JP2003520065A - 消火組成物中でのフッ素化ケトンの使用法 - Google Patents

消火組成物中でのフッ素化ケトンの使用法

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Abstract

(57)【要約】 消火剤が2個までの水素原子を有するフッ素化ケトンであり、単独で、またはヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ペルフルオロカーボン、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオロエーテル、ヒドロフルオロポリエーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフルオロカーボン、ブロモクロロフルオロカーボン、ヨードフルオロカーボン、ヒドロブロモフルオロカーボン、およびそれらの混合物から選択される消火助剤との混合物中で、消火、燃焼を制御、または防止する消火組成物および方法について述べられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 この発明は、少なくとも1種のフッ素化ケトン化合物を含む消火組成物、そし
てこのような組成物を使用して消火、燃焼を制御、または防止する方法、α分枝
フッ素化ケトンを作る方法、およびこのようなケトンを精製する方法に関する。
【0002】 発明の背景 様々な異なる消火剤および消火法が知られており、火災の規模と場所、関与す
る可燃物のタイプなどにより、特定の火災のために選択できる。ハロゲン化炭化
水素消火剤は、据え付けエンクロージャ(例えば計算機室、保管金庫、電気通信
開閉器室、図書室、記録保管所、石油配管系ポンピングステーションなど)を保
護するフラッディング用途で、または急速な消火を必要とするストリーミング用
途(例えば軍事フライトライン、商業携帯消火器、または据え付けシステムの局
所的適用)で、伝統的に使用されている。このような消火剤は効果的なだけでな
く、水と異なりエンクロージャまたはその内容物に損害をほとんど引き起こさな
い「クリーンな消火剤」としても機能する。
【0003】 最も一般に使用されているハロゲン化炭化水素消火剤は、例えばブロモトリフ
ルオロメタン(CFBr、HalonTM1301)およびブロモクロロジフ
ルオロメタン(CFClBr、HalonTM1211)などの臭素含有化合
物である。このような臭素含有ハロゲン化炭素は消火において高度に効果的であ
り、携帯用ストリーミング装置から、あるいは手動、または何らかの火災検知方
法によって起動される自動室内フラッディングシステムから施すことができる。
しかしこれらの化合物は、オゾン層破壊と結びつけられている。モントリオール
協定およびその付帯修正条項は、HalonTM1211および1301の生産
中止を義務づけている(例えば1993年11月15日付けChemical
& Engineering NewsのP.S.Zurer著「Loomin
g Ban on Production of CFCs,Halons S
purs Switch to Substitutes」の12ページを参照
されたい)。
【0004】 したがって技術分野において、一般に使用される臭素含有消火剤の代用品また
は代替え品に対する必要性が生じている。このような代用品は低オゾン層破壊係
数を有するべきで、例えばクラスA(ごみ、木材、または紙)、クラスB(可燃
性液体または油脂)、および/またはクラスC(電気機器)火災などの火災また
は火炎を消し、制御し、または防ぐ能力を有するべきであり、「クリーンな消火
剤」でなくてはならず、すなわち非導電性であり揮発性または気体であって残渣
を残さない。好ましくは代用品は毒性も低く、空気中で可燃性混合物を形成せず
、消火用途で使用するのに許容可能な熱的および化学的安定性を有し、短い大気
中寿命と低い地球温暖化係数を有する。ブロモフルオロカーボン消火組成物を差
し替える緊急性は、特に米国軍で高い(例えばS.O.Andersenらの「
Halons,Stratospheric Ozone and the U
.S.Air Force」The Military Engineer、第
80巻523号の485〜492ページ、1988年8月号を参照されたい。)
この緊急性が1990年代を通じて継続した(1999年11月1日付US N
avy Halon 1211 Replacement Plan Part
1−Development of Halon 1211 Alterna
tives、Naval Research Lab、Washington,
D.C.を参照されたい)。
【0005】 消火剤として使用するのに、種々の異なるフッ素化炭化水素が提案されている
。しかし今までのところ、炭素主鎖上に0、1または2個の水素原子を有するい
かなるフッ素化ケトンも、消火組成物として評価されていない。
【0006】 発明の要約 一態様では、この発明は燃焼を制御するまたは消火する方法を提供する。この
方法は、2個までの水素原子を含有する少なくとも1種のフッ素化ケトン化合物
を含む不燃性消火組成物を(例えばストリーミングまたはフラッディングによっ
て)火災または火炎に導入するステップを含む。好ましくは消火組成物は、消火
するのに十分な量で導入される。フッ素化ケトン化合物は、任意に1個以上の連
鎖された(すなわち「鎖中」)酸素、窒素、またはイオウのヘテロ原子を含有す
ることができ、好ましくは約0℃〜約150℃の範囲の沸点を有する。
【0007】 発明の方法で使用されるフッ素化ケトン化合物は、意外にも残渣を残さずに、
消火するのに効果的である(すなわちクリーンな消火剤として機能する)。化合
物は低毒性および低燃性であることができ、ゼロまたは低いオゾン層破壊係数を
有し、ブロモフルオロカーボン、ブロモクロロフルオロカーボン、およびそれら
の多くの代用品(例えばヒドロクロロフルオロカーボン、ヒドロフルオロカーボ
ン、およびペルフルオロカーボン)と比較して、短い大気中寿命および低い地球
温暖化係数を有する。化合物は良好な消火性能を示し、環境的に許容可能でもあ
るため、地球のオゾン層破壊と結びつけられている、一般に使用される臭素含有
消火剤の代用品または代替え品の必要性を満たす。
【0008】 別の態様では、この発明は消火組成物および密閉領域において燃焼を防止する
方法も提供する。
【0009】 本発明は、式、(CFCFC(O)CFClおよびCFOCF
C(O)CF(CFの新しいフルオロケトン、およびこのような新し
いフルオロケトンを消火に十分な量で含む消火組成物も提供する。
【0010】 本発明は、ハロゲン化アシルをヘキサフルオロプロピレンと反応させて、最小
量の二量体および三量体副生成物を有するフッ素化ケトンを作る方法も提供する
【0011】 本発明は、フッ化物イオン存在下でヘキサフルオロプロピレンとハロゲン化ア
シルとの反応によって調製されるフッ素化ケトンの調製において形成される望ま
しくない二量体および/または三量体副生成物を除去する方法をさらに提供し、
そこでは適切な溶剤中で反応生成物、すなわちフッ素化ケトンが、例えば過マン
ガン酸カリウムなどの過マンガン酸アルカリ塩で処理される。
【0012】 発明の例証となる実施形態の詳細な説明 発明の方法および組成物中で使用できる化合物は、フッ素化ケトン化合物であ
る。この発明の化合物は、単独で、互いに組み合わせて、またはその他の既知の
消火剤(例えばヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ペル
フルオロカーボン、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオロポリエーテル、
ヒドロフルオロエーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフルオロカーボン、
ブロモクロロフルオロカーボン、ヒドロブロモカーボン、ヨードフルオロカーボ
ン、およびヒドロブロモフルオロカーボン)と組み合わせて使用できる。化合物
は、周囲条件の温度および圧力下で固体、液体、または気体であることができる
が、好ましくは液体または蒸気状態のどちらか(あるいは両者)で消火に使用さ
れる。ゆえに常態で固体の化合物は、好ましくは液体消火助剤(liquid
co−extinguishing agent)中での融解、昇華、または溶
解を通じた液体および/または蒸気への転換後に使用される。このような転換は
、火災または火炎の熱に化合物が暴露して起きることができる。
【0013】 この発明で有用なフッ素化ケトンは、完全にフッ素化されたケトン、すなわち
炭素主鎖中の全ての水素原子がフッ素で置換されたケトン、あるいは炭素主鎖上
に残る1個または2個の水素、塩素、臭素および/またはヨウ素原子以外は完全
にフッ素化されたケトンである。余計な水素原子が炭素主鎖上に存在すると、火
