JP2003517141A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JP2003517141A
JP2003517141A JP2001545716A JP2001545716A JP2003517141A JP 2003517141 A JP2003517141 A JP 2003517141A JP 2001545716 A JP2001545716 A JP 2001545716A JP 2001545716 A JP2001545716 A JP 2001545716A JP 2003517141 A JP2003517141 A JP 2003517141A
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injection valve
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longitudinal axis
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イールディリム フェヴツィ
ヒューベル ミヒャエル
デーリング クリスティアン
シュタイン ユルゲン
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    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/07Fuel-injection apparatus having means for avoiding sticking of valve or armature, e.g. preventing hydraulic or magnetic sticking of parts

Abstract

(57)【要約】 内燃機関の燃料噴射装置用の燃料噴射弁(1)が、マグネットコイル(8)と、戻しばねによって閉鎖方向に負荷された可動子(21)と、該可動子(21)と摩擦力結合式に結合されている弁閉鎖体とからなっている。この弁閉鎖体(4)は弁座面と共働してシール座を形成しており、可動子(21)は可動子当接面(42)で磁石体(43)の磁極面(44)に当接するようになっている。可動子当接面(42)は、内縁部(47)に隣接していて内側に位置しているリング状の第1の縁部領域(31a)を有していて、該第1の縁部領域(31a)は、可動子(21)の長手方向軸線(30)に対して垂直な平面に対して内方に向かって傾けられており、可動子当接面(42)はさらに、外縁部(46)に隣接していて外側に位置しているリング状の第2の縁部領域(31b)を有していて、該第2の縁部領域(31b)は、可動子(21)の長手方向軸線(30)に対して垂直な平面に対して外方に向かって傾けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 従来の技術 本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の燃料噴射弁に関する。
【0002】 ドイツ連邦共和国特許公開第3535438号明細書に基づいて公知の、電磁
作動式の燃料噴射弁は、ケーシング内に、強磁性のコアを取り囲むマグネットコ
イルを有している。ケーシングに堅固に結合された弁座保持体とケーシングの端
面との間には、扁平可動子が配置されている。扁平可動子は2つの作業空隙を介
してケーシング及びコアと共働し、かつ、弁閉鎖部材を取り囲んでいてケーシン
グ固定に緊締されたガイドダイヤフラムを用いて半径方向で案内される。扁平可
動子と弁閉鎖部材との間の結合は、弁閉鎖部分を把持するリングを介して行われ
、このリングは扁平可動子と溶接されている。弁閉鎖部材はコイルばねを介して
閉鎖圧を負荷される。燃料通路及び扁平可動子のジオメトリ、特に、燃料通路に
隣接された領域の凹みは、燃料が可動子の周囲を流れることを可能にする。
【0003】 ドイツ連邦共和国特許公開第3535438号明細書に基づいて公知の燃料噴
射弁における欠点としては、次のことが挙げられる。すなわちこの公知の燃料噴
射弁では、燃料によって貫流されてそこで流れや渦流が発生する大きな中空室に
基づいて、キャビテーション発生の傾向が強い。可動子の引付け時における燃料
の押し退けは、大きな流れ抵抗に基づいて遅延され、ひいては燃料噴射弁の開放
時間に対して不都合な影響を与える。キャビテーションはさらに、扁平可動子の
頂点にではなく、扁平可動子の側面に設けられている貫流開口の位置によって、
さらに強くなる。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許第3143849号明細書に開示された構成では、同様
に成形された扁平可動子が燃料噴射弁において使用されている。この公知の構成
では、貫流開口は扁平可動子の頂点に設けられているが、しかしながら流体力学
