JP2004020218A - 時計システムおよび時計システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】時計システムは、親時計および子時計3を備える。親時計は、標準電波を受信して子時計3のモータ駆動用コイル35で受信可能な時刻信号を作成する時刻信号作成回路と、この信号を送信する送信回路およびコイルを備える。子時計3は、基準信号に基づいて時刻を計時する時刻カウンタ33と、駆動用コイル35を有する駆動モータと、駆動用コイル35で時刻信号を受信する受信回路37と、受信した時刻信号で時刻カウンタ33を修正する制御回路38と、時刻を表示する時刻表示部36とを備える。駆動用コイル35を利用して時刻信号を受信できるので部品が少なくコストを低減できる。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時計システムおよび時計システムの制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】
外部からの長波帯標準電波を受信して時刻修正を行う電波修正時計において、
長波帯標準電波を受信する親時計と、この親時計から電波や電極を介した通信によって子時計の時刻合わせを行う子時計とを備えた親子式の電波修正時計が開示されている(特開昭54−79680号公報、特開平6−331762号公報等参照)。
このような親子式の電波修正時計において、子時計は腕時計であることが多い。すなわち、電波修正式の腕時計は、屋外等の電波受信状態が良好な場所では、内蔵されたアンテナで標準電波を受信し、時刻修正を行う。
一方、マンションや鉄骨軸組み構造の建物等のように、鉄筋や鉄骨等がシールドとして機能し、室内での受信が非常に困難な場所では、窓際等の受信可能な特定の場所に親時計を設置しておき、この親時計で外部からの標準電波を受信させ、子時計は、親時計から発信される電波を受信することで時刻修正を行っていた。
一方、電極を介した親子時計は、やはり室内において外部の標準電波を受信可能な場所に親時計を設置し、子時計の時刻合わせを行う場合には、その親時計の端子(電極)に子時計の端子(電極)を接続して親時計から時刻信号を子時計に転送し、時刻合わせを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような親子式の電波修正時計においては、子時計は、親時計からの時刻情報を受けるアンテナや電極が必要となり、通常の時計に比べて部品点数が増えて構造が複雑になり、コストも高くなるという問題があった。
また、子時計にアンテナを設けた場合には、親時計からは外部からの長波帯標準電波と同じ電波が発信されるため、このような長波帯標準電波を受信できるような比較的大型のアンテナを子時計内に組み込まなければならず、特に腕時計の場合には時計の小型化が難しいという問題もあった。さらに、長波帯標準電波は、1つの時刻信号の長さ(フレーム)が60秒分あり、正しい時刻信号を受信できたかを確認するために、2〜3フレームの信号を受信する場合には、信号受信のみで2〜3分程度の時間が掛かり、時刻合わせ作業に時間が掛かるという問題もあった。
一方、親時計および子時計にそれぞれ電極を設けた場合には、電極が外部に露出するために、防水性能等に劣り、腕時計等においては、その電極のカバー部材などを設けなければならず、その分、部品点数が増えてコストもより一層増加するという問題もあった。
【0004】
本発明の目的は、このような親子式の時計からなる時計システムにおいて、部品点数の増加を抑えてコストの増加を抑えることができるとともに、時刻合わせ作業を短時間で行え、かつ防水性能なども向上できる時計システムおよび時計システムの制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の時計システムは、外部からの時刻データを受信してその時刻情報に基づいて時刻信号を出力可能な親機と、この親機からの時刻信号を受信してその時刻情報に基づいて時刻を修正する子機とを備え、前記子機は、基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記基準信号に基づいて時刻を計時する計時回路と、駆動用コイルを有する駆動モータと、駆動用コイルに接続されて駆動用コイルを受信用コイルとして利用することで前記時刻信号を受信する受信回路と、受信回路で受信した時刻信号に基づいて前記計時回路で計時される時刻を修正する制御回路と、計時回路で計時される時刻を表示する時刻表示部とを備え、前記親機は、前記時刻データを受信可能な時刻データ受信部と、受信した時刻データに基づいて前記子機の駆動用コイルで受信可能な時刻信号を作成する時刻信号作成回路と、前記時刻信号を送信する送信回路および通信用コイルと、前記時刻データ受信部、時刻信号作成回路および送信回路の動作を制御する制御回路とを備えることを特徴とするものである。
【0006】
ここで、親機に設けられた時刻データ受信部は、長波帯標準電波やGPS衛星電波等の時刻コードを含む電波による時刻データを受信可能なものや、ネットワークなどを介して送信される時刻データを受信可能なものが利用できる。
本発明では、長波帯標準電波やGPS衛星電波等やネットワーク経由等で送信される時刻データを受信した親機は、時刻信号作成回路を備えているので、子機のモータ駆動用コイルで受信可能な時刻信号を出力することができる。従って、子機では、駆動用コイルを受信アンテナとして兼用でき、別途受信用アンテナを組み込む場合に比べて部品点数を少なくできてコストを低減できる。
また、時刻信号作成回路において、周波数や時刻コードのフォーマットが標準電波等の受信データとは異なる時刻信号を作成できるため、従来の長波帯標準電波のように1つの時刻情報が1分間の信号で表されている場合に比べて、時刻信号の長さ(データ長)を短く設定することもでき、時刻合わせ作業も短時間で処理できる。さらに、親機と子機との間は、電波を利用して時刻信号を送受信できるので、電極等を設ける必要が無く、防水性能なども向上することができる。
【0007】
なお、時刻信号作成回路で作成される時刻信号のフォーマットとしては、例えば、時、分、秒をそれぞれ2桁で表し、各桁つまり6個の数字を所定の順序でシリアル送信するようなもの等が利用できる。1個の数字(0〜9)は、3ビットのデジタル信号で表せるので、6個の数字は最低18ビットの2進数コードで表すことができる。この場合、時刻信号を例えば256Hzの搬送波で送信すれば、18/256=0.07秒程度で1つの時刻信号を送信することができ、非常に短時間で処理できる。
また、前記親機の時刻データ受信部は、時刻コードを含む電波を受信可能な受信回路を備えて構成され、前記外部からの時刻データはこの電波に含まれる時刻コードに基づく時刻データであることが好ましい。
このような構成であれば、親機が受信する外部からの時刻データとして、標準電波等の各種電波を利用できる。そして、電波を利用すれば、ネットワーク等の有線を用いる場合に比べて、親機の設置箇所の制限が少なくなり、設置の自由度を向上することができる。
【0008】
ここで、前記子機の時刻表示部は、駆動モータに対し輪列を介して接続された時刻表示用指針を備え、この駆動モータは前記計時回路での時刻計時に応じてモータ駆動パルスを出力するモータ駆動回路によって駆動されることが好ましい。時刻表示用指針を備えていれば、子機は、一般的なアナログクオーツ時計として利用可能である。さらに、モータ駆動用コイルを利用して受信できるので、通常のアナログクオーツ時計に対しては、受信回路などを追加するだけで構成できる。この受信回路は、時計用IC等に組み込むことができるので、部品数の増加は無く、子機を安価に提供できる。
【0009】
また、前記子機は、前記駆動用コイルに接続されて駆動用コイルを送信用コイルとして利用することで信号を送信する送信回路と、前記受信回路で時刻信号を受信したことを示す受信確認信号を送信回路および駆動用コイルを介して送信するように制御する制御回路とを備え、前記親機は、前記通信用コイルに接続される受信回路と、受信結果表示手段と、前記受信回路で子機からの受信確認信号を受信した際に前記受信結果表示手段で所定の表示を行うように制御する制御回路とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、子機は時刻信号を受信した際に、その受信を確認する受信確認信号を親機に送信し、親機の受信結果表示手段で所定の表示を行うことができるので、利用者は時刻信号の受信に成功したことを容易に把握することができる。このため、時刻信号の受信に失敗して正しい時刻合わせが行えない状態で時計を利用することもなく、時刻修正作業を確実に行うことができる。
