JP2003524042A - ポリウレタン系接着剤、かかる接着剤系、それらによる物品、および製造方法 - Google Patents

ポリウレタン系接着剤、かかる接着剤系、それらによる物品、および製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明のポリウレタン系接着剤は、少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含むイソシアネート反応性成分と、イソシアネート官能性成分と、任意の反応性乳化化合物と、任意の鎖延長剤との反応生成物を含み、これらの少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料は、重量平均分子量が2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、重量平均分子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料とを含む。好ましくは感圧接着剤であるこの接着剤は、100%固形分、水性系、または溶剤系から調製可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は一般に、ポリウレタン系接着剤、そのような接着剤系(例えば、10
0%固形分、水性、および溶剤系)、それらによる物品、およびそれらの製造方
法に関する。
【0002】 発明の背景 多種多様のポリウレタン系接着剤が公知である。例えば、米国特許第5,91
0,536号(Kydonieusら)を参照すると、特殊なタイプのポリウレ
タン系接着剤(感圧性ポリ[ウレタン−(メタ)アクリレート]系感圧接着剤)
が記載されている。この接着剤は、100%固形分(すなわち、実質的に無溶剤
および無水)系から製造される。
【0003】 100%固形分系以外では、溶剤系(すなわち、溶媒和媒体として主に有機溶
剤を使用する接着剤)および水性系(すなわち、分散媒として主に水を使用する
接着剤)の両方のポリウレタン系接着剤の製造が公知である。これらの接着剤系
は、それぞれ溶液または分散体の形態で基材に適用される。一般に、接着剤系が
溶剤系または水性のいずれの場合でも、接着剤コーティングを形成させるために
は、所望の基材上にコーティングし、溶媒和媒体または分散媒(すなわち、それ
ぞれ有機溶剤または水)を乾燥させて除去する必要がある。
【0004】 反応性ポリウレタン系接着剤系は文献に記載されているが、このような系から
調製されたコーティング可能な混合物は一般に可使時間が制限される。反応性ポ
リウレタン系接着剤系の例としては、米国特許第3,246,049号(Web
ber)、第3,437,622号(Dahl)、第3,718,712号(T
ushaus)、第3,879,248号(Kest)、第3,925,283
号(Dahl)、第4,087,392号(Hartmann)、第5,102
,714号(Mobleyら)、第5,486,570号(St.Clair)
、第5,591,820号(Kydonieus)、および第5,714,54
3号(Shah)に記載のものが挙げられる。さらなる記載例としては、英国特
許第1,113,925号(Weller)、英国特許第1,216,672号
(Grindley)、およびPCT公開第WO97/22,642号(Cha
ng)が挙げられる。
【0005】 反応性の系では、コーティング可能な反応性混合物を得るために、通常は複数
の成分を混合する必要がある。次に、短時間の内に反応性混合物を基材上にコー
ティングする必要がある。短時間の内に反応性混合物がコーティングされないと
、組成物の粘度が高くなりすぎて、組成物をコーティングできなくなる。したが
って、接着剤系が反応性の系である場合には、貯蔵安定性でコーティング可能な
接着剤系を得ることができない。
【0006】 貯蔵安定性でないこと以外に、反応性の系に関連する別の短所が存在する。通
常、反応性ポリウレタン系接着剤系の成分は、イソシアネート含有成分(すなわ
ち、イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマー)と鎖延長成分を含む。ポリ
ウレタンプレポリマーにイソシアネート官能基が存在するため、湿気がイソシア
ネート官能基と反応すると、組成物が非反応性となり望ましくないので、この成
分の貯蔵は注意深く管理する必要がある。湿気に対する感受性は、接着剤がコー
ティングされるときの周囲温度および湿度の局所的な変動などによってこれらの
コーティングされた接着剤の種々の性質が変動する原因ともなる。さらに、特に
イソシアネート化合物に感受性である多成分系の場合に特殊な取り扱い手順が必
要となる場合がある。
【0007】 したがって、少なくとも貯蔵安定性の観点および使用しやすさの観点からは、
実質的に非反応性の系が反応性の系よりも好ましい。成分の予備混合および成分
の特殊な貯蔵配慮は、非反応性の系では必要とされない。
【0008】 非反応性溶剤系または水性系を使用する場合、基材上に接着剤コーティングを
形成させるためには、溶液または分散体の形態の完全に反応したポリマーを含有
する組成物を単に基材に適用し、溶媒和媒体または分散媒を乾燥させて接着剤コ
ーティングを形成させるだけである。しかしながら、このような非反応性の系は
、接着剤を形成させるためのコーティングの前に溶液または分散体の安定性を維
持するために、外部の乳化剤または陽イオン安定化剤の添加が必要となる場合が
ある。
【0009】 多くのポリウレタン系およびポリウレタン−尿素系分散体が文献で公知である
。例えば、米国特許第5,037,864号(Anandら)、第5,354,
807号(Dochniak)、第5,354,808号(Onwumereら
)、第5,554,686号(Frisch,Jr.ら)、第5,608,00
0号(Duan)、第5,807,919号(Duan)、および第5,863
,980号(Choiら)、ならびに特開平7−102233号(積水化学)を
参照されたい。しかしながら参考文献のほとんどでは、分散体から感圧接着剤(
PSA)を調製する方法については記載されていない。
【0010】 PSA組成物は、(1)強力で永続的な粘着性、(2)指圧以下での接着性、
(3)被着体上への十分な保持能力、および(4)被着体からきれいに除去する
のに十分な凝集強さ、などの性質を有する当業者には公知の特別な接着剤の一部
である。PSAとして十分に機能することが分かっている材料は、粘着性、剥離
接着力、および剪断保持力を所望のバランスで得るために必要な粘弾性を示すよ
う設計され配合されたポリマーである。
【0011】 前出の米国特許第5,910,536号(Kydonieusら)には、「従
来のポリウレタン材料では、感圧接着剤に必要とされる弾性および粘性の適切な
バランスが容易に得られなかった」理由が記載されている。Kydonieus
らはポリウレタン系PSA分散体を教示しなかったが、この発明者らは100%
固形分系からポリウレタン系PSAを得ることができた。さらに、PSAに要求
される性質のバランスを得るため、この特許に記載されたポリウレタン系PSA
は、ポリマー主鎖中にウレタン結合とアクリレート結合の両方を含有するポリ[
ウレタン−(メタ)アクリレート]系であった。しかしながら、Kydonie
usらが認めるように、これらの種類のポリマーの欠点として、ポリウレタン系
接着剤ほどアクリル系接着剤が強くないということが挙げられる。さらに、Ky
donieusらの開示しているようなアクリル系接着剤は一般に、人間の皮膚
に対する刺激性がポリウレタン系接着剤よりも強い。
【0012】 いくつかの参考文献には、ポリウレタン系分散体からのPSAの調製が記載さ
れている。例えば、PCT公開第WO98/31,760号(Dow Chem
ical Company)には、ポリウレタンPSA形成性材料を含むポリウ
レタンPSA形成性ラテックス組成物が記載されており、ポリウレタンPSAは
PSA形成性ラテックス組成物の水分を除去することによって得られる。このポ
リウレタンPSAの調製方法は、ポリウレタンプレポリマーを水中に乳化させる
工程と、実質的にすべての未反応官能基を反応させるためにプレポリマーを化学
的に反応させる工程と、水性分散体の水分を除去する工程とを含む。このポリウ
レタンプレポリマーは、ポリイソシアネートと、ポリオールなどの活性水素化合
物を含む反応物から生成される。ポリオキシアルキレンポリオールを個別にもし
くは、2種類の混合物で、あるいはそれらの組合せで使用できると記載されてい
る。好適な活性水素化合物は分子量が6,000未満のポリオールである。
【0013】 PSA調製用の高分岐でありキャップされたポリウレタン分散体が記載されて
いる米国特許第3,796,678号(Bartizal)も参照されたい。そ
の中のポリウレタンおよびポリウレタン−尿素ポリマーから少なくとも約20重
量%のペンダント鎖が延びていると記載されている。このポリマーは、水性媒体
中で形成され、その中に分散される。
【0014】 さらに別の接着剤調製用のポリウレタン系化学成分も望ましい。広範囲の剥離
接着力および剪断強さ特性を有するように調整可能なポリウレタン系PSAが得
られることが特に望ましい。
【0015】 発明の要約 本発明のポリウレタン系接着剤は、少なくとも2種類のイソシアネート反応性
材料を含むイソシアネート反応性成分と、イソシアネート官能性成分と、任意の
反応性乳化化合物と、任意の鎖延長剤との反応生成物を含み、これらの少なくと
も2種類のイソシアネート反応性材料は、重量平均分子量が2,000未満であ
る第1のイソシアネート反応性材料と、重量平均分子量が2,000以上である
第2のイソシアネート反応性材料とを含む。本発明の接着剤は、100%固形分
系、水性、または溶剤系から調製可能である。例えば、本発明の接着剤はポリ(
ウレタン−尿素)分散体から調製することができる。好ましくは、本発明の接着
剤は感圧接着剤(PSA)である。
【0016】 一例として、本発明のポリウレタン系PSA分散体は、少なくとも2種類のイ
ソシアネート反応性材料を含むイソシアネート反応性成分と、イソシアネート官
能性成分と、任意の反応性乳化化合物と、任意の鎖延長剤との反応生成物を含み
、これらの少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料は、重量平均分子量が
2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、重量平均分子量が2
,000以上である第2のイソシアネート反応性材料とを含み、この反応生成物
は分散媒中に分散される。本発明のポリウレタン系PSA溶液は、少なくとも2
種類のイソシアネート反応性材料を含むイソシアネート反応性成分と、イソシア
ネート官能性成分と、任意の反応性乳化化合物と、任意の鎖延長剤との反応生成
物を含み、これらの少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料は、重量平均
分子量が2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、重量平均分
子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料とを含み、この反
応生成物は溶媒和媒体中で溶媒和される。
【0017】 実施態様の1つでは、イソシアネート反応性成分は少なくとも1種類のポリオ
ール(例えば、ポリオキシアルキレンポリオール)を含む。例えば、この実施態
様の一態様によると、第1のイソシアネート反応性材料はポリオールを含み、第
2のイソシアネート反応性材料がポリオールを含む。好ましくは、第1および第
2のイソシアネート反応性材料のそれぞれがジオールである。さらに別の実施態
様では、イソシアネート反応性材料成分は、約10重量%未満、あるいはさらに
別の場合では約5重量%未満のジオール以外のポリオールを含む。
【0018】 本発明の別の実施態様によると、第1および第2のイソシアネート反応性材料
のうちの少なくとも1つは、約8重量%未満のモノオールを含む。同様に、本発
明の別の実施態様では、第1および第2のイソシアネート反応性材料の少なくと
も1つは、モノオール重量%に対するポリオール分子量の比が少なくとも約80
0となるポリオールである。
【0019】 本発明の別の実施態様では、第1のイソシアネート反応性材料は重量平均分子
量が約1,800未満である。さらに別の実施態様では、第1のイソシアネート
反応性材料の重量平均分子量が約1,600未満である。さらに別の実施態様で
は、第1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量は約1,000未満であ
る。
【0020】 同様に、本発明の別の実施態様では、第2のイソシアネート反応性材料の重量
平均分子量は約2,500を超える。さらに別の実施態様では、第2のイソシア
ネート反応性材料の重量平均分子量は約3,000を超える。さらに別の実施態
様では、第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量は約3,500を超
える。さらに別の実施態様では、第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分
子量は約6,000を超える。
【0021】 別の角度から見れば、本発明の別の実施態様では、第1および第2のイソシア
