JP2004007844A - デジタル複写機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、過去のジョブ時に読み取られた画像情報であって、記憶手段に記憶されている画像情報を再度読み出して記録紙に複写することができ、しかも記憶手段に記憶されている複数のジョブに対する画像情報のうち、再度実行したいジョブに対する画像情報をユーザが特定しやすくなるデジタル複写機を提供することを目的とする。
【解決手段】 動作モードが再出力動作モードに切り替えられている状態において、再出力させたい原稿画像の一部を読み取り手段によって読み取らせる手段、および記憶手段に画像情報が記憶されている各ジョブのうち、読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを検索する検索手段、および読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを特定した後に、スタートキーが操作されたときに、上記特定したジョブに対する画像情報を記憶手段から読み出して記録紙に複写する再複写手段を備えている。
【選択図】 図6

Description

 この発明は、デジタル複写機に関するものである。
 デジタル複写機では、読み取り装置によって読み取られた原稿画像が、ジョブ単位でメモリに記憶された後、読み出されて記録紙に複写される。しかながら、一旦、ジョブが実行されてしまうと、メモリに記憶された画像情報を再度読み出して記録紙に複写することはできなかった。このため、過去に実行したジョブに用いられた原稿と同じ原稿を再度複写したいときには、再度、そのジョブに用いた全ての原稿を読み取らせる必要があった。
 この発明は、過去のジョブ時に読み取られた画像情報であって、記憶手段に記憶されている画像情報を再度読み出して記録紙に複写することができ、しかも記憶手段に記憶されている複数のジョブに対する画像情報のうち、再度実行したいジョブに対する画像情報をユーザが特定しやすくなるデジタル複写機を提供することを目的とする。
 この発明によるデジタル複写機は、原稿の画像情報を読み取る読み取り手段、読み取り手段によって読み取られた画像情報をジョブ単位で記憶する記憶手段および記憶手段に記憶された画像情報を読み出して記録紙に複写する複写手段を備えたデジタル複写機において、通常動作モードと再出力動作モードとをユーザによって切り替えさせるための動作モード切り替え手段、動作モード切り替え手段によって、動作モードが再出力動作モードに切り替えられている状態において、再出力させたい原稿画像の一部を読み取り手段によって読み取らせる手段、および記憶手段に画像情報が記憶されている各ジョブのうち、読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを検索する検索手段、および読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを特定した後に、スタートキーが操作されたときに、上記特定したジョブに対する画像情報を記憶手段から読み出して記録紙に複写する再複写手段を備えていることを特徴とする。
 この発明によれば、過去のジョブ時に読み取られた画像情報であって、記憶手段に記憶されている画像情報を再度読み出して記録紙に複写することができ、しかも記憶手段に記憶されている複数のジョブに対する画像情報のうち、再度実行したいジョブに対する画像情報をユーザが特定しやすくなるデジタル複写機が得られる。
 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
 図1は、デジタル複写機の構成を示している。
 デジタル複写機本体の上面には、複写すべき原稿(複写原稿)が載置されるコンタクトガラス1が設けられている。また、複写機本体の上面には、操作表示部42が設けられている。コンタクトガラス1上には、自動原稿搬送装置(ADF)41が配置されている。複写機本体の一側面側には、給紙カセット2が設けられている。複写機本体内には、露光機構、プリント機構および記録紙搬送機構が設けられている。
 露光機構は、コンタクトガラス1上に載置された原稿(図示略)の画像を露光走査するための露光ランプ21および原稿からの反射光を反射する第1ミラー22を備えた第1光学系走行体31、第1ミラー22によって反射された光をレンズ25に導くための第2および第3ミラー23、24を備えた第2光学系走行体32、集光レンズ25によって得られた光情報を電気信号に変換するためのCCD等の固体撮像素子26、固体撮像素子26によって得られた画像情報等が入力される制御ユニット27ならびに制御ユニット27からの画像データを光信号(レーザ光)に変換するレーザユニット28を備えている。レーザユニット28から出力されるレーザ光は、感光体ドラム11に照射される。
