JP2000141182A - ワーク加工装置及び製造システム - Google Patents

ワーク加工装置及び製造システム

Info

Publication number
JP2000141182A
JP2000141182A JP32419598A JP32419598A JP2000141182A JP 2000141182 A JP2000141182 A JP 2000141182A JP 32419598 A JP32419598 A JP 32419598A JP 32419598 A JP32419598 A JP 32419598A JP 2000141182 A JP2000141182 A JP 2000141182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abnormal
data indicating
abnormality
output
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32419598A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nojima
正明 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP32419598A priority Critical patent/JP2000141182A/ja
Publication of JP2000141182A publication Critical patent/JP2000141182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産ラインにおけるワーク加工装置の故障の
早期発見と、故障個所や故障原因の早期特定を可能とす
る。 【解決手段】 駆動手段104の動作や、この駆動手段
104の動作に基づく部材の移動等の動作を検知して検
知信号を出力する複数の動作検知手段102を備えてい
る。駆動手段10の駆動を制御する制御手段101を備
えている。この制御手段101は、各動作検知手段10
2から入力される検知信号に基づいて、ワークの加工動
作が正常か異常かを判断する。また、制御手段101
は、動作を異常と判断した場合に、異常な動作を検知し
た動作検知手段102を特定する。そして、予め記憶さ
れた各動作検知手段102を示すデータと複数の異常箇
所を示すデータとを対応させたデータから、特定された
動作検知手段102に対応する異常箇所のデータを読み
出す。このデータをディスプレイ106に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異常が発生した場
合に、異常箇所を出力する加工装置及び該加工装置を備
えた製造システムに関する。
【0002】
【背景の技術】住宅の壁、床、屋根等を予め工場等で製
造されたパネルを現場で組み付けて構築するパネル工法
で用いられるパネルの製造ラインとして、例えば、特開
平7−72921号公報に記載された生産ラインがあ
る。上記パネルは、基本的には、芯材を矩形枠状に組む
とともに、枠内部に縦、横もしくは縦横に芯材を配置し
た枠体と、該枠体の少なくとも一側面に貼設された面材
とからなるものである。
【0003】そして、上記パネルを製造する生産ライン
では、例えば、角材を所定の長さに切断して芯材を製造
する加工装置、芯材を枠組して枠体を製造する加工装
置、面材を所定のサイズに切断する加工装置、枠体に面
材を取り付けてパネルとする加工装置、パネルの周縁部
を切断してパネルの形状を正確に整える加工装置、必要
に応じてパネルに孔等をあける加工装置等からなってい
る。そして、各加工装置は、基本的に自動化されている
が、一部の作業を作業員が行うようになっていたり、作
業員が監視を行うようになっていたり、自動化された作
業の一部を手動に切り替えて作業員が行えるようになっ
ており、基本的に各加工装置に必ずしも常時ではないが
人員が配置された状態となっている。
【0004】そして、上記生産ラインにおいては、例え
ば、各加工装置に作業員が付いていることから、加工装
置により自動化された作業の一部にトラブルが生じて
も、その部分を作業員が補うことにより、生産ラインが
止まらずに生産を進められる場合がある。しかし、この
場合には、どうしても作業に遅れが生じる可能性が高
く、生産性が落ちることになるが、トラブルが生じた加
工装置においては、作業員が忙しい状態となっているの
で、例えば、すぐに生産管理者と連絡が取れず、生産の
遅れに生産管理者がしばらく気づかず、生産管理者が気
づいた時には、作業の遅れが大きなものとなり、生産計
画の変更等が必要となる場合があった。そこで、上記公
報に記載の生産ラインにおいては、生産状況をリアルタ
イムで把握できるようにすることで、生産スピードの遅
れ等により、早期に生産ラインのトラブルを認識し、早
急に対応が取れるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、生産ライン
にトラブルが生じた場合に、生産管理者がすぐにそれを
認識して、早急に対応策を取ることも重要であるが、そ
れだけでは、トラブルにより生産時間が増えることを防
止することができない。従って、トラブルが生じた場合
に、早急にトラブルを解消する必要があるが、各加工装
置で作業を行っている作業員は、一般的に、加工装置に
対して深い知識を有する者ではないので、トラブルが発
生した場合に、そのトラブルを作業員が解消することが
困難であった。
【0006】また、一般的に、作業員は、機械的な故障
に対しては、見た目である程度、故障の内容が把握でき
るので、故障した箇所や故障した原因を比較的容易に把
握することでき、比較的容易に対応策を見つけることが
できる。しかし、電気的な故障の場合には、見た目だけ
で故障個所や故障の原因を把握することができず、専門
的知識を有するメンテナンス要員を呼んでくる必要があ
った。そして、メンテナンス要員は、まず、故障個所や
故障の原因を探さねばならず、修理作業に時間がかかる
可能性が高かった。そして、一つの加工装置を修理する
間は、生産ライン全体の生産が止まる可能性もあり、生
産計画が大きく遅れる可能性があった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、上述のような生産ラインにおける加工装置の故障
の早期発見と、故障個所や故障原因の早期特定を可能と
することにより、生産性の向上を図ることができるワー
ク加工装置及び製造システムを提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ワーク加工装置は、例えば、図3に示すように、ワーク
加工に必要な動作を行う部材を駆動する駆動手段104
と、上記駆動手段104の動作や、該駆動手段104の
動作に基づく上記部材の移動や、該部材の移動に基づく
ワークの移動等の動作を検知して検知信号を出力する複
数の動作検知手段102と、上記駆動手段10の駆動を
制御する制御手段101とを備えたワーク加工装置10
0であって、上記制御手段101には、各動作検知手段
102から入力される検知信号に基づいて、ワークの加
工動作が正常か異常かを判断するとともに、異常と判断
された場合に、異常な動作を検知した動作検知手段10
2を検出して、検出された動作検知手段102を示すデ
ータを出力する異常判断手段と、各動作検知手段を示す
データと予め設定された複数の異常箇所を示すデータと
を対応させて記憶した記憶手段と、上記異常判断手段か
ら入力された特定の動作検知手段を示すデータに対応す
る異常箇所を示すデータを上記記憶手段から読み出して
出力する異常箇所出力手段(ディスプレイ106)とを
備えていることを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、ワーク加工装置100
において、故障が発生し、加工装置100の可動する可
動部分(ワーク含む)で、その動作を動作検知手段によ
り監視されている部分の動きが適正でない場合に、それ
を異常判断手段が異常として判断し、動きが適正でない
部分を異常個所として異常箇所出力手段が出力するの
で、異常箇所から故障個所を容易に探すことができる。
また、可動部分の動作の異常からすぐにトラブルの発生
を知らせることができる。すなわち、作業員やメンテナ
ンス要員が出力された異常箇所に基づいて故障個所を容
易に探すことができる。そして、これにより修理時間の
短縮を図り、トラブルによる生産量の落ち込みを減らし
て、実質的に生産速度の向上を図ることができる。
【0010】なお、異常判断手段は、予め設定された加
工装置の各可動部分の動作と、動作検知手段102によ
る動作が一致しているか否かを比較することにより、異
常な動作があるか否かを検知することができ、さらに、
予め設定した動作と異なる動作を検知した動作検知手段
102を検出することができる。すなわち、加工装置に
おいては、予め設定されたプログラムに従って、各可動
部分が順次動作するので、例えば、各可動部分の動作の