ネート反応性材料の重量平均分子量の差は少なくとも約500である。さらに別
の実施態様では、第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量
の差は少なくとも約1,000である。さらに別の実施態様では、第1および第
2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量の差は少なくとも約1,500
である。さらに別の実施態様では、第1および第2のイソシアネート反応性材料
の重量平均分子量の差は少なくとも約2,000、またはさらに少なくとも約2
,500である。
【0022】 本発明のポリウレタン系接着剤の一例は、少なくとも2種類のイソシアネート
反応性材料を含むイソシアネート反応性成分と、イソシアネート官能性成分と、
任意の反応性乳化化合物と、任意の鎖延長剤との反応生成物を含み、これらの少
なくとも2種類のイソシアネート反応性材料は、重量平均分子量が400を超え
2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、重量平均分子量が2
,000以上である第2のイソシアネート反応性材料とを含む。
【0023】 実施態様の1つでは、イソシアネート反応性材料成分の全重量を基準にして、
第2のイソシアネート反応性材料がイソシアネート反応性材料成分の大部分を占
める。例えば、実施態様の1つでは、第1のイソシアネート反応性材料がイソシ
アネート反応性材料成分の約1〜約40重量%を構成し、第2のイソシアネート
反応性材料がイソシアネート反応性材料成分の約60〜約99重量%を構成する
。さらに別の実施態様では、第1のイソシアネート反応性材料がイソシアネート
反応性材料成分の約5〜約25重量%を構成し、第2のイソシアネート反応性材
料がイソシアネート反応性材料成分の約75〜約95重量%を構成する。
【0024】 実施態様の1つでは、イソシアネート官能性成分はジイソシアネートを含む。
実施態様の1つでは、反応性乳化化合物は全反応物の少なくとも約0.5重量%
を構成する。別の実施態様では、ポリウレタン系接着剤は鎖延長剤の反応生成物
をさらに含む。
【0025】 本発明の接着剤(例えばPSA)は、基材上に少なくとも部分的にコーティン
グされてもよい。例えば、本発明の接着剤はテープに有用である。これらのテー
プは、第1および第2の面を有するバッキングを含み、バッキングの第1の面の
少なくとも一部の上と、任意にバッキングの第2の面の少なくとも一部の上とに
接着剤がコーティングされる。
【0026】 本発明のポリウレタン系接着剤の調製方法の1つは、少なくとも2種類のイソ
シアネート反応性材料を含み、第1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子
量が2,000未満であり、第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量
が2,000以上であるイソシアネート反応性成分を提供する工程と、イソシア
ネート官能性成分を提供する工程と、任意に反応性乳化化合物を提供する工程と
、イソシアネート反応性成分とイソシアネート官能性成分と任意の反応性乳化化
合物を反応させてポリウレタンプレポリマーを生成する工程と、ポリウレタンプ
レポリマーを鎖延長する工程を含み、これらは必ずしも連続する必要はない。さ
らに別の実施態様によると、本発明の方法は、ポリウレタンプレポリマーを分散
媒中に分散させる工程をさらに含んでもよい。さらに別の実施態様では、本発明
の方法は、分散媒を乾燥させてポリウレタン系接着剤のコーティングを形成させ
る工程をさらに含んでもよい。
【0027】 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の接着剤はポリウレタン系である。好ましい実施態様の1つでは、本発
明のポリウレタン系接着剤は感圧接着剤(PSA)である。
【0028】 簡潔にするため、本明細書で使用される用語「ポリウレタン」は、ウレタン(
カルバメートとしても知られる)結合、尿素結合、またはそれらの組合せ(すな
わちポリ(ウレタン−尿素)の場合)を含有するポリマーを含む。したがって、
本発明のポリウレタン系接着剤は、少なくともウレタン結合を含有し、さらに任
意に尿素結合を含有する。さらに、本発明の接着剤は、後述するような重合プロ
セス中に形成された少なくとも80%のウレタンおよび/または尿素の繰り返し
結合を主鎖が有するポリマーをベースとする。すなわち、本発明のポリウレタン
系ポリマーは、好ましくは末端がイソシアネート基であるプレポリマーから生成
される。次に、プレポリマーから接着剤を調製するために使用されるさらに別の
反応物は、重合中にポリマー主鎖中に形成されるポリマーセグメントの間の繰り
返し結合の約20%以下、好ましくは約10%以下、より好ましくは約5%以下
、好ましくは0%がウレタン結合および尿素結合以外となるように選択される。
【0029】 本発明の接着剤は、実質的に非反応性である系から調製されることが好ましい
。さらに、本発明のポリウレタン系接着剤系は好ましくは貯蔵安定性である。「
貯蔵安定性」の接着剤系とは、組成物が調製されてから材料の貯蔵寿命が切れる
までの任意の時間に基材上にコーティングして連続皮膜を形成することができる
組成物のことである。好ましくは、材料の貯蔵寿命は少なくとも3日間であり、
より好ましくは少なくとも約1か月間であり、さらにより好ましくは少なくとも
約6か月間であり、最も好ましくは少なくとも約1年間である。
【0030】 本発明の接着剤は、100%固形分系、溶剤系、または水性系から誘導されう
る。環境的および規制的要求により、接着剤の製造業者は溶剤系から水性系によ
り迅速に移行させている。有機溶剤と比較すると、水の方が低コストであり環境
にもより優しい。さらに、水性系の引火性および可燃性は溶剤系に比べて低下す
る。したがって、本発明のポリウレタン系接着剤は、分散媒として実質的に水の
みを使用する水性系から誘導されることが好ましい。
【0031】 本発明の分散体は、少なくとも1種類のイソシアネート反応性(例えば、ポリ
オールなどのヒドロキシ官能性)成分、少なくとも1種類のイソシアネート官能
性(例えば、ポリイソシアネート)成分、および任意に少なくとも1種類の反応
性乳化化合物を含む成分を反応させて、イソシアネート末端ポリウレタンプレポ
リマーを生成することによって調製される。次にポリウレタンプレポリマーを分
散媒中に分散して鎖延長し、本発明のポリウレタン系分散体が形成される。
【0032】 本発明のポリウレタン系接着剤の成分は、化学分野の当業者によって理解され
るある種の炭化水素基に関係するある用語を参照しながら、以下にさらに詳細に
説明する。本明細書全体を通して、それらのポリマーに関しても言及される。そ
の場合、対応する炭化水素基の名称の前に接頭語「ポリ」が挿入される。
【0033】 他に明記しない限りは、本明細書に使用されるこのような炭化水素基は、1つ
以上のヘテロ原子(例えば、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、またはハロゲン原
子)、ならびに官能基(例えば、オキシム基、エステル基、カーボネート基、ア
ミド基、エーテル基、ウレタン基、尿素基、カルボニル基、またはそれらを混合
したもの)を含んでもよい。
【0034】 用語「脂肪族基」は、飽和または不飽和で、線状、分岐、または環状の炭化水
素基を意味する。この用語は、例えばアルキレン基(例えばオキシアルキレン基
)、アラルキレン基、およびシクロアルキレン基を包含して使用される。
【0035】 用語「アルキレン基」は、飽和した線状または分岐の二価炭化水素基を意味す
る。特に好ましいアルキレン基はオキシアルキレン基である。
【0036】 用語「オキシアルキレン基」は、末端酸素原子を有する飽和した線状または分
岐の二価炭化水素基を意味する。
【0037】 用語「アラルキレン基」は、少なくとも1つの芳香族基を含有する飽和した線
状または分岐の二価炭化水素基を意味する。
【0038】 用語「シクロアルキレン基」は、少なくとも1つの環状基を含有する飽和した
線状または分岐の二価炭化水素基を意味する。
【0039】 用語「オキシシクロアルキレン基」は、少なくとも1つの環状基と末端酸素原
子とを含有する飽和した線状または分岐の二価炭化水素基を意味する。
【0040】 用語「芳香族基」は、単核芳香族炭化水素基または多核芳香族炭化水素基を意
味する。この用語はアリーレン基を含む。
【0041】 用語「アリーレン基」は二価の芳香族基を意味する。
【0042】 イソシアネート反応性成分 本発明では、任意の好適なイソシアネート反応性成分を使用することができる
。イソシアネート反応性成分は、少なくとも1種類のイソシアネート反応性材料
またはその混合物を含む。当業者には理解されているように、イソシアネート反
応性材料は少なくとも1つの活性水素を有する。ポリウレタン化学分野の当業者
であれば、多種多様の材料がこの成分として好適であることが理解できるであろ
う。例えば、アミン、チオール、およびポリオールがイソシアネート反応性材料
である。
【0043】 しかしながら、イソシアネート反応性材料はヒドロキシ官能性材料であること
が好ましい。ポリオールは、本発明で使用される好ましいヒドロキシ官能性材料
である。本発明のポリオールは、「鎖延長剤」または「鎖延長物質」と一般に呼
ばれる比較的低分子量のポリオール(すなわち、重量平均分子量が約250未満
)ならびにより高分子量のポリオールを含めたいかなる分子量であってよい。ポ
リオールは、ポリイソシアネートなどのイソシアネート官能性成分と反応した場
合にウレタン結合を形成する。
【0044】 モノオールとは異なり、ポリオールは少なくとも2つのヒドロキシ官能基を有
する。本発明ではジオールが一般的に使用されこれが好ましい。ジオールを使用
することによって、2つを超えるヒドロキシ官能基を有するポリマーによって従
来導入されるような架橋を必要とせずに比較的高分子量のポリマーが生成される
。このようなジオールから調製された接着剤は一般に剪断強さ、剥離接着力、お
よび/またはそれらのバランスが向上しており、ある用途に望ましいPSA特性
が得られる。対照的に、比較的多くの架橋を有するポリマーは、多くのPSA用
途に好適とならない場合があり、および/またはそれらから得られる材料の加工
が容易でないこともある。
【0045】 本発明で有用なポリオールの例としては、限定するものではないが、ポリエス
テルポリオール(例えば、ラクトンポリオール)およびそれらのアルキレンオキ
シド(例えば、エチレンオキシド、1,2−エポキシプロパン、1,2−エポキ
シブタン、2,3−エポキシブタン、イソブチレンオキシド、およびエピクロロ
ヒドリン)付加体、ポリエーテルポリオール(例えば、ポリプロピレンオキシド
ポリオール、ポリエチレンオキシドポリオール、ポリプロピレンオキシドポリエ
チレンオキシドコポリマーポリオール、およびポリオキシテトラメチレンポリオ
ールなどのポリオキシアルキレンポリオール、ポリオキシシクロアルキレンポリ
オール、ポリチオエーテル、およびそれらのアルキレンオキシド付加体)、ポリ
アルキレンポリオール、それらの混合物、ならびにそれらのコポリマーが挙げら
れる。ポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。
【0046】 コポリマーが使用される場合、化学的に類似した繰り返し単位が、コポリマー
全体に不規則に分布してもよいし、あるいはコポリマー中のブロックの形態であ
ってもよい。同様に、化学的に類似した繰り返し単位は、コポリマー内部に任意
の好適な順序で配列してもよい。例えば、オキシアルキレン繰り返し単位は、コ
ポリマーの内部単位でも末端単位でもよい。オキシアルキレン繰り返し単位はコ
ポリマー中に不規則に分布してもよいし、あるいはブロックの形態であってもよ
い。オキシアルキレン繰り返し単位を含有するコポリマーの好ましい例はポリオ
キシアルキレンでキャップされたポリオキシアルキレンポリオール(例えば、ポ
リオキシエチレンでキャップされたポリオキシプロピレン)である。
【0047】 従来の接着剤よりも残留物(すなわち、反応生成物中に未反応のまま残留する
モノマーなどの反応性成分)が少ない接着剤を使用することが、一部の用途では
有益となる。そのような用途としては、例えば、エレクトロニクス用途および医
療用途が挙げられる。これらの用途に使用される接着剤に残留物が存在すると問
題となる場合がある。例えば、エレクトロニクス用途に使用される接着剤に残留
物が存在すると、可塑剤として作用するなどによって、電子部品中の他の成分を
汚染する可能性がある。ハードディスクドライブの磁気媒体の可塑化が起こると
、ハードディスクドライブの可使時間が短くなることがある。医療用途に使用さ
れる接着剤中に残留物が存在すると、例えば残留物が接着剤から皮膚と接触する
面まで移行する場合に、刺激、感作、または皮膚の外傷を引き起こすことがある
。この問題はアクリレート系接着剤に関連する問題として米国特許第5,910
,536号においてKydonieusらに認識されていた。食品または人間が
消費する他の製品などと接触する用途に使用される場合にも、残留物がより少な
い接着剤が好都合であると予測される。
【0048】 より高分子量のポリオール(すなわち重量平均分子量が少なくとも約2,00
0であるポリオール)が使用される場合、そのポリオール成分は「高純度」であ
る(すなわち、ポリオールが理論的官能性に近づく、例えばジオールの場合2.
