JPS63258384A - エレベ−タのリニユアル工法 - Google Patents

エレベ−タのリニユアル工法

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JPS63258384A
JPS63258384A JP9375487A JP9375487A JPS63258384A JP S63258384 A JPS63258384 A JP S63258384A JP 9375487 A JP9375487 A JP 9375487A JP 9375487 A JP9375487 A JP 9375487A JP S63258384 A JPS63258384 A JP S63258384A
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control
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elevator
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博士 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、古くなった既設の巻上機および制御盤を含
む制御、駆動システム機器を新しいものに取り替えるエ
レベータのリニュアル工法に関するものである。
〔従来の技術〕
最近のエレベータの性能は、電子技術の採用から制御の
向上による省電力、乗心地および安全性の向上が著しく
、またエレベータの意匠面も現代感覚にマツチしたもの
となり、快適な輸送設備として重要視されている。
一方、10数年前に建てられた古い建物は、現代感覚に
合わせて改装工事が施され、イメージアンプが図られて
いるが、この建物に設置されているエレベータは、旧態
のままの機能と意匠で使用しているのが普通であり、利
用者からはエレベータの性能の根本的なレベルアップが
望まれている。
しかし、上記のようなエレベータの性能および意匠の向
上を満足させるには、エレベータの全体を改造しなけれ
ばならず、このために、エレベータの既設部分の取り外
しから始めて新しい機器の設置まで、長期間にわたり、
エレベータを停止させなければならなかった。
また、建物所有者側の予算の関係などで、意匠の改修と
性能の改修を同時に行うことができない場合があり、輸
送効率の向上を重点として制御、駆動システム機器の改
修のみを行う場合がある。
従来、上記のようなエレベータのリニュアル工法として
特開昭61−235383号公報に示されたものがある
。このリニュアル工法は、第1期作業としてかごの既設
運転盤を新設運転盤に取り替えると共に、既設制御盤に
信号盤を付設する。
次に、第2期作業として既設制御盤を新設制御盤に取り
替える。その後、第3期作業として既設巻上機を新設巻
上機に取り替えると共に、これに伴う既設主開閉器盤の
配線の変更を行う。さらに、第4期作業として既設主開
閉器盤を撒去すると共に、新設制御盤の電動機制御回路
を変更して制御、駆動システム機器の改修を完了させる
この従来のリニュアル工法では、上述した第1〜第4期
作業間はエレベータを運転し、分割した各期作業中のみ
エレベータを停止させて作業を行っている。
ところで、住宅用エレベータや建屋にエレベータが1台
のみの事務所などでは、エレベータの改修を短時間の停
止で行うことが要望されるが、上記のような従来の駆動
システム機器のリニュアル工法では、各期作業が2日間
程度必要となり、上述した要望を満足できない。
そして、集合住宅や1ビル1台の事務所などのエレベー
タでは、比較的エレベータの使用が閑散な10時〜16
時の間にエレベータの停止が許される程度である。特に
住宅用エレベータのリニュアルの場合には、就寝時間帯
での騒音を発生する工事は許されない。そこで、上記時
間帯の6時間程度エレベータを休止することで、各期の
工事を行い、この場合にあと片付けを考えると、解体、
設置の作業時間を5時間程度とし、他の時間帯はエレベ
ータを運転できるようにすることが好ましい。そして、
上記時間帯でのエレベータの停止であれば、これを相当
の回数繰り返すことも許されるという事情がある。また
、工事期間が数日間の5〜6時間程度であれば、サービ
