JP2004015390A - 歪補償回路 - Google Patents

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Kenji Miyazaki
宮崎 健次
Seiji Fujiwara
藤原 誠司
Takashi Tajima
田嶋 敬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減すること。
【解決手段】歪発生回路403の前段又は後段のうちの少なくとも一方に、希望波周波数帯域は通過させるとともに、入力される2つの希望波の周波数の差に相当する周波数帯域に対するインピーダンスを変化させるインピーダンス変換回路(差周波数帯域インピーダンス変換回路404a、404b)を設けることにより、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相特性の調整を可能とすることができる。従って、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信、衛星通信、地上マイクロ波通信を行うための、例えば基地局設備に使用される低歪増幅器を実現するための歪補償回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、増幅器等において発生する相互変調歪を低減する方法として、その増幅器の前段又は後段に歪補償回路を設けるようにしたものが考えられている。この歪補償回路は、増幅器において発生する相互変調歪に比べて、振幅は希望波との電力比が同じであり、位相は希望波に対する相対位相が180度異なる特定の相互変調歪を発生させることにより、増幅器において発生する相互変調歪を低減するようになされている。
【0003】
図13は、従来の歪補償回路100の構成を示す回路図である。この歪補償回路100は、「IEEE TRANSACTIONS ON MICROWAVE THEORY AND TECHNIQUES,VOL.45,NO.12,pp.2431−2435,DECEMBER 1997」に記載されているものである。
【0004】
図13において、歪補償回路100は、入力端子1、出力端子2、抵抗101、コンデンサ102及び103、ダイオード104、直流電源107を有する。
【0005】
この歪補償回路100において、直流電源107からダイオード104に供給されるバイアスを変化させることにより、歪補償回路100において発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整するようになされている。
【0006】
また、図14は、従来の歪補償回路200の構成を示すブロック図である。この図14において、歪補償回路200は、入力端子1、出力端子2、ハイブリッド201及び202、歪発生回路205、可変位相回路206、減衰回路207を有する。
【0007】
入力端子1を介して入力された入力信号は、ハイブリッド201において2分配され、一方の信号は、歪発生回路205に入力されて相互変調歪を発生させる。この相互変調歪を含んだ信号は、可変位相回路206及び減衰回路207を介して、ハイブリッド202に供給される。ハイブリッド202は、減衰回路207から出力された信号と、ハイブリッド201において分配された他方の信号とを合成し、この合成された信号を出力端子2から出力する。
【0008】
この歪補償回路200では、可変位相回路206の位相回転の量と、減衰回路207の減衰量とを調整することにより、当該歪補償回路200から出力される信号の相互変調歪の振幅及び位相について、後段又は前段にある増幅器において発生する相互変調歪と比較して、その振幅は希望波との電力比が同じになるように、また、その位相は希望波との相対位相が180度異なる特性となるように調整するようになされている。
【0009】
また、図15は、特開平11−355055号公報に記載されている従来の歪補償回路300の構成を示す回路図である。この図15の歪補償回路300は、入力端子1、出力端子2、入力整合回路301、出力整合回路302、コンデンサ303及び304、抵抗305及び306、ダイオード307、直流電源308を有する。
【0010】
この歪補償回路300では、入出力インピーダンス(入出力整合状態)が変化すると、回路の振幅非線形性及び位相非線形性が変化することに着目し、入力整合回路301及び出力整合回路302によって入出力インピーダンスを変化させることにより、当該歪補償回路300から出力される信号の相互変調歪の振幅及び位相を調整するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の歪補償回路100は、その構成が単純であり回路の小型化に適するが、その回路から発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整する個所が、ダイオード104のバイアス電圧のみであることにより、歪補償回路100において発生する相互変調歪の振幅及び位相の調整範囲が狭く、実用上十分な歪補償効果を得ることが困難な問題があった。
【0012】
また、従来の歪補償回路200は、ハイブリッド201及び202を使用した結合型の歪補償回路を構成することによって、相互変調歪の振幅及び位相の調整範囲が広く、入出力信号の反射特性に優れるという利点はあるものの、回路規模が大きく、小型化及びモノリシック化に適さないという問題があった。
【0013】
さらに、従来の歪補償回路300は、入力整合回路301及び出力整合回路302のインピーダンスを変化させることによって当該歪補償回路300から発生する相互変調歪の振幅及び位相を変化させることが可能であるが、入出力インピーダンスを不整合状態とした場合に、希望波周波数帯域のリターンロス及び挿入損失の特性が劣化するという問題があった。
【0014】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる歪補償回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の歪補償回路は、増幅器の前段又は後段に設けられ、前記増幅器において発生する相互変調歪を、その相互変調歪とは逆特性の相互変調歪によって打ち消す歪補償回路であって、歪発生回路と、この歪発生回路の前段又は後段のうちの少なくとも一方に、希望波周波数帯域は通過させるとともに、入力される2つの希望波の周波数の差に相当する周波数帯域に対するインピーダンスを変化させるインピーダンス変換回路を具備し、前記インピーダンス変換回路によって、前記逆特性となる相互変調歪の振幅及び位相を調整する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相特性の調整を可能とすることができる。また、希望波周波数帯域のリターンロス及び挿入損失の特性を劣化させることなく、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相を、増幅器の発生する相互変調歪に合わせて、適宜調整することができる。
