JP2003534807A - 酵素を使用するラセミα−置換ヘテロ環式カルボン酸の光学分割方法 - Google Patents
酵素を使用するラセミα−置換ヘテロ環式カルボン酸の光学分割方法Info
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Abstract
Description
称する。)を光学的分割する方法に関する。より特に、本発明は、エナンチオマ
ー選択性の酵素触媒を使用してラセミα−HCCAを光学的に分割する方法に関
する。
ラヒドロ−2−フル酸(以下、“THFA”と称する。)は、化学における様々
な用途を有する重要なキラルビルディングブロックである。光学異性体のなかで
、R−(+)−THFAはペネム型抗生物質の合成のための側鎖中間体として用
いられ、一方、S−(−)−THFAは有機合成のためのキラル中間体として有
用である。従って、THFAは、そのR体およびS体において使用用途が異なる
。しかしながら、THFAは、化学的合成されたとき、ラセミ化合物の形態で得
られるので、THFAをそのエナンチオマー、つまりRおよびS体に分離する、
さらなる作業が必要とされる。
されている。1983年に、ベランジャー(Belanger)は、分割剤としてのブル
シンおよびエフェドリンの使用により、THFAラセミ体をそのエナンチオマー
に首尾良く分割した(Can. J. Chem., 61, 1383 (1983))。しかしながら、該分
割剤は、それが非常に高価であるため、経済的でない。この方法の他の問題は、
その生成物がエナンチオマー過剰値において低いことである。
(4−ハロゲノフェニル)エチルアミン)の使用を開示し、ジアステレオマー塩
が、R,S−THFAから生成され、そして光学分割される。この方法もまたキ
ラルアミンの高価により経済的に好ましくない。さらに、初期反応において添加
されるR,S−THFAの量が低くとも4mmolの量に限定されているので、
低い生成収率のみが得られる。さらに、最終的に得られるキラルTHFAはエナ
ンチオマー過剰値において乏しい。
れ、これはR−またはS−THFA塩をハロゲン化水素で処理することによりR
−またはS−THFAを合成することに関する。
解するのを触媒するので、ラセミ体の光学分割が、エステラーゼ、リパーゼおよ
びプロテアーゼのような酵素の使用により達成されることが時々良く知られてい
る。例えば、米国特許第5,928,933号は、プロテアーゼ、リパーゼおよ
びエステラーゼを含む44種の酵素の反応特異性についての膨大な実験の結果と
して、95%のエナンチオマー過剰を有する1種の酵素を開示している。この酵
素触媒は、エナンチオマーラセミ体の分離について非常に有用であるが、エナン
チオマーについての選択性および生成物の光学純度が酵素の選択およびその基材
の化学構造に依存して変化し得るので、基材に適した酵素の組み合わせ見出すた
めに集中的な努力が要求される。特に、酵素を使用するα−HCCAの光学分割
方法はどこにも見出せなかった。
酵素的光学分割についての要望が残っている。
目的で、本発明者等により行われたα−HCCAの光学分割についての集中的か
つ全体にわたる調査は、ある種の微生物または動物由来の加水分解酵素が、α−
HCCAの特定の光学異性体のエステル官能基を高効率でエナンチオマー選択的
に加水分解し得る発見を生み出した。
素を使用して、ラセミα−HCCAを光学分割する、経済的に好ましい方法を提
供することにある。
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNを表し、
そしてnは、1ないし3の整数を表す。]で表されるラセミα−HCCAエステ
ルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、エナンチオマー選択性を有する酵素の使用により
光学分割して、該エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解し、
それにより、α−HCCAのR体またはS体およびα−HCCAエステルの反対
のエナンチオマー形態を生成する工程であって、該酵素は粉末または水溶液とし
て存在する工程と、 加水分解されていないα−HCCAを有機溶媒で抽出する工程と、 抽出されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルに、有機溶媒中、一定水素
分圧下、一定温度にて、炭素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下での水素
化を受けさせる工程 からなる方法を提供する。
−HCCAエステルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、エナンチオマー選択性を有する酵素の使用により
光学分割して、該エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解し、
それにより、α−HCCAのR体またはS体およびα−HCCAエステルの反対
のエナンチオマー形態を生成する工程であって、該酵素は粉末または水溶液とし
て存在する工程と、 加水分解されていないα−HCCAエステルを有機溶媒で抽出する工程と、 抽出されたα−HCCAエステルを、非エナンチオマー選択的酵素を用いて、
水溶液中で、一定のpHおよび温度で処理する工程であって、該酵素は粉末また
は水溶液として存在する工程 からなる方法を提供する。
加水分解により、α−HCCAのあるエナンチオマー形態およびα−HCCAの
エステルの反対のエナンチオマー形態を同時に生成することにより特徴付けられ
る。加水分解されたα−HCCAおよびα−HCCAの残存エステルの分離は、
有機溶媒の使用により達成されることができる。加水分解されていないα−HC
CAエステルのエナンチオマー形態は、非エナンチオマー選択的酵素の存在下で
加水分解されるか、または炭素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下で水素
化されて、それに対応するα−HCCAを得ることができる。
て、α−HCCAエステルのラセミ混合物を生成し、その後、一定の温度および
pH、水溶液中、エナンチオマー選択性を有する酵素の存在下で、エナンチオマ
ー選択的に加水分解される。結果として、反応は、α−HCCAのR−またはS
体を、加水分解されたα−HCCAのものとは反対のエナンチオマー形態を有す
るα−HCCAのエステルと共に生成する。エナンチオマー選択的加水分解の完
了後、有機溶媒の添加は、その中にα−HCCAのエステルを抽出し、α−HC
CAのみが水溶液中に残留するする。該有機相の除去は、光学的に純粋なα−H
CCAエステルのS−またはR体を獲得となる。水溶液中に残存する光学活性に
乏しいα−HCCAは、例えばカラムを使用する精製作業を通して純度が増加さ
れるか、または本発明の開始材料として再使用され得る。
として使用され、そして光学分割後、THFAのR−またはS−体が高いエナン
チオマー過剰で得られることができる。THFA以外に、α−HCCAの範囲に
属する全ての材料、例えばプロリンおよびテトラヒドロチオペン−2−カルボン
酸は、本発明にしたがって光学分割されることができる。
、芳香族アルコール、炭素原子数3ないし6のシクロアルキルアルコール、置換
または未置換のアリールアルキルアルコール、および置換または未置換のヘテロ
アリールアルキルアルコールである。好ましいのは、反応時間および光学純度を
考慮したとき、4個またはそれ以上の炭素原子を含む線状アルコールまたは芳香
族アルコールである。
の特定の異性体のエステル官能基をエナンチオマー選択的に加水分解しなければ
ならない。好ましくは、該酵素は、微生物または動物から誘導されたリパーゼ、
プロテアーゼおよびエステラーゼからなる群より選択される。酵素および基材の
化学構造に依存して、加水分解されたα−HCCAの立体配置が決定される。同
様に、エナンチオマーの選択性および生成物のエナンチオマー過剰値も、酵素お
よび基材に依存する。使用されるとき、そのようなエナンチオマー選択的酵素は
、粉末または水溶液の形態で使用され得る。酵素は好ましくは、α−HCCAエ
ステル100重量部に基いて0.1ないし100重量部の量で使用される。例え
ば、酵素が0.1重量部より少ない量で使用される場合、加水分解は、完了する
のに膨大な時間を要するかもしれない。他方、100重量部を超える酵素量は生
成費用を増加する。
存するエナンチオマー性α−HCCAエステルを抽出する有機溶媒については、
酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、トルエンおよびそれ
らの混合物からなる群より選択されることが好ましい。
る立体配置への還元については、本発明に従い、α−HCCAエステルの光学的
に純粋なS−またはR体を、高いエナンチオマー過剰(>99%)を有するα−
HCCAの対応する立体配置に変換する二つの方法が与えられる。
素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下、一定水素分圧下、一定温度での水
素化を受けさせる。
より好ましくは0.5〜10重量%の量で使用される。例えば、0.1重量%未
満の量は加水分解を行うのに不十分である。他方、30重量%を超える量は生成
