JP2003527744A - 単磁石部品の製造及びマガジン化方法並びに小型化した磁石系の製造のためのその組み立て及びその磁石系 - Google Patents

単磁石部品の製造及びマガジン化方法並びに小型化した磁石系の製造のためのその組み立て及びその磁石系

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単磁石部品の製造及びマガジン化方法並びに小型化した磁石系の製造のためのその組み立て及びその磁石系。 【解決手段】直接隣り合うか又は成形材料により間隔を置いて配置された単磁石部品を有する磁石環(1、2)又は磁気ストライプの形の平坦な多極磁石系並びに三次元的マグネット成形体、例えば磁気スケールを製造することができる。磁石系は、単磁石部品の高い集積密度及びマグネットセグメントの均一な磁化を有する。この磁石系は、永久磁石要素として例えば電磁アクチュエータ内で、磁気距離測定システム及び磁気角度測定システム内で、磁気連結器及び磁気弁内で使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の単磁石部品から構成された多極磁石系の製造方法に関する。
これについて、少なくとも1つの単磁石部品の成形技術による製造方法及びマガ
ジン化方法、少なくとも1つの単磁石部品用のマガジン及びその磁化、マガジン
システムの製造のための組み立て方法並びにこの方法から製造された磁石系、例
えば磁石環、磁気ストライプ及び磁気スケールが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁石系は、永久磁石要素として、例えば永久アクチュエータ及びハイ
ブリッドアクチュエータのような、例えば電磁アクチュエータで、磁気距離測定
システム及び磁気角度測定システム、磁気連結器及び磁気弁、並びに磁気感受性
センサで使用される。小型化の進行において、このシステムは同様の性能で次第
に小型化するか又は同じ構造サイズで次第に性能を高めなければならない。一方
で、さらに、このシステムの測定装置又は機能形状に最適に適合することができ
る磁石系が必要とされる。これは、平面の二次元のマグネット層であることもで
き、その外形において複雑な3次元の磁石系であることもできる。他方で、高性
能マグネット材料、例えば希土類磁性材料、特にNdFeBが使用される。Nd
FeB−磁石系の利点は、わずかなマグネット層厚でも、磁気回路において高い
磁気制御及び高いB−フィールドを達成できる点にある。さらに、NdFeBは
高い磁気硬度もしくはわずかな消磁を示す。さらに、2つの隣接する反対に分極
した磁区の間でできる限り急勾配の移行を達成するために磁区の均質な磁化が得
られる。
【0003】 NdFeB−磁石系を使用する際の欠点は、磁区の形成のために、5000k
A/mを上回るまでの磁界強度ひいては相応して高い磁化電流を使用しなければ
ならないことである。通常の磁化装置内では、この磁石系の磁化を、この磁石系
に適合させた特別な磁化コイルによる短い高電流インパルスによるインパルス磁
化を用いた工程において実現される。この方法の場合、極端に高い磁化電流に基
づき、相応して大きな出力断面がコイルのために必要となり、これは極間隔ひい
ては磁石の集積密度によって制限であるこの方法を用いて、2もしくは1mmの
極間隔を有するストライプ状の多極磁化を用いた磁石系の製造は可能である。
【0004】 例えば、Proc.SPIE Vol.3680B−65の”Microma
chining and Microfabrication”の刊行物に記載
されているように、2つのドイツ国特許出願第DE19902370号及び第D
E19902371号に記載されたディスクロータモータ及びそのロータディス
クの製造のためにNdFeB−磁性材料からなる磁石環を成形技術により製造し
ている。これは、次に形成すべき磁区に応じて形成されたコイルを備えた慣用の
インパルス磁化装置内で完全に多極に磁化される。この場合に、一方で、2つの
磁区の間に周辺領域において磁場損失が確認された。他方で、磁石表面の自由な
形態は、コイル巻き線の領域内でほとんど磁化が行われないことによってすでに
著もしく制限されてしまう。
【0005】 さらに、磁化コイルの慣用の形状を用いて、磁石系の複雑な構造を1つのプロ
セスにおいて磁化できない。別の方法として、磁区を別個に形成し、その際、磁
化ヘッドが部分的に必要な磁場強度を奏させる。この方法の場合、不連続的でひ
いては時間のかかる方法であることが欠点である。さらに、必要な飽和を達成す
るために、極間隔の減少のために制限される磁気ヘッドと磁化すべき面との間の
最小間隔を維持しなければならない。さらに、磁化の際に生じる著もしく高い力
が、磁化ヘッドが高価なホルダ構造及び支持構造を備えなければならない程度に
磁化ヘッドに機械的に負荷をかける。
【0006】 小型化された磁石系の磁化に関する前記の問題を解決するために、ドイツ国特
許出願公開第19533120号明細書及びそれに関連する刊行物の雑誌Fei
nwerktechnik und Mikrotechnik,Mikroe
lektronik(FuM)106(1998)4、194ページ以降、Ca
rl Hanser Verlagにおいて、磁気ポジションセンサの形成のた
めにマグネットディスクもしくはコード−支持体及びその製造方法が記載されて
おり、この場合、コード−支持体は周辺に歯状構造を備えた2つの部分に区分さ
れる。2つの部分は相互に別々に半径方向に磁化されており、一方の部分は外周
領域で磁石のN極を示し、他方の部分はS極を示す。2つの部分を組み合わせる
場合に所望の磁気的交替フィールドが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この方法の場合、コード−支持体の組み立てのために付与された接合構造は歯状
構造の形で必要であるという欠点がある。この接合構造はコード−支持体の構造
高さをさらに小型化を制限してしまう。
【0008】 従って、本発明の根底をなす課題は、複数の単磁石部品からなる多極磁石系及
びこの単磁石部品の製造方法並びに単磁石部品を前記のような磁石系に組み立て
る方法を、任意の極部分を正確かつ再現可能に製造可能であり、この場合、慣用
の磁化装置を使用することができ、かつ直接隣接する単磁石部品を備えた磁石系
を製造可能であるように改善することである。本発明のもう一つの課題は、磁石
系の構造高さを高くせずに、保持構造もしくは接合構造を備えた磁石系を製造す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による解決策は、製造すべき磁石系を複数の単磁石部品から製造し、こ
の場合少なくとも1つの、有利に複数の単磁石部品の成形技術による製造及びマ
ガジン化のために請求項1ないし16の本発明による方法を使用し、並びに単磁
石部品を備えた全体のマガジンを磁化装置中で一緒に磁化することである。この
マガジンは請求項17ないし28による特徴部に記載されている。さらに、請求
項29ないし34もしくは請求項37及び38による本発明による組み立て方法
を用いて、磁化された単磁石部品がマガジンから直接、多極磁石系に組み立てら
れる。この方法により有利に形成すべき磁石系が請求項37ないし44及び請求
項45ないし47に記載されている。
【0010】 本発明のさらなる目的、利点、特徴及び用途範囲は、図面を用いた複数の実施
の形態の次の記載から明らかである。この場合、記載された及び/又は図示され
たすべての特徴は、請求の範囲の関係又は引用形式とは無関係に、それ自体又は
