JPS63175A - 量子井戸トンネルデバイス - Google Patents
量子井戸トンネルデバイスInfo
- Publication number
- JPS63175A JPS63175A JP14380186A JP14380186A JPS63175A JP S63175 A JPS63175 A JP S63175A JP 14380186 A JP14380186 A JP 14380186A JP 14380186 A JP14380186 A JP 14380186A JP S63175 A JPS63175 A JP S63175A
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- barrier
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- Pending
Links
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
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- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
量子井戸からの電子放出デバイスで、量子井戸の側から
見たバリアの高さが引加電圧により変わるような非対称
なバリアを持ち、大きな非線型性を持たせた半導体装置
である。
見たバリアの高さが引加電圧により変わるような非対称
なバリアを持ち、大きな非線型性を持たせた半導体装置
である。
本発明は高速度の検波回路やトランジスタのエミッター
ペース接合に有用な小さなバイアスで大きな非線型性を
持つダイオード構造に関する。
ペース接合に有用な小さなバイアスで大きな非線型性を
持つダイオード構造に関する。
従来のダイオードの例としては、金属−金属ダイオード
(MIMダイオード)*pn接合ダイオード。
(MIMダイオード)*pn接合ダイオード。
シ璽ットキーパリアダイオード等がある。これらは、何
れも本質的には2つの導電領域からなる。
れも本質的には2つの導電領域からなる。
これらのダイオードが非線型線を示すのは、−方の領域
から他方の領域を見たときのバリアの高さが引加電圧に
よシ変化するからである。そして、バリアの存在により
あるエネルギ以上のキャリアのみが他領域に流れること
ができる。通常キャリアの分布はエネルギEに対し、a
zp(−E/kT)に比例する。また、バリアの高さの
引加電圧Vによる変化は高々eVである。 したがうて
、これらのダイオードで得られる最大の非線型線は、a
sp(−mV/kT )のような指数関数で与えられ、
変化の急峻さは温度kTによりきめられる。
から他方の領域を見たときのバリアの高さが引加電圧に
よシ変化するからである。そして、バリアの存在により
あるエネルギ以上のキャリアのみが他領域に流れること
ができる。通常キャリアの分布はエネルギEに対し、a
zp(−E/kT)に比例する。また、バリアの高さの
引加電圧Vによる変化は高々eVである。 したがうて
、これらのダイオードで得られる最大の非線型線は、a
sp(−mV/kT )のような指数関数で与えられ、
変化の急峻さは温度kTによりきめられる。
ところで、半導体デバイスでは小さなバイアスで大きな
非線型性を持つことが望まれる。そのためには、azp
(−eV/kT)で与えられるよシももつと大きな電流
変化を生ずるととができる構造が望まれるが、本発明は
それを可能とする素子構造を提供しようとするものであ
る。
非線型性を持つことが望まれる。そのためには、azp
(−eV/kT)で与えられるよシももつと大きな電流
変化を生ずるととができる構造が望まれるが、本発明は
それを可能とする素子構造を提供しようとするものであ
る。
第1図は本発明の原理を示す図であシ、これを用いて本
発明を説明する。
発明を説明する。
第1図において、1は量子井戸からなる領域(第1領域
)で、2は金属または半導体からなる導電性領域(第2
領域)、3は非対称性を持つバリア(第3領域)である
。
)で、2は金属または半導体からなる導電性領域(第2
領域)、3は非対称性を持つバリア(第3領域)である
。
上記本発明のバリア3は非対称でバリアの最高点Pが領
域2との境界面にある。したがって、領域1から領域2
に移動しようとするキャリアが経験するバリアの高さは
引加電圧Vによシ大きさmVだけ変化する。−方、領域
1は量子井戸からなるため電子の分布は通常のフェルミ
分布VCi子井戸の状態密度を乗じ喪ものになる。本発
明はこれに着目してなされたもので、以下に詳細に解析
結果を示す。
域2との境界面にある。したがって、領域1から領域2
に移動しようとするキャリアが経験するバリアの高さは
引加電圧Vによシ大きさmVだけ変化する。−方、領域
1は量子井戸からなるため電子の分布は通常のフェルミ
分布VCi子井戸の状態密度を乗じ喪ものになる。本発
明はこれに着目してなされたもので、以下に詳細に解析
結果を示す。
量子井戸では、状態密度が離散化してステップ関数状に
なシ、かつ界面に垂直方向の運動エネルギに関する電子
分布はδ関数状になる。第4図に量子井戸とバリアのエ
ネルギバンドの部分図を示しているが、図中g、 l
