JP2000249777A - 電波修正時計 - Google Patents

電波修正時計

Info

Publication number
JP2000249777A
JP2000249777A JP5214999A JP5214999A JP2000249777A JP 2000249777 A JP2000249777 A JP 2000249777A JP 5214999 A JP5214999 A JP 5214999A JP 5214999 A JP5214999 A JP 5214999A JP 2000249777 A JP2000249777 A JP 2000249777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time code
display
receiving
display unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5214999A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Baba
康治 馬場
Katsuhiro Hatano
克広 波多野
Miyuki Imamura
美由紀 今村
Moriyasu Senyama
守康 扇山
Yuji Tsuga
裕司 津賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Time Creation Inc
Original Assignee
Seiko Clock Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Clock Inc filed Critical Seiko Clock Inc
Priority to JP5214999A priority Critical patent/JP2000249777A/ja
Publication of JP2000249777A publication Critical patent/JP2000249777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用中の電波修正時計の置き場を別の部屋等
に移すような場合でも、その場所が正確に時刻コードを
含んだ信号を受信できるか判断可能とする。 【解決手段】 制御手段2は受信回路1の動作を開始さ
せると同時にLED7を緑色の点灯させ、フレーム検出
手段3による秒フレームの検出が終わり、デュ−ティ検
出手段4が出力を発生し出すと、その検出結果に応じて
LED7の色を決めていく。具体的には、デュ−ティ検
出手段4が“1”、“0”または“基準マーカ”を検出
したときには、正常に検出できたと判断して検出した1
秒フレームの次の1秒の間LED7を緑に点灯する。デ
ュ−ティ検出手段4が“検出失敗”を検出した場合、そ
のビットのデータは検出できなかったと判断して検出し
た1秒フレームの次の1秒の間赤のLEDを点灯させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、電波修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内において郵政省の管轄下
で長波標準電波に時刻コードを重畳して送信している。
この信号は1分間を1フレームとして1月1日からの累
積日数から時、分および0秒までの時刻データをバイナ
リーコードで直列に送出している。具体的には、1ビッ
トを1Hzの矩形パルスとし、“1”、“0”の重みづ
けはそれぞれパルス幅を500ms、800msとする
ことで表し、さらにポジションマーカ(基準マーカ)と
して200msのパルスを用いている。
【0003】この信号を利用して時刻修正などを行う時
計では、毎日所定の時刻にこの信号を受信して、正確に
受信できたとき時刻修正などを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、その
場所が時刻コードを含んだ信号を受信可能であるか確認
するには、受信動作が完了した後に行われる時刻修正が
正確に行われるかどうかを見て判断しなければならなか
った。
【0005】したがって、例えば使用中の電波修正時計
の置き場を別の部屋等に移すような場合、電波修正時計
の表示時刻誤差が少ないので、正確に時刻コードを検出
して表示時刻を修正してもほとんど表示が変わらず、使
用者はその修正動作を確認しづらくなる。よって、その
場所が正確に時刻コードを含んだ信号を受信できるかど
うか判断できなくなってしまう。また、このようなこと
を防ぐには、電波修正時計の場所を移す際に、使用者が
予め表示時刻を誤った時刻にし、時刻コードに基づく時
刻修正動作を確認しやすくしなければならなかった。
【0006】また、上記のものでは、時刻コードを含ん
だ信号を受信している間は、その場所が受信可能かどう
か判断できず、その判断は受信後に行われる時刻修正を
待たなければならなく、受信中待っていることは使用者
にとって苛立たしいものであった。
【0007】なお、その場所が電波を受信可能か否かを
直ちに表示するものとしては、単に受信信号の強さ、す
