JP2003279678A - 電波修正時計および電波修正時計の制御方法 - Google Patents

電波修正時計および電波修正時計の制御方法

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JP2003279678A
JP2003279678A JP2002087007A JP2002087007A JP2003279678A JP 2003279678 A JP2003279678 A JP 2003279678A JP 2002087007 A JP2002087007 A JP 2002087007A JP 2002087007 A JP2002087007 A JP 2002087007A JP 2003279678 A JP2003279678 A JP 2003279678A
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Eisaku Shimizu
栄作 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力の消費を削減できる電波修正時計および
電波修正時計の制御方法を提供する。 【解決手段】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
る現時刻情報記憶回路41と、時刻情報を含む標準電波
を受信する受信部2と、受信部2で受信した時刻情報に
基づいて現時刻情報記憶回路41の現時刻を修正する現
時刻修正回路47とを備える電波修正時計において、現
時刻情報記憶回路41で計時される現時刻に対する受信
部2で受信された時刻情報の時刻差を求める時刻差算出
回路45と、時刻差算出回路45で算出された時刻差の
絶対値が予め設定された許容値以下であるかを判定する
時刻差判定回路46とが設けられ、現時刻修正回路47
は、時刻差判定回路46において時刻差の絶対値が許容
値以下と判定された場合に、時刻情報に基づいて現時刻
情報記憶回路41の現時刻を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波修正時計およ
び電波修正時計の制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】時刻情報を含んだ標準電波を受信して時刻
修正を行う電波修正時計が知られている。この電波修正
時計は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計時
手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示手
段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記計時手
段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備えて構成さ
れる。このような構成からなる電波修正時計において、
時刻情報を含む標準電波を受信手段で受信する。する
と、この標準電波の時刻情報に基づいて、現時刻修正手
段によって計時手段の現時刻が修正される。この現時刻
が現時刻表示手段に表示される。
【0003】ところで、標準電波を受信する際に、電波
修正時計の周囲に磁界が存在している場合には、標準電
波の波形が磁界の影響で変形されてしまうので、正確に
時刻情報を受信できるとは限らない。また、電波が弱
い、届きにくいなど電波状況が悪いこともある。このよ
うな問題は、受信手段のアンテナを小さくしなくければ
ならない腕時計の場合などにはより顕著となって現れる
問題である。
【0004】そこで、時刻修正を行う前に、受信した時
刻情報が正確であるか否かが判断される。従来の電波修
正時計においては、特許第3138911号に開示され
るように、受信した複数回の時刻情報を比較して受信し
た時刻情報が正確であるか否か判断している。例えば、
標準電波に含まれる時刻情報は一分間隔の時刻情報であ
るので、連続して受信した時刻情報が一分間隔になって
いるか否かで判断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数回
の時刻情報を受信するためには、受信手段の作動時間を
長くしなければならない。例えば、受信した時刻情報が
一分間隔になっているかを判断するためには、最低でも
連続した二つの時刻情報を受信する必要がある。最初の
0秒に同期させるまでの時間を考慮すると、つまりは、
最低でも二分以上に渡って受信手段を作動させる必要が
ある。そのため、電波修正時計は消費電力が大きいとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、従来の問題を解決し、電
力の消費を削減できる電波修正時計および電波修正時計
の制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電波修
正時計は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計
時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示
手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段
と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記計
時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備える電
波修正時計において、前記計時手段で計時される現時刻
に対する前記受信手段で受信された時刻情報の時刻差を
