JP2004077493A - 計時装置および計時装置の制御方法 - Google Patents

計時装置および計時装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】節電モードから通常モードへ移行する際に、現時刻を早く、正確に表示することができる計時装置および計時装置の制御方法を提供する。
【解決手段】 発電装置2と、二次電源31と、現時刻をカウントする時刻カウンタ922、932と、標準電波を受信する受信回路42と、現時刻を表示する時刻表示手段5と、発電装置2の発電状態または二次電池31の蓄電電圧が所定電圧である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出部83と、電力検出信号に基づいて、時刻表示を停止する節電モードおよび時刻表示を行う通常モードを切り換える動作モード移行部874とを備え、動作モード移行部874は、節電モードから通常モードへ移行する際に、時刻カウンタ922、932でカウントされた時刻情報および受信回路により受信された時刻情報に基づいて時刻表示手段5に現時刻を表示させる。
【選択図】図3

Description

 本発明は、計時装置および計時装置の制御方法に関する。特に、節電機能と、時刻情報を含む電波を受信する機能とを有する計時装置および計時装置の制御方法に関する。
 節電機能と、時刻情報を含む電波を受信する機能とを有する計時装置として、節電機能付き電波修正時計が知られている。このような電波修正時計は、例えば、特開平11−223684号に開示されている。
 この電波修正時計は、現時刻をカウントする現時刻カウンタと、現時刻カウンタの現時刻を表示する時刻表示手段と、時刻情報を含んだ電波を受信する受信手段と、発電装置と、発電装置からの電力を蓄電する二次電池と、二次電池からの電圧を検出する電圧検出回路と、電圧検出回路からの電圧検出値に応じて時刻表示手段および受信回路の動作モードを移行させる動作モード移行手段とを備える。
 時刻情報を含んだ電波としては、長波標準電波を利用することができる。
 発電装置としては、回転錘の動力を電力に変換するものや、太陽光発電や、温度差により発電する熱発電器などを利用することができる。
 このような構成において、電圧検出回路での電圧検出値が所定値以上であるときは、通常モードが行われる。すなわち、現時刻カウンタでカウントされる現時刻が時刻表示手段に表示される。さらに、予め設定された時間間隔で、受信手段により時刻情報が受信される。この受信された時刻情報に従って現時刻カウンタの現時刻が修正されるとともに、時刻表示手段の表示時刻が修正される。
 電圧検出回路での電圧検出値が所定値未満であるときは、節電モードが行われる。すなわち、現時刻カウンタ、時刻表示手段および受信手段への電力の供給が停止される。すると、現時刻のカウント、時刻表示および時刻情報を受信する電力が節電される。
 電圧検出回路での電圧検出値が所定値を再び超えた際には、節電モードから通常モードへの移行が行われる。この際、受信手段により時刻情報が受信される。すると、この時刻情報に従って時刻表示手段に現時刻が表示される。
 このような構成によれば、電圧検出回路での電圧検出値が所定値未満である場合は、時刻表示および時刻情報の受信を行わないので、電力を節電することができる。
 また、電圧検出回路での電圧検出値が、再び所定値以上になった際には、受信回路で時刻情報を受信して現時刻カウンタの現時刻を修正する。よって、節電動作モードから通常動作モードへ復帰する際には、受信した時刻情報に基づく正確な現時刻を表示することができる。
 しかしながら、節電モードから通常モードに復帰する際に、受信手段で時刻情報の受信に成功しない場合があり得る。例えば、電波修正時計が建物内にあると、長波標準電波が建物の壁に遮蔽されて受信手段まで到達しない場合がある。電波修正時計の周囲に磁界発生源が存在する場合には、長波標準電波の信号波形が磁界ノイズにより変形されてしまい、正確な時刻情報を受信できないことがある。
 前記公報には、時刻情報の受信に成功しなかった場合についての記載はなく、この場合には節電モードから通常モードへの復帰が行われないという問題がある。あるいは、時刻情報の受信に成功するまで待ちつづけなければ、ユーザーは、現時刻を知ることができない。これは、大変な不便を生じる。
 節電機能は、発電装置を備える計時装置のみならず、一次電池によって駆動される計時装置にも必要とされる問題である。特に、時刻情報の受信に多量の電力を消費する電波修正時計においては、電池の寿命を長くすることが求められる。
 本発明の目的は、従来の問題を解消し、節電機能および時刻情報を含む電波の受信機能を有するとともに、現時刻を早く、正確に表示することができる計時装置および計時装置の制御方法を提供することにある。
 請求項1に記載の計時装置は、外部からのエネルギーにより発電する発電手段と、前記発電手段からの電力を蓄電する蓄電手段と、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを備えた計時装置において、前記発電手段の発電状態または前記蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出手段と、前記電力検出手段からの電力検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードおよび前記時刻表示手段を稼動状態に維持する通常モードを切り換える動作モード移行手段とを備え、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させることを特徴とする。
 このような構成において、発電手段で発電された電力は、蓄電手段に蓄電され、この電力により計時装置が駆動される。発電手段としては、例えば、回転錘を利用するもの、温度差発電するもの、太陽光発電を行うものなどが利用できる。
 また、蓄電手段は、外部充電によって蓄電されることも可能である。
 現時刻情報記憶手段は、所定のクロックパルスをカウントして現時刻を順次更新していく。
 動作モード移行手段は、例えば、回転錘が回転されるなどにより発電手段で発電された状態、または、蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧以上である状態を検出した際に出力される電力検出信号に基づいて、動作モードを時刻表示手段が稼動状態となる通常モードに設定する。通常モードでは、現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻が、時刻表示手段に表示される。
 また一方で、動作モード移行手段は、発電手段で発電されていない状態、または、蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧未満である状態を検出した際に出力される電力検出信号に基づいて、動作モードを時刻表示手段が停止状態となる節電モードに設定する。節電モードでは、時刻表示手段に現時刻が表示されない。例えば、時刻表示手段が指針式であれば、指針の運針を停止する。よって、時刻表示を行わない分電力が節電される。
 節電モードにある計時装置が再び発電状態になると、この発電状態、または、蓄電手段の蓄電電圧が所定値以上である状態を検出した際に出力される電力検出信号に基づいて節電モードから通常モードへ設定が切り換わり、時刻表示部に現時刻が表示される。時刻表示手段が指針式であれば、現時刻を表示させるように指針を早送り(または逆回転)させる。
 この際、動作モード移行手段は、現時刻情報記憶部でカウントされる時刻情報および受信手段で受信される時刻情報を適切に用いて、時刻表示手段に現時刻を表示させる。
 受信手段は、外部から送信される時刻情報を含んだ電波を受信して、この時刻情報に基づいて現時刻情報記憶部の現時刻が修正され、修正された現時刻が時刻表示部に表示される。
 本発明によれば、節電モードから通常モードへ移行する際に、早く、確実に時刻表示部に現時刻を表示させることができる。
 請求項2に記載の計時装置は、電源と、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを備えた計時装置において、当該計時装置の携帯状態を検出して携帯検出信号を出力する携帯状態検出手段と、前記携帯状態検出手段からの携帯検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードおよび前記時刻表示手段を稼動状態に維持する通常モードを切り換える動作モード移行手段とを備え、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させることを特徴とする。