【0010】
前記子機は、受信結果表示手段と、前記受信回路で前記時刻信号を受信した際に前記受信結果表示手段で所定の表示を行うように制御する制御回路とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、利用者は、子機側において、時刻信号の受信を確実に把握でき、時刻修正作業を確実に行うことができる。
【0011】
ここで、前記受信結果表示手段は液晶表示装置を備えて構成され、前記制御回路は液晶表示装置に受信結果を表す所定の記号を表示するように制御することを特徴とするものでもよい。
すなわち、親機や子機に液晶表示装置を設け、この液晶表示装置で受信結果表示手段を構成すればよい。この液晶表示装置(液晶ディスプレイ)に受信結果を表す所定の記号(「☆」等のマークや「受信」等の文字、数字等の各種記号)を表示することで、時刻信号の受信成功を表すことができる。
液晶表示装置を用いれば、受信結果の表示の制御が簡単でかつ利用者にとっても分かりやすいものにできる。さらに、液晶表示装置に、別途、時刻を表示して、親機や子機をデジタル時計として利用することもできる。
【0012】
また、前記受信結果表示手段は指針を備えて構成され、前記制御回路は指針の駆動を通常と異なる運針に制御して受信結果を表示するように制御することを特徴とするものでもよい。
すなわち、親機や子機に指針を設け、この指針を通常と異なる運針、例えば、秒針を2秒分(2ステップ分)連続して移動し、2秒間停止させる2ステップ運針を繰り返すことなどで受信結果を表示すればよい。
このような構成によれば、親機や子機にアナログ時計を組み込んでおけば、その指針を利用でき、別途、受信結果表示用の液晶表示装置等を組み込む必要が無いため、部品点数を少なくでき、省スペース化も実現できる。
【0013】
前記親機は、入力手段を備え、前記制御回路は、入力手段に入力があった場合のみ時刻信号を送信するように制御することが好ましい。
このような構成によれば、親機における時刻信号の送信処理を最小限に抑えることができる。このため、常時、時刻信号を送信する場合に比べて、親機における消費電力を低減でき、その持続時間を長くすることができる。
【0014】
前記子機は、入力手段を備え、前記制御回路は、入力手段に入力があった場合のみ時刻信号を受信するように制御することが好ましい。
このような構成によれば、子機における時刻信号の受信処理を最小限に抑えることができる。このため、常時、時刻信号を受信する場合に比べて消費電力を低減でき、子機の持続時間を長くすることができる。
【0015】
前記親機の制御回路は、子機のモータ駆動パルスの出力タイミングに重ならないように時刻信号を送信するように制御することが好ましい。
例えば、親機に子機のモータ駆動パルスを検出可能なコイルおよび受信回路を設け、前記制御回路はモータ駆動パルスの検出に対応して時刻信号を送信するように制御すればよい。
このような構成によれば、子機側でモータ駆動パルスの出力時以外に受信回路を作動させるだけで、時刻信号をモータ駆動パルスに妨げられることなく確実に受信することができる。従って、子機側には時刻信号を受信するための同期回路などを設ける必要が無く、子機の構成を簡易にできかつ時刻修正作業を確実に実行することができる。
【0016】
前記親機の制御回路は、1秒間に2回以上時刻信号を送信し、かつ各時刻信号の送信間隔を子機のモータ駆動パルスのパルス幅以上に制御することが好ましい。
このような構成によれば、1秒間に1発出力されるモータ駆動パルスの出力タイミングに、1つの時刻信号の送信タイミングが重なってしまっても、次の時刻信号が出力されるまでには駆動パルスの出力は終了しているので、次の時刻信号は駆動パルスに重なることなく送信される。このため、親機の制御回路側でモータ駆動パルスの出力タイミングを検出しなくても、少なくとも1秒間の内の1つの時刻信号は駆動パルスとは異なるタイミングで送信でき、子機側で確実に受信することができる。従って、子機側だけでなく親機側の構成や制御も簡易になり、コストも低減できる。
【0017】
前記親機の制御回路は、1秒間に3回以上時刻信号を送信するように制御するものでもよい。
1秒間に1発出力されるモータ駆動パルスのパルス幅は、通常0.1秒程度である少なくとも1/3秒以下のパルス幅であるため、1秒間に3回以上の時刻信号を出力していれば、少なくとも1つの時刻信号はモータ駆動パルスに重なることなく送信できる。このため、親機の制御回路側でモータ駆動パルスの出力タイミングを検出しなくても、1秒間で少なくとも1つの時刻信号は子機側で確実に受信することができ、子機側だけでなく親機側の構成や制御が簡易になり、コストも低減できる。
【0018】
本発明は、親機および子機を備える時計システムの制御方法であって、外部からの時刻データを親機で受信する受信工程と、前記受信工程で受信した時刻データに基づいて子機の駆動モータの駆動用コイルで受信可能な時刻信号を作成する時刻信号作成工程と、親機の通信用コイルから前記時刻信号を送信する送信工程と、子機の駆動用コイルを用いて前記時刻信号を受信する受信工程と、受信した時刻信号に基づいて子機で計時される時刻を修正する時刻修正工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0019】
このような制御方法においても前記時計システムと同様の作用効果を奏することができる。すなわち、子機では、駆動用コイルを受信アンテナとして兼用でき、別途受信用アンテナを組み込む場合に比べて部品点数を少なくできてコストを低減できる。また、時刻信号の周波数や時刻コードのフォーマットを受信データとは異なるものに作成できるため、従来の長波帯標準電波のように1つの時刻情報が1分間の信号で表されている場合に比べて、時刻信号の長さを短く設定することで時刻合わせ作業も短時間で処理できる。さらに、親機と子機との間は、電波を利用して時刻信号を送受信できるので、電極等を設ける必要が無く、防水性能なども向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態の時計システム1は、図1に示すように、親機である親時計2と、子機である子時計3とを備えて構成されている。
親時計2は、掛け時計2Aや置き時計2B等のクロックによって構成されている。子時計3は、クロックでもよいが、本実施形態では腕時計や懐中時計等のウォッチによって構成されている。
【0021】
この親時計2(置き時計2B)の構成および子時計3の構成を図2,3の各ブロック図に示す。親時計2は、デジタル表示式の電波修正時計の機能と、時刻信号の送信機能とを備えた構成とされている。
すなわち、親時計2は、アンテナ11、時刻データ受信部である受信回路12、制御回路13、発振回路14、分周回路15、時刻カウンタ16、時刻信号作成回路17、送信回路18、コイル19、表示回路20および時刻表示部21を備えている。
【0022】
アンテナ11は、フェライトアンテナ等で構成され、時刻情報が重畳された長波帯標準電波を受信可能に構成されている。長波標準電波(JJY)は、図4に示すようなタイムコードフォーマットを有する。このタイムコードフォーマットは、1秒ごとに一つの信号が送信され、60秒で1レコードとして構成されている。つまり、1フレームが60ビットのデータである。長波標準電波信号のタイムコードフォーマットには、項目として現在時刻の分、時、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日およびうるう秒が含まれている。各項目の値は、各秒毎に割り当てられた数値の組み合わせによって構成され、この組み合わせのON、OFFが信号の種類から判断される。ちなみに、図中“P”で示されるのはポジションマーカーであり、予めその位置が定められている信号であり、“N”で示されるのは、その項目がONとなり加算の対象となることを示し、“0”で示されるのは、その項目がOFFとなり加算の対象にはならないことを示している。