災性能が損なわれる。例えば炭素主鎖上に3個以上水素原子があるフッ素化ケト
ンは、同一のフッ素化された炭素主鎖を有するが2、1、または0個の水素原子
を有するケトンより性能が劣るので、特定の火災を消火するためには前者の消火
組成物が著しくより多く必要である。フルオロケトンは、分子の過フッ素化され
た部分で炭素主鎖に割り込む1個以上の連鎖されたヘテロ原子を含有するものを
含んでも良い。連鎖されたヘテロ原子は、例えば窒素、酸素またはイオウ原子で
ある。
【0014】 好ましくは炭素主鎖に付着するハロゲン原子の大部分がフッ素であり、最も好
ましくはケトンが過フッ素化ケトンになるように、ハロゲン原子の全部がフッ素
である。より好ましいフッ素化ケトンは合計4〜8個の炭素原子を有する。本発
明の方法および組成物で使用するのに適切な過フッ素化ケトン化合物の代表例と
しては、CFCFC(O)CF(CF、(CFCFC(O)C
F(CF、CF(CFC(O)CF(CF、CF(CF C(O)CF(CF、CF(CFC(O)CF、CF CFC(O)CFCFCF3、CFC(O)CF(CF、および
ペルフルオロシクロヘキサノンが挙げられる。
【0015】 優れた消火機能を実証するのに加えて、フッ素化ケトンは環境への優しさにお
ける重要な利点を提供し、重要な毒性上の利点もさらに提供できる。例えば空気
中50,000ppmの濃度で4時間暴露されたマウスでの短期吸入試験に基づ
いて、CFCFC(O)CF(CFは低い急性毒性を有する。300
nmでの光分解試験に基づいて、CFCFC(O)CF(CFは3〜
5日間の推定大気中寿命を有する。その他のフッ素化ケトンも同様の吸光度を示
し、同様の大気中寿命を有することが予期される。下層大気におけるそれらの急
速な分解の結果、過フッ素化ケトンは短い大気中寿命を有し、地球温暖化に著し
く寄与するとは考えられない。
【0016】 フッ素化ケトンは、例えば米国特許番号第5,466,877号(Moore
ら)で述べられるように、反応条件下で過フッ素化されたエステルをフッ化物イ
オン供給源と反応させて、過フッ素化されたカルボン酸エステルを解離させるこ
とや、エステルと、気体非ヒドロキシル求核試薬、液体非ヒドロキシル求核試薬
、および少なくとも1種の非ヒドロキシル求核試薬(気体、液体、または固体)
の混合物からなる群より選択される少なくとも1種の開始剤と、アシル化剤に対
して不活性な少なくとも1種の溶剤とを組み合わせること、などの既知の方法に
よって調製できる。フッ素化されたカルボン酸エステル前駆物質は、米国特許番
号第5,399,718号(Costelloら)で述べられるように、フッ素
ガスによる直接的フッ素化によって、対応するフッ素を含まない、または部分的
にフッ素化された炭化水素エステルから誘導しても良い。
【0017】 カルボニル基に対してα分枝であるフッ素化ケトンは、例えば米国特許番号第
3,185,734号(Fawcettら)およびJ.Am.Chem.Soc
.第84巻、4285〜88ページ、1962年、で述べられるようにして調製
できる。これらの分枝フッ素化ケトンは、典型的に約50〜80℃前後の高温に
おいてフッ化物イオン存在下で、無水環境におけるハロゲン化アシルへのヘキサ
フルオロプロピレンの添加によって最も都合良く調製できる。ジグリム/フッ化
物イオン混合物は、例えば水分への暴露を最小化するために、引き続くフッ素化
ケトンの調製のためにリサイクルできる。この反応スキームを用いる場合、少量
のヘキサフルオロプロピレン二量体および/または三量体が、分枝ペルフルオロ
ケトン生成物中に副生成物としてあっても良い。例えば数時間である長時間にお
よぶ、ハロゲン化アシルへのヘキサフルオロプロピレンの徐々の添加によって、
二量体および/または三量体の量を最小化しても良い。これらの二量体および/
または三量体不純物は、通常ペルフルオロケトンからの蒸留によって除去できる
。分別蒸留するには沸点が近すぎる場合、反応生成物を周囲温度または高温にお
いて、好ましくは密封容器内で、アセトン、酢酸、またはそれらの混合物などの
適切な有機溶剤中のアルカリ金属過マンガン酸塩混合物で処理することで、二量
体および/または三量体不純物を酸化により都合良く除去しても良い。酢酸がこ
の目的のための好ましい溶剤であり、酢酸にはケトンを分解しない傾向があるこ
とが観察されているのに対し、アセトンを使用すると場合によっては、ケトンが
いくらか分解することが知られている。酸化反応は、好ましくは高温、すなわち
室内温度を越え、好ましくは約40℃以上で実施されて反応を促進する。反応は
、特にケトンが低沸点である場合、圧力下で実施できる。反応は好ましくは、完
全に混和性でないかもしれない2相の完全な混合を容易にするため、撹拌しなが
ら実施される。
【0018】 ヘキサフルオロプロピレン付加反応において、比較的揮発性である短鎖ハロゲ
ン化アシル(例えば2〜約5個の炭素原子を含有するハロゲン化アシル)を用い
ると、高い反応温度(例えば約50℃〜約80℃の範囲の温度)の反応器内に著
しい圧力蓄積が起こることがある。ハロゲン化アシル装填量の一部のみ(例えば
約5〜30%)を最初に反応器に添加して、ハロゲン化アシルの残りの部分を長
時間にわたり(例えば1〜24時間、反応器の大きさにある程度左右される)ヘ
キサフルオロプロピレンと共に連続的に、または小刻みに(好ましくは等モル割
合で)同時装填すれば、この圧力蓄積が最小化できることが発見されている。最
初にハロゲン化アシルを装填し、引き続いて反応器へ同時供給すると、副生成物
であるヘキサフルオロプロピレン二量体および/または三量体の生成の最小化に
も役立つ。ハロゲン化アシルは好ましくはフッ化アシルであり、過フッ素化され
ても良く(例えばCFCOF、CCOF、CCOF)、部分的に
フッ素化されても良く(例えばHCFCFCOF)、またはフッ素化されな
くても良く(例えばCCOF)、形成する生成物ケトンは、過フッ素化さ
れ、または部分的にフッ素化される。ペルフルオロケトンは、分子の過フッ素化
された部分の炭素主鎖に割り込む、例えば窒素、酸素またはイオウ原子などの1
個以上の連鎖されたヘテロ原子を含有するものを含んでも良い。
【0019】 直鎖であっても良い過フッ素化ケトンは、米国特許番号第4,136,121
号(Martiniら)の教示に従って、ペルフルオロカルボン酸アルカリ金属
塩を過フッ素化された酸性フッ化物と反応させて調製できる。このようなケトン
は、米国特許番号第5,998,671号(Van Der Puy)の教示に
従って、高温において非プロトン性の溶剤中で、ペルフルオロカルボン酸塩を過
フッ素化された酸無水物と反応させても調製できる。
【0020】 フッ素化ケトン調製について述べている上述の特許は全て、その内容全体を本
願明細書に引用した。
【0021】 発明の消火方法は、少なくとも1種のフッ素化ケトン化合物を含む不燃性消火
組成物を火災または火炎に導入することで実施できる。フッ素化ケトン化合物(
群)は、単独でまたは相互の混合物中で、あるいは例えばヒドロフルオロカーボ
ン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ペルフルオロカーボン、ペルフルオロポリ
エーテル、ヒドロフルオロエーテル、ヒドロフルオロポリエーテル、クロロフル
オロカーボン、ブロモフルオロカーボン、ブロモクロロフルオロカーボン、ヒド
ロブロモカーボン、ヨードフルオロカーボン、およびヒドロブロモフルオロカー
ボンなどの一般に使用されるクリーンな消火剤と共に用いることができる。この
ような消火助剤は、特定のタイプ(または規模、または場所)の火災に対して、
消火組成物の消火性能を向上させる、または物理特性を修正する(例えば噴霧剤
として働くことで導入速度を修正する)ように選択でき、好ましくは得られる組
成物が、空気中で可燃性混合物を形成しないような割合(消火助剤のフッ素化ケ
トン化合物(群)に対する)で使用できる。好ましくは消火混合物は、約10〜
90重量%の少なくとも1種のフッ素化ケトン、および約90〜10重量%の少
なくとも1種の消火助剤を含有する。好ましくは組成物中で使用されるフッ素化
ケトン化合物(群)は、約0℃〜約150℃、より好ましくは約0℃〜約110
℃範囲の沸点を有する。
【0022】 消火組成物は、好ましくは気体または液体のどちらか(または両者)の状態で
使用でき、組成物を火災に導入するあらゆる既知の技術が使用できる。例えば組
成物は、例えば従来の携帯用(または据え付け)消火装置を使用してストリーミ
ングによって、ミスチングによって、あるいは例えば(適切な配管、弁、および
制御部を使用して)組成物を火災または災害周囲の密閉空間内に放出してフラッ
ディングによって導入できる。組成物は任意に、例えば窒素、アルゴン、または
二酸化炭素などの不活性噴霧剤と組み合わせて、使用するストリーミングまたは
フラッディング装置からの組成物放出速度を増大させることができる。組成物を
ストリーミングまたは局所的適用によって導入する場合、約20℃〜約110℃