E、・・・・・・のように、量子井戸には量子化された
電位が形成される6量子弁戸とバルク半導体との間でト
ンネル効果によシミ流が流れる場合を考えてみる。
なシ、かつ界面に垂直方向の運動エネルギに関する電子
分布はδ関数状になる。第4図に量子井戸とバリアのエ
ネルギバンドの部分図を示しているが、図中g、 l
E、・・・・・・のように、量子井戸には量子化された
電位が形成される6量子弁戸とバルク半導体との間でト
ンネル効果によシミ流が流れる場合を考えてみる。
第5図に電圧引加時にバリアを垂直方向にエネルギE%
の電子が入射する時の透過率p (En 、V)を横軸
にとり量子井戸の準位Enを縦軸に採った線図を示す。
の電子が入射する時の透過率p (En 、V)を横軸
にとり量子井戸の準位Enを縦軸に採った線図を示す。
実線がある電圧Vを引加した時の透過率を示し、E%の
大きさに対して鋭いカットオフ特性を持ち、しかもその
閾値が電圧により変化することを示す。電圧引加によシ
、閾値が変化しく点線で示す)、量子化されたElが透
過域に入りてくると、ステップ状の電流値増加が生じる
ことになる。
大きさに対して鋭いカットオフ特性を持ち、しかもその
閾値が電圧により変化することを示す。電圧引加によシ
、閾値が変化しく点線で示す)、量子化されたElが透
過域に入りてくると、ステップ状の電流値増加が生じる
ことになる。
この電流立ち上がりの鋭さは電圧引加による閾値の変化
の大きさと、ETLに対する阻止域−透過域のカットオ
フの鋭さで決まることが分かる。従って、asp (q
V/KT )とは無関係であり、gzp (qV/Kl
’ )よシずりと大きな電圧依存性となる。
の大きさと、ETLに対する阻止域−透過域のカットオ
フの鋭さで決まることが分かる。従って、asp (q
V/KT )とは無関係であり、gzp (qV/Kl
’ )よシずりと大きな電圧依存性となる。
このような透過率p(E?L−T’)を与えるバリア形
状として、本発明に係る第6図のようなものがある。
状として、本発明に係る第6図のようなものがある。
このバリアの実効バリア高さはA点のバリア高さで決ま
る。A点以下のエネルギの電子はd、がトンネル可能な
厚味より十分大きいので透過できない。
る。A点以下のエネルギの電子はd、がトンネル可能な
厚味より十分大きいので透過できない。
−方、A点以上のエネルギの電子は比較的うすい厚味d
1をトンネルすればよい。A点の高さはVがあまり大き
くない範囲では、eVだけの変化をする。
1をトンネルすればよい。A点の高さはVがあまり大き
くない範囲では、eVだけの変化をする。
したがって、第6図のバリアの左側に第4図の量子井戸
を配置し、電子の運動エネルギを離散化しておけば、第
7図のように従来(点線で示す)の指数関数的な特性と
異なり、実線ステップ状の1−■特性が得られるととK
なる。
を配置し、電子の運動エネルギを離散化しておけば、第
7図のように従来(点線で示す)の指数関数的な特性と
異なり、実線ステップ状の1−■特性が得られるととK
なる。
第2図(’A)は本発明の一実施例の素子断面図であシ
、また、第2図(B)はそのエネルギバンド図である。
、また、第2図(B)はそのエネルギバンド図である。
以下これを用いて本発明をより詳細に説明する。第2図
(A”lまたは第2図CB’)において、GaAsの半
絶縁性基板SUB上に、以下の各領域が形成されている
。
(A”lまたは第2図CB’)において、GaAsの半
絶縁性基板SUB上に、以下の各領域が形成されている
。
10はGaAs /AAa、s Gao、b Asから
なる多重量子井戸(MQW)で、GcLA8はn型不純
物添加でキャリア1度5 X 10”am−’ 、厚味
100λ、AIto、<G@、=Asは不純物無添加で
厚味50Aに形成されている。
なる多重量子井戸(MQW)で、GcLA8はn型不純
物添加でキャリア1度5 X 10”am−’ 、厚味
100λ、AIto、<G@、=Asは不純物無添加で
厚味50Aに形成されている。
11はバリア層であシ、AltzGa+−2A8の2を
0.1〜0.2まで連続的に変化させている。その厚さ
は、キャリアがトンネルできない厚味とし、例えば15
00λとする。
0.1〜0.2まで連続的に変化させている。その厚さ
は、キャリアがトンネルできない厚味とし、例えば15
00λとする。
12は導電領域のGtzAsであり、この実施例では、
キャリア濃度5 x j Q”am−”の領域とキャリ
ア濃度4 X 10” am−’の領域からなり、その
厚味は1μ惰である。
キャリア濃度5 x j Q”am−”の領域とキャリ
ア濃度4 X 10” am−’の領域からなり、その
厚味は1μ惰である。
13.14はオーミック電極で10の量子井戸と12の
GaAs層にと9つけられている。この実施例において
は、量子井戸の横側にオーミック電極13を設け、横方
向から矢印のように電流を流している。
GaAs層にと9つけられている。この実施例において
は、量子井戸の横側にオーミック電極13を設け、横方
向から矢印のように電流を流している。
例えば、12.13はA%Gg/Asのアロイで形成さ
れる。
れる。
第3図には、以上のごとく形成された素子の電圧/電流
特性図を示し、図のように、電圧を増加していくと、鋭
い階段状に電流が増加する。このステップは従来の指数
