JP2003531042A - 印刷機内のローラにインキ着けを行なうための配量機構 - Google Patents
印刷機内のローラにインキ着けを行なうための配量機構Info
- Publication number
- JP2003531042A JP2003531042A JP2001578208A JP2001578208A JP2003531042A JP 2003531042 A JP2003531042 A JP 2003531042A JP 2001578208 A JP2001578208 A JP 2001578208A JP 2001578208 A JP2001578208 A JP 2001578208A JP 2003531042 A JP2003531042 A JP 2003531042A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- roller
- metering mechanism
- rollers
- surface smoothing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 56
- 238000007639 printing Methods 0.000 title claims abstract description 35
- 238000009499 grossing Methods 0.000 claims abstract description 79
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 38
- 239000004922 lacquer Substances 0.000 claims description 63
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 44
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 16
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 11
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 6
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 277
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 10
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 4
- 238000010137 moulding (plastic) Methods 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 2
- 238000007645 offset printing Methods 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 238000013519 translation Methods 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/02—Ducts, containers, supply or metering devices
- B41F31/04—Ducts, containers, supply or metering devices with duct-blades or like metering devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
本発明は、印刷機内のローラにインキ着けするための配量機構に関する。本発明は、低コストでありながら、ローラ表面上に均一かつ安定にインキを導き、印刷の品質を著しく改善する配量機構を提供することを課題とする。この課題は、インキ分けが行なわれる接触領域10に対してローラ1の回転方向下流側に、表面平滑化装置12が該ローラ1の外周面側に立てかけ可能に設けられることで解決される。
Description
【0001】
本発明は、プレート胴または版胴へと連なるローラ列を少なくとも一つ有し、
しかもこのとき、一つのローラが貯蔵容器からのインキないしラッカーによって
インキ着け可能とされている印刷機内においてローラにインキ着けを行なうため
の、上位請求項の前提部分おいて書き部に記載された配量機構に関する。本発明
は、インキ出しローラと後置されるインキローラとの間に回転自在に設けられる
ローラを有する印刷装置のインキ装置に主として用いることができ、特に連続式
(常時接触式)のインキ装置(Filmfarbwerk)ないし揺動式(往復運動式)のイ
ンキ装置(Heberfarbwerk)に用いることができる。
しかもこのとき、一つのローラが貯蔵容器からのインキないしラッカーによって
インキ着け可能とされている印刷機内においてローラにインキ着けを行なうため
の、上位請求項の前提部分おいて書き部に記載された配量機構に関する。本発明
は、インキ出しローラと後置されるインキローラとの間に回転自在に設けられる
ローラを有する印刷装置のインキ装置に主として用いることができ、特に連続式
(常時接触式)のインキ装置(Filmfarbwerk)ないし揺動式(往復運動式)のイ
ンキ装置(Heberfarbwerk)に用いることができる。
【0002】
揺動式のインキ装置を有する印刷装置が独国特許出願公開第3706602号
明細書から周知となっている。ここで、インキ出しローラは、独国特許出願公開
第2711553号明細書から知られているように、印刷インキ用供給機構を備
えたインキ溝に機能的に接続されている(作用上の関連を有している)。揺動式
インキ装置を有した印刷機の場合、印刷インキは、揺動式(往復式)のインキ移
しローラ(Farbheberwalze)の往復運動によって、周期的にインキ出しローラか
らストライプ状に取り出され、後置されるローラ列のインキローラに供給される
。揺動式インキ装置の場合には、インキ出しローラとインキローラの周速度が異
なるために、揺動式インキ移しローラがインキ出しローラないしインキローラ面
に当接(載置)する度に遅延させられたり加速されたりするという問題が存在す
る。揺動式インキ移しローラが当接したり離間したりする際に、ローラ間の接触
領域でなされるインキ分けに伴って、印刷インキがインキ輸送される間、インキ
出しローラ上ないしインキローラ上に不均一にインキが供給されるようになり、
この不均一なインキ供給が印刷時の品質を低下させる。インキ出しローラとイン
キ移しローラとの間、ならびにインキ移しローラと後置されるインキローラとの
間の印刷インキのインキ分けによって、これらのローラの表面上に、残留インキ
による凸凹した表面構造(Oberflaechentopographie)が生じ、この凸凹した表
面構造が、被印刷材料上における品質の劣化を引き起こす。
明細書から周知となっている。ここで、インキ出しローラは、独国特許出願公開
第2711553号明細書から知られているように、印刷インキ用供給機構を備
えたインキ溝に機能的に接続されている(作用上の関連を有している)。揺動式
インキ装置を有した印刷機の場合、印刷インキは、揺動式(往復式)のインキ移
しローラ(Farbheberwalze)の往復運動によって、周期的にインキ出しローラか
らストライプ状に取り出され、後置されるローラ列のインキローラに供給される
。揺動式インキ装置の場合には、インキ出しローラとインキローラの周速度が異
なるために、揺動式インキ移しローラがインキ出しローラないしインキローラ面
に当接(載置)する度に遅延させられたり加速されたりするという問題が存在す
る。揺動式インキ移しローラが当接したり離間したりする際に、ローラ間の接触
領域でなされるインキ分けに伴って、印刷インキがインキ輸送される間、インキ
出しローラ上ないしインキローラ上に不均一にインキが供給されるようになり、
この不均一なインキ供給が印刷時の品質を低下させる。インキ出しローラとイン
キ移しローラとの間、ならびにインキ移しローラと後置されるインキローラとの
間の印刷インキのインキ分けによって、これらのローラの表面上に、残留インキ
による凸凹した表面構造(Oberflaechentopographie)が生じ、この凸凹した表
面構造が、被印刷材料上における品質の劣化を引き起こす。
【0003】
連続式のインキ移しローラを有する印刷機のインキ装置が独国特許出願公開第
3804204号明細書から周知となっている。この種の連続式インキ移しロー
ラ(Filmwalze)は、インキを輸送するため、膜スリット(第1の接触領域)を
介してインキ出しローラと接触し、さらに、後置されるローラ列の後置されるイ
ンキローラと第2の接触領域で接触して形成されており、これにより、インキ装
置内のローラ列のインキローラとインキ出しローラとの間における印刷インキの
連続的なインキ輸送が可能になっている。この連続式インキ移しローラには、さ
らに付加的な中間ローラが接触状態で配設されており、その際、この中間ローラ
にドクターローラが後置されている(下流側に設けられている)。このドクター
ローラ面上には、調整可能なドクターが載置され、このドクターは、題材に応じ
て、あるいは間を置いてドクターローラ面上に立てかけられたり取り外されたり
できるようになっている。ここで、このドクターローラによってかき落とされた
印刷インキは、インキ溝に戻る。この連続式インキ装置は、インキ装置からイン
キの一部を取り出すことによってインキ最低限度量(Mindestfarbmenge)を低減
するのに用いられ、ローラ(中間ローラ、ドクターローラ)を付加的に使用する
ことから、比較的コスト高である。インキ出しローラと連続式インキ移しローラ
との間、ならびに連続式インキ移しローラと後置されるインキローラとの間の接
触領域においては、上述の揺動式インキ移しローラと同じように、各接触領域毎
に印刷インキのインキ分けがなされ、これにより、連続式インキ装置の場合にも
、インキによる凸凹した表面構造がローラ表面上に生じ、この表面構造が被印刷
