JP2003508521A - 1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造方法 - Google Patents
1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造方法Info
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- C07D233/54—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D233/64—Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms, e.g. histidine
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造方法に関するものである。本発明によれば、目的化学物は、先行技術方法より安全で且つ早く、またより高純度で且つ高収率で製造することができる。
Description
(技術分野)
本発明は、下記化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールの製造方法に関するものである。
ゾールの製造方法に関するものである。
【0001】
【化4】
【0002】
[式中、
Rはアルキル、ヒドロキシアルキル、アリル、置換された若しくは無置換のア
リールメチル、または置換された若しくは無置換のジアリールメチルを示し、好
ましくは、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アリル、ベンジル、ハロ
ゲンにより置換されたベンジル若しくは3,4−ジオキシメチレンベンジル等の
置換されたベンジル、または2−アリールメチルを示す。] より具体的には、本発明は、下記化学式(2)の1位で置換された2−メルカ
プト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールから化学式(1)の化合物を製造する
方法に関するものであり、
リールメチル、または置換された若しくは無置換のジアリールメチルを示し、好
ましくは、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アリル、ベンジル、ハロ
ゲンにより置換されたベンジル若しくは3,4−ジオキシメチレンベンジル等の
置換されたベンジル、または2−アリールメチルを示す。] より具体的には、本発明は、下記化学式(2)の1位で置換された2−メルカ
プト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールから化学式(1)の化合物を製造する
方法に関するものであり、
【0003】
【化5】
【0004】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
当該化学式(2)の化合物は、下記化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセ
トン二量体と、
トン二量体と、
【0005】
【化6】
【0006】
下記化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩、及び
RNH2 (4)
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
化学式(5)のチオシアネートとを
M-SCN (5)
[式中、Mはアルカリ金属を示す。]
タングステン酸などの遷移金属触媒と酸化剤の存在下で反応させて製造される。
【0007】
(背景技術)
前記化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾール及び
その中間体である化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロ
キシメチルイミダゾールは、現在開発中の各種抗癌剤、特にファルネシルトラン
スフェラーゼ阻害剤系統の抗癌剤製造における有用な核心中間体として知られて
いる[参照:J.S.Ko,et al.,国際出願公開WO99/05117 A1 19990204,p129]。
その中間体である化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロ
キシメチルイミダゾールは、現在開発中の各種抗癌剤、特にファルネシルトラン
スフェラーゼ阻害剤系統の抗癌剤製造における有用な核心中間体として知られて
いる[参照:J.S.Ko,et al.,国際出願公開WO99/05117 A1 19990204,p129]。
【0008】
化学式(2)の化合物を製造する方法は、既に様々な文献により知られている
。例えば、先行技術である[EP146228B1,1985]に記載の方法に
よれば、原料物質である下記化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量
体と、
。例えば、先行技術である[EP146228B1,1985]に記載の方法に
よれば、原料物質である下記化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量
体と、
【0009】
【化7】
【0010】
下記化学式(4)のアミン化合物、及び
RNH2 (4)
[式中、Rはアルキル、アリル、アリールメチルまたはジアリールメチルを示す
。] 下記化学式(5)のチオシアネートとを、 M-SCN (5) [式中、Mはカリウムを示す。] 有機酸と低級アルコール溶媒の混合物中で反応させることにより、1位で置換さ
れた2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールが、収率68.2%で
淡褐色粉末として得られている。
。] 下記化学式(5)のチオシアネートとを、 M-SCN (5) [式中、Mはカリウムを示す。] 有機酸と低級アルコール溶媒の混合物中で反応させることにより、1位で置換さ
れた2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールが、収率68.2%で
淡褐色粉末として得られている。
【0011】
しかし、当該反応条件下では、精製され難く特定することができないブラック
タールが副生成物として形成され、目的物を良好な収率で単離することができな
いという問題点がある。
タールが副生成物として形成され、目的物を良好な収率で単離することができな
いという問題点がある。
【0012】
また、前記化学式(2)の化合物から化学式(1)の化合物を製造する方法と
して、濃硝酸の存在下、触媒量の亜硝酸塩を用いて或いは用いることなく加温す
る酸化的脱硫反応(oxidative desulfurization)が、一般的に行われている[
参照:R.G.Jones,J.Amer.Chem.Soc.,1949,7
1,383]。この方法は、実験室的規模の製造に有用である。しかし産業的規
模の生産では、この製造方法には、環境に有害な窒素酸化物ガスが発生し、且つ
反応の制御が難しいという安全性に関する問題点がある。その他に、化学式(2)
の化合物が芳香族性を有する場合、芳香族環に親電子性芳香族ニトロ化反応が副
反応として生ずるという問題もある。
して、濃硝酸の存在下、触媒量の亜硝酸塩を用いて或いは用いることなく加温す
る酸化的脱硫反応(oxidative desulfurization)が、一般的に行われている[
参照:R.G.Jones,J.Amer.Chem.Soc.,1949,7
1,383]。この方法は、実験室的規模の製造に有用である。しかし産業的規
模の生産では、この製造方法には、環境に有害な窒素酸化物ガスが発生し、且つ
反応の制御が難しいという安全性に関する問題点がある。その他に、化学式(2)
の化合物が芳香族性を有する場合、芳香族環に親電子性芳香族ニトロ化反応が副
反応として生ずるという問題もある。
【0013】
(発明の開示)
本発明者らは、1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾール及びその
中間体である1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾ
