JP2003522565A - ファスナクリップおよびその製造方法 - Google Patents
ファスナクリップおよびその製造方法Info
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Abstract
Description
新規なファスナクリップを製造する方法に関するものである。
上の品物を一緒に組合わせるのに使用される。例えば、プラスチックファスナは
、商品に値札を取付けるため、衣料品にボタンを組合わせまたは再度組合わせる
ため、靴の上部を一緒につなげるためなどに使用されてきた。
端部に第2拡大部を有する可撓性フィラメントよりなる。プラスチックファスナ
の一つの共通の型において(例えば、米国特許第5321872号明細書の図1
参照、この特許明細書は参照によりここに取り込まれる)、第1拡大部は横方向
バーの形を有し、第2拡大部はパドル(へら)または第2の横方向バーの形を有
し、横方向バーおよびパドル(または第2の横方向バー)は互いに平行な平面内
において延長する。プラスチックファスナの別の共通の型において(例えば、米
国特許第3494004号明細書参照、この特許明細書は参照によってここに取
り込まれ)、第1拡大部は横方向バーの形を有し、第2拡大部はノブまたはピン
の頭の形を有する。プラスチックファスナのさらに別の共通の型において(例え
ば、米国特許第4240183号明細書参照。この特許が参照のためここに取り
込まれる。)、第1拡大部は横方向バーの形またはプラグの形を有し、第2拡大
部はソケットの形を有し、前記ソケットは前記横方向バーまたはプラグを受入れ
るのに適している。
プの一部として成形される。そのようなファスナクリップの例は、米国特許第3
733657号明細書に開示され、該特許明細書は参照によりここに取り込まれ
。前記‘657特許のクリップは複数のファスナを含み、前記各ファスナはその
一端部に横方向バー(またはクロスバー)を、その反対側端部にパドルまたは第
2横方向バー(またはクロスバー)を有する可撓性フィラメントよりなり、各フ
ァスナの横方向バーおよびパドル(または第2横方向バー)は互いに平行な平面
内に延長している。ファスナは、各横方向バーが離され横に並んでかつ互いに平
行になるように、また各パドル(または第2横方向バー)が離され横に並んでか
つ互いに平行になるように、配置されている。前記‘657特許のクリッブは、
また、ランナバーを有し、前記ランナバーは各横方向バーに対して垂直に延びか
つ切断し得るコネクタによって各横方向バーに連結されている。前記‘657特
許のクリッブはさらに隣接するパドル(または第2横方向バー)の各対を互いに
連結するいくつかの部材を含んでいる。
するファスナクリップの例は、米国特許第5622257号、第4901854
号,第5799375号および再発行特許34891号各明細書を含み、これら
すべての特許明細書が参照によってここに取り込まれる。
えば、ランナバーはファスナクリップ全体の大きさをいちじるしく増加し、それ
によりファスナクリップの包装および全体的取扱いを一層厄介にした。さらに、
ファスナをランナバーに連結するため以前に使用され、またファスナがそこから
分離された後にランナバー上に依然として残っている切断されたコネクタは、フ
ァスナがファスナクリップから通常のファスナ装着工具によって商品に装着され
るとき商品を好ましくなく傷つけまたは損傷するかも知れない尖った端部をしば
しば取り残す。さらに、ランナバーを有する型のクリップに成形可能なファスナ
の数は、典型的には、ファスナクリップを製造するのに使用される成形工程によ
って制限される。
たは材料が流行した。例えば、1977年8月2日に特許された、参照によりこ
こに取り込まれる発明者ボーン(Bone)の米国特許第4039078号明細
書において、それぞれ好適にはH字形を有する複数のファスナを得るため、例え
ば切断、裂断または剪断によって、分離または分割されるファスナ取付け材料が
開示されている。材料はそのもっとも好適な形式において、二つの分割されない
長くかつ連続したプラスチック側方部材を含み、側方部材はそれらにかつそれら
の間に組合わされた複数のプラスチッククロスリンクを有し、リンクはそれぞれ
好適には互いに等間隔に離されている。
は、1984年6月26日に特許された、参照によりここに取り込まれる発明者
ラッセル(Russel)の米国特許第4456123号明細書に開示されてい
る。米国特許第4456123号のファスナ材料は、米国特許第4456123
