JP2003520039A - 新規な食品製品およびその作製方法 - Google Patents

新規な食品製品およびその作製方法

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JP2003520039A
JP2003520039A JP2001552731A JP2001552731A JP2003520039A JP 2003520039 A JP2003520039 A JP 2003520039A JP 2001552731 A JP2001552731 A JP 2001552731A JP 2001552731 A JP2001552731 A JP 2001552731A JP 2003520039 A JP2003520039 A JP 2003520039A
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ウェイン、 カール スレシャー、
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ニュージーランド インスティテュート フォー クラップ アンド フード リサーチ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、改質されたエンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含む食品製品、およびそれらを調製するための方法に関する。他のマメ科植物の穀粉、濃縮物および単離物によっては表すことができない優れたゼラチン化性および凝固性を、エンドウマメおよびレンズマメの穀粉が有することを、本出願人は判定した。これらの性質によって、エンドウマメおよびレンズマメの穀粉を、広くさまざまな模造食品の適用例において使用するのに適したものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、改質されたエンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含む食品製品、
およびそれらを調製するための方法に関する。
【0002】 (背景技術) 乳製品をベースとする製品の代用品が、長年にわたって食品産業界において開
発されている。植物のタンパク質をベースとする製品によって、特に貧しい国々
において、コスト、栄養的性質、および入手しやすさの点で利点が与えられる。
【0003】 マメ科植物をベースとする製品が調査されている。特に大豆を使用して、乳製
品および肉製品の代替品が開発されている。大豆製品の例には豆腐、代用チーズ
、肉の類似品および乳製品ではないデザート類がある。数年にわたって大豆タン
パク質製品の価格が上昇しており、それらは今では乳製品および他の高価値タン
パク質とほぼ同等のコストである。その代わりにこのことが、エンドウマメの穀
粉などのより安価な代替品の探索につながっている。
【0004】 大豆およびエンドウマメ製品の双方に関する焦点は、タンパク質およびデンプ
ンの単離物などの付加価値断片に置かれている。エンドウマメおよび豆類を含め
たマメ科植物からの分離タンパク質、炭水化物および繊維副産物の製造は、たと
えば米国特許第4,766,204号に記載されている。欧州特許037172
5は、エンドウマメのデンプンを含めた野菜のデンプンおよび安定剤を使用して
、気体を膨らませた食品製品を製造するための方法を提供している。欧州特許0
639056では、同様に野菜のデンプンを使用して、食品にとろみをつけてい
る。
【0005】 エンドウマメのタンパク質の濃縮物を含む野菜タンパク質のスラリー、および
その諸性質は、Fleming S.E.他のJournal of Food
Science(1975)40:805〜807に記載されている。アルウ
ェンセ系エンドウの濃縮物および単離物は大豆タンパク質の代替品として有用で
ある可能性があることが示唆されており、この場合ゲル化する能力が必要とされ
る。Fernadez−Quintela他のPlant Foods for
Human Nutrition(1997)4:331〜342では、エン
ドウマメ、大豆およびソラマメの組成物および機能が調べられた。微弱な機能的
性質が認められた。このことは、エンドウマメのタンパク質の単離物から作製さ
れるエンドウマメの豆腐は、流れやすく容易に崩れる小さなカードしか形成しな
かったという本出願人自身の発見を反映していることを示す。
【0006】 Gebre−Egziabher A.他のJournal of Food
Science(1983)48:375〜377および388によって、エ
ンドウマメの穀粉で豆腐を製造することに関してわずかに良い結果が得られた。
エンドウマメの穀粉からのカードの収率は、大豆からの収率の約3分の1であっ
た。さらに、カードは色がグレーであり、生地中では軟らかかった。グルテンを
添加することによって、色および生地を改善することができた。エンドウマメ穀
粉の製品(カード以外)のゲル化性および凝固性は調べなかった。
【0007】 米国特許第5,296,253号は、マメ科植物からの湿り気が少なく貯蔵安
定性のある製品の製造を記載しており、この製造にはせん断応力を最小限にしな
がらの2つの重要なクッキング・ステップが必要である。第1のクッキング・ス
テップでは、基質中の水の含有量を保つことが必要とされる。米国特許第5,2
96,253号中には、エンドウマメまたはレンズマメの基質の性質、またはそ
のせん断応力の影響の調査または認識はない。
【0008】 エンドウマメのタンパク質の単離物を具体的な食品へ適用することが示唆され
ている。たとえばChan ASM他の(1992)Food Technol
ogy;January:p88〜92では乳製品の類似品として、欧州特許0
0679059ではココナッツ・クリームの代替品として、H1620では乾燥
飲料混合物の一部として。
【0009】 しかしながら、本来のエンドウマメ穀粉の性質は、たとえあるとしても、ほと
んど研究されていない。エンドウマメ穀粉の不快な味、これが価値の低い製品で
あること、大豆が容易な代替品となっているという事実にこの見落としが起因す
るのも当然であろう。したがって、これまでに認められているエンドウマメ穀粉
の有用性は、増粘剤としてのその使用に主に限られる。たとえば、欧州特許00
371725を参照のこと。
【0010】 したがって本出願人は、タンパク質およびデンプンの濃縮物および単離物に対
抗して、エンドウマメ穀粉そのものを含めた穀粉を、乳製品および/または大豆
の代替品として使用することができるかどうか、調査しようと努めた。驚くべき
ことに、ヒヨコマメおよび大豆の穀粉などの他のマメ科植物の穀粉、濃縮物およ
び単離物によっては示されない優れたゼラチン化および凝固性を、エンドウマメ
およびレンズマメの穀粉が有することを本出願人は発見した。このゲル化性によ
って、エンドウマメおよびレンズマメの穀粉は、広くさまざまな模造食品の適用
例において使用するのに適したものとなる。
【0011】 したがって、模造食品または食品類似品として使用するのに適した製品を提供
することは本発明の一目的であり、少なくともこのことによって有用な選択肢が
大衆に提供される。
【0012】 遺伝子が組み換えられていない食品に関する需要も増えている。たとえば、大
豆タンパク質(これを使用して大豆豆腐などの食品が作製されている)は高価で
あり、一般に遺伝子が組み換えられているとみなされており、一部の消費者が懸
念している栄養分吸収阻止物質を含んでいる。
【0013】 このことが、本発明の製品の他の利点である可能性がある。
【0014】 (発明の開示) したがって、第一の態様では本発明は、デンプンおよびタンパク質を含むエン
ドウマメまたはレンズマメの穀粉を含む食品製品を提供し、穀粉のデンプンは少
なくとも部分的にゼラチン化されており、穀粉のタンパク質は少なくとも部分的
に変性かつ凝固している。
【0015】 穀粉は黄エンドウの穀粉であることが好ましい。
【0016】 脂質源、最も一般的には植物油またはバターを、製品がさらに含むことが好ま
しい。
【0017】 タンパク質凝固剤、望ましくは二価または多価の金属塩、より好ましくはカル
シウム塩またはマグネシウム塩を、製品がさらに含むことが好ましい。
【0018】 製品は固体または半固体のいずれかの形であってよい。
【0019】 製品はゲルまたはゾルの形であることが好ましい。
【0020】 前述の実施形態では、製品は1種または複数の香料剤を含むことが好ましい。
【0021】 製品はさらに、ビタミン、ミネラル、オメガ−3リピド、およびBifidu
s spおよびAcidophilus spなどの「健康な」微生物などの、
1種または複数の他の添加剤または生物学的活性のある物質を含んでよい。
【0022】 他の態様では本発明は、食品製品を調製するための方法を提供し、この方法は
以下のステップを含む: (a)デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉
、液体の混合物を形成するステップであって、穀粉のデンプンが少なくとも部分
的にゼラチン化されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性および
凝固しているステップ、および (b)任意選択で混合物を硬化させるステップ。
【0023】 穀粉は黄エンドウの穀粉であることが好ましい。
【0024】 混合物は脂質源、最も一般的には植物油またはバターも含むことが好ましい。
【0025】 望ましくは二価または多価の金属塩、より好ましくはカルシウム塩またはマグ
ネシウム塩であるタンパク質凝固剤を、混合物が含むことも好ましい。
【0026】 好ましい一実施形態では、本発明の方法は以下のステップを含む: (i)穀粉を水和させて穀粉のデンプンのゼラチン化を開始させるのに充分な
せん断応力および温度の条件下で、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉と液体
を混合するステップ、 (ii)デンプンのゼラチン化が完了し穀粉のタンパク質が変性するのに充分
な時間をかけて、充分な温度まで混合物を加熱するステップ、および (iii)混合物を凝固させるステップ。
【0027】 任意選択で、ステップ(iii)の前に、タンパク質凝固剤を混合物に加えて
変性したタンパク質を凝固させる。
【0028】 他の好ましい実施形態では、本発明の方法は以下のステップを含む: (a)穀粉を水和させて穀粉のデンプンをゼラチン化を開始させるのに充分な
せん断応力および温度の条件下で、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉と水を
混合するステップ、 (b)乳濁液を形成するのに充分なせん断応力および温度の条件下で、脂質源
と混合物を組み合わせるステップ、 (c)デンプンのゼラチン化が完了し穀粉のタンパク質が変性するのに充分な
温度に、充分な時間混合物を加熱するステップ、 (d)タンパク質凝固剤を混合物に加えて変性したタンパク質を凝固させるス
テップ、および (e)混合物を硬化させてゲルにするステップ。
【0029】 読者が理解されるように、この方法中のステップの順序は変えることができる
が、それでも望ましい最終製品は得られる。
【0030】 この方法では、タンパク質凝固剤はカルシウム塩またはマグネシウム塩である
ことが好ましい。
【0031】 穀粉は黄エンドウの穀粉であることが好ましく、これには使用前に苦味を取り
除くプロセスを施しておくことが好ましい。
【0032】 上記のステップ(i)、(a)および(b)のそれぞれにおいて、約55〜6
5℃、より好ましくは約60℃の温度に混合物を加熱することが好ましい。
【0033】 上記のステップ(ii)および(c)において、約73〜100℃、より好ま
しくは約85〜90℃の温度に混合物を加熱することが好ましい。
【0034】 他の好ましい実施形態では、以下のステップを含む方法を提供する: (a)穀粉のデンプンを少なくとも部分的にゼラチン化し、穀粉のタンパク質