的な特性は、可動子の依然として高く引き上げられた縁部によって、ほとんど改
善されておらず、この場合縁部は、可動子当接面に対して平行に方向付けられて
いて、可動子の縁部領域への燃料の押し退けを不可能にしている。
【0005】 ヨーロッパ特許第0683862号明細書に基づいて公知の電磁作動式の燃料
噴射弁では、その可動子は次のような特徴を有している。すなわちこの場合、燃
料噴射弁の開放時における液圧的な緩衝作用と、マグネットコイルを励起する電
流の遮断後における液体による粘着力とを最小に又は完全に排除するために、内
極に向けられた可動子当接面は僅かにくさび状に形成されている。さらに、蒸着
や窒化のような適宜な処置によって可動子の当接面は、耐摩耗性に構成されてお
り、その結果当接面は燃料噴射弁の耐用寿命全体にわたって等しい大きさを有し
、かつ燃料噴射弁の機能が損なわれることはない。
【0006】 ヨーロッパ特許第0683862号明細書に基づいて公知の燃料噴射弁には次
にような欠点がある。すなわちこの公知の燃料噴射弁では、特に、可動子当接面
の最適化が実施されているにもかかわらず、可動子の引付け時には作業間隙にお
いて相変わらず液体による緩衝力が存在している。マグネットコイルに励磁電流
が供給されると、可動子は内極に向かって運動し、この際に内極と可動子との間
に存在する燃料を押し退ける。この際に摩擦と慣性の効果に基づいて、局部的な
圧力場が形成され、この圧力場は可動子当接面上において、可動子の運動方向に
抗して作用する液圧力を生ぜしめる。そしてこれによって、燃料噴射弁の解法時
間及び調量時間が延長されてしまう。
【0007】 発明の利点 請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明による燃料噴射弁は、従来
技術に対して次にような利点を有している。すなわち本発明による燃料噴射弁で
は、可動子を適宜な幾何学形状で構成することによって、液体による緩衝力が著
しく減じられ、これによって燃料噴射弁を素早く開放させることができ、ひいて
はより正確な調量時間及び調量量を実現することができる。
【0008】 可動子当接面の有利なジオメトリは、可動子当接面の縁部領域の互いに逆向き
の傾斜によって達成される。可動子は2つのリング状の縁部領域を有しており、
この場合内側の縁部領域は内方に内径部に向かって傾けられており、これに対し
て外側の縁部領域は外方に外径部に向かって傾けられている。これによって可動
子当接面は傾けられた面によって制限されている。縁部面の傾斜角度は、作業間
隙内にある燃料の流れ特性に影響を与える。可動子当接面はこのような幾何学形
状によって小さくなり、これによって摩耗面も小さくなる。
【0009】 請求項2以下に記載の構成によって、請求項1に記載された燃料噴射弁の有利
な実施態様が可能である。
【0010】 特に、可動子内に軸方向通路を設けると有利であり、これによって、作業間隙
に存在する燃料は、可動子の操作時に可動子を貫いて流出することができるよう
になる。通路は有利には凹設部に配置されており、これによって、燃料が遅延な
しに可動子を貫いて逃げることができるので、流れ特性はさらに改善される。
【0011】 同様な効果は、可動子の外縁部に規則的な間隔をおいて設けられた切欠きによ
っても得ることができる。この場合燃料は、可動子当接面の外方に向かって傾斜
した形状に基づいて、可動子を受容する燃料噴射弁の中央切欠きの外縁部に押し
退けられ、そして可動子における切欠きを通って流出することができる。
【0012】 凹設部は斜めの面と垂直な面とによって制限されることができる。本発明の別
の構成では、傾けられた面によって形成されていて隆起したリング状の頂点のた
めに、異なった高さが与えられており、その結果さらに最小の面だけが可動子当
接面として働くことになる。
【0013】 マグネットコイルの領域における磁石面にリング状の切欠きを設けることによ
って、作業間隙の局部的な増大に基づいて、液体緩衝にポジティブな影響を与え
ることができる。
【0014】 図面 次に図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【0015】 図1は、従来技術による燃料噴射弁を示す、軸線を含む平面で断面された断面
図であり、 図2は、本発明による燃料噴射弁の可動子の第1実施例を拡大して示す断面図
であり、 図3は、図2に示された可動子の可動子当接面を上から見た平面図であり、 図4は、本発明による燃料噴射弁の可動子の第2実施例を拡大して示す断面図
であり、 図5は、本発明による燃料噴射弁の可動子の第3実施例を拡大して示す断面図
であり、 図6は、本発明による燃料噴射弁の可動子の第4実施例を拡大して示す断面図
であり、 図7は、本発明による燃料噴射弁の可動子の第5実施例を拡大して示す断面図
である。
【0016】 実施例の記載 図2〜図7を参照しながら本発明による燃料噴射弁の可動子の複数の実施例を