 ここで、電源としては、一次電池、二次電池のみならず、回転錘により発電する発電装置や太陽光発電装置などを含めて利用することができる。この二次電池は、発電や外部充電によって充電される。携帯検出手段としては、例えば、加速度計などを備えたものが利用できる。
 このような構成によれば、ユーザーが計時装置を使用する場合には、携帯検出手段でこの計時装置が使用されていることが検出される。計時装置が使用されているときは、携帯検出手段からの携帯検出信号に基づいて、動作モード移行手段は、時刻表示手段が稼動状態となる通常モードに設定を行う。すると、現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻が、時刻表示手段に表示される。
 一方、ユーザーが計時装置を使用しない場合には、携帯検出手段からの携帯検出信号に基づいて、動作モード移行手段は、時刻表示手段が停止状態となる節電モードに設定を行う。すると、時刻表示手段に現時刻が表示されない。よって、時刻表示を行う電力を節電することができる。
 節電モードにある計時装置をユーザーが再び使用すると、携帯検出手段で計時装置が使用されていることが検出される。すると、携帯検出手段からの携帯検出信号に基づいて動作モード移行手段により節電モードから通常モードへの移行が行われ、時刻表示部に現時刻が表示される。
 この際、動作モード移行手段は、現時刻情報記憶部でカウントされる時刻情報および受信手段で受信される時刻情報を適切に用いて、時刻表示手段に現時刻を表示させる。
 受信手段は、外部から送信される時刻情報を含んだ電波を受信して、この時刻情報に基づいて現時刻情報記憶部の現時刻が修正され、修正された現時刻が時刻表示部に表示される。
 本発明によれば、節電モードから通常モードへ移行する際に、早く、確実に時刻表示部に現時刻を表示させることができる。
 請求項3に記載の計時装置は、請求項1または2に記載の計時装置において、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記受信手段で時刻情報の受信を行い、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功した場合には、前記時刻情報に基づいて修正された前記現時刻情報記憶手段の現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功しなかった場合には、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、動作モード移行手段は、節電モードから通常モードへ移行する際に、受信手段に時刻情報を受信させる。受信手段で時刻情報の受信に成功した場合には、この時刻情報に基づいて現時刻情報記憶手段の現時刻が修正される。修正された現時刻情報記憶手段の現時刻が時刻表示手段に表示される。すると、受信した時刻情報に基づく正確な現時刻を表示することができる。
 一方、受信手段で時刻情報の受信に成功しなかった場合には、時刻情報の受信を停止する。続いて、現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻(時刻情報)を時刻表示手段に表示させる。すると、受信に成功するまでの無駄な待ち時間を省き、早く現時刻を表示させることができる。
 ここで、「前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる」における「基づいて」とは、受信手段で時刻情報の受信に成功しなかった場合に、現時刻情報記憶手段の時刻情報を時刻表示手段に表示させることも含む。すなわち、前記「基づいて」とは、時刻情報を含む電波の受信を試みた場合に、受信した時刻情報および現時刻情報記憶手段の時刻情報の両者についていずれを利用するのが最適かの判断に基づいて、受信した時刻情報および現時刻情報記憶手段の時刻情報のいずれか一方を時刻表示手段に表示させることを含む。
 本発明によれば、周囲の電波状況によって受信手段で時刻情報を受信できない場合であっても、無駄に受信を繰り返すことなく、現時刻情報記憶手段の現時刻を用いて、早く現時刻を表示することができる。すなわち、節電モードから通常モードに復帰する際に、ユーザーに過度の待ち時間を強いることなく、素早く現時刻を知らせることができる。
 現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻であっても、例えば水晶時計であれば、計時精度は月差数10秒程度であるので、時刻情報としては大きな支障を生じることはない。さらに、現時刻情報記憶手段の現時刻を表示した後、受信手段で時刻情報の受信を行えばよい。受信手段で時刻情報の受信に成功した場合に、受信した時刻情報に基づいて時刻修正を行えば、電波修正時計としての正確性も発揮することができる。
 請求項4に記載の計時装置は、請求項1または2に記載の計時装置において、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、続いて、前記時刻表示手段に表示された現時刻を、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて修正することを特徴とする。
 このような構成によれば、動作モード移行手段は、節電モードから通常モードへ移行する際に、まず、現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻(時刻情報)を時刻表示手段に表示させる。続いて、受信手段に時刻情報を受信させる。受信手段で時刻情報の受信に成功した場合には、この時刻情報に基づいて現時刻情報記憶手段の現時刻が修正される。修正された現時刻情報記憶手段の現時刻が時刻表示手段に表示される。
 本発明によれば、節電モードから通常モードに移行する際に、まず、現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻を表示するので、速やかに、現時刻を時刻表示手段に表示することができる。すなわち、節電モードから通常モードに復帰する際に、ユーザーに数分に渡るような過度の待ち時間を強いることなく、素早く現時刻を知らせることができる。現時刻情報記憶手段でカウントされる現時刻であっても、その計時精度は月差数10秒程度であるので、時刻情報としては大きな支障を生じることはない。
 現時刻情報記憶手段の現時刻を表示した後、続いて、受信手段で時刻情報の受信を行う。受信手段で時刻情報の受信に成功した場合には、受信した時刻情報に基づいて時刻修正を行う。よって、電波時計としての正確性も発揮することができる。
 請求項5に記載の計時装置は、請求項1または2に記載の計時装置において、前記現時刻情報記憶手段は、現時刻のうち秒時刻をカウントする秒時刻カウンタおよび現時刻のうち時分時刻をカウントする時分時刻カウンタを備え、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記時分時刻カウンタでカウントされた時分時刻を前記時刻表示手段に表示させるとともに、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて前記秒時刻カウンタの秒時刻を修正して、この修正された秒時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、動作モード移行手段は、節電モードから通常モードへ移行する際に、まず、時分に関しては、時分時刻カウンタでカウントされる時分時刻を時刻表示手段に表示させる。同時に受信手段で時刻情報を受信して、秒に関して秒時刻カウンタでカウントされる秒時刻を修正する。その後、この修正された秒時刻を時刻表示手段で表示させる。
 本発明によれば、節電モードから通常モードに移行する際に、まず、時刻情報として重要な時分に関しては、速やかに、時刻表示手段に表示することができる。よって、時分に関する情報についてはユーザーに待ち時間を強いることがない。時分時刻カウンタでカウントされる時刻であっても、水晶時計であれば計時精度は月差数10秒程度であるので、時分時刻に関しては正確である可能性が高い。
 秒に関しては、受信手段で受信した時刻情報に基づいて修正を行うので、電波修正時計としての正確性を発揮することができる。