を少なくとも部分的に変性および凝固させるのに充分な温度およびせん断応力の
条件下で、デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀
粉と液体の混合物を押し出すステップ、および (b)任意選択でステップ(a)の製品を硬化させるステップ。
【0035】 穀粉は黄エンドウの穀粉であることが好ましい。
【0036】 混合物は脂質源および/またはタンパク質凝固剤をさらに含むことが好ましい
。前述のように、好ましいタンパク質凝固剤はカルシウム塩またはマグネシウム
塩である。
【0037】 一実施形態では、押出ステップ(a)の前に、脂質源を加える前に、穀粉、水
およびタンパク質凝固剤を1つに混合する。
【0038】 約73〜180℃の温度で、押し出しを行うことが好ましい。
【0039】 他の態様では本発明は、前に定義した方法によって得られる、または得ること
ができる食品製品を提供する。
【0040】 他の態様では本発明は、前に定義した食品製品の調製におけるデンプンおよび
タンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉の使用に関する。
【0041】 他の態様では本発明は、エンドウマメまたはレンズマメを源とするデンプン、
およびエンドウマメまたはレンズマメを源とするタンパク質を含むゲル、ゾルま
たはゲル化剤を提供し、デンプンはゼラチン化しており、タンパク質は変性かつ
凝固している。
【0042】 ゲル、ゾルまたはゲル化剤は、脂質源および/またはタンパク質凝固剤をさら
に含むことが好ましい。
【0043】 他の態様では本発明は、デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたは
レンズマメの穀粉を含むゲル化剤に関するものでもあり、適切な液体を加えたと
きにゲルを製造するのに充分な穀粉の本来の構造が改変されている。
【0044】 前に定義したように本発明は広範囲のものであるが、本発明はそれだけには限
られず、以下の記述によってその例が提供される実施形態も含む。
【0045】 ここで本発明を、添付の図面を参照することによってより詳細に記載する。
【0046】 (発明を実施するための最良の形態) 前に定義したように、本発明はエンドウマメまたはレンズマメの穀粉から調製
される食品製品、およびこのような製品を調製するための方法に関する。
【0047】 本発明の製品は固体または半固体であり、非常にさまざまな模造食品の適用例
においてそれらを使用するのに非常に適したものにする性質を有する。エンドウ
マメまたはレンズマメの穀粉中のデンプンおよびタンパク質をそれぞれゼラチン
化および凝固させることによって、この製品が形成される。エンドウマメおよび
レンズマメの穀粉に関して、このことが可能であるということは驚きである。な
ぜならこれは、ヒヨコマメの穀粉および一般に使用されている大豆の穀粉を含め
た多くの他の一般的なマメ科植物の穀粉、濃縮物および単離物の性質ではないか
らである。このような適用例に適した製品を与えるための、これら後者の穀粉、
濃縮物および単離物は特に発見されていない。
【0048】 したがって、一般に本発明はエンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含む食品
製品に関するものであり、その中で穀粉のデンプン成分は少なくとも部分的にゼ
ラチン化しており、穀粉のタンパク質成分は変性かつ凝固している。形成される
のは、安定した乳濁液であり大量の水を保持するマトリックスである。1に近い
かまたは1に等しい水の活性が一般的である。この水含有量では、水を物理的に
捉え、その肉眼で見える流れを妨げることができ、一方では物理的エンタルピー
、溶媒特性、および化学反応および純粋な水中が微生物の生育をサポートする能
力も示される。水の活性を低下させることも実現可能である。
【0049】 読者が理解されるように、穀粉製品の性質を変えるのに依然として充分である
中途半端な状態から最終状態まで、ゼラチン化、変性および凝固が連続的に起こ
る。最終製品の望ましい形状に従って、ゼラチン化、変性および凝固の度合いを
選択することができる。しかしながら、ゼラチン化、変性および凝固のレベルに
よって、より多くの脂質または流動可能な製品が与えられ、レベルが高いと固体
または半固体製品が結果として生じる。レベルを調節して、必要とされる最終製
品に適合させることは、当業者によく知られている。
【0050】 一実施形態では、デンプンは完全にゼラチン化しており、タンパク質は完全に
変性かつ凝固している。
【0051】 変性および凝固によって、ゲル化可能な製品が結果として生じることが望まし
い。多くの場合、最初に作製されるときは、製品は注入可能または形成可能な液
体または半固体であろう。最も一般的には、冷却かつ硬化した製品の最終形はゲ
ルまたはゾルである。本明細書で使用する「ゲル」という語は、以下の一般的な
百科事典の定義のものである: 液体からなる可干渉性の物体。その液体中には、小さすぎて通常の光学顕微鏡
で見ることができない粒子が、物体全体中の微細なネットワーク中に分散してい
るかあるいは配置されている。ゲルは、著しく弾性がありゼリー様のもの(ゼラ
チンまたはフルーツ・ゼリーなど)、または非常に硬く剛性があるもの(シリカ
ゲル、粗い白砂に似ていて除湿剤として使用される物質など)であってよい。ゲ
ルはコロイド(前述した、連続培地中に分散する微粒子の凝集体)であり、その
液体培地は多少なりとも固体として機能するほど充分に粘性になっている。
【0052】 ゲルは、本発明の半固体製品の一例である。たとえばパテ、ソース、延びるこ
とができるクリーム・チーズ、ヨーグルト、サワー・クリームまたはアイス・ク
リームの類似品などの乳製品の類似品、またはムースまたはカスタードの類似品
などのデザートとして、半固体製品を使用することができる。
【0053】 製品が固体であるとき、たとえば食用ガム、チーズとまたはプロセス・チーズ
の類似品として、または代用ソーセージとして、それを使用することができる。
【0054】 「固体」および「半固体」という語を本明細書において広く使用して、注入可
能であり成形品の形をとる液体またはゾルを区別する。
【0055】 本明細書で使用する「ゾル」という語は、以下の一般的な百科事典の定義のも
のである: その中の粒子が固体であり分散培地が流体であるコロイド(連続培地中に分散
する非常に細かい粒子の凝集体)。分散培地が水である場合、そのコロイドをヒ
ドロゾルと呼んでもよい。分散培地の分子に強く結合しておらず比較的容易に凝
固かつ沈殿する粒子によって、疎液性(ギリシャ語:「液体嫌い」)ゾルが特徴
付けられる。親液性(ギリシャ語:「液体好き」)のゾルはより安定しており、
真の溶液により一層似ている。多くのゾルは、疎液性と親液性タイプの間の中間
体である。
【0056】 本発明の製品中で使用する穀粉は、黄エンドウ(白エンドウまたはアルウェン
セ系エンドウも知られている)の穀粉であることが好ましい。マローファット・
エンドウまたはレンズマメの穀粉も、任意のこれらの穀粉の混合物と同様に使用
することができる。エンドウマメおよびレンズマメの穀粉は、これらは現在大豆
とは異なり遺伝子工学(GE)によって処理されていないという他の利点を有す
る。したがって非GE型穀粉は、容易に消費者の承認を得る可能性がある。しか
しながら、GE型のエンドウマメおよびレンズマメ穀粉の使用が除外されている
わけではない。
【0057】 本発明において有用な穀粉は、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンを
含めた元来の凝固剤を少量含んでよい。ゾルの製造などのいくつかの目的のため
に、これは所望の程度のタンパク質の凝固を行うのに充分なレベルの凝固剤であ
る。しかしながら多くの適用例、特にゲルの製造に関しては、穀粉にタンパク質
凝固剤を加えることが必要である。したがって他の実施形態では、本発明の製品
はゲル化効果を高めるための凝固剤をさらに含む。適切なゲル化剤には金属塩な
どの多価の塩がある。有用な金属塩には二価および多価の塩、特に硫酸カルシウ
ム、カルシウム、塩化物、硫酸マグネシウム、または塩化マグネシウムなどのカ
ルシウム塩およびマグネシウム塩、さらに硫化鉄、および塩化鉄などの二価およ
び三価の鉄の塩もある。他の多価の金属塩も使用することができる。所望の最終
製品に応じて、加える量は通常は0〜3%の範囲である。
【0058】 製品の約1重量%までのレベルで、凝固剤を加えることが好ましい。加える正
確な量は、製品中での所望のゲル硬度および必要とされる生地の性質に依存する
:Instron Universal Testing Machine(M
odel4301)を用いて測定されるように、2〜3%(w/w)のカルシウ
ム塩またはマグネシウム塩を添加することによって、破損度および硬度などのゲ
ルのパラメータに対して最大の効果が生み出されることが分かっている(図4)
。理論によって縛られることなく、凝固剤はタンパク質の架橋を増大かつ安定化
させ、ゲル・マトリックスの形成を助長することが提起されている。
【0059】 本発明の製品中で脂質を使用するとき、脂肪、脂肪の代用品、植物油またはこ
れらの混合物から脂質を選択することができる。適切な脂肪には、クリームおよ
びバターなどの乳製品の脂肪がある。好ましい植物油には特にカノーラ油、大豆
油、オリーブ油およびピーナッツ油がある。合成脂肪または油、およびポリグリ
セロール、Simplese(登録商標)およびイヌリンなどの脂肪の代用物を
使用することができる。提供するリストは単なる例示的なものであり、脂質源は
これらだけには限られない。脂質および代用品は乳濁滴を形成し、これがゲルの
硬度、破損度および一般的な粘弾性の原因となり、さらに口あたりにおいても重
要な役割を果たす。
【0060】 本発明の食品製品は、カスタード様のものから、硬くチーズ様の、あるいは生
地状の諸性質を有しており、脂質およびタンパク質凝固剤のレベルを含めた製品
の成分の比率、および熱および水和のレベルを含めた製品を製造させるために使
用する方法条件に応じて、しっかりとした堅さを与える。
【0061】 製品の所望の適用例に応じて、製品が1種または複数の添加剤を含むことも好
ましいであろう。特に結合剤、甘味料(砂糖含む)、香料剤およびエッセンス、
塩、乳化剤、安定剤、抗酸化剤、ビタミン、ミネラル、タンパク質、着色剤、酵
素、穀粉剤、湿潤剤、増粘剤、防腐剤、酸性化剤、ハーブ、スパイス、ホルモン
、オリゴ糖、脂質、および微生物から、広範囲の添加剤を選択することができる
。このような添加剤は当分野で知られている。Codex Alimentar
ius Commission FPO/WHOによってVolume 1A
General Requirementsの一部として刊行されている、Co
dex General Standard for Food Additi
ves 192〜1995(Rev.2〜1999)は、1つの有用な参照文献
である。
【0062】 デザートなどの甘い製品を望む場合、甘味料を加えることができる。砂糖類(
たとえばグルコース、フルクトース、マルトース、デキストース、ラクトース、
スクロースおよびこれらの混合物)が最も一般的に使用されるが、サッカリン、
アスパルテームなどの人工甘味料を使用することもできる。
【0063】 香料剤には、カラメル・パウダーおよびチョコレート・パウダー、モルト抽出
物、乳製品/チーズ用香料、マスキング香料、フルーツ香料、ミートおよびブロ
スおよび加水分解された野菜香料などの、当分野で知られている広範囲の香料剤
がある。
【0064】 増粘剤を加えて生地の性質を向上させ、シネレシスを最小限にし、沈降を妨げ
ることができる。従来の食品グレードの増粘剤を使用することができる。これら
には、β−グルカン、カラギーナン、キサンタンおよび他のガム、ペクチン、グ
アルイナゴマメおよびコンジャク(kon−jac)がある。
【0065】 動物性タンパク質は、特にビーフ、ポーク、ラム、チキン、七面鳥、乳製品お
よび魚をベースとするものであってよい。
【0066】 野菜のタンパク質には大豆、コーン/メイズおよびグルテンがあるが、これら