任意に合理的に組み合わせにおいて本発明の対象を成している。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1の(A)は、平面図、そして(B)は、複数の磁化された単磁石部品1、
2から組み立てられた、磁石環4の形の多重極の磁石系3の断片を示す。
【0012】 ここに選択された、射出圧縮方法を用いた実施の形態の場合には、正確かつ再
現可能に製造された単磁石系1、2は、ともに、磁化可能かつ成形可能な永久磁
石材料、例えばプラスチック接合されたNdFeB材料からなる。プラスチック
接合したNdFeB材料の使用によって、単磁石部品1、2の薄壁のもしくは平
らな構造様式の成形が可能になる。該単磁石部品1、2は、環セグメント形の外
形52を有し、かつ、図1に示すように、磁石環4に交互に並んでおり、かつ直
接隣接して配置されている。該磁石環4の厚さは、約300μである。他の成形
技術による製造方法、例えば射出成形または圧縮成形、の使用も考慮の対象とな
る。磁石材料として、成形可能なSmCo、例えばプラスチック接合されたSm
Coを、使用することもできる。さらに単磁石部品1、2は、低い残留磁気誘導
を有する磁石材料、例えばストロンチウム−もしくはバリウムを基礎とする硬質
フェライトからなることもできるし、低い保磁力を有する磁化可能な材料、例え
ばAlNiCoからなることができる。
【0013】 本発明によれば、単磁石部品1、2は、図9の常用の磁化装置でパルス磁化に
よってその縦もしくは横の長さに沿って磁化される。単磁石部品1、2は、部分
の拡大図1の(C)によれば軸方向に十分に磁化されており、即ち、単磁石部品
1がN極−S極方向に磁化されているという形で十分に磁化されており、その際
、下記においても図1の(C)による単磁石部品1は、一方の前面5aにN極、
かつもう一方の前面5bにS極を有すると理解される。相応して単磁石部品2は
、反対にS極−N極方向に極性が与えられており、即ち、該単磁石部品2は、前
面5aにS極、かつ前面5bにN極を有する。このことによって単磁石部品1、
2から組み立てられた磁石環4は、2つの前面5a、5bが8極であり、かつし
たがって4つの極の組合せを有する。
【0014】 前記磁石環4は、2つの特許出願第DE19902370号および第DE19
902371号に記載されたDC円盤電機子モータ中のロータディスクとして使
用される。磁石環4のきわめて平たい全高によって該円盤電機子モータは、外径
12.8mmで高さ1.4mmしかない。該モータのトルク定数は、約0.40
μNm/mAである。該モータは、高い回転性能と同時に容易に20,000/
分までの回転速度に使用可能である。
【0015】 一般的に、本発明による成形技術による、単磁石部品の製造および別々の磁化
によって任意の磁極ピッチが正確かつ再現可能に製造可能である。さらに前記磁
石環4は、場所をとらない支持−もしくは保持構造を有する。このことによって
、該磁石環4が使用される装置系、例えば電磁スラスタ、殊にハイブリッドステ
ッピングモータおよび円盤電機子モータ、のさらなる小型化が可能になり、この
ことに関してはF&M、107(1999)4、24ページ以降、の「Klei
ne Kraftpakete−Strukturierbare duenn
e Magnetschichten」の記事およびF&M106(1998)
7−8、503ページ以降、の「Optimierte Magnete fu
er Hybridschrittmotoren」の記事、ともにCarl
Hanser Verlag刊、が参照される。
【0016】 図2の(A)は、複数の磁化された単磁石部品6、7から組み立てられた、磁
気ストライプ8の形の多重極の磁石系3の平面図を示し、かつ図2の(B)は、
断面図を示す。単磁石部品6、7は、平行六面体形の外形52を有し、かつ、磁
気ストライプ8中に交互にかつ直に隣接して配置されている。磁気ストライプ8
の厚みは、約300μmである。単磁石部品6、7は、ともに軸方向に磁化され
ており、その際、単磁石部品6は、図2に示された磁気ストライプ8の前面9a
にN極、かつ単磁石部品7は、S極を有する。このことによって磁気ストライプ
8は、前面9aならびに前面9bにN極およびS極とが交互に19極で極性が与
えられている。この永久磁石から交互の極性が形成された磁気ストライプ8は、
永久磁石部品、例えば長さの尺度を具現化するための磁気位置検出器、として使
用することができる。
【0017】 図3は、永久磁石から交互の極性を形成された磁気ストライプ8の別の実施形
態の断面図を示す。図2の実施形態と異なり、単磁石部品6、7は、支持物10
によって相互に隣接して配置されている。該支持物10は、成形材料34からな
り、かつ、本明細書で選択された実施の形態の場合には反応注型用樹脂(Rea
ktionsgiessharz)からなる。他の有利な支持物材料は、熱可塑
性もしくは弾性のプラスチックである。図3によれば支持物10ないしは成形材
料34は、単磁石部品6、7をその側面16a、16bおよび17a、17bで
嵌め合いで包含し、かつ、隣接した2つの単磁石部品6、7のそれぞれの間に成
形材料34が配置されている。この実施形態によれば単磁石部品6、7は、支持
物材料によって相互に分離されて配置されており、その結果、より大きな磁極ピ
ッチを有する磁石系3が製造可能である。このように配置された支持物材料によ
って、2つの単磁石部品6、7のそれぞれの間の支持ないしは保持機能までも引
き継がれ、かつ、このことによって磁気ストライプ8の機械的な安定性が、これ
また全高が大きくなることなく改善される。該磁気ストライプ8の必要不可欠の
機械的な安定性は、支持物10が付加的に嵌め合いで、単磁石部品6、7の外側
の縁部18として形成されていることによってなお改善される。該縁部18は、
環状、帯状もしくは類似の形状の外形を有することができる。
【0018】 図4の(A)は、2つ磁気ストライプ8a、8bから組み立てられた磁気スケ
ール12の平面図を、かつ図4の(B)は断面図を示す。図4の(B)の磁気ス
トライプ8aは、図3の磁気ストライプ8と異なり、S極−N極方向にのみ磁化
された単磁石部品7を有し、該単磁石部品は、成形材料34からなる支持物10
によって相互に間隔をあけて配置されている。同様にして磁気ストライプ8bの
場合には、N極−S極方向に磁化された単磁石部品6が組み合わされている。該
磁気スケール12は、図4の(B)によれば2つの重ねられて配置された磁気ス
トライプ8aおよび8bからなり、その際、該磁気スケール12が2つの前面1
3a、13bで交互の極性を有するように単磁石部品7は、単磁石部品6と側方
に入れ違いで配置されている。本明細書でされた実施の形態の場合には該磁気ス
ケール12は、図4の(A)によれば平面図においては前面13aに、磁気スト
ライプ8aに配置された単磁石部品7の並んで配置されたS極を有し、かつこれ
らS極間にそれぞれ、断面図で示された、磁気ストライプ8bに配置された単磁
石部品6のN極を有する。単磁石部品6、7のこの配置によって磁気スケール1
2は、前面13aに沿って交互に変化する磁束を生じさせる。これによって該磁
気スケール12は、例えば回転対称の形でモータャフトに連結されることができ
、かつエンコーダとして使用することができる。もう一方で該磁気スケール12
は、リニアアジャスタの中で長さの尺度を具現化するために使用することができ
、かつこのようにして長さの測定を可能にすることができる。図4の(A)およ
び(B)に示された実施形態の場合には該磁気スケール12の2つの末端部14
a、14bは、非磁性の支持物材料15によって段部の形に形成されている。こ
