JP2003518097A - 新規方法 - Google Patents

新規方法

Info

Publication number
JP2003518097A
JP2003518097A JP2001547059A JP2001547059A JP2003518097A JP 2003518097 A JP2003518097 A JP 2003518097A JP 2001547059 A JP2001547059 A JP 2001547059A JP 2001547059 A JP2001547059 A JP 2001547059A JP 2003518097 A JP2003518097 A JP 2003518097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
acetone
toluene
ditoluoyl
carbinol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001547059A
Other languages
English (en)
Inventor
クリストファー・エス・ブルック
アラン・ディ・カーゾンズ
キャロリン・ダブリュー・グレイディ
アンソニー・ジェイ・オコナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SmithKline Beecham Ltd
SmithKline Beecham Corp
Original Assignee
SmithKline Beecham Ltd
SmithKline Beecham Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SmithKline Beecham Ltd, SmithKline Beecham Corp filed Critical SmithKline Beecham Ltd
Publication of JP2003518097A publication Critical patent/JP2003518097A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/04Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/06Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D211/08Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms
    • C07D211/18Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
    • C07D211/20Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms with hydrocarbon radicals, substituted by singly bound oxygen or sulphur atoms
    • C07D211/22Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to ring carbon atoms with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms with hydrocarbon radicals, substituted by singly bound oxygen or sulphur atoms by oxygen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/445Non condensed piperidines, e.g. piperocaine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、溶液中のピペリジンカルビノールのラセミ混合物と(−)−ジトルオイル酒石酸を接触させ、ピペリジンカルビノールの(−)−ジトルオイル酒石酸塩を結晶化し、結晶性塩を単離し、結晶性塩を中和して、ピペリジンカルビノールの(−)トランス異性体および(−)ジトルオイル酒石酸を再生することを含む(−)トランスピペリジンカルビノール(1)の製造法であって、1つまたはそれ以上の以下の工程:(1)混合溶液が2〜3%wt/wtの水を含むように、アセトン中のラセミピペリジンカルビノール溶液および(−)−ジトルオイル酒石酸溶液を混合する工程;(2)30〜40℃でキラル塩結晶化を確実にする工程;(3)結晶化混合物を3〜7℃に冷却した後、キラル塩を単離する工程;(4)(−)トランスピペリジンカルビノールを、pH10.5〜11.5で再生する工程;(5)トルエン中の(−)トランスピペリジンカルビノールの濃縮溶液を形成し、該溶液をヘプタンと60〜65℃で接触させ、段階的に冷却して(−)トランスピペリジンカルビノールを結晶化する工程;により特徴付けられる方法に関する。別法として、適当にはパロキセチンの製造の前工程から得られるトルエン中のラセミピペリジンカルビノールの溶液を、アセトン中の(−)−ジトルオイル酒石酸の溶液と混合する。得られた構造(1)の(−)トランスピペリジンカルビノールをセサモールとカップリングさせ、ついで、脱保護してパロキセチン(2)を得、パロキセチンの医薬上許容される塩を形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、大規模商業操作に適当なパロキセチンおよびその医薬上許容される
塩の中間体の製造法に関する。 抗鬱および抗パーキンソン特性を有する医薬品が、米国特許第3912743
号および米国特許第4007196号に記載されている。開示されているものの
中で特に重要な化合物は、パロキセチン、すなわち4−(4’−フルオロフェニ
ル)−3−(3’,4’−メチレンジオキシフェノキシメチル)−ピペリジンの
(−)トランス異性体である。この化合物は、塩酸塩として治療において、とり
わけ、鬱病、強迫障害(OCD)およびパニックの治療に使用される。
【0002】 パロキセチンの製造に関する種々の方法が、例えば、米国特許第4,007,
196号、EP0219,934、EP0223,334、EP223,403
、EP0300,617およびActa Chemica Scandinavica(1996)第50巻16
4頁に記載されている。これらに記載されている方法に使用される特に有用な出
発物質は、(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメ
チル−1−メチルピペリジンであり、これは構造(1)
【化2】 で示されるトランス−ピペリジンカルビノールの(−)形態である。
【0003】 EP0223334に記載の方法において、構造(1)のラセミトランス−ピ
ペリジンカルビノールは、キラル酸とを用いて塩に変換することにより分割され
る。EP0223334の実施例5において、(+)−2’−ニトロタルトラニ
リックアシッド((+)−2’−nitrotartranilic acid)が使用され、実施例