ス階床数が1〜2割程度少なくなってもよい。更に、作
業時間を1日5時間程度に区切ることにより、エレベー
タを長時間連続停止する工法に比べて人件費が嵩んでも
許される場合が多い。更にまた、改修作業中、全日のエ
レベータの停止は困るが、5時間を越えて休止すること
は少ないほど好ましいとしても、事前に連絡がされてい
れば、1〜2回程度の10時間を越える停止も許される
そこで、この発明の出願人は、上記した事情に基いて、
エレベータの比較的使用が閑散な時間帯を利用し、駆動
システム機器のリニュアル作業を=5− 短時間の運転休止と短時間の工期で容易に行い得るよう
にすると共に、リニュアル作業期間中にも一部を除く階
でのかごの運転を可能にしたエレベータのリニュアル工
法を先に提案している。
出願人が先に提出したリニュアル工法を第4図。
第5図について説明する。
第4図は制御、駆動システム機器の改修中の昇降路の縦
断面図、第5図は改修を完了した昇降路の縦断面図であ
る。第4図、第5図において、1は昇降路、2は昇降路
1の上方に位置する機械室、3はかご、4は釣合おもり
である。また、第4図に示すように、機械室2内には既
設制御盤5と、この制御盤5からの信号で制御される既
設の電動機6付きの巻上機7を含む既設駆動システム機
器が設置されている。なお、第4図中、8は網車、9は
そらせ車である。
を作り、仮設機械室18内に仮設巻上機17を設置し、
仮設巻上機17と昇降路1上方の機械室26一 内に設けられた既設制御盤5とで仮設制御、駆動システ
ム機器を構成し、このシステム機器によって仮設機械室
18より下方の昇降路1でかご3を運転する。この運転
期間中に、第5図に示すように、機械室2内に新設制御
盤5a、新設巻」−機7aを入れて制御、駆動システム
機器を設置する。
その後、仮設制御、駆動システム機器によるがご3の運
転を停止し、制御ケーブル11を新設制御盤5aに接続
すると共に、仮設制御、駆動システム機器および仮設機
械室18の構成部材を撒去し、新設駆動システム機器に
よってかご3を運転するようにする。なお、第4図、第
5図中、24..25は上部、下部スイッチ、26は仮
設上部スイッチであり、これらが配線ケーブル32によ
って接続されている。また28は既設巻−に機7の電動
機6と既設制御盤5との接続ケーブルであり、このケー
ブル28ば仮設巻」二接17による運転開始前の適時に
切断される。
上述したリニュアル工法では、最上階または最」二階の
直下階の昇降路内に作った仮設機械室内に7一 般けた仮設巻上機を含む仮設制御、駆動システム機器に
よって仮設機械室より下方の昇降路で、かごを運転する
ようにしたので、エレベータを連続して長期間停止させ
ることなく、比較的エレベータの使用が閑散な時間帯で
の短時間内の運転休止で改修作業を行い、これらの作業
期間中にも一部の階を除くエレベータの利用ができ、リ
ニュアル期間を短くできる。即ち、改修工事のために、
エレベータの既設機器や部分を大きく手直しする必要が
なく、仮設機械室の構築および撒去が主な改造であるた
め、復旧が短時間ででき、資材、機器も再使用できる。
また、仮設機械室内に設けた仮設巻上機でかごを運転し
ながら、機械室内で既設制御、駆動システム機器を新設
制御、駆動システム機器に取り替えるようにしたことに
より、主な改修作業を前後に2分割し、長期間連続停止
とはならず、したがって、従来の既設制御、駆動システ
ム機器を解体、撒去した後、新設制御、駆動システム機
器を設置するシリーズの作業に比べ、連続停止時間およ
び改修期間を短くできる。具体的には、仮設機械室の設
置以前に数時間の準備作業1回、仮設機械室の構築およ
び仮設駆動システム機器の取付けに10〜15時間程度
の作業1回、仮設駆動システムによる運転中の昇降路内
改造に数時間の作業1〜2回、仮設制御、駆動システム
機器および仮設機械室の解体、撒去に数時間の作業1回
の合計4〜5回の運転停止で、リニュアルが完了する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
出願人が先に提案したエレベータのリニュアル工法は、
仮設制御、駆動システム機器の制御に既設制御盤を用い
ているので、仮設巻」二接に、既設制御盤に用いる既設
巻上機と同方式の古いものが必要となり、仮設制御、駆