の段部15によって磁気スケール12の側方の把持が、しかも単磁石部品6、7
に触れる必要なしに、可能になる。当然のことながら該磁気スケール12の2つ
の末端部14a、14bは、段部15なしで垂直な終端部として形成されていて
もよい。
【0019】 図5の(A)並びに(B)と図6の(A)並びに(B)とには、射出圧縮方法を
図1ないし4の単磁石部品1、2、6、7の成形技術による製造のための有利な
方法として示されている。図5の(A)は、概略的に射出圧縮金型19の構造を
示す。射出圧縮金型19は、それぞれ閉り止め部22a、22bをもつ上側の金
型半体20および下側の金型半体21を有する。図5の(A)に示された射出圧
縮金型19の開位置では2つの閉り止め部22a、22bは、相互に分離してい
る。ベースプレート23に多数の単磁石部品1、2、6、7を成形するために、
図5の(B)と図6の(A)並びに(B)とに示されているとおり、上側の金型
半体20は、複数のキャビティ25をもつインサート24を有する。下側の金型
半体21は、このために、図5の(A)並びに(B)に示されているとおり、円
錐に形成された注入先端部28をもつ注入通路27およびインサート24中への
磁化可能な材料26の射出ないしは注入のためのインジェクションノズル29を
有する。該インジェクションノズル29は、注入先端部28に対して、かつイン
サート24に対して中央に位置付けられている。図5の(A)によれば磁化可能
な材料26は、まず注入物30の形でインサート24中に注入される。
【0020】 図5の(B)に示された金型19の閉位置の場合には下側の金型半体21は、
上側の金型半体20の中に、2つの閉り止め部22a、22bが重なり合うまで
入り込む。このことによって、一方では磁化可能な材料26がキャビティ25中
に圧入される。もう一方ではインジェクションノズル29が注入先端部28の中
に突入し、かつ該注入先端部を密閉する。このことによって小容量の湯口ないし
はインサート24中で成形されたベースプレート23からの磁化可能な材料26
の規定された分離が可能になる。
【0021】 本発明の殊に有利な思想は、インサート24による単磁石部品1、2、6、7
の成形技術による製造によって設定された配列状態がベースプレート23上の単
磁石部品1、2、6、7の配置に転写されることにある。このことによって、こ
の配列状態、ひいては種々の単磁石部品1、2、6、7相互の固定された位置が
、単磁石部品1、2、6、7の全体のさらなる処理、即ち、単磁石部品1、2、
6、7を有するマガジン40の成形技術による製造、該単磁石部品の磁化および
該単磁石部品の磁石系3、例えば磁石環4または磁気ストライプ8への取付けの
ために維持されることが達成される。図6の(A)は、射出圧縮金型19から離
型された、その上に配置された複数の環状の単磁石部品1、2を有するベースプ
レート25の断面図を示し、かつ図6の(B)は平面図を示す。図6の(B)に
よればベースプレート25は、外形ウェハ31が、例えば3、4、5もしくは6
インチで形成されている。このことによって半導体工業の取扱−および給送技術
が利用することが可能になる。
【0022】 本発明のさらに殊に有利な思想は、ベースプレート23上の単磁石部品1、2
、6、7が既に該単磁石部品が該単磁石部品のマガジン化およびこの群の配置で
の磁化の後に磁石系3に直接取り付けることができるように位置付けされて、図
6の(B)によれば群32の形に配置されていることにある。
【0023】 図7の(A)および(B)は、支持物10および単磁石部品1、2、6、7か
らなるマガジン40の成形技術による製造を示す。図7の(A)の場合には反応
キャスティングプロセスが、図1ないし4の単磁石部品1、2、6、7を有する
マガジン40の成形技術による製造の有利な方法として示されている。図7の(
A)によれば先ず、その上に配置された単磁石部品1、2を有するベースプレー
ト23は、側方でタンディッシュ33中で突出部で囲まれる。その後に単磁石部
品1、2は、上方から、支持物10を形成されかつ固化する反応注型用樹脂34
で注入される。このことによって、インサートによって定義されかつベースプレ
ート23に転写された配列状態およびマガジン40中での単磁石部品1、2、6
、7の固定された位置が相互に維持されることが達成される。該樹脂34が固化
した後にベースプレート23は、その上に注入された単磁石部品1、2とともに
タンディッシュ33から取り出され、かつ、樹脂34の、単磁石部品1、2およ
びベースプレート23の上方の突出部36を削り取りによって除去するために、
図7の(B)によれば真空保持プレート35上に配置される。
【0024】 この代りに、単磁石部品1、2、6、7およびマガジン40の製造は、二成分
系射出成型方法を用いて行なうこともできる。このために有利に、例えば既に特
許出願明細書第DE19926181号の図2ないし4に記載されている、射出
成形用金型が使用される。一般的にこのことによって、マガジン40および1、
2、6、7の製造の順序が単磁石部品およびマガジンの形状に応じて自由に選択
可能であることが可能になる。したがって、先ずマガジン40を、さらに次に単
磁石部品1、2、6、7を、例えば、2つの直接連続する成形プロセスで製造す
ることもできる。このことによって、反応キャスティングプロセスに使用される
ベースプレート23、ならびにマガジン40の製造のための図7の(B)による
必要不可欠の機械的な後処理は、省略することができる。
【0025】 図8の(A)は、製造された、複数の単磁石部品1、2を有するマガジン40
の平面図を、および図8の(B)は断面図を示す。該単磁石部品1、2は、本明
細書で示されたマガジン40の実施形態の場合には成形材料34によって、該単
磁石部品の全ての側面37が嵌め合いで取り囲まれており、即ち、2つの隣接し
た単磁石部品1、2の間にも成形材料34が配置されている。この実施形態によ
って、単磁石部品1、2の全高に相応して平たい、プラスチック接合されたNd
FeB材料からなる複数の単磁石部品1、2、6、7を有するマガジン40が実
施されている。さらに図6の(A)との比較によれば、群32での単磁石部品1
、2の配置がマガジン40でも保持されることが示されている。単磁石部品12
がその側面37でのみ成形材料34によって囲まれ、かつ、図6の(A)のよう
なベースプレート23を有していないという利点の本質は、該単磁石部品1、2
がこのように、簡単な押込みによる取付けによって、マガジン40から取り除く
ことができることにある。
【0026】 図9には、例えば図8によるマガジン40の中にまとめられた全ての単磁石部
品1、2、6、7の磁化に使用される、大きな励磁コイル39を有する常用の磁
化装置38が示されている。本発明による該磁化の特別な利点は、マガジン40
の中にまとめられた全ての単磁石部品1、2、6、7が1つのコイルで一緒に、
設定された分極で、しかも単磁石部品1、2、6、7の構造様式に関係なく、十
分に磁化することができることにある。さらに、励磁コイル39の相応する寸法
によって、マガジン40のある範囲内、例えばマガジン40の半体に配置された
単磁石部品1、2、6、7が同じ方向に磁化されることを達成することができる
。このことによって、例えば、マガジン40の平面図においてマガジン40の半
体がN極を、かつ該マガジン40のもう半体がS極を示すことが可能になる。図
9の(A)には、マガジン40中の全ての単磁石部品1、2、6、7の軸方向の
磁化が示されており、その結果、このことによって該単磁石部品は、2つの前面
で反対の極性が与えられている。図9の(B)には、マガジン40中の全ての単