8においては、分割剤は(−)−ジ−p−トルオイル酒石酸である。次に、キラ
ル酸塩から(−)トランスカルビノールを遊離し、ついでセサモールとカップリ
ングし、ついで脱保護して、パロキセチン(2)
【化3】 が得られる。
【0004】 EP0223334の実施例5に明記されているキラル酸分割剤、すなわち(
+)−2’−ニトロタルトラニリックアシッドは市販されておらず、この酸の合
成は多くの工程を必要とする。したがって、実施例5の方法は、大規模製造に適
当ではない。 EP0223334の実施例8に使用される(−)−ジ−p−トルオイル酒石
酸は市販されているが、本発明者らは、実施例8記載の工程が大規模では制御が
非常に困難であり、不安定な収率を与え、しばしば明細事項を満たさないことを
見出した。直面した主な問題は、望まない(+)トランスカルビノール異性体の
(−)−ジトルオイル酒石酸の共結晶化である。 また、本発明者らは、大規模での(−)−ジトルオイル酒石酸塩からの(−)
トランスカルビノールの再生成のための実施例8の条件の使用が、許容できない
レベルの不純物をもたらすことを見出した。それらの中には、ジトルオイル酒石
酸、モノトルオイル酒石酸、トルイル酸および酒石酸がある。また、本発明者ら
は、実施例8に詳述されている単離条件が、しばしば分解および/または油性生
成物をもたらすことを見出した。
【0005】 本発明は、構造(1)で示される(−)トランスピペリジンカルビノールの改
良された製造法であって、これらおよび他の不純物の量を許容される範囲内で制
御し、構造(1)で示される化合物からパロキセチンの製造を製造規模で行える
方法を提供する。 製造規模での医薬上活性な化合物の製造において、方法および反応物のわずか
な変化は、方法の商業的可能性に有意な影響を与えうる。商業的生産において取
り組むことを必要とする問題およびその問題の解決法は、実験室規模で成功する
方法の規模の拡大を通じては予測できない。商業規模での操作は、典型的には、
キログラム量、通常数十キログラム、例えば少なくとも30kg、より普通には
数百キログラム、例えば300〜1000kgでの反応物の使用を含む。同様に
、使用される反応容器は、典型的には、少なくとも100リットルの容量、より
普通には1〜10キロリットルである。 したがって、本発明は、構造(1)で示されるトランス−ピペリジンカルビノ
ールの(−)形態の製造法であって、キラル酸を用いる分割法による、より詳細
には、溶液中の構造(1)で示されるラセミトランスピペリジンカルビノールと
(−)−ジトルオイル酒石酸とを接触させ、ピペリジンカルビノールの(−)ジ
トルオイル酒石酸塩を結晶化し、結晶性塩を単離し、結晶性塩を中和してピペリ
ジンカルビノールの(−)トランス異性体を放出させ、(−)ジトルオイル酒石
酸を再生することによる方法を改良する目的で開発された。本発明により提供さ
れるこの方法への改善は、式(1)で示される(−)トランスカルビノールの大
規模製造の商業的な方法において有意な価値がある。
【0006】 本発明の改良法は、1つまたはそれ以上の以下の工程に特徴付けられる: (1)混合溶液が2〜3%wt/wtの水を含むように、典型的には、それぞれ
水性アセトンおよび無水アセトン中のラセミピペリジンカルビノールおよび(−
)−ジトルオイル酒石酸のアセトン溶液を混合する工程; (2)ラセミピペリジンカルビノールのトルエン溶液と、または、所望により、
トルエンおよび補助溶媒、典型的にはアセトン中のラセミピペリジンカルビノー
ルの溶液と、相溶性溶媒、典型的にはアセトン中の(−)−ジトルオイル酒石酸
の溶液とを混合する工程; (3)30〜40℃でキラル塩結晶化を開始する工程; (4)3〜7℃に結晶化混合物を冷却した後に、キラル塩を単離する工程; (5)pH10.5〜11.5で(−)トランスピペリジンカルビノールを再生
成し、抽出する工程; (6)トルエン中の(−)トランスピペリジンカルビノールの濃縮溶液を形成し
、該溶液を60〜65℃でヘプタンと接触させ、段階的に冷却して(−)トラン
スピペリジンカルビノールを結晶化する工程。
【0007】 本発明の改良法の種々の態様を、重要な技術領域を参照して以下に議論する: i)アセトン溶液中の水の存在。 EP0223334の実施例8は溶媒としてアセトンを使用し、無水条件を明
記している。本発明者らは、意外にも、アセトン中にいくらかの水が存在するこ
とが有益であるが、水の存在量が狭い範囲内に制御されなければならないことを
見出した。 本発明者らは、2%wt/wtまでの水を含むアセトン中での(−)トランス
カルビノールの(−)−ジトルオイル酒石酸塩の形成が、望ましくない(+)ト
ランスカルビノールの塩を沈殿させないことを見出した。加えて、本発明者らは
、水の存在がラセミトランスカルビノールを急速および完全に溶解させるために
必要であることを見出した。本発明者らは、ラセミカルビノールの溶液を形成す
るために、4〜6%wt/wtの水を、使用するアセトンに1回添加する都合よ
い方法により両方の要求条件をみたすことができることを見出した。
【0008】 したがって、改良法において、結晶化混合物が2〜3%wt/wtの水を含む
ように、構造(1)のラセミトランスピペリジンカルビノールを、好ましくは4
〜6%wt/wtの水を含むアセトンに溶解し、(−)−ジトルオイル酒石酸を
、好ましくは同リットルの実質的に無水であるアセトンに溶解する。 例えば、これは、好ましくは1kg当たり8〜10リットルのアセトン、好ま
しくは4〜6%wt/wtの水を含むアセトン中に、好ましくは30〜35℃で
、トランス−4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−メ
チルピペリジンを溶解し、別に、好ましくは1.6〜1.7モル当量(カルビノ
ールに対して)の(−)ジトルオイル酒石酸を、好ましくは1kg当たり2〜4
リットルの無水アセトンに、好ましくは30〜35℃で溶解することにより達成
しうる。
【0009】 ii)初期結晶化温度 EP0223334の実施例8は、キラル酸塩の初期結晶化温度に関して15
〜25℃と明記している。本発明者らは、意外にも、高い温度を使用することに
より、大規模ではるかに強い方法となり、より信頼性のある結果を得ることを見
出した。 改良法において、初期のキラル塩結晶化を、好ましくは30〜40℃で、より
好ましくは35〜40℃で行う。最適な初期結晶化温度は、都合くは、カルビノ
ールの温溶液とキラル酸の温溶液とを混合し、発熱反応により温度を望ましい範
囲にさせることにより達成される。 これは、トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−
1−メチルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石酸溶液を、好ましくは
30〜40℃で、より好ましくは35〜40℃で、適当には120rpmで急速
撹拌しながら、0.5〜2.5時間の混合時間が都合よいが、適当には可能な限
り迅速に混合し、結晶化混合物を、好ましくは35〜40℃で、好ましくは30
分間保持して結晶化を確実にする。 好ましくは、結晶化は、結晶化混合物を3〜7℃に、好ましくは0.5〜1.
