JPH05298374A - デジタル複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的容易に所望の画像を検索して出力する
ことができ，且つ，導入が容易であること，また，設置
が容易であることを目的とする。 【構成】 装置全体の制御を行うＣＰＵ１０１と，検索
する文字列を入力するキーボードからなる入力部１０２
と，原稿を読み取るスキャナ１０３と，スキャナ１０３
から読み込んだ画像，或いは，後述するデータベース１
０８上の画像を出力するプリンタからなる出力部１０５
と，操作部１０６と，入力部１０２を介して入力した文
字列に基づいて，データベース１０８を検索する検索部
１０７と，入力文字列（入力内容）に対応する画像が格
納されているデータベース１０８とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は，データベース及びデー
タベースの検索手段を備えたデジタル複写機に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年，パーソナルコンピュータ等のコン
ピュータを使用して，データベースから所望の画像を検
索し，ＣＲＴ上に表示し，その後，プリンタを用いて画
像出力を行えるようにした検索システムが開発されてい
る。また，このようなシステムでは，ＤＴＰ（デスク・
トップ・パブリッシング）技術を使用することにより，
検索した画像に様々な編集処理を施すことができる。

【０００３】従って，このような検索システムを利用す
ることによって，データベース内に記憶された画像情報
を検索し，所望の画像を得ることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら，従来技
術では，検索システムの一機能として検索した画像を出
力する場合には，容易に所望の画像を得ることができる
ものの，所望の画像を得るために，検索システムを構築
する場合には，コンピュータ，データベース，プリン
タ，スキャナ等の各装置が高価であるため，所望の画像
を得るためだけに購入することは経済的でなく，一般的
なオフィスにおいて簡単に導入することは困難であると
いう問題点があった。特に，出力画像として良好な画像
を得るには，高解像度，高階調性のプリンタが必要であ
るが，このようなプリンタは高価であった。

【０００５】また，コンピュータ，データベース，プリ
ンタ，スキャナ等の各装置は一体化されていないため，
設置が容易でないという問題点もあった。

【０００６】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て，比較的容易に所望の画像を検索して出力することが
でき，且つ，導入が容易であることを目的とする。ま
た，本発明は上記に鑑みてなされたものであって，比較
的容易に所望の画像を検索して出力することができ，且
つ，設置が容易であることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために，原稿を光学的に読み取る原稿読取手段
と，読み取った画像情報に画像処理を施す画像処理手段
と，画像処理した画像情報を出力する画像出力手段とを
備えたデジタル複写機において，文字を入力する文字入
力手段と，文書，絵等の画像情報を記憶したデータベー
ス手段と，文字入力手段で入力した単語或いは文章等の
文字列に対応する画像情報をデータベース手段から検索
する検索手段とを備え，検索手段で検索した画像情報を
画像出力手段を介して出力するデジタル複写機を提供す
るものである。

【０００８】尚，前述した文字入力手段は，オンライン
手書き文字認識処理によって文字を入力することが望ま
しい。或いは，ＯＣＲ処理によって文字を入力するが望
ましい。

【０００９】また，前記検索手段で検索した画像情報を
記憶する記憶手段を備え，画像処理手段を用いて記憶手
段に記憶された画像情報に編集・加工等の画像処理を行
うことが望ましい。また，データベース手段に記憶され
ている画像情報の検索範囲を指定する検索範囲指定手段
を備えることが望ましい。また，前述したデータベース
手段は，装置本体から取り外し可能な媒体から成り，媒
体交換を行うことにより検索対象となる画像情報を取り
替えられることが望ましい。

【００１０】

【作用】本発明のデジタル複写機は，文字入力手段によ
り文字入力を行い，入力された文字列に基づいて，検索
手段によりデータベース手段から該当する画像情報を検
索し，検索した画像情報を画像出力手段を介して出力す
る。

