JP2003529305A - 二重層パワーライン構造を有するミューチュアルインダクターを用いたパワーラインのための同時スイッチングノイズ最小化技術 - Google Patents

二重層パワーライン構造を有するミューチュアルインダクターを用いたパワーラインのための同時スイッチングノイズ最小化技術

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JP2003529305A
JP2003529305A JP2001570689A JP2001570689A JP2003529305A JP 2003529305 A JP2003529305 A JP 2003529305A JP 2001570689 A JP2001570689 A JP 2001570689A JP 2001570689 A JP2001570689 A JP 2001570689A JP 2003529305 A JP2003529305 A JP 2003529305A
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ヒュン ユン
ヨンハ リー
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ギュ ムン
ヒュン ユン
ヨンハ リー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、高速動作するPCBボード上に存在する寄生インダクター成分による同時スイッチングノイズを最小化し、或いは集積回路のオンチップ上で出力パッドと接続される大きいバッファの同時スイッチングによってパワーラインから発生するノイズを最小化するためのもので、プルアップトランジスタ(M)とプルダウントランジスタ(M)をそれぞれ半分に分けてプルアップトランジスタ(M11)とプルダウントランジスタ(M21)、プルアップトランジスタ(M12)とプルダウントランジスタ(M22)をそれぞれ形成し、プルアップトランジスタ(M11)及びプルダウントランジスタ(M21)と、プルアップトランジスタ(M12)及びプルダウントランジスタ(M22)は、同一幅をもって近接しており、それぞれ互いに反対方向に電流を流し、第1パワーライン(V DD1、VSS1)の間と、第2パワーライン(VDD2、VSS2)の間にそれぞれ接続されることにより、バッファの同時スイッチングによるノイズが最小化され入出力データの誤りが最小化され、速度が向上し、構造も簡単であって付加的な面積を占領しないという長所をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、集積回路(IC)のチップ上または印刷回路基板(PCB)上で入
出力端子と接続される大型バッファ(あるいはドライバー)の同時スイッチング
動作によって発生するパワーラインノイズを最小化する、二重層パワーライン構
造を有するミューチュアルインダクターを用いたパワーラインのための同時スイ
ッチングノイズ最小化技術に関し、さらに詳しくはチップ上または印刷回路基板
上で二重層パワーラインを用いるミューチュアルインダクターを設計することに
よって、バッファから発生する電流を、同一の変化量に対し反対の方向へ流れる
ようにし、そして、磁気力を発生させ、当該磁気力によってノイズ電圧を効率よ
く減少する、二重層パワーライン構造を有するミューチュアルインダクターを用
いたパワーラインにおける同時スイッチングノイズを最小化させる装置に関する
【0002】 背景技術 当業者にとって周知の如く、チップに集積化された回路の入力/出力端子は、
チップの外部の回路と接続し正常に動作を行うために入出力端に大きなバッファ
に必須的に接続されなければならない。最近、集積化技術の発達に伴って、高集
積化チップが要求され使用されている。さらに、チップは多機能を行うために多
数の入出力端子を有し、高速で動作する。従って、高速動作する入出力バッファ
の数も多くなり、そして、同時にスイッチングされる。しかしながら、同時のス
イッチング動作によって、バッファに接続されたパワーライン上で発生した寄生
インダクター(Parasitic Inductor)によって突発電流がパワーラインに流れ、そ
