステップS13−45は、リスト53に基づいて、隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定する。又、ステップS13−46は、スペース値を決定する。ステップS13−45及びステップS13−46により、リスト54が生成される。リスト54には、各被害者ネットに対して、スペース値及び優先度が記載されている。例えば、被・加害者ネットNet_yのスペース値はyyyμmであり、優先度は2である。ここでは、説明の便宜上、優先度は、その値が小さい程高い優先度を示すものとする。
【0048】
ステップS13−47は、決定されたスペース値及び優先度を含む配線ルール(Rule For Each Net)をリスト54に基づいて出力する。出力される配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、優先度等が含まれる。従って、図3に示すステップS14は、出力された配線ルールに基づいて、ラウターにより自動配線を行うことができる。
【0049】
第6実施例:
クロストークノイズの解析において、ゲート入力のピークノイズ値を式で表現することができる。クロストークモデルも様々なものがあり、解析手法も様々なものがある。従って、ピークノイズ値を求める式は一意的に決まるものではない。例えば、”Analysis, Reduction and Avoidance of Crosstalk on VLSI Chips”, IBMInternational Symposium on PhysicalDesign, 1998なる文献には、次のようなクロストークモデルに基づいてピークノイズ値を求める式が提案されている。
【0050】
図12は、第6実施例で用いるクロストークモデルを説明する図である。同図中、加害者ネット71はドライバ61、配線72及びレシーバ62からなり、被害者ネット73はドライバ63、配線74及びレシーバ64からなる。Rout,aはドライバ61の出力抵抗、Rout,vはドライバ63の出力抵抗、Ci,aは配線72の固有容量、Ci,vは配線74の固有容量、Ccは配線72,74間の結合容量、Rline,aは配線72の配線長抵抗、Rline,vは配線74の配線長抵抗を示すものとすると、ピークノイズ値Vnoiseは次式(1)で表すことができる。
Vnoise=Vdd/[{(Rout,a×Ci,a)/{(Rout,v+Rline,v/2)×Cc}+(Ci,v/Cc)}] 式(1)
上記の式(1)の如きピークノイズ値Vpeakは、一般的に、加害者側ドライバ抵抗Ra、被害者側ドライバ抵抗Rv、配線の抵抗r、配線の容量c、平行配線長L及び配線間隣接容量Ccの関数により、次式(2)のように表現することができる。
Vpeak=f1(Ra,Rv,r,c,L,Cc) 式(2)
又、配線の抵抗rと容量cは、平行配線長Lの関数として夫々次式(3),(4)により表現することができる。
r=f2(L) 式(3)
c=f3(L) 式(4)
式(2)に式(3),(4)を代入すると、ピークノイズ値Vpeakは、次式(5)のように、平行配線長L及び配線間隣接容量Ccの関数で表現することができる。
Vpeak=f4(Ra,Rv,L,Cc) 式(5)
上記の式(5)から、ピークノイズ値Vpeakを電源電圧Vddの1/Nに抑えるための条件は次式(6)により表現することができる。
Vpeak=f4(Ra,Rv,L,Cc)≦Vdd/N 式(6)
上記の式(6)より、平行配線長Lは次式(7)により表現することができる。
L≦f5(Ra,Rv,Cc,Vdd,N) 式(7)
上記の式(7)において、VddとNは固定であるので、許容される平行配線長Lは、次式(8)のように、加害者側ドライバ抵抗Ra、被害者側ドライバ抵抗Rv及び2つの配線間の隣接容量Ccにより次式(8)に示すように決定される。
L≦f6(Ra,Rv,Cc) 式(8)
第6実施例では、図3に示すステップS12におけるノイズエラーの判定を、次のように行う。つまり、クロストークノイズをチェックする際に、2つのネット間の隣接容量Ccを求め、加害者側ドライバ抵抗Ra及び被害者側ドライバ抵抗Rvを用いて、上記式(8)により許容される平行配線長Lを求め、実際に2つの配線が隣接配線部分において平行に走っている距離がこの許容される平行配線長Lを超える場合にはクロストークノイズによるノイズエラーが発生したと判定する。
【0051】
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
【0052】
(付記1) 配線ペアに対するノイズを解析する解析ステップと、
該解析ステップの解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正ステップとを含むことを特徴とする、電子回路設計方法。
【0053】
(付記2) 前記修正ステップは、決定されたスペースに基づいた配線ルールを作成することを特徴とする、付記1記載の電子回路設計方法。
【0054】
(付記3) 自動配線を行うソフトウェアにより、前記配線ルールに従いノイズエラーが発生しないスペースが開けられた配線を行う配線ステップを更に含むことを特徴とする、付記2記載の電子回路設計方法。
【0055】