0、トリオールの場合3.0)ことが好ましい。これらの高純度ポリオールは、
好ましくはモノオールの重量%に対するポリオール分子量の比が少なくとも約8
00であり、好ましくは少なくとも約1,000であり、より好ましくは少なく
とも約1,500である。例えば、8重量%のモノオールを有する分子量12,
000のポリオールではこの比が1,500である(すなわち、12,000/
8=1,500)。好ましくは、高純度ポリオールは約8重量%以下のモノオー
ルを含有する。
【0049】 一般に、この好ましい実施態様では、ポリオールの分子量が増加するほど、ポ
リオール中に存在するモノオールの比率が高くなってもよい。例えば、分子量が
約3,000以下のポリオールは約1重量%未満のモノオールを含有することが
好ましい。分子量が約3,000を超え約4,000までのポリオールは約3重
量%未満のモノオールを含有することが好ましい。分子量が約4,000を超え
約8,000までのポリオールは約6重量%未満のモノオールを含有することが
好ましい。分子量が約8,000を超え約12,000までのポリオールは約8
重量%未満のモノオールを含有することが好ましい。
【0050】 高純度ポリオールの例としては、Lyondell Chemical Co
mpany(Houston、テキサス州)より商品名ACCLAIMで入手可
能なポリオール、および商品名ARCOLで入手可能なポリオールの一部が挙げ
られる。これらの好ましい高純度ポリオールを本発明の接着剤の調製に使用する
かどうか決定するために、核磁気共鳴(NMR)またはその他の好適な分析方法
を使用することができる。
【0051】 高純度ポリオールを使用することで得られるその他の利点としては、2つを超
えるヒドロキシ官能基を有するポリオールによってポリマーに従来導入されたよ
うな架橋を必要とせずに、比較的高分子量のポリマーを生成できることが挙げら
れる。例えば、従来のジオール(例えば、約10重量%を超えるまたはそれを超
えるモノオールを有するジオール)がポリウレタンの調製に使用される場合、反
応混合物中のイソシアネート反応性(例えば、ヒドロキシ官能性)基とイソシア
ネート官能基の化学量論比のバランスを取るためにより高い官能性のポリオール
(例えばトリオール)も使用されるのが一般的である。より高い官能性のポリオ
ール(すなわち2つを超えるヒドロキシ官能基を有するもの)が、ポリマーの架
橋の大部分に寄与している。
【0052】 一般に、本発明で有用な好ましいジオールは式Iで表すことができ: HO−R−OH (I) 式中、Rは脂肪族基、芳香族基、それらを混合したもの、それらのポリマー、ま
たはそれらのコポリマーを表す。好ましいRはポリアルキレン基、ポリオキシア
ルキレン基、またはそれらを混合したものである。
【0053】 2つを超えるヒドロキシ官能基を含有するポリオールは一般にはジオールより
も好ましくはないが、一部のより高い官能性のポリオールも本発明で使用するこ
とができる。これらのより高い官能性のポリオールはイソシアネート反応性成分
として単独で使用してもよいし、あるいは他のイソシアネート反応性材料と組み
合わせて使用してもよい。
【0054】 この実施態様の態様の1つでは、これらのより高い官能性のポリオールは、イ
ソシアネート反応性成分中に使用する前にジオールに転化させる。転化させた後
では、反応生成物は本発明によるジオールであると見なされる。例えば、本発明
で使用することができるより高い官能性のポリオールの好ましい種類の1つとし
てポリオキシアルキレントリオールが挙げられ、これはカルボン酸環状無水物ま
たはスルホカルボン酸環状無水物と反応させて官能性を減少させることができる
。ポリオキシアルキレントリオールは好ましくはポリオキシプロピレンであり、
より好ましくはポリオキシプロピレンポリオキシエチレンコポリマーである。環
状カルボン酸無水物は、無水コハク酸、無水グルタル酸、シクロヘキサンジカル
ボン酸無水物、メチルコハク酸無水物、ヘキサヒドロ−4−メチルフタル酸無水
物、無水フタル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸無水物、無水マレイン
酸、無水フマル酸、無水イタコン酸、3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無
水物、1−ドデセン−1−イルコハク酸無水物、cis−アコニット酸無水物、
およびそれらの混合物などの無水物から選択されることが好ましい。スルホカル
ボン酸環状無水物は2−スルホ安息香酸環状無水物が好ましい。
【0055】 このような反応生成物の調製に使用されるトリオールの分子量が比較的低い場
合(すなわち重量平均分子量が3,000未満)、そのエステル−酸反応生成物
は別のイソシアネート反応性材料と組み合わせて使用されることが好ましい。こ
のようなより低分子量のトリオールを別のイソシアネート反応性材料と組み合わ
せて使用することによって、本発明のポリウレタン系分散体を調製する際に、後
述の反応性乳化化合物が不要になることもある。トリオールの分子量が3,00
0以上、好ましくは4,500以上である場合、そのエステル−酸反応生成物は
別のイソシアネート反応性材料を使用しなくても一般には好適に使用され、この
場合も本発明のポリウレタン系分散体を調製する際に後述の反応性乳化化合物が
不要になることがある。
【0056】 配合の自由度をより広げるために、ポリオールなどの少なくとも2種類のイソ
シアネート反応性材料をイソシアネート反応性成分として使用することができる
。重量平均分子量が比較的低い少なくとも1種類の材料を重量平均分子量が比較
的高い少なくとも1種類の材料と組み合わせて使用することによって、1種類の
イソシアネート反応性材料を含有するイソシアネート反応性成分から誘導される
PSAと比較して、剪断強さ(すなわち保持力)が有意に高いが剥離接着力が同
等またはより十分なPSAが得られることが分かった。したがって、本発明のこ
の態様では、より高い保持力が望まれるが被着体からの剥離が容易であることも
望まれる用途に使用することができるPSAが得られる。しかしながら、イソシ
アネート反応性成分混合物中の材料の比率および種類は、これらから調製される
PSAで広範囲の剪断強さおよび剥離接着力が得られるように調整することがで
きる。
【0057】 イソシアネート反応性成分として材料の混合物を使用すると、費用対効果が望
まれる場合にこれを向上させることもできる。例えば、イソシアネート反応性成
分として、より高価なイソシアネート反応性材料をより安価なイソシアネート反
応性材料と混合することができる。このことは例えば、高純度で比較的高分子量
のポリオールを、より低純度で比較的高分子量のポリオールまたはより低分子量
のポリオールと混合する場合などであってよい。
【0058】 好ましくは、イソシアネート反応性成分としてのイソシアネート反応性材料の
混合物は少なくとも2種類のジオールを含み、最も好ましくは混合物中のすべて
のポリオールがジオールである。前述したように、架橋せずにより高分子量のポ
リマーを得やすいため、ジオールはその他のポリオールよりも好ましい。したが
って、ジオール以外のポリオールは、使用する場合、ポリオール成分の約10重
量%未満を構成することが好ましく、より好ましくは約5重量%未満を構成する
【0059】 比較的低い重量平均分子量のポリオールと比較的高い重量平均分子量のポリオ
ールを組み合わせて使用する場合、これら2種類のポリオールの重量平均分子量
の差は、少なくとも約500であることが好ましく、より好ましくは少なくとも
約1,000であり、さらにより好ましくは少なくとも約1,500であり、さ
らにより好ましくは少なくとも約2,000であり、最も好ましくは少なくとも
約2,500である。本特許の目的では、比較的低い重量平均分子量のポリオー
ルは、重量平均分子量が2,000未満のポリオールである。同様に、比較的高
い重量平均分子量のポリオールは、重量平均分子量が2,000以上のポリオー
ルである。
【0060】 好ましくは、比較的低い重量平均分子量のポリオールは、重量平均分子量が約
1,800未満であり、より好ましくは約1,600未満であり、最も好ましく
は約1,000未満である。
【0061】 好ましくは、比較的高い重量平均分子量のポリオールは、重量平均分子量が約
2,500を超え、より好ましくは約3,000を超え、最も好ましくは約3,
500を超える。本発明の実施態様の1つでは、比較的高い重量平均分子量のポ
リオールは、重量平均分子量が約6,000を超える。
【0062】 このような組合せにおける2種類のポリオールの比率は非常に広範囲に変動さ
せることができる。しかし好ましくは、ポリオール成分の大部分が比較的高分子
量のポリオールで構成される。例えば実施態様の1つでは、比較的低分子量のポ
リオールはポリオール成分の約1〜約40重量%を構成する。さらに別の実施態
様では、比較的低分子量のポリオールはポリオール成分の約5〜約25重量%を
構成する。同様に、実施態様の1つでは、比較的高分子量のポリオールはポリオ
ール成分の約60〜約99重量%を構成する。さらに別の実施態様では、比較的
高分子量のポリオールはポリオール成分の約75〜約95重量%を構成する。
【0063】 イソシアネート官能性成分 イソシアネート反応性成分は、本発明のポリウレタン系接着剤の生成中にイソ
シアネート官能性成分と反応する。イソシアネート官能性成分は、1種類のイソ
シアネート官能性材料を含有してもよいし、あるいはそれらの混合物を含有して
もよい。誘導体(例えば、尿素、ビウレット、アロファネート、ポリイソシアネ
ートの二量体および三量体、ならびにそれらの混合物)を含めたポリイソシアネ
ート(以降、一括して「ポリイソシアネート」と呼ぶ)は、イソシアネート官能
性成分として好ましいイソシアネート官能性材料である。ポリイソシアネートは
、少なくとも2つのイソシアネート官能基を有し、好ましいヒドロキシ官能性イ
ソシアネート反応性成分と反応してウレタン結合を形成する。
【0064】 一般に、ジイソシアネートが好ましいポリイソシアネートである。本発明で有
用な特に好ましいジイソシアネートは一般に式IIで表すことができ: OCN−Z−NCO (II) 式中、Zは任意の好適な多価の基を表し、これは例えばポリマーまたはオリゴマ
ーであってもよい。例えばZは、アリーレン(例えばフェニレン)、アラルキレ
ン、アルキレン、シクロアルキレン、ポリシロキサン(例えばポリジメチルシロ
キサン)、またはポリオキシアルキレン(例えば、ポリオキシエチレン、ポリオ
キシプロピレン、およびポリオキシテトラメチレン)のセグメント、およびそれ
らを混合したものをベースにするものであってもよい。好ましくはZは約1〜約
20個の炭素原子を有し、より好ましくは約6〜約20個の炭素原子を有する。
【0065】 例えばZは、2,6−トリレン基、2,4−トリレン基、4,4’−メチレン
ジフェニレン基、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレン基、テトラメ
チル−m−キシレン基、4,4’−メチレンジシクロへキシレン基、3,5,5
−トリメチル−3−メチレンシクロへキシレン基、1,6−ヘキサメチレン基、
1,4−シクロへキシレン基、2,2,4−トリメチルへキシレン基、あるいは
ポリマーまたはオリゴマーのアルキレン基、アラルキレン基、またはオキシアル
キレン基、およびそれらを混合したものから選択することができる。Zがポリマ
ーまたはオリゴマー材料である場合は、例えばウレタン結合を含んでもよい。
【0066】 イソシアネート官能性材料に使用されるポリイソシアネートの種類が、接着剤
の性質に影響を与えることがある。例えば、対称のポリイソシアネートが使用さ
れる場合、同量の非対称ポリイソシアネートを使用する場合と比べて剪断強さが
増大する場合がある。
【0067】 しかしながら、イソシアネート反応性材料と反応できる任意のジイソシアネー
トを本発明で使用することができる。このようなジイソシアネートの例としては
、限定するものではないが、芳香族ジイソシアネート(例えば、2,6−トリエ
ンジイソシアネート、2,5−トリエンジイソシアネート、2,4−トリエンジ
イソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、5−クロロ−2,4−トリ
エンジイソシアネート、および1−クロロメチル−2,4−ジイソシアナトベン
ゼン)、芳香族−脂肪族ジイソシアネート(例えば、m−キシリレンジイソシア
ネートおよびテトラメチル−m−キシレンジイソシアネート)、脂肪族ジイソシ
アネート(例えば、1,4−ジイソシアナトブタン、1,6−ジイソシアナトヘ
キサン、1,12−ジイソシアナトドデカン、および2−メチル−1,5−ジイ
ソシアナトペンタン)、および脂環式ジイソシアネート(例えば、メチレンジシ
クロヘキシレン−4,4’−ジイソシアネート、3−イソシアナトメチル−3,
5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソシアネー
ト)、2,2,4−トリメチルヘキシルジイソシアネート、およびシクロへキシ
レン−1,4−ジイソシアネート)、および2つのイソシアネート官能基を末端
に有するその他の化合物(例えば、トリエン−2,4−ジイソシアネートを末端
に有するポリプロピレンオキシドポリオールのジウレタン)が挙げられる。特に
好ましいジイソシアネートとしては、2,6−トリエンジイソシアネート、2,
4−トリエンジイソシアネート、テトラメチル−m−キシリレンジイソシアネー
ト、メチレンジシクロヘキシレン−4,4’−ジイソシアネート、3−イソシア
ナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロ
ンジイソシアネート)、1,6−ジイソシアナトヘキサン、2,2,4−トリメ