の結果として、パワーラインに印加される電源電圧に歪みが発生する。図1は印
刷回路基板のパワーラインの寄生インダクターにより発生した同時スイッチング
ノイズを示す図である。
【0003】 図2は入出力バッファとそのパワーラインに存在する寄生インダクターのモデ
ルを示す回路ダイアグラム図である。
【0004】 図2を参照して、10を通って入出力バッファ10において、パワーライ
ンVDDと他の1つのパワーラインVSSとの間にプルアップトランジスタ10
aとプルダウントランジスタ10bが接続されている。プルアップトランジスタ
10a及びプルダウントランジスタ10bの両ドレイン端子は1つの出力端子に
共通に接続され、そして、プルアップトランジスタ10a及びプルダウントラン
ジスタ10bの両ゲート端子は信号入力端子Vinに共通に接続されている。近
年、多数の入出力端子のバッファ10〜10はパワーラインVDDとパワー
ラインVSSとの間に並列に接続される趨勢にある。
【0005】 さらに、パワーラインVDDとプルアップトランジスタ10aとの間には寄生
インダクターLVDDが存在し、パワーラインVSSとプルダウントランジスタ
10bとの間には寄生インダクターLVSSが存在する。
【0006】 ここでは、ノードAにおける同時スイッチングノイズ(SSN:Simultaneous Swi
tching Noise)は次の数式1で表わされる。
【0007】
【数1】
【0008】 ここで、Vnは同時スイッチングノイズであり、nは出力バッファの数を示す
。数式1から、インダクタンスが大きいほど、あるいは、電流の変化量dIが大
きいほど、同時スイッチングノイズは増加することが分る。
【0009】 図3は一例として3.3V供給電源で同時に25個、50個、100個の入出
力バッファが動作したときに発生するノイズを示すグラフである。図3に示すよ
うに、ノイズによるパワーラインの歪みは、チップの安定動作に大きな支障を与
える。
【0010】 最近、このようなノイズを減らすために多くの研究が行われている。しかしな
がら、図3に示すノイズを効率良く減少させる方法が未だ開示されていないので
、より複雑且つ多くの追加的な回路が、ノイズを減らすために求められていた。
従来、ノイズを減らすためにいろいろの方法が提示されてきたが、その中で、多
段のバッファを使用することによりバッファサイズを最適化させる方法は、ノイ
ズを大幅減らすことができない点で劣っている。そして、寄生インダクターに流
れる電流の変化を遅くすることによってノイズを減少させる方法は、バッファの
動作速度を遅くする点で劣っている。そこで、このような速度の低下を補償する
ために、多数のプルダウントランジスタを付加的に使用している。しかしながら
、このような方法は、回路のコンパクト化や小型化という最近のトレンドに逆行
しているだけでなく、最近増えている入出力バッファの数と互換性を欠いている
。さらに、多層のパワーラインを用いてパワーラインの寄生インダクタンスを減
少させることによってノイズを減少させる方法は、寄生インダクタンスを完全に
は除去することはできず、それゆえ、多くのノイズが残存するという問題がある
【0011】 発明の開示 それゆえ、本発明は、かかる従来の技術の諸般問題点に鑑み、生み出されたも
のであり、本発明の目的は、2つのインダクターが互いに近接している場合に、
反対方向へ2つのインダクターに同時に流れる電流によって発生する磁気力によ
りノイズ電圧が相殺され、それゆえ、自然とノイズが効率的に除去されるという
事実に基づき、互いに近接した2本のパワーラインを配置することによって、二
重層パワーライン構造を有するミューチュアルインダクターを用いたパワーライ
ン同時動作ノイズ最小化装置であって、付加的なチップ領域を占領することなく
単純な設計の装置を提供することにある。
【0012】 上記目的及び他の目的は、プルアップトランジスタ(M)とプルダウントラ
ンジスタ(M)を有し、パワーライン(VDD)とパワーライン(VSS)と
の間に接続された入出力バッファであって、その出力端子が当該トランジスタ(
、M)の両ドレイン端子に共通に接続され、その信号入力端子が当該トラ
ンジスタ(M、M)の両ゲート端子に共通に接続された入出力バッファを備