(付記4) 前記解析ステップは、ノイズエラーを検出すると、被害者ネット、加害者ネット、被害者ネットの許容ノイズ値、加害者ネットのノイズ値及び被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長を含むチェック結果リストを出力することを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項記載の電子回路設計方法。
【0056】
(付記5) 前記修正ステップは、前記チェック結果リストをソートし、前記隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定し、該スペースのスペース値を決定し、少なくとも決定された該スペース値を含む配線ルールを出力することを特徴とする、付記4記載の電子回路設計方法。
【0057】
(付記6) 前記配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、及び/又は優先度が含まれることを特徴とする、付記5記載の電子回路設計方法。
【0058】
(付記7) 前記修正ステップは、被害者ネット及びその積算平行長、被害者ネット及びその出現頻度、加害者ネット及びその出現頻度、又は、被害者ネット及び加害者ネットとして現れるネット及びその出現頻度に基づいてソートを行うことを特徴とする、付記5又は6記載の電子回路設計方法。
【0059】
(付記8) 前記解析ステップは、許容される平行配線長をL、加害者側ドライバ抵抗をRa、被害者側ドライバ抵抗をRv、2つの配線間の隣接容量をCcとすると、被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長が、L≦f6(Ra,Rv,Cc)で表現される平行配線長Lを超えるとノイズエラーを検出することを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項記載の電子回路設計方法。
【0060】
(付記9) コンピュータに電子回路の設計を行わせるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、配線ペアに対するノイズを解析を行わせる解析手順と、
コンピュータに、該解析手順の解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正手順とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。
【0061】
(付記10) 前記修正手順は、コンピュータに、決定されたスペースに基づいた配線ルールを作成させることを特徴とする、付記9記載のコンピュータプログラム。
【0062】
(付記11) コンピュータに、自動配線を行うソフトウェアにより、前記配線ルールに従いノイズエラーが発生しないスペースが開けられた配線を行わせる配線手順を更に含むことを特徴とする、付記10記載のコンピュータプログラム。
【0063】
(付記12) 前記解析手順は、コンピュータに、ノイズエラーを検出すると、被害者ネット、加害者ネット、被害者ネットの許容ノイズ値、加害者ネットのノイズ値及び被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長を含むチェック結果リストを出力させることを特徴とする、付記9〜11のいずれか1項記載のコンピュータプログラム。
【0064】
(付記13) 前記修正手順は、コンピュータに、前記チェック結果リストをソートさせ、前記隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定させ、該スペースのスペース値を決定させ、少なくとも決定された該スペース値を含む配線ルールを出力させることを特徴とする、付記12記載のコンピュータプログラム。
【0065】
(付記14) 前記配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、及び/又は優先度が含まれることを特徴とする、付記13記載のコンピュータプログラム。
【0066】
(付記15) 前記修正手順は、被害者ネット及びその積算平行長、被害者ネット及びその出現頻度、加害者ネット及びその出現頻度、又は、被害者ネット及び加害者ネットとして現れるネット及びその出現頻度に基づいてソートを行わせることを特徴とする、付記13又は14記載のコンピュータプログラム。
【0067】
(付記16) 前記解析手順は、許容される平行配線長をL、加害者側ドライバ抵抗をRa、被害者側ドライバ抵抗をRv、2つの配線間の隣接容量をCcとすると、コンピュータに、被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長が、L≦f6(Ra,Rv,Cc)で表現される平行配線長Lを超えるとノイズエラーを検出させることを特徴とする、付記9〜15のいずれか1項記載のコンピュータプログラム。
【0068】
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、設計者への依存度及び負荷を軽減すると共に、設計時間を短縮可能な電子回路設計方法及びコンピュータプログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる電子回路設計方法を用いるシミュレーション装置を構成する情報処理装置を示すブロック図である。
