JP2003524883A - 回路保護素子 - Google Patents

回路保護素子

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JP2003524883A
JP2003524883A JP2001519452A JP2001519452A JP2003524883A JP 2003524883 A JP2003524883 A JP 2003524883A JP 2001519452 A JP2001519452 A JP 2001519452A JP 2001519452 A JP2001519452 A JP 2001519452A JP 2003524883 A JP2003524883 A JP 2003524883A
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インホ・ミョン
ウェイン・モントヤ
ジェイムズ・トス
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TE Connectivity Corp
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Tyco Electronics Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • H01C7/027Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient consisting of conducting or semi-conducting material dispersed in a non-conductive organic material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/14Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors
    • H01C1/1406Terminals or electrodes formed on resistive elements having positive temperature coefficient

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度の低下しない過電流検知素子を提供する。 【解決手段】 本発明による過電流検知素子は、上部主面と底部主面とを備え、パターン化された金属薄片導体と、PTC動作を示す材料から成る平坦板と、パターン化された金属薄片の制御電流集中層とを含む。その金属薄片導体は、その上部主面に沿って区画され、1つの端部領域に第1の電極領域、対向する端部領域に第2の電極領域、その第1の電極部分と第2の電極部分との間に電流集中領域を有する。PTC動作を示す材料から成る平坦板は、その金属薄片導体の少なくとも前記の架橋部に熱的に接触する第1の主面と、それに対向する第2の主面とを備える。金属薄片の制御電流集中層は、その平坦板の第2の主面に接続される。また、金属薄片の制御電流集中層は、一般的に電流集中領域に制限され、かつ、実質的に電流集中領域と平行に一列に並ぶ表面領域を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、PTC過電流検知素子に物理的に集積され、かつ、熱的に結合され
た電流集中導体を備える電気回路過電流保護素子の改良形に関する。
【0002】 (背景技術) 正温度係数(PTC)回路保護素子は周知である。その素子は、負荷と直列に
配列され、正常な動作条件の下で低い温度にあるときは、低抵抗状態にある。し
かし、もしPTC素子を流れる電流が過度に増大し、および/または、PTC素
子の周囲温度が過度に上昇し、いずれかの条件が正常の動作時間以上維持される
なら、電流が実質的に削減されるようにPTC素子が「トリップ」される、すな
わち、PTC素子が高温、高抵抗状態に変換される。一般的に、PTC素子は、
たとえ電流および/または温度が正常のレベルに戻っても、PTC素子が電源か
ら外され、冷却することが許されるまで、そのトリップされた状態を維持する。
特に有益なPTC素子は、PTC導電性ポリマから成るPTC要素を備える。P
TC導電性ポリマとは、すなわち、(1)有機ポリマと、(2)微粒子導電性フ
ィラー、好ましくは、カーボンブラックおよび/または導電性無機フィラー、例
えば、ポリマ中に分散または分布されている、セラミック酸化物、または、チタ
ニウムカーバイド等の炭化金属、窒化金属若しくはホウ酸化金属とから成る組成
物である。PTC導電性ポリマおよびそれらを含む素子は、例えば、米国特許第
4237441号、米国特許第4238812号、米国特許第4315237号
、米国特許第4317027号、米国特許第4426633号、米国特許第45
45926号、米国特許第4689475号、米国特許第4724417号、米
国特許第4774024号、米国特許第4780598号、米国特許第4800
253号、米国特許第4845838号、米国特許第4857880号、米国特
許第4859836号、米国特許第4907340号、米国特許第492407
4号、米国特許第4935156号、米国特許第4967176号、米国特許第
5049850号、米国特許第5089801号および米国特許第537840
7号に開示され、国際特許公開公報WO94/01876号、WO95/081
76号、WO95/31816号において、その開示は、全ての目的のために参
照によって本明細書に組み込まれる。セラミックPTC材料も当業界で周知であ