の範囲の沸点を有するフッ素化ケトン化合物(群)(特に周囲条件で液体のフッ
素化ケトン化合物)が、好ましくは使用できる。組成物をミスチングによって導
入する場合、約20℃〜約110℃の範囲の沸点を有するフッ素化ケトン化合物
(群)が、概して好ましい。そして組成物をフラッディングによって導入する場
合、約0℃〜約75℃の範囲沸点を有するフッ素化ケトン化合物(群)(特に周
囲条件で気体のフッ素化ケトン化合物(群))が概して好ましい。
【0023】 好ましくは消火組成物は、消火するのに十分な量で、火災または火炎に導入さ
れる。当業者は、特定の火災を消火するのに必要な消火組成物の量が、災害の性
質と規模に左右されることを理解するであろう。消火組成物をフラッディングに
よって導入する場合、特定のタイプと大きさの火災を消火するのに必要な消火組
成物の量または濃度を求めるのに、カップ燃焼器試験データ(例えば下の実施例
で述べたタイプなど)が有用なことがある。
【0024】 この発明は、(a)少なくとも1種のフッ素化ケトン化合物、および(b)ヒ
ドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ペルフルオロカーボン
、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオロエーテル、ヒドロフルオロポリエ
ーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフルオロカーボン、ブロモクロロフル
オロカーボン、ヨードフルオロカーボン、ヒドロブロモフルオロカーボン、およ
びヒドロブロモカーボンからなる群より選択される、少なくとも1種の消火助剤
を含む消火組成物も提供する。消火組成物で使用できる消火助剤の代表的な例と
しては、CFCHCF、C11H、C13H、CH、CF CFHCFHCFCF、H(CFH、CFH、CH、CF CFHCF、CFCFCFH、CFCHCl、CFCHClF
、CFCHF、CF、C、C、C10、C14、C OCH、COCH、F(CO)CFH、F(C O)CFH、HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CF CFO)CFH、HCFO(CFO)(CFCFO)CFH、
Cl、CFBr、CFClBr、CFI、CFHBr、n−C Br、およびCFBrCFBrが挙げられる。(既知のクリーンな消
火剤の代表的な一覧については、NFPA 2001「Standard fo
r Clean Agent Fire Extinguishing Sys
tems」2000年度版、表1−5.1.2、2001〜5ページを参照され
たい。)消火助剤のフッ素化ケトンに対する比率は、好ましくは(ASTM E
681−85標準試験法で定義されるように)得られる組成物が空気中で可燃性
混合物を形成しないようなものである。消火助剤のフッ素化ケトンに対する重量
比は、約9:1〜約1:9の間で変化して良い。
【0025】 これらのフッ素化ケトン組成物は、同種でない消火技術と共に同時適用方法で
使用して、向上された消火性能を提供できる。例えばテキサス州モーリスビルの
Williams Fire & Hazard Control,Inc.が
製造するHydro−ChemTMノズルを使用して、例えば液体組成物CF CFC(O)CF(CFを水性フィルム形成フォーム(AFFF)溶液
ストリーム中に導入し、AFFFに三次元消火能力を与えられる。AFFFは、
CFCFC(O)CF(CFをそれ自体がデリバリできるよりもはる
かに長距離、遠隔三次元燃料火災に運搬でき、AFFFストリーム自体では消火
できない三次元燃料火災をCFCFC(O)CF(CFが消火できる
ようにする。
【0026】 フッ素化ケトンを使用する別の同時適用方法は、ゲル化ハロゲン化炭素と粉末
消火剤の組み合わせを使用して消火できる。粉末消火剤は、液体CFCF
(O)CF(CF中に懸濁して導入でき、手動ハンドヘルド消火器または
据え付けシステムから放出される。
【0027】 フッ素化ケトンを使用するさらに別の同時適用方法は、手動携帯消火器または
据え付けシステムの起動に際して、アジ化グリシジルポリマーなどのエネルギー
性材料の急速な燃焼によって生じる不活性排ガスを利用して、フッ素化ケトンが
超加圧される方法である。さらに熱ガスを生じるアジ化グリシジルポリマーなど
のエネルギー性材料の急速な燃焼は、発明の液体フッ素化ケトンまたはその他の
液体消火剤を加熱してガス化し、分散を容易にするのに使用できる。さらに未加
熱不活性ガスは(例えばエネルギー性材料の急速な燃焼からの)、発明の液体フ
ッ素化ケトンまたはその他の液体消火剤を推進して、散布を容易にするのに使用
できるかもしれない。
【0028】 上述のフッ素化ケトン化合物は、燃焼を制御して消火するだけでなく、可燃材
が発火するのを防ぐのにも有用であることができる。したがって発明は、自立ま
たは非自立タイプの可燃材を含有する空気を含有する密閉領域で、燃焼または爆
燃を防止する方法も提供する。方法は、空気を含有する密閉領域内に、使用条件
下では実質的に気体、すなわち気体またはミストの形態であって、2個までの水
素原子、任意に塩素、臭素、ヨウ素、およびそれらの混合物から成る群より選択
される2個までのハロゲン原子を含有し、任意に追加的な連鎖されたヘテロ原子
を含有する、少なくとも1種のフッ素化ケトン化合物を含む不燃性消火組成物内
を導入するステップと、密閉領域内の可燃材の燃焼を抑制する、存在する全酸素
のモルあたりの熱容量を密閉領域内の空気に与えるのに十分な量で、組成物が導
入されて維持されるステップと、を含む、
【0029】 消火組成物の導入は、例えば(適切な配管、弁、および制御部を使用して)組
成物を火災周囲の密閉空間内に放出して、概してフラッディングまたはミスチン
グによって実施できる。しかし適切量の組成物を密閉領域内に適切な間隔で計量
供給するのであれば、あらゆる既知の導入方法が使用できる。アジ化グリシジル
ポリマーなどのエネルギー性材料の分解によって生成する噴霧剤などの不活性噴
霧剤を任意に使用して、導入速度を増大できる。
【0030】 火災防止のためには、使用条件下で実質的に気体の消火組成物を提供するよう
に、フッ素化ケトン化合物(群)(および使用されるあらゆる消火助剤(群))
が選択できる。好ましい化合物(群)は、約0℃〜約110℃の範囲の沸点を有
する。
【0031】 組成物は、密閉領域の可燃材の燃焼を抑制する、存在する全酸素モルあたりの
熱容量を密閉領域内の空気に与えるのに十分な量で導入され、維持される。燃焼
を抑制するのに必要な最小熱容量は、密閉領域に存在する特定の可燃性材料の燃
焼性によって変化する。燃焼性は、化学組成によって、そして体積に対する表面
積、空隙率などの物理特性によって変化する。
【0032】 一般に中程度に可燃性の材料(例えば木材およびプラスチック)を消火または
保護するには、酸素1モルあたり約45cal/℃の最小熱容量で十分であり、
高度に可燃性の材料(例えば紙、布帛、およびいくつかの揮発性の可燃性液体)
を消火または保護するには、酸素1モルあたり約50cal/℃の最小熱容量で
十分である。所望するならばより大きな熱容量を与えることができるが、それに
伴う追加的な経費に対して、著しくより大きな火災抑制を提供しないかもしれな
い。熱容量(存在する全酸素のモルあたりの)を計算する方法は周知である(例
えばその内容全体を本願明細書に引用した米国特許番号第5,040,609号
(Doughertyら)で述べられる計算を参照されたい)。
【0033】 発明の火災防止方法を使用して、空気の燃焼維持特性を除外することで、可燃
性材料(例えば紙、布帛、木材、可燃性液体、およびプラスチック製品)の燃焼
を抑制できる。方法は火災の脅威が常に存在する場合は連続的に使用でき、ある
いは燃焼または爆燃の脅威が生じた場合は、緊急措置として使用できる。
【0034】 以下の実施例によりこの発明の目的と利点をさらに例証するが、これらの実施
例で述べる特定の材料および量、ならびにその他の条件および詳細は、この発明
を不当に制限するものではない。特に断りのない限り、あらゆる百分率および比
率は重量による。
【0035】 実施例 実施例1.CFCFC(O)CF(CF 1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−トリフルオロメチル
−ブタン−3−オン 撹拌機、ヒーターおよび熱電対を装着した清潔な乾燥した600ミリリットル
パー反応器内に、5.6g(0.10モル)の無水フッ化カリウムおよび250
gの無水ジグリム(Sigma Aldrich Chemical Co.か
ら入手される無水ジエチレングリコールジメチルエーテル、引き続く全ての合成
で使用される)を入れた。この合成および引き続く全ての合成で使用する無水フ
ッ化カリウムは、噴霧乾燥して125℃で保管し、使用直前に粉砕した。21.
