JP2002105302A - 熱安定性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

熱安定性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物

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JP2002105302A
JP2002105302A JP2000303084A JP2000303084A JP2002105302A JP 2002105302 A JP2002105302 A JP 2002105302A JP 2000303084 A JP2000303084 A JP 2000303084A JP 2000303084 A JP2000303084 A JP 2000303084A JP 2002105302 A JP2002105302 A JP 2002105302A
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Koji Okada
耕治 岡田
Ichiro Sato
佐藤  一郎
Takehiro Arimura
岳大 有村
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】ポリカーボネート樹脂、フィブリル形成型
の含フッ素ポリマーと下記式−1に示すカリウムモル分
率が0.135〜0.2である非ハロゲン系芳香族スル
ホン酸カリウムとを配合してなる樹脂組成物において、
フィブリル形成型の含フッ素ポリマーの配合量がポリカ
ーボネート樹脂100重量部あたり0.1〜5重量部で
あり、かつ下記式−2に示すカリウム換算値が0.00
2〜0.06重量部である熱安定性に優れた難燃性ポリ
カーボネート樹脂組成物。 (式−1) カリウムモル分率= カリウムの原子量/非ハロゲン系
芳香族スルホン酸カリウムの分子量 (式−2) カリウム換算値= ポリカーボネート樹脂100重量部
あたりの非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムの配合
量(重量部)×式−1のカリウムモル分率 【効果】優れた難燃性を安定的に発現せしめるだけでは
なく、熱安定性をも改良した難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性ポリカーボ
ネート樹脂組成物に関する。更に、詳しくはポリカーボ
ネート樹脂が有する優れた機械、熱および電気的特性を
損なわずに難燃性を付与し、かつ滞留による分子量低下
の極めて少ない優れた熱安定性をも具備する熱安定性に
優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を提供するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は衝撃性、耐熱
性、電気特性に優れ、さらに自己消火性を兼ね備えた難
燃性の高いプラスチック材料として広範な分野で使用さ
れている。しかしながら、ポリカーボネート樹脂は、ア
ンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)の燃焼試験
(UL94)に準拠した方法において、燃焼時に樹脂の
溶け落ち(ドリップ)が発生することから1.6mmで
V−2等級の難燃性レベルが限界である。
【0003】このため、ポリカーボネート樹脂単独で
は、UL94に規定されている1.6mmV−0さらに
は3.2mm5V等級といったV−2よりも高度な難燃
性を得ることは極めて困難であることから、燃焼時に樹
脂の滴下が発生することのない難燃性に優れたポリカー
ボネート樹脂の開発が求められていた。
【0004】ポリカーボネート樹脂に難燃性を付与する
方法としては、各種の方法が試みられており、ハロゲン
系難燃剤、リン系難燃剤、シリコーン系難燃剤、無機
系、有機金属塩系といった難燃剤・難燃助剤を添加する
ことによって、要求される難燃性レベルを満たす検討が
なされている。
【0005】有機金属塩系難燃剤は、少量の添加で難燃
効果が発現するものもあり、有用な難燃剤として用いら
れている。特公昭57−33302号公報では芳香族カ
ルボン酸あるいはカルボン酸エステルのスルホン酸金属
塩置換化合物をポリカーボネート樹脂へ添加したもの
を、また特公昭57−43100号公報ではポリカーボ
ネート樹脂に芳香族スルホン酸金属塩を添加して難燃化
する方法が提案されている。
【0006】しかしながら、ポリカーボネート樹脂へ芳
香族スルホン酸金属塩化合物を添加するだけでは、燃焼
時にドリップが発生し、UL94に準拠した方法におい
て1.6mmV−0または3.2mm5V等級を満たす
ことができず、さらに高度な難燃性の要求される分野へ
の適用は困難であった。
【0007】そこで、燃焼時における樹脂の滴下を抑制
する方法が提案されている。特開昭55−93248号
公報では、ポリカーボネート樹脂に、芳香族スルホン酸
金属塩化合物とフッ素化ポリオレフィンを併用すること
によって、UL94に準拠した方法において1.6mm
から3.2mmの範囲においてV−0からV−2等級の
難燃性レベルが得られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、芳香族