【００１１】

【実施例】以下，本発明のデジタル複写機について，
〔実施例１〕，〔実施例２〕，〔実施例３〕，〔実施例
４〕，〔実施例５〕の順序で図面を参照して詳細に説明
する。

【００１２】〔実施例１〕図１は，実施例１のデジタル
複写機の概略ブロック図を示し，装置全体の制御を行う
ＣＰＵ１０１と，検索する文字列を入力するキーボード
からなる入力部１０２と，原稿を読み取るスキャナ１０
３と，画像処理全般を行う画像処理部１０４と，スキャ
ナ１０３から読み込んだ画像，或いは，後述するデータ
ベース１０８上の画像を出力するプリンタからなる出力
部１０５と，スタートキー，テンキー，モードキー等の
各種スイッチを有した操作部１０６と，入力部１０２を
介して入力した文字列に基づいて，後述するデータベー
ス１０８を検索する検索部１０７と，入力文字列（入力
内容）に対応する画像が格納されているデータベース１
０８と，入力部１０２で入力した文字列を表示する表示
部１０９とから構成される。

【００１３】以上の構成において，図２のフローチャー
トを参照してＣＰＵ１０１の制御動作の概要を説明す
る。操作部１０６において所定の文字入力モードキー
（図示せず）が入力されると，入力部１０２による文字
入力が可能となる（Ｓ１０１）。入力部（キーボード）
１０２を介して文字が入力されると，表示部１０９に入
力された文字列を表示する（Ｓ１０２）。

【００１４】次に，検索部１０７によって，入力された
文字コード（ここでは，キーボード入力なのでコード変
換がなされている）を検索キーとして，データベース１
０８より該当する画像情報を検索する（Ｓ１０３）。検
索された文字コードに対応する画像を出力部１０５を介
して出力する（Ｓ１０４）。

【００１５】このように実施例１では，未知の文字列
（単語，文書，人名等）を入力することにより，その文
字列の意味する絵（画像），或いは，その意味を表す文
書の出力をデジタル複写機を用いて容易に行うことがで
きる。また，従来の検索システムと比較すると，デジタ
ル複写機にデータベースを追加した構成であるので，既
存のデジタル複写機に代えて導入することが可能であ
り，デジタル複写機の機能追加という観点から導入が容
易となる。また，デジタル複写機として一体化されてい
るので，設置が容易である。

【００１６】〔実施例２〕図３は，実施例２のデジタル
複写機の概略ブロック図を示し，装置全体の制御を行う
ＣＰＵ１０１と，原稿を読み取るスキャナ１０３と，画
像処理全般を行う画像処理部１０４と，スキャナ１０３
から読み込んだ画像，或いは，後述するデータベース１
０８上の画像を出力するプリンタからなる出力部１０５
と，スタートキー，テンキー，モードキー等の各種スイ
ッチを有した操作部１０６と，入力部１０２を介して入
力した文字列に基づいて，後述するデータベース１０８
を検索する検索部１０７と，入力文字列（入力内容）に
対応する画像が格納されているデータベース１０８と，
検索する文字列をオンラインで手書き文字として入力す
るタブレット部と入力さえた文字列を表示する表示部と
が一体となった一体型タブレット１１０と，タブレット
１１０で入力した手書きの文字列の認識を行う認識部１
１１とから構成される。尚，認識部１１１としては従来
から公知の技術であるオンライン手書き文字の認識装置
（特開平２−６２６８４号公報）を使用することができ
る。

【００１７】図４は，一体型タブレット１１０の配置の
一例を示す。実施例２では，図示の如く，複写装置の圧
板Ｐ上に一体型タブレット１１０を設けて，スタイラス
ペン１１０ａを用いて一体型タブレット１１０上に文字
の手書き入力を行う構成である。

【００１８】以上の構成において，図５のフローチャー
トを参照してＣＰＵ１０１の制御動作の概要を説明す
る。操作部１０６において所定の文字入力モードキー
（図示せず）が入力されると，一体型タブレット１１０
による文字入力が可能となる（Ｓ２０１）。一体型タブ
レット１１０及びスタイラスペン１１０ａを用いて手書
き文字を入力すると，認識部１１１において，入力され
た文字列をオンライン手書き認識技術（実施例２では，
特開平２−６２６８４号公報の「オンライン手書き文字
の認識装置」を使用する）を用いて認識し（Ｓ２０
２），認識された文字列を一体型タブレット１１０（こ
こでは，表示部として使用）に表示する（Ｓ２０３）。

