JP2003502363A - プロポフォールを含有する静脈内注射用麻酔剤組成物 - Google Patents

プロポフォールを含有する静脈内注射用麻酔剤組成物

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JP2003502363A JP2001504365A JP2001504365A JP2003502363A JP 2003502363 A JP2003502363 A JP 2003502363A JP 2001504365 A JP2001504365 A JP 2001504365A JP 2001504365 A JP2001504365 A JP 2001504365A JP 2003502363 A JP2003502363 A JP 2003502363A
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poloxamer
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propofol
anesthetic
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イ、ヒョッ−ク
ジン、ジ−ヨン
チョ、フン
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コンイル ファーマシューティカル カンパニー、リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、プロポフォール(2,6−ジイソプロピルフェノール)及び界面活性剤のポロキサマーを含有することを特徴とする静脈内注射用麻酔剤組成物に関するものである。本発明の組成物は、必要に応じて、ソルトールHS15、卵レシチン、ラブラソル、ポリオキシ10オレイルエーテル、ツィーン、エタノール及びポリエチレングリコールよりなる群から選択される少なくとも一つの補助界面活性剤を含有することができる。本発明の組成物は100nm以下の粒子の大きさを持つマイクロエマルジョン形態に製造されるので、熱力学的に安定であり、無菌ろ過により微生物の汚染を予防することができるだけでなく、容易に製造可能であり、塞栓症や高脂血症などの副作用を最小化できるという卓越した技術的な効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、2,6−ジイソプロピルフェノール(以下、“プロポフォール(pr
opofol)"という)を含有する静脈内注射用麻酔剤組成物に関するものであり、
より具体的には、プロポフォールと界面活性剤のポロキサマーを含んだことを特
徴とする静脈内注射用麻酔剤組成物に関するものである。
【0002】 (背景技術) プロポフォールは、高い脂溶性で血液脳関門(BBB)などの生体膜を容易に
通過できる特性を有し、麻酔剤として有用に用いられている。 一般に、麻酔剤の体内消失は代謝と排泄によって行われる。半減期の長い麻酔
剤を多量に反復投与する場合、この麻酔剤は、骨格筋、脂肪組織等の貯蔵組織に
多量に蓄積され得、その結果、回復が遅れ得る。したがって、このような麻酔剤
を長時間投与する場合、薬物が貯蔵組織から血液中に拡散され血漿濃度が高くな
り得るため、患者の回復速度が遅くなり得、精神運動機能も長時間損なわれ得る
ことになる。
【0003】 これに反して、アルキルフェノール誘導体であるプロポフォールは、半減期が
短く、従って、脳へ迅速に移行し麻酔効果の発現が速く、しかも他の組織に迅速
に再分布し、次いで代謝されるといういくつかの臨床的特徴を持っており、患者
は麻酔状態から即座に回復し得る。また、プロポフォールは、患者に現われる頭
痛、悪心、嘔吐症状などの副作用を他の麻酔剤よりも非常に少なくし得、長時間
の投与にもかかわらず人体への蓄積を最小化に抑えられ得るので、最も理想的な
静脈内注射用の麻酔剤として知られている。
【0004】 また、医療現場で一般的に用いられる多くの麻酔剤は、気体状態のものに対し
、プロポフォールは静脈内注射用として有用であるので、催眠作用、鎮静作用に
よる局所鎮痛補完剤、肺呼吸を注意しなければならない患者の麻酔剤、覚醒状態
で用いる麻酔剤などに、あるいは集中治療室(intensive care unit;ICU)で治
療を受ける患者または深刻な状態の患者などに非常に有効に用いられ得る。