長波標準電波は、日本では、40kHzと60kHzで送信が行われており、両波のタイムコードは同じである。
【0023】
時刻データ受信部である受信回路12は、アンテナ11によって受信された長波標準電波信号を増幅する増幅回路と、増幅された長波標準電波信号から所望の周波数成分のみを抜き出すバンドパスフィルタと、長波標準電波信号を平滑化し復調する復調回路と、増幅回路のゲインコントロールを行ない長波標準電波信号の受信レベルが一定になるように制御するAGC(Automatic Gain Control)回路と、復調された長波標準電波信号をデコードして出力するデコード回路等とを備えて構成されるものである。
なお、バンドパスフィルタとしては、例えば、40kHzの周波数を抜き出すフィルタと60kHzの周波数を抜き出すフィルタを並列に並べたものが利用できる。
そして、受信回路12は、40kHzまたは60kHzの長波標準電波のうち、自動的に条件の良い方を選択して受信するが、通常は、前回に受信したときの周波数を記憶してその周波数で受信動作を行う。
【0024】
発振回路14は、水晶振動子等の基準発振源を高周波発振させ、分周回路15はその発振信号を分周して所定の基準信号(例えば4Hzの信号)として出力する。時刻カウンタ16は、この基準信号をカウントして現時刻を計時する。従って、発振回路14および分周回路15で本発明の基準信号生成回路が構成され、時刻カウンタ16で計時回路が構成されている。
時刻カウンタ16で計時された時刻情報は、表示回路20を介して液晶ディスプレイ等で構成される時刻表示部21に表示される。本実施形態では、時刻情報は、時刻表示部21にデジタル表示される。
【0025】
制御回路13は、受信回路12で標準電波を受信した際に、受信回路12で受信された時刻情報が正確であるか否かを判断し、正確であると判断するとその時刻情報に基づいて時刻カウンタ16の時刻情報を修正する。受信した時刻情報が正確であるか否かは、例えば、長波標準電波であれば、一分間隔で送信されてくる時刻情報を複数フレーム(通常は、2〜3フレーム)受信し、受信した各時刻情報が所定の時刻差になっているか否かで判断する。例えば、各時刻情報を連続して受信した場合は、各時刻情報が一分間隔の時刻情報になっているか否かで判断する。
【0026】
時刻信号作成回路17は、時刻カウンタ16から送られる現時刻データに基づいて、所定フォーマットの時刻信号を作成する。この時刻信号は、送信回路18において一定の周波数の搬送波に重畳され、コイル19を介して外部に送信される。
時刻信号作成回路17で作成される時刻信号は、例えば、図5に示すように、時、分、秒の各1桁ずつの数字を、2〜4ビットのデジタル信号で表したもの等が用いられる。
そして、送信回路18は、この時刻信号を所定周波数の搬送波に乗せて送信する。本実施形態では、時刻信号を256Hz(1/256秒間隔)の周波数のデータで送信し、かつ1/2秒周期で時刻信号をコイル19から送信するように設定されている。つまり、1秒間に2つの時刻信号を送信するようにされている。ここで、各数字を4ビットのデジタル信号で表したとしても、1つの時刻信号は、4ビット×6桁/256=約0.094秒で送信できる。従って、1秒間に2つの時刻信号を送信する際に、各時刻信号間には約0.4秒程度の無信号期間が設定される。
これらの時刻信号作成回路17や送信回路18も、制御回路13によって制御されている。
【0027】
この親時計2は、建物において、窓際などの外部からの標準電波を受けやすい位置に設置される。
なお、親機としては、表示回路20や時刻表示部21を備えずに、時刻情報の中継機能(標準電波の受信機能、時刻信号の作成および送信機能)のみを有するものでもよい。
【0028】
一方、子時計3は、図3に示すように、発振回路31、分周回路32、時刻カウンタ33、モータ駆動回路34、モータ駆動用コイル35、時刻表示部36、受信回路37、制御回路38、針位置カウンタ39を備えている。
発振回路31、分周回路32、時刻カウンタ33は、親時計2の発振回路14、分周回路15、時刻カウンタ16と同じものである。
時刻カウンタ33は、分周回路32から所定の(例えば4Hz)の基準信号が入力され、カウンタ値がアップして秒桁上がり(秒1桁が変化すること)が行われる度に、所定の信号をモータ駆動回路34に出力する。
【0029】
モータ駆動回路34は、図6にも示すように、分周回路32からの信号等を利用して駆動パルスを発生する駆動パルス発生手段34Aと、駆動パルスをコイル35に印加するモータドライバ34Bとを備えて構成されている。そして、モータ駆動回路34は、時刻表示部36の指針36Aを駆動するモータの駆動用コイル35にモータ駆動パルスを出力し、時刻カウンタ33の時刻が1秒ずつ変化する際に、指針36Aの秒針が1秒ごとにステップ運針するように構成されている。
また、このモータ駆動パルスは、針位置カウンタ39にも出力され、駆動パルスで指針が運針するたびに、針位置カウンタ39のカウンタ値も変化し、針位置カウンタ39の値が指針36Aの位置と対応するようにされている。
【0030】
受信回路37は、受信手段37Aと、2つのコンパレータ37Bとを備えて構成されている。各コンパレータ37Bは、駆動パルス発生手段34Aから駆動パルスが出力されている間は停止され、出力されていない間に作動される。そして、コンパレータ37Bには、モータ駆動用コイル35が接続され、コイル35で受信した信号から時刻信号を分離して受信手段37Aに出力するようにされている。
受信手段37Aは、コンパレータ37Bから送られた信号を、所定の時刻データに変換できるように構成されている。
【0031】
制御回路38は、受信回路37で受信された時刻データつまり修正された時刻カウンタ33のカウンタ値と、針位置カウンタ39のカウンタ値とを比較し、その差の分だけ、指針36Aを早送り(モータを逆回転可能な場合には逆回転させる場合もある)するようにモータ駆動回路34を駆動制御する。以上の処理で指針36Aの位置つまり針位置カウンタ39の値が、時刻カウンタ33の値つまり受信した時刻データと一致し、針合わせ作業が完了することになる。
【0032】
このような構成からなる第1実施形態の動作を、図7〜9のフローチャートと、図10のタイミングチャートを用いて説明する。
まず、親時計2における処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。
親時計2は、発振回路14、分周回路15からの基準信号を用いて時刻カウンタ16をカウントアップする(ステップ1、以下ステップを「S」と略す)。
そして、午前0時または午後0時(12時)になったか否かをチェックし(S2)、その時刻になっていれば、制御回路13は、受信回路12を作動して標準電波を受信する(S3)。そして、受信に成功すれば、制御回路13は、時刻カウンタ16の内容を受信した時刻データで修正する(S4)。
【0033】
S4で時刻カウンタ16の内容を修正した後、あるいはS2で「N(No)」と判断された場合には、制御回路13は、時刻カウンタ16の内容(時刻データ)を表示回路20に出力させ、その時刻を時刻表示部21に表示する(S5)。続いて、制御回路13は、時刻カウンタ16の時刻データを時刻信号作成回路17に出力させ、時刻信号作成回路17において前述のような時刻信号を作成させる(S6)。
そして、作成された時刻信号は、送信回路18によってコイル19を介して外部に送信される(S7)。なお、本実施形態では、図10に示すように、標準電波を受信している間以外は、親時計2のコイル19から時刻信号S1が送信される。この際、前述のように、1秒間に2つの時刻信号が送信されるように設定されている。
親時計2は、以上の各処理S1〜S7を繰り返して処理している。
【0034】
一方、子時計3における処理を図8,9のフローチャートに基づいて説明する。
子時計3の制御回路38は、まず、受信回路37を作動して時刻信号の受信処理を行い(S11)、受信が可能であったか否かを判断する(S12)。