 請求項6に記載の計時装置の制御方法は、外部からのエネルギーにより発電する発電工程と、前記発電工程からの電力を蓄電する蓄電工程と、現時刻をカウントする現時刻情報記憶工程と、時刻情報を含む電波を受信する受信工程と、現時刻を表示する時刻表示工程とを備えた計時装置の制御方法において、前記発電工程の発電状態または前記蓄電工程の蓄電電圧が所定電圧以上である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出工程と、前記電力検出工程からの電力検出信号に基づいて、前記時刻表示工程を停止状態に維持する節電モードおよび前記時刻表示手段を稼動状態に維持する通常モードを切り換える動作モード移行工程とを備え、前記動作モード移行工程において、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶工程でカウントされた時刻情報および前記受信工程により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示工程で現時刻を表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、節電モードから通常モードへ移行する際に、早く、確実に時刻表示部に現時刻を表示させることができる。
 請求項7に記載の計時装置の制御方法は、電源を有し、現時刻をカウントする現時刻情報記憶工程と、時刻情報を含む電波を受信する受信工程と、現時刻を表示する時刻表示工程とを備えた計時装置の制御方法において、当該計時装置の携帯状態を検出して携帯検出信号を出力する携帯状態検出工程と、前記携帯状態検出工程による携帯検出信号に基づいて、前記時刻表示工程を停止状態に維持する節電モードおよび前記時刻表示工程を稼動状態に維持する通常モードを切り換える動作モード移行工程とを備え、前記動作モード移行工程において、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶工程でカウントされた時刻情報および前記受信工程により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示工程に現時刻を表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、節電モードから通常モードへ移行する際に、早く、確実に時刻表示部に現時刻を表示させることができる。
 請求項8に記載の計時装置の制御方法は、請求項6または7に記載の計時装置の制御方法において、前記動作モード移行工程は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記受信工程を実行させ、前記受信工程で前記時刻情報の受信が成功した場合には、前記時刻情報に基づいて修正された前記現時刻情報記憶工程の現時刻を前記時刻表示工程で表示させ、前記受信工程で前記時刻情報の受信が成功しなかった場合には、前記現時刻情報記憶工程でカウントされた現時刻を前記時刻表示工程で表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、請求項3に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、周囲の電波状況によって受信工程で時刻情報を受信できない場合であっても、無駄に受信を繰り返すことなく、現時刻情報記憶工程の現時刻を用いて、早く現時刻を表示することができる。よって、節電モードから通常モードに復帰する際に、ユーザーに過度の待ち時間を強いることなく、素早く現時刻を知らせることができる。
 請求項9に記載の計時装置の制御方法は、請求項6または7に記載の計時装置の制御方法において、前記動作モード移行工程は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記現時刻情報記憶工程でカウントされた現時刻を前記時刻表示工程で表示させ、続いて、前記時刻表示工程で表示された現時刻を、前記受信工程で受信した時刻情報に基づいて修正することを特徴とする。
 このような構成によれば、請求項4に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、節電モードから通常モードに移行する際に、まず、現時刻情報記憶工程でカウントされる現時刻を表示するので、速やかに、現時刻を時刻表示工程で表示することができる。よって、節電モードから通常モードに復帰する際に、ユーザーに過度の待ち時間を強いることなく、素早く現時刻を知らせることができる。
 請求項10に記載の計時装置の制御方法は、請求項6または7に記載の計時装置の制御方法において、前記現時刻情報記憶工程は、現時刻のうち秒時刻をカウントする秒時刻カウント工程および現時刻のうち時分時刻をカウントする時分時刻カウント工程を備え、前記動作モード移行工程は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記時分時刻カウント工程でカウントされた時分時刻を前記時刻表示工程で表示させるとともに、前記受信工程で受信された時刻情報に基づいて前記秒時刻カウント工程の秒時刻を修正して、この修正された秒時刻を前記時刻表示工程で表示させることを特徴とする。
 このような構成によれば、請求項5に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、節電モードから通常モードに移行する際に、まず、時刻情報として重要な時分に関しては、速やかに、時刻表示手段に表示することができる。秒に関しては、受信手段で受信した時刻情報に基づいて修正を行うので、電波修正時計としての正確性を発揮することができる。
 以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
 (第1実施形態)
 図1に、本発明の計時装置にかかる第1実施形態として、腕時計型の電波修正時計を示す。
 この電波修正時計1は、発電手段としての発電装置2と、この発電装置2で発電された電力を蓄電する蓄電部3と、時刻情報を含んだ電波を受信する受信手段としての受信部4と、装置全体の駆動を制御する制御部8と、時刻を表示する時刻表示手段としての指針を運針する運針部6と、制御部8からの駆動制御信号を受けて運針部6を駆動する駆動回路部7とを備えて構成されている。これらは、図示しない本体ケースに収納されている。本体ケースには、この電波修正時計1をユーザーの手首に装着するためのベルト(不図示)が連結されている。
 発電装置2は、略半円形の板状で回転中心が回転可能に支持された回転錘21と、この回転錘21の回転による機械的エネルギーを伝達する伝達ギア22と、伝達ギア22によって伝達された動力によって発電する発電機23とを備える。この発電機は、伝達ギアにより伝達された動力で回転される発電用ロータ24と、発電用ステータ25および発電用コイル26とを備えた一般的な発電機である。
 蓄電部3は、蓄電手段としての高容量二次電源31と、二次電源31の過充電を防止するリミッタ回路32(図3参照)と、発電装置2からの電流を整流する整流回路33と、二次電源31からの出力電圧を昇降するための昇降圧回路34とを備えて構成されている。
 受信部4は、外部から送信される時刻情報を含んだ電波を受けるアンテナ41と、アンテナ41で受けた電波を処理する受信回路42とを備えて構成されている。
 時刻情報を含んだ電波としては、長波標準電波(JJY)などが利用できる。この長波標準電波のタイムコードフォーマットには、項目として現在時刻の分、時、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦下2桁)、曜日およびうるう秒が含まれている。毎分0秒の時刻情報が一分間隔で送信される。各項目の値は、各秒毎に割り当てられた数値の組み合わせによって構成される。ちなみに、長波標準電波はセシウム原子時計を基準としているため、この長波標準電波を受信して時刻を修正する電波修正時計は、誤差が10万年に1秒という非常に高い精度を得ることができる。
 受信回路42は、図2に示されるように、アンテナ41によって受信された長波標準電波信号を増幅する増幅回路43と、増幅された長波標準電波から所望の周波数成分のみを抜き出すバンドパスフィルタ44と、長波標準電波信号を平滑化し復調する復調回路45と、増幅回路43のゲインコントロールを行ない長波標準電波信号の受信レベルが一定になるように制御するAGC(Automatic Gain Control)回路46と、復調された長波標準電波をデコードして出力するデコード回路47とを備えて構成されている。
 受信回路42は、予め設定されたスケジュールや、節電モードから通常モードへの移行によって時刻情報の受信を開始するが、この点については後述する。
 時刻表示手段5は、現時刻の秒を示す秒針51と、分を示す分針52と、時を示す時針53とを備え、図示しない文字盤の目盛りを指針(秒針、分針、時針)で指し示すことにより現時刻を表示する。