【0005】 このようなプロポフォールの臨床的長所にもかかわらず、プロポフォールは血
液内で非イオン化形態(pKa=10.4)で存在し、独特に高い脂溶性(オク
タノール水分配係数(octanol water partition coefficient) 4.33)の物
理化学的特性を有するので、注射剤の開発は非常に難しい。
【0006】 すなわち、麻酔剤を含む全ての製剤の製造過程において、水は事実上必須な溶
媒であり得るが、水を溶媒として使用してプロポフォールのような脂溶性の薬物
を製剤化することは非常に難しいことである。このような問題を解決するために
、一般に水に溶解し難い脂溶性薬物が、界面活性剤を用いてエマルジョン、マイ
クロエマルジョン、ミセルなどの形態に開発されているが、これもやはり限界を
持っている。
【0007】 従来、ゼネカ(Zeneca)社が、非イオン性の界面活性剤であるクレモフォールE
L(Cremophor EL)16%にプロポフォール1%が可溶化されている状態の製剤
を製造して市販したことがある。しかしながら、このような製剤は、一部の患者
においてアレルギー性反応であるアナフィラキシー様反応等の副作用を引き起こ
している。これはその中に過量に含まれたクレモフォールELによるものと思わ
れる。したがって、このような界面活性剤の副作用を克服するために、ゼネカ社
は10%の大豆油に1%のプロポフォールを溶かし、1.25%の卵ホスファチ
ドで安定化した新しい脂肪エマルジョン形態の注射剤(商品名:Dipriva
n)を開発した。
【0008】 しかし、脂質を材料とする静脈注射用のエマルジョンに対する多くの副作用と
問題点が指摘されており、このような副作用と問題点は、以下の5つの点として
一般的かつ大まかに要約され得る。
【0009】 第1に、エマルジョンは熱力学的に不安定で、時間経過によって融合が生じて
製剤が不安定になる。
【0010】 第2に、大きさが均一でないエマルジョン中に存在する可能性があり得る1μ
m以上の大きさの粒子によって塞栓症を誘発する可能性がある。
【0011】 第3に、任意の活性成分と脂質成分によって注射時の痛みを誘発し得る。
【0012】 第4に、防腐剤がない状態で脂質成分が微生物増殖を促進する原因となり得、
これらの製剤の取扱いに厳格な無菌操作が必要とされなければならない。
【0013】 最後に、主成分としての脂質成分の投与によって、高脂血症(hyperlipidemia
)を生じ得る。
【0014】 従って、麻酔学の分野では、このような短所を解決できる新しい製剤の開発が
、最優先課題として台頭しつつある。そこで、ゼネカ社では指摘されているこの
ような問題のうち脂質成分による微生物増殖を阻害するために保存剤(EDTA
)を添加し、防腐力を持たせた新しい組成物を含む製剤を開発したが(米国特許
第5,714,520号)、この製剤も、物理学的不安定性、注射部位での痛み、
塞栓症、高脂血症などの未だ未解決の問題点を有する。さらに、このような問題
点を改善するために最近、生分解性の界面活性剤を用いたり、シクロデキストリ
ンを用いたりするプロポフォールの包接複合化(Giuseppe Trapani et al, J. P
harm. Sci., 1998, 87, 514-518)、プロドラッグ概念(Sagara Y., J. Neuroch
em., 1999, 73, 2524-2530)などを応用した製剤などが研究されており、またリ
ドカインのような神経遮断剤を一緒に投与し、注射時の痛みを減らすための研究
が世界各地で活発かつ広範に行なわれている(Parmar A. K., Anaesthesia, 199
8, 53, 79-83)。しかし、これらの研究もやはり、まだその効果が検証されてな
く、実際には不完全なものである。したがって、効率的な製剤化及び副作用の最
小化を可能にする静脈内注射用麻酔剤組成物に対する必要性が、徐々に高まりつ
つある。
【0015】 従って、本発明がなそうとする技術的課題は、上記の従来技術の問題点を克服
するとともに、所望の製剤に効率的に変換され得、しかも副作用が最小化できる
有用な静脈内注射用麻酔剤組成物を提供することである。
【0016】 (発明の開示) 本発明がなそうとする技術的課題は、上記の従来技術の問題点を克服するとと
もに、所望の製剤に効率的に変換され得、しかも副作用が最小化できる有用な静
脈内注射用麻酔剤組成物を提供することである。