 第1光学系走行体31および第2光学系走行体32は、図示しないスキャンモータによって、左右方向に往復動される。第2光学系走行体32は、第1光学系走行体31の速度の1/2の速度で、第1光学系走行体31の移動距離の1/2の距離を移動する。
 プリント機構は、感光体ドラム11を備えている。感光体ドラム11は、図示しないメインモータによって矢印の方向に回転駆動される。感光体ドラム11の周囲には、その回転方向の順に、感光体ドラム11の表面の感光層を帯電させる帯電器12、感光層上に形成された静電潜像をトナー顕像として顕像化する現像装置13、感光層上に形成されたトナー顕像を記録紙に転写する転写用放電器14、感光体ドラム11から記録紙を分離するための分離用放電器15、転写後の感光体ドラム11上に残留しているトナーを除去するクリーニング装置16および感光体ドラム11表面の電荷を除去する除電器17が配されている。
 記録紙搬送機構は、給紙カセット2内の記録紙を給紙する給紙ローラ36、給紙ローラ36によって送られてきた記録紙を所定のタイミングで感光体ドラム11に搬送するためのレジストローラ37および感光体ドラム11上に形成されたトナー顕像が転写されかつ感光体ドラム11から剥離された記録紙を定着ローラ39まで搬送する搬送ベルト38を備えている。定着ローラ39によって定着処理が施された転写紙は、図示しない排出機構を介して排出トレイ43上に送られる。
 制御ユニット27は、図2に示すように、CPU101および信号処理回路102を備えている。CPU101は、そのプログラム等を記憶するROM103および必要なデータを記憶するRAM104を備えている。
 信号処理回路102は、固体撮像素子26によって得られた画像情報に所定の処理を施す。信号処理回路102によって得られた画像データは、一旦、RAM104に格納された後、読み出されてレーザユニット28に送られる。RAM104には、ジョブ単位で画像データが格納される。つまり、ジョブ番号(ジョブ識別情報)毎に、画像データが格納される。
 以下、RAM104に記憶されている画像データを再出力できるようにした複数の実施例について説明する。
〔1〕第1実施例の説明
 操作表示部42には、動作モードを通常動作モードまたは再出力モードに切り替えるためのモード切り替えキーが設けられている。
 図3は、モード切り替えキーによって、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作を示している。
 動作モードが再出力モードに切り替えられている場合には、各種設定キー(複写枚数、複写倍率、濃度等の設定キー)が操作されたか(ステップ1)、スタートキーが操作されたか(ステップ2)が繰り返し判別される。
 各種設定キーが操作された場合には、設定内容が記憶せしめられる(ステップ3)。スタートキーが操作された場合には、RAM104に過去最新に記憶された1ジョブ分の画像データが読み出され、現在設定されている設定内容に基づいて、複写処理が実行せしめられる(ステップ4)。
 なお、動作モードが再出力モードである場合に、モード切り替えキーが操作された場合には、動作モードが通常動作モードに変更せしめられる。
〔2〕第2実施例の説明
 第2実施例では、RAM104に、ジョブ単位で画像データが格納されるとともに、ジョブ毎に、そのショブに関する付加情報が記憶される。付加情報には、原稿枚数、設定された複写枚数、設定された複写倍率、設定された濃度、ジョブ実行時刻等がある。
 操作表示部42には、動作モードを通常動作モードまたは再出力モードに切り替えるためのモード切り替えキーが設けられている。
 図4は、モード切り替えキーによって、動作モードが再出力モードに切り替えられた場合の動作を示している。
 動作モードが再出力モードに切り替えられた場合には、RAM104に記憶されているジョブ単位の画像データのうち、いずれのジョブに対する画像データを再出力させるかを選択させるための選択画面が表示せしめられる(ステップ11)。
 この選択画面には、RAM104に記憶されている画像データのジョブ番号毎に、付加情報が表示される。ユーザは、この付加情報に基づいて、再出力したい画像データに対応するジョブ番号を入力する。