チルヘキシルジイソシアネート、シクロへキシレン−1,4−ジイソシアネート
、メチレンジシクロヘキシレン−4,4’−ジイソシアネート、およびそれらの
混合物が挙げられる。さらに特に好ましいものは、2,6−トリエンジイソシア
ネート、2,4−トリエンジイソシアネート、テトラメチル−m−キシリレンジ
イソシアネート、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキ
シルイソシアネート(イソホロンジイソシアネート)、メチレンジシクロへキシ
レン−4,4’−ジイソシアネート、およびそれらの混合物である。
【0068】 ジイソシアネートとして好ましいわけではないが、その他のポリイソシアネー
トを、例えばジイソシアネートと組み合わせてポリイソシアネート成分として使
用することもできる。例えば、トリイソシアネートを使用することができる。ト
リイソシアネートとしては、限定するものではないが、ビウレット、イソシアヌ
レート、付加体などから生成されるような多官能性イソシアネートが挙げられる
。市販のポリイソシアネートの一部としては、Bayer Corporati
on(Pittsburgh、ペンシルバニア州)のDESMODURシリーズ
およびMONDURシリーズの一部、ならびにDow Chemical Co
mpany(Midland、ミシガン州)の企業グループの1つのDow P
lasticsのPAPIシリーズが挙げられる。好ましいトリイソシアネート
としては、Bayer Corporationより商品名DESMODUR
N−3300およびMONDUR 489で入手可能なものが挙げられる。
【0069】 反応性乳化化合物 本発明のポリウレタン系分散体を調製する場合、イソシアネート反応性成分お
よびイソシアネート官能性成分を、本発明の実施態様の1つによる少なくとも1
種類の反応性乳化化合物と任意に反応させることができる。反応性乳化化合物は
、陰イオン性官能基、陽イオン性官能基、陰イオン性官能基または陽イオン性官
能基を生成可能な基、またはそれらを混合したものの少なくとも1つを含有する
。この化合物は、少なくとも1つのイオン化可能な基を含有するため、内部乳化
剤として作用する。したがって、これらの化合物を以下では「反応性乳化化合物
」と呼ぶ。
【0070】 反応性乳化化合物は、イソシアネート反応性成分およびイソシアネート官能性
成分の少なくとも1つと反応して、ポリウレタンプレポリマー中に組み入れるこ
とができる。したがって反応性乳化化合物は、少なくとも1つ、好ましくは少な
くとも2つのイソシアネート反応性基または活性水素反応性(例えばヒドロキシ
反応性)基を含有する。イソシアネート反応性基およびヒドロキシ反応性基とし
ては、例えば、イソシアネート基、ヒドロキシル基、メルカプト基、およびアミ
ン基が挙げられる。
【0071】 好ましくは、反応性乳化化合物は、陰イオン性官能基、またはイソシアネート
反応性成分(例えばポリオール)およびイソシアネート官能性成分(例えばポリ
イソシアネート)と反応した場合にそのような基を生成可能な基(すなわち陰イ
オン形成性基)を少なくとも1つ含有する。反応性乳化化合物の陰イオン性官能
基または陰イオン形成性基は、反応性乳化化合物のイオン化に寄与する任意の好
適な基であってよい。例えば、好適な基としては、カルボキシレート基、サルフ
ェート基、スルホネート基、ホスフェート基、および同様の基が挙げられる。
【0072】 ポリウレタンプレポリマーに反応性乳化化合物を組み入れることによって、ポ
リウレタンプレポリマーの水分散性が向上する。したがって、このようなポリウ
レタンプレポリマーから調製された分散体は、多くの従来の分散体と比較して向
上した分散安定性を有する。さらに、このような分散体は、安定化するための界
面活性剤などの外部乳化剤を必要としないこともある。
【0073】 好ましくは、貯蔵安定性分散体の調製に外部乳化剤が不要となるのに十分な量
の反応性乳化化合物を反応させる。十分な量の反応性乳化化合物が使用されると
、これより誘導されるポリウレタンプレポリマーは、多くの従来の分散体で従来
可能であったよりも小さな剪断力を使用して、より微細な粒子に分散させること
もできる。十分な量は、一般的には、得られるポリウレタン系ポリマーが反応性
乳化化合物から誘導されるセグメントを約0.5〜約5重量%、より好ましくは
約0.75〜約3重量%含むような量である。この量を下回ると、これらから生
成されたポリウレタンは分散が困難となる場合があり、これらから生成された分
散体は不安定である(すなわち、室温より高温または約20℃より高温で脱乳化
および/または凝集が起こる)場合がある。しかしながら、ポリエチレンオキシ
ドを含有するポリオールを使用する場合は、この好ましい実施態様で使用される
安定な分散体を得るための反応性乳化化合物の量は少なくてもよい。一方、反応
により多くの反応性乳化化合物を使用すると、不安定な分散体が生成したり、湿
気に対する感受性が高すぎる接着剤(すなわちそれによって、所望の用途に有用
な粘稠度をもはや有さない程度まで接着剤の物理的性質に影響する)が得られた
りする場合がある。
【0074】 本発明の反応性乳化化合物に好ましい構造は一般に式IIIで表され:
【化1】 式中、Qは、COOおよびSO 、またはイオン化によってこのような負に
帯電した部分を形成することができる基から選択される負に帯電した部分である
。X、Y、R、およびRのそれぞれは、同種でも異種でもよい。X、Y、R、
およびRは独立に、約1〜約20個の炭素原子を有することが好ましい反応性
官能基のない脂肪族有機基(例えば、反応性官能基のないアルキレン基)、およ
びそれらの組合せから選択され、但し(i.)Rは水素であってもよく、(ii
.)QがCOOの場合はRは不要である。
【0075】 一例として、ジメチロールプロピオン酸(DMPA)が本発明のこの実施態様
に有用な反応性乳化化合物である。さらに、2,2−ジメチロール酪酸、ジヒド
ロキシマレイン酸、およびスルホポリエステルジオールがその他の有用な反応性
乳化化合物である。多種多様の反応性乳化化合物が本発明に有用であることは、
当業者であれば理解できるであろう。
【0076】 ポリウレタン系ポリマーの調製 一般に、イソシアネート反応性成分およびイソシアネート官能性成分、ならび
に任意に使用される反応性乳化化合物を反応させて、イソシアネート末端ポリウ
レタンプレポリマー(すなわち、重量平均分子量が約50,000未満のポリマ
ー)を生成することができる。一般に、反応物のイソシアネート官能基のイソシ
アネート反応性基に対する比は好ましくは約1.1〜約2.5であり、最も一般
的には約1.5である。イソシアネート官能基のイソシアネート反応性基に対す
る比がこの好ましい範囲よりも低い場合は、本発明の態様の1つによる分散体の
生成に有用ではなくなるほどプレポリマーの粘度が高くなることがある。
【0077】 次にイソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーを鎖延長剤(例えば、水(
周囲湿気を含む)、ポリアミン、比較的低分子量のポリオール(すなわち、重量
平均分子量が約250未満のポリオール)、およびそれらの組合せ)で鎖延長さ
せて分子量を増加させる。100%固形分系でポリマーを調製する場合、ポリウ
レタンプレポリマーの鎖延長のために、一般には最初にポリウレタンプレポリマ
ーを加熱してその粘度を低下させる。
【0078】 水性系または溶剤系でポリマーを調製する場合は、イソシアネート末端ポリウ
レタンプレポリマーの鎖延長のために、一般には最初にポリウレタンプレポリマ
ーを分散媒または溶媒和媒体(例えば、水、あるいはN−メチルピロリドン、ア
セトン、メチルエチルケトン(MEK)、またはそれらの組合せなどの有機溶剤
)に導入する。水性系に有機溶剤を加えることも、プレポリマーの粘度の軽減を
促進する場合があり、それによって分散体の生成が促進される。
【0079】 水性系では、ポリウレタンプレポリマーの分散媒への分散をより容易にするた
めに、ポリウレタンプレポリマーに中和剤も添加されるのが一般的である。例え
ば、ポリマー鎖中の任意の陰イオン形成性基を中和してポリウレタンプレポリマ
ーの分散媒への分散をより容易にするために、第3級アミンまたはアルカリ金属
塩などの塩基を中和剤として使用することができる。一般に、分散媒に導入する
前にポリウレタンプレポリマーを中和する場合は、第3級アミンが中和剤として
使用される。ポリウレタンプレポリマーを分散媒に導入した後で中和する場合は
、第3級アミン、アルカリ金属塩、またはそれらの組合せが中和剤として使用さ
れる。
【0080】 水性系では、次にイソシアネート官能基と、水、少なくとも1種類のポリアミ
ン、またはそれらの混合物との反応によってポリウレタンプレポリマーの鎖延長
が起こる。イソシアネート官能基は水と反応して不安定なカルバミン酸を生成す
る。次にカルバミン酸は第1級アミンと二酸化炭素に転化する。この第1級アミ
ンは、ポリウレタンプレポリマーの残留するイソシアネート官能基と尿素結合を
形成する。鎖延長剤がポリアミンを含む場合、そのポリアミンは、ポリウレタン
プレポリマーのイソシアネート官能基と尿素結合を形成する。したがって、得ら
れるポリウレタン系ポリマーは、ウレタン結合と尿素結合の両方を内部に含有す
る。
【0081】 当業者には理解できるであろうが、その他の好適な鎖延長剤を使用した別の方
法でポリウレタンプレポリマーの鎖延長を行ってもよく、これらの鎖延長剤は1
00%固形分、溶剤系、または水性系のいずれを使用してポリマーが生成するか
によって選択することができる。
【0082】 鎖延長剤がポリアミンを含む場合、少なくとも2つのアミン官能基を有する任
意の好適な化合物をポリアミンとして使用することができる。例えば、この化合
物は、ジアミン、トリアミンなどであってよい。ポリアミンの混合物も鎖延長剤
として使用することができる。一般に、反応物のイソシアネート官能基のアミン
官能基に対する比は好ましくは約0.1〜約1.5であり、最も一般的には約1
である。
【0083】 本発明で有用なポリアミンの例としては、限定するものではないが、ポリオキ
シアルキレンポリアミン、アルキレンポリアミン、およびポリシロキサンポリア
ミンが挙げられる。好ましくは、ポリアミンはジアミンである。
【0084】 ポリオキシアルキレンポリアミンは、例えば、ポリオキシエチレンポリアミン
、ポリオキシプロピレンポリアミン、ポリオキシテトラメチレンポリアミン、ま
たはそれらの混合物であってよい。ポリオキシエチレンポリアミンは、例えば高
蒸気移行性媒体および/または吸水性が望ましい場合などの医療用の接着剤を調
製する場合に特に有用となりうる。
【0085】 多くのポリオキシアルキレンポリアミンが市販されている。例えば、ポリオキ
シアルキレンジアミンは、D−230、D−400、D−2000、D−400
0、DU−700、ED−2001、およびEDR−148(Huntsman
Corporation(Houston、テキサス州)より系統商品名JE
FFAMINEで入手可能)などの商品名で入手可能である。ポリオキシアルキ
レントリアミンはT−3000およびT−5000(Huntsman Cor
poration(Houston、テキサス州)より入手可能)などの商品名
で入手可能である。
【0086】 アルキレンポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリ
アミン、トリエチレンテトラミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、シクロへキシレンジアミン、ピペラジン、2−メチルピ
ペラジン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、トリ
ス(2−アミノエチル)アミン、3,3’−ジニトロベンジジン、4,4’−メ
チレンビス(2−クロロアニリン)、3,3’−ジクロロ−4,4’−ビフェニ
ルジアミン、2,6−ジアミノピリジン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン
、メタンジアミン、m−キシレンジアミン、イソホロンジアミン、およびジピペ
リジルプロパンが挙げられる。多くのアルキレンポリアミンも市販されている。
例えば、アルキレンジアミンは、DYTEK AおよびDYTEK EP(Du
Pont Chemical Company(Wilmington、デラウ
ェア州)より入手可能)などの商品名で入手可能である。
【0087】 次に、ポリウレタン系ポリマーは他の材料と配合されて、所望の性質を有する
接着剤が得られる。すなわち、本発明の接着剤は種々の添加剤およびその他の改
質剤を含んでもよい。
【0088】 例えば、ヒュームドシリカ、繊維(例えば、ガラス繊維、金属繊維、無機繊維
、または有機繊維)、カーボンブラック、ガラス製またはセラミック製ビーズ/
バブル、粒子(例えば、金属粒子、無機粒子、または有機粒子)、ポリアラミド
(例えば、DuPont Chemical Company(Wilming
ton、デラウェア州)より商品名KEVLARで入手可能なもの)などの充填
剤を加えることができ、このような添加剤が最終接着剤組成物の所望の性質に有
害でないのであれば、一般にポリウレタン系ポリマー100重量部当たり約50
重量部までの量を加えることができる。
【0089】 染料、不活性流体(例えば炭化水素油)、可塑剤、粘着付与剤、顔料、難燃剤
、安定剤、酸化防止剤、相溶化剤、抗菌剤(例えば酸化亜鉛)、電気伝導体、熱
伝導体(例えば、酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、およびニ
ッケル粒子)などのその他の添加剤をこれらの組成物と混合することができ、一
般には組成物の全体積に対して約1〜約50%の量で混合することができる。粘
