JPS62189953A - デイスク状同期電動機のロ−タの製作法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディスク状ロータとステータを持つ永久磁石
式の同期電動機のディスク状ロータの製作法に関する。

従来の技術 ディスク状ロータとステータを有する永久磁石式の同期
電動機は、その回転子として、極性の異なる磁石要素を
円周方向に交互に配置したアイスフ状ロータが使用され
る。

このディスク状ロータは、強度を持たせるための金属板
の両面に多数個のセグメント形の偏平磁石要素を、隣接
するそれら磁石要素のＮＳ極性が互いに異なる如く円周
方向に交互に配設してなるものであるが、その製作は次
のようにして行われる。すなわち、偏平セグメント形に
形成されたフェライト或いは希土類磁石材料等の未だ着
磁されない多数個のｍ石要素をドーナツ状金属板の両面
に配列、接着し、両面から位置決め治具等で押えて固着
させてディスクを形成する。このディスクを着磁装置に
掛け、隣接り−る磁石要素の極性が互いに異なるように
着磁して永久磁石式同期電動機のロータとするものであ
る。

第３図は上記のような従来のディスク状ロータの製作方
法を説明する図で、先ず（ａ）に示すように、所要の強
度を有し透磁率の高いドーナツ状の金属板１の上下両面
に、偏平セグメント形の磁石要素２を金属板１に多数個
配列し、接層剤等て金属板１に接着した上、上下から円
盤状の位置決め治具３で磁′ＥＪ要素２が金属板１に固
定するまで押えて保持し、ディスク４を形成させる。そ
の後、位置決め治具３を外し、このディスク４を（ｂ）
図に示すように着磁装置５のヨーク６．６−間に挟み、
コイル７に通電して磁石要素に着磁する。

発明が解決しようとする問題点 以上のような従来のディスク状ロータの製作方法におい
ては、磁石要素２を金属板１０両面に接着して接着剤が
硬化するまで位置決め冶具３で押えておかねばならない
。このため、この位置決め治具３を用意すると共に、こ
の冶具３によりディスク４を固定する装置を設けねばな
らない。

又、このようにして形成したディスク４の磁石要素２を
第３図（ｂ）のように着磁装置５によって着磁する場合
、着磁装置５のヨーク６．６−は異極が隣接するために
それぞれ対応する磁石要素２以上に大きくすることがで
きず、ヨーク６゜６−の隣接部近傍では磁束の方向が逆
となる。このため着磁後の磁石要素２同士の境界部付近
の磁束密度が極めて小さいものとなってしまう。第４図
はこのようにして着磁されたディスク４の片面の磁石要
素２の磁束密度を示したものである。

本発明は、以上のような従来の技術の問題点に鑑み、磁
石要素の接着に際して位置決めのための治具を必要とせ
ず、且つ磁石要素の磁束密度を高めることができるディ
スク状ロータの製作法を提供しようとするものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の方法は、極性の異
なる磁石要素を円周方向に交互に配置してなるディスク
試問ＷＪ電動機のディスク状ロータの製作方法において
、所要個数の磁石要素を１個毎に着磁した上、これらの
磁石要素をドーナツ状金属板の両面に、隣接する磁石要
素の極性が互いに異なる如く配列、接着して偏平ディス
ク状ロータを形成するものである。

作用 以上のように、本発明の方法においては磁石要素を１個
毎に着磁するので、着磁装置のヨークを磁石要素に対し
て充分に大きくすることができ、ヨークの漏れ磁束の少
ない中心部で着磁することにより、磁石要素の磁束密度
が端縁部で低下することなく、全体的に磁束密度の高い
磁５要素が得られる。そして、これらの磁石要素を金属
板の両面に接着する際には、極性の異なる磁石要素が隣
接して互いに吸引し合うのでそれぞれの磁石要素が所定
位置に確実に固定され、位置決め治具を使用する必要が
ない。

実施例 第１図は本発明のディスク状ロータの製作法の一実施例
を説明する図で、先ず、図（ａ＞に示すようにフェライ
ト或いは希土類等の磁石材料で形成されたセグメント状
偏平形の磁石要素２を着磁装置のヨ〜り６，６−で挟持
し、コイル７に通電して磁石要素２に着磁する。この着
磁は磁石要素２の一個毎に個別に行われるものであるが
ら、ヨーク６．６−は磁石要素２に対して充分に大ぎく
して、磁石要素２の端縁部で磁束密度が低下することの
ないようにする。

このようにして個別に着磁された所要個数の磁石要素２
を、図（ｂ）に示すように接着面に接着剤を塗布してド
ーナツ状の透磁率の高い金属板１の両面に、極性の責な
るもの同士が隣接するように配列する。この時、極性の
異なる磁石要素２同士が吸引し合うので、磁石要素２は
接着剤が硬化し金属板１に固着して一体化するまでそれ
ぞれの所定位置を保持する。従って、位置決め治具で上
下から押えて固定しておく必要はない。

第２図は上記の本発明の方法によって製作されたディス
ク状ロータの片側の磁束密度の分布を示したもので、磁
石要素２の隣接部付近での磁束密度の低下が見られない
。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明の製作法によれ
ば、磁石要素を金属板に接着する際に位置決め治具を使
用する必要がなく、製造装置並びに製造工程が簡略とな
る。又、磁石要素の隣接部付近の磁束密度の低下がない
ので、強力な磁力を持った永久磁石式同期電動機のディ
スク状ロータを製作することができる。

−〇　−

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のディスク状ロータの製作法の一実施例
を説明する図、第２図Ｃ″Ａ；本発明の方法で製作した
ディスク状口−りの磁束密度の分布を示す図、第３図は
従来のディスク状ロータの製作法をμ（明する図、第４
図は従来の方法で製作したディスク状ロータの磁束密度
の分布を示す図である。 １・・・金属板、２・・・磁石要素、３・・・位置決め
治具、４・・・ディスク、５・・・着磁装置、６，６′
・・・ヨーク、７・・・コイル。 ■懺伽慄 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極性の異なる磁石要素を円周方向に交互に配置してなる
   同期電動機のディスク状ロータの製作方法において、予
   め個別に着磁した磁石要素を、ドーナツ状金属板の両面
   に、隣接する磁石要素の極性が互いに異なる如く配列、
   接着して偏平ディスク状ロータを形成することを特徴と
   するディスク状同期電動機のロータの製作法。