 運針部6は、秒針51を駆動する秒モータ61と、時針53および分針52を駆動する時分モータ62とを備えて構成されている。
 秒モータ61および時分モータ62は、ステッピングモータであり、制御部8からの制御制御信号a、bを受けて駆動回路部7から出力されるパルス信号c、dにより駆動制御される。
 秒モータ61の駆動力は、歯車列63を介して秒針51に伝達される。時分モータ62の駆動力は歯車列64を介して分針52、時針53に伝達される。
 駆動回路部7は、秒モータ61を駆動する秒駆動回路71と、時分モータ62を駆動する時分駆動回路72とを備えて構成されている。秒駆動回路71および時分駆動回路72は、制御部8からの駆動制御信号a、bを受けて、秒モータ61を駆動する秒駆動パルスcおよび時分モータ62を駆動する時分駆動パルスdをそれぞれ出力する。
 制御部8は、図3に示されるように、中央制御部81と、カウンタ部91とを備えて構成されている。
 中央制御部81は、発電装置2での発電状態または二次電源31の蓄電電圧を検出する電力検出部83と、受信回路42の受信動作を制御する受信制御部86と、動作モードを設定して装置全体の駆動を制御する駆動制御部87とを備えて構成されている。中央制御部81には、クロックパルスを生成するパルス合成回路82からパルス信号が入力される。
 パルス合成回路82は、水晶振動子821からなる基準発振源を有する発振回路を備え、発振回路から出力される基準パルスを分周してクロックパルスを始めとする種々のパルスを生成する。
 電力検出部83は、発電装置2が発電状態であるか否かを検出する発電検出回路84と、二次電源31の電圧を検出する電圧検出回路85とを備えて構成されている。
 発電検出回路84を図4に示す。発電検出回路84は、Pチャネルトランジスタ841、842と、コンデンサ843と、抵抗844と、インバータ845、846と、プルアップ抵抗847、848とを備えて構成されている。
 Pチャネルトランジスタ841,842のゲート端子には、発電装置2の両端の端子電圧が印加され、各ソース端子には、それぞれ高電位側電圧Vddが印加される。また、コンデンサ843は、Pチャネルトランジスタ841、842のドレイン端子が電流引き込み側の端子に接続されている。コンデンサ843の他方の端子には低電位側電圧Vssが印加される。
 抵抗844は数十Mから数Gオームの高抵抗値を有する。抵抗844は、コンデンサ843に並列に接続されておりコンデンサ843の電荷を放電する。インバータ845は、Pチャネルトランジスタ841、842のドレイン端子が入力に接続されている。また、インバータ846は、インバータ845に直列に接続されており、インバータ846の出力信号が発電検出信号となる。ここで、低電位側電圧Vssは、高電位側電圧Vdd(=GND)を基準としたときの負電圧であり、高電位側電圧Vddからの電位差を示している。以上の構成において、発電装置2に起電圧が発生すると、Pチャネルトランジスタ841,842が交互に“ON”状態になり、コンデンサ843の端子間に電圧が発生する。これにより、インバータ845への入力が“H”レベルになる。したがって、インバータ846から発電検出信号eが駆動制御部87へ出力される。
 発電装置2に起電圧が発生していない場合には、Pチャネルトランジスタ841,842が“OFF”状態のままとなる。これにより、コンデンサ843の電荷が抵抗844によって放電されるためコンデンサ843の端子間電圧が減少し、インバータ845への入力が“L”レベルになる。したがって、インバータ846から発電検出信号が出力されない。ここで、発電検出回路84には、プルアップ抵抗847,848が備えられているため、発電装置2に起電圧が発生していない場合には、残留磁界等による影響を受けることなく確実にPチャネルトランジスタ841,842を“OFF”状態にすることができる。したがって、発電検出回路84は、電流消費をゼロに抑えることが可能であり、二次電源31の消費エネルギーを低減することができる。
 電圧検出回路85は、二次電源31から供給される電圧を検出する。電圧検出回路85には、2つの閾値が設けられている。第1の閾値は、節電モードから通常モードへ移行するのに十分な電圧(所定電圧)を検出する閾値(通常電圧値)である。電圧検出回路85で通常電圧値以上の電圧が検出された場合は、電圧検出回路85から駆動制御部87へ電圧検出信号fが出力される。
 第2の閾値は、二次電源31の過充電を検出する閾値(リミット電圧値)である。電圧検出回路85で、リミット電圧値以上の電圧が検出された場合は、電圧検出回路85からリミッタ回路32にリミット信号gが出力され、発電装置2から二次電源31への充電が遮断される。
 発電検出回路84からの発電検出信号eと、電圧検出回路85からの電圧検出信号fとを合わせて電力検出信号と称する。
 受信制御部86は、受信回路42の受信動作を制御するものである。受信制御部86は、通常は、予め設定された時刻、例えば、毎日AM10時とPM10時に受信回路42に対して受信開始の信号hを出力する。この信号hを受けて受信回路42は長波標準電波の受信を開始する。受信回路42では、一回の受信動作において長波標準電波の受信を数フレーム(例えば5フレーム)繰り返す。連続して受信された時刻情報iは、受信制御部86で一時記憶される。受信制御部86は、この記憶された時刻情報を相対比較して、時刻情報の受信の成否を判断する。例えば、連続して受信して受信した時刻情報が一分間隔の時刻情報であるか否かを判断する。時刻情報の受信に成功したと判断した場合は、駆動制御部87に受信成功の信号jを出力するとともに、受信した時刻情報kをカウンタ部91に出力する。
 駆動制御部87は、非発電時間計測回路871と、通常モード処理部872と、節電モード処理部873と、動作モード移行部874とを備えて構成されている。
 非発電時間計測回路871は、発電装置2が発電しない連続時間を計測する。非発電時間計測回路871は、発電検出回路84から発電検出信号eがLレベルになった時点から計測をスタートする。非発電時間が予め設定された時間に達した場合、通常モードから節電モードへの移行が行われるが、詳しくは後述する。
 通常モード処理部872は、発電装置2で発電され、かつ、二次電源31の蓄電電圧が通常電圧値以上であるときに稼動される。通常モード処理部872が稼動されている間は、時刻表示手段5で時刻表示を行う通常モードが行われるが、通常モードでの動作については後述する。
 節電モード処理部873が稼動している間は、この電波修正時計1は節電モードの動作を行う。すなわち、駆動制御部87は、駆動回路部7への駆動制御信号a、bを停止して、時刻表示手段5での時刻表示を停止させる。
 動作モード移行部874は、電力検出部83からの電力検出信号e、fを受けて節電モードと通常モードとを切り換える動作モード移行手段を構成している。すなわち、動作モード移行部874は、通常モードから節電モードへの移行、および、節電モードから通常モードへの移行を行う際の動作(動作モード移行工程)を制御するものであるが、詳しくは後述する。
 カウンタ部91は、時間のうち秒をカウントする秒カウンタ回路部92と、時分をカウントする時分カウンタ回路部93とを備えて構成されている。
 秒カウンタ回路部92は、秒位置カウンタ921と、秒時刻カウンタ922と、秒一致検出回路923とを備えて構成されている。
 秒位置カウンタ921および秒時刻カウンタ922はともに60秒でループするカウンタである。秒位置カウンタ921は、駆動制御部87から秒駆動回路71に供給される駆動制御信号(秒駆動制御信号a)をカウントしている。つまり、秒針51を駆動させる駆動制御信号をカウントすることによって、秒針51が示している秒時刻をカウントしている。
 秒時刻カウンタ922は、パルス合成回路82で分周され駆動制御部87を介して出力される1Hzのパルス(クロックパルス)をカウントする。つまり、秒時刻カウンタ922は、現時刻のうち秒時刻をカウントしている。また、秒時刻カウンタ922は、受信回路42で時刻情報が受信されると、この時刻情報に従って秒時刻のカウント値を修正する。
 秒一致検出回路923は、秒位置カウンタ921と秒時刻カウンタ922とのカウント値の一致を検出し、検出結果に応じて駆動制御部87に信号mを出力する。
 時分カウンタ回路部93は、時分位置カウンタ931と、時分時刻カウンタ932と、時分一致検出回路933とを備えて構成されている。
 時分位置カウンタ931および時分時刻カウンタ932はともに24時間でループするカウンタである。時分位置カウンタ931は、駆動制御部87から時分駆動回路72に供給される駆動制御信号(時分駆動制御信号b)をカウントしている。つまり、時針53、分針52を駆動させる駆動制御信号をカウントすることによって、時針53、分針52が示している時分時刻をカウントしている。
