JP2005292176A - 光ファイバケーブルおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単で非居住空間と居住空間の双方において敷設が容易であり、かつ、製造時に光ファイバの伝送損失が悪化しない光ファイバケーブルの提供。
【解決手段】1本以上の樹脂製光ファイバ、第1樹脂被覆層、および、第1樹脂被覆層の外側に第2樹脂被覆層を有する光ファイバケーブルであって、前記樹脂製光ファイバと第1樹脂被覆層とは密接しておらず、第2樹脂被覆層の樹脂は第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂であることを特徴とし、好ましくは抗張力体を有する光ファイバケーブルおよびその製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は樹脂製光ファイバを収容した光ファイバケーブルおよびその製造方法に関し、より詳しくは2重に被覆された光ファイバケーブルに関する。
近年、高速通信技術の普及とともに通信媒体である光ファイバの敷設が随所で行われるようになってきた。特に、幹線系から分岐された、利用者端末に近い場所にも光ファイバの採用が進んできている。また利用者端末に近い場所では、配線、接続の容易性から樹脂製光ファイバ(POF:Plastic−Optical−Fiber)の採用が増えている。
光ファイバの配線は、光ファイバの保護のため、光ファイバケーブルの形態で行われ、その光ファイバケーブルの形状にも種々の工夫が施されている(特許文献1、2参照。)。しかし光ファイバケーブルの敷設(配線)は、壁内、天井裏、床下、カーペット裏、利用者端末近傍等の多岐にわたり、それぞれの場所により光ファイバケーブルに要求される仕様も異なる。
すなわち壁内、天井裏、床下等の非居住空間に敷設する場合には、敷設する環境が狭い等の作業条件の制約が多い。このような場所では光ファイバケーブルを強く引っ張る、または、押し込む等の作業を行うことが多く、光ファイバケーブルには剛性と耐衝撃性が要求される。一方、カーペット裏、利用者端末近傍等の居住空間に敷設する場合には床、壁、什器等の形状に合わせることが要求され、このため光ファイバケーブルには柔軟性が求められる。
国際公開第01/95002号パンフレット 特開2003−315643号公報
前記特許文献1に記載された技術においては、光ファイバケーブルの被覆層に比較的柔らかい樹脂を採用しているために、非居住空間への敷設が行いにくいという問題があった。また前記特許文献2に記載された技術においては、光ファイバケーブルの製造時に光ファイバの伝送損失が悪化しやすいという問題があった。
本発明は、これらの問題を同時に解決することを目的とする。すなわち、構造が簡単で非居住空間と居住空間の双方において敷設が容易であり、かつ、製造時に光ファイバの伝送損失が悪化しない光ファイバケーブルの提供を課題とする。
本発明は、1本以上の樹脂製光ファイバ、第1樹脂被覆層、および、第1樹脂被覆層の外側に第2樹脂被覆層を有する光ファイバケーブルであって、前記樹脂製光ファイバと第1樹脂被覆層とは密接しておらず、第2樹脂被覆層の樹脂は第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂であることを特徴とする光ファイバケーブルを提供する。特にこの光ファイバケーブルは抗張力体を有することが好ましい。
また本発明は、第1樹脂被覆層、第1樹脂被覆層の外側に第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂からなる第2樹脂被覆層、および、1本以上の第1樹脂被覆層とは密接していない樹脂製光ファイバを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、第2樹脂被覆層の成形温度が第1樹脂被覆層の成形温度よりも高いことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法を提供する。
本発明によれば、同一の光ファイバケーブルであっても、非居住空間と居住空間の双方において敷設が容易であり、構造が簡単であるために製造も容易であり、かつ、光ファイバケーブルの製造の際に光ファイバの伝送損失が悪化しないという効果を奏する。
本発明は、1本以上の樹脂製光ファイバ、第1樹脂被覆層、および、第1樹脂被覆層の外側に第2樹脂被覆層を有する光ファイバケーブルであって、前記樹脂製光ファイバと第1樹脂被覆層とは密接しておらず、第2樹脂被覆層の樹脂は第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂であることを特徴とする光ファイバケーブルである。以下に図を用いて本発明について説明する。
図1は、本発明の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図である。光ファイバケーブル10は、2本の樹脂製光ファイバ11、第1樹脂被覆層12、第2樹脂被覆層13、および、2本の抗張力体14を有している。また光ファイバケーブル10は第2樹脂被覆層を除去しやすくするために引き裂き紐15を備えている。