材料上における印刷の品質を劣化させることになる。
3804204号明細書から周知となっている。この種の連続式インキ移しロー
ラ(Filmwalze)は、インキを輸送するため、膜スリット(第1の接触領域)を
介してインキ出しローラと接触し、さらに、後置されるローラ列の後置されるイ
ンキローラと第2の接触領域で接触して形成されており、これにより、インキ装
置内のローラ列のインキローラとインキ出しローラとの間における印刷インキの
連続的なインキ輸送が可能になっている。この連続式インキ移しローラには、さ
らに付加的な中間ローラが接触状態で配設されており、その際、この中間ローラ
にドクターローラが後置されている(下流側に設けられている)。このドクター
ローラ面上には、調整可能なドクターが載置され、このドクターは、題材に応じ
て、あるいは間を置いてドクターローラ面上に立てかけられたり取り外されたり
できるようになっている。ここで、このドクターローラによってかき落とされた
印刷インキは、インキ溝に戻る。この連続式インキ装置は、インキ装置からイン
キの一部を取り出すことによってインキ最低限度量(Mindestfarbmenge)を低減
するのに用いられ、ローラ(中間ローラ、ドクターローラ)を付加的に使用する
ことから、比較的コスト高である。インキ出しローラと連続式インキ移しローラ
との間、ならびに連続式インキ移しローラと後置されるインキローラとの間の接
触領域においては、上述の揺動式インキ移しローラと同じように、各接触領域毎
に印刷インキのインキ分けがなされ、これにより、連続式インキ装置の場合にも
、インキによる凸凹した表面構造がローラ表面上に生じ、この表面構造が被印刷
材料上における印刷の品質を劣化させることになる。
【0004】
さらに、独国特許出願公開第19609946号明細書から、インキ装置のロ
ーラにインキ着けするための塗布装置(インキ着け装置)を有した印刷装置が周
知となっている。この塗布装置は、インキ又はラッカー又は比類の印刷剤を蓄え
る貯蔵容器からなり、この貯蔵容器は、配量ローラに機能的に接続されている。
この配量ローラは、インキを伝達するために、駆動可能なローラと擦り合わされ
た状態で接触しており、これにより、インキ分けないしラッカー分けがなされる
接触領域が形成されている。
ーラにインキ着けするための塗布装置(インキ着け装置)を有した印刷装置が周
知となっている。この塗布装置は、インキ又はラッカー又は比類の印刷剤を蓄え
る貯蔵容器からなり、この貯蔵容器は、配量ローラに機能的に接続されている。
この配量ローラは、インキを伝達するために、駆動可能なローラと擦り合わされ
た状態で接触しており、これにより、インキ分けないしラッカー分けがなされる
接触領域が形成されている。
【0005】
独国特許出願公開第4241809号明細書より、ローラをインキ着けするた
めの装置を有した印刷機が周知であり、この装置によれば、圧搾空気の作用下で
、貯蔵容器からのインキがローラの軸線方向にローラの外周面上に区分的に供給
される。このとき、上記装置が配設されたインキ着け対象ローラ外周面への、装
置の側からの接触はない。区分的に塗布されたインキは、インキ着けされるロー
ラの外周面上で様々なインキ量となり、このインキ量が凸凹したインキの表面構
造を有する。
めの装置を有した印刷機が周知であり、この装置によれば、圧搾空気の作用下で
、貯蔵容器からのインキがローラの軸線方向にローラの外周面上に区分的に供給
される。このとき、上記装置が配設されたインキ着け対象ローラ外周面への、装
置の側からの接触はない。区分的に塗布されたインキは、インキ着けされるロー
ラの外周面上で様々なインキ量となり、このインキ量が凸凹したインキの表面構
造を有する。
【0006】
ローラの外周面上における斯かる凸凹したインキの表面構造は、インキを引き
剥がす(剥離する)際(beim Abreissen)に生じ、例えば、インキが貯蔵容器か
ら出てローラ外周面上に載る際か、あるいは、二つのローラの間の接触領域ない
しインキ配量機構といった軽く触れて落とす機構(Abstreifsystem)とローラと
の間の接触領域におけるインキ分け工程(インキ膜の分割)の後に生じるもので
ある。
剥がす(剥離する)際(beim Abreissen)に生じ、例えば、インキが貯蔵容器か
ら出てローラ外周面上に載る際か、あるいは、二つのローラの間の接触領域ない
しインキ配量機構といった軽く触れて落とす機構(Abstreifsystem)とローラと
の間の接触領域におけるインキ分け工程(インキ膜の分割)の後に生じるもので
ある。
【0007】
独国特許出願公開第19938301号明細書から、インキを均一に塗布する
ための印刷装置用インキ装置が周知となっている。二つのローラから形成される
ローラスリットに或る応力が加わっていると、不均一にインキが伝わるようにな
る。このような応力は、例えば、二つのローラのローラスリットに線状圧力を及
ぼし、さらに、これら様々な線状圧力が、被印刷材料上に不均一に塗布されるイ
ンキ膜として現れるような例えば不均一なインキ輸送に影響を与える。インキ輸
送の改善を図るために、インキローラの少なくとも一つに対して、インキを剃り
落とす効果(Abscherwirkung)を得るための平坦引き伸ばし部材が配設される。
この平坦引き伸ばし部材は、プレート胴に隣接するインキ着けローラおよび/ま
たはインキ練りローラに対して配設される。
ための印刷装置用インキ装置が周知となっている。二つのローラから形成される
ローラスリットに或る応力が加わっていると、不均一にインキが伝わるようにな
る。このような応力は、例えば、二つのローラのローラスリットに線状圧力を及
ぼし、さらに、これら様々な線状圧力が、被印刷材料上に不均一に塗布されるイ
ンキ膜として現れるような例えば不均一なインキ輸送に影響を与える。インキ輸
送の改善を図るために、インキローラの少なくとも一つに対して、インキを剃り
落とす効果(Abscherwirkung)を得るための平坦引き伸ばし部材が配設される。
この平坦引き伸ばし部材は、プレート胴に隣接するインキ着けローラおよび/ま
たはインキ練りローラに対して配設される。
【0008】
本発明の課題は、低コストでありながら、ローラ表面上に均一かつ安定にイン
キを導入(ないしはラッカーを導入)し、印刷の品質を著しく改善する最初に述
べた類の配量機構を提供することにある。
キを導入(ないしはラッカーを導入)し、印刷の品質を著しく改善する最初に述
べた類の配量機構を提供することにある。
【0009】
本課題は、本発明により、独立請求項に記載の構成上の特徴によって解決され
る。さらなる発展形態は、下位従属請求項に記載されている。
る。さらなる発展形態は、下位従属請求項に記載されている。
【0010】
インキをガイドする(導く)ローラ(この概念には、ラッカーをガイドするロ
ーラも含まれる)の外周面上には、接触領域でインキ(ないしラッカー)を剥離
した(剃り落とした)後では、ローラの幅にわたって均一なインキ/ラッカーの
分布が存在しないことが判明した。ローラ上には、インキによる(ラッカーによ
る)凸凹した表面構造が存在する。この表面構造は、インキガイドローラ(イン
キを導くローラ)の外周面上におけるインキ尖頭部ないしインキ円頂部、そして
インキ谷部(あるいは、ラッカー尖頭部、ラッカー円頂部、ラッカー谷部)によ
って特徴付けられる。 例えば、インキ出しローラの場合には、揺動式インキ移しローラないし連続式
インキ移しローラといった後続のローラとの接触領域においてインキ/ラッカー
を引き剥がすことによってインキ分け(インキ膜の分離)がなされた後、特に筋
状に剥離された場合には、ローラ幅にわたって均一なインキ分布ないしラッカー
分布が見られず、そのかわり、インキ出しローラの外周面上に、残った残留イン
キ(ないし残留ラッカー)による凸凹した表面構造が存在する。これは、インキ
配量機構内において、インキ配量部材を用いて区分的に決まった膜厚を有して形
成されたインキ領域にも当てはまることである。というのも、この場合も、イン
キ(ラッカー)を分離する剪断力のためにインキないしラッカーの剥離が発生す
るからである。
ーラも含まれる)の外周面上には、接触領域でインキ(ないしラッカー)を剥離
した(剃り落とした)後では、ローラの幅にわたって均一なインキ/ラッカーの
分布が存在しないことが判明した。ローラ上には、インキによる(ラッカーによ
る)凸凹した表面構造が存在する。この表面構造は、インキガイドローラ(イン
キを導くローラ)の外周面上におけるインキ尖頭部ないしインキ円頂部、そして
インキ谷部(あるいは、ラッカー尖頭部、ラッカー円頂部、ラッカー谷部)によ
って特徴付けられる。 例えば、インキ出しローラの場合には、揺動式インキ移しローラないし連続式
インキ移しローラといった後続のローラとの接触領域においてインキ/ラッカー
を引き剥がすことによってインキ分け(インキ膜の分離)がなされた後、特に筋
状に剥離された場合には、ローラ幅にわたって均一なインキ分布ないしラッカー
分布が見られず、そのかわり、インキ出しローラの外周面上に、残った残留イン
キ(ないし残留ラッカー)による凸凹した表面構造が存在する。これは、インキ
配量機構内において、インキ配量部材を用いて区分的に決まった膜厚を有して形
成されたインキ領域にも当てはまることである。というのも、この場合も、イン
キ(ラッカー)を分離する剪断力のためにインキないしラッカーの剥離が発生す
るからである。
【0011】
本発明の第一に有利な点は、先行するインキ(ラッカー)の剥離の結果生じる
凸凹したインキ(ラッカー)の表面構造(尖頭部、円頂部、及び谷部)が存在す
る場合、インキを導く(ないしはラッカーを導く)ローラの少なくとも一つに、
表面平滑化装置を外周側に配設することにある。この表面平滑化装置によって、
インキの(ラッカーの)現下の表面構造内におけるインキ尖頭部ないしインキ円
頂部、さらにはインキ谷部(あるいは、ラッカー尖頭部、ラッカー円頂部、ラッ
カー谷部)の形状変形(可塑成形)が引き起こされる。この形状変形は、インキ
の(ラッカーの)表面構造の微視的な変形を意味する。インキの(ラッカーの)
表面構造の斯かる形状変形の際に、上記のインキ尖頭部ないしインキ円頂部(ラ