【００１９】次に，検索部１０７によって，入力された
文字コードを検索キーとして，データベース１０８より
該当する画像情報を検索する（Ｓ２０４）。検索された
文字コードに対応する画像を出力部１０５を介して出力
する（Ｓ２０５）。

【００２０】このように実施例２では，一体型タブレッ
ト１１０及び認識部１１１によってオンライン手書き文
字認識処理を行うことにより，文字を手書きで入力する
ことが可能であり，実施例１と比較して構成からキーボ
ードを省くことができ，構成が簡素化される。また，入
力作業が容易になる。また，デジタル複写機として一体
化されているので，設置が容易である。

【００２１】〔実施例３〕図６は，実施例３のデジタル
複写機の概略ブロック図を示し，装置全体の制御を行う
ＣＰＵ１０１と，原稿を読み取るスキャナ１０３と，画
像処理全般を行う画像処理部１０４と，スキャナ１０３
から読み込んだ画像，或いは，後述するデータベース１
０８上の画像を出力するプリンタからなる出力部１０５
と，スタートキー，テンキー，モードキー等の各種スイ
ッチを有した操作部１０６と，入力部１０２を介して入
力した文字列に基づいて，後述するデータベース１０８
を検索する検索部１０７と，入力文字列（入力内容）に
対応する画像が格納されているデータベース１０８と，
入力部１０２で入力した文字列を表示する表示部１０９
と，スキャナ１０３で光学的に読み取った入力手書き文
字及び活字体の認識を行う認識部１１２とから構成され
る。

【００２２】以上の構成において，図７のフローチャー
トを参照してＣＰＵ１０１の制御動作の概要を説明す
る。操作部１０６において所定の文字入力モードキー
（図示せず）が入力されると，スキャナ１０３を用いて
文字の光学的読み取りを行う。この時，操作部１０６に
おいて読み取りを行う領域を指定するか否かを選択でき
る（Ｓ３０１〜Ｓ３０３）。

【００２３】Ｓ３０１において，ＹＥＳが選択された場
合には，公知のマーカー検知技術を用いて読み取らせた
い文字をマーカーで囲むことにより領域指定を行う。

【００２４】次に，認識部１１２において，読み取った
文字列を輪郭追跡を行って公知のＯＣＲ技術により認識
する（Ｓ３０４）。認識された文字列を表示部１０９に
表示する（Ｓ３０５）。

【００２５】続いて，検索部１０７によって，入力され
た文字コードを検索キーとして，データベース１０８よ
り該当する画像情報を検索する（Ｓ３０６）。検索され
た文字コードに対応する画像を出力部１０５を介して出
力する（Ｓ３０７）。

【００２６】このように実施例３では，ＯＣＲ処理によ
って文字を入力するので，入力させたい文字列が書かれ
ている文書が既に存在する場合は，その文字列を読み込
ませれば良く，キーボードを打ったり，手書き入力する
作業を省略することができる。

【００２７】〔実施例４〕図８は，実施例４のデジタル
複写機の概略ブロック図を示し，装置全体の制御を行う
ＣＰＵ１０１と，原稿を読み取るスキャナ１０３と，画
像処理全般を行う画像処理部１０４と，スキャナ１０３
から読み込んだ画像，或いは，後述するデータベース１
０８上の画像を出力するプリンタからなる出力部１０５
と，スタートキー，テンキー，モードキー等の各種スイ
ッチを有した操作部１０６と，入力部１０２を介して入
力した文字列に基づいて，後述するデータベース１０８
を検索する検索部１０７と，入力文字列（入力内容）に
対応する画像が格納されているデータベース１０８と，
入力部１０２で入力した文字列を表示する表示部１０９
と，スキャナ１０３で光学的に読み取った入力手書き文
字及び活字体の認識を行う認識部１１２と，検索された
画像を画像メモリに記憶する記憶部１１３とから構成さ
れる。