号において、フィラメントが実質的にD字形断面を有しかつ金型から取出すのを
容易にするため平面から延長する面に通風装置を備えることにおいて米国特許第
4039078号のものとは相違する。また、側方部材は、分離を容易にするた
め切断可能なコネクタを備えるため個々のファスナの間の断面積が縮小されてい
る。コネクタは隣接するファスナのエンドバーを、好適にはフィラメントと同じ
側またはその反対側のいずれかに前記平面から延長する前記平面における平坦面
を有するそれらの周辺の部分において、端を接して接合する。好適には、それら
は同じ側から延長し、接合されたエンドバーは実質的にD字形である。コネクタ
が反対側から延長する場合、その断面は好適には円形針孔を通って供給するため
一層丸い断面を得るため接合されたエンドバーを横切って連続する。
うに、隣接するファスナの拡大部は、端を対向する関係において配置される。こ
れに対して、1987年4月28日に特許された、参照によりここに取り込まれ
る発明者カトー(Kato)の米国特許第4660718号明細書において、そ
の端部の一つにヘッドをその反対側端部にクロスバーを有する可撓性フィラメン
トよりなる隣接するファスナの各ヘッドおよびクロスバーが、平行な、横に並ん
だ離された関係において配置される、ランナバーのないファスナ集合体が開示さ
れている。とくに、各ヘッドの二つの側面は、頂点を備えるため端部から中央部
分に向かって突出しまたは膨らむように形成され、隣接するヘッドは切断によっ
て容易に分離可能となるように、それらの向合った頂点を通って相互にかつ直接
に連結されている。隣接するクロスバーの側面は、クロスバーの長さの実質的部
分に沿って縦方向に延びるフィルムまたはロッドにより、または隣接するクロス
バーの側面に対して横方向に延長する複数のコネクタポストによって連結されて
いる。前記‘718号特許において説明されたように、前記フィルム、ロッドお
よびコネクタポストの目的は、隣接するクロスバーが移動すること、すなわち相
対的に旋回することを防止することである。
特許第32332号明細書には、その一端にヘッドをその反対側端部にヘッドを
有し、隣接するファスナの各ヘッドおよびクロスバーが平行な、横に並んで、離
された関係において配置された、可撓性フィラメントよりなる型のファスナを有
するランナバーのないファスナ組立体が開示されている。とくに、各ヘッドの二
面は頂点を備えるように中央部分に向かって端部から突出しまたは膨らむように
形成され、隣接するヘッドが切断により容易に分離可能であるようにそれらの向
合った頂点を通して相互にかつ直接に連結されている。同様に、各クロスバーの
二つの側面は中央部分において突出するように形成され、隣接するクロスバーは
それらの各突出部分を通して直接連結されている。他の実施例において、前記直
接接合されたヘッドは、前記と同様に直接接合された第2組のクロスバーによっ
て置換されている。前記‘332号特許によれば、隣接するヘッドの相互の直接
接合および隣接するクロスバーの相互の直接接合は、いずれも前記のように、使
用されるときコネクタポストはそれらが取付けられるヘッドおよび/またはクロ
スバー上に好ましくないひげ状突起を残すといわれる理由で、コネクタポストの
使用に対して好ましい。
ことである。
有する前記のようなファスナクリップを得ることである。
性フィラメントよりなる第1ファスナ、第1拡大端部および第2拡大端部を有す
る可撓性フィラメントよりなる第2ファスナを有し、第1および第2ファスナは
、平行に、横に並んで、離れた関係において配置され、また第1ファスナの第1
拡大端部を第2ファスナの第1拡大端部に連結する第1コネクタポスト、第1フ
ァスナの第2拡大端部を第2ファスナの第2拡大端部に連結する第2コネクタポ
スト、第1および第2ファスナの第1拡大端部から離された長いランナバー、長
いランナバーを第1ファスナの第1拡大端部に連結する第1連結ネックであって
、第1ファスナの第1拡大端部上に形成された第1端部を有する第1連結ネック
、および長いランナバーを第2ファスナの第1拡大端部に連結する第2連結ネッ
クであって、第2ファスナの第1拡大端部上に形成された第1端部を有する第2
連結ネック、を有するファスナクリップが得られる。
であって、少なくとも前記シートの前面の一部が接着剤でコーティングされ、前
記複数のファスナクリップが離れた関係において前記シートの前面上に取付けら
れている前記シート、および前記シートを保持するためのコンテナであって、前
記コンテナが前記コンテナの内部に出入りするためそこに形成された開口を有す
る前記コンテナを有するファスナクリップ組立体が得られる