だけには限られない。
【0067】 チーズ、ミルク、クリーム・チーズなどの乳製品物質、およびカゼインおよび
カゼイン塩、β−ラクトグロブリンおよびα−ラクトアルブミンなどの人工代用
品またはタンパク質、または乳清タンパク質の組合せを、本発明の製品において
使用することができる。
【0068】 サプリメントとして、あるいは推奨されている1日の許容量に見合わせるため
に、ビタミンおよびミネラルを加えることができる。加えることができるビタミ
ンおよびミネラルの例は、一般的に使用されているレチノイドおよびレチノール
エステルすべてを含めたビタミンA、Bビタミン、C、D、葉酸、さまざまな形
のビタミンEおよび他の水溶性および脂肪可溶性ビタミンである。加えることが
できるミネラルの例は、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄の塩、および天然
の海の塩などのさまざまなミネラル調製物である。
【0069】 中性の製品を設計して、それを必要としている人に必須要件を提供することが
できる。たとえば、ビタミンが欠乏している人にはビタミンを、貧血に関しては
鉄を、骨の成長および密度に関してはカルシウムを、健康な血管組織、冠状動脈
性心疾患の予防およびメンタル・ヘルスの改善に関してはオメガ−3を、消化管
または口の健康に関してはBifidus spおよびAcidophilus
sp、およびヨーグルトのスターター培地などの微生物を、また抗酸化剤およ
び/またはエストロゲン模倣物として主に機能する(エストロゲン・レベルを下
げることに関して健康上の利点を伴う)、フィトエストロゲンなどのホルモンを
提供することができる。従って本発明の製品には、医学的および薬剤的な適用例
もある。
【0070】 エンドウマメまたはレンズマメの穀粉、液体、およびタンパク質凝固剤の混合
物を形成することによって、本発明の食品製品を一般的に調製することができ、
その中では、冷却によって製品が硬化する程度に、穀粉のデンプンが少なくとも
部分的にゼラチン化されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性か
つ凝固している。
【0071】 使用する液体は、ミルク、ジュースおよび水を含めた、食品製品中で使用する
のに適した任意の液体であってよい。水が好ましい。したがって、以後は簡便の
ために水を参照するが、代替的な液体の使用が除外されるわけではない。
【0072】 脂質源および/または凝固剤も混合物中に含まれることが望ましい。
【0073】 好都合には、配合および加熱段階を含む押し出し法またはバッチ・プロセスの
いずれかを使用して、本発明のゲル化製品を作製することができる。ここではこ
れらの方法をより詳細に記載する。
【0074】 苦みを大幅に低下させる押し出し法を使用しない場合、たとえば米国特許第4
,022,919号に記載されるような方法を使用して、穀粉の苦みを取り除く
プロセスを最初にエンドウマメ穀粉に施すことが好ましい。当分野で知られてい
る代替的な苦み除去法を使用することもできる。
【0075】 適切な苦み除去法は、まろやかな味の穀粉を得るのに適した時間だけ、穀粉を
低圧の蒸気にさらすことを含む。一般に、約20分以下が苦み除去を起こすのに
充分であり、10〜14分間蒸気にさらすことによって、苦み除去を行うことが
好ましい。「調理されたエンドウマメ」の香りの形成を防ぐために、過度に蒸気
にさらすこと(詳細には約30分よりも長く)は避けるべきである。
【0076】 ひとたびエンドウマメ穀粉を苦み除去し、次いで冷却し、これを挽いて30メ
ッシュ以下のシーブに通すことが好ましい。次いでエンドウマメ穀粉を使用する
用意ができる。
【0077】 バッチ・プロセス エンドウマメ穀粉を最初に水と混合させて、穀粉を水和させデンプンのゼラチ
ン化を開始させることが好ましい。使用する穀粉および水の相対量は、所望のコ
ンシステンシーおよび意図する食品製品の使用(すなわち、クリーミーであるか
、半固体の製品であるか、またはより固体に近い製品(たとえばチーズまたはソ
ーセージの類似品として使用するための)が望ましいかどうか)に依存するであ
ろうことが理解されるはずである。当業者により本発明のいずれの機能も実行す
ることなく、適切な比の選択を行うことができる。しかしながら、穀粉:水が1
:20〜1:2w/wの範囲の比で、穀粉を水と混合させることが好ましい。た
とえば、ヨーグルトの類似品は1:13.3であってよく、固くてスライス可能
なチーズでは穀粉:水が1:4w/wであってよく、延びることができるスナッ
クの場合は、この比は穀粉:水が1:8w/wであってよい。
【0078】 この段階での水の温度は、デンプンのゼラチン化を開始させるほど充分に温か
くなければならない。温度は好ましくは約55〜65℃、より好ましくは60℃
である。いくつかの適用例では、冷蔵水が好ましいであろう。たとえば、大規模
な適用例では、穀粉を冷蔵水中に分散させて均一でタイムリーな混合を得ること
が有用であろう。
【0079】 クランピングを妨げるのに充分な速度、たとえば穀粉1kgあたり1秒間に約
0.1リットルで、水を穀粉に加えることが好ましい。代替方法として、適度に
混合しながら、穀粉を水に加えてもよい。気泡形成を防ぐために、穀粉および水
の混合速度は過剰なものであってはならない。製造条件、規模および利用可能な
装置と共に、混合速度は変化してよい。約200と500rpmの間の混合スピ
ードが一般的に好ましい。穀粉粒子の完全な分散を確実なものにする充分な時間
、たとえば約1〜5分間、最も一般的には4分間、混合を続けなければならない
【0080】 穀粉が水和しデンプンのゼラチン化が開始された後、使用する場合は脂質源を
加えることができる。好都合には、脂質は植物油(カノーラ油など)またはバタ
ーなどの乳製品脂肪の源、あるいは油、乳製品または動物性脂肪の混合物のいず
れかであってよい。混合物に乳濁液を形成させるのに充分なせん断応力および温
度の条件下で、好ましくは30分未満、通常は1〜4分間という時間、脂質を混
合しなければならない。たとえば、約55〜約65℃、より好ましくは約60℃
の範囲の温度を保つ典型的な配合機、ボウル・チョッパまたはフ−ド・プロセッ
サによって生み出される、適度なせん断応力を使用することができる。これらの
条件下では、安定した乳濁液が観察され、薄い黄色からクリーミーな白への色の
変化が同時に起こる。
【0081】 加える脂質の割合は、食品製品の所望の生地および最終用途に依存するであろ
う。一般に脂質は、最終製品の0〜40重量%の範囲で存在するであろう。しか
しながら通常は、脂質:穀粉の比は脂質:穀粉が1:5〜1:40w/wの範囲
である。脂質と穀粉の好ましい比は1:1〜1:10v/w、より好ましくは1
:1〜1:5v/wである。たとえば、アスリート/スポーツをする人用の栄養
が詰まっている食物は1:5で含む可能性があり、低脂肪食物は脂質:穀粉を1
:40w/wで含む可能性がある。チーズの類似品に関するこの比は脂質:穀粉
が1:1.25v/wであり、延びることができるスナックに関しては脂質:穀
粉が1:2.6v/wおよび脂質:穀粉が1:1.6v/wである。
【0082】 望むならば、香料剤、塩(すなわち塩化ナトリウム)および/またはワックス
性マイズ、β−グルカン(または他のガム)などの改質剤、およびナトリウムカ
ゼイン塩などのカゼイン塩を含めた前に論じた添加剤を、乳濁化ステップ中ある
いはその前に加えてもよい。
【0083】 次いで乳濁液に加熱(調理)ステップを施す。穀粉のデンプンを少なくとも部
分的にゼラチン化させ、さらに穀粉のタンパク質成分を少なくとも部分的に変性
させるのに充分な温度まで、乳濁液を加熱する。これを行うためには、少なくと
も約73℃、一般には73℃〜100℃の温度に混合物を加熱し、所望の程度の
ゼラチン化および変性を得るのに充分な時間だけその温度に保つことが好ましい
(ただし「調理されたエンドウマメ」の香りを発生させ、ゲル特性を失うほど長
くてはならない)。一般に、全体の調理時間は約30分を超えてはならない。約
73℃〜100℃の温度に達するまでは1分間当たり約1.5℃以上の割合で温
度を上昇させ、約3〜約4分間、好ましくは30分未満の時間、このレベルで温
度を保つことが一般的に好ましい。約73〜77℃でデンプンがゼラチン化し、
乳濁滴と相互作用するので粘度の変化が起きる。
【0084】 加熱段階の次に、結果として生じる製品がゲルまたはゾルを形成する程度まで
、変性した穀粉のタンパク質を凝固させる。前に論じた適切な凝固剤を加えるこ
とによって、凝固を助長することができる。
【0085】 凝固塩の添加の後に、乳濁液を即座に硬化させることが好ましい。望むならば
、揮発性の香料および/または熱感受性成分もこの段階で加えることができる。
たとえばバターおよび/またはチーズ用の香料をチーズの類似品に加える。
【0086】 望むならば、知られている当分野の技法を使用して、この段階で製品に通気し
てもよい。凝固塩を添加する前に、通気を行うことが好ましい。たとえば、泡立
てまたは注入などのさまざまな手段によって急速に空気を導入し、その後硬化前
にカルシウム塩を混合することによって、ゲル・マトリックス中で空気を捕らえ
ることができる。これには、空気の泡を物理的に安定させ捕らえる効果がある。
乳濁滴(空気/水と油/水の乳濁液の両方)と多価金属イオンの間の特異的な相
互作用によって、図15および16に示すように、形成する食物マトリックスが
部分的に安定される。図15は、カルシウム塩を加える前の、実施例2中で与え
る手順に従って形成された乳濁液の光学顕微鏡図である。乳濁滴がイメージ全体
に自由に分散していることに留意されたい。カルシウムを加えた後(図16)、
乳濁滴は互いに引き合ったが、合体することはなかった。したがって、その特異
的な相互作用は、整然としており構造のある食物マトリックスを形成することに
役立っている。
【0087】 硬化する前に、望むならば、金型、ポトルまたは他の適切な容器に乳濁液を注
入してもよい。凝固剤を加えた直後にゲル化が始まるので、液体状の調理した乳
濁液をできるだけ早く最終容器に移さなければならない。約20〜30分かけて
乳濁液を周囲温度に冷却し、次いで保存用に冷蔵することが一般的に好ましい。
乳製品の類似品およびデザートなどの製品を早急に冷凍することも企図される。
【0088】 前に記載したバッチ・プロセスは、乳製品ではないデザート、増粘剤、ソース
およびキシュなどとして使用するのに適した、軟質かつ/または延びることがで
きる製品を作製するのに非常に適している。製品の硬度は、さまざまなプロセス
処理によって調節することができる。たとえば、温度を変化させて製品の硬度を
変えることができる。図5および実施例1は、最大適用温度と最終の製品の硬度
の間の関係を示す。
【0089】 押出し 押出しを使用して、本発明の食品製品を調製することもできる。代用プロセス
・チーズまたは代用ソーセージまたはかまぼこ(日本の魚類ソーセージの一種)
などの製品を製造するために、強くて固いゲルを望む場合、押し出しは一般に好
ましい調製方法である。押出しには、苦み除去ステップを不要とできるという利
点がある。本出願人は、正確な押出条件下では、エンドウマメ穀粉の苦みをほぼ
取り除くことができることを発見している。
【0090】 押出法によって本発明の食品製品を調製することができ、この方法では、穀粉
のデンプンを少なくとも部分的にゼラチン化させ、さらに穀粉のタンパク質を少
なくとも部分的に変性および凝固させるのに充分なせん断応力および温度の条件
下で、結果として生じる製品が硬化するような程度に、エンドウマメ(またはレ
ンズマメ)穀粉、水、任意選択の脂質源(植物油またはバターなど)および任意
選択で凝固剤(カルシウム塩またはマグネシウム塩が好ましい)の混合物を押し
出す。押出条件は、結果として生じる製品が硬化するように(望ましくはゲルに
)、ゼラチン化、変性および凝固をほぼ完全に行うのに充分なものであることが
好ましい。
【0091】 必須というわけではないが、穀粉、水、および凝固剤を最初に加えるときには
、脂質源を加える前に、まず初めにお互いに完全に混合させることが好ましい。
