JP2003279671A - 電波修正時計および電波修正時計の制御方法 - Google Patents

電波修正時計および電波修正時計の制御方法

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JP2003279671A JP2002086739A JP2002086739A JP2003279671A JP 2003279671 A JP2003279671 A JP 2003279671A JP 2002086739 A JP2002086739 A JP 2002086739A JP 2002086739 A JP2002086739 A JP 2002086739A JP 2003279671 A JP2003279671 A JP 2003279671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻修正を行ってからの経過時間を表示でき
る電波修正時計および電波修正時計の制御方法を提供す
る。 【解決手段】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
る現時刻情報記憶回路41と、この計時された現時刻を
表示する表示部5と、時刻情報を含んだ標準電波を受信
する受信部2と、受信部2で受信した時刻情報に基づい
て現時刻を修正する現時刻修正回路42とを備えた電波
修正時計1において、受信部2で受信した時刻情報を記
憶する受信時刻記憶回路43と、受信時刻記憶回路43
に記憶された受信時刻情報と現時刻情報記憶回路41で
計時された現時刻との時刻差を算出することにより、受
信部2で時刻情報を受信してからの経過時間を算出する
経過時間算出回路44とが設けられ、経過時間算出回路
44で算出された経過時間を表示部5に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波修正時計およ
び電波修正時計の制御方法に関する。特に、時刻修正を
行ってからの経過時間を表示することができる電波修正
時計および電波修正時計の制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】時刻情報が重畳された長波標準電波を受信
して時刻修正を行う電波修正時計が知られている。この
ような電波修正時計は、設定された受信時刻に時刻情報
を受信して自動的に時刻修正を行う。ところが電波修正
時計では周囲の電界状況、例えば磁界の影響や建物の奥
で電波が届きにくいなどにより、設定された受信時刻に
時刻情報を正常に受信できず、時刻修正を実行できない
可能性がある。そこで、正常に時刻情報を受信している
か否かを表示できる電波修正時計が知られている。
【0003】例えばアナログ式電波修正時計では、ユー
ザーの外部入力操作により、直近(前回)の設定された
受信時刻に正常に受信が行われた場合には、秒針が“1
2”の目盛を指し、直近の設定された受信時刻に正常に
受信が行われなかった場合には、秒針が“6”の目盛を
指すものがある。これによって、ユーザーは時刻情報が
正常に受信できているか否かを知ることができる。この
他、直近の設定された受信時刻に正常に受信が行われた
場合には、ランプを点灯させるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では、直近の設定された受信時刻に受信が正常に行
われていないことが判明しても、時刻情報の受信がどの
程度の期間に渡って行われていないのかまでは判断でき
ない。そのため、ユーザーは、表示されている時刻がど
の程度ずれているのか、さらには、強制的に時刻情報を
受信して時刻修正を行う必要があるのかまでは判断でき
ないという問題がある。
【0005】ちなみに、前回の受信に成功した時刻を記
憶して、この時刻を表示することは理論上可能であり、
特開平11−211857号公報に開示されている。し
かし、アナログ式で前回の受信に成功した時刻を表示す
るためには、指針(時針、分針)を何回転もさせなけれ
ばならない。よって、表示するための時間と消費電力を
考慮すると現実的ではないという問題がある。さらに、
受信時刻を示すだけでは、12時間以内の期間しか表示
することはできないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、従来の問題を解消し、時
刻修正を行ってからの経過時間を表示できる電波修正時
計および電波修正時計の制御方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電波修
正時計は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計
時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示
手段と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信手段
と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記計
時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備えた電
波修正時計において、前記受信手段で受信した時刻情報
を記憶する受信時刻記憶手段と、前記受信時刻記憶手段
に記憶された受信時刻情報と前記計時手段で計時された
現時刻との時刻差を算出することにより、前記受信手段
で前記時刻情報を受信してからの経過時間を算出する経
過時間算出手段と、前記経過時間算出手段で算出された
経過時間を表示する経過時間表示手段とが設けられてい
ることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、計時手段は、基
準クロックをカウントすることにより、現時刻を計時す
る。この現時刻は、現時刻表示手段によって表示され
る。時刻情報を含んだ標準電波を受信すると、この時刻
情報に基づいて、現時刻修正手段により計時手段で計時
される現時刻が修正される。一方、受信時刻記憶手段
は、受信手段で受信された時刻情報を記憶することによ
り、時刻情報を受信して時刻修正を行った日時を記憶す
る。経過時間算出手段は、受信時刻記憶手段に記憶され
た日時(受信時刻情報)と計時手段で計時される現時刻
との時刻差を算出する。すると、時刻情報に基づいて時
刻修正を行ってから現在までの経過時間を算出すること
ができる。この算出された経過時間は、経過時間表示手
段に表示され、時刻修正を行ってから現在までの時間、
つまり、時刻修正を行っていない間の経過時間を表示す
ることができる。
【0009】このように、経過時間算出手段によって時
刻修正を行っていない経過時間を表示することができる
ので、例えば、水晶精度の月差が20秒の電波修正時計
であるとおおよその見積もりができれば、時刻修正を行
っていない経過時間を加味して表示される現時刻がどの
程度の誤差を含んでいるのか判断できる。例えば、経過