0g(0.13モル)のCCOF(純度約95.0%)を密封した反応器
に添加しながら、反応器の内容物を撹拌した。次に反応器およびその内容物を加
熱して温度が70℃に達したら、147.3g(0.98モル)のCF=CF
CF(ヘキサフルオロプロピレン)と163.3g(0.98モル)のC COFとの混合物を3.0時間かけて添加した。ヘキサフルオロプロピレンと
COFとの混合物の添加中は、圧力を95psig(7500トル)未
満に維持した。ヘキサフルオロプロピレン添加終了時の圧力は30psig(2
300トル)であり、45分のホールド時間を通じて変わらなかった。反応器の
内容物を冷却して1枚プレート蒸留し、ガスクロマトグラフィによる測定で90
.6%の1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−トリフルオ
ロメチル−ブタン−3−オンおよび0.37%のC12(ヘキサフルオロプ
ロピレン二量体)を含有する307.1gを得た。粗フッ素化ケトンを水洗し蒸
留してシリカゲルと接触させて乾燥し、0.4%のヘキサフルオロプロピレン二
量体を含有する純度99%の分画されたフッ素化ケトンを提供した。
【0036】 実施例1A. 以下の手順を使用して、実施例1と同じ手順に従って作った分画されたフッ素
化ケトンから二量体を取り除いた。撹拌機、ヒーターおよび熱電対を装着した清
潔な乾燥した600ミリリットルパー反応器内に、61gの酢酸、1.7gの過
マンガン酸カリウム、および301gの上述の分画された1,1,1,2,4,
4,5,5,5−ノナフルオロ−2−トリフルオロメチル−ブタン−3−オンを
入れた。反応器を密封して撹拌しながら60℃に加熱し、圧力を12psig(
1400トル)にした。60℃で75分間の撹拌した後、ディップチューブを使
用して液体サンプルを採取し、サンプルを相分離させて下相を水で洗浄した。気
液クロマトグラフィーを使用してサンプルを分析すると、検出不能量のヘキサフ
ルオロプロピレン二量体および少量のヘキサフルオロプロピレン三量体が示され
た。第2のサンプルを60分後に採取して同様に処理した。第2のサンプルの気
液クロマトグラフィー分析は、検出可能な二量体または三量体を示さなかった。
反応を3.5時間後に停止して精製したケトンを酢酸から相分離させ、下相を水
で2回洗浄した。気液クロマトグラフィーによって99.6%を越える純度を有
し、検出可能なヘキサフルオロプロピレン二量体または三量体を含有しない26
1gのケトンを収集した。
【0037】 実施例1B. 実施例1で述べた教示に従って作られた高濃度(約5%)のヘキサフルオロプ
ロピレン二量体を含有するCCOCF(CFのKMnO/酢酸を
使用した精製を、以下の実施例を行って実証した。
【0038】 撹拌機、ヒーターおよび熱電対を装着した清潔な乾燥した600ミリリットル
パー反応器内に、60gの酢酸、30gの過マンガン酸カリウム、および286
gのフッ素化ケトン、CCOCF(CF(純度94%、約5.2%
のヘキサフルオロプロピレン二量体を含有する)を入れた。反応器の内容物を2
5時間60℃に保って、全ての二量体が確実に酸化されるようにした。60℃を
保つ間、反応器圧力は最終圧力70psig(4400トル)に達するまで上昇
を続けた。フッ素化ケトンを酢酸から蒸留して255gを収集し、蒸留したケト
ンを水で2回洗浄した。最終的に(気液クロマトグラフィーにより)検出可能な
ヘキサフルオロプロピレン二量体または三量体のない、99.1%を越える純度
を有する242gのケトンを収集した。
【0039】 実施例1C. 実施例1で述べた教示に従って作られた非常に高濃度(約20%)のヘキサフ
ルオロプロピレン二量体を含有するCCOCF(CFのKMnO /アセトンを使用した精製を、以下の実施例を行って実証した。
【0040】 2リットル三つ口丸底フラスコにオーバーヘッド空気撹拌機、水コンデンサー
、および添加漏斗を装着した。360gのアセトンおよび78g(0.49モル
)の過マンガン酸カリウムをフラスコ内に入れて、内容物を約18℃に冷却した
。357g(0.90モル)のCCOCF(CF(純度80%で約
20%のヘキサフルオロプロピレン二量体を含有する、実施例1で述べた一般手
順に従って作られた)を冷却した内容物にゆっくりと滴下して添加した。添加完
了後、得られる溶液を室温で約2時間撹拌した。少量(約10ミリリットル)の
水を添加して、続いてアセトン溶液を完全に脱色し褐色の二酸化マンガン沈殿物
を溶解するのに、過不足のない飽和亜硫酸水素ナトリウム水溶液を添加した。追
加的な水を添加してきれいに相分離させ、下相を分別して等容量の水で再度洗浄
し、138gの生成物を得た。この生成物を前の実験生成物(198g)と合わ
せ、水冷した冷却器上部を通して水浴冷却丸底フラスコに含まれる生成物に酸を
添加して、依然としてアセトンを含有する合わせた生成物を80ミリリットルの
濃硫酸で処理した。次に合わせた生成物/硫酸混合物から、共沸混合物として残
留アセトンと共にケトンを蒸留した。得られる留出物は分離する2相を含有し、
下相を脱イオン水で再度洗浄して、気液クロマトグラフィーによる測定でヘキサ
フルオロプロピレン二量体またはアセトンを含有しない138gのCCO
CF(CFを99.7%の純度で提供した。
【0041】 実施例2.(CFCFC(O)CF(CF 1,1,1,2,4,5,5,5,6,6,6−オクタフルオロ−2,4−ビス
(トリフルオロメチル)ペンタン−3−オン 8.1g(0.14モル)の無水フッ化カリウム、216g(0.50モル)
のペルフルオロ(イソ酪酸イソブチル)、および200gの無水ジグリムを清潔
な乾燥した600ミリリットルパー圧力反応器に装填した。反応器を0℃未満に
冷却した後、得られた混合物に165g(1.10モル)のヘキサフルオロプロ
ピレンを添加した。反応器の内容物を撹拌しながら70℃で一晩反応させ、次に
反応器を冷却して反応器内の過剰な圧力を大気中に放出した。次に反応器の内容
物を相分離させて362.5gの下相を得た。下相を保持して前の類似反応から
保存した下相と混合した。22%のフッ化ペルフルオロイソブチリルおよび19
7g(1.31モル)のヘキサフルオロプロピレンを含有する604gの蓄積し
た下相に、8g(0.1モル)の無水フッ化カリウムおよび50gの無水ジグリ
ムを添加して、得られる混合物をパー反応器内で前と同じように反応させた。今
度は847gの下相が得られ54.4%の所望物質と、わずか5.7%のフッ化
ペルフルオロイソブチリルを含有した。次に下相を水洗して無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥して、分別蒸留し、ガスクロマトグラフィおよび質量分析(「gcms
」)による測定で純度95.2%を有し(47%理論収量)、73℃の沸点を有
する359gの1,1,1,2,4,5,5,5,6,6,6−オクタフルオロ
−2,4−ビス(トリフルオロメチル)ペンタン−3−オンを得た。
【0042】 実施例3.65%の(CFCFC(O)CF(CF、35%のCF CFCFC(O)CF(CF 実施例2および7からの各化合物の配合物
【0043】 実施例4.CFCFCFCFCFCFC(O)CF 1,1,1,3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8−ヘキサデ
カフルオロオクタン−2−オン 米国特許番号第5,488,142号(Fallら)で述べられたような直接
的なフッ素化を通じて、1052ミリリットルの2−酢酸オクチルを過フッ素化
されたエステルに転換した。得られる過フッ素化されたエステルをメタノールで
処理し、それをヘミケタールに転換して、反応溶剤の蒸留を可能にした。得られ
た1272gのヘミケタールを1200ミリリットルの濃硫酸にゆっくりと添加
して、得られた反応混合物を再分画し、97℃の沸点を有し、核磁気共鳴分光測
定で純度98.4%を有する。1,1,1,3,3,4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,8−ヘキサデカフルオロ−オクタン−2−オンを1554.3
g得た。
【0044】 実施例5.CFC(O)CF(CF 1,1,1,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−3−トリフルオロメチルブタン
−2−オン 421gの無水トリフルオロ酢酸、319.5gの無水ジグリム、131gの
無水フッ化カリウム、および315gのヘキサフルオロプロピレンから成る混合
物を3リットルのHASTELLOYTM(インジアナ州ココモのHaynes
,Inc.)圧力容器内で自動圧力下で16時間、50℃に加熱した。気体の生
成物を分別蒸留して、25℃の沸点を有する1,1,1,3,4,4,4−ヘプ
タフルオロ−3−トリフルオロメチル−ブタン−2−オンを319.1g得た。
ガスクロマトグラフィで測定した純度は99.6%であった。構造は核磁気共鳴
分光を使用して確認した。
【0045】 実施例6.HCFCFC(O)CF(CF 1,1,1,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−2−トリフルオロメチルペ
ンタン−3−オン オーバーヘッド撹拌機、冷却器、および添加漏斗を装着した1リットルの三つ
口丸底フラスコ内に、315g(1.07モル)の重クロム酸カリウムおよび4
42gの水を装填した。この混合物に酸添加終了時に反応混合物の温度が54℃
に達するように、212gの濃硫酸を分けて添加した。次に反応混合物を88℃
に加熱して、141.2g(1.07モル)のテトラフルオロプロパノールをゆ
っくり滴下して添加し、添加の経過中に内容物は102℃に加温された。添加に
続いて反応温度を2時間、102℃に保った。次に、得られる水溶液を2つの部