順番が違っていたり、次ぎに動作する部分が、所定の時
間を過ぎても動作しなかったりすることを動作検知手段
102で検知した場合に、それを異常と判断することが
できる。
【0011】また、記憶手段に記憶された異常箇所のデ
ータとは、例えば、可動部分の異常な動作を検知した動
作検知手段102や、上記可動部分や、該可動部分を駆
動する駆動手段104(可動部分自体が駆動手段の場合
も有り)や、駆動手段104を作動させるための駆動回
路等の後述する作動手段105などの位置を示すデータ
や、これらの部分や手段を特定できる名称等のデータで
ある。また、異常箇所出力手段は、例えば、ディスプレ
イ106等の表示手段であり、上述のような異常箇所を
表示するものである。また、異常箇所出力手段は、制御
手段101に接続された、他の装置に異常箇所のデータ
を出力するものでも良く、例えば、生産を管理している
部門のパソコンや、管理者専用の端末に異常箇所のデー
タを出力しても良い。
【0012】また、管理者用の端末のディスプレイに
は、例えば、タッチパネルが設けられているものとし、
異常箇所のデータが表示された場合に、その異常箇所を
出力した加工装置や、ライン全体の停止ボタンや、復帰
ボタンを表示するものとして、管理者が、加工装置や製
造システムを停止したり、復帰したりできるものとして
も良い。このようにすれば、製造システムの集中操作盤
等を設けるものとした場合に、操作盤のボタン数を減ら
すことができ、操作盤が煩雑になるのを防止することが
できる。
【0013】本発明の請求項2記載のワーク加工装置1
00は、請求項1記載のワーク加工装置100におい
て、上記制御手段101から出力される制御信号に基づ
いて上記駆動手段104を作動させるとともに、上記駆
動手段104を作動させていることを示す作動信号を出
力する作動手段105を備え、上記異常判断手段は、上
記作動手段105から入力される作動信号と、上記動作
検知手段102から入力される検知信号とに基づいて、
ワークの加工動作が正常か異常かを判断するとともに、
異常と判断された場合に、異常な動作に対応する作動手
段105及び動作検知手段102を検出して、検出され
た作動手段105及び動作検知手段102を示すデータ
を出力し、上記記憶手段には、各動作検知手段102及
び各作動手段105を示すデータと予め設定された複数
の異常箇所を示すデータとが対応させられて記憶され、
上記異常箇所出力手段は、上記異常判断手段から出力さ
れた特定の作動手段105や動作検知手段102を示す
データに対応する異常箇所を示すデータを上記記憶手段
から読み出して出力することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、各可動部分の動きによ
り異常を検知するだけではなく、可動部分を駆動する駆
動手段104を作動させる作動手段105の出力に異常
があるか否かを判定することが可能となる。すなわち、
異常判断手段が、各可動部分の動きが予め設定されたプ
ログラムに基づくものか否かを判定するだけでは、可動
部分を可動させる駆動手段104自体に故障があるの
か、駆動手段104を作動させる電気経路や油圧経路や
エアー経路等に異常があるのか判断することができな
い。
【0015】しかし、作動手段105の出力に異常が有
るか否かを判断するようにすれば、可動部分が所定通り
作動できない原因が、可動部分及び駆動手段104にあ
るのか、それとも駆動手段104を作動させるための作
動手段105にあるのかを特定することができる。これ
により、異常箇所の特定をより詳細に行うことができる
とともに、異常の原因をある程度特定することが可能と
なる。従って、故障箇所や故障原因の発見がより容易な
ものとなる。
【0016】なお、上記作動手段105とは、例えば、
制御手段101からの制御信号に基づいて駆動手段10
4を作動させるものであり、例えば、電力を供給する駆
動回路、油圧を供給する油圧ポンプや、エアーを供給す
るエアーコンプレッサや、シリンダ装置の弁を作動させ
る電力を供給する回路等である。また、モータを駆動さ
せるインバータ回路や、接点をオンオフさせるマグネッ
トコンタクタなども作動手段105に含まれる。
【0017】また、作動手段105は、ここでは、単
に、制御手段101からの制御信号に基づいて駆動手段
104を作動させるだけではなく、駆動手段104を作
動させたことを示す信号を制御手段101にフィードバ
ックする機能を有するものとなっている。なお、この機
能は、作動手段105自体に設けられているものとして
も良いし、作動手段105に取り付けられたセンサから
フィードバック信号を出力させるようにすることで作動
手段105に付加されるものとしても良い。そして、異
常判断手段は、作動手段105からの信号が、予め設定
されたプログラムに対応するかい否かにより、作動手段
105が異常か否かを判断することになる。
【0018】本発明の請求項3記載のワーク加工装置1
00は、請求項2記載のワーク加工装置100におい
て、上記異常判断手段は、制御手段101から出力され
る制御信号に基づいて制御に異常があるか否かを判断
し、異常と判断された場合に制御手段101を示すデー
タを出力し、上記記憶手段には、各動作検知手段及び各
作動手段を示すデータと予め設定された複数の異常箇所
を示すデータとが対応させられて記憶されるとともに、
制御手段101を示すデータと制御手段101である異
常箇所を示すデータとが対応して記憶され、上記異常箇
所出力手段は、上記異常判断手段から出力された特定の
作動手段105、動作検知手段102もしくは制御手段
101を示すデータに対応する異常箇所を示すデータを
上記記憶手段から読み出して出力することを特徴とす
る。
【0019】上記構成によれば、制御手段101からの
制御信号を異常判断手段が正常か異常か判断することに
より、制御手段101側の問題で可動部分の動作に異常
が起きているか否かを判断することができる。すなわ
ち、異常な動作をした(正常な動作をしなかった)、可
動部分や、該可動部分を駆動する駆動手段104や、駆
動手段104を作動させる作動手段105を調べること
なく、すぐに制御側に異常があることを知らせることが
でき、作業員やメンテナンス要員がよけいな部分を調べ
る手間を省くことができる。なお、制御手段101から
の制御信号の異常は、例えば、予め設定されたプログラ
ムに沿って各制御信号が出力されているか否かで判定す
ることがきる。
【0020】本発明の請求項4記載のワーク加工装置1
00は、請求項3記載のワーク加工装置100におい
て、上記記憶手段には、各動作検知手段102、各作動
手段105及び制御手段101を示すデータと予め設定
された複数の異常箇所を示すデータとが対応させられて
記憶されるとともに、各動作検知手段102、各作動手
段105及び制御手段101を示すデータと異常の理由
を示すデータとが対応して記憶され、上記異常箇所出力
手段は、上記異常判断手段から出力されたデータに基づ
いて、上記記憶手段から異常箇所を示すデータと異常の
理由を示すデータとを読み出して出力することを特徴と
する。
【0021】上記構成によれば、異常箇所とともに、異
常の理由が出力されるので、作業員やメンテナンス要員
は、故障個所を容易に見つけることができるとともに、
出力された異常の理由により、修理方法を容易に見つけ
ることができる。なお、上記記憶手段が記憶する異常の
理由とは、基本的に、異常箇所が特定された場合に、そ
の異常箇所において起こる故障として経験的に確立の高
いものである。例えば、可動部分の動作に異常があり、
かつ、該可動部分を動作させる駆動手段104に異常が
あり、駆動手段104を作動させる作動手段105及び
制御手段101に異常がない場合には、例えば、駆動手
段104に異常があるものとし、駆動手段104をモー
タとした場合に、モータの故障理由で経験的に確率の高
いものが故障の理由として挙げられるようになってい
る。
【0022】本発明の請求項5記載のワーク加工装置1
00は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のワーク加
工装置100において、上記記憶手段には、上記異常箇
所のデータとして、異常箇所の位置を示すデータが記憶
され、上記異常箇所出力手段は、記憶手段から読み出さ
れた異常箇所の位置を示す画像を表示する画像表示手段
を備えていることを特徴とする。
【0023】上記構成によれば、異常箇所が画像として
表示されるので、より容易に故障個所を見つけることが
できる。すなわち、異常箇所をその箇所の名称や、その
箇所の位置を説明する文章等で出力された場合には、そ
のワーク加工装置の修理の経験を有するものでなけれ
ば、ワーク加工装置のマニュアル等をみないと、上記名
称や文章に対応する異常箇所を探すことができないが、
画像として異常箇所の位置を表示すれば、経験の少ない
作業者でも、マニュアル等を見ずに故障個所を探すこと
ができる。
【0024】本発明の請求項6記載の製造システムは、
請求項1〜5のいずれか一つに記載のワーク加工装置1