【0017】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたインダクタと、このインダクタに直列に接続された抵抗と、この抵抗に直列に接続され、一端が接地されたコンデンサと、を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、小型で安価な歪補償回路を実現することができる。
【0019】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続された伝送線路と、この伝送線路に直列に接続され、一端が接地されたコンデンサと、このコンデンサに並列に接続された抵抗と、を具備する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、小型で安価な歪補償回路を実現することができる。
【0021】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたインダクタと、このインダクタに並列に接続されたコンデンサと、このインダクタ及びコンデンサに直列に接続され、一端が接地された抵抗と、を具備する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、小型で安価な歪補償回路を実現することができる。
【0023】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタに直列に接続され、一端が接地された抵抗と、を具備する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、小型で安価な歪補償回路を実現することができる。
【0025】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路の前記抵抗は、抵抗、インダクタ又はコンデンサのうちの少なくともいずれか1つが直列に接続されたインピーダンス回路である構成を採る。
【0026】
この構成によれば、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相の調整範囲をさらに広げることができる。
【0027】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、前記インピーダンス変換回路の前記インダクタは、伝送線路を用いて分布定数的に構成されている構成を採る。
【0028】
この構成によれば、さらにモノリシック化に適した歪補償回路を実現することができる。
【0029】
本発明の歪補償回路は、上記構成において、入力側又は出力側のうち少なくともいずれか一方に前記希望波周波数帯域の整合回路を具備する構成を採る。
【0030】
この構成によれば、リターンロス及び挿入損失の特性に優れた歪補償回路を実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、歪発生回路の前段又は後段のうちの少なくとも一方に、希望波周波数帯域は通過させるとともに、入力される2つの希望波の周波数の差に相当する周波数帯域に対するインピーダンスを変化させるインピーダンス変換回路を設けることにより、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相特性の調整を可能とすることができる。かくするにつき、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0032】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る歪補償回路400の構成を示すブロック図である。この歪補償回路400は、移動体通信、衛星通信、地上マイクロ波通信等を行うための、例えば基地局装置に使用される電力増幅器の歪を低減するための回路である。歪補償回路400は、入力端子1、出力端子2、差周波数帯域インピーダンス変換回路404a及び404b、歪発生回路403を有し、電力増幅器の前段又は後段に接続されているものとする。
【0034】
なお、図1では、歪補償回路400として、歪発生回路403の前段及び後段の両方に差周波数帯域インピーダンス変換回路404a及び404bを設ける場合について示しているが、本発明はこれに限らず、前段の差周波数帯域インピーダンス変換回路404a又は後段の差周波数帯域インピーダンス変換回路404bのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
【0035】
図1に示す歪補償回路400において発生する相互変調歪の振幅及び位相について説明する。
【0036】
図2は、図1に示される歪補償回路400の動作を模式的に示す略線図である。但し、図2において矢印の長さは信号の振幅を表わし、矢印の向きは信号の位相を表わす。この図2において、2つの異なる希望波周波数f及びfの信号を歪補償回路400に入力した場合、周波数2f−f及び2f−fの周波数に相互変調歪が発生する。このとき、周波数2f−fに発生する相互変調歪をIMLとし、周波数2f−fに発生する相互変調歪をIMUとする。
【0037】
また、希望波周波数fの信号と共に、上述の2つの異なる希望波周波数f及びfの差の周波数Δf=f−fの信号を歪発生回路403に入力した場合にも周波数2f−fに相互変調歪が発生し、この相互変調歪をIMLとする。同様に、差周波数Δf=f−fと希望波周波数fの信号を歪発生回路403に入力した場合は、周波数2f−fに相互変調歪が発生し、この相互歪をIMUとする。
【0038】
従って、歪発生回路403に希望波周波数f、f及び差周波数Δfの信号が入力された場合、周波数2f−fには、上述した相互変調歪IMLと相互変調歪IMLとが足し合わされた相互変調歪が出力され、周波数2f−fには、上述した相互変調歪IMUと相互変調歪IMUとが足し合わされた相互変調歪が出力される。