次いでスクリュー型の形状を有するClextral BC21などの押出機を
使用して、この混合物を押し出す。この押出機によって、安定した押出製品を製
造するために充分なせん断応力および混合が提供される。
【0092】 約85℃〜約180℃、好ましくは80〜100℃、通常は100℃を超える
温度で押出しを行うことが一般的に好ましく、この場合膨張した製品が必要とさ
れる。たとえば、膨張した製品が望ましい場合、出口温度は100℃を超え、好
ましくは110℃〜180℃でなければならない。製品が膨張していない場合、
所望の個々の製品に応じて、その温度は100℃未満であるはずである。たとえ
ば、プロセス・チーズの類似品は95℃の出口温度まで加熱することが好ましい
が、延びることができるクリーム・チーズの類似品は75℃〜85℃の範囲で出
てくることが好ましいであろう。たとえば、約90℃の押出温度およびスリット
・ダイを通る約400g/分の流速が、満足のいく製品を製造することが分かっ
ている。
【0093】 押し出された混合物を、冷却および硬化の前に所望のサイズ/形状のカップま
たは金型に注入することができ、あるいは回転ドラム上で冷却しスライスに切断
することができる。
【0094】 成分の相対比は、ここでも最終製品の所望の生地の性質に依存するであろう。
しかしながら一般に、代用プロセス・チーズまたはソーセージとして使用するの
に適した生地を有する押出製品が望ましいとき、この比率は以下の範囲であるこ
とが望ましいであろう(全体の組成の重量%): 穀粉:5〜25重量%、水:60〜90重量%、脂質:0〜15重量%、凝固
塩:1.0重量%まで、好ましくは穀粉:15〜25重量%、水:70〜80重
量%、脂質:3.5〜15重量%、凝固塩:1.0重量%まで。
【0095】 押出製品は、香りを増大させるために、塩(すなわち塩化ナトリウム)を含め
て前に論じた1種または複数の添加剤を含んでもよい。さらに、製品の感覚/生
地性を高めるために、砂糖、ガム、および他の複合炭水化物およびタンパク質(
マイズ、β−グルカンまたはカゼイン塩など)を望むならば加えることができる
【0096】 本発明の食品製品には、前述のように広くさまざまな潜在的な適用例があるこ
とが理解されるであろう。特に、延びることができるクリーム・チーズの類似品
、ヨーグルト、サワー・クリームまたはアイス・クリームの類似品、またはムー
スまたはカスタードの類似品などの乳製品ではないデザートとして、より軟質の
製品を使用することができる。ソースまたはキシュ中で、これらを増粘剤として
使用することもできる。本発明のより固いゲル化した製品は、たとえば代用ソー
セージおよび代用プロセス・チーズとして使用するのに適している。
【0097】 本発明の食品製品は、ビタミン、ミネラル、およびオメガ−3脂質、GAG(
グリコスアミノグリカン)、β−グルカン、カルシウム、葉酸などの他の栄養物
、およびBifidus spおよびAcidophilus spなどの「健
康な」微生物の担体などの、他の機能の媒体物として使用するのにも非常に適し
ている。
【0098】 他の実施形態では、本発明の製品を乾燥した形で存在させることができる。当
分野で知られている適切な乾燥技法を使用することができる。たとえば、プレミ
ックス製品を形成するためのスプレー乾燥、凍結乾燥、またはドラム乾燥がある
。次いで製品を液体で希釈することができる。このようなプレミックス製品には
ソース、スープ、デザート、飲料がある。乾燥製品は、大量にパッケージされて
いるか、あるいは1回用としてパッケージされている製品であってよい。
【0099】 典型的には、即席で再構築可能なデザートは、2つのサービング・サチェット
当たり穀粉25g、脂質15g、香料5gおよび0.3gのCaCl2を含むで
あろう。次いで水200mlを用いてこれを再構築し、消費することができる。
【0100】 たとえば電子レンジ、あるいはオーブン中で調理することによってさらに加工
されるように設計された押出中間製品の形で、本発明の食品製品を提供すること
もできる。
【0101】 読者が理解されるように、本発明の製品を他の食品製品と組み合わせることも
できる。たとえば、本発明のヨーグルトまたはデザートを、知られている乳製品
ベースのヨーグルトまたはデザートと組み合わせることができるであろう。した
がって、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉をベースとする製品と、1種また
は複数の特に大豆、豆、および乳製品ベースの製品の組合せを、本明細書で具体
的に企図する。本発明の方法および知られている製造技法を使用して、ハイブリ
ッド製品を製造させることもできる。
【0102】 本発明は、エンドウマメまたはレンズマメを源とするデンプン、およびエンド
ウマメまたはレンズマメを源とするタンパク質を含むゲル、ゾルおよびゲル化剤
も提供し、前に論じたようにデンプンはゼラチン化されており、タンパク質は変
性かつ凝固している。部分的かつ完全にゼラチン化されており、変性かつ凝固し
ている製品が含まれる。デンプンおよびタンパク質は、異なる源または同じ源か
らのものであってよい。最も一般的には、これらはいずれも同じ源、好都合には
穀粉からのものである。
【0103】 本発明は、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含むゲル化剤も提供し、穀
粉の本来の構造は、適切な液体を加えたときにゲルを製造するほど充分に改変さ
れている。
【0104】 前に論じたゲル、ゾルおよびゲル化剤は、前に論じた脂質源およびタンパク質
凝固剤も含むことが望ましい。
【0105】 いかなる理論によっても縛られることを望まずに、本発明の食品製品を作製す
る際にエンドウマメまたはレンズマメの穀粉から形成される安定性のあるゲル構
造は、以下の少なくとも3つの異なるメカニズムに由来することが考えられる: 1.デンプンのゼラチン化およびその後のゲル化 2.ジスルフィド、疎水物性、水素結合でのタンパク質間相互作用 3.タンパク質、多価塩、特にカルシウム塩、架橋 形成される乳濁液またはマトリックスは、ポリサッカライドと、凝固剤および
脂質の添加によってさまざまな程度に安定化したタンパク質鎖の3次元ネットワ
ークである。
【0106】 ここで以下の非制限的な実施例を参照することによって、本発明を例示する。
【0107】 (実施例) 実施例1 エンドウマメ穀粉のチーズの類似品(図1) 水200mlと黄エンドウ穀粉50gを混合させた。この混合物を、水浴中で
連続的に混合させながら60℃に加熱した。次いで加熱した混合物を、カノーラ
油40mlを含む配合機に注入し、4分間高速で遠心脱水した。ティースプーン
1杯分のパルメサン・チーズおよび塩500mgを、香りのために加えた。さら
に液体を30秒以上かけて配合した。次いで混合物を水浴に戻し、85℃に加熱
した。硫酸カルシウム(1.5g)を加え、液体全体をくまなく均一に混合した
。次いでこれを即座に円筒形の金型に注入し、30分間室温に保ち、次いで冷蔵
庫中に一晩置いた。
【0108】 実施例2 エンドウマメ穀粉のヨーグルトの類似品(図2) 水200mlと黄エンドウ穀粉15gを混合させた。この混合物を、水浴中で
連続的に混合させながら60℃に加熱した。次いで加熱した混合物を、カノーラ
油40mlを含む配合機に注入し、6分間高速で遠心脱水した。次いで混合物を
水浴に戻し、90℃に加熱した。硫酸カルシウム(1.0g)を加え、液体全体
をくまなく均一に混合した。次いでこれを即座にカップに注入し、15分間室温
に保ち、次いで冷蔵庫中に1時間置いた。クリーミーなゲルをフォークを用いて
軽く混合し、ラズベリー・フルーツおよび砂糖と組み合わせて味見した。
【0109】 実施例3 エンドウマメ穀粉のスナック・スプレッド(snack spread)(図
3) 水200mlと黄エンドウ穀粉25gを混合させた。この混合物を、水浴中で
連続的に混合させながら60℃に加熱した。次いで加熱した混合物を、カノーラ
油40mlを含む配合機に注入し、3分間高速で遠心脱水した。次いで混合物を
水浴に戻し、85℃に加熱した。硫酸カルシウム(3.0g)を加え、液体全体
をくまなく均一に混合した。次いでこれを即座にカップに注入し、15分間室温
に保ち、次いで冷蔵庫中に一晩置いた。クリーミーなゲルをスライスし、スナッ
クとしてウォーター・クラッカー上に広げた。
【0110】 硫酸カルシウムの添加の乳濁液に対する影響を図14および15によって示す
。添加前(図14)は、乳濁液滴が多量の水相全体中に均一かつランダムに分散
している。カルシウム塩の添加後は、安定した乳濁液を乱さずに、乳濁滴が凝集
し不連続な相に分離する。
【0111】 実施例4 二軸スクリュー押出機を使用するエンドウマメをベースとするゲルの製造(押
出製品を図8および9に示す)
【0112】
【表1】
【0113】
【表2】 予想かつ測定した乾燥物の比率(乾燥物中の油を含めて)は、それぞれ61%
と66%であった。
【0114】 設計特性 Clextral BC21(Clextral、Firminy、Fran
ce)二軸スクリュー押出機を使用した。安定性のある押出製品を製造させるた
めに、表2に記載するスクリューの形状を設計して、充分なせん断応力および混
合を提供した。しかしながら、広くさまざまなスクリューの形状を適用して、ゲ
ルの感覚および生地性を調整することが考えられる。製品が押出ダイを出てくる
ときに(製品はここで冷却され硬化する)、製品を小さなカップ中に、あるいは
回転している冷たい表面上で回収した。次いで回収した連続的なシートを四角形
に切断し、プロセス・チーズの小さなサンプルをシミュレートした。
【0115】 成分 水、エンドウマメ穀粉、植物油、カルシウム塩および塩。注:この実施形態に
は香料は加えなかったが、適切なチーズ用香料が、この概念の製品の商業的バー
ジョンに導入されるであろうことが予想される。砂糖、ガム、および他の複合炭
水化物およびタンパク質を加えて、感覚/生地性を改善することができる。
【0116】 色、香りおよび生地 色はクリーミーな白色〜薄い黄色であった。味は非常にまろやかで、苦みはま
ったく残っていなかった。製品はなめらかでクリーミーな口あたりを有していた
【0117】 調製 穀粉、水および硫酸カルシウムを完全に混合した後で、プロセスに油を加える
のが理想的である。しかしながら、ここに記載する押出製品中には、利用可能な
機器の物理的制約のために、水と油を一緒に注入した。
【0118】 水、油、カルシウム塩および穀粉を、スリット・ダイを通して約400g/分
の流速で90℃において押し出した。熱い混合物をポーション・カップに注いで
冷却するか、あるいはダイからの熱いリボンを冷たい回転ドラム上で冷却し、短
い長さに切断し「小さなスライス」を製造した。
【0119】 用途 代用スライスオンスライス・プロセス・チーズ、他の乳製品の類似品。
【0120】 実施例5 クリーム・カラメル 成分 エンドウマメ穀粉60g キャスター糖160g 水350ml バター15g 植物油20g Comax(ナチュラル・ミルク・フレーバー)2.1ml Maverik(カラメル・クリーム・フレーバー)1.4ml 純粋なバニラ・エッセンス160μL CaSO43g 方法 キャスター糖100gを水150ml中に溶かし、カラメル化するまで沸とう
させる。カラメル化した糖シロップをグリスを塗ったPyrex皿に注ぎ、均一
に広げて皿の底部に薄層を形成させる。エンドウマメ穀粉60gと温かい水(6
0℃)200mlを混合させ、砂糖、バターおよび油を加える。混合物を市販の
配合機(Warning brand)に注ぎ、2分間高速で配合する。香料を
加え、さらに2分間配合を続ける。CaSO43gを入れて撹拌し、混合物をP
yrex皿に注ぐ。アルミニウム・ホイルで皿を覆い、半分まで冷水で満たした
オーブン・トレイ中にそれを置く。そのオーブン・トレイを予め加熱したオーブ
ン(170℃)中に40分間置く。Pyrex皿から製品を除去する前に、製品
を一晩かけて冷却する。図8中に、本発明のクリーム・カラメルを示す。