スルホン酸金属塩化合物の種類によってかなり難燃性レ
ベルに差異が見られ、ハロゲン系芳香族スルホン酸金属
塩とフッ素化ポリオレフィンとの併用においては良好な
難燃性を示すものもあるが、非ハロゲン系芳香族スルホ
ン酸金属塩を用いた系では十分な難燃性を示すものは無
かった。さらに、これら芳香族スルホン酸金属塩は添加
量が多くなると熱安定性に劣る場合があり、射出成形時
において成型品形状、射出成形機能力等の要因から成形
温度を高くしたり、成形サイクルを長くとらなければな
らない状況にあると、成型品の変色やシルバーストリー
ク等の外観不良を発生するという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の問
題点に鑑みポリカーンボネート樹脂、非ハロゲン系芳香
族スルホン酸金属塩とフィブリル形成型の含フッ素ポリ
マーとの配合物における難燃性と熱安定性の改良につい
て鋭意研究した結果、ポリカーボネート樹脂とフィブリ
ル形成型の含フッ素ポリマーとからなる樹脂組成物に、
カリウムモル分率を調整した非ハロゲン系芳香族スルホ
ン酸カリウムを配合すると共に、樹脂組成中の全体のカ
リウム量をも調整することにより、驚くべきことに燃焼
時における樹脂のドリップを抑制するのみならず燃焼時
間をも短縮し、かつ、滞留による分子量低下が極めて少
ないことを見出し、本発明を完成するに至った。本発明
によると、UL94の燃焼試験において厚み1.6mm
でV−0、3.2mmで5V等級の燃焼性を安定的に発
現することができ、また成形加工に伴う熱安定性におい
ても優れている。
【0010】すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹
脂、フィブリル形成型の含フッ素ポリマーと下記式−1
(以下、式−1という)に示すカリウムモル分率が0.
135〜0.2である非ハロゲン系芳香族スルホン酸カ
リウムとを配合してなる樹脂組成物において、フィブリ
ル形成型の含フッ素ポリマーの配合量がポリカーボネー
ト樹脂100重量部あたり0.1〜5重量部であり、か
つ下記式−2(以下、式−2という)に示すカリウム換
算値が0.002〜0.06重量部であることを特徴と
する熱安定性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物を提供するものである。 (式−1) カリウムモル分率= カリウムの原子量/非ハロゲン系
芳香族スルホン酸カリウムの分子量 (式−2) カリウム換算値= ポリカーボネート樹脂100重量部
あたりの非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムの配合
量(重量部)×式−1のカリウムモル分率
【0011】
【発明の実施の態様】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明に使用されるポリカーボネート樹脂とは、種
々のジヒドロキシジアリール化合物とホスゲンとを反応
させるホスゲン法、またはジヒドロキシジアリール化合
物とジフェニルカーボネートなどの炭酸エステルとを反
応させるエステル交換法によって得られる重合体であ
り、代表的なものとしては、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から製造
されたポリカーボネート樹脂が挙げられる。
【0012】上記ジヒドロキシジアリール化合物として
は、ビスフェノールAの他に、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オク
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3−メチ
ルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
−3−第三ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5−ジブロモフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジクロロフェニル)プロパンのようなビス(ヒドロ
キシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒド
ロキシアリール)シクロアルカン類、4,4′−ジヒド
ロキシジフェニルエーテル、4,4′−ジヒドロキシ−
3,3′−ジメチルジフェニルエーテルのようなジヒド
ロキシジアリールエーテル類、4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルフィドのようなジヒドロキシジアリール
スルフィド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスル
ホキシド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメチ
ルジフェニルスルホキシドのようなジヒドロキシジアリ
ールスルホキシド類、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′−ジメ
チルジフェニルスルホンのようなジヒドロキシジアリー
ルスルホン類等が挙げられる。