時間が5日であると判れば、おおよその誤差は5秒であ
ると見積もることができる。時刻修正を行ってからの経
過時間を知ることができれば、時刻情報を受信して時刻
修正を行う必要があるのかどうかの判断もできる。例え
ば、経過時間がそれほど長くなければ、わざわざ時刻修
正を行う必要もないと判断できる。逆に、経過時間が長
くなっていれば、時刻情報を受信して時刻修正を行う必
要があると判断できる。時刻情報を受信して時刻修正を
行うには、一般に数分程度必要で、また、消費電力も大
きく、受信場所も限られる。このことを考慮すれば、経
過時間の表示によって、時刻修正を行うかどうか判断で
きることは大変すぐれた利便性を発揮する。
【0010】計時手段の現時刻と時刻情報を受信した日
時との時刻差を求める場合は、経過時間を表示させると
きだけ経過時間算出手段によって演算すればよいので、
消費電力を増加させることはない。
【0011】請求項2に記載の電波修正時計は、基準ク
ロックを入力して現時刻を計時する計時手段と、この計
時された現時刻を表示する現時刻表示手段と、時刻情報
を含んだ標準電波を受信する受信手段と、前記受信手段
で受信した時刻情報に基づいて前記計時手段の現時刻を
修正する現時刻修正手段とを備えた電波修正時計におい
て、前記受信手段によって時刻情報を受信した時からの
経過時間を前記基準クロックを用いて計測する経過時間
計測手段と、前記経過時間計測手段によって計測された
経過時間を表示する経過時間表示手段とが設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、計時手段は、基
準クロックをカウントすることにより、現時刻を計時す
る。この現時刻は現時刻表示手段に表示される。受信手
段によって時刻情報を含んだ標準電波を受信すると、こ
の時刻情報に基づいて現時刻修正手段によって計時手段
で計時する現時刻が修正される。一方、経過時間計測手
段は、時刻修正を行った時点をゼロとしてそこからの基
準クロックをカウントすることにより経過時間を計測す
る。この計測された経過時間は、経過時間表示手段によ
って表示され、時刻修正を行ってから現在までの時間、
つまり、時刻修正を行っていない間の経過時間を表示す
ることができる。
【0013】このような構成においても請求項1に記載
の発明と同様の効果を奏することができる。つまり、経
過時間計測手段によって計測された経過時間を表示する
ことにより、時刻修正を行うかどうかを判断する判断材
料を提供することができる。経過時間計測手段によって
経過時間を計測するのは、計時手段と同じ基準クロック
をカウントさせるようにすれば良いので簡便である。
【0014】請求項3に記載の電波修正時計は、請求項
1または2に記載の電波修正時計において、前記現時刻
表示手段は、指針により行なわれ、前記経過時間表示手
段は、前記指針のひとつにより、前記経過時間に対応す
る文字板上の目盛を指示させることによって前記経過時
間を表示することを特徴とする。
【0015】このような構成によれば、経過時間表示手
段は、現時刻表示手段である指針を用いて経過時間を表
示できるので、従来の電波修正時計に経過時間を表示す
るための表示部を別個設ける必要はない。秒および分は
いずれも60目盛まであるので、経過時間を時間単位で
表示すれば59時間まで表示でき、また、日単位で表示
すれば59日まで表示できる。同様に時針では11日ま
で表示できる。また、例えば、複数モータ式で指針駆動
する場合、秒針、分針および時針は駆動制御が比較的簡
単なので、秒針、分針または時針を利用して経過時間を
表示させることは、現時刻表示機能の簡便な改良によっ
て行うことが可能である。よって、簡便で、かつ低コス
トで経過時間を表示する電波修正時計とすることができ
る。
【0016】請求項4に記載の電波修正時計は、請求項
1〜3のいずれかに記載の電波修正時計において、前記
経過時間表示手段は、前記指針のひとつが一旦基準位置
に移動した後、前記指針のひとつが前記経過時間に対応
する文字板上の目盛を指示することによって前記経過時
間を表示することを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の電波修正時計は、請求項
4に記載の電波修正時計において、前記基準位置は、指
針の帰零位置であることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、一旦基準位置に
移動する動作によって、ユーザーが現時刻表示から経過
時間表示に移行したことを理解しやすい。さらに、基準
位置を零位置とすれば、一旦秒針、分針または時針が帰
零したのちに指し示す目盛りをもって経過時間を示すこ
とができる。よって、時刻修正を行ってからの経過時間
を秒針、分針または時針が指し示す目盛で表すことがで
き、ユーザーが経過時間を読取やすい。例えば、経過時
間が1日であれば、秒針、分針または時針が目盛の
“1”を指すようにすればよい。
【0019】請求項6に記載の電波修正時計は、請求項
1または2に記載の電波修正時計において、現時刻の秒
を示す秒針を備えた現時刻表示手段が設けられ、前記経
過時間表示手段は、前記秒針を含んで構成され、前記経
過時間表示手段は、前記経過時間に応じて決定される経
過時間指示位置で前記秒針が現時刻を表示するための駆
動とは異なる経過時間表示駆動を行うことによって前記
経過時間を表示することを特徴とする。
【0020】請求項7に記載の電波修正時計は、請求項
6に記載の電波修正時計において、前記通常と異なる経
過時間表示駆動とは前記経過時間表示位置で設定された
時間停止することであることを特徴とする。
【0021】このような構成において、秒針を経過時間
に応じて決められる位置、例えば、経過時間が1日であ
れば目盛の1で通常の現時刻表示とは異なる経過時間表
示駆動をさせれば、経過時間を示すことができる。経過
時間表示駆動として、経過時間に応じた位置で秒針を一
瞬停止させれば経過時間を表示することができる。秒針
は通常の現時刻表示を行う駆動でも60秒で一周するよ
うに駆動され、経過時間を表示する位置までは通常の現
時刻表示の駆動がなされる。秒針が経過時間を表示する
位置に差し掛かったところで秒針を一時停止させる。そ
の後、早送りして通常の現時刻表示を行う駆動に復帰さ
せれば、経過時間の表示と現時刻の表示を同時に行うこ
とができる。本発明によれば、通常の現時刻を行いなが
ら、同時に経過時間の表示を行うことができる。
【0022】請求項8に記載の電波修正時計は、請求項
1〜7のいずれかに記載の電波修正時計において、前記
受信手段が前記標準電波の自動受信を行う自動受信時刻
を記憶した自動受信スケジュール記憶手段が設けられ、
前記経過時間表示手段は、前記自動受信時刻の間隔以上
の前記経過時間を表示することを特徴とする。
【0023】請求項9に記載の電波修正時計は、請求項
8に記載の電波修正時計において、前記経過時間表示手
段は、経過時間が27時間以上となった場合にその経過
時間を表示することを特徴とする。
【0024】請求項10に記載の電波修正時計は、請求