費用に悪影響を有する。エナンチオマー性α−HCCAエステルの触媒加水分解
は好ましくは、1ないし10bar、またより好ましくは1〜5barの水素分
圧で行われる。例えば、1bar未満の水素分圧で行われるとき、加水分解は効
率において顯著に低下する。他方、10barを超える水素分圧は、多くの副産
物の形成を生じる。他の条件は、1ないし20時間、また好ましくは1ないし8
時間の反応時間、および0ないし70℃、また好ましくは20ないし40℃の反
応温度で設定される。
非常に容易に回収されるようにすることができる。例えば、有機溶媒中のTHF
Aベンジルエステルの溶液は、一定温度、一定水素分圧下で水素化されて、TH
FAおよびトルエンを生成し、そして単純な真空蒸留はトルエンを除去し、TH
FAのみを残存させる。
回収された光学異性体のエステル官能基を非エナンチオマー選択的に加水分解で
きる酵素を用いることである。非エナンチオマーマ選択的加水分解において使用
されるとき、酵素は粉末または水溶液の形態であり得る。
整される。有機溶媒での酸性化された水性相を数回の抽出は、非常に純粋なα−
HCCAのS−またはR体を生じる。
い以下の実施例を参照して与えられ得る。
を、70℃で1時間、0.15モルのチオニルクロライドの存在下で反応させて
THFAエチルエステルを生成した。 500μlの50mM燐酸緩衝液(pH7.0)に、それぞれ1%および0.
1%の量で、THFAエチルエステルおよび加水分解酵素を添加し、そして生じ
た反応物を30℃で30時間培養した。加水分解の完了後、50μlの反応物を
同量の1N・HClと良く混合し、そして200μlの酢酸エチルを添加して残
存する物質を抽出した。抽出物を、HP−5カラム、80ないし200℃の温度
でのガスクロマトグラフィーにより、および分析し、β−デキストリンGC、1
10ないし200℃の温度範囲でのキラルガスクロマトグラフィーにより分析し
た。 分析結果を以下の表1にまとめる。表1に見られるように、残存α−HCCA
エチルエステルは、酵素のエナンチオマー選択性に依存して、R体、S体または
ラセミ体のいずれかとして存在した。従って、THFAエチルエステルの異なる
エナンチオマーが酵素の選択に従い生成されることができることが確認された。
R体およびとS体のエナンチオマーの全モル濃度を表す。]
間、0.15モルのトルエン中、1×10-4モルのp−トルエンスルホン酸の存
在下で反応させて、THFAブチルエステルを生成した。 500μlの50mM燐酸溶液(pH7.0)に、それぞれ1%および0.1
%の量で、THFAエチルエステルおよび加水分解酵素を添加し、次いで30℃
で16時間培養した。加水分解の完了後、実施例1と同じ方法において基質を抽
出および分析した。 分析結果を以下の表2にまとめる。表2のデータから明らかなように、残存α
−HCCAエチルエステルは、酵素のエナンチオマー選択性に依存して、R体、
S体またはラセミ体のいずれかとして存在した。従って、THFAエチルエステ
ルの異なるエナンチオマーが酵素の選択に従い生成されることができることが確
認された。
R体およびとS体のエナンチオマーの全モル濃度を表す。]
実施例1のものと同様な方法において生成した。 500μlの50mM燐酸溶液(pH7.0)に、それぞれ1%および0.1
%の量で、THFAベンジルエステルおよび加水分解酵素を添加し、そして生じ
た反応物を30℃で16時間培養した。加水分解の完了後、実施例1と同じ方法
において基質を抽出および分析した。 分析結果を以下の表3にまとめる。表2のデータから明らかなように、残存α
−HCCAベンジルエステルは、酵素のエナンチオマー選択性に依存して、R体
、S体またはラセミ体のいずれかとして存在した。従って、THFAエチルエス
テルの異なるエナンチオマーが酵素の選択に従い生成されることができることが
確認された。
R体およびとS体のエナンチオマーの全モル濃度を表す。]
して有機溶媒を酵素反応物に添加して、以下のように未加水分解で残存している
基質の対応するS−またはR体から反応生成物のR−またはS体を分離した。 R、S−THFAブチルエステルおよびバシラス・リケニホルミスプロテアー
ゼを、1リットルの50mM燐酸緩衝液(pH7.0)に、それぞれ2%および
1%の量で添加し、そして生じた反応物を30℃で4時間、pH7.0の条件下
で培養した。加水分解反応の完了後、基質を実施例1と同じ方法で抽出および分
析した。 残存する反応液に500mlの酢酸エチルを添加し、そして良く混合し、次い
で相分離により有機層を回収した。水層を500mlの酢酸エチルで再度抽出し
、そして得た酢酸エチル層を注いだ。この注いだ有機層を5gの硫酸ナトリウム
