JP2004000110A - シート状海苔の焼加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状海苔の両側縁の波打ち状撓みをフラットに矯正する。
【解決する手段】コンベア5及びヒータ6を具えた筺体31内又は筺体31外の下流位置に、シート状海苔の走行を案内しつつシート状海苔を押圧してシート状海苔の波打ち状撓みを除去する撓み矯正装置7を設けた。シート状海苔91が筺体31内を出口33側に移動する間に、ヒータ6の熱によって該シート状海苔が焼かれるが、シート状海苔91が加熱されて温度が上がっている状態では柔らかくなっている。この柔らかい状態のシート状海苔91を、撓み矯正装置7によって加圧すると、該海苔の撓みが矯正させてフラットな状態となり、外気に触れて冷えるとパリッとする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、シート状海苔を焼加工するための焼加工装置、該焼加工装置を組み込んだ海苔入り包装シートの製造ライン、及びシート状海苔の撓みを矯正する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図11に示す如く、正方形に近い長方形の定形シート状海苔(91)は、紗造枠(95)を材料液に浸けて引き上げ、紗造枠(95)内にシート状に残った材料を、該枠に収容したまま乾燥させて形成される。
シート状海苔(91)をゆっくり乾燥させると、海苔はフラットな状態に仕上がる。
出願人は生産性を高めるために、シート状海苔を高温熱風によって短時間で乾燥させることを試みた。ところが、この場合、図12に示す如く、シート状海苔(91)の短辺側両側縁が波打った様に撓んで仕上がる問題のあることが分かった。この様にシート状海苔(91)が撓む原因は明らかではないが、高熱で短時間で乾燥させると、シート状海苔の長辺側よりも短辺側に歪みが顕著に現れるからと思われる。
【0003】
定形シート状海苔(91)は、焼加工されるもの、味付け加工されるもの、裁断されるもの等、種々の後加工が成されるが、上記の様にシート状海苔に偏った撓みが生じると、この後加工に支障を来す。
例えば下記の如くである。
図11に示す如く、シート状海苔(91)を撓み側の両側縁が長手方向となる様に、1/2に裁断し、これをフィルム(44)(45)の間に挟んで外周を熱溶着したシート状海苔入りの包装シート(96)は、三角おにぎりや巻き寿司の包装用に多用されている。
シート状海苔(91)が撓みなくフラットであれば、図1に示し後記する包装シートの製造ラインでのシート状海苔(91)の搬送もスムーズに行うことができるが、シート状海苔(91)の両側縁が波打った様に撓んでいると、搬送がスムーズではなく、トラブルを生じる虞れがある。
又、包装シート(96)に仕上げて、この包装シートの束を、図13に示す三角おにぎりや巻き寿司用の自動包装機のストッカー(22)に積み重ねて収容した際、シート状海苔半体(92)の撓みによって包装シートは真っ直ぐには積み重ならず、倒気味となる。
従って、ストッカー(22)から1枚ずつ包装シート(96)を取り出す際に、スムーズな取出しが出来ずトラブルを生じる。
又、包装シート(96)を1枚ずつ取り出せたとしても、自動包装工程で、海苔の撓みによる包装シートの嵩張りが邪魔になって、綺麗に包装出来ず、或いは包装装置にトラブルが生じる。
【0004】
本発明は、シート状海苔は、上記海苔入り包装シートの海苔もそうである様に、焼加工されること、即ち、焼き海苔とされることが多いことに着目し、焼加工装置内に、加圧によるシート状海苔の撓み矯正装置を設けることにより、上記問題を解決するものである。
【0005】
【課題を解決する手段】
本発明のシート状海苔の焼加工装置は、入口(32)と出口(33)が開口した筺体(31)内にコンベア(5)及びヒータ(6)を配備し、コンベア(5)によって筺体(31)内を移動する間に焼加工を行うものであって、筺体(31)内又は筺体(31)外の下流位置に、シート状海苔の走行を案内しつつシート状海苔を押圧してシート状海苔の撓みをなくす撓み矯正装置(7)を設けたことを特徴とする。