5時間、より好ましくは1時間冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を、好ましくは3
〜7℃で単離し、アセトンで洗浄し、所望によりジトルオイル酒石酸塩を乾燥す
ることにより完了する。
【0010】 iii)塩からのカルビノールの再生成に使用されるpH EP0223334の実施例8は、加えられる水酸化ナトリウムの添加量、ま
たは必要とされるpHを明記していない。本発明者らは、大規模操作に起因する
長い反応時間によりジトルオイル酒石酸の加水分解が生じ、モノトルオイル酒石
酸、トルイル酸および酒石酸が生成するので、この点でのpHが大規模操作では
重要であることを見出した。除去することが困難である煩わしい不純物が存在す
る。さらに、この加水分解反応は、別に回収して再利用できる(−)−ジトルオ
イル酒石酸を破壊し、製造費を著しく増加させる。 改良法において、この点でのpHは、好ましくは10.5〜11.5の範囲、
より好ましくは10.8〜11.2の範囲である。 例えば、これは無機塩基、適当には水酸化ナトリウム水溶液を添加することに
よりジトルオイル酒石酸を水に溶解し、(−)トランスカルビノールを、EP0
223334の実施例8に記載のようにジクロロメタンであってもよく、または
より都合よくはトルエンであってもよい有機溶媒中に、好ましくは15〜25℃
の範囲で、好ましくはpH10.5〜11.5の範囲、より好ましくはpH10
.8〜11.2の範囲で抽出することにより達成される。
【0011】 iv)結晶化および単離条件 EP0223334の実施例8に記載の方法において、トルエン溶液を蒸発し
て油状物質を得、これをヘプタンでトリチュレートし、結晶性固体を得ている。
本発明者らは、大規模でこの方法を用いようと試みたが、これらは単離および乾
燥することが困難である結晶性形態に乏しい不純物を生じることを見出した。 改良法において、濃縮トルエン溶液を、高い温度で、好ましくは60〜65℃
でヘプタンと接触させ、ついで、段階的に冷却し、好ましくは最初に40℃で保
持し、所望により種晶添加して結晶化を開始し、ついで、20℃で、最後に0℃
で保持する。この方法により、不純物の量が少なく、容易に単離および乾燥でき
る優れた結晶性形態の生成物が得られる。
【0012】 典型的には、改良は、溶媒(例えば、ジクロロメタン)抽出物を、好ましくは
50℃より低温で、減圧下での溶媒蒸発により濃縮し、溶媒をトルエンに置換す
ることを含む。別法として、トルエン自体を抽出溶媒として使用できる。ついで
、トルエン溶液を、好ましくは65℃より低温で濃縮し、好ましくは60〜64
℃でヘプタンと混合し、ついで、好ましくは40℃に1時間にわたってゆっくり
と冷却し、所望により種晶添加して結晶化を開始し、さらに、好ましくは20℃
に1時間にわたってゆっくりと冷却し、最後に0℃に冷却する。結晶性(−)ト
ランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピ
ペリジンを、好ましくは0℃で収集し、必要に応じて、例えば0〜5℃に冷却し
てもよいヘプタンで洗浄し、好ましくは35℃より低温で、乾燥による損失が好
ましくは0.5%より小さくなるまで乾燥する。 所望により、上記の工程(1)または(2)で使用される全てまたは一部の(
−)ジトルオイル酒石酸を、前の反応液から回収してもよい。
【0013】 好ましい具体例において、撹拌速度は、工程(4)で冷却する間、適当には温
度が20℃に低下した場合は、有意に、適当には50rpmに減速させる。 特に有用な変法では、工程(4)で単離されたジトルオイル酒石酸塩を、アセ
トンを含む湿ケークとして工程(5)に使用する。 所望により、工程(5)に使用される抽出溶媒は、ジトルオイル酒石酸塩を添
加する前に水相と混合する。 さらに有用な変法では、工程(5)での溶媒抽出は遠心抽出器を使用して行わ
れる。 所望により、所望の(−)トランスカルビノールのトルエン溶液は、工程(6
)に記載されているヘプタンの添加および結晶化を省略することにより、パロキ
セチンの合成において次工程に使用できる。
【0014】 したがって、本質的に、本発明はキラル酸を用いる分割法による式(1)で示
される(−)トランスカルビノールの大規模製造法であって、以下の工程を特徴
とする方法を提供する: a)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−
メチルピペリジンおよび(−)ジトルオイル酒石酸のアセトン中の各溶液、また
はトルエン中のトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチ
ル−1−メチルピペリジンおよびアセトン中の(−)ジトルオイル酒石酸の各溶
液を形成する工程、 b)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−
メチルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石酸溶液を撹拌しながら混合
する工程、 c)混合物を保持して結晶化を確実にする工程、 d)結晶化混合物を冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を単離し、アセトンで洗浄
し、所望によりジトルオイル酒石酸塩を乾燥する工程、 e)ジトルオイル酒石酸塩を、無機塩基を添加することにより水に溶解し、(
−)トランスカルビノールを有機溶媒中に抽出する工程、 f)溶媒抽出物を減圧下での溶媒蒸発により濃縮し、溶媒をトルエンに置換す
る工程、 g)トルエン溶液を濃縮し、ヘプタンと混合する工程、 h)ゆっくりと冷却して結晶化を開始させる工程、 i)結晶性(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
メチル−1−メチルピペリジンを収集し、ヘプタンで洗浄し、乾燥する工程。
【0015】 さらに詳細には一の態様において、本発明の方法は、1つまたはそれ以上の以
下の工程により特徴付けられる: a)i)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−
1−メチルピペリジンを、水を添加した、好ましくは4〜6%wt/wtの水を
含むアセトン中に、好ましくは30〜35℃で溶解することし ii)別に、好ましくは1.6〜1.7モル当量の(−)ジトルオイル酒石酸
を、好ましくは工程a)i)で使用したアセトンと実質的に同量のアセトンに、
好ましくは30〜35℃で溶解する工程、 b)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−
メチルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石酸溶液を、好ましくは30