分に分けて、各部分を2回、約170gのジエチルエーテルで抽出した。2つの
水性部分を再度合わせて、次に205gのジエチルエーテルを使用して水溶液全
体の最終抽出を実施した。エーテル溶液部分を合わせて、次に100gの40%
水酸化カリウム水溶液と共に激しく撹拌して、合わされた部分を中和し抽出した
。エーテル層を捨て、水流ポンプ真空下で50〜60℃に加熱して、ほとんど乾
燥するまで濃い青色の水性層から水を除去した。ヘキサンを添加し放散させて、
共沸的に最後の水残渣をクロム塩から除去した。約700ミリリットルの変性ア
ルコールを混合物に添加して得られる混合物を加熱し、撹拌しながら2時間還流
した。濾過によってアルコール溶液から残留クロム塩を除去し、淡黄色の濾液を
蒸発させて乾燥した。次にこの濾液残渣を注意深く濃硫酸で処理し、得られる酸
を蒸留によって硫酸から除去した。132〜134℃の沸点を有する127gの
酸HCCOHが回収された。
【0046】 回収された酸生成物全体を264g(1.35モル)のベンゾトリクロリドで
処理し、得られる混合物を19時間70℃に加熱した。所望の酸塩化物生成物H
C(O)Clのいくらかは、この間に反応混合物から蒸留されて氷水冷
却トラップ内に捕集された。トラップの内容物を反応混合物と合わせて蒸留して
、気液クロマトグラフィーによる測定で純度95%、赤外分光法による測定で(
C=O)ストレッチの1795cm−1を有する70gの酸塩化物を得た。この
生成物を次段階でさらに精製することなく使用した。
【0047】 塩化カルボニルをフッ化カルボニルに転換するため、新たに蒸留した60℃の
無水スルホラン150ミリリットル中で、65g(0.375モル)のHC C(O)Clを60gの無水フッ化ナトリウム(125℃で1時間乾燥した)
に滴下して添加した。この滴下しながらの添加中に、反応混合物から所望の酸性
フッ化物生成物を蒸留し、ドライアイス冷却した冷却器を使用して捕集した。添
加終了後、フラスコを1時間、70℃に加熱し、酸性フッ化物の除去を完了させ
た結果、気液クロマトグラフィーによる測定で99%を越える純度を有するHC C(O)Fを35g回収した。
【0048】 実質的にR.D.SmithらがJ.Am.Chem.Soc.,84,42
85(1962)で述べたのと同じ手順を使用して、フッ化物が触媒するヘキサ
フルオロプロピレンのHCC(O)Fへの付加によって、最終ケトン生成
物1,1,1,2,4,4,5,5−オクタフルオロ−2−トリフルオロメチル
ペンタン−3−オンを調製した。得られるフッ素化ケトン生成物は70〜71℃
の沸点を有した。
【0049】 実施例7.CFCFCFC(O)CF(CF 1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロ−2−トリフ
ルオロメチルヘキサン−3−オン 撹拌機、ヒーター、および熱電対を装着した清潔な乾燥した600ミリリット
ルパー反応器内に、5.8g(0.10モル)の無水フッ化カリウムおよび10
8gの無水ジグリムを入れた。反応器の内容物を撹拌し、232.5g(1.0
2モル)のn−CCOF(約95.0%純度)を密閉反応器に添加する間
、ドライアイスで冷却した。次に反応器とその内容物を加熱し、温度が72℃に
達したら141g(0.94モル)のCF=CFCF(ヘキサフルオロプロ
ピレン)を85psig(5150トル)の圧力で3.25時間かけて添加した
。ヘキサフルオロプロピレンを添加する間、反応器の温度を85℃にゆっくりと
上昇させ、圧力は90psig(5400トル)未満に保った。ヘキサフルオロ
プロピレン添加終了時の圧力は40psig(2800トル)で、続く4時間の
間に変化はなかった。下相を分別蒸留して、72.5℃の沸点を有し、ガスクロ
マトグラフィによる測定で純度99.9%を有する1,1,1,2,4,4,5
,5,6,6,6−ウンデカフルオロ−2−トリフルオロメチルヘキサン−3−
オンを243.5g得た。構造をgcmsによって確認した。
【0050】 実施例8.(CFCFC(O)CFCl 1−クロロ−1,1,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−トリフルオロメチ
ル−ブタン−2−オン 清潔な乾燥した600ミリリットルパー圧力反応器内に、53.g(0.92
モル)の無水フッ化カリウム、150gの無水ジグリム、および150gの無水
クロロジフルオロ酢酸を装填した。反応器を80℃および92psig(550
0トル)に設定し、123g(0.820モル)のヘキサフルオロプロピレンを
3時間かけて、120psig(7000トル)を越えないタンク圧力で装填し
た。80℃での半時間の反応に続き、反応器の内容物を冷却させて蒸留し、18
0.6gの粗原料を得た。分別蒸留、粗原料の酢酸/KMnO処理、および再
分画後に、ガスクロマトグラフィによる測定で純度98.8%を有する無色透明
液体(CFCFC(O)CFClを46.1g(理論収量の26%)得
た。
【0051】 実施例9.CFCFC(O)CFCFCF 1,1,1,2,2,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロヘキサン−
3−オン 米国特許番号第5,488,142号(Fallら)で述べられたのと実質的
に同じ手順を使用して、545gの3−酢酸ヘキシルをフッ素化した。次に実施
例13(すなわちCFC(O)CFCFの調製)で述べられたのと実質的
に同じ手順を使用して、得られた1031gの過フッ素化されたエステルをケト
ンに転換した。粗ケトンを濃硫酸から分別蒸留して、50℃の沸点を有し、gc
msによる測定で純度98.7%を有する1,1,1,2,2,4,4,5,5
,6,6,6−ドデカフルオロヘキサン−3−オンを90g得た。
【0052】 実施例10.CFC(O)CHC(O)CF 1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロペンタン−2,4−ジオン このジケトンは、Sigma Aldrich Chemical Co.か
ら入手できる。
【0053】 実施例11.(CFCFC(O)C(O)CF(CF 1,1,1,2,5,6,6,6−オクタフルオロ−2,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ヘキサン−3,4−ジオン 米国特許番号第5,488,142(Fallら)で述べられたのと実質的に
同じ手順を使用して、シュウ酸ジブチルの直接的フッ素化からシュウ酸ペルフル
オロジブチルを調製した。3リットルのHASTELLOYTM圧力容器内で、
1002gのシュウ酸ペルフルオロジブチル、1008gの無水ジグリム、40
.4gのフッ化無水カリウム、および806gのヘキサフルオロプロピレン混合
物を50℃で16時間、撹拌しながら自動圧力下で加熱した。得られた反応生成
物を分画して、92℃の沸点を有し、ガスクロマトグラフィおよび質量分析によ
る測定で純度93.4%を有する1,1,1,2,5,6,6,6−オクタフル
オロ−2,5−ビス−トリフルオロメチル−ヘキサン−3,4−ジオンを製造し
た。
【0054】 実施例12.CFCFCFC(O)CFCFCF 1,1,1,2,2,3,3,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオ
ロヘプタン−4−オン この直鎖ケトンは、米国特許番号第4,136,121号(Martiniら
)で述べられたのと実質的に同じ手順を使用して、例えばテトラエチレングリコ
ールジメチルエーテル中で約100℃の温度で約60時間、CFCFCF COOをCFCFCFCOFと反応させて調製できる。
【0055】 実施例13.CFC(O)CFCF 1,1,1,3,3,4,4,4−オクタフルオロブタン−2−オン 米国特許番号第5,488,142号(Fallら)で述べられたのと実質的
に同じ手順を使用して、1341gのsec−酢酸ブチルをフッ素化した。得ら
れる過フッ素化されたエステル(688g)を反応混合物から分画によって単離
した。次にMooreが米国特許番号第5,466,877号で述べた方法に従
ってエステルを分解し、磁気撹拌機、ドライアイス冷却器、および温度プローブ
を装着し、0.5ミリリットルのピリジンを含有する1リットルの三つ口フラス
コにエステルを滴下して添加した。ポット温度を約−10℃に保ち、その間にケ
トンの転換が起きた。気体のケトン生成物を分画して、0℃の沸点を有し、ガス
クロマトグラフィおよび質量分析による測定で純度99.7%の1,1,1,3
,3,4,4,4−オクタフルオロ−ブタン−2−オンを435g得た。
【0056】 実施例14.CFOCFCFC(O)CF(CF 1,1,2,2,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−トリフルオロメトキシ
−4−トリフルオロメチルペンタン−3−オン 清潔な乾燥した600ミリリットルパー反応器内に、11.6g(0.20モ
ル)の無水フッ化カリウムおよび113.5gの無水ジグリムを入れた。反応器
の内容物を撹拌し、ドライアイスで冷却し、次に単離減圧を使用して、230g
(0.96モル)のCFOCFCFCOF(純度約97%)を密封反応器
に添加した。反応器を80℃および圧力80psig(4900トル)にして、
154g(1.03モル)のCF=CFCFを3.5時間かけて徐々に添加
した。1時間の反応保持時間に続いて、蒸留および分画前の相分離によって生成
物を反応混合物から回収し、77℃の沸点を有し、ガスクロマトグラフィによる
測定で純度99.8%を有する1,1,2,2,4,5,5,5−オクタフルオ
ロ−1−トリフルオロメトキシ−4−トリフルオロメチルペンタン−3−オンを
100g得た。ガスクロマトグラフィおよび質量分析によって構造を確認した。
【0057】 実施例15.
