JP2004012915A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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JP2004012915A
JP2004012915A JP2002167524A JP2002167524A JP2004012915A JP 2004012915 A JP2004012915 A JP 2004012915A JP 2002167524 A JP2002167524 A JP 2002167524A JP 2002167524 A JP2002167524 A JP 2002167524A JP 2004012915 A JP2004012915 A JP 2004012915A
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JP
Japan
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tape
optical fiber
press
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sheath
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JP2002167524A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hashimoto
橋本 佳夫
Michio Suematsu
末松 道雄
Masayoshi Yamanaka
山中 正義
Takashi Matsuzawa
松澤 隆志
Akimi Yamazaki
山崎 昭実
Keiji Ohashi
大橋 圭二
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】押え巻きテープにしわが生じたり、シース成形時に押え巻きテープが光ファイバ収納溝に落ち込むことがないようにしたスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープを備えた光ファイバケーブルを提供すること。
【解決手段】光ファイバ収納溝8に光ファイバ6を収納したスロット本体10の外周を被覆する押え巻きテープ12において、押え巻きテープ材の熱収縮率の大きさが、押え巻きテープ12の外周を覆う押出成形されるシース14の使用材料の熱収縮率よりも大きくすること。例えば、押え巻きテープ12をポリプロピレンとし、シース14をポリエチレンとするのが好適である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープを備えた光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体外周に押え巻きテープを被覆する方法として、図2に示すような押え巻きテープの被覆方法が知られていた。図2において、光ファイバを既に収納したスロット本体1が押え巻きテープで縦添えされながら矢印X方向に進行し、フォーマ2で押え巻きテープがスロット本体1に巻き付けられる。この押え巻きテープが巻き付けられたスロット1aは口金3を介して粗巻き装置4に導入され、そして粗巻き紐で剥がれないように巻かれた押え巻きテープが被覆されたスロット1bが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の押え巻きテープの被覆方法は、押え巻きに加わる張力が長手方向だけであるので、フォーマ2や口金3の微妙な設定の狂いにより、押え巻きにしわが生じたり、シース成形時に押え巻きテープが光ファイバ収納溝に落ち込むことがあり、これがもとで光ケーブルの伝送特性に悪影響を与えることがあった。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目して成されたもので、押え巻きテープにしわが生じたり、シース成形時に押え巻きが光ファイバ収納溝に落ち込むことがないようにしたスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープを備えた光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープは、光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープであって、前記押え巻きテープ材の熱収縮率の大きさが、該押え巻きテープの外周を覆う押出成形されるシース材の熱収縮率よりも大きいことにある。
これによれば、押出成形されるシース成形時の熱で押え巻きテープに円周方向の張力が作用するので、押え巻きテープにしわの発生がなく、またスロット本体の光ファイバ収納溝に押え巻きテープの一部が落ち込むようなことも起こらない。
【0006】
本発明のスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープは、前記押え巻きテープ材がポリプロピレンであり、前記シース材がポリエチレンであることが好ましい。
このようにすれば、シースの一般的な押出成形材料であるポリエチレンに対して、押え巻きテープ材がポリプロピレンであると比較的大きな熱収縮率の差をもたせることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1に基づいて説明する。
図1は本発明の押え巻きテープが縦添えに被覆されているスロットの断面図である。
【0008】
図1において、光ファイバテープ心線6を既に光ファイバ収納溝8に収納したスロット本体10が、押え巻きテープ12で縦添えされながらフォーマで巻き付け形成される。
【0009】
その後、押え巻きテープ12が縦添えに巻き付けられたスロット本体10は口金を介して粗巻きが施され、更にその外周にシース14が押出成形されて光ケーブルが成形される。
【0010】
本発明で用いられている押え巻きテープ12のテープ材はポリプロピレンから成り、押出成形されるシース材はポリエチレンで形成されている。ポリプロピレンはポリエチレンと比べ熱収縮率が大きいので、押え巻きテープ12はシース成形時に熱を受けて熱収縮する。
【0011】
このとき押え巻きテープ12には円周方向の張力が加わることになるので、しわのない円周方向にピンと張られた巻き付けが実現できる。またスロット本体10の光ファイバ収納溝8に押え巻きテープ12の一部が落ち込むようなことも起こらない。
【0012】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限定されるものではなく、例えば、押え巻きテープ材としてはポリプロピレンに限らず、シース材に比較して熱収縮率の高いものを選定することで、本発明の目的を達成することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0014】
(a)請求項1項の発明によれば、押出成形されるシース成形時の熱で押え巻きテープに円周方向の張力が作用するので、押え巻きテープにしわの発生がなく、またスロット本体の光ファイバ収納溝に押え巻きテープの一部が落ち込むようなことも起こらない。
【0015】
(b)請求項2項の発明によれば、シースの一般的な押出成形材料であるポリエチレンに対して、押え巻きテープ材がポリプロピレンであると比較的大きな熱収縮率の差をもたせることができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押え巻きテープが縦添えに被覆されているスロットの断面図である。
【図2】従来の押え巻きテープの被覆方法を示す概略工程図である。
【符号の説明】
1・・・スロット本体
1a・・・押え巻きテープが巻き付けられたスロット
1b・・・押え巻きテープが被覆されたスロット
2・・・フォーマ
3・・・口金
4・・・粗巻き装置
6・・・光ファイバテープ心線
8・・・光ファイバ収納溝
10・・・スロット本体
12・・・押え巻きテープ
14・・・シース

Claims (2)

  1. 光ファイバ収納溝に光ファイバを収納したスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープであって、前記押え巻きテープ材の熱収縮率の大きさが、該押え巻きテープの外周を覆う押出成形されるシース材の熱収縮率よりも大きいスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープを備えた光ファイバケーブル。
  2. 前記押え巻きテープ材がポリプロピレンであり、前記シース材がポリエチレンであるスロット本体の外周を被覆する押え巻きテープを備えた光ファイバケーブル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101175A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Fujikura Ltd 光ファイバユニットの製造方法、光ファイバユニット及び光ファイバケーブル
CN113296209A (zh) * 2021-06-03 2021-08-24 杭州富通通信技术股份有限公司 防啮咬光缆

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