【0006】
本発明の海苔入り包装シートの製造ラインは、上流側から下流側へ海苔束供給装置(1)、海苔の取出し装置(2)、上記海苔の焼加工装置(3)、海苔の切断装置(41)及びフィルム包装装置(4)を連繋配備して構成され、海苔束供給装置(1)は、シート状海苔の束を1束ずつ取出し装置(2)に供給し、取出し装置(2)は、ストッカー(21)に供給された海苔束(9)の最下層のシート状海苔(91)を1枚ずつ取り出して焼加工装置(3)に供給し、焼加工装置(3)は、両端の入口(32)と出口(33)が開口した筺体(31)の内部にコンベア(5)とヒータ(6)を具え、コンベア(5)に載せてシート状海苔(91)を搬送しつつ焼加工し、切断装置(41)は、シート状海苔(91)を中央部で撓み側両側縁に沿う方向に1/2ずつに切断し、フィルム包装装置(4)は、切断されたシート状海苔半体(92)の移行路の上下に配備したフィル巻回ローラ(42)(43)から帯状フィルム(44)(45)を引き出し、フィルム間にシート状海苔半体(92)を挟み、上下のフィルムを熱溶着して袋単位に切り分けることができる。
【0007】
本発明のシート状海苔の撓みを矯正する方法は、乾燥海苔を焼き加工する筺体内又は筺体外の下流位置にて、柔らかく熱い状態のシート状海苔を、ローラ又はベルトで上下面を挟んで撓みをなくし、冷やしてフラットでパリッとした海苔にすることを特徴とする。
【0008】
【作用及び効果】
筺体(31)の入口(32)から投入されたシート状海苔(91)は、撓み変形を有する状態であるが、コンベア(5)によって筺体(31)内を出口(33)側に移動する間に、ヒータ(6)の熱によって該シート状海苔が焼かれる。
シート状海苔(91)は加熱されて温度が上がっている状態では、パリッとせず、柔らかくなっている。
この熱を帯び柔らかい状態のシート状海苔(91)の上下面を、撓み矯正装置(7)によって加圧すると、海苔の撓みが矯正されてフラットな状態となり、この状態で外気に触れて冷えることにより、海苔はパリッとした状態となる。
【0009】
焼加工装置(3)のヒータ(6)の熱を、そのまま撓み矯正に利用するため、撓み矯正のための特別の熱源を必要とせず、イニシャルコスト及びランニングコストの両方を小さくできる。
焼加工装置(3)の筺体(31)内又は筺体(31)外の下流位置に、撓み矯正装置(7)を組み込んだため、撓み矯正装置(7)を配備するためのスペースや、取付けの手間を必要としない。
【0010】
【実施の形態】
図1は、シート状海苔(91)を、焼加工、1/2切断加工及びフィルム包装加工して、三角おにぎり又は巻き寿司に使用する包装シート(96)を製造するラインを示している。
海苔入り包装シートの製造ラインは、上流側から下流側へ(図面では右側から左側へ)海苔束供給装置(1)、海苔の取出し装置(2)、海苔の焼加工装置(3)、海苔の切断装置(41)及び海苔のフィルム包装装置(4)を連繋配備して構成される。
【0011】
海苔束供給装置(1)は、間欠周回するコンベア(11)と、ロッドレスシリンダ等による突き出し装置(12)によって、100枚等、所定枚数のシート状海苔の束を1束ずつ取出し装置(2)に供給する。
取出し装置(2)は、ストッカー(21)に供給された海苔束(9)の最下層のシート状海苔を、昇降する吸着ヘッド(23)で1枚ずつ取り出して、送りコンベア(24)によって、後述する焼加工装置(3)に供給する。
送りコンベア(24)は、周方向に複数の通気用スリット(25)(25)が開設され、また、送りコンベア(24)のローラ間には、上面側から空気を吸引する吸気装置(27)が配備され、該吸気装置(27)の上面側を通過する送りコンベア(24)の通気用スリット(25)(25)を介して空気を吸引し、送りコンベア(24)に載せられた海苔が飛ばないようにしている。