求める時刻差算出手段と、前記時刻差算出手段で算出さ
れた前記時刻差の絶対値が予め設定された許容値以下で
あるかを判定する時刻差判定手段とが設けられ、前記現
時刻修正手段は、前記時刻差判定手段において前記時刻
差の絶対値が前記許容値以下と判定された場合に、前記
時刻情報に基づいて前記計時手段の現時刻を修正するこ
とを特徴とする。
【0008】現在の時計では、安定した基準クロックを
生成することが可能であるので、計時手段による現時刻
の誤差は小さく、水晶精度の月差20秒程度の一般的な
クオーツ時計であれば1ヶ月間での標準時(各国での標
準時間)に対する誤差は20秒以下である。よって、真
の現時刻の値(標準時)は、計時手段の現時刻の前後で
前記誤差内にあると推定できる。そこで、この誤差(例
えば20秒)を許容値として、受信した時刻情報が計時
手段の現時刻から許容値の範囲内の時刻を示している場
合、時刻情報を正確に受信できていると推定できる。そ
こで、受信した時刻情報を計時手段の現時刻と比べ、両
者の差の絶対値が許容値以下であれば、時刻情報を正確
に受信できたと判断し、この時刻情報に基づいて時刻修
正を行えばよい。
【0009】このような技術的思想に基づいて成された
本発明では、通常時は、計時手段は、基準クロックをカ
ウントして現時刻を計時する。そして、所定のスケジュ
ールで受信手段は時刻情報を受信する(ここで受信する
時刻情報は、1フレームの時刻コードである。但し、カ
レンダー表示がない場合等のカレンダー情報を必要しな
い時は、1フレーム内の必要な時刻情報分である)。す
ると、時刻差算出手段は、計時手段が計時する現時刻の
値と受信した時刻情報との時刻差を算出する。時刻差判
定手段は、この時刻差の絶対値が予め設定された許容値
の範囲内であるかを判定する。ここで許容値は、例えば
30秒であったり、あるいは20秒であったりというよ
うに適宜設定されている。時刻差判定手段が、時刻差の
絶対値は許容値内であると判断すると、現時刻修正手段
は、時刻情報を正確に受信したと判断して、計時手段の
現時刻を修正する。
【0010】従来は、連続して受信した複数回の時刻情
報を互いに比較して、受信が正確に行われているかを判
断していた。そのため、最低でも2フレームの時刻情報
を受信することが必要であり、受信手段の動作に電力を
大いに消耗していた。しかし、本発明によれば、時刻情
報を1フレーム受信すれば、計時手段の現時刻と比較し
て、この時刻情報が正確であるか否か判断できる。つま
り、受信手段では1フレームの時刻情報を受信すればよ
いので、受信手段の動作時間を短縮することができる。
その結果、受信手段の消費電力を削減することができ
る。受信手段での消費電力を削減できることにより、結
果として、電池などの電源を小型化することができるの
で、電波修正時計を腕時計などの携帯型とするのに大き
な利点を有する。
【0011】請求項2に記載の電波修正時計は、請求項
1に記載の電波修正時計において、前回前記計時手段の
現時刻を修正した時点からの経過時間を求める経過時間
検出手段が設けられ、前記許容値は、前記経過時間に基
づいて設定されることを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、許容値を適切に
設定することができ、判定の信頼性を高めることができ
る。経過時間検出手段によって、前回計時手段の現時刻
を修正した時点からの経過時間を検出する。すると、こ
の経過時間の長さから、計時手段の現時刻が真の現時刻
からどの程度ずれているのか算定することができる。例
えば、月差が20秒程度であると予め判っている計時手
段を備えているとする。経過時間が5日程度であれば、
真の現時刻は計時手段の現時刻から±10秒程度の範囲
内に存在し、それ以上の時刻差である場合、計時手段の
現時刻あるいは標準電波のいずれかが誤っていると推定
できる。また、経過時間が5日以上、10日以内であれ
ば、その分、計時手段の現時刻にも時計精度による誤差
が累積されるため、時刻差を通常±20秒以下程度まで
許容しても問題はない。
【0013】一方で許容値を、例えば±1秒以下等とあ
まりに小さく設定すると、正確な時刻情報を受信して
も、計時手段の現時刻の僅かな誤差によって許容値の範
囲外であると判定し、時刻修正を行えないという不合理
が生じる。また、許容値を不必要に大きく設定すると、
時刻情報を正確に受信してなくても許容値の範囲内であ
ると判定して時刻修正を行ってしまう不都合が生じる。
【0014】よって、経過時間に応じた適切な許容値を
設定すれば、正確な時刻情報を受信した際には、計時手
段の現時刻が大きくずれていない限り、殆どの場合、時
刻修正を正しく行え、かつ不正確な時刻情報を受信して
も時刻修正が誤って行われてしまうことを防止できる。
つまり、経過時間に応じて許容値を適宜長くしていけ
ば、正確に受信した時刻を排除することがなく、なおか
つ、不正確な時刻情報を受信した場合には排除する信頼
性を高めることができる。なお、許容値を経過時間に基
づいて設定するとは、経過時間が長くなれば許容値を次
第に大きくとるということである。
【0015】請求項3に記載の電波修正時計は、請求項
2に記載の電波修正時計において、前記許容値は、前記
経過時間に前記計時手段の計時の精度を加味して設定さ
れることを特徴とする。
【0016】経過時間に計時手段の計時の精度を加味し
て、許容値を設定すれば、正常に受信した時刻情報を排
除することがなく、なおかつ、不正確に時刻情報を受信
した場合には排除する信頼性を高めることができる。計
時手段の計時の精度は、クオーツ時計などであれば振動
子の精度により予め推定することができる。または、経
過時間検出手段によって、前回計時手段の現時刻を修正