【００２８】以上の構成において，図９のフローチャー
トを参照してＣＰＵ１０１の制御動作の概要を説明す
る。操作部１０６において所定の文字入力モードキー
（図示せず）が入力されると，スキャナ１０３を用いて
文字の光学的読み取りを行い，検索部１０７によって，
入力された文字コードを検索キーとして，データベース
１０８より該当する画像情報を検索する。この時，操作
部１０６において検索によって得られた画像に対して画
像処理を行うか否から選択できる（Ｓ４０１，Ｓ４０
２）。

【００２９】Ｓ４０２において，ＹＥＳが選択された場
合には，該当する画像を記憶部１１３で画像メモリに記
憶する（Ｓ４０３）。続いて，画像メモリに記憶された
画像に所望の画像処理を行う（Ｓ４０４）。現在処理し
ている画像以外の画像を合成したい場合や，複数の画像
を一度に出力した場合には（Ｓ４０５），Ｓ４０３へ戻
って現在処理している画像を記憶部１１３に記憶させた
後，Ｓ４０１へ戻る（この時，Ｓ４０３からＳ４０１へ
破線で示す経路を通過する）。

【００３０】現在処理している画像を出力する場合に
は，記憶部１１３に記憶されている画像を出力部１０５
を介して出力する（Ｓ４０６）。

【００３１】前述したように実施例４では，データベー
ス１０８に記憶されている画像情報を検索して出力する
ことに加えて，該画像情報に対して編集・加工等の画像
処理を施すことができるので，データベース１０８に記
憶されている画像の状態とは異なる出力や，複数の項目
として記憶されている画像を同一の紙面上に合成して出
力することができる。

【００３２】〔実施例５〕図１０は，実施例５のデジタ
ル複写機の概略ブロック図を示し，装置全体の制御を行
うＣＰＵ１０１と，原稿を読み取るスキャナ１０３と，
画像処理全般を行う画像処理部１０４と，スキャナ１０
３から読み込んだ画像，或いは，後述するデータベース
１１５上の画像を出力するプリンタからなる出力部１０
５と，スタートキー，テンキー，モードキー等の各種ス
イッチを有した操作部１０６と，入力部１０２を介して
入力した文字列に基づいて，後述するデータベース１１
５を検索する検索部１０７と，入力部１０２で入力した
文字列を表示する表示部１０９と，スキャナ１０３で光
学的に読み取った入力手書き文字及び活字体の認識を行
う認識部１１２と，検索された画像を画像メモリに記憶
する記憶部１１３と，データベース１１５の制御を行う
データベースドライバ１１４と，入力文字列（入力内
容）に対応する画像が格納されているデータベース１１
５とから構成される。

【００３３】尚，実施例では，表示部１０９と操作部１
０６を用いて，データベース１１５に記憶されている画
像の検索範囲を指定する。また，データベース１１５を
装置内部に組み込まずに，装置本体から取り外し可能な
媒体で構成し，媒体交換を行うことにより検索対象とな
る画像情報を取り替えることが可能な構成としている。

【００３４】図１１（ａ），（ｂ）は，表示部１０９に
表示された検索範囲指定画面を示す。同図（ａ）は，一
例として数種類のジャンル別に文字コードに対応した画
像がデータベース１１５に格納されている。ここで操作
部１０６を介して所定のジャンルの枠を選択することに
より入力された文字に対応する検索動作が選択されたジ
ャンル内でのみ行われる。同図（ａ）では『人』を選択
している。更に分類が階層的に存在する場合には，同図
（ｂ）に示すように下層のジャンルが表示される。この
ように検索対象を階層的（ツリー構造）とした場合に，
途中で終了命令を操作部１０６に入力すれば選択した階
層に範囲で検索が開始される。

【００３５】また，図１０に示すようにデータベース１
１５の媒体として，ＣＤ−ＲＯＭ，光磁気ディスク，Ｆ
Ｄ等の磁気媒体や，ＩＣメモリ等の着脱可能なものを使
用する場合には，分類別に媒体を交換して使用すること
により検索対象を限定するようにしても良い。