なわち電界強度を表す表示部が従来のラジオ受信機等に
採用されているが、この場合、受信信号がノイズである
のか所望の電波であるのを識別するのが困難であった。
つまり、その場所が所望の電波に含まれるコードを正確
に受信可能な場所であるか否かは判断できなかった。
【0008】また、指針により時刻を表示するアナログ
電波修正時計においては、時刻コードの受信が完了した
後、表示を現在時刻に修正するために指針を早送り、遅
送り、停止させる必要がある。しかしながら、使用者は
この動作を時計が誤動作または停止しているのと誤解す
る可能性があるという問題点を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、時刻を表示す
る時刻表示部と、時刻コードを含む信号を受信し、受信
した信号から上記時刻コードを検出する受信手段と、上
記受信手段で検出された時刻コードに基づき上記時刻表
示部の表示時刻を修正する制御手段と、上記時刻コード
の検出状態を表示する表示手段とを含んでいるので、時
刻コードの検出状態を簡単に確認できる。よって、例え
ば使用中の電波修正時計の置き場を別の部屋等に移すよ
うな場合に、その場所が正確に時刻コードを含んだ信号
を受信できるかどうか判断できなくなってしまうという
問題点や使用者がわざわざ時計の表示時刻を変えるとい
う煩わしさを解消できる。また、表示手段による時刻コ
ードの検出状態の表示を受信中に行えば、その場所が受
信可能かどうかの判断を受信後に行われる時刻修正を待
って行うという問題点を解決できる。
【0010】上記表示手段を2色LEDとすれば、表示
手段を1つのLEDで済ますことができ、電波修正時計
全体におけるデザインの自由度が大きくなる。つまり、
表示手段を複数の表示素子で構成した場合に生じる構成
の複雑化を解決できる。
【0011】上記表示手段が上記時刻コードを構成する
各ビットの検出状態を表示すれば、受信中に時刻コード
の検出状態を表示でき、その場所が受信可能かどうかの
判断を受信後に行われる時刻修正を待って行うという問
題点を解決できる。
【0012】上記時刻コードが矩形波で構成され、上記
各ビットの内容が予め定められた上記矩形波のパルス幅
により規定され、上記表示手段が上記受信手段が検出し
た矩形波の各パルスのデュ−ティが所定の範囲内である
か否かによって上記各ビットの検出状態を表示するよう
にすれば、上記所定の範囲で規定される基準で時刻コー
ドの検出状態を表示できる。
【0013】上記時刻コードの1ビットが1Hzの矩形
波で構成され、上記時刻コードが上記矩形波が直列に並
ぶことにより構成され、上記表示手段が上記矩形波の発
生周期が1秒に対して所定の誤差範囲内であるか否かに
よって上記各ビットの検出状態を表示するようにすれ
ば、上記所定の誤差範囲で規定される基準で時刻コード
の検出状態を表示でき、また1秒ごとに時刻コードの検
出状態を表示できる。
【0014】指針により時刻を表示する時刻表示部と、
時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
時刻コードを検出する受信手段と、上記受信手段で検出
された時刻コードに基づき上記時刻表示部の表示時刻を
修正する制御手段と、上記時刻表示部の時刻が修正され
ている際に動作する表示手段とを含んでいるので、使用
者が時刻修正動作を時計の誤動作または停止と誤解する
可能性を低減できる。
【0015】上記表示手段の動作を1秒周期の点滅とす
れば、時計の秒のカウント動作として受け取られやすく
なり、正常動作として認識されやすくなる。
【0016】指針により時刻を表示する時刻表示部と、
時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
時刻コードを検出する受信手段と、上記受信手段で検出
された時刻コードに基づき上記時刻表示部の表示時刻を
修正する制御手段と、上記時刻コードの検出状態を表示
する第1の表示手段と、上記時刻表示部の時刻が修正さ
れている際に動作する第2の表示手段とを含み、上記第
1の表示手段と上記第2の表示手段とは共通の表示部材
からなるものとしているので、上記の効果に加えて、表
示手段全体の小型化、部品点数の削減ができる。つま
り、第1の表示手段と第2の表示手段とを別々に設けた
場合に生じる構成の大型化、部品点数の増大、コスト高
を解消できる。
【0017】上記受信手段が間欠的に時刻コードを含む
信号を受信し、受信した信号から上記時刻コードを検出
し、上記表示部材はさらに受信手段の最近の受信動作で
上記時刻コードが検出できたか否かを表示するようにす
れば、上記の効果に加えて、表示手段全体の小型化、部
品点数の削減ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、時
刻を表示する時刻表示部と、時刻コードを含む信号を受
信し、受信した信号から上記時刻コードを検出する受信
手段と、上記受信手段で検出された時刻コードに基づき
上記時刻表示部の表示時刻を修正する制御手段と、上記
時刻コードの検出状態を表示する表示手段とを含んでい
る。