00を備えるとともに、複数のワーク加工装置100に
より一連の加工工程を経て製品を製造する製造システム
であって、各ワーク加工装置100の制御手段101に
繋がれた主制御装置40と、該主制御装置40から出力
される信号に基づいて、各ワーク加工装置100の作動
状態を表示する表示装置50を備え、上記ワーク加工装
置100の制御手段101の異常判断手段が異常と判断
した場合に、上記制御手段101から主制御装置40に
ワーク加工装置100が異常であることを示す信号が出
力され、上記主制御装置40が、上記表示装置50に対
して、異常であることを示す信号を出力したワーク加工
装置100の作動状態の表示を異常を示す表示とする信
号を出力することを特徴する。
【0025】上記構成によれば、各ワーク加工装置10
0の制御手段101の異常判断手段により異常があると
判断された場合に、主制御装置40の表示装置50に特
定のワーク加工装置100において異常があることが表
示されるので、早急にトラブルに対応する対策を講じる
ことができる。例えば、異常を起こしたワーク加工装置
100に応援要員を送り込んだり、生産ライン全体を一
時停止したり、トラブルを起こしたワーク加工装置の下
流側の作業員を他の作業に振り分けたりすることを早急
に行うことができる。なお、上記表示装置50は、例え
ば、通常のCRTやLCD等のディスプレイでも良い
が、生産ライン全体から視認可能な大きな表示装置50
でも良く、この場合には、生産ライン全体の作業員が現
況を把握することができるので、その後の対応を迅速に
行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の第
一例のワーク加工装置及び製造システムを図面を参照し
て説明する。図1と図2は、本発明の実施の形態の製造
システム1の全体構成を示すブロック図である。製造シ
ステム1の全体のブロック図は大きいため、図1と図2
に2分割して示している。この実施の形態の製造システ
ム1は、生産品として上述の住宅のパネル工法用のパネ
ルを製造するもので、ワーク加工装置100(図3に図
示)である芯材加工機2、枠組機3、コンベア装置4,
15、S/P(Spreader Roll)機5,10、第1面材
供給機6、第1プレス装置7、第1反転機8、G/W
(Grass Wool)ステージ9、第2面材供給機11、第2
プレス装置12、第2反転機13、サイザー装置14、
面材ステージ16および面材用コンベア装置17,1
8、並びに、上記ワーク加工装置を個別に制御する個別
シーケンサ(制御手段101、図3に図示)20〜3
2、各個別シーケンサを制御する主制御装置としてのホ
ストシーケンサ40、データ読取手段や入力操作手段を
構成するライン管理端末45、データカードとしてバー
コードカードを生成するバーコードカード生成装置(図
示略)、ラインの故障発生個所を表示する表示装置50
(図に図示)等から構成される。これらの構成のうち、
個別シーケンサ20〜32、ホストシーケンサ40、ラ
イン管理端末45、バーコード生成装置(不図示)、表
示装置50等が、製造システム1の制御システムを構成
している。
【0027】芯材加工機2は、パネルの芯材(桟材)を
パネルの規格にあった長さに切断する装置である。枠組
機3は、芯材を規格に応じた配置に並べて釘打ちする装
置である。S/P(Spreader Roll)機5,10は、芯
材に面材貼り付け用の接着剤を塗布する装置である。第
1面材供給機6は、枠体の1面側の面材をセットする装
置、第2面材供給機11は、枠体の他面側の面材をセッ
トする装置である。第1プレス装置7および第2プレス
装置12は、芯材に面材を固着させるために製造途中の
パネルを所定の圧力でプレスする装置、第1反転機8お
よび第2反転機13は製造途中のパネルを裏表反転させ
る装置である。
【0028】G/Wステージ9は、一面に面材が張り合
わされた段階のパネルに断熱遮音材(グラスウール)を
敷詰めるための装置である。サイザー装置14は、芯材
に張り合わされた面材の縁部をカットして、パネルの形
状と寸法を整える装置であり、第1サイザー装置14a
によりワークの直交する2辺をカットして整形し、第2
サイザー装置14bにより残りの2辺をカットして寸法
を整える。面材ステージ16は、面材の種類を選択して
面材用コンベア装置17に搬送させる装置である。
【0029】個別シーケンサ20〜32は、CPU(Ce
ntral Processing Unit )、RAM(Random Access Me
mory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、面材ス
テージ16、枠組機3、芯材加工機2、コンベア装置4
およびS/P機5、面材用コンベア装置17、第1面材
供給機6、第1プレス装置7、第1反転機8、G/Wス
テージ9、第2プレス装置12、第2反転機13、サイ
ザー装置14、コンベア装置15を個別に制御する。そ
の制御内容には、一般に、処理の開始と停止、ワークの
搬送搬入、ワークの位置決め、その他、芯材加工機2や
サイザー装置14の制御であれば切断鋸の移動制御、第
1第2プレス機7,12の制御であれば圧力やプレス部
の高さ調整がある。これら個別シーケンサ20〜32の
うち幾つかの個別シーケンサ21,22,26,28,
29,31は、処理するパネルの規格に応じて制御内容
を変化させる。それにより、図1と図2中の斜線入り丸
印で示す加工装置(枠組機3、芯材加工機2、第1プレ
ス装置7、G/Wステージ9、第2プレス装置12、サ
イザー装置14、)が、処理するパネルの規格に応じて
処理内容を自動的に変化させるようになっている。
【0030】ライン管理端末45は、CPU、RAM、
ROMを備えた演算加工装置(汎用コンピュータやパー
ソナルコンピュータ)45Aや、表示装置(CRTやL
CDなど)45B、並びに、入力操作手段としての入力
装置(キーボードやマウスなど)45Cや、データ読取
手段としてのバーコードリーダーなどを備えている。ラ
イン管理端末45には、予め、住宅の設計時に用いたC
ADからのデータが入力され、かつ、該住宅に必要とさ
れるパネルの種類やサイズ等のデータとともにデータベ
ースとして記憶されている。そして、ライン管理端末4
5に、製造システム1で生産する個々のパネルを示すデ
ータが、バーコードカードCに記録されたバーコードを
読み込むことで入力された場合に、各バーコードに対応
するパネルの製造に必要なデータをデータベースから読
み出して、ホストシーケンサ40に送るようになってい
る。
【0031】ホストシーケンサ40は、CPU、RA
M、ROM等を備え、各個別シーケンサ20〜32と通
信して、これら個別シーケンサ20〜32を統括的に制
御するものである。ホストシーケンサ40には、ライン
管理端末45が接続され、ライン管理端末45から全て
のパネルの製造に必要なデータが入力されるようになっ
ている。このデータは、RAM中の所定データテーブル
中に入力された順番に記憶されるようになっている。ま
た、ホストシーケンサ40とライン管理端末45との間
でデータの入出力が可能になっており、ライン管理端末
45の入力装置45Cを介してホストシーケンサ40側
の操作を行ったり、ホストシーケンサ40側からの出力
によりライン管理端末45の表示装置45Bに製造シス
テム1の状態を表示することが可能になっている。
【0032】ホストシーケンサ40による個別シーケン
サ20〜32の制御には、次の内容のものがある。即
ち、各加工装置からワークを次工程に搬送させる制御、
加工装置の処理内容を規定する制御、各加工装置の異常
発生の監視制御等である。また、ホストシーケンサ40
には、例えば欠損などによりワークを製造システム1の
途中で除外する場合に、ワークに対応する規格データを
除外するデータ除外処理機能も備わっている。また、上
述のようにホストシーケンサ40に入力されたパネルの
製造に必要なデータが加工時にデータを必要とする加工
装置に送られるようになっている。
【0033】ここで、以上のような製造システムにおい
て各ワーク加工装置100でトラブルが発生した場合の
処理を行うシステムの構成を説明する。図3は、上述の
各ワーク加工装置100(芯材加工機2、枠組機3、コ
ンベア装置4,15、S/P機5,10、第1面材供給
機6、第1プレス装置7、第1反転機8、第2面材供給
機11、第2プレス装置12、第2反転機13、サイザ
ー装置14、面材ステージ16、面材用コンベア装置1
7,18、)における故障個所を表示するための機構の
概略を示すものである。図3に示すように、ワーク加工
装置100には、上述の個別シーケンサ20〜32であ
る制御手段101が備えられ、ワーク加工装置100の
各可動部分の動きが制御されるようになっている。
【0034】また、加工装置100には、各可動部分
(例えば、モータやシリンダ装置等の駆動手段、該駆動
手段に接続されて可動する部材、これら部材により移動
するワーク)の動作を検知する動作検知手段102が設
けられている。そして、動作検知手段102は、検知し
た動作を示す信号をインターフェース103を介して制
