JP3310929B2 - エレベータの改修方法 - Google Patents

エレベータの改修方法

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奈穂子 阿部
義夫 松崎
孝志 林
清 長沼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの改修
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータでは、エレベータ制
御装置や乗りかごを含めて意匠の刷新や性能向上のため
に改修が行なわれる。その改修工事は、稼働中のビル内
で行なわれるため、ビル内における主要な輸送手段であ
るエレベータの連続停止時間をできるだけ短くする必要
があり、先ずエレベータ制御装置を更新し、その後の所
定時間に乗りかごおよび出入口装置を改修するという分
割工法を採用することが多い。この改修時にエレベータ
制御装置は、リレーなどの電磁接触器を使用したもの
を、マイクロエレクトロニクスの発達に伴ってマイクロ
コンピュータで構成した新設エレベータ制御装置に交換
するようにしている。従って、乗りかご内および乗り場
側の操作盤についても、意匠を刷新するだけでなく新設
エレベータ制御装置に対応した新設操作盤に取り替えな
ければならない。しかし、上述した分割工法では、新設
エレベータ制御装置に更新した後、所定の時期に乗りか
ごを更新するまでの間、既設エレベータ制御装置に対応
していた既設操作盤と、新設エレベータ制御装置とを併
用することになり、信号の通信方法の整合性がとれずエ
レベータの運転ができなくなる場合がある。
【0003】そこで、特開平5−105353号公報に
記載された従来のエレベータの改修方法は、分割工法の
第一段階工事として乗りかごの更新を行ない、その後の
第二段階工事として新設エレベータ制御装置への更新を
行なうようにしている。第一段階工事としての乗りかご
の更新時には、正面図である図4とその要部の水平断面
図である図5に示すように、新設乗りかご1におけるド
アの側方に位置した新設操作盤取付側板3から新設操作
盤を取り外し、この新設操作盤を取り外すことによって
生じた比較的大きな開口部を封じるように、既設エレベ
ータ制御装置に対応した代理操作盤2を取り付けた暫定
部分壁12を配置し、この暫定部分壁12と新設操作盤
取付側板3間はその裏面でボルト4により連結してい
る。従って、この状態から第二段階工事としての新設エ
レベータ制御装置への更新までの期間は、代理操作盤2
と既設エレベータ制御装置を用いてエレベータの運転を
行なうことができる。その後、第二段階工事としての新
設エレベータ制御装置への更新時には、新設操作盤取付
側板3から暫定部分壁12および代理操作盤2を取り外
し、その後、新設操作盤取付側板3の同部に新設操作盤
を取り付けた新設部分壁を結合するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータの改修方法は、新設操作盤取付側板3に、暫
定部分壁12および代理操作盤2と、新設部分壁および
新設操作盤とを取り付けるため、新設操作盤取付側板3
の設計に当たって両者の取り付けを意識した開口部を形
成しなければならず、新設乗りかご1の意匠性から新設
操作盤取付側板3を設計することができなかった。ま
た、上述の理由で新設乗りかご1に直接新設操作盤を取
り付けることができないので、暫定部分壁12や新設部
分壁が必要になり、部品点数が多く製作が複雑であり原
価高となってしまう。
【0005】本発明の目的とするところは、乗りかごの
意匠性を高めることができ、かつ短い連続停止期間で改
修することができるエレベータの改修方法を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、既設エレベータ制御装置を新設エレベータ
制御装置に更新する作業と、既設乗りかごを新設乗りか
ごに更新する作業とを分割して行なうエレベータの改修
方法において、上記既設エレベータ制御装置を上記新設
エレベータ制御装置に更新する第一段階工事のとき、上
記既設乗りかごにおける既設操作盤を有した既設操作盤
取付側板を、新設操作盤を有した新設操作盤取付側板に
交換し、この新設操作盤と上記新設エレベータ制御装置
間の配線作業を行ない、次いで、上記既設乗りかごを上
記新設乗りかごに更新する第二段階工事のとき、上記既
設乗りかごに先行して取り付けていた上記新設操作盤を
有する上記新設操作盤取付側板を取り外して上記新設乗
りかごに取り付けたことを特徴とする。
【0007】本発明によるエレベータの改修方法は、上
述のように第一段階工事として既設エレベータ制御装置
を新設エレベータ制御装置に更新し、次いで、第二段階
工事として既設乗りかごを新設乗りかごに更新するよう
にしているため、エレベータの連続停止期間を抑えて、
第一段階工事と第二段階工事の途中でのエレベータの運
転が可能になり、しかも、第一段階工事のときに既設乗
りかごの既設操作盤取付側板を新設操作盤取付側板に交
換するようにしたため、従来のように暫定部分壁を使用
することもなく、意匠性を考慮した新設操作盤取付側板
を用いて乗りかごの意匠性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
エレベータの改修方法を示すフローチャートである。こ
こでの分割工法は、先ず、第一段階工事S1として既設
エレベータ制御装置を新設エレベータ制御装置に更新
し、次いで、第二段階工事S2として既設乗りかごを新
設乗りかごに更新するようにしている。第一段階工事S
1は、機械室に配置した既設エレベータ制御装置を新設
エレベータ制御装置に更新するステップS3と、既設乗