また、送りコンベア(24)の上部には、送りコンベア(24)に載せられた海苔の位置ずれを防止するために、図9に示すように、押え部材(28)(28)を配置してもよい。図示の実施例では、押え部材(28)(28)は、可撓性の針金によって作製し、一端を前記ストッカー(21)に取り付けた支持部材(29)に固定している。
上記のように、送りコンベア(24)の吸気や、押え部材(28)(28)、及び、送りコンベア(24)に接する定位置のローラ(26)(26)を配置することにより、送りコンベア(24)に載せられた海苔が飛んでしまったり、送りコンベア(24)上で海苔が位置ずれすることはない。
【0012】
焼加工装置(3)は、前記送りコンベア(24)の下流側に配置され、両端の入口(32)と出口(33)が開口した横長筺体(31)の内部にコンベア(5)とヒータ(6)を内蔵し、コンベア(5)に載せてシート状海苔(91)を搬送しつつ焼加工する。
切断装置(41)は、シート状海苔(91)を中央部で撓み側両側縁に沿う方向に1/2ずつに裁断する。なお、必要に応じて、海苔の他の端縁を切り揃えてもよい。フィルム包装装置(4)は、上記裁断されたシート状海苔半体(92)の移行路の上下に配備したフィル巻回ローラ(42)(43)から帯状フィルム(44)(45)を引き出し、フィルム間にシート状海苔半体(92)を挟み、上下のフィルムを熱溶着して、袋単位に切り分ける。
【0013】
本発明の特徴は上記海苔の焼加工装置(3)に撓み矯正装置(7)を設けた点である。
焼加工装置(3)の焼き釜となる筺体(31)は、前記海苔入りシート製造ラインの方向に長い横長であって、該筺体(31)は取出し装置側の端部に入口(32)、切断装置(41)側の端部に出口(33)を開口している。
筺体(31)内に、入口(32)から出口(33)側に向かって搬送するコンベア(5)を配備し、該コンベアの上方にヒータ(6)を設けている。
【0014】
図3に示す如く、コンベア(5)はローラコンベア(5a)であって、筺体(31)の方向に配置した長い案内板(53)に、該板の長手方向と直交する方向に長孔列(54)を開設し、案内板(53)の下方に配備したローラ列の各ローラ(51)の上部を案内板(53)の各長孔(54a)から上方に臨出させている。
各ローラ(51)は、駆動周回チェン(55)にて回転駆動される。
コンベア(5)の上方には、シート状海苔(91)がコンベア上で跳ね上がることを防止するガイド部材(56)が設けられている。
実施例のガイド部材(56)は、複数本のガイドワイヤー(56a)をシート状海苔(91)の移行路に接近し、該海苔の搬送方向のほぼ全長に亘って張設したものである。
【0015】
上記筺体(31)は、開くと上面の全面が開口する蓋体を蝶着しており、該蓋体に多数本の棒状ヒータ(6)がローラコンベアのローラと平行に且つ該コンベアの方向に略等間隔に整列して配備されている。
蓋体を反転させて開くと蓋体の裏面側に取り付けたヒータが露出するので、ヒータのメンテナンスに便利である。
棒状ヒータ(6)の配列ピッチは45mmであり、該ヒータ(6)はコンベア(5)の搬送面に対して約25mm離れている。
従来のシート状海苔の焼加工装置では、棒状ヒータの配列ピッチは約135mm、コンベアとの距離は50〜60mmであった。本発明の場合、棒状ヒータの配列ピッチはその約1/3であり、コンベア(5)までの距離は1/2以下であり、ヒータの輻射熱でシート状海苔を焼く能力は大きく、焼加工装置の機長を短くできる。
【0016】
シート状海苔の撓み矯正装置(7)は、図3に示す如く上記ローラコンベア(5a)の下流側寄りに設けられる。撓み矯正装置(7)は、シート状海苔(91)を搬送しつつ該海苔の上下面を押圧する支えローラ(71)と押圧ローラ(72)とによって構成される。実施例では、コンベア(5a)のローラ列の隣合う2本のローラ(51a)(51a)に支えローラ(71)を兼用させ、該支えローラ(71)(71)の上方に押圧ローラ(72)(72)を接触配備して構成されている。
支えローラ(71)(71)間及び押圧ローラ(72)(72)間の距離は、シート状海苔(91)の搬送方向の長さより短い長さとする。