【0019】本願の請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、上記表示手段を2色LEDとしている。
【0020】本願の請求項3に係る発明は、請求項1に
おいて、上記表示手段を上記時刻コードを構成する各ビ
ットの検出状態を表示するものとしている。
【0021】本願の請求項4に係る発明は、請求項3に
おいて、上記時刻コードが矩形波で構成され、上記各ビ
ットの内容が予め定められた上記矩形波のパルス幅によ
り規定され、上記表示手段が上記受信手段が検出した矩
形波の各パルスのデュ−ティが所定の範囲内であるか否
かによって上記各ビットの検出状態を表示するようにし
ている。
【0022】本願の請求項5に係る発明は、請求項3に
おいて、上記時刻コードの1ビットが1Hzの矩形波で
構成され、上記時刻コードが上記矩形波が直列に並ぶこ
とにより構成され、上記表示手段が上記矩形波の発生周
期が1秒に対して所定の誤差範囲内であるか否かによっ
て上記各ビットの検出状態を表示するしている。
【0023】本願の請求項6に係る発明は、指針により
時刻を表示する時刻表示部と、時刻コードを含む信号を
受信し、受信した信号から上記時刻コードを検出する受
信手段と、上記受信手段で検出された時刻コードに基づ
き上記時刻表示部の表示時刻を修正する制御手段と、上
記時刻表示部の時刻が修正されている際に動作する表示
手段とを含んでいる。
【0024】本願の請求項7に係る発明は、請求項6に
おいて、上記表示手段の動作を1秒周期の点滅としてい
る。
【0025】本願の請求項8に係る発明は、指針により
時刻を表示する時刻表示部と、時刻コードを含む信号を
受信し、受信した信号から上記時刻コードを検出する受
信手段と、上記受信手段で検出された時刻コードに基づ
き上記時刻表示部の表示時刻を修正する制御手段と、上
記時刻コードの検出状態を表示する第1の表示手段と、
上記時刻表示部の時刻が修正されている際に動作する第
2の表示手段とを含み、上記第1の表示手段と上記第2
の表示手段とは共通の表示部材からなるものとしてい
る。
【0026】本願の請求項9に係る発明は、請求項8に
おいて、上記受信手段が間欠的に時刻コードを含む信号
を受信し、受信した信号から上記時刻コードを検出し、
上記表示部材がさらに受信手段の最近の受信動作で上記
時刻コードが検出できたか否かを表示するものとしてい
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づい
て具体的に説明する。
【0028】図1において、受信回路1は受信手段を構
成し、アンテナ1aで受信した先に述べた時刻コードを
含む電波(信号)を増幅・検波し、1分間を1フレーム
とし1ビットを1Hzの矩形パルスとする上述した時刻
コードを検出する。制御手段2は内部時計2aを含み、
CPU、ROM、RAM等からなり、ROMに記憶され
ている動作プログラムにしたがって種々の動作を制御す
る。フレーム検出手段3は受信回路1が検出した時刻コ
ードから秒フレームを検出する。具体的には、1Hzの
矩形パルスの立ち上がりタイミングを検出することによ
り1秒のフレームを検出する。デュ−ティ検出手段4は
フレーム検出手段3が検出した1秒のフレームにおける
1Hzの矩形パルスのデューティを検出し、その検出し
たデューティから各矩形パルスをパルス幅500ms前
後のパルスを“1”、パルス幅800ms前後のパルス
を“0”、パルス幅200ms前後のパルスを“基準マ
ーカ”、その他のものを“検出失敗”に変換する。実際
には受信影響等により多少電波が揺らぎ、矩形パルスの
パルス幅が800ms、500ms、200msから多
少外れる可能性があるので、デュ−ティ検出手段4はデ
ュ−ティを検出する際にそれぞれのパルス幅に対してそ
れぞれ所定の幅(所定の範囲)を持たせ、検出した矩形
パルスのパルス幅がその中に入るか否かでノイズかそう
でないかを判断している。なお、本例では説明を簡単に
するためにフレーム検出手段3とデュ−ティ検出手段4
を制御手段2の外に設けるようにしたが、実際には制御
回路2内のソフト処理の一部として実行されるものであ
る。
【0029】モータ駆動回路5は制御手段2により動作
が制御され、時刻表示部6内の時針6a、分針6b、秒
針6cを輪列(図示せず。)を介して運針するモータ
(図示せず。)を駆動する。時針6a、分針6b、秒針
6cは文字板6dと協同して現在時刻を表示する。時分
針位置検出手段6eは、時針6a、分針6bが所定の位
置(例えば12時0分)に到達したときに出力を発生可
能なものとする。なお、本例では電源投入時やリセット
された場合にのみ時分針位置検出手段6eが動作し出力
を発生する。秒針位置検出手段6fは秒針6cが54秒
の位置に到達したときに出力を発生する。制御手段2は
電源投入時やリセットされたとき、時分針位置検出手段
6eの出力に基づき内部時計2aの時と分の桁を時刻表
示部6の時、分の表示時刻に合わせ込み、秒針位置検出
手段6fの出力に基づき内部時計2aの秒の桁を時刻表
示部6の秒の表示時刻に合わせ込む。このように、通常
使用時には時分針検出手段6eの出力により内部時計2
aの合わせ込みを行わないので、不必要な合わせ込み処
理を無くすことができ、省電力化が図れる。表示手段7