磁石部品1、2、6、7の正反対の磁化が示されており、その結果、このことに
よって該単磁石部品1、2、6、7は、向かい合う側面で反対に分極可能である
。完全な磁石系3、例えば図1の磁石環4の磁化に対する、本発明による、形成
すべき磁石系3においてその磁石セグメントに相応する単磁石部品1、2、6、
7の該磁化の特別な利点は、該単磁石部品1、2、6、7が完全に十分に磁化さ
れることができることにある。このことによって殊に単磁石部品1、2、6、7
の周囲での磁場の低下が防止される。このことによって、磁石系3における隣接
した磁石セグメントの場合の磁場の低下が、反対に磁化された単磁石部品1およ
び2ないしは6および7の組合せによってのみ決定されていることも達成される
。さらに、成形技術により製造されたきわめて小さい単磁石部品1、2、6、7
もまた完全に磁化されることができるため、該単磁石部品1、2、6、7を用い
て形成すべき磁石系3、4、8、12のさらなる小型化が可能となる。
【0027】 図10ないし図14は、その中で組み合わされた単磁石部品40を有するマガ
ジン40の種々の実施形態を示し、該単磁石部品は、形成すべき磁石系3におけ
る磁石セグメントに相応する。
【0028】 図10の(A)には、平面図において軸方向にN極−S極方向に磁化された環
セグメント形の複数の単磁石部品1を有するマガジン40の平面図が、図10の
(B)にはその部分図が、かつ図10の(C)には該部分図の断面図が示されて
いる。図11は、図10の表示の繰り返しであり、その際、今度は平面図におい
て軸方向にS極−N極方向に磁化された環セグメント形の複数の単磁石部品2を
有するマガジン40が示されている。図10の単磁石部品1と図11の単磁石部
品2と配向を比較すると、殊に図11の(B)と図10の(B)の部分拡大図に
おいて、単磁石部品1、2がそれぞれ群32の形で、該単磁石部品が図1の多重
極の磁石環4に直に従って組み合せることができるように相補形に環形に配置さ
れていることが示されている。図10の(C)および図11の(C)は、群32
の形で配置された単磁石部品1、2の軸方向の磁化を示す。
【0029】 図12の(A)は、軸方向にS極−N極方向に磁化された平行六面体形の単磁
石部品7を有するマガジン40の平面図を、図12の(B)は断面図を示す。こ
の実施の形態の場合には該単磁石部品7は、2つ隣接した単磁石部品7の間に支
持物10ないしは成形材料34配置されている程度に相互に間隔をあけてマガジ
ン40内に配置されている。さらにそれぞれ10個の単磁石部品7が相互に平行
に、図4の(B)の磁気ストライプ8aの形で配置されている。マガジン40は
、それぞれ1個の磁気ストライプ8aのまわりに、長方形に単磁石部品7のまわ
りに配置された磁化可能な材料26からなる縁部18′を有する。縁部18′の
この配置によって、該磁気ストライプ8aが完全な形で、即ち10個の単磁石部
品7を有する形で、マガジン40から取り外すことができるようにすることが可
能となる。磁気ストライプ8aがマガジン40から取り出された後に通常、磁化
可能な材料26からなる縁部18′が磁気ストライプ8aから引離され、その結
果、この場合には該単磁石部品7は、成形材料34からなる縁部18によってま
とめられる。磁気ストライプ8aを用いて、殊に、比較的大きな磁極ピッチを有
する磁石系3または多層の磁石系3、例えば図4に示された磁気スケール12、
が製造可能である。図12の(B)によれば成形材料34によって単磁石部品7
は、本明細書で選択された実施の形態の場合にはその側面が嵌め合いで囲まれて
おり、その結果、支持物10および単磁石部品7は、同じ全高になっている。別
の図示されていない、本発明による、単磁石部品1、2、6、7を有するマガジ
ン40の実施形態は、成形材料34が、単磁石部品1、2、6、7を少なくとも
その外面の部分で、例えば少なくともその前面の部分で支持物10として囲んで
いる。このことによって単磁石部品1、2、6、7は、少なくともその前面の部
分での保護のために成形材料34によって被覆される。この実施形態は、有利に
、マガジン40から個々の単磁石部品1、2、6、7ではなく、完全な磁石系3
、例えば磁気ストライプ8aが、例えば磁気スケール12の製造のために取り出
される場合に使用される。この場合には成形材料34は、単磁石部品1、2、6
、7の前面上で、もう1個の磁気ストライプの配置のための締結手段として実施
されていてもよく、このことによって磁気スケール12の全高が高くなることは
ない。
【0030】 図13は、軸方向にS極−N極方向に磁化された平行六面体形の単磁石部品7
を有するマガジン40のもう1つの実施形態の部分図の断面図を示す。この実施
形態の場合には、図12の(B)の表示と異なり、異なる高さを有する単磁石部
品7および支持物10が製造されている。このことによって、支持物10が単磁
石部品7の側面17a、17bの部分とのみと保持接触して製造されていること
が達成される。この減少された保持接触によってマガジン40から磁気ストライ
プ8aが剥れることが達成される。さらに、マガジン40のこの実施形態によっ
て、マガジン40からの単磁石部品7の取外しによってこの剥れることも容易に
なる。マガジン40のこの実施形態の製造のために、有利に二成分系射出成型方
法が、支持物10および単磁石部品7の製造に使用される。一般的に、交互に配
置された複数の単磁石部品7からなる多重極の磁気面3の構造は、図13によっ
て概略的に示されているように可能となる。この磁気面3の構造のために、例え
ば、支持物10から突出しかつ隣接した2つの単磁石部品7の間に別の単磁石部
品6が使用される。この処理は、十分な大きさのチェス盤様のN極−およびS極
からなる磁気面3が得られるようになるまで繰り返される。
【0031】 図14は、軸方向にN極−S極方向に磁化された平行六面体形の単磁石部品6
および凹部11を有するマガジン40の別の実施形態の平面図を示す。図12で
の表示に対して、この場合にはマガジン40の部分図のみが磁気ストライプ8c
の形で示されている。この磁気ストライプ8cの場合には単磁石部品6のみが、
2つ単磁石部品6の間にそれぞれ1つの凹部11が配置されているように相互に
隣接して配置されている。該単磁石部品6は、帯状の縁部18として形成された
支持物10によってまとめられている。
【0032】 図15は、軸方向にN極−S極方向に磁化された平行六面体形の6および凹部
11を有するマガジン40の別の実施形態の断面図を示し、その際、マガジン4
0の部分図のみが磁気ストライプ8dの形で示されている。図14に示された磁
気ストライプ8dと異なり、2つ単磁石部品6の間にそれぞれ成形材料34、次
に凹部11、そして再び成形材料34の順に配置されている。
【0033】 図16ないし図22は、磁石系3の製造のための、本発明による組立方法の種
々の実施形態を示す。この場合の共通の思想は、磁石系3の製造のために少なく
とも1個のマガジン40が使用され、かつ、製造すべき磁石系3における磁石セ
グメントに相応する単磁石部品1、2、6、7は、マガジン40から直接、支持
物10上の取付け位置に、多重極の磁石系3、例えば磁石環4、磁気ストライプ
8もしくは磁気スケール12、が2つの前面に交互の極性が生じるように位置付
けされることである。
【0034】 図16は、組立ロボット41を示し、該組立ロボットは、マガジン40からの
単磁石部品1、2、6、7の、特に有利な何回もの組立のために、磁石系3の製
造に使用される。このために該組立ロボット41は、マガジン40から支持物1
0上の取付け位置への単磁石部品1、2、6、7の押込みのための突出しピン5