〜40℃で、より好ましくは35〜40℃で、適当には120rpmで、急速撹
拌しながら混合すること。 c)結晶化混合物を30〜40℃で、好ましくは35〜40℃で、好ましくは
30分間保持して結晶化を確実にする工程、 d)結晶化混合物を、好ましくは3〜7℃に、好ましくは0.5〜1.5時間
、より好ましくは1時間冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を、好ましくは3〜7℃
で単離し、アセトンで洗浄し、所望によりジトルオイル酒石酸塩を乾燥する工程
、 e)ジトルオイル酒石酸を、無機塩基、適当には水酸化ナトリウム水溶液を添
加することにより水に溶解し、好ましくは15〜25℃の範囲で、好ましくはp
H10.5〜11.5の範囲、より好ましくは10.8〜11.2の範囲で(−
)トランスカルビノールを有機溶媒、適当にはジクロロメタン中に抽出する工程
、 f)溶媒抽出物を、好ましくは50℃より低温で、減圧下での溶媒蒸発により
濃縮し、溶媒をトルエンに置換する工程、 g)トルエン溶液を、好ましくは65℃より低温で濃縮し、ヘプタンと、好ま
しくは60〜64℃で混合する工程、 h)好ましくは40℃に1時間にわたってゆっくりと冷却し、所望により種晶
添加して結晶化を開始し、さらに、好ましくは20℃に1時間にわたってゆっく
りと冷却し、最後に、好ましくは0℃に冷却する工程、 i)結晶性(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
メチル−1−メチルピペリジンを、好ましくは0℃で収集し、ヘプタンで洗浄し
、好ましくは35℃より低温で、乾燥における損失が、好ましくは0.5%より
小さくなるまで乾燥する工程。 本発明の方法の出発物質の1つとして使用される構造(1)で示されるラセミ
トランスカルビノールは、EP0223334の実施例7記載のように製造でき
る。
【0016】 しかしながら、本発明の方法の有利な変更において、本発明者らは、意外にも
、公開された方法におけるラセミトランスカルビノールを溶解するために使用さ
られる全てまたは一部のアセトンをトルエンにより置換できることを見出した。
この知見は、第1の理由には、トルエンが商業的な製造方法での使用に特に適し
た溶媒であり、アセトンの使用量を減少させることは有用であるので;第2に、
ラセミトランスカルビノール出発物質は、パロキセチンの商業製造において前工
程から誘導されるトルエン溶液として使用でき、ラセミカルビノールの単離の必
要性を回避するので特に有利である。したがって、上記工程(2)および工程(
a)のように、トルエンまたはアセトンおよびトルエンの混合液中のラセミカル
ビノールの溶液を、アセトン中のジトルオイル酒石酸の溶液と混合してもよい。 本発明者らは、望ましい(−)トランスカルビノール塩の満足できる形成およ
び回収が、1〜3倍の容量のトルエン(カルビノールに対して)をカルビノール
のアセトン溶液に加えることによってラセミカルビノールの慣用的な溶液中のア
セトンの代わりにトルエンを使用することにより、およびカルビノールの完全な
トルエン溶液を、1:1のトルエン:アセトンの容量比でキラル酸のアセトン溶
液と混合するために使用することにより達成できることを見出した。
【0017】 ラセミトランスカルビノールのトルエン溶液は、例えば、石油エーテルでの最
終処理、ならびに固体生成物の単離、洗浄および乾燥を省略することにより、(
EP0223334の実施例7記載のように)イミドエステルを水素化アルミニ
ウムリチウムで処理することにより製造できる。 トルエンが慣用的な方法におけるアセトンの代わりに一部分使用されることと
同様に、キラル酸のアセトン溶液との相溶性のため、アセトンのような補助溶媒
をカルビノールのトルエン溶液に加えることができる。また、上記理由のため、
すなわち望ましくない(+)トランスカルビノールの塩の沈殿の危険性を減少さ
せるため、水を加えることができる。 ラセミカルビノールおよびキラル酸の溶液を混合するこの別法を使用すると、
次に、(−)トランスカルビノールのジトルオイル酒石酸塩を単離し、本発明に
より開示された一連の方法の残りの工程により従って処理して(−)トランスカ
ルビノールを遊離できる。
【0018】 本発明の方法により得られる構造(1)で示される(−)トランスカルビノー
ル化合物は、(−)トランスカルビノールをセサモールと結合させ、ついで脱保
護してパロキセチン(2)を得る、米国特許第3912743号、米国特許第4
007196号またはEP−A−0223334に記載の従来の方法を使用して
活性な化合物パロキセチンに変換できる。 本発明は、本発明のいずれかの態様を介して得られる場合、化合物パロキセチ
ンおよび、特に無水物または、半水和物としてのパロキセチン塩酸塩のようなパ
ロキセチン塩をその範囲に含む。 得られたパロキセチンは、好ましくは、医薬上許容される誘導体、例えばEP
−A−0223403に記載のような塩、より特にメタンスルホン酸塩または塩
酸塩、最も好ましくは、その塩の半水和物として得られるか、またはそれらに変
換される。パロキセチン遊離塩基は、メタンスルホン酸またはその不安定な誘導
体、例えばメタンスルホン酸アンモニウムのような可溶性塩で処理することによ
り、パロキセチンメタンスルホン酸塩に変換できる。パロキセチン塩酸塩は、パ
ロキセチン遊離塩基を塩酸源、例えば塩化水素ガス、またはその溶液、もしくは
塩酸水溶液で処理することにより製造できる。 本発明を用いて得られるパロキセチンおよびその塩は、EP−A−02234
03またはWO96/24595に記載の剤形に、固体処方または経口もしくは
非経口で使用する溶液のいずれかとして治療用に処方できる。 本発明を用いて得られるパロキセチン、特にパロキセチン塩酸塩の治療的使用
は、アルコール依存症、不安症、鬱病、強迫性障害、パニック障害、慢性痛、肥
満症、老人性痴呆、偏頭痛、過食症、食欲不振、対人恐怖、月経前症候群(PM
S)、青年期鬱病、抜毛狂、気分変調、および物質乱用(以下「障害」と称する
)の治療を含む。
【0019】 したがって、また、本発明は: 本発明の方法を用いて得られるパロキセチンまたはパロキセチン塩および医薬
上許容される担体を含んで成る、障害の治療または予防用の医薬組成物; 障害の治療または予防用の医薬を製造するための本発明の方法を用いて得られ
るパロキセチンまたはパロキセチン塩の使用;および 有効量または予防量の、本発明の方法を使用して得られるパロキセチンまたは
パロキセチン塩を、1種類またはそれ以上の障害を患っているヒトに投与するこ
とを含む障害の治療方法; を提供する。 本発明により製造された活性化合物を使用する医薬組成物は、通常、経口投与
に適しているが、非経口投与のための溶解用処方もまた本発明の範囲とする。
【0020】 組成物は、通常、ヒトの患者により、遊離塩基を基準に計算して1〜200m