なお、本実施形態では、子時計3の駆動用コイル35で時刻信号を受信するためには、子時計3を親時計2に近接する必要がある。このため、置き時計2Bには、子時計3を載置する載置台2Cを設け、この載置台2Cに子時計3を載置すると時刻信号を受信できるように構成されている。
【0035】
このため、子時計3を親時計2に近接すると、子時計3は駆動用コイル35で時刻信号を受信し始める。本実施形態では、図10に示すように、時刻信号S1は1秒間に2つ出力され、各信号の間隔T2は、モータ駆動パルスP1のパルス幅T1よりも大きくされている。このため、1秒間のうち、少なくとも一方の時刻信号S1はモータ駆動パルスP1に重なることがないため、子時計3では、1秒間に少なくとも1つの時刻信号S1を受信できる。
【0036】
受信が可能であったならば、つまり時刻信号の受信に成功した場合には、制御回路38は、以下の時刻修正処理を行う。すなわち、制御回路38は、まず受信したことを示す受信フラグを「1」にする(S13)。続いて、時刻カウンタ33のデータを、受信した時刻信号(標準時刻)に基づいて修正する(S14)。
【0037】
そして、制御回路38は、指針36Aの位置を示す針位置カウンタ39の値と受信した時刻信号で更新された時刻カウンタ33の値とを比較し、針位置カウンタ39の値Taが、時刻カウンタ33の値Tbよりも1分以内の進みであるか否かを判断する(S15)。つまり、Tb<Ta≦Tb+1分であるか否かを判断する。
【0038】
S15において、「Y(Yes)」と判断されると、制御回路38はモータ駆動回路34からの駆動パルスの出力を停止して運針を停止し(S16)、分周回路32からの基準信号(例えば4Hzの信号)を利用した時刻カウンタアップ処理、つまり時刻カウンタ33のカウンタ値Tbの加算を行う(S17)。ここで、針位置カウンタ39の値Taは運針が停止していて変化しないので、TaとTbとの差は徐々に小さくなる。
従って、S15において、Ta=Tbと判断されるまで、制御回路38は、S15〜S17の処理を繰り返すことになる。但し、1分以内の進みであるため、この処理は1分以内に終了する。なお、本実施形態でS15〜17の処理を設けたのは、本実施形態では指針36Aを逆回転することができず、指針36Aを修正するには早送りするしかないためである。つまり、時刻カウンタ33よりも針位置カウンタ39の時刻が進んでいる場合、例えば1分進んでいる場合、指針36Aを23時間59分だけ早送りしなければならない。このような早送りは時間がかかるため、早送りする代わりに運針を停止し、針位置カウンタ39の値に時刻カウンタ33が追いついて一致させるようにしたものである。
なお、1分以内であるかで判断したのは、子時計3のようなクオーツ時計では、指示誤差は月差20秒程度であり、殆どの場合、1分以内の誤差で納まるためである。
【0039】
S15で「N(No)」と判断されると、制御回路38は、針位置カウンタ39および時刻カウンタ33の値が一致しているか否かを判断する(S18)。
ここで、S16,17の処理を行っていた場合等、各カウンタ値が一致すれば、図9の運針制御処理に進む(S19)。
【0040】
一方、各カウンタ値が一致していない場合には、制御回路38はモータ駆動回路34を制御してモータ駆動パルスを1発出力し、指針36Aを1ステップ、通常は1秒分毎移動する(S20)。また、モータ駆動パルスの出力により、針位置カウンタ39のカウンタ値Taも+1加算される(S21)。
制御回路38は、S18で各カウンタ値が一致するまで、S19,S20の各処理を繰り返すため、指針は早送りされる。
例えば、図10の例では、指針36Aが4秒遅れていたため、時刻信号を受信した後に、4発のモータ駆動パルス(早送りパルス)P2が出力されて4秒の遅れを修正している。
【0041】
一方、S12で「N」と判断された場合には、受信フラグ=0に設定される(S22)。そして、S18で「Y」と判断された場合と同様に、図9の運針制御処理に進む(S19)。
【0042】
運針制御処理では、図9に示すように、制御回路38は、時刻カウンタアップ処理を行う(S23)。つまり、分周回路32からの基準信号(例えば4Hz)によって時刻カウンタ33のカウンタ値が順次加算される。
そして、制御回路38は、カウンタ値が秒桁上げ有りか、つまり秒1桁が繰り上がったかを判断し(S24)、秒桁上げがあれば、受信フラグが1であるかを判断する(S25)。
受信フラグが1でなければ(S25で「N」)、モータ駆動パルスを1発出力し(S26)、針位置カウンタを+1加算して(S27)、制御回路38は通常の運針制御を行う。
【0043】
一方、S25で「Y」つまり時刻信号を受信していた場合には、制御回路38は、時刻カウンタ33の値が偶数秒であるか否かを判断し(S28)、偶数秒であれば、モータ駆動パルスを2発出力し(S29)、針位置カウンタを+2加算する(S30)。つまり、図10にも示すように、2ステップ運針(指針の秒針を2秒毎に移動する)制御用のパルスP3を出力し、通常とは異なる特別の運針制御を行う。
なお、S28で奇数秒であった場合には、モータ駆動パルスの出力はなく、針位置カウンタ値も変化しない。従って、S29,30の処理を行うことで、指針の位置および針位置カウンタ39は、時刻カウンタ33よりも1秒分進むが、次の奇数秒の時点で指針36Aの位置および針位置カウンタ39の値は変化しないので、時刻カウンタ33の値と一致して誤差の発生も防止できる。
【0044】
そして、S24,28で「N」の場合や、S27,30の各処理を実行した後は、図8の時刻信号受信処理(S11)に戻り、前記各処理フローが繰り返される。
なお、図10における時刻信号は、子時計3で受信されている信号を表しており、時刻信号が2ステップ運針後に無くなっているのは、親時計2からの送信が停止したのではなく、子時計3を親時計2から離して時刻信号の受信ができなくなったことを表している。このため、受信フラグも「0」となり、2ステップ運針も終了して通常の運針制御に移行する。
【0045】
以上の第1実施形態によれば、次の効果を奏することができる。
(1) 親時計2は、時刻信号作成回路17を備えているので、受信した標準電波と同じ電波(信号)を時刻信号として出力するのではなく、標準電波とは異なる時刻信号を出力することができる。このため、子時計3のモータ駆動用コイル35で受信できる時刻信号を出力することができ、子時計3の駆動用コイル35を受信アンテナとして利用することができる。
従って、子時計3に別途アンテナを設ける必要が無く、部品点数を少なくできてコストを低減できるとともに、アンテナを組み込む場合に比べて小型化が容易になり、子時計3の小型化、薄型化を容易に実現できる。このため、腕時計のような小型の時計であっても子時計3として利用することができる。
【0046】
(2) 親時計2から出力する時刻信号は、標準電波に比べて周期が短いので、短時間で送受信することができる。このため、子時計3における時刻修正処理を短時間で行うことができ、利用者は子時計3を親時計2Bの載置台2C上に数秒載置するだけで時刻修正を行うことができ、利便性を高めることができる。
さらに、親時計2は、標準電波をそのまま送信する場合に比べて、短時間で時刻信号を送信できるので、標準電波を中継するリピータ等に比べて親時計2の消費電流を削減でき、省エネルギ化を図ることができる。また、標準電波を用いた場合のように、他の機器に電磁波障害を与える可能性も低下できる。
また、子時計3においても短時間で時刻信号の受信処理が可能なため、消費電流を削減できて省エネルギ化を図ることができる。従って、1次電池や2次電池等の電源で駆動される各時計2,3の持続時間もより延長することができる。
さらに、標準電波を用いた場合には、ノイズが影響しやすいため、誤検出して正しい時刻に修正できない誤動作が生じる虞れがあるが、本実施形態では時刻信号を近距離送信に適したものにして送信できるので、ノイズの影響を低減でき誤動作も防止できる。
【0047】
(3) 親時計2から時刻信号を出力しているので、長波帯標準電波に比べてその時刻信号の出力レベルを高いものにできる。このため、時刻信号を受信する子時計3の受信感度もそれほど高くする必要が無く、その分、低コスト化や省エネルギ化を図ることができる。
