JP2003523999A5 - - Google Patents

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JP2003523999A5
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 一般式
【化1】
Figure 2003523999
(I’’)
[式中、
Rは、基
【化2】
Figure 2003523999
である;
mは、0、1、2又は3である;
それぞれのR は、独立的に、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシル、ヒドロキシル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、−NR10、C−Cシクロアルキルアミノ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルカルボニル、C−Cアルキルカルボニルアミノ、スルフォンアミド、C−Cアルキルスルフォニル、−C(O)NR1112、−NR13C(O)−(NH)14、フェニル、又はカルボキシル又はC−Cアルコキシカルボニルによって所望により置換されるC−Cアルキルである;
pは、0又は1である;
Xは、酸素又は硫黄原子又はCH、CH(CH)、OCH、CHO、CHNH、NH又はカルボニル基であり、そしてYは、窒素原子又はCH又はC(OH)基である。ただし、Xが、酸素又は硫黄原子又はCHO、CHNH又はNH基であるとき、Yは、CH基である;
は、結合又は基(CHであり、ここでqは、1又は2である;
は、結合又は基CHである。ただし、Z及びZは、両方同時には結合ではない;
Qは、酸素又は硫黄原子又は基CH又はNHである;
は、基
【化3】
Figure 2003523999
である;
nは、0、1又は2である;
それぞれのRは独立的に、C−Cアルキル、C−Cアルコキシカルボニル、−CHOH又はカルボキシル基である;
、R、R及びRはそれぞれ独立的に水素原子又はC−Cアルキル基であり、又はR、R、R及びRは一体となってそれらが結合されている2炭素原子を連結するC−Cアルキレン鎖を表し、4−ないし7−員飽和炭素環を形成し、又はR、R及びRはそれぞれ水素原子であり、そしてR及びRはそれらが結合されている炭素原子と一体となって5−ないし6−員飽和炭素環を形成する;
は、水素原子、C−Cアルキル基であるか、又は前に定義したようにRに連結されている;
及びR10はそれぞれ独立的に水素原子又はC−Cアルキル基であり、又はR及びR10はそれらが結合されている窒素原子と一体となって4−ないし7−員飽和ヘテロ環を形成する;
11及びR12はそれぞれ独立的に水素原子又はC−Cアルコキシカルボニルによって所望により置換されるC−Cアルキル基である;
13は、水素原子又はC−Cアルキル基であり;そして
14は、水素原子、又はカルボキシル、C−Cアルコキシ又はC−Cアルコキシカルボニルによって所望により置換されるC−Cアルキル基である;
ただし、Xが酸素原子又は基CHであり、Yが、CHであり、Z及びZがそれぞれ基CHであり、そしてQが、酸素原子であるとき、R は、非置換インドリル基ではない]
又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項2】 Xが酸素原子又はCH、OCH、CHO、NH又はカルボニル基である、請求項1記載の化合物。
【請求項3】 Yが窒素原子又はCH基である、請求項1又は2記載の化合物。
【請求項4】 Qが酸素原子である、請求項1ないし3のいずれかに記載の化合物。
【請求項5】 Rが下記式の基である、請求項1ないし4のいずれかに記載の化合物。
【化4】
Figure 2003523999
【請求項6】 請求項1に定義される、式 (I'')の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物であって:
1−[3−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−3−(1H−インドール−7−イルオキシ)−プロパン−2−オール、
1−(7−{3−[3−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
1−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−3−(1H−インドール−7−イルオキシ)−プロパン−2−オール、
1−(7−{3−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
1−[3−(4−フルオロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−3−(1H−インドール−7−イルオキシ)−プロパン−2−オール、
1−(7−{3−[3−(4−フルオロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
1−[3−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−3−(1H−インドール−7−イルオキシ)−プロパン−2−オール、
1−(7−{3−[3−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
1−(7−{3−[4−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−ピペリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
1−(7−{3−[4−(4−クロロ−フェノキシ)−ピペリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−インドール−1−イル)−エタノン、
N−(3−{3−[3−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−ナフタレン−2−イル)−アセトアミド、及び
N−(3−{3−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−ナフタレン−2−イル)−アセトアミド、
から選択される、化合物。
【請求項7】 請求項1に定義の、式(I’’)の化合物の製造方法であって、
(a)一般式
R−H (II’’)
の化合物であって、式中、Rは、(I’’)の定義と同様である、化合物を、一般式
【化5】
Figure 2003523999
(III’’)
の化合物であって、式中、Q、R、R、R、R、R及びRは式(I’’)での定義と同様である化合物と反応させること;又は
(b)一般式
【化6】
Figure 2003523999
(IV’’)
の化合物であって、式中、R、R、R、R、R及びRは式(I’’)での定義と同様である、化合物を、一般式
−Q−R (V’’)
の化合物であって、式中、Lは、水素原子又は活性化基であり、そしてQ及びRは式(I’’)での定義と同様である、化合物と反応させること;
を含み、そして所望によりその後該式(I)の化合物をさらなる式(I’’)の化合物に変換し;そして要すれば、式(I’’)の化合物の薬学的に許容される塩又は溶媒和物を形成させる、方法。
【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤又は担体と組み合わせて含む、医薬組成物。
【請求項9】 請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を、薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤又は担体と混合することを含む、請求項8に記載の医薬組成物の製造方法。
【請求項10】 治療における使用のための、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項11】 治療における使用のための医薬の製造における請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項12】 ケモカインレセプター活性の調節が有益である、ヒトの疾患又は状態の処置のための医薬の製造における、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項13】 リウマチ様関節炎の処置における使用のための医薬の製造における、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項14】 慢性閉塞性肺疾患の処置における使用のための医薬の製造における、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項15】 喘息の処置における使用のための医薬の製造における、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項16】 多発性硬化症の処置における使用のための医薬の製造における、請求項1ないし6のいずれかに記載の、式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用。
【請求項17】 炎症性疾患に罹患している、又はそのリスクのある患者における炎症性疾患を処置する方法であって、当該患者に、請求項1ないし6のいずれかに記載の、治療有効量の式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を投与することを含む、方法。
【請求項18】 気道疾患に罹患している、又はそのリスクのある患者における気道疾患を処置する方法であって、当該患者に、請求項1ないし6のいずれかに記載の、治療有効量の式(I’’)の化合物、又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を投与することを含む、方法。
US5789402はある種のインドール誘導体であってセロトニン作用神経系の障害によって引き起こされ、又は影響される疾患、特にセロトニン1レセプターに関連するものの処置のために有用であるといわれるもの及びセロトニンの取り込みに関連するものを記載している。
ケモカインは、喘息及びアレルギー性疾患、及び自己免疫性病理、例えば、リウマチ様関節炎及びアテローム性動脈硬化症を含む、種々の疾患及び障害の免疫性及び炎症性応答において重要な役割を演ずる。これらの小分泌分子は、保存4システインモチーフによって特徴付けられる8−14kDaタンパク質の増大している(growing)スーパーファミリーである。ケモカインスーパーファミリーは特徴的な構造的モチーフを示す2つの主要なグループ、Cys−X−Cys(C−X−C)及びCys−Cys(C−C)ファミリーに分割することができる。これらは、システイン残基の隣接するH対の間の単一アミノ酸挿入、及び配列類似性に基づいて区別される。
C−X−Cケモカインは、幾つかの有力な化学誘引物質及び好中球のアクチベーター、例えば、インターロイキン−8(IL−8)及び好中球活性化ペプチド2(NAP−2)を含む。
C−Cケモカインは、好中球のではなく、単球及びリンパ球の有力な化学誘引物質、例えば、ヒト単球ケモタキシスタンパク質1−3(MCP−1、MCP−2及びMCP−3)、PANTES(Regulated on Activation, Normal T Expressed and Secreted)、エオタキシン、及びマクロファージ炎症性タンパク質1α及び1β(MIP―1α及びMIP−1β)を含む。
ケモカインの作用は、Gタンパク質に結合したレセプターであって、とりわけCCR1、CCR2、CCR2A、CCR2B、CCR3、CCR4、CCR5、CCR6、CCR7、CCR8、CCR9、CCR10、CXCR1、CXCR2、CXCR3及びCXCR4と呼ばれるもののサブファミリーによって介在されることが、研究により実証された。これらのレセプターは、薬物開発のためのよい標的を表す。なぜなら、これらのレセプターを調節する薬剤は、前記のような障害及び疾患の処置において有用であるからである。
pは、0又は1である;
Xは、酸素又は硫黄原子又はCH、CH(CH)、OCH、CHO、CHNH、NH又はカルボニル基であり、そしては、窒素原子又はCH又はC(OH)基である。ただし、Xが、酸素又は硫黄原子又はCHO、CHNH又はNH基であるとき、Yは、CH基である;
は、結合又は基(CHであり、ここでqは、1又は2である;
は、結合又は基CHである。ただし、Z及びZは、両方同時には結合ではない;
Qは、酸素又は硫黄原子又は基CH又はNHである;
24は、水素原子、又はカルボキシル、C−Cアルコキシ又はC−Cアルコキシカルボニルによって所望により置換されるC−Cアルキル基である。
ただし、Xが、酸素原子又は基CHであり、Yが、CHであり、Z及びZがそれぞれ基CHであり、そしてQが、酸素原子であるとき、R は、非置換インドリル基ではない、化合物;
又はその薬学的に許容される塩又は溶媒和物を提供する。
本明細書の文脈では、アルキル置換基又は置換基におけるアルキル部分は直鎖又は分枝鎖であり得る。
Xは、酸素又は硫黄原子又はCH、CH(CH)、OCH、CHO、CHNH、NH又はカルボニル基であり、そしてYは、窒素原子又はCH又はC(OH)基である。ただし、Xが、酸素又は硫黄原子又はCHO、CHNH又はNH基であるとき、Yは、CH基である;
は、結合又は基(CHであり、ここでqは、1又は2である;
は、結合又は基CHである。ただし、Z及びZが、同時に結合であることはない;
Qは、酸素又は硫黄原子又は基CH又はNHである;
は、基;
Figure 2003523999
である;
最も好ましくは、それぞれのRは独立的に、ハロゲン(特に塩素又はフッ素)、シアノ、ニトロ、C−Cアルコキシ(特にメトキシ)、C−Cアルキルカルボニル(特にメチルカルボニル)又はC−Cアルキルカルボニルアミノ(特にメチルカルボニルアミノ)である。
好ましくはXは、酸素原子又はCH、OCH、CHO、NH又はカルボニル基である。
好ましくはは、窒素原子又はCH基である。
23は、水素原子又はC−C、好ましくはC−C、アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル又はn−ヘキシル)である。
24は、水素原子、又はカルボキシル、−C、好ましくはC−C、アルコキシ又はC−C、好ましくはC−C、アルコキシカルボニルによって所望により置換されるC−C、好ましくはC−C、アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル又はn−ヘキシル)である。
なおさらなる側面では、本発明は、前記の式(I’’)の製造方法提供し、当該方法は
(a)一般式
R−H (II’’)
の化合物であって、式中、Rは、式(I’’)での定義と同じ意味である、化合物を、一般式
Figure 2003523999
(III’’)
の化合物であって、式中、Q、R、R、R、R、R及びRは式(I’’)での定義と同じ意味である、化合物と反応させること;又は
本発明の方法は、通常は、溶媒、例えば、有機溶媒、例えば、アルコール(例えば、メタノール又はエタノール)、炭化水素(例えば、トルエン)又はアセトニトリル中で、例えば15℃以上、例えば20ないし120℃の範囲の温度で実施し得る。
本発明の製造方法において、出発物質又は中間体化合物中ある種の官能基、例えば、ヒドロキシル又はアミノ基が、保護基によって保護される必要があり得ることが当業者によって認識される。こうして、式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物の製造は、適当なステージで1又は2以上の保護基の除去を含み得る。