【００３６】実施例５によれば，検索対象（検索範囲）
を限定することにより，検索時間を短縮することができ
る。また，データベースを大型化しなくとも，必要に応
じて交換して使用することにより，小規模な構成で有効
に活用することができる。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように本発明のデジタル複
写機は，原稿を光学的に読み取る原稿読取手段と，読み
取った画像情報に画像処理を施す画像処理手段と，画像
処理した画像情報を出力する画像出力手段とを備えたデ
ジタル複写機において，文字を入力する文字入力手段
と，文書，絵等の画像情報を記憶したデータベース手段
と，文字入力手段で入力した単語或いは文章等の文字列
に対応する画像情報をデータベース手段から検索する検
索手段とを備え，検索手段で検索した画像情報を画像出
力手段を介して出力するため，比較的容易に所望の画像
を検索して出力することができ，且つ，導入が容易であ
る。また，デジタル複写機として一体化して構成されて
いるため，設置が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１のデジタル複写機の概略ブロック図を
示す説明図である。

【図２】実施例１のＣＰＵの制御動作を示すフローチャ
ートである。

【図３】実施例２のデジタル複写機の概略ブロック図を
示す説明図である。

【図４】一体型タブレットの配置例を示す説明図であ
る。

【図５】実施例２のＣＰＵの制御動作を示すフローチャ
ートである。

【図６】実施例３のデジタル複写機の概略ブロック図を
示し説明図である。

【図７】実施例３のＣＰＵの制御動作を示すフローチャ
ートである。

【図８】実施例４のデジタル複写機の概略ブロック図を
示し説明図である。

【図９】実施例４のＣＰＵの制御動作を示すフローチャ
ートである。

【図１０】実施例５のデジタル複写機の概略ブロック図
を示し説明図である。

【図１１】検索範囲指定画面を示す説明図である。

【符号の説明】

１０１ ＣＰＵ １０２ 入力
部 １０３ スキャナ １０４ 画像
処理部 １０５ 出力部 １０６ 操作
部 １０７ 検索部 １０８ デー
タベース １０９ 表示部 １１０ 一体
型タブレット １１１ 認識部 １１２ 認識
部 １１３ 記憶部 １１４ デー
タベースドライバ １１５ データベース

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿を光学的に読み取る原稿読取手段
   と，読み取った画像情報に画像処理を施す画像処理手段
   と，画像処理した画像情報を出力する画像出力手段とを
   備えたデジタル複写機において，文字を入力する文字入
   力手段と，文書，絵等の画像情報を記憶したデータベー
   ス手段と，前記文字入力手段で入力した単語或いは文章
   等の文字列に対応する画像情報を前記データベース手段
   から検索する検索手段とを備え，前記検索手段で検索し
   た画像情報を前記画像出力手段を介して出力することを
   特徴とするデジタル複写機。
2. 【請求項２】 前記文字入力手段は，オンライン手書き
   文字認識処理によって文字を入力することを特徴とする
   請求項１記載のデジタル複写機。
3. 【請求項３】 前記文字入力手段は，ＯＣＲ処理によっ
   て文字を入力することを特徴とする請求項１記載のデジ
   タル複写機。
4. 【請求項４】 前記検索手段で検索した画像情報を記憶
   する記憶手段を備え，前記画像処理手段を用いて前記記
   憶手段に記憶された画像情報に編集・加工等の画像処理
   を行うことを特徴とする請求項１記載のデジタル複写
   機。
5. 【請求項５】 前記データベース手段に記憶されている
   画像情報の検索範囲を指定する検索範囲指定手段を備え
   たことを特徴とする請求項１記載のデジタル複写機。
6. 【請求項６】 前記データベース手段は，装置本体から
   取り外し可能な媒体から成り，媒体交換を行うことによ
   り検索対象となる画像情報を取り替えることが可能であ
   る請求項１記載のデジタル複写機。