gの活性成分、より普通には5〜100mg、例えば10〜50mg、例えば1
0、12.5、15、20、25、30または40mgを含む単位用量組成物と
して提供される。最も好ましくは、単位用量は、遊離塩基を基準に計算して20
mgの活性成分を含む。該組成物は、投与される活性薬剤の総量が、遊離塩基を
基準に計算して活性成分5〜400mgの範囲となるように、正常には、1日1
〜6回、例えば1日に2、3または4回投与され、最も好ましくは、単位用量は
1日に1回投与される。 好ましい単位剤形は、制御型放出または遅延型放出に適した処方を含む錠剤ま
たはカプセルを含む。 本発明の組成物は、混合、充填および圧縮のような従来の混合法により処方で
きる。本発明に使用される適当な担体は、希釈剤、結合剤、崩壊剤、着色剤、フ
レーバーおよび/または保存剤を含む。これらの薬剤は、従来の方法、例えば市
販されている抗鬱剤にすでに使用されている方法と同様の方法で利用できる。 以下の実施例により本発明を説明する。
【0021】 実施例1 a)(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル
−1−メチルピペリジンの(−)−ジトルオイル酒石酸塩の製造 1600Lのガラスライン反応器を窒素でパージし、アセトン(830kgお
よび水(46L)を充填する。ついで、トランス4−(4’−フルオロフェニル
)−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジン(100%で110.4kg
)を加え、容器の内容物を、透明な溶液が得られるまで(1時間)よく撹拌しな
がら30〜33℃に加熱する。 2250Lのガラスライン反応器を窒素でパージし、アセトン(830kg)
、ついで(−)−ジトルオイル酒石酸(100%で320.0kg)を充填する
。混合物を120rpm、30〜33℃で、透明な溶液が得られるまで撹拌し、
ついでトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−
メチルピペリジン溶液を加え、30〜40℃に保持する。添加時間は30分〜2
.5時間であるべきである。(−)カルビノール溶液を含む容器をアセトン(1
6kg)ですすぎし、すすぎ液を主反応器に移す。 2250Lの反応器の温度を35〜40℃に30分間保持し、ついで20℃に
下げる。この時点で、撹拌速度を50rpmに低下させ、ついで混合物をさらに
5℃に冷却し、この温度で30分間保持する。 (−)−ジトルオイル酒石酸塩を、ステンレスの窒素パージした遠心分離器を
使用して収集し、湿った生成物1kg当たり、1.1kgのアセトンで洗浄する
。結晶化容器をアセトン(40kg)ですすぎし、これはまた生成物を洗浄する
ために使用される。
【0022】 b)(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル
−1−メチルピペリジンの単離 6300Lのガラスライン反応器をジクロロメタン(2060kg)および水
(1555L)、ついで(−)−ジトルオイル酒石酸塩湿ケークを充填する(上
記製造に従って4バッチ)。さらに、ジクロロメタン(2060kg)および水
(1555L)を加え、ついで25%wt/wt水酸化ナトリウム水溶液(22
0L)を加え、温度15〜25℃の範囲に維持する。 混合物を150rpmで20分間撹拌し、ついでpHを測定し、必要な場合、
25%wt/wtの水酸化ナトリウムの1kgアリコートを使用して、10.8
〜11.2の範囲内に調整する。混合物を15〜25℃で30分間撹拌し、pH
を再び測定し、必要な場合、水酸化ナトリウムを添加することにより10.8〜
11.2に調整する。 相を分離し、下部のジクロロメタン層を残した。水相をさらにジクロロメタン
(2000kg)で抽出し、再びpHを確認し、前のようにpHを調整する。 6300Lの容器中で合したジクロロメタン層を水(2000L)と一緒に1
5分間撹拌し、必要な場合、水酸化ナトリウムを添加することにより、再びpH
10.8〜11.2に保持する。 ジクロロメタン層を分取し、水(2000L)と一緒に30分間撹拌する。水
相を廃棄し、ジクロロメタン相を全く汚れていない6300Lの容器に移し、さ
らにジクロロメタン(265kg)で洗浄する。ジクロロメタン相を10℃に冷
却し、減圧下、40℃を超えない温度で535Lの量に蒸留する。 蒸留が完了すると、トルエン(1223kg)を加え、混合物を減圧下、65
℃を超えない温度で430Lの量に蒸留し、最終温度を25〜65℃で1時間に
わたってランピング(ramping)することにより達成する。 n−ヘプタン(1233kg)を2200Lのステンレスの保持容器に充填し
、60〜64℃に加温し、ついで撹拌器を90rpmに設定して、60〜64℃
で濃トルエン溶液に加える。結晶化が自然に始まるか、または種晶添加すること
により始まるかすると、混合物を1時間にわたって40℃に冷却する。ついで結
晶スラリーを1時間にわたって20℃に冷却し、さらに2時間にわたって0℃に
冷却する。 生成物を1Mフィルター乾燥器に収集し、冷却したn−ヘプタン(212k
g)で洗浄し、乾燥での損失が15%より小さくなるまで窒素を吹き付ける。つ
いで加熱し、生成物を最大35℃で、乾燥による損失が0.5%になるまで(4
時間)乾燥する。 ケークを32℃より低温に冷却し、ついでケグに排出する。 収率は約176kgである。
【0023】 実施例2 (−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1
−メチルピペリジン i)アセトン(476ml)および水(21ml)をトルエン(50ml)中
のラセミトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1
−メチルピペリジン(50g)の混合物に加え、33℃に加温して透明な溶液を
得る。これを前もって33℃に加温したアセトン(476ml)中の(−)−ジ
トルオイル酒石酸(146g)の溶液に加え、混合物を35〜40℃で30分間
撹拌する。ついで、結晶のスラリーを5℃に冷却し、室温で1時間撹拌する。塩
を収集し、冷アセトン(2×30ml)で洗浄する。
【0024】 ii)工程i)で得られた湿ケークを水(200ml)中で撹拌し、25%の
水酸化ナトリウムを使用してpHを8.5〜9.0に、ついで5%水酸化ナトリ
ウム水溶液を使用して10.8〜11.2に調整する。ジクロロメタン(200
ml)を加え、必要な場合、pHを5%水酸化ナトリウムを使用して10.8〜
11.2の間に再び調整する。相を分離し、水相を再びジクロロメタン(200
ml)で抽出し、必要な場合、5%水酸化ナトリウムを使用してpHを10.8
〜11.2の間に再び調整する。合したジクロロメタン相を水(238ml)で
洗浄し、必要な場合、5%水酸化ナトリウムを使用してpHを10.8〜11.