御手段101に出力するようになっている。
【0035】なお、動作検知手段102は、例えば、接
触、非接触により可動部分が所定位置に有るか否かを検
知するセンサや、回転部分の回転速度等を検知するセン
サなどであり、加工装置100の加工に必要なデータ
や、加工を確認するためのデータを取得するためのもの
である。また、加工装置100には、各種モータやシリ
ンダ装置等の駆動手段104が設けられている。また、
加工装置100には、上記モータを駆動するためのイン
バータや、電力のオンオフを行うマグネットコンタクタ
や、シリンダ装置に油圧やエアー等を供給するコンプレ
ッサや、シリンダ装置の弁に駆動電力を供給する装置な
どの作動手段105が設けられている。
【0036】また、作動手段105は、インターフェー
ス103を介して制御手段101に接続されており、制
御手段101からの制御信号に基づいて駆動手段104
を駆動するようになっている。また、作動手段105
は、制御手段101からの制御信号に基づいて、駆動手
段104を作動させた場合に、作動させたことを示す信
号を制御手段101に返すようになっている。また、加
工装置100には、制御手段101に接続された現況を
示すデータを表示するとともに、異常が発生した場合
に、異常箇所を表示するディスプレイ106が備えられ
ている。
【0037】また、制御手段101には、図示しない記
憶媒体が備えられ、後述処理により異常を発見した場合
に、その異常を発見する原因となった動作検知手段10
2、作動手段105、制御手段101に対応するデータ
を出力できるように、各動作検知手段102、作動手段
105、制御手段101と対応して以下のデータを記憶
するようになっている。まず、制御手段101の記憶媒
体には、各動作検知手段102に対応する異常箇所のデ
ータが記憶されている。すなわち、各動作検知手段10
2は、検知する対象物が存在し、動作検知手段102か
らの検知信号により異常が発見された場合には、基本的
には、動作検知手段102の検知対象となったものが異
常箇所となる。
【0038】例えば、異常を検知した動作検知手段10
2が各種駆動手段104や該駆動手段104により駆動
される部材を検知対象としていた場合に、その検知対象
に異常があることになり、異常箇所は検知対象物とな
る。従って、記憶媒体には、動作検知手段102に対応
して異常箇所としての検知対象物のデータが記憶される
ことになる。また、作動手段105及び制御手段101
から正常な信号の出力がなかった場合には、異常箇所
は、正常な信号を出力しなかった作動手段105及び制
御手段101となる。従って、記憶媒体には、作動手段
105及び制御手段101に対応する異常箇所として、
作動手段105及び制御手段101が記憶されることに
なる。
【0039】また、異常箇所の特定において、動作検知
手段102によりある駆動手段104の動作が異常とさ
れ、かつ、該駆動手段10を作動する作動手段105が
異常とされた場合には、異常箇所は作動手段105とな
る。また、異常箇所の特定において、動作検知手段10
2によりある駆動手段104の動作が異常とされ、か
つ、該駆動手段10を作動する作動手段105が正常と
された場合には、異常箇所は駆動手段104となる。す
なわち、異常を発見する原因となった動作検知手段10
2、作動手段105、制御手段101組み合わせに対応
して、異常箇所が記憶されていることが好ましい。ま
た、他の動作が全て正常なのに動作検知手段102から
の信号だけが異常の場合には、動作検知手段102自体
が異常の場合があり、この場合には、異常箇所が動作検
知手段102とされる場合もある。
【0040】また、記憶媒体には、異常箇所に対応し
て、異常箇所の加工装置における位置を示すデータと、
異常箇所の名称と、異常発生時に表示するメッセージを
記憶している。また、上記メッセージには、経験的に確
立が高いと思われる故障理由や、故障の原因の究明のた
めにまず行うことなどが含まれている。なお、上述よう
なデータは、必ずしも制御手段101、すなわち、個別
シーケンサに記憶されている必要はなく、ホストシーケ
ンサ40や、ライン管理端末45に記憶されているもの
としても良く、制御手段101から出力された異常な動
作を検知した動作検知手段102や、信号の出力が正常
でない制御手段101や作動手段105を示すデータが
入力された場合に、ホストシーケンサ40もしくはライ
ン管理端末45が上記データから、異常箇所、異常箇所
の位置、異常箇所の名称、メッセージ等のデータを呼び
出し、制御手段101等に出力して、加工装置100の
ディスプレイ106や、ホストシーケンサ40のディス
プレイ41や、ライン管理端末45の表示装置45B
に、異常箇所の位置、異常箇所の名称、メッセージ等の
データを表示するものとする。
【0041】また、加工装置100の個別シーケンサと
しての制御手段101は、ホストシーケンサ(主制御装
置)40に接続されており、制御手段101で異常を見
つけた場合に、ホストシーケンサ40に加工装置100
が異常であることを示す信号を出力するようになってい
る。また、制御手段101は、ホストシーケンサ40に
上記ディスプレイ106に表示した異常箇所を示すデー
タを出力するようになっており、ホストシーケンサ40
のディスプレイ41に加工装置100のディスプレイ1
06と同様の表示を行うようになっている。
【0042】また、ホストシーケンサ40には、図4に
示される上記表示装置50が接続されている。表示装置
50は、ホストシーケンサ40に加工装置100から異
常が発生したことを示す信号が入力した場合に、該加工
装置100が異常であることを示すためのものであり、
ラインの監督者やその他の要員がいつでも見られるよう
に製造ラインの上方に設置されている。
【0043】表示装置50の上段の表示窓51は、ライ
ン名を表示し、例えば緑色ランプで点灯している場合に
そのラインが稼働していることを示す。中段の表示窓5
2…は、製造システムの各加工装置の異常を示すもの
で、例えば黄色ランプで点灯している場合には、その加
工装置で作業の遅れ、機械故障等の異常発生を監督者に
知らせて呼び出しをかけていることを示す。すなわち、
加工装置100の制御手段101からホストシーケンサ
40に異常を示す信号が入力された場合に、ホストシー
ケンサ40によって、表示窓52…の異常を示す信号を
出力した加工装置に対応する部分の黄色ランプが点灯さ
せられるようになっている。下段の表示窓53…は、製
造システムの各加工装置の停止状態を示すもので、例え
ば赤ランプで点灯している場合には、ワークの搬送サイ
クル時間内で作業が完了しなかったか、非常停止がかけ
られたことを示す。通常、中断の表示窓52…の点灯に
より手のあいた要員が応援に入るが、ワーク搬送サイク
ル時間内に故障復帰できずに、異常発生の解除を行えな
かった場合に、下段の表示窓53…が点灯される。
【0044】「欠」表示窓54と、「満」表示窓55
は、製造ライン1上のワークの混みぐあいを示すもの
で、「欠」の点灯により最前工程からワークが供給され
てこないノーワークの状態を示し、「満」の点灯により
最後工程からワークが引かれないフルワークの状態を示
す。左端の「非常停止」表示窓56は、例えば赤色ラン
プで点灯している場合に、品質不良発生時当の緊急の
際、作業者がラインを停止したことを示し、表示窓53
…の工程番号の表示と連動する。
【0045】次ぎに、上述のように加工装置10におけ
る異常を発見する処理を説明する。ここでは、加工装置
100としての芯材加工機2を例にとって説明する。図
5及び図6は、芯材加工機2における異常の検出処理の
動作フローを説明するための図面である。なお、こられ
の図面において、菱形のブロックは、正常な場合、YE
Sの場合、ONの場合に下側に進み、異常な場合、NO
の場合、OFFの場合に左側に進ようになっている。す
なわち、菱形のブロック内には、動作、条件、信号の入
出力等が記載され、動作の場合は、正常・異常により分
岐、条件の場合にはYESU・NOにより分岐し、信号
の入出力の場合にはON・OFFで分岐するようになっ
ている。
【0046】まず、芯材加工機2においては、生産ライ
ン全体を制御するためのホストシーケンサ40からライ
ンコントロール起動指令が制御手段101である個別シ
ーケンサ22に入力した状態で、作業の開始が可能とさ
れる。そして、図5の右端の部分が、芯材加工機2にお
ける芯材加工のメインフローを示すものであり、プレー
ナー済み芯材、すなわち、厚みや幅を揃えられた角材が
コンベアで搬入され(S1)、必要な本数が芯材加工機
2にセットされる(S2)。次いで、芯材の先端が切断
装置により芯材の軸方向に対して直角となるようにカッ
トされる。(S3)そして、先端がカットされた芯材が
切断装置から芯材の先端が離れるように搬送されるとと
もに(S4)、設定された位置にあるストッパにより止
められて位置決めされる(S5)。
【0047】次いで、切断装置により、所定の長さに切
断される(S6)。そして、設定された長さに切断され
た芯材は、相欠き溝等を形成する場合にラジアル加工す
る場所に搬送され(S7)、ラジアル加工が施されて