着付与剤および可塑剤を加えることができるが、本発明のポリウレタン系接着剤
にPSA特性を付与するためにはこのような添加剤は必ずしも必要ではないこと
に注意されたい。
【0090】 適用 ポリウレタン系接着剤が溶剤系または水性系から調製される場合は、溶液また
は分散体が形成されると、容易に基材に適用され、続いて乾燥させて、接着剤コ
ーティングが形成される。乾燥は、室温(すなわち、約20℃)または高温(例
えば、約25℃〜約150℃)のいずれかで実施することができる。乾燥は任意
に強制空気または真空を使用することができる。このようなものとしては、静電
コーティングした基材の強制空気オーブンや真空オーブンなどのオーブンでの乾
燥、あるいは強制空気、高出力ランプなどによって加熱されるチャンバーに連続
的に送られるコーティングされた基材の乾燥が挙げられる。乾燥は減圧(すなわ
ち周囲圧より低い)で実施することもできる。
【0091】 接着剤コーティングは、多種多様の基材上に形成させることができる。例えば
、接着剤はシート製品(例えば、装飾、反射、およびグラフィック用)、ラベル
ストック、およびテープバッキングに適用することができる。基材は、希望する
用途に応じて任意の好適な種類の材料であってよい。通常、基材は、不織布、紙
、ポリマーフィルム(例えば、ポリプロピレン(例えば、二軸延伸ポリプロピレ
ン(BOPP))、ポリエチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、またはポリエステ
ル(例えば、ポリエチレンテレフタレート))、または剥離ライナー(例えば、
シリコーン処理ライナー)を含む。
【0092】 本発明による接着剤は、例えばテープの作製に使用することができる。テープ
を作製するためには、接着剤コーティングを好適なバッキングの少なくとも一部
の上に形成させる。必要に応じて、剥離材料(例えば、低接着性バックサイズ)
をバッキングの反対側に適用することができる。両面テープを作製する場合は、
バッキングの両面の少なくとも一部に接着剤コーティングを形成させる。
【0093】 実施例 これらの実施例は単に説明目的のためのものであって、添付の請求項の範囲を
限定することを意味するものではない。実施例および明細書の後述部分における
すべての部、パーセンテージ、比率などは、他に明記しない限りは重量を基準に
している。さらに、実施例および明細書の後述部分における分子量は、他に明記
しない限りは重量平均分子量である。
【0094】 後述の作製方法および試験方法を、以下の実施例で生成されるポリウレタン系
接着剤組成物の特性を示すため使用した。ここで生成される組成物は、本発明の
好ましい実施態様によるPSAである。
【0095】 前述したように、実施例は分散体から調製したPSAに焦点を当てているが、
本発明の接着剤は100%固形分系および溶剤系からも調製可能である。100
%固形分系および溶剤系から調製した接着剤も、本明細書に記載の化学を利用す
ることで有益となる。
【0096】 感圧接着(PSA)テープの作製 試験するポリウレタン−尿素分散体を、分散体の粘度に応じてMEYERロッ
ドまたはナイフコーターを使用して乾燥厚さ約25μmでポリエチレンテレフタ
レートバッキング上にキャスティングした。そのコーティングを室温で乾燥させ
た後、70℃のオーブンでさらに10分間乾燥させた。試験前に試料を恒温恒湿
室(22℃、相対湿度50%)内に終夜配置した。
【0097】 180°剥離接着力 この剥離接着力試験は、ASTM D 3330−90に記載の試験方法と同
様であるが、この試験に記載されるステンレス鋼基材の代わりにガラス基材を使
用する(本試験の目的では、「ガラス基材剥離接着力試験」とも呼ばれる)。前
述のように作製したPSAテープを1.27cm×15cmのストリップに切断
した。次に、ストリップ上に2kgのローラを1回通すことによって、清浄な1
0cm×20cmの溶剤で洗浄したガラスクーポンに各ストリップを接着した。
接着した組立品を室温で約1分間静置した。
【0098】 こうして作製した各試料について、IMASS滑り/剥離試験器(Model
3M90、Instrumentors Inc.(Strongsvill
e、オハイオ州)より市販されている)を使用して5秒のデータ収集時間を用い
て2.3m/分(90インチ/分)の速度で180°剥離接着力試験を実施した
。各組成物について2つの試料で試験を行った。記録される剥離接着力値は2つ
の試料のそれぞれの剥離接着力値の平均である。
【0099】 剪断強さ この剪断強さ試験は、ASTM D 3654−88に記載される試験方法と
同様である。前述のように作製したPSAテープを1.27cm×15cmのス
トリップに切断した。各ストリップの1.27cm×1.27cmの部分をステ
ンレス鋼パネルにしっかりと接触させ、ストリップの一端が離れた状態でぶらさ
がるように、各ストリップをステンレス鋼パネルに接着した。
【0100】 ストリップを取り付けたパネルを、延在するストリップの自由端とパネルとの
角度が178°となるようにラックに配置した。ストリップの自由端に重りをぶ
らさげて1kgの力がかかるようにして、ストリップに張力をかけた。180°
より2°小さな角度を使用することであらゆる剥離力は無効になり、したがって
試験されるテープの保持力をより正確に求めるために剪断強さの力のみを測定す
ることができる。
【0101】 試験パネルから各テープ試料が分離するまでの経過時間を剪断強さとして記録
した。接着剤が(記載のように)早い時間で破壊されない場合、各試験は10,
000分間で終了した。本試験で記録された剪断強さ破壊は(10,000分間
未満で接着剤が破壊した場合)はすべて接着剤の凝集破壊であった。
【0102】 略語表 以下の表で、より高分子量の一部のポリオールのモノール重量%の測定は、プ
ロトンNMR分光法を使用して行った。測定したモノオール重量%は、ポリオー
ルのポリマー主鎖中のプロトン総数に対するアリルプロトンの比率であった。
【0103】
【表1】
【表2】
【0104】 ヒドロキシ官能性スズ触媒(HFTC)の調製 還流冷却器、DEAN−STARK型ウォータートラップ、および温度計を取
り付けた丸底フラスコに、19.65g(0.181モル)のチオグリセロール
(Aldrich Chemical Company(Milwaukee、
ウィスコンシン州)より市販される)、14.19g(0.181モル)のメル
カプトエタノール(Aldrich Chemical Company(Mi
lwaukee、ウィスコンシン州)より市販される)、45.16g(0.1
81モル)のジブチルスズオキシド(Aldrich Chemical Co
mpany(Milwaukee、ウィスコンシン州)より市販される)、およ
び200mlのトリレンを入れた。これらの混合物を機械的に撹拌し、還流する
まで加熱した。DEAN−STARK型ウォータートラップに理論量の水が集ま
るまで加熱を続けた。フラスコを室温まで冷却し、減圧下でトリレンを除去した
。透明粘稠液体74.68g(理論の98.6%)が得られた。
【0105】 実施例1 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201およびARCOL PPG−425を
使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応
容器中で、120.46重量部のACCLAIM 3201、6.34重量部の
ARCOL PPG−425、66.20重量部のMEK、2.83重量部のD
MPA、および24.97重量部のIPDIを混合した。ガラス製反応容器を密
閉して、80℃の恒温浴中で48時間回転させた後、70℃オーブンに4時間入
れた。
【0106】 パートII:分散体の調製 最初に、パートIで調製した212.00重量部のプレポリマーと2.05重
量部のTEAを混ぜ合わせ、4時間混合した。次に、2.16重量部のEDAと
285重量部の蒸留水の予備混合溶液を調製した。MICROFLUIDICS
HOMOGENIZER Model # HC−5000(Microfl
uidics Corp.(Newton、マサチューセッツ州)より市販され
る)をライン空気圧0.621MPaで使用して、プレポリマー/TEA混合物
を水/EDA予備混合溶液中に分散させた。
【0107】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表3に記載する。さらに、実施例1の試験結果は、比較の目的で表
24にも記載する。
【0108】 実施例2〜3 パートI:プレポリマーの調製 表1に示す試薬および量を使用したことを除けば、実施例1のパートIに記載
の手順と同様の手順に従った。
【0109】
【表3】 表1
【0110】 パートII:分散体の調製 表2に示す試薬および量を使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記
載の手順と同様の手順に従った。
【0111】
【表4】 表2
【0112】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表3に記載する。
【0113】 比較例C1 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、126.86重量部のA
CCLAIM 3201および50.30重量部の無水MEKを混ぜ合わせ、均
一になるまで(約5分間)混合した。別の容器中で、2.75重量部のDMPA
および14.00重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解するまで(約1
5分間)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/MEK溶液と混ぜ
合わせた。得られた混合物を均一になるまで(約5分間)混合した。次に、20
.53重量部のIPDIを加え、得られた混合物を均一になるまで(約5分間)
混合した。ガラス製反応容器を密閉して80℃の恒温浴中で44時間回転させた
後、70℃のオーブンに24時間入れた。
【0114】 パートII:分散体の調製 209.19重量部のパートIで調製したプレポリマーと、3.81重量部の
TEAと、1.80重量部のEDAおよび278重量部の蒸留水を含有する予備
混合物とを使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の
手順に従った。
【0115】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の剥離および剪断特性について前述のように試験した。これらを表
3に記載する。さらに、比較例C1の試験結果は、比較の目的で表24にも記載
する。
【0116】
【表5】 表3 接着剤がバッキングから分離した。したがって、180°剥離接着力試験は実
施例2では実施できなかった。
【0117】 比較例C2および実施例4〜5 パートI:プレポリマーの調製 表4に示す試薬を使用したことを除けば、実施例1のパートIに記載の手順と
同様の手順に従った。
【0118】
【表6】 表4
【0119】 パートII:分散体の調製 比較例C2 0.91重量部のTEA、1.08重量部のEDA、および301重量部の蒸
留水の予備混合物を調製した。次に、Microfluidics HOMOG
ENIZER Model # HC−5000(Microfluidics
Corp.(Newton、マサチューセッツ州)より市販される)中ライン
空気圧0.621MPaで、225.00重量部のパートIで調製したプレポリ
マーを水/TEA/EDA予備混合物に分散させた。
【0120】 実施例4〜5 表5に示す試薬を使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順
と同様の手順に従った。
【0121】
【表7】 表5
【0122】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表6に記載する。さらに比較の目的で、比較例C2の試験結果は
表24にも記載し、実施例4および5の試験結果は表13にも記載する。
【0123】
【表8】 表6
【0124】 実施例6 パートI:プレポリマーの調製 使用前に、ポリオールのACCLAIM 12200およびARCOL PP
G−425を90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製
反応容器中で、96.32重量部のACCLAIM 12200、24.08重
量部のARCOL PPG−425、および52.85重量部のMEKを混ぜ合
わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。別の容器中で、2.26重量部の
DMPAおよび11.34重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解するま
で(約15分間)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/MEK溶
液と混ぜ合わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。次に、得られた混合物
に27.52重量部のIPDIおよび0.13gのHFTCを加え、均一になる
まで(約5分間)混合した。この反応容器を80℃の恒温浴中で22時間回転さ
せた後、70℃のオーブンに4時間入れた。
【0125】 パートII:分散体の調製 193.50重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.55重量部の
TEAと、2.23重量部のEDAおよび262重量部の蒸留水を含有する予備
