JP2005003738A - 光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スロットの露出を防止して伝送損失の増加など光通信に影響を与えることがない、良好な光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】光ファイバケーブル用スロット10は、テープ心線14を収容する複数本のスロット溝21が外周に設けられている。隣合うスロット溝21,21間の各スロットリブ22の外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝21の長手方向に沿って延びる延長部分40が延設される。延長部分40は、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げ可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】光ファイバケーブル用スロット10は、テープ心線14を収容する複数本のスロット溝21が外周に設けられている。隣合うスロット溝21,21間の各スロットリブ22の外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝21の長手方向に沿って延びる延長部分40が延設される。延長部分40は、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げ可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ファイバケーブル用スロットとしては種々のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、図7に示すように、光ファイバケーブル用スロット100は、中心にテンションメンバ101を有し、このテンションメンバ101の周囲に樹脂製のスロットロッド102が一体的に設けられている。
【0003】
スロットロッド102の外周面には、例えば複数本のスロット溝103が螺旋状に撚られて設けられており、各スロット溝103にはテープ心線(光ファイバ)104を積層した積層体105が収容されている。
更に、スロットロッド102の外周面には、押え巻きテープ(上巻きテープ)106が巻回されており、該押え巻きテープ106の外側には、シース107が設けられて光ファイバケーブル(テープスロット型ケーブル)110を構成している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−311860号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の光ファイバケーブル110におけるシース107は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を押出し成型することにより形成されており、押出し成型時の加工歪みが残留している場合がある。このような残留歪みは、時間の径過とともに解放されて収縮しようとする。一方、スロットロッド102も樹脂製であるが、テンションメンバ101により収縮が抑制されているので収縮が生じず、シース107のみが収縮することになる。
【0006】
この時、スロットロッド102とシース107、さらにその間に巻かれた押え巻きテープ106とが一体化されていない場合には、それぞれの間でずれが生じる。シース107の収縮力は加工法や材料、シース107の断面積等によって異なるが、ずれが生じる場合はその間の摩擦力がシース107の収縮力に対して小さい場合である。
【0007】
一般に、スロットロッド102と押え巻きテープ106との間の摩擦力を大きくするには、接触面積を大きくすることが考えられる。スロット溝103を備えたスロットロッド102と押え巻きテープ106との接触面積を大きくするには、スロットロッドの外径を大きくすれば良いが、この場合には、光ファイバケーブル110が太くなってコストアップを招くとともに、剛性が大きくなって作業性が悪くなる。
【0008】
このため、スロットロッド102の外周面と押え巻きテープ106との接触面積が不足すると、経時的なシース107の長手方向の収縮量とスロットロッド102の収縮量とに差が生じ、ケーブル端においてスロットロッド102を露出させる場合がある。これにより、スロット溝103に収容されているテープ心線104におけるテープ樹脂の劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブル110の伝送損失の増加など光通信に重大な影響を与える可能性がある。
【0009】
従って、本発明は、スロットの露出を防止して伝送損失の増加など光通信に影響を与えることがない、良好な光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項1に記載したように、外周に光ファイバを収容する複数本のスロット溝が設けられている光ファイバケーブル用スロットであって、隣合う前記スロット溝間の各スロットリブの外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝の長手方向に沿って延びる延長部分が延設されており、前記延長部分は、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げ可能である。
【0011】
このように構成された光ファイバケーブル用スロットによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周面に巻回される上巻きテープとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項2に記載したように、請求項1に記載した光ファイバケーブル用スロットにおいて、前記延長部分の長さが、前記スロット溝の上方開口幅よりも大きいことが望ましい。
【0013】
また、本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項3に記載したように、請求項1に記載した光ファイバケーブル用スロットにおいて、前記延長部分の基端部に、薄肉ヒンジ部を設けることが望ましい。
【0014】
また、本発明に係る光ファイバケーブルは、請求項4に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る。
【0015】
このように構成された光ファイバケーブルによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、上巻きテープとの接触面積を実質的に広げると共に弾性反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めてスロットとシースとの収縮量の違いによる両者間の長手方向の相対移動を防止することができる。