【0013】これらは、単独または2種類以上混合して
使用される。これらの他に、ピペラジン、ジピペリジル
ハイドロキノン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニル等を混合して使用してもよい。
【0014】さらに、上記のジヒドロキシアリール化合
物と以下に示すような3価以上のフェノール化合物を混
合使用してもよい。
【0015】3価以上のフェノールとしてはフロログル
シン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−ヘプテン、2,4,6−ジメチル
−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘ
プタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ベンゾール、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキ
シフェニル)−エタンおよび2,2−ビス−[4,4−
(4,4′−ジヒドロキシジフェニル)−シクロヘキシ
ル]−プロパンなどが挙げられる。
【0016】ポリカーボネート樹脂の粘度平均分子量
は、通常10000〜100000、好ましくは150
00〜35000以下である。かかるポリカーボネート
樹脂を製造するに際し、分子量調節剤、触媒等を必要に
応じて使用することができる。
【0017】本発明にて使用される非ハロゲン系芳香族
スルホン酸カリウムのカリウムモル分率は0.135〜
0.2である。この計算において、各元素の原子量は国
際純正および応用化学連合(IUPAC)の原子量表
(1995年)に基づいて算出される。例えば、水素で
あれば1.0080、炭素、酸素、窒素、硫黄、カリウ
ムであればそれぞれ12.0107、15.9994、
14.0067、32.0666、22.9898であ
る。
【0018】非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムの
カリウムモル分率が0.135未満では、該化合物中に
含まれるカリウムの割合が少なくなりすぎるため、難燃
性に劣るので好ましくない。一方、カリウムモル分率が
0.2を超えると難燃性に劣るので好ましくない。更に
好ましくは、0.14〜0.19の範囲である。
【0019】本発明にて使用される非ハロゲン系芳香族
スルホン酸カリウムとしてはp−トルエンスルホン酸カ
リウム、p−スチレンスルホン酸カリウム、1,2−ナ
フトキノン−4−スルホン酸カリウム等が挙げられ、こ
れら一種もしくはそれ以上併用して使用することができ
る。
【0020】また、非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリ
ウムの配合量は、好ましくはポリカーボネート樹脂10
0重量部に対して0.01〜0.4重量部、より好適に
は0.02〜0.3重量部の範囲である。
【0021】さらに、非ハロゲン系芳香族スルホン酸カ
リウムは、ポリカーボネート樹脂100重量部に対して
式−2に示すカリウム換算値が0.002〜0.06重
量部であることが必須条件である。ポリカーボネート樹
脂中に配合されるカリウム量は、望ましい難燃性と熱安
定性を発現せしめる要素である。カリウム換算値が0.
002重量部未満ではポリカーボネート樹脂中に含まれ
るカリウムの割合が少なくなりすぎるため、難燃性に劣
るので好ましくない。一方、カリウム換算値が0.06
重量部を超えると十分な難燃性を得ることができず、さ
らに、滞留後のポリカーボネート樹脂の分子量低下が大
きくなることから好ましくない。より好ましくは、0.
003〜0.05重量部の範囲である。
【0022】フィブリル形成型の含フッ素ポリマーの配
合量は、ポリカーボネート樹脂100重量部に対し、
0.1〜5重量部である。0.1重量部未満では燃焼時
のドリッピング防止効果に劣る場合があるので好ましく
ない。一方、5重量部を超えると造粒が困難となること
から生産上、支障をきたす場合があるので好ましくな
い。さらに好ましくは0.2〜3重量部の範囲である。
【0023】本発明に使用されるフィブリル形成型の含
フッ素ポリマーとしては、ポリカーボネート樹脂中でフ
ィブリル状構造を形成するものがよく、例えばポリテト
ラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン系共重合
体(例えば、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロ
プロピレン共重合体、等)、米国特許第4379910
号に示される様な部分フッ素化ポリマー、フッ素化ジフ
ェノールから製造されるポリカーボネート等が挙げられ
る。これらは、単独の使用では燃焼時におけるドリップ
防止には極めて有効であるものの、燃焼時間を低減する
には十分ではなく、本発明の非ハロゲン系芳香族スルホ
ン酸カリウムとの併用によってはじめて高度な難燃性が
実現される。
【0024】本発明によれば、フィブリル形成型の含フ
ッ素ポリマーによって燃焼時のドリップを抑制するとと
もに、式−2のカリウム換算値を特定の範囲に調整する
ことによって、ポリカーボネート樹脂に良好な難燃性を
付与するのみならず、滞留後のポリカーボネート樹脂の