前記の式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物を、その薬学的に許容される塩又は溶媒和物、好ましくは酸付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、燐酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルフォン酸塩、又はp−トルエンスルフォン酸塩に変換し得る。
式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物は、医薬としての活性、特、ケモカインレセプター(特にMIP−1αケモカインレセプター)の調節剤としての活性を有し、そして自己免疫性、炎症性、増殖性及び増殖性疾患及び自己免疫介在疾患であって移植臓器又は組織の拒絶及び後天性免疫不全症候群(AIDS)を含むものの処置に有用であり得る。
これらの状態の例は以下の通りである:
(1)(気道)気道疾患であって慢性閉塞性肺疾患(COPD)、例えば、付加逆性COPDを含むもの;喘息、例えば、気管支性、アレルギー性、内因性、外因性及び塵埃喘息、特に慢性又は常習性喘息(例えば、遅発性喘息及び気道過敏感);気管支炎;急性、アレルギー性、萎縮性鼻炎、慢性鼻炎であって乾酪性鼻炎(rhinitis caseosa)、肥厚性鼻炎、化膿性鼻炎、乾燥性鼻炎及び薬物性鼻炎を含むもの;膜性鼻炎であってクループ性、フィブリン性及び偽膜性鼻炎を含むもの及び腺病性鼻炎;季節性鼻炎であって神経性鼻炎(hay fever)及び血管神経性鼻炎を含むもの;サルコイドーシス、農夫肺及び関連疾患、肺繊維症及び発性間質性肺炎;
(2)(骨及び関節)リウマチ様関節炎、血清反応陰性脊椎関節症(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎及びライター病を含む)、ベーチェット病、シェーグレン症候群及び全身性硬化症;
(5)(他の組織及び全身性疾患)多発性硬化症、アテローム性動脈硬化症、後天性免疫不全症候群(AIDS)、紅斑性狼瘡、全身性狼瘡、エリトマトーデス、橋本甲状腺炎、重症筋無力症、I型糖尿病、ネフローゼ症候群、好中球性筋膜炎(eosinopohilia fascitis)、超IgE症候群、らい腫型ハンセン病、セザリー症候群及び発性血小板減少性紫斑病;
(6)(移植片拒絶)例えば、腎臓、心臓、肝臓、肺、骨髄、皮膚及び角膜の移植後の急性及び慢性拒絶;及び慢性移植片対宿主疾患;
(7)癌、特に非小細胞肺癌(NSCLC)及び扁平上皮乳頭腫肉腫;
(8)血管形成が上昇したCXCR2ケモカインレベルと関連する疾患(例えばNSCLC);及び
(9)嚢胞性線維症、卒中、心臓、脳、末梢肢の再還流障害及び敗血症
前記の治療的使用のための、投与すべき用量は、もちろん、使用される化合物、投与の様式、望まれる処置及び適応される障害で変化する。式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物の1日用量は0.001mg/kgないし30mg/kgの範囲であり得る。
式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物及び薬学的に許容されるその塩及び溶媒和物を、それ自体投与し得るが、式(I)、(I’)、(I’’)又は(I’’’)の化合物/塩/溶媒和物(活性成分)を薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤又は担体と組み合わせている医薬組成物の形態で一般に投与する。投与の様式に依存して、好ましくは該医薬組成物は0.05ないし99%/w(重量%)、そしてなおより好ましくは0.05ないし80%w、なおより好ましくは0.10ないし70%w、そしてなおより好ましくは0.10ないし50%w、の活性成分を含み、すべて総組成物に基づく重量によるパーセンテージである。
該医薬組成物を、溶液、懸濁、ヘプタフルオロアルカンエアロゾール及び乾燥粉末製剤の形態で、局所的に(例えば肺及び/又は気道に又は皮膚に);又は全身的に、例えばタブレット、カプセル、シロップ、粉末又は顆粒の形態で経口投与によって、又は溶液又は懸濁液の形態で非経腸投与によって、又は皮下投与によって又は坐薬の形態で直腸投与によって又は経皮的に投与し得る。
実施例1
N−(2−{3−[3R,S−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2R,S−ヒドロキシ−プロポキシ}−フェニル)−アセトアミドヒドロクロリド
(i)3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
ピロリジン−3−オール(16.25g、186.5mmol)及びジ−tert−ブチル−ジカルボネート(40.7g、186.5mmol)の乾燥THF(50ml)中の溶液を窒素下で終夜撹拌した。減圧濃縮及びシリカのフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:ヘプタン7:3)の精製によって、サブタイトル化合物の31.9g(91%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ 4.87 (d, 1H, J = 3.4 Hz), 4.21 (bs, 1H), 3.31-3.22
(m, 3H), 3.10 (d, 1H, J = 11.5 Hz), 1.83 (m, 1H), 1.72 (m, 1H), 1.39 (s, 9H).
APCI-MS: m/z 132 [MH+-56]
(ii)3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン
3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tertブチルエステル(2.1g、9.9mmol)及びトリフェニルフォスフィン(2.59g、9.9mmol)を乾燥THF(35ml)中に窒素下で溶解した。溶液を0℃に冷却し、そして乾燥THF(10ml)中に溶解した4−クロロフェノール(1.28g、9.9mmol)、次いでジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)(1.55ml、9.9mmol)を添加した。15分後、アイスバスを除去し、そして反応物を終夜撹拌した。反応混合物を減圧で濃縮し、そして残渣をエーテルと攪拌した。固体酸化トリフェニルホスフィンを濾取した。溶液を水酸化ナトリウム(1M)で3回洗浄し、そして濃縮した。BOC保護生成物を、溶離剤としてEtOAc/ヘプタンを使用するシリカのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。それをジクロロメタン(35ml)及びトリフルオロ酢酸(17ml)中に溶解した。反応混合物を室温で終夜撹拌し、濃縮し、そしてシリカ(MeOH:CHCl:NH、100:100:1)のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、サブタイトル化合物を得た(1.72g、88%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 7.30 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 6.91 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 4.82 (m, 1H), 3.03 (dd, 1H, J = 12.3, 5.4 Hz), 2.82 (m, 3H), 1.99 (m, 1H), 1.72 (m, 1H).
APCI-MS: m/z 198 [MH+]
(iii)N−(2−{3−[3R,S−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2R,S−ヒドロキシ−プロポキシ}−フェニル)−アセトアミドヒドロクロリド
3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン(0.059g、0.298mmol)及びN−アセチル−2−(2,3−エポキシプロポキシ)アニリン(0.062g、0.299mmol)のEtOH(1.5ml、99.5%)中の溶液を、シールしたバイアル中で75℃で3時間撹拌した。溶媒を反応完了後に蒸発させそして残渣をシリカ(CHCl:MeOH,98:2ないし973)で精製し、タイトル化合物の遊離アミンの88mgを得た。該アミンをMeOH:水 1:1に溶解し、そして溶液を2M 塩酸で酸性化した。メタノールを蒸発させ、残りの水溶液を凍結乾燥し、92mg(70%)のタイトル化合物を白色固体として得た。
APCI-MS: m/z 405.2, 407.2 [MH+,アイソトープパターン]
(ii)2−{3−[4−(4−フルオロ−フェノキシ)−ピペリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−安息香酸メチルエステル
を実施例1、ステップ(ii)に記載の方法にしたがって製造した。遊離アミンとして単離した。
1H-NMR: (400 MHz, CDCl3):δ 7.81 (1H, dd, J 8.1 , 1.8 Hz); 7.46 (1H, dt, J 7.8 , 1.7 Hz); 7.03-6.91 (4H, m); 6.86-6.82 (2H, m); 4.28-4.10 (3H, m); 4.08-4.00 (1H, m); 3.88 (3H, s); 2.92-2-84 (1H, m); 2.83-2.76 (1H, m); 2.66-2.53 (2H, m); 2.46 (1H, t, J 10.2 Hz); 2.36 (1H, t, J 10.2 Hz); 2.02-1.92 (2H, m); 1.86-1.74 (2H, m); 1.63 (1H, bs)
APCI-MS: m/z 404.2 [MH+]
2−(クロロカルボニル)フェニルアセテート(20mmol、3.96g)のトルエン(50ml)中の溶液に、N−エチル−N,N−ジイソプロピルアミン(22mmol、2.84g)及び2−メチルアラニン(22mmol、2.27g)を添加した。室温で終夜反応混合物を撹拌した後、混合物を250mlのトルエンで希釈し、そして1.8%のHCl水溶液(250ml)及び飽和NaCl水溶液(250ml)で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣をMeOH(50ml)中に溶解し、そして濃HSOの3滴を添加した。混合物を2時間還流し、減圧で濃縮した。残渣を250mlのEtOAcに溶解し、そして飽和NaHCO水溶液(250ml)及び飽和NaCl水溶液(250ml)で洗浄した。有機相をNaSOで乾燥し、そして減圧で濃縮した。得られた粗産物をさらなる精製なくして使用した。
APCI-MS m/z: 238 [MH+]
(ii)メチル2−メチル−2−{[2−(2−オキシラニルメトキシ)ベンゾイル]アミノ}プロパノエート
メチル2−[(2−ヒドロキシベンゾイル)アミノ]−2−メチルプロパノエート、KCO(20mmol、2.68g)及び2−(クロロメチル)オキシラン(22mmol、2.03g)のアセトニトリル(60ml中の溶液を還流温度で終夜撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、そして1.8%のHCl水溶液(250ml)及び飽和NaCl水溶液(250ml)で洗浄した。有機相をNa で乾燥し、減圧で濃縮した。残渣をC18−カラム(HO:CHCN、0.1M NHOAcバッファー、10%ないし95%勾配のCHCN)で精製し、サブタイトル化合物を得た(244mg、5%収率、2ステップ)。
APCI-MS m/z: 294 [MH+]
1H NMR (400 MHz, CDCl3) :δ 8.40(s, 1H), 8.14 (dd, 1H), 7,41 (dt, 1H), 7.07 (t, 1H), 6.90 (d, 1H), 4,44 (dd, 1H), 4.07 (dd, 1H), 3.74 (s, 3H) , 3.45 (m, 1H) , 2.94 (dd, 1H), 2.84 (dd, 1H), 1.64 (d, 6H)
(iii)2−(2−{3−[4−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−ピペリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−ベンゾイルアミノ)−2−メチル−プロピオン酸メチルエステル
4−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ピペリジン(0.03ml、0.5M)のトルエン溶液をメチル2−メチル−2−{[2−(2−オキシラニルメトキシ)ベンゾイル]アミノ}−プロパノエート(0.03ml、0.5M)と混合した。混合物を0.20mlのトルエン及び0.05mlのメタノールで希釈した。反応混合物をシールしたバイアルで100℃で終夜攪拌した。生成物を減圧で濃縮し、そして何らの精製なくして使用した。
APCI-MS m/z: 507 [MH+]
1H NMR (400 MHz, CDCl3) :δ 8.13(s, 1H) , 7.90 (dd, 1H), 7.33 (dt, 1H), 7.07-6.96
(m, 2H), 6.89 (d, 1H), 6.73-6.68 (m, 1H), 6.58-6.55 (m, 1H), 4.77-4.72 (m, 1H), 4.49 (bs, 1H), 4.20-4.13 (m, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.58-3.44 (m, 2H), 3.39-3.26 (m, 4H),
2.54-2.40 (m, 2H), 2.13-2.04 (m, 2H), 1.60 (d, 6H)
実施例8
N−[2−({(1R,2S,3R)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル)−2−ヒドロキシシクロペンチル}オキシ)フェニル]アセトアミド及び
N−[2−({(1S,2S,3R)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル)−2−ヒドロキシシクロペンチル}オキシ)フェニル]アセトアミド
(i)N−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシ)フェニル]アセトアミド
水酸化ナトリウムの(パラフィン中の60proc;297mg、7.43mmol、1.1当量)のDMF(3ml)中の懸濁液に、2−アセトアミド−フェノール(1.02g、6.75mmol、1.0当量)のDMF(12ml)中の溶液を0℃で滴下した。30分後、クロロ−2−シクロペンテン(R. Moffett, Oeganic Synthesis, Wiley: New York 1963, Collect. VolIV,p238-241)(762ml、7.43mmol、1.1当量)をシリンジによって添加し、そして撹拌を終夜継続した。水性のワークアップ次いでシリカゲル(ヘプタン/酢酸エチル、2:1から1:1)のフラッシュクロマトグラフィーによって、サブタイトル化合物の992mg(68%)を黄色オイルとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3):δ 8.35 (1H, d, J 8.0Hz), 7.73 (1H, bs), 7.00 (1H, td, J 7.9, 1.5Hz), 6.90-6.95 (2H, m), 6.17 (1H, m), 5.95 (1H, m), 5.36 (1H, d, J 5.9Hz), 2.59
(1H, m), 2.38 (2H, m), 2.17 (3H, s), 1.97 (1H, m).
