JP2003515369A - ウレタンゴルフボール - Google Patents

ウレタンゴルフボール

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JP2003515369A JP2001541096A JP2001541096A JP2003515369A JP 2003515369 A JP2003515369 A JP 2003515369A JP 2001541096 A JP2001541096 A JP 2001541096A JP 2001541096 A JP2001541096 A JP 2001541096A JP 2003515369 A JP2003515369 A JP 2003515369A
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Abstract

(57)【要約】 中心部、カバー、及び任意に、中心部及びカバー間に配置された少なくとも1層の中間層を含むゴルフボールであって、中心部、カバー、及び少なくとも1層の中間層の少なくとも1層が、1種以上のポリオールと1種以上のポリイソシアネートとのプレポリマー、及び1種以上の硬化剤の反応生成物を含むポリウレタン組成物で形成されているゴルフボール。ゴルフ要具の形成に適する、1種以上のポリオールと1種以上のポリイソシアネートとのプレポリマー、及び1種以上の硬化剤の反応生成物を含むポリウレタン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、一般的にはゴルフボール、特にポリウレタン組成物を含むポリマー
ブレンドから形成されたゴルフボールコア、中間層、及びカバーに関する。ポリ
ウレタン組成物は、ポリイソシアネート及びポリオールのプレポリマー、並びに
ジオールまたはジアミン硬化剤を含む。本発明のゴルフボールは、耐久性及び改
良されたレジリエンスのような所望の使用特性を提供することが見いだされた。
【0002】 発明の背景 従来のゴルフボールは2つの一般的な種類または群、すなわち固体ボール及び
巻き付けられたボールに分けられる。これらの異なる種類の構成より生じる使用
特性の違いは非常に有意である。固体構成のボールは、耐久性のあるボール及び
最大飛距離を提供するので、一般的には平均的な気晴らしのゴルファーに最も受
けがよい。別の種類の固体ボールは、カバー物質に包まれた、通常架橋ゴムから
形成された固体コアで製造されている。典型的には、固体コアは亜鉛ジアクリレ
ートのような架橋剤で化学的に架橋されているポリブタジエンゴムから形成され
ている。固体コアは、一般的にはデラウェア州ウィルミントンのE. I. DuPont d
e Nemours and Co.により製造されたイオノマー樹脂であるSURLYN(登録商標)
のような物質から形成されている靱性で切断抵抗のあるカバーに包まれている。 大きな割合で、イオノマー樹脂がカバー物質としてバラタに代わってきた。化
学的には、イオノマー樹脂は、オレフィンと10〜90%のカルボン酸基が金属
イオンにより中和されているα,β-エチレン性不飽和カルボン酸のコポリマー
である。市販されているイオノマー樹脂には、例えば、DuPont製のSURLYN(登録
商標)及びExxon Corporation製のIOTEK(登録商標)のような、金属塩で中和さ
れたエチレンとメタクリル酸またはアクリル酸のコポリマーが含まれる。これら
のイオノマー樹脂は金属イオンの種類、酸の量、及び中和度により識別される。
【0003】 コアをイオノマーカバーで包むことにより、ほとんどゴルファーにより破壊で
きないボールが提供される。コア−カバーの組合せがボールに高い初期速度を付
与し、その結果飛距離が改良される。固体のゴルフボールを形成するのに使用さ
れる物質は非常に剛性であるため、固体ボールは一般的にはクラブで打ったとき
に硬い“触感”を有する。同様に、同じ理由で、これらの固体ゴルフボールはス
ピン速度が比較的低く、それはより長い飛距離を提供する別の因子である。 典型的な単一層のコア及び単一カバー層の構成を変えて、カバー及びコア間に
少なくとも1層のマントル層を配置させたボールを提供することにより従来の固
体ボールの性質を改良することは当業者に公知である。固体コアと同様に、種々
のカバー層、マントル層、及び中間層は、典型的には亜鉛ジアクリレートのよう
な架橋剤で化学的に架橋されているポリブタジエンゴムから形成されている。“
触感”及び圧縮のような多層ボールの使用特性は、1層以上のこれらの中間層の
性質を変化させることにより要求どおりに製造しうる。
【0004】 しかしながら、巻き付けられたボールはそのスピン及び“触感”特性のために
上級のプレイヤーには相変わらず好ましいボールである。巻き付けられたボール
は、典型的には伸張された弾性糸が巻き付けられた固体ゴムまたは液体中心コア
を有する。この巻き付けられたコアは、次いでDuPont製のSURLYN(登録商標)の
ような耐久性のあるカバー物質、またはバラタまたはポリウレタンのようなより
軟質のカバー物質で覆われている。バラタは天然または合成のtrans-ポリイソプ
レンゴムであり、その柔らかさのために高度に熟練したゴルファーに都合のよい
カバー物質である。巻き付けられたボールは、一般的には巻き付けられていない
ボールより軟質で高いスピンを提供するので、熟練したゴルファーがゴルフボー
ルの方向、飛行行程、及び距離をより正確にコントロールするすることができる
。バラタで覆った巻き付けられたボールの制御及び停止能力が高いことは、これ
らのボールの高いスピン速度のためにゴルファーがそのボールを落下点に非常に
近いところで停止させうるグリーンへのアプローチショットの際に特に明らかで
ある。しかしながら、バラタで覆ったボールは容易に損傷を受けるため、気晴ら
しのゴルファーに必要とされる耐久性は不足している。
【0005】 巻き付けられたボール、従来の固体ボール、2層のカバー層、2層のコア層を
有する多層ボール、及び/またはカバー及びコア間にマントル層が配置されてい
るボールの形成に使用する層の性質の改良に関する多くの特許が認められている
。例えば、米国特許第3,147,324号は、ポリウレタンカバーを有するゴルフボー
ルの製造法に関する。 ほぼ1960年以来、ポリウレタンがゴルフボールカバーの有用な物質として
認められてきた。ポリウレタンは、ポリウレタンプレポリマーと硬化剤との反応
生成物である。ポリウレタンプレポリマーは、ポリオールとジイソシアネートと
の反応により形成された生成物である。既に使用されている硬化剤は、典型的に
はジアミンまたはグリコールである。硬化剤及びポリウレタンプレポリマー間の
反応を促進するのに触媒がしばしば使用される。 1960年以来、種々の会社がゴルフボールカバー物質としてのポリウレタン
の有用性を研究してきた。米国特許第4,123,061号には、ポリエーテルのポリウ
レタンプレポリマー及び三官能性ポリオール、四官能性ポリオールまたはジアミ
ンのような硬化剤から製造されたゴルフボールが教示されている。米国特許第5,
334,673号には、ゴルフボールカバーの形成に、市場で入手しうる二つのカテゴ
リーのポリウレタン、すなわち、熱硬化性及び熱可塑性ポリウレタンを使用する
こと、特に、ポリウレタンプレポリマー及びゆっくり反応するアミン硬化剤、及