【0121】 実施例6 ミート・パティ 成分 エンドウマメ穀粉50g 水200ml 植物油35g Maggiヌードル(ビーフ・フレーバーのサチェット)1pkt Comax(ナチュラル・ミルク・フレーバー)2ml パセリ(ティースプーン1杯分) ベーコン片(ティースプーン1杯分) コショウ(ティースプーン1杯分) ガーリック・パウダー(ティースプーン1/2杯分) 卵1個 パン粉 方法 エンドウマメ穀粉50gと温水(60℃)200mlを混合する。油を加え、
混合物を市販の配合機(Warning brand)に注ぎ、2分間高速で配
合する。ミルク・フレーバー、コショウ、ガーリックおよびビーフ・フレーバー
を加え、さらに2分間配合を続ける。ベーコン片およびパセリを混合物に加え、
10秒間配合する。内部温度85℃に達するまで、混合物を電子レンジ中で調理
する(混合物は頻繁に撹拌する)。混合物を4枚のラムキン皿に注ぐ(生成物の
およその厚さは2cm)。冷蔵庫中において一晩で硬化させる。ラムキンから硬
化したゲルを取り出し、表面を拭い表面の水を除去する。泡立てた卵およびパン
粉でゲルを覆い(好ましい場合は二重に覆う)、金茶色になるまで十分いためる
。図9中に、本発明のミート・パティを示す。
【0122】 実施例7 サーモン・パテ 成分 エンドウマメ穀粉50g 水200ml バター20g 植物油15g 塩1.5g スモーク・サーモン50g Comax(クリーム・チーズ・フレーバー)600μL ベーコン・フレーバー600μl バジル(ティースプーン1杯分) 方法 エンドウマメ穀粉50gと温かい(60℃)水200mlを混合させる。油、
バター、塩およびサーモンを加え、混合物を市販の配合機(Warning b
rand)に注ぎ、3分間高速で配合する。クリーム・チーズ・フレーバー、ベ
ーコン・フレーバーおよびバジルを加え、さらに1分間配合する。内部温度80
℃に達するまで、混合物を電子レンジ中で調理する(混合物は頻繁に撹拌する)
。冷蔵庫中において一晩で硬化させる。スプーンを使用し、(客に)供する前に
よく混合する。付け合わせ用に前菜を使用する。凝固剤を添加することは避ける
。なぜなら、凝固剤の不在下で製品の生地がより良くなるからである。図10中
に、本発明のサーモン・パテを示す。
【0123】 実施例8 プロセス・チーズ 成分 エンドウマメ穀粉25g 水100ml 1.5NaCl(塩として) バターおよび植物油、20g チェダー・チーズ・フレーバー(Universal flavour)3
00μl ナチュラル・ベーコン・フレーバー(Universal flavour
)200μl 方法 エンドウマメ穀粉25gと温かい(60℃)水100mlを混合させる。油、
バター、および塩を加え、混合物を市販の配合機(Warning brand
)に注ぎ、3分間高速で配合する。チェダー・チーズ・フレーバー、およびベー
コン・フレーバーを加え、さらに1分間配合する。内部温度85℃に達するまで
、混合物を電子レンジ中で調理する(混合物は頻繁に撹拌する)。(客に)供す
る前に冷蔵庫中において一晩で硬化させる。図11中に、本発明のプロセス・チ
ーズを示す。
【0124】 実施例9 Cioccolatoデザート 成分 エンドウマメ穀粉50g キャスター糖30g ヌートラ・スイート0.2g 水200ml バター15g 植物油20g Comax(ナチュラル・ミルク・フレーバー)1.5ml ココア5g CaSO43g 方法 エンドウマメ穀粉50gと水200mlを混合させ、電子レンジ中で60℃ま
で加熱する。油、ココア、砂糖、ヌートラ・スイートおよびバターを加え、混合
物を市販の配合機(Warning brand)に注ぎ、2分間高速で配合す
る。ミルク・フレーバーを加え、さらに2分間配合を続ける。内部温度85℃に
達するまで、混合物を電子レンジ中で調理する(混合物は頻繁に撹拌する)。C
aSO4を混合物に加え、金型に注ぎ冷蔵庫中において一晩で硬化させる。(客
に)供する前に、すりつぶした白いチョコレートまたはスライスしたアーモンド
を付け合わせる。図12中に、本発明のCioccolatoデザートを示す。
【0125】 実施例10 グルカゲルおよびイナゴマメのガムを含むエンドウマメ穀粉のゲル 導入: シネレシスとは、ゲルが水を保有する能力の低下、およびそれに付随する水の
損失であり、保存中にしばしば起こる。ゲルが作製されるとき、3次元ネットワ
ークが形成され、これが水分子を捕らえる。保存中、分散している相の粒子間の
相互作用が高まる。なぜならこれらは収縮し、水分子を絞り出してエネルギー的
により好ましい形状を与えるからである。シネレシスの調節は、食物系における
不安定さの重要な原因であり、ヨーグルト、ゼリー、クリーム・チーズおよびマ
スタードなどの多様な食品中でも見ることができる。
【0126】 シネレシスは、ガムおよびデンプン(たとえばグアル・ガム、キサンタン・ガ
ム、ペクチン、カラギーナン、ゼラチン、寒天)を加えることによって一般的に
調節される。1つの添加剤、または組合せのいずれでも、水の損失を調節する際
に非常に効果的である可能性がある。
【0127】 本発明のエンドウマメ穀粉をベースとするゲル中においてガムまたはグルカゲ
ル(オオムギからのβ−グルカン)を使用して、シネレシスを調節することの実
用性を本出願人は判定した。グルカゲルおよびイナゴマメのガム(LBG)を、
さまざまなレベルで添加剤として比較し、水の損失に関して何度も調べた。さら
に、口あたりおよび生地の性質を評価した。
【0128】 実験手順: (1)生のエンドウマメ穀粉25gと水道水100mLを一緒に撹拌して、あ
らゆる塊を取り除き、次いで電子レンジ中において時折撹拌しながら、10%の
パワーで60℃まで加熱した。
【0129】 (2)穀粉混合物をWaring配合機中で20mLのカノーラ油に加え、高
速で4分間混合させ、その時間中ゲル化剤を加えた。
【0130】 (3)5〜10℃の温度上昇毎に撹拌しながら、混合物を電子レンジにおいて
10%のパワーで85℃まで加熱した。
【0131】 (4)水2mL中に分散している硫酸カルシウム1.5gを加え、この混合物
を全体的に撹拌した。
【0132】 (5)予め重量を測っておいた、スクリュー・トップ型の蓋を有する2つの7
5mLのサンプル容器に混合物を注いだ。
【0133】 (6)それぞれのサンプルをその日に重量を測り最初(0日目)の重量を与え
、次いで冷蔵庫中に保存した。
【0134】 (7)4日目まで毎日、次いで8日目に再び、ゲルを容器から取り除いた。容
器の内部および蓋をティッシュで拭いた。ゲル表面もティッシュで拭って、重量
測定のために容器中に戻す前に、あらゆる表面の水を取り除いた。さらに保存す
るために、サンプルを冷蔵庫中に戻した。
【0135】 グルカゲルに関するサンプルの結果を以下の表3で与え、図13中に示す。
【0136】 イナゴマメのガムに関するサンプルの結果を以下の表4で与え、図14中に示
す。
【0137】
【表3】
【0138】
【表4】
【0139】
【表5】
【0140】
【表6】
【0141】
【表7】
【0142】
【表8】
【0143】
【表9】
【0144】
【表10】 実験の観察結果: 2%および4%のグルカゲル・サンプルの作製にあたって、方法のステップ2
中で述べたようにグルカゲルを配合機に加えた。グルカゲルは均一に分散するの
ではなく塊になる傾向があり、この段階でかなり濃厚になる。これによって配合
機からサンプルを取り除く結果になるという難点のために、6%のサンプルにつ
いては、ステップ2と3の間に配合した油および穀粉の溶液にグルカゲルを加え
、手で混合した。均一に分散していなくてもグルカゲルが濃厚になる傾向が、こ
こでも示された。0.5%および1%のサンプルでは、6%のサンプルの場合と
同様に、配合後にグルカゲルを加えた。いずれのサンプルにおいても、製品中の
グルカゲルの塊が加熱(80〜85℃)の最後の段階において(撹拌によって)
分散した。
【0145】 いずれのサンプルに関しても、方法のステップ2中に配合機にイナゴマメのガ
ムを直接加えた。グルカゲルに関して見られた分散の問題は観察されなかった。
【0146】 グラフの比較からグルカゲルは、6〜8倍の濃度で加えたときにシネレシスに
対してLBGと同様の影響を与えるようである。しかしながら、2つの異なる添
加剤を用いて作製したゲルの物理的性質は非常に異なる。LBGを使用して作製
したゲルは非常に軟らかい生地を維持しているようであるが、一方でグルカゲル
は、ゲルを非常に硬くより弾性のあるものにする。
【0147】 重要な観察結果: LBGは、少なくとも1%までの添加レベルにおいてシネレシスを最小限にす
るのに有用である。しかしながら、LBGのサンプルはコントロールよりも軟ら
かく、触ると脂が多かった。その口あたりはねばねばしている。
【0148】 グルカゲルはシネレシスの調節においても優れているが、LBGと比較してよ
り多く必要とされる。さらに、予期せぬ良い結果は、ゲルの生地の性質に対する
グルカゲルの影響であった。たとえば1%のグルカゲル・サンプルは、1%のL
BGサンプルよりもガム状であり、弾性すなわち弾力があった。
【0149】 グルカゲルは、高温(約70+℃)でより安定化する。
【0150】 6%のグルカゲル・サンプルは、非常に硬く弾性があった。大部分はこってり
しており、噛み応えがあった。
【0151】 結論: LBGおよびグルカゲルはいずれも、ゲルの水保持安定性が改善した。LBG
はシネレシスの調節においてより効果的であったが、望ましくないねばねばした
口あたりも与えた。
【0152】 シネレシスの調節に加え、グルカゲルはエンドウマメ穀粉のゲルの粘弾性生地
を改善し、このことは肉およびチーズの類似品などの適用例において重要である
【0153】 比較例1 エンドウマメ、レンズマメおよび大豆の穀粉と、大豆濃縮物および大豆単離物
の間の機能の比較。
【0154】 導入: 多くの豆腐およびゲル様製品は大豆をベースとするものであるが、本発明の方
法中で使用するときに、大豆がゲル化剤または構造化剤として機能するかどうか
は明らかではなかった。それらの効能を調べるために、脱脂していない大豆穀粉
、大豆の誘導体(大豆タンパク質の単離物、大豆タンパク質の濃縮物、脂肪除去
した大豆)、およびマローファット(緑色のエンドウマメ)およびレンズマメ穀
粉を、実施例1で述べた配合において黄エンドウの穀粉の代わりとした。Ca++ 塩の影響も調べた。
【0155】 方法: 市販の大豆タンパク質の単離物(Ardex−R、Archer Danie
ls Midland、米国)、大豆タンパク質の濃縮物(Arcon−S、A
rcher Daniels Midland、米国)、および脱脂していない
(Global Pacific,Ltd、オーストラリア)および脂肪除去し
た大豆の穀粉(Nutrasoy 7B、Archer Daniels Mi
dland、米国)を、この実験では使用した。マローファット・エンドウマメ
(すなわち緑色のエンドウマメ、Midici var.)およびアルウェンセ
系で栽培したレンズマメは、New Zealand Plant Breed
ing,Ltdからのものであった。
【0156】 水200mlと穀粉、濃縮物または単離物50gを混合させた。この混合物を
、家庭用電子レンジ中において頻繁に撹拌しながら、50%のパワーで60℃ま
で加熱した。次いで加熱した混合物を、カノーラ油35mlを含む配合機に注入
し、4分間高速で遠心脱水した。次いで混合物を電子レンジ(パワー50%)に
戻し、頻繁に撹拌しながら90℃に加熱した。混合物の半分を金型に注いで硬化
させた。(90℃に加熱した)残りの混合物に塩化カルシウム(0.5g)を加
え、液体全体を均一に混合した。次いでこれを即座に円筒形の金型に注入した。
これらを30分間室温に保ち、次いで冷蔵庫中に一晩置いた。
【0157】 ArdexのpH調整:Ardexとは、pHの低いある製品のことである。
我々はpHを調整していない1組のサンプル、および以下の手順に従ってもう1
組のサンプルを作製した。水140mlとArdex50gを混合させた。pH
を測定し(4.8)、連続的に撹拌しながらNaOH60ml(0.5M)を段
階的に加えた。混合物の最終pHは7であった。次いでこれを、前に記載したよ
うに加工した。