【化1】 デカフルオロシクロヘキサノン(ペルフルオロシクロヘキサノン) 米国特許番号第5,399,718号(Costelloら)で述べられたよ
うに、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタンを反応溶媒として使用して、
直接的フッ素化を通じて2500ミリリットルの酢酸シクロヘキシルを過フッ素
化されたエステルに転換した。メタノールを反応混合物に添加して、過フッ素化
されたエステルを対応するヘミケタールに転換した。次に混合物を分画して1,
1,2−トリクロロトリフルオロエタンからヘミケタールを単離した。1686
gの精製したヘミケタールを1800ミリリットルの濃硫酸に徐々に添加して、
再分画して53℃の沸点を有し、ガスクロマトグラフィによる測定で95%を越
える純度を有するデカフルオロシクロヘキサノンを1054g得た(収率55.
7%)。核磁気共鳴分光によって構造を確認した。
【0058】 実施例16.CFCFCFCFC(O)CF(CF 1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2
−トリフルオロメチルヘプタン−3−オン 3リットルのステンレス鋼圧力容器内で、775gのフッ化ペルフルオロペン
タノイル、800gの無水ジグリム、13.1gのフッ化カリウム、17.8g
の二フッ化無水カリウム、および775gのヘキサフルオロプロピレンから成る
混合物を自動圧力下で16時間、50℃に加熱した。生成物を分別蒸留して97
℃の沸点を有し、ガスクロマトグラフィおよび質量分析による測定で純度99.
0%を有する1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカ
フルオロ−2−トリフルオロメチル−ヘプタン−3−オンを413g得た。
【0059】 比較例C1.CFClBr ブロモクロロジフルオロメタン HALONTM1211消火剤として商業的に知られるこの製品の生産は、モ
ントリオール協定加盟国では1994年1月1日の時点で商業的に段階的に中止
されている。
【0060】 比較例C2.CFI ヨードトリフルオロメタン この化合物はTRIODIDETM消火剤として、カリフォルニア州カーピン
テリアのPacific Scientificから入手できる。
【0061】 比較例C3.CFCHCF 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン この化合物はFE−36TM消火剤としてデラウェア州ウィルミントンのE.
I.duPont de Nemours & Co.から入手できる。
【0062】 比較例C4 この混合物は、CFCHCl(Sigma Aldrich Chemi
cal Co.から入手されるHCFC−123または2,2−ジクロロ−1,
1,1−トリフルオロエタン)と、CF(ウィスコンシン州ミルウォーキーの
Sigma Aldrich Chemical Co.から入手されるテトラ
フルオロメタン)との80/20配合物である。
【0063】 比較例C5.CFCFHCF 1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン この化合物は、インディアナ州ウェストラフィエットのGreat Lake
s ChemicalからFM−200TM消火剤として入手できる。
【0064】 比較例C6.CFCFCF ペルフルオロ−n−プロパン この化合物は、ミネソタ州セントポールの3M Companyから3MTM CEA−308消火剤として入手できる。
【0065】 比較例C7.CF(CFCF ペルフルオロ−n−ブタン この化合物は、3M Companyから3MTMCEA−410消火剤とし
て入手できる。
【0066】 比較例C8.CF(CFCF ペルフルオロ−n−ヘキサン この化合物は、3M Companyから3MTMCEA−614消火剤とし
て入手できる。
【0067】 比較例C9.CFCF(OCH)CF(CF 1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−3−トリフルオロメチル−
2−メトキシブタン オーバーヘッド撹拌機、冷却器、および添加漏斗を装着した1リットルの丸底
フラスコに、12.8g(0.22モル)の無水フッ化カリウム、106gの無
水ジグリム、4gのメチルトリアルキル(C〜C10)塩化アンモニウム(A
DOGENTM464、Aldrich Chemical Companyか
ら入手される)、53.2g(0.20モル)のCFC(O)CF(CF (過フッ素化ケトンは実施例13に述べられるようにして調製された)、およ
び33.9g(0.72モル)の硫酸ジメチルを装填した。得られる混合物を4
0℃で約24時間反応させた。次に約25gの50%水酸化カリウム水溶液を、
続いて200ミリリットルの水を反応混合物に添加した。得られる粗生成物を反
応混合物から共沸蒸留した。得られる留出物の下相を上相から分離して水洗し、
無水硫酸ナトリウム上で乾燥して蒸留した(沸点82〜83℃、収量45g)。
生成物のアイデンティティ2−メトキシ−ペルフルオロ(3−メチルブタン)を
gcmsおよびFTIRによって確認した。
【0068】 比較例C10.COCH ペルフルオロブチルメチルエーテル この化合物は、約60%の(CFCFCFOCHと約40%のCF CFCFCFOCHとの異性体混合物であり、ミネソタ州セントポー
ルの3M CompanyからNOVECTMHFE−7100 engine
ering fluidとして入手される。
【0069】 比較例C11.CFCFCFOCH 1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロ−3−メトキシプロパン ジャケット付1リットル丸底フラスコにオーバーヘッド撹拌機、固体二酸化炭
素/アセトン冷却器、および添加漏斗を装着した。フラスコに85g(1.46
モル)の無水フッ化カリウムおよび375gの無水ジグリムを装填し、次に再循
環冷却システムを使用してフラスコとその内容物を約−20℃に冷却した。19
6g(1.18モル)のCCOFを約1時間かけてフラスコにさらに添加
した。次にフラスコを約24℃に加温して、次に添加漏斗を通して184.3g
(1.46モル)の硫酸ジメチルを滴下して45分間かけて添加した。次に得ら
れた混合物を室温で一晩撹拌した。次に混合物に合計318ミリリットルの水を
滴下して添加した。混合物を1リットル丸底フラスコに移して、得られた生成物
エーテルを共沸蒸留した。得られる留出物の所望の下方生成物相を上の水相から
分離し、冷水で1度洗浄して引き続いて蒸留し、180gの生成物(沸点36℃
、気液クロマトグラフィーによる純度>99.9%)を得た。生成物のアイデン
ティティCF(CFOCHをgcmsと、Hおよび19F NMR
によって確認した。
【0070】 比較例C12.(CFCFC(O)CH 3,4,4,4−テトラフルオロ−3−トリフルオロメチルブタン−2−オン 清潔な乾燥した600ミリリットルパー圧力反応器に、3.5g(0.060
モル)の無水フッ化カリウムおよび110gの無水ジグリムを装填した。反応器
の内容物を撹拌して0℃未満に冷却し、シリンダーから25.0g(0.403
モル)のフッ化アセチルCHC(O)Fを装填した。次に反応器とその内容物
を70℃に加熱し、次に80.1g(0.534モル)のヘキサフルオロプロピ
レンを55psig(3600トル)を越えず、好ましくは45psig(32