分子量低下が少なく、熱安定性も改良される。通常、ポ
リカーボネート樹脂の成形温度は280℃〜300℃、
成形サイクルは10〜40秒であるのに対し、本発明の
ポリカーボネート樹脂組成物の場合には、340℃とい
う非常に高い成形温度で、かつ成形サイクルを120秒
とした過酷な条件においても、分子量の低下率が5%以
下であり良好な熱安定性を有する。
【0025】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、
公知の他の難燃剤、例えばスルホン酸金属塩化合物、ハ
ロゲン系難燃剤、シリコーン系難燃剤、リン系難燃剤等
を混合してもよい。
【0026】スルホン酸金属塩化合物としては、ジフェ
ニルスルホン−3−スルホン酸の金属塩、ジフェニルス
ルホン−3,3′−ジスルホン酸の金属塩およびジフェ
ニルスルフォン−3,4′−ジスルホン酸の金属塩とい
った芳香族スルホン酸のアルカリ金属塩、サッカリンの
金属塩、N−(p−トリルスルホニル)−p−トルエン
スルホイミドの金属塩、N−(N′−ベンジルアミノカ
ルボニル)スルファニルイミドの金属塩およびN−(フ
ェニルカルボキシル)−スルファニルイミドの金属塩な
どの芳香族スルホンアミド金属塩、パーフルオロメタン
スルホン酸のナトリウムおよびカリウム塩、パーフルオ
ロエタンスルホン酸のナトリウムおよびカリウム塩、パ
ーフルオロプロパンスルホン酸のナトリウムおよびカリ
ウム塩、パーフルオロブタンスルホン酸のナトリウムお
よびカリウム塩、パーフルオロヘキサンスルホン酸のナ
トリウムおよびカリウム塩、パーフルオロオクタンスル
ホン酸のナトリウムおよびカリウム塩といったパーフル
オロアルカンスルホン酸アルカリ金属塩、2,5−ジク
ロロベンゼンスルホン酸のナトリウムおよびカリウム
塩、2,4,5−トリクロロベンゼンスルホン酸のナト
リウムおよびカリウム塩などのハロゲン置換芳香族スル
ホン酸のアルカリ金属塩が挙げられる。
【0027】ハロゲン系難燃剤としては、臭素化ビスフ
ェノールA誘導体、ポリブロモ置換芳香族類縁体等が、
シリコーン系難燃剤としてはポリオルガノシロキサン
類、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合
体等が、リン系難燃剤としては、リン酸エステル類等が
挙げられる。
【0028】さらに、本発明の効果を損なわない範囲
で、ポリカーボネート樹脂に熱安定剤(例えば、硫酸水
素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水素リチウム等
の硫酸水素金属塩および硫酸アルミニウム等の硫酸金属
塩等)、酸化防止剤、着色剤、蛍光増白剤、充填材(例
えば、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレーク、炭
素繊維、タルク粉、クレー粉、マイカ、チタン酸カリウ
ムウィスカー、ワラストナイト粉、シリカ粉等)、離型
剤、軟化材、帯電防止剤等の添加剤、衝撃性改良材(例
えば、アクリル系エラストマー、ポリエステル系エラス
トマー、コアシェル型のメチルメタクリレート・ブタジ
エン・スチレン共重合体、メチルメタクリレート・アク
リロニトリル・スチレン共重合体、エチレン・プロピレ
ン系ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン系ゴム等)、
他のポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリス
チレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリ
ル・スチレン共重合体とこれのアクリルゴム変成物、ア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、アク
リロニトリル・エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム
(EPDM)・スチレン共重合体等のスチレン系ポリマ
ー、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系ポ
リマー等)を配合してもよい。
【0029】本発明のポリカーボネート樹脂組成物中の
各種配合成分の混合方法には、特に制限はなく、公知の
混合機、例えばタンブラー、リボンブレンダー 等によ
る混合や押出機による溶融混練が挙げられる。
【0030】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物を成形する方法としては、特に制限はなく、公知の射
出成形法、射出・圧縮成形法等を用いることができる。
【0031】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はそれら実施例に制限されるものではな
い。尚、「部」は重量基準に基づく。また、各ポリマー
の評価方法については次のとおり:
【0032】・造粒性 押出機内で溶融混練された樹脂が、押出機先端からスト
ランド状に出てくる際の状況を目視により評価した。
【0033】・成形性 造粒によって得られたペレットを以下の射出条件に従
い、試験片を作成し、試験片の外観を目視により確認し
た。尚、試験片は縦80mm、横50mmで、厚み1.