 選択画面に基づいて、ユーザがジョブ番号を入力すると(ステップ12)、各種設定キー(複写枚数、複写倍率、濃度等の設定キー)が操作されたか(ステップ13)、スタートキーが操作されたか(ステップ14)が繰り返し判別される。
 各種設定キーが操作された場合には、設定内容を記憶する(ステップ15)。スタートキーが操作された場合には、RAM104から上記ステップ12で入力されたジョブ番号に対応する画像データが読み出され、現在設定されている設定内容に基づいて、複写処理が実行せしめられる(ステップ16)。
 なお、動作モードが再出力モードである場合に、モード切り替えキーが操作された場合には、動作モードが通常動作モードに変更せしめられる。
〔3〕第3実施例の説明
 操作表示部42には、動作モードを通常動作モードまたは再出力モードに切り替えるためのモード切り替えキーが設けられているとともに、検索用文字列をユーザによって入力させるための検索用文字列入力キーが設けられている。
 図5は、モード切り替えキーによって、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作を示している。
 動作モードが再出力モードに切り替えられている場合には、検索用文字列の入力待機状態となる(ステップ21)。
 検索用文字列入力キーによって検索用文字列が入力されると、RAM104に記憶されている画像データの各ジョブのうち、検索用文字列と一致する文字列を画像データ内に含んでいるジョブを検索し、検索用文字列と一致する文字列を画像データ内に含んでいるジョブを見つけた場合には、そのジョブ番号を一時的に記憶する(ステップ22)。
 検索用文字列と一致する文字列を画像データ内に含んでいるジョブの検索は、たとえば、次のようにして行われる。つまり、RAM104に記憶されている各ジョブの画像データの1ページ目をジョブ毎に読み出して、ジョブ毎に読み出された1ページ目の画像データに含まれている文字をコード化する。そして、検索用文字列に対応するコード列と一致するコード列が含まれているか否かを判別することにより、検索用文字列と一致する文字列が画像データ内に含まれているか否かを判定する。
 この後、各種設定キー(複写枚数、複写倍率、濃度等の設定キー)が操作されたか(ステップ23)、スタートキーが操作されたか(ステップ24)が繰り返し判別される。
 各種設定キーが操作された場合には、設定内容を記憶する(ステップ25)。スタートキーが操作された場合には、RAM103から上記ステップ22で記憶したジョブ番号に対応する画像データが読み出され、現在設定されている設定内容に基づいて、複写処理が実行せしめられる(ステップ26)。
 なお、動作モードが再出力モードである場合に、モード切り替えキーが操作された場合には、動作モードが通常動作モードに変更せしめられる。
〔4〕第4実施例の説明
 この第4実施例は、再度実行させたいジョブに複数枚の原稿画像が含まれている場合に適している。
 操作表示部42には、動作モードを通常動作モードまたは再出力モードに切り替えるためのモード切り替えキーが設けられている。
 図6は、モード切り替えキーによって、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作を示している。
 動作モードが再出力モードに切り替えられている場合には、再出力させたい原稿画像の読み取り待機状態となる(ステップ31)。
 再出力させたい原稿画像とは、再度実行させたいジョブに複数枚の原稿画像が含まれている場合には、そのうちの1ページ目の原稿画像をいう。再出力させたい原稿画像がセットされた後、スタートボタンが押されることによって、再出力させたい原稿画像が読み取られると、RAM104に記憶されている画像データの各ジョブのうち、読み取られた原稿情報を画像データ内に含んでいるジョブを検索し、読み取られた原稿情報を画像データ内に含んでいるジョブを見つけた場合には、そのジョブ番号を一時的に記憶する(ステップ32)。
 読み取られた原稿情報を画像データ内に含んでいるジョブの検索は、たとえば次のようにして行われる。つまり、RAM104に記憶されている各ジョブの画像データの1ページ目をジョブ毎に読み出して、ジョブ毎に読み出された1ページ目の画像データと読み取られた原稿画像データとの類似度を算出する。類似度が所定値以上であれば、読み取られた原稿情報が画像データ内に含まれていると判定する。
 この後、各種設定キー(複写枚数、複写倍率、濃度等の設定キー)が操作されたか(ステップ33)、スタートキーが操作されたか(ステップ34)が繰り返し判別される。