上で乾燥した。真空蒸留は酢酸エチルを除去し、9.6gのS−THFAブチル
エステルが残存し、そのエナンチオマー過剰において99.4%であると測定し
た。水層中に残存するTHFAを、70%のエナンチオマー過剰であるR体であ
ると同定された。
率、反応温度、およびpHを変化させたことを除いて、実施例4でと同じ方法で
行った。結果を以下の表4に与える。
HFAブチルエステルおよび1重量%のバシラス・リケニホルミスプロテアーゼ
を添加し、そして生じた反応物を、30℃で10.5時間、pH9.0の維持で
培養した。加水分解の完了の後、基質を実施例1と同じ方法で抽出および分析し
た。 200mlの酢酸エチルを使用し、21gのS−THFAブチルエステルを実
施例4と同じ方法で入手し、そして分析して、エナンチオマー過剰において99
.3%であった。水溶相中に残存するTHFAは60%のエナンチオマー過剰で
あると同定した。
使用し、そして100mlの酢酸エチルを基質分離のために添加したことを除い
て、12gのS−THFAを実施例14のものと同様な方法で生成し、そしてそ
の光学純度はエナンチオマー過剰において99.3%であると測定した。
エステルを実施例14のものと同様な方法で生成し、そしてその光学純度はエナ
ンチオマー過剰において99.1%であると測定した。
)中の15重量%のR、S−THFAブチルエステルで行い、そして100ml
の酢酸エチルを基質分離のために添加したことを除き、25.7gのS−THF
Aブチルエステルを実施例14のものと同様な方法で生成し、そしてその光学純
度はエナンチオマー過剰において99.8%であると測定した。
5に与えるような条件に従い変化させつつ、S−THFAブチルエステルを実施
例17においてと同じ条件下で生成した。分析結果を表5に与える。
50mM燐酸緩衝液(pH9.0)に、12重量%の生成したR、S−THFA
ブチルエステルおよび1重量%のバシラス・リケニホルミスプロテアーゼを添加
し、そして生じた反応液を、20℃で4.5時間、pH9.0の維持で培養した
。加水分解の完了後、反応物を実施例1でのように分析した。残存する反応物に
100mlの酢酸エチルを添加し、そして良く混合し、その後、16gのS−T
HFAブチルエステルを実施例14でと同じ方法で入手し、そしてエナンチオマ
ー過剰において99.1%であると同定した。 20mlの酢酸エチル中に、55gの得られたS−THFAベンジルエステル
を溶解し、そして55mg(1重量%)の10%パラジウム触媒(Pd/C)を
添加し、次いで該溶液を室温で10分間撹拌した。水素ガスを反応物に1.5b
arの水素分圧まで少しづつ供給して、その時点で撹拌を10時間行った。濾過
によるパラジウム触媒の除去後、酢酸エチルおよび生成したトルエンの真空蒸留
は、2.5gのS−THFAを与えた。このエナンチオマー化合物は、キラルG
Cにより測定したところエナンチオマー過剰において99.1%であることが判
明した。
S−THFAブチルエステルを非選択的に加水分解することが示されたカンジダ
・アンタルシチカB画分リパーゼの存在下で、S−体THFAブチルエステルを
S−THFAに加水分解した。 300mlの50mM燐酸緩衝液(pH7.0)に、1重量%のS−THFA
ブチルエステルおよび0.1重量%のカンジダ・アンタルシチカB画分リパーゼ
を添加し、そして生じた反応物を30℃で1時間培養した。加水分解の完了後、
基質を実施例1でと同じ方法で抽出および分析した。 GC分析は、全てのS−THFAブチルエステルのTHFAへの加水分解を確
認し、キラルGCにより測定したところエナンチオマー過剰において99.8%
であることが判明した。
える。
HFAブチルエステルおよび1重量%のバシラス・リケニホルミスプロテアーゼ
を添加し、そして生じた反応物を、20℃で10.5時間、pH9.0の維持で
培養した。加水分解後、反応物を実施例1でのように分析した。残存する反応物
に100mlの酢酸エチルを添加し、そして良く混合した後、12gのS−TH
FAブチルエステルを実施例14でと同じ方法で入手し、そしてエナンチオマー
過剰において99.3%であると同定した。 100mlの50mM燐酸緩衝液(pH7.0)中で、12gの生成したS−
THFAブチルエステルを、30℃で5時間、1gのカンジダ・アンタルシチカ
B画分リパーゼの存在下、pH7.0の維持で加水分解した。加水分解に続き、
反応結果物を実施例1のように分析した。残存する反応物をHClでpH2.0
に調節し、次いで3倍体積の酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル抽出物を注
いだ後、6gのS−THFAを実施例14でと同じ方法で注ぎ入れたものから回