1aをもつ突出しパッド51ならびにマガジン40のための受け台としてのベー
スプレート42を有する。ベースプレート42の中に、突出しパッド51の直下
に金敷様の保持パッド43が配置されている。ここに示された実施の形態の場合
には円盤電機子モータのロータディスクを2つの特許出願明細書第DE1990
2370号および第DE19902371号から製造した。このために有利な実
施形態の場合には先ず、図10による、N極−S極方向に磁化された単磁石部品
1を有するマガジン40が、ベースプレート42に置くことによってかまたはエ
ンドレスベルトを介して供給される。さらに円盤電機子モータのモータカバー4
4の形をした支持物10が、突出しパッド42と直接向かい合って、マガジン4
0の下で金敷様の保持パッド43のガイドピン45上に配置される。
【0035】 次に突出しパッド51は、例えば空気圧によって図16による矢印の方向に降
下し、かつ、突出しピン51aによって、図10の(B)の部分拡大図に示され
た単磁石部品1の全ての群32が、モータカバー44に突き出される。単磁石部
品1がマガジン40から剥れた後に単磁石部品1の廃棄を防止するために、突出
しパッド51の動きは、保持パッド43の反対の動きと、単磁石部品1の突出し
が一定の部材接触によって、力−および/または形によって導かれて可能である
ようにして同期化される。このことによってモータカバー44上に磁石環3が生
じ、この磁石環の場合には2つ単磁石部品1の間にそれぞれ1つの空隙が配置さ
れている。引き続き、突出しパッド51は、再度持ち上げられ、かつ、図11の
マガジン40は、S極−N極方向に磁化された単磁石部品2とともに、ベースプ
レート42に、単磁石部品1に対して相補形で群32に配置された単磁石部品2
が直接、モータカバー44上の磁石環3の残留している空隙中へと突き出される
ことができるように供給される。モータカバー44は、単磁石部品1、2の固定
のために接着層46を有する。最後にロータディスクは、モータカバー44とそ
の上に固定された磁石環3とからなる形で、突出しパッド51の下部から送り出
され、かつ次のロータディスクが製造される。
【0036】 図17は、図1の磁石環3の製造のための、図10および図11による単磁石
部品を有する2つのマガジンからの、先に記載した組立方法を示しかつ繰り返し
ている。この場合には、単磁石部品1、2の固定のための支持物10として取付
けプレート47が使用される。このことによって接着層46を省略することがで
きる。
【0037】 図18は、磁石環3の製造のための組立方法の別の実施形態を示す。この場合
には図10による群32の形に配置された単磁石部品2を有するマガジン40が
、使用される。支持物10として、群の形に配置された単磁石部品1を有するマ
ガジン40が使用され、この場合には図14によれば隣接した2つの単磁石部品
1の間に少なくとも1つの凹部11が配置されている。磁石環3の製造のために
単磁石部品2は、組立ロボット41の突出しピン51aを用いて直接、凹部11
に突き出される。図19によれば、単磁石部品1、2からなる多数の磁石環3を
少なくとも側面で囲む固定するための成形材料34、有利に反応樹脂34aまた
はプラスチック、からなることによって、マガジン50が得られる。
【0038】 図20の(A)ないし(C)は、軟磁性の取付けプレート47への図1の磁石
環3の取付けを示し、その際、マガジン40のみが使用される。図20の(A)
によれば該マガジン40は、標識48でマーキングされたマガジン40の第1の
半体にはN極−S極方向にのみ磁化された単磁石部品1を有し、かつ別の標識4
9でマーキングされた第2の半体にはS極−N極方向にのみ磁化された単磁石部
品2を有する。組立ロボット41を用いて先ず、第1の半体に群32の形で配置
された単磁石部品1が取付けプレート47に突き出され、かつ固定される。引き
続き、マガジン40は、図19の(A)と図19の(B)の比較が示すとおりに
、180°回転される。その後に、図19の(B)によればS極−N極方向に磁
化され、かつ群32の形で配置された単磁石部品2は、取付けプレート47に突
き出される。このことによって、図20の(C)に示されているような、取付け
プレート47上の複数の磁石環3が得られる。
【0039】 図21は、図2による磁気ストライプ8の製造を示す。このために、一方では
磁気ストライプ8cの形に配置された、N極−S極方向に磁化された単磁石部品
6および、もう一方では磁気ストライプ8cの形に配置された、S極−N極方向
に磁化された単磁石部品7を有する、図14による2つマガジン40は、組立ロ
ボット41に供給される。先ず突出しピン51aによって全ての単磁石部品6が
、該当の磁気ストライプ8cから、この場合には示されていない支持物に突き出
され、かつ場合によっては接着剤を用いて固定される。このことによって先ず磁
気ストライプ8が得られ、該磁気ストライプの場合には、2つの隣接した6の間
に空隙が配置されている。その後に単磁石部品7が、図14による、該当の磁気
ストライプ8cから支持物に、かつ該空隙中に突き出される。このことによって
、図21に示されているような、直接並んでいる単磁石部品6、7を有する磁気
ストライプ8が得られる。
【0040】 図22には、2つの隣接した単磁石部品7の間のそれぞれ1個の凹部11およ
び支持物10の形をした縁部18を有する、図22の(B)による磁気ストライ
プ8cを用いて、単磁石部品6、7および外側の縁部18を有する、図22の(
C)による多重極の磁気ストライプ8が製造されることができることが示されて
いる。このために、磁気ストライプ8cは、図22の(C)による、ここに選択
された実施の形態の場合にはベッドプレート53を有する。該ベッドプレート5
3上にかつ凹部11中に、引き続き、単磁石部品6が入れられ、該単磁石部品6
は、図22の(A)によれば磁気ストライプ8bの形に配置されている。引き続
き、ベッドプレート53は、例えば削り取りによって取り除かれ、その結果、図
22の(C)に示された直接並んだ単磁石部品6、7および外側の縁部18を有
する多重極の磁気ストライプ8が得られる。
【0041】 最後に図23には、図4からの磁気スケール12の組立が示されている。この
ために、一方では成形材料34によって相互に分離された、N極−S極方向に軸
方向に磁化された単磁石部品6およびもう一方では同様に配置された、S極−N
極方向に軸方向に磁化された単磁石部品7を有する、磁気ストライプ8a、8b
がその中に配置されている、図12による、2つのマガジン40が使用される。
2つの磁気ストライプ8a、8bは、図23によれば、磁気スケール12が2つ
の前面13a、13bに交互の極性を生じるように単磁石部品7が側方に単磁石
部品6と交互に配置されるように並べて配置されている。
【0042】 磁気ストライプ8は、図3によって製造され、この場合には、そのために、単
磁石部品6を有する、図15のマガジン40が使用され、該マガジンの場合には
、2つ隣接した単磁石部品6の間にそれぞれに順番に成形材料34、次に凹部1
1そして再び成形材料34が配置されている。引き続き、この凹部11中に単磁
石部品7が押し込まれる。このために、例えば、単磁石部品7を有する、図12
によるマガジン40が使用され、該マガジンの場合には、2つ隣接した単磁石部
品7の間の長さが凹部11の長さに一致している。
【0043】 本発明による、マガジン40内で相互に固定された位置に配置されている複数
の単磁石部品1、2、6、7からなる磁石系3の製造の利点は、図1ないし図4
による、きわめて平たい多重極の磁石系3を製造することができることである。