してから今回修正するまでの間隔を知ることができるの
で、この間に計時手段の現時刻がどの程度の誤差を生じ
たかは、今回現時刻を修正した修正量から知ることがで
きる。すると、この両者(経過時間と修正量)から、計
時手段の計時の単位時間あたり誤差(計時の精度)を知
ることができる。
【0017】そこで、経過時間に計時手段の計時の精度
を加味して、例えば、経過時間に応じて許容値を適宜長
くして、計時手段の現時刻から真の現時刻までを含む程
度の許容値を設定すれば、正確に受信した時刻情報を排
除することがなく、なおかつ、不正確に受信した時刻情
報を排除する信頼性を高めることができる。このような
許容値の設定は、プログラムで制御すれば簡便に行うこ
とができる。
【0018】請求項4に記載に電波修正時計は、請求項
1〜3のいずれかに記載の電波修正時計において、前記
時刻差判定手段において前記時刻差の絶対値が許容値を
超えると判定された場合に、前記受信手段は複数回の時
刻情報を受信し、前記現時刻修正手段は、前記受信手段
で受信した複数回の時刻情報が正確であると判断する
と、前記時刻情報に基づいて前記計時手段の現時刻を修
正することを特徴とする。
【0019】このような構成によれば、時刻差判定手段
で許容値の範囲外であると判定された場合、時刻情報を
複数回受信することにより、時刻情報を正確に受信して
いるかを判断する。時刻差算出手段で算出した時刻差が
許容値の範囲外であれば、計時手段の現時刻がずれてい
るか、受信した時刻情報が正確でないか、もしくは、両
者ともにずれていることになる。この場合は従来行われ
ているように、時刻情報を複数回受信して、受信した時
刻情報同士を互いに比較して、受信した時刻情報が正確
であるかどうかを判断する。現時刻修正手段において、
時刻情報が正確であると判断されると、時刻情報に基づ
いて計時手段の現時刻が修正される。よって、もし、計
時手段の現時刻が大きくずれていて、真の現時刻が許容
値の範囲外となっている場合でも、受信した時刻情報に
基づいて時刻修正を行うことができる。時刻差が許容値
の範囲外であれば、複数回の時刻情報を受信するので、
受信手段で消費される電力は従来と変りないが、許容値
内であれば時刻情報は1回受信すればよいので、全体と
してみれば消費電力を削減することができる。
【0020】請求項5に記載の電波修正時計の制御方法
は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計時工程
と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示工程
と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信工程と、前
記受信工程で受信した時刻情報に基づいて前記計時工程
の現時刻を修正する現時刻修正工程とを備える電波修正
時計の制御方法において、前記計時工程で計時される現
時刻に対する前記受信工程で受信された時刻情報の時刻
差を求める時刻差算出工程と、前記時刻差算出工程で算
出された前記時刻差の絶対値が予め設定された許容値以
下であるかを判定する時刻差判定工程とが設けられ、前
記現時刻修正工程は、前記時刻差の絶対値が許容値以下
と判定された場合に、前記時刻情報に基づいて前記計時
工程の現時刻を修正することを特徴とする。
【0021】このような構成によれば、請求項1に記載
の発明と同様の作用効果を奏することができる。つま
り、時刻情報を1フレーム受信すれば、計時工程の現時
刻と比較して、時刻情報を正確に受信しているか否か判
断できる。つまり、受信工程では1フレームの時刻情報
を受信すればよいので、受信工程の動作時間を短縮する
ことができる。その結果、受信工程の消費電力を削減す
ることができる。
【0022】請求項6に記載の電波修正時計の制御方法
は、請求項5に記載の電波修正時計の制御方法におい
て、前回前記現時刻修正工程が行われた時点からの経過
時間を求める経過時間検出工程が設けられ、前記許容値
は、前記経過時間に基づいて設定されることを特徴とす
る。
【0023】このような構成によれば、請求項2に記載
の発明と同様の作用効果を奏することができる。つま
り、正確に受信した時刻を排除することがなく、なおか
つ、不正確に受信した時刻情報を排除する信頼性を高め
ることができる。
【0024】請求項7に記載の電波修正時計の制御方法
は、請求項6に記載の電波修正時計の制御方法におい
て、前記許容値は、前記経過時間に前記計時工程の計時
の精度を加味して設定されることを特徴とする。
【0025】このような構成によれば、請求項3に記載
の発明と同様の作用効果を奏することができる。つま
り、計時工程の計時の精度に経過時間を加味して、例え
ば、経過時間に応じて許容値を適宜長くしていけば、正
確に受信した時刻情報を排除することがなく、なおか
つ、不正確に受信した時刻情報を排除する信頼性を高め
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1は、本発明にかかる電波修正時
計の第1実施形態を示す図である。この電波修正時計1
は、時刻情報を含んだ標準電波を受信する受信手段とし
ての受信部2と、基準クロックを生成する基準信号生成
部3と、装置全体を制御する制御回路4と、時刻等を表
示する現時刻表示手段としての表示部5と、制御回路4
からの指令を受けて表示部5の駆動を制御する駆動制御
部6と、外部から操作するための外部操作入力部7とを
備えて構成されている。
【0027】受信部2は、時刻情報を含んだ標準電波を
受けるアンテナ21と、アンテナ21で受けた時刻情報
を処理(増幅、復調等)する受信回路22と、受信回路
22で処理された信号から時刻情報をデコードするデコ
