JP2003525931A6 - 置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンおよびホルモン感受性リパーゼを阻害するためのその使用 - Google Patents

置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンおよびホルモン感受性リパーゼを阻害するためのその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)、
【化1】
Figure 2003525931

[式中、R1は、置換されたC1〜C6−アルキルおよびC3〜C9−シクロアルキルを意味し、R2、R3、R4およびR5は、R2、R3、R4およびR5が同時には水素を意味せず、そして基R2、R3、R4またはR5の少なくとも1つが基2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7を表すという条件で、水素、ハロゲン、ニトロ、C1〜C4−アルキル、C1〜C9−アルキルオキシ、置換されたC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ、C6〜C10−アリールオキシ、C6〜C10−アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはO−C3〜C8−シクロアルキルまたは2−オキソ−ピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7を意味するが、ここでR6=水素、C1〜C4−アルキルまたは置換されたC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルであり、A=単結合、COn、SOnまたはCONHであり、n=1または2であり、R7=水素、置換されたC1〜C18−アルキル、C2〜C18−アルケニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル、C6〜C10−アリール−C2〜C6−アルケニル、C6〜C10−アリール、ジフェニル、ジフェニル−C1〜C4−アルキル、インダニルまたは基Het−(CH2)r−(ここでr=0、1、2または3であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができそして置換されていることができる飽和および不飽和5−7員複素環である)である]の置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンに関する。本発明はまた、この製造方法にも関する。本発明の化合物は、ホルモン感受性リパーゼ、HSLに関して阻害効果を有する。

Description

【0001】
本発明は、ホルモン感受性リパーゼ、HSLに関して阻害効果を示す置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンに関する。
置換基としてオルト置換されたフェニル環を有するかまたはそれに縮合した5−または6−員環を有する特定の5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンは、駆虫(DE−A 2604110)および殺虫効果(DE−A2603877、EP−B 0048040、EP−B 0067471)を有する。
置換基としてオルト置換されたフェニル環を有する特定の5−フェノキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンは、内部寄生生物殺滅効果を示す(EP−A 0419918)。
【0002】
本発明の目的は今や、ホルモン感受性リパーゼ、HSLに関して阻害効果を示す化合物を発見することであった。
このことは、式1
【化3】
Figure 2003525931
{式中:
1は、C1〜C6−アルキル、C3〜C9−シクロアルキルを意味し、この両方の基については1回以上、フェニル、C1〜C4−アルキルオキシ、S−C1〜C4−アルキル、N(C1〜C4−アルキル)2によって置換されていることが可能であり、そしてフェニルについてもまた1回以上、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルオキシ、ニトロ、CF3によって置換されていることが可能であり;
2、R3、R4およびR5は、相互に独立して水素、ハロゲン、ニトロ、C1〜C4−アルキル、C1〜C9−アルキルオキシ;
6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ、C6〜C10−アリールオキシ、C6〜C10−アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはO−C3〜C8−シクロアルキル(これらは各々、1、2または3回ハロゲン、CF3、C1〜C4−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルによって置換されていることができる);
【0003】
2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7を意味するが、
但し、R2、R3、R4およびR5は、同時に水素ではなく、そして基R2、R3、R4またはR5の少なくとも1つは、基2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7であり、ここで
6は、水素、C1〜C4−アルキルまたはC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ここでアリールは、ハロゲン、CF3、C1〜C8−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルによって置換されていることができる)を意味し;
Aは、単結合、COn、SOnまたはCONHを意味し;
nは、1または2を意味し;
7は、水素;
1〜C18−アルキルまたはC2〜C18−アルケニル(これらは各々、1ないし3回C1〜C4−アルキル、ハロゲン、CF3、C1〜C4−アルキルオキシ、N(C1〜C4−アルキル)2、−COOH、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C12−アリール、C6〜C12−アリールオキシ、C6〜C12−アリールカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシまたはオキソによって置換されていることができ、ここでアリールもまた、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、アミノスルホニルまたはメチルメルカプトによって置換されていることができる);
6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル、C6〜C10−アリール−C2〜C6−アルケニル、C6〜C10−アリール、ジフェニル、ジフェニル−C1〜C4−アルキル、インダニル(これらは各々、1または2回C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキルオキシ、C3〜C8−シクロアルキル、COOH、ヒドロキシル、C1〜C4−アルキルカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ、C6〜C10−アリールオキシ、ニトロ、シアノ、C6〜C10−アリール、フルオロスルホニル、C1〜C6−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリールスルホニルオキシ、ピリジル、NHSO2−C6〜C10−アリール、ハロゲン、CF3またはOCF3によって置換されていることができ、ここでアルキルは、再度C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、CF3またはカルボキシルによって置換されていることができ、そしてアリールは、ハロゲン、CF3またはC1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる);
【0004】
または基Het−(CH2)r−[ここでr=0、1、2または3であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができそしてC1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシ、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルメルカプトまたはニトロによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環(ここで、ベンゾ−縮合アリールはまた、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはCF3によって置換されていることができ、そしてアリールアルキル中のアルキルは、メトキシおよびCF3によって置換されていることができる)である];
