JP2004010190A - 乗客コンベアの改造作業方法 - Google Patents

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JP2004010190A
JP2004010190A JP2002162031A JP2002162031A JP2004010190A JP 2004010190 A JP2004010190 A JP 2004010190A JP 2002162031 A JP2002162031 A JP 2002162031A JP 2002162031 A JP2002162031 A JP 2002162031A JP 2004010190 A JP2004010190 A JP 2004010190A
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JP2002162031A
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Toshiaki Matsuo
松尾 利昭
Koichi Kimura
木村 好一
Kiyohiko Asakawa
浅川 清彦
Takashi Aiura
相浦 貴司
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】比較的長い期間にわたり継続して乗客コンベアを停止させることなく、駆動装置と制御盤の交換を円滑に行なえる乗客コンベアの改造作業方法の提供。
【解決手段】駆動装置を取外して新規駆動装置1Aと交換した後、この新規駆動装置1Aおよび制御盤2間に、インターフェイス抵抗ボックス6を介在させて運転可能とし,その後、残った既設の制御盤2を新規のものと交換してインターフェイス抵抗ボックス6を取外す。これにより、例えば乗客コンベアを備えた店舗の定休日などに新規駆動装置1Aを設置し、店舗の営業に合わせて乗客コンベアを稼動させた後、店舗の次回の定休日にて制御盤2の交換を行なえる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの改造作業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は一般的な乗客コンベアに設けられる駆動装置および制御盤を示すブロック図である。
【0003】
図5に示す乗客コンベアは、電動機3および減速機5から構成される駆動装置1と制御盤2とを有し、電動機3が制御盤2内の三相交流電源に接続されるとともに、減速機5に設けられるブレーキ4が単相交流電源を整流した直流電源に接続されている。なお、図示を省略したが上記の駆動装置1や踏段は鋼材からなるフレームにより内蔵されており、駆動装置1が歯車を有し、この歯車に掛けられたチェーンを介して無端状の踏段が連結されている。
【0004】
このような乗客コンベアでは、例えば20年以上も稼動している場合、経年使用により駆動装置1が古く劣化しているため、近年製作される新規駆動装置と比較して駆動効率が悪く、また故障しやすいことから安全性にかかわる間題も発生しかねず、同様に制御盤2も経年劣化による接触器、開閉器のコイル部と接触部の劣化が進行しているため故障しやすい。
【0005】
そして、上記のように古い既設の駆動装置1や制御盤2が故障した場合には、代替品としての全く同形状・同機能のものはすでに生産されていない場合が多いため修理用交換部品の在庫などはほとんど無く、また最新機種の部品とは各部の構造や寸法が異なるため、古い使用済み部品を修理したり、あるいは修理用交換部品の確保のため交換部品を新たに製作して対応することがある。また、駆動装置1を交換する際に、踏段や移動手すりを駆動する歯車に合わせた仕様にして、しかも既設の駆動装置1と新規駆動装置は形状が異なり、新規駆動装置を取付けたりするためフレームの加工が生じる場合もある。また、乗客コンベアの制御系の信頼性を回復するためには制御盤2を新規制御盤に交換するのみではなく、安全装置や操作盤2までのケーブルも交換する必要があり、このケーブル交換のためフレーム内に収納される各機器を取外すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、既設の駆動装置1や制御盤2の修理や交換にかなりの期間や手間が掛かるため、その期間中に乗客コンベアが停止するので利用者が乗客コンベアを使用できないという問題がある。例えば、古い既設の駆動装置1や制御盤2を修理する際に交換部品の製作を要する場合、この交換作業に少なくとも2〜3日の期間を要し、また、駆動装置1と制御盤2の両方を同時に最新式の新規のものに交換する場合も少なくとも2〜3日の期間を要する。
【0007】