ールを製造する新しい方法を開発するために鋭意研究を行った。その結果、本発
明者らは、従来における化学式(2)の化合物を製造する方法の問題点が、従来
使用されていたアミンをその酸付加塩に代替することによって解決できることを
見出した。すなわち、塩化アンモニウム等のアミンの酸付加塩を用いれば、着色
副生成物質が全く生成せず、目的物である化学式(2)の化合物を高純度及び高
収率で得ることができる。
中間体である1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾ
ールを製造する新しい方法を開発するために鋭意研究を行った。その結果、本発
明者らは、従来における化学式(2)の化合物を製造する方法の問題点が、従来
使用されていたアミンをその酸付加塩に代替することによって解決できることを
見出した。すなわち、塩化アンモニウム等のアミンの酸付加塩を用いれば、着色
副生成物質が全く生成せず、目的物である化学式(2)の化合物を高純度及び高
収率で得ることができる。
【0014】
また、化学式(2)の化合物のチオール基を酸化的に切断することにより化学
式(1)の化合物を製造する例は、これまで殆ど見られなかったが、本発明者ら
は、この方法を産業的に応用可能な新しい方法として開発することを目的として
研究を重ねた。その結果、本発明者らは、遷移金属触媒及び過酸化水素などの酸
化剤を用いることにより、安全で且つ環境的に温和な反応条件下で目的とするイ
ミダゾール誘導体を高純度で得ることができることを見出して、本発明の完成に
至った。
式(1)の化合物を製造する例は、これまで殆ど見られなかったが、本発明者ら
は、この方法を産業的に応用可能な新しい方法として開発することを目的として
研究を重ねた。その結果、本発明者らは、遷移金属触媒及び過酸化水素などの酸
化剤を用いることにより、安全で且つ環境的に温和な反応条件下で目的とするイ
ミダゾール誘導体を高純度で得ることができることを見出して、本発明の完成に
至った。
【0015】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の目的は、化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒド
ロキシメチルイミダゾールから、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキ
シメチルイミダゾールを製造する新規な方法を提供することにある。
ロキシメチルイミダゾールから、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキ
シメチルイミダゾールを製造する新規な方法を提供することにある。
【0016】
即ち、本発明は、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミ
ダゾールを製造する方法であって、
ダゾールを製造する方法であって、
【0017】
【化8】
【0018】
[式中、Rはアルキル、ヒドロキシアルキル、アリル、置換された若しくは無置
換のアリールメチル、または置換された若しくは無置換のジアリールメチルを示
し、好ましくは、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アリル、ベンジル
、ハロゲンにより置換されたベンジル若しくは3,4−ジオキシメチレンベンジ
ル等の置換されたベンジル、または2−アリールメチルを示す。] 化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、
換のアリールメチル、または置換された若しくは無置換のジアリールメチルを示
し、好ましくは、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アリル、ベンジル
、ハロゲンにより置換されたベンジル若しくは3,4−ジオキシメチレンベンジ
ル等の置換されたベンジル、または2−アリールメチルを示す。] 化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、
【0019】
【化9】
【0020】
化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩、及び
RNH2 (4)
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
化学式(5)のチオシアネートとを
M-SCN (5)
[式中、Mはアルカリ金属を示す。]
低級アルコール溶媒中、酸触媒の存在下で反応させ、化学式(2)の1位で置換
された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する工程、
された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する工程、
【0021】
【化10】
【0022】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
並びに、この化学式(2)の化合物を溶媒中、遷移金属触媒及び酸化剤の存在下
で反応させる工程を含むものである。
で反応させる工程を含むものである。
【0023】
置換基「R」の定義については前述してあるが、それら以外の一般的な置換基
も、別途の言及無しに「R」に含まれてもよい。
も、別途の言及無しに「R」に含まれてもよい。
【0024】
本明細書で使われる「アルキル」の語は、直鎖状または分枝鎖状アルキルを含
む。
む。
【0025】
本発明に係る製造方法は、2つの段階を含む。第1段階は、化学式(2)の1
位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する
工程であり、化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、化学式(
4)のアミン化合物の酸付加塩及び化学式(5)のチオシアネートとを反応させ
るものである。第2段階は、酸化的脱硫反応により化学式(2)の化合物から化
学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する工
程である。
位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する
工程であり、化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、化学式(
4)のアミン化合物の酸付加塩及び化学式(5)のチオシアネートとを反応させ
るものである。第2段階は、酸化的脱硫反応により化学式(2)の化合物から化
学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造する工
程である。
【0026】
即ち、本発明は、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミ
ダゾールを製造する方法であって、
ダゾールを製造する方法であって、
【0027】
【化11】
【0028】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
化学式(2)の化合物を溶媒中、遷移金属触媒及び酸化剤の存在下で反応させる
ものである。
ものである。
【0029】
【化12】
【0030】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]。
【0031】
以下、本発明に係る製造方法を各段階別に詳述する。
【0032】
第1段階では、化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロ
キシメチルイミダゾールが製造され、
キシメチルイミダゾールが製造され、
【0033】
【化13】
【0034】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]。
化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、
【0035】
【化14】
【0036】
化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩、及び
RNH2 (4)
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