 時分時刻カウンタ932は、パルス合成回路82で分周され駆動制御部87を介して出力される1Hzのパルス(クロックパルス)をカウントする(正確には1Hzを60回計数したところで1カウントとする)。つまり、時分時刻カウンタ932は、現時刻のうち時分時刻をカウントしている。また、時分時刻カウンタ932は、受信回路42で時刻情報が受信されると、この時刻情報に従って時分時刻のカウント値を修正する。
 時分一致検出回路933は、時分位置カウンタ931と時分時刻カウンタ932とのカウント値の一致を検出し、検出結果に応じて駆動制御部87に信号nを出力する。
 秒時刻カウンタ922と時分時刻カウンタ932とから現時刻情報記憶手段としての時刻カウンタが構成され、現時刻情報記憶工程が行われる。
 秒位置カウンタ921と時分位置カウンタ931とから針位置カウンタが構成されている。
 このような構成からなる第1実施形態の動作について図5、図6を参照して説明する。
 図5において、通常モードの動作が行われている場合、発電装置2により発電が行われているかどうかが発電検出回路84で検出される(ST1)。ST2において、発電装置2での発電が検出された場合、通常モードの処理が継続される(ST8)。
 ここで、通常モードでの動作について説明する。
 ユーザーは、この電波修正時計1を使用する場合には、本体ケースに連結されたベルトを手首に巻き付けて使用する。電波修正時計1がユーザーの腕に装着されて揺り動かされると、回転錘21が回転する。すると、回転錘21の回転により発電用ロータ24が回転され、発電用ステータ25により伝達される磁界変動により発電用コイル26で発電される。すなわち、発電装置2によって発電工程が行われる。
 発電装置2で発電された電力は、リミッタ回路32や整流回路33を通って二次電源31に蓄電される(蓄電工程)。発電装置2で発電された電力は、発電検出回路84で検出(電力検出工程)され、発電検出回路84から発電検出信号eが駆動制御部87に出力される。二次電源31に蓄電された電力は、装置全体を駆動するとともに、電圧検出回路85で検出(電力検出工程)される。電圧検出回路85で通常電圧値以上の電圧が検出されると、駆動制御部87に電圧検出信号fが出力される。駆動制御部87が発電検出信号eおよび電圧検出信号fを受けているときには、通常モード処理部872が稼動されている。
 また、電圧検出回路85でリミット電圧値以上の電圧値が検出された場合には、電圧検出回路85からリミッタ回路32に信号gが出力される。すると、リミッタ回路32が発電装置2と二次電源31との接続を遮断し、二次電源31の過充電が防止される。
 通常モード処理部872が稼動されて、通常モードに設定されている場合には、時刻表示手段5で現時刻の表示が行われる(時刻表示工程)。すなわち、駆動制御部87は、カウンタ部91の秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932でカウントされる現時刻を時刻表示手段5(指針51、分針52、時針53)に表示させるように駆動回路部7に駆動制御信号a、bを出力する。具体的には、秒駆動回路71を駆動する秒駆動制御信号aと、時分駆動回路72を駆動する時分駆動制御信号bを出力する。このとき、秒一致検出回路923では、秒位置カウンタ921と秒時刻カウンタ922との一致が検出され、時分一致検出回路933では時分位置カウンタ931と時分時刻カウンタ932との一致が検出される。
 受信制御部96は、予め設定された受信時刻になると受信回路42に時刻情報の受信を開始させる信号hを出力する。受信回路42での時刻情報の受信が正常に行われた場合には、時刻情報kは、時刻カウンタ(秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932)に出力され、時刻カウンタの現時刻が修正される。この修正された現時刻が時刻表示手段5で表示されるように駆動制御部87から駆動制御信号a、bが出力される。
 ST2において、発電が行われていないと判断された場合(発電あり?:NO)は、非発電時間計測回路871で非発電時間の計測が行われる(ST3)。ST4において、非発電時間が予め設定された時間継続したと判断された場合(設定時間発電なし:YES)は、この結果に基づいて動作モード移行部874が通常モードから節電モードへの移行を行う(動作モード移行工程)。すなわち、ユーザーがこの電波修正時計1を腕から外して使用しなくなったと判断される。このとき、秒位置カウンタ921および時分位置カウンタ931がそれぞれ現在の秒針51および時針53、分針52の位置を記憶する(ST5)。その後、駆動制御部87からの駆動制御信号a、bが停止され、時刻表示手段5での時刻表示が停止される(ST6)。通常モード処理部872の稼動が停止され、節電モード処理部873が稼動される。すると、節電モードに移行される(ST7)。
 ST4において、非発電時間が設定された時間継続しなかった場合には、電波修正時計1が使用されていると判断され、通常モードが継続される(ST8)
 次に、節電モードが行われている場合について説明する。
 節電モードでは、駆動制御部87からの駆動制御信号a、bが停止され、時刻表示手段5での時刻表示は行われない。一方、秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932では、パルス合成回路82からのクロックパルスpをカウントすることにより、現時刻をカウントしている。このとき、秒一致検出回路923および時分一致検出回路933での検出値が一致しないが、秒一致検出回路923および時分一致検出回路933はこの不一致を許容する。
 節電モード実行中は、受信回路42での時刻情報の受信を停止する。設定された受信時刻に到達した場合であっても、受信制御部86は受信回路42に受信開始を指令しない。すなわち、節電モードが実行されている間は、時刻情報の受信を行わない。
 図6において、節電モード中に発電装置2で発電が行われているかどうかが発電検出回路84によって検出される(ST11)。ST12において、発電が行われていると判断された場合(発電あり:YES)には、続いて、電圧検出回路85によって蓄電電圧が検出される(ST13)。ST14において、蓄電電圧VSSが通常電圧値VL以上であると判断された場合(YES)には、動作モード移行部874で、節電モードから通常モードへの移行が行われる。すなわち、ユーザーが電波修正時計1を腕に装着して使用していると判断される。このとき、まず、受信回路42で時刻情報の受信が行われる(ST15)。受信回路42で受信された時刻情報iは受信制御部86に出力されて、受信の成否が判断される(ST16)。受信制御部86で受信に成功したと判断された場合、受信制御部86から駆動制御部87に受信に成功したことが連絡jされるとともに、秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932のカウント値が修正される(ST17)。続いて、秒位置カウンタ921および時分位置カウンタ931で記憶されていた針位置が読み出される(ST18)。秒一致検出回路923および時分一致検出回路933からの信号に基づいて、駆動制御部87から駆動制御信号a、bが出力され、時刻表示手段5に現時刻が表示されるように指針(秒針51、分針52、時針53)が早送り(または逆回転)される(ST19)。針位置カウンタと時刻カウンタとのカウント値が一致したところで(ST20)、時刻表示手段5に現時刻が表示される(ST21)。以後、通常モード処理部872が稼動され、通常モードの動作が行われる(ST22)。
 ST16において、時刻情報の受信に成功していないと判断された場合、時刻情報の受信を停止して、受信制御部86から駆動制御部87に受信の不成功が連絡jされる。すると、ST25において、時刻カウンタでカウントされている時刻情報が読み出される。以後、時刻カウンタの現時刻を時刻表示手段5に表示させるように、針位置カウンタと時刻カウンタのカウント値を一致させるまで駆動制御部87から駆動制御信号a、bが出力され、指針(秒針51、分針52、時針53)が早送り(または逆回転)される。針位置カウンタと時刻カウンタとのカウント値が一致したところで時刻表示手段5に現時刻が表示される。
 ST12において、発電装置からの発電が検出されない場合には、引き続き節電モードが継続される(ST23)
 ST14において、二次電源31の蓄電電圧VSSが通常電圧値以下であった場合には、時刻表示手段5の指針を変則的に運針させる(ST24)。ここで、指針の変則運針とは、例えば、秒針51の運針間隔を変えることで通常の時刻表示とは異なった運針をさせることを意味する。