混合物とを使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の
手順に従った。
【0126】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表7に記載する。
【0127】 比較例C3 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 12200を使用前に90℃〜100℃で終夜
減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、144.48重量部の
ACCLAIM 12200、67.30重量部のMEK、2.36重量部のD
MPA、および10.38重量部のIPDIを混合した。この反応容器を80℃
の恒温浴中で48時間回転させた後、70℃のオーブンに4時間入れた。
【0128】 パートII:分散体の調製 201.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、0.80gのTE
Aと、0.83gのEDAおよび269重量部の蒸留水を含有する予備混合物と
を使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の手順に従
った。
【0129】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表7に記載する。
【0130】
【表9】 表7
【0131】 実施例7 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、0.66gの1,5−PDO、1.43重量部のDM
PA、65.10重量部の無水アセトン、19.91重量部のIPDI、および
0.14gのFASCAT 4224を混合した。この反応容器を80℃の恒温
浴中で16時間回転させた後、70℃のオーブンに1時間入れた。
【0132】 パートII:分散体の調製 210.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.05重量部の
TEAと、1.73重量部のEDAおよび283重量部の蒸留水を含有する予備
混合物とを使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の
手順に従った。
【0133】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表10に記載する。
【0134】 実施例8〜10 パートI:プレポリマーの調製 表8に示す試薬を使用して、実施例7のパートIに記載の手順と同様の手順に
従った。
【0135】
【表10】 表8
【0136】 パートII:分散体の調製 表9に示す試薬を使用して、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手
順に従った。
【0137】
【表11】 表9
【0138】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表10に記載する。
【0139】
【表12】 表10
【0140】 実施例11 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、1.32重量部の1,5−PDO、2.88重量部の
DMPA、68.40重量部の無水アセトン、および25.42重量部のIPD
Iを混合した。この反応容器を80℃の恒温浴中で48時間回転させた後、70
℃のオーブンに1時間入れた。ACCLAIM 3201はポリオールの99重
量%を構成した。ポリオールのその他の1重量%は表11に示す短鎖ジオールで
構成された。
【0141】 パートII:分散体の調製 215.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.05重量部の
TEAと、2.16重量部のEDAと、287重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0142】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表11に記載する。
【0143】 実施例12 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、1.32重量部の1,4−BDO、2.89重量部の
DMPA、68.60重量部の無水アセトン、および26.11重量部のIPD
Iを混合した。この反応容器を80℃の恒温浴中で46時間回転させた後、70
℃のオーブンに1時間入れた。ACCLAIM 3201はポリオールの99重
量%を構成した。ポリオールのその他の1重量%は表11に示す短鎖ジオールで
構成された。
【0144】 パートII:分散体の調製 215.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.05重量部の
TEAと、2.21重量部のEDAと、288重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0145】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表11に記載する。
【0146】 実施例13 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、1.32重量部の2−M−1,3−PDO、2.89
重量部のDMPA、68.60重量部の無水アセトン、および26.11重量部
のIPDIを混合した。この反応容器を80℃の恒温浴中で46時間回転させた
後、70℃のオーブンに1時間入れた。ACCLAIM 3201はポリオール
の99重量%を構成した。ポリオールのその他の1重量%は表11に示す短鎖ジ
オールで構成された。
【0147】 パートII:分散体の調製 215.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.05重量部の
TEAと、2.21重量部のEDAと、288重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0148】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表11に記載する。
【0149】 実施例14 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、1.32重量部のDEG、2.88重量部のDMPA
、68.30重量部の無水アセトン、および25.34重量部のIPDIを混合
した。この反応容器を80℃の恒温浴中で46時間回転させた後、70℃のオー
ブンに1時間入れた。ACCLAIM 3201はポリオールの99重量%を構
成した。ポリオールのその他の1重量%は表11に示す短鎖ジオールで構成され
た。
【0150】 パートII:分散体の調製 215.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.05重量部の
TEAと、2.15重量部のEDAと、288重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0151】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表11に記載する。
【0152】 実施例15 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、130.00重量部のA
CCLAIM 3201、1.32重量部のDPG、2.87重量部のDMPA
、67.90重量部の無水アセトン、および24.45重量部のIPDIを混合
した。この反応容器を80℃の恒温浴中で46時間回転させた後、70℃のオー
ブンに1時間入れた。ACCLAIM 3201はポリオールの99重量%を構
成した。ポリオールのその他の1重量%は表11に示す短鎖ジオールで構成され
た。
【0153】 パートII:分散体の調製 215.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.06重量部の
TEAと、2.09重量部のEDAと、288重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0154】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表11に記載する。
【0155】
【表13】 表11
【0156】 実施例16〜17 パートI:プレポリマーの調製 表12に記載の試薬を使用したことを除けば、実施例1のパートIに記載の手
順と同様の手順に従った。
【0157】
【表14】 表12
【0158】 パートII:分散体の調製 実施例16 220.00重量部のパートIのプレポリマーと、2.00重量部のTEAと
、2.46重量部のEDAと、296重量部の水とを使用したことを除けば、実
施例1のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0159】 実施例17 224.40重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.60重量部の
TEAと、3.01重量部のEDAと、304重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0160】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表13に記載する。
【0161】 実施例18 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのARCOL R−2585およびARCOL PPG−425を
使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応
容器中で、162.00重量部のARCOL R−2585、18.00重量部
のARCOL PPG−425、および78.75重量部の無水アセトンを混ぜ
合わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。別の容器中で、2.09重量部
のDMPAおよび10.40重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解する
まで(約15分間)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/アセト
ン溶液と混ぜ合わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。この混合物に、2
6.00重量部のIPDIと、0.18gのHFTCを順次添加した。それぞれ
の添加後には、得られた混合物が均一になるまで(約5分間)混合した。この反
応混合物容器を80℃のオーブンに6時間入れて、断続的に撹拌した。
【0162】 パートII:分散体の調製 220.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、2.00重量部の
TEAと、1.73重量部のEDAと、295重量部の水とを使用したことを除
けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0163】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表13に記載する。
【0164】
【表15】 表13
【0165】 比較例C4 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、139.55重量部のA
CCLAIM 3201、2.95重量部のDMPA、68.55重量部の無水
アセトン、および17.55重量部のTDIを混合した。この反応容器を80℃
の恒温浴中で17時間回転させ、続いて80℃のオーブンに16時間入れた。
【0166】 パートII:分散体の調製 最初に、上記のように調製した220.00重量部のプレポリマーと2.15
重量部のTEAを混ぜ合わせ約15分間混合した。次に、MICROFLUID
ICS HOMOGENIZER Model # HC−5000(Micr
ofluidics Corp.(Newton、マサチューセッツ州)より市
販される)中、空気ライン圧0.621MPaで、このプレポリマー/TEA混
合物を291重量部の蒸留水中に分散させた。この反応混合物を、マグネチック
スターラーバーを使用して周囲温度で終夜撹拌した。
【0167】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表14に記載する。さらに、比較例C4の試験結果は、比較の目的
で表24にも記載する。
【0168】
【表16】 表14
【0169】 実施例19〜21 パートI:プレポリマーの調製 表15に示す試薬を使用したことを除けば、実施例1のパートIに記載の手順
と同様の手順に従った。
【0170】
【表17】 表15
【0171】 パートII:分散体の調製 実施例19 160.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.12重量部の
TEAと、212重量部の水とを使用し、EDAを使用しなかったことを除けば
、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0172】 実施例20 160.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.12重量部の
TEAと、0.67gのEDA、2.68重量部のJEFFAMINE D−2