項1〜9のいずれかに記載の電波修正時計において、前
記経過時間表示手段は、前記経過時間を時単位および日
単位のいずれかによって表示することを特徴とする。
【0025】電波修正時計は、時刻情報を受信して時刻
修正を行う受信スケジュールが設定されているのが一般
的である。そこで、設定された自動受信時刻の間隔、例
えば、1日に一回の受信が設定されている場合は24時
間未満の経過時間は受信に失敗したのではなく、正常に
時刻修正が行われていることを意味する。そのため24
時間以内の経過時間を表示することには余り意味がな
い。また、例えば、クォーツ時計の精度は日差が±1秒
以下なので、誤差もほとんどない。設定された自動受信
時刻の間隔以上の経過時間だけを表示するようにすれ
ば、時刻修正を行っていない経過時間だけでなく、経過
時間が表示されることによって、受信に成功していない
ことも暗に示すことができる。設定された自動受信時刻
に受信に成功しなくても、その後数時間は受信動作を繰
り返し、時刻情報を受信することが考えられる。よっ
て、1日(24時間)ではなく、若干の余裕を持たせ
て、24時間から所定時間経過した後の時間、例えば、
27時間以上の経過時間を表示させるようにすれば、こ
の受信時刻のずれを表示することがなくなる。経過時間
を表示する単位としては時単位でも日単位でもよい。常
に正確な時間を知りたい場合であれば、経過時間を時単
位で表示するのがよい。また、時刻修正は数日、数週間
に一度で良い場合は、経過時間を日単位で表示してもよ
い。
【0026】請求項11に記載の電波修正時計は、請求
項1〜10のいずれかに記載の電波修正時計において、
前記経過時間表示手段は、予め設定されたスケジュール
に従って定期的に前記経過時間を表示することを特徴と
する。
【0027】請求項12に記載の電波修正時計は、請求
項1〜11のいずれかに記載の電波修正時計において、
外部から操作を行う外部操作入力部が設けられ、前記経
過時間表示手段は、前記外部操作入力部の操作によっ
て、前記経過時間の表示を行うことを特徴とする。
【0028】経過時間の表示が、予め設定されたスケジ
ュールで行われれば、ユーザーが操作しなくても自動的
に経過時間を表示するので、煩わしさがなく便利であ
る。また、外部操作入力部の操作によって経過時間を表
示させるようにすれば、経過時間を知りたいときに表示
させることができる。
【0029】請求項13に記載の電波修正時計の制御方
法は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計時工
程と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示工程
と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した時刻情報に基づいて前記計時工
程の現時刻を修正する現時刻修正工程とを備える電波修
正時計の制御方法において、前記受信工程で受信した時
刻情報を記憶する受信時刻記憶工程と、前記受信時刻記
憶工程で記憶した受信時刻情報と前記計時工程で計時さ
れる現時刻との時刻差を算出することにより、前記受信
工程で前記時刻情報を受信してからの経過時間を算出す
る経過時間算出工程と、前記経過時間算出工程で算出し
た時刻差を表示する経過時間表示工程とが設けられてい
ることを特徴とする。
【0030】請求項14に記載の電波修正時計の制御方
法は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計時工
程と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示工程
と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した前記時刻情報に基づいて前記計
時工程の現時刻を修正する時刻修正工程とを備える電波
修正時計の制御方法において、前記受信工程によって前
記時刻情報を受信した時からの経過時間を前記基準クロ
ックを用いて計測する経過時間計測工程と、前記経過時
間計測工程によって計測した経過時間を表示する経過時
間表示工程とが設けられていることを特徴とする。
【0031】請求項13に記載の発明によれば、請求項
1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができ
る。また、請求項14に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
すなわち、経過時間算出工程、または、経過時間計測工
程によって時刻修正を行っていない経過時間を表示する
ことができる。よって、時刻修正を行っていない経過時
間を加味して表示される現時刻がどの程度の誤差を含ん
でいるのか判断でき、さらに、時刻情報を受信して時刻
修正を行う必要があるのかどうかの判断もできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 (第1実施形態)図1は本発明に係る電波修正時計の第
1実施形態を示す図である。この電波修正時計1は、ア
ナログ表示式であり、時刻情報を含んだ標準電波を受信
する受信手段としての受信部2と、基準クロックを生成
する基準信号生成部3と、装置全体を制御する制御回路
4と、時刻等を表示する現時刻表示手段としての表示部
5と、制御回路4からの指令を受けて表示部5の駆動を
制御する駆動制御部6と、外部から操作するための外部
操作入力部7とを備えて構成されている。
【0033】受信部2は、時刻情報を含んだ標準電波を
受けるアンテナ21と、アンテナ21で受けた時刻情報
を処理(増幅、復調等)する受信回路22と、受信回路
22で処理された信号から時刻情報をデコードするデコ
ード回路23と、受信回路22に電力を供給する受信電
源回路24とを備えて構成されている。
【0034】時刻情報を含んだ標準電波としては、長波
標準電波(JJY)などが利用できる。この長波標準電
波のタイムコードフォーマットには、項目として現在時
刻の分、時、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦
下2桁)、曜日およびうるう秒が含まれている。毎分0
秒の時刻情報が一分間隔で送信される。各項目の値は、
各秒毎に割り当てられた数値の組み合わせによって構成
される。ちなみに、長波標準電波はセシウム原子時計を
基準としているため、この長波標準電波を受信して時刻
を修正する電波修正時計は、誤差が10万年に1秒とい
う非常に高い精度を得ることができる。
【0035】受信回路22は、制御回路4からの信号に
よって受信電源回路24が起動することにより時刻情報
の受信動作を開始し、受信した時刻情報はデコード回路
23に出力する。受信回路22では、受信した時刻情報
を増幅、復調する。この受信部2によって受信工程が行
われる。
【0036】基準信号生成部3は、基準振動子などで構
成される発振回路31と、この発振回路31からのパル
