JP2003531940A - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ポリカーボネート樹脂組成物

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JP2003531940A JP2001580223A JP2001580223A JP2003531940A JP 2003531940 A JP2003531940 A JP 2003531940A JP 2001580223 A JP2001580223 A JP 2001580223A JP 2001580223 A JP2001580223 A JP 2001580223A JP 2003531940 A JP2003531940 A JP 2003531940A
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Abstract

(57)【要約】 ペルフルオロブタンスルホン酸カリウムのようなペルフルオロアルカンスルホン酸塩とオクタフェニルシクロテトラシロキサンのような環状シロキサンとを含む難燃剤成分をポリカーボネートに配合することによって、ポリカーボネート樹脂組成物に改善された難燃性を付与することができる。難燃剤成分は、好適には、組成物全体を基準にしてペルフルオロアルカンスルホン酸塩が０．０２〜０．１ｐｈｒの量で存在し、組成物全体を基準にして環状シロキサンが０．０２ｐｈｒ以上の量で存在するポリカーボネート組成物を生じる量で添加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の背景】
本願は難燃性ポリカーボネート樹脂組成物に関する。ポリカーボネート樹脂は
その強度と透明性のため、非常に多くの重要な商業的用途を有する。残念ながら
、ポリカーボネート樹脂は本質的に可燃性であり、高温溶融物の滴下（ドリップ
）により近くの材料を発火させるおそれがある。そこで、多くの用途でポリカー
ボネートを安全に利用するためには、材料の燃焼性を抑制しかつ／又はドリップ
を低減させる添加剤を配合することが必要とされる。課題は、強度と透明性とい
う望ましい性質を損なわず、新たな問題（ハロゲン化添加剤に潜在的に付随する
環境問題）も引き起こさず、しかも法外に価格上昇をもたらすこともなく、上記
の目的を達成する添加剤を見出すことである。
【０００２】 難燃性及び／又はドリップ防止性ポリカーボネートの製造に用いられる多種多
様な物質について記載されている。その具体例は、米国特許第３９７１７５６号
、同第４０２８２９７号、同第４１１０２９９号、同第４１３０５３０号、同第
４３０３５７５号、同第４３３５０３８号、同第４５５２９１１号、同第４９１
６１９４号、同第５２１８０２７号及び同第５５０８３２３号に記載の物質であ
る。これら様々な開示にもかかわらず、難燃性ポリカーボネート樹脂の処方に関
しては未だ改良の余地がある。
【０００３】 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物に商業的に多用されている添加剤に、有機
塩、特にスルホン酸塩がある。かかる塩の具体例は、ペルフルオロブタンスルホ
ン酸カリウム（ＫＰＦＢＳ、「Ｒｉｍａｒ塩」としても知られる。）のようなペ
ルフルオロアルカンスルホン酸塩であり、ジフェニルスルホンスルホン酸カリウ
ム（ＫＳＳ）はポリカーボネート樹脂に配合するとヘイズのない組成物を与える
。ペルフルオロアルカンスルホン酸塩をポリカーボネート樹脂に使用することは
米国特許第３７７５３６７号に記載されている。しかし、かかる物質を単独で用
いて得られる効果は限られており、実際には追加の添加剤が配合されるのが一般
的である。透明性を保ちながらこのタイプの組成物の難燃性を向上させるための
慣用手段は、可溶性の有機ハロゲン系添加剤を添加することであった。例えば、
ＬＥＸＡＮポリカーボネート樹脂の市販グレード（９４０Ａ、９２０Ａなど）は
ＫＳＳ（０．３ｐｈｒ）とテトラブロモビスフェノールＡ／ビスフェノールＡ共
重合体（０．５ｐｈｒ、正味臭素含量０．１３ｐｈｒ）との組合せを含んでいる
。臭素が存在しないと、グレード９２０Ａ及び９４０Ａはそれらが合格するよう
に設計されたＵＬ９４ Ｖ０ １２５ミル燃焼性試験での挙動にばらつきを生じ
、信頼性に欠ける。しかし、臭素化添加剤は「エコフレンドリー」な基準を満た
すことが必要とされる組成物には適さない。かかる基準では、臭素や塩素を含む
ことが禁じられているからである。
【０００４】
【発明の概要】
ペルフルオロブタンスルホン酸カリウムのようなペルフルオロアルカンスルホ
ン酸塩とオクタフェニルシクロテトラシロキサンのような環状シロキサンとを含
む難燃剤成分をポリカーボネートに配合することで、ポリカーボネート樹脂組成
物に改善された難燃性を付与できることが今回判明した。難燃剤成分は、好適に
は、組成物全体を基準にしてペルフルオロアルカンスルホン酸塩が０．０２〜０
．１ｐｈｒの量で存在し、組成物全体を基準にして環状シロキサンが０．０２ｐ
ｈｒ以上の量で存在するポリカーボネート組成物を生じる量で添加される。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明は、ポリカーボネート樹脂を含む難燃性組成物に関する。本組成物のポ