MS-ESI+ : m/z 218.1 [MH+].
(ii)N−{2−(6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イルオキシ)フェニル}アセトアミド
N−[2−(2−シクロペンテン−1−イルオキシ)フェニル]アセトアミド(149mg、686μmol、1.0当量)のジクロロメタン(4ml)中のアイスバス冷却溶液に、m−クロロ過安息香酸(85proc;146μmol、1.当量)を添加した。環境温度にゆっくりと暖めながら撹拌後、反応混合物をtertブチル(メチル)エステルによって希釈し、飽和重硫酸ナトリウム溶液、5proc水酸化ナトリウム及び塩水によって首尾よく洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の蒸発及びシリカゲル(酢酸エチル/ヘプタン、2:3から酢酸エチルへ)のフラッシュクロマトグラフィーによって、サブタイトル化合物の93mg(58%)をトランス、(少)及びシス(多)ジアステレオマー鏡像体の混合物として淡黄色オイルとして得た。シス/トランス比率はH−NMRによって2:1として決定した。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3):δ 8.39 (1H [A], m), 8.34 (1H [B], d, J 8.2Hz), 7.91 (1H [A], bs), 7.59 (1H, [B], bs), 6.92-7.25 (3H [A] + 3H [B], m), 4.89 (1H [B], d, J 5.2Hz), 4.77 (1H [A], td, J 8.0, 1.3Hz), 3.66 (1H [B], m), 3.64 (1H [B], m), 3.60 (1H, [A], m), 3.54
(1H [A], m), 2.23 (1H [B], d, J 8.4Hz), 2.21 (3H [A], s), 2.19 (3H [B], s), 2.10 (2H [A], m), 1.72-1.92 (m), 1.53-1.63 (m) (2H [A] + 3H [B]). (A=トランス, B=シス)
MS-ESI+: m/z 234.1 [MH+].
(iii)N−[2−({(1R,2S,3R)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル)−2−ヒドロキシシクロペンチル}オキシ)フェニル]アセトアミド及び
N−[2−({(1S,2S,3R)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル)−2−ヒドロキシシクロペンチル}オキシ)フェニル]アセトアミド
N−{2−(6−オキサビシクロ[3.1.0]−2−ヘキシルオキシ)フェニル}アセトアミド(トランス及びシスジアステレオマーのラセミ混合物)(87mg、373μg、1.0当量)及び4−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピペリジン(92mg、394μmol、1.06当量)をアセトニトリル(3ml)中の2Mのリチウムパークロレートに溶解し、そして85℃で終夜シールした管で加熱した。水性ワークアップ及びシリカゲルの粗生成物のフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチルメタノール/アンモニア=1:3:0:0から0:90:10:1から0:80:20:3)によって2つのジアステレオマー付加産物分離し、24mg(14%)の(1S、2S,3R)ジアステレオマー(第1溶出)及び75mg(42%)の第2溶出(1R,2S,3R)ジアステレオマーを得た。
実施例9
N−[2−({(2,3−トランス)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル]−2−ヒドロキシシクロヘキシル}オキシ)フェニル]アセトアミド
(i)N−[2−(2−シクロヘキセン−1−イルオキシ)フェニル]アセトアミド
2−シクロヘキサノール(491mg、0.49ml、5.00mmol、1当量)及びトリフェニルフォスフィン(1.44g、5.50mmol、1.1当量)をTHF(10ml)中に溶解し、そしてウォーターバスで環境温度で保持した。ジエチルアゾジカルボン酸(871mg、0.78ml、5.00mmol、1.0当量)の滴下後、THF(3ml)中に溶解し、反応混合物を終夜撹拌した。抽出ワークアップ及びシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/tertブチル(メチル)エーテル=1:1)によって224mgの(19%)のタイトル化合物を黄色オイルとして得た。
MS-ESI+: m/z 232.2 [MH+].
(iii)N−[2−({(2,3−トランス)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル]−2−ヒドロキシシクロヘキシル}オキシ)フェニル]アセトアミド
N−[2−(7−オキサビシクロ[4.1.0]−2−ヘプチルオキシ)フェニル]アセトアミド(59mg、239μmol、1.0当量)及び4−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピペリジン(56mg、239μmol、1.0当量)のジアステレオマー混合物をアセトニトリル(2ml)中の2Mのリチウムパークロリドに溶解し、そしてシールした管中で終夜85℃で加熱した。水性ワークアップ及びシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル/メタノール=50:100:3)によって、86mg(75%)の黄色固体をジアステレオ比率の69:31=A:B(H−NMR)で得た。逆相カラムでジアステレオマーの分離は観察されなかった。それぞれ多及び少の相対立体化学は、混合物の複雑なスペクトルのため与えられない。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3):δ 9.48 (1H [A], bs), 9.25 (1H [B], bs), 8.46 (1H [A] + 1H [B], t, J 9.1Hz), 7.22-7.32 (2H [A] + 1H [B], m), 6.93-7.08 (4H [A] + 5H [B], m),
6.72-6.76 (1H [A] + 1H [B], m), 4.08-4.30 (3H [A] + 3H [B], m), 3.55-3.64 (2H [A] + 1H [B], m), 2.96-3.07 (2H [A] + 2H [B], m), 2.71 (2H [A] + 3H [B], m), 2.19 (3H [A], s),
2.16 (3H [B], s), 1.47-2.37 (10 H [A] + 10H [B], m).
MS-ESI+: m/z 493.1 [MH+ (A, B)].
以下の化合物を先の実施例に記載したものと類似するような経路によって製造した。
実施例179−189
出発物質:
A)(3,4−ジクロロ−フェニル)−ピペリジン−4イル−アミン
窒素充填反応容器において、4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.46g、12.3mmol)及び3,4−ジクロロ−フェニルアミン(1.0g、6.17mmol)をジクロロメタン(28mmol)及び酢酸(2.12ml)中に溶解した。ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.67g、17.3mmol)を室温で添加した。反応物を終夜撹拌し、それから炭酸水素ナトリウム溶液(5%)に注いだ。水相を酢酸エチル(EtOAc)で3回振とうした。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、そしてフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:ヘプタン3:7)によって精製し、1.7g、81%の純粋化合物を得た。BOC保護したタイトル化合物をジクロロメタン(2ml)及びトリフルオロ酢酸(13ml)中に溶解し室温で3時間撹拌し、蒸発させ、そしてジエチルエーテル及び水酸化ナトリウム(1M)に溶解した。有機相を分離させ、そして水相をエーテルで回洗浄した。合わせた有機相を塩水の小部分で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させ1.15g(76%)のタイトル化合物を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 7.20 (d, 1H, J = 8.9 Hz), 6.73 (d, 1H, J = 2.7 Hz), 6.54 (dd, 1H, J = 8.8, 2.7 Hz), 5.95 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 3.22 (m, 1H), 2.91 (bd, 2H, J = 12.6 Hz), 2.51 (m, 2H), 2.02 (bs, 1H), 1.81 (bd, 2H, J = 12.4 Hz), 1.18 (m).