スを分周して基準クロック(1Hz等)を生成する分周
回路32から構成されている。生成された基準クロック
は制御回路4に出力される。
【0037】制御回路4は、計時手段としての現時刻情
報記憶回路41と、現時刻修正手段としての現時刻修正
回路42と、受信時刻記憶手段としての受信時刻記憶回
路43と、経過時間算出手段としての経過時間算出回路
44と、自動受信スケジュール記憶手段としての自動受
信スケジュール記憶回路45とを備えて構成されてい
る。現時刻情報記憶回路41は、基準信号生成部3で生
成される基準クロックをカウントして現時刻を計測する
計時工程を行う。現時刻情報記憶回路部41で計測され
る現時刻は表示部5に出力されて表示される。
【0038】現時刻修正回路42は、受信部2によって
受信された時刻情報が入力されると、この時刻情報に基
づいて現時刻を修正する時刻修正工程を行う。この際、
現時刻修正回路42は、受信部2で受信された時刻情報
が正確であるか否かを判断する。受信した時刻情報が正
確であるか否かは、例えば、長波標準電波であれば、一
分間隔で送信されてくる時刻情報を2フレーム以上受信
して、受信した時刻情報が一分間隔の時刻情報になって
いるか否かで判断する。受信された時刻情報が正確であ
ると判断され、かつ、この時刻情報と現時刻情報記憶回
路41で計時される現時刻が異なっている場合には、現
時刻修正回路42によって現時刻情報記憶回路41の現
時刻が上書き修正される。
【0039】受信時刻記憶回路43は、受信部2によっ
て受信された時刻情報を記憶する受信時刻記憶工程を行
う。このように受信部2で受信された時刻情報を記憶す
ることにより、現時刻情報記憶回路41が時刻修正を行
った時刻を記憶する。受信時刻記憶回路43は、受信部
2で受信した直近(前回)の時刻情報を記憶し、新たに
受信部2が時刻情報を受信した際には上書きされる。
【0040】経過時間算出回路44は、現時刻情報記憶
回路41でカウントされる現時刻と受信時刻記憶回路4
3に記憶された受信時刻との時刻差を算出する経過時間
算出工程を行う。このように、現時刻と受信時刻との時
刻差を算出することにより、時刻修正を行ってから現在
までの経過時間を算出する。算出された経過時間は、駆
動制御部6を介して表示部5によって表示されるが、詳
しい表示の方法は図3、4、7、8、9等を用いて後述
する。自動受信スケジュール記憶回路45には、受信部
2で時刻情報を受信するスケジュールが設定されてい
る。設定されるスケジュールとしては、例えば、1日に
一回午前2時に受信を開始するように設定される。設定
された受信時刻に到達すると、制御回路4から受信電源
回路25に信号が出力され、受信回路22により時刻情
報が受信される。
【0041】表示部5は、アナログ式であり、目盛りを
有する文字板51と、時針52と、分針53と、秒針5
4とを備えて構成されている。時針52、分針53、秒
針54は、例えばステッピングモータなどの駆動手段に
より駆動され、駆動制御部6を介して制御回路4からの
指令によって駆動制御される。この表示部5により、現
時刻表示手段が構成される。本実施形態においては、秒
針54を利用して経過時間を表示させる構成であるの
で、文字板51と秒針54によって経過時間表示手段が
構成されている。経過時間を表示する秒針54の動作に
ついては図3、4、7、8、9等において説明する。
【0042】駆動制御部6は、制御回路4からの指令を
受けて、表示部5の指針(時針52、分針53、秒針5
4)を駆動させるパルス信号を出力する駆動制御回路6
1と、指針(時針52、分針53、秒針54)の位置を
検出する針位置検出回路62から構成されている。駆動
制御回路61は、現時刻情報記憶回路41の現時刻を表
示させる場合には、現時刻を表示するための通常のパル
ス信号を出力し、経過時間算出回路44からの経過時間
を表示させる場合には、通常とは異なる特殊な駆動パル
スによって秒針54を駆動させるが、この経過時間を表
示する秒針54の動作については図3、4、7、8、9
等で説明する。外部操作入力部7は、りゅうず71やボ
タンスイッチ72を備えて構成されている。例えば、り
ゅうず71は、0段でRM1およびRM2がOPEN、
1段でRM1がON、2段でRM2がONとなるように
構成され、0段では通常時刻表示(携帯状態)、1段で
はカレンダ合わせ(図示せず)、2段では針位置合わせ
となる。また、りゅうず71が0段で通常の現時刻表示
となり、りゅうず71が0段でボタンスイッチ72をO
Nする場合に、経過時間表示を行うように構成される。
【0043】このような構成からなる電波修正時計1の
動作を図面を参照して説明する。まず、時刻情報を受信
して時刻修正を行う動作を図2を参照して説明する。S
T1において、設定された受信時刻に到達すると、受信
電源回路24から電力が供給され、受信回路22が受信
動作を開始する(ST2)。すると、アンテナ21で受
けられた時刻情報が受信回路22で処理され、デコード
回路23でデコードされて現時刻修正回路42に出力さ
れる。このとき、現時刻修正回路42において、時刻情
報を正常に受信しているかが判断される(ST3)。S
T3で時刻情報を正常に受信している(受信成功)と判
断されると、ST4で受信回路22が停止され、時刻情
報は受信時刻記憶回路43に出力される。受信時刻記憶
回路43では受信された時刻情報を記憶する(ST
5)。現時刻修正回路42では、受信された時刻情報と
現時刻情報記憶回路41の現時刻が異なっているか判断
され(ST6)、異なっている場合には、現時刻情報記
憶回路41の現時刻が修正されるとともに、表示部5の
時刻表示が修正される(ST7)。これは表示部5で表
示される時刻が針位置検出回路62によって検出され、
現時刻情報記憶回路41と表示部5で表示される時刻が
一致していない場合には、一致させるように指針を駆動
させる。
【0044】ST3で受信が正常に行われなかった場合
には、ST8において、受信回路22を停止し、そのま
ま時刻修正を終了する。また、ST6で、受信した時刻
情報と現時刻情報記憶回路41の現時刻とが一致してい
る場合は、時刻修正を行わず終了する。
【0045】次に、時刻情報を受信してからの経過時間
を表示する動作について図3を参照して説明する。ま
ず、ST21において、ユーザーが外部操作入力部7の
操作によって、経過時間表示の指令を行う。例えば、り
ゅうず71が0段でボタンスイッチ72をONにした場
合などである。すると、ST22において、秒針54が
基準位置である零位置に一旦帰零する。次に、ST23
において、時刻情報を受信してからの経過時間を算出す
る。これは、受信時刻記憶回路43に記憶された時刻情
報と現時刻情報記憶回路41の現時刻との時刻差を経過
時間算出回路44によって算出する。経過時間は日単位
で算出され、端数は切り捨てる。算出された経過時間に
応じて経過時間算出回路44から駆動制御回路61に信
号が出力され、駆動制御回路61からのパルス信号によ
って、ST24において、経過時間を示す経過時間指示
位置まで秒針54が駆動される。ここで経過時間指示位