方法が、第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
第1ファスナ、第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよ
りなる第2ファスナを有し、第1および第2ファスナは、平行に、横に並んで、
離された関係において配置され、また第1ファスナの第1拡大端部を第2ファス
ナの第1拡大端部に連結する第1コネクタポスト、および第1ファスナの第2拡
大端部を第2ファスナの第2拡大端部に連結する第2コネクタポストを有するフ
ァスナクリップに類似する陰型を有する金型を設けること、溶融したプラスチッ
クを金型の陰型に射出すること、溶融したプラスチックを金型の陰型内で冷却す
ることを可能にすること、そして成形されたプラスチックを金型から取出してフ
ァスナクリップを生産することの各工程を含むファスナクリップを製造する方法
が得られる。
方法が、第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
第1ファスナ、第1拡大端部および第2拡大端部を備えた可撓性フィラメントよ
りなる第2ファスナを有し、第1および第2ファスナは、平行に、横に並んで、
離された関係において配置され、また第1ファスナの第1拡大端部を第2ファス
ナの第1拡大端部に連結する第1コネクタポスト、および第1ファスナの第2拡
大端部を第2ファスナの第2拡大端部に連結する第2コネクタポスト、第1およ
び第2ファスナの第1拡大端部から離された長いランナバー、長いランナバーを
第1ファスナの第1拡大端部に連結する第1連結ネックであって、第1ファスナ
の第1拡大端部上に形成された第1端部を有する第1連結ネック、および前記長
いランナバーを第2ファスナの第1拡大端部に連結する第2連結ネックであって
、第2ファスナの第1拡大端部上に形成された第1端部を有する第2連結ネック
を備えたくぼみを有するファスナクリップに類似するくぼみを有する金型を設け
ること、溶融したプラスチックを金型の陰型内に射出すること、溶融したプラス
チックを金型の陰型内で冷却することを可能にすること、そして成形されたプラ
スチックを金型から取出してファスナクリップを生産することの各工程を含むフ
ァスナクリップを製造する方法が得られる。
おいて、その一部を形成し、かつ例示として本発明はを実施するための種々の実
施例を示す、添付図面に対する参照がなされる。これらの実施例は、従来技術に
通じた人々が本発明を実施し得るため十分詳細に記載され、また他の実施例が利
用されることおよび構造的変更が本発明の範囲から離れることなくなされること
が理解されるべきである。したがって、下記の詳細な記載は限定の意味に取られ
るべきでなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の記載によってもっとも良く画成
される。
を構成し、その記載とともに本発明の原理を説明するのに役立つ。図面において
、同様の参照符号は同様の部品を示す。
第1実施例が示され、ファスナクリップは、全体的に参照符号11で指示されて
いる。
ポリウレタン、ポリプロピレン等のようなプラスチックから射出成形された一体
構造である。ファスナクリップ11は、5個の同じファスナ13を含んで示され
ているが、ファスナクリップ11のファスナ13の数は、説明のためのみのもの
で本発明の範囲または精神から離れることなく増減可能である。(実際、望むな
らば、数百個またはそれ以上のファスナ13を含むことができる)。
て、長い可撓性フィラメント15よりなる。この実施例において、フィラメント
15は形状が実質的に円筒形で、拡大端部17は実質的に円筒形の横方向のバー
の形状をなし、拡大端部19は実質的に円筒形の横方向バーの形状をなし、それ
によりファスナ13に全体的にH字型の形状を与えている。
全体的に円筒形を有するものとして示されているが、フィラメント15および拡
大端部17および19は、形状において全体的に円筒形である必要はない。例え
ば、拡大端部17および19は、楕円形または長方形のような、多数の異なった
横方向断面形状のいずれかを有する横方向バーとすることができる。さらに、拡
大端部17および19は、本願と同様に譲渡された、係属中の米国特許出願連続
番号09/151650号(参照によりここに取り込まれる)のクロスバー55
および57によって保有されるか、または本願と同様に譲渡された、米国特許第
5622257号(参照によりここに取り込まれる)の脚15−1および15−