6mm、3.2mmの2段形状の成型品を用いた。 成形温度:340℃ 金型温度:100℃ 成形サイクル:30秒
【0034】・滞留熱安定性試験 (成形条件)造粒によって得られたペレットを以下の射
出条件に従い、上記と同様の試験片を作成した。 成形温度:340℃ 金型温度:100℃ 成形サイクル:120秒 (分子量低下率)造粒によって作成したペレットの分子
量を標準の値として、上記成形条件によって12個の試
験片を作成した中で、12番目に採取した試験片の分子
量を測定し、下記式−3にて分子量低下率を算出した。 式−3 分子量低下率(%)=(造粒ペレットの分子量−12番
目の試験片の分子量)×100/(造粒ペレットの分子
量)
【0035】・分子量測定 塩化メチレンを溶媒として、0.5g/lの濃度の溶液
を作成し、キャノンフェンスケ型粘度管を用いて20℃
にて測定した。
【0036】・燃焼性試験 (UL試験用試験片の作成)造粒によって得られたペレ
ットを、射出成形により、下記寸法の試験片をそれぞれ
作成した。 1.UL94−V試験用 長さ127mm、幅12.7mm、厚み1.6mm UL94−5V試験用 棒状試験片:長さ127mm、幅12.7mm、厚み
3.2mm 平板状試験片:縦150mm、横150mm、厚み3.
2mm (燃焼性の評価−1:UL94−V等級)該試験片を温
度23℃、湿度50%の恒温室の中で48時間放置し、
ULが定めているUL94試験(機器の部品用プラスチ
ック材料の燃焼性試験)に準拠した難燃性の評価を行っ
た。UL94−Vとは、鉛直に保持した所定の大きさの
試験片にバーナーの炎を10秒間接炎した後の残炎時間
やドリップ性から難燃性を評価する方法であり、以下の
ような基準によって難燃性の分類が決定される。 V−0 V−1 V−2 各試料の残炎時間 10秒以下 30秒以下 30秒以下 5試料の全残炎時間 50秒以下 250秒以下 250秒以下 ドリップによる綿の着火 なし なし あり 上に示す残炎時間とは、着火源を遠ざけた後の、試験片
が有炎燃焼を続ける時間の長さであり、ドリップによる
綿の着火とは、試験片の下端から約300mm下にある
標識用の綿が、試験片からの滴下(ドリップ)物によっ
て着火されるかどうかによって決定される。また、5試
料のうち1つでも上記基準を満たさないものがある場
合、その最も悪かった試料の等級へ分類される。例え
ば、4本の試料がV−0等級を有していても、1本の試
料のみドリップが発生すると、その試料の等級はV−2
となる。
【0037】(難燃性の評価−2:UL94−5V等
級)次いで、上記UL94−Vの試験においてV−0の
基準を満たした試料は、上記UL94−V等級試験と同
様の状態調整を行ったのち、UL94−5V試験を行っ
た。UL94−5V試験とは、鉛直に保持した所定の大
きさの棒状試験片にバーナーの炎を5秒間あて、5秒間
遠ざける。この操作を5回繰り返した後の残炎時間を測
定する方法で、燃焼時間が60秒以下でドリップが発生
しない試料については、さらに平板状試験片による棒状
試験片と同様の接炎操作を行い、平板状試料の溶け落ち
もしくは穴あきの有無によって、以下の基準に分類され
る。 5VA 5VB 各棒状試料に第5回目の接炎後の残炎時間 60秒以内 60秒以内 ドリップによる綿の着火 なし なし 各平板試料の溶け落ち(穴) なし あり
【0038】(実施例1) ・樹脂ペレットの製造 ポリカーボネート樹脂100部にカリウムモル分率0.
176であるp−トルエンスルホン酸カリウム(A−
1)0.02重量%およびポリテロラフルオロエチレン
(PTFE)0.5部添加したものを、2軸押出機(神
戸製鋼社製KTX−37、軸直径=37mm)を用いて
280℃の温度条件下溶融混合した。溶融混合された樹
脂はストランド状に押し出され、水槽により急冷したも
のをペレタイザーを用いてストランドペレットへと加工
した。このときのストランドの状態は変色、分解等は見
られず、問題なく造粒できた。また、得られたペレット
の粘度平均分子量は18400、カリウム換算値は0.
0035であった。
【0039】・成形性および滞留熱安定性の評価 次いで、熱風循環棚式オーブンにより、125℃の温度
下、3時間乾燥した樹脂ペレットを射出成形機(日本製
鋼所社製J100E−C5 型締め力=100ton)
を用いて340℃の温度条件下、30秒サイクルの成形
を連続して行い、得られた成型品の外観を確認したとこ
ろ、変色、シルバーストリーク等の外観不良は見られ
ず、問題なく成形できた。さらに、成形温度は同じと
し、成形サイクルを120秒と長くし、滞留成形を行
い、12番目に取り出した成型品の粘度平均分子量を測
定したところ、17800であり、分子量低下率は3.