APCI-MS: m/z 245 [M+]
実施例197
N−(2−{3−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−4,5−ジフルオロ−フェニル)−アセトアミド
i) 4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェノール
フラスコで、3,4−ジフルオロフェノール(3.10g、23.7mmol)を酢酸(15ml)中に溶解した。それぞれの攪拌溶液に、フューム状HNO(1.25g、29.7mmol)の酢酸(6ml)中の溶液を滴下した。すべての撹拌の間温度を50℃以下に保持した。添加完了後、混合物をさらに1時間撹拌した。反応混合物を次いで氷水に注ぎ、黄色がかった固体の沈殿を得た。固体を濾過によって収集し、そして乾燥した。固体をシリカで精製し(ヘプタン:EtOAc5:1)、黄色オイルとしてサブタイトル化合物(2.05g、50%)を得、静かに置いて結晶化させた。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 10.61 (1H, s); 8.00 (1H, dd, J 9.6 8.2 Hz); 7.00 (1H, dd, J 10.4 6.8Hz)
ii)N−(4,5−ジフルオロ−2−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド
フラスコにおいて、i)で取得した生成物(0.59g、3.37mmol)、及び酢酸(10ml)を添加した。溶液を90℃に撹拌しつつ加熱し、そしてスズ(粉末、1.60g、13.5mmol)を添加した。フラスコをシールし、そしてさらに1時間撹拌しつつ加熱し、そして熱い溶液をセライトを経由して濾過した。フィルターを次いでさらなる10mlの熱い酢酸で洗浄した。ろ液に、水(25ml)及び無水酢酸(0.5ml、5.29mmol)を添加し、得られた混合物を20分間60℃で撹拌しつつ加熱した。混合物を冷却するに任せ、そしてEtOAc及び水の間で分配させた。有機相を収集し、そして水及び塩水で洗浄した。有機相を蒸発させ、0.63g(100%)のサブタイトル化合物を固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 10.25 (1H, s); 9.31 (1H, bs); 7.88 (1H, dd, J 12.8 7.9 Hz); 6.83 (1H, dd, J 12.1 7.7 Hz); 2.08 (3H, s)
iii)N−(4,5−ジフルオロ−2−オキシラニルメトキシ−フェニル)−アセトアミド
バイアルにおいて、ii)で得た化合物(0.4g、2.137mmol)、エピブロモヒドリン(0.35g、2.55mmol)、KCO(0.6g、4.4mmol)及びDMF(2ml)を添加した。バイアルをシールし、そして撹拌しつつ加熱した(2時間、60℃)。混合物を次いで、EtOAc及び水の間で分配させ、そして有機相を水で2回及び塩水で1回洗浄し、そして最終的に蒸発させ、褐色固体を得た。エポキシドをシリカで精製し、そして0.27g(52%)のサブタイトル化合物をわずかに桃色の固体として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 8.37 (1H, dd, J 12.2 8.8 Hz); 7.85 (1H, bs); 6.78 (1H, dd, J 11.2 7.1 Hz); 4.34 (1H, dd, 11.5 2.2 Hz); 3.90 (1H, dd, 11.6 6.3 Hz); 3.40-3.36 (1H, m); 2.98 (1H t, J 4.5 Hz); 2.81 (1H, dd, J 4.7 6.3 Hz); 2.22 (3H, s)
iv)N−(2−{3−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−4,5−ジフルオロ−フェニル)−アセトアミド
バイアルにおいて、iii)で取得した化合物(0.059g、0.24mmol)、3−(4−クロロフェノキシ)−ピロリジン(0.048g、0.24mmol)及びエタノール(2ml、99.5%)を添加した。バイアルをシールし、そして内容物を2時間75℃で撹拌しつつ加熱した。粗溶液を蒸発させ、そして得られたオイルをシリカで精製し、タイトル化合物を得、塩酸塩として凍結乾燥した。タイトル化合物を白色固体として取得した(0.075g、65%)。化合物は4種の立体異性体の混合物であり、これらはNMRスペクトルに影響を有した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 10.78-10.30 (1H, m); 9.30 (1H, s); 8.07 (1H, dd, J 12.8 9.3 Hz); 7.40-7.34 (2H, m); 7.23 (1H, dd, J 12.7 7.5 Hz); 7.05-6.99 (2H, m); 6.19 (1H, bs); 5.23-5.11 (1H, m); 4.35 (1H, bs); 4.08-3.97 (1.5H, m), 3.96-3.90 (1H, m); 3.84-3.70 (1.5H, m); 3.63-3.23 (4H, m); 2.66-2.00 (5H, m)
APCI-MS: m/z 411.1 [MH+]
実施例209
N−(5−アセチル−2−{3−[3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−フェニル)−アセトアミド トリフルオロアセテート
i) N−(5−アセチル−2−オキシラニルメトキシ−フェニル)−アセトアミド
4−アセチル−2−ニトロフェノール(0.50g、2.76mmol)のTHF(20ml)中の溶液に、10%のPd/C(0.15g)を添加した。得られた混合物をHで1気圧で5時間水素化し、それから、セライト濾過し、そして蒸発させ赤色オイルの0.63gを得た。水(20ml)及び無水酢酸(0.35g、3.44mmol)を添加し、そして混合物を強く5分間撹拌した。反応混合物を次いで、30分間、60℃に撹拌しながら加熱し、それから冷却に任せた。赤色固体を形成し、そして沈殿を濾過によって収集し、水で洗浄し、そして0.27g(1.40mmol)のN−(5−アセチル−2−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミドを得た。これをDMF(5ml)中に溶解した。KCO(0.34g、2.45mmol)及びエピブロモヒドリン(0.21g、1.54mmol)を添加し、そして得られた混合物を3時間、50℃で撹拌しつつ加熱した。混合物をEtOAc及び水40+40mlで分配させた。有機相を水で2回洗浄し、そして塩水で1回洗浄し、そして最終的に減圧で濃縮し、赤色オイルを得た。組成生物をシリカ(ヘプタン/EtOAc、1:2−1:4)で精製し、110mg(16%)のサブタイトル化合物を得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 9.03 (1H, d, J1.9Hz), 7.81 (1H, bs), 7.74 (1H, dd, J8.6, 2.3Hz), 6.96 (1H, d, J8.6Hz), 4.48 (1H, dd, J11.3, 2.4Hz) 4.00 (1H, dd, J11.4, 6.4Hz), 3.45-3.40 (1H, m), 2.99 (1H, t, J4.4Hz), 2.79 (1H, dd, J4.7, 2.6 Hz), 2.59 (3H, s), 2.26 (3H, s).
実施例210
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)メタンスルフォンアミド
i)1−(2−アミノフェノキシ)−3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−プロパノールジヒドロクロリド
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル]アセトアミド(0.95g、2.34mmol)及び濃塩酸(25ml)の混合物を3時間加熱し(100−105℃)、次いで室温で終夜静かに置いた。混合物を減圧でその体積の3分の1に濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで塩基性化した。得られた懸濁液を酢酸エチルで2回抽出した。有機抽出物を乾燥し、溶媒を減圧で蒸発させ、淡褐色オイルを得た。このオイルを最小量のメタノール中に溶解し、エチルエーテルで希釈し、そして生成物をHCl飽和エチルエーテルの添加によって沈殿させた。生成物を濾過し、サブタイトル生成物を得た(0.93g、91.2%)。
遊離塩基について、APCI-MS: m/z 363 [MH+] .
実施例211
N−(5−クロロ−2−[3−[3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピロジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ]−フェニル)ウレア
i)N−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ウレア
シアン酸リウム(6.14g、75.6mmol)の水(50ml)中の溶液を、2−アミノ−4−クロロフェノール(5.00g、34.8mmol)の酢酸(350ml)及び水(250ml)の混合物中の撹拌懸濁液に滴下し、そして得られた溶液を室温で3時間撹拌した。反応混合物をエチルエーテルで3回抽出した。エーテル抽出物を合わせそして濃オイルに濃縮した。10%の炭酸水素ナトリウムの溶液(250ml)を前記オイルに添加した。固体生成物を濾過し、水で数回洗浄し、そして再結晶化し(小量のメタノールを含むトルエン)、サブタイトル化合物を得た3.27g、50.4%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 10.1 (s, 1H), 8.07 (d, 1H, J=2.2 Hz), 8.04 (s, 1H), 6.75-6.78 (m, 2H), 6.29 (bs, 2H).
13C-NMR: δ156.0, 144.1, 130.0, 122.5, 120.2, 117.5, 115.2.
ii) N-[5-クロロ-2-(2-オキシラニルメトキシ)フェニル]ウレア
N−(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ウレア(53mg、0.28mmol)、炭酸セシウム(92mg、0.28mmol)及びエピブロモヒドリン(49mg、0.36mmol)の乾燥DMF(0.6ml)中の懸濁液を24時間室温で撹拌した。混合物を次いで、酢酸エチル及び水の間で分配させた。有機相を水で3回洗浄し、乾燥し、そして固体残渣に濃縮した。この粗生成物を再結晶させ(エチルエーテル及びヘプタン)サブタイトル化合物(18mg、26.5%)得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 8.20 (d, 1H, J=2.2 Hz), 8.00 (s, 1H), 7.00 (d, 1H, J=8.8 Hz), 6.88 (dd, 1H, J= 2.4及び8.6 Hz), 6.40 (bs, 2H), 4.40 (dd, 1H, J= 2.2及び12.0 Hz), 3.90 (dd, 1H, J= 6.6及び12.0 Hz), 3.37 (m, 1H), 2.88 (t, 1H, H= 4.8 Hz), 2.74 (m, 1H).
iii)N−(5−クロロ−2−[3−[3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピロジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ]−フェニル)ウレア
サブタイトル化合物(ii)(16mg、0.07mmol)及び3−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピロリジン(17mg、0.07mmol)の無水エタノール(1ml)中の溶液を2時間。溶媒を減圧で除去し、そして残渣をフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン−メタノール、15:1)によって精製し、タイトル化合物(11mg、33%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 8.18 (d, 1H, J= 2.6 Hz), 7.94 (s, 1H), 7.5 (d, 1H, J= 0.0Hz), 7.16 (d, 1H, J= 2.1 Hz), 6.82-6.98 (m, 3H), 6.33 (bs, 2H), 4.98 (m, 1H), 4.90 (m, 1H), 3.85-4.07 (m, 3H), 2.63-2.93 (m, 5H), 2.21-2.30 (m, 1H), 1.74 (m, 1H).
APCI-MS: m/z 198 [MH+]
実施例212
1−(3−{2−[(アミノカルボニル)アミノ]フェノキシ}−2−ヒドロキシプロピル)−3−(4−クロロフェノキシ)ピロリジニウム2,2,2−トリフルオロアセテート
i)N−(2−ヒドロキシフェニル)ウレア
シアン酸カリウム(3.94g、48.6mmol)の水(30ml)溶液を15分の間、2−アミノフェノール(2.41g、22.1mmol)の50%酢酸水溶液(160ml)中の懸濁液に添加した。得られる溶液を室温で静かに終夜置いて、それから酢酸エチルで抽出した(3回)。合わせた有機抽出物を、小量に濃縮し、冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。固体を濾過し、そして水で洗浄しサブタイトル化合物(1.61g、47.9%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 9.88 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.80 (bd, 1H), 6.77 (m, 1 H), 6.68 (m, 1H), 6.17 (s, 2H),
ii)N−[2−(2−オキシラニルメトキシ)フェニル]ウレア
エピブロモヒドリン(0.4g、6.84mmol)の乾燥DMF(2ml)中の溶液を、撹拌N−(2−ヒドロキシフェニル)ウレア(0.65g、4.27mmol)及び炭酸セシウム(2.22g、6.84mmol)のDMF(8ml)中の懸濁液に滴下した。2時間後、混合物を水及び酢酸エチルの間で分配させた。水相を酢酸エチルで抽出し、そして合わせた有機相を水で洗浄し(3回)、乾燥し、そして濃縮した。固体残渣をジクロロメタン/エチルエーテル中に溶解し、濾過し、そしてヘプタンを混濁液に添加した。室温で終夜撹拌後、固体を濾過し、サブタイトル化合物(0.28g、32%)得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 8.07(m, 1H), 7.82 (s, 1H), 6.97 (m, 1H), 6.85 (m, 2H), 6.24 (bs, 2H), 4.37 (dd, 1H, J=2,5及び11.6 Hz), 3.89 (dd, 1H, J=6.4及び11.6 Hz), 3.38 (m, 1H), 2.87 (t, 1H, J=4.6 Hz), 2.75 (dd, 1H, J=2.6及び5.2 Hz).
APCI-MS: m/z 209 [MH+].
iii)1−(3−{2−[(アミノカルボニル)アミノ]フェノキシ}−2−ヒドロキシプロピル)−3−(4−クロロフェノキシ)ピロリジニウム2,2,2−トリフルオロアセテート
N−[2−(2−オキシラニルメトキシ)フェニル]ウレア78mg、0.37mmol)及び3−(4−クロロフェノキシ)ピロリジン(70mg、0.36mmol)の純粋エタノール(4ml)中の溶液を還流で2.5時間加熱した。混合物を次いで濃縮し、そして残渣をHPLCで精製しタイトル化合物を得た(102mg、54.5%)。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6 + D2O):δ 7.98 (bd, 1H, J=7.2 Hz), 7.36 (d, 2H, J=8.8 Hz), 6.95-7.02 (m, 3H), 6.88 (m, 2H), 5.15 (bd, 1H). 4.26 (m, 1H)残りの10脂肪族プロトンはδ2.04及び4.04の間の複雑なオーバラップ多重状態のようにみえる。
遊離塩基についてAPCI-MS: m/z 406 [MH+]及び408 [MH++2].