さらに、時刻信号の出力レベルが高いので、子時計3において受信成功の確率も非常に高くできる。その上、標準電波のような微弱な信号を受信する電波修正時計では、時計ケースを金属製にすると電波シールドとして機能して電波を受信できない可能性が高く、プラスチック製のケースを用いなければならないといった制限がある。これに対し、本実施形態では、親時計2において時刻信号を出力しているので、時刻信号レベルも高くすることができ、子時計3において金属ケースを用いることもできる。従って、子時計3のケース材質に制限がなく、意匠性も向上することができる。
【0048】
(4) 子時計3における時刻信号の受信回路37の構成も、単にコンパレータ37Bを設けて時刻信号を分離できるものであればよく、標準電波の受信回路では必要となる高周波の同期回路等も不要にでき、その分、回路構成を簡易化できてコストも低減できる。
【0049】
(5) 子時計3のモータ駆動用コイル35で時刻信号を受信する場合、モータ駆動パルスが出力されている際には、コイル35で時刻信号を受信することができないが、本実施形態では、親時計2から1秒間に2つの時刻信号を送信し、各信号間の間隔T2をモータ駆動パルスのパルス幅T1よりも大きくしているので、モータ駆動パルスが出力されている場合であっても、少なくとも一方の時刻信号はモータ駆動パルスに重なることが無い。従って、特に、親時計2の時刻信号送信タイミングと、子時計3の時刻信号受信タイミングとの同期を取らなくても、子時計3で確実に時刻信号を受信することができ、同期回路なども不要にできて回路構成を簡易化でき、コストも低減できる。
【0050】
(6) 子時計3においては、通常のアナログクオーツ時計において、受信回路37、制御回路38を追加するだけでよい。特に、これらの各回路37,38は、他の回路とともにICに内蔵可能であるため、通常の時計に比べて部品数の増加も無く、小型化、薄型化、低コスト化を実現できる。
【0051】
(7) 子時計3は、親時計2からの時刻信号を受信した際に、モータ駆動パルスを連続して出力して秒針を2秒分連続して運針する2ステップ運針を行っているので、利用者は子時計3で時刻情報を受信できたかを容易に判別できる。さらに、その受信確認のための表示を指針の特別な運針で行っているので、受信表示のための液晶表示部やランプ等を別途設ける必要も無く、この点でも部品数の増加を抑え、低コスト化を実現することができる。
【0052】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態の時計システムについて図11〜16に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態において、前述した実施形態と同一または同様の構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態は、前記第1実施形態と比べて、(A)親時計2および子時計3ともに時刻信号の送受信を制御するスイッチ(入力手段)を設けている点、(B)子時計3に送信回路、親時計2に受信回路を設け、子時計3において時刻信号を受信できたことを親時計2で確認できる点、が新たに追加されている点で相違する。
【0053】
親時計2は、図11に示すように、第1実施形態と同様のアンテナ11、時刻データ受信部である受信回路12、制御回路13、発振回路14、分周回路15、時刻カウンタ16、時刻信号作成回路17、送信回路18、コイル19、表示回路20、時刻表示部21を備えている上、さらに受信回路22、制御回路23、入力手段であるスイッチ24を備えている。
受信回路22は、コイル19に接続されており、コイル19をアンテナとして利用して子時計3から送信される信号を受信できるように構成されている。制御回路23は、子時計3が出力する受信確認信号を受信回路22で受信した際に、表示回路20を介して時刻表示部21に所定の記号(マーク)21Aを点灯させるように構成されている。
【0054】
スイッチ24は、送信回路18に接続され、制御回路13はスイッチ24をON(接続)している場合のみ、時刻信号を送信するように送信回路18を制御している。このスイッチ24は、親時計2にスイッチボタンを設けて利用者が操作するものでもよいし、親時計2の載置台2Cに子時計3が載置されたことを載置台2Cに設けたセンサ等で検出することで自動的にスイッチ24がONされるようなものでもよい。なお、子時計3の載置検出センサとしては、重量センサ、光センサ、接触センサ等、子時計3の載置状態を検出できるものが利用できる。
【0055】
一方、子時計3は、図12に示すように、第1実施形態と同様の発振回路31、分周回路32、時刻カウンタ33、モータ駆動回路34、モータ駆動用コイル35、時刻表示部36、受信回路37、制御回路38、針位置カウンタ39を備えている上、さらに送信回路40、スイッチ41を備えている。
送信回路40は、制御回路38で制御されてモータ駆動回路34、モータ駆動用コイル35を介して受信確認信号を送信できるように構成されている。すなわち、制御回路38は、受信回路37で時刻信号の受信に成功した場合に、送信回路40を作動し、受信成功を知らせる受信確認信号を親時計2に送信するように制御している。
スイッチ41は制御回路38に接続され、制御回路38はスイッチ41がONされている場合のみ、受信回路37を作動して時刻信号の受信を行うように制御する。
【0056】
このような構成からなる第2実施形態の動作を、図13〜15のフローチャートと、図16のタイミングチャートを用いて説明する。
親時計2は、前記第1実施形態と同様に、時刻カウンタ16をカウントアップする(S41)。そして、午前0時または午後0時(12時)になったか否かをチェックし(S42)、その時刻になっていれば、制御回路13は、受信回路12を作動して標準電波を受信する(S43)。そして、受信に成功すれば、制御回路13は、時刻カウンタ16の内容を受信した時刻データで修正する(S44)。
S44で時刻カウンタ16の内容を修正した後、あるいはS42で「N」と判断された場合には、制御回路13は、時刻カウンタ16の内容を表示回路20を介して時刻表示部21に表示する(S45)。
【0057】
次に、スイッチ24の入力があるか否かを判断し(S46)、スイッチ入力があれば、時刻信号作成回路17において時刻信号が作成され(S47)、その時刻信号が送信回路18、コイル19を介して送信される(S48)。
なお、本実施形態では、図16に示すように、1秒間に3つの時刻信号S2が送信されるように設定されている。
【0058】
続いて、親時計2の制御回路23は、受信回路22を駆動し、子時計3からの受信確認信号の受信処理を実行する(S49)。ここで、その確認信号の受信が可能であった場合には(S50)、受信フラグつまりマーク21Aを点灯する(S51)。
一方、S46,50で「N」と判断された場合には、時刻カウンタのカウントアップ処理(S41)に戻り、親時計2は、以上の各処理S41〜S51を繰り返して処理している。
【0059】
一方、子時計3における処理を図14,15のフローチャートに基づいて説明する。
子時計3の制御回路38は、まず、スイッチ41の入力があるかを判断する(S61)。そして、スイッチ41の入力があれば、受信回路37を作動して時刻信号の受信処理を行い(S62)、受信が可能であったか否かを判断する(S63)。
なお、本実施形態では、子時計3のスイッチ41は、子時計3のリューズを1段目に引くことでONにされ、その他の段に移動するとOFFされるように構成されている。従って、子時計3のリューズを1段目に引いた状態で、子時計3を載置台2Cに載置すると時刻信号の送受信が行われることになる。
【0060】
本実施形態では、図16に示すように、1秒間に3つの時刻信号S2が出力されている。このため、1秒間のうち、少なくとも1つの時刻信号S2はモータ駆動パルスP1に重なることがないため、子時計3では、1秒間に少なくとも1つの時刻信号を受信できる。
【0061】
受信が可能であったならば、制御回路38は、モータ駆動回路34を制御してモータ駆動用コイル35から受信確認信号を送信する(S64)。この確認信号は、図16に示すように、モータが駆動されることがないように、モータ駆動パルスP1に比べてパルス幅の小さな信号C1とされている。