び/または二官能性グリコールの組成物から製造された熱硬化性ポリウレタンで
覆ったゴルフボールが開示されている。最初に成功した市販のポリウレタンで覆
ったゴルフボールは、Titleist(登録商標)プロ選手用ボールであり、1993
年に初めて発売された。
【0006】 SURLYN(登録商標)またはイオノマーで覆ったゴルフボールと異なり、ポリウ
レタンゴルフボールカバーはバラタで覆ったゴルフボールの柔らかい“触感”を
有するように配合しうる。しかしながら、ポリウレタン製のゴルフボールカバー
は、今日までレジリエンスまたはゴルフクラブで打った後のゴルフボールの初期
速度の関数である跳ね返りに関してSURLYN(登録商標)で覆ったゴルフボールに
は十分対抗できなかった。 米国特許第3,989,568号には、1種または2種のポリウレタンプレポリマーと
1種または2種のポリオールまたは迅速に反応するジアミン硬化剤を用いた三成
分系が開示されている。系のために選択された反応体は2種以上の競争反応にお
いて異なる反応速度を有する必要がある。 米国特許第4,123,061号には、ポリエーテルのポリウレタンプレポリマー及び
三官能性ポリオール、四官能性ポリオールまたは迅速に反応するジアミン硬化剤
から製造されたゴルフボールが開示されている。 米国特許第5,334,673号には、熱硬化性ポリウレタンプレポリマー及びゆっく
り反応するポリアミン硬化剤及び/または二官能性グリコールの組成物から製造
されたゴルフボールカバーが開示されている。得られるゴルフボールは、バラタ
またはSURLYN(登録商標)から製造されたカバーと比較して耐剪断性及び切断抵
抗が改良されていることが見いだされている。
【0007】 米国特許第5,692,974号には、ゴルフボールカバー組成物にカチオンイオノマ
ーを使用する方法が開示されている。更に、この特許は、ウレタンイオノマーを
含むカバー及びコアを有するゴルフボールに関する。ポリウレタンにおいてイオ
ン相互作用を誘導してカチオンタイプのイオノマーを製造するt-ブチルクロライ
ドのようなアルキル化剤の添加により改良されたレジリエンス及び初期速度が得
られている。 国際特許願第WO 98/37929号には、ジイソシアネート/ポリオールプレポリマ
ー及びゆっくり反応するジアミン及び迅速に反応するジアミンのブレンドを含む
硬化剤のブレンドを含むゴルフカバー用組成物が開示されている。改良された“
触感”、使用特性及び耐久性が示されている。 従来のポリウレタンエラストマーは、SURLYN(登録商標)またはその他のイオ
ノマー樹脂よりレジリエンスが低いことが知られている。本発明によれば、ゴル
フボールコア、中間及びマントル層、及び/またはカバーの形成にポリウレタン
組成物を使用すると、組成物を用いて調製したゴルフボールの速度が、(1) SURL
YN(登録商標)で覆ったゴルフボールにおいて観察される速度に近く、かつ(2)
別のウレタン組成物を用いた場合に示される速度より高くなることが見いだされ
た。
【0008】 発明の要約 本発明は、中心部、カバー、及び任意に、中心部及びカバー間に配置する1層
以上の中間層を含むゴルフボールであって、中心部、カバー、及び1層以上の中
間層の少なくとも1層が、 以下の構造式を有するポリエーテルポリオール、
【0009】
【化9】
【0010】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは連鎖の長さであって1乃至約45である。) 以下の構造式を有するポリエステルポリオール、
【0011】
【化10】
【0012】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは連鎖の長さであって1乃至約25である。) 以下の構造式を有するポリカプロラクトンポリオール、
【0013】
【化11】
【0014】 (式中、R1は1乃至20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖
であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。)、及び 以下の構造式を有するポリカーボネートポリオール、
【0015】
【化12】
【0016】 (式中、R1は主としてビスフェノールA単位-(p-C6H4)-C(CH3)2-(p-C6H4)-また
はその誘導体であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) からなる群から選択される1種以上のポリオールと、p-フェニレンジイソシアネ
ートとを含むプレポリマーの反応生成物を含むポリウレタン組成物で形成されて
いるゴルフボールに関する。 一実施態様においては、ポリオールは、ポリエチレンプロピレングリコール、
ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール
、及びそれらの混合物からなる群から選択されたポリエーテルポリオールである
。好ましくは、ポリエーテルポリオールはポリテトラメチレンエーテルグリコー
ルを含む。
【0017】 別の実施態様においては、ポリオールは、ポリエチレンアジペートグリコール
、ポリブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリ
コール、o-フタレート-1,6-ヘキサンジオール、及びそれらの混合物からなる群
から選択されたポリエステルポリオールである。更に別の実施態様においては、
ポリオールは、1,6-ヘキサンジオール開始ポリカプロラクトン、ジエチレングリ
コール開始ポリカプロラクトン、トリメチロールプロパン開始ポリカプロラクト
ン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン、1,4-ブタンジオール開始
ポリカプロラクトン、ポリテトラメチレンエーテルグリコール開始ポリカプロラ
クトン、及びそれらの混合物からなる群から選択されたポリカプロラクトンポリ
オールである。更なる実施態様においては、ポリオールは、ポリフタレートカー
ボネートを含むポリカーボネートポリオールである。好ましくは、ポリオールの
分子量は約600乃至約4000である。一実施態様においては、ポリオールは
飽和または不飽和結合及び置換または未置換芳香族及び環状基を含む。好ましい
実施態様においては、ポリオールはプレポリマーの約70乃至98質量%存在し
、p-フェニレンジイソシアネートはプレポリマーの約2乃至30質量%存在し、
硬化剤はプレポリマーの約10乃至110質量%存在する。
【0018】 別の実施態様においては、p-フェニレンジイソシアネートはプレポリマーの約
2乃至12質量%、好ましくはプレポリマーの約5乃至8質量%存在する。好ま
しくは、1種以上の硬化剤は、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼン及び
1,3-ビス-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン、及び1,3-ビス-{2
-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン、1,4-ブタンジオ
ール、レゾルシノール-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、ハイドロキノン-ジ