40トル)未満のタンク圧で、6時間かけて装填した。反応を70℃で一晩進行
させた後に、反応器の内容物を冷却させて、次に蒸留し、59%の所望の生成物
を含有する85gの物質を得た。分別蒸留すると、ガスクロマトグラフィおよび
質量分析による測定で、純度97.8%を有する56℃で沸騰する無色透明の液
体、3,4,4,4−テトラフルオロ−3−トリフルオロメチルブタン−2−オ
ンが24.0g(理論値の28%)得られた。
【0071】 比較例C13.CFCFCFCFC(O)CH ペルフルオロブチルメチルケトン サウスカロライナ州ウェストコロンビアのFluorochem USA(カ
タログ00/01、カタログ番号6819)から入手される。
【0072】 試験方法 ミクロカップ燃焼器試験 ミクロカップ燃焼器試験は、以下の試験条件下で消火するのに必要な薬剤量に
基づく、薬剤の消火能力を測定する実験室試験である。ミクロカップ燃焼器試験
は、垂直に並べた石英同心円管層状拡散火炎燃焼器(上述のカップ装置と同様の
デザインのミクロカップ燃焼器)を使用し、あらゆる流れは上向きである。特に
断りのない限り典型的にプロパンである燃料は、内径15mmの石英煙突の中心
にある内径5mmの内部石英管を通って、10.0sccm(立方センチメート
ル毎分)で流れる。煙突は内管を越えて4.5cm上に延びる。空気は内管およ
び煙突間の環状領域を通って1000sccmで流れる。消火組成物の添加に先
立ち、視覚的に安定した火炎が内管の上に支持され、得られる燃焼生成物は煙突
から流れ出る。評価される消火組成物は、燃焼器上流の空気ストリーム中に導入
される。液体組成物をシリンジポンプ(1%以内に較正された)によって導入し
、加熱したトラップ内に揮発させる。気体の組成物をマスフローコントローラを
通じて、燃焼器上流の空気ストリーム中に導入する。一貫性を保つため、火炎燃
焼器への導入に先立って、空気と気体組成物の混合物を加熱したトラップに通過
させる。気体の流れは、2%以内に較正した電子マスフローコントローラによっ
て維持される。燃料を着火して火炎を生じさせ、90秒間燃焼させる。90秒後
に特定流速の組成物を導入し、火炎消火の所要時間を記録する。報告された消火
濃度は、30秒間以下の平均時間内に火炎を消火するのに必要な、空気中の消火
組成物容量%の記録である。
【0073】 質量比計算 上述のカップ燃焼器試験は、試験火災を消火するのに必要な空気中の組成物の
最小容量%を測定することで、消火組成物の性能を測定する。しかしHALON TM 1211消火剤(CFClBr、ブロモクロロフルオロカーボン)などの
最先端の消火組成物の性能に対して、試験的消火組成物(例えばフッ素化ケトン
)の火災性能を直接比較するのが望ましいことが多い。このような比較を行う一
方法は、消火に必要な各組成物の容積百分率から、HALONTM1211消火
剤に対する試験的組成物の質量比を導き出すことである。質量比は、試験的組成
物の消火容量%をHALONTM1211剤の消火容量%で除して得られる商(
理想気体の法則に従うとモル%の割合も表す)に、試験的組成物の量平均分子量
をHALONTM1211剤の分子量(165g/モル)で除したものを掛けて
計算できる。
【0074】 試験 実施例1〜16および比較例C1〜C13 比較例C1では、ミクロカップ燃焼器試験を使用してHALONTM1211
消火剤の消火濃度(空気中での容量%)を測定した。
【0075】 実施例1〜16では、いくつかの過フッ素化ケトンの消火濃度は、ミクロカッ
プ燃焼器試験を使用しても測定された。次に質量比計算を使用して、HALON TM 1211消火剤と比較した質量比を計算した。
【0076】 比較例C2〜C11では、技術分野で既知の様々なフッ素化された消火組成物
(ヒドロフルオロカーボン、ペルフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカー
ボン、ヒドロフルオロエーテル、およびヨードフルオロカーボン)をそれらの消
火濃度について評価し、引き続いてHALONTM1211剤に対するそれらの
質量比を計算した。
【0077】 比較例C12〜C13では、炭素主鎖上にそれぞれ3個の水素原子を含有する
2フッ素化ケトンをそれらの消火濃度、およびHALONTM1211剤に対す
るそれらの質量比について評価した。
【0078】 これらの評価からの結果を最も意味のあるクリーンな消火剤の比較性能パラメ
ータを表す「HALONTM1211に対する質量比」の昇順に、表1に示す。
【0079】
【表1】 表1
【0080】 表1のデータは、この発明の過フッ素化ケトンの消火濃度および質量比(実施
例1〜16参照)が、HALONTM消火剤代替え品として評価されるクリーン
な消火剤組成物(比較例C2〜C11参照)との比較で、概して消火組成物とし
て良好な性能を示すことを示す。
【0081】 データは、ほぼ同一炭素数の部分的にフッ素化されたケトンと比較した際の、
ペルフルオロケトンの概してより良い消火性能も実証する。例えばケトンがカル
ボニル基の片側にトリフルオロメチル基を有し、炭素3〜6個の過フッ素化され
たアルキル基を反対側に有するCF(CFC(O)CF(実施例4)
およびCFC(O)CF(CF(実施例5)は、どちらもケトンがカル
ボニル基の片側にフッ素化されないメチルを有し、反対側に炭素4個の過フッ素
化されたアルキル基(直鎖または分枝)を有し「HALONTM1211に対す
る質量比」の値がそれぞれ2.42および2.77である、(CFCFC
(O)CH(比較例C12)またはCF(CFC(O)CH(比較
例C13)のいずれよりも低い「HALONTM1211に対する質量比」の値
(それぞれ2.17および2.19)を示す。またモノヒドリドケトンの方がト
リヒドリドケトン(比較例C12およびC13)よりも性能が優れているが、過
フッ素化されたCFCFC(O)CF(CF(実施例1)は、モノヒ
ドリド類似物HCFCFC(O)CF(CF(実施例6)よりも低い
「HALONTM1211に対する質量比」の値を示す(2.20に対して1.
86)。
【0082】 実施例17〜18 これら2つの実施例は、クリーンな消火剤のための手動抑制フルスケールスト
リーミング試験を使用して、この発明のフッ素化ケトンCFCFC(O)C
F(CF(実施例1で調製したフッ素化ケトン)の火災性能を実証するた
めに行った。
【0083】 各実施例で、標準的な市販品Amerex 13lb HALONTM121
1ハンドヘルド消火器を使用して消火組成物を火災に導入した。末端にクリーン
な消火剤ノズルが付いた、標準1/2インチ(1.3cm)公称直径のゴムホー
スを消火器に装着した。各例で乾燥窒素を使用して、組成物を130−150p
si(900−1040kPa)に超加圧した。標準消火装置に対する唯一の改
変は、使用したノズルのオリフィスが、標準ノズルオリフィス(0.234イン
チ、0.60cm)よりもやや大きい直径を有したことだった(0.277イン
チ、0.70cm)。
【0084】 実質的にどちらの消火試験も、常態ではUL認可のためにイリノイ州ノースブ
ルックのUnderwriters Laboratories,Inc.で実
施される2Bおよび5Bパン火災シナリオのためのUL標準711で概説される
のと同じ、試験手順および条件に従って実施した。その試験手順からの唯一の逸
脱は、これらの実施例のための火災試験が屋外で実施されたことである。それぞ
れの火災のための火災試験パンの大きさは、究極的な消火器の格付けよりも2.