ッカー尖頭部、ラッカー円頂部)は、インキ谷部(ラッカー谷部)内へと滑り、
つまりは、インキ構造(Farbgefuege)の(ラッカー構造の)インキ膜内で可塑
成形を起こさせる滑落過程が進行し、これにより、所定の膜厚内に概ね滑らかな
表面構造を得ることができる。 表面平滑化装置を用いた可塑成形において好ましいのは、インキないしラッカ
ーに剪断作用(切り取ったり分断したりする作用)が及ぼされないことである。
というのも、剪断作用によって、望まずしてインキないしラッカーを再び剥ぎ取
ることになり、さらにその結果、凸凹した表面構造が生じてしまうからである。
凸凹したインキ(ラッカー)の表面構造(尖頭部、円頂部、及び谷部)が存在す
る場合、インキを導く(ないしはラッカーを導く)ローラの少なくとも一つに、
表面平滑化装置を外周側に配設することにある。この表面平滑化装置によって、
インキの(ラッカーの)現下の表面構造内におけるインキ尖頭部ないしインキ円
頂部、さらにはインキ谷部(あるいは、ラッカー尖頭部、ラッカー円頂部、ラッ
カー谷部)の形状変形(可塑成形)が引き起こされる。この形状変形は、インキ
の(ラッカーの)表面構造の微視的な変形を意味する。インキの(ラッカーの)
表面構造の斯かる形状変形の際に、上記のインキ尖頭部ないしインキ円頂部(ラ
ッカー尖頭部、ラッカー円頂部)は、インキ谷部(ラッカー谷部)内へと滑り、
つまりは、インキ構造(Farbgefuege)の(ラッカー構造の)インキ膜内で可塑
成形を起こさせる滑落過程が進行し、これにより、所定の膜厚内に概ね滑らかな
表面構造を得ることができる。 表面平滑化装置を用いた可塑成形において好ましいのは、インキないしラッカ
ーに剪断作用(切り取ったり分断したりする作用)が及ぼされないことである。
というのも、剪断作用によって、望まずしてインキないしラッカーを再び剥ぎ取
ることになり、さらにその結果、凸凹した表面構造が生じてしまうからである。
【0012】
上記表面平滑化装置によって得られる比較的滑らかなインキ(ないしラッカー
)の表面構造によって、被印刷材料上におけるインキ/ラッカーの濃さの変動を
明らかに低減することが可能となり、これにより、印刷/光沢の品質ないしコー
ティングの品質が著しく改善される。結局、ローラが後続の接触領域(例えば、
分離箇所)に接触する前に、インキ又は残留インキ又はラッカーの滑らかな表面
構造が各ローラの外周面上にローラの幅にわたって存在する。
)の表面構造によって、被印刷材料上におけるインキ/ラッカーの濃さの変動を
明らかに低減することが可能となり、これにより、印刷/光沢の品質ないしコー
ティングの品質が著しく改善される。結局、ローラが後続の接触領域(例えば、
分離箇所)に接触する前に、インキ又は残留インキ又はラッカーの滑らかな表面
構造が各ローラの外周面上にローラの幅にわたって存在する。
【0013】
斯かる表面平滑化装置を用いることによって、好適にも、インキ又は残留イン
キ又はラッカーの凸凹した表面構造が、対応するローラ上、例えばインキ出しロ
ーラ上でかなり均され、これにより、ローラ列内で均一かつ安定にインキ/ラッ
カーを導くための均一なインキ又は残留インキ又はラッカーの表面構造が得られ
るようになる。
キ又はラッカーの凸凹した表面構造が、対応するローラ上、例えばインキ出しロ
ーラ上でかなり均され、これにより、ローラ列内で均一かつ安定にインキ/ラッ
カーを導くための均一なインキ又は残留インキ又はラッカーの表面構造が得られ
るようになる。
【0014】
表面平滑化装置を特にインキ出しローラに用いる際に有利なのは、配量スリッ
ト(インキ仕切り弁等のインキ配量機構とインキ出しローラとの間のスリット)
における例えば印刷インキに関して、配量スリットを通して引き出される過剰分
が明らかに減量されるということである。
ト(インキ仕切り弁等のインキ配量機構とインキ出しローラとの間のスリット)
における例えば印刷インキに関して、配量スリットを通して引き出される過剰分
が明らかに減量されるということである。
【0015】
同様に、有利であるのは、印刷速度、温度、インキの量、インキ装置内の圧搾
空気圧、及び印刷インキないしラッカーの粘性等といった、外乱要因になり得る
ものとして特に印刷工程の間に変化するパラメータが、本発明により、表面平滑
化装置を使用することで目に見えて低減される点である。
空気圧、及び印刷インキないしラッカーの粘性等といった、外乱要因になり得る
ものとして特に印刷工程の間に変化するパラメータが、本発明により、表面平滑
化装置を使用することで目に見えて低減される点である。
【0016】
さらなる利点は、本発明による表面平滑化装置がインキ出しローラ上だけに制
限されない点にある。さらに進んで、この表面平滑化装置による構成は、(ラッ
カーを導くことも含めて)インキをさらに先へと導くインキ装置のローラに対し
ても実現することができる。ここで、少なくとも一つの表面平滑化装置がそれぞ
れ一つのローラに対して設けられることが好ましい。これとは別に、一つのロー
ラにさらに多くの表面平滑化装置を設けることも可能である。
限されない点にある。さらに進んで、この表面平滑化装置による構成は、(ラッ
カーを導くことも含めて)インキをさらに先へと導くインキ装置のローラに対し
ても実現することができる。ここで、少なくとも一つの表面平滑化装置がそれぞ
れ一つのローラに対して設けられることが好ましい。これとは別に、一つのロー
ラにさらに多くの表面平滑化装置を設けることも可能である。
【0017】
また、表面平滑化装置を用いて均一に均されたインキ又は残留インキ又はラッ
カーの表面によって、インキ溝における後続の(インキ配量機構内の)インキ/
ラッカー分けの際の一様な振る舞い、あるいは、隣同士のローラ間(接触領域間
)そのものにおける一様なインキ分けの振る舞いがもたらされ、その結果、印刷
品質が目に見えて改善される。ローラの外周面上におけるインキないしラッカー
を均すことによって、一様なインキ膜が形成されるが、このインキ膜は、一層良
好に配量することができるものである。このとき、同じインキの濃さ(ラッカー
の濃さ)のまま、インキ配量機構のインキ配量部材をローラに対してさらに微量
に距離設定することが実現でき、一貫したインキの流れが得られる。 さらに、本発明によるインキ装置は、独立して制御可能な例えば連続式インキ
移しローラ等のローラの回転数ならびに場合によっては回転方向を介して、イン
キ流れの障害をかなりの程度低減し、これにより、インキの流れを印刷速度に一
層良好に適合させることができる。
カーの表面によって、インキ溝における後続の(インキ配量機構内の)インキ/
ラッカー分けの際の一様な振る舞い、あるいは、隣同士のローラ間(接触領域間
)そのものにおける一様なインキ分けの振る舞いがもたらされ、その結果、印刷
品質が目に見えて改善される。ローラの外周面上におけるインキないしラッカー
を均すことによって、一様なインキ膜が形成されるが、このインキ膜は、一層良
好に配量することができるものである。このとき、同じインキの濃さ(ラッカー
の濃さ)のまま、インキ配量機構のインキ配量部材をローラに対してさらに微量
に距離設定することが実現でき、一貫したインキの流れが得られる。 さらに、本発明によるインキ装置は、独立して制御可能な例えば連続式インキ
移しローラ等のローラの回転数ならびに場合によっては回転方向を介して、イン
キ流れの障害をかなりの程度低減し、これにより、インキの流れを印刷速度に一
層良好に適合させることができる。
【0018】
さらに、インキ装置内のローラ列の幾何学的形状に応じて、インキローラの節
約化を図ることができる。これにより、一層少ないインキ分け箇所の場合に、所
定の膜厚のインキ膜をプレート胴上に実現するよう、ローラ上の残留インキない
し残留ラッカーの一層均一な表面構造を達成することができる。このようにして
、ローラ列の長さの短縮化も図ることができる。
約化を図ることができる。これにより、一層少ないインキ分け箇所の場合に、所
定の膜厚のインキ膜をプレート胴上に実現するよう、ローラ上の残留インキない
し残留ラッカーの一層均一な表面構造を達成することができる。このようにして
、ローラ列の長さの短縮化も図ることができる。
【0019】
表面平滑化装置は、配設されたインキガイドローラないしラッカーガイドロー
ラの外周面上における比較的滑らかな表面構造を得るのに用いられる。表面平滑
化装置の部分では、対応するローラの外周面上のインキないしラッカーを剥ぎ取
ったり/剃り落としたりしないようにしなければならない。というのも、そうし
ないと、再び凸凹した表面構造が形成されてしまうからである。表面平滑化装置
は、一つないし複数の表面平滑化部材を有する一つないし複数の機械的構成によ
る表面平滑化装置に限って構成されるものではない。例えば、滑らかな表面構造
を得るため、インキ/ラッカーガイドローラの外周面上に圧搾空気ないし噴射空
気をもたらすエアドクター(エアナイフ)や、あるいは、インキに向けられた超
音波振動機構を、可塑変形させるのに用いることができる。
ラの外周面上における比較的滑らかな表面構造を得るのに用いられる。表面平滑
化装置の部分では、対応するローラの外周面上のインキないしラッカーを剥ぎ取
ったり/剃り落としたりしないようにしなければならない。というのも、そうし
ないと、再び凸凹した表面構造が形成されてしまうからである。表面平滑化装置
は、一つないし複数の表面平滑化部材を有する一つないし複数の機械的構成によ
る表面平滑化装置に限って構成されるものではない。例えば、滑らかな表面構造
を得るため、インキ/ラッカーガイドローラの外周面上に圧搾空気ないし噴射空
気をもたらすエアドクター(エアナイフ)や、あるいは、インキに向けられた超
音波振動機構を、可塑変形させるのに用いることができる。
【0020】
以下、実施形態に基づき本発明を詳述する。
【0021】
枚葉紙輪転印刷機のオフセット印刷装置は、インキ仕切り弁等のインキ配量機
構8を備えたインキ溝9に機能的に接続されているインキ出しローラ1と、さら
に、揺動式インキ移しローラ2(Heberwalze)又は連続式インキ移しローラ6(
Filmwalze)と、第1のインキ練りローラ(回転方向ならびに軸方向に変化させ
るように駆動可能)として形成されかつ下流側に後置されたローラ列7の一つで