1のような、均一でない形状を有する横方向バーとすることができる。さらに、
下記に示されるように、拡大端部17および19の一方または双方は横方向バー
の形状とされる必要がない。
部17は横に並んで配置され、それらの各拡大端部19は横に並んで配置されて
いる。隣接する各拡大端部17の各対は、切断し得るコネクタポスト21−1に
よってその互いに向合った側面のほぼ中央において接合され、隣接する各拡大端
部19の各対は、切断し得るコネクタポスト21−2によってその互いに向合っ
た側面のほぼ中央において接合され、コネクタポスト21−1および21−2は
それぞれ拡大端部17および19に対して横方向に延長している。
にクリップ11における隣接するファスナ13間の連結を維持するのに十分に強
いが、しかし、ファスナ取外し工具の通常の切断作用によって切断されるのに十
分に弱い。同時に、ポスト21はある程度の可撓性を有し、その結果、端部17
および19に対するポスト21の配置のため、クリップ11における隣接するフ
ァスナ13は相対的に曲がることを許される。この曲げに対する自由度は、仮米
国特許出願連続番号60/122557号(参照のためここに引用する)に開示
されたように、湾曲した供給トラックを有するファスナ取外し工具からクリップ
11が取外される場合、きわめて有用である。
21に平行に延びるランナバー31を有する。複数の離された連結ネック33は
ランナバー31から垂直に延びている。各連結ネック33は、連結ネック33の
残りの部分と比較して断面積が縮小した第1端部35を有し、第1端部35は関
連する拡大端部17上に形成されている。とくに、各連結ネック33は第1端部
35においてV字状先端までテーパ付きで、それにより、第1端部35における
連結ネック33の弱点を構成している。
おいて周知でありかつ広く使用されている現存するファスナ取外し工具とともに
使用可能になることを認識すべきであり、そのことはきわめて好ましいことであ
る。
プの第2実施例が示され、ファスナクリップは全体的に参照符号41で示されて
いる。下記にさらに詳細に記載されるように、ファスナクリップ41は、ランナ
バーのないファスナクリップである。
の連結ネック33を有しないことにおいてだけ、ファスナクリップ11と相違し
ている。
を認識すべきである。とくに、第1端部31における各連結ネック33の断面積
縮小領域のため、ファスナ13は容易にランナバー31から分離可能である。例
として、ナイフの刃またはたの同様な装置が第1端部31における連結ネック3
3を横切って適用可能である。限定された大きさの下向き力を使用して、ナイフ
の刃はネック33およびランナバー31を第1端部35においてファスナ13か
ら分離する。第1端部35におけるそのV字状構造のため、各連結ネック33は
その関連する拡大端部17から拡大端部17上に連結ネック33の残りの部分を
それ程残すことなく、きれいに切断されるように設計されており、そのことはき
わめて好ましいことである。
スナクリップ以上の利点を導入することを認識すべきである。第1の例として、
ファスナクリップ41はランナバーを含むファスナクリップよりいちじるしくサ
イズが小さい。その結果、ファスナクリップ41は包装、取扱いおよび使用する
のが比較的容易で、そのことはきわめて好ましいことである。第2の例として、
ネック33およびランナバー31は製造工程中にファスナ13から分離されるた
め、ネック33およびランナバー31はさらにファスナクリップ41を製造する
のにリサイクル可能であり、それにより経済的にまた環境的に好ましくない廃棄
物の量を減少する。
を有するものとして示されているが、しかしながら、コネクタポスト21が、本
発明の精神から離れることなく、楕円形または長方形断面のような、別の形状の
横断面を有することができることを理解すべきである。コネクタポスト21は、
また、断面円錐形またはテーパ付きとすることもできる。実際、ファスナクリッ
プ41が米国仮特許出願連続番号60/122657号明細書に開示されたよう
なファスナ取外し工具から取外される場合、一旦取付けられるとまさに取外され
ようとするファスナは、それに以前に取付けられたファスナに対してまさに取外
されようとするファスナのままであるように、コネクタポスト21がまさに取外
されるファスナから隣接するファスナまで直径が減少する円錐形またはテーパ付
き断面を有することがきわめて望ましい。このようにして、工具によってまさに
取外されようとするファスナは前記工具の供給案内の段階において実質的に隣接
して位置することができる。