実施例213
1−(3−{2−[(アミノカルボニル)アミノ]フェノキシ}−2−ヒドロキシプロピル)−3−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピロリジニウム 2,2,2−トリフルオロアセテート
N−[2−(2−オキシラニルメトキシ)フェニル]ウレア(実施例22、ステップiiに記載、69mg、0.33mmol)及び3−(3,4−ジクロロフェノキシ)ピロリジン(77mg、0.33mmol)の純粋エタノール(4.5ml)中の溶液を2時間70℃で加熱した。残渣を溶媒の蒸発後、HPLCによって精製し、タイトル化合物(133mg、72.3%)を得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6 + D2O):δ 7.96 (bd, 1H, J=7.4 Hz), 7.54 (bd, 1H, J=9.0 Hz), 7.27 (bs, 1H), 6.84-7.00 (m, 4H), 5.20 (bd, 1H), 4.26 (m, 1H). 残りの10脂肪族プロトンはδ2.05及び4.03の間の複雑なオーバラップ多重状態のようにみえる。
遊離塩基についてAPCI-MS: m/z 439.9 [M]及び442 [M+2]。
実施例215
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)−N’−エチルウレアヒドロクロリド
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)ウレア[塩酸塩から(110mg、0.25mmol)から1MのNaOHでの処理及びエーテルでの抽出によって取得]をエチルイソシアネート16μl、0.2mmol)でシールしたバイアル中で15時間環境温度で処理した。蒸発とシリカのフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/MeOH 100/5)による精製後、適当なフラクションを1MのHClで酸性化し、酢酸から凍結乾燥し、タイトル化合物を白色不定形固体(35mg、37%)として得た。物質は2種のジアステレオマー対の混合物である。
APCI-MS: m/z 434 [MH+]
実施例216
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)−N’−メチルウレアヒドロクロリド
N−(2−{3−[4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)ウレア[塩酸塩(44mg、0.1mmol)から1MのNaOHでの処理及びエーテルでの抽出によって得られる]のDCM(3ml)中の溶液にジ(tert−ブチル)トリカルボネート(26mg、0.1mmol)を添加し、そして溶液を15分間保留した。メチルアミン(DCM中の2M、100μl、0.2mmol)を添加し、そして溶液を静かに終夜置いた。蒸発後、粗生成物を、移動相として0.1%TFAを含むアセトニトリル及び水を使用し、分取RP−HPLCによって精製した。適当なフラクションを減圧で濃縮し、そして1MのNaOH及びエーテルで抽出した。有機相からの残渣を1MのHClで酸性化しそして酢酸から凍結乾燥し、タイトル化合物を白色不定形固体として得た15mg、30%)。物質は2種のジアステレオマー対の混合物である。
APCI-MS: m/z 420 [MH+]
実施例217
(2S,4S)−1−{3−[2−(アセチルアミノ)フェノキシ]−2−ヒドロキシプロピル}−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピロリジンカルボン酸;トリフルオロ酢酸との化合物
(i)メチル(2S,4S)−1−{3−[2−(アセチルアミノ)フェノキシ]−2−ヒドロキシプロピル}−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピロリジンカルボキシレートヒドロクロリド
メチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピロリジンカルボキシレート(370mg、1.0mmol)及びN−[2−(2−オキシラニルメトキシ)フェノル]アセトアミド(207mg、1.0mmol)であってtert−ブタノール(7ml)中に溶解したものを、シールしたバイアルで100℃で終夜撹拌した。シリカのフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH100/2)の粗物質のワークアップ、1MのHClでの適当なフラクションの酸性化及び酢酸からの凍結乾燥により、サブタイトル化合物を白色不定形固体として得た(360mg、72%)。物質はジアステレオマー混合物である。
APCI-MS: m/z 463 [MH+]
ii)(2S,4S)−1−{3−[2−(アセチルアミノ)フェノキシ]−2−ヒドロキシプロピル}−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピロリジンカルボン酸;トリフルオロ酢酸との化合物
化合物(i)(50mg、0.1mmol)をアセトニトリル(2ml)及び水(3ml)中に溶解した。水(0.5ml)中に溶解した水酸化リチウム水和物(8mg、0.2mmol)を添加した。反応を分析HPLCによって決定されたように0.5時間後に完了した。混合物を、TFAで酸性化しそして移動相として0.1%TFAを含むアセトニトリル及び水を使用して、分取RP−HPLCによって精製した。適当なフラクションを減圧で濃縮し、そして酢酸から残渣を凍結乾燥し、タイトル化合物を白色不定形固体として得た(27mg、48%)。物質はジアステレオマー混合物である。
APCI-MS: m/z 449 [MH+], 431 [MH+, ラクトン,小量]
実施例219
N−[2−({(2S)−3−[(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)フェニル]アセトアミド;トリフルオロ酢酸塩及び
N−[2−({(2R)−3−[(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)フェニル]アセトアミド;トリフルオロ酢酸塩
i)[(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)ピロリジニル]メタノール
メチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピロリジンカルボキシレート
乾燥THF(20ml)中のメチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−ピリリジンカルボキシレート(シス−4−ヒドロキシ−L−プロリンメチルエステルから実施例217iiにしたがって製造される)(850mg、3.32mmol)を、40分間でリチウムアルミニウムヒドリド(505mg、13.3mmolの乾燥THF(10ml)中の混合物に0℃でアルゴン雰囲気下で添加した。室温で終夜撹拌後、硫酸ナトリウム10水和物(1g)を添加し、次いで水(0.5ml)、水酸化ナトリウム15%w/v、0.5ml)及び水(1.5ml)を滴下した。濾過及び蒸発により、シップを得、これをシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール/濃アンモニア100/20/1)によって精製し、サブタイトル化合物(0.60g、79%)を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3):δ 7.22 (m, 2H), 6.78 (m, 2H), 4.79 (m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.39 (m, 1H), 3.23 (bd, 1H), 3.14 (dd, 1H, J 5.0 Hz, 12.2 Hz), 2.28 (m, 1H), 1.72 (m, 1H).
MS-APCI+: m/z 228 [MH+]
ii)M−クロロ過安息香酸(70−proz;270mg、1.92mmol、2.0当量)を、ジクロロメタン(3ml)に溶解した化合物i)(112mg、546μmol)アイスバス冷却溶液に添加し、そしてさらなる冷却なくして終夜撹拌した。酢酸エチルの添加後、混合物を飽和硫酸ナトリウム、5−proz水酸化ナトリウム及び塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムでの乾燥、溶媒の蒸発、及びシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって86mg(71%)の生成物をベージュ色固体として、H−NMRによって決定されるようなトランス:シス比率83:17で得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3; 主要な異性体のシグナルのみを与える):δ 8.35 (1H, m), 7.90 (1H, br.s), 7.00 (2H, m), 6.88 (1H, m), 4.30 (1H, dd, J 11.4, 2.5Hz), 3.96 (1H, dd, J 11.4, 5.7Hz), 3.08 (2H, m), 2.21 (3H, s), 1.40 (3H, d, J 5.2Hz).
MS-APCI+ : m/z 222.1 [MH+].
ii) N−{2−[(Z)−2−ブテニルオキシ]フェニル}アセトアミド
アルキンi)(357mg、1.76mmol)及び5%Pd/BaSO(22g)のピリジン(2.0ml)中の混合物を室温で大気圧で2時間30分水素化した。この時点で、出発物質は完全に消費されたが、対応するアルカンヘのある種の過剰還元がLC/MSによって観察された。反応混合物をセライト濾過し、酢酸エチルで完全に洗浄した。その後濾液を1NのHClで酸性反応に洗浄し、そして最終的に塩水で中性に洗浄した。硫酸ナトリウムでの乾燥、溶媒の蒸発により、318mg(88%)組成生物を得、これは望まれるZ−オレフィンに加えて、またある種のE−オレフィン及び対応するアルカンをバイプロダクトとして含んだ。H−NMR(400MHz、CDCl3)によって決定されるような比率は、E:Zアルカン=83:10:7であった。粗生成物をさらなる精製なくして次のステップで使用した。
MS-APCI+ : m/z 206.1 [MH+].
C)N−{2−[(1R,2S,5R)−6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イルオキシ]フェニル}アセトアミド
i)(2−シクロペンテン−1−イルオキシ)(トリイソプロピル)シラン
2−シクロペンテノール(K. Alder, F.H. Flock, Chem. Ber. 1956, 89, 1732)(2.31g、27.5mmol)、(トリイソプロピル)クロロシラン(5.30g、5.9ml、27.5mmol、イミダゾール2.06g、30.2mmol)のDMF(50ml)中の溶液を室温で3時間撹拌し、そしてさらに1時間50℃で撹拌した。次いで溶液を酢酸エチルで希釈し、水で4回洗浄しそして硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の蒸発により6.32g(96%)のシリルエーテル513/13を無色液体として得た。H−NMRスペクトルには多い不純物は見られない。
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 5.88 (1H, m), 5.76 (1H, m), 4.98 (1H, m), 2.48 (1H, m), 2.27-2.17 (2H, m), 1.70 (1H, m), 1.12-1.05 (21H, m).
ii)トリイソプロピル[(1R,2R,5R)−6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イルオキシ]シラン
M−クロロ過安息香酸(70%;5.41g、21.9mmol、1.7当量)を、ジクロロメタン25ml)中に溶解した化合物i)(3.10g、12.9mmol)アイスバス冷却溶液に添加し、そしてさらなる冷却なくしてさらに90分間撹拌した。反応混合物の濾過後、濾液の蒸発、残渣を酢酸エチルに溶解し、飽和亜硫酸ナトリウム、5−proz水酸化ナトリウム及び塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒の蒸発により、粗生成物を78:22のトランス:シス比率の(H−NMR)ジアステレオマーエポキシドの混合物として得た。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸エチル=95:5から90:10へ)によって分離し、1.65g(50%)の望まれるトランスエポキシド1R,2R,5R)を第1溶出ジアステレオマーとして得た。両方のジアステレオマーエポキシドのトータル収率は2.86g(87%)であった。
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 4.39 (1H, d, J 3.4Hz), 3.54 (1H, d, J 2.5Hz), 3.37 (1H, d, J 2.5Hz), 1.94 (1H, m), 1.84 (dtd, J 13.7, 9.3, 1.1Hz), 1.60-1.55 (2H, m), 1.13-1.04 (21H, m).
N−{2−[(1R,2S,5R)−6−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−2−イルオキシ]フェニル}アセトアミドの製造のための一般プロトコル(I)
ステップ1−ミツノブカップリング:
エポキシアルコール546/16(1.0当量)、トリフェニルフォスフィン(1.2当量)及び2−ニトロフェノール(1.0当量)の乾燥THF(2ml/mmol)中のアイスバス冷却溶液に、ジエチルジアゾジカルボン酸(1.2当量)を滴下した。撹拌終夜さらなる冷却なくして続けた。水性、塩基性ワークアップ、次いでシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(典型的な溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル=1:1)によって、2−ニトロフェノール性エステルを得、これはしばしば等モル量のバイプロダクト、ジエチル1,2−ヒドラジンジカルボキシレートを含んだ。
置換2−(アリールオキシメチル)オキシランへのアミノ環の付加のための一般プロトコル(II)
アセトニトリル中のLiClOの飽和溶液中(1ml/100μmol)に溶解した、当モル量のアミノ環及びエポキシドを、シールした管中で100℃に加熱した。典型的な反応時間は、開鎖エポキシドについて3時間からオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサンについて18時間の範囲であった。環境温度へ冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水性ワークアップに付した。粗生成物を通常は定量的収率で取得し、そしてシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(典型的な溶離剤:酢酸エチル/メタノール=80:20)。
以下の実施例221−230を一般プロトコル(I)及び(II)にしたがって製造した。
実施例231−248のための出発物質の製造
A)(S )−1−(3,4−ジクロロ−ベンジル)−2,5−ジメチル−ピペラジン
1,2−ジクロロ−4−クロロメチル−ベンゼン(1.1ml、7.89mmol)のDMF(5ml)中の溶液を、DMF(25ml)中に溶解した2,5−ジメチル−ピペラジン(1.0g、8.77mmol)に添加した。反応物を終夜撹拌し、EtOAc及び炭酸ナトリウムの混合物(5%)に注いだ。水相をEtOAcで2回洗浄し、そして合わせた有機相を1回塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。蒸発後、粗生成物をメタノール中に溶解した。ジベンシル化(dibensylated)ピペラジンは溶解しない。濾液を短いシリカカラムを経由して濾過し、溶離剤としてメタノールを使用し、そして蒸発させ純粋生成物を得た。収率812mg、38%。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6):δ 7.56 (d, 1H, J = 8.1 Hz), 7.52 (d, 1H, J = 1.8 Hz), 7.20 (dd, 1H, J = 8.2, 1.8 Hz), 3.97 (d, 1H, J = 14.1 Hz), 3.04 (d, 1H, J = 14.2 Hz), 2.76 (dd, 1H, J = 11.9, 3.0 Hz), 2.59 (m), 2.48 (dd, 1H, J = 11.9, 2.6 Hz), 2.37 (t, 1H, J = 10.8 Hz), 2.12 (m), 1.89 (s), 1.57 (t, 1H, J = 10.4 Hz), 1.00 (d, 1H, J = 6.1 Hz), 0.82 (d, 1H, J = 6.3 Hz).