ード回路23と、受信回路22に電力を供給する受信電
源回路24とを備えて構成されている。
【0028】時刻情報を含んだ標準電波としては、長波
標準電波(JJY)などが利用できる。この長波標準電
波のタイムコードフォーマットには、項目として現在時
刻の分、時、現在年の1月1日からの通算日、年(西暦
下2桁)、曜日およびうるう秒が含まれている。毎分0
秒の時刻情報が一分間隔で送信される。各項目の値は、
各秒毎に割り当てられた数値の組み合わせによって構成
される。ちなみに、長波標準電波はセシウム原子時計を
基準としているため、この長波標準電波を受信して時刻
を修正する電波修正時計は、誤差が10万年に1秒とい
う非常に高い精度を得ることができる。
【0029】受信回路22は、制御回路4からの受信制
御信号aによって受信電源回路24が起動することによ
り標準電波の受信動作を開始する。受信回路22では、
受信した標準電波を増幅、復調するなどの処理が行われ
る。受信した標準電波はデコード回路23に出力する。
デコード回路23は受信した標準電波から時刻情報をデ
コードしてBCD時系列データに変換し、制御回路4に
時刻情報データbとして出力する。この受信部2によっ
て受信工程が行われる。
【0030】基準信号生成部3は、水晶振動子などで構
成される発振回路31と、この発振回路31からのパル
スを分周して基準クロック(1Hz等)を生成する分周
回路32から構成されている。生成された基準クロック
はクロックパルス信号cとして制御回路4に出力され
る。
【0031】制御回路4は、図2に示されるように、計
時手段としての現時刻情報記憶回路41と、受信制御回
路42と、受信時刻情報記憶回路43と、経過時間計測
手段としての経過時間計測回路44と、時刻差算出手段
としての時刻差算出回路45と、時刻差判定手段として
の時刻差判定回路46と、現時刻修正手段としての現時
刻修正回路47とを備えて構成されている。
【0032】現時刻情報記憶回路41は、基準信号生成
部3から出力されるクロックパルス信号cをカウントし
て現時刻を計時する計時工程を行う。現時刻情報記憶回
路41で計測される現時刻は現時刻信号として出力され
る。現時刻信号としては、駆動制御回路61に出力され
る信号d1、時刻差算出回路45に出力される信号d
2、受信制御回路42に出力される信号d3とがある。
【0033】受信制御回路42は、受信電源回路24の
作動を制御する受信制御信号aを出力する。受信制御回
路42から受信制御信号aが出力されるのは、自動受信
の場合、強制受信の場合、複数回受信処理の場合があ
る。自動受信について説明する。受信制御回路42は、
受信部2が標準電波の受信を開始する時刻が予め設定さ
れた受信スケジュール表421を格納している。受信ス
ケジュールとしては、例えば、1日1回午前2時に標準
電波の受信を開始するように設定されてもよく、もしく
は、1日2回午前2時と午前4時に受信を開始するよう
に設定されてもよい。受信制御回路42は、現時刻情報
記憶回路41からの現時刻信号d3を受けて、受信スケ
ジュール表421に設定された時刻に到達すると受信電
源回路24を作動させる。強制受信について説明する。
受信制御回路42は、外部操作入力部7の操作によって
出力される受信開始を指示する強制受信信号eを受ける
と、受信電源回路24を作動させる。複数回受信処理
は、現時刻修正回路47から複数回受信信号mを受けた
場合に行われるが、具体的には、後述する図5において
説明する。
【0034】受信時刻情報記憶回路43は、受信部2で
受信され、デコード回路23から出力された時刻情報デ
ータbを記憶する。受信時刻情報記憶回路43から出力
される信号としては、時刻差算出回路45に出力される
信号fと、現時刻修正回路47に出力される信号gとが
ある。このうち時刻差算出回路45に出力される信号f
は、時刻情報データbが入力されると即座に出力され
る。
【0035】経過時間計測回路44は、基準信号生成部
3から出力されるクロックパルス信号cの1時間信号を
カウントし、日単位で経過時間を計測する経過時間検出
工程を行う。経過時間計測回路44は、現時刻修正回路
47からの現時刻修正信号kを受けた時点をゼロとして
そこからの経過時間を計測する。計測された経過時間は
経過時間信号hとして時刻差判定回路46に出力され
る。
【0036】時刻差算出回路45は、受信時刻情報記憶
回路43から出力される信号fと現時刻情報記憶回路4
1から出力される現時刻信号d2とを受けて、現時刻情
報記憶回路41で計時される現時刻と受信した時刻情報
との時刻差を算出する時刻差算出工程を行う。算出され
た時刻差は時刻差信号iとして時刻差判定回路46に出
力される。
【0037】時刻差判定回路46は、時刻差算出回路4
5で算出された時刻差を判定する基準となる許容値デー
タ表461を格納している。許容値データ表461は、
経過時間に応じて予め設定された時間のデータ表であ
る。例えば、経過時間が5日であれば、許容値は10秒
というように設定されているが、詳しくは図4で説明す
る。時刻差判定回路46は、時刻差の絶対値が経過時間
に応じて設定された許容値の範囲内であるか許容値の範
囲外であるかを判定する時刻差判定工程を行う。時刻差
判定回路46における判定結果(許容値内または許容値
外)は、判定信号jとして現時刻修正回路47に出力さ
れる。
【0038】現時刻修正回路47は、時刻差判定回路4
6からの判定信号jを受けて、判定結果が許容値内であ
れば、時刻情報を正確に受信したと判断して、現時刻情
報記憶回路41の現時刻を修正する現時刻修正工程を行
う。これは、判定信号jにより判定結果が許容値内であ
った場合、受信時刻情報記憶回路43からの信号gを受