化学式(5)のチオシアネートとを
M-SCN (5)
[式中、Mはアルカリ金属を示す。]
低級アルコール溶媒中、酸触媒の存在下で反応させる。
【0037】
前記反応を図式化すれば下記反応式1のように示される。
【0038】
【化15】
【0039】
[式中、M及びRは前述したものと同義を示す。]。
【0040】
化学式(2)のイミダゾール化合物が形成されるメカニズムを下記反応式2に
図示する。イミニウム中間体が、ジヒドロキシアセトンとアミンから形成され、
α−アミノアルデヒド中間体へ互変異性化される。このα−アミノアルデヒド中
間体が、チオシアネートと反応してウレア誘導体を形成する。次いで分子内環化
及び脱水化が起こり、化学式(2)の化合物が形成される。
図示する。イミニウム中間体が、ジヒドロキシアセトンとアミンから形成され、
α−アミノアルデヒド中間体へ互変異性化される。このα−アミノアルデヒド中
間体が、チオシアネートと反応してウレア誘導体を形成する。次いで分子内環化
及び脱水化が起こり、化学式(2)の化合物が形成される。
【0041】
【化16】
【0042】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
この時、反応性の良いα−アミノアルデヒド中間体が過量のアミンと反応して
不純物を形成することが想定されるため、遊離アミンの濃度を適度に調整するこ
とが、きれいに反応を行わせるにあたって重要であると考えられる。したがって
、本発明では、アミンの酸付加塩を使用して遊離アミンの濃度を低くすることに
よって、従来方法の問題点を解決したものである。
不純物を形成することが想定されるため、遊離アミンの濃度を適度に調整するこ
とが、きれいに反応を行わせるにあたって重要であると考えられる。したがって
、本発明では、アミンの酸付加塩を使用して遊離アミンの濃度を低くすることに
よって、従来方法の問題点を解決したものである。
【0043】
本発明の内容を更に詳細に説明すると、化学式(2)の1位で置換された2−
メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造するために、化学式(3
)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、化学式(4)のアミン化合物の酸
付加塩及び化学式(5)のチオシアネートとを低級アルコールと有機酸の混合物
中で混合する。
メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを製造するために、化学式(3
)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と、化学式(4)のアミン化合物の酸
付加塩及び化学式(5)のチオシアネートとを低級アルコールと有機酸の混合物
中で混合する。
【0044】
前記反応で、化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と化学式(
4)のアミン化合物の酸付加塩とのモル比は(0.5〜2):1であり、好まし
くは(1〜1.5):1である。化学式(5)のチオシアネートと化学式(4)
のアミン化合物の酸付加塩とのモル比は(1〜3):1であり、好ましくは(1
〜2):1である。
4)のアミン化合物の酸付加塩とのモル比は(0.5〜2):1であり、好まし
くは(1〜1.5):1である。化学式(5)のチオシアネートと化学式(4)
のアミン化合物の酸付加塩とのモル比は(1〜3):1であり、好ましくは(1
〜2):1である。
【0045】
前記反応で、化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩としては、ハロゲン化ア
ンモニウムが好ましく、塩化アンモニウムが最も好ましい。また、化学式(5)
のチオシアネートとしては、チオシアン酸カリウムが好ましい。
ンモニウムが好ましく、塩化アンモニウムが最も好ましい。また、化学式(5)
のチオシアネートとしては、チオシアン酸カリウムが好ましい。
【0046】
前記反応で、化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩は、市販のものを入手す
るか、或いは公知の方法によって容易に製造できる。場合によっては、アミン化
合物に同モルのハロゲン化水素ガスを導入することにより製造できる。
るか、或いは公知の方法によって容易に製造できる。場合によっては、アミン化
合物に同モルのハロゲン化水素ガスを導入することにより製造できる。
【0047】
反応溶媒としては、炭素数1〜4の直鎖状または分枝鎖状の低級アルコール、
またはこれらの混合物が好ましく、更に好ましくはイソプロパノールまたはn−
ブタノールを用いることができる。
またはこれらの混合物が好ましく、更に好ましくはイソプロパノールまたはn−
ブタノールを用いることができる。
【0048】
反応触媒としては、酢酸、プロピオン酸またはその他の一般的な有機酸が好適
に用いられる。
に用いられる。
【0049】
反応温度は10〜100℃、好ましくは20〜80℃である。
【0050】
第2段階では、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールが製造され、
ゾールが製造され、
【0051】
【化17】
【0052】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
前記化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイ
ミダゾールを、
ミダゾールを、
【0053】
【化18】
【0054】
[式中、Rは前述したものと同義を示す。]
溶媒中、遷移金属触媒と過酸化水素などの酸化剤の存在下で反応させることによ
り行なわれる。
り行なわれる。
【0055】
前記反応段階をさらに具体的に説明すれば次の通りである。
【0056】
化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミ
ダゾールを、水、他の水溶性溶媒またはこれらの混合物中、酸化剤及び触媒量の
遷移金属の存在下、室温または高温で反応させる。当該方法により、1位で置換
された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを、化学式(1)の
1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールへ容易に変換させることが
できる。
ダゾールを、水、他の水溶性溶媒またはこれらの混合物中、酸化剤及び触媒量の
遷移金属の存在下、室温または高温で反応させる。当該方法により、1位で置換
された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを、化学式(1)の
1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールへ容易に変換させることが
できる。
【0057】
前記反応段階で用いられる触媒としては、酸化能を有する様々な遷移金属を用
いることができ、このような遷移金属としては例えば、バナジウム、クロム、モ
リブデン、マンガン、タングステン、レニウム、ルテニウム、オスミウムなどを
挙げることができる。これらのうち、レニウム、ルテニウム、オスミウム等は高
価であるという短所があり、バナジウム、クロム、マンガン、タングステン等は
比較的安価なので好ましい。さらに好ましい遷移金属触媒としては、タングステ
ン酸(H2WO4)、五酸化バナジウム(V2O5)、または硫酸バナジル(VOS
O4)である。タングステン酸(H2WO4)、五酸化バナジウム(V2O5)また
は硫酸バナジル(VOSO4)等の遷移金属触媒と化学式(2)の化合物とのモ
ル比は、通常(0.001〜0.2):1であり、好ましくは(0.001〜0
.02):1である。
いることができ、このような遷移金属としては例えば、バナジウム、クロム、モ
リブデン、マンガン、タングステン、レニウム、ルテニウム、オスミウムなどを
挙げることができる。これらのうち、レニウム、ルテニウム、オスミウム等は高
価であるという短所があり、バナジウム、クロム、マンガン、タングステン等は
比較的安価なので好ましい。さらに好ましい遷移金属触媒としては、タングステ