る。セラミック負温度係数(NTC)材料を含むNTC回路保護素子も、当業界
で周知である。
【0003】 PCT国際公開公報WO98/02946号(レイケム社、1998年1月2
2日発行)は、比較的小さな過電流に対してでさえ速い反応を示す過電流保護シ
ステムについて述べる。その開示は、この参照により本明細書に組み込まれる。
そのシステムにおいて、電流源と電気的負荷との間に、検知素子および回路遮断
素子が直列に配置される。検知素子は、制御素子を経由して、回路遮断素子に機
能的に接続される。故に、回路中の電流があらかじめ決められた量を越えるとき
、検知素子はその過電流を検知し、制御素子と通じる。その制御素子は、回路遮
断素子を、正常の動作状態から故障状態に変化させる。正常状態は、導電状態ま
たは非導電状態のどちらかであってよい。故障状態は、正常状態の反対、すなわ
ち、特定の過電流保護回路装置に応じて、それぞれ、(完全な開放状態を含む)
非導電状態または導電状態である。好ましい実施の形態において、検知素子は、
負荷に直列に接続された抵抗素子を備え、制御素子は、その抵抗素子に熱的に接
続され、かつ、回路遮断素子に電気的に接続されるPTC素子を備える。過電流
がそのようなシステムを流れるとき、抵抗素子の温度が上昇し、PTC素子を加
熱させ、高抵抗状態にトリップさせる。PTC素子は回路遮断素子に接続される
ので、PTC素子の抵抗の増大は、回路遮断素子を、その故障状態に切り換えさ
せる。PTC素子は、負荷に直列に配列されないので、負荷を流れる正常な回路
電流よりもずっと低いレベルの電流で動作できる。
【0004】 PCT国際公開公報WO98/56014号(レイケム社、1998年12月
10日発行)は、過電流保護素子の重要な効果を提供する。その開示は、この参
照により本明細書に組み込まれる。この出願において開示された保護素子は、P
TC特性を示す材料の、一般的に長方形かつ平坦な板を備える。その材料は、中
に微粒子導電性フィラーが分散された有機ポリマから成る。その一般的に長方形
かつ平坦な板は、第1の主面と、それに対向する第2の主面とを備える。本明細
書において開示される発明の原則に従って、第1の導電層は、PTC板の第1の
主面に熱的に結合され、かつ、電気的に接続されたパターン化された金属薄片を
備える。そのパターン化された金属薄片は、その板の1つの端部における第1の
端部電極領域と、板の第2の端部における第2の端部電極領域と、その第1の端
部電極領域と第2の端部電極領域との間にある、一般的に薄い電流集中領域また
は電流集中部分を区画する。この従来の特許出願に述べられていることとして、
第2の金属薄片の導電層は、実質的に、PTC板の対向する第2の主面全体に渡
って延びている。この従来の手法の欠点の1つは、パターン化された金属薄片の
電流集中部分が、PTC板の面積の小さい表面領域に過電流の熱を集める一方、
電流勾配が存在し、その電流勾配が、PTC板材料の対向する第2の主面全体に
渡って集められ、結果として、PTC過電流センサが、所望の感度よりも低くな
ることである。従来の手法のもう1つの欠点は、制御電流が、必然的に、パター
ン化された金属薄片からPTC板を介して第2の導電層まで流れる一方、いくつ
かの電気的制御回路は、電気回路の隔離が望まれる、または、必要とされること
である。最終的に、その素子は、大抵、ほとんどの過電流状態に対して保護を提
供するが、もし、ある期間の間、過熱が連続的に続くなら、臨界過電流レベルは
、素子を過熱および自己破壊させる。潜在的に破壊的な臨界過電流レベルの一例
は、従来素子によってその負荷を通す複数の接触部が保護されるリレーが、過電
流状態の間、同時に溶融または溶接されるとき生じうる。もし、接触溶接または
接触溶融が発生するなら、過電流は、リレーコイル回路が開放された後でさえ、
ソースと負荷の間を流れつづける。この状態において、パターン化された金属薄
片導体の電流集中領域における加熱は、PTC板層の熱分解反応を引き起こし、
潜在的に破壊的な電気火災を発生させる。これらの欠点は、本発明の原理による
改良形によって克服される。
【0005】 (発明の開示) (発明の概要) 最も一般的な側面において、本発明は、電流集中負荷輸送(load−car
rying)導電性素子と、その導電性素子に熱的に接続され、かつ、PTC動
作等の特異な抵抗/温度動作を示す検知素子とを一体化させた電気素子の改良さ
れた精巧な構造に関する。
【0006】 第1の側面において、本発明は、上部主面と底部主面とを有する平坦な基板を
備え、かつ、その上部主面に沿って区画されるパターン化された金属薄片導体を
含む、一般的に長方形かつ平坦な過電流検知素子を提供する。その金属薄片導体
は、1つの端部領域に第1の電極領域を有し、対向する端部領域に第2の電極領
域を有し、その第1の電極部分と第2の電極部分との間に電流集中領域を有する
。ある例において、その基板は、PTC動作を示し、かつ、その中に微粒子導電
性フィラーが分散された有機ポリマから成る組成物の形をとっている。別の例に
おいて、その基板は、PTC素子が装着されるか、または、PTC素子が、その
基板の一部として電流集中領域に近接して含まれる非導電性のプリント回路板組
成物の形をとっている。基板は、その架橋部と熱的に接触する第1の主面と、対
向する第2の主面とを含む。少なくとも第3のパターン化された金属薄片制御電
極は、金属薄片導体を通して流れる過電流のために架橋部において生成される熱
が、PTC動作を示す回路素子に伝えられ、結果として、第1および第2の電極
領域のうち少なくとも1つの電極領域からPTC素子を経由して第3のパターン
化された金属薄片電極に制御電流が流れるように、電流集中領域と平行に一列に
