JP2004011095A - 鋼管支柱およびその接合部構造 - Google Patents

鋼管支柱およびその接合部構造 Download PDF

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Kazuma Tateishi
立石 一真
Yasufumi Hatano
波多野 保史
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Abstract

【課題】鋼管どうしを確実かつ簡単に接合できて必要とする鋼管支柱を容易に形成することができ、鋼管支柱の生産効率の向上を可能にした鋼管支柱およびその接合部構造を提供する。
【解決手段】柱脚部から垂直に立ち上がる支柱本体1aとこの支柱本体1aの上端部に接合され、かつ上端部分が側方にアーチ状に伸びるアーム部1bとから形成する。支柱本体1aの上端部に絞り加工部1cを形成する。絞り加工部1cをアーム部1bの支柱本体側の端部に嵌合することにより、支柱本体1aの上端部にアーム部1bを接合する。
【選択図】        図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は鋼管支柱およびその接合部構造に関し、主に照明灯、道路標識、旗竿、広告用として市街地に立設される支柱(スミポール)に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、照明灯などとして市街地に立設される支柱(スミポール)1は、図3に図示するように交通の安全と街の美観を図る等の観点から、柱脚部より垂直に立ち上がる支柱本体1aとその上端部に接合され、上端部分が側方にアーチ状に延びるアーム部1bとから形成されている。
【0003】
また、支柱本体1aは柱脚部の径が一番大きく、上端方向に徐々に小径となるように形成され、アーム部1bは支柱本体側の径が一番大きく、かつ支柱本体1aの上端部分の径と略同径で、上端方向に徐々に小径となるように形成されている。そして、アーム部1bは支柱本体側の端部を支柱本体1aの上端部に溶接やボルト接合などにより支柱本体1aに接合されている。
【0004】
この場合、支柱本体1aとアーム部1bの長さが12m程度であれば、別々に通常の車両を用いても容易に運搬することができ、しかも支柱本体1aとアーム部1bの重量がそれぞれ、30Kg以内であれば、人力でも持ち運びが可能であるが、出荷当初から支柱本体1aとアーム部1bが接合されていると、長すぎて通常の方法では運搬が非常に困難となる。
【0005】
このため現状では、支柱本体1aとアーム部1bを別々に現地に搬入し、現地において溶接やボルト接合によって接合している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、現地溶接には溶接技量の他、天候により溶接精度が大きく左右されるという課題があり、一方ボルト接合にはボルト孔を形成する必要から断面欠損による接合部の強度低下が免れない等の課題があった。
【0007】
本願発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、特に鋼管どうしを確実かつ簡単に接合できて必要とする鋼管支柱を容易に形成することができ、鋼管支柱の生産効率の向上を可能にした鋼管支柱およびその接合部構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の鋼管支柱は、複数の鋼管どうしを接合することにより形成された鋼管支柱において、接合される鋼管の一方の端部に形成された絞り加工部を他方の鋼管の端部に嵌合して形成されてなることを特徴とするものである。
【0009】
この場合の絞り加工部は、絞り型を用いて押し出す方法などの一般に広く用いられている絞り加工によって形成することができ、その形状も特に限定されるものではなく、表面に縞状のリブを設ける等して接合力を高めることができる。
【0010】
また、例えば、絞り加工部の外径Dを他方の鋼管の内径D+0〜−1mm程度に形成し、かつ絞り加工部の長さLを他方の鋼管の内径Dの二倍程度とすることにより、接合部の強度を鋼管本体部分の強度と遜色のない強度とすることができる。
【0011】
さらに、絞り加工部の肉厚を厚くすることにより強度を著しく高めることができ、例えば肉厚が4.5mmの鋼管の強度と肉厚が6.0mmの鋼管の強度と比較した場合、増肉することで強度が1.3倍程度向上する。
【0012】