クタポストを有するファスナクリップの例が図4に示されており、全体的に参照
符号51で示されている。クリップ51は、クリップ41とは、そのコネクタポ
スト61−1および61−2が一つのファスナからその隣接するファスナまで直
径がテーパ付きであることにおいてだけ相違している。
て使用される。例えば、ファスナ13は、たたんだ状態におけるドレスシャツの
ような衣類を保持するため、好適には、米国特許出願連続番号09/15165
0号明細書に開示された寸法および引張り強さを有するファスナ13を使用され
る。
第3実施例の斜視図が示され、前記ファスナクリップは全体的に参照符号101
で示されている。
リップの間の主要な相違点はそれらの各ファスナの形状にあり、クリップ101
は複数のファスナ103よりなり、各ファスナ103は、第1の実質的に円筒形
の横方向バー、および米国特許出願連続番号09/151650号明細書のクロ
スバー55および57の代わりに、また第2の実質的に円筒形の横方向バーの代
わりに、ノブ状拡大端部107を有する可撓性フィラメント105を有する。隣
接する拡大端部107の各対は、切断しうるコネクタポスト111−1によって
その互いに向合った側面のほぼ中点において一緒に接合され、隣接する拡大端部
109の各対は、切断しうるコネクタポスト111−2によってその互いに向合
った側面のほぼ中点において一緒に接合され、コネクタポスト111−1および
111−2は、拡大端部107および109に対して横方向にそれぞれ延びてい
る。全体的に円筒形としてこの実施例において示された、コネクタポスト111
はコネクタポスト21との連結において上記形状の変化を有する。コネクタポス
ト111は、好適にはコネクタポスト21の強さと可撓性を有する。(個々のフ
ァスナ103とその関連する拡大コネクタポスト111−1および111−2を
示す種々の拡大破断斜視図が、図6のaからcに示されている)。
合わせまたは組合わせ直すため使用されるが、しかしながら、ファスナ103が
もっぱらこの用途に制限されるものでなく、種々の他の用途に使用されることを
理解すべきである。
スト111と平行に延びる長いランナバー113を有する。複数の離された連結
ネック115は、ランナバー113から垂直に延びている。各連結ネック115
は連結ネック115の残りと比較して断面積が縮小した第1端部117を有し、
第1端部117は関連する拡大端部109上に形成されている。とくに、各連結
ネック115は第1端部117におけるV字型先端までテーパ付であり、それに
より第1端部117における連結ネック115の弱点を形成している。
実施例が示され、ファスナクリップは全体的に参照符号121で示されている。
下記にさらに詳細に記載されるように、ファスナクリップ121はランナバーの
ないファスナクリップである。
1がランナバー113または複数の連結ネック117を有しない点だけで相違し
ている。
とを認識すべきである。とくに、第1端部117における各連結ネック115の
縮小した断面の厚さのため、ファスナ103はランナバー113から容易に分離
可能である。例として、ナイフの刃または他の同様の装置が、第1端部117に
おいてファスナ103からネック115およびランナバー113を分離するため
、限定された大きさの力を使用して、連結ネック115を横切って適用可能であ
る。第1端部117におけるそのV字型構造のため、各連結ネック115は拡大
端部109に連結ネック115のかなりの部分を残すことなくその関連する拡大
端部109からきれいに切断するように設計されており、そのことはきわめて好
ましい。
ナクリップ以上の利点を導入することを認識すべきである。例えば、ファスナク
リップ121は、ランナバーを含むファスナクリップよりサイズがいちじるしく
小さい。その結果、ファスナクリップ121は、包装し、取扱いおよび使用する
ことが比較的容易で、そのことはきわめて好ましい。
形法によって製造される。簡単のため、本発明の論述は、ファスナクリップ11
を構成するための射出成形法に限定される。しかしながら、ファスナクリップ4
1,101および121は、本発明の精神から離れることなしに同じ射出成形技
術を使用して同様に作成可能である。
適した金型の拡大断面図が示され、金型は本発明の教示に従って構成され、参照
符号211で示されている。
213を含むように形成されている。図示されていないが、金型211は、溶融
材料がそこから陰型213内に分配される開口も設けられている。
到達しかつ取出すことを可能にするため適当に構成されている。
使用される。好適にはプラスチックである溶融材料は、金型211の(図示され