例えばこのことによって、直接並べられている単磁石部品1、2ないしは6、7
を有する、図1によるきわめて平たい多重極の磁石環4または図2による磁気ス
トライプ8を製造することができる。この磁石系3の特別な利点は、支持−もし
くは保持構造が磁石セグメントを形成する単磁石部品1、2、6、7の間に配置
されていないことである。このことによって、ほぼ任意に小さな磁極ピッチを有
する磁石系3における単磁石部品1、2、6、7の高い集積密度が可能となり、
その際、本発明によれば単磁石部品1、2、6、7の取付け許容度のみが該磁石
系3の製造の際に限定されている。本発明によれば、この取付け許容度は、既に
著もしくわずかな程度にまで減少されており、それというのも、一方において単
磁石部品1、2、6、7が、本発明によれば、成形技術による製造の際に使用さ
れるインサートによって規定された単磁石部品1、2、6、7の位置を有するマ
ガジン40の中に相互にまとめられているからである。もう一方において、本発
明によれば単磁石部品1、2、6、7が、該単磁石部品が共通してこの群の配置
で直接、マガジン40から取り出されることができ、かつ磁石系3の中に取り付
けられることができるように群の形で配置されている。したがって取付け許容度
は、単磁石部品1、2、6、7のマガジン40から磁石系3への移送ないしは取
付けの正確度によってのみ決定される。本発明の別の一般的な利点は、マガジン
40中で多数で組み合わされた単磁石部品1、2、6、7が一緒に常用の磁化装
置で完全に十分に磁化されることができることである。このことによって殊に、
完全な多重極の磁石系、例えば多重極の磁石環、の多重極の磁化の場合に磁化装
置の巻き線と磁石セグメントとの重なり合いによって引き起こされる損失も回避
される。
【0044】 本発明による単磁石部品1、2、6、7ないしは本発明による単磁石部品1、
2、6、7を有するマガジン40を用いて、本発明によれば、図3のきわめて平
たい多重極の磁石系3が製造されることができ、この磁石系の場合には、2つの
隣接した単磁石部品6、7の間に、成形材料34からなる支持物10が配置され
ている。該支持物は、この場合にはもっぱら横方向の支持−もしくは保持構造と
して使用され、その際、磁石系3の全高がこのことによって大きくはならない。
支持物10のこのような配置によって、特定の磁石系3の場合にきわめて望まし
いとされうる比較的大きな磁極ピッチも、単磁石部品1、2、6、7の間で達成
される。
【0045】 さらに本発明によれば、別の平たい多重極の磁石系3、例えば図13の場合に
記載したチェス盤様の磁気面3、を製造することもできる。さらに、本発明によ
れば、平たい、本発明による磁石系33によって三次元の磁石体、例えば図4の
磁気スケール12、を製造することができる。本発明によれば単磁石部品1、2
、6、7は、該当するマガジン40から取り外すこともでき、かつさらに三次元
の磁石体3に積み上げることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1の(A)は、複数の単磁石部品から構成された磁石環の平面図であり、図
1の(B)はその断面図である。
【図2】 図2の(A)は、複数の単磁石部品から構成された磁気ストライプの平面図で
あり、図2の(B)はその断面図である。
【図3】 図3は磁気ストライプのもう一つの実施形態を示す。
【図4】 図4の(A)は図3による2つの磁気ストライプから構成された磁気スケール
の平面図であり、図4の(B)はその断面図である。
【図5】 図5の(A)並びに(B)は、図1ないし4による単磁石部品の成形技術による
製造過程を示す。
【図6】 図6の(A)並びに(B)は、図1ないし4による単磁石部品の成形技術による
製造過程を示す。
【図7】 図7の(A)並びに(B)は支持体及び単磁石部品からなるマガジンの成形技
術による製造過程を示す。
【図8】 図8の(A)は図7による支持体及び単磁石部品からなるマガジンの平面図で
あり、図8の(B)はその断面図である。
【図9】 図9の(A)は、図8によりマガジンの形にまとめられた単磁石部品の軸方向
での一緒の磁化工程を示し、図9の(B)はその直径方向での一緒の磁化工程を
示す。
【図10】 図10の(A)は、NS極方向で軸方向に磁化された扇形の単磁石部品を備え
たマガジンの平面図であり、図10の(B)はその部分図であり、図10の(C
)はその部分の断面図である。
【図11】 図11の(A)は、SN極方向で軸方向に磁化された扇形の単磁石部品を備え
たマガジンの平面図であり、図11の(B)はその部分図であり、図11の(C
)はその部分の断面図である。
【図12】 図12の(A)は、SN極方向で軸方向に磁化された長方形の単磁石部品を備
えたマガジンの平面図であり、図11の(B)はその部分の断面図である。
【図13】 図13はSN極方向で軸方向に磁化された長方形の単磁石部品を備えたマガジ
ンのもう一つの実施形態の断面図であり、この場合、磁石面が形成される。
【図14】 図14はNS極の方向で軸方向に磁化された長方形の単磁石部品及び凹部を備
えたマガジンのもう一つの実施形態の部分平面図である。
【図15】 図15はNS極の方向で軸方向に磁化された長方形の単磁石部品及び凹部を備
えたマガジンのもう一つの実施形態の部分断面図である。
【図16】 図16は、多極磁石系の多様な組み立てのための組み立てロボットを示す。
【図17】 図17は図10及び10による単磁石部品を備えた2つのマガジンを有する組
み立てプレート上の図1の複数の磁石環の組み立て工程を示す。
【図18】 図18は単磁石部品及び凹部を備えた1つのマガジン及び図11による単磁石
部品を備えた1つのマガジンを有する図1の複数の磁石環を有するマガジンの組
み立て工程を示す。
【図19】 図19は図1による複数の磁石環を備えたマガジンを示す。
【図20】 図20は単磁石部品を備えた1つのマガジンを有する組み立てプレート上の図
1による磁石環の組み立て工程を示す。
【図21】 図21は図14による2つのマガジンからの組み立てプレート上の図2の磁気
ストライプの組み立て工程を示す。
【図22】 図22は図12によるマガジンと図13によるマガジンとを備えた図2の磁気
ストライプの組み立て工程を示す。
【図23】 図23は図12による2つのマガジンを備えた図4からの磁気スケールの組み
立て工程を示す。
【符号の説明】
1 単磁石部品 2 単磁石部品 3 磁石系 4 磁石環 5a、5b 前面 6 単磁石部品 7 単磁石部品 8 磁気ストライプ 8a、8b、8c、8d 磁気ストライプ 9a、9b 前面 10 支持体 11 凹部 12 磁気スケール 13a、13b 前面 14a、14b 末端部 15 段部 16a、16b 側面 17a、17b 側面 18、18′ 縁部 19 射出圧縮金型 20 上側の金型半部 21 下側の金型半部 22a、22b 閉り止め部 23 ベースプレート 24 型インサート 25 キャビティ 26 磁化可能の材料 27 注入通路 28 注入先端部 29 射出ノズル 30 注入物 31 ウェハ 32 単磁石部品を有するグループ 33 注型ボックス 34 成形材料 34a 反応性樹脂 35 真空保持プレート 36 上層 37 側面 38 磁化装置 39 コイル 40 マガジン 41 組み立てロボット 42 裁置プレート 43 保持パッド 44 モーターカバー 45 ガイドピン 46 接着層 47 組み立てプレート 48 マーキング記号 49 他のマーキング記号 50 マガジン 51 突き出しパッド 51a 突き出しピン 52 外形 53 底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ニーンハオス、マティアス ドイツ連邦共和国、55128 マインツ、ザ ンクト−セバスティアン−シュトラーセ 6 (72)発明者 クレーン、シュテファン ドイツ連邦共和国、55118 マインツ、ボ ップシュトラーセ 64 (72)発明者 エールフェルト、ボルフガング ドイツ連邦共和国、55124 マインツ、ケ ールベーク 22 Fターム(参考) 5E062 CE02 CE04 CF02 CF05