【0158】 結果および考察: 脱脂していない大豆穀粉および脂肪除去した大豆穀粉 脱脂していない大豆はゲルを形成しなかった(図17および18)。それは外
見が粘性のあるペーストのようであった。しかしながら、配合段階中に形成され
た均一な乳濁液は、カルシウム塩の添加によって、油相およびペースト状のカー
ドに分離する傾向があった。大豆のタンパク質はカルシウムに関して非常に親和
性が高いので、これが結びついて油/水界面から分離する複合体になり、このよ
うにして乳濁液を分解するようである。
【0159】 脂肪除去した大豆の穀粉を使用して、同様の結果が得られた(図19および2
0)。サンプルは、それ自体の重量の下に沈下した。しかしながら、追加のCa ++ を有する脂肪除去した大豆の穀粉のサンプルは、非常に軟らかくどろどろした
カードを形成し、円筒形の金型から取り除いた後、その構造の一部を保った。こ
のことによって、脱脂していない大豆にCa++塩を添加することによって、黄エ
ンドウのゲルのようにゲルが安定化することはないことも示される。
【0160】 大豆タンパク質の単離物−Ardex−R、 大豆の単離物は低pH沈殿物、または中性pH「プロテイナーゼ」のいずれか
であってよい。両方の形の性質を調べた。低pH(4.8)単離物は、いかなる
ゲル化または他の機能的性質も示さなかった。カルシウムの存在または不在に関
係なく、それは流れやすい液体を形成した(図21および22)。タンパク質は
それほど機能的ではないようでもある。なぜなら、それらはこのpHにおいて、
その等電点の最低溶解度の近くにあるからである。
【0161】 図23および24は、pH7.0に調整した大豆タンパク質の単離物はなんら
かの構造体を形成しなかったが(追加のCa++があってもなくても)、かなりペ
ースト状であり弾性がなかったことを示す。これは圧縮下で容易に変形され、そ
れぞれのサンプルの上部におけるナイフ・インプレションの「メモリー」によっ
て示された。
【0162】 大豆の濃縮物−Ardex−S 金型のいくらかの構造は保たれたが、カルシウムを含まず(図25)圧縮下に
あるサンプルでは復元は観察されなかった。その構造は非常に崩れやすくペース
ト状であり、きれいな断片に切断することができなかった(切断中に構造が破損
した)。Ca++塩を添加することによって、図26に示すように幾分かは硬さが
増したが、サンプルは均一ではなく、中間体組成物が多量に含まれていることが
示された。全体的に、濃縮物は崩れやすく流れやすく、明らかな弾性はなかった
【0163】 マローファット・エンドウマメおよびレンズマメの穀粉 黄色または白色またはアルウェンセ系エンドウで作製したゲルとは対照的に、
マローファット・エンドウマメの穀粉および典型的なアルウェンセ系で栽培した
商業用のレンズマメの穀粉は、同様のゲルを形成した(図27〜30)。これら
は黄エンドウのゲルと同じくらい固く、同様の弾性のある生地性を示した。これ
らを、いかなる構造中の破損もなしで、きれいな断片またはスライスに切断する
ことができる。一晩保存した後(6℃)これらのゲル中で、ある量のシネレシス
および収縮が観察される。この現象は食物のゲルには典型的であり、ゲル・マト
リックスの収縮によって引き起こされる可能性がある。なぜなら、ポリペプチド
および/またはオリゴ糖(ポリサッカライド)鎖は何度もお互いに強く相互作用
して、それによって水を系から絞り出すからである。これらのゲルは、その粘弾
性の点で黄エンドウのゲルとほぼ同一である。
【0164】 要約および結論: 大豆サンプルの粘弾性は判定されなかった。なぜなら、大豆サンプルはその大
部分があまりにも軟らかくペースト状であり、Instronのサンプル用チャ
ンバ中に置くことができなかったからである。ナイフの側面をそれぞれのサンプ
ルの上部に対して穏やかに押すことによって、簡単なサンプルの定量試験を行っ
た。この試験の結果は、半固体の大豆サンプルのイメージ中に「Vee」型イン
プレションとして現れ、このようにして弾性の不在が証明される。
【0165】 いずれの場合も、大豆をベースとするサンプルは、本明細書に記載するエンド
ウマメをベースとするゲルに関して、シネレシス、弾性または硬性を示さなかっ
たという意味で真のゲルではなかった。さらに、カルシウムとの反応によって、
エンドウマメ穀粉の相互作用とはその相互作用が異なることが示唆される。タン
パク質がエンドウマメ(またはレンズマメ)からのものであるとき、この相互作
用はより弱いようであり、したがってこの相互作用はゲル構造を広げるマトリッ
クスの形成の原因となる。
【0166】 いかなる追加のカルシウムもなしで調製したエンドウマメ穀粉のゲルは、カル
シウムを有するゲルほど固くなく、あるいは弾性もなかった。本明細書の図4に
示すように、このことは予想された。しかしながら、エンドウマメをベースとす
るサンプルすべての全体の生地には一貫して弾性があった。さらに、いずれのエ
ンドウマメをベースとするサンプル中においても脂質の顕著な放出はなく、これ
によってカルシウムの存在および不在下の両方で安定した乳濁液が形成されたこ
とが示された。
【0167】 (産業上の利用可能性) 本発明は、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉に由来する食品製品を提供し
、これらは前に記載したような模造食品などのさまざまな適用分野に適している
。本発明の食品製品は、栄養があり、色が良く、製造するのにコスト効率的であ
り、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉に由来し、大豆の穀粉とは異なり、従
来の交配法によって生み出される種を使用して今日まで単に栽培されている植物
に由来し、したがって現在は遺伝子工学によって処理されていないという利点を
有する。
【0168】 本発明の製品には、これらが均質で安定性があり、優れた水保持性を示し、最
小限の加工を必要とするという他の利点がある。この最小限の加工というのは製
造者に関する利点であり、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉をベースとする
製品に関して認められる独自のゲル性を保つためにも必要とされる。
【0169】 本発明の製品にはゲル化剤としての適用例もあり、医学的または製薬的な適用
例に有用である。
【0170】 個々の実施形態を参照しながら本発明を記載してきたが、本発明の範囲から逸
脱することなく多数の変形形態および変更形態を作製することができることは、
当業者によって理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンドウマメ穀粉のチーズの類似品の写真を示す図である。
【図2】 本発明のエンドウマメ穀粉のヨーグルトの類似品の写真を示す図である。
【図3】 本発明のエンドウマメ穀粉のスナック・スプレッドの写真を示す図である。
【図4】 Instronのデータに対する硫酸カルシウムの影響を示すグラフである。
【図5】 硬度に対する最高温度の影響を示すグラフである。
【図6および図7】 本発明の押出製品を示す図である。
【図8】 本発明のデザートの写真を示す図である。
【図9】 本発明のミート・パティの写真を示す図である。
【図10】 本発明のパテの写真を示す図である。
【図11】 本発明のチーズの類似品の写真を示す図である。
【図12】 本発明の他のデザートの写真を示す図である。
【図13】 保存中(グルカゲルを添加)の、エンドウマメ穀粉をベースとするゲルの無欠
性を示すグラフである。
【図14】 保存中(LBGを添加)の、エンドウマメ穀粉をベースとするゲルの無欠性を
示すグラフである。
【図15】 カルシウム塩を加える前の、実施例2のヨーグルトの類似品の光学顕微鏡の写
真を示す図である。倍率470倍。
【図16】 カルシウム塩を加えた後の、実施例2のヨーグルトの類似品の光学顕微鏡の写
真を示す図である。倍率470倍。
【図17】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに脱脂していない大豆穀粉を1:1の
比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図18】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに脱脂していない大豆穀粉を1:1の
比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含む。
【図19】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに脂質を取り除いた大豆穀粉を1:1
の比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図20】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに脂質を取り除いた大豆穀粉を1:1
の比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含む。
【図21】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにpH4.8の大豆タンパク質の単離
物を1:1の比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図22】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにpH4.8の大豆タンパク質の単離
物を1:1の比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含
む。
【図23】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにpH7の大豆タンパク質の単離物を
1:1の比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図24】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにpH7の大豆タンパク質の単離物を
1:1の比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含む。
【図25】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに大豆タンパク質の濃縮物を1:1の
比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図26】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりに大豆タンパク質の濃縮物を1:1の
比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含む。
【図27】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにレンズマメの穀粉を1:1の比率で
代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図28】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにレンズマメの穀粉を1:1の比率で
代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含む。
【図29】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにマローファット・エンドウマメの穀
粉を1:1の比率で代用し、追加のカルシウム塩は加えなかった。
【図30】 実施例1に記載する手順に従って作製したチーズの類似品の写真を示す図であ
る。ただし、エンドウマメの穀粉の代わりにマローファット・エンドウマメの穀
粉を1:1の比率で代用した。このサンプルは正常量の追加のカルシウム塩を含