置とは、例えば、経過時間が一日以上二日以内であれ
ば、文字板51の目盛“1”のことであるが、詳しくは
図4において説明する。ST25において、秒針54が
経過時間を表示する位置で4秒間停止される。4秒経過
したところで、ST26において、秒針54が早送り駆
動されて、秒針54が現時刻を表示する。
【0046】図3のST24における秒針54の駆動に
おける経過時間指示位置について、図4を参照して説明
する。経過時間算出回路44によって算出された経過時
間に応じて経過時間指示位置が決定される。本実施形態
においては、経過時間は日数を単位として算出される。
以下、具体的に説明する。ST31において、経過時間
が1日以内であれば、経過時間算出回路44で算出され
た経過時間が0であるので、秒針54が帰零(図3のS
T22)した後、そのまま4秒停止(図3のST25)
して経過時間の表示を終了する。ここで、図4の終了の
後は、図3のST25に続く。ST32において、経過
時間が1日以上2日以内であれば、算出される経過時間
は1であるので、秒針54は1秒まで駆動される(ST
33)。ST34において、経過時間が二日以上3日以
内であれば、算出される経過時間が2であるので、秒針
54が2秒まで駆動される(ST35)。経過時間が5
8日以上59日以内であれば、算出される経過時間が5
8であるので、秒針54が58秒まで駆動される(ST
37)。経過時間が59日を超えると、算出される経過
時間にかかわらず秒針54が59秒まで駆動される。
【0047】このような構成からなる電波修正時計1に
よる効果を説明する。経過時間算出回路44が設けら
れ、算出された経過時間を秒針54の指示位置によって
示すことができるので、時刻修正を行っていない経過時
間を表示することができる。よって、時刻修正を行って
いない時間を考慮して表示されている時刻がどの程度ず
れているのか見積もることができる。経過時間が短い場
合は、わざわざ時刻情報を受信して時刻修正を行わなく
てもよいと判断でき、逆に、経過時間が長ければ、時刻
修正を行う必要があると判断できる。
【0048】経過時間の算出は日単位で行い、経過時間
の表示は目盛りが60まである秒針54を用いて行うの
で、59日までの長期に渡る経過時間を表示することが
できる。経過時間の表示は、制御しやすい秒針54の駆
動によって行うので、簡便であるとともに、現時刻の表
示から経過時間をすばやく表示させることができる。ま
た、経過時間を表示した後、秒針54を早送りして、経
過時間表示から通常の現時刻表示にすばやく復帰するこ
とができる。
【0049】経過時間算出回路44は、経過時間を表示
するように外部操作入力部7によって指令されたときだ
け、動作すればよいので、消費電力を増加させることは
ない。経過時間表示は、時刻表示する秒針54を兼用し
て行うので、経過時間を表示させるための表示部を別個
設ける必要はなく、電波修正時計1を大型化しなくても
よい。秒針54を一旦帰零させるので、経過時間表示に
移行したことがユーザーにわかりやすい。
【0050】(第2実施形態)本発明の第2実施形態の
電波修正時計11を図5に示す。第2実施形態は、基本
的構成要素は第1実施形態と同様であるが、第2実施形
態が第1実施形態と異なるのは、制御回路4の構成であ
って、特に、経過時間の求め方に特徴がある。電波修正
時計11における制御回路4は、現時刻情報記憶回路4
1と、現時刻修正回路42と、経過時間計測手段として
の経過時間計測回路46と、自動受信スケジュール記憶
回路45とを備えて構成されている。
【0051】現時刻情報記憶回路41と現時刻修正回路
42と自動受信スケジュール記憶回路45とは第1実施
形態と同様である。経過時間計測回路46は、受信部2
と制御回路4で時刻情報の受信に成功すると、時刻情報
を受信した時点をゼロとして、その時点からの経過時間
をカウントする経過時間計測工程を行う。経過時間計測
回路46は、基準信号生成部3によって生成される基準
クロックをカウントすることによって経過時間を計測す
る。ここで、計測する経過時間は日を単位とする。
【0052】このような構成からなる電波修正時計11
の動作を図6に示す。図2で説明した第1実施形態と基
本的動作は同じであり、第1実施形態と異なる点は、S
T43で受信に成功すると、受信回路22を停止する
(ST44)とともに、ST46において、経過時間計
測回路46が経過時間の計測を開始する点である。
【0053】このような構成によれば、受信部2で時刻
情報を受信してからの経過時間が経過時間計測回路46
で計測される。この計測された経過時間は、外部操作入
力部7の操作による指令がなされると、表示部5に表示
される。この経過時間の表示の方法は、図3および図4
で説明した第1実施形態と同様であり、秒針54を一旦
帰零したあと、計測された経過時間に従って秒針54が
経過時間指示位置まで駆動され、経過時間が示される。
このような電波修正時計11によれば、第1実施形態と
同様の効果に加えて、経過時間計測回路46でカウント
するのは現時刻情報記憶回路41と同じ基準クロックで
よいので、簡便な構成の変更によって経過時間を計測す
ることができる。
【0054】(変形例1)本発明の変形例1を図7、図
8に示す。この変形例1が第1実施形態と異なるのは、
経過時間の表示における秒針54の駆動にある。変形例
1では、経過時間算出回路44または経過時間計測回路
46によって求められた経過時間を外部操作入力部7の
操作による指令ではなく自動で常時表示させることに特
徴がある。まず、図7を参照して、秒針54の駆動につ
いて説明する。ST52において、経過時間が求められ
る。これは、第1実施形態で説明した経過時間算出回路
44によって経過時間を算出してもよく、または、第2
実施形態で説明した経過時間計測回路46によって計測
された経過時間でもよい。ST53において、経過時間
に従って秒針54が駆動される。これは、秒針54が通
常の現時刻を表示する駆動を行い、例えば経過時間が1
日以上二日以内であれば、文字板51の目盛“1”を示
す経過時間指示位置で停止する。この秒針54が停止す
る位置によって経過時間を表示する。詳しくは図8にお
いて説明する。ST54において、秒針54が停止して
4秒経過すると、ST55において、秒針54を早送り
することにより、引き続き通常の現時刻を表示する。こ
のような動作が毎分繰り返されることにより、通常の現
時刻表示と経過時間の表示が行われる。
【0055】図8を参照して変形例1における経過時間
指示位置と秒針54の駆動について説明する。経過時間
に従った秒針54駆動は、通常の現時刻を表示する秒針
54の駆動の途中で、経過時間を指示する位置で秒針5
4が停止されることに特徴がある。つまり、ST61に
おいて、経過時間が1日以内であれば、求められる経過
時間が0であるので、秒針54は停止することなく、通
常の現時刻表示を行う。この場合、図7の終了へ続く。
ST62において、経過時間が1日以上2日以内であれ
ば、求められる経過時間は1であるので、秒針54は1