さらに、上記の乗客コンベアがスーパーやデパートなどの流通関係の建物に備えられる場合、流通関係では利用客の利便性向上のために夜間営業期間を延長したり、定休日を減少させる傾向にあるため、乗客コンベアのリニューアル時にも多分に漏れず、定休日1日もしくは閉店後の深夜の期間帯でリニューアル作業を完了することが必要である。したがって、既設の駆動装置1や制御盤2の交換のように比較的長い期間の作業工期が必要となる改造作業はあまり普及しておらず、乗客コンベアのリニューアル作業を短期間で行なうことが強く求められている。特に、最近においてはデパートやスーパーでは大店舗法が改正されたことから、店舗の営業期間の延長や、定休日の減少が進んでおり、上記した駆動装置1と制御盤2の両方を同時に交換するための改造期間さえ取れないのが実情である。
【0008】
なお、古い乗客コンベアの駆動系と制御系の信頼性を向上させるためには、既設の乗客コンベア全体を撤去した後、最新機種の乗客コンベアを新たに設置するのが最適であるが、乗客コンベアを備えた店舗の事情により、例えばコストで折り合いがつかず、また、上記の工事時の期間中に店舗の各階間の移動ができず店舗の売上が減少するなどの問題により、上記の乗客コンベア全体の交換が行なわれていない。そこで、上述したように乗客コンベアの駆動装置1と制御盤2のみを交換する作業方法が用いられている。
【0009】
本発明は、このような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、比較的長い期間にわたり継続して乗客コンベアを停止させることなく、駆動装置および制御盤の交換を円滑に行なうことのできる乗客コンベアの改造作業方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、無端状の踏段を駆動する駆動装置と、この駆動装置に接続され、制御を行なう制御盤とを備えた乗客コンベアの改造作業方法において、前記駆動装置および制御盤のどちらか一方のみを取外して新規のものに交換した後、この新規のものと前記駆動装置および制御盤のうちの他方との間に、インターフェイス抵抗ボックスを介在させて運転可能とした構成にしてある。
【0011】
このように構成した本発明では、例えば乗客コンベアを備えた店舗の定休日などを利用し、既設の駆動装置および制御盤のどちらか一方、例えば駆動装置のみを取外して新規のものと交換した後、この新規の駆動装置および既設の制御盤との間にインターフェイス抵抗ボックスを介在させて運転可能とし、店舗の営業に合わせて乗客コンベアを稼動させる。その後、次回の定休日にて残った既設の制御盤を新規のものと交換して乗客コンベアのリニューアル作業を終了する。これにより、比較的長い期間にわたって乗客コンベアを停止させることなく、駆動装置および制御盤の交換を円滑に行なえる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の乗客コンベアの改造作業方法の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施形態に係る乗客コンベアの改造作業方法を説明するブロック図、図2は本実施形態で用いられるインターフェイス抵抗ボックスの内部構成を示す図、図3は本実施形態により交換した新規駆動装置および新規制御盤を示すブロック図、図4は制御盤のみを新規のものに交換した状態を示すブロック図である。
【0014】
本実施形態の改造作業方法では、図1に示すように新規駆動装置1A、およびインターフェイス抵抗ボックス6と、図3に示すように新規制御板2Aとが用いられている。新規駆動装置1Aおよび新規制御盤2Aは、現行の最新機種に使用されているもので互いに駆動・制御可能な仕様で設計されているため、上記のインターフェイス抵抗ボックス6を用いて駆動装置1および制御盤2をそれぞれ新規駆動装置1Aおよび新規制御盤2Aに交換した後、インターフェイス抵抗ボックス6を取外すだけで乗客コンベアは運転可能な状態に復帰する。
【0015】
インターフェイス抵抗ボックス6は、図5に示すように複数種類の仕様の異なった抵抗6A,6B,6C,6Dを内蔵しており、例えば既設の乗客コンベアに設けられた複数種類の駆動装置1および制御盤2と、現行の最新機種に使用されている新規駆動装置1Aおよび新規制御盤2Aとを接続した場合のあらゆる組合せに対応してそれぞれの駆動装置および制御盤を互いに正しく駆動・制御可能となっている。
【0016】
