JP2008081243A - エレベータのリニューアル方法 - Google Patents

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JP2008081243A JP2006262053A JP2006262053A JP2008081243A JP 2008081243 A JP2008081243 A JP 2008081243A JP 2006262053 A JP2006262053 A JP 2006262053A JP 2006262053 A JP2006262053 A JP 2006262053A JP 2008081243 A JP2008081243 A JP 2008081243A
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Toshinori Minami
俊範 南
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Abstract

【課題】リニューアルのためにエレベータを利用できなくなる期間を短期間に抑えることができるエレベータのリニューアル方法を提供する。
【解決手段】エレベータのリニューアル方法において、新規のエレベータ制御盤1aを既存のエレベータ制御盤1と併設するステップと、新規のエレベータ制御盤1aと既存のエレベータ制御盤1とをリニューアル用切替部6を介してエレベータ機器2〜5(2a〜5a)に接続するステップと、エレベータ機器2〜5(2a〜5a)が既存のエレベータ制御盤1又は新規のエレベータ制御盤1aにより制御される切替位置にリニューアル用切替部6を切替えるステップと、新規のエレベータ制御盤1aとエレベータ機器2a〜5aとをリニューアル用切替部6を介さずに接続するステップとを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エレベータ制御盤やエレベータ機器等をリニューアルするためのエレベータのリニューアル方法に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されているように、エレベータのリニューアル方法が提案されている。
特許文献1に記載されているエレベータのリニューアル方法は、エレベータが複数台設置されている場合において、或るエレベータをリニューアルする場合に他のエレベータを利用可能にするという方法である。
特開平8−151177号公報
しかしながら、前述のエレベータのリニューアル方法においては、以下のような問題点があった。
前述のエレベータのリニューアル方法は、一台のエレベータに着目すれば、既存のエレベータの全部又は一部を撤去し、撤去した場所にエレベータの全部又はエレベータの一部を新たに設置するものである。
このため、リニューアルの対象となるエレベータに関しては、長期間に亘って利用できなくなっている。
したがって、或る建物に設置されているエレベータが一台である場合において、そのエレベータをリニューアルする場合には長期間に亘ってエレベータを利用できなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータをリニューアルする場合において、リニューアルのためにエレベータを利用できなくなる期間を短期間に抑えることができるエレベータのリニューアル方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータのリニューアル方法において、新規のエレベータ制御盤を既存のエレベータ制御盤と併設するステップと、新規の前記エレベータ制御盤と既存の前記エレベータ制御盤とをリニューアル用切替部を介してエレベータ機器に接続するステップと、前記エレベータ機器が既存の前記エレベータ制御盤又は新規の前記エレベータ制御盤により制御される切替位置に前記リニューアル用切替部を切替えるステップと、新規の前記エレベータ制御盤と前記エレベータ機器とを前記リニューアル用切替部を介さずに接続するステップと、を備えることである。
本発明によれば、一部のエレベータ機器については新規なものに交換され、他のエレベータ機器については新規なものへの交換が終了していないリニューアル工事の途中であっても、新規のエレベータ制御盤と既存のエレベータ制御盤とを併用することによりエレベータの利用を継続することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
エレベータのリニューアルに際しては、エレベータのレールや三方枠を含めたエレベータ全体をリニューアルする場合と、レールや三方枠を残してエレベータ制御盤やエレベータ機器等をリニューアルする場合と、エレベータ制御盤や巻上機等の制御系のみをリニューアルする場合とがある。ここでは、レールや三方枠を残してエレベータ制御盤やその他のエレベータ機器をリニューアルする場合について説明する。また、リニューアルするエレベータ機器として、巻上機と、ホール呼び機構と、ドア開閉機構と、安全機構とを例に挙げて説明する。
リニューアルの対象となっているエレベータの機械室には、図1に示すように、既存のエレベータ制御盤1と、既存のエレベータ機器の一つである既存の巻上機2とが設けられている。エレベータ制御盤1には既存の巻上機2が接続され、さらに、エレベータ制御盤1には、エレベータ機器の一つである既存のホール呼び機構3と、エレベータ機器の一つである既存のドア開閉機構4と、エレベータ機器の一つである既存の安全機構5とが接続されている。
エレベータのリニューアルに際しては、図2に示すように、機械室内に新規のエレベータ制御盤1aが設置され、新規のエレベータ制御盤1aと既存のエレベータ制御盤1とが併設されている。さらに、新規のエレベータ制御盤1aと既存のエレベータ制御盤1とにリニューアル用切替部6が接続されている。リニューアル用切替部6には、既存の巻上機2と、既存のホール呼び機構3と、既存のドア開閉機構4と、既存の安全機構5とが接続されている。これにより、既存のエレベータ制御盤1と新規のエレベータ制御盤1aとに、リニューアル用切替部6を介して、既存の巻上機2と、既存のホール呼び機構3と、既存のドア開閉機構4と、既存の安全機構5とが接続されている。