-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、エチレングリコール、ジエチレングリコール
、ポリエチレングリコール、平均分子量が約250乃至約4000のポリテトラ
メチレンエーテルグリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
好ましくは、ポリテトラメチレンエーテルグリコールの平均分子量は約250乃
至約2000である。 更に別の実施態様においては、アミン硬化剤は、3,5-ジエチルトルエン-2,4(2
,6)-ジアミンの異性体、3,5-ジメチルチオ-2,4(2,6)-トルエンジアミンの異性体
、4,4′-ビス-(sec-ブチルアミノ)-ジフェニルメタン、1,4-ビス-(sec-ブチルア
ミノ)-ベンゼン、4,4′-メチレン-ビス-(2-クロロアニリン)、4,4′-メチレン-
ビス-(3-クロロ-2,6-ジエチルアニリン)、トリメチレングリコール-ジ-p-アミノ
ベンゾエート、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート、及びそ
れらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、アミン硬化剤の分子量は
約64乃至約2000である。
【0019】 好ましい実施態様においては、ポリウレタン組成物は、p-フェニレンジイソシ
アネート、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び3,5-ジメチルチオ-2,4
-トルエンジアミン及び3,5-ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミンの混合物の反応
生成物を含む。 別の好ましい実施態様においては、カバーはポリウレタン組成物で形成される
。一実施態様においては、ボールは1層以上の前記中間層を含み、1層以上の前
記層がポリウレタン組成物からなる。更に別の実施態様においては、中心部は流
体充填中心部、固体中心部、ゲル中心部、または中空中心部である。更に別の実
施態様においては、ポリウレタン組成物が更に密度調節充填剤を含む。 本発明はまた、ゴルフ要具の形成に適するポリウレタン組成物であって、 以下の構造式を有するポリエーテルポリオール、
【0020】
【化13】
【0021】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは連鎖の長さであって1乃至約45である。) 以下の構造式を有するポリエステルポリオール、
【0022】
【化14】
【0023】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは連鎖の長さであって1乃至約25である。) 以下の構造式を有するポリカプロラクトンポリオール、
【0024】
【化15】
【0025】 (式中、R1は1乃至20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖
であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。)、及び 以下の構造式を有するポリカーボネートポリオール、
【0026】
【化16】
【0027】 (式中、R1は主としてビスフェノールA単位-(p-C6H4)-C(CH3)2-(p-C6H4)-また
はその誘導体であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) からなる群から選択される1種以上のポリオールと、p-フェニレンジイソシアネ
ートとのプレポリマーの反応生成物を含むポリウレタン組成物に関する。 一実施態様においては、ポリオールは、ポリエチレンプロピレングリコール、
ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール
、及びそれらの混合物からなる群から選択されたポリエーテルポリオールである
。好ましい実施態様においては、ポリエーテルポリオールはポリテトラメチレン
エーテルグリコールを含む。
【0028】 別の実施態様においては、ポリオールは、ポリエチレンアジペートグリコール
、ポリブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリ
コール、o-フタレート-1,6-ヘキサンジオール、及びそれらの混合物からなる群
から選択されたポリエステルポリオールである。 更に別の実施態様においては、ポリオールは、1,6-ヘキサンジオール開始ポリ
カプロラクトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、トリメチロー
ルプロパン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラ
クトン、1,4-ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、ポリテトラメチレンエー
テルグリコール開始ポリカプロラクトン、及びそれらの混合物からなる群から選
択されたポリカプロラクトンポリオールである。更に別の実施態様においては、
ポリオールは、ポリフタレートカーボネートを含むポリカーボネートポリオール
である。 好ましくは、ポリオールの分子量は約600乃至約4000である。一実施態
様においては、ポリオールは飽和または不飽和結合及び置換または未置換芳香族
及び環状基を含む。
【0029】 好ましい実施態様においては、ポリオールはプレポリマーの約70乃至98質
量%存在し、p-フェニレンジイソシアネートはプレポリマーの約2乃至30質量
%存在し、硬化剤はプレポリマーの約10乃至110質量%存在する。更に好ま
しい実施態様においては、p-フェニレンジイソシアネートはプレポリマーの約2
乃至12質量%存在する。最も好ましくは、p-フェニレンジイソシアネートはプ
レポリマーの約5乃至8質量%存在する。 一実施態様においては、1種以上の硬化剤は、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキ
シ)ベンゼン及び1,3-ビス-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン、
及び1,3-ビス-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン
、1,4-ブタンジオール、レゾルシノール-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、
ハイドロキノン-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、平均分子量が約250乃至約4
000のポリテトラメチレンエーテルグリコール、及びそれらの混合物からなる
群から選択される。好ましくは、ポリテトラメチレンエーテルグリコールの分子
量は約250乃至2000である。
【0030】 別の実施態様においては、アミン硬化剤は、3,5-ジエチルトルエン-2,4(2,6)-
ジアミンの異性体、3,5-ジメチルチオ-2,4(2,6)-トルエンジアミンの異性体、4,
4′-ビス-(sec-ブチルアミノ)-ジフェニルメタン、1,4-ビス-(sec-ブチルアミノ