動システム機器の設計、据付に必要な部品の調達および
設計、据付が容易ではなく、また仮設制御、駆動システ
ム機器によるエレベータの運転から新設制御、駆動シス
テム機器による運転に切り換える作業に時間がかかり、
この際のエレベータの停止時間も長くなるという問題点
があった。
この発明は、上記のような出願人が先に提案したリニュ
アル工法の問題点を解決して、仮設制御、駆動システム
機器を現在用いている標準品で間に合うようにし、その
部品調達や設計が短期間で容易にでき、仮設制御、駆動
システム機器から新設制御、駆動システム機器に切り換
えてエレベータを運転するための作業時間およびこの作
業のためにエレベータを停止する時間が短くてすむよう
にすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るエレベータのリニュアル工法は、最上階
または最上階の直下階の昇降路部分に設けた仮設機械室
に、新設制御、駆動システム機器と同方式の仮設制御、
駆動システム機器を設置し、この仮設制御、駆動システ
ム機器によって昇降路の上方に位置する機械室内で既設
制御、駆動システム機器をリニュアルする期間中、かご
を運転するようにしたものである。
〔作用〕
この発明におけるエレベータのりニ1アル工法−1〇− では、仮設制御、駆動システム機器として、新設制御、
駆動システム機器と同方式のものを用いるようにしたの
で、仮設駆動システム機器を構成する巻上機、制御盤は
新式の標準品を用いることかでき、これらの調達、設計
が容易にでき、設計者、据付作業者に対し旧式の巻上機
などを取付けるための教育をとくに施す必要もなく、ま
た既設制御盤を早期に昇降路上方の機械室から撒去して
新設制御盤に取り替えることができ、新設制御盤と新設
巻上機の電動機の間の配線なども予めしておくことがで
きることにより、既設制御システム機器から仮設制御、
駆動システム機器からへの運転の切換作業、および仮設
制御、駆動システム機器から新設制御、駆動システム機
器への運転の切換作業が容易にしかも短時間エレベータ
の停止によってできる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例によるエレベータのリニュア
ル工法の一実施例を第1図乃至第3図について説明する
第1図はこの発明の一実施例による仮設エレベータ運転
状態の昇降路の縦断面図、第2図は第1図より改修が進
んだ状態の昇降路の縦断面図、第3図は改修完了直前状
態の昇降路の横断面図、縦断面図である。
第1図乃至第3図において第4図、第5図と同一符号は
相当部を示す。以下、この実施例のリニュアル工法を工
程順に説明する。
■ まず、第1図に示す既設巻上機7を駆動し、かご3
を上昇運転して最上階に停止させ、第1図に示すように
、釣合おもり4の下端に接するスペーサ12を設置する
。なお、このスペーサ12は、昇降路1下端に設けたピ
ント内のおもり側緩衝器13上に配設する。
■ 機械室2内の機械台14に図示しない台付はロープ
の端部を固定し、このロープをかご3側への降ろし口か
らU字状に降ろし、台付はロープの下端部に図示しない
チェンブロソクを取付ける。
■ 上記チェンブロックのフックに最上階に停止させた
かご3の上梁をワイヤロープなどの適宜の部材を介して
引掛けることで、かご3を保持し、かご3から主索10
を外した後、チェンブロックを用いてかと3を最上階よ
り2つ下の階まで降ろし、かご3の下部の非常止め(図
示せず)を作動させてかご3を固定する。
■ 昇降路1の最上階の乗場と同レベルの昇降路正面壁
に仮設の機械台受梁15を固定する。
■ 第1図に示すように、最上階の乗場床から複数の仮
設機械台16を昇降路1内に挿入し、仮設機械台16の
先端部を上記受梁15上に支持させる。この場合に、仮
設機械台16の長さは昇降路1の奥行き寸法のほぼ2倍
以上とし、仮設機械台16は、最上階の乗場床にも支持
する。
■ 仮設機械台16上面のドーリ29に仮設巻上機台2
1を介して新設巻上機と同方式の標準台からなる仮設巻
上機17を設け、これらを昇降路−1内に押込み、所定
位置に固定する。
■ 昇降路1内に設けたガイドレール(図示せず)の背
面に支持梁を上記ガイドレールを布地として、昇降路1
の奥行き方向に通し、支持梁と仮設機械台16との間に