詳説する前に、本発明のより良好な理解のために、まず初めに図1を参照しなが
ら既に公知の燃料噴射弁の主要な構成部材について簡単に説明する。
【0017】 燃料噴射弁1は、混合気圧縮型火花点火式の内燃機関の燃料噴射装置のための
噴射弁の形で構成されている。燃料噴射弁1は特に、内燃機関の吸気管7内に燃
料を噴射するのに適している。以下において詳しく説明する、液圧式の可動子減
衰を減じるために処置は、しかしながら燃焼室に燃料を直接噴射する高圧噴射弁
においても同様に適している。
【0018】 燃料噴射弁1はコア25を有しており、このコア25は該コアを取り囲むよう
に射出されたプラスチック周壁16によって囲繞されている。弁ニードル3は弁
閉鎖体4と結合されていて、弁閉鎖体4は、弁座体5に配置された弁座面6と共
働してシール座を形成する。燃料噴射弁1は、図示の実施例では内方に向かって
開放する燃料噴射弁1であり、かつ吸気管7内に燃料を噴射する。コア25は磁
束回路の内極11を形成している。マグネットコイル8はプラスチック周壁16
内にカプセル化されていて、コイル保持体10に巻成されており、このコイル保
持体10はコア25に接触している。コア25と外極として働くノズル体2とは
、間隙12によって互いに隔てられていて、非磁性の結合部材13に支持されて
いる。マグネットコイル8は導電体14を介して、差込みコンタクト15を介し
て供給可能な電流によって励磁される。磁束回路は、例えばヨーク形の帰路形成
体17によって閉鎖される。
【0019】 弁ニードル3には戻しばね18が支持されており、この戻しばね18は、燃料
噴射弁1の図示の構造形式では、スリーブ19によって予負荷される。弁ニード
ル3は溶接シーム20を介して摩擦力結合式(kraftschluessig)に可動子21
と結合されている。
【0020】 燃料は中央の燃料供給部23を通してフィルタ24を介して供給される。
【0021】 燃料噴射弁1の休止状態において可動子21は戻しばね18によってその上昇
方向とは逆向きに負荷されて、弁閉鎖体4が弁座6にシール作用をもって接触状
態に保たれるようになっている。マグネットコイル8の励磁時に、マグネットコ
イル8は磁界を形成し、この磁界は可動子21を戻しばね18の戻し力に抗して
上昇方向に移動させる。可動子21は弁ニードル3を同様に上昇方向で連行する
。弁ニードル3に結合されている弁閉鎖体4は、弁座面6から持ち上がり、燃料
は弁ニードル3における半径方向孔22aと、弁座体5における切欠き22bと
、弁閉鎖体4における平らな面取り部22cとを介してシール座に導かれる。
【0022】 コイルの電流が遮断されると、可動子21は磁界の十分な消滅後に、戻しばね
18の圧力によって内極11から離れ、これによって可動子21と結合されてい
る弁ニードル3は上昇方向とは逆向きに運動し、弁閉鎖体4は弁座面6に載着し
、燃料噴射弁1は閉鎖される。
【0023】 図2には、燃料噴射弁1の本発明による構成の第1実施例が、軸線を含む断面
図で概略的に示されている。この図2では、本発明にとって重要な構成要素だけ
が増大して示されている。その他の構成要素は、公知の燃料噴射弁1、例えば図
1に示された燃料噴射弁1と同一である。また、既に記載したエレメントには、
同一符号を付け、説明の繰り返しは省く。
【0024】 既に図1において記載した可動子21、つまり図1においていわゆるプランジ
ャ型可動子(Tauchanker)は、図2〜図7において扁平可動子(Flachanker)の
形で設けられている。図2〜図6においては、対称的な長手方向軸線30の右側
における、可動子21の半部だけがそれぞれ示されている。
【0025】 可動子21は図2において2つの縁部領域31a,31bを有しており、両縁
部領域31a,31bは互いに傾けられた面32によって際立っている。この場
合内側の縁部領域31aの面32は、中央の切欠き48を制限する扁平可動子2
1の内縁部47によって制限されていて、内縁部47に向かって傾けられており
、これに対して外側の縁部領域31bの面32は、外縁部46によって制限され
ていて、外縁部46に向かって傾けられている。
【0026】 縁部領域31a,31bの間には2つの凹設部34が形成されており、両凹設
部34はそれぞれ内方に向かって傾けられた2つの面32によって際立っている
。凹設部34は軸方向通路35と接続されており、これらの軸方向通路35は可
動子21の長手方向軸線30に対して平行に延びていて、可動子21を貫通して
いる。
【0027】 マグネットコイル8の領域には、磁石体43の磁極面44に切欠き36が設け
られており、この切欠き36はリング状に形成されていて、可動子当接面42と
磁極面44との間における作業間隙37を局部的に増大させている。切欠き36
はこの場合マグネットコイル8にまで延びていることができる。磁石体43の代
わりに、マグネットコイル8を燃料から切り離す別の部材を設けることも可能で
ある。