)-ベンゼン、4,4′-メチレン-ビス-(2-クロロアニリン)、4,4′-メチレン-ビス-
(3-クロロ-2,6-ジエチルアニリン)、トリメチレングリコール-ジ-p-アミノベン
ゾエート、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート、及びそれら
の混合物からなる群から選択される。好ましくは、アミン硬化剤の分子量は約6
4乃至約2000である。 好ましい実施態様においては、ポリウレタン組成物は、p-フェニレンジイソシ
アネート、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び3,5-ジメチルチオ-2,4
-トルエンジアミン及び3,5-ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミンの混合物の反応
生成物を含む。別の実施態様においては、ポリウレタン組成物が更に密度調節充
填剤を含む。
【0031】 好ましい実施態様の説明 本発明は、特に、得られるゴルフボールが改良されたレジリエンス及び初期速
度を有するような、1種以上のポリイソシアネート、好ましくはp-フェニレンジ
イソシアネート、及び1種以上のポリオールを含むプレポリマー、及び硬化剤の
反応生成物を含むポリウレタン組成物(“ポリウレタン組成物”)から形成され
た中間層、及び/またはカバーを有するゴルフボールに関する。 本発明にしたがって形成されたゴルフボールは、例えば、完全に本発明のポリ
ウレタン組成物からなる均質な素材から形成された一層構造物を有する。そのよ
うなボールは、所望であれば、本明細書に記載されているような従来のゴルフボ
ールカバー及び/または中間層物質のブレンドを更に含みうる。本明細書に開示
されている物質で形成された一層構造のボールは非常に耐久性があるが、比較的
高スピン及び低速度のために大きな飛距離がでない。本発明の別の実施態様には
、本明細書に開示されているポリウレタン組成物を含むコア、液体中心部、中間
層、及び/またはカバーを有する二層構造で多成分の巻き付けられたボールが含
まれる。 本明細書において使用されている“ゴルフボールコア”という用語は、カバー
内に含まれるゴルフボールのいずれの部分を言及するのにも使用される。3層以
上を有するゴルフボールの場合には、“ゴルフボールコア”という用語には1層
以上の内部層が含まれ、典型的には1層以上の中間層に包まれた中心部を言及す
る。そのようなボールは“二重コア(dual core)”ゴルフボールとして公知で
ある。中心部は固体でも、ゲル充填でも、中空でも流体充填でもよい。“内部コ
ア”という用語は、“中心部”または“ゴルフボール中心部”と相互に交換して
使用でき、“外部コア”という用語は、“中間層”または“1層以上の中間層”
と相互に交換して使用できる。例えば、任意の種類の中間層は中心部のまわりに
巻き付けられた伸張されたエラストマー性物質である。伸張されたエラストマー
性物質が中間層として含まれる場合には、本発明の組成物はエラストマー性物質
、中心部、またはその両方に添加しうる。中間層は、例えば、単一層または多層
カバー、単一層または多層コア、ともに単一層のカバー及びコア、または多層カ
バー及び多層コアの両方を有するボール内に含まれうる。前述の種類の中間層は
、業界及び本明細書においては、内部カバー層、外部コア層、またはマントル層
と呼ばれることもある。
【0032】 本発明のポリウレタン組成物は、ポリイソシアネート、1種以上のポリオール
、及び1種以上の硬化剤の反応生成物を含む。適するポリイソシアネートには、
例えば、p-フェニレンジイソシアネート(“PPDI”)、4,4′-ジフェニルメタン
ジイソシアネート(“MDI”)、高分子量MDI、トルエンジイソシアネート(“TD
I”)、3,3′-ジメチル-4,4′-ビフェニレンジイソシアネート(“TODI”)、イ
ソホロンジイソシアネート(“IPDI”)、4,4′-ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート(“HMDI”)、及びそれらの混合物が含まれる。ポリイソシアネート
は、1個以上のイソシアネート基を有する化合物、例えば、ジ-、トリ-、及びテ
トラ-イソシアネートであるとして当業者に公知である。好ましくは、ポリイソ
シアネートはPPDIである。 適するポリオールには、限定するわけではないが、ポリブタジエングリコール
、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリ
オール、及びポリカーボネートポリオールが含まれる。好ましいポリエーテルポ
リオールは、以下の一般的な構造式を有するポリオールである。
【0033】
【化17】
【0034】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは1乃至約45である。) 例には、限定するわけではないが、ポリエチレンプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール、ポリオキシプロピレングリコール、及びそれ
らの混合物が含まれる。炭化水素鎖は、飽和または不飽和結合及び置換または未
置換芳香族及び環状基を含みうる。本発明の好ましいポリエーテルポリオールは
ポリテトラメチレンエーテルグリコール(“PTMEG”)である。 好ましいポリエステルポリオールは、以下の一般的な構造式を有するポリオー
ルである。
【0035】
【化18】
【0036】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
0個の炭素原子を含み、nは1乃至約25である。) 適するポリエステルポリオールには、限定するわけではないが、ポリエチレンア
ジペートグリコール、ポリブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピ
レンアジペートグリコール、o-フタレート-1,6-ヘキサンジオール、及びそれら
の混合物が含まれる。炭化水素鎖は、飽和または不飽和結合、または置換または
未置換芳香族及び環状基を含みうる。 好ましいポリカプロラクトンポリオールは、以下の一般的な構造式を有するポ
リオールである。
【0037】
【化19】
【0038】 (式中、R1は1乃至20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖
であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) 適するポリカプロラクトンポリオールには、限定するわけではないが、1,6-ヘキ
サンジオール開始ポリカプロラクトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラ
クトン、トリメチロールプロパン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコ
ール開始ポリカプロラクトン、1,4-ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、及
びそれらの混合物が含まれる。炭化水素鎖は、飽和または不飽和結合、または置
換または未置換芳香族及び環状基を含みうる。 好ましいポリカーボネートポリオールは、以下の一般的な構造式を有するポリ
オールである。
【0039】
【化20】