を意味する}
の置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンおよびその薬理学的に適当な塩および酸付加塩によって達成された。
【0005】
上記のアリール基は、場合により1回以上C1〜C9−アルキル、C1〜C8−アルキルオキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルによって置換されていてもよい。上記のシクロアルキル基は、場合により1回以上C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリールによって置換されていてもよく、そして上記アルキル基は、ヒドロキシル、ジ−C1〜C4−アルキルアミノおよびフッ素によって置換されていることができる。ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、好ましくはフッ素および塩素、である。アルキル、アルケニル、アルキルオキシなどは、枝分かれしていてもよくまたは枝分かれしていなくてもよい。
【0006】
好ましい式1の化合物は:
1がC1〜C4−アルキルであり;そして/または
5が水素であり;そして/または
2が水素、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C9−アルキルオキシまたはアミノである式1の化合物である。
【0007】
さらに好ましい式1の化合物は、
3が水素、C1〜C4−アルキル、場合によりアリール部分においてハロゲンによって置換されていてもよいC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシであるか、またはNR6−A−R7であり、ここで
6=水素またはベンジルであり、
A=単結合でありそして
7=C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ハロゲン、CF3、シアノ、フェニル−C1〜C4−アルキルオキシ、CF3−フェノキシ、C5〜C8−シクロアルキルまたはフルオロスルホニルオキシによって置換されていることができる);
1〜C12−アルキル(C1〜C4−アルキルオキシ、フェニル、CF3またはフェニル−C1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる);
2〜C12−アルケニルまたは基Het−(CH2)r−であり、
ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキルまたはハロゲンによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である、式1の化合物である。
【0008】
さらにまた好ましい式1の化合物は:
4が、水素、2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたは、ハロゲンによって置換されていることができるC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシである式1の化合物、および/または
4がNR6−A−R7であり、ここで
6=水素またはメチルであり、
A=単結合でありそして
7=水素;
1または2回ハロゲンによって置換されていることができるC1〜C12−アルキル;
1または2回C1〜C4−アルキルまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができるC2〜C18−アルケニル;
6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル[ハロゲン、C1〜C6−アルキルオキシ、CF3、シアノ、C5〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ(ここでアリールは再度、ハロゲンまたはCF3によって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
5〜C8−シクロアルキル−C1〜C4−アルキル;
または基Het−(CH2)r−(ここでr=1、2または3であり、そしてHet=ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
である式1の化合物、および/または
【0009】
4がNR6−A−R7であり、ここで
6=水素であり、
A=−CO−でありそして
7=C1〜C18−アルキル(ハロゲン、フェニル、フェノキシ、フェニルカルボニルまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができ、ここでフェノキシはまた、メチル、ハロゲンまたはメチルメルカプトによって置換されていることができる);
6〜C10−アリールによって置換されていることができるC2〜C18−アルケニル;
6〜C10−アリール[ハロゲン、C1〜C8−アルキル、フェニル−C1〜C4−アルキル、CF3、OCF3、フルオロスルホニル、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、フェノキシ(ここでアリールはまた、C1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ここでアルキルは、メトキシまたはCF3によって置換されていることができ、そしてアリールは、ハロゲンによって置換されていることができる);
または基Het−(CH2)r−(ここでr=0であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキル、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシ、ハロフェニルまたはハロベンジルメルカプトによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環であり、ここで、ベンゾ−縮合アリールはまた、ハロゲンまたはメトキシによって置換されていることができる);
である式1の化合物、および/または
【0010】
4がNR6−A−R7であり、ここで
6=水素であり、
A=−CO2−でありそして
7=CF3またはフェニルによって置換されているC1〜C18−アルキル;
6〜C10−アリール;
1〜C4−アルキル、ハロゲン、CF3またはOCF3、ベンジルオキシまたはフェニル、によって置換されているC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル;
または基Het−(CH2)r−(ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキルまたはベンジルによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
である式1の化合物、および/または
【0011】
4がNR6−A−R7であり、ここで
6=水素であり、
A=−SO2−でありそして
7=CF3によって置換されていることができるC1〜C6−アルキル;フェニルによって置換されていることができるC2〜C4−アルケニル;
6〜C10−アリール(C1〜C6−アルキル、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはベンジルによって置換されていることができる);
ハロゲンによって置換されているジフェニル−C1〜C4−アルキル;
または基Het−(CH2)r−(ここでr=0であり、そしてHet=飽和または不飽和5−7員複素環である);
である式1の化合物、および/または
【0012】
4がNR6−A−R7であり、ここで
6=水素であり、
A=−CO−NH−でありそして
7=C1〜C10−アルキル[C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、N(C1〜C4−アルキル)2またはフェニル(これはまた、ハロゲンまたはアミノスルホニルによって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