そこで、スロット溝に収容されている光ファイバの劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブルの伝送損失の増加などを防止できる。
【0016】
また、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法は、請求項5に記載したように、請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、前記スロット溝に光ファイバを収容した後、前記光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープが、前記延長部分を折り曲げてスロット溝を覆いながら巻付けられる。
【0017】
このような光ファイバケーブルの製造方法によれば、スロット溝に光ファイバを収容した後、該スロット溝を覆う前記延長部分の折り曲げ作業が、光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープの巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分の折り曲げ作業が容易となる。
【0018】
又、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法は、請求項6に記載したように、請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、前記スロット溝に光ファイバを収容した後、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように前記延長部分を折り曲げた状態で、前記光ファイバケーブル用スロットの外周にシースを押出し成型する。
【0019】
このような光ファイバケーブルの製造方法によれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられた状態で、前記スロットの外周にシースが直接押出し成型されるので、スロット溝から光ファイバが飛び出すのを防止する為の上巻きテープを省略することができる。
【0020】
また、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周に押出し成型されるシースとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力によりシースに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロットの断面図、図2は図1に示した光ファイバケーブル用スロットの斜視図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、本実施形態の光ファイバケーブル用スロット(以下、単にスロットと云う)10は、中心にテンションメンバ11を有し、このテンションメンバ11の周囲に樹脂製のスロットロッド20が押出し成型により一体的に設けられている。そして、前記スロットロッド20の外周面には、光ファイバ心線を収容するための複数本(本実施形態では、5本)の平行なスロット溝21が長手方向に沿って設けられている。
【0023】
そして、隣合うスロット溝21,21の間には、スロットリブ22が形成されており、各スロットリブ22の外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝21の長手方向に沿って延びる延長部分40が延設されている。各延長部分40は、隣接する一方のスロット溝21の側壁21aを外側に向かって延長して一体的に設けられた薄板状(例えば、厚さ0.1mmから0.2mm程度)のリブである。
【0024】
尚、これら延長部分40は、例えばテンションメンバ11の周囲にスロットロッド20を押出し成型により一体的に作成する際に、スロット溝21等と同時に押出し成型により作成することができる。
【0025】
更に、図3に示すように、前記延長部分40の長さLは、スロット溝21の上方開口幅Wよりも大きくなるようにするのが望ましい。
これにより、延長部分40を基端部から折り曲げてスロット溝21の上方開口を覆うと、該延長部分40の先端はスロット溝21を横切って隣のスロットリブ22に達することができる(図3中、二点鎖線で示す)。
このため、延長部分40はスロット溝21に落ち込むことなく、スロット溝21の上方開口を覆うことができ、スロット10と上巻きテープ12との接触面積を最大限に大きくすることができる。
【0026】
次に、上記スロット10を用いた光ファイバケーブル30の製造方法について説明する。
先ず、前記スロット10の各スロット溝21内にテープ心線(光ファイバ)14の積層体15を収容した後、図4に示すように、前記スロット10の外周に巻付けられる上巻きテープ12が、前記延長部分40を折り曲げてスロット溝21を覆いながら巻付けられる。
この際、各スロット溝21を覆う前記延長部分40の折り曲げ作業が、前記スロット10の外周に巻付けられる上巻きテープ12の巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分40の折り曲げ作業が容易となる。
【0027】
そして、前記スロット10の外周に巻付けられた上巻きテープ12の上からシース13を押出し成型により設け、図5に示すような光ファイバケーブル30を形成する。
即ち、本実施形態に係る光ファイバケーブル30は、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロット10の外周面に巻回された上巻きテープ12との接触面積が実質的に広がると共に、折り曲げられた延長部分40の弾性反発力により上巻きテープ12に対し抗力が作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
【0028】
そこで、経時的に前記シース13の長手方向の収縮力と前記スロット10の収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロット10が露出するのを防止することができる。
従って、スロット溝21に収容されたテープ心線14の劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブル30の伝送損失の増加などを防止できる。
【0029】