収した。該化合物は、キラルGCにより測定したところ、エナンチオマー過剰に
おいて99.3%であることが判明した。
HFAブチルエステルおよび3重量%のバシラス・リケニホルミスプロテアーゼ
を添加し、そして生じた反応物を、20℃で23時間、pH9.0の維持で反応
させた。加水分解後、反応物を実施例1のように分析した。残存する反応物に1
リットルの酢酸エチルを添加し、そして良く混合した後、400gのS−体TH
FAブチルエステルを実施例14でと同じ方法で入手し、そしてエナンチオマー
過剰において99.3%であると同定した。 400mlの50mM燐酸緩衝液(pH7.0)中で、160gの生成したS
−THFAブチルエステルを、30℃で6時間、8gのカンジダ・アンタルシチ
カB画分リパーゼの存在下、pH7.0の維持で加水分解した。加水分解に続い
て、反応結果物を実施例1のように分析した。残存する反応物をHClでpH2
.0に調節し、次いで3倍体積の酢酸エチルで3回抽出した。酢酸エチル抽出物
を注いだ後、80gのS−THFAを実施例14でと同じ方法で回収した。該化
合物は、キラルGCにより測定したところ、エナンチオマー過剰において99.
3%であることが判明した。
純度、高い収率で光学分割されることができる。加えて、本発明は、このような
キラル化合物が低費用で生成されることができるので、経済的に好ましい。
であることを意図していることを理解すべきである。本発明の多くの改良および
変更が上記の教示に関して可能である。従って、添付した請求項の範囲内で、本
発明は特別に記載した以外でも行われ得ることが理解されるべきである。
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNHを表し
、そしてnは、1ないし3の整数を表す。]を有するラセミα−置換ヘテロ環式
カルボン酸エステルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、水溶液中で、エナンチオマー選択性を有する酵素
の使用により光学分割して、該エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを
加水分解し、それにより、α−置換ヘテロ環式カルボン酸のR体またはS体およ
びα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルの反対のエナンチオマー形態を生成す
る工程であって、該酵素は粉末または水溶液として存在する工程と、 ラセミ体の加水分解されていないα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを有
機溶媒で抽出し、次いでα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを有機相から、
またα−置換ヘテロ環式カルボン酸を水相からそれぞれ回収する工程と、 回収されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルに、有機溶媒中、一定水素
分圧下、一定温度にて、炭素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下での水素
化を受けさせ、次いで生じたα−置換ヘテロ環式カルボン酸を回収する工程 からなる方法。
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNHを表し
、そしてnは、1ないし3の整数を表す。]を有するラセミα−置換ヘテロ環式
カルボン酸エステルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、水溶液中で、エナンチオマー選択性を有する酵素
の使用により光学分割して、該ラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解
し、それにより、α−置換ヘテロ環式カルボン酸のR体またはS体およびα−置
換ヘテロ環式カルボン酸エステルの反対のエナンチオマー形態を生成する工程で
あって、該酵素は粉末または水溶液として存在する工程と、 ラセミ体の加水分解されていないα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを有
機溶媒で抽出し、次いでα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを有機相から、
またα−置換ヘテロ環式カルボン酸を水相からそれぞれ回収する工程と、 回収されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを、非エナンチオマー選択