床用鋼板などで造られた仮設機械室床を設置し、この床
上に仮設機械室18を形成する。
■ 仮設巻上機」7の近傍の乗場床に新設制御盤と同方
式の標準品からなる仮設制御盤33を設置し、乗場呼び
釦23などの配線ケーブル11から枝線31を出し、枝
線31をコネクター20を用いて仮設制御盤33に接続
する。
■ 既設主索10のかご3側を必要量切り詰め、主索1
0によってかご3と釣合おもり4を接続し、主索10を
仮設巻上機17の綱車22に掛け、そらせ車27に支持
させる。その後、釣合おもり4下方のスペーサ12を取
外す。
[相] 仮設制御盤33と仮設巻上機17の電動機19
とを配線30によって接続する。
■ 既設制御盤5と昇降路既設配線ケーブル11との接
続を機械室2内の所定位置で切断する。その後、昇降路
側の既設配線ケーブル11に新設制御盤5aを接続でき
るように、接続番号を考慮してこれと統一されるように
コネクター20を取り付ける。なお、コネクター20の
取付けは下記■の工程で行ってもよい。
■ 昇降路1内に新制御方式の上部スイッチ24a、下
部スイッチ25a、仮設上部スイッチ26の取付、およ
びこれらの配線を行う。その後、仮設制御盤33に給電
する。
■ 仮設エレベータを運転し、かご3を最上階より2階
下の階から最下階までの間で昇降路1を昇降させる運転
を行う。そして、上記■〜@までの工程は、]−事の初
[]にエレベータを15〜20時間休止させて行う。
■ かご3を仮設制御盤33と、仮設巻上機17やそら
せ車27を含む仮設制御、駆動システム機器で昇降させ
ている、仮設エレベータの運転中に、第2回に示すよう
に、昇降路1の一ト方に位置する本設の機械室2内の既
設巻上機7を撒去し、第2図に示すように、新設巻上機
7a、そらせ車9a、新設制御盤5aを含む新設駆動シ
ステム機器を機械室2内に設置する。
■ 最後のエレベータの休止期間に、かご3を仮設エレ
ベータの最上階である建物の最上階より2階下の階に停
止させ、かご3下部の非常止めを作動させてかご3を停
止させる。釣合おもり4の下端に接するスペーサ12を
再度設置する。
[相] 仮設巻上機17の綱車22を介しかご3と釣合
おもり4を連結していた主索10のかご3側、釣合おも
り4側からそれぞれローブシャックルを外した後、主索
10を昇降路1外へ搬出する。全階にわたってかご3を
昇降させ得る正規の長さの新設主索10a (第3図参
照)の両端にかご3側、釣合おもり側ロープシャックル
をそれぞれ取り付ける。
■ 仮設巻上機17が設置されたドーリ−29を昇降路
1外へ搬出する。
[相] 仮設機械室18の床、ガイドレール背後の支持
梁、仮設機械台16および昇降路正面壁の受梁15をそ
れぞれ解体して撒去し、第3図に示す状態にする。
[相] 仮設エレベータに用いていた仮設制御盤33を
取り外し、予め既設制御盤5を撒去し、これがあった位
置に移動させた新設制御盤5aと引込み配線ケーブル1
1を仮設制御盤33のコネクター20と接続番号が統一
しであるコネクター20aを用いて接続する。なお、新
設巻上機7aの電動機6aと制御盤5aば以前接続して
おく。また、仮設制御盤33へのコネクター20にカバ
ーを取り付ける。そして、仮設上部スイッチ26を撒去
する。
[相] 上記■工程で設置した図示しないチェンブロソ
クによってかご3を最上階まで引き上げる。
■ 新設主索10aを新設巻上機7aの綱車8aに掛け
、そらせ車9aに支持させて、新設主索10aにかご3
、釣合おもり4を吊持する。その後、スペーサ12、か
ご3吊上げ用のチェンブロノクおよび分けはロープを取
外す。
■ 以上の工程によって、制御盤および電動機付きの巻
−L機、そらせ車を含む制御、駆動システム機器のリニ
ュアルが完了し、エレベータの輸送効率が向1−シた正
規運転が行えるようになる。
この発明の上述した実施例によるエレベータのリニユア
ルエ法は次の利点がある。
(al  上述した特開昭61235383号公報に記
載された従来の工法では、各工事期間に2日程度のエレ
ベータの連続停止が必要であるのに対し、この発明の実
施例では、仮設制御、駆動システム機器によってエレベ
ータを運転し、この運転期間中に、本設の機械室内で既
設制御、駆動システム機器を新設制御、駆動システム機
器に〒朋に取り替えることができ、その後、仮設制御、
駆動システム機器を取り外すようにしたので、エレベー