【0017】 上記技術的課題を達成するために、本発明は、プロポフォール及び界面活性剤
のポロキサマーを含有することを特徴とする静脈内注射用麻酔剤組成物を提供す
る。
【0018】 本発明によると、上記プロポフォールは全組成物のうち1〜2重量%の量で含
まれることが望ましい。
【0019】 また、本発明の組成物は、界面活性剤のポロキサマーに加えて、ソルトールH
S15(Solutol HS15)、卵レシチン(egg lecithin)、ラブラソル(Labrasol
)、ポリオキシ10オレイルエーテル、ツィーン、エタノール及びポリエチレン
グリコールよりなる群から選択される少なくとも一つの補助界面活性剤をさらに
含有することができる。
【0020】 本発明において、上記ポロキサマーとしては、ポロキサマー407を使用する
ことが特に望ましい。ポロキサマー407の含量は、全組成物の0.1〜5重量
%の量にすることが適当である。
【0021】 一方、本発明の組成物は、粒子の大きさが100nm以下である水中油マイク
ロエマルジョンの形態において好ましくは存在する。
【0022】 本発明の組成物は、ソルトールHS15を全組成の0.1〜10重量%の量、
卵レシチンを全組成物の0.1〜5重量%の量、並びにエタノール及びポリエチ
レングリコールを全組成物の0.1〜5重量%の量で含有することができる。
【0023】 そして、本発明の組成物は、pH調節剤及び等張化剤をさらに含有することが
できる。pH調節剤としては、水酸化ナトリウムが望ましく、等張化剤としては
グリセロールを使用することが特に望ましい。
【0024】 (発明を実施するための最良の形態) 以下、本発明をより具体的に説明する。 本発明の組成物は、プロポフォール及び界面活性剤としてポロキサマーを含有
することを特徴とする。
【0025】 ポロキサマーは、親水性のポリオキシエチレンと疎水性のポリオキシプロピレ
ンとから構成されたブロック共重合体であり、水溶液中ではポリオキシプロピレ
ンから形成された脂溶性部分がその内部に薬物を封入し得、そして親水性のポリ
オキシエチレン部分がコア(core)の外部に配置され、水と水和し得ることを可
能にする。全てのポロキサマーは、互いに実質的に類似した組成を持っており、
ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンの含有比率に応じて多くの種類に分
類される。ポロキサマーは非常に安定した物質で、酸、アルカリ及び金属が含ま
れた水溶液においても安定な状態で存在し、また生体内で代謝されない無毒性か
つ無刺激性の物質として知られている。ポロキサマーは、米国薬局方XXIII(U
SP XXIII)に記載されており、そして米国食品医薬庁(U.S. Food and Drug
Administration)(FDA)によって安定した賦形剤としてかつて用いられて
いた。さらに、それらは、静脈注射時において他のものに比べ、副作用が少ない
ものとして知られている。
【0026】 本発明は、プロポフォールと単独のポロキサマー、または他の補助界面活性剤
をさらに含有する静脈内注射用麻酔剤組成物を提供する。
【0027】 本発明の組成物において、プロポフォールの含量は全組成物の1〜2重量%と
し、ポロキサマーの含量は全組成物の0.1〜10重量%とすることが望ましい
。本発明で用いられる望ましいポロキサマーとしては、ポロキサマー407及び
ポロキサマー188が挙げられ、ここでポロキサマー407が本発明の効果を発
揮するに特に望ましい。ポロキサマー407の場合、全組成物の0.1〜5重量
%で含まれることが望ましい。
【0028】 本発明で用いられるポロキサマーは、従来の界面活性剤に比べより少ない量を
使用することによって組成物のマイクロエマルジョン化を可能にするため、プロ
ポフォールを活性成分として含む麻酔剤組成物の毒性を格段に減少させることが
できる。
【0029】 本発明の組成物は、ソルトールHS15、卵レシチン、ラブラソル、ポリオキ
シ10オレイルエーテル、ツィーン、エタノール及びポリエチレングリコールよ
りなる群から選択される少なくとも一つの補助界面活性剤をさらに含有すること
ができるが、特にソルトールHS15及び卵レシチンが特に望ましい。ソルトー
ルHS15が全組成物の0.1〜10重量%の量で添加されるか、または卵レシ
チンが全組成物の0.1〜5重量%の量で添加されるとき、最も卓越した効果を
奏する。