なお、本発明の光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法は、前述した実施形態に限定されるものでなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態では、延長部分40の形状として、図3に示したような薄板状のものを説明したが、例えば、図6(a)〜(d)に示すような形状が考えられる。
【0030】
図6(a)に示す延長部分40Aでは、基端部のスロット溝21側に切欠き41aが設けられており、該延長部分40Aを基端部から折り曲げる際に、容易に折り曲げることができる。
又、折り曲げた延長部分40Aの先端部が、隣のスロットリブ22の上端角部に設けた切欠き41bの段部に載ると共に、折り曲げた延長部分40Aの基端部における角部が前記切欠き41aの段部に載る(図6(a)中、二点鎖線で示す)。
そこで、延長部分40Aがスロット溝21を覆ったときに生じるスロットリブ22の外周面との段差を小さくすることができる。
【0031】
図6(b)に示す延長部分40Bでは、平板状の延長部分40Bの基端部に薄肉ヒンジ部42aを設け、折り曲げ易くしている。この時、延長部分40Aの先端部が当接する隣のスロットリブ22の上端角部にも、切欠き42bが設けられている。
又、基端部に薄肉ヒンジ部42aを設けたので、延長部分40Bは基端部で略直角に折れ曲がり、折れ曲がり部に生じる段差を小さくすることができる。
【0032】
図6(c)に示す延長部分40Cでは、延長部分40Cの板厚を先端に向かって薄くなるようにテーパ43aが設けられている。
そこで、折り曲げた延長部分40Aの先端部が、隣のスロットリブ22の外周面に当接した際に生じる段差を小さくすることができる。
【0033】
図6(d)に示す延長部分40Dでは、平板状の延長部分40Dの先端部に板厚が薄くなるように段差44が設けられている。
そこで、折り曲げた延長部分40Dの先端部分が、隣のスロットリブ22の外周面に当接した際に生じる段差を小さくすることができる。
【0034】
更に、前述した実施形態において例示した光ファイバケーブル30、スロットロッド20、上巻きテープ12、シース13等の材質、形状、寸法、形態、数、配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態に例示した光ファイバケーブル30では、外周面に複数本の平行なスロット溝21が設けられたスロット10を用いたが、一方向に撚られた複数のスロット溝を有するスロットや、長手方向に正逆反転を繰り返しながら撚って設けられたスロット溝を有するスロット(所謂、SZテープスロット)を用いることもできる。
【0035】
また、上記実施形態に係る光ファイバケーブル30の製造方法では、スロット10の外周に上巻きテープ12を巻付けた後に、シース13を設ける場合について説明した。
これに対し、スロット10のスロット溝21にテープ心線14を収容した後、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように前記延長部分40を折り曲げた状態で、前記スロット10の外周にシース13を押出し成型して光ファイバケーブルを製造することもできる。
【0036】
即ち、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられた状態で、前記スロット10の外周にシース13が直接押出し成型されるので、スロット溝21からテープ心線14が飛び出すのを防止する為の上巻きテープ12を省略することができる。
そこで、この様な光ファイバケーブルの製造方法によれば、部品点数及びテープ巻き工程の削減による製造コスト低減が可能となる。
【0037】
また、このように構成された光ファイバケーブルによれば、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロット10の外周に押出し成型されるシース13との接触面積を実質的に広げることができると共に反発力によりシース13に対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シース13の長手方向の収縮力と前記スロット10の収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロット10が露出するのを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブルによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周面に巻回される上巻きテープとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0039】
また、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法によれば、スロット溝に光ファイバを収容した後、該スロット溝を覆う前記延長部分の折り曲げ作業が、光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープの巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分の折り曲げ作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロットの断面図である。
【図2】図1に示した光ファイバケーブル用スロットの斜視図である。
【図3】図1に示した光ファイバケーブル用スロットの要部拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブルの製造方法を説明する為の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。
【図6】(a)〜(d)は、図3に示した延長部分の変形例を示す断面図である。
【図7】従来より知られている光ファイバケーブルの断面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバケーブル用スロット
12 上巻きテープ
13 シース
14 テープ心線(光ファイバ)
20 スロットロッド
21 スロット溝
22 スロットリブ
30 光ファイバケーブル
40 延長部分
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ファイバケーブル用スロットとしては種々のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、図7に示すように、光ファイバケーブル用スロット100は、中心にテンションメンバ101を有し、このテンションメンバ101の周囲に樹脂製のスロットロッド102が一体的に設けられている。
【0003】