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの単磁石部品の成形技術による製造及びマガ
    ジン化方法において、次のプロセス工程: a) 少なくとも1つの単磁石部品(1、2、6、7)を磁化可能な材料(2
    6)から成形する工程、 b) 前記単磁石部品(1、2、6、7)を硬化する成形材料(34)によっ
    て、この成形材料が単磁石部品(1、2、6、7)の外面(16a−b、17a
    −b、37)の少なくとも一部を支持体(10)として包囲するように取り囲む
    工程を有する特徴とする、少なくとも1つの単磁石部品の成形技術による製造及
    びマガジン化方法。
  2. 【請求項2】 前記成形材料が支持体(10)として、単磁石部品(1、2
    、6、7)の側面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を包囲す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 支持体(10)により複数の単磁石部品(1、2、6、7)
    が1つのマガジン(40)の形状で相互に間隔をあけて配置されていることを特
    徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 単磁石部品(1、2、6、7)を成形技術により、特に射出
    成形法、射出エンボス法又は圧縮成形法により製造することを特徴とする、請求
    項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 単磁石部品(1、2、6、7)を、バインダーとしてプラス
    チックを含有する希土類−磁性材料から製造することを特徴とする、請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 支持体(10)を成形技術により、特に反応注型法又は射出
    成形法により製造することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 硬化する成形材料(34)として、プラスチック、特に熱可
    塑性プラスチック又はエラストマー又は反応性樹脂(34a)を使用することを
    特徴とする、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に凹部(
    11)を有する支持体(10)を製造することを特徴とする、請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 単磁石部品(1、2、6、7)を覆っている成形材料(34
    )を、研磨、ラッピング、研削又はポリシングにより除去することを特徴とする
    、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 最初に支持体(10)を製造し、次いで単磁石部品(1、
    2、6、7)を製造することを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 支持体(10)及び単磁石部品(1、2、6、7)を製造
    するために2成分射出成形法を使用することを特徴とする、請求項1ないし10
    のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 異なる構造高さを有する単磁石部品(1、2、6、7)及
    び支持体(10)を製造することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 支持体(10)が単磁石部品(1、2、6、7)の側面(
    16a−b、17a−b、37)の部分と付着接触する形で製造することを特徴
    とする、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 1つ又は複数の単磁石部品(1、2、6、7)を備えたマ
    ガジン(40)を1つの磁化方向(38)に磁化することを特徴とする、請求項
    1ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 単磁石部品(1、2、6、7)を同じ方向に磁化すること
    を特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 単磁石部品(1、2、6、7)をその長手方向又は断面方
    向に沿って磁化することを特徴とする、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 マガジン(40)が硬化する成形材料(34)からなり、
    この成形材料は磁化可能な材料(26)からなる単磁石部品(1、2、6、7)
    の外面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を包囲することを特
    徴とする、少なくとも1つの単磁石部品用のマガジン。
  18. 【請求項18】 成形材料(34)が、磁化可能な材料(26)からなる複
    数の単磁石部品(1、2、6、7)の外面(16a−b、17a−b、37)の
    少なくとも一部を取り囲むことを特徴とする、請求項17に記載のマガジン。
  19. 【請求項19】 成形材料(34)が、単磁石部品(1、2、6、7)の側
    面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を取り囲むことを特徴と
    する、請求項18に記載のマガジン。
  20. 【請求項20】 磁化可能な材料(26)からなる単磁石部品(1、2、6
    、7)が同じ方向に磁化されていることを特徴とする、請求項18又は19に記
    載のマガジン。
  21. 【請求項21】 単磁石部品(1、2、6、7)がその長手方向又は断面方
    向に沿って磁化されていることを特徴とする、請求項18ないし20のいずれか
    1項に記載のマガジン。
  22. 【請求項22】 単磁石部品(1、2、6、7)を、プラスチックにより結
    合された希土類−磁性材料、有利にNdFeB又はSmCoを有する材料から製
    造することを特徴とする、請求項18ないし21のいずれか1項に記載のマガジ
    ン。
  23. 【請求項23】 マガジン(40)がディスク状又はベルト状の外形を有す
    ることを特徴とする、請求項18ないし22のいずれか1項に記載のマガジン。
  24. 【請求項24】 単磁石部品(1、2、6、7)が扇形又は長方形の外形(
    52)を有することを特徴とする、請求項18ないし23のいずれか1項に記載
    のマガジン。
  25. 【請求項25】 単磁石部品(1、2、6、7)がマガジン(40)の形に
    相互に間隔を置いて配置されていることを特徴とする、請求項18ないし24の
    いずれか1項に記載のマガジン。