的酵素を用いて、水溶液中で、一定のpHおよび温度で加水分解する工程であっ
て、該酵素は粉末または水溶液として存在し、次いで生じたα−置換ヘテロ環式
カルボン酸を回収する工程 からなる方法。
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNHを表し
、そしてnは、1ないし3の整数を表す。]で表されるラセミα−HCCAエス
テルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、エナンチオマー選択性を有する酵素の使用により
光学分割して、該エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解し、
それにより、α−HCCAのR体またはS体およびα−HCCAエステルの反対
のエナンチオマー形態を生成する工程であって、該酵素は粉末または水溶液とし
て存在する工程と、 加水分解されていないα−HCCAを有機溶媒で抽出する工程と、 抽出されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルに、有機溶媒中、一定水素
分圧下、一定温度にて、炭素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下での水素
化を受けさせる工程 からなる方法を提供する。
て、α−HCCAエステルのラセミ混合物を生成し、その後、一定の温度および
pH、水溶液中、エナンチオマー選択性を有する酵素の存在下で、エナンチオマ
ー選択的に加水分解される。結果として、反応は、α−HCCAのR−またはS
体を、加水分解されたα−HCCAのものとは反対のエナンチオマー形態を有す
るα−HCCAのエステルと共に生成する。エナンチオマー選択的加水分解の完
了後、有機溶媒の添加は、その中にα−HCCAのエステルを抽出し、α−HC
CAのみが水溶液中に残留するする。該有機相からの有機溶媒の除去は、光学的
に純粋なα−HCCAエステルのS−またはR体を獲得となる。水溶液中に残存
する光学活性に乏しいα−HCCAは、例えばカラムを使用する精製作業を通し
て純度が増加されるか、または本発明の開始材料として再使用され得る。
50mM燐酸緩衝液(pH9.0)に、12重量%の生成したR、S−THFA
ベンジルエステルおよび1重量%のバシラス・リケニホルミスプロテアーゼを添
加し、そして生じた反応液を、20℃で4.5時間、pH9.0の維持で培養し
た。加水分解の完了後、反応物を実施例1でのように分析した。残存する反応物
に100mlの酢酸エチルを添加し、そして良く混合し、その後、16gのS−
THFAベンジルエステルを実施例14でと同じ方法で入手し、そしてエナンチ
オマー過剰において99.1%であると同定した。 20mlの酢酸エチル中に、55gの得られたS−THFAベンジルエステル
を溶解し、そして55mg(1重量%)の10%パラジウム触媒(Pd/C)を
添加し、次いで該溶液を室温で10分間撹拌した。水素ガスを反応物に1.5b
arの水素分圧まで少しづつ供給して、その時点で撹拌を10時間行った。濾過
によるパラジウム触媒の除去後、酢酸エチルおよび生成したトルエンの真空蒸留
は、2.5gのS−THFAを与えた。このエナンチオマー化合物は、キラルG
Cにより測定したところエナンチオマー過剰において99.1%であることが判
明した。
Claims (14)
- 【請求項1】 ラセミα−置換ヘテロ環式カルボン酸の光学分割方法であっ
て、 ラセミα−HCCAをアルコールと反応させて、下記化学式1 【化1】 [式中、R1は、1ないし6個の炭素原子を含む置換または未置換のアルキル基
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNを表し、
そしてnは、1ないし3の整数を表す。]で表されるラセミα−置換ヘテロ環式
カルボン酸エステルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、エナンチオマー選択性を有する酵素の使用により
光学分割して、外エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解し、
それにより、α−置換ヘテロ環式カルボン酸のR体またはS体およびα−置換ヘ
テロ環式カルボン酸エステルの反対のエナンチオマー形態を生成する工程であっ
て、該酵素は粉末または水溶液として存在する工程と、 加水分解されていないα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを有機溶媒で抽
出する工程と、 抽出されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルに、有機溶媒中、一定水素