 以上、このような構成からなる第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)節電モードから通常モードへ移行する場合に、まず、受信回路42で時刻情報を受信する。受信に成功した場合には、この受信した時刻情報に従って時刻表示を行うので、通常モードに復帰する際に正確な現時刻を表示することができる。
(2)節電モードから通常モードに移行する際に、時刻情報の受信に成功しない場合でも、時刻カウンタでカウントされる時刻を表示する。よって、時刻情報の受信に成功しなくても、現時刻を表示することができる。このとき、時刻情報の受信に成功するまで受信を繰り返すことがないので、早く現時刻を表示することができる。その結果、ユーザーに無駄な待ち時間を強いることがなく、利便性が向上される。
(3)節電によって十分な電力を維持することにより、時刻カウンタでカウントされる時刻であっても、月差数十秒程度の精度を維持できる。よって、時刻カウンタの時刻を表示する場合でも大きな支障を生じることがない。
(4)電圧検出回路85が設けられ、二次電源31の蓄電電圧が通常電圧値以上でないときは、節電モードから通常モードに移行しない。すなわち、通常電圧値以上でないと受信回路42で時刻情報の受信を行わない。よって、受信回路42で時刻情報を受信する際に、電力不足による誤受信を起こすことがない。その結果、時刻情報を正確に受信する可能性を高め、より正確な時刻表示を行うことができる。
(5)発電検出回路84が設けられ、発電装置2で発電が行われていない場合には、時刻表示を行わない節電モードとする。よって、電力の消費を削減することができる。電力消費を削減し、発電された電力を有効に利用することができるので、二次電源31のサイズを小さくすることができる。よって、この電波修正時計1自体を小型化することができる。
(6)電圧検出回路85が設けられ、二次電池31の蓄電電圧が通常電圧値未満である場合には、秒針51を変則運針させる。すると、この秒針51の変則運針により、ユーザーは、電圧不足ではあるが節電モードから通常モードへの移行が始まったことを認識できる。ユーザーが電波修正時計1を使用する際に、電圧が上がるまでの待ち時間の間何らの動きも示されなければ、故障したのではないかという不安もよぎる。しかし変則運針を行うことにより、しばらく待って電圧が上がれば通常モードに移行することを示すことができる。
 (第2実施形態)
 次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と基本的構成は同様であるが、第2実施形態が特徴とするところは、節電モードから通常モードへ移行する際の動作にある。
 図7に、第2実施形態において、節電モードから通常モードに復帰する場合のフローチャートを示す。
 節電モードの状態から再びユーザーが電波修正時計1を腕に装着して使用した場合に、発電装置2で発電が行われているかを検出して(ST31)、さらに、二次電源31の蓄電電圧VSSが通常電圧値VLL以上であるかどうか判断する(ST34)ところまでは、第1実施形態と同様である。
 ST34において、蓄電電圧VSSが通常電圧値VL以上であると判断された場合(YES)には、動作モード移行部874で、節電モードから通常モードへの移行が行われる。
 このとき、まず、時刻カウンタ(秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932)のカウンタ値を読み出し(ST35)と、針位置カウンタ(秒位置カウンタ921および時分位置カウンタ931)のカウント値の読み出し(ST36)が行われる。続いて、時刻カウンタのカウンタ値と針位置カウンタのカウンタ値が一致するように、駆動制御部87から駆動制御信号a、bが出力されることにより、指針が早送り(または逆回転)されて時刻表示が復帰される(ST37)。針位置カウンタと時刻カウンタのカウンタ値が一致(ST38)したところで時刻表示手段5での時刻表示が復帰される(ST39)。
 次に、受信回路42で時刻情報の受信が行われる(ST40)。受信回路42で受信された時刻情報iは受信制御部86に出力されて、受信の成否が判断される(ST41)。受信制御部86で受信に成功したと判断された場合、受信制御部86から駆動制御部87に受信に成功したことが連絡jされるとともに、秒時刻カウンタ922および時分時刻カウンタ932のカウント値が修正される(ST42)。秒一致検出回路923および時分一致検出回路933からの信号m、nに基づいて、駆動制御部87から駆動制御信号a、bが出力され、時刻表示手段5に現時刻が表示される(ST43)。針位置カウンタと時刻カウンタのカウンタ値が一致した(ST44)ところで、時刻表示手段5の時刻表示が修正され、以後、通常モードへ移行される(ST45)。
 ST41において、時刻情報の受信に成功しなかった場合は、時刻修正を行うことなく、通常モードへ移行される(ST45)。
 ST32において、発電が検出さない場合には、節電モードが継続される(ST46)。
 ST34において、蓄電電圧Vssが通常電圧値VL未満である場合には、秒針51の変則運針が行われる(ST47)
 このような構成からなる第2実施形態によれば、第1実施形態の効果(3)(4)(5)(6)に加えて、次の効果を奏することができる。
(7)節電モードから通常モードへ移行する場合に、まず、時刻カウンタでカウントされる現時刻に従って時刻表示手段に現時刻を表示する。よって、速やかに節電モードから時刻表示を復帰させることができる。その結果、時刻情報を受信するための待ち時間も必要なく、ユーザーが現時刻を知りたいときには、即座に現時刻を表示することができ、利便性が高い。
(8)節電モードから時刻表示を復帰した後に、受信回路42で時刻情報の受信を行う。時刻情報の受信に成功した場合には、この時刻情報に従って現時刻を修正するので、電波修正時計として正確な時刻を表示することができる。
 (第3実施形態)
 本発明の第3実施形態を図8に示す。この第3実施形態は、第1実施形態および第2実施形態と基本的構成は同様であるが、第3実施形態が特徴とするところは以下の点である。
 第3実施形態では、電源として太陽電池27が設けられている。また、第1実施形態および第2実施形態の発電検出回路84に換えて、携帯検出手段として携帯検出回路94が設けられている。携帯検出回路94としては、電波修正時計1をユーザーが腕に装着したときに発生する加速度を検出する加速度センサなどを利用することができる。
 このような構成において、ユーザーが電波修正時計1を腕に装着して使用している場合には、携帯検出回路94で電波修正時計1に発生される動きが検出される(携帯検出工程)。携帯が検出される場合には、携帯検出回路94から携帯検出信号qが制御部8に出力され、電波修正時計1が使用されているものとして、通常モードの動作を行う。携帯検出回路94で携帯が一定時間検出されない場合には、電波修正時計1が使用されていないものとして、時刻表示手段5での時刻表示を停止して節電モードの動作を行う。
 節電モードが設定されているときに、再びユーザーが電波修正時計1を使用して、携帯検出回路94で携帯が検出された場合には、節電モードから通常モードへの移行が行われる。この節電モードから通常モードへの移行の動作は、第1実施形態の如く行ってもよい。すなわち、まず、受信回路42で時刻情報を受信して、受信に成功した場合には、この時刻情報に従って時刻表示を行う。時刻情報の受信に成功しなかった場合には、時刻カウンタでカウントされる時刻に従って時刻表示を行う。
 また、節電モードから通常モードへ移行の動作は、第2実施形態の如く行ってもよい。すなわち、まず、時刻カウンタの時刻を時刻表示手段5に表示する。その後、受信回路42で時刻情報の受信を行い、この時刻情報に従って時刻表示を修正してもよい。
 このような第3実施形態によれば、第1実施形態および第2実施形態の効果(1)〜(8)に加えて、次の効果を奏することができる。
(9)携帯検出回路94が設けられているので、電波修正時計1が使用されている否かを電波修正時計1に発生する動きから判断することができる。すなわち、ユーザーが電波修正時計1を携帯しているときは、通常モードを行う。一方、ユーザーが電波修正時計1を使用しないときには、節電モードを行う。