む。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月25日(2002.1.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】 (発明の開示) したがって、第一の態様では本発明は、デンプンおよびタンパク質を含むエン
ドウマメまたはレンズマメの穀粉から形成され、大量の液体を保持することがで
きる安定したゲル・マトリックスを含むゲル化した食品製品を提供し、穀粉のデ
ンプンはゼラチン化されており、穀粉のタンパク質は少なくとも部分的に変性か
つ凝固しており、二価または多価のカチオンまたはその塩である追加の凝固剤が
製品の約0.06重量%からの量加えられるが、ただし製品は加水分解酵素を含
まない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 凝固剤は、望ましくは二価または多価の金属塩、より好ましくはカルシウム塩
またはマグネシウム塩であることが好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】 他の態様では本発明は、大量の水を保持することができる安定したゲル・マト
リックスを含むゲル化した食品製品を製造する方法を提供し、この方法は、 液体、追加の凝固剤、およびデンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメま
たはレンズマメの穀粉の混合物を形成することであって、穀粉のデンプンがゼラ
チン化されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性かつ凝固してお
り、凝固剤が二価または多価のカチオンまたはその塩であり、これを製品の約0
.06重量%からの量加えることを含むが、ただしこの方法中では加水分解酵素
は使用しない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】 凝固剤は、二価または多価の金属塩、より好ましくはカルシウム塩またはマグ
ネシウム塩であることも好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】 好ましい一実施形態では、本発明の方法は以下のステップを含む: (i)穀粉を水和させて穀粉のデンプンのゼラチン化を開始させるのに充分な
せん断応力および温度の条件下で、エンドウマメまたはレンズマメの穀粉と液体
を混合するステップ、 (ii)デンプンのゼラチン化が完了し穀粉のタンパク質が変性するのに充分
な時間をかけて、充分な温度まで混合物を加熱するステップ、 (iii)凝固剤を加えて変性したタンパク質を凝固させるステップ、および (iv)混合物を凝固させるステップ。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】 この方法では、凝固剤はカルシウム塩またはマグネシウム塩であることが好ま
しい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】 他の好ましい実施形態では、大量の水を保持することができる安定したゲル・
マトリックスを含むゲル化した食品製品を製造するための方法を提供し、この方
法は、 穀粉のデンプンをゼラチン化させ、穀粉のタンパク質を少なくとも部分的に変
性かつ凝固させるのに充分な温度およびせん断応力の条件下で、デンプンおよび
タンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉、追加の凝固剤、および
液体の混合物を押し出すことであって、凝固剤が二価または多価のカチオンまた
はその塩であり、これを製品の約0.06重量%からの量加えることを含むが、
ただしこの方法中では加水分解酵素は使用しない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】 混合物は脂質源をさらに含むことが好ましい。前述のように、好ましいタンパ
ク質凝固剤はカルシウム塩またはマグネシウム塩である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】 デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉、およ
び追加の凝固剤から本質的になるゲル化剤も記載されており、適切な液体を加え
たときに安定したゲル・マトリックスを製造するほど充分に穀粉の本来の構造が
改変されており、凝固剤が二価または多価のカチオンまたはその塩であり、これ
が形成される製品の約0.06重量%からの量加えられ、穀粉の改変が穀粉のデ
ンプンのゼラチン化および穀粉のタンパク質の変性および凝固を含む。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】 ゲル、ゾルまたはゲル化剤は、脂質源をさらに含むことが好ましい。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】 したがって、一般に本発明はエンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含む食品
製品に関するものであり、その中で穀粉のデンプン成分はゼラチン化しており、
穀粉のタンパク質成分は変性かつ凝固している。形成されるのは、安定した乳濁
液であり大量の水を保持するマトリックスである。1に近いかまたは1に等しい
水の活性が一般的である。この水含有量では、水を物理的に捉え、その肉眼で見
える流れを妨げることができ、一方では物理的エンタルピー、溶媒特性、および
化学反応および純粋な水中が微生物の生育をサポートする能力も示される。水の
活性を低下させることも実現可能である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】 本発明において有用な穀粉は、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンを
含めた元来の凝固剤を少量含んでよい。ゾルの製造などのいくつかの目的のため
に、これは所望の程度のタンパク質の凝固を行うのに充分なレベルの凝固剤であ
る。しかしながら多くの適用例、特にゲルの製造に関しては、穀粉にタンパク質
凝固剤を加えることが必要である。したがって他の実施形態では、本発明の製品
はゲル化効果を高めるための凝固剤をさらに含む。適切なゲル化剤には金属塩な
どの二価および多価のカチオンまたはその塩がある。有用な金属塩には二価およ
び多価の塩、特に硫酸カルシウム、カルシウム、塩化物、硫酸マグネシウム、ま
たは塩化マグネシウムなどのカルシウム塩およびマグネシウム塩、さらに硫化鉄
、および塩化鉄などの二価および三価の鉄の塩もある。他の多価の金属塩も使用
することができる。所望の最終製品に応じて、加える量は通常は0〜3%の範囲
である。大量の液体を保持することができる安定したゲル・マトリックスを有す
るゲル化した食品製品については、凝固剤を製品の約0.06重量%から、好ま
しくは製品の0.06〜3重量%の量加える。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】 製品の約1重量%まで、より好ましくは約0.06〜1.00重量%のレベル
で、凝固剤を加えることが好ましい。加える正確な量は、製品中での所望のゲル
硬度および必要とされる生地の性質に依存する:Instron Univer
sal Testing Machine(Model4301)を用いて測定
されるように、2〜3%(w/w)のカルシウム塩またはマグネシウム塩を添加
することによって、破損度および硬度などのゲルのパラメータに対して最大の効
果が生み出されることが分かっている(図4)。理論によって縛られることなく
、凝固剤はタンパク質の架橋を増大かつ安定化させ、ゲル・マトリックスの形成
を助長することが提起されている。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0070】 エンドウマメまたはレンズマメの穀粉、液体、およびタンパク質凝固剤の混合
物を形成することによって、本発明の食品製品を一般的に調製することができ、
その中では、冷却によって製品が硬化する程度に、穀粉のデンプンがゼラチン化
されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性かつ凝固している。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】 脂質源も混合物中に含まれることが望ましい。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0083】 次いで乳濁液に加熱(調理)ステップを施す。穀粉のデンプンをゼラチン化さ
せ、さらに穀粉のタンパク質成分を少なくとも部分的に変性させるのに充分な温
度まで、乳濁液を加熱する。これを行うためには、少なくとも約73℃、一般に
は73℃〜100℃の温度に混合物を加熱し、所望の程度のゼラチン化および変
性を得るのに充分な時間だけその温度に保つことが好ましい(ただし「調理され
たエンドウマメ」の香りを発生させ、ゲル特性を失うほど長くてはならない)。
一般に、全体の調理時間は約30分を超えてはならない。約73℃〜100℃の
温度に達するまでは1分間当たり約1.5℃以上の割合で温度を上昇させ、約3
〜約4分間、好ましくは30分未満の時間、このレベルで温度を保つことが一般
的に好ましい。約73〜77℃でデンプンがゼラチン化し、乳濁滴と相互作用す
るので粘度の変化が起きる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】 加熱段階の次に、結果として生じる製品がゲルを形成する程度まで、前に論じ
た適切な凝固剤を加えることによって、変性した穀粉のタンパク質を凝固させる
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0090】 押出法によって本発明の食品製品を調製することができ、この方法では、穀粉
のデンプンをゼラチン化させ、さらに穀粉のタンパク質を少なくとも部分的に変
性および凝固させるのに充分なせん断応力および温度の条件下で、結果として生
じる製品が硬化するような程度に、エンドウマメ(またはレンズマメ)穀粉、水
、任意選択の脂質源(植物油またはバターなど)および凝固剤(カルシウム塩ま
たはマグネシウム塩が好ましい)の混合物を押し出す。押出条件は、結果として
生じる製品が硬化するように(望ましくはゲルに)、ゼラチン化、変性および凝
固をほぼ完全に行うのに充分なものであることが好ましい。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】 エンドウマメまたはレンズマメを源とするデンプン、およびエンドウマメまた
はレンズマメを源とするタンパク質を含むゲル、ゾルおよびゲル化剤も本明細書
中に記載されており、前に論じたようにデンプンはゼラチン化されており、タン
パク質は変性かつ凝固している。部分的かつ完全にゼラチン化されており、変性
かつ凝固している製品が記載されている。デンプンおよびタンパク質は、異なる
源または同じ源からのものであってよい。最も一般的には、これらはいずれも同
じ源、好都合には穀粉からのものである。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0103】 エンドウマメまたはレンズマメの穀粉を含むゲル化剤も記載されており、穀粉
の本来の構造は、適切な液体を加えたときにゲルを製造するほど充分に改変され
ている。 本発明は、デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの
穀粉、および追加の二価または多価のカチオンまたはその塩から本質的になるゲ
ル化剤も提供する。安定したゲル・マトリックスを製造させるために、液体を加
えることによるゼラチン化および凝固によって、穀粉を改質させる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0104】 前に論じたゲル、ゾルおよびゲル化剤は、前に論じた脂質源も含むことが望ま