えた二重層パワーライン構造を有する相互インダクターを用いたパワーラインの
同時スイッチングノイズを最小化する装置であって、当該入出力バッファが、各
々、当該入出力バッファの半分サイズの2個の小さなバッファに分割され、当該
小さなバッファの1つがプルアップトランジスタ(M11)とプルダウントラン
ジスタ(M21)を含み、当該小さなバッファの残りがプルアップトランジスタ
(M12)とプルダウントランジスタ(M22)を含み、そして、プルアップト
ランジスタ(M11)及びプルダウントランジスタ(M21)が第1のパワーラ
イン(VDD1)とパワーライン(VSS1)との間に接続され、他方、プルア
ップトランジスタ(M12)及びプルダウントランジスタ(M22)が第2のパ
ワーライン(VDD2)とパワーライン(VSS2)との間に接続され、当該第
1のパワーライン(VDD1)及びパワーライン(VSS1)は、当該第2のパ
ワーライン(VDD2)及びパワーライン(VSS2)に、それぞれ、平行で、
水平方向に近接して配置され、同一の幅を有する第1のパワーラインと第2のパ
ワーラインの間に介在させた絶縁層を有し、そして、2本のパワーラインを反対
方向に電流が流れる、二重層パワーライン構造を有する相互インダクターを用い
たパワーラインの同時スイッチングノイズを最小化する装置によって、達成され
る。
【0013】 本発明の上記目的並びに他の目的、特徴及び他の有利点は、添付図面を参照し
つつ、以下の詳細な記述からより鮮明に理解されるであろう。
【0014】 発明を実施するための最良の形態 図4は隣接する2つのパワーライン上の2つのインダクターを通って互いに反
対方向に電流が流れる回路ダイアグラム図であり、図4においては2つのインダ
クターが変圧器(トランスフォーマー)として示されている。
【0015】 それぞれ、パワーラインVDDとパワーラインVSS上の同時スイッチングノ
イズを除去する動作は同一である。重複説明を避けるために、パワーラインV における同時スイッチングノイズを除去する動作をのみ説明する。さらに、パ
ワーラインVSS上の固有寄生インダクタンスは第1インダクタンスLVSS
して定義され、図4において点線で表示された付加的なインダクタンスは第2イ
ンダクタンスL'VSSと定義される。第1、第2インダクタンスLVSS、L'VSS は、コイルを巻いて形成された実際の(真の)インダクタンスではなく、
パワーラインそれ自体がもっている寄生インダクタンスである。
【0016】 図5はパワーラインVSS上の第1インダクタンスLVSSによって発生する
同時スイッチングノイズの減少動作を説明するために、図4に示す第1、第2イ
ンダクタンスLVSS、L'VSSの等価モデルを示す図である。図5を参照し
て、第1のノードAが第4のノードDに接続され、第2のノードBが第3のノー
ドCに接続されている場合には、図5の等価回路は第4の回路と同一である。
【0017】 まず、V及びV'は数式2と数式3で表わされる。
【0018】
【数2】
【数3】
【0019】 ここで、Mは磁気力によって発生する相互インダクタンスである。第1、第2
インダクタンスLVSS、L'VSSが同一値であり且つ非常に薄い絶縁層によ
って互いに絶縁されているとき、インダクタンスLVSS、L'VSSと相互イ
ンダクタンスMとがほぼ同一になる。この場合を、インダクターLVSSとL'
VSSは好ましくカップリングされていると表現され、カップリング係数kはカ
ップリングの度合イを表す。また、カップリング係数kは次の数式4で求めるこ
とができる。
【0020】
【数4】
【0021】 従って、2つのインダクタンス及び相互インダクタンスが全て同一になると、
kが1に近くなることを確認することができる。
【0022】 図5を参照して、ノードAからノードDまでが上述のように互いに接続されて
いるときに、Vは−Vに等しく、そして、数式2、数式3から数式5を得る
ことができる。
【0023】
【数5】
【0024】 カップリング係数kが1に近ければ、
【数6】 であり、そして、数式5は数式7のようになる。
【0025】
【数7】
【0026】 従って、次の数式8が得られる。
【0027】
【数8】
【0028】 数式8を数式2と数式3に代入すると、次の数式9が得られる。
【0029】
【数9】