樹脂製光ファイバ11は、第1樹脂被覆層12に配置された光ファイバ配置空間16の内部に配置されている。このため樹脂製光ファイバ11は光ファイバ配置空間16の内部を自由に動ける。すなわち樹脂製光ファイバ11と第1樹脂被覆層12とは接触することはあっても密接することはない。このため温度変化、振動等が繰り返されることによる、微小屈曲が原因と考えられる伝送損失の増加もなく、さらに光ファイバケーブル10の製造時の熱負荷が原因と考えられる伝送損失の悪化も極めて少ない。
樹脂製光ファイバ11としては、ステップインデックス(SI)型であっても屈折率分布型(GI)型であってもよく、シングルモード(SM)型であってもマルチモード(MM)型であってもよく、シングルコア型であってもマルチコア型であってもよい。また光ファイバの材料としては、アクリル樹脂製、含フッ素樹脂製等が例示できる。このうち高帯域であるため高速での通信が可能であり、通信距離も充分長いことから含フッ素樹脂製のGI型光ファイバが好ましい。代表例としては、旭硝子社製の商品名ルキナが例示できる。
光ファイバケーブル10は、第1樹脂被覆層12および第2樹脂被覆層13の2層の被覆樹脂層を有している。本発明において、第2樹脂被覆層13の樹脂は第1樹脂被覆層12の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂である。すなわち内側に位置する第1樹脂層12は相対的に柔らかく、外側に位置する第2樹脂層13は相対的に硬い。より具体的には、第1樹脂被覆層の樹脂の硬さとしては、ショアD硬度50以下が好ましく、45以下がより好ましい。この程度に第1樹脂被覆層が柔らかければ光ファイバケーブルの居住空間での敷設が容易に行える。一方第2樹脂被覆層の樹脂の硬さとしては、ショアD硬度55以上が好ましく、60以上がより好ましい。この程度に第2樹脂被覆層が硬ければ光ファイバケーブルの非居住空間での敷設が容易に行える。特に配管等の内部へ押し込む際に好適である。第1樹脂被覆層の樹脂の硬さと第2樹脂被覆層の樹脂の硬さの差は、ショアD硬度で5以上が好ましく、10以上がより好ましい。
第1樹脂被覆層12および第2樹脂被覆層13の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル樹脂等の公知の材料が例示できる。これらの材料は容易に入手でき、かつ、充填剤等の配合を変えることにより硬度を制御することができる。一般的に硬度が硬くなれば、その樹脂の成形温度は高くなる傾向にあるといえる。
本発明の光ファイバケーブルにおいては、樹脂被覆層を少なくとも2層設ける。従来の技術において、樹脂被覆層が1層の場合には、光ファイバケーブル製造時(被覆層成形時)の熱により樹脂製光ファイバが劣化しやすいという問題があった。すなわち樹脂被覆層として採用できる樹脂材料としては、成形温度が低い樹脂であることが求められた。樹脂被覆層成形時の熱を遮断する相当な工夫をしないと、一般の樹脂材料を採用することはできなかった。しかし本発明によれば、樹脂被覆層の第1層が樹脂製光ファイバを保護することとなり、外側の樹脂被覆層として汎用の安価な樹脂材料が採用できるようになった。したがって光ファイバケーブルの設計の自由度は大幅に向上し、機械的強度等の高い要求にも応えられるようになった。
本発明において、第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層とは、密着していてもよいが、互いに剥離が容易であることが好ましい。すなわち第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層とは、接着または溶着していないことが好ましい。第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層とが互いに剥離が容易であれば、光ファイバケーブルの敷設の際に外層である第2樹脂被覆層が除去しやすく敷設の自由度が高まる。なおこの第2樹脂被覆層の除去を補助するために、光ファイバケーブルは引き裂き紐を備えていることが好ましい。
第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層とが接着していない状態にするために、第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層との間には、プライマー、接着剤等の塗布は行わないことが好ましい。また第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層とが溶着していない状態にするためには、第2樹脂被覆層を被覆する際の温度をある程度低く保つことが好ましい。光ファイバケーブルの製造条件の詳細は後述する。