けて、現時刻情報記憶回路41に現時刻修正信号kを出
力して現時刻を上書きする。判定結果が許容値外であっ
た場合は、現時刻修正回路47は、受信制御回路42に
複数回受信信号mを出力する。すると、複数回受信信号
mを受けて、受信制御回路42は受信電源回路24に受
信制御信号aを出力し、正しい時刻情報が得られない場
合は最大6分間経過するまで受信部2に連続して標準電
波を受信させる。
【0039】表示部5は、アナログ式であり、目盛を有
する文字板51と、時針52と、分針53と、秒針54
とを備えて構成されている。時針52、分針53、秒針
54は、例えばステッピングモータなどの駆動手段によ
り駆動され、駆動制御部6を介して制御回路4からの指
令によって駆動制御される。
【0040】駆動制御部6は、制御回路4からの指令を
受けて、表示部5の指針(時針52、分針53、秒針5
4)を駆動させるパルス信号を出力する駆動制御回路6
1と、指針(時針52、分針53、秒針54)の位置を
検出する針位置検出回路62から構成されている。駆動
制御回路61は、現時刻情報記憶回路41からの現時刻
信号d1を受けるとともに、針位置検出回路62による
検出結果をフィードバックして表示部5に現時刻を表示
させる現時刻表示工程を行う。
【0041】外部操作入力部7は、りゅうず71やボタ
ンスイッチ72を備えて構成されている。このりゅうず
71やボタンスイッチ72の操作は、各スイッチRM
1、RM2、S1の状態で判別できるように構成されて
いる。例えば、りゅうず71が0段目にある場合には、
スイッチRM1およびRM2が両方ともOPENにな
る。りゅうず71が1段目にある場合には、スイッチR
M1がGND(接地)でRM2がOPENになる。りゅ
うず71が2段目にある場合には、スイッチRM1がO
PENでRM2がGNDとなるように構成されている。
なお、本実施形態では、りゅうず71が0段で通常の現
時刻表示となり、りゅうず71が0段でボタンスイッチ
72をONする場合に、手動操作による標準電波の強制
受信を開始する強制受信信号eを出力するように構成さ
れる。
【0042】このような構成による電波修正時計1の動
作について、図3を参照して説明する。まず、受信スケ
ジュール表421に設定された時間に到達したか、また
は、外部操作入力部7によって強制受信信号eが出力さ
れると、受信制御回路42から受信制御信号aが受信電
源回路24に出力され、受信回路22が作動を開始する
(ST1)。すると、アンテナ21によって受けられた
標準電波が受信回路22によって処理され、標準電波の
受信が行われる(ST2)。標準電波の受信が1フレー
ム分、つまりは60秒行われると、受信制御回路42か
らの受信制御信号aにより受信回路22の作動が停止さ
れる(ST3)。本実施形態においては、表示部5は時
針、分針及び秒針の構成になっているので、受信する時
刻情報としては1フレーム分ではなく、表示に必要な
時、分及び秒情報が得られればよい。つまり、例えば、
日付や年などの情報は受信しなくてもよい。
【0043】受信回路22で受信された標準電波から時
刻情報がデコード回路23でデコードされた後、時刻情
報データbとして受信時刻情報記憶回路43に出力され
記憶される(ST4)。続いて、ST5において、受信
した時刻情報と現時刻情報記憶回路41の現時刻との時
刻差が算出される。すなわち、まず、受信時刻情報記憶
回路43に記憶された時刻情報が時刻差算出回路45に
信号fとして出力され、現時刻情報記憶回路41の現時
刻が時刻差算出回路45に現時刻信号d2として出力さ
れる。時刻差算出回路45では、現時刻情報記憶回路4
1の現時刻d2から受信した時刻情報fの時刻を引いて
時刻差を算出する。
【0044】算出された時刻差は、時刻差判定回路46
に時刻差信号iとして出力される。ST6において、時
刻差の絶対値から時刻情報を正確に受信しているか否か
判定する基準となる許容値を設定する。この許容値の設
定については図4において後述する。ST7において、
時刻差判定回路46により、時刻差の絶対値が許容値以
下であるか否かが判定される。判定結果は判定信号jと
して現時刻修正回路47に出力される。判定結果が許容
値の範囲内であれば(YES)、ST8において、現時
刻修正回路47によって現時刻情報記憶回路41の現時
刻が修正される。
【0045】現時刻修正回路47からの現時刻修正信号
kは経過時間計測回路44にも出力され、経過時間計測
回路44は、現時刻修正信号kを受けると、カウンタを
リセットして経過時間の計測をスタートする(ST
9)。ST7において、時刻差が許容値の範囲外である
と判定された場合には、ST10の複数回受信処理が行
われるが、詳しくは図5において説明する。
【0046】ST6における許容値の設定について、図
4を用いて説明する。時刻差判定回路46には、許容値
データ表461が予め格納されている。この許容値デー
タ表461は、経過時間に対応して許容値の値が設けら
れた表である。時刻差判定回路46に時刻差信号iが入
力されると、ST21において、時刻差判定回路46は
経過時間計測回路44で計測されている経過時間を経過
時間信号hから読み出す。ST22において、経過時間
が5日以内であれば、許容値は10秒として設定される
(ST23)。ST22において、許容値が5日を超え
ている場合は、ST24において、経過時間が10日以
内であるか判断され、10日以内であれば、許容値は2
0秒として設定される(ST25)。ST24で経過時
間が10日を超えている場合は、ST26において、経
過時間が20日以内であるか判断され、20日以内であ
れば、許容値は30秒として設定される。ST26にお
いて、経過時間が20日を超えている場合には、許容値
は設定されず、複数回受信処理(ST10)が行われ