、その基板の第2の主面に固定される。
【0007】 第2の側面において、本発明は、上部主面と底部主面とを有し、かつ、その上
部主面に沿って区画される第1のパターン化された金属薄片導体を含む、一般的
に長方形かつ平坦な過電流検知素子を提供する。その金属薄片導体は、1つの端
部領域に第1の電極領域を有し、対向する端部領域に第2の電極領域を有し、そ
の第1の電極部分と第2の電極部分との間に電流集中領域を有する。その素子は
、さらに、誘電材料の板と、PTC動作を示し、かつ、その中に微粒子導電性フ
ィラーが分散された有機ポリマから成る組成物の板とを含む平坦な積層構造を備
える。その平坦な積層構造は、その架橋部と熱的に接触する第1の主面と、それ
に対向する第2の主面とを備える。第2のパターン化された金属薄片構造は、P
TC板の第2の主面に固定された、電流集中領域と平行に一列に並んだ、間隔の
離れた2つの接触パッドと、金属薄片導体を流れる過電流によって電流集中領域
に生成される熱がPTC動作を示す平坦板に伝えられるようにそれぞれ延びてい
る第3および第4の電極領域とを区画し、第3の電極領域と第4の電極領域との
間の変化した制御電流が、その金属薄片導体を流れる過電流を示し、その過電流
から隔離されることを可能にする。
【0008】 第3の側面において、本発明は、上部主面と底部主面とを有し、かつ、その上
部主面に沿って区画されるパターン化された金属薄片導体を含む、一般的に方形
かつ平坦な過電流検知素子を提供する。その金属薄片導体は、1つの端部領域に
第1の電極領域を有し、対向する端部領域に第2の電極領域を有し、その第1の
電極部分と第2の電極部分との間に電流集中領域を有する。その素子は、さらに
、PTC動作を示し、かつ、その中に微粒子導電性フィラーが分散された有機ポ
リマから成る組成物の平坦板を含む。その平坦板は、その架橋部と熱的に接触す
る第1の主面と、それに対向する第2の主面とを備える。第3の金属薄片電極は
、金属薄片導体を通して流れる過電流のために架橋部において生成される熱が、
PTC動作を示す平坦板に伝えられ、結果として、第3のパターン化された金属
薄片電極に制御電流が流れるように、平坦なPTCの第2の主面に固定される。
本発明のこの側面において、パターン化された金属薄片導体の電流集中領域は、
電流集中領域が、被った過電流状態に応じて、有機ポリマPTC板材料の熱分解
温度または燃焼(flaming)温度よりも小さい温度で、損壊するおよび開
放されることを可能にする過電流フェイルセーフ特性によって特徴付けられる。
【0009】 本発明の第4の側面において、過電流検知素子は、片面プリント回路板または
両面プリント回路板等の基板を備える。その基板は、電流源領域、電流負荷領域
、および、その電流源接続領域と電流負荷接続領域との間の電流集中領域を備え
るパターン化された金属薄片導体を含む基板の上部主面を有する。この側面にお
いて、PTC抵抗体は、上部表面または底部表面のいずれかで、電流集中領域に
おいて、基板によって支持される。金属薄片導体を流れる過電流のために電流集
中領域で生成される熱が、PTC抵抗体に伝えられ、結果として、制御電流が過
電流検知領域に流れるように、PTC抵抗体は、過電流検知領域に電気的に接触
される。金属薄片導体の回路からの電気的隔離が必要なとき、第2の過電流検知
領域が提供される。電流集中領域は、狭いトレース幅を有してもよい、または、
より薄い厚さの寸法を有してもよい。その基板は、有機ポリマで形成されてもよ
く、有機基板材料の燃焼温度よりも低い温度で融解させるために1以上の融解温
度低下合金化ペレットが、電流集中領域に提供されてもよい。
【0010】 本発明の素子は、特に、(a)第1および第2の電極と電流集中領域とが負荷
と直列であり、(b)有機ポリマPTC素子電極が、回路遮断素子に接続される
制御素子と直列である回路において有益である。そのような回路では、負荷に過
電流が流れているとき、制御素子を流れる電流が減少すると、回路遮断素子が起
動し、負荷を流れる電流を実質的に遮断または減少させる。もし、過電流状態が
、長時間に渡って、電流遮断素子のリレー接触部の溶接または溶融のために生じ
るような電流レベルで続くなら、電流集中領域は、安全な方法で、かつ、有機ポ
リマPTC層の熱分解温度または燃焼温度よりも低い温度で、損壊および破損す
る。
【0011】 本発明の素子は、典型的に、ライト、始動モータ、操作窓、座席、ラジオアン
テナ、冷却ファン等の電気的負荷を含み、かつ、モータ始動およびエンスト時、
または、ベアリング/ブッシング故障時等に過電流状態を示す自動車等の、電気
機械的環境においてしばしば直面する比較的大きい直流電流と比較的低い電圧の
負荷を保護する保護回路において有益である。
【0012】 また、本発明は、本明細書に参照により組み込まれる国際公開番号WO98/
56014号に述べられる方法で、本発明の複数の別個の素子に分解されうる電
気アセンブリを含む。
【0013】 本発明の原則は、個々の素子を提供する際に従われ、または、他の領域、エリ
アまたは回路と区別されない過電流保護プリントトレース領域またはエリアを含
む回路板またはサブアセンブリを提供する際に従われる。
【0014】 (発明の詳細な説明) 以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。 本発明の原則による素子100が、図1に示される。ここで、素子100は、
広い入力端領域12と、広い出力端領域14と、狭い電流集中架橋部16とをも
つ導体10を備えた第1の平坦層を含む。また、制御電極18および制御電極1
8’も、第1の平坦層内にある。例えば、導体10と制御電極18および制御電