6〜C10−アリール(C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、C1〜C6−アルキルオキシカルボニル、フェノキシ、OCF3、ベンジルまたはピリジルによって置換されていることができ、ここでアルキルは、再度C1〜C4−アルキルオキシカルボニルまたはカルボキシルによって置換されていることができる);
ヒドロキシルによって置換されていることができるC5〜C8−シクロアルキル、
またはインダニル;
または基Het−(CH2)r−(ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンジルによって置換されていることができる飽和または不飽和5〜7員複素環である);
である式1の化合物、である。
【0013】
特に好ましい式1の化合物は、R1がメチルであるものである。
殊に好ましい式1の化合物は、実施例21、22、27、28、30ないし34、36ないし42、53、54、58、60、62、65、69、71、74、92、97、107、116、128、130、136、139、142、152、166および171に記載した群の化合物である。
【0014】
式1の本発明の化合物は、ホルモン感受性リパーゼ、HSL、すなわち、インスリンによって阻害されそして脂肪細胞中の脂肪の分解および血流中への脂肪成分の移動の原因となる脂肪細胞内のアロステリック酵素、に関して驚くべき阻害効果を有する。従ってこの酵素の阻害は、本発明の化合物のインスリン様効果に相当し、これは、結局血中遊離脂肪酸および血中グルコースを低下させる。その結果これらは、例えば非インスリン依存型糖尿病に対して、糖尿病症候群に対しておよび膵臓への直接的損傷に対してのように代謝障害に対して使用することができる。
【0015】
式1の本発明の化合物は、それ自体公知の方法によって種々の方法で製造することができる。
【化4】
Figure 2003525931
【0016】
例えば、式1の置換された3−フェニル−5−アルコキシ−1,3,4−オキサジアゾール−2−オンは、式2のヒドラジンを式3のクロロギ酸エステルまたはその他の反応性炭酸エステル誘導体(式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、上で定義したとおりである)と反応させて式4の化合物を得て、これをホスゲン、カルボニルジイミダゾール、ジホスゲンまたはトリホスゲンを用いてアシル化し、環化させ、そして適宜、例えば公知方法によるニトロのアミノ基への還元およびそれに続くアシル化またはアルキル化によるような基R2〜R5のそれ以上の化学修飾によって式1の化合物に変換することによって製造することができる。酸は、通常はこれらの反応において遊離されるので、ピリジン、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム溶液またはアルカリ金属炭酸塩のような塩基を加えることによる促進が得策である。反応は、広い温度範囲で実施することができる。0℃ないし使用する溶媒の沸点で操作することが概して有利であることが証明された。使用する溶媒の例は、塩化メチレン、THF、DMF、トルエン、酢酸エチル、n−ヘプタン、ジオキサン、ジエチルエーテルである。
【0017】
式2のヒドラジンは、公知方法によって、例えば、相当するアニリンのジアゾ化およびそれに続く公知方法によるかまたはヒドラジン水和物を用いる適当に置換されたフェニル誘導体6(X=F、Cl、Br、I、OSO2CF3)の求核性置換による還元によって、製造することができる。
【化5】
Figure 2003525931
このような適当なフェニル誘導体は、ニトロ置換されたハロベンゼン、好ましくはフルオロ−およびクロロニトロベンゼンであることができて、このものから本発明の化合物を、還元および例えば酸塩化物、無水物、イソシアネート、クロロギ酸エステル、塩化スルホニルまたはハロゲン化アルキルおよびアリールアルキルのようなアシル化またはアルキル化剤との反応によるかまたはアルデヒドを用いる還元アルキル化により合成経路中の適当な時点で公知方法によって製造することができる。
【0018】
式1の本発明の化合物の効果は、下記の酵素検定システムを使用して試験した:
酵素調製:
部分精製したHSLの調製:
単離したラットの脂肪細胞を、未処置オスラット[ウィスター(Wistar)、220〜250g]からの精巣上体脂肪組織から、発表された方法(例えばS. Nilsson外、Anal.Biochem.158、1986、399-407;G. Fredrikson外、J. Biol. Chem.256、1981、6311-6320;H.Tornquist外、J. Biol.Chem.251、1976、813-819)に従うコラゲナーゼ処理によって得た。10匹のラットからの脂肪細胞を毎回50mlのホモジネート化緩衝剤[25mlトリス(tris)/HCl、pH7.4、0.25Mスクロース、1mM EDTA、1mM DTT、10μg/mlロイペプチン、10μg/mlアンチパイン、20μg/mlペプスタチン]を用いて浮遊法によって3回洗浄し、そして最後に10mlのホモジネート化緩衝剤中に取り込ませた。この脂肪細胞を1500rpmおよび15℃で10ストロークによってテフロン(登録商標)]−イン−ガラス(Teflon-in-glass)ホモジナイザー[ブラウン−メルスンゲン(Braun-Melsungen)]中でホモジネートした。このホモジネートを遠心分離した[ソーバル(Sorvall)SM24チューブ、5000rpm、10分、4℃]。頂部の脂肪層とペレットとの間の下部浮遊層(subnatant)を取り、遠心分離を繰り返した。それから得られた下部浮遊層を再遠心分離した[ソーバル(Sorvall)SM24チューブ、20000rpm、45分、4℃]。下部浮遊層を取って、1gのヘパリン−セファロース[ファーマシア−バイオテク(Pharmacia-Biotech)、CL−6B、25mMトリス(tris)/HCl、pH7.4、150mM NaClで5回洗浄]と混合した。混合物を4℃で60分間インキュベートした(15分間隔で振盪)後、これを遠心分離した[ソーバル(Sorvall)SM24チューブ、3000rpm、10分、4℃]。上澄みを、氷酢酸を加えることによってpH5.2に調整して、4℃で30分間インキュベートした。沈殿を遠心分離[ソーバル(Sorvall)SS34、12000rpm、10分、4℃]によって集めて、2.5mlの20mMトリス/HCl、pH7.0、1mM EDTA、65mM NaCl、13%スクロース、1mM DTT、10μg/mlロイペプチン/ペプスタチン/アンチパイン中に懸濁させた。この懸濁液を、25mMトリス/HCl、pH7.4、50%グリセロール、1mM DTT、10μg/mlロイペプチン、ペプスタチン、アンチパインに対して4℃で一晩透析した後、ヒドロキシアパタイトカラム(懸濁液1ml当たり0.1g、10mMリン酸カリウム、pH7.0、30%グリセロール、1mM DTTで平衡させた)上に装填した。このカラムを流量20ないし30ml/時間で4容量の平衡緩衝剤で洗浄した。HSLを、0.5Mリン酸カリウムを含有する平衡緩衝剤1容量で溶離し、その後透析し(上記参照)、そして4℃での限外濾過[アミコン・ダイアフロ(Amicon Diaflo)PM 10フィルター]によって5−ないし10−倍濃縮した。部分精製したHSLは、−70℃で4ないし6週間貯蔵することができた。
【0019】
検定:
基質を調製するために、25〜50μCiの[3H]トリオレオイルグリセロール(トルエン中)、6.8マイクロモルの標識付けしていないトリオレオイルグリセロールおよび0.6mgのリン脂質(ホスファチジルコリン/ホスファチジルイノシトール 3:1 w/v)を混合し、N2を用いて乾燥させた後、超音波処理[ブランソン(Branson)250、マイクロチップ、設定1−2、1分間隔で1分を2回]によって2mlの0.1M KPi(pH7.0)中に取り込ませた。1mlのKPiを加え、再度超音波処理(30秒の間隔で氷上で30秒を4回)した後、1mlの20%BSA(KPi中)を加えた(トリオレオイルグリセロールの最終濃度1.7mM)。反応のために、100μlの基質溶液を100μlのHSL溶液(上記のように調製したHSL、20mM KPi、pH7.0、1mM EDTA、1mM DTT、0.02%BSA、20μg/mlペプスタチン、10μg/mlロイペプチン中で希釈)中にピペットで加え、37℃で30分間インキュベートした。3.25mlのメタノール/クロロホルム/ヘプタン(10:9:7)および1.05mlの0.1M K2CO3、0.1Mホウ酸(pH10.5)を加え、続いて完全に混合し、最後に遠心分離した(800×g、20分)。相分離の後、1当量の上部相(1ml)を取って、放射能を液体シンチレーション測定によって決定した。
【0020】
評価:
物質を普通は4つの独立した混合物中で試験する。試験物質によるHSL酵素活性の阻害は、阻害されていない対照反応と比較することによって決定する。IC50は、少なくとも10種の濃度の試験物質を用いた阻害プロットによって計算する。ソフトウェア・パッケージ・グラフィト(GRAPHIT)、エルセビール−バイオソフト(Elsevier-BIOSOFT)を使用してデータを分析する。
【0021】
本化合物は、この検定において下記の結果を示した:
化合物(実施例番号) IC 50 (μM)
21 10
22 1
27 10
28 6
30 1
31 10
32 3
33 0.2
34 1
36 10
37 1
38 1
39 1
40 10
41 0.1
42 1
53 1
54 1
58 0.8
60 0.2
62 0.3
65 1
69 0.03
71 0.02
74 0.04
92 0.25
97 0.03
107 0.12
116 0.1
128 0.6
130 0.5
136 0.5
139 0.4
142 0.2
152 0.2
166 0.2
171 0.6
【0022】
下記の実施例は、製造法を詳細に説明するが、それらを制限するものではない。
【実施例】
実施例1:
3−メチル−4−ニトロフェニルヒドラジン
5gのヒドラジン水和物を、室温で10mlのN−メチルピロリドン中の15.9gの2−メチル−4−フルオロニトロベンゼンの溶液にゆっくり滴加して、混合物を攪拌しながら65℃に4時間加熱した。生成物を、70mlの水を加えることによって沈殿させ、吸引濾過して取り、イソプロパノールから再結晶させた。
収量:13.3g;融点:138℃
【0023】
以下の実施例は、類似方法で製造した:
実施例2:
3−フルオロ−4−ニトロフェニルヒドラジン
融点:130℃
実施例3:
2−クロロ−4−ニトロフェニルヒドラジン
融点:144℃
実施例4:
2−メチル−4−ニトロフェニルヒドラジン
融点:135℃
【0024】
実施例5:
3−(4−フルオロベンジルオキシ)−2−ニトロフェニルヒドラジン
融点:164℃
出発化合物2−フルオロ−4−(4−フルオロベンジルオキシ)ニトロベンゼン(融点:99℃)は、3−フルオロ−4−ニトロフェノールを炭酸カリウムの存在においてDMF中で塩化4−フルオロベンジルでアルキル化することによって製造した。
実施例6:
3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−ニトロフェニルヒドラジン(中間体)
融点:145℃
【0025】
実施例7:
4−(4−クロロフェノキシ)−3−ニトロアニリン
1.4gの炭酸カリウムを8mlのDMF中の1.29gの4−クロロフェノールの溶液に加え、30分間攪拌した後、1.6gの4−フルオロ−3−ニトロアニリンを加えて、混合物を100℃で3時間攪拌した。冷却後に80mlの水を加えて、簡単に攪拌した後、沈殿を吸引濾過して取り、40℃で真空で乾燥させた。
収量:2.0g;融点:101℃
【0026】
実施例8:
4−(4−クロロフェノキシ)−3−ニトロフェニルヒドラジン
5mlの水中の0.52gの亜硝酸ナトリウムの溶液を、0℃に冷却した攪拌した1.9gの4−(4−クロロフェノキシ)−3−ニトロアニリン、25mlの濃塩酸および25mlのエタノールより成る混合物に滴加してから、混合物を0℃で60分間攪拌し、その後8mlの濃HCl中の8.5gの二塩化スズ二水和物の懸濁液に滴加した。沈殿を吸引濾過して取り、水で洗浄し、窒素下で200mlの水中に懸濁させ、10〜15℃で100mlの30%濃度の水酸化ナトリウム溶液を用いて分解させた。形成された油状物を、酢酸エチルとともに振盪することによって抽出し、水で洗浄し、そして有機相を硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。次に生成物を、イソプロパノール性HClを用いて沈殿させ、吸引濾過して取り、真空で乾燥させた。
収量:1.1g;融点:221℃
【0027】
実施例9:
N′−(4−ニトロ−2−メチルフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
0.43mlのクロロギ酸メチルを、氷中で冷却しながら、0.84gの2−メチル−4−ニトロフェニルヒドラジン、15mlのNMPおよび2mlのピリジンより成る混合物に注意深く滴加してから、混合物をゆっくり室温まで温めながら2時間攪拌した。50mlの水で希釈した後、混合物を一晩攪拌し、固体を40℃で真空で乾燥させた。
収量:0.81g;融点:153℃
【0028】
以下の実施例は、類似方法で製造した:
実施例10:
N′−(4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル(中間体)
融点:179℃
実施例11:
N′−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:127.4℃
実施例12:
N′−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:159℃
【0029】
実施例13:
N′−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:156℃
実施例14:
N′−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル(中間体)
融点:166℃
実施例15:
N′−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−2−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:193℃
【0030】
実施例16:
N′−(4−(4−クロロフェノキシ)−3−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:147℃
実施例17:
N′−(3−ピペリジノ−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル(−)
融点:131℃
【0031】
この化合物および実施例18の化合物は、N′−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチルをNMP中、80℃で各々ピペリジンおよびN−ベンジルピペラジンと反応させることによって製造した。
実施例18:
N′−(3−(N−ベンジルピペラジノ)−4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチル
融点:156℃
【0032】
実施例19:
5−メトキシ−3−(4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
2.5gのN′−(4−ニトロフェニル)ヒドラジノギ酸メチルおよび5mlのピリジンを15mlの塩化メチレン中に取り込ませ、攪拌および氷中での冷却を行いながら、20%濃度のトルエン中のホスゲンの溶液3mlを滴加した。この混合物を室温で一晩放置し、さらに別の10mlの塩化メチレンで希釈してから、水で3回洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥させた後、混合物を真空で濃縮し、生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶媒:メタノール:塩化メチレン=2:98)によって精製し、そしてイソプロパノールから再結晶させた。
収量:1.5g;融点:151℃
【0033】
以下の実施例は、実施例4の類似方法で製造した:
実施例20:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:112℃
実施例21:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェノキシ)−3−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
実施例22:
5−メトキシ−3−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−2−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:99℃
【0034】
実施例23:
5−メトキシ−3−(2−メチル−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:111℃
実施例24:
5−メトキシ−3−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:137℃
【0035】
実施例25:
5−メトキシ−3−(4−アミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