【図2】図1の情報処理装置にコンピュータプログラムとデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示す図である。
【図3】シミュレーション装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】第1実施例において設計変更をする配線ペアを示す図である。
【図5】隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットの間のスペースを自動的に空ける設計変更を説明する図である。
【図6】図3に示すステップS11が出力するチェック結果リストを示す図である。
【図7】第1実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。
【図8】第2実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。
【図9】第3実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。
【図10】第4実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。
【図11】第5実施例の動作の要部を説明するフローチャートである。
【図12】第6実施例で用いるクロストークモデルを説明する図である。
【符号の説明】
1 加害者ネット
2 被害者ネット
3 隣接配線部分
4 スペース
91 CPU
92 メモリ
93 入力装置
94 出力装置
Claims (10)
- 配線ペアに対するノイズを解析する解析ステップと、
該解析ステップの解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正ステップとを含むことを特徴とする、電子回路設計方法。 - 前記修正ステップは、決定されたスペースに基づいた配線ルールを作成することを特徴とする、請求項1記載の電子回路設計方法。
- 自動配線を行うソフトウェアにより、前記配線ルールに従いノイズエラーが発生しないスペースが開けられた配線を行う配線ステップを更に含むことを特徴とする、請求項2記載の電子回路設計方法。
- 前記解析ステップは、ノイズエラーを検出すると、被害者ネット、加害者ネット、被害者ネットの許容ノイズ値、加害者ネットのノイズ値及び被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長を含むチェック結果リストを出力することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の電子回路設計方法。
- 前記修正ステップは、前記チェック結果リストをソートし、前記隣接配線部分における加害者ネットと被害者ネットとの間のスペースを付与する優先度を決定し、該スペースのスペース値を決定し、少なくとも決定された該スペース値を含む配線ルールを出力することを特徴とする、請求項4記載の電子回路設計方法。
- 前記配線ルールには、ネット名、各ネットに対して隣接するネットが近づくことのできる許容スペース値、及び/又は優先度が含まれることを特徴とする、請求項5記載の電子回路設計方法。
- 前記修正ステップは、被害者ネット及びその積算平行長、被害者ネット及びその出現頻度、加害者ネット及びその出現頻度、又は、被害者ネット及び加害者ネットとして現れるネット及びその出現頻度に基づいてソートを行うことを特徴とする、請求項5又は6記載の電子回路設計方法。
- 前記解析ステップは、許容される平行配線長をL、加害者側ドライバ抵抗をRa、被害者側ドライバ抵抗をRv、2つの配線間の隣接容量をCcとすると、被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長が、L≦f6(Ra,Rv,Cc)で表現される平行配線長Lを超えるとノイズエラーを検出することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項記載の電子回路設計方法。
- コンピュータに電子回路の設計を行わせるコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、配線ペアに対するノイズを解析を行わせる解析手順と、
コンピュータに、該解析手順の解析に基づいてノイズエラーが検出されると、ノイズエラーの発生を防止するように配線ペアの間のスペースを決定して配線ペアを自動的に修正する修正手順とを含むことを特徴とする、コンピュータプログラム。 - 前記解析手順は、許容される平行配線長をL、加害者側ドライバ抵抗をRa、被害者側ドライバ抵抗をRv、2つの配線間の隣接容量をCcとすると、コンピュータに、被害者ネットと加害者ネットとの間の隣接配線部分で配線が平行である平行長が、L≦f6(Ra,Rv,Cc)で表現される平行配線長Lを超えるとノイズエラーを検出させることを特徴とする、請求項9記載のコンピュータプログラム。
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