【0039】
このとき、周波数2f−fに出力される、相互変調歪IMLと相互変調歪IMLとが足し合わされた相互変調歪をIMLとし、周波数2f−fに出力される、相互変調歪IMUと相互変調歪IMUとが足し合わされた相互変調歪をIMUとする。
【0040】
かくして、図2について上述したように、歪補償回路400から出力される相互変調歪IML、IMUの振幅及び位相は、歪発生回路403に希望波周波数f及び差周波数Δfの信号が入力された場合に発生する相互変調歪IML及び、希望波周波数fと差周波数Δfの信号が入力された場合に発生する相互変調歪IMUの振幅及び位相を変化させることによって、調整することが可能であることが分かる。
【0041】
ここで、歪発生回路403に希望波周波数f及びfの信号が入力されて差周波数Δfに発生する相互変調歪成分について考えると、歪発生回路403において発生した差周波数Δfの相互変調歪成分は、出力側に接続された負荷によって反射され、再度、歪発生回路403に入力される。このように再度、歪発生回路403に入力された差周波数Δfの相互変調歪成分は、希望波周波数f及びfの信号との相互変調により、周波数2f−f及び2f−fに相互変調歪IML及びIMUを発生させる。このとき、歪発生回路403の出力側に接続された負荷の差周波数帯域のインピーダンスによって反射される差周波数Δfの相互変調歪成分の振幅及び位相は変化する。従って、相互変調歪IML及びIMUの振幅及び位相は、歪発生回路403の出力側に接続される負荷の差周波数帯域のインピーダンスを変化させることによって調整することが可能となる。
【0042】
すなわち、歪補償回路400において発生する相互変調歪IML及びIMUの振幅及び位相は、歪発生回路403の出力側に接続される負荷の差周波数帯域のインピーダンスを変化させることによって調整することが可能であることが分かる。
【0043】
また、歪発生回路403の入力側に接続される負荷の差周波数のインピーダンスによっても、歪発生回路403において発生する相互変調歪IML及びIMUの振幅及び位相が変化する。
【0044】
かくして、歪発生回路403の前段又は後段の少なくともいずれか1つに、差周波数帯域のインピーダンスを変換する回路(差周波数帯域インピーダンス変換回路404a又は404b)を接続し、差周波数帯域のインピーダンスを変化させることによって、歪補償回路400において発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整することができる。
【0045】
また、好ましくは、歪補償回路400の差周波数帯域インピーダンス変換回路404a又は404bの構成として、希望波周波数帯域は通過させる特性となるように構成することにより、希望波周波数帯域のリターンロス及び挿入損失の特性を劣化させることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することが可能となる。
【0046】
因みに、歪発生回路403の構成としては、図3に示すように、直流電源1401、抵抗1402及びダイオード1403を有し、ダイオード1403を信号線に並列に接続した回路構成のものを用いることができる。また、この実施の形態1の場合、図3に示す歪発生回路403の構成に代えて、図4に示す構成のものを用いるようにしてもよい。すなわち、図4において、歪発生回路403は、直流電源1501、インダクタ1502、1504及びダイオード1503を有し、ダイオード1503を信号線に直列に接続した構成となっている。さらに、この実施の形態1では、図3及び図4に示したダイオード1403及び1503に代えて、FET(Field Effect Transistor)等の非線形素子を用いるようにしてもよい。
【0047】
このように、本実施の形態の歪補償回路400によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0048】
なお、上述の実施の形態1においては、2波の入力について述べたが、変調信号等の帯域を持った信号が歪補償回路400に入力されて発生する相互変調歪についても同様にして、相互変調歪の特性を調整することができる。
【0049】
また、上述の実施の形態1においては、差周波数帯域インピーダンス変換回路404a及び404bを歪発生回路403の前段及び後段の両方に設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、前段又は後段のいずれか一方のみに設けるようにしてもよい。
【0050】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る歪補償回路500の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0051】
図5において、歪補償回路500は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路504を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路504は、インダクタ501、抵抗502及びコンデンサ503からなる直列回路を、信号線に対して並列に接続した回路構成を有する。
【0052】
この差周波数帯域インピーダンス変換回路504において、インダクタ501及びコンデンサ502の値は、図2について上述した、2つの異なる希望波周波数の差の周波数帯域に共振周波数を持つような値が設定されている。このような値が設定されたインダクタ501及びコンデンサ503からなる直列共振回路は、希望波周波数帯域では、極めて高いインピーダンス値であり、差周波数帯域では極めて低いインピーダンス値であることにより、抵抗502の値を変化させることにより、希望波周波数帯域のインピーダンスを極めて高いインピーダンス値のまま変化させずに、差周波数帯域のインピーダンス値のみを低インピーダンスから高インピーダンスの間で適宜変化させることができる。
【0053】
従って、差周波数帯域インピーダンス変換回路504において、抵抗502の値を変化させることにより、希望波周波数帯域のインピーダンスには影響を与えることなく、差周波数帯域のインピーダンスだけを低インピーダンスから高インピーダンスの間で適宜変化させることができる。
【0054】