【0040】 (式中、R1は主としてビスフェノールA単位-(p-C6H4)-C(CH3)2-(p-C6H4)-また
はその誘導体であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) 適するポリカーボネートポリオールには、限定するわけではないが、ポリフタレ
ートカーボネートが含まれる。炭化水素鎖は、飽和または不飽和結合、または置
換または未置換芳香族及び環状基を含みうる。 本発明において使用するのに最も好ましいポリオールには、ポリテトラメチレ
ンエーテルグリコール、ポリエチレンアジペートグリコール、ポリブチレンアジ
ペートグリコール、及びジエチレングリコール開始ポリカプロラクトンが含まれ
る。特定の実施例においては、ポリオールの分子量は、約200乃至約4000
である。
【0041】 1種以上のジオール、トリオール、テトラオール、ヒドロキシ末端、またはポ
リアミン硬化剤を前述のポリマー組成物に添加しうる。本発明のヒドロキシ末端
硬化剤は以下の一般的な化学構造式を有する。 HOH2CH2C(OH2CH2C)nO-X-O(CH2CH2O)mCH2CH2OH (式中、n及びmは各々別々に0、1、2、または3の値を有し、Xはo-フェニレ
ン、m-フェニレン、p-フェニレン、o-シクロヘキシル、m-シクロヘキシル、また
はp-シクロヘキシルである。) 好ましくは、n及びmは1または2である。 本発明において使用するのに好ましいヒドロキシ末端硬化剤には、1種以上の
1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキシ)ベンゼン及び1,3-ビス-[2-(2-ヒドロキシエ
トキシ)エトキシ]ベンゼン、及び1,3-ビス-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)
エトキシ]エトキシ}ベンゼン、1,4-ブタンジオール、レゾルシノール-ジ-(β-
ヒドロキシエチル)エーテル、ハイドロキノン-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテ
ルが含まれる。好ましくは、ヒドロキシ末端硬化剤の分子量は約48乃至200
0である。
【0042】 前記組成物へポリアミン硬化剤を添加すると、得られるボールの切断、剪断、
及び衝撃抵抗が改良されることが見いだされた。本発明のポリアミン硬化剤は以
下の一般式を有する。 H2NH2CH2C(OH2CH2C)nO-Y-O(CH2CH2O)mCH2CH2NH2 (式中、n及びmは各々別々に0、1、2、または3の値を有し、Yはo-シクロヘ
キシル、m-シクロヘキシル、p-シクロヘキシル、o-フェニレン、m-フェニレン、
またはp-フェニレンである。) 好ましいポリアミン硬化剤には、限定するわけではないが、3,5-ジエチルトルエ
ン-2,4(2,6)-ジアミンの異性体、3,5-ジメチルチオ-2,4(2,6)-トルエンジアミン
の異性体、4,4′-ビス-(sec-ブチルアミノ)-ジフェニルメタン、1,4-ビス-(sec-
ブチルアミノ)-ベンゼン、4,4′-メチレン-ビス-(2-クロロアニリン)、4,4′-メ
チレン-ビス-(3-クロロ-2,6-ジエチルアニリン)、トリメチレングリコール-ジ-p
-アミノベンゾエート、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート
、N,N′-ジアルキルアミノジフェニルメタン、及びそれらの混合物が含まれる。
第一及び第二アミンを含む適するポリアミン硬化剤の分子量は、約64乃至約2
000である。
【0043】 ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤は、共に飽和、不飽和、芳香族、及び環状基
を含みうる。更に、ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤はハロゲン基を含みうる。
適するジオール、トリオール、及びテトラオール基には、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、低分子量ポリテトラメチレン
エーテルグリコール、及びそれらの混合物が含まれる。ポリウレタン組成物は硬
化剤のブレンドまたは混合物を用いて形成しうる。しかしながら、所望であれば
、ポリウレタン組成物は単一の硬化剤を用いても形成しうる。 当業者に公知のいずれの方法も、本発明のポリイソシアネート、ポリオール、
及び硬化剤の化合に使用しうる。ワンショット法として公知である一般的に使用
される方法は、ポリイソシアネート、ポリオール、及び硬化剤を同時に混合する
ことを含む。この方法では不均質(一層ランダム)な混合物となり、製造業者は
得られる組成物の分子構造をあまり制御できない。好ましい混合方法はプレポリ
マー法として知られている。この方法では、ポリイソシアネートとポリオールを
硬化剤の添加前に混合する。この方法のほうが均質な混合物が得られ、一層一定
したポリマー組成物が得られる。
【0044】 前述の成分のブレンドにおいて密度を増加させるために、任意の充填剤成分を
選択しうる。そのような充填剤の選択は、所望のゴルフボールの種類(すなわち
、一層構造、二層多成分構造、または巻き付けられた構造)に依存する。有用な
充填剤の例には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウム及
びシリカ、並びにその他の公知の対応するそれらの塩及び酸化物が含まれる。発
泡剤、ガラス球、及び種々の金属のような追加の添加剤を、それらの公知の目的
のために、必要な量だけ本発明のポリウレタン組成物に添加しうる。ポリウレタ
ン組成物に添加しうる追加の成分には、UV安定剤及びその他の染料、並びに蛍
光増白剤及び蛍光顔料及び染料が含まれる。そのような追加の成分は、所望の目
的を達成する量だけ添加しうる。
【0045】 本発明に従って形成されたゴルフボールのコア部分は、典型的には種々のエラ
ストマー性物質から形成される。本発明に従って調製されたゴルフボールコアの
少なくとも一部を形成する代表的なエラストマー基剤組成物には、基剤ゴム、架
橋剤及び充填剤が含まれる。基剤ゴムには、典型的には天然または合成ゴムが含
まれる。好ましい基剤ゴムは、cis-構造が40%以上の1,4-ポリブタジエンであ
る。天然ゴム、ポリイソプレンゴム及び/またはスチレン-ブタジエンゴムは任
意に1,4-ポリブタジエンに添加しうる。架橋剤には、アクリル酸またはメタクリ
ル酸の亜鉛またはマグネシウム塩のような不飽和脂肪酸の金属塩が含まれる。充
填剤には、典型的には酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウム、金属
、及びガラス球等のような物質が含まれる。本発明に従って形成されたゴルフボ
ールのコアは、固体でも、中空でも、空気を含む液体または気体のような流体を
充填したコアでも、半固体充填でも、一層構造または多成分コアでも、所望であ
れば巻き付けられたコアでもよい。 ゴルフボールのカバーまたは内部カバー層が本発明によるポリウレタン組成物
で形成されている実施態様においては、カバーは、参考として本明細書に導入さ
れている米国特許第5,733,428号及び同第5,888,437号の教示にしたがってコアの
まわりに成形しうる。 1以上の数または数値の範囲に関して本明細書において使用されている“約”