極18’は、好ましくは、一片の金属板の中央部分から金属の一部を除去するこ
とによって、例えば、(a)PTC材料の層20にすでに従来通りに固定された
金属の層(例えば、金属薄片)をエッチすることによって(そのPTC材料の層
20は、エッチ処理によって変化されない)、(b)一片の金属を、素子の残り
の部分に連結する前に掘削することによって、(c)金属層とPTC層の積層板
を掘削することによって(その場合に、積層板のPTC層および他の任意の層、
例えば、その積層板の対向する表面上の電流集中制御層32を含む層30は、同
じ形状である。)形成される。電流集中架橋部16の断面積は、好ましくは、端
子領域12および端子領域14の各々の断面積の0.1倍から0.8倍であり、
特に好ましくは、0.15倍から0.5倍である。PTC層20を貫通するめっ
きされた導電性バイア22と導電性バイア22’は、制御電極18および制御電
極18’を、直接、電流集中層32に接続する。
【0015】 PTC層20は、好ましくは、第1の主面および第2の主面を備える平坦板の
形状をしている。平坦な導体10は、第1の主面に固定され、電流集中層32は
、対向する第2の主面に固定される。PTC材料は、好ましくは、有機ポリマと
、中に分散される微粒子導電性フィラーとから成る。しかし、周知のPTCセラ
ミックを含む、所望のPTC特性を示す他の材料を使用することも可能である。
そのPTC材料の抵抗率と厚さ、および、電流集中架橋部16とPTC層20と
の間の熱的結合は、(a)導体10と電流集中制御電極18および電流集中制御
電極18’との間の(すなわち、PTC層20によって提供される抵抗体を通し
た)正常動作中における所望の電流、および、(b)過電流故障状態時における
所望の電流の低下を達成するように選択されるべきである。もし、望まれるなら
、熱的および電気的に絶縁性のある材料本体が、導体10、電極18および電極
18’の少なくとも一部、しばしば、それら全部の上に配置されてもよい。およ
び/または、PTC層20によって形成された抵抗体に伝達される熱量を変える
(大抵、増加させる)ために、熱的(随意に電気的)に伝導性のある材料の層が
、電流集中架橋部16とPTC層20との間に配置されてもよい。通常好ましく
は、故障状態は、導体10と制御電極18および制御電極18’との間の電流を
、制御経路を流れる正常動作電流の0.6倍未満、特に好ましくは、0.4倍未
満に減ずる。
【0016】 素子100の完成に続き、電気的接続のために直接の接触アクセスが必要とさ
れる場所を除く全ての外側領域を覆う絶縁保護膜が塗布できる。一般に「ソルダ
マスク」として知られる保護材料は、完成された素子100上にスピンコートで
きる、または、選択的に堆積できる適当なポリマ樹脂材料である。
【0017】 図1に示されるように、導体10の電流集中架橋部16に過度の電流が集中す
ると、その結果、温度が上昇する。この温度上昇は、架橋部16付近に限定され
、隣接部、熱的に結合されたPCT層20に熱勾配を生成する。PCT層20は
、熱を、図1において架橋部16付近から外側に放射状に広がる一連の同心円に
よって図式的に示されるように、熱源から外側に放射状に放出する。PTC層2
0全体があらかじめ決められた一様なPTC特性を示すので、その特性は、結果
として生じる熱勾配に沿って変化する。本発明の原則に従って、PTCトリガ点
の感度および制御を改善するために、第3の電極32は、前に参照された国際公
開公報WO98/56014号によって得られる例のように、主に熱勾配付近で
PTC層20と電気的接触をし、かつ、PTC層20の表面範囲の全体を覆わな
いように形成される。
【0018】 用途の中には、PTC層20を通って流れる制御電流を、導体10を通る主要
電流経路から分離することが望ましい場合がある。図2は、そのような分離を提
供し、参照された国際公開公報WO98/56014号の素子の改良形を含む別
の保護素子200を示す。図2において、図1の素子100に示される要素およ
び部品と同一のものは、同一の符号が付される。保護素子200において、導体
10、制御電極18および制御電極19の平面と、PTC層20との間に、電気
絶縁層40が挟まれている。その絶縁層40は、最も好ましくは、高温高抵抗高
分子薄層から形成される。その高分子薄層は、例えば、PVDF、または、ナイ
ロン(繰り返すアミド群を含む合成長鎖ポリアミド)の高温高抵抗誘導体の1つ
である。層40は、実際に製作可能な十分な厚さを持ち、動作環境における過渡
電流に関連した電圧スパイクに十分耐えうる所望の電気的誘電特性を有するべき
である。自動車の用途において、その高分子薄層は、好ましくは、その厚さが、
少なくとも約0.001インチのオーダであり、100ボルトのオーダのピーク
の電圧スパイクに耐えることができる。図1の素子100に示される単一の電流
集中制御層32と異なり、図2の素子200は、最も好ましくはPTC層20の
熱勾配の中央に位置された狭い間隔34だけ分離される2つの電流集中制御セグ
メント32および電流集中制御セグメント33を有する。素子200において、
制御抵抗体35は、主に、制御セグメント32と制御セグメント33の間にある
PTC層20の領域によって形成される。少なくとも1つのバイア22は、セグ
メント32を電極18に接続し、少なくとも1つのバイア23は、セグメント3
3を電極19に接続する。
【0019】 図4は、本発明の素子200を組み込む保護回路400を示す。ここで、一次
電流源402は、素子200の平坦な導体10を通る一次動作電流を供給する。
保護リレー404の接触部412と接触部414が閉じられるとき、一次電流は