【0062】
制御回路38は、続いて前記第1実施形態と同様の時刻修正処理を行う。すなわち、制御回路38は、まず時刻カウンタ33のデータを、受信した時刻信号(標準時刻)に基づいて修正する(S65)。
そして、制御回路38は、針位置カウンタ39の値と時刻カウンタ33の値とを比較し、針位置カウンタ39の値が、時刻カウンタの値よりも1分以内の進みであるか否かを判断し(S66)、1分以内の進むであれば、前記第1実施形態と同じく、運針停止処理(S67)、時刻カウントアップ処理(S68)を行う。
例えば、図16に示す例では、子時計3は、時刻信号を受信後、約2秒近く、モータ駆動パルスを出力せずに、運針を停止している。
【0063】
S66で「N」と判断されると、制御回路38は、各カウンタ33,39の値が一致しているか否かを判断し(S69)、一致しなければ、前記第1実施形態と同じく、モータ駆動パルスの1発出力処理(S70)、針位置カウンタ39のカウンタアップ処理(S71)を行う。
【0064】
一方、S61,S63で「N」と判断された場合や、S69で「Y」と判断された場合には、図15の運針制御処理に進む(S72)。
【0065】
運針制御処理では、図15に示すように、制御回路38は、第1実施形態と同じく時刻カウンタアップ処理を行い(S73)、カウンタ値が秒桁上げ有りかを判断する(S74)。
そして、秒桁上げがあれば、モータ駆動パルスを1発出力し(S74)、針位置カウンタを+1加算して(S75)、制御回路38は通常の運針制御を行う。
【0066】
そして、S76の処理後、あるいはS74で「N」と判断された場合には、図14の時刻信号受信処理(S61)に戻り、前記各処理フローが繰り返される。すなわち、本実施形態では、子時計3側では時刻信号の受信を表示する処理は行わず、親時計2での受信確認表示のみが行われる。
なお、親時計2での受信確認表示は、図16に示すように、子時計3から受信確認信号が出力されなくなると停止する。具体的には、子時計3が時刻信号を受信している場合には、1秒間に1回は受信確認信号が出力されることになる。従って、最後の受信確認信号を受信してから1秒以上経過すれば、受信確認表示も停止される。
【0067】
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(6)の効果を奏することができる上、次の効果も奏することができる。
(8) スイッチ24,41を設けてスイッチ24,41を接続した時のみ、時刻信号の送信、受信を行うようにしたので、親時計2および子時計3のそれぞれにおいて消費電力をより一層少なくでき、省エネルギー化が図れ、持続時間も長くすることができる。
【0068】
(9) 親時計2に受信回路22を設け、子時計3に送信回路40を設けて、子時計3で時刻信号を受信したことを、確認信号として親時計2に送信し、親時計2の時刻表示部21に点灯表示させているので、利用者は親時計2で時刻信号の受信に成功したことを容易に認識することができ、時刻合わせ作業を容易にかつ確実に実行できる。
【0069】
(10)スイッチ24は、子時計3を親時計2の送信コイルが内蔵された載置台2C上に置くと自動的にONされ、離すと自動的にOFFされるため、利用者がスイッチ24を操作する必要が無く、操作性を向上することができる。
また、スイッチ41は、子時計3のリューズを1段目に引くことでONにされるため、簡単な操作でスイッチ41をON、OFFすることができる。その上、親時計2や子時計3に別途スイッチ24,41を操作するボタンなどを設ける必要がないため、各時計2,3の低コスト化、小型化を実現できる。
【0070】
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の時計システムについて図17〜21に基づいて説明する。
本実施形態は、前記第1実施形態と比べて、(C)親時計2に子時計3のモータ駆動パルスを受信する受信回路を設け、そのモータ駆動パルスの受信を確認後に時刻信号を送信している点、が新たに追加されている点で相違する。一方、子時計3の構成は前記第1実施形態と同一であるため説明を省略する。
【0071】
すなわち、親時計2は、図17に示すように、第1実施形態と同様のアンテナ11、時刻データ受信部である受信回路12、制御回路13、発振回路14、分周回路15、時刻カウンタ16、時刻信号作成回路17、送信回路18、コイル19、表示回路20、時刻表示部21を備えている上、さらに受信回路22を備えている。
受信回路22は、第2実施形態と同じく、コイル19に接続されており、子時計3でモータ駆動パルスが発せられた際に、その漏れ磁束などをコイル19を介して検出するようにされている。そして、時刻信号作成回路17は受信回路22でモータ駆動パルスを検出した場合に、時刻信号を出力するように設定されている。
【0072】
このような構成からなる第3実施形態の動作を、図18〜20のフローチャートと、図21のタイミングチャートを用いて説明する。
図18に示す親時計2における処理フローチャートは、図7に示す第1実施形態の処理フローチャートと殆ど同じであるため、同一処理には同じ符号を付して説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、時刻カウンタの時刻の表示処理(S5)を行った後に、子時計3のモータ駆動パルスを検出したか否かの判断処理(S8)を行い、検出した時のみ、時刻信号の作成処理(S6)、時刻信号の送信処理(S7)を行っている点が相違する。
このように子時計3のモータ駆動パルスを検出した時に時刻信号を送信すれば、次のモータ駆動パルスが出力されるまで略1秒程度の間隔があるため、モータ駆動パルスの出力に重ならず、子時計3で時刻信号を受信できる。例えば、図21に示すように、モータ駆動パルスP1が出力した後に、各時刻信号S3が送信されている。なお、時刻信号S3の送信は親時計2でモータ駆動パルスP1が検出された時のみであるため、子時計3を親時計2から離して親時計2でモータ駆動パルスを検出できなくなれば、時刻信号の送信も停止する。
【0073】
そして、S8でモータ駆動パルスを検出できない場合には、時刻信号を送信せずに時刻カウンタのカウントアップ処理(S1)に戻る。親時計2は、図18の各処理S1〜S8を繰り返して処理している。
【0074】
図19、20に示す子時計3の処理フローチャートは、図8,9に示す第1実施形態の処理フローチャートとほぼ同じものであるため、同一処理には同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、子時計3側で時刻信号の受信を表示する処理が無いため、第1実施形態における受信フラグの設定処理(S13,S22)が無く、それに伴い2ステップ運針処理(S28〜S30)等も無くなっているが、それ以外は前記第1実施形態と同様の処理である。
すなわち、子時計3は、図19に示すように、時刻信号の受信処理(S11)をした後、受信可能であったかを判断する(S12)。そして、受信可能であれば、第1実施形態と同様に、時刻カウンタの修正(S14)および指針36Aの修正処理(S15〜S21)を行う。
【0075】
そして、S12で受信できなかった場合や、S18で各カウンタ33,39が一致した場合には、図20に示す運針制御処理に進む。
この運針処理は、第2実施形態と同じく、時刻カウントアップ処理(S23)の後、秒桁上げの確認(S24)、モータ駆動パルスの出力処理(S26)、針位置カウンタのカウンタアップ処理(S27)といった通常の運針処理が行われる。
【0076】
以上の第3実施形態によれば、前記各実施形態の(1)〜(6)の効果を奏することができる上、次の効果も奏することができる。
(11)子時計3のモータ駆動パルスをコイル19で検出してから時刻信号を出力しているので、モータ駆動パルスP1と時刻信号S3とが重なることがなく、子時計3は時刻信号を確実に受信することができる。すなわち、モータ駆動パルスは1秒周期で出力されるパルス信号であり、そのパルス幅も数msec程度である。従って、モータ駆動パルスを検出すれば、次のモータ駆動パルスが出力されるまで、約0.9秒程度の時間がある。一方、時刻信号の信号幅は、0.1秒以下であるため、モータ駆動パルスの検出後に時刻信号を出力すれば、モータ駆動パルスの出力間隔の間に十分に時刻信号を送信し終えることができ、子時計3においても時刻信号を確実に受信できる。