ン酸(H2WO4)、五酸化バナジウム(V2O5)、または硫酸バナジル(VOS
O4)である。タングステン酸(H2WO4)、五酸化バナジウム(V2O5)また
は硫酸バナジル(VOSO4)等の遷移金属触媒と化学式(2)の化合物とのモ
ル比は、通常(0.001〜0.2):1であり、好ましくは(0.001〜0
.02):1である。
【0058】
本発明において有用な酸化剤としては、過酸化水素、アルキル過酸化水素(例
えば、t−ブチル過酸化水素等)またはアルカリ次亜塩素酸塩(ナトリウムまた
はカルシウム塩)が好ましい。その中でも10%〜30%の過酸化水素水がさら
に好ましい。これらは化学式(1)の化合物に対して3〜10モル当量を使用す
る。
えば、t−ブチル過酸化水素等)またはアルカリ次亜塩素酸塩(ナトリウムまた
はカルシウム塩)が好ましい。その中でも10%〜30%の過酸化水素水がさら
に好ましい。これらは化学式(1)の化合物に対して3〜10モル当量を使用す
る。
【0059】
反応溶媒としては水、その他の水溶性溶媒が用いられ、好ましくは低級アルコ
ールまたはこれらの混合物が用いられる。最も好ましいものは、水、メタノール
、エタノールまたはそれらの混合物である。
ールまたはこれらの混合物が用いられる。最も好ましいものは、水、メタノール
、エタノールまたはそれらの混合物である。
【0060】
反応温度は20〜100℃であり得、好ましくは40〜70℃、さらに好まし
くは50〜70℃である。一般的に反応は、化学式(2)の1位で置換された2
−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールが化学式(1)の1位で置換
された5−ヒドロキシメチルイミダゾールへ完全に転換されるまで行なわれるが
、好ましくは2〜6時間行われる。
くは50〜70℃である。一般的に反応は、化学式(2)の1位で置換された2
−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールが化学式(1)の1位で置換
された5−ヒドロキシメチルイミダゾールへ完全に転換されるまで行なわれるが
、好ましくは2〜6時間行われる。
【0061】
前記反応が終結された後、反応混合物を単純に中和することにより生成された
固体をろ過できる。または、反応混合物をジクロロメタンまたはクロロホルムの
ような適当な溶媒で抽出し、必要に応じてn−ヘキサンまたはイソプロピルエー
テルのような適当な溶媒で処理してさらに精製する。したがって目的化合物、す
なわち、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールを
反応混合物から高純度で容易に回収できる。
固体をろ過できる。または、反応混合物をジクロロメタンまたはクロロホルムの
ような適当な溶媒で抽出し、必要に応じてn−ヘキサンまたはイソプロピルエー
テルのような適当な溶媒で処理してさらに精製する。したがって目的化合物、す
なわち、化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールを
反応混合物から高純度で容易に回収できる。
【0062】
(実施例)
本発明は、下記実施例によって一層よく理解することができる。しかし、当業
者であれば、記述された具体的な原料や結果が単なる例示に過ぎず、特許請求の
範囲で十分に記述された本発明を限定するものではなく、またそのような意図も
ないことを容易に理解出来るはずである。
者であれば、記述された具体的な原料や結果が単なる例示に過ぎず、特許請求の
範囲で十分に記述された本発明を限定するものではなく、またそのような意図も
ないことを容易に理解出来るはずである。
【0063】
<第1段階:1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールの製造> (実施例1) 1−ベンジル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造 ベンジルアンモニウム塩酸塩(14.36g,0.1mol)及び1,3−ジ
ヒドロキシアセトン二量体(18g,0.1mol)を100mlのイソプロパ
ノールに懸濁した後、チオシアン酸カリウム(14.6g,0.15mol)を
加えた。前記懸濁液に酢酸(19.22g,0.32mol)を滴加した後、混
合物を室温で24時間攪拌した。前記反応液に蒸留水50mlを加えた。全体混
合物を30分間さらに攪拌し、ろ過した後、蒸留水50mlとイソプロピルエー
テル50mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、白色固体粉末を得た。得られた粉末を
3時間乾燥し、1−ベンジル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾ
ール20.4g(収率92.6%)を収得した。
ゾールの製造> (実施例1) 1−ベンジル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造 ベンジルアンモニウム塩酸塩(14.36g,0.1mol)及び1,3−ジ
ヒドロキシアセトン二量体(18g,0.1mol)を100mlのイソプロパ
ノールに懸濁した後、チオシアン酸カリウム(14.6g,0.15mol)を
加えた。前記懸濁液に酢酸(19.22g,0.32mol)を滴加した後、混
合物を室温で24時間攪拌した。前記反応液に蒸留水50mlを加えた。全体混
合物を30分間さらに攪拌し、ろ過した後、蒸留水50mlとイソプロピルエー
テル50mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、白色固体粉末を得た。得られた粉末を
3時間乾燥し、1−ベンジル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾ
ール20.4g(収率92.6%)を収得した。
【0064】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 12.15(1H, s), 7.32(2H, t, J=7.3Hz), 7.26(
1H, d, J=7.3Hz), 7.24(2H, t, J=7.3Hz), 6.85(1H, s),5.32(2H,s), 5.25(1H,
s), 4.14(2H, d, J=5Hz) HPLC:99.6%。
1H, d, J=7.3Hz), 7.24(2H, t, J=7.3Hz), 6.85(1H, s),5.32(2H,s), 5.25(1H,
s), 4.14(2H, d, J=5Hz) HPLC:99.6%。
【0065】
(実施例2)
1−エチル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
エチルアンモニウム塩酸塩(8.16g,0.1mol)及び1,3−ジヒド
ロキシアセトン二量体(18g,0.1mol)を70mlのイソプロパノール
に懸濁した後、チオシアン酸カリウム(14.6g,0.15mol)を加えた
。前記懸濁液に酢酸(19.22g,0.32mol)を滴加した後、混合物を
室温で24時間攪拌した。前記反応液に蒸留水50mlを加えた。全体混合物を
30分間さらに攪拌し、ろ過した後、蒸留水50mlとイソプロピルエーテル5
0mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、白色固体粉末を得た。得られた粉末を3時間
乾燥し、1−エチル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾール12
.8g(収率81.0%)を収得した。
ロキシアセトン二量体(18g,0.1mol)を70mlのイソプロパノール
に懸濁した後、チオシアン酸カリウム(14.6g,0.15mol)を加えた
。前記懸濁液に酢酸(19.22g,0.32mol)を滴加した後、混合物を
室温で24時間攪拌した。前記反応液に蒸留水50mlを加えた。全体混合物を
30分間さらに攪拌し、ろ過した後、蒸留水50mlとイソプロピルエーテル5
0mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、白色固体粉末を得た。得られた粉末を3時間
乾燥し、1−エチル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾール12