3%であり、5%以下であることから非常に良好であっ
た。
【0040】・UL試験用試験片の作成および燃焼試験
評価 上記と同様の乾燥条件によって調整した樹脂ペレットを
射出成形機(日本製鋼所社製J100E−C5 型締め
力=100ton)を用いて280℃の温度によりUL
94−V用およびUL94−5V棒状試験片を作成し、
さらに、FANUC社製AUTOSHOT T ser
ies MODEL 225Dの射出成形機を用いて3
00℃の温度により、UL94−5V平板状試験片を作
成した。次いで、各試験片を温度23℃、湿度50%の
恒温室の中で48時間放置し、UL94−V等級の燃焼
試験を行ったところ、燃焼時のドリップは見られず、V
−0等級の基準を満足するものであった。さらに、V−
0等級の難燃性レベルであったことから、引き続きUL
94−5V試験を行った。結果は棒状試料および平板状
試料ともに基準を満足するものであり、5VA等級の優
れた難燃性を示した。以上の結果をまとめて表1に示し
た。
【0041】(実施例2〜3)難燃剤A−1の配合量を
表1に示すとおり変更する以外は実施例1と同様の操作
を行い、造粒、成形および評価を行った。結果を表1に
示した。
【0042】(比較例1〜3)難燃剤A−1の配合量を
表2に示すとおり変更する以外は実施例1と同様の操作
を行い、造粒、成形および評価を行った。結果を表2に
示した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】表1に示すとおり、式−2で算出されるカ
リウム換算値が0.002〜0.06部の範囲にあるも
の(実施例1〜3)は分子量低下率が何れも5%以下で
あり、かつ難燃性の指標であるUL94−VおよびUL
94−5Vの試験でそれぞれV−0、5VAの等級を示
した。また、造粒性、成形性も良好であった。一方、カ
リウム換算値が0.002部未満である比較例1の試料
においては、難燃性の指標であるUL94−Vの試験で
消火に10秒を超える試験片があり、V−0の基準を満
足できず(V−1)、難燃性に劣っていた。また、カリ
ウム換算値が0.06部を超える比較例2および3の試
料においては、分子量低下率が5%を超え、かつ難燃性
も劣っていた。尚、カリウム換算値が高くなればなる
程、分子量低下率が高くなり(比較例2および3参
照)、加えて、比較例3では成形性試験においても成形
品にシルバーストリークが大量に発生した。
【0046】(実施例4〜7)難燃剤の種類と配合量を
表3に示すとおり変更する以外は実施例1と同様の操作
を行い、造粒、成形および評価を行った。結果を表3に
示した。使用された難燃剤は以下のとおり: 実施例4: p−トルエンスルホン酸カリウム(A−
2) カリウムモル分率=0.186 実施例5:1,2−ナフトキノン−4−スルホン酸カリ
ウム(A−3) カリウムモル分率=0.142 実施例6:ベンゼンスルホン酸カリウム(A−4) カリウムモル分率=0.199 実施例7:p−スチレンスルホン酸カリウム(A−1) p−トルエンスルホン酸カリウム(A−2) カリウムモル分率=0.176(A−1) カリウムモル分率=0.186(A−2)
【0047】(比較例4〜7)難燃剤の種類と配合量を
表4に示すとおり変更する以外は実施例1と同様の操作
を行い、造粒、成形および評価を行った。結果を表4に
示した。使用された難燃剤は以下のとおり: 比較例4:5−アセチル−2−ヘキサデシロキシベンゼ
ンスルホン酸カリウム(A−5) カリウムモル分率=0.082 比較例5:3−フェナントレンスルホン酸カリウム(A
−6) カリウムモル分率=0.132 比較例6:m−ベンゼンスルホン酸カリウム(A−7) カリウムモル分率=0.249
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】表3に示すとおり、カリウムモル分率が
0.135〜0.2である非ハロゲン系芳香族スルホン
酸カリウムを使用し、かつカリウム換算値を0.002
〜0.06部に調整した試料(実施例4〜6)において
は、何れも分子量低下率が5%以下であり、かつUL9
4の燃焼試験結果でV−0および5VAの難燃性を示し
た。さらに、非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムを
2種併用した試料(実施例7)においても、カリウムモ
ル分率およびカリウム換算値が規定範囲内であれば同様
の結果を示した。一方、表4に示すとおり、カリウム換
算値が規定範囲内であってもカリウムモル分率が規定範
囲外である試料(比較例4〜6)では、好ましい結果は
得られなかった。例えば、カリウムモル分率が規定値よ
りも小さい比較例4〜5および規定値よりも大きい比較
例6の試料においては分子量低下率は5%以下を示すも
のの難燃性はV−1であった。
【0051】(実施例8〜9)難燃剤A−1の配合量を
0.05部とし、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)の配合量を表5に示すとおり変更する以外は実施例
1と同様の操作を行い、造粒、成形および評価を行っ
た。結果を表5に示した。
【0052】(比較例7〜9)難燃剤A−1の配合量を
0.05部とし、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)の配合量を表5に示すとおり変更する以外は実施例