、自動車用途における比較的高い電流のDCブラッシュモータ等である負荷40
6に到達して、その負荷406を流れる。電流は、共通経路または接地経路40
1を経由して、一次電流源402に戻る。一次電流源402と分離されている制
御電流源408は、電極18に接続され、PTC抵抗体35を通る制御電流を供
給する。制御抵抗体の電極18は、制御電流を、リレー404のコイル410に
供給し、通常、接触部412と接触部414を閉じ、それによって、一次電流源
402と負荷406との間の回路を完成する。もし、モータが止まるときのよう
に、負荷406で過電流状態が現れるなら、平坦な金属薄層導体10の電流集中
架橋部16Aは、温度が上昇する。その熱は、PTC層20に伝えられ、熱勾配
に従ってその層20に放射状に広がる。抵抗体35は、好ましくは、熱勾配の中
央の領域34にあるので、抵抗体35の電気抵抗が十分に増大して、コイル41
0に接触部412と接触部414を閉じたままにさせるほど十分な電流を流すこ
とをやめるとき、トリップ状態に到達する。正常状態において、接触部412と
接触部414が開き、それによって、負荷406における過電流故障状態の原因
となる一次電流を除く。
【0020】 まれに、リレー接触部412と接触部414が、過電流故障状態によって、同
時に溶接または溶融される状況がある。リレー接触部溶接の原因の1つは、リレ
ーが動作を開始または中止する高い電流である。もし、リレー接触部412と接
触部414が、原因の如何を問わず同時に溶融されるなら、リレーコイル410
を流れる制御電流の除去は、接触部412と接触部414を開けさせず、架橋部
16Aが、電流を集めつづけ、かつ、熱を発生し続ける。過電流保護を必要とす
る別の状況は、リレーのフレームまたはベースプレートの破損につながるリレー
コイルの温度上昇から生じうる。そのような破損は、電流がリレーコイルから排
除されたとき、リレー接触部が開くことを妨げる場合がある。
【0021】 大規模な過電流状態の状況では、電流集中架橋部16Aは、容易に分離してフ
ェイルセーフし、負荷から過電流状態を排除する。しかし、中には電流集中架橋
部16Aを即座に故障させない中間の過電流状態もある。金属薄片導体10が銅
のみで形成されるとき、非常に高い温度に達する(すなわち、実質的に純粋な銅
が約1083℃の融解状態に達する)まで、一次電流経路を融解、および、開放
することはできない。
【0022】 これらの中間過電流状態下で、銅、電流集中架橋部16Aは、光を放ち始める
が、損壊されない。層20および層40から成る有機ポリマ材料の熱分解温度(
典型的に、400℃から500℃の間の範囲)を越えるとき、これらの層は、分
解される。もし、その温度が、熱分解温度よりも十分高いなら、これらの層20
および層40は突然燃え上がり、環境(例えば、自動車のエンジンコンパートメ
ント)内の電気火災を保護させる。本発明の別の側面は、この危険を排除または
相当減少させる。
【0023】 もし、スズ等の他の金属が銅に混ぜられるなら、結果として得られる合金の融
点は、1000℃以上から、200℃乃至300℃に低く減少することが知られ
ている。1940年代にMetcalfによって発見された従来のヒューズの設
計に使用される1つの既知の技術は、銅のヒューズリングの電流集中領域のくぼ
みに、小さなスズのペレットを提供することである。過電流によって銅が高温に
達するとき、そのスズのペレットは融解し、銅と混合して合金となり始める。結
果として得られる合金は、銅の元素の融点よりもずっと低い融点で分離する。ま
た、スズのペレットは、融解するまで、実質的に、その銅のヒューズリングの電
流処理特性を妨害しない。
【0024】 本発明は、金属薄層導体の電流集中部分16Aに、Metcalf原理を組み
合わせる。図1を参照すると、架橋部16には、中央穴60と、その各々がスズ
のペレットを含むまたは保持する2つの間隔の離れた穴62および穴64とが提
供される。図1の素子100の架橋部16が過電流状態の間に合金化温度に達す
るとき、そのスズのペレットは融解し、架橋部16の隣接した銅薄層と混合する
。その後、銅−スズ合金部は融解して分離し、故に、PTC層を含む有機ポリマ
材料の燃焼温度よりもずっと低い制御可能な低温度で、一次電流経路を開放する
。一次電流金属薄層導体10の溶融に似た特性は、図4の回路に図式的に示され
る。
【0025】 図5は、本発明の原則による素子の金属層の別の構造を示す。その素子は、図
1の実施の形態による3端子素子であって、PTC層20のみを含んでいてもよ
い。または、それは、図2で示される4端子素子であって、金属導体層をPTC
層20から分離する絶縁層40を有していてもよい。図5の素子において、金属
薄片導体510は、入力端部分512、出力端部分514、および、波状の架橋
部516を備える。制御電極518および制御電極519は、その波状の架橋部
516によって占められていない領域に間隔を開けて位置される。制御電流集中
薄片層532および制御電流集中薄片層533は、一般的に架橋部516の波状
の経路と平行に一列に並べられる間隔534を区画する。バイア522は、層5
32を電極518に接続し、バイア523は、層533を電極519に接続する
。PTC抵抗体535は、実質的かつ本質的に、PTC層20において間隔53
4の領域に存在する。中央の穴560は、波状の架橋部516において区画され
、2つの穴562および穴564は、その波状の架橋部を制御された比較的低い
温度でフェイルセーフヒューズにするスズのペレットを含む。
【0026】 図6を参照すると、素子600は、本発明の別の実施の形態を提供する。素子
600は、誘電コア層610と、その各々の主面の銅被覆とを有する両面プリン