 電源を太陽電池27とした場合に、太陽電池27の発電状態は必ずしも電波修正時計1の使用状態とは一致しない。例えば、暗い場所で電波修正時計1を使用する場合には、太陽電池27では発電が行われない。太陽電池27で発電されていないときに節電モードにすると、電波修正時計1が使用されているにもかかわらず、節電モードとなって時刻表示が行われないということになる。しかし、携帯検出回路94で携帯状態を検出するようにすれば、ユーザーが使用しているときには通常モードで時刻表示が行われ、ユーザーが使用しないときには節電モードとなり時刻表示が行われない。すなわち、ユーザーにとって自然なモード移行となる。
 (変形例1)
 第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態の変形例1として次のような形態でもよい。節電モードから通常モードへ移行する場合に、時分に関しては時分時刻カウンタ932のカウント値を時刻表示手段5に表示させつつ、同時に受信回路42で時刻情報の受信を行ってもよい。時刻情報の受信に成功した場合には、受信した時刻情報に基づいて修正された時刻カウンタの時刻を時刻表示手段5に表示する。時刻情報の受信に成功しなかった場合には、引き続き、秒について秒時刻カウンタ922のカウンタ値を時刻表示手段5に表示させる。
 このような構成によれば、節電モードから通常モードへ移行する場合に、時刻情報として重要な時分に関しては、速やかに時刻表示を行うことができる。よって、時刻表示を復帰させるまでの待ち時間を必要としないので、ユーザーにとって大変利便性が高い。
 さらに、時刻情報の受信に成功した場合は、この時刻情報に基づいて時刻修正を行うため、正確な時刻を表示することができる。
 このとき、時刻カウンタでカウントされる時刻の精度は、月差数十秒程度であるので、時分に関して、時分時刻カウンタ932のカウンタ値は正確である可能性が高い。すなわち、受信した時刻情報に従って時刻修正を行う場合でも、その時刻修正は秒に関する時刻修正にとどまる場合がおおい。よって、時分に関する時刻は時刻情報の受信を待つことなく時分時刻カウンタ932の時刻の表示を行えばよい。秒に関しては、時分時刻を表示復帰させる間に、時刻情報の受信を行えば、時間のロスが最も少ない動作モードの移行とすることができる。
 ここで、長波標準電波では、毎分0秒の時刻情報が送信されてくる。よって、秒に関する時刻修正は、0秒のポジションマーカーに同期させる修正を行うだけでよく、簡便である。
 尚、本発明の計時装置および計時装置の制御方法は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
 上記実施形態において、駆動回路部7は秒駆動回路71と時分駆動回路72で構成され、運針部6は秒針51を駆動する秒モータ61と分針52、時針53を駆動する時分モータ62とを備える2モータ構成であるが、駆動回路およびモータは一つでもよい。また、モータを一つにした場合には、カウンタ部6も一つでよい。
 または、秒針51、分針52、時針53についてそれぞれ駆動回路およびモータが設けられた3モータ構成でもよい。このような構成によれば、各指針を独立に運針することができる。その結果、節電モードから通常モードに復帰する際や時刻情報に従って時刻修正を行う際、時針53を運針するために分針52を一回転させる必要がなく、時刻修正を迅速に行うことができる。
 秒位置カウンタ921および時分位置カウンタ932は、駆動制御部87から出力される駆動制御信号をカウントすることによって、指針の位置をカウントしているが、指針の位置を検出する指針位置検出手段を設けて、この検出結果をもとに秒位置カウンタ921、時分位置カウンタ931にデータセットしてもよい。
 第1実施形態において、発電装置2は、回転錘の動きでロータを回転させて発電する発電装置に限らず、圧電素子を利用した発電装置や、時計を腕に装着した際の体温と外気温との温度差を利用した熱発電装置でもよい。
 第2実施形態において、節電モードから通常モードに移行する際に、時刻カウンタの現時刻を時刻表示手段に表示させた後、受信回路で時刻情報を受信するとしたが、時刻表示の復帰を行っている間に、同時並行して受信回路で時刻情報の受信を行ってもよい。同時並行処理すれば、その分だけ時間のロスが少ない動作モードの移行とすることができる。
 受信部4で受信するのは、長波標準電波に限られず、FMラジオ波、GPS(Global Positioning System)などでもよい。受信する電波の種類によってアンテナ41の構成を適宜変更することはもちろんである。
 上記実施形態では、時刻表示手段は、秒針51、分針52、時針53を備えたアナログ表示式であるが、LCDやLEDなどを用いたデジタル表示式でもよいことはもちろんである。デジタル表示式であれば、節電モードから通常モードへ移行する際に、時刻カウンタの時刻を表示させるだけでよいので、簡便であり、かつ、早い。アナログ式に比べると、指針を早送りして時刻表示を復帰させる必要がないので、動作モードの移行が早い。
 上記実施形態において、駆動制御部87の通常モード処理部872、節電モード処理部873、動作モード移行部874、非発電時間計測回路871、および受信制御部86をCPU、ROM/RAMなどで構成されたコンピュータで構成してもよい。このコンピュータに所定のプログラムを組み込んで図5、6、7に示す制御を行ってもよい。このようにすれば、設定値を容易に変更することができる。
 例えば、動作モード移行部874の設定を簡便に変更して、節電モードから通常モードに移行する際の動作を第1実施形態の如く行うか、第2実施形態の如く行うか選択することができる。このとき、受信回路42で時刻情報の受信を何回行うかを設定することも容易となる。第1実施形態において、受信回路42で時刻情報の受信に成功しなかった場合に、さらに一回または二回以上繰り返すように設定してもよい。
 上記コンピュータのプログラムは、インターネット等の通信手段や、CD−ROMやメモリーカード等の記録媒体を介してインストールしてもよい。また、アンテナ41を備えているので、無線によってプログラムを供給してインストールしてもよい。
 上記実施形態において、秒位置カウンタ611、秒時刻カウンタ612、秒一致検出回路613、時分位置カウンタ621、時分時刻カウンタ622、時分一致検出回路623を、CPU、ROM/RAMなどで構成されたコンピュータで構成し、このコンピュータに所定のプログラムを組み込んでもよい。
 変形例1において、電源は、太陽電池に換えて、一次電池でもよい。電波修正時計の携帯状態を検出して通常モードと節電モードとの移行を行えば、一次電池の消費電力を節電することができる。
 以下に本発明のその他の態様を示す。
 第1の態様は、外部からのエネルギーにより発電する発電手段と、前記発電手段からの電力を蓄電する蓄電手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを備える計時装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、前記発電手段の発電状態または前記蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出手段と、前記電力検出手段からの電力検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードと前記時刻表示手段を稼動状態である通常モードとを切り換え、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる動作モード移行手段として機能させることを特徴とする制御プログラムである。
 第2の態様は、電源と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを有する計時装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、当該計時装置の携帯状態を検出して携帯検出信号を出力する携帯状態検出手段と、前記携帯状態検出手段からの携帯検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードと前記時刻表示手段を稼動状態に維持する通常モードとを切り換え、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる動作モード移行手段として機能させることを特徴とする制御プログラムである。
 第3の態様は、第1または第2の態様に記載の制御プログラムにおいて、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記受信手段で時刻情報の受信を行い、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功した場合には、前記時刻情報に基づいて修正された前記現時刻情報記憶手段の現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功しなかった場合には、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする制御プログラムである。