リカーボネート成分はどんなグレードのものでもよいし、どんな方法で製造した
ものでもよい。例えば、ポリカーボネートは界面法で製造したものでもよいし、
触媒エステル交換反応で製造したものでもよい。ポリカーボネートは、枝分れ構
造のものでも線状構造のものでもよく、官能性置換基を有していてもよい。ポリ
カーボネート共重合体も本発明に包含される。これらの方法によるポリカーボネ
ートの製造技術は周知であり、例えば米国特許第３０３０３３１号、同第３１６
９１２１号、同第４１３０５４８号、同第４２８６０８３号、同第４５５２７０
４号、同第５２１０２６８号及び同第５６０６００７号に記載されている。
【０００６】 ポリカーボネート樹脂を製造したら、難燃剤成分とコンパウンディングする。
本発明では、難燃剤成分はペルフルオロアルカンスルホン酸塩と環状シロキサン
とを含む。
【０００７】 上述の通り、本発明で有用なペルフルオロアルカンスルホン酸塩は米国特許第
３７７５３６７号に記載されている。かかる物質の中で最も一般的に使用されて
いるのはペルフルオロブタンスルホン酸カリウムであり、数多くの供給元から市
販されている。ペルフルオロアルカンスルホン酸塩は、難燃性を付与するのに十
分な量で組成物に配合される。これは一般に組成物の総重量を基準にして０．０
２〜０．１ｐｈｒの量である。０．１ｐｈｒを超えるとコンパウンドにヘイズを
生じかねず、難燃性能の改善にもつながらない。
【０００８】 環状シロキサンは、ペルフルオロアルカンスルホン酸塩存在下で難燃性を向上
させるのに十分な量で組成物に配合される。これは一般に組成物の総重量を基準
にして０．０２〜０．３ｐｈｒの量である。本発明で使用し得る好適な環状シロ
キサンには、下記の一般式のものがある。
【０００９】
【化１】
【００１０】 式中、ＲはＣ1〜Ｃ36 アルキル、フッ素化又は過フッ素化Ｃ1〜Ｃ36 アルキル、
Ｃ1〜Ｃ36 アルコキシ、Ｃ6〜Ｃ14 アリール、炭素原子数６〜１４のアリールオ
キシ、炭素原子数７〜３６のアリールアルコキシ、及びＣ1 〜Ｃ36アルキルで置
換した炭素原子数６〜１４アリール基からなる群から独立に選択される。環状シ
ロキサンの具体例には、特に限定されないが、オクタフェニルシクロテトラシロ
キサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ン、トリメチルトリフェニルシクロトリシロキサン及びテトラメチルテトラフェ
ニルシクロテトラシロキサンがある。
【００１１】 ペルフルオロアルカンスルホン酸塩及び環状シロキサンは、例えばスクリュー
式押出機で溶融ポリカーボネートとブレンドし、押出し、所望の形状の部品に成
形する。これらはポリカーボネートに一緒に（例えばペルフルオロアルカンスル
ホン酸塩と環状シロキサンとを含む難燃剤組成物として）添加してもよいし、或
いは逐次添加してもよい。本発明に係る難燃剤組成物は、好適には、ペルフルオ
ロアルカンスルホン酸塩と環状シロキサンを約０．０７〜５の重量比で含む。
【００１２】 難燃性の試験のため、様々な量のペルフルオロアルカンスルホン酸塩と環状シ
ロキサンを含む押出ポリカーボネートから試験片を成形した。これらの組成物は
、以下の実施例にみられる通り、難燃性を大幅に向上させることが判明した。作
用機序は不明であるが、ＫＳＳと環状シロキサンの組合せでは同様の改善は認め
られないので、この結果は難燃剤成分の相乗作用に起因するものと思われる。さ
らに、本明細書に記載の小規模実験では判然としないものの、大規模実験では本
発明の難燃性組成物の使用によってヘイズの低減したポリカーボネートが得られ
ることが判明している。
【００１３】 本発明の組成物は、当技術分野で公知のポリカーボネート組成物配合用の慣用
添加剤を含んでいてもよい。かかる添加剤には、特に限定されないが、安定剤、
離型剤、光安定剤、熱安定剤、顔料及び染料などがある。
【００１４】
【実施例】 以下の非限定的実施例で本発明をさらに説明する。
【００１５】 実施例１ ＵＬ９４試験法での燃焼試験用のポリカーボネート試料は、ＡＳＴＭ Ｄ１２
３８に準拠して３００℃及び１．２ｋｇで測定したメルトフロー目標値が１５〜
１６となるように分子量の異なる２種類の線状ＬＥＸＡＮ（登録商標）ポリカー
ボネート樹脂をブレンドすることによって製造した。一部の組成物には、ペンタ
エリトリトールテトラステアレート（ＰＥＴＳ）離型剤０．３５ｐｈｒも配合し
た。粉末ブレンド試料を温度プロファイル２３０〜２９０℃で押出し、細断して
ペレットとした。ペレット試料を温度２９５℃で射出成形して５インチ×１／２
インチ、厚さ１２５ミルの寸法の試験片を得た。
【００１６】 通常の５本の試験片ではなく２０本の試験片について試験した点を除いて、標
準Ｕｎｄｅｒｗｒｉｔｅｒｓ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ ＵＬ９４試験法（２日コ
ンディショニング法）を用いて試験片を試験した。データの解析は、最初に平均
消炎時間（ａｖＦＯＴｓｅｃ）、消炎時間の標準偏差（ｓｄＦＯＴｓｅｃ）及び
ドリップの総数を計算し、このデータを統計的方法を用いて初回合格の確率の予