押圧ローラ(72)(72)はステンレス等の金属にて形成され、両端を上下動可能に支持され、実施例では自重で支えローラ(71)(71)に押圧接触している。
押圧ローラ(72)(72)には、前記ガイドワイヤ(56a)が嵌まる周溝(74)が開設されている。ガイドワイヤ−(56a)によって支えローラ(71)と押圧ローラ(72)との間に隙間が生じない様に、周溝(74)の深さは、ガイドワイヤー(72)の径より僅か大きい。
押圧ローラ(72)の一端は、歯車(57)によって支えローラ(71)(71)に連繋され、両ローラ(71)(72)はシート状海苔(91)を下流側へ案内する方向に同一周速で回転する。
【0017】
然して、海苔束供給装置(1)から海苔の取出し装置(2)に海苔束(9)が供給されると、該取出し装置(2)から焼加工装置(3)のローラコンベア(5a)に1枚ずつシート状海苔(91)が供給される。
シート状海苔(91)は、波打った撓み辺が搬送方向に沿う方向に向いている。
ローラコンベア(5a)によってシート状海苔(91)が下流側に搬送され、搬送中にヒータ(6)の輻射熱によって焼加工が施される。
【0018】
シート状海苔(91)は、加熱されて温度が上がっている状態ではパリッとはしておらず、柔らかくなっている。
この柔らかい状態のシート状海苔(91)が撓み矯正装置(7)の上下のローラ(72)(71)間に引きずり込まれて移動すると、シート状海苔(91)の撓みが矯正される。筺体(31)内の高温度によって撓み矯正装置(7)の上下ローラ(51a)(71)も加熱されており、シート状海苔は上下両面からアイロン掛けされた様にフラットな状態となる。
柔らかいシート状海苔(91)は、押圧ローラ(72)に引っ付いて持ち上がろうとするが、押圧ローラ(72)の周溝(74)にシート状海苔の搬送方向にガイドワイヤー(56a)が張設されているから、該ガイドワイヤー(56a)によって、シート状海苔(91)は強制的に搬送路へ戻され、シート状海苔(91)が押圧ローラ(72)に巻き付くトラブルを防止できる。
【0019】
シート状海苔(91)を焼くことによって海苔の風味が増し、シート状海苔が焼加工装置(3)から出て外気に触れて冷えると、パリッとした状態となる。
焼加工装置のヒータ(6)の熱をそのまま撓み矯正に利用するため、撓み矯正のために特別の熱源を必要とせず、イニシャルコスト及びランニングコストの両方を小さくできる。
焼加工装置(3)内に撓み矯正装置(7)を組み込んだため、撓み矯正装置(7)を配備するためのスペースや、取付けの手間を必要としない。
【0020】
シート状海苔(91)は、焼加工装置(3)から切断装置(41)に送られ、搬送方向に沿う方向に1/2ずつに裁断される。
裁断されたシート状海苔半体(92)は、フィルム包装装置(4)に送られ、シート状海苔半体(92)の移行路の上下に配備したフィル巻回ロール(42)(43)から帯状フィルム(44)(45)を引き出し、フィルム間に上記裁断されたシート状海苔半体(92)を挟み、上下のフィルムを熱溶着して、袋単位に切り分けて、海苔入りの包装シートを形成できる。
フィルム包装装置(4)は1/2に裁断された2枚のシート状海苔半体(92)(92)の包装を2列に同時に行うことができる。
【0021】
焼加工装置(3)から排出されたシート状海苔(91)は、撓みのないフラットな状態であるから、裁断の際やフィルム包装の際に、シート状海苔が撓んでいることに起因するトラブルは生じない。
又、シート状海苔半体(92)をフィルム包装した海苔入り包装シート(96)にて、三角おにぎりや、巻き寿司を自動包装する場合、自動包装装置のストッカに海苔入り包装シート(96)を積層した場合、従来の撓んだままのシート状海苔半体を容れた包装シートを積層した場合の様に、積層シート束が傾くことはなく、積層束から包装シートを1枚ずつスムースに取出しできる。
包装シートがフラットであるから、その後の自動包装工程でもトラブルを生じることなく綺麗に包装できる。
【0022】
図5は、焼加工装置内の撓み矯正装置(7)の第2実施例を示しており、コンベア(5)はベルトコンベア(5b)であって、周回ベルト(52)はガラス繊維を用いたメッシュベルトである。