ない)開口を通って陰型213内に射出される。ついで溶融材料は、金型211
内で冷却されかつ硬化することが可能になる。ついで金型211は開放され、フ
ァスナクリップ11の形式の硬化した溶融材料はそこから除去される。前記工程
は、複数のファスナクリップ11を製造するため繰返される。
クリップを形成するようにいっしょに成形されることを注目すべきである。例え
ば、複数のファスナクリップがインデックスモールディング法によって連続的に
一緒に成形される。図示されていないが、金型211は、(例えば陰型213の
一部が密閉された金型211外側まで延びる部分を有することによるような)イ
ンデックスモールディングを可能にするためわずかに変形される必要がある。
内に射出される。溶融材料は、金型211内で冷却しかつ硬化することが可能で
ある。ついで金型211は開放され、第1ファスナクリップの形式である、硬化
した溶融材料の大部分がそこから除去される。ついでこの工程は、密閉された金
型211内に残された、長いランナバーのような、第1ファスナクリップの部分
とともに繰返される。引続いて、第2ファスナクリップの射出成形工程中、溶融
材料は金型211の陰型213内に、かつ、金型211内に依然として残されて
いる第1ファスナクリップの周りに射出される。一旦溶融材料が冷却可能になる
と、金型211は第1ファスナクリップ上に連続的に成形される第2ファスナク
リップを生産するため開放される。工程は、ファスナクリップの連続した供給を
実施するため繰返される。
スナクリップ組立体は本発明の教示に従って構成され、参照符号311で示され
ている。
ある材料から構成された部分的に密封されたコンテナ313を有する。コンテナ
313は、全体的に長方形で頂部パネル315を有する。溝形開口317が、頂
部パネル315に形成されかつコンテナ313内部への通路を形成する。
れた接着剤を有する前面321を備えたシート319を有する。複数のファスナ
クリップ41が、離された関係においてシート319の前面321上に取付けら
れかつ接着剤によってそこに剥離可能に取付けられている。理解し得るように、
多数のファスナクリップ41を離された関係でシート319上に配置することに
より、クリップ41は絡み合うことおよび損傷される可能性さえも阻止される。
ナクリップ41とともに図示されているが、ファスナクリップ11,101およ
び121のような、別のファスナクリップが、本発明の精神から離れることなし
にシート319上に配置され得ることは理解されるべきことに注目すべきである
。
クリップ41を得るため、コンテナ313内に配置されることも注目すべきであ
る。また、シート319が第1シート319をコンテナ313から取出す際、第
2シート319が開口317から自動的に部分的に飛出すような方法で積層され
ることも注目すべきである。
に通じた人々は本発明の精神から離れることなしに多数の変更および変形をなし
得るであろう。そのような変更および変形のすべては、請求項に定義された本発
明の範囲内にあることを意図している。
。
のファスナおよびその関連するコネクタポストを示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 ファスナクリップにおいて、 (a)第1拡大端部および第2拡大端部を有し、可撓性フィラメントよりなる
第1ファスナ、 (b)第1拡大端部および第2拡大端部を有し、可撓性フィラメントよりなる
第2ファスナ、を含み、 (c)前記第1ファスナおよび第2ファスナが平行に、横に並んで、離れた関
係において配置され、そして (d)前記第1ファスナの前記第1拡大端部を前記第2ファスナの前記第1拡
大端部に連結する第1コネクタポスト、 (e)前記第1ファスナの前記第2拡大端部を前記第2ファスナの前記第2拡
大端部に連結する第2コネクタポスト、 (f)前記第1および第2ファスナの第1拡大端部から離された長いランナバ
ー、 (g)前記長いランナバーを前記第1ファスナの第1拡大端部に連結する第1
連結ネックであって、前記第1ファスナの第1拡大端部上に形成された第1端部
を有する第1連結ネック、および (h)前記長いランナバーを前記第2ファスナの第1拡大端部に連結する第2
連結ネックであって、前記第2ファスナの第1拡大端部上に形成された第1端部
を有する第2連結ネック、 を有するファスナクリップ。 - 【請求項2】 前記第1連結ネックの第1端部が前記第1連結ネックの残り
部と比較して断面積が縮小している請求項1に記載されたファスナクリップ。 - 【請求項3】 前記第2連結ネックの第1端部が前記第2連結ネックの残り