しい。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0154
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0154】 導入: 多くの豆腐およびゲル様製品は大豆をベースとするものであるが、本発明の方
法中で使用するときに、大豆がゲル化剤または構造化剤として機能するかどうか
は明らかではなかった。それらの効能を調べるために、脱脂していない大豆穀粉
、大豆の誘導体(大豆タンパク質の単離物、大豆タンパク質の濃縮物、脂肪除去
した大豆)、およびマローファット(緑色のエンドウマメ)およびレンズマメ穀
粉を、実施例1で述べた配合において黄エンドウの穀粉の代わりとした。0.1
〜3%の硫酸カルシウムをエンドウマメの穀粉に加えることを含めて、Ca++
の影響も調べた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スレシャー、 ウェイン、 カール ニュージーランド国 アシュヘースト ア ールディー14 ポハンギナ ヴェリー イ ースト ロード 591 Fターム(参考) 4B001 AC15 AC20 AC46 EC99 4B014 GG06 GG14 GL01 4B020 LB27 LG09 LK02 LK04 4B036 LF19 LH03 LH13 LH25 LH37 LH38 4B041 LD03 LH03 LK15 LK24

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デンプンおよびタンパク質を含有するエンドウマメまたはレ
    ンズマメの穀粉を含む食品製品であって、穀粉のデンプンが少なくとも部分的に
    ゼラチン化されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性かつ凝固し
    ている食品製品。
  2. 【請求項2】 穀粉が黄エンドウ、白エンドウまたはアルウェンセ系エンド
    ウの穀粉、およびレンズマメの穀粉またはこれらの混合物から選択される、請求
    項1に記載の製品。
  3. 【請求項3】 穀粉が黄エンドウの穀粉である、請求項2に記載の製品。
  4. 【請求項4】 脂質源をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載
    の製品。
  5. 【請求項5】 植物油、バターまたはこれらの混合物から脂質が選択される
    、請求項4に記載の製品。
  6. 【請求項6】 追加の凝固剤をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項
    に記載の製品。
  7. 【請求項7】 凝固剤が二価または多価の金属塩である、請求項6に記載の
    製品。
  8. 【請求項8】 金属塩がマグネシウム塩またはカルシウム塩である、請求項
    7に記載の製品。
  9. 【請求項9】 マグネシウム塩またはカルシウム塩がMgCl2、CaCl2 、MgSO4およびCaSO4から選択される、請求項8に記載の製品。
  10. 【請求項10】 塩がCaSO4である、請求項9に記載の製品。
  11. 【請求項11】 ゲルの形である、請求項1に記載の製品。
  12. 【請求項12】 ゾルの形である、請求項1に記載の製品。
  13. 【請求項13】 香料剤、結合剤、甘味料、乳化剤、抗酸化剤、ビタミン、
    ミネラル、酵素、塩、安定剤、タンパク質、着色剤、穀粉剤、湿潤剤、湿潤希釈
    剤、増粘剤、防腐剤、酸性化剤、ハーブ、スパイス、ホルモン、オリゴ糖、脂質
    および微生物から選択される1種または複数の添加剤をさらに含む、請求項1か
    ら12のいずれか一項に記載の製品。
  14. 【請求項14】 1種または複数のオリゴ糖、1種または複数のフィトエス
    トロゲン、カルシウムおよび任意選択でビタミンDおよび/またはスターター培
    養物を含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の製品。
  15. 【請求項15】 食品製品の調製方法であって、 (a)デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉
    と液体の混合物を形成することであって、穀粉のデンプンが少なくとも部分的に
    ゼラチン化されており、穀粉のタンパク質が少なくとも部分的に変性かつ凝固し
    ていること、および (b)任意選択で混合物を硬化させることを含む方法。
  16. 【請求項16】 穀粉を水和させ穀粉のデンプンのゼラチン化を開始させる
    のに充分なせん断応力および温度の条件下で、穀粉と液体を1つに混合する、請
    求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 適度なせん断応力を使用し温度が約55〜65℃である、
    請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 温度が約60℃である、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 乳濁液を形成するのに充分なせん断応力および温度の条件
    下で、脂質源と混合物を組み合わせる、請求項16から18のいずれか一項に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 デンプンのゼラチン化および穀粉のタンパク質の変性およ
    び凝固をほぼ完全に行うのに充分な温度に充分な時間混合物を加熱する、請求項
    16から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも約73℃、好ましくは約73〜100℃の温度
    に混合物を加熱する、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 約85〜90℃の温度に混合物を加熱する、請求項21に
    記載の方法。
  23. 【請求項23】 タンパク質凝固剤を混合物に加えて変性したタンパク質を
    凝固させる、請求項15から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 凝固剤が二価または多価の金属塩である、請求項23に記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 金属塩がカルシウム塩またはマグネシウム塩である、請求
    項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 塩がCaCl2、MgCl2、CaSO4およびMgSO4
    ら選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 塩がCaSO4である、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 穀粉が黄エンドウ、白エンドウ、アルウェンセ系エンドウ
    またはマローファットの穀粉、あるいはこれらの混合物である、請求項15から
    27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 【請求項29】 穀粉が黄エンドウの穀粉である、請求項28に記載の方法
  30. 【請求項30】 使用前に穀粉が苦味を取り除かれている、請求項28また
    は請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 食品製品を製造する方法であって、 (a)穀粉のデンプンを少なくとも部分的にゼラチン化し、穀粉のタンパク質
    を少なくとも部分的に変性かつ凝固させるのに充分な温度およびせん断応力の条
    件下で、デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀粉
    と液体の混合物を押し出すこと、および (b)任意選択でステップ(a)の製品を硬化させること を含む方法。
  32. 【請求項32】 混合物が脂質源をさらに含む、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 混合物が追加のタンパク質凝固剤をさらに含む、請求項3
    1または請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 脂質源を加える前に、穀粉、液体および凝固剤を1つに混
    合する、請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 約73〜180℃の温度で押し出しを行う、請求項31か
    ら34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 【請求項36】 約80〜100℃の温度で方法を行う、請求項35に記載
    の方法。
  37. 【請求項37】 凝固剤が二価または多価の金属塩である、請求項33から
    36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 【請求項38】 金属塩がカルシウム塩またはマグネシウム塩である、請求
    項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 塩がCaCl2、MgCl2、CaSO4およびMgSO4
    ら選択される、請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 塩がCaSO4である、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 穀粉が黄エンドウ、白エンドウ、アルウェンセ系エンドウ
    またはマローファットの穀粉、またはこれらの混合物である、請求項31から4
    0のいずれか一項に記載の方法。
  42. 【請求項42】 穀粉が黄エンドウの穀粉である、請求項41に記載の方法
  43. 【請求項43】 液体が水である、請求項15から42のいずれか一項に記
    載の方法。
  44. 【請求項44】 請求項15から43のいずれか一項に記載の方法によって
    入手可能である、食品製品。
  45. 【請求項45】 請求項15から43のいずれか一項に記載の方法によって
    得るときの、食品製品。
  46. 【請求項46】 請求項1から14のいずれか一項に記載の食品製品の調製
    における、デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレンズマメの穀
    粉の使用。
  47. 【請求項47】 エンドウマメまたはレンズマメを源とするデンプン、およ
    びエンドウマメまたはレンズマメを源とするタンパク質を含むゲル、ゾルまたは
    ゲル化剤であって、デンプンがゼラチン化しており、タンパク質が変性かつ凝固
    している、ゲル、ゾルまたはゲル化剤。
  48. 【請求項48】 デンプンおよびタンパク質を含むエンドウマメまたはレン
    ズマメの穀粉を含むゲル化剤であって、適切な液体を加えたときにゲルを製造す
    るのに充分なほど穀粉の本来の構造が改変されているゲル化剤。
  49. 【請求項49】 穀粉の改変が穀粉のデンプンのゼラチン化、穀粉のタンパ
    ク質の変性および凝固を含む、請求項48に記載のゲル化剤。
  50. 【請求項50】 脂質源をさらに含む、請求項47から49のいずれか一項
    に記載のゲル、ゾルまたはゲル化剤。
  51. 【請求項51】 追加のタンパク質凝固剤をさらに含む、請求項47から5
    0のいずれか一項に記載のゲル、ゾルまたはゲル化剤。
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