1.4gの5−メトキシ−3−(4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン、0.5gのPd/Cおよび20mlのメタノールより成る混合物を大気圧下、室温で計算量の水素が取り込まれるまで水素化した。その後触媒を濾過し、溶液を真空で濃縮した。残った半固体残留物をイソプロパノールとともに攪拌し、吸引して濾過した。
収量:0.75g;融点:85℃
【0036】
実施例26:
5−メトキシ−3−(2−アミノ−4−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
実施例27:
5−メトキシ−3−(3−アミノ−4−(4−クロロフェノキシ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:133℃
【0037】
実施例28:
5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:114℃
実施例29:
5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:195℃
【0038】
実施例30:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェニルアセチルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
201mgの塩化4−クロロフェニルアセチルを、氷中で冷却した200mgの5−メトキシ−3−(4−アミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン、20mlの塩化メチレンおよび0.1mlのピリジンより成る混合物に滴加し、混合物を室温で5時間攪拌した。揮発分を真空で除去して、残留物を水とともに攪拌し、そして固体を吸引して濾過して、40℃で真空で乾燥させた。
収量:318mg;融点:161℃
【0039】
以下の実施例は、類似方法で製造した:
実施例31:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェニルアセチルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:190℃
実施例32:
5−メトキシ−3−(4−オクタノイルアミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:110℃
実施例33:
5−メトキシ−3−(4−(4−ヘプチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:155℃
【0040】
実施例34:
5−メトキシ−3−(4−(4−ブチルフェニルスルホニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:135℃
実施例35:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロブタノイルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:137℃
実施例36:
5−メトキシ−3−(4−ピバロイルアミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:157℃
【0041】
実施例37:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:147℃
実施例38:
5−メトキシ−3−(4−(1−ナフチルスルホニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:123℃
実施例39:
5−メトキシ−3−(4−(2−フェニルエテニルスルホニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:129℃
【0042】
実施例40:
5−メトキシ−3−(4−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:151℃
実施例41:
5−メトキシ−3−(4−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:115℃
【0043】
実施例42:
5−メトキシ−3−(4−(3,4−ジクロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:210℃
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンをトルエン中、50℃で等モル量の3,4−ジクロロフェニルイソシアネートと反応させることによって得た。
【0044】
実施例43:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェニルスルホニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:169℃
実施例44:
5−メトキシ−3−(4−(2−クロロフェニルスルホニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:171℃
実施例45:
5−メトキシ−3−(4−(3−クロロフェニルスルホニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:141℃
【0045】
実施例46:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロフェニルアセチルアミノ)−3−(4−フルオロベンジルオキシ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:167℃
実施例47:
5−メトキシ−3−(4−ベンジルスルホニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:153℃
【0046】
実施例48:
5−メトキシ−3−(4−(2−(4′−クロロビフェニル)エチル)スルホニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:165℃
実施例49:
5−メトキシ−3−(4−イソプロピルスルホニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:190℃
【0047】
実施例50:
5−メトキシ−3−(4−ジメチルアミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:71℃
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンをDMF中、室温でパラホルムアルデヒド/ギ酸と反応させることによって得て、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル:n−ヘプタン=1:1)によって精製した。
【0048】
実施例51:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロベンジルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンをメタノール/塩化メチレン中、室温で4−クロロベンズアルデヒド/水素化ホウ素ナトリウムと反応させることによって得て、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル:n−ヘプタン=1:1)によって精製した。
【0049】
実施例52:
5−メトキシ−3−(4−(2−オキソピロリジン−1−イル)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−(4−クロロブタノイルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンをジオキサン中、室温で水素化ナトリウムと反応させ、そして粗生成物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン:メタノール=98:2)によって精製することによって製造した。
【0050】
実施例53:
5−メトキシ−3−(4−(4−オキソペント−2−エン−2−イルアミノ)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:143℃
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンを氷酢酸中、80℃で等モル量のアセチルアセトンと反応させることによって得て、水を加えることによる沈殿および濾過によって単離した。