(S8)、次工程に搬送される(S9)。なお、ラジア
ル加工を必要としない場合には、そのまま次工程に搬送
される。また、先端をカットされるとともに、設定され
た長さの芯材を切り出された残りの芯材がまだ充分に長
い場合には、上記S5の工程に戻り、再び、設定した長
さの芯材を切り出すことになる。また、残りの芯材に充
分な長さがない場合には、次ぎのプレーナー済み芯材の
先端がカットされて上述のように処理されることにな
る。
【0048】そして、異常の検出処理においては、ま
ず、本数セット処理において、所定時間経過しても、芯
材がセットされない場合に異常として、図5において処
理が左に進み、まず、制御手段101(個別シーケン
サ)から出力信号が出力されているか否かが判断される
(a1)。そして、制御手段101からの制御信号の出
力がオフの場合に、制御手段101に異常があると判断
される。そして、異常箇所を制御手段101とした場合
に、上述の制御手段101の記憶媒体に記憶されたデー
タから異常箇所としての制御手段101に対応する異常
箇所の位置、異常箇所の名称、メッセージ等のデータを
呼び出し、これをディスプレイ106等に表示する(a
2)。
【0049】なお、ここで言う制御手段101の異常と
は、例えば、制御手段101の制御信号を出力する部分
や、インターフェース103のI/Oポート等の故障で
あり、制御手段101がダウンした状態ではない。そし
て、制御手段101から正常に制御信号が出力している
場合には、次ぎに搬送コンベアが作動しているか否かが
判断される(a3)。この際には、搬送コンベアに設け
られた動作検知手段102として、例えば、搬送コンベ
ア自体の動作や、搬送コンベア上の芯材(ワーク)の移
動等を検知するセンサから搬送コンベアが作動している
ことを示す信号が入力しているか否かが判断される。
【0050】そして、搬送コンベアが動いていないと判
断された場合には、搬送コンベアのモータを作動させる
作動手段の一つとなるマグネットコンタクタが接続され
ているか否かが判断される(a4)。この際には、マグ
ネットコンタクタから制御手段101に接続の状態か非
接続の状態かを示す信号が出力されているので、この信
号に基づいて制御手段がマグネットコンタクタが正しく
作動しているか否かを判断する。
【0051】そして、マグネットコンタクタが異常と判
断された場合には、異常箇所を搬送コンベアで用いられ
ているマグネットコンタクタとして、上述の異常箇所の
位置等のデータを読み出す処理を行い、該データを表示
する(a5)。また、マグネットコンタクタが正常と判
断された場合に次ぎに、インバータが異常か正常かを判
定し(a6)、インバータが異常と判断された場合に
は、異常箇所を搬送コンベアで用いられているインバー
タとして、アラームを鳴らすとともに(a7)、上述の
異常箇所の位置等のデータを読み出す処理を行い、該デ
ータを表示する(a8)。
【0052】また、インバータが異常でない場合には、
異常箇所が不明となる。なお、この時点、まだ、搬送コ
ンベアを駆動するモータが異常の可能性があるので、異
常箇所をモータとして、上述の異常箇所の位置等のデー
タを読み出す処理を行い、該データを表示するものとし
ても良い。一方、搬送コンベアが正常に作動していた場
合には、搬入された芯材の本数をカウントし(a9)、
芯材の搬入を検知するセンサからの入力に異常がないか
を判断する(a10)。
【0053】すなわち、正常動作中に芯材の搬入を検知
するセンサとは別のセンサにより搬入された芯材の本数
をカウントし、芯材の搬入を検知するセンサからの信号
に基づく芯材の本数と比較して、センサが正常に動作し
ていたか否かを判断する。そして、センサが異常と判断
された場合には、異常箇所を芯材の本数カウントに用い
られるセンサとして、上述の異常箇所の位置等のデータ
を読み出す処理を行い、該データを表示する(a1
1)。
【0054】次ぎに、本数セットの工程(S1)が行わ
れてから設定された時間内に芯材の先端カットの工程
(S2)が行われなかった場合に、先端カット用の刃物
が回転している否かが判断される(b1)。この際に
は、回転刃を有する切断装置に設けられた動作検知手段
102として、例えば、切断装置自体の動作や、刃の回
転等を検知するセンサから回転刃が回転していることを
示す信号が入力しているか否かが判断される。
【0055】そして、刃物が回転していないと判断され
た場合には、切断装置のモータを作動させる作動手段の
一つとなるマグネットコンタクタが接続されているか否
かが上述の場合と同様に判断される(b2)。そして、
マグネットコンタクタが異常と判断された場合には、異
常箇所を切断装置で用いられているマグネットコンタク
タとして、上述の異常箇所の位置等のデータを読み出す
処理を行い、該データを表示する(a5)。また、マグ
ネットコンタクタが正常と判断された場合に次ぎに、イ
ンバータが異常か正常かを判定し(b3)、インバータ
が異常と判断された場合には、異常箇所を切断装置で用
いられているインバータとして、アラームを鳴らすとと
もに(b7)、上述の異常箇所の位置等のデータを読み
出す処理を行い、該データを表示する(a8)。
【0056】また、インバータが異常でない場合には、
異常箇所が不明となる。なお、この時点、まだ、切断装
置の刃物を駆動するモータが異常の可能性があるので、
異常箇所をモータとして、上述の異常箇所の位置等のデ
ータを読み出す処理を行い、該データを表示するものと
しても良い。一方、刃物が正常に回転していた場合に
は、次ぎに、刃物昇降用モータが回転しているか否かを
判断する(b8)。なお、この際にも、動作検知手段1
02により刃物昇降用モータの回転を示す各種動作のい
ずれかを検知するものとして、動作検知手段102から
の信号に基づいて判断する。
【0057】そして、刃物昇降用モータが異常と判断さ
れた場合には、該モータを作動させる昇降用コンタクタ
が異常か否かを判断し、コンタクタが異常と判断された
場合には、昇降用コンタクタを異常箇所として、上述の
表示処理(a5)を行う。なお、刃物昇降用モータが回
転している場合には、異常箇所は不明となる。また、昇
降用コンタクタが異常でない場合も、異常箇所は不明で
あるが、刃物昇降用モータは回転していないので、刃物
昇降用モータを異常箇所として、異常箇所の位置等のデ
ータを読み出す処理と、読み出されたデータを表示する
処理を行っても良い。
【0058】次ぎに、メインフローの搬送の工程(S
4)において、搬送が行われないことが動作検知手段1
02からの信号により検知された場合に、上述の本数セ
ットの工程(S2)の芯材を搬入する際と同様のシーケ
ンサ出力(a1)の処理を行う。この際も動作フローを
示す図面には記載していないが、制御信号の出力が異常
な場合に、異常箇所を制御手段として、表示処理(a
2)を行う。また、以下の処理も、本数セットの工程
(S2)の場合の搬送コンベア(a3)、マグネットコ
ンタクタ(a4)、マグネットコンタクタ異常表示(a
5)、インバータ(a6)、アラーム出力(a7)、イ
ンバータ異常表示(a8)、センサ入力(a10)、セ
ンサ異常表示(a11)の処理と同様に、搬送コンベア
(c2)、マグネットコンタクタ(c3)、マグネット
コンタクタ異常表示(a5)、インバータ(c4)、ア
ラーム出力(c5)、インバータ異常表示(a8)、セ
ンサ入力(c6)、センサ異常表示(a11)の処理を
行う。
【0059】次ぎに、メインフローの長さカット位置決
め工程(S5)において、位置決めが正常に行われてい
ないことが動作検知手段102からの信号に基づいて判
断された場合に、まず、ワークの長さが異常、すなわ
ち、切断される芯材が短いことが動作検知手段102か
らの信号に基づいて判断される。そして、ワークの長さ
が異常の場合には、異常箇所をワーク長さとして、異常
箇所の位置等のデータが読み出され、このデータを表示
する処理が行われる(d2)。
【0060】ワーク長さに異常がない場合には、位置決
め用のストッパを設定された位置に移動するためのサー
ボモータの駆動回路(作動手段)であるサーボドライバ
からの信号に異常がないか判断される(d3)。そし
て、サーボドライバに異常があると判断された場合に
は、アラームを鳴らし(d4)、サーボドライバを異常
箇所として、異常箇所の位置等のデータが読み出され、
このデータを表示する処理が行われる(d5)。
【0061】次ぎに、サーボドライバに異常がない場合
に、サーボモータが正常に回転しているか否かを判断す
る(d6)。この際には、サーボモータの回転を検知す
る動作検知手段102としてのセンサから入力された信
号を確認する。そして、サーボモータを異常箇所とし
て、異常箇所の位置等のデータが読み出され、このデー
タを表示する処理が行われる。
【0062】また、長さカットの工程(S7)で、動作
が止まった場合には、上述の先端カットの工程(S3)
と同じ処理(e1)が行われる。また、搬送の工程(S
7)で、動作が止まった場合には、上述の搬送の工程
(S4)と同じ処理(f1)が行われる。次ぎに、搬送