.8g(収率81.0%)を収得した。
【0066】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 11.94(1H, s) 6.78(1H, s) 5.20(1H, s, -OH)
4.33(2H, s) 4.00(2H, q, J=7.2Hz) 1.21(3H, t, J=7.2Hz) HPLC:99.1%。
4.33(2H, s) 4.00(2H, q, J=7.2Hz) 1.21(3H, t, J=7.2Hz) HPLC:99.1%。
【0067】
(実施例3〜5)
2−メルカプトイミダゾール誘導体の製造
実施例1と実質的に同様の方法で、いくつかの2−メルカプトイミダゾール誘
導体を製造した。その物性データを下記表1に示した。
導体を製造した。その物性データを下記表1に示した。
【0068】
【表1】
【0069】
(実施例6)
1−アリル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
アリルアンモニウム塩酸塩(0.1mol)を前記実施例1と実質的に同様の
方法で23時間反応させた。反応液に蒸留水40mlを加え、反応混合物を減圧
留去して1/3容積になるようにした。沈澱物をろ過して蒸留水30mlとイソ
プロピルエーテル30mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、乾燥して白色粉末の表題
化合物を12.5g(収率72.6%)収得した。
方法で23時間反応させた。反応液に蒸留水40mlを加え、反応混合物を減圧
留去して1/3容積になるようにした。沈澱物をろ過して蒸留水30mlとイソ
プロピルエーテル30mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、乾燥して白色粉末の表題
化合物を12.5g(収率72.6%)収得した。
【0070】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 12.03(1H, s), 6.81(1H, s), 5.89(1H, m), 5
.21(1H, -OH), 5.12(1H, dd, J1=10.5Hz, J2=1.4Hz), 4.97(1H, dd, J1=14.4Hz,
J2=1.4Hz), 4.67(2H, s), 4.28(2H,s)。
.21(1H, -OH), 5.12(1H, dd, J1=10.5Hz, J2=1.4Hz), 4.97(1H, dd, J1=14.4Hz,
J2=1.4Hz), 4.67(2H, s), 4.28(2H,s)。
【0071】
(実施例7)
1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミ
ダゾールの製造 実施例1と実質的に同様の方法で表題化合物を69%の収率で得た。その1H N
MRデータを下記に示す。
ダゾールの製造 実施例1と実質的に同様の方法で表題化合物を69%の収率で得た。その1H N
MRデータを下記に示す。
【0072】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 11.96(1H, s), 6.80(1H, s), 5.19(1H, -OH),
4.56(1H, -OH), 4.35(2H, s), 4.02(2H, t, 7.3Hz), 3.40(2H, m), 1.85(2H, t
, J=7.3Hz)。
4.56(1H, -OH), 4.35(2H, s), 4.02(2H, t, 7.3Hz), 3.40(2H, m), 1.85(2H, t
, J=7.3Hz)。
【0073】
<第2段階:1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造>
(実施例8)
1−ベンジル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−ベンジル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾール(2.2
g,9.99mmol)とタングステン酸(H2WO4,25mg,1mol%)
をメタノール11mlに混合した。混合物をウォーターバスで40℃に加温し、
攪拌しながら30%過酸化水素水(3.75g,3.2mol当量)を5分間か
けて滴加した。この時、反応混合物の温度が65℃に上昇して還流され始め、そ
の温度で2.5時間攪拌した。出発物質が全て消費された時、混合物を氷浴で冷
却して1N水酸化ナトリウム溶液(18ml)でpHを10に調節した。生成さ
れた固体を15分間さらに攪拌した後、ろ過して蒸留水15mlとイソプロピル
エーテル15mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、乾燥して表題化合物を白色粉末と
して1.3g(収率69%、HPLC純度96.7%)収得した。
g,9.99mmol)とタングステン酸(H2WO4,25mg,1mol%)
をメタノール11mlに混合した。混合物をウォーターバスで40℃に加温し、
攪拌しながら30%過酸化水素水(3.75g,3.2mol当量)を5分間か
けて滴加した。この時、反応混合物の温度が65℃に上昇して還流され始め、そ
の温度で2.5時間攪拌した。出発物質が全て消費された時、混合物を氷浴で冷
却して1N水酸化ナトリウム溶液(18ml)でpHを10に調節した。生成さ
れた固体を15分間さらに攪拌した後、ろ過して蒸留水15mlとイソプロピル
エーテル15mlでそれぞれ2回ずつ洗浄し、乾燥して表題化合物を白色粉末と
して1.3g(収率69%、HPLC純度96.7%)収得した。
【0074】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.67(1H, s), 7.35(2H, t, J=7.3Hz), 7.28(1
H, t, J= 7.3Hz), 7.17(2H, d, J=7.3Hz), 6.82(1H, s), 5.23(2H, s), 5.11(1H
, t, -OH), 4.32(2H, d, J=5.5Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 163.15, 137.68, 130.91, 128.97, 127.78,
127.40, 113.39, 53.88, 46.97。
H, t, J= 7.3Hz), 7.17(2H, d, J=7.3Hz), 6.82(1H, s), 5.23(2H, s), 5.11(1H
, t, -OH), 4.32(2H, d, J=5.5Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 163.15, 137.68, 130.91, 128.97, 127.78,
127.40, 113.39, 53.88, 46.97。
【0075】
(実施例9)
1−(4−ブロモベンジル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−(4−ブロモベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾール(1.5g,5mmol)とタングステン酸12.5mg(1mol%)
をメタノール7mlに懸濁した。懸濁液を40℃程度に加温した後、30%過酸
化水素水をゆっくり滴加した。約2時間後混合物を冷却して1N水酸化ナトリウ
ム溶液で中和した後、沈澱物をろ過した。得られた固体を蒸留水5mlとイソプ
ロピルエーテルでそれぞれ2回ずつ洗浄して白色粉末の表題化合物を1.1g(
収率82%)収得した。
ゾール(1.5g,5mmol)とタングステン酸12.5mg(1mol%)
をメタノール7mlに懸濁した。懸濁液を40℃程度に加温した後、30%過酸
化水素水をゆっくり滴加した。約2時間後混合物を冷却して1N水酸化ナトリウ
ム溶液で中和した後、沈澱物をろ過した。得られた固体を蒸留水5mlとイソプ
ロピルエーテルでそれぞれ2回ずつ洗浄して白色粉末の表題化合物を1.1g(
収率82%)収得した。
【0076】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.68(1H, s), 7.54(2H, dd, J1=6.4Hz, J2=1.