ト回路板から成る。一方の主面611は、広い入力端領域612、広い出力端領
域614、および、端子領域612と端子領域614の橋渡しをする狭い電流集
中部分616を区画するパターン化された銅被覆を備える。また、制御電極61
8と制御電極619も、その一方の主面611において区画される。第2の主面
630は、制御電極領域618および制御電極領域619と一般的に平行に一列
に並べられ、それぞれ、めっきスルーバイア622およびバイア623によって
制御電極領域618および制御電極領域619と接続される第1のボンディング
パッド632および第2のボンディングパッド633を区画するパターン化され
た銅被覆を備える。小さな長方形のPTC素子620は、第1のボンディングパ
ッド632と第2のボンディングパッド633を横切って形成され、それらに電
気的に接続される。PTC素子620は、表面実装個別構成要素として、堆積、
積層、被覆、印刷、溶融または形成され、ボンディングパッド632およびボン
ディングパッド633に半田付けされる、または、エッジ結合されてもよい。続
く特別な形成/装着方法に関わらず、PTC素子620は、表面611の電流集
中架橋部616の真上で、誘電基板610と熱的に接触している。故に、過電流
状態の結果として電流集中領域616で生成される熱は、好ましくは、PTC素
子620に伝えられ、結果として、上述されたように、制御電極618および制
御電極619を渡る制御信号が発生する。理想的には、プリント回路板610は
、構造的に実際と同様に薄く形成され、最も好ましくは、全体的に、約0.01
3mm(0.005インチ)またはそれ以下の厚さを有する。基板610を形成
する誘電材料は、MylarTM等の薄いポリエステル材料、または、他の適切
な薄いフレキシブル基板であってよい。また、ガラス繊維強化樹脂の、薄く、そ
の上比較的固い基板が使用されてもよい。各々の主面は、好ましくは、約0.0
34mm(0.00135インチ)の厚さの銅(すなわち、1平方フィートの基
板当たり約1オンスの銅)の層で覆われる。銅層のパターンニングは、当業者に
既知である従来のフォトレジストおよび化学エッチ技術によって実行されてよい
【0027】 図7は、本発明の原則の別の例を示す。過電流保護素子700は、誘電支持基
板710と、銅材料の絶縁保護コーティングがなされた単一の主面とを備える片
面プリント回路板上に形成される。銅表面層は、上述の例と同様に、適切にパタ
ーン化され、広い入力端領域712、広い出力端領域714、および、狭い電流
集中領域716を区画する。また、制御電極718および制御電極719も、単
一の銅被覆面で区画される。PTC素子720は、制御電極718および制御電
極719と直接に電気的接触し、かつ、電流集中領域716と熱的接触するよう
に、プリント回路板上に堆積される、または、別個に形成されて、プリント回路
板に結合される。電気絶縁材料740の薄層は、制御回路と、領域712、領域
714および領域716を備える負荷輸送導体との間に電気的絶縁を提供するた
めに、PTC素子720と電流集中領域716との間に挟まれてよい。
【0028】 図8Aおよび図8Bに示される過電流保護素子800は、本発明の原則の更な
る例を提供する。両面プリント回路板810は、電流源領域812と、電流負荷
領域814と、高さが減じられて薄くなった電流集中領域816とを備える負荷
輸送導体を含む。制御電極領域818および制御電極領域819は、負荷輸送導
体を支持する表面上に形成され、高さが減じられて薄くなった電流集中領域81
6に隣接して配列される。小さく、一般的に長方形のPCT素子820は、プリ
ント回路板810の対向する側に形成、堆積または装着され、それぞれ、めっき
スルーバイア822およびバイア823によって領域818および領域819に
通じるボンディングパッド832およびボンディングパッド834に接続される
。電流集中領域816は、スズ等の金属のペレット860を含んでもよい。その
ペレットは、負荷輸送導体トレースの銅よりも低い融点を有し、故に、上述され
たように、図5の実施の形態に関連して述べられた方法で、電流集中領域をフェ
イルセーフヒューズにする。ソルダマスクの絶縁保護コーティング850は、他
の回路素子への電気的接続が意図されない領域でプリント回路板810を保護す
るように提供されてよい。完成した過電流素子800は、本明細書に述べられた
他の実施の形態に関して上述された同じ方法で動作する。
【0029】 本発明の原則を実施する素子の特定の大きさおよび形状は、素子に直列に接続
された回路構成要素を動作させるために必要とされる所望の動作電流の関数であ
る。一般的に自動車用途の素子は、最大645mm(1inch)の大きさ
を持つ。一般的に、入力端部分から出力端部分まで測定される抵抗は、3端子素
子の薄片導体から制御電極まで測定される抵抗よりもずっと小さい。その素子の
抵抗は、PTC素子の層の厚さ、および、電流集中層の構造だけでなく、制御抵
抗体を形成するPTC成分の抵抗によって制御できる。種々の素子が、動作電流
が大きいまたはより小さい用途に使用するために適切であるが、本発明の素子は
、正常の動作電流、すなわち、薄膜金属導体の入力端部分から出力端部分まで流
れる電流が、100アンペアを越える電流に対して1アンペアよりも小さい用途
において使用するために適切である。故障電流は、電源とその電流戻り端との間
の電気回路の任意の構成要素に損傷を引き起こす電流レベルである。実際の自動
車の過電流保護用途において、故障電流は、一般的に、動作電流の少なくとも1
.35倍、好ましくは、少なくとも1.4倍、特に好ましくは、少なくとも1.