工程(S7)が行われてから設定された時間内に芯材の
ラジアル加工の工程(S8)が行われなかった場合に、
ラジアル加工用の刃物が回転している否かが判断される
(g1)。この際には、ラジアル加工装置に設けられた
動作検知手段102として、例えば、刃の回転等を検知
するセンサから刃物が回転していることを示す信号が入
力しているか否かが判断される。
【0063】そして、刃物が回転していないと判断され
た場合には、ラジアル加工装置のモータを作動させる作
動手段の一つとなるマグネットコンタクタが接続されて
いるか否かが上述の場合と同様に判断される(g2)。
そして、マグネットコンタクタが異常と判断された場合
には、異常箇所をラジアル加工装置で用いられているマ
グネットコンタクタとして、上述の異常箇所の位置等の
データを読み出す処理を行い、該データを表示する(a
5)。また、マグネットコンタクタが正常と判断された
場合に、次ぎに、インバータが異常か正常かを判定し
(g3)、インバータが異常と判断された場合には、異
常箇所をラジアル加工装置で用いられているインバータ
として、アラームを鳴らすとともに(g4)、上述の異
常箇所の位置等のデータを読み出す処理を行い、該デー
タを表示する(a8)。
【0064】また、インバータが異常でない場合には、
異常箇所が不明となる。なお、この時点、まだ、刃物を
回転駆動するモータが異常の可能性があるので、異常箇
所をモータとして、上述の異常箇所の位置等のデータを
読み出す処理を行い、該データを表示するものとしても
良い。一方、刃物が正常に回転していた場合には、次ぎ
に、刃物前後進用モータが回転しているか否かを判断す
る(g5)。なお、この際にも、動作検知手段102に
より刃物前後進用モータの回転を示す各種動作のいずれ
かを検知するものとして、動作検知手段102からの信
号に基づいて判断する。
【0065】そして、刃物前後進用モータが異常と判断
された場合には、該モータを作動させる前後進用コンタ
クタが異常か否かを判断し、コンタクタが異常と判断さ
れた場合には、前後進用コンタクタを異常箇所として、
上述の表示処理(a5)を行う。なお、刃物前後進用モ
ータが回転している場合には、異常箇所は不明となる。
また、前後進用コンタクタが異常でない場合も、異常箇
所は不明であるが、刃物前後進用モータは回転していな
いので、刃物前後進用モータを異常箇所として、異常箇
所の位置等のデータを読み出す処理と、読み出されたデ
ータを表示する処理を行っても良い。また、最後の搬送
の工程(S9)において異常があった場合の処理は、上
述の搬送の工程(S4)と同じ処理となる。
【0066】以上の処理は、上述の各加工装置100の
処理の一例であり、基本的には、各加工装置の加工工程
において、加工に異常が生じた場合に、これを加工装置
内の可動部分の動作を動作検知手段102に検知し、検
知された動作に異常がある場合に、その動作の異常が、
その動作を制御する制御信号に問題があるのか、それと
も制御信号に基づいて駆動手段104を動作させる作動
手段105にあるのか、さらに、駆動手段104に異常
があるのかを判断していくものである。そして、これら
動作検知手段102、作動手段105、制御手段101
からの信号出力で異常と判断されるものがあった場合
に、その組み合わせから異常箇所が判定されるものと考
えることができる。また、例えば、センサからの信号に
基づいて制御手段101が制御信号を出力するような場
合には、センサからの信号に異常がないかどうかを判断
するものとなっている。
【0067】そして、異常か正常かの判断は、制御手段
101から出力される信号、駆動手段104や駆動手段
104により動作する部材やワーク等の動作を検知する
動作検知手段102からの信号、作動手段105から出
力される信号が、工程順に従って出力されているか否か
を判断することにより行われる。なお、上述の信号以外
に、加工装置100において、制御手段101に入力さ
れる信号の全てを異常箇所を判断するために用いること
ができる。
【0068】また、上記処理では、異常か正常かを判断
されるものとして、制御手段101(個別シーケンサ)
の制御信号の出力と、搬送コンベア用や刃物移動用等の
汎用モータと、汎用モータを作動せるためのマグネット
コンタクタ及びインバータと、サーボモータ用のサーボ
ドライバと、サーボモータと、動作検知手段102であ
るセンサ(例えば、リミットスイッチや光電管)とを挙
げたが、そのほかにも以下のものについて、異常か正常
かを判断するものとしても良い。例えば、油圧シリンダ
装置を作動させるための油圧ポンプ及び油圧ソレノイ
ド、油圧シリンダ装置、エアシリンダ装置を作動させる
ためのエアーソレノイド、エアシリンダ装置等の異常を
検知するようにしても良い。また、これらのものの異常
の検知については、装置自身から作動の状態を示す信号
を出力させるもの、もしくは、動作検知手段102等の
センサを配置して、装置の動作等を検知させて信号を出
力させるものとし、これらの信号から異常を判断するも
のとする。
【0069】次ぎに、異常が発生した場合の表示処理の
際の表示について説明する。ここでは、例えば、主制御
装置40に接続されたディスプレイ41の表示を例にと
って説明する。まず、製造システムの各加工装置100
が正常に動作している場合には、図7に示す表示画面M
が表示される。表示画面Mは、図1及び図2に示す製造
システムのブロック図中の各加工装置100のブロック
だけを描いた画像であり、例えば、各加工装置100の
ブロック毎に、加工装置100のコード番号が表示され
るとともに、各加工装置の名称が表示される。
【0070】そして、例えば、各ブロックの色は、該ブ
ロックに対応する加工装置100が正常ならば青色、異
常が発生した場合は黄色、ワンサイクル内に加工が終了
しなかった場合もしくは停止した場合に赤色等のように
色分けされるようになっている。また、ブロックの色を
黄色にする場合には、作業員が加工装置100側で異常
を通知する場合と、上述の処理により異常が検出されて
制御手段101によりホストシーケンサ40に信号が出
力され、該信号に基づいてブロックの表示の色を切り替
える場合とがある。
【0071】また、赤色の表示は、ホストシーケンサ4
0から加工装置100の制御手段101に起動指令が出
力されてから所定時間内に制御手段101からの作業の
終了を示す信号がホストシーケンサ40に入力されなか
った場合に行われるとともに、加工装置100において
作業が停止され、制御手段101からホストシーケンサ
40に作業の停止を示す信号が入力された場合に行われ
る。
【0072】そして、加工装置を示すブロックが黄色や
赤色の場合には、画面を切り替えることにより、図8及
び図9に示すような加工装置100を示す表示画面N、
Lが表示される。なお、画面の切り替えは、例えば、デ
ィスプレイにタッチパネルが取り付けられているものと
し、異常である加工装置を示すブロックの部分をタッチ
することで切り替えられるようになっている。
【0073】表示画面N、Lは、加工装置のおおよその
形状を示す画像と、該画像上において、上述の異常か正
常かを判断される部材の位置を示すマークとが表示され
る。そして、上述の処理により検出された異常箇所とな
った部材の位置を示すマークが色の違いや明るさの違い
や点滅表示等により強調表示されるようになっている。
また、画面の下に故障チェック箇所表示としてメッセー
ジが表示される。そして、該メッセージには、故障のチ
ェックを行う場所として、上述の異常箇所に対応して読
み出されるデータである異常箇所を特定できる名称、異
常の推定される原因等が表示される。また、メッセージ
には、異常箇所を特定できる名称を示すとともに、そこ
をチェックするように指示するような内容となってお
り、故障を修理するためにとりあえず行うことが示され
ている。
【0074】なお、このような表示画面N、Lを表示す
るためには、上述の異常箇所のデータとして、上述の加
工装置の形状を示す画像データ上での異常箇所の座標デ
ータや、座標データに対応するようなデータが必要とな
る。また、上述の表示画面N、Lは、加工装置100の
ディスプレイ106や、ホストシーケンサ40やライン
管理端末45等に接続された各種端末のディスプレイ1
06で表示できるものである。
【0075】以上のように、この実施例の加工装置及び
製造システムによれば、各加工装置において、故障が発
生した場合に、その故障個所の位置や名称等を示すデー
タが各種表示手段に表示されることになるので、作業員
やメンテナンス要員は、故障が発生した時点で、異常箇
所を知ることができ、該異常箇所から容易に故障個所を
見つけることができ、迅速に故障の修理を終了すること
ができる。すなわち、主に電気系統等の故障は、その故
障原因や、故障個所を見つけるのに時間がかかり、修理
自体は、例えば、基板や装置等を交換することにより割
と短時間に行えるので、故障個所を推測することが可能
な異常箇所が故障が発生した時点ですぐわかれば、それ
に基づいて容易に故障個所を見つけて修理することがで
きる。
【0076】そして、修理時間を短縮することにより、