【0028】 マグネットコイル8に励磁電流が供給されると、可動子21は磁石体43に向
かって運動し、この際に作業間隙37内に存在する燃料を押し退ける。燃料は傾
けられた面32を介して通路35内に、もしくは内縁部47及び外縁部46へと
押し退けられ、可動子21を越えて流出することができる。可動子21の通路3
5及び外側領域もしくは内側領域への燃料の分布によって、作業間隙37内にお
ける液体、つまり燃料噴射弁1の開放動作を妨げない液体の迅速な流出が達成さ
れる。
【0029】 図3には、燃料噴射弁1の本発明による構成の図2に示された実施例における
可動子21が上から見た平面図で略示されている。
【0030】 傾けられた面32同士がそこで互いに隣接している、隆起した同心的な頂点3
3が、リング状の3つの残留可動子当接面38を形成している。これによって可
動子21は開放動作の終了時にもはや可動子当接面42全体で磁石体43に当接
するのではなく、頂点33によって形成されたリング状の残留可動子当接面38
だけによって磁石体43に当接する。これによって閉鎖動作が加速される。それ
というのは、小さな残留可動子当接面38は液体の粘着力を相応に僅かしか被ら
ず、従って可動子21は容易に磁石体43から解離するからである。
【0031】 凹設された同心的な頂点39は、凹設部34に位置している。規則的な間隔を
おいて凹設部34には通路35が設けられており、これらの通路35は可動子2
1の長手方向軸線30に対して平行に可動子21を貫通している。この場合通路
35の直径もまた可変に構成することができ、その結果各凹設部34において種
々異なる寸法で構成された通路35が、直径の増大する引込み領域に相応して設
けられている。
【0032】 通路35の数及び寸法は燃料の流れ特性にかなりの影響を与える。従って図3
においては、可動子21の外縁部46の近傍に位置している凹設部34には、大
きな直径をもつ通路35が示されており、それよりも内側に位置している凹設部
34には小さな直径をもつ通路35が示されている。通路35の特に有利な配置
形式では、これらの通路35は半径方向において一列に位置している。
【0033】 図4には、燃料噴射弁1の本発明による構成の第2実施例が、軸線を含む断面
図で略示されている。
【0034】 図2とは異なりこの実施例では凹設部34は、互いに隣接し合う傾けられた2
つの面32から成るのではない。両方の凹設部34はそれぞれ1つの傾けられた
面32と、可動子21の長手方向軸線30に対して平行に延びる面40とを有し
ている。通路35及び、マグネットコイル8の領域に位置している磁石体43の
リング状の切欠き36は、図2に示された第1実施例におけるように構成されて
いる。凹設部34ののこ歯状の構成は、可動子21の特に簡単に製造可能な構成
である。
【0035】 図5には、燃料噴射弁1の本発明による構成の第3実施例が、軸線を含む断面
図で略示されている。
【0036】 図5に示された実施例は、図2に示された実施例を簡単化した変化実施例であ
る。この実施例においても可動子当接面42は2つの縁部領域31a,31bを
有しており、両縁部領域31a,31bは互いに対して傾けられた各2つの面3
2によって制限されている。間に位置しているただ1つの凹設部34には、通路
35が設けられている。
【0037】 図6には、燃料噴射弁1の本発明による構成の第4実施例が、軸線を含む断面
図で略示されている。
【0038】 図5に示された変化実施例に対して、図6に示された形状は隆起した頂点33
のうちの1つが低下していることによって際立っている。これによって、有効な
可動子当接面38をさらに小さくすることができ、これによって可動子21は頂
点33のうちの1つにおいてしか当接せず、磁石体43における可動子21の粘
着性はさらに減じられる。隆起した1つの頂点33を低下させることによって、
そこにおいて作業間隙37をさらに増大させることができ、このことは、作業間
隙37に存在する燃料の流れ特性に対して有利に作用する。
【0039】 図7には、燃料噴射弁1の本発明による構成の第5実施例が、可動子当接面4
2を上から見た平面図で示されている。
【0040】 作業間隙37内に存在する燃料の良好な分配及び排出のために、可動子21の
外縁部46に切欠き41が設けられている。このように外縁部46に複数の切欠
き36を設けることによっても同様に、有効な可動子当接面38を減少させるこ
とができ、かつ縁部領域31bの傾けられた面32を介して燃料を縁部側でスム
ーズに押し退けることができる。
【0041】 本発明は図示の実施例に制限されるものではなく、燃料噴射弁の他の様々な構
造形式においても実現可能である。特に本発明は、プランジャ型可動子21にお
いても使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術による燃料噴射弁を示す、軸線を含む平面で断面された断面図である
【図2】 本発明による燃料噴射弁の可動子の第1実施例を拡大して示す断面図である。