あるインキローラ3とを有したインキ装置から概ね構成されている。このローラ
列7は、プレート胴(あるいは版胴)へと至り、周知のように複数のローラを備
え、これらのローラのうち、例えば第2のインキ練りローラ5(回転方向ならび
に軸方向に変化させるように駆動可能)が途中に位置する複数の中間ローラ4(
Uebertragungswalzen)とともに配置されている(図1参照)。
構8を備えたインキ溝9に機能的に接続されているインキ出しローラ1と、さら
に、揺動式インキ移しローラ2(Heberwalze)又は連続式インキ移しローラ6(
Filmwalze)と、第1のインキ練りローラ(回転方向ならびに軸方向に変化させ
るように駆動可能)として形成されかつ下流側に後置されたローラ列7の一つで
あるインキローラ3とを有したインキ装置から概ね構成されている。このローラ
列7は、プレート胴(あるいは版胴)へと至り、周知のように複数のローラを備
え、これらのローラのうち、例えば第2のインキ練りローラ5(回転方向ならび
に軸方向に変化させるように駆動可能)が途中に位置する複数の中間ローラ4(
Uebertragungswalzen)とともに配置されている(図1参照)。
【0022】
インキ装置の少なくとも一つのローラ(1〜6)には、それらの外周面側に少
なくとも一つの表面平滑化装置12が設けられており、しかもこの表面平滑化装
置12は、インキの剥離ないしインキの分離がなされる接触領域10の下流側で
、ローラ(1〜6)の外周面上に立てかけることができるように、さらに好まし
くは離すことができるようにして隣接させて設けられている。このとき、表面平
滑化装置12は、全ローラ幅15にわたって略平行に延在している。
なくとも一つの表面平滑化装置12が設けられており、しかもこの表面平滑化装
置12は、インキの剥離ないしインキの分離がなされる接触領域10の下流側で
、ローラ(1〜6)の外周面上に立てかけることができるように、さらに好まし
くは離すことができるようにして隣接させて設けられている。このとき、表面平
滑化装置12は、全ローラ幅15にわたって略平行に延在している。
【0023】
ここで、この表面平滑化装置12は、対応して設けられたローラ(1〜6)の
外周面に、或る力Fを介して立てかけられるようになっていることが好ましい。
表面平滑化装置12により、好ましくも、インキないし残留インキの上に、ない
しこれに代えてラッカーを導くローラ1〜6外周面上に、ローラ幅15にわたっ
て或る均一な面押圧力を加えることができる。
外周面に、或る力Fを介して立てかけられるようになっていることが好ましい。
表面平滑化装置12により、好ましくも、インキないし残留インキの上に、ない
しこれに代えてラッカーを導くローラ1〜6外周面上に、ローラ幅15にわたっ
て或る均一な面押圧力を加えることができる。
【0024】
好ましい一実施形態では、ローラ1〜6の回転方向において、表面平滑化装置
12は、自身の方向に接線状あるいは割線状にローラ1〜6の外周面に立てかけ
られる。
12は、自身の方向に接線状あるいは割線状にローラ1〜6の外周面に立てかけ
られる。
【0025】
斯かる表面平滑化装置12は、ローラ幅15にわたって延在しかつローラ1〜
6の回転方向において主として接線方向に正に立てかけられる表面平滑化部材1
9から形成されていることが好ましく、この表面平滑化部材19は、ホルダ20
内に取り外し可能に取り付けられ、軸方向における全ローラ幅15にわたり、ロ
ーラ1〜6の外周面に対して平行に延在している。上記表面平滑化部材19のホ
ルダ20は、フレーム内に設けられたヒンジ21に両側で支承されていることが
好ましく、特にヒンジ21の軸回りに揺動自在に支承されていることが好ましい
。
6の回転方向において主として接線方向に正に立てかけられる表面平滑化部材1
9から形成されていることが好ましく、この表面平滑化部材19は、ホルダ20
内に取り外し可能に取り付けられ、軸方向における全ローラ幅15にわたり、ロ
ーラ1〜6の外周面に対して平行に延在している。上記表面平滑化部材19のホ
ルダ20は、フレーム内に設けられたヒンジ21に両側で支承されていることが
好ましく、特にヒンジ21の軸回りに揺動自在に支承されていることが好ましい
。
【0026】
好ましい一実施形態において、表面平滑化部材19ないし表面平滑化装置12
は、フレーム側で支持された好ましくは調整可能な少なくとも一つの押圧バネを
介して機能的に接続されている。特に、表面平滑化部材19は、力Fによって負
荷がかけられていることが好ましい。これとは別に、押圧バネに代えて、例えば
、圧搾空気を充填することができる作動シリンダないしその他の力Fを生成する
手段を使用することができる。同様に、配置によっては、表面平滑化部材19は
、自重を利用することで、外周表面上ないし残留インキ(残留ラッカー)上にお
いて剪断作用(Abscherwirkung)を生じさせることなく対応するローラ1〜6に
機能的に接続されている。さらなる実施形態において、滑らかな表面構造を得る
ために、表面平滑化装置12は、さらにローラ1〜6の外周面に対して最小限の
隔たりを有して設けられている。
は、フレーム側で支持された好ましくは調整可能な少なくとも一つの押圧バネを
介して機能的に接続されている。特に、表面平滑化部材19は、力Fによって負
荷がかけられていることが好ましい。これとは別に、押圧バネに代えて、例えば
、圧搾空気を充填することができる作動シリンダないしその他の力Fを生成する
手段を使用することができる。同様に、配置によっては、表面平滑化部材19は
、自重を利用することで、外周表面上ないし残留インキ(残留ラッカー)上にお
いて剪断作用(Abscherwirkung)を生じさせることなく対応するローラ1〜6に
機能的に接続されている。さらなる実施形態において、滑らかな表面構造を得る
ために、表面平滑化装置12は、さらにローラ1〜6の外周面に対して最小限の
隔たりを有して設けられている。
【0027】
表面平滑化部材19は、対応するローラ1〜6の各表面法線N(接点ないし分
割点)上において、自身の自由端で終端している。さらなる実施形態において、
表面平滑化部材19は、ローラ1〜6の回転方向にわずかに外周面から接線方向
に出ており、その場合には、インキないしラッカーの剥離が防止されることにな
る。
割点)上において、自身の自由端で終端している。さらなる実施形態において、
表面平滑化部材19は、ローラ1〜6の回転方向にわずかに外周面から接線方向
に出ており、その場合には、インキないしラッカーの剥離が防止されることにな
る。
【0028】
本実施形態において、本発明に係る表面平滑化装置12は、少なくとも、例え
ばオフセット印刷インキのインキ着けが行なえるインキ出しローラ1(例えば図
2参照)に隣接させて配設されている。このとき、表面平滑化装置12は、軸線
16を有したインキ出しローラ1の回転方向に関して、隣接する揺動式のインキ
移しローラ2ないし連続式のインキ移しローラ6との接触領域10の下流側(後
側)かつインキ配量機構8の上流側(手前側)に、接線状に立てかけることがで
きるように設けられている。この表面平滑化装置12は、揺動式インキ移しロー
ラ2ないし連続式インキ移しローラ6の接触領域10の下流側において、インキ
出しローラ1の外周面上の残留インキによる凸凹した表面構造を、この残留イン
キがインキ溝9内に存在している(新しい)インキおよびインキ配量機構8と新
たに接触する前に均す。 こうして、インキ配量機構8に対してインキ出しローラ1の回転方向上流側で
は既に、インキ出しローラ1の外周面上に、均されたインキの表面構造が実現さ
れており、インキ配量機構8の部分をインキが滑り抜ける(Farbdurchzug)可能
性が目に見えて低減されている。さらに、インキ出しローラ1側の表面平滑化装
置8を用いるだけでも十分、被印刷材料上に発生し得るインキの濃さの変動を明
らかに低減することができる。この滑らかな表面構造は、インキ溝9内の印刷イ
ンキを、インキ配量機構8によって注ぎ足す際に、接触領域における割合を常に
同じにする。すなわち、二つのローラ、例えばインキ出しローラ1及びインキ移
しローラ2の接触領域10において、インキ分けの比率が同じになる。
ばオフセット印刷インキのインキ着けが行なえるインキ出しローラ1(例えば図
2参照)に隣接させて配設されている。このとき、表面平滑化装置12は、軸線
16を有したインキ出しローラ1の回転方向に関して、隣接する揺動式のインキ
移しローラ2ないし連続式のインキ移しローラ6との接触領域10の下流側(後
側)かつインキ配量機構8の上流側(手前側)に、接線状に立てかけることがで
きるように設けられている。この表面平滑化装置12は、揺動式インキ移しロー
ラ2ないし連続式インキ移しローラ6の接触領域10の下流側において、インキ
出しローラ1の外周面上の残留インキによる凸凹した表面構造を、この残留イン
キがインキ溝9内に存在している(新しい)インキおよびインキ配量機構8と新
たに接触する前に均す。 こうして、インキ配量機構8に対してインキ出しローラ1の回転方向上流側で
は既に、インキ出しローラ1の外周面上に、均されたインキの表面構造が実現さ
れており、インキ配量機構8の部分をインキが滑り抜ける(Farbdurchzug)可能
性が目に見えて低減されている。さらに、インキ出しローラ1側の表面平滑化装
置8を用いるだけでも十分、被印刷材料上に発生し得るインキの濃さの変動を明
らかに低減することができる。この滑らかな表面構造は、インキ溝9内の印刷イ
ンキを、インキ配量機構8によって注ぎ足す際に、接触領域における割合を常に
同じにする。すなわち、二つのローラ、例えばインキ出しローラ1及びインキ移
しローラ2の接触領域10において、インキ分けの比率が同じになる。
【0029】
表面平滑化装置12の使用は、一つのインキ出しローラ1に制限されない。そ
れどころかむしろ、表面平滑化装置12は、インキ装置の他のローラ2〜6側に
も配置することができる。プレート胴から遠く離れた位置に配置されているイン
キ装置のローラ2〜6に対して、(インキ出しローラ側の少なくとも一つの表面
平滑化装置12に加えて)さらなる表面平滑化装置12が配設されることが好ま