【0051】
実施例54:
5−メトキシ−3−(4−(2,5−ジメチルピロール−1−イル)−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
この化合物は、5−メトキシ−3−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンを氷酢酸中、80℃で等モル量のアセトニルアセトンと反応させることによって得た。仕上げは、水を用いた希釈、酢酸エチルとともに振盪することによる抽出、および乾燥させた有機相の濃縮後に得られた粗生成物のカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)によって行った。
【0052】
実施例55:
5−メトキシ−3−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−メチルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:98℃
この化合物は、5−メトキシ−3−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オンのメタノール中、室温で大気圧下で触媒として二酸化白金を用いる水素化の副生物として、触媒の濾過、反応混合物の濃縮およびカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、塩化メチレン)後に得られた。
【0053】
実施例56〜199の化合物を、先の実施例との類似方法で製造した。
実施例56:
5−メトキシ−3−(3−アミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:95℃
実施例57:
5−メトキシ−3−(3−ジベンジルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:71℃
実施例58:
5−メトキシ−3−(3−ベンジルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
【0054】
実施例59:
5−メトキシ−3−(4−(ピリド−2−イル)アミノカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:81℃
実施例60:
5−メトキシ−3−(3−(4−フルオロベンジルオキシ)−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
実施例61:
5−メトキシ−3−(4−アミノ−2−メチルフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
【0055】
実施例62:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(2−クロロベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:161℃
実施例63:
5−メトキシ−3−(4−アミノ−2−クロロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:126℃
実施例64:
5−メトキシ−3−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:92℃
【0056】
実施例65:
5−メトキシ−3−(2−メチル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:112℃
実施例66:
5−メトキシ−3−(2−メチル−4−(4−トリフルオロメトキシベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:150℃
実施例67:
5−メトキシ−3−(2−クロロ−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:150℃
【0057】
実施例68:
5−メトキシ−3−(3−フルオロ−4−ニトロフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:127℃
実施例69:
5−メトキシ−3−(4−(4−t−ブチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:173℃
実施例70:
5−メトキシ−3−(4−(4−クロロベンジルオキシカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:177℃
【0058】
実施例71:
5−メトキシ−3−(2−クロロ−4−(4−ヘプチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:135℃
実施例72:
5−メトキシ−3−(4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:200℃
実施例73:
5−メトキシ−3−(4−(2−(4−クロロフェノキシ)−2−メチルプロピオニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:153℃
【0059】
実施例74:
5−エトキシ−3−(3−メチル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:94℃
実施例75:
5−イソプロポキシ−3−(3−メチル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:119℃
実施例76:
5−イソプロポキシ−3−(3−メチル−4−ブチルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:114℃
【0060】
実施例77:
5−イソプロポキシ−3−(3−メチル−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:201℃
実施例78:
5−tert−ブトキシ−3−(3−メチル−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:113℃
実施例79:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−フェノキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:145℃
【0061】
実施例80:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(ピリド−3−イルカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
実施例81:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(インダン−2−イルアミノカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:206℃
実施例82:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(ピリド−3−イルメチルアミノカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:229℃
【0062】
実施例83:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(ピリド−3−イルメトキシカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:232℃
実施例84:
5−メトキシ−3−(3−フルオロ−4−ベンジルオキシカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
実施例85:
5−メトキシ−3−(3−フルオロ−4−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:油状物
【0063】
実施例86:
5−メトキシ−3−(3−ベンジルオキシ−4−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:159℃
実施例87:
5−メトキシ−3−(3−フルオロ−4−(4−tert−ブチルベンゾイルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:144℃
実施例88:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:141℃