 第4の態様は、第1または第2の態様に記載の制御プログラムにおいて、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、続いて、前記時刻表示手段に表示された現時刻を、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて修正することを特徴とする制御プログラムである。
 第5の態様は、第1または第2の態様に記載の制御プログラムにおいて、前記現時刻情報記憶手段は、現時刻のうち秒時刻をカウントする秒時刻カウンタおよび現時刻のうち時分時刻をカウントする時分時刻カウンタを備え、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記時分時刻カウンタでカウントされた時分時刻を前記時刻表示手段に表示させるとともに、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて前記秒時刻カウンタの秒時刻を修正して、この修正された秒時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする制御プログラムである。
 第6の態様は、外部からのエネルギーにより発電する発電手段と、前記発電手段からの電力を蓄電する蓄電手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを備える計時装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、前記発電手段の発電状態または前記蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出手段と、前記電力検出手段からの電力検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードと前記時刻表示手段を稼動状態である通常モードとを切り換え、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる動作モード移行手段として機能させることを特徴とする制御プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体である。
 第7の態様は、電源と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを有する計時装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、当該計時装置の携帯状態を検出して携帯検出信号を出力する携帯状態検出手段と、前記携帯状態検出手段からの携帯検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードと前記時刻表示手段を稼動状態に維持する通常モードとを切り換え、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる動作モード移行手段として機能させることを特徴とする制御プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体である。
 第8の態様は、第6または第7の態様に記載の記録媒体において、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記受信手段で時刻情報の受信を行い、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功した場合には、前記時刻情報に基づいて修正された前記現時刻情報記憶手段の現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、前記受信手段で前記時刻情報の受信が成功しなかった場合には、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする制御プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体である。
 第9の態様は、第6または第7の態様に記載の記録媒体において、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、まず、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた現時刻を前記時刻表示手段に表示させ、続いて、前記時刻表示手段に表示された現時刻を、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて修正することを特徴とする制御プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体である。
 第10の態様は。第6または第7の態様に記載の記録媒体において、前記現時刻情報記憶手段は、現時刻のうち秒時刻をカウントする秒時刻カウンタおよび現時刻のうち時分時刻をカウントする時分時刻カウンタを備え、前記動作モード移行手段は、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記時分時刻カウンタでカウントされた時分時刻を前記時刻表示手段に表示させるとともに、前記受信手段で受信された時刻情報に基づいて前記秒時刻カウンタの秒時刻を修正して、この修正された秒時刻を前記時刻表示手段に表示させることを特徴とする制御プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体である。
 以上、説明したように本発明の計時装置および計時装置の制御方法によれば、節電機能および時刻情報を含む電波の受信機能を有するとともに、現時刻を早く、正確に表示することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の計時装置に係る第1実施形態としての電波修正時計の構成を示す図である。 前記第1実施形態において、受信回路の構成を示すブロック図である。 前記第1実施形態において、制御部の構成を示すブロック図である。 前記第1実施形態において、発電検出回路の構成を示す図である。 前記第1実施形態において、通常モードから節電モードに移行する動作を示すフローチャートである。 前記第1実施形態において、節電モードから通常モードに移行する動作を示すフローチャートである。 本発明の計時装置に係る第2実施形態において、節電モードから通常モードへ移行する動作を示すフローチャートである。 本発明の計時装置に係る第3実施形態を示す図である。
符号の説明
1・・・電波修正時計(計時装置)、2・・・発電装置(発電手段)、4・・・受信部(受信手段)、5・・・時刻表示手段、27・・・太陽電池(電源)、31・・・二次電源(蓄電手段)、42・・・受信回路(受信手段)、83・・・電力検出部(電力検出手段)、84・・・発電検出回路(電力検出手段)、85・・・電圧検出回路(電力検出手段)、94・・・携帯検出回路(携帯検出手段)、872・・・通常モード処理部、873・・・節電モード処理部、874・・・動作モード移行部(動作モード移行手段)、922・・・秒時刻カウンタ(現時刻情報記憶手段)、932・・・時分時刻カウンタ(現時刻情報記憶手段)

Claims (1)

  1. 外部からのエネルギーにより発電する発電手段と、前記発電手段からの電力を蓄電する蓄電手段と、時刻情報を含む電波を受信する受信手段と、現時刻を表示する時刻表示手段とを備える計時装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、現時刻をカウントする現時刻情報記憶手段と、前記発電手段の発電状態または前記蓄電手段の蓄電電圧が所定電圧である状態を検出した際に電力検出信号を出力する電力検出手段と、前記電力検出手段からの電力検出信号に基づいて、前記時刻表示手段を停止状態に維持する節電モードと前記時刻表示手段を稼動状態である通常モードとを切り換え、前記節電モードから前記通常モードへ移行する際に、前記現時刻情報記憶手段でカウントされた時刻情報および前記受信手段により受信された時刻情報に基づいて前記時刻表示手段に現時刻を表示させる動作モード移行手段として機能させることを特徴とする制御プログラム。
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