しい。というのも、これらのローラによって、例えば、連続式ないし揺動式のイ
ンキ移しローラ6,2ならびに第2のインキ練りローラ5によって仕切られる領
域において、より一層厚い膜厚が輸送され、さらに、個々ないし多くの表面平滑
化装置12によって形成された滑らかな表面構造が、被印刷材料上に生じる恐れ
のあるインキ濃度変動を最大限明確に低減するからである。 この観点において、インキ出しローラ1に表面平滑化装置12を設ける他にも
、例えば揺動式インキ移しローラ2ないし連続式インキ移しローラ6に、付加的
に表面平滑化装置12を設けてもよい。揺動式ないし連続式のインキ移しローラ
2,6の回転方向に関して、インキ出しローラ1との接触領域10の下流側かつ
次のインキローラ3(第1のインキ練りローラ)の接触領域10の上流側に、好
ましくは、揺動式/連続式インキ移しローラ2,6の回転方向における接線方向
に、さらなる表面平滑化装置12が立てかけ可能に設けられている。
れどころかむしろ、表面平滑化装置12は、インキ装置の他のローラ2〜6側に
も配置することができる。プレート胴から遠く離れた位置に配置されているイン
キ装置のローラ2〜6に対して、(インキ出しローラ側の少なくとも一つの表面
平滑化装置12に加えて)さらなる表面平滑化装置12が配設されることが好ま
しい。というのも、これらのローラによって、例えば、連続式ないし揺動式のイ
ンキ移しローラ6,2ならびに第2のインキ練りローラ5によって仕切られる領
域において、より一層厚い膜厚が輸送され、さらに、個々ないし多くの表面平滑
化装置12によって形成された滑らかな表面構造が、被印刷材料上に生じる恐れ
のあるインキ濃度変動を最大限明確に低減するからである。 この観点において、インキ出しローラ1に表面平滑化装置12を設ける他にも
、例えば揺動式インキ移しローラ2ないし連続式インキ移しローラ6に、付加的
に表面平滑化装置12を設けてもよい。揺動式ないし連続式のインキ移しローラ
2,6の回転方向に関して、インキ出しローラ1との接触領域10の下流側かつ
次のインキローラ3(第1のインキ練りローラ)の接触領域10の上流側に、好
ましくは、揺動式/連続式インキ移しローラ2,6の回転方向における接線方向
に、さらなる表面平滑化装置12が立てかけ可能に設けられている。
【0030】
さらなる実施形態において、少なくともインキ出しローラ1に表面平滑化装置
12を設ける他に、付加的に、さらなる表面平滑化装置12がインキローラ3に
配設され、このインキローラ3の回転方向に関して、揺動式インキ移しローラ2
ないし連続式インキ移しローラ6との接触領域10の下流側で、しかも、上記イ
ンキローラ3の下流側に設けられた、例えば少なくとも一つの中間ローラ4とい
った、インキ装置の少なくとも一つのローラの接触領域10の上流側に、インキ
ローラ3の回転方向における接線方向に立てかけ可能に設けられていることが好
ましい。
12を設ける他に、付加的に、さらなる表面平滑化装置12がインキローラ3に
配設され、このインキローラ3の回転方向に関して、揺動式インキ移しローラ2
ないし連続式インキ移しローラ6との接触領域10の下流側で、しかも、上記イ
ンキローラ3の下流側に設けられた、例えば少なくとも一つの中間ローラ4とい
った、インキ装置の少なくとも一つのローラの接触領域10の上流側に、インキ
ローラ3の回転方向における接線方向に立てかけ可能に設けられていることが好
ましい。
【0031】
さらなる実施形態において、少なくともインキ出しローラ1側に表面平滑化装
置12を設ける他に、さらなる表面平滑化装置12が、少なくとも一つの駆動可
能なローラ、インキ装置の第2のインキ練りローラ5に対して付加的に配設され
ていることが好ましい。このインキ練りローラ5の回転方向に関して、直ぐ隣接
したローラ、好ましくは中間ローラ4とのその接触領域10の下流側かつ主とし
て直ぐ隣接したさらなる他のインキ装置のローラとの接触領域10の上流側に、
少なくとも一つのさらなる表面平滑化装置12が、対応する駆動可能なインキ練
りローラ5の回転方向に主として接線状に立てかけ可能に設けられている。
置12を設ける他に、さらなる表面平滑化装置12が、少なくとも一つの駆動可
能なローラ、インキ装置の第2のインキ練りローラ5に対して付加的に配設され
ていることが好ましい。このインキ練りローラ5の回転方向に関して、直ぐ隣接
したローラ、好ましくは中間ローラ4とのその接触領域10の下流側かつ主とし
て直ぐ隣接したさらなる他のインキ装置のローラとの接触領域10の上流側に、
少なくとも一つのさらなる表面平滑化装置12が、対応する駆動可能なインキ練
りローラ5の回転方向に主として接線状に立てかけ可能に設けられている。
【0032】
先ず、図2に示された実施形態に基づいて動作の仕方を説明する。インキ溝9
内には印刷インキが溜められており、この溜りの中にインキ出しローラ1がこの
インキ出しローラ1の回転方向に向かって潜り込み、インキ着けされる。回転方
向の下流側に位置する接触領域10において、印刷インキがインキ配量機構8に
よって剥離され、このようにインキ着けされたインキ出しローラ1は、残ってい
る印刷インキを次の接触領域10にまで搬送する。この接触領域10は、インキ
出しローラ1と揺動式のインキ移しローラ2(あるいはこれに代わるものとして
連続式のインキ移しローラ6)とによって形成されている。この接触領域10に
おいてインキ分けが実施され、これによって、決まった膜厚のインキ膜13が残
留インキとしてインキ出しローラ1上に留まり、決まった膜厚のインキ膜が揺動
式インキ移しローラ2ないし連続し着インキ移しローラ6上に移される。
内には印刷インキが溜められており、この溜りの中にインキ出しローラ1がこの
インキ出しローラ1の回転方向に向かって潜り込み、インキ着けされる。回転方
向の下流側に位置する接触領域10において、印刷インキがインキ配量機構8に
よって剥離され、このようにインキ着けされたインキ出しローラ1は、残ってい
る印刷インキを次の接触領域10にまで搬送する。この接触領域10は、インキ
出しローラ1と揺動式のインキ移しローラ2(あるいはこれに代わるものとして
連続式のインキ移しローラ6)とによって形成されている。この接触領域10に
おいてインキ分けが実施され、これによって、決まった膜厚のインキ膜13が残
留インキとしてインキ出しローラ1上に留まり、決まった膜厚のインキ膜が揺動
式インキ移しローラ2ないし連続し着インキ移しローラ6上に移される。
【0033】
接触領域10の下流側では、残留インキ(インキ膜13)は、図4aに示すよ
うに、インキ尖頭部、インキ円頂部14ならびにインキ谷部18といった形をし
た凸凹の表面構造となってインキ出しローラ1の外周面上に存在している。図4
aは、第1の膜厚h1と、例えばインキ領域17とを有するローラ幅15内の表
面構造を示している。さて、インキ出しローラ1は、回転方向に表面平滑化装置
12を通過し、この表面平滑化装置12がインキ尖頭部、インキ円頂部14、な
らびにインキ谷部18の形状を変化(可塑的な変化)させるように作用し、結果
として、図4に示されるように、第2の膜厚h2を有する比較的滑らかな表面構
造が実現される。ここで、これら膜厚同志の関係は、常にh1>h2である。例え
ばインキ領域17を有する調整されたインキの断面形状は、このとき概ねそのま
ま維持される。
うに、インキ尖頭部、インキ円頂部14ならびにインキ谷部18といった形をし
た凸凹の表面構造となってインキ出しローラ1の外周面上に存在している。図4
aは、第1の膜厚h1と、例えばインキ領域17とを有するローラ幅15内の表
面構造を示している。さて、インキ出しローラ1は、回転方向に表面平滑化装置
12を通過し、この表面平滑化装置12がインキ尖頭部、インキ円頂部14、な
らびにインキ谷部18の形状を変化(可塑的な変化)させるように作用し、結果
として、図4に示されるように、第2の膜厚h2を有する比較的滑らかな表面構
造が実現される。ここで、これら膜厚同志の関係は、常にh1>h2である。例え
ばインキ領域17を有する調整されたインキの断面形状は、このとき概ねそのま
ま維持される。
【0034】
本発明は、本実施形態に限定されるものではない。
【0035】
本発明に係る対象が出発点とするのは、インキ着けされたローラ1〜6の回転
方向に関して、インキの剥離ないしインキ分けが行なわれる接触領域10の上流
側で、ローラ1〜6の外周面上のインキないし残留インキあるいはまたラッカー
が、少なくとも一つの表面平滑化装置12によって均されるということである。
したがって、インキ装置の構成に応じて、インキ分けがなされる第1の接触領域
10の上流側でも、インキないし残留インキあるいはラッカーを平坦にすること
ができる。
方向に関して、インキの剥離ないしインキ分けが行なわれる接触領域10の上流
側で、ローラ1〜6の外周面上のインキないし残留インキあるいはまたラッカー
が、少なくとも一つの表面平滑化装置12によって均されるということである。
したがって、インキ装置の構成に応じて、インキ分けがなされる第1の接触領域
10の上流側でも、インキないし残留インキあるいはラッカーを平坦にすること
ができる。
【0036】
これが該当するのは、例えば、図3に示されているように、インキ/ラッカー
が剥離によって、例えばインキカートリッジといったインキ付与装置11の貯蔵
容器から対応するローラ、好ましくはインキ出しローラ1の外周面上に直に供給
され、つまり、インキ出しローラ1がインキ着けされ、さらに、ローラ1の回転
方向にインキ(ラッカー)を剥ぎ取るインキ配量機構8が隣接される場合である
。この実施形態において、表面平滑化装置12は、インキ出しローラ1の回転方
向におけるインキ付与装置11の下流側かつインキ配量機構8の上流側に、イン
キ出しローラ1に対して立てかけ可能に設けられている。 さらに、インキ着けされたインキ出しローラ1(および/またはさらなるロー
ラ2〜5)の回転方向に関して、インキの剥離ないしインキ分けが行なわれる第
1の接触領域10の下流側で、このインキ出しローラ1の外周面上のインキない
し残留インキ(ラッカー、残留ラッカー)の凸凹した表面構造を、表面平滑化装
置12によって均すことができ、続いて、この外周面上で均された表面構造を、