秒まで通常の駆動をされ、1秒の位置で停止される(S
T63)。ST63において、秒針54が4秒停止(図
7のST54)された後は、図7のST55における早
送り駆動を行って、通常の現時刻表示に復帰する。秒針
54の停止のあと早送り駆動によって通常の現時刻表示
に復帰することは以下の説明においても同様である。S
T64において、経過時間が2日以上3日以内であれ
ば、求められる経過時間が2であるので、秒針54が2
秒まで通常の駆動をされ、2秒の位置で停止される(S
T65)。以下、経過時間が4日以内、5日以内・・・の
場合などは同様である。ST66において、経過時間が
53日以上54日以内であれば、求められる経過時間が
53であるので、秒針54が53秒まで通常の駆動をさ
れ、53秒の位置で停止される(ST67)。ST66
において、経過時間が54日を超えると、求められる経
過時間にかかわらず54秒まで秒針54が通常の駆動を
され、54秒の位置で停止される。
【0056】このような変形例1によれば次の効果を奏
することができる。経過時間を表示するように設定して
おけば、常に経過時間が表示されるので、わざわざ外部
操作入力部7で操作する煩わしさがない。例えば、りゅ
うず71を0段または1段にした場合に、常に経過時間
表示を行うように設定しておけばよい。現時刻を表示す
る途中で経過時間を表示するので、現時刻と経過時間を
ともに表示することができる。経過時間を示す最大値を
54にしているので、4秒の停止のあと早送り駆動をす
ることで、毎分のゼロ秒を示すことができる。
【0057】(変形例2)本発明の変形例2を図9に示
す。変形例2が第1実施形態と異なる点は、表示する時
間の単位にある。第1実施形態では、経過時間は日単位
で表示したが、変形例2では、時単位で表示する。さら
に、秒針54の駆動は、変形例1と同様である。変形例
2の前提として、自動受信スケジュール記憶回路45に
は、1日に2回(2時、4時)時刻情報を受信するよう
に受信スケジュールが設定されている。
【0058】図9を参照して変形例2の経過時間表示を
説明する。ST71において、経過時間が26時間以内
であれば、経過時間表示をせずに、秒針54は通常の現
時刻表示を行う。ST72において、経過時間が26時
間以上27時間以内であれば、秒針54が27秒まで通
常の駆動をされ、27秒の位置で停止される(ST7
3)。ST73において、秒針54が4秒停止された後
は、例えば、図3のST26における早送り駆動を行っ
て、通常の現時刻表示に復帰する。秒針54の停止のあ
と早送り駆動によって通常の現時刻表示に復帰すること
は以下の説明においても同様である。ST74におい
て、経過時間が27時間以上28時間以内であれば、秒
針54が28秒まで通常の駆動をされ、28秒の位置で
停止される(ST75)。以下、経過時間が、29時間
以内、30時間以内・・・の場合などは同様である。ST
76において、経過時間が52時間以上53時間以内で
あれば、秒針54が53秒まで通常の駆動をされ、53
秒の位置で停止される。ST76において、経過時間が
53時間以上であれば、算出される経過時間にかかわら
ず、秒針54が54秒まで通常の駆動をされ、54秒の
位置で停止される。
【0059】このような変形例2によれば、経過時間が
26時間以内であるときは、経過時間表示を行わない。
これは、自動受信スケジュール記憶回路45に設定され
た自動受信が1日に2回(2時、4時)の受信では2時
に受信し、4時に受信できず、次の日の2時に受信でき
ず4時に受信した場合は、経過時間は26時間となる。
よって若干の余裕を持たせた27時間以降を経過時間と
して表示すれば、自動受信に成功していないことを示す
のに十分だからである。
【0060】尚、本発明の電波修正時計は、上述の実施
形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。経過時間を表示するのは、秒針54の駆動でな
くても、例えば分針53の駆動によってもよい。制御回
路4を、CPU、ROM,RAMなどのコンピュータ
(マイコン)で構成し、現時刻情報記憶回路41、現時
刻修正回路42、受信時刻記憶回路43、経過時間算出
回路44、自動受信スケジュール記憶回路45、経過時
間計測回路46として機能させるようにしてもよい。こ
のような構成によれば、例えば、経過時間を求める単位
を、日単位から時単位に変更するなどの設定が容易に行
える。
【0061】例えば、電波修正時計1、11内にCPU
やメモリを配置してコンピュータとして機能できるよう
に構成し、このメモリに所定の制御プログラムやデータ
をインターネット等の通信手段や、CD−ROM、メモ
リカード等の記録媒体を介してインストールし、このイ
ンストールされたプログラムでCPU等を動作させて、
各手段を実現させればよい。なお、電波修正時計1、1
1に所定のプログラム等をインストールするには、メモ
リカードやCD−ROM等を直接差し込んで行ってもよ
いし、これらの記憶媒体を読み取る機器を外付けで接続
してもよい。さらには、LANケーブル、電話線等に接
続して通信によってプログラム等を供給しインストール
してもよいし、アンテナ21を備えていることから無線
によってプログラムを供給してインストールしてもよ
い。
【0062】このような記録媒体やインターネット等の
通信手段で提供される制御プログラム等を電波修正時計
1、11に組み込めば、プログラムの変更のみで前記各
発明の機能を実現できるため、工場出荷時あるいは利用
者が希望する制御プログラムを選択して組み込むことも
できる。この場合、プログラムの変更のみで制御形式の
異なる各種の電波修正時計1、11を製造できるため、
部品の共通化等が図れ、バリエーション展開時の製造コ
ストを大幅に低減できる。
【0063】経過時間指示位置での秒針54の駆動(経
過時間表示駆動)は停止でなくても、例えば、振動させ
るものでもよい。経過時間指示位置で秒針54が停止す
る時間は4秒に限られず、4秒より長くても短くてもよ
い。または、秒針54が経過時間指示位置で停止した
後、外部操作入力部7の操作による指令があるまで、秒
針54が停止しつづけるようにしてもよい。経過時間の
表示は、外部操作入力部7の操作による指令によらず、
定期的に自動で表示するように設定されていてもよい。
なお、第1実施形態、第2実施形態、変形例1、変形例
2を種々適当に組み合わせることは本発明に含まれるこ
とはもちろんである。例えば、第1実施形態に変形例1
を組み合わせる。第1実施形態に変形例1と変形例2を
組み合わせる。第1実施形態に変形例2を組み合わせ
る。第1実施形態に第2実施形態を組み合わせる。第1
実施形態に第2実施形態と変形例2とを組み合わせる。
第2実施形態と変形例1と変形例2とを組み合わせる。
【0064】上記実施形態において、表示部5は時刻を
示す指針を備えたアナログ表示式であるが、デジタル表
示式であってもよい。表示部5がデジタル表示式であっ
ても、経過時間算出回路43または経過時間計測回路4
5で求められた経過時間をデジタル表示することができ