因みに、図6は、差周波数帯域インピーダンス変換回路504のインピーダンスのシミュレーション結果をスミスチャート上で示す略線図である。図6において、抵抗502の抵抗値が「0」のとき、スミスチャート上で差周波数帯域のインピーダンスはA点にあるが、抵抗502の抵抗値を変化させることによって、差周波数帯域のインピーダンスはA点からB点に移動する。このとき、希望波周波数のインピーダンスは移動せずC点に保たれる。すなわち、抵抗502の抵抗値を変化させることによって、希望波周波数帯域のインピーダンスは変化せずに、差周波数帯域のインピーダンスのみが変化していることが分かる。
【0055】
このように本実施の形態の歪補償回路500によれば、小型で安価に、希望周波数帯域のリターンロスや挿入損失の特定を劣化させることなく、歪補償回路500から発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整することができる。かくするにつき、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0056】
なお、上述の実施の形態2においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路504を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0057】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る歪補償回路600の構成を示すブロック図である。但し、図1及び図5と同一の構成となるものについては、図1及び図5と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0058】
図7において、歪補償回路600は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路604を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路604は、互いに並列接続された抵抗502及びコンデンサ602を伝送線路601に直列接続したものを、信号線に対して並列に接続した回路構成を有する。
【0059】
この差周波数帯域インピーダンス変換回路604において、コンデンサ602として、希望波周波数帯域で短絡の状態にあるコンデンサが用いられ、伝送線路601は希望波周波数の波長λの4分の1の長さに設計される。これにより、伝送線路601及びコンデンサ602から構成される回路は、希望波周波数帯域では極めて高いインピーダンス値となり、差周波数帯域のインピーダンスは低い値となる。
【0060】
従って、図5について上述した差周波数帯域インピーダンス変換回路504の場合と同様にして、抵抗502の値を変化させることにより、希望波周波数帯域のインピーダンスには影響を与えることなく、差周波数帯域のインピーダンスだけを変化させて、歪補償回路600において発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整することができる。
【0061】
このように、本実施の形態の歪補償回路600によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0062】
なお、上述の実施の形態3においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路604を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0063】
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4に係る歪補償回路700の構成を示すブロック図である。但し、図1及び図5と同一の構成となるものについては、図1及び図5と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0064】
図8において、歪補償回路700は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路704を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路704は、互いに並列接続されたインダクタ701及びコンデンサ702を、抵抗502に直列接続したものを、信号線に対して並列に接続した回路構成を有する。
【0065】
この差周波数帯域インピーダンス変換回路704において、インダクタ701及びコンデンサ702は、差周波数帯域に共振周波数を持つように設計されている。これにより、インダクタ701及びコンデンサ702から構成される回路は、希望波周波数帯域では極めて高いインピーダンス値となり、差周波数帯域のインピーダンスは低い値となる。
【0066】
従って、図5について上述した差周波数帯域インピーダンス変換回路504の場合と同様にして、抵抗502の値を変化させることにより、希望波周波数帯域のインピーダンスには影響を与えることなく、差周波数帯域のインピーダンスだけを変化させて、歪補償回路700において発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整することができる。
【0067】
このように、本実施の形態の歪補償回路700によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0068】
なお、上述の実施の形態4においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路704を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0069】
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5に係る歪補償回路800の構成を示すブロック図である。但し、図1及び図5と同一の構成となるものについては、図1及び図5と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0070】