 各種設定キーが操作された場合には、設定内容を記憶する(ステップ35)。スタートキーが操作された場合には、RAM104から上記ステップ32において記憶されたジョブ番号に対応する画像データが読み出され、現在設定されている設定内容に基づいて、複写処理が実行せしめられる(ステップ36)。
 なお、動作モードが再出力モードである場合に、モード切り替えキーが操作された場合には、動作モードが通常動作モードに変更せしめられる。
〔5〕第5実施例の説明
 操作表示部42には、動作モードを通常動作モードまたは再出力モードに切り替えるためのモード切り替えキーが設けられているとともに、再出力させたいジョブに対するジョブ番号(ジョブ識別情報)をユーザに入力させるためのジョブ番号入力キーが設けられている。
 また、あるジョブが実行される場合には、原稿画像が印刷される記録紙の所要箇所、たとえば、裏面に、そのジョブに対応するジョブ番号が印刷される。
 図7は、モード切り替えキーによって、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作を示している。
 動作モードが再出力モードに切り替えられている場合には、ジョブ番号の入力待機状態となる(ステップ41)。
 ユーザは、過去に複写処理を行って得たコピー紙の裏面に印刷されたジョブ番号に基づいて、再実行させたいジョブのジョブ番号を知ることができるので、ジョブ番号入力キーによって再実行させたいジョブ番号を入力する。
 ジョブ番号入力キーによってジョブ番号が入力されると、各種設定キー(複写枚数、複写倍率、濃度等の設定キー)が操作されたか(ステップ42)、スタートキーが操作されたか(ステップ43)が繰り返し判別される。
 各種設定キーが操作された場合には、設定内容を記憶する(ステップ44)。スタートキーが操作された場合には、RAM104から上記ステップ41で入力されたジョブ番号に対応する画像データが読み出され、現在設定されている設定内容に基づいて、複写処理が実行せしめられる(ステップ45)。
 なお、動作モードが再出力モードである場合に、モード切り替えキーが操作された場合には、動作モードが通常動作モードに変更せしめられる。
デジタル複写機の概略構成を示す概略構成図である。 制御ユニットの構成を示すブロック図である。 第1実施例を示し、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作手順を示すフローチャートである。 第2実施例を示し、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作手順を示すフローチャートである。 第3実施例を示し、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作手順を示すフローチャートである。 第4実施例を示し、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作手順を示すフローチャートである。 第5実施例を示し、動作モードが再出力モードに切り替えられている場合の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
   42 操作表示部
  101 CPU
  102 信号処理回路
  103 ROM
  104 RAM

Claims (1)

  1. 原稿の画像情報を読み取る読み取り手段、読み取り手段によって読み取られた画像情報をジョブ単位で記憶する記憶手段および記憶手段に記憶された画像情報を読み出して記録紙に複写する複写手段を備えたデジタル複写機において、
     通常動作モードと再出力動作モードとをユーザによって切り替えさせるための動作モード切り替え手段、
     動作モード切り替え手段によって、動作モードが再出力動作モードに切り替えられている状態において、再出力させたい原稿画像の一部を読み取り手段によって読み取らせる手段、および
     記憶手段に画像情報が記憶されている各ジョブのうち、読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを検索する検索手段、および
     読み取られた原稿情報を画像情報内に含んでいるジョブを特定した後に、スタートキーが操作されたときに、上記特定したジョブに対する画像情報を記憶手段から読み出して記録紙に複写する再複写手段、
     を備えていることを特徴とするデジタル複写機。
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