る。
【0047】図5を参照して複数回受信処理(図3のS
T10)について説明する。現時刻修正回路47は、時
刻差判定回路46からの判定結果によって時刻差が許容
値外であった場合には、受信制御回路42に複数回受信
信号mを出力し、時刻情報をさらに受信するように指令
を出す。すると、受信制御回路42は、受信制御回路4
2に設けられたタイマーをスタートさせる(ST31)
とともに、受信制御信号aを出力して受信回路22の動
作を開始させる(ST32)。ST33において、時刻
情報の受信が行われるが、この受信は、時刻情報を2フ
レーム受信する。時刻情報の受信が行われると、ST3
4において受信回路22の動作が停止され、受信した時
刻情報は受信時刻情報記憶回路43に記憶される(ST
35)。
【0048】受信時刻情報記憶回路43に記憶された2
フレームの時刻情報は、受信時刻データgとして現時刻
修正回路47に出力される。現時刻修正回路47は、受
信した2フレームの時刻情報を比較して、一分間隔のデ
ータになっているか否か判断する(ST36)。ST3
6において、2フレームの時刻情報が一分間隔になって
いれば、正常に時刻情報を受信できた(YES)と判断
する。受信に成功したと判断すると、ST37で、受信
した時刻情報に基づいて時刻修正が行われる。時刻修正
が行われると、経過時間計測回路44で経過時間の計測
が開始される(ST38)。
【0049】ST36において、受信に成功していない
(NO)と判断した場合は、ST39で、ST31から
6分経過したか判断され、受信に成功しない場合は6分
経過するまで受信処理が繰り返される。ST39におい
て、6分経過した場合には、時刻修正を行うことなく終
了する。
【0050】このような構成からなる電波修正時計1に
よれば以下の効果を奏することができる。 (1)時刻差算出回路45によって、受信した時刻情報
と現時刻情報記憶回路41の現時刻との時刻差を算出
し、この時刻差の絶対値を時刻差判定回路46で許容値
と比較することにより、時刻情報を正確に受信できてい
るか否か判定することができる。すなわち、受信した時
刻情報が正しいかを判断する際に、従来のように複数回
の時刻情報を受信して互いの時刻情報を比較することで
判断するのではなく、電波修正時計1の計時手段の時刻
を基準に判断しているので、時刻情報は最大1フレーム
分を受信すればよく、受信回路22の動作時間を短縮す
ることができる。その結果、受信回路22で消費される
電力を削減することができる。よって、電池などの電源
を小型化することができるので、電波修正時計1を腕時
計などの携帯型にすることも容易となる。 (2)許容値は、経過時間計測回路44で計測された経
過時間に応じて許容値データ表から設定されるので、受
信した時刻情報を正確であると判定するための基準とし
て、許容値はできる限り小さく、かつ、真の現時刻を含
むように設定することができる。その結果、受信の正確
さの判定の信頼性を高めることができるとともに、許容
値が厳しすぎて時刻修正が行えないという不合理がな
く、効率的に時刻修正を行うことができる。 (3)時刻差判定回路46により、受信した時刻情報と
現時刻情報記憶回路41の現時刻との時刻差が許容値の
範囲外であると判定された場合には、さらに時刻情報の
受信を行って受信の正確さを判断する。よって、現時刻
情報記憶回路41の現時刻が大きくずれていた場合で
も、正確に受信した時刻情報に基づいて時刻修正を行う
ことができる。
【0051】尚、本発明の電波修正時計1は、上述の実
施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。制御回路4を、CPU、ROM/RAMなど
のコンピュータ(マイコン)によって構成し、現時刻情
報記憶回路41、受信制御回路42、受信時刻情報記憶
回路43、経過時間計測回路44、時刻差算出回路4
5、時刻差判定回路46、現時刻修正回路47として機
能するようにプログラムを組み込んでもよい。
【0052】例えば、電波修正時計1内にCPUやメモ
リを配置してコンピュータとして機能できるように構成
し、このメモリに所定の制御プログラムやデータをイン
ターネット等の通信手段や、CD−ROM、メモリカー
ド等の記録媒体を介してインストールし、このインスト
ールされたプログラムでCPU等を動作させて、各手段
を実現させればよい。なお、電波修正時計1に所定のプ
ログラム等をインストールするには、メモリカードやC
D−ROM等を直接差し込んで行ってもよいし、これら
の記憶媒体を読み取る機器を外付けで接続してもよい。
さらには、LANケーブル、電話線等に接続して通信に
よってプログラム等を供給しインストールしてもよい
し、アンテナ21を備えていることから無線によってプ
ログラムを供給してインストールしてもよい。
【0053】このような記録媒体やインターネット等の
通信手段で提供される制御プログラム等を電波修正時計
1に組み込めば、プログラムの変更のみで前記各発明の
機能を実現できるため、工場出荷時あるいは利用者が希
望する制御プログラムを選択して組み込むこともでき
る。この場合、プログラムの変更のみで制御形式の異な
る各種の電波修正時計1を製造できるため、部品の共通
化等が図れ、バリエーション展開時の製造コストを大幅
に低減できる。
【0054】許容値データ表461は、予め設定された
ものではなく、経過時間に現時刻情報記憶回路41の計
時の精度を加味して、例えば、経過時間に応じて許容値
を適宜長くして、現時刻情報記憶回路41の現時刻から
真の現時刻までを含む程度の許容値に逐一演算して設定
されるようにしてもよい。このようにすれば、正確に受
信した時刻情報を排除することがなく、なおかつ、不正