図9において、歪補償回路800は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路804を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路804は、バンドパスフィルタ801及び抵抗502を直列接続したものを、信号線に対して並列に接続した回路構成を有する。バンドパスフィルタ801としては、LCフィルタ、セラミックフィルタ、誘電体フィルタ又はSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ等の表面弾性波フィルタ等が用いられる。
【0071】
この差周波数帯域インピーダンス変換回路804において、バンドパスフィルタ801は、差周波数帯域の信号のみを通過させ、それ以外の周波数帯域の信号は反射する特性のものが用いられる。これにより、バンドパスフィルタ801は、希望波周波数帯域では極めて高いインピーダンス値となり、差周波数帯域のインピーダンスは低い値となる。
【0072】
従って、図5について上述した差周波数帯域インピーダンス変換回路504の場合と同様にして、抵抗502の値を変化させることにより、希望波周波数帯域のインピーダンスには影響を与えることなく、差周波数帯域のインピーダンスだけを変化させて、歪補償回路800において発生する相互変調歪の振幅及び位相を調整することができる。
【0073】
このように、本実施の形態の歪補償回路800によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0074】
なお、上述の実施の形態4においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路804を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0075】
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6に係る歪補償回路900の構成を示すブロック図である。但し、図1、図5及び図7と同一の構成となるものについては、図1、図5及び図7と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0076】
図10において、歪補償回路900は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路904を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路904は、図7について上述した差周波数帯域インピーダンス変換回路604の抵抗502に対して、インダクタ901及びコンデンサ902を直接に接続した構成を加えている。
【0077】
これにより、差周波数帯域インピーダンス変換回路604においては、差周波数帯域のインピーダンスの主に実部の値のみを変化させるようになっていたことに比べて、本実施の形態6の差周波数帯域インピーダンス変換回路904では、虚部の値をも変化させることが可能となっている。
【0078】
従って、歪補償回路900において発生する相互変調歪の振幅及び位相の調整範囲を、図7の差周波数帯域インピーダンス変換回路604を用いた場合に比べて、更に広くすることができる。
【0079】
このように、本実施の形態の歪補償回路900によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0080】
なお、上述の実施の形態6においては、抵抗502、インダクタ901及びコンデンサ902を直列に接続した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、抵抗502、インダクタ901又はコンデンサ902のうちの少なくとも1つを用いるようにしてもよい。
【0081】
また、上述の実施の形態6においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路904を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0082】
(実施の形態7)
図11は、本発明の実施の形態7に係る歪補償回路1000の構成を示すブロック図である。但し、図1及び図5と同一の構成となるものについては、図1及び図5と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0083】
図11において、歪補償回路1000は、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路1004を有している。この差周波数帯域インピーダンス変換回路1004は、図5について上述した差周波数帯域インピーダンス変換回路504のインダクタを、伝送線路1001を用いて分布定数的に構成することにより、一段とモノリシック化に適した歪補償回路1000を実現することができる。
【0084】
このように、本実施の形態の歪補償回路1000によれば、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、相互変調歪の振幅及び位相を調整することにより、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【0085】
なお、上述の実施の形態7においては、歪発生回路403の後段に差周波数帯域インピーダンス変換回路1004を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歪発生回路403の後段に加えて前段にも同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよく、また、後段に代えて前段のみに同様構成の差周波数帯域インピーダンス変換回路を設けるようにしてもよい。
【0086】
(実施の形態8)
図12は、本発明の実施の形態8に係る歪補償回路1100の構成を示すブロック図である。但し、図1と同一の構成となるものについては、図1と同一番号を付し、詳しい説明を省略する。
【0087】
図12において、歪補償回路1100は、差周波数帯域インピーダンス変換回路404aの前段に入力整合回路1101を有するとともに、差周波数帯域インピーダンス変換回路404bの後段に出力整合回路1102を有する。
【0088】
このように、本実施の形態の歪補償回路1100によれば、入力側及び出力側に希望波周波数帯域の整合回路(入力整合回路1101、出力整合回路1102)を設けることにより、リターンロス及び挿入損失の特性に優れた歪補償回路1100を実現することができる。
【0089】