  26. 【請求項26】 2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に成形
    材料(34)が配置されていることを特徴とする、請求項25に記載のマガジン
  27. 【請求項27】 2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に少な
    くとも1つの凹部(11)が配置されていることを特徴とする、請求項25に記
    載のマガジン。
  28. 【請求項28】 2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に成形
    材料(34)及び少なくとも1つの凹部(11)が配置されていることを特徴と
    する、請求項25に記載のマガジン。
  29. 【請求項29】 磁石系を製造するための組み立て方法において、次の工程
    : a) 磁化可能な材料(26)からなりかつ磁化された複数の単磁石部品(1
    、2、6、7)の外面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を包
    囲する、硬化する成形材料(34)からなる少なくとも1つのマガジン(40)
    を使用し、 b) 及び単磁石部品(1、2、6、7)をマガジン(40)から取り出し、
    支持体(10)上に隣り合うように配置し、 c) 2つの前面(5a−b、9a−b、13a−b)上で交替する極性を有
    する磁石系(3、4、8、12)を形成することを特徴とする、磁石系を製造す
    るための組み立て方法。
  30. 【請求項30】 磁化可能な材料(26)からなりかつ磁化された複数の単
    磁石部品(1、2、6、7)の側面(16a−b、17a−b、37)の少なく
    とも一部を包囲する、硬化する成形材料(34)からなる少なくとも1つのマガ
    ジン(40)を使用することを特徴とする、請求項29に記載の組み立て方法。
  31. 【請求項31】 支持体(10)としてマガジン(40)を使用し、この場
    合、2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に少なくとも1つの凹部
    (11)及び/又は成形材料(34)が配置されていることを特徴とする、請求
    項29又は30に記載の組み立て方法。
  32. 【請求項32】 単磁石部品(1、2、6、7)が凹部(11)内へはめ込
    まれることにより、この単磁石部品が支持体(10)上で隣り合うように配置さ
    れることを特徴とする、請求項29ないし31のいずれか1項に記載の組み立て
    方法。
  33. 【請求項33】 支持体(10)として組み立てプレート(47)を使用し
    、この組み立てプレート上に単磁石部品(1、2、6、7)を直接隣り合うよう
    に配置するか又は間隙によって間隔を置いて配置することを特徴とする、請求項
    29に記載の組み立て方法。
  34. 【請求項34】 単磁石部品(1、2、6、7)をマガジン(40)から支
    持体(10)上の組み立て位置内へ押し込むことにより裁置することを特徴とす
    る、請求項29ないし33のいずれか1項に記載の組み立て方法。
  35. 【請求項35】 磁石系、特に磁気スケールを製造するための組み立て方法
    において、 a) 磁化可能な材料(26)からなりかつ磁化された複数の単磁石部品(6
    、7)の外面(16a−b、17a−b)の少なくとも一部を包囲する、硬化す
    る成形材料(34)からなる少なくとも2つのマガジン(40)を使用し、 b) 及び、単磁石部品(6、7)を相互に横側にずらして配置されるように
    、2つのマガジン(40)を相互に積み重ねて配置し、 c) 2つの前面(13a、b)で交替する極性を有する磁気スケール(12
    )を形成することを特徴とする、磁石系、特に磁気スケールを製造するための組
    み立て方法。
  36. 【請求項36】 磁化可能な材料(26)からなりかつ磁化された複数の単
    磁石部品(6、7)の側面(16a−b、17a−b)の少なくとも一部を包囲
    する、硬化する成形材料(34)からなる少なくとも2つのマガジン(40)を
    使用する、請求項35に記載の組み立て方法。
  37. 【請求項37】 複数の単磁石部品からなる磁石系において、磁化可能な材
    料(26)からなりかつ磁化された単磁石部品(1、2、6、7)が、少なくと
    も1つの支持体(10)によって、2つの前面(5a−b、9a−b、13a−
    b)上で交替する極性を有する多極の磁石系(3、4、8、12)に相互に隣り
    合うように配置されていることを特徴とする、複数の単磁石部品からなる磁石系
  38. 【請求項38】 少なくとも1つの支持体(10)が硬化する成形材料(3
    4)、有利にプラスチック、特に熱可塑性樹脂又はエラストマー、又は反応性樹
    脂(34a)からなることを特徴とする、請求項37に記載の磁石系。
  39. 【請求項39】 成形材料(34)が、単磁石部品(1、2、6、7)の外
    面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を取り囲むことを特徴と
    する、請求項38に記載の磁石系。
  40. 【請求項40】 成形材料(34)が、単磁石部品(1、2、6、7)の側
    面(16a−b、17a−b、37)の少なくとも一部を取り囲むことを特徴と
    する、請求項38に記載の磁石系。
  41. 【請求項41】 支持体(10)が扇形又はベルト形の外形を有することを
    特徴とする、請求項37ないし40のいずれか1項に記載の磁石系。
  42. 【請求項42】 支持体(10)によって単磁石部品(1、2、6、7)が
    相互に間隔を置いて配置されていることを特徴とする、請求項37ないし41の
    いずれか1項に記載の磁石系。
  43. 【請求項43】 2つの隣り合う単磁石部品(1、2、6、7)の間に成形
    材料(34)及び/又は凹部(11)が配置されていることを特徴とする、請求
    項42に記載の磁石系。
  44. 【請求項44】 磁石系、特に磁気スケールにおいて、前記磁気スケール(
    12)が、それぞれ反対に磁化された単磁石部品(6、7)を有する少なくとも
    2つの相互に積み重なって配置された支持体(10)からなり、この場合、磁気
    スケール(12)が2つの前面(13a、b)で交替する極性を有するように単
    磁石部品(6、7)は相互に横側にずらされて配置されていることを特徴とする
    、請求項37ないし43のいずれか1項に記載の磁石系。
  45. 【請求項45】 磁化可能な材料(26)からなりかつ磁化された単磁石部
    品(1、2、6、7)が、2つの前面(5a−b、9a−b)上で交替する極性
    を有する多極の磁石系(3、4、8)に対して相互に直接隣り合って配置されて
    いる、複数の単磁石部品からなる磁石系。
  46. 【請求項46】 単磁石部品(1、2、6、7)が扇形又は長方形の外形(
    52)を有することを特徴とする、請求項45に記載の磁石系。
  47. 【請求項47】 磁石系(3、4、8)が2つの前面(5a−b、9a−b
    )上で多極の磁石環(4)又は磁気ストライプ(8)であることを特徴とする、
    請求項45又は46に記載の磁石系。
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