る。経過時間の表示は、外部操作入力部7の操作で現時
刻表示の換わりに経過時間表示を開始し、外部操作入力
部7の操作で経過時間表示の解除をしてもよい。また
は、現時刻表示をしながら、数秒間だけ経過時間表示を
行うように設定してもよい。または、現時刻と経過時間
を同時に並列して表示してもよい。
【0065】本発明のその他の態様を以下に示す。第1
の態様は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計
時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示
手段と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信手段
と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記計
時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備えた電
波修正時計にコンピュータが組み込まれ、このコンピュ
ータを、前記受信手段で受信した時刻情報を記憶する受
信時刻記憶手段と、前記受信時刻記憶手段に記憶された
受信時刻情報と前記計時手段で計時された現時刻との時
刻差を算出することにより、前記受信手段で前記時刻情
報を受信してからの経過時間を算出する経過時間算出手
段と、前記経過時間算出手段で算出された経過時間を表
示する経過時間表示手段として機能させるための電波修
正時計の制御プログラムである。
【0066】第2の態様は、基準クロックを入力して現
時刻を計時する計時手段と、この計時された現時刻を表
示する現時刻表示手段と、時刻情報を含んだ標準電波を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した時刻情報
に基づいて前記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正
手段とを備えた電波修正時計にコンピュータが組み込ま
れ、このコンピュータを、前記受信手段で受信した時刻
情報を記憶する受信時刻記憶手段と、前記受信時刻記憶
手段に記憶された受信時刻情報と前記計時手段で計時さ
れた現時刻との時刻差を算出することにより、前記受信
手段で前記時刻情報を受信してからの経過時間を算出す
る経過時間算出手段と、前記経過時間算出手段で算出さ
れた経過時間を表示する経過時間表示手段として機能さ
せるための電波修正時計の制御プログラムを記録したコ
ンピュータによる読み出し可能な記録媒体である。
【0067】第3の態様は、基準クロックを入力して現
時刻を計時する計時手段と、この計時された現時刻を表
示する現時刻表示手段と、時刻情報を含んだ標準電波を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した時刻情報
に基づいて前記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正
手段とを備えた電波修正時計にコンピュータが組み込ま
れ、このコンピュータを、前記受信手段によって時刻情
報を受信した時からの経過時間を前記基準クロックを用
いて計測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手
段によって計測された経過時間を表示する経過時間表示
手段として機能させるための電波修正時計の制御プログ
ラムである。
【0068】第4の態様は、基準クロックを入力して現
時刻を計時する計時手段と、この計時された現時刻を表
示する現時刻表示手段と、時刻情報を含んだ標準電波を
受信する受信手段と、前記受信手段で受信した時刻情報
に基づいて前記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正
手段とを備えた電波修正時計にコンピュータが組み込ま
れ、このコンピュータを、前記受信手段によって時刻情
報を受信した時からの経過時間を前記基準クロックを用
いて計測する経過時間計測手段と、前記経過時間計測手
段によって計測された経過時間を表示する経過時間表示
手段として機能させるための電波修正時計の制御プログ
ラムを記録したコンピュータによる読み出し可能な記録
媒体である。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の電波修正
時計および電波修正時計の制御方法によれば、時刻修正
を行ってからの経過時間を表示できるという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電波修正時計に係る第1実施形態の構
成を示す図である。
【図2】前記第1実施形態において、時刻修正の動作を
示すフローチャートである。
【図3】前記第1実施形態において、経過時間を示す秒
針の駆動を示すフローチャートである。
【図4】前記第1実施形態において、経過時間に応じて
秒針が示す経過時間指示位置を判定するフローチャート
である。
【図5】本発明の電波修正時計に係る第2実施形態の構
成を示す図である。
【図6】前記第2実施形態の時刻修正の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】経過時間を示す秒針の駆動の変形例1を示す図
である。
【図8】前記変形例1の経過時間に応じて秒針が示す経
過時間指示位置を判定するフローチャートである。
【図9】経過時間指示位置の判定と秒針駆動の変形例2
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、11・・・電波修正時計、2・・・受信部(受信手段)、
5・・・表示部(現時刻表示手段、経過時間表示手段)、
7・・・外部操作入力部、41・・・現時刻情報記憶回路(計
時手段)、42・・・現時刻修正回路(現時刻修正手
段)、43・・・受信時刻記憶回路(受信時刻記憶手
段)、44・・・経過時間算出回路(経過時間算出手
段)、45・・・自動受信スケジュール記憶回路(自動受
信スケジュール記憶手段)、46・・・経過時間計測回路
(経過時間計測手段)、52・・・時針、53・・・分針、5
4・・・秒針

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
    る計時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻
    表示手段と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信
    手段と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前
    記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備え
    た電波修正時計において、 前記受信手段で受信した時刻情報を記憶する受信時刻記
    憶手段と、 前記受信時刻記憶手段に記憶された受信時刻情報と前記