確に受信した時刻情報を排除する信頼性を高めることが
できる。このような許容値の設定は、プログラムで制御
すれば簡便に行うことができる。
【0055】経過時間計測回路44は、クロックパルス
信号cをカウントすることによって経過時間を計測して
いるが、経過時間検出手段としては、前回受信した時刻
情報を記憶する記憶手段を設け、この記憶手段と現時刻
情報記憶回路41の現時刻との差(経過時間)を求めて
もよい。
【0056】経過時間計測回路44(経過時間検出手
段)は必ずしも必要ではなく、この場合には、時刻差判
定回路46は一律の許容値を用いて判定を行ってもよ
い。例えば、許容値を30秒と設定して判定してもよ
い。このような構成によれば、経過時間計測回路44を
省き、かつ、時刻差判定回路46の構成を簡便にできる
ので、電波修正時計1を小型化することができる。
【0057】制御回路4の構成は、上記実施形態に必ず
しも限定されるものではなく、種々の構成をとることも
可能である。要は、受信した1フレームの時刻情報と計
時手段の現時刻との時刻差を求めて(時刻差算出工
程)、両者の差の絶対値が許容値以下であると判定(時
刻差判定工程)した場合に、この時刻情報に基づいて時
刻修正(現時刻修正工程)を行うものであればよい。
【0058】表示部5は、カレンダー表示機能を備えて
いてもよい。この場合、受信する時刻情報としては、表
示に必要な日付、時、分および秒情報が得られればよ
い。表示部5は、指針によるアナログ表示でなく、LC
DやLEDなどのデジタル表示でもよい。デジタル表示
の場合に、時、分、秒、日付、年などを表示する場合に
は、表示に必要な時、分、秒、日付、年などの時刻情報
を得られるように標準電波を受信すればよい。
【0059】受信した1フレームの時刻情報が正確に受
信されているかを判断するに際しては、上記実施形態の
ように計時手段の現時刻と比較して判定することの他、
長波標準電波のパリティビットによるチェックや、ポジ
ションマーカーに同期しているかをあわせて判断しても
よい。このように、判断の方法をいくつか組み合わせる
ことで、判定の信頼度を高めることができる。
【0060】以下に本発明のその他の態様を示す。第1
の態様は、基準クロックを入力して現時刻を計時する計
時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻表示
手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手段
と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記計
時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備える電
波修正時計にコンピュータを組み込んで、このコンピュ
ータを、前記計時手段で計時される現時刻に対する前記
受信手段で受信された時刻情報の時刻差を求める時刻差
算出手段と、前記時刻差算出手段で算出された前記時刻
差の絶対値が予め設定された許容値以下であるかを判定
する時刻差判定手段と、前記時刻差判定手段において前
記時刻差の絶対値が前記許容値以下と判定された場合
に、前記時刻情報に基づいて前記計時手段の現時刻を修
正する前記現時刻修正手段として機能させる制御プログ
ラムである。
【0061】第2の態様は、基準クロックを入力して現
時刻を計時する計時手段と、この計時された現時刻を表
示する現時刻表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受
信する受信手段と、前記受信手段で受信した時刻情報に
基づいて前記計時手段の現時刻を修正する現時刻修正手
段とを備える電波修正時計にコンピュータを組み込ん
で、このコンピュータを、前記計時手段で計時される現
時刻に対する前記受信手段で受信された時刻情報の時刻
差を求める時刻差算出手段と、前記時刻差算出手段で算
出された前記時刻差の絶対値が予め設定された許容値以
下であるかを判定する時刻差判定手段と、前記時刻差判
定手段において前記時刻差の絶対値が前記許容値以下と
判定された場合に、前記時刻情報に基づいて前記計時手
段の現時刻を修正する前記現時刻修正手段として機能さ
せる制御プログラムを記録したコンピュータによる読み
出し可能な記録媒体である。
【0062】第3の態様は、前記第1の態様に記載の制
御プログラムにおいて、前回前記計時手段の現時刻を修
正した時点からの経過時間を求める経過時間検出手段が
さらに設けられ、前記許容値は、前記経過時間に基づい
て設定される制御プログラムである。
【0063】第4の態様は、第2の記録媒体において、
前回前記計時手段の現時刻を修正した時点からの経過時
間を求める経過時間検出手段がさらに設けられ、前記許
容値は、前記経過時間に基づいて設定される制御プログ
ラムを記録したコンピュータによる読み出し可能な記録
媒体である。
【0064】第5の態様は、前記第3の態様に記載の制
御プログラムにおいて、前記許容値は、前記経過時間に
前記計時手段の計時の精度を加味して設定される制御プ
ログラムである。
【0065】第6の態様は、前記第4の態様に記載の記
録媒体において、前記許容値は、前記経過時間に前記計
時手段の計時の精度を加味して設定される制御プログラ
ムを記録したコンピュータによる読み出し可能な記録媒
体である。
【0066】第7の態様は、前記第1、3、5のいずれ
かの態様に記載の制御プログラムにおいて、前記時刻差
判定手段において前記時刻差の絶対値が許容値を超える
と判定された場合に、前記受信手段は複数の時刻情報を
受信し、前記現時刻修正手段は、前記受信手段で受信し
た複数の時刻情報が正確であると判断すると、前記時刻
情報に基づいて前記計時手段の現時刻を修正する制御プ