として本例では赤と緑を有する2色LEDを用いる。よ
って、表示手段を1つのLEDで済ますことができ、電
波修正時計全体におけるデザインの自由度が大きくな
る。つまり、表示手段を複数の表示素子で構成した場合
に生じる構成の複雑化を解決できる。スイッチ8は押さ
れ続ける時間に応じて動作させる機能が変わるもので、
本例では2秒以上操作されると強制受信を開始させ、そ
の操作時間が2秒に満たない場合は現在から最も近い時
刻に受信動作した際に時刻コードを読み込めたかを確認
させるものとしている。
【0030】図2は、図1の外観を示したもので、図1
と同一構成のものには同一の符号が付してある。このよ
うに、表示手段7は文字板6dに設けてあり、使用者が
時刻を確認する際に必ず目にはいるようにしてある。
【0031】次に動作を説明する。なお、本例では通常
は内部時計2aの計時時刻がPM11:00になると受
信回路1を動作させて時刻コードを含む電波の受信を開
始し、時刻修正を行うものとする。但し、受信開始時刻
はPM11:00に限らず適宜変更可能である。
【0032】内部時計2aの計時時刻がPM11:00
になると、制御手段2は受信回路1を動作させて上述し
たように1Hzの矩形パルスで構成される時刻コードを
検出させる。フレーム検出手段3は検出された矩形パル
スから秒フレームを検出し、デュ−ティ検出手段4で各
矩形パルスを“1”、“0”、“基準マーカ”、“検出
失敗”に変換する。各矩形パルスは1Hzの信号なので
1秒ごとに上記変換が行われる。
【0033】一方、制御手段2は、図3に示すように受
信を開始すると同時にLED7を緑色の点灯させ、秒フ
レームの検出が終わり、デュ−ティ検出手段4が出力を
発生し出すと、その検出結果に応じてLED7の色を決
めていく。具体的には、デュ−ティ検出手段4が
“1”、“0”または“基準マーカ”を検出したときに
は、正常に検出できたと判断して検出した1秒フレーム
の次の1秒の間LED7を緑に点灯する。デュ−ティ検
出手段4が“検出失敗”を検出した場合、そのビットの
データは検出できなかったと判断して検出した1秒フレ
ームの次の1秒の間赤のLEDを点灯させる。なお、デ
ュ−ティ検出手段4の検出結果を用いずに、フレーム検
出手段3が検出した秒フレームの長さが1秒に対して所
定の誤差範囲内にあるか否かにより各ビットの検出状態
を表示するようにしてもよい。この場合も1秒ごとに時
刻コードの検出状態を表示できる。
【0034】このように、時刻コードの検出状態を表示
するので、例えば使用中の電波修正時計の置き場を別の
部屋等に移すような場合に、その場所が正確に時刻コー
ドを含んだ信号を受信できるかどうか判断できなくなっ
てしまうという問題点や使用者がわざわざ時計の表示時
刻を変えるという煩わしさを解消できる。
【0035】また、受信中に時刻コードの検出状態を表
示するので、その場所が受信可能かどうかの判断を受信
後に行われる時刻修正を待たなければならないという問
題点を解決できる。
【0036】また、時刻コードを構成する各ビットの検
出状態を表示するので、受信中に時刻コードの検出状態
を確認でき、その場所が受信可能かどうかの判断を受信
後に行われる時刻修正を待って行うという問題点を解決
できる。
【0037】また、矩形パルスの各パルスのデュ−ティ
が所定の範囲内であるか否かによって上記各ビットの検
出状態を表示しているので、その所定の範囲で規定され
る基準で時刻コードの検出状態を表示できる。
【0038】デュ−ティ検出手段4が検出した“1”、
“0”、“基準マーカ”、“検出失敗”の信号は制御手
段2でデコードされて現在時刻情報とされる。制御手段
2は現在時刻情報を入手すると受信回路1の動作を停止
し、時刻コードを含む電波の受信を終了する。よって、
LED7の点灯も終了する。
【0039】時刻コードから現在時刻情報が得られる
と、制御手段2はこの時刻と内部時計2aの計時時刻の
差に基づきモータ駆動回路5を動作させて時刻表示部6
の時刻表示を修正するとともに内部時計2aの計時時刻
をデコードされた現在時刻情報に合わせ込む。このと
き、すなわち時刻表示部6の時刻表示を修正していると
き、制御手段2は使用者がこの指針6a、6b、6cに
おける修正動作を故障と判断しないようにLED7で時
刻修正中であることを表示させる。本例では、このとき
のLED7の表示を1秒点滅にすることで秒針6c等が
早送り、遅送り、停止しているときにも秒カウントする
ようにしている。よって、時刻修正中であることを知ら
せるとともに秒針6cが実行できない秒カウントをも実
行して時計としての機能をできるだけ損なわないように
している。
【0040】なお、ノイズ等の影響により受信を開始し
てから所定時間経過しても有効な現在時刻情報が得られ
ない場合、制御手段2は受信動作を中止するとともに、
内部のRAMに設けてある受信失敗フラグを“1”にす
る。このフラグは受信が成功すると“0”となる。
【0041】このように、時刻表示部の時刻が修正され
ている際にLED7が動作するので、使用者が時刻修正
動作を時計の誤動作または停止と誤解する可能性を低減
できる。
【0042】LED7の動作を1秒周期の点滅としてい
るので、時計の秒のカウント動作として受け取られやす