撓み矯正装置(7)は、進行側ベルト(52)を挟んで下方に支えローラ(71)(71)、上方に押圧ローラ(72)(72)を対向配備したものである。
支えローラ(71)と押圧ローラ(72)は、ベルトコンベア(5b)の送り速度に合わせて、シート状海苔を前進させる方向に回転駆動される。
支えローラ(71)と押圧ローラ(72)は1組でも可いが、複数組を配備すれば撓み矯正の効果が大きくなる。
【0023】
図6は、撓み矯正装置(7)の第3実施例を示している。
撓み矯正装置(7)は、ベルトコンベア(5b)の下流側寄りに、該コンベアの進行側ベルト(52)の上方に、該ベルトに押圧して無端状押圧ベルト(73)を配備して構成される。
押圧ベルト(73)は、ベルトコンベア(5b)の周回速度に合わせて、シート状海苔(91)を前進させる方向に回転駆動される。
【0024】
図7は、支えローラ(71)と押圧ローラ(72)とによって構成された撓み矯正装置(7)を、コンベア(5)の下流端に接近して配備した実施例を示している。
【0025】
図8は、コンベア(5)を上流側部分(50a)と下流側部分(50b)に分断し、両者の間に撓み矯正装置(7)を配備した例を示している。
【0026】
上記実施例では、撓み矯正装置(7)を焼加工装置(3)の焼き釜となる筺体(31)の内部に設けたが、図10に示すように、撓み矯正装置(7)は、筺体(31)外に設けてもよい。図10は、図6で示した撓み矯正装置(7)を応用した実施例である。ベルトコンベア(5b)及び押圧ベルト(73)は、海苔が載せられる中央部がメッシュのような通気性素材から形成することが望ましい。また、押圧ベルト(73)の終端側に、図10に示すように、ベルトコンベア(5b)の下側に、ベルトコンベア(5b)に向けてエアを吹き付けるエア吹き出し管(58)を設け、ベルトコンベア(5b)と押圧ベルト(73)との間を通過する撓みが矯正された海苔に、エアを吹き付けて、熱を除去するようにすることが望ましい。熱を除去することにより、撓みの矯正された海苔はパリッとした状態になる。海苔を熱いまま袋詰めすれば、海苔が蒸れて海苔の外周部が変色し、商品価値を損なうが、海苔の熱を除去して袋詰めすれば、変色を防止できる。
また、押圧ベルト(5b)を高温になる筺体(31)の外部に設けることにより、押圧ベルト(5b)の長寿命化を図ることができる。
【0027】
また、焼加工装置(3)の筺体(31)内の熱気が、筺体(31)の外部に流れ出ると、その熱風により、処理後の海苔が飛散したり、作業者が熱く感じるので、図10に示すように、筺体(31)に吸気管(36)(36)を配備し、筺体(31)の内部の熱を除去することが望ましい。
【0028】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】海苔入り包装シートの製造ラインの説明図である。
【図2】海苔の焼加工装置の説明図である。
【図3】ローラコンベアと撓み矯正装置の斜面図である。
【図4】図2A−A線に沿う断面図である。
【図5】撓み矯正装置の第2実施例の説明図である。
【図6】撓み矯正装置の第3実施例の説明図である。
【図7】撓み矯正装置をコンベアの下流端に接近して配備した実施例の説明図である。
【図8】下流側と上流側に分断したコンベアの間に撓み矯正装置を配備した実施例の説明図である。
【図9】送りコンベアの他の実施例を示す斜視図である。
【図10】撓み矯正装置を焼加工装置の筺体外部に設けた実施例を示す斜視図である。
【図11】シー状海苔の紗造成形からフィルム包装までの工程説明図である。
【図12】両側縁が波打った様に撓んでいるシート状海苔の斜面図である。
【図13】撓んだ海苔入り包装シートをストッカーに収容した状態の説明図である。
【符号の説明】
(1) 海苔束供給装置
(2) 海苔の取出し装置
(3) 海苔の焼加工装置
(4) フィルム包装装置
(41) 海苔の切断装置
(5) コンベア
(5a) ローラコンベア
(5b) ベルトコンベア
(51) ローラ
(6) ヒータ