APCI-MS: m/z 273 [M+]
実施例232−248を、前記の出発物質A)ないしD)を用いて実施例231にしたがって合成した。
実施例232
N−(2−{3−[4−(3,4−ジクロロベンジル)−1−ピペラジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−フルオロフェニル)アセトアミド
APCI-MS: m/z 470[MH+]
実施例233
N−(2−{3−[4−(3,4−ジクロロベンジル)−2,5−ジメチル−1−ピペラジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)アセトアミド
APCI-MS: m/z 480[MH+]
実施例234
N−(5−クロロ−2−{3−[4−(3,4−ジクロロベンジル)−1−ピペラジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)アセトアミド
APCI-MS: m/z 486[MH+]
実施例235
N−(5−クロロ−2−{3−[4−(3,4−ジクロロベンジル)−2,5−ジメチル−1−ピペラジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}フェニル)アセトアミド
APCI-MS: m/z 480[MH+]
ii)(2S)−1−[3−(4−クロロベンジル)−1−ピロリジニル]−3−(2−ニトロフェノキシ)−2−プロパノール
化合物(i)(387mg、2mmol)及び(2S)−2−[(2−ニトロフェノキシ)−メチル]オキシラン390mg、2mmol)のエタノール(6ml)中の溶液を、LCMSによって決定されるように、反応が完了するまで(2時間)還流した。溶媒を蒸発させ、オレンジ色オイルを得(650mg、83%)これをさらなる精製なくして使用した。
APCI-MS: m/z 391, 393 [MH+]
iii)(2S)−1−(2−アミノフェノキシ)−3−[3−(4−クロロベンジル)−1−ピロリジニル]−2−プロパノール
化合物(ii)(650mg、1.67mmol)のエタノール(10ml)中の溶液に、60℃で塩化スズ(II)2水和物2.25g、10mmol)及び35% 塩酸2.5ml)の混合物を添加した。温度を急速に75℃に増加させた。混合物を60℃でさらに30分間撹拌した。溶媒の蒸発後、残渣を5MのNaOH及びエーテルで抽出した。有機相を水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣を移動相として0.1% TFAを含むアセトニトリル及び水でのRP−HPLCによって精製した。適当なフラクションを蒸発させそして残渣を1MのNaOH及びエーテルで抽出した。サブタイトル化合物を無色オイルとして有機相から取得した(400mg、66%)。
APCI-MS: m/z 361, 363 [MH+]
iv)化合物(iii)(400mg、1.1mmol)のDCM(10ml)中の溶液に、無水酢酸(200μl、2.1mmol)を添加し、そして混合物を終夜放置した。蒸発後、残渣をメタノールに溶解し、そしてメタノール(2ml)中の1.5Mのメトキシ化ナトリウムを添加した。混合物を2時間放置し、蒸発させ、そしてエーテル及び水において取得した。2種のジアステレオマーの混合物を有機相から取得した。ジアステレオマーを移動相としてイソヘキサン、2−プロパノール及びメタノールの混合物を使用するキラルカラムのHPLCによって分離した。単離したエナンチオマーをメタノール(1ml)中に溶解し、1Mの塩酸(1ml)で酸性化し、水で希釈し、そして凍結乾燥し、白色不定形固体としてタイトル化合物を得た(156mg及び173mg)。純粋なステレオイソメリズムは得られなかった。
APCI-MS: m/z 403, 405 [MH+]
実施例252
N−(5−クロロ−2−{3−[3−(4−クロロ−ベンジル)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−フェニル)−アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
i)3−(4−クロロ−ベンジル)−ピロリジン−2−オン
フラスコに、ジイソプロピルアミン(3.22g、31.8mmol)及び乾燥THF(60ml)を添加した。フラスコの内容物を窒素で保持し、次いで−76℃に冷却した。冷溶液にn−ブチルリチウム(n−BuLi、32mmol、20ml、ヘキサン中の1.6M)を滴下した。添加完了後、溶液を10分間撹拌し、そして1−トリメチルシラニル−ピロリジン−2−オン(5.00g、31.8mmol、文献の方法にしたがって製造した)の乾燥THF(5ml)中の溶液を滴下した。次いで溶液をさらに20分間撹拌し、そして4−クロロベンジルクロリド(5.13g、32mmol)のTHF(5ml)中の溶液をシリンジを介して5分間で添加した。得られた混合物を−76℃で1時間撹拌し、それから環境温度に達するに任せ、そして終夜撹拌した。水(40ml)を添加し、そして混合物を強く60分間撹拌した。相を分離しそして有機相を塩水で洗浄しそして最終的に蒸発させ、オイル得て、静かにいて結晶化させた。固体をヘプタンEtOAc2:1で磨砕しそして濾過し、部分的に精製された固体を得た。固体をシリカで精製し(DCMないしDCM:MeOH99:1ないし98:2ないし97:3勾配)、1.3g(20%)のサブタイトル化合物を得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 7.27 (2H, d, J 8.4Hz); 7.16 (2H, d, J 8.4Hz); 5.43 (1H, bs); 3.31-3.13 (3H, m); 2.74-2.61 (2H, m); 2.20 -2.12 (1H, m); 1.88-1.77 (1H, m)
ii)3−(4−クロロ−ベンジル)−ピロリジン
フラスコに、a)で取得した化合物(0.20g、0.95mmol)を乾燥THF(10ml)中に溶解した。LiALH(0.17g、4.53mmol)を小量10分間にわたり添加した。添加完了後、混合物をおよそ3時間窒素で60℃に加熱し、そして反応をLC−MSによって監視し、そして反応完了後にクエンチした。クエンチの前に、反応物を環境温度に達するに任せ、そして水0.160ml)を1滴ずつ注意深く添加した。NaOH(10%水溶液、0.16ml)を滴下し、最後にさらに水(0.48ml)を加えた。混合物を1時間攪拌し、それから濾過した。濾液を減圧で濃縮し、サブタイトル化合物を無色オイルとして得た(0.18g、97%)。
APCI-MS: m/z 196.1 [M+H]
iii)N−(5−クロロ−2−{3−[3−(4−クロロ−ベンジル)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ}−フェニル)−アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
タイトル化合物をii)で取得した化合物から実施例1iii)に記載の方法にしたがて製造した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO)δ: 9.93-9.62 (1H, m); 9.12 (1H, s); 8.11 (1H, s); 7.38 (2H, d, J 8.9 Hz); 7.29-7.23 (2H, m); 7.13-7.02 (2H, m); 6.11-6.02 (1H, m); 4.29-4.16 (1H, bs); 4.05-3.95 (1H, m); 3.95-3.87 (1H, m); 3.75-3.50 (2H, m); 3.40-3.22 (3H, m); 2.91-2.65 (3H, m); 2.62-2.52 (1H, m); 2.13 (3H, s); 2.11-1.94 (1H, m); 1.81-1.55 (1H, m)
実施例253
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−メチルフェニル)−1−ピロリジンカルボキサミドトリフルオロアセテート
i)2−[(5−メチル−2−ニトロフェノキシ)メチル]オキシラン
5−メチル−2−ニトロフェノール(7.7g、50mmol)、炭酸カリウム(13.8g、0.1mmol)及びエピブロモヒドリン(8.25mL、0.1mmol)の混合物をDMF(100mL)中に溶解し、そして2−3時間100℃で窒素雰囲気下で撹拌した。混合物をエーテル(0.5L)で希釈しそしてpH=7まで水で抽出した。有機相を蒸発させ、そして残渣をシリカ(DCM)のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、サブタイトル化合物を黄色固体として得た(8.65g、83%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 7.80 (d,1H); 6.91 (s,1H); 6.86 (d,1H); 4.39 (dd,1H); 4.15 (dd,1H); 3.43-3.37 (m, 1H); 2.93 (dd,1H); 2.89 (dd,1H); 2.42 (s,3H)
ii)1−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−3−(5−メチル−2−ニトロフェノキシ)−2−プロパノール
化合物i)(1.05g、5.0mmol)及び3−(4−クロロフェノキシ)ピロリジン(988mg、5.0mmol)のエタノール12ml)中の混合物を2時間還流した。溶媒を蒸発させ粗成生物をオレンジ色オイルとして得、これをさらなる精製なくして使用した。
APCI-MS: m/z 407, 409 [MH+]
iii)1−(2−アミノ−5−メチルフェノキシ)−3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−プロパノール
化合物ii)2.1g、5.0mmolのエタノール(10ml中の撹拌溶液に、塩化スズ(II)2水和物(5.6g、25mmol)の35%塩酸6ml)を50℃で添加した。発熱反応が開始し、そして温度は急速に75℃に増加した。混合物を60℃で0.5時間維持した。冷却混合物を1M水酸化ナトリウム(180ml)でアルカリ化し、そしてエーテルで抽出し、有機相を水で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させ、サブタイトル化合物を淡黄色オイルとして得た(1.34g、71%)。
NMR:2種のジアステレオマー対の混合物のためインテグレーションはプロトンの比となる
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 7.23 (d, 2H); 6.77 (d, 2H); 6.67-6.65 (m, 1H);6.64-6.63 (m, 1H); 4.83-4.76 (m, 1H); 4.14-4.06 (m, 1H); 4.01 (d, 2H); 3.71 (bs, 2H); 3.41 (bs, 1H); 3.10 (dd, 0.5H); 3.01-2.90 (m, 1.75H); 2.87-2.70 (m, 2.7H);
2.66-2.57 (m, 1.5H); 2.28 (h, 1H); 2.25 (s, 3H); 2.06-1.95 (m, 1H)
APCI-MS: 377, 379 [MH+]
iv)N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−メチルフェニル)−1−ピロリジンカルボキサミドトリフルオロアセテート
化合物(iii)(75mg、0.2mmol)及びジ(tert−ブチル)トリカルボネート(53mg、0.2mmol)のDCM(3ml)中の溶液を1時間環境温度で撹拌した。ピロリジン(33μL、0.4mmol)を添加し、そして撹拌を1時間継続した。反応をLCMSによって決定されるように完了させた。TFA(1ml)を添加し、そして溶液を1時間放置した。揮発成分を蒸発させ、そして粗生成物を移動相として0.1%TFAを含むアセトニトリル及び水を使用して分取RP−HPLCによって精製した。適当なフラクションを減圧で濃縮し、そして残渣を凍結乾燥し、タイトル化合物を白色無水固体として(85mg、72%)得た。
NMR: 2種のジアステレオマー対の混合物のためインテグレーションはプロトンの比となる。データは遊離塩基からである。
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 8.03 (dd, 1H); 7.24 (d, 2H); 6.94 (bs, 1H);
6.82-6.74 (m, 2H); 6.78 (d, 2H); 6.73-6.68 (m, 1H); 4.85-4.76 (m, 1H);
4.11-3.94 (m, 3H); 3.52-3.42 (m, 5.6H); 3.11 (dd, 0.5H); 3.05-2.92 (m, 0.45H);
2.95 (d, 1H); 2.87-2.72 (m, 2.5H); 2.62-2.52 (m, 1.4H); 2.37-2.21 (m, 0.7H);