測値、すなわち、サンプル組成物について従来の試験片５本でのＵＬ９４試験で
Ｖ０「合格」評価が得られる確率「ｐ（ＦＴＰ）」へと変換した。ＵＬ試験で最
高の難燃性能を得るには、ｐ（ＦＴＰ）ができるだけ１に近いことが好ましい。
【００１７】 また、ペレット試料を２インチ×３インチ×１２５ミルの寸法の試験片に成形
した。これらの試験片はＡＳＴＭ Ｄ１００３試験法でのヘイズ測定に用いた。
【００１８】 これらの実験の結果を表１Ａ〜Ｄにまとめた。表に示す通り、ペルフルオロブ
タンスルホン酸カリウムと環状シロキサン（オクタフェニルシクロテトラシロキ
サン）とを含む本発明の組成物では、ペルフルオロブタンスルホン酸カリウム単
独で観察された値に比べ、少なくとも数倍の初回合格の確率「ｐ（ＦＴＰ）」を
有していた。環状シロキサンのみを用いて実施した実験では、難燃性の改善はほ
とんどないに等しい。ＫＳＳと環状シロキサンを用いた同様の実験では、難燃性
能の向上は認められなかった。
【００１９】 比較組成物は、ＫＰＦＤＳを全く配合しなかった点を除いては同一の処方を用
いて製造した。これらの比較組成物のシロキサン量は、０．０５、０．１、０．
２、１．０及び２．０ｐｈｒであった。比較試料はいずれもＵＬ９４ Ｖ０試験
に不合格であった。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【表２】
【００２２】
【表３】
【００２３】
【表４】
【００２４】 実施例２ ＡＳＴＭ Ｄ１２３８に準拠して３００℃及び１．２ｋｇで測定したメルトフ
ロー目標値が２〜３となるように、１，１，１−トリス（ヒドロキシフェニル）
エタンを０．４２モル％含有する枝分れポリカーボネート樹脂７０重量部と線状
ポリカーボネート樹脂３０重量部とをブレンドしたポリカーボネート樹脂を用い
た点を除いては、実施例１と同様にして試料を製造した。紫外線安定剤（ＵＶ５
４１１、２−（２−ヒドロキシ−５−ｔｅｒｔ−オクチルフェニル）ベンゾトリ
アゾール）も配合した。試料を２４０〜３０５℃で押出し、３２０〜３３２℃で
射出成形して厚さ６０ミル、７５ミル及び１２５ミルの試験片を得た。処方及び
結果を表２Ａ及びＢにまとめた。比較試験を６０ミル及び１２５ミルで実施した
。６０ミル試験では、ＫＰＦＢＳ含有試料について限界ぎりぎりの性能しか得ら
れず、傾向らしきものは認められず、ＫＰＦＢＳを含まない試料はドリップ不合
格であった。１２５ミル試験では、０．０７のＫＰＦＢＳを含む試料でのｐ（Ｆ
ＴＰ）は０．９８６７であった。７５ミルで合格したために他のＫＰＦＢＳ含有
試料は試験しなかった。ＫＰＦＢＳを含まない試料はすべてドリップ不合格であ
った。
【００２５】
【表５】
【００２６】
【表６】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シン，ラジェンドラ・カシナス アメリカ合衆国、47712、インディアナ州、 エバンスビル、カルレ・ラス・パルマス、 5603番 (72)発明者 ウェングロビアス，ジェフリー・ヘイワー ド アメリカ合衆国、12302、ニューヨーク州、 スコウシャ、チャールズ・ストリート、 822番 Ｆターム(参考） 4J002 CG011 CG013 CG021 CG023 CP032 EV256 EX037 FD132 FD136 FD137 GT00

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ポリカーボネート樹脂、及びペルフルオロアルカンスルホン
    酸塩と環状シロキサンとを含む難燃剤成分を含んでなる組成物。
  2. 【請求項２】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩が組成物全体を基準
    にして０．０２〜０．１ｐｈｒの量で存在し、前記環状シロキサンが組成物全体
    を基準にして０．０２ｐｈｒ以上の量で存在する、請求項１記載の組成物。
  3. 【請求項３】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキサ
    ンである、請求項２記載の組成物。
  4. 【請求項４】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブタ
    ンスルホン酸カリウムである、請求項２記載の組成物。
  5. 【請求項５】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキサ
    ンである、請求項４記載の組成物。
  6. 【請求項６】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキサ
    ンである、請求項１記載の組成物。
  7. 【請求項７】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブタ
    ンスルホン酸カリウムである、請求項６記載の組成物。
  8. 【請求項８】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブタ
    ンスルホン酸カリウムである、請求項１記載の組成物。
  9. 【請求項９】 前記ポリカーボネート樹脂が線状ポリカーボネートと枝分れ