本実施形態の改造作業方法では、例えば乗客コンベアを備えた店舗の定休日などを利用して、図1のように駆動装置1を取外して現行の最新機種に使用される新規駆動装置1Aに交換し、制御盤2を既設のままとした後、これらの新規駆動装置1Aおよび制御盤2との間に、インターフェイス抵抗ボックス6を介在させる。これによって、新規駆動装置1Aのブレーキ4Aの定格電圧は既設駆動装置1のブレーキ4の定格電圧と異なる場合があるので既設の制御盤2では新規ブレーキ4Aを正しく作動させることはできないが、上述したように制御盤2からの直流電源をインターフェイス抵抗ボックス6を介して接続することで、新規ブレーキ4Aの定格電圧に合わせて直流電源を供給し、正しく新規ブレーキ4Aを作動させるようになっており、すなわち新規駆動装置1Aおよび制御盤2を用いて乗客コンベアが運転可能である。
【0017】
次いで、店舗の営業に合わせて乗客コンベアを稼動させた後、次回の定休日にて、図3に示すように制御盤2を新規制御盤2Aに交換し、インターフェイス抵抗ボックス6を取外すことにより、新規駆動装置1Aおよび新規制御盤2Aを用いて乗客コンベアが運転可能な状態に復帰する。
【0018】
このように構成した本実施形態では、第1の期間にまず駆動装置1の交換作業のみ実施して、その後の第2の期間に残る制御盤2のみを交換できるので、比較的長い期間にわたり継続して乗客コンベアを停止させることなく、駆動装置1および制御盤2の交換を円滑に行なえる。
【0019】
なお、上記実施形態にあっては、図1に示すようにまず駆動装置1を取外して新規駆動装置1Aに交換する場合を例示したが、これとは逆に、図4に示すようにまず制御盤2を取外して新規制御盤2Aに交換する場合も同様の効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、比較的長い期間にわたり継続して乗客コンベアを停止させることなく、駆動装置および制御盤の交換を円滑に行なえる。したがって、店舗などに備えられる乗客コンベアの不稼働時間を極力少なくして店舗の営業に支障をきたすこと無く、乗客コンベアの駆動系と制御系の信頼性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗客コンベアの改造作業方法を説明するブロック図である。
【図2】本実施形態で用いられるインターフェイス抵抗ボックスの内部構成を示す図である。
【図3】本実施形態により交換した新規駆動装置および新規制御盤を示すブロック図である。
【図4】制御盤のみを新規のものに交換した状態を示すブロック図である。
【図5】一般的な乗客コンベアに設けられる駆動装置および制御盤を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 駆動装置
1A 新規駆動装置
2 制御盤
2A 新規制御盤
6 インターフェイス抵抗ボックス
6A〜6D 抵抗

Claims (4)

  1. 無端状の踏段を駆動する駆動装置と、この駆動装置に接続され、制御を行なう制御盤とを備えた乗客コンベアの改造作業方法において、
    前記駆動装置および制御盤のどちらか一方のみを取外して新規のものに交換した後、この新規のものと前記駆動装置および制御盤のうちの他方との間に、インターフェイス抵抗ボックスを介在させて運転可能としたことを特徴とする乗客コンベアの改造作業方法。
  2. 前記制御盤のみを取外して新規制御盤に交換した場合、この新規制御盤により前記インターフェイス抵抗ボックスを介して前記駆動装置を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの改造作業方法。
  3. 前記駆動装置のみを取外して新規駆動装置に交換した場合、前記制御盤により前記インターフェイス抵抗ボックスを介して前記新規駆動装置を制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの改造作業方法。
  4. 前記インターフェイス抵抗ボックスは、仕様が異なる複数種類の抵抗を内蔵し、これらの抵抗は、前記駆動装置と新規制御盤との複数の組合せ、および前記新規駆動装置と制御盤との複数の組合せに対応可能な構成であることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの改造作業方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019224882A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 三菱電機株式会社 乗客コンベアのリニューアル方法
US11724918B2 (en) 2019-08-06 2023-08-15 Mitsubishi Electric Corporation Method of renewing passenger conveyor

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