5倍であることがわかっている。
【0030】 本発明の原則を具体化する個々の素子は、好ましくは、参照された国際公開公
報WO98/56014号に述べられたような電気アセンブリから作成される。
本発明の原則は、本発明によって提供され、配列される構成要素に加えて、複数
の構成要素を含むより大きい回路基板装置およびサブアセンブリ内で採用されて
もよい。従って、当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、上述の好まし
い実施の形態の考慮して、多くの変形および修正が容易に明らかとなることを評
価するであろう。その範囲は、特に、特許請求の範囲によって指摘される。本明
細書の記述およびその開示は、説明のみを目的とするものであり、本発明の範囲
を限定するものとして解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原則による過電流保護素子の拡大分解等角図。
【図2】 本発明の原則による別の過電流保護素子の拡大分解等角図。
【図3】 図2の素子の線3−3についての部分立面図。
【図4】 本発明の過電流保護素を備える電気回路の図式的な回路図。
【図5】 本発明の原則による別の過電流保護素子の拡大分解図。
【図6】 本発明の原則による更なる別の過電流保護素子の拡大分解等角図
【図7】 本発明の原則による更なる別の過電流保護素子の拡大分解等角図
【図8A】 本発明の原則によるもう1つの過電流保護素子の拡大分解等角
図。
【図8B】 本発明の原則によるもう1つの過電流保護素子の線8−8につ
いての部分立面図。
【符号の説明】
10 導体 12 入力端領域 14 出力端領域 16 電流集中架橋部 18、18’ 制御電極 20 PTC層 22、22’ バイア 32 電流集中層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェイン・モントヤ アメリカ合衆国94062カリフォルニア州レ ッドウッド・シティ、パロマー・アベニュ ー544番 (72)発明者 ジェイムズ・トス アメリカ合衆国94070カリフォルニア州サ ン・カルロス、クレストビュー・コート 107番 Fターム(参考) 5E034 AA09 AB01 AC10 DA02 DC03 DC05 DC10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部主面と底部主面とを備える過電流検知素子であって、 その上部主面に沿って区画され、1つの端部領域に第1の電極領域を有し、対
    向する端部領域に第2の電極領域を有し、その第1の電極部分と第2の電極部分
    との間に電流集中領域を有するパターン化された金属薄片導体と、 前記の金属薄片導体の少なくとも前記の架橋部に熱的に接触する第1の主面と
    、それに対向する第2の主面とを備えたPTC動作を示す材料から成る平坦板と
    、 前記の平坦なPTC板の第2の主面に接続されるパターン化された金属薄片の
    制御電流集中層と を含み、 前記の金属薄片の制御電流集中層は、前記の金属薄片導体を流れる過電流によ
    って前記の架橋部に生成される熱が、前記のPTC動作を示す平坦板に伝えられ
    、結果として、前記の素子を含む回路の他の任意の部品の温度が損傷を起こす過
    熱温度に達する前に、トリップ状態の制御電流が前記の制御電流集中層に流れる
    ように、一般的に前記の電流集中領域に制限され、かつ、実質的に前記の電流集
    中領域と平行に一列に並ぶ表面領域を備える過電流検知素子。
  2. 【請求項2】 さらに、前記のパターン化された金属薄片導体を含む平面内
    に形成されたパターン化された金属薄片制御電極と、 前記の制御電流集中層と前記の制御電極とを互いに接続する少なくとも1つの
    バイアと を備える請求項1に記載の過電流検知素子。
  3. 【請求項3】 前記のPTC動作を示す材料から成る平坦板が、その中に微
    粒子導電性フィラーが分散された有機ポリマから成る請求項1に記載の過電流検
    知素子。
  4. 【請求項4】 さらに、前記の金属薄片導体と前記のPTC動作を示す材料
    から成る平坦板との間に電気絶縁層を備え、 前記のパターン化された金属薄片の制御電流集中層は、一般的に前記のパター
    ン化された金属薄片導体の電流集中領域と平行に一列に並んだ、ある間隔だけ分
    離された第1の導電性領域と第2の導電性領域とから成る請求項1に記載の過電
    流検知素子。
  5. 【請求項5】 さらに、(a)前記のパターン化された金属薄片導体を含む
    平面内に形成された第1のパターン化された金属薄片制御電極と、前記の第1の
    制御電極と前記の第1の導電性領域とを互いに接続する少なくとも1つの第1の
    バイア、および、 (b)前記の平面内に形成された第2のパターン化された金属薄片制御電極と
    、前記の第2の制御電極と前記の第2の導電性領域とを互いに接続する少なくと
    も1つの第2のバイア を備える請求項4に記載の過電流検知素子。
  6. 【請求項6】 さらに、前記の金属薄片導体の融解/損壊温度を、過電流状
    態に応じて、前記の有機ポリマの燃焼温度よりも低い、制御された低いレベルま
    で低下させる、前記のパターン化された金属薄片導体の電流集中領域に位置され
    た融解温度低下合金化手段を備える請求項3に記載の過電流検知素子。
  7. 【請求項7】 前記のパターン化された金属薄片導体が銅から成り、 前記の融解温度低下合金化手段が、前記のパターン化された金属薄片導体の電
    流集中領域と接触した少なくとも1つの合金化スズペレットから成り、 好ましくは、前記のパターン化された金属薄片導体の電流集中領域が、前記の
    第1の電極領域と前記の第2の電極領域との間で波状になっている請求項6に記
    載の過電流検知素子。
  8. 【請求項8】 前記の素子が、一般的に、長方形かつ平坦であり、 好ましくは、前記の電流集中領域が、前記の第1の電極領域と前記の第2の電
    極領域との間の、狭く、かつ、実質的に直線状の領域から成る請求項1に記載の
    過電流検知素子。
  9. 【請求項9】 前記のパターン化された金属薄片導体の電流集中領域が、前
    記の第1の電極領域と前記の第2の電極領域との間で波状になっており、 前記の第1の導電性領域と第2の導電性領域とを分離する間隔が、パターン化
    された金属薄片導体の前記の電流集中領域の波状の経路の少なくとも一部をたど