8Hz), 7.12(2H, dd, J1=6.4Hz, J2=1.8Hz), 6.83(1H, s), 5.21(2H, s), 5.12(1
H, s, -OH), 4.32(2H, d, Jgem=3.25Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 139.04, 137.66, 132.07, 129.83, 128.08,
121.22, 113.75, 53.33, 47.45。
8Hz), 7.12(2H, dd, J1=6.4Hz, J2=1.8Hz), 6.83(1H, s), 5.21(2H, s), 5.12(1
H, s, -OH), 4.32(2H, d, Jgem=3.25Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 139.04, 137.66, 132.07, 129.83, 128.08,
121.22, 113.75, 53.33, 47.45。
【0077】
(実施例10)
1−(3−ブロモベンジル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−(3−ブロモベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールを前記実施例9と実質的に同様の方法で反応させて、表題化合物を75%
の収率で収得した。
ゾールを前記実施例9と実質的に同様の方法で反応させて、表題化合物を75%
の収率で収得した。
【0078】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.71(1H, s), 7.49(1H, d, J=7.8Hz), 7.37(1
H, s), 7.31 (1H, t, J=7.8Hz), 7.16(1H, d, J=7.8Hz), 6.84(1H, s), 5.24(sH
, s), 5.13(1H, s, -OH), 4.32(2H, d, Jgem=4.6Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 141.02, 139.11, 132.14, 131.34, 130.96,
130.31, 128.08, 126.67, 124.42, 53.28, 47.35。
H, s), 7.31 (1H, t, J=7.8Hz), 7.16(1H, d, J=7.8Hz), 6.84(1H, s), 5.24(sH
, s), 5.13(1H, s, -OH), 4.32(2H, d, Jgem=4.6Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 141.02, 139.11, 132.14, 131.34, 130.96,
130.31, 128.08, 126.67, 124.42, 53.28, 47.35。
【0079】
(実施例11)
1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾー
ルの製造 1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキ
シメチルイミダゾール(2.64g,10mmol)と五酸化バナジウム(V2
O5,18mg,1mol%)をエタノール10mlと蒸留水10mlに懸濁し
た。懸濁液を約50℃程度に加温し、30%過酸化水素水をゆっくり滴加した。
約1時間後、混合物を冷却し、1N水酸化ナトリウムを加えて混合物のpHを1
0に調整した。収得された混合物をろ過して蒸留水15mlとイソプロピルエー
テル15mlでそれぞれ2回ずつ洗浄した後、乾燥して白色粉末を2.05g(
収率88%)収得した。
ルの製造 1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキ
シメチルイミダゾール(2.64g,10mmol)と五酸化バナジウム(V2
O5,18mg,1mol%)をエタノール10mlと蒸留水10mlに懸濁し
た。懸濁液を約50℃程度に加温し、30%過酸化水素水をゆっくり滴加した。
約1時間後、混合物を冷却し、1N水酸化ナトリウムを加えて混合物のpHを1
0に調整した。収得された混合物をろ過して蒸留水15mlとイソプロピルエー
テル15mlでそれぞれ2回ずつ洗浄した後、乾燥して白色粉末を2.05g(
収率88%)収得した。
【0080】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.64(1H, s), 6.87(1H, d, J=7.5Hz), 6.79(2
x1H, s), 6.70(1H, d, J=7.5Hz), 5.99(2H, s), 5.10(2H,s and 1H, s, -OH), 4
.34(2H,s) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 148.06, 147.23, 138.82, 132.09, 131.84,
127.93, 121.28, 108.80, 108.40, 101.62, 53.34, 47.87。
x1H, s), 6.70(1H, d, J=7.5Hz), 5.99(2H, s), 5.10(2H,s and 1H, s, -OH), 4
.34(2H,s) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 148.06, 147.23, 138.82, 132.09, 131.84,
127.93, 121.28, 108.80, 108.40, 101.62, 53.34, 47.87。
【0081】
(実施例12)
1−エチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−エチル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを実施例8
と実質的に同様の方法で反応させた後、残渣をろ過する代わりにクロロホルムで
抽出し、表題化合物を68%で収得した。
と実質的に同様の方法で反応させた後、残渣をろ過する代わりにクロロホルムで
抽出し、表題化合物を68%で収得した。
【0082】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.59(1H, s), 6.76(1H, s), 4.43(2H, 2), 3.
99(2H, q, J=7.3Hz), 1.33(3H, t, J=7.3Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 137.83, 131.85, 127.69, 60.92, 53.15, 16
.93。
99(2H, q, J=7.3Hz), 1.33(3H, t, J=7.3Hz) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 137.83, 131.85, 127.69, 60.92, 53.15, 16
.93。
【0083】
(実施例13)
1−アリル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−アリル−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールを実施例8
と実質的に同様の方法で反応させ、残渣をろ過する代わりにn−ブタノールで抽
出し、表題化合物を76%収率で収得した。
と実質的に同様の方法で反応させ、残渣をろ過する代わりにn−ブタノールで抽
出し、表題化合物を76%収率で収得した。
【0084】
1H NMR(500MHz, DMSO-d6)δ 7.54(1H, s), 6.79(1H, s), 6.00(1H, ddd, J 1
=20Hz, J2=10Hz, J3=5.5Hz), 6.15(1H, dd, J1=10Hz, J2=1.35Hz), 4.98(1H, d
d, J1=16.95Hz, J2=1.35Hz), 4.64(2H, dd, J1=5.5Hz, J2=1.35Hz), 4.39(2H, s
) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 138.47, 135.15, 132.19, 127.72, 117.37,
60.91, 47.07。
d, J1=16.95Hz, J2=1.35Hz), 4.64(2H, dd, J1=5.5Hz, J2=1.35Hz), 4.39(2H, s
) 13C NMR(125MHz, DMSO-d6)δ 138.47, 135.15, 132.19, 127.72, 117.37,
60.91, 47.07。
【0085】
(実施例14)
1−(3−ヒドロキシプロピル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−(3−ヒドロキシプロピル)−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイ
ミダゾール(5.0g,23.1mmol)とタングステン酸(H2WO4,58
mg,1mol%)をメタノール25mlと蒸留水25mlに混合した。混合物
を40℃に加温した後、30%過酸化水素水3.6gを滴加した。全体混合物を
15分間攪拌して冷却した後、1N水酸化ナトリウム溶液で中和した。収得され
た混合物をn−ブタノール25mlで2回抽出した後、溶媒を減圧留去して表題
化合物を3.45g(収率80.7%)収得した。
ミダゾール(5.0g,23.1mmol)とタングステン酸(H2WO4,58
mg,1mol%)をメタノール25mlと蒸留水25mlに混合した。混合物
を40℃に加温した後、30%過酸化水素水3.6gを滴加した。全体混合物を
15分間攪拌して冷却した後、1N水酸化ナトリウム溶液で中和した。収得され
た混合物をn−ブタノール25mlで2回抽出した後、溶媒を減圧留去して表題
化合物を3.45g(収率80.7%)収得した。
【0086】
1H NMR(500MHz, CDCl3)δ 7.46(1H, s), 6.91(1H, s), 4.61(2H, s), 4.15
(2H, t, J=7Hz), 3.52(2H, t, J=7Hz), 2.01(2H,m)。
(2H, t, J=7Hz), 3.52(2H, t, J=7Hz), 2.01(2H,m)。
【0087】
(実施例15)
1−(4−ブロモベンジル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造
1−(4−ブロモベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾール(40g,0.134mol)と硫酸バナジル水和物(21.9mg,0
.1mol%)をエタノール240mlと水240mlの混合溶液に入れた。混
合物を45℃に加温し攪拌した。しばらくして30%過酸化水素水(51.6g
,3.4mol当量)をゆっくり滴加しながら、内部温度が約50℃を維持する
ようにした。反応当初白色の懸濁液が浅黄色の溶液に変わった後、溶液を約30
分間さらに攪拌し、6N水酸化ナトリウム溶液を加えて溶液のpHを約10に調
節した。以後、エタノールを減圧留去した。この時、沈澱された結晶をろ過して
蒸留水で洗浄した後、重さが一定になるまで乾燥し、白色粉末の表題化合物28
.7g(収率80.4%、HPLC=97%)を収得した。
ゾール(40g,0.134mol)と硫酸バナジル水和物(21.9mg,0
.1mol%)をエタノール240mlと水240mlの混合溶液に入れた。混
合物を45℃に加温し攪拌した。しばらくして30%過酸化水素水(51.6g
,3.4mol当量)をゆっくり滴加しながら、内部温度が約50℃を維持する
ようにした。反応当初白色の懸濁液が浅黄色の溶液に変わった後、溶液を約30
分間さらに攪拌し、6N水酸化ナトリウム溶液を加えて溶液のpHを約10に調
節した。以後、エタノールを減圧留去した。この時、沈澱された結晶をろ過して
蒸留水で洗浄した後、重さが一定になるまで乾燥し、白色粉末の表題化合物28
.7g(収率80.4%、HPLC=97%)を収得した。
【0088】
1H NMR(δ, ppm, DMSO-d6) 7.68(1H, s), 7.54(2H, d, J=8.3Hz), 7.12(2H
, d, J=8.3Hz), 6.82(1H, s), 5.21(2H, s), 5.09(1H, t, J=5.5Hz), 4.31(2H,
s)。
, d, J=8.3Hz), 6.82(1H, s), 5.21(2H, s), 5.09(1H, t, J=5.5Hz), 4.31(2H,
s)。
【0089】
(実施例16)
1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−5−ヒドロキシメチルイミダゾー
ルの製造 1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキ
シメチルイミダゾール(22.15kg,83.8mol)と硫酸バナジル水和
物11g(0.1mol%)を反応器に入れて、47.1kgのエタノールと5
5kgの精製水を加えて攪拌しながら、反応液を44℃に調節した。前記懸濁液
に32.2kgの30%過酸化水素水を40〜60℃の範囲内でゆっくり滴加し
た。全体混合物を46℃で攪拌した後、6N水酸化ナトリウム溶液を加えて混合
物のpHを10に調節した。以後、エタノールを減圧留去した。留去が完了した
後、残渣を常温に冷却し、ろ過し、精製水で洗浄した後、乾燥して浅黄色粉末の
表題化合物11.5kg(収率59.9%、HPLC=96.6%)を収得した
。
ルの製造 1−(3,4−ジオキシメチレンベンジル)−2−メルカプト−5−ヒドロキ
シメチルイミダゾール(22.15kg,83.8mol)と硫酸バナジル水和
物11g(0.1mol%)を反応器に入れて、47.1kgのエタノールと5
5kgの精製水を加えて攪拌しながら、反応液を44℃に調節した。前記懸濁液
に32.2kgの30%過酸化水素水を40〜60℃の範囲内でゆっくり滴加し
た。全体混合物を46℃で攪拌した後、6N水酸化ナトリウム溶液を加えて混合
物のpHを10に調節した。以後、エタノールを減圧留去した。留去が完了した
後、残渣を常温に冷却し、ろ過し、精製水で洗浄した後、乾燥して浅黄色粉末の
表題化合物11.5kg(収率59.9%、HPLC=96.6%)を収得した
。
【0090】
1H NMR(δ, ppm, DMSO-d6) 7.64(1H, s), 6.87(1H, d, J=7.8Hz), 6.79(2H
, s), 6.69(1H, d, J=7.8Hz), 5.99(2H, s), 5.10(2H, s), 4.34(2H,s)。
, s), 6.69(1H, d, J=7.8Hz), 5.99(2H, s), 5.10(2H, s), 4.34(2H,s)。
【0091】
(産業上の利用の可能性)
前述したように、本発明の方法によって収得される化学式(1)の1位で置換
された5−ヒドロキシメチルイミダゾール及び化学式(2)の1位で置換された
2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールは、ファルネシルトランス
フェラーゼ阻害剤系統の抗癌剤を製造するための有用な中間体として知られてい
る(J.S.Koら、国際出願公開WO99/05117 A1 199902
04,p129)。
された5−ヒドロキシメチルイミダゾール及び化学式(2)の1位で置換された
2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダゾールは、ファルネシルトランス
フェラーゼ阻害剤系統の抗癌剤を製造するための有用な中間体として知られてい
る(J.S.Koら、国際出願公開WO99/05117 A1 199902
04,p129)。
【0092】
本発明の方法によれば、化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5
−ヒドロキシメチルイミダゾールは、既存の製造方法より安全で且つ反応速度が
速く、高純度及び高収率で製造することができる。また、化学式(1)の1位で
置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールは、チオール基の酸化的除去方法
により、安全な反応条件下で高収率及び高純度で得ることができる。即ち、本発
明の方法は濃硝酸の使用を避けて安全に遂行され得るので、産業的大量生産に適
用することができる。
−ヒドロキシメチルイミダゾールは、既存の製造方法より安全で且つ反応速度が
速く、高純度及び高収率で製造することができる。また、化学式(1)の1位で
置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールは、チオール基の酸化的除去方法
により、安全な反応条件下で高収率及び高純度で得ることができる。即ち、本発
明の方法は濃硝酸の使用を避けて安全に遂行され得るので、産業的大量生産に適
用することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG
,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,
RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,
AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C
A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM
,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,
GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K
E,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS,LT
,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,
MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S
D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR
,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,
ZA,ZW
(72)発明者 イー キュ ウン
大韓民国 305−380 デジョン ユソン−
ク ドリョン−ドン エルジ アパート
3−303
(72)発明者 イー ヒョン イル
大韓民国 305−340 デジョン ユソン−
ク ドリョン−ドン エルジ アパート
6−303
(72)発明者 キム ソン ギ
大韓民国 305−340 デジョン ユソン−
ク ドリョン−ドン エルジ アパート
9−303
(72)発明者 ナム デ ヒョン
大韓民国 305−390 デジョン ユソン−
ク ジョンミン−ドン エキスポ アパー
ト 508−603
Fターム(参考) 4C063 AA01 BB03 CC81 DD25 EE05
Claims (14)
- 【請求項1】化学式(1)の1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールを製造する方法であって、 【化1】 [式中、Rはアルキル、ヒドロキシアルキル、アリル、置換された若しくは無置
換のアリールメチル、または置換された若しくは無置換のジアリールメチルを示
す。] 化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒドロキシメチルイミダ
ゾールを、 【化2】 [式中、Rは前述したものと同義を示す。] 溶媒中、遷移金属触媒及び酸化剤の存在下で反応させる工程を含むことを特徴と
する方法。 - 【請求項2】上記酸化剤が、過酸化水素、アルキル過酸化水素及びアルカリ
次亜塩素酸塩より構成された群から選択される請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】上記酸化剤が、10〜30%過酸化水素水である請求項2に記
載の方法。 - 【請求項4】上記遷移金属触媒が、タングステン酸(H2WO4)、五酸化バ
ナジウム(V2O5)及び硫酸バナジル(VOSO4)よりなる群から選択される
請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】上記遷移金属触媒と上記化学式(2)の化合物とのモル比が、
(0.001〜0.2):1である請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】上記溶媒が、水、低級アルコール及びその混合物よりなる群か
ら選択される請求項1に記載の方法。 - 【請求項7】上記化学式(2)の1位で置換された2−メルカプト−5−ヒ
ドロキシメチルイミダゾールを、化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン
二量体と、 【化3】 化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩、及び RNH2 (4) [式中、Rは前述したものと同義を示す。] 化学式(5)のチオシアネートとを M-SCN (5) [式中、Mはアルカリ金属を示す。] 低級アルコール溶媒中、酸触媒の存在下で反応させて製造する請求項1に記載の
方法。 - 【請求項8】上記Mが、カリウムである請求項7に記載の方法。
- 【請求項9】上記アミン化合物の酸付加塩が、ハロゲン化アンモニウムであ
る請求項7に記載の方法 - 【請求項10】上記ハロゲン化アンモニウムが、塩化アンモニウムである請
求項9に記載の方法。 - 【請求項11】上記化学式(3)の1,3−ジヒドロキシアセトン二量体と
上記化学式(4)のアミン化合物の酸付加塩とのモル比が、(0.5〜2):1
である請求項7に記載の方法。 - 【請求項12】上記化学式(5)のチオシアネートと上記化学式(4)のア
ミン化合物の酸付加塩とのモル比が、(1〜3):1である請求項7に記載の方
法。 - 【請求項13】上記低級アルコールが、イソプロパノールまたはn−ブタノ
ールである請求項7に記載の方法。 - 【請求項14】上記Rが、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アリ
ル、ベンジル、ハロゲンにより置換されたベンジル、または3,4−ジオキシメ
チレンベンジルである請求項1または7に記載の方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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KR19990037652 | 1999-09-06 | ||
KR1999/37652 | 1999-09-06 | ||
KR2000/4278 | 2000-01-28 | ||
KR1020000004278A KR20010076862A (ko) | 2000-01-28 | 2000-01-28 | 1-치환된-2-머캅토-5-히드록시메틸 이미다졸의 제조방법 |
PCT/KR2000/001016 WO2001017974A1 (en) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | Process for preparing a 1-substituted 5-hydroxymethyl imidazole |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003508521A true JP2003508521A (ja) | 2003-03-04 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001521721A Pending JP2003508521A (ja) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | 1位で置換された5−ヒドロキシメチルイミダゾールの製造方法 |
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KR100388788B1 (ko) * | 1999-09-06 | 2003-06-25 | 주식회사 엘지생명과학 | 1-치환된-5-하이드록시메틸 이미다졸의 신규 제조방법 |
FI116292B (fi) | 2003-01-08 | 2005-10-31 | Juvantia Pharma Ltd Oy | Menetelmä substituoitujen imidatsolijohdannaisten valmistamiseksi ja menetelmässä käytettäviä välituotteita |
CN102643237B (zh) * | 2012-02-20 | 2014-12-03 | 武汉理工大学 | 1h-咪唑-4-甲酸的制备方法 |
CN105622518B (zh) * | 2016-03-01 | 2019-05-03 | 苏州艾缇克药物化学有限公司 | 一种1h-咪唑-4-甲酸的制备方法 |
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FI833794A0 (fi) * | 1983-10-18 | 1983-10-18 | Farmos Oy | Substituerade 2-merkapto-imidazoler |
DE3340932A1 (de) | 1983-11-11 | 1985-05-23 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von teilweise bekannten 2-hydrazino-benzimidazol-derivaten |
KR19990012061A (ko) | 1997-07-26 | 1999-02-25 | 성재갑 | 파네실 전이효소 저해제로 유용한 하이덴토인 유도체 |
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- 2000-09-06 AU AU70405/00A patent/AU7040500A/en not_active Abandoned
- 2000-09-06 US US10/070,511 patent/US6630593B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 2000-09-06 CA CA002382861A patent/CA2382861A1/en not_active Abandoned
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- 2000-09-06 EP EP00959012A patent/EP1255737A4/en not_active Withdrawn
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