本発明の光ファイバケーブルは抗張力体(テンションメンバ)を有することが好ましい。抗張力体は光ファイバケーブルのどの位置に配置されてもよいが、第1樹脂被覆層内または第1樹脂被覆層より内側に配置されることが好ましい。第1樹脂被覆層内または第1樹脂被覆層より内側に配置された状態とは、第1樹脂被覆層に埋め込まれた状態、または、第1樹脂被覆層が形成する光ファイバ配置空間に配置された状態を意味する。図1においては、抗張力体14は第1樹脂被覆層に埋め込まれた状態で配置されている。光ファイバケーブルが抗張力体を有していれば、光ファイバケーブル自体にかかる張力で光ファイバケーブルが引き延ばされ、光ファイバの伝送損失が増加することを防げる。特に抗張力体が第1樹脂被覆層より内側に配置されていれば、第2樹脂被覆層を除去した後の、柔らかくて引っ張り強度の低い第1樹脂被覆層のみであっても充分な引っ張り強度が発揮される。抗張力体として具体的には、鋼線、銅合金線、アラミド繊維等が好ましく採用される。
本発明の光ファイバケーブルおいては、他の構造も採用できる。すなわち、光ファイバの本数を増やすこともできる。また第2樹脂被覆層の外側にさらに、樹脂被覆層を設けることもできる。他の態様を図2、3により示す。
図2は、本発明の他の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図である。光ファイバケーブル20は、1本の樹脂製光ファイバ21、第1樹脂被覆層22、第2樹脂被覆層23、および、抗張力体24を有している。ここで抗張力体24は、繊維状の抗張力体である。繊維状の抗張力体としては、アラミド繊維等が採用できる。この態様においても、樹脂製光ファイバ21はこの繊維状の抗張力体24によってほぼ外周を囲まれており、樹脂製光ファイバ21と第1樹脂被覆層22とは密接していない。また第1樹脂被覆層22と第2樹脂被覆層23との樹脂の硬さは、前述のように第2樹脂被覆層23の方が硬い。
図3は、本発明のさらに他の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図である。光ファイバケーブル30は、2本の樹脂製光ファイバ31、第1樹脂被覆層32、第2樹脂被覆層33、および、抗張力体34を有している。ここで抗張力体34は、繊維状の抗張力体である。
次に光ファイバケーブルの製造方法について説明する。本発明は、第1樹脂被覆層、第1樹脂被覆層の外側に第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂からなる第2樹脂被覆層、および、1本以上の第1樹脂被覆層とは密接していない樹脂製光ファイバを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、第2樹脂被覆層の成形温度が第1樹脂被覆層の成形温度よりも高いことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法を提供する。すなわち前述の光ファイバケーブルの製造方法において、樹脂被覆層の成形温度は、第2樹脂被覆層の方が第1樹脂被覆層よりも高いことを特徴とする。
このような成形温度とすることにより、第1樹脂被覆層として比較的柔らかい樹脂を、第2樹脂被覆層として比較的硬い樹脂をそれぞれ成形できる。具体的には第1樹脂被覆層の成形温度としては、100〜130℃が好ましい。また第2樹脂被覆層の成形温度としては、135〜180℃が好ましい。これらの成形温度であれば前述の構成の光ファイバケーブルが容易に製造できる。またこの温度範囲であれば、第1樹脂被覆層と第2樹脂被覆層との溶着も防ぎやすい。
具体的な光ファイバケーブルの製造方法の一例について概略を説明する。第1樹脂被覆層および第2樹脂被覆層はそれぞれ押し出し成形で成形する。まず第1樹脂被覆層の成形機(押し出し機)のダイスに、樹脂製光ファイバと好ましくは抗張力体とを繰り出し装置を用いて供給する。ダイスには第1樹脂被覆層を形成する樹脂が押し出し機から供給される。このときのダイスの温度が成形温度となり、第1樹脂被覆層の成形は100〜130℃とすることが好ましい。ダイスで成形された第1樹脂被覆層はただちに冷却槽に導かれ、充分に固化するまで冷却される。冷却された後はボビン等に巻き取ってもよいし、続いて第2樹脂被覆層の成形を行ってもよい。
第2樹脂被覆層の成形は、第1樹脂被覆層の成形と同様にして行われる。すなわち第2樹脂被覆層の成形機(押し出し機)のダイスに、第1樹脂被覆層を成形された光ファイバケーブルと好ましくは引き裂き紐が供給される。ダイスには第2樹脂被覆層を形成する樹脂が押し出し機から供給される。この際の成形温度は135〜180℃が好ましい。ダイスで成形された第2樹脂被覆層を有する光ファイバケーブルはただちに冷却槽に導かれ、第2樹脂被覆層が充分に固化するまで冷却される。冷却された後の光ファイバケーブルはボビンに巻き取られる。
次に本発明の光ファイバケーブルの施工例について説明する。図4は、本発明の光ファイバケーブルの施工例の外観図である。符号は図1と同じである。非居住空間においては、第2樹脂被覆層を被覆したままの光ファイバケーブルを敷設する。これにより配管への挿入等が容易になり、かつ、耐衝撃性も確保できる。しかし場合によっては小さな半径で光ファイバケーブルを曲げて敷設することが要求されることもある。この場合にはAの場所で第2樹脂被覆層13を除去することにより、小さな半径で曲げて光ファイバケーブルを敷設できる。また非居住空間から居住空間に移った後は第2樹脂被覆層を除去することで、柔軟な配線対応が可能となる。