なお、上述の実施の形態8においては、歪補償回路1100の入力側及び出力側の両方に整合回路(入力整合回路1101及び出力整合回路1102)を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入力側の入力整合回路1101又は出力側の出力整合回路1102のいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
【0090】
(他の実施の形態)
なお、上述の実施の形態1〜8においては、本発明の歪補償回路を基地局装置の電力増幅器に用いる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、移動体通信システムにおける端末装置側の送信信号増幅回路の歪を低減するための歪補償回路として用いるようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歪発生回路の前段又は後段のうちの少なくとも一方に、希望波周波数帯域を通過させるとともに、入力される2つの希望波の周波数の差に相当する周波数帯域に対するインピーダンスを変化させるインピーダンス変換回路を設けることにより、希望波周波数帯域の特性に影響を与えることなく、歪補償回路において発生する相互変調歪の振幅及び位相特性の調整を可能とすることができる。かくするにつき、増幅器等において発生する相互変調歪を一段と有効に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る歪補償回路において発生する相互変調歪を模式的に示す略線図
【図3】実施の形態1に係る歪補償回路の歪発生回路の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態1に係る歪補償回路の歪発生回路の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態2に係る歪補償回路の差周波数帯域インピーダンス変換回路のインピーダンスのシミュレーション結果をスミスチャート上で示す略線図
【図7】本発明の実施の形態3に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態6に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態7に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態8に係る歪補償回路の構成を示すブロック図
【図13】従来の歪補償回路の構成を示す回路図
【図14】従来の歪補償回路の構成を示すブロック図
【図15】従来の歪補償回路の構成を示す回路図
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100 歪補償回路
101,305,306,502 抵抗
102,103,303,304,503,602,902 コンデンサ
104,307,1403,1503 ダイオード
107,308,1401,1501 直流電源
201,202 ハイブリッド
205,403 歪発生回路
206 可変位相回路
207 減衰回路
301,1101 入力整合回路
302,1102 出力整合回路
404a,404b,504,604,704,804,904,1004 差周波数帯域インピーダンス変換回路
501,701,901,1502,1504 インダクタ
601,1001 伝送線路
801 バンドパスフィルタ

Claims (8)

  1. 増幅器の前段又は後段に設けられ、前記増幅器において発生する相互変調歪を、その相互変調歪とは逆特性の相互変調歪によって打ち消す歪補償回路であって、
    歪発生回路と、この歪発生回路の前段又は後段のうちの少なくとも一方に、希望波周波数帯域は通過させるとともに、入力される2つの希望波の周波数の差に相当する周波数帯域に対するインピーダンスを変化させるインピーダンス変換回路を具備し、前記インピーダンス変換回路によって、前記逆特性となる相互変調歪の振幅及び位相を調整するようにしたことを特徴とする歪補償回路。
  2. 前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたインダクタと、このインダクタに直列に接続された抵抗と、この抵抗に直列に接続され、一端が接地されたコンデンサと、を具備することを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  3. 前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続された伝送線路と、この伝送線路に直列に接続され、一端が接地されたコンデンサと、このコンデンサに並列に接続された抵抗と、を具備することを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  4. 前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたインダクタと、このインダクタに並列に接続されたコンデンサと、このインダクタ及びコンデンサに直列に接続され、一端が接地された抵抗と、を具備することを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  5. 前記インピーダンス変換回路は、信号線に並列に接続されたバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタに直列に接続され、一端が接地された抵抗と、を具備することを特徴とする請求項1記載の歪補償回路。
  6. 前記インピーダンス変換回路の前記抵抗は、抵抗、インダクタ又はコンデンサのうちの少なくともいずれか1つが直列に接続されたインピーダンス回路であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載の歪補償回路。
  7. 前記インピーダンス変換回路の前記インダクタは、伝送線路を用いて分布定数的に構成されていることを特徴とする請求項2、請求項4又は請求項6記載の歪補償回路。
  8. 入力側又は出力側のうち少なくともいずれか一方に前記希望波周波数帯域の整合回路を具備することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の歪補償回路。
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