【0064】
実施例89:
5−メトキシ−3−(3−メチル−4−ピペリジノカルボニルアミノフェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:154℃
実施例90:
5−メトキシ−3−(4−(6−メトキシベンゾフラン−2−イル−カルボニルアミノ)フェニル)−3−H−(1,3,4)オキサジアゾール−2−オン
融点:191℃
【0065】
上記の方法によって製造され、質量分析(M+1)によって特性決定されたさらに別の実施例:
【0066】
【表1】
Figure 2003525931
【0067】
【表2】
Figure 2003525931
【0068】
【表3】
Figure 2003525931
【0069】
【表4】
Figure 2003525931
【0070】
【表5】
Figure 2003525931
【0071】
【表6】
Figure 2003525931
【0072】
【表7】
Figure 2003525931
【0073】
【表8】
Figure 2003525931

Claims (16)

  1. 式1
    Figure 2003525931
    {式中:
    1は、C1〜C6−アルキル、C3〜C9−シクロアルキルを意味し、この両方の基については1回以上、フェニル、C1〜C4−アルキルオキシ、S−C1〜C4−アルキル、N(C1〜C4−アルキル)2によって置換されていることが可能であり、そしてフェニルについてもまた1回以上、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルオキシ、ニトロ、CF3によって置換されていることが可能であり;
    2、R3、R4およびR5は、相互に独立して水素、ハロゲン、ニトロ、C1〜C4−アルキル、C1〜C9−アルキルオキシ;
    6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ、C6〜C10−アリールオキシ、C6〜C10−アリール、C3〜C8−シクロアルキルまたはO−C3〜C8−シクロアルキル(これらは各々、1、2または3回ハロゲン、CF3、C1〜C4−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルによって置換されていることができる);
    2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7を意味するが、
    但し、R2、R3、R4およびR5は、同時に水素ではなく、そして基R2、R3、R4またはR5の少なくとも1つは、基2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたはNR6−A−R7であり、ここで
    6は、水素、C1〜C4−アルキルまたはC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ここでアリールは、ハロゲン、CF3、C1〜C8−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルによって置換されていることができる)を意味し;
    Aは、単結合、COn、SOnまたはCONHを意味し;
    nは、1または2を意味し;
    7は、水素;
    1〜C18−アルキルまたはC2〜C18−アルケニル(これらは各々、1ないし3回C1〜C4−アルキル、ハロゲン、CF3、C1〜C4−アルキルオキシ、N(C1〜C4−アルキル)2、−COOH、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C12−アリール、C6〜C12−アリールオキシ、C6〜C12−アリールカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシまたはオキソによって置換されていることができ、ここでアリールもまた、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、アミノスルホニルまたはメチルメルカプトによって置換されていることができる);
    6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル−C1〜C4−アルキル、C5〜C8−シクロアルキル、C6〜C10−アリール−C2〜C6−アルケニル、C6〜C10−アリール、ジフェニル、ジフェニル−C1〜C4−アルキル、インダニル(これらは各々、1または2回C1〜C18−アルキル、C1〜C18−アルキルオキシ、C3〜C8−シクロアルキル、COOH、ヒドロキシル、C1〜C4−アルキルカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ、C6〜C10−アリールオキシ、ニトロ、シアノ、C6〜C10−アリール、フルオロスルホニル、C1〜C6−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリールスルホニルオキシ、ピリジル、NHSO2−C6〜C10−アリール、ハロゲン、CF3またはOCF3によって置換されていることができ、ここでアルキルは、再度C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、CF3またはカルボキシルによって置換されていることができ、そしてアリールは、ハロゲン、CF3またはC1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる);
    または基Het−(CH2)r−[ここでr=0、1、2または3であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができそしてC1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシ、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルメルカプトまたはニトロによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環(ここで、ベンゾ−縮合アリールはまた、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはCF3によって置換されていることができ、そしてアリールアルキル中のアルキルは、メトキシおよびCF3によって置換されていることができる)である];
    を意味する}
    の化合物およびその薬理学的に適当な塩および酸付加塩。
  2. 1がC1〜C4−アルキルである、請求項1に記載の式1の化合物。
  3. 1がメチルである、請求項1または2に記載の式1の化合物。
  4. 5が水素である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  5. 2が水素、ハロゲン、C1〜C4−アルキル、C1〜C9−アルキルオキシまたはアミノである、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  6. 3が水素、C1〜C4−アルキル、場合によりアリール部分においてハロゲンによって置換されていてもよいC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシであるか、またはNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素またはベンジルであり、
    A=単結合でありそして
    7=C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ハロゲン、CF3、シアノ、フェニル−C1〜C4−アルキルオキシ、CF3−フェノキシ、C5〜C8−シクロアルキルまたはフルオロスルホニルオキシによって置換されていることができる);
    1〜C12−アルキル(C1〜C4−アルキルオキシ、フェニル、CF3またはフェニル−C1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる);
    2〜C12−アルケニルまたは基Het−(CH2)r−(ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキルまたはハロゲンによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