【0030】 本発明の望ましい実施形態によると、本発明の組成物は、粒子の大きさが10
0nm以下である水中油マイクロエマルジョン形態のものである。
【0031】 マイクロエマルジョンは、100nm以下の粒子の大きさであり、熱力学的に
安定で、かつ時間経過に伴う任意の相分離を生じない。マイクロエマルジョンは
、水中油形態または油中水形態に分類されるが、本発明においては、水中油形態
のものが望ましい。水中油マイクロエマルジョンとは、薬物が疎水性の場合に、
薬物を油相に溶解し、次いで界面活性剤及び/または補助界面活性剤中にこの薬
物を封入することによって形成される、水相で保護される超微細の基本的な粒子
を意味する。これらは、熱力学的に安定していること、混ざらない2つの液相の
単相への分散を可能にすること、製造工程で外部エネルギーの投入無しに自発的
に製造されうること、及び最終的に製造された封入粒子の低い濃度及び小さい大
きさに起因して入射光が粒子の表面より全反射するため外観上透明であること等
の物理化学的特徴を有する。
【0032】 マイクロエマルジョンの熱力学的安定性は、適当な界面活性剤を選択して表面
張力を減少させることによって、そしてさらに補助界面活性剤を添加して粒子膜
の流動性を増大させることによって確保され得る。
【0033】 本発明において、界面活性剤として用いられたポロキサマーは、高い親水性/
親油性バランスを有し、それ故、組成物が水中油マイクロエマルジョンの形態に
容易に製造され得る。
【0034】 まず第1に、このように製造されたマイクロエマルジョンは、公知のエマルジ
ョンに比べ熱力学的に安定であり、室温で自発的に容易に製造され得、そして透
明な溶液であるという特徴を持っているので、製剤の不安定性によるエマルジョ
ンの問題点を克服することができる。さらに、これは、100nm以下の大きさ
を持つ小さくて均一な粒子を形成し、その結果、0.22μm大きさのろ過器に
容易にろ過されて無菌ろ過を可能にし得、そして一部大きな粒子や脂質によって
誘発される塞栓症の危険を低減し得るという利点を有する。さらに、安定に封入
された薬物の親水性は、薬物が注射される場合に痛みを低減させるために十分に
貢献し得る。なぜなら、薬物が静脈内経路を介して注射される場合に、薬物は、
血管の膜との直接的な接触を低減させる迅速な血流によって分散されるからであ
る。さらに、これは、脂質エマルジョンに用いられる任意の脂質成分を含まない
ことから、脂質成分によって発生し得る高脂血症の危険もまた低減する。
【0035】 本発明の組成物は、また、pH調節剤を加えて製造することができる。このこ
とにおいて、通常用いられる任意のpH調節剤がいかなる特別の制限なしに使用
されるが、好ましくは水酸化ナトリウム(NaOH)が使用される。また本発明
の組成物は、適切な場合に等張化剤を含有することもできる。同様に、このこと
において、通常用いられる等張化剤が制限無しに使用可能だが、望ましくはグリ
セロールが選択される。
【0036】 本発明の組成物は、典型的な無菌水性製剤であり、粒子大きさ(100nm以
下)が非常に小さいため、オートクレーブによる最終殺菌法ではなく単純ろ過に
よって無菌状態の注射液に製造することができる。全ての工程段階は窒素下にお
いて行なわれるのが望ましい。
【0037】 以下、実施例を通じて本発明をより具体的に説明するが、本発明の範囲が以下
の実施例によりいかなる様式にも限定されないことが理解されるべきである。本
発明は、下記実施例を含むことはもちろん、本発明の技術的思想範囲内で多様に
改変及び修正され得る。
【0038】 (実施例1) 界面活性剤のポロキサマー407 0.5g、ポロキサマー188 4g及び
ソルトールHS15 1gを注射用精製水 約80gに添加して室温で溶解させ
た。攪拌を維持しながら、得られた溶液にプロポフォール 1gを滴加して単相
になるまで攪拌した。ここに等張化剤としてグリセロール 2.08gを添加し
た。最終体積が100mlになるように注射用精製水を添加した後、適量の水酸
化ナトリウムを用い、pH7.4になるように調節した。得られたマイクロエマ
ルジョンを0.22μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このよ
うに得られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0039】 (実施例2) 界面活性剤のポロキサマー407 0.5g及びソルトールHS15 5gを