ログラムである。
【0067】第8の態様は、前記第2、4、6のいずれ
かの態様に記載の記録媒体において、前記時刻差判定手
段において前記時刻差の絶対値が許容値を超えると判定
された場合に、前記受信手段は複数の時刻情報を受信
し、前記現時刻修正手段は、前記受信手段で受信した複
数の時刻情報が正確であると判断すると、前記時刻情報
に基づいて前記計時手段の現時刻を修正する制御プログ
ラムを記録したコンピュータによる読み出し可能な記録
媒体である。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の電波修正
時計および電波修正時計の制御方法によれば、電力の消
費を削減できるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電波修正時計に係る第1実施形態を示
す図である。
【図2】前記実施形態において、制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】前記実施形態において、時刻修正の処理を示す
フローチャートである。
【図4】前記実施形態において、許容値の設定の処理を
示すフローチャートである。
【図5】前記実施形態において、複数回受信処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1・・・電波修正時計、2・・・受信部(受信手段)、5・・・
表示部(現時刻表示手段)、41・・・現時刻情報記憶回
路(計時手段)、44・・・経過時間計測回路(経過時間
検出手段)、45・・・時刻差算出回路(時刻差算出手
段)、46・・・時刻差判定回路(時刻差判定手段)、4
7・・・現時刻修正回路(現時刻修正手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
    る計時手段と、この計時された現時刻を表示する現時刻
    表示手段と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信手
    段と、前記受信手段で受信した時刻情報に基づいて前記
    計時手段の現時刻を修正する現時刻修正手段とを備える
    電波修正時計において、 前記計時手段で計時される現時刻に対する前記受信手段
    で受信された時刻情報の時刻差を求める時刻差算出手段
    と、前記時刻差算出手段で算出された前記時刻差の絶対
    値が予め設定された許容値以下であるかを判定する時刻
    差判定手段とが設けられ、 前記現時刻修正手段は、前記時刻差判定手段において前
    記時刻差の絶対値が前記許容値以下と判定された場合
    に、前記時刻情報に基づいて前記計時手段の現時刻を修
    正することを特徴とする電波修正時計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電波修正時計におい
    て、 前回前記計時手段の現時刻を修正した時点からの経過時
    間を求める経過時間検出手段が設けられ、 前記許容値は、前記経過時間に基づいて設定されること
    を特徴とする電波修正時計。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電波修正時計におい
    て、 前記許容値は、前記経過時間に前記計時手段の計時の精
    度を加味して設定されることを特徴とする電波修正時
    計。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電波修
    正時計において、 前記時刻差判定手段において前記時刻差の絶対値が許容
    値を超えると判定された場合に、 前記受信手段は複数回の時刻情報を受信し、 前記現時刻修正手段は、前記受信手段で受信した複数回
    の時刻情報が正確であると判断すると、前記時刻情報に
    基づいて前記計時手段の現時刻を修正することを特徴と
    する電波修正時計。
  5. 【請求項5】 基準クロックを入力して現時刻を計時す
    る計時工程と、この計時された現時刻を表示する現時刻
    表示工程と、時刻情報を含む標準電波を受信する受信工
    程と、前記受信工程で受信した時刻情報に基づいて前記
    計時工程の現時刻を修正する現時刻修正工程とを備える
    電波修正時計の制御方法において、 前記計時工程で計時される現時刻に対する前記受信工程
    で受信された時刻情報の時刻差を求める時刻差算出工程
    と、前記時刻差算出工程で算出された前記時刻差の絶対
    値が予め設定された許容値以下であるかを判定する時刻
    差判定工程とが設けられ、 前記現時刻修正工程は、前記時刻差の絶対値が許容値以
    下と判定された場合に、前記時刻情報に基づいて前記計
    時工程の現時刻を修正することを特徴とする電波修正時
    計の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電波修正時計の制御方
    法において、 前回前記現時刻修正工程が行われた時点からの経過時間
    を求める経過時間検出工程が設けられ、 前記許容値は、前記経過時間に基づいて設定されること
    を特徴とする電波修正時計の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電波修正時計の制御方
    法において、 前記許容値は、前記経過時間に前記計時工程の計時の精
    度を加味して設定されることを特徴とする電波修正時計
    の制御方法。
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