(7) 撓み矯正装置
(71) 支えローラ
(72) 押圧ローラ

Claims (9)

  1. 入口(32)と出口(33)が開口した筺体(31)内にコンベア(5)及びヒータ(6)を配備し、コンベア(5)によって筺体(31)内を移動する間に焼加工を行うシート状海苔の焼加工装置において、筺体(31)内又は筺体(31)外の下流位置に、シート状海苔(91)を走行させつつシート状海苔(91)の上下面を押圧してシート状海苔の撓みをなくす撓み矯正装置(7)を設けたことを特徴とするシート状海苔の焼加工装置。
  2. コンベア(5)はローラコンベア(5a)であって、撓み矯正装置(7)は、ローラコンベアの一部のローラ(51a)を支えローラ(71)とし、該支えローラ(71)に対向して押圧ローラ(72)を配備して構成されている請求項1に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  3. コンベア(5)はベルトコンベア(5b)であって、該コンベアの進行側ベルトを挟んで支えローラ(71)と押圧ローラ(72)を対向配備して撓み矯正装置(7)が構成されている請求項1に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  4. コンベア(5)はベルトコンベア(5b)であって、該コンベアの進行側ベルトの上方に、該ベルト側に押圧して無端状押圧ベルト(73)を周回可能に配備して撓み矯正装置(7)を構成している請求項1に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  5. ベルトコンベア(5b)及び無端状押圧ベルト(73)は、海苔を押圧する面が通気性素材から形成され、ベルトコンベア(5b)と無端状押圧ベルト(73)の通気性素材が対向する部分に、エア吹き出し管(58)を配置し、通過する海苔のエアを吹き付けて、海苔の熱を除去するようにした請求項4に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  6. コンベア(5)の下流端に接近し、筺体(31)内に撓み矯正装置(7)が配備されている請求項1に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  7. 撓み矯正装置(7)を挟んでコンベア(5)が上流側部分(50a)と下流側部分(50b)とに分断されている請求項1に記載のシート状海苔の焼加工装置。
  8. 上流側から下流側へ海苔束供給装置(1)、海苔の取出し装置(2)、海苔の焼加工装置(3)、海苔の切断装置(41)及びフィルム包装装置(4)を連繋配備して構成され、海苔束供給装置(1)は、シート状海苔の束を1束ずつ取出し装置(2)に供給し、取出し装置(2)は、ストッカー(21)に供給された海苔束(9)の最下層のシート状海苔(91)を1枚ずつ取り出して焼加工装置(3)に供給し、焼加工装置(3)は、両端の入口(32)と出口(33)が開口した筺体(31)の内部にコンベア(5)とヒータ(6)を具え、コンベア(5)に載せてシート状海苔(91)を搬送しつつ焼加工し、切断装置(41)は、シート状海苔(91)を撓み側両側縁に沿う方向に1/2ずつに切断し、フィルム包装装置(4)は、切断されたシート状海苔半体(92)の移行路の上下に配備したフィル巻回ローラ(42)(43)から帯状フィルム(44)(45)を引き出し、フィルム間にシート状海苔半体(92)を挟み、上下のフィルムを熱溶着して袋単位に切り分けるものであり、前記焼加工装置(3)は、請求項1乃至7の何れかに記載の焼加工装置である海苔入り包装シートの製造ライン。
  9. 乾燥海苔を筺体内で焼き加工した後、筺体内又は筺体外の下流位置にて、柔らかく熱い状態のシート状海苔を、ローラ又はベルトで上下面を挟んで撓みをなくし、冷やしてフラットでパリッとした海苔にするシート状海苔の撓みを矯正する方法。
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