という用語は、範囲内のすべての数を含む、すべてのそのような数を言及すると
理解されるべきである。
【0046】 実施例 以下の実施例は説明のためのみに提供するのであって、本発明の範囲の限定と
解釈されるべきではない。本明細書において使用されている“Atti圧縮(Atti C
ompression)”という用語は、ニュージャージー州ユニオン市のAtti Engineeri
ng Corp.から市販されているAtti圧縮ゲージを用いて測定した、検量バネの撓み
対する物体または物質の撓みと定義される。Atti圧縮は、典型的にはゴルフボー
ルの圧縮の測定に使用される。しかしながら、コアの圧縮に関する場合には、圧
縮荷重測定を使用するのが好ましい。
【0047】実施例1:従来のゴルフボールと本発明に従って製造したゴルフボールの比較 液体充填中心部、巻き付けられた層、及びカバーを含む3種類の同一構成のゴ
ルフボールを調製した。第一のゴルフボール(“対照配合物”)は、4,4′-ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(“MDI”)、ポリテトラメチレンエーテルグリ
コール、及びポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート(VERSALIN
K(登録商標)P-250)の反応生成物を含む従来のポリウレタン組成物で形成された
カバーを有する。第二のゴルフボール(“配合物I”)は、4,4′-ジフェニルメ
タンジイソシアネート(“MDI”)、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(
“PTMEG”)、及び3,5-ジメチルチオ-2,4-トルエンジアミン及び3,5-ジメチルチ
オ-2,6-トルエンジアミン硬化剤の混合物(Ethacure(登録商標)300)の反応生成
物を含むポリウレタン組成物から形成されたカバー層を有する。第三のゴルフボ
ール(“配合物II”)は、p-フェニレンジイソシアネート(“PPDI”)、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール(“PTMEG”)、及び3,5-ジメチルチオ-2,4-ト
ルエンジアミン及び3,5-ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミン混合物硬化剤(Eth
acure(登録商標)300)の反応生成物を含む本発明のポリウレタン組成物で形成さ
れたカバー層を有する。3種類すべてのゴルフボールに使用したカバー配合物に
着色分散剤(3%のHCC-19584)を添加した。米国特許第5,733,428号及び同第5,
888,437号に記載されている方法にしたがってゴルフボールを調製して処理した
。3種類すべてのゴルフボールの配合物は以下の表1に示す。
【0048】
【表1】 表1:配合物 1 Essex Specialty Products, Inc.製のNCOが9.1%のMDIを基剤とするPTMEGプレ
ポリマーであるBetamate(登録商標)24.010。2 Uniroyal Chemical Company, Inc.製のNCOが5.46%のPPDIを基剤とするPTMEGプ
レポリマーであるVibrathane(登録商標)LFPXA 950。3 Air Products and Chemicals, Inc.製のジアミンオリゴマー硬化剤。4 Albemarle Corporation製の3,5-ジメチルチオ-2,4-トルエンジアミン及び3,5-
ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミン異性体硬化剤。5 Harwick Chemical Manufacturing Corporation製の着色分散剤。
【0049】 以下の表2に示されるように、本発明に従って調製されたゴルフボール(配合
物II)は、対照ゴルフボールについて測定した速度と比較して初期速度が0.5
7m/秒(1.9フィート/秒)改良されたことを示す。当業者には公知であるが
、ゴルフボールの初期速度が0.58m/秒(1.9フィート/秒)増大するとい
うことは非常に有意である。初期速度をできるだけUSGAにより示された最大限の
78m/秒(255フィート/秒)に近づける努力をして、本発明に従って調製さ
れたゴルフボールはこの値に近い初期速度に増大した。更に、本発明に従って調
製されたゴルフボールは、対照配合物を用いて製造されたゴルフボールより圧縮
及び硬度の値が共に低いこと(すなわち、“触感”が向上したこと)が示された
。 本発明に従って調製されたゴルフボールはまた、配合物Iに従って調製された
ボールと比較して初期速度が0.09m/秒(0.3フィート/秒)改良されたこ
とが示された。この増大もまた当業者に容易に認められるように有意であり、特
に速度がUSGAにより示された最大速度に近づくので真実である。これらの結果か
ら、本発明に従って調製されたゴルフボールは、この速度の増大と圧縮及び硬度
が同時に低下した結果を併せて示す。これら2つの値が低下したため、本発明に
従って調製されたゴルフボールは良好な触感(圧縮及び硬度の低下)を有しつつ
、長いボールが可能になり(初期速度)、これらの改良は気晴らしのゴルファー
にもプロのゴルファーにも同様に評判がよいであろう。
【0050】
【表2】 表2:ゴルフボールの性質
【0051】 これらの実施例は単に本発明のいくつかの面の説明を意図しているので、本明
細書に記載された発明は本明細書に開示された特定の実施例により範囲を限定す
るつもりはない。いずれかの等価値の実施例も本発明の範囲内であることを意図
する。実際に、本明細書に記載された内容の他に種々の本発明の改良も前述の記
載から当業者には明らかとなろう。そのような改良もまた本発明の特許請求の範
囲内であることを意味する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA03 CA15 CC12 CC61 CC65 CD13 DA01 DB04 DC02 DC42 DC50 DF01 DF02 DF11 DF12 DF14 DG02 DG03 DG04 DG06 DG08 DG10 HA01 HA07 HC12 HC61 HC71 KA01 KA04 KB02 QA05 QC01 RA03

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部、カバー、及び任意に、中心部及びカバー間に配置さ
    れた少なくとも1層の中間層を含むゴルフボールであって、中心部、カバー、及
    び少なくとも1層の中間層の少なくとも1層が、 以下の構造式を有するポリエーテルポリオール、 【化1】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
    0個の炭素原子を含み、nは1乃至約45である。) 以下の構造式を有するポリエステルポリオール、 【化2】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
    0個の炭素原子を含み、nは1乃至約25である。) 以下の構造式を有するポリカプロラクトンポリオール、 【化3】 (式中、R1は1乃至20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖
    であり、nは1乃至約20である。)、及び 以下の構造式を有するポリカーボネートポリオール、 【化4】 (式中、R1は主としてビスフェノールA単位-(p-C6H4)-C(CH3)2-(p-C6H4)-また
    はその誘導体であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) からなる群から選択される1種以上のポリオールと、p-フェニレンジイソシアネ
    ートとを含むプレポリマー、及び 少なくとも1種のヒドロキシ末端またはアミン硬化剤、 の反応生成物を含むポリウレタン組成物で形成されていることを特徴とするゴル
    フボール。
  2. 【請求項2】 前記ポリオールが、ポリエチレンプロピレングリコール、ポ
    リテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール、
    及びそれらの混合物からなる群から選択されたポリエーテルポリオールである請
    求項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 前記ポリエーテルポリオールがポリテトラメチレンエーテル
    グリコールを含む請求項2記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 前記ポリオールが、ポリエチレンアジペートグリコール、ポ
    リブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリコー
    ル、o-フタレート-1,6-ヘキサンジオール、及びそれらの混合物からなる群から
    選択されたポリエステルポリオールである請求項1記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】 前記ポリオールが、1,6-ヘキサンジオール開始ポリカプロラ
    クトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、トリメチロールプロパ
    ン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン、
    1,4-ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、ポリテトラメチレンエーテルグリ
    コール開始ポリカプロラクトン、及びそれらの混合物からなる群から選択された
    ポリカプロラクトンポリオールである請求項1記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 前記ポリオールが、ポリフタレートカーボネートを含むポリ
    カーボネートポリオールである請求項1記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】 前記ポリオールの分子量が約600乃至約4000である請
    求項1記載のゴルフボール。
  8. 【請求項8】 前記ポリオールが飽和または不飽和結合の、置換または未置
    換芳香族及び環状基を含む請求項1記載のゴルフボール。
  9. 【請求項9】 前記ポリオールがプレポリマーの約70乃至98質量%存在
    し、前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約2乃至30質量%存
    在し、前記硬化剤がプレポリマーの約10乃至110質量%存在する請求項1記
    載のゴルフボール。
  10. 【請求項10】 前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約2
    乃至12質量%存在する請求項9記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】 前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約5
    乃至8質量%存在する請求項10記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】 前記1種以上の硬化剤が、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキ
    シ)ベンゼン及び1,3-ビス-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン、
    及び1,3-ビス-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン
    、1,4-ブタンジオール、レゾルシノール-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、 ハイドロキノン-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、エチレングリコール、ジ
    エチレングリコール、ポリエチレングリコール、平均分子量が約250乃至約4
    000のポリテトラメチレンエーテルグリコール、及びそれらの混合物からなる
    群から選択される請求項1記載のゴルフボール。
  13. 【請求項13】 前記ポリテトラメチレンエーテルグリコールの平均分子量
    が約250乃至2000である請求項12記載のゴルフボール。
  14. 【請求項14】 前記アミン硬化剤が、3,5-ジエチルトルエン-2,4(2,6)-ジ
    アミンの異性体、3,5-ジメチルチオ-2,4(2,6)-トルエンジアミンの異性体、4,4
    ′-ビス-(sec-ブチルアミノ)-ジフェニルメタン、1,4-ビス-(sec-ブチルアミノ)
    -ベンゼン、4,4′-メチレン-ビス-(2-クロロアニリン)、4,4′-メチレン-ビス-(
    3-クロロ-2,6-ジエチルアニリン)、トリメチレングリコール-ジ-p-アミノベンゾ
    エート、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート、及びそれらの
    混合物からなる群から選択される請求項1記載のゴルフボール。
  15. 【請求項15】 前記アミン硬化剤の分子量が約64乃至約2000である
    請求項14記載のゴルフボール。
  16. 【請求項16】 前記ポリウレタン組成物が、p-フェニレンジイソシアネー
    ト、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び3,5-ジメチルチオ-2,4-トル
    エンジアミン及び3,5-ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミンの混合物の反応生成
    物を含む請求項1記載のゴルフボール。
  17. 【請求項17】 前記カバーがポリウレタン組成物からなる請求項1記載の
    ゴルフボール。
  18. 【請求項18】 前記ボールが1種以上の前記中間層を含み、少なくとも1
    種の前記層がポリウレタン組成物からなる請求項1記載のゴルフボール。
  19. 【請求項19】 前記中心部が、流体充填中心部、固体中心部、ゲル中心部
    、または中空中心部である請求項1記載のゴルフボール。