また、垂直部1aの鋼管の肉厚を厚くすると、強度を著しく高めることができ、例えば肉厚が4.5mmの鋼管の強度と肉厚が6.0mmの鋼管の強度と比較すると、増肉することで強度が1.3倍程度向上する。また、垂直部に5%アルミニウム合金溶融亜鉛めっきを施すと、溶融亜鉛めっきの耐用年数と比較すると環境が厳しい地域で1.2〜2倍程度の延長を期待できる。
【0013】
請求項2記載の鋼管支柱は、請求項1記載の鋼管支柱において、鋼管に腐食防止対策としてエポキシ系の重防食塗装が施されていることを特徴とするものである。鋼管に腐食防止対策として重防食塗装が施されていることで、通常の錆止め塗装は、一般的に3〜6年程度の耐用年数であるのに対し、10年程度まで耐用年数を延長でき、鋼管の耐用年数を大幅に延長させることができる。
【0014】
請求項3記載の鋼管支柱は、請求項1記載の鋼管支柱において、鋼管に腐食防止対策として5%アルミニウム合金溶融亜鉛メッキまたは溶融亜鉛メッキが施されていることを特徴とするものである。特に、5%アルミニウム合金溶融亜鉛めっきを施すと、溶融亜鉛めっきの耐用年数と比較すると環境が厳しい地域で1.2〜2倍程度の延長が期待できる。
【0015】
この場合、一方の鋼管に腐食防止対策として5%アルミニウム合金溶融亜鉛メッキが施され、他方の鋼管に溶融亜鉛メッキが施されている場合もある。
【0016】
請求項4記載の鋼管の接合部構造は、接合される鋼管の一方の端部に形成された絞り加工部を他方の鋼管の端部に嵌合して形成されてなることを特徴とするものである。
【0017】
なお、本願発明の接合部構造は、スミポール等の支柱として用いられ鋼管どうしを接合する場合に限られるものではなく、他の用途に用いられる鋼管どうしを接合する場合にも用いることができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1,2は、本願発明の一例を示し、図において、照明灯用の支柱1は柱脚部から垂直に立ち上がる支柱本体1aとこの支柱本体1aの上端部に接合され、かつ上端部分が側方にアーチ状に伸びるアーム部1bとから形成されている。
【0019】
支柱本体1aは柱脚部の径が一番大きく、上端方向に徐々に小径となるように形成され、上端部に絞り加工部1cが形成されている。一方、アーム部1bは支柱本体側の内径が支柱本体1aの上端部の外径と略同径に形成され、先端方向に徐々に小径となるように形成されている。そして、絞り加工部1cをアーム部1bの支柱本体側の端部に嵌合することにより、支柱本体1aの上端部にアーム部1bが接合されている。
【0020】
【発明の効果】
本願発明は以上説明したとおりであり、特に接合される鋼管の一方の端部に形成された絞り加工部を他方の鋼管の端部に嵌合して形成されてなるので、鋼管どうしを長年の熟練を要する溶接や穴開け加工を要するボルト接合を用いることなく、きわめて簡単にかつ確実に接合することができる。
【0021】
したがって、特に照明灯の支柱(スミポール)などとして用いられる非常に長い鋼管支柱であっても、運搬可能な長さに形成された鋼管を現地に搬入し、これを現地で接合することにより必要なきわめて容易に形成することができ、鋼管支柱の生産性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】照明灯の支柱として立設されたスミポールを示し、(a)はその全体図、(b)は分解図である。
【図2】(a),(b)は接続部の側面図である。
【図3】照明灯の支柱として立設されたスミポールの全体図である。
【符号の説明】
1 スミポール(鋼管支柱)
1a 支柱本体
1b アーム部
1c 絞り加工部

Claims (4)

  1. 複数の鋼管どうしを接合することにより形成された鋼管支柱において、接合された鋼管の一方の端部に形成された絞り加工部を他方の鋼管の端部に嵌合して形成されてなることを特徴とする鋼管支柱。
  2. 鋼管に腐食防止対策としてエポキシ系の重防食塗装が施されてなることを特徴とする請求項1記載の鋼管支柱。
  3. 一方の鋼管に腐食防止対策として5%アルミニウム合金溶融亜鉛メッキが施され、他方の鋼管に溶融亜鉛メッキが施されてなることを特徴とする請求項1記載の鋼管支柱。
  4. 接合される鋼管の一方の端部に形成された絞り加工部を他方の鋼管の端部に嵌合して形成されてなることを特徴とする鋼管の接合部構造。
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