インキ剥離(ラッカー剥離)ないし新たなインキ分け/ラッカー分けが行なわれ
る第2の接触領域に供給することができる。
が剥離によって、例えばインキカートリッジといったインキ付与装置11の貯蔵
容器から対応するローラ、好ましくはインキ出しローラ1の外周面上に直に供給
され、つまり、インキ出しローラ1がインキ着けされ、さらに、ローラ1の回転
方向にインキ(ラッカー)を剥ぎ取るインキ配量機構8が隣接される場合である
。この実施形態において、表面平滑化装置12は、インキ出しローラ1の回転方
向におけるインキ付与装置11の下流側かつインキ配量機構8の上流側に、イン
キ出しローラ1に対して立てかけ可能に設けられている。 さらに、インキ着けされたインキ出しローラ1(および/またはさらなるロー
ラ2〜5)の回転方向に関して、インキの剥離ないしインキ分けが行なわれる第
1の接触領域10の下流側で、このインキ出しローラ1の外周面上のインキない
し残留インキ(ラッカー、残留ラッカー)の凸凹した表面構造を、表面平滑化装
置12によって均すことができ、続いて、この外周面上で均された表面構造を、
インキ剥離(ラッカー剥離)ないし新たなインキ分け/ラッカー分けが行なわれ
る第2の接触領域に供給することができる。
【0037】
発展形態においては、インキ着けされた少なくとも一つのローラ1〜6の回転
方向に関して、インキ剥離/インキ分けが行なわれる第2の接触領域10の下流
側、かつ、インキ剥離ないしインキ分けが行なわれる第1の接触領域10の上流
側で、これらのローラ(1〜6)の外周面上の残留インキないし残留ラッカーを
均すことができる。
方向に関して、インキ剥離/インキ分けが行なわれる第2の接触領域10の下流
側、かつ、インキ剥離ないしインキ分けが行なわれる第1の接触領域10の上流
側で、これらのローラ(1〜6)の外周面上の残留インキないし残留ラッカーを
均すことができる。
【0038】
ローラ1〜6が、インキないしラッカーの剥離が行なわれる多数の接触箇所1
0で接している場合には、かくして、対応するローラ1〜6に、少なくとも一つ
の、好ましくは複数の表面平滑化装置12を、各ローラ1〜6の回転方向におけ
る次の接触箇所10の上流側にそれぞれ配設することができる。
0で接している場合には、かくして、対応するローラ1〜6に、少なくとも一つ
の、好ましくは複数の表面平滑化装置12を、各ローラ1〜6の回転方向におけ
る次の接触箇所10の上流側にそれぞれ配設することができる。
【0039】
インキ出しローラ1の部分に、回転方向におけるインキ配量機構8の上流側に
少なくとも一つの表面平滑化装置12を設ける場合には、この表面平滑化装置1
2は、インキ溝9内に浸漬させた状態で設けられてもよい。
少なくとも一つの表面平滑化装置12を設ける場合には、この表面平滑化装置1
2は、インキ溝9内に浸漬させた状態で設けられてもよい。
【0040】
表面平滑化機構12は、各ローラ1〜6に立てかけ可能かつ取り外し可能(離
間可能)に設けられることが好ましい。
間可能)に設けられることが好ましい。
【図1】 インキ装置をインキ着けするための配量機構の構成を示す図であ
る。
る。
【図2】 インキ出しローラに機能的に接続されているインキ配量機構を示
す図である。
す図である。
【図3】 インキ出しローラならびにインキ付与装置を伴うインキ配量機構
を示す図である。
を示す図である。
【図4a】 表面構造を表す図である。
【図4b】 表面構造を表す図である。
1・・・インキ出しローラ
2・・・揺動式インキ移しローラ
3・・・インキローラ(第1のインキ練りローラ)
4・・・中間ローラ
5・・・第2のインキ練りローラ
6・・・連続式インキ移しローラ
7・・・ローラ列
8・・・インキ配量機構
9・・・インキ溝
10・・・接触領域
11・・・インキ付与装置
12・・・表面平滑化装置
13・・・インキ膜
14・・・インキ尖頭部、インキ円頂部
15・・・ローラ幅
16・・・軸線
17・・・インキ領域
18・・・インキ谷部
19・・・表面平滑化部材
20・・・ホルダ
21・・・ヒンジ
F・・・力
h1・・・第1の膜厚
h2・・・第2の膜厚
N・・・表面法線
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年7月6日(2002.7.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ローベルト・オルトナー
ドイツ・63755・アルツェナウ・ジードル
ンク・アム・シュタイン・26
Fターム(参考) 2C250 DA07 DB02 DC02 DC03
Claims (15)
- 【請求項1】 貯蔵容器からのインキないしラッカーによってローラがイン
キ着け可能とされ、プレート胴または版胴へと連なるローラ列を少なくとも一つ
有している印刷機内でローラにインキ着けを行なうための配量機構において、 インキ/ラッカーの剥離ないしインキ分け/ラッカー分けが行なわれる接触領
域(10)に対してローラ(1〜6)の回転方向における下流側に、表面平滑化
装置(12)が前記ローラ(1〜6)の外周面側に平行に立てかけ可能に設けら
れていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項2】 請求項1に記載の配量機構において、 インキ分け/ラッカー分けが行なわれる接触領域(10)に対して前記ローラ
(1〜6)の回転方向における上流側に、表面平滑化装置(12)が前記ローラ
(15〜21)の外周面側に平行に立てかけ可能に設けられていることを特徴と
する配量機構。 - 【請求項3】 請求項1に記載の配量機構において、 前記ローラ(1〜6)の回転方向に、前記表面平滑化装置(12)が自身の方
向において接線状ないし割線状に前記ローラ(1〜6)の前記外周面側に立てか
け可能に設けられていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項4】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、インキ出しローラ(1)に配設されるととも
に、前記インキ出しローラ(1)の回転方向に関して、揺動式インキ移しローラ
(2)ないし連続式インキ移しローラ(6)との前記接触領域(10)に対して
下流側かつインキ配量機構(8)に対して上流側に前記インキ出しローラ(1)
に向けて立てかけ可能に設けられていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項5】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、揺動式インキ移しローラ(2)ないし連続式
インキ移しローラ(6)に配設されるとともに、前記揺動式インキ移しローラ/
連続式インキ移しローラ(2,6)の回転方向に関して、インキ出しローラ(1
)との前記接触領域(10)に対して下流側かつ後置されたインキローラ(3)
の接触領域(10)に対して上流側に立てかけ可能に設けられていることを特徴
とする配量機構。 - 【請求項6】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、インキローラ(3)に配設されるとともに、
前記インキローラ(3)の回転方向に関して、揺動式インキ移しローラ(2)な
いし連続式インキ移しローラ(6)との前記接触領域(10)に対して下流側か
つ該インキローラ(3)に直に後置される前記ローラ列(7)のローラ(4)の
前記接触領域(10)の上流側に立てかけ可能に設けられていることを特徴とす
る配量機構。 - 【請求項7】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、前記ローラ列(7)の少なくとも一つの駆動
可能なローラ(3,5)に配設されるとともに、前記ローラ(3,5)の回転方
向に関して、前記ローラ列(7)のうち直に隣接するローラとの前記接触領域(
10)に対して下流側かつ前記ローラ列(7)のうち直に隣接するさらなる他の
ローラとの前記接触領域(10)に対して上流側に立てかけ可能に設けられてい
ることを特徴とする配量機構。 - 【請求項8】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、前記ローラ(1〜6)の外周面側に向けて或
る力(F)によって立てかけ可能とされていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項9】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)によって、前記ローラ(1〜6)の幅にわたり均
一な面押圧力を付加することができるように構成されていることを特徴とする配
量機構。 - 【請求項10】 請求項1に記載の配量機構において、 前記表面平滑化装置(12)は、前記ローラ(1〜6)の回転方向に表面平滑
化部材(19)を備え、該表面平滑化部材は、全ローラ幅(15)にわたって延
在するとともにホルダ(20)に取り外し可能に設けられていることを特徴とす
る配量機構。 - 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の配量機構
において、 前記ホルダ(20)は、フレームに固定されたヒンジ(21)に両側で支承さ
れていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項12】 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の配量機構
において、 前記表面平滑化部材(19)は、フレーム側に支持された押圧バネに機能的に
接続されていることを特徴とする配量機構。 - 【請求項13】 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の配量機構
において、 前記表面平滑化部材(19)の開放端は、接線状ないし割線状に前記ローラ(
1〜6)の外周面上において接点ないし分割点で終端していることを特徴とする
配量機構。 - 【請求項14】 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の配量機構