くなり、正常動作として認識されやすくなる。
【0043】また、受信中に動作する時刻コードの検出
状態表示とそれとは異なる時間すなわち時刻修正中に行
う時刻修正中表示とを同じLED7を用いて行っている
ので、構成の小型化が図れる。
【0044】上記では、通常使用時における動作を説明
したが、この場合ではその場所が受信可能か否かの判断
できる時刻がPM11:00あたりになってしまい、い
つでも確認することができない。
【0045】本例では、そのような問題を解決するため
にスイッチ8を2秒以上操作すればいつでもその場所が
受信可能か否かの判断できるようにしている。以下、ス
イッチ8を2秒以上操作した場合の動作を説明する。
【0046】使用者がスイッチ8を2秒以上操作する
と、制御回路2は強制受信を開始させ、受信回路2aを
動作させる。以下、上記と同様の動作を行う。よって、
任意の時刻にその場所が受信可能か否かの判断できるよ
うになる。
【0047】次に、スイッチ8のもう1つの機能につい
て説明する。スイッチ8が2秒未満の時間操作される
と、制御手段2は内部のRAMに設けある受信失敗フラ
グの状態を確認し、受信失敗フラグが“1”のときは、
LED7を3秒間赤く点灯させ、受信失敗フラグが
“0”のときは、LED7を3秒間緑に点灯させる。よ
って、現在運針中の表示時刻が最近の受信動作で修正さ
れたものなのか簡単に確認できる。また、他の表示も行
うLED7を用いているので、全体の小型化、部品点数
の削減ができる。
【0048】なお、上記では表示手段として2色LED
を用いたが、これに限るものではなく、適宜変更可能で
ある。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、時刻を表示する時刻表
示部と、時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号
から上記時刻コードを検出する受信手段と、上記受信手
段で検出された時刻コードに基づき上記時刻表示部の表
示時刻を修正する制御手段と、上記時刻コードの検出状
態を表示する表示手段とを含んでいるので、時刻コード
の検出状態を簡単に確認できる。よって、例えば使用中
の電波修正時計の置き場を別の部屋等に移すような場合
に、その場所が正確に時刻コードを含んだ信号を受信で
きるかどうか判断できなくなってしまうという問題点や
使用者がわざわざ時計の表示時刻を変えるという煩わし
さを解消できる。また、表示手段による時刻コードの検
出状態の表示を受信中に行えば、その場所が受信可能か
どうかの判断を受信後に行われる時刻修正を待って行う
という問題点を解決できる。
【0050】上記表示手段を2色LEDとすれば、表示
手段を1つのLEDで済ますことができ、電波修正時計
全体におけるデザインの自由度が大きくなる。つまり、
表示手段を複数の表示素子で構成した場合に生じる構成
の複雑化を解決できる。
【0051】上記表示手段が上記時刻コードを構成する
各ビットの検出状態を表示すれば、受信中に時刻コード
の検出状態を表示でき、その場所が受信可能かどうかの
判断を受信後に行われる時刻修正を待って行うという問
題点を解決できる。
【0052】上記時刻コードが矩形波で構成され、上記
各ビットの内容が予め定められた上記矩形波のパルス幅
により規定され、上記表示手段が上記受信手段が検出し
た矩形波の各パルスのデュ−ティが所定の範囲内である
か否かによって上記各ビットの検出状態を表示するよう
にすれば、上記所定の範囲で規定される基準で時刻コー
ドの検出状態を表示できる。
【0053】上記時刻コードの1ビットが1Hzの矩形
波で構成され、上記時刻コードが上記矩形波が直列に並
ぶことにより構成され、上記表示手段が上記矩形波の発
生周期が1秒に対して所定の誤差範囲内であるか否かに
よって上記各ビットの検出状態を表示するようにすれ
ば、上記所定の誤差範囲で規定される基準で時刻コード
の検出状態を表示でき、また1秒ごとに時刻コードの検
出状態を表示できる。
【0054】指針により時刻を表示する時刻表示部と、
時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
時刻コードを検出する受信手段と、上記受信手段で検出
された時刻コードに基づき上記時刻表示部の表示時刻を
修正する制御手段と、上記時刻表示部の時刻が修正され
ている際に動作する表示手段とを含んでいるので、使用
者が時刻修正動作を時計の誤動作または停止と誤解する
可能性を低減できる。
【0055】上記表示手段の動作を1秒周期の点滅とす
れば、時計の秒のカウント動作として受け取られやすく
なり、正常動作として認識されやすくなる。
【0056】指針により時刻を表示する時刻表示部と、
時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
時刻コードを検出する受信手段と、上記受信手段で検出
された時刻コードに基づき上記時刻表示部の表示時刻を
修正する制御手段と、上記時刻コードの検出状態を表示
する第1の表示手段と、上記時刻表示部の時刻が修正さ
れている際に動作する第2の表示手段とを含み、上記第
1の表示手段と上記第2の表示手段とは共通の表示部材