実質的に生産効率を向上し、製造システムを改良するこ
となく、製造時間の短縮や、製造量の増大を図ることが
できる。また、上記システムによれば、各種ディスプレ
イに異常箇所が表示されるので、メンテナンス要員が以
上が起きた加工装置に向かう前に、表示された異常箇所
に基づいて予め必要な交換部品等を取りに行くことがで
き、加工装置に到着してすぐに部品交換を行うことがで
き、これによっても修理時間を短縮することができる。
また、各種ディスプレイに、異常箇所が名称とともに加
工装置100を示す画像上の位置として表示されるの
で、異常箇所の名称に基づいて加工装置100のマニュ
アルや図面等を見ながら実際の加工装置100における
異常箇所を探さなくとも、異常箇所の加工装置100上
の実際の位置を容易に認識することができる。従って、
メンテナンス要員ではない、作業員でも、交換部品さえ
あれば、部品交換を行える場合があり、修理に係る時間
において、故障が起きてからメンテナンス要員が来るま
での間の時間を削減することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のワーク加工装置
によれば、ワーク加工装置において、故障が発生し、加
工装置の可動する可動部分(ワーク含む)で、その可動
を動作検知手段により監視されている部分の動きが適正
でない場合に、それを異常判断手段が異常として判断
し、動きが適正でない部分を対応する異常個所を異常箇
所出力手段が出力するので、異常箇所をすぐに特定する
ことができる。また、可動部分の動作の異常からすぐに
トラブルの発生を知らせることができる。従って、作業
員やメンテナンス要員が異常箇所に基づいて故障個所を
容易に探すことができる。そして、これにより修理時間
の短縮を図り、トラブルによる生産量の落ち込みを減ら
して、実質的に生産速度の向上を図ることができる。
【0078】本発明の請求項2記載のワーク加工装置に
よれば、各可動部分の動きにより異常を検知するだけで
はなく、可動部分を駆動する駆動手段を作動させる作動
手段の出力に異常があるか否かを判定することが可能と
なり、駆動手段が停止しているような異常の場合に、異
常の原因が駆動手段側にあるのか作動手段側にあるのか
を特定することができる。これにより、異常箇所の特定
をより詳細に行うことができるとともに、異常の原因を
ある程度特定することが可能となる。従って、故障箇所
や故障原因の発見がより容易なものとなる。
【0079】本発明の請求項3記載のワーク加工装置に
よれば、制御手段からの制御信号を異常判断手段が正常
か異常かを判断することにより、制御手段側の問題で可
動部分の動作に異常が起きているか否かを判断すること
ができる。すなわち、異常な動作をした、可動部分や、
該可動部分を駆動する駆動手段や、駆動手段を作動させ
る作動手段を調べることなく、すぐに制御側に異常があ
ることを知らせることができ、作業員やメンテナンス要
員がよけいな部分を調べる手間を省くことができる。
【0080】本発明の請求項4記載のワーク加工装置に
よれば、異常箇所とともに、異常の理由が出力されるの
で、作業員やメンテナンス要員は、故障個所を容易に見
つけることができるとともに、出力された異常の理由に
より、修理方法を容易に見つけることができる。本発明
の請求項5記載のワーク加工装置によれば、異常箇所が
画像として表示されるので、より容易に故障個所を見つ
けることができる。
【0081】本発明の請求項6記載の製造システムによ
れば、各ワーク加工装置の制御手段の異常判断手段によ
り異常があると判断された場合に、主制御装置の表示装
置に加工装置に異常があることが表示されるので、早急
にトラブルに対応する対策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の携帯の一例の製造システムの概
略構成を図2とともに示すブロック図である。
【図2】上記例の製造システムの概略構成を図1ととも
に示すブロック図である。
【図3】上記例のワーク加工装置の要部の概略構成を示
すブロック図である。
【図4】上記例の製造システムに設けられた表示装置を
示す正面図である。
【図5】上記例のワーク加工装置における異常箇所検出
処理の動作フローを示す図面である。
【図6】上記例のワーク加工装置における異常箇所検出
処理の動作フローを示す図面である。
【図7】上記例の製造システムにおける異常箇所検出処
理における表示処理を説明するための表示画面を示す図
面である。
【図8】上記例の製造システムにおける異常箇所検出処
理における表示処理を説明するための表示画面を示す図
面である。
【図9】上記例の製造システムにおける異常箇所検出処
理における表示処理を説明するための表示画面を示す図
面である。
【符号の説明】
40 主制御装置(ホストシーケンサ) 50 表示装置 100 ワーク加工装置 101 制御手段(異常判断手段、記憶手段) 102 動作検知手段 104 駆動手段 105 作動手段 106 ディスプレイ(異常箇所出力手段、画像表
示手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク加工に必要な動作を行う部材を駆
    動する駆動手段と、上記駆動手段の動作や、該駆動手段
    の動作に基づく上記部材の移動や、該部材の移動に基づ
    くワークの移動等の動作を検知して検知信号を出力する
    複数の動作検知手段と、上記駆動手段の駆動を制御する
    制御手段とを備えたワーク加工装置であって、 上記制御手段には、各動作検知手段から入力される検知
    信号に基づいて、ワークの加工動作が正常か異常かを判
    断するとともに、異常と判断された場合に、異常な動作
    を検知した動作検知手段を検出して、検出された動作検
    知手段を示すデータを出力する異常判断手段と、 各動作検知手段を示すデータと予め設定された複数の異
    常箇所を示すデータとを対応させて記憶した記憶手段
    と、 上記異常判断手段から入力された特定の動作検知手段を
    示すデータに対応する異常箇所を示すデータを上記記憶
    手段から読み出して出力する異常箇所出力手段とを備え
    ていることを特徴とするワーク加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワーク加工装置におい
    て、 上記制御手段から出力される制御信号に基づいて上記駆
    動手段を作動させるとともに、上記駆動手段を作動させ
    ていることを示す作動信号を出力する作動手段を備え、 上記異常判断手段は、上記作動手段から入力される作動
    信号と、上記動作検知手段から入力される検知信号とに
    基づいて、ワークの加工動作が正常か異常かを判断する
    とともに、異常と判断された場合に、異常な動作に対応
    する作動手段及び動作検知手段を検出して、検出された
    作動手段及び動作検知手段を示すデータを出力し、 上記記憶手段には、各動作検知手段及び各作動手段を示
    すデータと予め設定された複数の異常箇所を示すデータ
    とが対応させられて記憶され、 上記異常箇所出力手段は、上記異常判断手段から出力さ
    れた特定の作動手段や動作検知手段を示すデータに対応
    する異常箇所を示すデータを上記記憶手段から読み出し
    て出力することを特徴とするワーク加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のワーク加工装置におい
    て、 上記異常判断手段は、制御手段から出力される制御信号
    に基づいて制御に異常があるか否かを判断し、異常と判
    断された場合に制御手段を示すデータを出力し、 上記記憶手段には、各動作検知手段及び各作動手段を示
    すデータと予め設定された複数の異常箇所を示すデータ
    とが対応させられて記憶されるとともに、制御手段を示
    すデータと制御手段である異常箇所を示すデータとが対
    応して記憶され、 上記異常箇所出力手段は、上記異常判断手段から出力さ
    れた特定の作動手段、動作検知手段もしくは制御手段を
    示すデータに対応する異常箇所を示すデータを上記記憶
    手段から読み出して出力することを特徴とするワーク加
    工装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のワーク加工装置におい
    て、 上記記憶手段には、各動作検知手段、各作動手段及び制
    御手段を示すデータと予め設定された複数の異常箇所を
    示すデータとが対応させられて記憶されるとともに、各
    動作検知手段、各作動手段及び制御手段を示すデータと
    異常の理由を示すデータとが対応して記憶され、 上記異常箇所出力手段は、上記異常判断手段から出力さ
    れたデータに基づいて、上記記憶手段から異常箇所を示
    すデータと異常の理由を示すデータとを読み出して出力
    することを特徴とするワーク加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のワ