    計時手段で計時された現時刻との時刻差を算出すること
    により、前記受信手段で前記時刻情報を受信してからの
    経過時間を算出する経過時間算出手段と、 前記経過時間算出手段で算出された経過時間を表示する
    経過時間表示手段とが設けられていることを特徴とする
    電波修正時計。
  2. 【請求項2】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
    る計時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻
    表示手段と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信
    手段と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前
    記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備え
    た電波修正時計において、 前記受信手段によって時刻情報を受信した時からの経過
    時間を前記基準クロックを用いて計測する経過時間計測
    手段と、 前記経過時間計測手段によって計測された経過時間を表
    示する経過時間表示手段とが設けられていることを特徴
    とする電波修正時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電波修正時計
    において、 前記現時刻表示手段は、指針により行なわれ、 前記経過時間表示手段は、前記指針のひとつにより、前
    記経過時間に対応する文字板上の目盛を指示させること
    によって前記経過時間を表示することを特徴とする電波
    修正時計。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電波修
    正時計において、 前記経過時間表示手段は、前記指針のひとつが一旦基準
    位置に移動した後、前記指針のひとつが前記経過時間に
    対応する文字板上の目盛を指示することによって前記経
    過時間を表示することを特徴とする電波修正時計。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電波修正時計におい
    て、 前記基準位置は、指針の帰零位置であることを特徴とす
    る電波修正時計。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の電波修正時計
    において、 現時刻の秒を示す秒針を備えた現時刻表示手段が設けら
    れ、 前記経過時間表示手段は、前記秒針を含んで構成され、 前記経過時間表示手段は、前記経過時間に応じて決定さ
    れる経過時間指示位置で前記秒針が現時刻を表示するた
    めの駆動とは異なる経過時間表示駆動を行うことによっ
    て前記経過時間を表示することを特徴とする電波修正時
    計。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電波修正時計におい
    て、 前記経過時間表示駆動とは前記経過時間表示位置で設定
    された時間停止することであることを特徴とする電波修
    正時計。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の電波修
    正時計において、 前記受信手段が前記標準電波の自動受信を行う自動受信
    時刻を記憶した自動受信スケジュール記憶手段が設けら
    れ、 前記経過時間表示手段は、前記自動受信時刻の間隔以上
    の前記経過時間を表示することを特徴とする電波修正時
    計。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電波修正時計におい
    て、 前記経過時間表示手段は、前記経過時間が27時間以上
    となった場合にその経過時間を表示することを特徴とす
    る電波修正時計。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の電波
    修正時計において、 前記経過時間表示手段は、前記経過時間を時単位および
    日単位のいずれかによって表示することを特徴とする電
    波修正時計。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の電
    波修正時計において、前記経過時間表示手段は、予め設
    定されたスケジュールに従って定期的に前記経過時間を
    表示することを特徴とする電波修正時計。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の電
    波修正時計において、外部から操作を行う外部操作入力
    部が設けられ、 前記経過時間表示手段は、前記外部操作入力部の操作に
    よって、前記経過時間の表示を行うことを特徴とする電
    波修正時計。
  13. 【請求項13】 基準クロックを入力して現時刻を計時
    する計時工程と、この計時された現時刻を表示する現時
    刻表示工程と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受
    信工程と、前記受信工程で受信した時刻情報に基づいて
    前記計時工程の現時刻を修正する現時刻修正工程とを備
    える電波修正時計の制御方法において、前記受信工程で
    受信した時刻情報を記憶する受信時刻記憶工程と、 前記受信時刻記憶工程で記憶した受信時刻情報と前記計
    時工程で計時される現時刻との時刻差を算出することに
    より、前記受信工程で前記時刻情報を受信してからの経
    過時間を算出する経過時間算出工程と、 前記経過時間算出工程で算出した時刻差を表示する経過
    時間表示工程とが設けられていることを特徴とする電波
    修正時計の制御方法。
  14. 【請求項14】 基準クロックを入力して現時刻を計時
    する計時工程と、この計時された現時刻を表示する現時
    刻表示工程と、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受
    信工程と、前記受信工程で受信した前記時刻情報に基づ
    いて前記計時工程の現時刻を修正する時刻修正工程とを
    備える電波修正時計の制御方法において、 前記受信工程によって前記時刻情報を受信した時からの
    経過時間を前記基準クロックを用いて計測する経過時間
    計測工程と、 前記経過時間計測工程によって計測した経過時間を表示
    する経過時間表示工程とが設けられていることを特徴と
    する電波修正時計の制御方法。
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