注射用精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポ
フォール 1gを得られた溶液に滴加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに
等張化剤としてグリセロール 2.14gを添加した。最終体積が100mlに
なるように注射用精製水を添加した後、適量の水酸化ナトリウムを用い、pH7
.4になるように調節した。得られたマイクロエマルジョンを0.22μmのろ過
器に通して微粒物質と微生物を除去した。このように得られた生成物を適切な容
器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0040】 (実施例3) 界面活性剤のポロキサマー407 0.5g、ポロキサマー188 6g及び
卵レシチン 0.5gを注射用精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪
拌を維持しながらプロポフォール 1gを得られた溶液に滴加して単相になるま
で攪拌を続けた。ここに等張化剤としてグリセロール 2.0gを添加した。最
終体積が100mlになるように注射用精製水を添加した後、適量の水酸化ナト
リウムを用い、pH7.4になるように調節した。得られたマイクロエマルジョ
ンを0.22μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このように得
られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0041】 (実施例4) 界面活性剤のポロキサマー407 0.5g、ソルトールHS15 6g及び
卵レシチン 0.5gを注射用精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪
拌を維持しながらプロポフォール 1gを得られた溶液に滴加して単相になるま
で攪拌を続けた。ここに等張化剤としてグリセロール 2.09gを添加した。
最終体積が100mlになるように注射用精製水を添加した後、適量の水酸化ナ
トリウムを用い、pH7.4になるように調節した。得られたマイクロエマルジ
ョンを0.22μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このように
得られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0042】 (実施例5) 界面活性剤のポロキサマー188 7g及びソルトールHS15 1gを注射
用精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォ
ール 1gを得られた溶液に滴加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに等張
化剤としてグリセロール 2.07gを添加した。最終体積が100mlになる
ように注射用精製水を添加した後、適量の水酸化ナトリウムを用い、pH7.4
になるように調節した。得られたマイクロエマルジョンを0.22μmのろ過器
に通して微粒物質と微生物を除去した。このように得られた生成物を適切な容器
に入れ、窒素充填後、密封した。
【0043】 (実施例6) 界面活性剤のポロキサマー407 4gを注射用精製水 約80gに添加し室
温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォール 1gを得られた溶液に滴
加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに補助界面活性剤としてエタノール
1.5gとポリエチレングリコール400 0.5gを添加した。最終体積が10
0mlになるように注射用精製水を添加した。得られたマイクロエマルジョンを
0.22μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このように得られ
た生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0044】 (実施例7) 界面活性剤のポロキサマー188 8gを注射用精製水 約80gに添加し室