からなるものとしているので、上記の効果に加えて、表
示手段全体の小型化、部品点数の削減ができる。つま
り、第1の表示手段と第2の表示手段とを別々に設けた
場合に生じる構成の大型化、部品点数の増大、コスト高
を解消できる。
【0057】上記受信手段が間欠的に時刻コードを含む
信号を受信し、受信した信号から上記時刻コードを検出
し、上記表示部材はさらに受信手段の最近の受信動作で
上記時刻コードが検出できたか否かを表示するようにす
れば、上記の効果に加えて、表示手段全体の小型化、部
品点数の削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1の外観を示した図。
【図3】図1の動作説明のためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1 受信手段 2 制御手段 6 時刻表示部 7 表示手段、表示部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 美由紀 東京都台東区根岸一丁目2番17 セイコー クロック株式会社内 (72)発明者 扇山 守康 東京都台東区根岸一丁目2番17 セイコー クロック株式会社内 (72)発明者 津賀 裕司 東京都台東区根岸一丁目2番17 セイコー クロック株式会社内 Fターム(参考) 2F002 AA04 AA05 AC01 BA26 BB04 BD01 DA00 EA02 EE00 EH04 FA16 GA06 GC01 2F083 CC01 CC06 CC08 DD00 EE05 FF01 HH02 JJ00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻を表示する時刻表示部と、 時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
    時刻コードを検出する受信手段と、 上記受信手段で検出された時刻コードに基づき上記時刻
    表示部の表示時刻を修正する制御手段と、 上記時刻コードの検出状態を表示する表示手段とを含む
    ことを特徴とする電波修正時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記表示手段は、2
    色LEDであることを特徴とする電波修正時計。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記表示手段は、上
    記時刻コードを構成する各ビットの検出状態を表示する
    ことを特徴とする電波修正時計。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記時刻コードは矩
    形波で構成され、 上記各ビットの内容は予め定められた上記矩形波のパル
    ス幅により規定され、 上記表示手段は上記受信手段が検出した矩形波の各パル
    スのデュ−ティが所定の範囲内であるか否かによって上
    記各ビットの検出状態を表示することを特徴とする電波
    修正時計。
  5. 【請求項5】 請求項3において、上記時刻コードの1
    ビットは1Hzの矩形波で構成され、 上記時刻コードは上記矩形波が直列に並ぶことにより構
    成され、 上記表示手段は、上記矩形波の発生周期が1秒に対して
    所定の誤差範囲内であるか否かによって上記各ビットの
    検出状態を表示することを特徴とする電波修正時計。
  6. 【請求項6】 指針により時刻を表示する時刻表示部
    と、 時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
    時刻コードを検出する受信手段と、 上記受信手段で検出された時刻コードに基づき上記時刻
    表示部の表示時刻を修正する制御手段と、 上記時刻表示部の時刻が修正されている際に動作する表
    示手段とを含むことを特徴とする電波修正時計。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記表示手段の動作
    は、1秒周期の点滅であることを特徴とする電波修正時
    計。
  8. 【請求項8】指針により時刻を表示する時刻表示部と、 時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から上記
    時刻コードを検出する受信手段と、 上記受信手段で検出された時刻コードに基づき上記時刻
    表示部の表示時刻を修正する制御手段と、 上記時刻コードの検出状態を表示する第1の表示手段
    と、 上記時刻表示部の時刻が修正されている際に動作する第
    2の表示手段とを含み、 上記第1の表示手段と上記第2の表示手段とは共通の表
    示部材からなることを特徴とする電波修正時計。
  9. 【請求項9】 請求項8において、上記受信手段は間欠
    的に時刻コードを含む信号を受信し、受信した信号から
    上記時刻コードを検出し、 上記表示部材はさらに受信手段の最近の受信動作で上記
    時刻コードが検出できたか否かを表示することを特徴と
    する電波修正時計。