  20. 【請求項20】 前記ポリウレタン組成物が更に密度調節剤を含む請求項1
    記載のゴルフボール。
  21. 【請求項21】 ゴルフ要具の形成に適するポリウレタン組成物であって、 以下の構造式を有するポリエーテルポリオール、 【化5】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
    0個の炭素原子を含み、nは1乃至約45である。) 以下の構造式を有するポリエステルポリオール、 【化6】 (式中、R1及びR2は直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖であり、各々は1乃至2
    0個の炭素原子を含み、nは1乃至約25である。) 以下の構造式を有するポリカプロラクトンポリオール、 【化7】 (式中、R1は1乃至20個の炭素原子を含む直鎖状または分枝鎖状の炭化水素鎖
    であり、nは1乃至約20である。)、及び 以下の構造式を有するポリカーボネートポリオール、 【化8】 (式中、R1は主としてビスフェノールA単位-(p-C6H4)-C(CH3)2-(p-C6H4)-また
    はその誘導体であり、nは連鎖の長さであって1乃至約20である。) からなる群から選択される1種以上のポリオールと、p-フェニレンジイソシアネ
    ートとのプレポリマー、及び 1種以上のヒドロキシ末端またはアミン硬化剤、 の反応生成物を含むことを特徴とするポリウレタン組成物。
  22. 【請求項22】 前記ポリオールが、ポリエチレンプロピレングリコール、
    ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリ(オキシプロピレン)グリコール
    、及びそれらの混合物からなる群から選択されたポリエーテルポリオールである
    請求項21記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記ポリエーテルポリオールがポリテトラメチレンエーテ
    ルグリコールを含む請求項22記載の組成物。
  24. 【請求項24】 前記ポリオールが、ポリエチレンアジペートグリコール、
    ポリブチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリコ
    ール、o-フタレート-1,6-ヘキサンジオール、及びそれらの混合物からなる群か
    ら選択されたポリエステルポリオールである請求項21記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記ポリオールが、1,6-ヘキサンジオール開始ポリカプロ
    ラクトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、トリメチロールプロ
    パン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン
    、1,4-ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、ポリテトラメチレンエーテルグ
    リコール開始ポリカプロラクトン、及びそれらの混合物からなる群から選択され
    たポリカプロラクトンポリオールである請求項21記載の組成物。
  26. 【請求項26】 前記ポリオールが、ポリフタレートカーボネートを含むポ
    リカーボネートポリオールである請求項21記載の組成物。
  27. 【請求項27】 前記ポリオールの分子量が約600乃至約4000である
    請求項21記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記ポリオールが飽和または不飽和結合の、置換または未
    置換芳香族及び環状基を含む請求項21記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記ポリオールがプレポリマーの約70乃至98質量%存
    在し、前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約2乃至30質量%
    存在し、前記硬化剤がプレポリマーの約10乃至110質量%存在する請求項2
    1記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約2
    乃至12質量%存在する請求項29記載の組成物。
  31. 【請求項31】 前記p-フェニレンジイソシアネートがプレポリマーの約5
    乃至8質量%存在する請求項30記載の組成物。
  32. 【請求項32】 前記1種以上の硬化剤が、1,3-ビス(2-ヒドロキシエトキ
    シ)ベンゼン及び1,3-ビス-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン、
    及び1,3-ビス-{2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン
    、1,4-ブタンジオール、レゾルシノール-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、
    ハイドロキノン-ジ-(β-ヒドロキシエチル)エーテル、エチレングリコール、ジ
    エチレングリコール、ポリエチレングリコール、平均分子量が約250乃至約4
    000のポリテトラメチレンエーテルグリコール、及びそれらの混合物からなる
    群から選択される請求項21記載の組成物。
  33. 【請求項33】 前記ポリテトラメチレンエーテルグリコールの平均分子量
    が約250乃至2000である請求項32記載の組成物。
  34. 【請求項34】 前記アミン硬化剤が、3,5-ジエチルトルエン-2,4(2,6)-ジ
    アミンの異性体、3,5-ジメチルチオ-2,4(2,6)-トルエンジアミンの異性体、4,4
    ′-ビス-(sec-ブチルアミノ)-ジフェニルメタン、1,4-ビス-(sec-ブチルアミノ)
    -ベンゼン、4,4′-メチレン-ビス-(2-クロロアニリン)、4,4′-メチレン-ビス-(
    3-クロロ-2,6-ジエチルアニリン)、トリメチレングリコール-ジ-p-アミノベンゾ
    エート、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート、及びそれらの
    混合物からなる群から選択される請求項21記載の組成物。
  35. 【請求項35】 前記アミン硬化剤の分子量が約64乃至約2000である
    請求項34記載の組成物。
  36. 【請求項36】 前記ポリウレタン組成物が、p-フェニレンジイソシアネー
    ト、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、及び3,5-ジメチルチオ-2,4-トル
    エンジアミン及び3,5-ジメチルチオ-2,6-トルエンジアミンの混合物の反応生成
    物を含む請求項21記載の組成物。
  37. 【請求項37】 前記ポリウレタン組成物が更に密度調節剤を含む請求項2
    1記載の組成物。
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