2の間に再び調整する。相を分離し、ジクロロメタン相を減圧下、30℃より低
温で、油状物質になるまで蒸発させる。油状物質をトルエン(176ml)に溶
解し、減圧下、65℃より低温で、残量が48〜50mlとなるまで蒸留するこ
とによりトルエンを除去する。残渣を60℃で撹拌し、60℃に予熱したn−ヘ
プタン(210ml)で処理する。得られた結晶スラリーを0〜5℃に冷却し、
この温度範囲内で1時間保持する。(−)トランス4−(4’−フルオロフェニ
ル)−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジンを濾過により単離し、冷却
したn−ヘプタン(35ml)で洗浄し、減圧下35℃で乾燥する。 20.6gの収量が得られる。
【0025】 実施例3 実施例2の反復であるが、工程i)で使用するトルエンの量を100mlに増
加して、21.2gの収量が得られた。
【0026】 実施例4 実施例2の反復であるが、工程i)で使用するトルエンの量を150mlに増
加して、20.8gの収量が得られた。
【0027】 実施例5 1:1のトルエン/アセトン中の(−)トランス4−(4’−フルオロフェニ
ル)−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジンの(−)−ジトルオイル酒
石酸塩の製造 トルエン(10ml)中のラセミトランス4−(4’−フルオロフェニル)−
3−ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジン(1.50g)の溶液を加温し、
撹拌し、アセトン(10ml)中の(−)ジトルオイル酒石酸(3.35g)の
溶液を加えた。混合物を徐々に冷却し、5分以内で結晶が生成した。懸濁液を一
晩周囲温度で放置し、ついで、白色結晶を濾過し、アセトンで洗浄し、減圧下で
乾燥した。 収量2.05g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 9/02 604 B01D 9/02 604 609 609A 617 617 625 625A 625Z C07D 405/12 C07D 405/12 // C07M 7:00 C07M 7:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AL,AU,BA, BB,BG,BR,BZ,CA,CN,CZ,DZ,E E,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KP,KR,LC,LK,LR,LT, LV,MA,MG,MK,MN,MX,MZ,NO,N Z,PL,RO,SG,SI,SK,SL,TR,TT ,TZ,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (71)出願人 スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー SmithKline Beecham p.l.c. イギリス国 ティダブリュ8 9ジーエ ス,ミドルセックス,ブレントフォード, グレート ウェスト ロード 980 (72)発明者 クリストファー・エス・ブルック アメリカ合衆国19046ペンシルベニア州キ ング・オブ・プルシア、スウェードラン ド・ロード709番 (72)発明者 アラン・ディ・カーゾンズ イギリス、ビーエヌ14・8キューエイチ、 ウエスト・サセックス、ワーシング、クラ レンドン・ロード (72)発明者 キャロリン・ダブリュー・グレイディ アメリカ合衆国19144ペンシルベニア州フ ィラデルフィア、ウィサヒッコン・アベニ ュー5450番 (72)発明者 アンソニー・ジェイ・オコナー イギリス、ビーエヌ13・2エイチキュー、 ウエスト・サセックス、ワーシング、クワ ントック・ロード40番 Fターム(参考) 4C054 AA02 BB01 CC02 DD01 EE04 EE12 FF05 FF11 4C063 AA01 BB08 CC81 DD10 EE01 4C086 AA01 AA04 BC21 GA02 GA14 GA15 GA16 MA01 MA04 ZA02 ZA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液中の下記構造式(1)で示されるピペリジンカルビノー
    ルのラセミ混合物と(−)−ジトルオイル酒石酸とを接触させ、ピペリジンカル
    ビノールの(−)−ジトルオイル酒石酸塩を結晶化し、結晶性塩を単離し、結晶
    性塩を中和してピペリジンカルビノールの(−)トランス異性体および(−)−
    ジトルオイル酒石酸を再生することを含む方法により製造される式(1) 【化1】 で示される(−)トランスカルビノールの製造法であって、以下の工程: (1)混合溶液が2〜3%wt/wtの水を含むように、典型的には、各々、水
    性アセトンおよび無水アセトン中のラセミピペリジンカルビノールおよび(−)
    −ジトルオイル酒石酸のアセトン溶液を混合する工程; (2)ラセミピペリジンカルビノールのトルエン溶液、または、所望により、ト
    ルエンおよび補助溶媒、典型的にはアセトン中のラセミピペリジンカルビノール
    溶液と、相溶性溶媒、典型的にはアセトン中の(−)−ジトルオイル酒石酸の溶
    液とを混合する工程; (3)30〜40℃でキラル塩結晶化を開始する工程; (4)結晶化混合物を3〜7℃に冷却した後に、キラル塩を単離する工程; (5)pH10.5〜11.5で(−)トランスピペリジンカルビノールを再生
    し、抽出する工程; (6)トルエン中の(−)トランスピペリジンカルビノールの濃縮溶液を形成し
    、該溶液を60〜65℃でヘプタンと接触させ、段階的に冷却して(−)トラン
    スピペリジンカルビノールを結晶化する工程; の1つまたはそれ以上により特徴付けられる方法。
  2. 【請求項2】 工程(1)が: a)i)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1
    −メチルピペリジンを、好ましくは30〜35℃で、水を添加した、好ましくは
    、4〜6%wt/wtの水を含むアセトンに、溶解する工程;および ii)別に、好ましくは1.6〜1.7モル当量の(−)ジトルオイル酒石酸を
    、好ましくは30〜35℃で、好ましくは、工程a)i)で使用したアセトンと
    実質的に同量のアセトンに溶解する工程; を包含する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程(1)がトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3
    −ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石
    酸溶液を、好ましくは30〜40℃で、より好ましくは35〜40℃で、適当に
    は120rpmで、急速撹拌しながら、可能な限り迅速に、好ましくは30分未
    満で混合することを包含する請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(2)がラセミピペリジンカルビノールのトルエン溶液
    にアセトンおよび所望により水を添加し、ついで、該トルエン溶液とアセトン中
    の(−)−ジトルオイル酒石酸溶液とを混合することを包含する請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 工程(3)が結晶化混合物を35〜40℃で、好ましくは3
    0分間保持して、結晶化を開始させることを包含する請求項1〜4いずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程(4)が結晶化混合物を3〜7℃に、好ましくは0.5
    〜1.5時間、より好ましくは1時間冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を3〜7℃
    で単離し、アセトンで洗浄し、ジトルオイル酒石酸塩を乾燥してもよいことを包