    である、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  7. 4が水素、2−オキソピロリジン−1−イル、2,5−ジメチルピロール−1−イルまたは、ハロゲンによって置換されていることができるC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシである、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  8. 4がNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素またはメチルであり、
    A=単結合でありそして
    7=水素;
    1または2回ハロゲンによって置換されていることができるC1〜C12−アルキル;
    1または2回C1〜C4−アルキルまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができるC2〜C18−アルケニル;
    6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル[ハロゲン、C1〜C6−アルキルオキシ、CF3、シアノ、C5〜C6−シクロアルキル、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル、C6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキルオキシ(ここでアリールは再度、ハロゲンまたはCF3によって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
    5〜C8−シクロアルキル−C1〜C4−アルキル;
    または基Het−(CH2)r−(ここでr=1、2または3であり、そしてHet=ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
    である、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  9. 4がNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素であり、
    A=−CO−でありそして
    7=C1〜C18−アルキル(ハロゲン、フェニル、フェノキシ、フェニルカルボニルまたはC1〜C4−アルキルオキシカルボニルによって置換されていることができ、ここでフェノキシはまた、メチル、ハロゲンまたはメチルメルカプトによって置換されていることができる);
    6〜C10−アリールによって置換されていることができるC2〜C18−アルケニル;
    6〜C10−アリール[ハロゲン、C1〜C8−アルキル、フェニル−C1〜C4−アルキル、CF3、OCF3、フルオロスルホニル、C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、フェノキシ(ここでアリールはまた、C1〜C4−アルキルオキシによって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
    6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル(ここでアルキルは、メトキシまたはCF3によって置換されていることができ、そしてアリールは、ハロゲンによって置換されていることができる);
    または基Het−(CH2)r−(ここでr=0であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキル、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシ、ハロフェニルまたはハロベンジルメルカプトによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環であり、ここで、ベンゾ−縮合アリールはまた、ハロゲンまたはメトキシによって置換されていることができる);
    である、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  10. 4がNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素であり、
    A=−CO2−でありそして
    7=CF3またはフェニルによって置換されているC1〜C18−アルキル;
    6〜C10−アリール;
    1〜C4−アルキル、ハロゲン、CF3またはOCF3、ベンジルオキシまたはフェニル、によって置換されているC6〜C10−アリール−C1〜C4−アルキル;
    または基Het−(CH2)r−(ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンゾ−縮合していることができ、そしてC1〜C4−アルキルまたはベンジルによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
    である、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  11. 4がNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素であり、
    A=−SO2−でありそして
    7=CF3によって置換されていることができるC1〜C6−アルキル;フェニルによって置換されていることができるC2〜C4−アルケニル;
    6〜C10−アリール(C1〜C6−アルキル、ハロゲン、C1〜C4−アルキルオキシまたはベンジルによって置換されていることができる);
    ハロゲンによって置換されているジフェニル−C1〜C4−アルキル;
    または基Het−(CH2)r−(ここでr=0であり、そしてHet=飽和または不飽和5−7員複素環である);
    である、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  12. 4がNR6−A−R7であり、ここで
    6=水素であり、
    A=−CO−NH−でありそして
    7=C1〜C10−アルキル[C1〜C4−アルキルオキシカルボニル、N(C1〜C4−アルキル)2またはフェニル(これはまた、ハロゲンまたはアミノスルホニルによって置換されていることができる)によって置換されていることができる];
    6〜C10−アリール(C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルキルオキシ、C1〜C6−アルキルオキシカルボニル、フェノキシ、OCF3、ベンジルまたはピリジルによって置換されていることができ、ここでアルキルは、再度C1〜C4−アルキルオキシカルボニルまたはカルボキシルによって置換されていることができる);
    ヒドロキシルによって置換されていることができるC5〜C8−シクロアルキル、またはインダニル;
    または基Het−(CH2)r−(ここでr=0または1であり、そしてHet=ベンジルによって置換されていることができる飽和または不飽和5−7員複素環である);
    である、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  13. 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の式1の化合物を製造する方法であって、
    Figure 2003525931
    式2のヒドラジンを式3のクロロギ酸エステルまたはその他の反応性炭酸エステル誘導体(式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、請求項1ないし12のいずれか一項で定義したとおりである)と反応させて式4の化合物を得て、これをホスゲン、カルボニルジイミダゾール、ジホスゲンまたはトリホスゲンを用いてアシル化し、環化させ、そして適宜、例えばニトロのアミノ基への還元およびそれに続くアシル化またはアルキル化によるような基R2〜R5の更なる化学的改変によって式1の化合物に変換すること
    を含む上記方法。
  14. ホルモン感受性リパーゼ、HSLに関して阻害効果を有する医薬中に使用するための請求項1ないし12のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  15. 非インスリン依存型糖尿病または糖尿病症候群を治療するための医薬中に使用するための請求項1ないし12のいずれか一項に記載の式1の化合物。
  16. 少なくとも1種の請求項1ないし12のいずれか一項に記載の式1の化合物を含む、非インスリン依存型糖尿病または糖尿病症候群を治療するための医薬。
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