そして、特別な同期回路などを設ける必要がないため、部品点数やコストの増加を抑えることができる。
【0077】
(12)子時計3のモータ駆動パルスを親時計2で検出するためには、子時計3のモータ駆動用コイル35と親時計2のコイル19とを近接させる必要がある。つまり、子時計3と親時計2とを離せば、受信回路22はモータ駆動パルスを検出できないので、時刻信号の送信も停止する。従って、親時計2においては、必要な場合のみ時刻信号が出力されることになるため、常時、出力し続ける場合に比べて省エネルギー化を図ることができる。
【0078】
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態の時計システムについて図22,23に基づいて説明する。
本実施形態は、前記第3実施形態と比べて、(D)分周回路15からの信号によって受信回路22での受信タイミングを設定するとともに、受信回路22で子時計3のモータ駆動パルスを受信した際に、その受信タイミングから所定時間経過後に時刻信号作成回路17を作動させて時刻信号を送信している点、が新たに追加されている点で相違する。すなわち、第3実施形態では、モータ駆動パルスを検出した後に時刻信号を送信しているが、本実施形態ではその検出後から時刻信号の送信までの時間を調整可能に構成している点が相違する。
従って、子時計3の構成および処理フローチャートは、第3実施形態と同一であるため説明を省略する。
【0079】
親時計2は、図22に示すように、第3実施形態と同様のアンテナ11、時刻データ受信部である受信回路12、制御回路13、発振回路14、分周回路15、時刻カウンタ16、時刻信号作成回路17、送信回路18、コイル19、表示回路20、時刻表示部21、受信回路22を備えている上に、さらに送信タイミング設定回路25を備えている。
送信タイミング設定回路25は、分周回路15からの信号を利用して所定のタイミング信号を発生するタイミング発生回路25Aと、このタイミング発生回路25Aおよび受信回路22に接続された2つのAND回路25Bと、一方のアンド回路25Bの出力を一定時間遅延させて出力する遅延回路25Cと、この遅延回路25Cおよび前記他方のアンド回路25Bに接続されたOR回路25Dとを備えて構成されている。
【0080】
このような構成からなる第4実施形態における親時計2の動作を、図23のフローチャートを用いて説明する。なお、図23に示す親時計2における処理フローチャートは、図18に示す第3実施形態の処理フローチャートと殆ど同じであるため、同一処理には同じ符号を付して説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、子時計3のモータ駆動パルスを検出したか否かの判断処理(S8)を行い、検出した時には、前記送信タイミング設定回路25によって一定時間のWAIT処理(待ち処理)を行う(S9)。この待ち時間は、送信タイミング設定回路25において設定可能であり、例えば200msecなどに設定される。
このため、本実施形態では、子時計3のモータ駆動パルスを検出してから一定時間(200msec等)経過後に、時刻信号が送信されることになる。
【0081】
そして、S8でモータ駆動パルスを検出できない場合には、一定時間の待ち処理を行わずに時刻信号の作成(S6),送信(S7)を行った後、時刻カウンタのカウントアップ処理(S1)に戻る。そして、親時計2は、図18の各処理S1〜S9を繰り返して処理している。
【0082】
以上の第4実施形態によれば、前記各実施形態の(1)〜(6),(11),(12)の効果を奏することができる上、次の効果も奏することができる。
(13)送信タイミング設定回路25を備えているので、モータ駆動パルスを検出した時点から所定時間経過後に時刻信号を出力するように制御できるため、時刻信号がモータ駆動パルスと重なって出力されることを確実に防止できる。従って、子時計3は、モータ駆動パルスに妨げられることなく、時刻信号を確実に受信することができる。
【0083】
なお、本発明の時計システムは、上記実施形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えうることはもちろんである。
例えば、親機は、時刻表示ができる親時計2に限られず、表示回路20や時刻表示部21を備えずに電波等の時刻データの受信機能と、時刻信号の作成および送信機能のみを備えるものであってもよい。このような時刻表示機能が無い場合には、より一層の小型化が容易になるとともに、目に見えない場所に設置することもできるため設置場所の自由度を高くできる。
【0084】
親機で受信する時刻データは、長波標準電波に限られず、FM多重波、GPS衛星電波などでもよい。また、日本の長波標準電波のみならず、海外で使用される周波数帯に対応するようにしてもよい。
また、親機の時刻データ受信部は、アンテナ等を備えて前記各種電波を受信するものに限らない。例えば、有線あるいは無線のネットワークを介して標準時刻を示す時刻データを受信する時刻データ受信部を用いてもよい。また、コンピュータ等にUSB等のシリアルインターフェースやブルートゥース等を介して接続され、コンピュータから時刻データを受信する時刻データ受信部を用いたものでもよい。
また、親機からの時刻信号の送信方法としては、前記各実施形態のような、1秒間に2回あるいは3回や、モータ駆動パルスの受信の有無で行うようなものに限らず、例えば1秒間に4回以上の送信を行ってもよく、適宜設定すればよい。さらに、親機から子機に送信される時刻信号としては、子機のモータの駆動用コイル35で受信可能なものであればよい。すなわち、駆動用コイル35の巻数、インダクタンス等を考慮して、時刻信号の周波数、信号強度等を設定すればよいよい。
【0085】
子機における受信結果の表示手段としては、液晶表示装置を利用したものや指針36Aの運針制御を利用したものに限らず、親機あるいは子機に時刻信号の受信状態を示すランプ等を設けて表示してもよい。
また、指針36Aの運針制御で表示する場合には、2ステップ運針に限らず、例えば、指針36Aを進退駆動させるなど他の運針方法を採用してもよい。
【0086】
子機や親機の時刻表示部は、指針36Aを利用したアナログ表示方式、液晶ディスプレイ等を利用したデジタル表示方式、さらにはこれらを組み合わせた方式のいずれでもよく、適宜選択すればよい。
【0087】
本発明の子機は、腕時計3に限らず、懐中時計、掛け時計、置き時計等の各種時計の他、ビデオ、テレビ、携帯電話など各種の電子機器に組み込まれる計時装置でも利用できる。従って、子機における駆動モータは、指針36Aを駆動するためのものに限らず、ビデオデッキ等で他の駆動部を駆動するために設けられているものでもよい。要するに、本発明の子機は、何らかの駆動部を駆動するためのモータと、時刻を表示する時刻表示部とを備えている各種機器に広く適用できる。
【0088】
親時計2にCPU、ROM、RAMからなるコンピュータを組み込んで、このコンピュータが受信回路12、制御回路13、時刻カウンタ16、時刻信号作成回路17等として機能するプログラムをこのコンピュータに組み込んでも本発明の親機を構成してもよい。
同様に、子時計3においても、CPU、ROM、RAMからなるコンピュータを組み込んで、このコンピュータが時刻カウンタ33、モータ駆動回路34、制御回路38、針位置カウンタ39等として機能するプログラムをこのコンピュータに組み込んでも本発明の子機を構成してもよい。
このようなプログラムを利用すれば、前記各実施形態の親時計2や子時計3をプログラムを変更することで構成することもできる。
【0089】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の時計システムおよび時計システムの制御方法によれば、親機および子機からなる時計システムにおいて、部品点数の増加を抑えてコストの増加を抑えることができるとともに、時刻合わせ作業を短時間で行え、かつ防水性能なども向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における使用状態を示す概略図である。