温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォール 1gを得られた溶液に滴
加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに補助界面活性剤としてエタノール
5gとポリエチレングリコール400 5gを添加した。最終体積が100ml
になるように注射用精製水を添加した。得られたマイクロエマルジョンを0.2
2μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このように得られた生成
物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0045】 (実施例8) 界面活性剤のポロキサマー407 3.5gと補助界面活性剤のツィーン80
2gを注射用精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪拌を維持しなが
らプロポフォール 1gを得られた溶液に滴加して単相になるまで攪拌を続けた
。ここに補助界面活性剤としてエタノール 1gとポリエチレングリコール40
0 1gを添加した。最終体積が100mlになるように注射用精製水を添加し
た。得られたマイクロエマルジョンを0.22μmのろ過器に通して微粒物質と
微生物を除去した。このように得られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後
、密封した。
【0046】 (実施例9) 界面活性剤のポロキサマー407 3.5gとレシチン 2gを注射用精製水
約80gに添加し室温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォール 1
gを得られた溶液に滴加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに補助界面活性
剤としてエタノール 1gとポリエチレングリコール400 1gを添加した。
最終体積が1mlになるように注射用精製水を添加した。得られたマイクロエマ
ルジョンを0.22μmのろ過器に通して微粒物質と微生物を除去した。このよ
うに得られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した。
【0047】 (実施例10) 界面活性剤のポロキサマー407 2gとポロキサマー188 3gを注射用
精製水 約80gに添加し室温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォー
ル 1gを得られた溶液に滴加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに等張化
剤としてグリセロール 2.17gを添加した。最終体積が1mlになるように
注射用精製水を添加した後、適量の水酸化ナトリウムを用い、pH7.4になる
ように調節した。得られたマイクロエマルジョンを0.22μmのろ過器に通し
て微粒物質と微生物を除去した。このように得られた生成物を適切な容器に入れ
、窒素充填後、密封した。
【0048】 (実施例11) 界面活性剤のポロキサマー407 5gを注射用精製水 約80gに添加し室
温で溶解させた。攪拌を維持しながらプロポフォール 1gを得られた溶液に滴
加して単相になるまで攪拌を続けた。ここに等張化剤としてグリセロール 2.
3gを添加した。最終体積が100mlになるように注射用精製水を添加した後
、適量の水酸化ナトリウムを用い、pH7.4になるように調節した。得られた
マイクロエマルジョンを0.22μmのろ濾過器に通して微粒物質と微生物を除
去した。このように得られた生成物を適切な容器に入れ、窒素充填後、密封した
【0049】 (実験例1:ポロキサマー407の麻酔効果及び毒性に関する影響) 界面活性剤のポロキサマー407とプロポフォールの相互作用による静脈内注
射での麻酔効果及び毒性を調べるために、ポロキサマー407 3%、4%、6
%、8%、10%のそれぞれに対し、プロポフォール 1%、エタノール 1.
5%、ポリエチレングリコール400 0.5%が含まれるように試験サンプル
を製造し、麻酔効果及び毒性を比較した。実験動物としては、雄性Sprague-Dawl
eyラット(160±10g)を各試験群毎に5匹ずつ用いており、プロポフォールを1
0mg/kgの量で投与した。対照群としては臨床の現場で用いられているディ