タの連続休止時間を数時間から最大でも10数時間にす
ることができ、111以上の連続停止が不要となる。
(bl  この発明の実施例では、仮設制御、駆動シス
テム機器を使用することで、上述した従来の工法のよう
に既設制御、駆動システム機器の改造を必要とせず、仮
設、新設制御盤と既設ルを険路内器具用配線ケーブルと
の接続のために、コネクターを取付けることが容易な作
業であり、結線ミスによる誤動作がほとんどない。
(C1この発明の実施例では、予算の要求などによる制
御盤、巻上機、そらせ車などの制御、駆動システム機器
の改修のみを短期間で行うことができる。
(di  この発明の実施例に用いる仮設制御、駆動シ
ステム機器は、繰り返しの使用が可能であって、経済的
である。
tel  そして、この発明の実施例では、仮設制御盤
お、よび仮設巻上機を含む仮設制御、駆動システム機器
として、新設制御盤および新設巻上機を含む新設制御、
駆動システム機器と同方式で、オプション部品なしの簡
素化された標準品を用いるので、仮設制御、駆動システ
ム機器は、量産されている機器を用いることができ、経
済的に有利である。
また、出願人が先に提案したリニュアル工法では、既設
制御盤を変えずに仮設機械室に設けた仮設駆動システム
機器を駆動してエレベータを運転した後、既設制御盤と
仮設駆動システム機器を新設制御、駆動システム機器に
よる運転に切り換えているため、切換作業のピークとな
る作業量が多いのに対し、この発明の実施例では、全体
としての作業量が増加するとしても、既設制御、駆動シ
ステム機器から仮設制御、駆動システム機器への切換時
と、仮設制御、駆動システム機器から新設制御、駆動シ
ステム機器への切換時とに、作業量がピークになる工程
を2分にでき、1回の作業量が少なくなり、これら作業
時のエレベータの停止時間をそれぞれ短くできて、利用
者に迷惑をかけることが少なくなる。
さらに、仮設制御、駆動システム機器を最新式にするこ
とができ、標準品が使用できるので、手配期間が短くて
すみ、特別に調達する部品がない上に、設計手配者が既
設の旧式の制御、駆動システム機器について考慮し、こ
れらとの対応した設計をする必要がないため、旧式のシ
ステムを知らず新しいシステムのみを知っている設計技
術者でも容易に設計でき、リニュアルの決定から着工ま
での期間を短くできると共に設計が容易にできる。
そして、仮設制御、駆動システムを既設のシスチーlf
l  − ム機器を利用して作るには、その設置後に幾多のシステ
ムの改良がなされていることにより、種々の古いシステ
ムへの構築を検討することになって、現在用いられない
旧式のシステムの設計をすることになり、設計者は旧式
機器による制御、駆動システムを勉強し、その上で最新
式の制御、駆動システムをオーバーレイするという不合
理で余分な仕事が不必要になる。
し、かも、据付作業者も先に出願人が提案した工法では
、上述した設計者の場合と同様に最新式の制御、駆動シ
ステム機器だけではなく、古い機器に知っていなければ
ならないのと異なり、この発明の実施例の工法では据付
作業者用の既設制御、駆動システム機器についての教育
や、マニアルなどを準備しなければならないという不合
理が解消できる。
この発明において、仮設駆動システム機器によるかごの
運転は、仮設機械室より1階下の階から最下階までにす
ることも可能であり、また、仮設機械室は最上階の直下
階に設けてもよい。
一 20− 〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明のエレベータのリニュア
ル工法では、最上階または最上階の直下階の昇降路部分
に仮設機械室を作り、この仮設機械室に設けた仮設制御
、駆動システム機器によって仮設機械室より下方でかご
を運転するようにしたので、エレベータを連続して長期
間停止させることなく、比較的エレベータの使用が閑散
な時間帯での短時間内の運転停止で改修作業を行い、こ
れらの作業の中間は一部の階を除くエレベータの利用が
でき建物の縦の交通機関としての機能を損なうことが少
なく、リニュアル期間も短くできる。
このため、貸ビルの場合などに営業活動を休むことなく
エレベータの機能を維持できテナントの転出を防止でき
、建物のオーナーにも有益である。
そして、この発明によれば、仮設制御、駆動システム機