【0030】 言い換えると、2本のパワーラインが絶縁層を介在物として近接して配置され
ている場合、2本のパワーラインが好ましくカップルリングされているときに、
同時スイッチングノイズは「0」に減少する。完璧なカップリングのために、第
1、第2インダクタンスLVSS、L'VSSは同一でなければならず、さらに
2つのインダクターが極めて近接して配置されなければならない。加えて、2つ
のインダクターへ流れる電流は、反対方向に同量で流れなければならない。
【0031】 図6は、図4に示す回路によって減少したノイズを、減少する前のノイズと比
較して示す図式ダイアグラム図である。上述のように、kは2本のパワーライン
間の磁気力によるカップリング係数である。したがって、kがおよそ1に近く設
計されるほど、ノイズは徐々に0に近づくことが分る。
【0032】 従って、図6に示すように、本発明ではカップリング係数kが大変に重要な因
子である。カップリング係数kが重要であるため、パワーラインVDDと他のパ
ワーラインVSSは、図7a及び図7bに示すように、それぞれ、同一の幅を有
する2つの積層されたパワーライインからなり、したがって、相互インダクタン
スをなす。当該2つの積層されたパワーラインを「二重層パワーライン(Dual La
yer Power Line)」と定義する。
【0033】 図7aはVSS、VDDのための二重層パワーライン相互インダクターを示す
図であり、図7bは二重層パワーラインの構造を示す斜視図である。図7a及び
図7bを参照して、パワーラインVDD1(あるいはVSS1)及びパワーライ
ンVDD2(あるいはVSS2)は、当該2つのパワーラインの間に挿入された絶
縁層を備えて水平方向に平行に配置されている。第1パワーラインVDD1は第
2パワーラインVDD2と、第1パワーラインVSS1は第2パワーラインV S2 とそれぞれ対称に形成され、当該2つの対象なパワーラインの固有寄生イン
ダクタンスが同一にしている。
【0034】 ここで、入出力バッファが第1パワーラインVSS1、VDD1と第2パワー
ラインVSS2、VDD2にそれぞれ別々に接続されている場合に、同時に同数
のバッファが動作し、そして同変化量を有する電流を得難いということがわかる
。この問題を解決するために、図8の回路が設計されている。
【0035】 図8は二重層パワーライン相互インダクターを用いた出力バッファを示す回路
ダイアグラム図である。図8を参照して、大きなサイズの出力バッファは、当該
大きな出力バッファの半分サイズの2個のバッファに分割されている。2個のう
ち1つのバッファは、プルアップトランジスタM11及びプルダウントランジス
タM21を含み、第1パワーラインVSS1と第1パワーラインVDD1の間に
接続されており、残りのバッファは、プルアップトランジスタM12及びプルダ
ウントランジスタM22を含み、第2パワーラインVSS2と第2パワーライン
DD2の間に接続されている。当該1つのバッファの入出力端子は残りのバッ
ファの入出力端子に接続され、そのため、単一のバッファを形成している。例え
ば、幅600μmのチャンネルを有する大きな出力バッファを構成するために、
300μmのチャンネルを有する2個の半分サイズのバッファが必要である。こ
の場合、第1パワーラインVSS1、VDD1と第2パワーラインVSS2、VDD2 は、それぞれ、2個の半分サイズの出力バッファに接続され、当該2つの
パワーラインVDD1、VSS1とVDD2、VSS2を通って同一変化量の電
流が同時に流れることが可能である。それゆえ、当該二重層パワーラインは集積
回路の配置において大きな面積は必要としない。
【0036】 図9は、図8に示すように二重層パワーライン相互インダクターを有する入出
力バッファ(あるいはドライバー)のレイアウトを示す図である。図9を参照し
て、トランジスタM11と、トランジスタM11の半分のサイズのトランジスタ
21は、第1のパワーラインVDD1とVSS1との間に接続されて、そして
、トランジスタM12と、トランジスタM12の半分のサイズのトランジスタM22 は、第2のパワーラインVDD2とVSS2との間に接続されている。第1
のパワーラインVDD1及びVSS1は金属1を使用し、第2のパワーラインV