分圧下、一定温度にて、炭素上のパラジウム触媒(Pd/C)の存在下での水素
化を受けさせる工程 からなる方法。 - 【請求項2】 前記アルコールは、1ないし6個の炭素原子を含む線状また
は分岐したアルコール、芳香族アルコール、3ないし6個の炭素原子を含むシク
ロアルキルアルコール、置換または未置換のアリールアルキルアルコール、およ
び置換または未置換のヘテロアリールアルキルアルコールからなる群より選択さ
れる、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記酵素は、微生物または動物から誘導され、そしてリパー
ゼ、プロテアーゼおよびエステラーゼからなる群より選択される、請求項1記載
の方法。 - 【請求項4】 前記酵素は、α−置換ヘテロ環式カルボン酸100重量部に
基いて0.1ないし100重量部の量で使用される、請求項1または3に記載の
方法。 - 【請求項5】 前記光学分割工程は、水溶液中、0ないし60℃にて、4な
いし12でのpHの維持で行われる、請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 前記有機溶媒は、酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、トルエン、およびそれらの混合物からなる群より選択される、
請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 前記パラジウム触媒は、0.1ないし30重量%の量で使用
される、請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記水素分圧は、1ないし10barの範囲内で維持され、
そして水素化は0ないし70℃で行われる、請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 ラセミα−置換ヘテロ環式カルボン酸の光学分割方法であっ
て、 ラセミα−置換ヘテロ環式カルボン酸をアルコールと反応させて、下記化学式
1 【化2】 [式中、R1は、1ないし6個の炭素原子を含む置換または未置換のアルキル基
またはアルケニル基、ベンジル基、3ないし6個の炭素原子を含むシクロアルキ
ル基、置換または未置換のアリールアルキル基、および置換または未置換のヘテ
ロアリールアルキル基からなる群より選択され、Xは、O、SまたはNを表し、
そしてnは、1ないし3の整数を表す。]で表されるラセミα−置換ヘテロ環式
カルボン酸エステルを得る工程と、 式1で表されるラセミ体を、エナンチオマー選択性を有する酵素の使用により
光学分割して、該エステルラセミ体のR体またはS体のいずれかを加水分解し、
それにより、α−置換ヘテロ環式カルボン酸のR体またはS体およびα−置換ヘ
テロ環式カルボン酸エステルの反対のエナンチオマー形態を生成する工程であっ
て、該酵素は粉末または水溶液として存在する工程と、 加水分解されていないα−HCCAエステルを有機溶媒で抽出する工程と、 抽出されたα−置換ヘテロ環式カルボン酸エステルを、非エナンチオマー選択
的酵素を用いて、水溶液中で、一定のpHおよび温度で処理する工程であって、
該酵素は粉末または水溶液として存在する工程 からなる方法。 - 【請求項10】 前記アルコールは、1ないし6個の炭素原子を含む線状ま
たは分岐したアルコール、芳香族アルコール、3ないし6個の炭素原子を含むシ
クロアルキルアルコール、置換または未置換のアリールアルキルアルコール、お
よび置換または未置換のヘテロアリールアルキルアルコールからなる群より選択
される、請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 前記酵素は、微生物または動物から誘導され、そしてリパ
ーゼ、プロテアーゼおよびエステラーゼからなる群より選択される、請求項9記
載の方法。 - 【請求項12】 前記エナンチオマー選択性を有する酵素は、α−置換ヘテ
ロ環式カルボン酸100重量部に基いて0.1ないし100重量部の量で使用さ
れる、請求項9記載の方法。 - 【請求項13】 前記光学分割工程は、水溶液中で、0ないし60℃、4な
いし12でのpHの維持で行われる、請求項9記載の方法。 - 【請求項14】 前記有機溶媒は、酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、トルエン、およびそれらの混合物からなる群より選択される
、請求項9記載の方法。
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