30、および214重量部の蒸留水を含有する予備混合物とを使用したことを除
けば、実施例1のパートIIに記載の一般手順と同様の手順に従った。
【0173】 実施例21 225.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.57重量部の
TEAと、1.88重量部のEDAと、303重量部の水を使用したことを除け
ば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0174】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表16に記載する。さらに、実施例21の試験結果は、比較の目
的で表18にも記載する。
【0175】
【表18】 表16
【0176】 実施例22 パートI:プレポリマーの調製 表17に示す試薬を使用したことを除けば、実施例1のパートIに記載の手順
と同様の手順に従った。
【0177】
【表19】 表17
【0178】 パートII:分散体の調製 225.00重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.57重量部の
TEAと、1.86重量部のEDAと、303重量部の水とを使用したことを除
けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0179】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。 テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表18に記載する。
【0180】
【表20】 表18
【0181】 比較例C5および実施例23 パートI:プレポリマーの調製 表19に示される試薬を使用し、ACCLAIM 3201の代わりにACC
LAIM 3205を使用したという変更を除けば、実施例1のパートIに記載
の手順と同様の手順に従った。さらに、表19に示されるように、比較例C5の
反応混合物にはHFTCも加えた。
【0182】
【表21】 表19
【0183】 パートII:分散体の調製 表20に示される試薬を使用して、実施例1のパートIIに記載の手順と同様
の手順に従った。
【0184】
【表22】 表20
【0185】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。各テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表21に記載する。
【0186】
【表23】 表21
【0187】 実施例24 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201およびSPDを使用前に90℃〜10
0℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、90.00
重量部のACCLAIM 3201、90.00重量部のSPD、66.20重
量部の無水アセトン、および20.00重量部のNMPを混ぜ合わせ、均一にな
るまで(約5分間)混合した。別の容器中で、2.09重量部のDMPAおよび
10.40重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解するまで(約15分間
)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/アセトン溶液と混ぜ合わ
せ、均一になるまで(約5分間)混合した。この混合物に、54.65重量部の
IPDIおよび0.36gのHFTCを順次添加した。それぞれの添加後には、
得られた混合物が均一になるまで(約5分間)混合した。この反応混合物容器を
80℃のオーブンに6時間入れて、断続的に撹拌した。
【0188】 パートII:分散体の調製 230.40重量部のパートIで調製したプレポリマーと、3.19重量部の
EDAおよび285重量部の蒸留水を含有する予備混合物とを使用して、実施例
1のパートIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0189】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表22に記載する。
【0190】
【表24】 表22
【0191】 実施例25 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのARCOL R−2585およびACCLAIM 6320を使
用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容
器中で、171.68重量部のARCOL R−2585、9.04重量部のA
CCLAIM 6320、および61.74重量部の無水アセトンを混ぜ合わせ
、均一になるまで(約5分間)混合した。別の容器中で、5.67重量部のDM
PAおよび27.90重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解するまで(
約15分間)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/アセトン溶液
と混ぜ合わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。この混合物に、22.6
6重量部のIPDIおよび0.19gのHFTCを順次添加した。それぞれの添
加後には、得られた混合物が均一になるまで(約5分間)混合した。この反応混
合物容器を80℃のオーブンに6時間入れて、断続的に撹拌した。
【0192】 パートII:分散体の調製 224.20重量部のパートIで調製したプレポリマーと、1.61重量部の
TEAと、1.02重量部のEDAおよび299重量部の蒸留水を含有する予備
混合物とを使用したことを除けば、実施例1のパートIIに記載の手順と同様の
手順に従った。
【0193】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表23に記載する。
【0194】
【表25】 表23
【0195】 比較例C6 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのARCOL R−2585を使用前に90℃〜100℃で終夜減
圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応容器中で、188.25重量部のA
RCOL R−2585および74.00重量部の無水アセトンを混ぜ合わせ、
均一になるまで(約5分間)混合した。別の容器中で、3.35重量部のDMP
Aおよび16.77重量部のNMPを混ぜ合わせ、DMPAが溶解するまで(約
15分間)混合した。このDMPA/NMP溶液をポリオール/アセトン溶液と
混ぜ合わせ、均一になるまで(約5分間)混合した。この混合物に、20.04
重量部のDES−Wおよび0.19gのHFTCを順次添加した。それぞれの添
加後には、得られた混合物が均一になるまで(約5分間)混合した。この反応混
合物容器を80℃のオーブンに6時間入れて、断続的に撹拌した。
【0196】 パートII:分散体の調製 228.80重量部のパートIで調製したプレポリマーと、0.95gのTE
A、1.16重量部のEDA、および302重量部の蒸留水を含有する予備混合
物とを使用したことを除けば、比較例C2のパートIIに記載の手順と同様の手
順に従った。
【0197】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表24に記載する。
【0198】 実施例26 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 3201およびARCOL PPG−425を
使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応
容器中で、120.46重量部のACCLAIM 3201、6.34重量部の
ARCOL PPG−425、2.68重量部のDMPA、63.70重量部の
無水アセトン、および19.27重量部のTDIを混合した。この反応容器を8
0℃の恒温浴中で40時間回転させた。
【0199】 パートII:分散体の調製 1.91重量部のTEAおよび264重量部の蒸留水の予備混合溶液を調製し
た。次に、MICROFLUIDICS HOMOGENIZER Model
# HC−5000(Microfluidics Corp.(Newto
n、マサチューセッツ州)より市販される)を空気ライン圧0.621MPaで
使用して、上記のように調製した200.00重量部のプレポリマーをこの水/
TEA混合物中に分散させた。この反応混合物を、マグネチックスターラーバー
を使用して周囲温度で終夜撹拌した。
【0200】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表24に記載する。
【0201】
【表26】 表24
【0202】 実施例27 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 4200およびARCOL PPG−425を
使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応
容器中で、128.35重量部のACCLAIM 4200、6.76重量部の
ARCOL PPG−425、4.00重量部のDMPA、68.40重量部の
無水アセトン、および20.61重量部のTDIを混合した。この反応容器を8
0℃の恒温浴中で40時間回転させた。
【0203】 パートII:分散体の調製 2.89重量部のTEA、287重量部の蒸留水、および218.00重量部
のパートIで調製したプレポリマーを使用したことを除けば、実施例26のパー
トIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0204】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表25に記載する。
【0205】 実施例28 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのARCOL PPG−4025およびARCOL PPG−42
5を使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製
反応容器中で、128.35重量部のARCOL PPG−4025、6.76
重量部のARCOL PPG−425、3.98重量部のDMPA、68.10
重量部の無水アセトン、および19.98重量部のTDIを混合した。この反応
容器を80℃の恒温浴中で40時間回転させた。
【0206】 パートII:分散体の調製 2.87重量部のTEA、286重量部の蒸留水、および217.00重量部
のパートIで調製したプレポリマーを使用したことを除けば、実施例26のパー
トIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0207】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表25に記載する。
【0208】
【表27】 表25
【0209】 実施例29 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのACCLAIM 4200およびARCOL PPG−425を
使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製反応
容器中で、91.68重量部のACCLAIM 4200、22.92重量部の
ARCOL PPG−425、2.64重量部のDMPA、61.10重量部の
無水アセトン、および25.34重量部のTDIを混合した。この反応容器を8
0℃の恒温浴中で45時間回転させた。
【0210】 パートII:分散体の調製 1.86重量部のTEA、251重量部の蒸留水、および190.00重量部
のパートIで調製したプレポリマーを使用したことを除けば、実施例26のパー
トIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0211】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験し
た。これらを表26に記載する。
【0212】 実施例30 パートI:プレポリマーの調製 ポリオールのARCOL PPG−4025およびARCOL PPG−42
5を使用前に90℃〜100℃で終夜減圧脱水し、室温まで冷却した。ガラス製
反応容器中で、91.68重量部のARCOL PPG−4025、22.92
重量部のARCOL PPG−425、2.63重量部のDMPA、60.90
重量部の無水アセトン、および24.89重量部のTDIを混合した。この反応
容器を80℃のLAUNDER−OMETER Model LEF(Atla
s Electric Devices Company(Chicago、イ
リノイ州)より市販される)内に45時間配置した。
【0213】 パートII:分散体の調製 1.86重量部のTEA、251重量部の蒸留水、および190.00重量部
のパートIで調製したプレポリマーを使用したことを除けば、実施例26のパー
トIIに記載の手順と同様の手順に従った。
【0214】 パートIII:テープの作製 パートIIで調製した分散体を使用して、前述のようにテープ試料を作製した
。 テープ試料の180°剥離接着力および剪断強さについて前述のように試験
した。これらを表26に記載する。
【0215】
【表28】 表26