DD2及びVSS2は金属2を使用している。図9に示す二重層パワーライン相
互インダクターを用いた出力バッファの構造は、VDD2及びVSS2のような
第2のパワーラインを付加的に有している点で、従来の出力バッファと異なって
いる。第1のパワーラインVDD1及びVSS1と水平方向に平行に配置されて
いるため、第2のパワーラインVDD2及びVSS2は図9に示されていない。
【0037】 2メタルプロセスにおいて、図7aの構造と図9のレイアウトとを集積化する
ことが望まれる場合には、図10に示されるレイアウトのように図9に示される
レイアウトは変更されるのが好ましい。図10は2メタルプロセスのための二重
層パワーラインのレイアウト例を示す図である。二重層パワーラインにおいては
、パワーラインVDD及びVSSは金属1及び金属2を用い、そして、パワーラ
インVDD及びVSSをパワーパッドに接続する場合に、VDDのような1つの
パワーラインがVSSのような他ののパワーラインに重なり被せることができな
いという問題が生ずる。当該問題を解決するために、2メタルプロセスにおける
二重層パワーラインのレイアウトは図10に示すように要求される。図10に示
すレイアウトはサプライヤーによって一般的に供給される典型的なパワーパッド
フレームがチップパッケージの隅に配置されているので効率的である。しかしな
がら、より多くのパワーライン層が、他の例として様々な構造をもって、当該パ
ッケージに供給することが可能であろう。
【0038】 上述のように、二重層パワーラインのレイアウト構造は主として集積回路に関
して説明してきたが、当該構造ははPCBにも適用することができる。この場合
、PCB上のパワーラインは2つの層に分けられ、電流が当該2つの層に反対方
向に流れる。そして、上記動作に基づいて、PCB上の寄生インダクターによっ
て発生した同時スイッチングノイズは最小化されうる。
【0039】 産業上の利用可能性 以上の記載から明らかなように、本発明は、二重層パワーライン相互インダク
ターを用いてパワーライン上の同時スイッチングノイズを最小化する装置であっ
て、二重層パワーラインを用いて相互インダクターを形成し、バッファによって
発生した電流を二重層パワーラインに逆方向で同一の変化量をもって流し、そし
て、集積回路あるいはPCBの入出力端子に接続された大きなバッファの同時ス
イッチング動作によって発生したパワーライインノイズを効果的に最小化する、
二重層パワーライン相互インダクターを用いてパワーライン上の同時スイッチン
グノイズを最小化する装置を提供している。当該装置は付加的な面積を占領する
ことなしに、単純な構造を有している。
【0040】 本発明の好ましい実施形態について例示する目的で開示してきたが、添付の特
許請求の範囲において開示されるような本発明の範囲及び精神を逸脱することな
しに、種々の変更、付加、及び置換が可能であることをいわゆる当業者は理解で
きるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 PCB上のパワーラインの寄生インダクターによる同時スイッチングノイズを
示す図である。
【図2】 従来の出力バッファの寄生インダクターを示す回路ダイアグラム図である。
【図3】 図2に示す出力バッファの同時スイッチングによってノードAで発生するノイ
ズを示すグラフである。
【図4】 本発明に係る2層のパワーラインを用いて同時スイッチングノイズの減少を説
明する概略回路ダイアグラム図である。
【図5】 図4に示す第1、第2インダクターLVSS、L'VSSの等価モデルを示す
図である。
【図6】 本発明に係るパワーラインのカップリング係数kに応じて同時スイッチングノ
イズが減少することを示す図式ダイアグラム図である。
【図7a】 本発明に係るPCB及び集積回路上におけるVSS、VDDのための二重層パ
ワーラインミューチュアルインダクターを示す図である。
【図7b】 本発明に係るPCB及び集積回路上における二重層パワーラインの構造を示す
斜視図である。
【図8】 本発明に係る二重層パワーラインミューチュアルインダクターを用いた集積回
路の出力バッファ回路ダイアグラム図である。
【図9】 本発明に係る集積回路上における二重層パワーラインミューチュアルインダク