リニューアル用切替部6には、複数の切替スイッチ7、8、9、10が設けられている。スイッチ7は、既存の巻上機2(又は、新規の巻上機2a)を既存のエレベータ制御盤1で制御するか、又は、新規のエレベータ制御盤1aで制御するかを切替えることができる。スイッチ8は、既存のホール呼び機構3(又は、新規のホール呼び機構3a)を既存のエレベータ制御盤1で制御するか、又は、新規のエレベータ制御盤1aで制御するかを切替えることができる。スイッチ9は、既存のドア開閉機構4(又は、新規のドア開閉機構4a)を既存のエレベータ制御盤1で制御するか、又は、新規のエレベータ制御盤1aで制御するかを切替えることができる。スイッチ10は、既存の安全機構5(又は、新規の安全機構5a)を既存のエレベータ制御盤1で制御するか、又は、新規のエレベータ制御盤1aで制御するかを切替えることができる。
新規のエレベータ制御盤1aは、新規の各エレベータ機器2a〜5aに対応する機能部11、12、13、14毎に複数設けられている。機能部11は、新規の巻上機2aを制御する機能を有する部分である。機能部12は、新規のホール呼び機構3aを制御する機能を有する部分である。機能部13は、新規のドア開閉機構4aを制御する機能を有する部分である。機能部14は、新規の安全機構5aを制御する機能を有する部分である。これらの機能部11〜14は、それぞれが機能的及び構造的に分離した状態で機械室内に搬送することが可能であり、機械室内で連結することが可能である。
このような構成において、新規のエレベータ制御盤1aを機械室内に設置する場合には、個々の機能部11〜14毎に機械室内に搬送することが可能となるので、新規のエレベータ制御盤1aを全体として揚重する大型の揚重装置が不要となる。このため、機械室内への新規のエレベータ制御盤1aの設置作業を容易に行うことができる。
また、機械室内への新規のエレベータ制御盤1aの設置に際しては、リニューアルの進捗状況に応じて、各機能部11〜14を順次機械室内へ搬送すればよい。例えば、各エレベータ機器2〜5のうち、最初にリニューアルするのがホール呼び機構3であるならば、新規のエレベータ制御盤1aの一部である機能部12のみを機械室に設置した状態でリニューアルを開始することが可能である。
図3は、リニューアルが進行し、既存のホール呼び機構3が新規のホール呼び機構3aに交換され、既存のドア開閉機構4が新規のドア開閉機構4aに交換され、安全装置5と巻上機2との交換は終了していない状態を表わしている。この場合において、スイッチ8、9は、新規のエレベータ制御部1aにより制御される位置に切替えられ、スイッチ7、10は既存のエレベータ制御部1により制御される位置に保持されている。
したがって、リニューアルが進行し、一部のエレベータ機器であるホール呼び機構3aとドア開閉機構4aとが新規のものに交換され、他のエレベータ機器である巻上機2と安全機構5については新規のものへの交換が終了していない状態であっても、交換された新規のホール呼び機構3aと新規のドア開閉機構4aとを新規のエレベータ制御盤1aにより制御することができ、新規のものへの交換が終了していない既存の巻上機2と既存の安全機構5とを既存のエレベータ制御盤1により制御することができる。これにより、一部のエレベータ機器については新規のものに交換され、他のエレベータ機器については新規のものへの交換が終了していないリニューアル工事の途中であっても、新規のエレベータ制御盤1aと既存のエレベータ制御盤1とを併用してエレベータの利用を継続させることができる。
このため、このエレベータのリニューアル方法によれば、リニューアルのためにエレベータを利用できない期間を、夜間等の限られた時間帯のみに限定し、リニューアル期間中の昼間等はエレベータを利用することが可能となる。
図4は、エレベータのリニューアルが終了した状態を示している。リニューアルが終了した場合には、既存のエレベータ制御盤1とリニューアル用切替部6とが取外され、新規のエレベータ機器2a〜5aと新規のエレベータ制御盤1aとがリニューアル用切替部6を介さずに接続されている。
なお、この実施の形態では、例に挙げた4つの既存のエレベータ機器2〜5を新規のエレベータ機器2a〜5aに交換する場合について説明したが、既存のエレベータ機器2〜5の一部について、交換することなく継続して使用するという選択も可能である。
本発明の一実施の形態に係るエレベータの概略構造を示す模式図である。 エレベータのリニューアルのために新規のエレベータ制御盤とリニューアル用切替部とを設置した状態を示す模式図である。 エレベータのリニューアルの途中の状態を示す模式図である。 エレベータのリニューアルが終了した状態を示す模式図である。
符号の説明
1 既存のエレベータ制御盤
1a 新規のエレベータ制御盤
2、3、4、5 エレベータ機器
2a、3a、4a、5a エレベータ機器
6 リニューアル用切替部
11、12、13、14 機能部

Claims (2)

  1. 新規のエレベータ制御盤を既存のエレベータ制御盤と併設するステップと、
    新規の前記エレベータ制御盤と既存の前記エレベータ制御盤とをリニューアル用切替部を介してエレベータ機器に接続するステップと、
    前記エレベータ機器が既存の前記エレベータ制御盤又は新規の前記エレベータ制御盤により制御される切替位置に前記リニューアル用切替部を切替えるステップと、
    新規の前記エレベータ制御盤と前記エレベータ機器とを前記リニューアル用切替部を介さずに接続するステップと、
    を備えることを特徴とするエレベータのリニューアル方法。
  2. 新規の前記エレベータ制御盤は前記エレベータ機器に対応する機能部毎に複数設けられ、新規の前記エレベータ制御盤を各機能部毎に設置位置に搬送するステップを備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータのリニューアル方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220998A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータのリニューアルシステム
JP2010179998A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp エレベータのリニューアル工法
WO2019224882A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 三菱電機株式会社 乗客コンベアのリニューアル方法

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