5倍大きくした。例えば2B UL定格消火器の格付けは、熟練した消防士が5
平方フィート(0.46m)を消火できることを必要とし、5B UL定格消
火器の格付けは、12.5平方フィート(1.16m)を消火できることを必
要とする。どちらの例でもUL規定のパンは深さ12インチ(30cm)であり
、その中に4.0インチ(10cm)の水を導入し、その上に燃料として2イン
チ(5cm)の商業等級ヘプタンを導入し、燃料表面上に6インチ(15cm)
の余裕高を残した。薬剤流速0.75−0.80kg/秒を使用した消火開始前
に、各火災を60秒間予備燃焼させた。消火のための放出時間、ならびに薬剤放
出量を記録した。
【0085】 これらの評価の結果を表2に示した。
【0086】
【表2】 表2
【0087】 表2のデータは、消火においてフッ素化ケトンが、ストリーミング剤として良
好に機能することを示す。
【0088】 実施例19 この実施例は、クリーンな消火剤のための完全フラッディング評価において、
この発明のフッ素化ケトンCFCFC(O)CF(CF(実施例1で
調製したフッ素化ケトン)の火災性能を評価するために行った。
【0089】 この評価では1.28m(0.915m×0.915m×1.525m)の
鉄筋ポリカーボネート「箱」エンクロージャを使用し、その中に常態では気体の
クリーンな消火剤をデリバリするようにデザインされた据え付け配管システムが
、代わりに室内温度で液体の組成物で充填されて、「箱」内に放出して消火する
。この修正システムおよび手順を使用して、使用された液体フッ素化ケトンCF CFC(O)CF(CFは、気体のクリーンな消火剤と同様にエンク
ロージャ内に間接的に放出できるので、液体薬剤がエンクロージャ内の遠隔部位
にある遮られた火災を消火できるようになる。
【0090】 この修正手順では、Swagelok Whitey 2000ミリリットル
シリンダーに1000gのCFCFC(O)CF(CFを充填し、窒
素で50psi(345kPa)に超加圧した。シリンダーの底には0.25イ
ンチ(0.6cm)のSwagelok Whitey SS1RFA−Aステ
ンレス鋼アングル弁が付着し、それに、0.25インチ(6.5mm)のJam
esbury Clincher 1/4−ターンボール弁を含む34インチ(
86.4cm)の公称0.25インチ(6.5mm)配管が固定されていた。配
管をBete NF 0500スクエアエッジオリフィスノズルに接続した。エ
ンクロージャの天井から35cm下の点で、エンクロージャの2枚の隣接する壁
から等距離に、箱の側壁から水平に放出するようにベーテノズルを取り付けた。
【0091】 従った火災試験手順は、メリーランド州ボルティモアのHughes Ass
ociates,Inc.が実施するオーム加熱試験で述べられたのと実質的に
同じであった(2000年版National Fire Protectio
n Association NFPA 2001、A−3−6節のStand
ard for Clean Agent Fire Extinguishi
ng Systemsを参照されたい)。放出時間は約50秒間で、CFCF C(O)CF(CFを使用した遮られた火災の消火は薬剤放出開始から
35秒間以内に達成され、フラッディングクリーンな消火剤としての良好な性能
が示された。
【0092】 この発明の範囲と精神を逸脱することなく、この発明の様々な修正と変更がで
きることは、当業者には明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A62C 35/62 A62C 35/62 37/40 37/40 C07C 49/16 C07C 49/16 49/175 49/175 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 フレッド・イー・ベーア アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ダニエル・アール・ビトカック アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 リチャード・エム・フリン アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 マイケル・ジー・コステロ アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 マイケル・ジェイ・ペアレント アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ジョン・ジー・オーウェンズ アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ジョンシン・ジャン アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 Fターム(参考) 2E189 BA03 BA10 BB06 BB10 BC07 BC08 BD06 GA02 KA04 2E191 AA01 AB02 AB11 4H006 AA01 AA03 AB80

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個までの水素原子を含有し、約0℃〜約150℃の範囲の
    沸点を有するフッ素化ケトン化合物を含む、少なくとも1種の不燃性組成物を消
    火するのに十分な量で炎に適用するステップを含む、消火する方法。
  2. 【請求項2】 フッ素化ケトンが、塩素、臭素、ヨウ素、およびそれらの混
    合物からなる群より選択される2個までのハロゲン原子をさらに含有する、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 組成物が、ヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロ
    カーボン、ペルフルオロカーボン、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオロ
    エーテル、ヒドロフルオロポリエーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフル
    オロカーボン、ブロモクロロフルオロカーボン、ヨードフルオロカーボン、ヒド
    ロブロモフルオロカーボン、ヒドロブロモカーボン、およびそれらの混合物から
    なる群より選択される少なくとも1種の消火助剤をさらに含む、請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 フッ素化ケトンが合計4〜8個の炭素原子を有する、請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 フッ素化ケトンが約0℃〜約110℃の沸点を有する、請求
    項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 フッ素化ケトンが約0℃〜約75℃の沸点を有する、請求項
    1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 フッ素化ケトンが、CFCFC(O)CF(CF 、(CFCFC(O)CF(CF、CF(CFC(O)C
    F(CF、CF(CFC(O)CF(CF、CF(CF C(O)CF、CFCFC(O)CFCFCF3、CFC(
    O)CF(CF、ペルフルオロシクロヘキサノン、およびそれらの混合物
    からなる群より選択される少なくとも1種の化合物である、請求項1に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 フッ素化ケトンがCC(O)CF(CFである
    、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 (a)2個までの水素原子を含有し、約0℃〜約150℃の
    沸点を有する少なくとも1種のフッ素化ケトン、および (b)ヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオロカーボン、ペルフルオ
    ロカーボン、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオロエーテル、ヒドロフル
    オロポリエーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフルオロカーボン、ブロモ
    クロロフルオロカーボン、ヨードフルオロカーボン、ヒドロブロモフルオロカー
    ボン、ヒドロブロモカーボン、およびそれらの混合物からなる群より選択される
    少なくとも1種の消火助剤を含み、 (a)および(b)が消火するのに十分な量である、 消火組成物。
  10. 【請求項10】 (a)および(b)が約9:1〜約1:9の重量比である
    、請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 フッ素化ケトンが、塩素、臭素、ヨウ素、およびそれらの
    混合物からなる群より選択される2個までのハロゲン原子をさらに含有する、請
    求項9に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 フッ素化ケトンが合計4〜8個の炭素原子を有する、請求
    項9に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 フッ素化ケトンが約0℃〜約110℃の沸点を有する、請
    求項9に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 フッ素化ケトンが約0℃〜約75℃の沸点を有する、請求
    項9に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 フッ素化ケトンが、CFCFC(O)CF(CF 、(CFCFC(O)CF(CF、CF(CFC(O)
    CF(CF、CF(CFC(O)CF(CF、CF(C
    C(O)CF、CFCFC(O)CFCFCF3、CF
    (O)CF(CF、ペルフルオロシクロヘキサノン、およびそれらの混合
    物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物である、請求項9に記載の
    組成物。
  16. 【請求項16】 フッ素化ケトンがCC(O)CF(CFであ
    る、請求項9に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 消火助剤が、CFCHCF、C11H、C 13 H、CH、CFCFHCFHCFCF、H(CFH、C
    H、CH、CFCFHCF、CFCFCFH、CFCH
    Cl、CFCHClF、CFCHF、CF、C、C、C 10、C14、COCH、COCH、F(C
    )CFH、F(CO)CFH、HCFO(CFCFO)CF H、HCFO(CFCFO)CFH、HCFO(CFO)(C
    CFO)CFH、CCl、CFBr、CFClBr、CF I、CFHBr、n−CBr、およびCFBrCFBr、およびそ
    れらの混合物からなる群より選択される、請求項9に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 2個までの水素原子を含有し、任意に塩素、臭素、ヨウ素
    およびそれらの混合物から選択される2個までのハロゲン原子を有し、任意にフ
    ッ素化ケトンの炭素主鎖に割り込む1個以上の連鎖されたヘテロ原子を含有する
    、フッ素化ケトン化合物を含む不燃性消火組成物を可燃材を含有する空気含有密
    閉領域に導入するステップと、 前記組成物を密閉領域内の可燃材の燃焼を抑制するのに十分な量に維持するス
    テップと、 を含む、可燃材を含有する空気含有密閉領域において燃焼または爆燃を防止する
    方法。
  19. 【請求項19】 組成物が、ヒドロフルオロカーボン、ヒドロクロロフルオ
    ロカーボン、ペルフルオロカーボン、ペルフルオロポリエーテル、ヒドロフルオ
    ロエーテル、ヒドロフルオロポリエーテル、クロロフルオロカーボン、ブロモフ
    ルオロカーボン、ブロモクロロフルオロカーボン、ヨードフルオロカーボン、ヒ
    ドロブロモフルオロカーボン、およびそれらの混合物からなる群より選択される
    少なくとも1種の消火助剤をさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 式、(CFCFC(O)CFClの化合物。
  21. 【請求項21】 式、CFOCFCFC(O)CF(CFの化
    合物。
  22. 【請求項22】 式、(CFCFC(O)CFClまたはCF
    CFCFC(O)CF(CFの化合物あるいはそれらの混合物を、消
    火するのに十分な量含む消火組成物。
  23. 【請求項23】 周囲温度または高温において、適切な有機溶剤中でアルカ
    リ金属過マンガン酸塩でフッ素化ケトンを処理するステップを含む、フッ素化ケ
    トンから二量体または三量体の副生成物を除去する方法。
  24. 【請求項24】 ステップが密封容器内で実施される、請求項23に記載の
    方法。
  25. 【請求項25】 有機溶剤が酢酸を含有する、請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 処理が高温で実施される、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 (a)ハロゲン化アシルの最初の部分を反応容器に装填す
    るステップと、 (b)ヘキサフルオロプロピレンおよび残りのハロゲン化アシルを長時間にわ
    たり連続して、または長時間にわたり少しづつ添加するステップと、 を含む、ハロゲン化アシルをヘキサフルオロプロピレンと反応させて、最小量の
    二量体および三量体副生成物を有するフッ素化ケトンを作る方法。
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