ターを備えた入出力ドライバーの配置回路例を示す図である。
【図10】 本発明に係る集積回路上における2メタルプロセスのための二重層パワーライ
ンの配置例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ムン ギュ 大韓民国 200−160 カンウォン・ドウ チュンチョン市 セオクサ・ドン ダエ ウ・アパートメント 110−1303 (72)発明者 ユン ヒュン 大韓民国 142−108 ソウル市 ガンブ ク・グ 8ドン ミア 703−134 (72)発明者 リー ヨンハ 大韓民国 477−800 キュンキ・ドウ ガ ピュン・グン ガピュン・エウブ ダエゴ ク・リ 171−5 Fターム(参考) 5F038 AZ06 BE08 BH19 CD02 CD03 CD20 DF01 EZ20 5H007 AA03 BB00 CA02 CB05 CC23 FA01 FA13 HA03 【要約の続き】 占領しないという長所をもつ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プルアップトランジスタ(M)とプルダウントランジスタ
    (M)を有し、パワーライン(VDD)とパワーライン(VSS)との間に接
    続された入出力バッファであって、その出力端子が当該トランジスタ(M、M )の両ドレイン端子に共通に接続され、その信号入力端子が当該トランジスタ
    (M、M)の両ゲート端子に共通に接続された入出力バッファを備えた二重
    層パワーライン構造を有する相互インダクターを用いたパワーライン上の同時ス
    イッチングノイズを最小化する装置であって、 当該入出力バッファが、各々、当該入出力バッファの半分サイズの2個の小さ
    なバッファに分割され、当該小さなバッファの1つがプルアップトランジスタ(
    11)とプルダウントランジスタ(M21)を含み、当該小さなバッファの残
    りがプルアップトランジスタ(M12)とプルダウントランジスタ(M22)を
    含み、そして、 プルアップトランジスタ(M11)及びプルダウントランジスタ(M21)が
    第1のパワーライン(VDD1)とパワーライン(VSS1)との間に接続され
    、他方、プルアップトランジスタ(M12)及びプルダウントランジスタ(M )が第2のパワーライン(VDD2)とパワーライン(VSS2)との間に接
    続され、 当該第1のパワーライン(VDD1)及びパワーライン(VSS1)は、当該
    第2のパワーライン(VDD2)及びパワーライン(VSS2)に、それぞれ、
    平行で、水平方向に近接して配置され、同一の幅を有する第1のパワーラインと
    第2のパワーラインの間に介在させた絶縁層を有し、そして、2本のパワーライ
    ンを反対方向に電流が流れる、 二重層パワーライン構造を有する相互インダクターを用いたパワーラインの同時
    スイッチングノイズを最小化する装置。
  2. 【請求項2】 第1のパワーライン(VDD1、VSS1)と第2のパワー
    ライン(VDD2、VSS2)には、それぞれ、反対方向で同一の変化量を有す
    る電流が流れる請求の範囲第1項に記載の二重層パワーライン構造を有する相互
    インダクターを用いたパワーラインの同時スイッチングノイズを最小化する装置
  3. 【請求項3】 第1のパワーライン(VDD1、VSS1)と第2のパワー
    ライン(VDD2、VSS2)は、2層構造からなるPCB上に形成されたパワ
    ーラインである請求の範囲第1項に記載の二重層パワーライン構造を有する相互
    インダクターを用いたパワーラインの同時スイチングノイズを最小化する装置。
  4. 【請求項4】 第1のパワーライン(VDD1、VSS1)と第2のパワー
    ライン(VDD2、VSS2)は、多層構造からなる集積回路上に形成されるパ
    ワーラインである請求の範囲第1項から第3項までのいずれか1つに記載の二重
    層パワーライン構造を有する相互インダクターを用いたパワーラインの同時スイ
    チングノイズを最小化する装置。
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