関数的変化azp (−try/kT )よシ遥かに鋭
い。
特性図を示し、図のように、電圧を増加していくと、鋭
い階段状に電流が増加する。このステップは従来の指数
関数的変化azp (−try/kT )よシ遥かに鋭
い。
以上、本発明について、ダイオード構造で説明したが、
上記構成をトランジスタのエミッターペース接合に用い
、第1図の第1領域(量子井戸)1、第2領域(バリア
)の後にベース領域、コレクタバリア、コレクタ領域を
配置すればトランジスタ構造を得ることができる。
上記構成をトランジスタのエミッターペース接合に用い
、第1図の第1領域(量子井戸)1、第2領域(バリア
)の後にベース領域、コレクタバリア、コレクタ領域を
配置すればトランジスタ構造を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、量子井戸構造の第1領
域と第2領域の導電領域間にバリアの最高点Pが第2領
域の導電領域側にある非対称バリアを設けることにより
領域1から領域2に移動しようとするキャリアが経験す
るバリアの高さを引加電圧Vによシ変化することにより
、従来の指数関数的な変化とことなシ、鋭いステップ状
のI−V特性を持つ半導体装置を得ることができる。
域と第2領域の導電領域間にバリアの最高点Pが第2領
域の導電領域側にある非対称バリアを設けることにより
領域1から領域2に移動しようとするキャリアが経験す
るバリアの高さを引加電圧Vによシ変化することにより
、従来の指数関数的な変化とことなシ、鋭いステップ状
のI−V特性を持つ半導体装置を得ることができる。
第1図は本発明の原理説明図、第2図(J)は本発明の
一実施例の素子要部断面図、第2図(B)は第2図(A
)の素子のエネルギバンド図、第5図は実施例のt−V
特性図、第4図〜第7図は本発明の原理解析を示す図で
ある。 10 = A1.o、a Gao、a As /GaA
sからなる量子井戸11・・・組成がAIt o、s
Ga t)、4 AsからGcLAsまで変化している
バリア 12− GcLAs
一実施例の素子要部断面図、第2図(B)は第2図(A
)の素子のエネルギバンド図、第5図は実施例のt−V
特性図、第4図〜第7図は本発明の原理解析を示す図で
ある。 10 = A1.o、a Gao、a As /GaA
sからなる量子井戸11・・・組成がAIt o、s
Ga t)、4 AsからGcLAsまで変化している
バリア 12− GcLAs
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 量子井戸構造を有する第1領域と、 半導体または金属からなる導電性の第2領域と、第1及
び第2領域間に挾まれ、バリアを構成する第3領域とを
備える装置において、 該第5領域のバリアの高さが、第1領域から第2領域に
向かって高くなり、該バリアの最高点が第2領域側にあ
ることを特徴とする量子井戸トンネルデバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14380186A JPS63175A (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | 量子井戸トンネルデバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14380186A JPS63175A (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | 量子井戸トンネルデバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63175A true JPS63175A (ja) | 1988-01-05 |
Family
ID=15347293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14380186A Pending JPS63175A (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | 量子井戸トンネルデバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63175A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6300859B1 (en) * | 1999-08-24 | 2001-10-09 | Tyco Electronics Corporation | Circuit protection devices |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP14380186A patent/JPS63175A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6300859B1 (en) * | 1999-08-24 | 2001-10-09 | Tyco Electronics Corporation | Circuit protection devices |
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