JP5214999A 1999-03-01 1999-03-01 電波修正時計 Pending JP2000249777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214999A JP2000249777A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 電波修正時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214999A JP2000249777A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 電波修正時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000249777A true JP2000249777A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12906823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5214999A Pending JP2000249777A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 電波修正時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000249777A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168825A (ja) * 2001-11-20 2009-07-30 Citizen Holdings Co Ltd 電波時計
JP2012021823A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Casio Comput Co Ltd 電波時計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168825A (ja) * 2001-11-20 2009-07-30 Citizen Holdings Co Ltd 電波時計
JP2012021823A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Casio Comput Co Ltd 電波時計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4109927B2 (ja) 電波修正時計及びその運針方法
EP1801674B1 (en) Radio-controlled timepiece and method of adjusting the time kept by a radio-controlled timepiece
EP1455247B1 (en) Clock system and method for controlling clock system
JPS61191981A (ja) ラジオ時計
JP2009294198A (ja) 電波修正時計およびその制御方法
JP2009036750A (ja) 電波修正時計、およびその制御方法
US9411318B2 (en) Electronic timepiece and time difference correction method
JP2001051077A (ja) 時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計
US7385876B2 (en) Radio-controlled timepiece, electronic device, time correcting method and computer product
JP2000249777A (ja) 電波修正時計
JP2002277575A (ja) 受信装置
JPS61155789A (ja) 無線制御式時計
JP3439102B2 (ja) 電波修正時計及び時刻表示システム
JP3576079B2 (ja) 電波修正時計及びその運針方法
JP4878275B2 (ja) アナログ電波時計
JP3837093B2 (ja) 電波修正機能付きアラーム時計
JP3459771B2 (ja) 時刻情報受信装置及び時刻修正機能付き時計
JP2002286874A (ja) アラーム機能付き電波修正時計およびアラーム時計
JP3771521B2 (ja) アラーム機能付電波修正時計
JP3499121B2 (ja) 時計の秒針修正方法
JP2005300204A (ja) 電波修正時計、その制御方法、その制御プログラム、記憶媒体
JP2006105785A (ja) 時計システム
JP6136647B2 (ja) 電波修正時計および電波修正時計のコード判定方法
JP2003114288A (ja) 電波修正時計
JP2003279671A (ja) 電波修正時計および電波修正時計の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080626