    含する請求項1〜5いずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(5)がジトルオイル酒石酸塩を、無機塩基、適当には
    水酸化ナトリウム水溶液を添加することにより水に溶解し、好ましくは15〜2
    5℃で、pH10.5〜11.5の範囲で、より好ましくはpH10.8〜11
    .2の範囲で、(−)トランスカルビノールを、有機溶媒、適当にはジクロロメ
    タンまたはトルエン中に抽出することを包含する請求項1〜6いずれか1項記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 非トルエン溶媒抽出物を好ましくは50℃より低温で、減圧
    下での溶媒蒸発により濃縮し、溶媒をトルエンに置換することを包含する請求項
    7記載の方法。
  9. 【請求項9】 トルエン溶液を、好ましくは65℃より低温で濃縮し、ヘプ
    タンと、好ましくは60〜64℃で混合することを含む請求項7または8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 好ましくは40℃に1時間にわたってゆっくりと冷却し、
    所望により種晶添加して結晶化を開始させ、さらに、好ましくは20℃に1時間
    にわたってゆっくりと冷却し、最後に、好ましくは0℃に冷却することを包含す
    る請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 結晶性(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−
    3−ヒドロキシメチル−1−メチルピペリジンを、好ましくは0℃で収集し、ヘ
    プタンで洗浄し、好ましくは35℃より低温で、乾燥における損失が好ましくは
    0.5%より小さくなるまで乾燥することを包含する請求項1〜10いずれか1
    項記載の方法。
  12. 【請求項12】 キラル酸での分割法による式(I)で示される(−)トラ
    ンスカルビノールの大規模製造法であって、以下の工程: a)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−メ
    チルピペリジンおよび(−)ジトルオイル酒石酸のアセトン中の各溶液、または
    トルエン中のトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル
    −1−メチルピペリジンおよびアセトン中の(−)ジトルオイル酒石酸の各溶液
    を、それぞれ形成する工程; b)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−メ
    チルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石酸溶液を撹拌しながら混合す
    る工程; c)混合物を保持し、結晶化を開始する工程; d)結晶化混合物を冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を単離し、アセトンで洗浄し
    、ジトルオイル酒石酸を乾燥してもよい工程; e)ジトルオイル酒石酸塩を、有機塩基を添加することにより水に溶解し、(−
    )トランスカルビノールを有機溶媒中に抽出する工程; f)溶媒抽出物を減圧下での溶媒蒸発により濃縮し、溶媒をトルエンに置換する
    工程; g)トルエン溶液を濃縮し、ヘプタンと混合する工程; h)ゆっくりと冷却して結晶化を開始する工程; i)結晶性(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメ
    チル−1−メチルピペリジンを収集し、ヘプタンで洗浄し、乾燥する工程; を含む方法。
  13. 【請求項13】 以下の工程: a)i)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1
    −メチルピペリジンを、水を添加した、好ましくは4〜6%wt/wtの水を含
    むアセトンに、好ましくは30〜35℃で溶解する工程;および ii)別に、好ましくは1.6〜1.7モル当量の(−)ジトルオイル酒石酸を
    、好ましくは、工程a)i)で使用したアセトンと実質的に同量のアセトン中に
    、好ましくは30〜35℃で溶解する工程; b)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメチル−1−メ
    チルピペリジン溶液および(−)ジトルオイル酒石酸溶液を、好ましくは30〜
    40℃で、より好ましくは35〜40℃で、適当には120rpmで、急速撹拌
    しながら混合する工程; c)結晶化混合物を30〜40℃で、好ましくは35〜40℃で、好ましくは3
    0分間保持して結晶化を開始する工程; d)結晶化混合物を、好ましくは3〜7℃で、好ましくは0.5〜1.5時間、
    より好ましくは1時間冷却し、ジトルオイル酒石酸塩を、好ましくは3〜7℃で
    単離し、アセトンで洗浄し、ジトルオイル酒石酸塩を乾燥してもよい工程; e)ジトルオイル酒石酸塩を、無機塩基、適当には水酸化ナトリウム水溶液を添
    加することにより水に溶解し、好ましくは15〜25℃で、好ましくはpH10
    .5〜11.5の範囲で、より好ましくはpH10.8〜11.2の範囲で、有
    機溶媒、適当にはジクロロメタンまたはトルエン中に(−)トランスカルビノー
    ルを抽出する工程; f)好ましくは50℃より低温で減圧下での溶媒蒸発により溶媒抽出物を濃縮し
    、溶媒をトルエンに置換する工程; g)トルエン溶液を、好ましくは65℃より低温で濃縮し、ヘプタンと、好まし
    くは60〜64℃で混合する工程; h)好ましくは40℃に1時間にわたってゆっくりと冷却し、所望により種晶添
    加して結晶化を開始させ、さらに、好ましくは20℃に1時間にわたってゆっく
    りと冷却し、最後に、好ましくは0℃に冷却する工程; i)結晶性(−)トランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシメ
    チル−1−メチルピペリジンを、好ましくは0℃で収集し、ヘプタンで洗浄し、
    好ましくは35℃より低温で、乾燥における損失が好ましくは0.5%より小さ
    くなるまで乾燥する工程; の1つまたはそれ以上により特徴付けられる請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 ラセミトランス4−(4’−フルオロフェニル)−3−ヒ
    ドロキシメチル−1−メチルピペリジンのトルエン溶液を、パロキセチンの製造
    における前工程から得る上記請求項いずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 (−)トランスピペリジンカルビノール生成物を、セサモ
    ールとカップリングさせ、ついで、脱保護してパロキセチン(2)を得、ついで
    、パロキセチンの医薬上許容される塩を形成してもよい請求項1〜14いずれか
    1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項15の方法を使用して得られる有効量または予防的
    量のパロキセチンまたはパロキセチン塩を、1種類またはそれ以上の障害を患っ
    ているヒトに投与することを含む障害の治療方法。
JP2001547059A 1999-12-23 2000-12-22 新規方法 Withdrawn JP2003518097A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9930577.3A GB9930577D0 (en) 1999-12-23 1999-12-23 Novel process
GB9930577.3 1999-12-23
PCT/US2000/035109 WO2001046148A1 (en) 1999-12-23 2000-12-22 Novel processes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003518097A true JP2003518097A (ja) 2003-06-03