プリバン(Diprivan)を用いた。投与直後から立直り反射(righting response
)が消失して動物が回復する時点までの時間は、全ての群において、およそ11
±1分程度の平均レベルにて維持された。全ての群の動物において、臨床症状お
よび体重を麻酔からの回復後一週間観察し、結果として、それらは、均一かつ正
常であることが同定された。
【0050】 試験結果によると、ポロキサマー407はプロポフォールの麻酔効果に影響を
与えず、また毒性の任意の症状を示さないことが見出された。
【0051】 (実験例2:麻酔効果) 本発明の組成物の麻酔効果を評価するために、試験群に実施例6の製剤を用い
て、対照群にディプリバンを用いた。ラットを固定ケージに入れて、尾静脈に5
〜15秒以内に各製剤を注射した。固定ケージからラットを取り出して横たえさ
せた後、試験動物の麻酔誘導時間(time to unconciouseness)、刺激反応時間
(time to startle response)、立直り反射再開時間(time to righting respo
nse)及び完全回復時間(time to full recovery)を各々記録し、互いに比較し
た。
【0052】
【表1】
【0053】 実験結果によると、麻酔誘導時間は、全ての実験群で1分以内であり、試験<
実施例6>群と対照ディプリバン群が互いに実質的に類似していることが見出さ
れ得た。さらに、麻酔から目覚める時間が、標準T検定によると有意であり(p
>0.37)、それ故、実施例6の製剤の麻酔効果は、対照群のディプリバンの
ものと類似することが明らかにされた。しかし、立直り反射時間から完全に回復
するまでにかかった時間は、試験<実施例6>群が対照群より若干速かったこと
が見出された(10mg/kgの試験群において、立直り反射時間から完全回復
する時間は、ディプリバン群よりも有意なレベル(p)(0.05)であった)
【0054】 (実験例3:麻酔効果) ウサギにおける本発明の組成物の麻酔効果を評価するために、試験群には実施
例6の製剤を用いて、対照群にはディプリバンを用いた。ウサギを固定ケージに
入れて尾静脈に約30秒以内に各製剤を注射した。ケージからウサギを取り出し
て横たえさせた後、試験動物の麻酔誘導時間、刺激反応時間、立直り反射再開時
間及び完全回復時間を各々記録して互いに比較した。
【0055】
【表2】
【0056】 表2に示したように、試験<実施例6>群の麻酔効果は、対照ディプリバン群
のものと実質的に類似することが見出され得る。
【0057】 (実験例4:開腹手術における麻酔効果) 実施例6の製剤の開腹手術における麻酔効果を測定するために本試験を行なっ
た。エーテル麻酔下で8週齢ラットの腹部を剃毛した。ラットがエーテル麻酔か
ら回復した後、尾静脈に挿入されたカテーテルを通して製剤を投与した。麻酔誘
導5分後に腹部を3cm程度切開し、製剤を反復注射して麻酔状態を60分程度
維持させた。麻酔維持45分時点で切開部位を結紮し、麻酔誘導時間、刺激反応
時間、立直り反射再開時間及び完全回復時間を記録した。
【0058】
【表3】
【0059】 麻酔誘導の間に、麻酔状態を維持させるために必要とされる総投薬量は、38
.9mg/kg程度であり、完全回復時間は、71.5分として記録された。開腹
手術後に、ウサギにおいて異常な変化は観察されなかった。
【0060】 (実験例5:麻酔誘導及び毒性) 試験<実施例6>群と対照ディプリバン群における薬物投与の後に、麻酔誘導
のために投与される量であるHD50及び薬物投与後に致死率が50%に達する量
であるLD50を決定するために、各試験薬物を、10匹の雄性マウスの各々の尾
静脈にその量を徐々に増加させて注射した。実験の結果として、実施例6の製剤
のHD50及びLD50の値は、それぞれ、11.5mg/kg及び56.0mg/k
gであることが見出された。一方、対照ディプリバン群では、HD50及びLD50 は、それぞれ、10.5mg/kg及び53.0mg/kgであることが見出され
た。従って、実施例6の製剤は、ディプリバンと類似した結果を示すことが見出
された。
【0061】 (実験例6:副作用) 3匹のウサギ耳の静脈に実施例6の製剤を1ml/分の速度で総量3ml注射
し、その30分後、及び1、1.5、2、4、6、24時間後に、各々の注射部
位を、疼痛にともなう反応と静脈炎について肉眼で観察した。結果として、投与