【図2】第1実施形態の親時計の構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態の子時計の構成を示すブロック図である。
【図4】長波標準電波のタイムコードフォーマットを示す図である。
【図5】第1実施形態の時刻信号のフォーマットを示す図である。
【図6】第1実施形態のモータ駆動回路および受信回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図7】第1実施形態の親時計の動作を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態の子時計の動作を示すフローチャートである。
【図9】第1実施形態の子時計の動作の続きを示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態の子時計で受信される時刻信号およびモータ駆動パルスを示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態の親時計の構成を示すブロック図である。
【図12】第2実施形態の子時計の構成を示すブロック図である。
【図13】第2実施形態の親時計の動作を示すフローチャートである。
【図14】第2実施形態の子時計の動作を示すフローチャートである。
【図15】第2実施形態の子時計の動作の続きを示すフローチャートである。
【図16】第2実施形態の子時計で受信される時刻信号およびモータ駆動パルスを示すタイミングチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態の親時計の構成を示すブロック図である。
【図18】第3実施形態の親時計の動作を示すフローチャートである。
【図19】第3実施形態の子時計の動作を示すフローチャートである。
【図20】第3実施形態の子時計の動作の続きを示すフローチャートである。
【図21】第3実施形態の子時計で受信される時刻信号およびモータ駆動パルスを示すタイミングチャートである。
【図22】本発明の第4実施形態の親時計の構成を示すブロック図である。
【図23】第4実施形態の親時計の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…時計システム、2…親時計、2C…載置台、3…子時計、11…アンテナ、12…時刻データ受信部である受信回路、13…制御回路、14…発振回路、15…分周回路、16…時刻カウンタ、17…時刻信号作成回路、18…送信回路、19…コイル、20…表示回路、21…時刻表示部、21A…マーク、22…受信回路、23…制御回路、24,41…スイッチ、25…送信タイミング設定回路、25A…タイミング発生回路、25C…遅延回路、31…発振回路、32…分周回路、33…時刻カウンタ、34…モータ駆動回路、34A…駆動パルス発生手段、34B…モータドライバ、35…モータ駆動用コイル、36…時刻表示部、36A…指針、37…受信回路、37A…受信手段、37B…コンパレータ、38…制御回路、39…針位置カウンタ、40…送信回路。
Claims (13)
- 外部からの時刻データを受信してその時刻情報に基づいて時刻信号を出力可能な親機と、この親機からの時刻信号を受信してその時刻情報に基づいて時刻を修正する子機とを備え、
前記子機は、基準信号を生成する基準信号生成回路と、前記基準信号に基づいて時刻を計時する計時回路と、駆動用コイルを有する駆動モータと、駆動用コイルに接続されて駆動用コイルを受信用コイルとして利用することで前記時刻信号を受信する受信回路と、受信回路で受信した時刻信号に基づいて前記計時回路で計時される時刻を修正する制御回路と、計時回路で計時される時刻を表示する時刻表示部とを備え、
前記親機は、前記時刻データを受信可能な時刻データ受信部と、受信した時刻データに基づいて前記子機の駆動用コイルで受信可能な時刻信号を作成する時刻信号作成回路と、前記時刻信号を送信する送信回路および通信用コイルと、前記時刻データ受信部、時刻信号作成回路および送信回路の動作を制御する制御回路とを備えることを特徴とする時計システム。 - 請求項1に記載の時計システムにおいて、
前記親機の時刻データ受信部は、時刻コードを含む電波を受信可能な受信回路を備えて構成され、前記外部からの時刻データはこの電波に含まれる時刻コードに基づく時刻データであることを特徴とする時計システム。 - 請求項1または請求項2に記載の時計システムにおいて、
前記子機の時刻表示部は、駆動モータに対し輪列を介して接続された時刻表示用指針を備えて構成され、この駆動モータは前記計時回路での時刻計時に応じてモータ駆動パルスを出力するモータ駆動回路によって駆動されることを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記子機は、駆動用コイルに接続されて駆動用コイルを送信用コイルとして利用することで信号を送信する送信回路と、受信回路で時刻信号を受信したことを示す受信確認信号を送信回路および駆動用コイルを介して送信するように制御する制御回路とを備え、
前記親機は、通信用コイルに接続される受信回路と、受信結果表示手段と、前記受信回路で子機からの受信確認信号を受信した際に前記受信結果表示手段で所定の表示を行うように制御する制御回路とを備えることを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記子機は、受信結果表示手段と、前記受信回路で前記時刻信号を受信した際に前記受信結果表示手段で所定の表示を行うように制御する制御回路とを備えることを特徴とする時計システム。 - 請求項4または請求項5に記載の時計システムにおいて、
前記受信結果表示手段は液晶表示装置を備えて構成され、前記制御回路は液晶表示装置に受信結果を表す所定の記号を表示するように制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項4または請求項5に記載の時計システムにおいて、
前記受信結果表示手段は指針を備えて構成され、前記制御回路は指針の駆動を通常と異なる運針に制御して受信結果を表示するように制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記親機は入力手段を備え、前記親機の制御回路は、入力手段に入力があった場合のみ時刻信号を送信するように制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記子機は入力手段を備え、前記子機の制御回路は、入力手段に入力があった場合のみ時刻信号を受信するように制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記親機の制御回路は、子機のモータ駆動パルスの出力タイミングに重ならないように時刻信号を送信するように制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記親機の制御回路は、1秒間に2回以上時刻信号を送信し、かつ各時刻信号の送信間隔を子機のモータ駆動パルスのパルス幅以上に制御することを特徴とする時計システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の時計システムにおいて、
前記親機の制御回路は、1秒間に3回以上時刻信号を送信するように制御することを特徴とする時計システム。 - 親機および子機を備える時計システムの制御方法であって、
外部からの時刻データを親機で受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した時刻データに基づいて子機の駆動モータの駆動用コイルで受信可能な時刻信号を作成する時刻信号作成工程と、
親機の通信用コイルから前記時刻信号を送信する送信工程と、
子機の駆動用コイルを用いて前記時刻信号を受信する受信工程と、
受信した時刻信号に基づいて子機で計時される時刻を修正する時刻修正工程とを備えることを特徴とする時計システムの制御方法。
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