以下の条件で光ファイバケーブルを製造し評価した。構成は図1の構成に準じたものとした。寸法は第1樹脂被覆層の長辺が6.4mm、短辺が3.5mm、第2樹脂被覆層の長辺が7.5mm、短辺が6.5mm、光ファイバ配置空間は一辺が1.7mmの略正方形、光ファイバ配置空間どうしの壁の厚さは0.6mmと設定した。樹脂製光ファイバとしては、旭硝子社製ルキナ(光ファイバ外径は0.5mm、伝送損失は28dB/km)を用いた。また抗張力体としては線径(直径)が0.4mmの亜鉛メッキ硬鋼線を用いた。また樹脂被覆層としては、それぞれの硬さのリケンテクノス社製のPVCコンパウンド(塩化ビニル樹脂組成物)を用いた。
(例1)第1樹脂被覆層の樹脂として、ショアD硬度が50のPVCコンパウンドを用い、その成形温度を130℃とした。第1樹脂被覆層を成形後充分に冷却した。次に第2樹脂被覆層の樹脂としてショアD硬度が60のPVCコンパウンドを用い、その成形温度を180℃とした。第2樹脂被覆層を成形後充分に冷却して光ファイバケーブルを得た。
樹脂製光ファイバの伝送損失は、これらの成形の後も28dB/kmと変化は見られなかった。また第2樹脂被覆層は第1樹脂被覆層と溶着することなく、容易に剥離できた。また第2樹脂被覆層を残した状態で、内径16mm、長さ5mの直線配管内に挿入したところ呼び線等を用いずに容易に挿通することができた。
(例2)第2樹脂被覆層の成形温度を185℃とした以外は例1と同様に光ファイバケーブルを製造した。樹脂製光ファイバの伝送損失には例1と同様変化がなかった。また第2樹脂被覆層はわずかに第1樹脂被覆層と溶着していたが、剥離は比較的容易であった。また直線配管内への挿通も容易であった。
(例3)第2樹脂被覆層の樹脂として、ショアD硬度が50のPVCコンパウンド(第1樹脂被覆層のものと同じである)を用い、その成形温度を130℃とした以外は例1と同様に光ファイバケーブルを製造した。樹脂製光ファイバの伝送損失には例1と同様変化がなかった。また第2樹脂被覆層と第1樹脂被覆層との溶着もみられなく、剥離は容易であった。しかし直線配管内への挿通は困難で、呼び線を用いる必要があった。
(例4)第1樹脂被覆層の樹脂として、ショアD硬度が60のPVCコンパウンド(第2樹脂被覆層のものと同じである)を用い、その成形温度を160℃とした以外は例1と同様に光ファイバケーブルを製造した。第2樹脂被覆層と第1樹脂被覆層との溶着はみられなく、剥離は容易であった。また直線配管内への挿通は容易であった。しかし樹脂製光ファイバの伝送損失は第1樹脂被覆層を成形後に既に200dB/kmを超えていて使用できなかった。
本発明の光ファイバケーブルは、居住空間、非居住空間を問わず敷設が容易であり、高性能の光通信媒体を利用者端末近傍に至るまで簡単に提供できる。
本発明の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図。 本発明の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図。 本発明の1態様を示す光ファイバケーブルの断面図。 本発明の光ファイバケーブルの施工例の外観図。
符号の説明
10:光ファイバケーブル、11:樹脂製光ファイバ、12:第1樹脂被覆層、13:第2樹脂被覆層、14:抗張力体、15:引き裂き紐、16:光ファイバ配置空間、
20:光ファイバケーブル、21:樹脂製光ファイバ、22:第1樹脂被覆層、23:第2樹脂被覆層、24:抗張力体、
30:光ファイバケーブル、31:樹脂製光ファイバ、32:第1樹脂被覆層、33:第2樹脂被覆層、34:抗張力体。

Claims (3)

  1. 1本以上の樹脂製光ファイバ、第1樹脂被覆層、および、第1樹脂被覆層の外側に第2樹脂被覆層を有する光ファイバケーブルであって、
    前記樹脂製光ファイバと第1樹脂被覆層とは密接しておらず、第2樹脂被覆層の樹脂は第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂であることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 抗張力体を有する請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 第1樹脂被覆層、第1樹脂被覆層の外側に第1樹脂被覆層の樹脂よりも高い硬度を有する樹脂からなる第2樹脂被覆層、および、1本以上の第1樹脂被覆層とは密接していない樹脂製光ファイバを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、
    第2樹脂被覆層の成形温度が第1樹脂被覆層の成形温度よりも高いことを特徴とする光ファイバケーブルの製造方法。
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