スロットロッド102の外周面には、例えば複数本のスロット溝103が螺旋状に撚られて設けられており、各スロット溝103にはテープ心線(光ファイバ)104を積層した積層体105が収容されている。
更に、スロットロッド102の外周面には、押え巻きテープ(上巻きテープ)106が巻回されており、該押え巻きテープ106の外側には、シース107が設けられて光ファイバケーブル(テープスロット型ケーブル)110を構成している。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−311860号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の光ファイバケーブル110におけるシース107は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を押出し成型することにより形成されており、押出し成型時の加工歪みが残留している場合がある。このような残留歪みは、時間の径過とともに解放されて収縮しようとする。一方、スロットロッド102も樹脂製であるが、テンションメンバ101により収縮が抑制されているので収縮が生じず、シース107のみが収縮することになる。
【0006】
この時、スロットロッド102とシース107、さらにその間に巻かれた押え巻きテープ106とが一体化されていない場合には、それぞれの間でずれが生じる。シース107の収縮力は加工法や材料、シース107の断面積等によって異なるが、ずれが生じる場合はその間の摩擦力がシース107の収縮力に対して小さい場合である。
【0007】
一般に、スロットロッド102と押え巻きテープ106との間の摩擦力を大きくするには、接触面積を大きくすることが考えられる。スロット溝103を備えたスロットロッド102と押え巻きテープ106との接触面積を大きくするには、スロットロッドの外径を大きくすれば良いが、この場合には、光ファイバケーブル110が太くなってコストアップを招くとともに、剛性が大きくなって作業性が悪くなる。
【0008】
このため、スロットロッド102の外周面と押え巻きテープ106との接触面積が不足すると、経時的なシース107の長手方向の収縮量とスロットロッド102の収縮量とに差が生じ、ケーブル端においてスロットロッド102を露出させる場合がある。これにより、スロット溝103に収容されているテープ心線104におけるテープ樹脂の劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブル110の伝送損失の増加など光通信に重大な影響を与える可能性がある。
【0009】
従って、本発明は、スロットの露出を防止して伝送損失の増加など光通信に影響を与えることがない、良好な光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項1に記載したように、外周に光ファイバを収容する複数本のスロット溝が設けられている光ファイバケーブル用スロットであって、隣合う前記スロット溝間の各スロットリブの外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝の長手方向に沿って延びる延長部分が延設されており、前記延長部分は、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げ可能である。
【0011】
このように構成された光ファイバケーブル用スロットによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周面に巻回される上巻きテープとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項2に記載したように、請求項1に記載した光ファイバケーブル用スロットにおいて、前記延長部分の長さが、前記スロット溝の上方開口幅よりも大きいことが望ましい。
【0013】
また、本発明に係る光ファイバケーブル用スロットは、請求項3に記載したように、請求項1に記載した光ファイバケーブル用スロットにおいて、前記延長部分の基端部に、薄肉ヒンジ部を設けることが望ましい。
【0014】
また、本発明に係る光ファイバケーブルは、請求項4に記載したように、請求項1から3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る。
【0015】
このように構成された光ファイバケーブルによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、上巻きテープとの接触面積を実質的に広げると共に弾性反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めてスロットとシースとの収縮量の違いによる両者間の長手方向の相対移動を防止することができる。
そこで、スロット溝に収容されている光ファイバの劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブルの伝送損失の増加などを防止できる。
【0016】
また、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法は、請求項5に記載したように、請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、前記スロット溝に光ファイバを収容した後、前記光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープが、前記延長部分を折り曲げてスロット溝を覆いながら巻付けられる。
【0017】
このような光ファイバケーブルの製造方法によれば、スロット溝に光ファイバを収容した後、該スロット溝を覆う前記延長部分の折り曲げ作業が、光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープの巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分の折り曲げ作業が容易となる。
【0018】
又、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法は、請求項6に記載したように、請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、前記スロット溝に光ファイバを収容した後、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように前記延長部分を折り曲げた状態で、前記光ファイバケーブル用スロットの外周にシースを押出し成型する。
【0019】