において、 前記表面平滑化部材(19)の開放端は、前記ローラ(1〜6)の外周面に対
して僅かに離れた所で終端していることを特徴とする配量機構。 - 【請求項15】 請求項1に記載の配量機構において、 前記ローラ(1〜6)の回転方向に、前記表面平滑化装置(12)が自身の方
向において接線状ないし割線状に前記ローラ(1〜6)の外周面に向かって立て
かけ可能とされていることを特徴とする配量機構。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10020510.0 | 2000-04-26 | ||
DE10020510A DE10020510A1 (de) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | Dosiersystem zum Einfärben von Walzen in einer Druckmaschine |
PCT/EP2001/004229 WO2001081086A1 (de) | 2000-04-26 | 2001-04-12 | Dosiersystem zum einfärben von walzen in einer druckmaschine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003531042A true JP2003531042A (ja) | 2003-10-21 |
Family
ID=7640028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001578208A Pending JP2003531042A (ja) | 2000-04-26 | 2001-04-12 | 印刷機内のローラにインキ着けを行なうための配量機構 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6786152B2 (ja) |
EP (1) | EP1278637B1 (ja) |
JP (1) | JP2003531042A (ja) |
CN (1) | CN1227110C (ja) |
AT (1) | ATE345932T1 (ja) |
AU (1) | AU2001263855A1 (ja) |
CZ (1) | CZ299854B6 (ja) |
DE (2) | DE10020510A1 (ja) |
RU (1) | RU2258008C2 (ja) |
WO (1) | WO2001081086A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3976727B2 (ja) * | 2003-12-08 | 2007-09-19 | リョービ株式会社 | 印刷機のインキ練り方法及び印刷機 |
CA2665055C (en) * | 2008-05-23 | 2018-03-06 | Accenture Global Services Gmbh | Treatment processing of a plurality of streaming voice signals for determination of responsive action thereto |
CN103182834A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-07-03 | 潍坊浩田印刷机械有限公司 | 一种打样机连续供墨系统 |
DE102017222094A1 (de) | 2017-12-06 | 2019-06-06 | Koenig & Bauer Ag | Druckwerk einer Druckmaschine und Verfahren zum Betreiben eines Druckwerkes einer Druckmaschine |
BR112021008794B1 (pt) * | 2018-11-09 | 2023-01-31 | Ball Corporation | Conjunto de tintagem para um decorador e método de decorar uma superfície exterior de um recipiente com um conjunto de tintagem de um decorador |
RU2738864C1 (ru) * | 2020-06-01 | 2020-12-17 | Владимир Николаевич Токарев | Печатная машина |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000094647A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-04-04 | Heidelberger Druckmas Ag | 平滑なインキの印刷機及び印刷方法 |
JP2001270085A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | インキ供給装置 |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2711553A1 (de) | 1977-03-17 | 1978-09-21 | Heidelberger Druckmasch Ag | Farbkasten fuer offset- oder hochdruckmaschinen |
US4354449A (en) * | 1978-07-03 | 1982-10-19 | The Black Clawson Company | Two sided coater |
DE2856088A1 (de) * | 1978-12-23 | 1980-07-03 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Farbwerk |
US4527479A (en) * | 1981-07-31 | 1985-07-09 | Dahlgren Harold P | Ink removal, circulating and distributing system |
DE3211156A1 (de) * | 1982-03-26 | 1983-10-06 | Roland Man Druckmasch | Farbdosiereinrichtung |
JPS58183259A (ja) * | 1982-04-22 | 1983-10-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 印刷機のインキング装置 |
US4488483A (en) * | 1982-05-31 | 1984-12-18 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho | Multicolor rotary printing press |
DE8401569U1 (de) * | 1984-01-20 | 1988-07-07 | Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg | Farbwerk zur Einfärbung der Platte eines Plattenzylinders von Rotationsdruckmashinen |
DE3541458A1 (de) * | 1985-11-23 | 1987-05-27 | Koenig & Bauer Ag | Kurzfarbwerk fuer offsetrotationsdruckmaschinen |
DE3545720C2 (de) * | 1985-12-21 | 1997-07-17 | Metronic Geraetebau | Farbwerk für eine Flexo-Rollen-Rotationsdruckmaschine |
DD256480A1 (de) * | 1987-01-23 | 1988-05-11 | Polygraph Leipzig | Vorrichtung zur farbdosierung an druckmaschinen |
DE3706602A1 (de) | 1987-02-28 | 1988-09-08 | Roland Man Druckmasch | Farbwerk fuer eine rotations-offsetdruckmaschine |
US4864925A (en) * | 1987-09-28 | 1989-09-12 | Rockwell International Corporation | Simplified lithography using ink and water admixtures |
DE3804204A1 (de) * | 1988-02-11 | 1989-08-24 | Heidelberger Druckmasch Ag | Filmfarbwerk fuer rotationsdruckmaschinen |
JP2529878Y2 (ja) * | 1988-08-25 | 1997-03-19 | 三菱重工業株式会社 | キーレス印刷機 |
DE3923037A1 (de) * | 1989-07-13 | 1991-01-24 | Rueesch Ferd Ag | Farbzonenfreies, verkuerztes farbwerk |
US5121689A (en) * | 1991-03-27 | 1992-06-16 | Rockwell International Corporation | Ultrasonic ink metering for variable input control in keyless lithographic printing |
US5372067A (en) * | 1991-04-25 | 1994-12-13 | Rockwell International Corporation | Keyless lithography with single printing fluid |