Family

ID=10866992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001547059A Withdrawn JP2003518097A (ja) 1999-12-23 2000-12-22 新規方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20030004352A1 (ja)
EP (1) EP1242378A4 (ja)
JP (1) JP2003518097A (ja)
AU (1) AU2290401A (ja)
GB (1) GB9930577D0 (ja)
WO (1) WO2001046148A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006512278A (ja) * 2001-06-13 2006-04-13 テバ ファーマシューティカル インダストリーズ リミティド アルコキシ不純物を実質的に含有しないパロキセチンの製造方法
GB2382074A (en) 2001-11-14 2003-05-21 Basf Ag Recovery of chiral tartaric acid resolving agents
WO2022269643A1 (en) * 2021-06-25 2022-12-29 Vihita Chem Private Limited An improved process for the preparation of intermediate for paroxetine

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3680184D1 (de) * 1985-08-10 1991-08-14 Beecham Group Plc Verfahren zur herstellung von arylpiperidincarbinol.
DK716088D0 (da) * 1988-12-22 1988-12-22 Ferrosan As Reduktion af piperidin-dion-derivater samt intermediat
NZ307479A (en) * 1995-05-17 1999-08-30 Novo Nordisk As A process for preparing 4-(4-halo substituted phenyl)-3-(3,4-methylenedioxy phenoxy methyl)piperidine derivatives
EP1384711A1 (en) * 1996-06-13 2004-01-28 SUMIKA FINE CHEMICALS Co., Ltd. Optical resolution of a piperidine derivative
DE69910691T2 (de) * 1998-06-29 2004-07-08 Sumika Fine Chemical Co. Ltd. L-Tartrate von Trans-(-)-4-(4-Fluorphenyl)-3-Hydroxymethyl-Piperidin Verbindungen und Verfahren zu ihrer Herstellung
AU2200400A (en) * 1998-12-22 2000-07-12 Pentech Pharmaceuticals, Inc. Process for preparing arylpiperidine carbinol intermediates and derivatives
IT1313702B1 (it) * 1999-08-02 2002-09-09 Chemi Spa Processo per la preparazione di derivati 3-sostituiti di 4-fenil-piperidine.
GB9920147D0 (en) * 1999-08-25 1999-10-27 Smithkline Beecham Plc Novel process
GB9924855D0 (en) * 1999-10-20 1999-12-22 Smithkline Beecham Plc Novel processes
GB9924882D0 (en) * 1999-10-20 1999-12-22 Smithkline Beecham Plc Novel process
WO2001085688A1 (en) * 2000-05-12 2001-11-15 Synthon B.V. TOSYLATE SALTS OF 4-(p-FLUOROPHENYL)-PIPERIDINE-3-CARBINOLS

Also Published As

Publication number Publication date
AU2290401A (en) 2001-07-03
WO2001046148A1 (en) 2001-06-28
US20030004352A1 (en) 2003-01-02
EP1242378A1 (en) 2002-09-25
EP1242378A4 (en) 2003-01-15
GB9930577D0 (en) 2000-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002503248A (ja) 4−フェニルピペリジン化合物
JP3066083B2 (ja) 1―ベンジル―4―((5,6―ジメトキシ―1―インダノン)―2―イル)メチルピペリジンを調製する方法及びそのための中間物質
TWI335320B (ja)
US20040087795A1 (en) Novel processes for the preparation of 4-phenylpiperidine derivatives
JP2003518097A (ja) 新規方法
EP1137636A1 (en) Process for preparation of paroxetine maleate
JP2002532494A (ja) パロキセチンの誘導体
NL1017421C2 (nl) Werkwijze voor het vervaardigen van paroxetine.
JP2003502422A (ja) パロキセチンおよび構造上関連する化合物の製法
WO2001029032A1 (en) Process for the preparation of paroxetine
JP2002531451A (ja) パロキセチン塩酸塩の製法
JP2001526288A (ja) パロキセチン塩酸塩の製法
RU2198874C2 (ru) Дифенилалкилтетрагидропиридины, способ их получения и фармацевтические композиции на их основе
US20020137938A1 (en) Novel process
JP2002531452A (ja) 混合パロキセチンプロパン−2−オール溶媒和物
JP2003504365A (ja) 新規方法
WO2001012623A1 (en) Process for the preparation of paroxetine hydrochloride
WO2000078752A1 (en) Process for the production of paroxetine hydrochloride
JP2002533458A (ja) パロキセチン酢酸塩またはパロキセチンアナログの製造方法
JP2002533457A (ja) パロキセチン酢酸塩またはパロキセチンアナログの製造法
JP2002533441A (ja) 酢酸パロキセチンおよびそのアナログの製造法
WO2004026861A1 (ja) 塩酸パロキセチン水和物の製法
JP2002531450A (ja) パロキセチン・塩酸塩の製造方法
JP2002533459A (ja) パロキセチン酢酸塩またはパロキセチンアナログの製造方法
WO2001012624A1 (en) Paroxetine

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304