このような光ファイバケーブルの製造方法によれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられた状態で、前記スロットの外周にシースが直接押出し成型されるので、スロット溝から光ファイバが飛び出すのを防止する為の上巻きテープを省略することができる。
【0020】
また、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周に押出し成型されるシースとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力によりシースに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロットの断面図、図2は図1に示した光ファイバケーブル用スロットの斜視図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、本実施形態の光ファイバケーブル用スロット(以下、単にスロットと云う)10は、中心にテンションメンバ11を有し、このテンションメンバ11の周囲に樹脂製のスロットロッド20が押出し成型により一体的に設けられている。そして、前記スロットロッド20の外周面には、光ファイバ心線を収容するための複数本(本実施形態では、5本)の平行なスロット溝21が長手方向に沿って設けられている。
【0023】
そして、隣合うスロット溝21,21の間には、スロットリブ22が形成されており、各スロットリブ22の外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝21の長手方向に沿って延びる延長部分40が延設されている。各延長部分40は、隣接する一方のスロット溝21の側壁21aを外側に向かって延長して一体的に設けられた薄板状(例えば、厚さ0.1mmから0.2mm程度)のリブである。
【0024】
尚、これら延長部分40は、例えばテンションメンバ11の周囲にスロットロッド20を押出し成型により一体的に作成する際に、スロット溝21等と同時に押出し成型により作成することができる。
【0025】
更に、図3に示すように、前記延長部分40の長さLは、スロット溝21の上方開口幅Wよりも大きくなるようにするのが望ましい。
これにより、延長部分40を基端部から折り曲げてスロット溝21の上方開口を覆うと、該延長部分40の先端はスロット溝21を横切って隣のスロットリブ22に達することができる(図3中、二点鎖線で示す)。
このため、延長部分40はスロット溝21に落ち込むことなく、スロット溝21の上方開口を覆うことができ、スロット10と上巻きテープ12との接触面積を最大限に大きくすることができる。
【0026】
次に、上記スロット10を用いた光ファイバケーブル30の製造方法について説明する。
先ず、前記スロット10の各スロット溝21内にテープ心線(光ファイバ)14の積層体15を収容した後、図4に示すように、前記スロット10の外周に巻付けられる上巻きテープ12が、前記延長部分40を折り曲げてスロット溝21を覆いながら巻付けられる。
この際、各スロット溝21を覆う前記延長部分40の折り曲げ作業が、前記スロット10の外周に巻付けられる上巻きテープ12の巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分40の折り曲げ作業が容易となる。
【0027】
そして、前記スロット10の外周に巻付けられた上巻きテープ12の上からシース13を押出し成型により設け、図5に示すような光ファイバケーブル30を形成する。
即ち、本実施形態に係る光ファイバケーブル30は、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロット10の外周面に巻回された上巻きテープ12との接触面積が実質的に広がると共に、折り曲げられた延長部分40の弾性反発力により上巻きテープ12に対し抗力が作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
【0028】
そこで、経時的に前記シース13の長手方向の収縮力と前記スロット10の収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロット10が露出するのを防止することができる。
従って、スロット溝21に収容されたテープ心線14の劣化や水に濡れることによる光ファイバケーブル30の伝送損失の増加などを防止できる。
【0029】
なお、本発明の光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブル、並びにその製造方法は、前述した実施形態に限定されるものでなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形、改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態では、延長部分40の形状として、図3に示したような薄板状のものを説明したが、例えば、図6(a)〜(d)に示すような形状が考えられる。
【0030】
図6(a)に示す延長部分40Aでは、基端部のスロット溝21側に切欠き41aが設けられており、該延長部分40Aを基端部から折り曲げる際に、容易に折り曲げることができる。
又、折り曲げた延長部分40Aの先端部が、隣のスロットリブ22の上端角部に設けた切欠き41bの段部に載ると共に、折り曲げた延長部分40Aの基端部における角部が前記切欠き41aの段部に載る(図6(a)中、二点鎖線で示す)。
そこで、延長部分40Aがスロット溝21を覆ったときに生じるスロットリブ22の外周面との段差を小さくすることができる。
【0031】
図6(b)に示す延長部分40Bでは、平板状の延長部分40Bの基端部に薄肉ヒンジ部42aを設け、折り曲げ易くしている。この時、延長部分40Aの先端部が当接する隣のスロットリブ22の上端角部にも、切欠き42bが設けられている。
又、基端部に薄肉ヒンジ部42aを設けたので、延長部分40Bは基端部で略直角に折れ曲がり、折れ曲がり部に生じる段差を小さくすることができる。
【0032】
図6(c)に示す延長部分40Cでは、延長部分40Cの板厚を先端に向かって薄くなるようにテーパ43aが設けられている。
そこで、折り曲げた延長部分40Aの先端部が、隣のスロットリブ22の外周面に当接した際に生じる段差を小さくすることができる。
【0033】
図6(d)に示す延長部分40Dでは、平板状の延長部分40Dの先端部に板厚が薄くなるように段差44が設けられている。
そこで、折り曲げた延長部分40Dの先端部分が、隣のスロットリブ22の外周面に当接した際に生じる段差を小さくすることができる。
【0034】