DE4241809A1 (de) | 1992-12-11 | 1994-06-16 | Heidelberger Druckmasch Ag | Farbdosiereinrichtung für Druckmaschinen |
DE69527193T2 (de) * | 1995-06-24 | 2003-01-30 | Kabushiki Kaisha Tokyo Kikai Seisakusho, Tokio/Tokyo | Vorrichtung zum Zuführen von Farbe |
JP2864224B2 (ja) | 1995-06-30 | 1999-03-03 | 株式会社東京機械製作所 | インキ供給装置 |
DE19609946B4 (de) | 1996-03-14 | 2005-11-17 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Auftragvorrichtung für eine Druckmaschine |
DE19625362A1 (de) * | 1996-06-25 | 1998-01-02 | Roland Man Druckmasch | Farbwerk |
US6076463A (en) * | 1998-03-13 | 2000-06-20 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Ink metering device and method of metering ink |
JP2896894B1 (ja) * | 1998-05-15 | 1999-05-31 | 株式会社東京機械製作所 | ドクターブレード装置 |
-
2000
- 2000-04-26 DE DE10020510A patent/DE10020510A1/de not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-04-12 AU AU2001263855A patent/AU2001263855A1/en not_active Abandoned
- 2001-04-12 EP EP01938111A patent/EP1278637B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 CN CNB018087183A patent/CN1227110C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-04-12 JP JP2001578208A patent/JP2003531042A/ja active Pending
- 2001-04-12 AT AT01938111T patent/ATE345932T1/de not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 CZ CZ20023523A patent/CZ299854B6/cs not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 RU RU2002131635/12A patent/RU2258008C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2001-04-12 US US10/258,781 patent/US6786152B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-04-12 DE DE50111490T patent/DE50111490D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-04-12 WO PCT/EP2001/004229 patent/WO2001081086A1/de active IP Right Grant
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000094647A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-04-04 | Heidelberger Druckmas Ag | 平滑なインキの印刷機及び印刷方法 |
JP2001270085A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Dainippon Printing Co Ltd | インキ供給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2001263855A1 (en) | 2001-11-07 |
DE10020510A1 (de) | 2001-11-15 |
EP1278637A1 (de) | 2003-01-29 |
US20030192442A1 (en) | 2003-10-16 |
US6786152B2 (en) | 2004-09-07 |
EP1278637B1 (de) | 2006-11-22 |
CZ20023523A3 (cs) | 2003-02-12 |
CN1426353A (zh) | 2003-06-25 |
ATE345932T1 (de) | 2006-12-15 |
CN1227110C (zh) | 2005-11-16 |
CZ299854B6 (cs) | 2008-12-10 |
DE50111490D1 (de) | 2007-01-04 |
RU2258008C2 (ru) | 2005-08-10 |
WO2001081086A1 (de) | 2001-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4066014A (en) | Pressurized ink applicator for intaglio printing press | |
US4432282A (en) | Printing press | |
EP2574464B1 (en) | Keyless inking method and apparatus with chamber blade system, anilox roll and form roll for variable lithographic printing | |
JPH07106630B2 (ja) | 印刷開始前に輪転印刷機のインキ装置に本刷りに近いインキ配分を一定に生じさせる方法 | |
JPH0439428B2 (ja) | ||
US2363817A (en) | Printing process and mechanism | |
US4370926A (en) | Printing press for printing sheets of corrugated paperboard | |
US6516721B1 (en) | Inking unit for a printing machine and method for supplying ink to a printing machine | |
US3252411A (en) | Method and apparatus for continuously maintaining a layer of coating material on a screen during printing and for controlling the viscosity of the coating material | |
JPH0242666B2 (ja) | ||
US6516720B2 (en) | Printing machines | |
GB1579566A (en) | Installation for the continuous cleaning of a wipping roller of a machine for intaglio printing | |
JP2003531042A (ja) | 印刷機内のローラにインキ着けを行なうための配量機構 | |
US5667589A (en) | Apparatus for supplying a varnishing cylinder of a varnishing machine with a varnish film | |
US3902417A (en) | Wetting system for rotary offset printing presses | |
US4928623A (en) | Varnish coating mechanism | |
JPH07171950A (ja) | 殊にニス引きユニットのためにオフセット印刷機内で液状媒体を調量する装置 | |
US3198199A (en) | Apparatus for dampening a printed web | |
US5588365A (en) | Apparatus for metering liquid media in offset printing machines | |
JPH04234655A (ja) | キーなしリトグラフ印刷装置 | |
US2853004A (en) | Lithographic press dampening mechanism for spraying desensitizing liquid on lithographic plates | |
CN114193923A (zh) | 一种塑料印刷设备及印刷方法 | |
US237558A (en) | Peters | |
JP3985331B2 (ja) | 塗布装置および印刷装置 | |
CN114641392B (zh) | 具有输墨装置滚筒的凹版印刷装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100629 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110111 |