りかごの既設操作盤取付側板を新設操作盤取付側板に交
換するステップS4とを有している。
【0009】乗りかごの正面図である図2を用いて、こ
のステップS4を説明する。既設乗りかご1aの出入口
ドア6の側方には、新設操作盤5を取り付けた新設操作
盤取付側板3が設けられている。これは、同部に設けら
れていた既設操作盤を取り付けた既設操作盤取付側板を
取り外し、新設乗りかご用に製作した新設操作盤5を取
り付けた新設操作盤取付側板3を搬入して取り付けて交
換したものである。このとき既設乗りかご1aへの新設
操作盤取付側板3の取り付けは、図2の要部水平断面図
である図3に示すように、裏面側でボルト4などにより
取り外し可能な構成によって行なう。
【0010】その後、新たに取り付けた新設操作盤5と
新設エレベータ制御装置間の配線S5などを行なって第
一段階工事S1を終了する。この状態でエレベータは、
新設操作盤5、新設エレベータ制御装置および既設乗り
かご1aを用いてのエレベータの運転S6が可能であ
る。
【0011】その後、エレベータの運転休止期間が確保
できた所定の時期に第二段階工事S2を実施する。この
第二段階工事S2は、既設乗りかご1aを新設乗りかご
へと更新するが、既設乗りかご1aに設けられている新
設操作盤5を取り付けた新設操作盤取付側板3は取り外
して、新設乗りかご用の新設操作盤5を取り付けた新設
操作盤取付側板3として流用する。
【0012】このように第一段階工事S1として既設エ
レベータ制御装置を新設エレベータ制御装置に更新し、
次いで、第二段階工事S2として既設乗りかごを新設乗
りかごに更新するようにしているため、エレベータの連
続停止時間を抑えて、第一段階工事S1と第二段階工事
S2の途中でのエレベータの運転が可能になる。また、
第一段階工事S1のときに既設乗りかご1aの既設操作
盤取付側板を新設操作盤取付側板3に交換するようにし
たため、従来のように暫定部分壁を使用することもな
く、意匠性を考慮した新設操作盤取付側板3を用いるこ
とができるので、乗りかごの意匠性を高めることができ
る。さらに、第一段階工事S1のときに既設乗りかご1
aの既設操作盤取付側板を取り外し可能な新設操作盤取
付側板3に交換し、この新設操作盤取付側板3を第二段
階工事S2のときの新設乗りかごの一部として流用する
ようにしたため、新設乗りかごの更新時に新設操作盤5
の配線作業を改めて行なう必要がなく、改修作業を効率
的に行なうことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータの改修方法は、既設エレベータ制御装置を新設エレ
ベータ制御装置に更新する第一段階工事のとき、既設乗
りかごの既設操作盤取付側板を新設操作盤取付側板に交
換するようにし、次いで、既設乗りかごを新設乗りかご
に更新する第二段階工事のとき、既設乗りかごに先行し
て取り付けていた新設操作盤を有する新設操作盤取付側
板を取り外して新設乗りかご用としたため、エレベータ
の連続停止時間を抑えて、第一段階工事と第二段階工事
の途中でのエレベータの運転が可能であり、また、従来
のように暫定部分壁を使用することもなく、意匠性を考
慮した新設操作盤取付側板を用いることができるので、
乗りかご全体としての意匠性も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータの改修
方法を示すフローチャートである。
【図2】図1に示したエレベータの改修方法を採用した
乗りかごを内部から見た正面図である。
【図3】図2に示した乗りかごの要部水平断面図であ
る。
【図4】従来のエレベータの改修方法を採用した乗りか
ごを内部から見た正面図である。
【図5】図4に示した乗りかごの要部水平断面図であ
る。
【符号の説明】
1a 既設乗りかご 3 新設操作盤取付側板 5 新設操作盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 清 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステム内 (56)参考文献 特開 平5−105353(JP,A) 特開 昭62−196291(JP,A) 特開 平8−324933(JP,A) 特開 平8−295471(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設エレベータ制御装置を新設エレベー
    タ制御装置に更新する作業と、既設乗りかごを新設乗り
    かごに更新する作業とを分割して行なうエレベータの改
    修方法において、上記既設エレベータ制御装置を上記新
    設エレベータ制御装置に更新する第一段階工事のとき、
    上記既設乗りかごにおける既設操作盤を有した既設操作
    盤取付側板を、新設操作盤を有した新設操作盤取付側板
    に交換し、この新設操作盤と上記新設エレベータ制御装
    置間の配線作業を行ない、次いで、上記既設乗りかごを
    上記新設乗りかごに更新する第二段階工事のとき、上記
    既設乗りかごに先行して取り付けていた上記新設操作盤
    を有する上記新設操作盤取付側板を取り外して上記新設
    乗りかごに取り付けたことを特徴とするエレベータの改
    修方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記新設
    操作盤を有する上記新設操作盤取付側板は、上記第一段
    階工事で上記既設乗りかごに取り外し可能に取り付けた
    ことを特徴とするエレベータの改修方法。
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