    る請求項4に記載の過電流検知素子。
  10. 【請求項10】 上部主面と底部主面とを備える過電流検知素子であって、 その上部主面に沿って区画され、1つの端部領域に第1の電極領域を有し、対
    向する端部領域に第2の電極領域を有し、その第1の電極部分と第2の電極部分
    との間に電流集中領域を有するパターン化された金属薄片導体と、 前記の上部主面と前記のパターン化された金属薄片導体とに対向する電気絶縁
    層と、PTC動作を示す材料から成る平坦板とを含む積層構造と、 ある間隔だけ分離された第1の導電性領域と第2の導電性領域とを備えるパタ
    ーン化された金属薄片の制御電流集中層と を含み、 前記の積層構造は、前記のパターン化された金属薄片導体の少なくとも前記の
    架橋部に熱的に接触する第1の主面と、それに対向する第2の主面とを備え、 前記の金属薄片の制御電流集中層は、前記の金属薄片導体を流れる過電流によ
    って前記の架橋部に生成される熱が、前記のPTC動作を示す平坦板の一部によ
    って形成された抵抗体に、前記の電流集中領域付近で、前記の第1の導電性領域
    と第2の導電性領域との間の間隔において伝えられ、結果として、制御電流が、
    前記の第1の導電性領域と第2の導電性領域の間を前記の抵抗体を通して流れる
    ように、一般的に、前記のパターン化された金属薄片導体の電流集中領域と平行
    に一列に並べられる過電流検知素子。
  11. 【請求項11】 さらに、前記のパターン化された金属薄片導体を含む平面
    内に形成された、第1のパターン化された金属薄片制御電極と、前記の第1の制
    御電極と前記の第1の導電性領域とを互いに接続する少なくとも1つの第1のバ
    イア、および、 前記の平面内に形成された、第2のパターン化された金属薄片制御電極と、前
    記の第2の制御電極と前記の第2の導電性領域とを互いに接続する少なくとも1
    つの第2のバイア を備える請求項10に記載の過電流検知素子。
  12. 【請求項12】 上部主面と底部主面とを備える過電流検知素子であって、 その上部主面に沿って区画され、1つの端部領域に第1の電極領域を有し、対
    向する端部領域に第2の電極領域を有し、かつ、その第1の電極部分と第2の電
    極部分との間に電流集中領域を有する第1のパターン化された銅薄片導体と、 前記の電流集中領域と熱的に接触する第1の主面と、それに対向する第2の主
    面とを備える、その中に微粒子導電性フィラーが分散された有機ポリマから成る
    PTC動作を示す材料から成る平坦板と、 前記の平坦なPTCの第2の主面に固定された第3の金属薄片電極と を含み、 前記の第3の金属薄片電極は、前記の金属薄片導体を流れる過電流によって前
    記の架橋部に生成される熱が、前記のPTC動作を示す平坦板に伝えられ、結果
    として、制御電流が、前記の第3のパターン化された金属薄片電極に流れるよう
    に、前記の平坦なPTCの第2の主面に固定され、 前記のパターン化された銅薄片導体の電流集中領域は、被った過電流状態、お
    よび、その結果として生じる、前記の有機ポリマPTC板材料の燃焼温度よりも
    低い制御された低温度での損壊およびフェイルセーフに応じて、前記の電流集中
    領域の銅と混合する、その銅と熱的に接触した少なくとも1つのスズのペレット
    を含む過電流検知素子。
  13. 【請求項13】 その上部主面が、電流源領域、電流負荷領域、および、前
    記の電流源接続領域と前記の電流負荷接続領域との間の電流集中領域を含むパタ
    ーン化された金属薄片導体を含む基板と、 前記の基板によって前記の電流集中領域で支持されるPTC抵抗体と、 少なくとも1つの過電流検知領域と を備える素子であって、 前記のPTC抵抗体は、前記の金属薄片導体を流れる過電流によって前記の電
    流集中領域に生成される熱が、前記のPTC抵抗体に伝えられ、結果として、制
    御電流が、前記の過電流検知領域に流れるように、前記の少なくとも1つの過電
    流検知領域と電気的に接触される過電流検知素子。
  14. 【請求項14】 前記の基板が誘電性材料から成る請求項13に記載の過電
    流検知素子。
  15. 【請求項15】 前記の基板が有機ポリマから成り、好ましくは、前記の基
    板はフレキシブルである請求項14に記載の過電流検知素子。
  16. 【請求項16】 前記の基板が、実質的に固い請求項14に記載の過電流検
    知素子。
  17. 【請求項17】 前記の基板の上部表面上で区画された2つの過電流検知領
    域と、 前記の基板の底部表面上で区画され、前記の2つの過電流検知領域と実質的に
    平行な面にあり、かつ、それぞれがバイアによって前記の2つの過電流検知領域
    と電気的に接続される2つのPTC抵抗体接続パッドと を備え、 前記のPTC抵抗体は、前記の電流集中領域上に橋をかける方法で、前記の2
    つのPTC抵抗体接続パッドに渡って配列および接続される請求項14に記載の
    過電流検知素子。
  18. 【請求項18】 前記の基板の上部表面上で区画された2つの過電流検知領
    域を備え、 前記のPTC抵抗体は、絶縁層を備え、前記の電流集中領域と熱的に接触し、
    かつ、電気的に絶縁される方法で、前記の2つの過電流検知領域に渡って配列お
    よび接続される請求項14に記載の過電流検知素子。
  19. 【請求項19】 前記の電流集中領域が、前記のパターン化された金属薄片
    導体の幅が狭い部分、または、厚さの薄い部分から成る請求項13に記載の過電
    流検知素子。
  20. 【請求項20】 前記の基板が、有機ポリマ材料から成り、 前記の電流集中領域が、前記の金属薄片導体の融解/損壊温度を、過電流状態
    に応じて、前記の基板の燃焼温度よりも低い、制御された低いレベルまで低下さ
    せる融解温度低下合金化材料のペレットを含む請求項13に記載の過電流検知素
    子。
  21. 【請求項21】 前記のパターン化された金属薄片導体が銅から成り、 前記の融解温度低下合金化手段が、前記のパターン化された金属薄片導体の電
    流集中領域と熱的に接触した少なくとも1つの合金化スズペレットから成る請求
    項18に記載の過電流検知素子。
  22. 【請求項22】 さらに、保護材料の膜を含む請求項13に記載の過電流検
    知素子。
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