器として新設制御、駆動システム機器と同方式のものを
用いるようにしたので、仮設制御、駆動システム機器を
構成する巻上機、制御盤は新式の標準品を用いることが
でき、設計、部品の調達が容易にでき、設計者や据付作
業者が旧式の制御、駆動システムについて知らなくても
よい上に、既設制御盤を早期に昇降路上方の機械室から
撒去して新設制御盤に取り替えることができ、新設制御
盤と新設巻−1−機の間の配線も予めしてお(ことがで
きるなど、1回の作業時のエレベータの停止時間を短く
でき、利用者の迷惑を少なくでき、仮設制御、駆動シス
テム機器が経済的に得られることなど相まって経済的で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例によるエレベ
ータのリニュアル工法を説明するための図であって、第
1図は仮設エレベータ運転状態の昇降路の縦断面図、第
2図は第1図より改修が進んだ状態の昇降路の縦断面図
、第3図は改修の完了直前の状態の昇降路の縦断面図で
あり、第4図は先に提案したエレベータのリニュアルエ
法による仮設エレベータ運転状態を示す昇降路の縦断面
図、第右図は先に提案したエレベータのリニュアル工法
によって改修が完了した状態の昇降路の縦断面図である
。 1・・・昇降路、2・・・機械室、3・・・かご、4・
・・釣合おもり、5,5a・・・既設、新設制御盤、6
,6a・・・既設、新設電動機、7,7a・・・既設、
新設巻上機、8,8a・・・既設、新設網車、9.9a
・・・既設。 新設そらせ車、10,103・・・既設、新設主索、1
1・・・配線ケーブル、17・・・仮設巻上機、18・
・・仮設機械室、20・・・コネクター、33・・・仮
設制御盤。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)昇降路の上方に位置する機械室内で既設制御、駆
    動システム機器をリニュアルする期間中、最上階または
    最上階の直下階の昇降路部分に仮設機械室を作り、この
    仮設機械室に新設制御、駆動システム機器と同方式の仮
    設制御、駆動システム機器を設置し、この仮設制御、駆
    動システム機器によって、仮設機械室より下方の昇降路
    でかごを運転し、機械室内で制御、駆動システム機器を
    リニュアルした後、仮設制御、駆動システム機器による
    かごの運転を停止し、仮設制御、駆動システム機器、お
    よび仮設機械室を撒去し、新設制御、駆動システム機器
    によってかごを運転するようにしたことを特徴とするエ
    レベータのリニュアル工法。
  2. (2)仮設制御、駆動システム機器は仮設制御盤を、新
    設制御、駆動システム機器は新設制御盤をそれぞれ有し
    、仮設、新設制御盤と昇降路機器の配線ケーブルとの接
    続をそれぞれコネクターで行い、仮設、新設制御盤のコ
    ネクターの接続番号を統一した特許請求の範囲第1項記
    載に記載のエレベータのリニュアル工法。
JP9375487A 1987-04-16 1987-04-16 エレベ−タのリニユアル工法 Pending JPS63258384A (ja)

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JPS63258384A true JPS63258384A (ja) 1988-10-25

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JP9375487A Pending JPS63258384A (ja) 1987-04-16 1987-04-16 エレベ−タのリニユアル工法

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JP (1) JPS63258384A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02145687A (ja) * 1988-11-26 1990-06-05 Sumitomo Metal Ind Ltd コークス炉の乾留方法

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