【0216】 添付の請求項で定義される本発明の意図および範囲から逸脱しない本発明の種
々の修正および変更は当業者には明らかとなるであろう。請求項に記載されるす
べての方法の各工程は、必ずしも記載の順序で実施する必要はないことが留意さ
れるべきである。当業者であれば、記載とは異なる順序による各工程の実施が理
解できるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 4J004 AA14 AB01 CA02 CA04 CA06 CB01 CB02 CC02 DA04 DB02 EA05 FA01 FA07 4J034 AA01 AA06 BA07 DF01 DF11 DG03 DG04 DG05 DG15 DG27 DH02 HA01 HA06 HA07 HB05 HB07 HB08 HB09 HC12 HC17 HC18 HC22 HC46 HC52 HC64 HC71 HC73 RA08 4J040 EF111 EF131 EF281 EF311 EF321 GA14 GA15 HB02 HB03 HB23 HB26 HD13 JA02 JA03 JA08 JB09 KA38 LA01

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含むイソシ
    アネート反応性成分と、 イソシアネート官能性成分と、 任意の反応性乳化化合物と、 任意の鎖延長剤と、 の反応生成物を含み、前記少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料が、 重量平均分子量が2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、 重量平均分子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料と、
    を含むポリウレタン系感圧接着剤。
  2. 【請求項2】 前記イソシアネート反応性成分が少なくとも1種類のポリオ
    ールを含む請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  3. 【請求項3】 前記第1のイソシアネート反応性材料がポリオールを含み、
    前記第2のイソシアネート反応性材料がポリオールを含む請求項1に記載のポリ
    ウレタン系感圧接着剤。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が水性系から調製される請求項1に記載のポリウ
    レタン系感圧接着剤。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料がジオール
    である請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  6. 【請求項6】 前記イソシアネート反応性成分が少なくとも1種類のポリオ
    キシアルキレンポリオールを含む請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の少なくと
    も1つが約8重量%未満のモノオールを含む請求項1に記載のポリウレタン系感
    圧接着剤。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の少なくと
    も1つが、モノオールの重量%に対するポリオール分子量の比が少なくとも約8
    00となるポリオールである請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  9. 【請求項9】 前記第1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が約
    1,800未満である請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  10. 【請求項10】 前記第1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約1,600未満である請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  11. 【請求項11】 前記第1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約1,000未満である請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  12. 【請求項12】 前記第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約2,500を超える請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  13. 【請求項13】 前記第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約3,000を超える請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  14. 【請求項14】 前記第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約3,500を超える請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  15. 【請求項15】 前記第2のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が
    約6,000を超える請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  16. 【請求項16】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平
    均分子量の差が少なくとも約500である請求項1に記載のポリウレタン系感圧
    接着剤。
  17. 【請求項17】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平
    均分子量の差が少なくとも約1,000である請求項1に記載のポリウレタン系
    感圧接着剤。
  18. 【請求項18】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平
    均分子量の差が少なくとも約1,500である請求項1に記載のポリウレタン系
    感圧接着剤。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平
    均分子量の差が少なくとも約2,000である請求項1に記載のポリウレタン系
    感圧接着剤。
  20. 【請求項20】 前記第1および第2のイソシアネート反応性材料の重量平
    均分子量の差が少なくとも約2,500である請求項1に記載のポリウレタン系
    感圧接着剤。
  21. 【請求項21】 前記イソシアネート反応性材料成分の全重量を基準にして
    、前記第2のイソシアネート反応性材料が前記イソシアネート反応性材料成分の
    大部分を占める請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  22. 【請求項22】 前記第1のイソシアネート反応性材料が前記イソシアネー
    ト反応性材料成分の約1〜約40重量%を構成し、前記第2のイソシアネート反
    応性材料が前記イソシアネート反応性材料成分の約60〜約99重量%を構成す
    る請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  23. 【請求項23】 前記第1のイソシアネート反応性材料が前記イソシアネー
    ト反応性材料成分の約5〜約25重量%を構成し、前記第2のイソシアネート反
    応性材料が前記イソシアネート反応性材料成分の約75〜約95重量%を構成す
    る請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  24. 【請求項24】 前記イソシアネート官能性成分がジイソシアネートを含む
    請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  25. 【請求項25】 前記反応性乳化化合物が前記反応物全体の少なくとも約0
    .5重量%を構成する請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  26. 【請求項26】 前記イソシアネート反応性材料成分が、ジオール以外のポ
    リオールを約10重量%未満含む請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  27. 【請求項27】 前記イソシアネート反応性材料成分が、ジオール以外のポ
    リオールを約5重量%未満含む請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  28. 【請求項28】 前記接着剤がポリ(ウレタン−尿素)分散体から調製され
    る請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  29. 【請求項29】 ポリウレタン系感圧接着剤が鎖延長剤の反応生成物をさら
    に含む請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤。
  30. 【請求項30】 請求項1に記載のポリウレタン系感圧接着剤で少なくとも
    部分的にコーティングした基材。
  31. 【請求項31】 第1および第2の面を有するバッキングと、 前記バッキングの前記第1の面上の少なくとも一部と、任意に前記バッキング
    の前記第2の面上の少なくとも一部とにコーティングされた請求項1に記載の感
    圧接着剤と、 を含むテープ。
  32. 【請求項32】 少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含み、第
    1のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が2,000未満であり、第2
    のイソシアネート反応性材料の重量平均分子量が2,000以上であるイソシア
    ネート反応性成分を提供する工程と、 イソシアネート官能性成分を提供する工程と、 任意に反応性乳化化合物を提供する工程と、 前記イソシアネート反応性成分と、前記イソシアネート官能性成分と、前記任
    意の反応性乳化化合物とを反応させてポリウレタンプレポリマーを生成する工程
    と、 前記ポリウレタンプレポリマーを鎖延長する工程を含む、 ポリウレタン系感圧接着剤の製造方法。
  33. 【請求項33】 前記ポリウレタンプレポリマーを分散媒中に分散させる工
    程をさらに含む請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記ポリウレタン系感圧接着剤のコーティングを形成させ
    るために前記分散媒を乾燥させる工程をさらに含む請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含むイソ
    シアネート反応性成分と、 イソシアネート官能性成分と、 任意の反応性乳化化合物と、 任意の鎖延長剤と、 の反応生成物を含み、前記少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料が、 重量平均分子量が2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、 重量平均分子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料と、
    を含み、前記反応生成物が分散媒中に分散されるポリウレタン系感圧接着剤分散
    体。
  36. 【請求項36】 少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含むイソ
    シアネート反応性成分と、 イソシアネート官能性成分と、 任意の反応性乳化化合物と、 任意の鎖延長剤と、 の反応生成物を含み、前記少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料が、 重量平均分子量が2,000未満である第1のイソシアネート反応性材料と、 重量平均分子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料と、
    を含み、前記反応生成物が溶媒和媒体中に溶媒和されるポリウレタン系感圧接着
    剤溶液。
  37. 【請求項37】 少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料を含むイソ
    シアネート反応性成分と、 イソシアネート官能性成分と、 任意の反応性乳化化合物と、 任意の鎖延長剤と、 の反応生成物を含み、前記少なくとも2種類のイソシアネート反応性材料が、 重量平均分子量が400を超え2,000未満である第1のイソシアネート反
    応性材料と、 重量平均分子量が2,000以上である第2のイソシアネート反応性材料と、
    を含むポリウレタン系接着剤。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のポリウレタン系接着剤で少なくとも部
    分的にコーティングした基材。
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