    ーク加工装置において、 上記記憶手段には、上記異常箇所のデータとして、異常
    箇所の位置を示すデータが記憶され、 上記異常箇所出力手段は、上記記憶手段から読み出され
    た異常箇所の位置を示す画像を表示する画像表示手段を
    備えていることを特徴とするワーク加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載のワ
    ーク加工装置を備えるとともに、複数のワーク加工装置
    により一連の加工工程を経て製品を製造する製造システ
    ムであって、 各ワーク加工装置の制御手段に繋がれた主制御装置と、 該主制御装置から出力される信号に基づいて、各ワーク
    加工装置の作動状態を表示する表示装置を備え、 上記ワーク加工装置の制御手段の異常判断手段が異常と
    判断した場合に、上記制御手段から主制御装置にワーク
    加工装置が異常であることを示す信号が出力され、 上記主制御装置が、上記表示装置に対して、異常である
    ことを示す信号を出力したワーク加工装置の作動状態の
    表示を、異常を示す表示とする信号を出力することを特
    徴する製造システム。
JP32419598A 1998-11-13 1998-11-13 ワーク加工装置及び製造システム Pending JP2000141182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32419598A JP2000141182A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 ワーク加工装置及び製造システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32419598A JP2000141182A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 ワーク加工装置及び製造システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000141182A true JP2000141182A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18163136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32419598A Pending JP2000141182A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 ワーク加工装置及び製造システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000141182A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287635A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp 生産ラインの稼動状況解析装置、稼動状況解析方法、稼動状況解析プログラム及び稼動状況解析システム
JP2007140918A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Nitto Denko Corp エラー表示装置
CN109844780A (zh) * 2016-09-09 2019-06-04 发纳科美国公司 程序与变量变化分析
JP7271576B2 (ja) 2018-05-10 2023-05-11 ストール マシーナリ カンパニー,エルエルシー 工場管理監視システム及び方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62275533A (ja) * 1986-05-22 1987-11-30 Amada Co Ltd 機械の状態監視方法
JPH02212043A (ja) * 1989-02-08 1990-08-23 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の故障予知方法および装置
JPH02253311A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Toyoda Mach Works Ltd 数値制御装置
JPH05150818A (ja) * 1991-06-28 1993-06-18 Hitachi Seiki Co Ltd 数値制御工作機械の故障診断方法およびその装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62275533A (ja) * 1986-05-22 1987-11-30 Amada Co Ltd 機械の状態監視方法
JPH02212043A (ja) * 1989-02-08 1990-08-23 Makino Milling Mach Co Ltd 工作機械の故障予知方法および装置
JPH02253311A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Toyoda Mach Works Ltd 数値制御装置
JPH05150818A (ja) * 1991-06-28 1993-06-18 Hitachi Seiki Co Ltd 数値制御工作機械の故障診断方法およびその装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287635A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Toyota Motor Corp 生産ラインの稼動状況解析装置、稼動状況解析方法、稼動状況解析プログラム及び稼動状況解析システム
JP2007140918A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Nitto Denko Corp エラー表示装置
JP4611180B2 (ja) * 2005-11-18 2011-01-12 日東電工株式会社 エラー表示装置
CN109844780A (zh) * 2016-09-09 2019-06-04 发纳科美国公司 程序与变量变化分析
JP2019530079A (ja) * 2016-09-09 2019-10-17 ファナック アメリカ コーポレイション プログラム分析及び変数変化分析
JP7271576B2 (ja) 2018-05-10 2023-05-11 ストール マシーナリ カンパニー,エルエルシー 工場管理監視システム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3839295B2 (ja) 設備モニタ装置
US5224053A (en) Interactive control for can end systems
CN107894750A (zh) 一种机器人应用在数控车床加工中的故障检测和响应方法
JP5609600B2 (ja) 加工管理用表示システムとその表示方法
JP2002154085A (ja) 作業用ロボットシステムの保全支援方法及び保全支援装置
JPH087601B2 (ja) シーケンス制御方式機械装置の異常復旧装置
JP2000141182A (ja) ワーク加工装置及び製造システム
JPH05193855A (ja) エレベータ遠隔監視装置の故障対応支援装置
US8931317B2 (en) Bending method and machine thereof
JP5187728B2 (ja) 曲げ加工装置
EP0571157B1 (en) Method and apparatus for controlling a manufacturing system
JPH0635526A (ja) 加工システムの運転制御装置
CN113377084A (zh) 一种汽车电子控制单元的烧录装置和方法
JPH0265933A (ja) 作業結果表示装置
JPH0542460A (ja) 生産ライン稼動表示パネル
JP3023251B2 (ja) トランスファマシン
JP3493441B2 (ja) プログラマブルコントローラにおけるcpu装置およびi/o増設装置
JP2009083100A (ja) パネル生産装置
JP2001282314A (ja) プログラマブル・コントローラにおける異常発生時にラダー回路を表示する装置
JPH084998B2 (ja) ワーク品質管理装置
JP3011975B2 (ja) 自動化ラインにおける画面表示システム
JPS62157762A (ja) 設備診断装置
CN105785970A (zh) 用于可编程控制器的监测装置
JP3320891B2 (ja) 生産設備制御装置
JP3017246B2 (ja) 自動ラインの異常表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024