部と比較して断面積が縮小している請求項2に記載されたファスナクリップ。 - 【請求項4】 前記第1連結ネックがその第1端部におけるV字型先端の方
へのテーパを有している請求項3に記載されたファスナクリップ。 - 【請求項5】 前記第2連結ネックがその第1端部におけるV字型先端の方
へのテーパを有している請求項4に記載されたファスナクリップ。 - 【請求項6】 ファスナクリップ組立体において、 (a)複数のファスナクリップ、 (b)前面を有するシートであって、少なくとも前記シートの前面の一部が接
着剤でコーティングされ、前記複数のファスナクリップが離された関係で前記シ
ートの前面上に取付けられているシート、および (c)前記シートを保持するためのコンテナであって、前記コンテナが前記コ
ンテナの内部に出入りするためそこに形成された開口を有するコンテナ、 を有するファスナクリップ組立体。 - 【請求項7】 前記複数の各ファスナクリップが、 (a)第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
第1ファスナ、 (b)第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
第2ファスナ、を有し、 (c)前記第1ファスナおよび第2ファスナが、平行に、横に並んで、離され
た関係において配置され、 (d)前記第1ファスナの前記第1拡大端部を前記第2ファスナの前記第1拡
大端部に連結する第1コネクタポスト、および (e)前記第1ファスナの前記第2拡大端部を前記第2ファスナの前記第2拡
大端部に連結する第2コネクタポスト、 を有する請求項6に記載されたファスナクリップ組立体。 - 【請求項8】 前記コンテナがカードボードから作られている請求項7に記
載されたファスナクリップ組立体。 - 【請求項9】 ファスナクリップを製造する方法であって、前記方法が、 (a)第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
前記第1ファスナ、第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメン
トよりなる第2ファスナ、を有し、前記第1および第2ファスナが平行に、横に
並んで、離された関係において配置され、かつ前記第1ファスナの前記第1拡大
端部を前記第2ファスナの前記第1拡大端部に連結する第1コネクタポスト、お
よび前記第1ファスナの前記第2拡大端部を前記第2ファスナの前記第2拡大端
部に連結する第2コネクタポストを有するファスナクリップに類似した陰型を有
する金型を設けること、 (b)溶融したプラスチックを金型の陰型内に射出すること、 (c)溶融したプラスチックを金型の陰型内での冷却を可能にすること、そし
て (d)成形されたプラスチックを金型から取出してファスナクリップを生産す
ること の各工程を有するファスナクリップを製造する方法。 - 【請求項10】 ファスナクリップを製造する方法であって、前記方法が、 (a)第1拡大端部および第2拡大端部を有する可撓性フィラメントよりなる
第1ファスナ、第1拡大端部および第2拡大端部を備えた可撓性フィラメントよ
りなる第2ファスナを有し、前記第1ファスナおよび第2ファスナが平行に、横
に並んで、離された関係おいて配置され、かつ前記第1ファスナの前記第1拡大
端部を前記第2ファスナの前記第1拡大端部に連結する第1コネクタポスト、前
記第1ファスナの前記第2拡大端部を前記第2ファスナの前記第2拡大端部に連
結する第2コネクタポスト、前記第1および第2ファスナの第1拡大端部から離
された長いランナバー、前記長いランナバーを前記第1ファスナの第1拡大端部
に連結する第1連結ネックであって、前記第1ファスナの第1拡大端部上に形成
された第1端部を有する第1連結ネック、および前記長いランナバーを前記第2
ファスナの第1拡大端部に連結する第2連結ネックであって、前記第2ファスナ
の第1拡大端部上に形成された第1端部を有する前記第2連結ネックを備えたフ
ァスナクリップに類似する陰型を有する金型を設けること、 (b)溶融したプラスチックを金型の陰型内に射出すること、 (c)溶融したプラスチックが金型の陰型内での冷却を可能にされること、そ
して (d)ファスナクリップを生産すべく成形されたプラスチックを金型から取出
すこと、 の各工程を有するファスナクリップを製造する方法。
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