1と同様の操作を行い、造粒、成形および評価を行っ
た。結果を表5に示した。
【0053】
【表5】
【0054】表5に示すとおり、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)の配合量が0.1〜5部の範囲内に
あるもの(実施例8〜9)は、何れも分子量低下率が5
%以下であり、かつ燃焼性試験結果でV−0および5V
B以上の難燃性を示した。一方、PTFEの配合量が規
定値よりも小さい比較例7および比較例8の試料では、
分子量低下率は5%以下を示すものの、難燃性評価で
は、ドリップが発生し、V−2等級であった。また、P
TFEの配合量が規定値よりも大きい比較例9では、造
粒において安定的な生産を行うことができず、ペレット
化することが不可能であった。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ポリカーボネート樹脂
にフィブリル形成型の含フッ素ポリマーを配合し、さら
に非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムのカリウムモ
ル分率およびポリカーボネート樹脂中に分配されるカリ
ウム量を調整することにより、優れた難燃性を安定的に
発現せしめるだけではなく、熱安定性をも改良した難燃
性ポリカーボネート樹脂組成物を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BD122 BD152 CG001 CG011 CG021 CG031 EV256 FD010 FD060 FD130 FD136 FD200

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリカーボネート樹脂、フィブリル形成型
    の含フッ素ポリマーと下記式−1に示すカリウムモル分
    率が0.135〜0.2である非ハロゲン系芳香族スル
    ホン酸カリウムとを配合してなる樹脂組成物において、
    フィブリル形成型の含フッ素ポリマーの配合量がポリカ
    ーボネート樹脂100重量部あたり0.1〜5重量部で
    あり、かつ下記式−2に示すカリウム換算値が0.00
    2〜0.06重量部であることを特徴とする熱安定性に
    優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 (式−1) カリウムモル分率= カリウムの原子量/非ハロゲン系
    芳香族スルホン酸カリウムの分子量 (式−2) カリウム換算値= ポリカーボネート樹脂100重量部
    あたりの非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムの配合
    量(重量部)×式−1のカリウムモル分率
  2. 【請求項2】非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムの
    カリウムモル分率が0.14〜0.19である請求項1
    記載の熱安定性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組
    成物。
  3. 【請求項3】式−2に示すカリウム換算値が0.003
    〜0.05重量部である請求項1記載の熱安定性に優れ
    た難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】非ハロゲン系芳香族スルホン酸カリウムが
    p−トルエンスルホン酸カリウム、p−スチレンスルホ
    ン酸カリウム、1,2−ナフトキノン−4−スルホン酸
    カリウムの中から選択される一種またはそれ以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の熱安定性に優れた難燃
    性ポリカーボネート樹脂組成物。
  5. 【請求項5】フィブリル形成型の含フッ素ポリマーの配
    合量がポリカーボネート樹脂100重量部あたり0.2
    〜3重量部であることを特徴とする請求項1記載の熱安
    定性に優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。
  6. 【請求項6】フィブリル形成型の含フッ素ポリマーがポ
    リテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求
    項1または請求項4記載の熱安定性に優れた難燃性ポリ
    カーボネート樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102181141A (zh) * 2011-04-22 2011-09-14 浙江杭海塑业有限公司 一种无卤阻燃高韧的改性聚碳酸酯的制备方法

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CN102181141A (zh) * 2011-04-22 2011-09-14 浙江杭海塑业有限公司 一种无卤阻燃高韧的改性聚碳酸酯的制备方法

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