2.29 (s, 3H); 2.08-1.90(m, 4.6H)
APCI-MS: m/z 474, 476 [MH+]
実施例254
N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−ヒドロキシフェニル)アセトアミドトリフルオロアセテート
以下の実施例265iii)化合物の遊離塩基(128mg、0.29mmol)のDCM(4ml)中の撹拌溶液に、N下で1MのDCM中の三臭化ホウ素(0.58ml、0.58mmol)を環境温度で添加した。不均質混合物を終夜撹拌し、そしてメタノールに注いだ。蒸発後、粗生成物を移動相として0.1%TFAを含むアセトニトリル及び水を使用するRP−HPLCによって精製した。適当なフラクションを凍結乾燥し、タイトル化合物を白色不定形固体として得た(113mg、73%)。
APCI-MS: m/z 421, 423 [MH+]
実施例255
N−[2−({(2S)−3−[4−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−ピペリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)−4−フルオロフェニル]アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
i)(2S)−2−[(5−フルオロ−2−ニトロフェノキシ)メチル]オキシラン
フラスコに、(R)−グリシドール(0.994g、13.4mmol)及びトリフェニルフォスフィン(3.52g、13.4mmol)及びTHF(20ml、モレキュラーシーブで乾燥した)を添加した。混合物を均質溶液が取得されるまで撹拌した。溶液をアイスバスで冷却し、そしてジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD,2.11ml、13.4mmol)を数分で滴下した。添加完了後、フラスコを室温に達するに任せ、そしてさらに2時間撹拌した。溶媒を減圧で除去し、そして残渣にクロロホルム(5−10ml)を添加した。沈殿(PPhO)を濾過によって除去し、そして固体をさらなる量のクロロホルム(5−10mL)で洗浄した。濾液をフラッシュカラム(SiO、ヘプタン:酢酸エチル4:1)に添加し、そして精製し、純粋フラクションの濃縮後に、2.02g(71%)のサブタイトル化合物を結晶物質として得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 7.97 (1H, dd, J 9.3, 6.0 Hz); 6.86 (1H, dd, J 10.0, 2.5 Hz); 6.80-6.74 (1H, m); 4.44 (1H, dd, J 11.4, 2.6 Hz); 4.12 (1H, dd, J 11.2, 5.1 Hz); 3.44-3.38 (1H, m); 2.95 (1H, t, J 4.5 Hz); 2.90 (1H, dd, J 4.8, 2.6)
実施例256
N−(2−(3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル)−2−ヒドロキシ−プロポキシ)−4,6−ジフルオロ−フェニル)−アセトアミドヒドロクロリド
i)3,5−ジフルオロ−6−ニトロフェノール
乾燥メタノール(70ml)中の2,3,4−トリフルオロニトロベンゼン(5g、28.23mmol)の撹拌溶液に、乾燥メタノール(30ml)中のナトリウム(0.68,29.46)の溶液を添加した。溶液を出発物質が消費されるまで撹拌した(〜2時間)。濃縮後、水を添加し溶液をエーテルで抽出し、NaSOで乾燥し、濾過、そして濃縮し、黄色残渣4.65g)を得た。ジクロロメタン(140ml)中の黄色残渣の溶液に、三臭化ホウ素(ジクロロメタン中の1M、40ml)を添加し、そして室温で終夜撹拌した。水をいで添加しそして溶液をさらに30分間撹拌した。有機相を分離し、そして水相をエーテルで抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、そして減圧で濃縮し、そして茶色がかった残渣を得た。残渣をエーテルで取得し、そして2Mの水酸化ナトリウム及び水で洗浄した。水及び酸化ナトリウム洗浄物を合わせ、そして6M HClで中和し、そしてエーテルで抽出しNaSOで乾燥し、そして蒸発させ、黄色残渣を、これを溶離剤としてEtOAc:ヘプタン;1:2のシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、望まれる生成物2g、11.42mmolを得た。
GC-MS: m/z 175(M+)
1HNMR (400MHz, CD3OD)δppm, 6.63-6.68(1H,m),6.60-6.67(1H, dt)
ii)2−[(3,5−ジフルオロ−2−ニトロフェノキシ)メチル]オキシラン
3,5−ジフルオロ−6−ニトロフェノール(100mg、0.571mmol)及び炭酸カリウム394g)のDMF(5ml)中の混合物に、エピブロモヒドリン(80mg、0.582mmol)を添加し、70℃で3時間撹拌した。水及び酢酸エチルを添加し、有機相を分離し、乾燥しそして濃縮した。得られた残渣をクロマトグラフィーによって精製し(酢酸エチル:ヘプタン1:3)、望まれる生成物を固体161mg(0.696mmol)として得た。
GC-MS: m/z 231 (M+)
実施例260
N−[2−({(2S)−3−[(2R,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−メチルピロリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)フェニル]アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
i)1−(tert−ブチル)2−メチル(2S,4R)−4−ヒドロキシ−1,2−ピロリジンジカルボキシレート
フラスコにおいて、(2S,4R)−4−ヒドロキシ−プロリンヒドロクロリド(5.4g、30mmol)をTHF(200ml)、水(170mL及びNaOH(30ml、水中の2M、0mmol)の混合物中に溶解した。この乳化液にジ−tert−ブチルジカルボネート(BocO,6.54g、30mmol)を添加し、そして混合物を強く1時間撹拌した。エーテル(100ml)を添加し、そして相を分離するに任せた。水相を付加的な100mlのエーテルで抽出した。水相を廃棄し、そして合わせた有機相を1MのHCl(水溶液)及び炭酸カリウム(飽和水溶液)及び塩水で洗浄した。抽出物をNaSOで乾燥し、そして減圧で濃縮し、残渣を得、これをシリカ(ヘプタン:EtOAc5:1ないし3:1ないし1:1の段階的な勾配、I/MeOHで可視化されたスポット)で精製した。純粋フラクションの蒸発物を減圧で濃縮し、4.2g(57%)のサブタイトル化合物を無色オイルとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 4.50 (1H, bs); 4.45-4.35 (1H, m); 3.74 (3H, s); 3.64 (1H, dd, J 11.7, 4.3 Hz); 3.59-3.42 (1H, m); 2.35-2.20 (1H, m); 2.14-2.03 (1H, m); 1.97 (1H, dd, J 23.3, 3.7 Hz); 1.44 (9H, d, J 18.9 Hz)
ii)1−(tert−ブチル)2−メチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−1,2ピロリジンジカルボキシレート
フラスコにおいて、i)で取得した化合物(2.54g、10.3mmol、トリフェニルフォスフィン(2.71g、10.3mmol)及び4−クロロフェノール(1.33g、10.3mmol)のTHF(50ml、モレキュラーシーブで乾燥)中にマグネチックスターラーで溶解した。フラスコをアイスバスで冷却し、この撹拌溶液に、ジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD,1.8g、10.3mmol)を数分で滴下した。反応物を終夜静かにおいて、氷が溶け、そして反応物が室温に達するに任せた。溶媒を蒸発させそして残渣をエーテル(30ml)で処理し、フォスフィンオキシドが沈殿するに任せた。固体を濾過によって除去し、そして濾液を減圧で濃縮した。残渣をシリカで(ヘプタン:EtOAc8:1ないし6:1ないし3:1、段階的な勾配、TLC上のスポットをSeebachの試薬で可視化した)精製した。純粋フラクションの濃縮により、2.51g(68%)のサブタイトル化合物を無色粘凋性オイルとして得た。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ: 7.26-7.20 (2H, m); 6.77-6.70 (2H, m); 4.86 (1H, bs); 4.55 (1/2 H, dd, J 8.6, 2.6 Hz); 4.43 (1/2 H, dd, J 7.6, 3.9 Hz); 3.84-3.60 (5H, m); 2.53-2.36 (2H, m); 1.47 (9H, d, J 18.2 Hz)
iii)tert−ブチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−(ヒドロキシメチル)−1−ピロリジンカルボキシレート
フラスコにおいてii)で取得した化合物(0.951g、2.67mmol)をTHF(10ml、シーブで乾燥)中に溶解した。溶液をアイスバスで冷却し、そしてLiBH(0.09g、4.07mmol)を添加した。混合物を終夜撹拌し、アイスに冷却し、そして溶液が室温に達するに任せた。粗混合物を次いでEtOAc(100ml)及び水(100ml)の間で分配させた。水相を廃棄しそして有機溶液を0.5MのHCl(水溶液)、NaHCO(飽和水溶液)及び塩水で洗浄した。溶液を蒸発させ、オイルを得、これは無機塩で汚染しているようであった。DCM中に溶解及びセライト(登録商標)濾過により、0.82g(94%)のサブタイトル化合物を無色オイルとして得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 7.33 (2H, d, J 9.5 Hz); 6.95 (2H, d, J 9.5); 4.96 (1H, bs); 4.71 (1H, bs); 3.84-3.55 (3H, m); 3.32 (2H, bs); 2.29-2.07 (2H, m); 1.41 (9H, s)
iv)tert−ブチル(2S,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−{[(メチルスルフォニル)オキシ]メチル}−1−ピロリジンカルボキシレート
フラスコにおいてiii)で取得した化合物(0.82g、2.5mmolをジクロロメタン(10ml、モレキュラーシーブで乾燥)中に溶解した。フラスコをアイスで冷却し、そしてトリエチルアミン(0.69ml、5.0mmol)をシリンジから添加した。メタンスルフォニルクロリド(0.30ml、3.86mmol)を数分にわたり添加し、得られた混合物を終夜撹拌し、アイスを溶かした。混合物にDCM(60ml)を添加し、そして溶液を1MのHCl(水溶液)、NaHCO(飽和水溶液)、及び塩水で洗浄した。溶液を蒸発させ、0.876g(86%)のサブタイトル化合物を黄色オイルとして得、これを次のステップにさらなる精製なくして使用した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 7.35 (2H, d, J 9.4 Hz); 6.99 (2H, d, J 9.4 Hz); 5.07-5.01 (1H, m); 4.37 (1H, dd, J 8.9, 4.2 Hz); 4.20-4.05 (2H, m); 3.71 (1H, dd, J 11.8, 5.0 Hz); 3.32 (2H, s); 3.15 (3H, s); 2.07 (1H, d, J 14.4 Hz); 1.41 (9H, s)
v)tert−ブチル(2R,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−メチル−1−ピロリジンカルボキシレート