【図3】 図2に示された可動子の可動子当接面を上から見た平面図である。
【図4】 本発明による燃料噴射弁の可動子の第2実施例を拡大して示す断面図である。
【図5】 本発明による燃料噴射弁の可動子の第3実施例を拡大して示す断面図である。
【図6】 本発明による燃料噴射弁の可動子の第4実施例を拡大して示す断面図である。
【図7】 本発明による燃料噴射弁の可動子の第5実施例を拡大して示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン デーリング ドイツ連邦共和国 シュツツトガルト ロ ーベルト−ライヒト−シュトラーセ 55 (72)発明者 ユルゲン シュタイン ドイツ連邦共和国 イリンゲン ベルタ− フォン−ズットナー−ヴェーク 11 Fターム(参考) 3G066 AA01 AB02 BA19 BA51 CC68T CE22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃料噴射装置用の燃料噴射弁(1)であって、マ
    グネットコイル(8)と、戻しばね(18)によって閉鎖方向に負荷された可動
    子(21)と、該可動子(21)と摩擦力結合式に結合されている弁閉鎖体(4
    )とが設けられており、該弁閉鎖体(4)が弁座面(6)と共働してシール座を
    形成しており、可動子(21)が可動子当接面(42)で磁極面(44)に当接
    するようになっており、しかも可動子(21)が外縁部(46)と、中央の切欠
    き(48)を制限する内縁部(47)とを有している形式のものにおいて、 可動子当接面(42)が、内縁部(47)に隣接していて内側に位置している
    リング状の第1の縁部領域(31a)を有していて、該第1の縁部領域(31a
    )が、可動子(21)の長手方向軸線(30)に対して垂直な平面に対して内方
    に向かって傾けられており、可動子当接面(42)がさらに、外縁部(46)に
    隣接していて外側に位置しているリング状の第2の縁部領域(31b)を有して
    いて、該第2の縁部領域(31b)が、可動子(21)の長手方向軸線(30)
    に対して垂直な平面に対して外方に向かって傾けられていることを特徴とする燃
    料噴射弁。
  2. 【請求項2】 リング状の傾けられた縁部領域(31a,31b)の間に、
    少なくとも1つの凹設部(34)が形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁
  3. 【請求項3】 各凹設部(34)が2つの傾けられた面(32)によって制
    限されており、両面(32)が、可動子(21)の長手方向軸線(30)に対し
    て垂直な平面に対して互いに逆向きに傾けられている、請求項2記載の燃料噴射
    弁。
  4. 【請求項4】 傾けられた縁部領域(31a,31b)の間における各凹設
    部(34)が、可動子(21)の長手方向軸線(30)に対して垂直な平面に対
    して傾けられた第1の傾けられた面(32)と、可動子(21)の長手方向軸線
    (30)に対して平行に延びる第2の面(40)とによって制限されている、請
    求項2記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 可動子当接面(42)が、隆起した頂点(33)と沈み込ん
    だ頂点(39)とを有していて、隆起した頂点(33)において可動子当接面(
    42)と磁極面(44)との間の間隔が最小であり、沈み込んだ頂点(39)に
    おいて可動子当接面(42)と磁極面(44)との間の間隔が最大である、請求
    項3又は4記載の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 沈み込んだ頂点(39)に軸方向の通路(35)が設けられ
    ていて、該通路(35)が可動子(21)を貫通している、請求項5記載の燃料
    噴射弁。
  7. 【請求項7】 可動子当接面(42)と磁極面(44)との間の間隔が、隆
    起した頂点(33)において異なっている、請求項6記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 可動子(21)がその外縁部(46)に少なくとも1つの切
    欠き(41)を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載の燃料噴射
    弁。
  9. 【請求項9】 磁極面(44)がマグネットコイル(8)の領域においてリ
    ング状の切欠き(36)を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載
    の燃料噴射弁。
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