更に、前述した実施形態において例示した光ファイバケーブル30、スロットロッド20、上巻きテープ12、シース13等の材質、形状、寸法、形態、数、配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態に例示した光ファイバケーブル30では、外周面に複数本の平行なスロット溝21が設けられたスロット10を用いたが、一方向に撚られた複数のスロット溝を有するスロットや、長手方向に正逆反転を繰り返しながら撚って設けられたスロット溝を有するスロット(所謂、SZテープスロット)を用いることもできる。
【0035】
また、上記実施形態に係る光ファイバケーブル30の製造方法では、スロット10の外周に上巻きテープ12を巻付けた後に、シース13を設ける場合について説明した。
これに対し、スロット10のスロット溝21にテープ心線14を収容した後、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように前記延長部分40を折り曲げた状態で、前記スロット10の外周にシース13を押出し成型して光ファイバケーブルを製造することもできる。
【0036】
即ち、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられた状態で、前記スロット10の外周にシース13が直接押出し成型されるので、スロット溝21からテープ心線14が飛び出すのを防止する為の上巻きテープ12を省略することができる。
そこで、この様な光ファイバケーブルの製造方法によれば、部品点数及びテープ巻き工程の削減による製造コスト低減が可能となる。
【0037】
また、このように構成された光ファイバケーブルによれば、各スロットリブ22の外周部に設けた延長部分40が、隣接するスロット溝21の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロット10の外周に押出し成型されるシース13との接触面積を実質的に広げることができると共に反発力によりシース13に対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シース13の長手方向の収縮力と前記スロット10の収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロット10が露出するのを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る光ファイバケーブル用スロット及び光ファイバケーブルによれば、各スロットリブの外周部に設けた延長部分が、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げられることで、該スロットの外周面に巻回される上巻きテープとの接触面積を実質的に広げることができると共に反発力により上巻きテープに対し抗力を作用するので、摩擦力を高めて互いの相対移動を阻止することができる。
そこで、シースの長手方向の収縮力と前記スロットの収縮力とに差が生じた場合にも、ケーブル端においてスロットが露出するのを防止することができる。
【0039】
また、本発明に係る光ファイバケーブルの製造方法によれば、スロット溝に光ファイバを収容した後、該スロット溝を覆う前記延長部分の折り曲げ作業が、光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープの巻付け作業と同時に行われるので、工数を増加させることなく、延長部分の折り曲げ作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブル用スロットの断面図である。
【図2】図1に示した光ファイバケーブル用スロットの斜視図である。
【図3】図1に示した光ファイバケーブル用スロットの要部拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブルの製造方法を説明する為の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。
【図6】(a)〜(d)は、図3に示した延長部分の変形例を示す断面図である。
【図7】従来より知られている光ファイバケーブルの断面図である。
【符号の説明】
10 光ファイバケーブル用スロット
12 上巻きテープ
13 シース
14 テープ心線(光ファイバ)
20 スロットロッド
21 スロット溝
22 スロットリブ
30 光ファイバケーブル
40 延長部分
Claims (6)
- 外周に光ファイバを収容する複数本のスロット溝が設けられている光ファイバケーブル用スロットであって、
隣合う前記スロット溝間の各スロットリブの外周部には、外方へ突出すると共にスロット溝の長手方向に沿って延びる延長部分が延設されており、
前記延長部分は、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように折り曲げ可能であることを特徴とする光ファイバケーブル用スロット。 - 前記延長部分の長さが、前記スロット溝の上方開口幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載した光ファイバケーブル用スロット。
- 前記延長部分の基端部に、薄肉ヒンジ部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した光ファイバケーブル用スロット。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成ることを特徴とする光ファイバケーブル。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、
前記スロット溝に光ファイバを収容した後、前記光ファイバケーブル用スロットの外周に巻付けられる上巻きテープが、前記延長部分を折り曲げてスロット溝を覆いながら巻付けられることを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載した光ファイバケーブル用スロットのスロット溝に、光ファイバを収容して成る光ファイバケーブルの製造方法であって、
前記スロット溝に光ファイバを収容した後、隣接するスロット溝の上方開口を覆うように前記延長部分を折り曲げた状態で、前記光ファイバケーブル用スロットの外周にシースを押出し成型することを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
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2003
- 2003-06-09 JP JP2003164198A patent/JP2005003738A/ja active Pending
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