フラスコにおいて、iv)で取得した化合物(0.876g、2.16mmol)をTHF(10ml、モレキュラーシーブで乾燥)中に溶解した。反応混合物を不活性雰囲気下で保持し、次いでアイスバスで冷却した。LiB(Et)H(THF中の1Mのリチウムトリエチルボロヒドリド、9ml、9mmol)をシリンジで15分にわたり添加した。アイスバスを除去しそして混合物を終夜撹拌した。粗混合物をEtOAc(100ml)及び水(100ml)の間で分配させた。水相を除去し、そして有機相を1MのHCl(水溶液)、NaHCO(飽和水溶液)及び塩水で洗浄した。溶液を蒸発させ、そして残渣をシリカで精製し(ヘプタン:EtOAc10:1ないし5:1ないし4:1ないし2:1勾配。TLCスポットをSeebachの試薬で可視化した)、0.401(60%)のサブタイトル化合物を無色オイルとして得た。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 7.33 (2H, d, J 8.7 Hz); 6.96 (2H, d, J 8.7 Hz); 5.00-4.94 (1H, m); 3.89 (1H, bs); 3.64 (1H, dd, J 12.5, 5.2 Hz); 3.38 (1H, d, J 12.2 Hz); 2.41-2.28 (1H, m); 1.79 (1H, d, J 13.7 Hz); 1.40 (9H, s); 1.23 (3H, d, J 6.6 Hz)
vi)(2R,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−メチルピロリジントリフルオロ酢酸塩
フラスコにおいてv)で取得した化合物(0.390g、1.25mmol)をジクロロメタン(DCM,15mL)中に溶解した。この溶液に、TFA(トリフルオロ酢酸、6ml)を添加し、そして混合物を3時間静かに置き、その後揮発成分を減圧で除去した。残渣をDCMと2回共蒸発させ、サブタイトル化合物をオイルとして得た。
APCI-MS (m/z): 212 [M+H]
vii)N−[2−({(2S)−3−[(2R,4S)−4−(4−クロロフェノキシ)−2−メチルピロリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)フェニル]アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
タイトル化合物を実施例255に概説した方法にしたがって、vi)で取得した物質及び(2S)−2−[(2−ニトロフェノキシ)メチル]オキシランから出発して製造した。化合物は25%収率で取得した。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ: 9.88 (1H, bs); 9.02 (1H, s); 7.89 (1H, d, J 7.7 Hz); 7.37 (2H, d, J 7.7 Hz); 7.09-6.88 (5H, m); 6.02 (1H, bs); 5.18-5.11 (1H, m); 4.34-4.22 (1H, m); 4.02 (1H, dd, J 10.2, 4.3 Hz); 3.94 (1H, dd, J 9.8, 5.7 Hz); 3.77-3.30 (4H, m); 3.19 (1H, t, J 10.7 Hz); 2.84 (1H, p, J 6.7 Hz); 2.09 (3H, s); 1.91-1.81 (1H, m); 1.43 (3H, d, J 6.4 Hz)
APCI-MS (m/z): 419.2 [M+H]
ii)tert−ブチル−2−オキソ−1−ピロリジンカルボキシレート
クロミウム(vi)オキシド(800mg、8.0mmol)をCHCl(10ml)中のピリジン(1.6ml)に添加し、そして得られた溶液を室温で15分間撹拌した。CHCl(5mL)中のtertブチル−3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボキシレート(374.5mg、2.0mmol)溶液を添加し、すぐに無水酢酸を添加し、そして反応混合物を室温で15分間維持した。酢酸エチルの添加後、デカンテーションし、そしてシリカゲルの短いカラムを経由して濾過した。濾液を濃縮し、サブタイトル生成物を得(193mg)そして次のステップに直接的に使用した。
iii)N−(2−{3−[3−(4−クロロフェノキシ)−1−ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−メトキシフェニル)アセトアミドヒドロクロリド
化合物(ii)(157mg、0.4mmol)のピリジン(3ml)中の溶液に、無水酢酸(1ml)を添加した。混合物を環境温度で1時間撹拌した。蒸発後、残渣をメタノール(ml)中に溶解し、そしてメタノール(1ml)中の1.5Mナトリウムメトキシドを添加した。混合物を環境温度で終夜放置した。蒸発後、残渣をエーテル及び水中に取得した。タイトル化合物遊離塩基を有機相から無色オイルとして取得した(171mg、98%)。遊離塩基(43mg)をメタノール(5ml)中に溶解し、pH<2となるまで1M塩酸で酸性化し、水(50mlで希釈し、そして凍結乾燥した。タイトル化合物を白色不定形固体として取得した(30mg、64%)。
APCI-MS: m/z 435, 437 [MH+]
実施例266
N−(2−[3−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル)−アセトアミドトリフルオロ酢酸塩
i)3−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
乾燥THF4ml)中のtert−ブチル3−ヒドロキシ−1−ピロリジンカルボン酸0.27g、1.44mmolの溶液を、THF(10ml)中の水素化ナトリウム(0.078g、2.17mmol、オイル中の約50%懸濁液)の冷(0℃)、撹拌懸濁液に添加した。30分後、4−クロロベンジルブロミド(0.36g、1.74mmol)のTHF(2ml)中の溶液を添加し、そして得られた懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水及び酢酸エチルの間で分配した。水相を酢酸エチルで抽出し、そして合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し、そして濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーに付し(ヘプタン−酢酸エチル、6:1)、サブタイトル化合物3−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−ピロリジンー1−カルボン酸tert−ブチルエステルをオイルとして得た(0.30g、66.8%)。
1H-NMR (CDCl3):δ 7.30 (m, 4H), 4.49 (bs, 2H), 4.11 (m, 1H), 3.45 (m, 4H), 1.90-2.08 (m, 2H), 1.46 (s, 9H).
iii)N−(2−[3−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−プロポキシ)−フェニル)−アセトアミド トリフルオロ酢酸塩
3−(4−クロローベンジルオキシ)−ピロリジン)0.050g、0.24mmol)及びN−(2−オキシラニルメトキシ−フェニル)−アセトアミド(0.049g、0.24mmol)の純粋エタノール(3ml中の溶液を閉鎖バイアル中で70℃で2時間加熱した。生成物をHPLCによって精製し、タイトル化合物(0.60g、47%)を得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 7.85 (m, 1H), 7.35 (m, 4H), 7.12 (m, 1H), 7.02 (d, 1H, J= 8 Hz), 6.96 (m, 1H), 4.56 (m, 2H), 4.39 (m, 2H), 4.05 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 3.85 (m, 2h), 3.48 (m, 4H), 2.10-2.55 (m, 5H).
APCI-MS: m/z 419 [MH+]及び421 [MH+2+].
実施例270
N−{2−[(3−{4−[(3,4−ジクロロフェニル)オキシ]−1−ピペリジニル}−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ]−4−フルオロフェニル}アセトアミドヒドロクロリド
i)N−[4−フルオロ−2−(2−メチル−アロイルオキシ)−フェニル]−アセトアミド
3−クロロ−2−メチルプロパン(1.36g、15mmol)を5−フルオロ−2−ニトロフェノール(1.57g、10mmol)、炭酸カリウム(2.76g、20mmol)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム(0.068g、0.2mmol)及びアセトニトリル(30ml)の混合物に添加し、そして混合物を還流で18時間加熱した。冷反応混合物をトルエンで希釈し、そして5%炭酸カリウム溶液で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させた。残渣の一部(0.631g、3mmol)、EtOH−THF−HO(2:1:1,3ml)中の亜ジチオン酸ナトリウム(1.04g、6mmol)を75℃で4時間加熱した。混合物をジクロロメタン及び15%炭酸カリウム水溶液の間で分配させ、そして有機溶液を乾燥し、そして濃縮した。得られた残渣をメタノール(1.5ml)で希釈し、無水酢酸(1.5ml)と50℃で2分間反応させ、室温に20分間置き、次いでピリジン(4ml)を添加し、そして溶液を再び50℃で3分間加熱し、冷却及び濃縮した。その物をシリカゲルクロマトグラフィー(薄い石油−酢酸エチル2:1)によって精製し、95mgのサブタイトル化合物を得た。
1H-NMR (300MHz, CDCl3):δ 8.28 (dd, 1H,), 7.62 (bs, 1H), 6.70-6.60 (m, 2H), 5.07 (dd, 2H), 4.49 (s, 2H), 2.20 (s, 3H), 1.84 (s, 3H).
ii)N−(4−フルオロ−2−{[(2−メチル−2−オキシラニル)メチル]オキシ}フェニル)アセトアミド
該サブタイトル化合物をN−[4−フルオロ−2−(2−メチル−アロイルオキシ)−フェニル]−アセトアミドから実施例8 ii)の記載と類似の方法によって製造した。
1H-NMR (300MHz, CDCl3):δ 8.31-8.26 (dd, 1H,), 7.79 (bs, 1H), 6.75-6.65 (m, 2H), 4.14 (d, 1H), 3.97 (d, 1H), 2.93 (d, 1H), 2.80 (d, 1H), 2.21 (s, 3H), 1.50 (s, 3H).
APCI-MS: m/z 240 [MH+]
実施例275
N−(4−ヒドロキシ−2−{(1S,2R,3S)−3−[(3S)−3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン−1−イル]−2−ヒドロキシ−シクロシクロペンチルオキシ}−フェニル)−アセトアミド(ジアステレオマー混合物)
i)N−{4−メトキシ−2−[(1R,2S,5R)−6−オキサビシクロ[3.1.0]−2−ヘキシルオキシ]フェニル}アセトアミド(32mg、122μmol)及び(3S)−3−(4−クロロ−フェノキシ)−ピロリジン(24mg、122μmol)をアセトニトリル(1ml)中のLiClOの2M溶液中に溶解し、そしてシールした管で100℃に加熱した。酢酸エチルによる希釈、中性水性ワークアップ、及び溶の蒸発により、62mg(110%)の粗付加生成物を得、これをジクロロメタン(1ml)中のボルトリブロミド(CHCl中の1M、0.37ml、371μmol)と室温で終夜反応させた。反応物をメタノール(1.0ml)でクエンチし、そしてすべての揮発成分を蒸発させた。残りの粗生成物を逆相HPLCに付し、30mg(54%)のタイトル化合物をジアステレオマー混合物として得た。
MS-APCI+ : m/z 447.1 [MH+].
v)N−[2−({(2S)−3−[(3S)−3−(4−クロロフェノキシ)ピロリジニル]−2−ヒドロキシプロピル}オキシ)−4−ヒドロキシフェニル]アセトアミド
タイトル化合物を実施例254と類似する方法によって、iv)から製造した(150mg)。凍結乾燥後の取得した生成物は、白色無定形固体であった(101mg、57%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl3+1 drop DMSO-d6):δ 8.7 (bs, 1H); 8.34 (s, 1H);
8.73 (d, 1H); 7.18 (d, 2H); 6.73 (d, 2H); 6.40-6.31 (m, 2H); 4.99-4.93 (m, 1H);
4.4-1.9 (bm, 6H); 4.31-4.23 (m, 1H); 3.88-3.78 (m, 2H); 3.39-3.25 (m, 2H);
2.4-2.2 (m, 2H); 2.07 (s, 3H)
APCI-MS: m/z 421, 423 [MH+]
方法
THP−1細胞の培養
細胞を凍結アリコートから37℃で急速に融解し、そしてGlutamax及び10%熱不活性化ウシ胎児血清を添加し、抗生物質を添加していない、5mlのRPMI−1640培地(RPMI+10%HIFCS)を含む25cmフラスコに再懸濁した。第3日で、培地を廃棄しそして新鮮培地と交換した。
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