    ポリカーボネートの混合物からなる、請求項１記載の組成物。
  10. 【請求項１０】 ペルフルオロアルカンスルホン酸塩と環状シロキサンとを
    含む難燃剤成分をポリカーボネート樹脂に配合する段階を含んでなる、難燃性ポ
    リカーボネート樹脂組成物の製造方法。
  11. 【請求項１１】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩が組成物全体を基
    準にして０．０２〜０．１ｐｈｒの量で存在し、前記環状シロキサンが組成物全
    体を基準にして０．０２ｐｈｒ以上の量で存在する、請求項１０記載の方法。
  12. 【請求項１２】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項１１記載の方法。
  13. 【請求項１３】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項１１記載の方法。
  14. 【請求項１４】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項１３記載の方法。
  15. 【請求項１５】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項１０記載の方法。
  16. 【請求項１６】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項１５記載の方法。
  17. 【請求項１７】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項１０記載の方法。
  18. 【請求項１８】 前記ポリカーボネート樹脂が線状ポリカーボネートと枝分
    れポリカーボネートの混合物からなる、請求項１０記載の方法。
  19. 【請求項１９】 ポリカーボネートとペルフルオロアルカンスルホン酸塩を
    含むポリカーボネート樹脂組成物の難燃性を改善する方法であって、上記組成物
    に環状シロキサンを添加することからを含んでなる方法。
  20. 【請求項２０】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩が組成物全体を基
    準にして０．０２〜０．１ｐｈｒの量で存在し、前記環状シロキサンが組成物全
    体を基準にして０．０２ｐｈｒ以上の量で存在する、請求項１９記載の方法。
  21. 【請求項２１】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項２０記載の方法。
  22. 【請求項２２】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項２０記載の方法。
  23. 【請求項２３】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項２２記載の方法。
  24. 【請求項２４】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項１９記載の方法。
  25. 【請求項２５】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項２４記載の方法。
  26. 【請求項２６】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項１９記載の方法。
  27. 【請求項２７】 前記ポリカーボネート樹脂が線状ポリカーボネートと枝分
    れポリカーボネートの混合物からなる、請求項１９記載の方法。
  28. 【請求項２８】 ペルフルオロアルカンスルホン酸塩と環状シロキサンとを
    含んでなる難燃剤組成物。
  29. 【請求項２９】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩と環状シロキサン
    が０．０７〜５の重量比で存在する、請求項２８記載の難燃剤組成物。
  30. 【請求項３０】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項２９記載の難燃剤組成物。
  31. 【請求項３１】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項３０記載の難燃剤組成物。
  32. 【請求項３２】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項２９記載の難燃剤組成物。
  33. 【請求項３３】 前記環状シロキサンがオクタフェニルシクロテトラシロキ
    サンである、請求項２８記載の難燃剤組成物。
  34. 【請求項３４】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項３３記載の難燃剤組成物。
  35. 【請求項３５】 前記ペルフルオロアルカンスルホン酸塩がペルフルオロブ
    タンスルホン酸カリウムである、請求項２８記載の難燃剤組成物。
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