時の疼痛による抵抗行動、及び静脈炎(例えば、発赤、紅斑、浮腫など)の任意
の変化は、観察され得なかった。
【0062】 (実験例7:溶血) 実施例6の製剤に対する溶血を決定するために、アルビノラットの左側の大腿
部上部をはさみで切って、そこの静脈と動脈の各々にカニューレ挿入(cannulat
ion)した後、調剤された薬物 10mg/kgを1分かけて静脈内に注射した。
0、5、10、15、30、45、60分後の各時間に、血液を100μlの量
ずつ大腿動脈から採取した。各時間に血液を採取する数秒前にカテーテル中に満
たされたヘパリン−生理食塩水と若干の血液とを取り除いた後に血液を得た。血
液採取後に、血液の凝固を防止するために少量のヘパリン−生理食塩水をカテー
テル連結チューブに導入した。採取された血液 100μlに生理食塩水 50
0μlを混合した後、3000rpmで10分間遠心分離した。上清液 100
μlをマイクロプレートに移し、遊離したヘモグロビンの吸光度を540nmで
測定した後、下記計算式によって溶血(%)を求めた。対照群としては、70%
プロピレングリコール(PG)溶液を用いた。 溶血%=(Af−A0)/(A100−A0)×100 A100:100%溶血が起きた時の吸光度 (血液 100μlに水 500μl混合) A0 :ブランク(blank)としての0%溶血の時の吸光度(薬物注射前に、
正常血液に生理食塩水500μlを混合し空試験(blank test)に使用) Af :各々の試料の吸光度
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】 実施例6の製剤は、空試験(blank test)に似た吸光度を示し、従って、溶血
を実質的に引き起こさないが、対照群の70%PGでは実施例6の製剤よりも8
0〜90倍の高い吸光度を示し、溶血を引き起こすことが見出され得た。
【0066】 (実験例8:ビーグル犬(beagle dog)を用いた薬理学的及び血液生化学的変
化に対する12時間の連続静脈内注射の影響) 体重が8.7〜12.4kg程度の約9ヶ月齢の雄性ビーグル犬を購入し、22
〜23日間順化させて実験に用いた。試験物質(実施例1)及び陽性比較物質(
ディプリバン)を橈側皮静脈内に60mg/kg/時間の速度で投与した。観察
及び検査を、全ての試験動物に対し以下のように実施した。
【0067】 1)一般症状及び死亡の観察 関連薬物の投与維持期間の間、中毒、呼吸困難、行動異常、外観及び死亡を含
む症状を継続して観察した。
【0068】 2)血圧及び心拍数測定 カテーテルを測定装置(data acquisition system, Biopak, USA)に連結して
血圧及び心拍数を測定した。約20分程度血圧が安定していることを確認した後
、試験物質(実施例1)及び陽性対照物質(ディプリバン)を12時間投与した
。全試験時間の間、試験動物に気管チューブを挿入し、ベンチレーター(ventil
ator)を用いて1回拍出量(stroke volume)を200〜250に、spmを2
0〜30に調節することによって持続的な通気下で試験動物を維持した。12時
間の間、血圧と心拍数を測定し、薬物投与前の値に対する変化百分率(%)で表
わした。
【0069】 3)血液生化学的検査 血液生化学的検査についてグルコース、総コレステロール及びトリグリセリド
値を分析するために、薬物の投与前及び12時間の間の1時間毎に採血して血清
分離管に入れ、3000rpmで10分間遠心分離した。分離された血清をエッ
ペンドルフ(Eppendorff)チューブに入れて低温冷凍庫(deep freezer)に保管
し、以後の試験に用いた。
【0070】 4)血液ガス検査 薬物の投与前、および薬物の投与後12時間にわたって1時間の間隔で、血液
を右側大腿動脈から採取し、次いで血液ガス分析装置(blood gas analyzer)を
利用して動脈血のO2及びCO2分圧、並びにpHを測定した。
【0071】 実験例8の結果として、試験物質(実施例1)投与群と陽性比較物質(ディプ
リバン)投与群の両方に対し、死亡した動物は観察されなかった。一般症状にお
いて、麻酔を維持している時間の間、陽性比較物質(ディプリバン)投与群で嘔
吐、若干の震え及び呼吸困難が観察されたが、試験物質(実施例1)投与群では
いかなる特異症状も観察されなかった。血圧及び心臓圧の観察において、血圧は
試験物質(実施例1)と陽性比較物質(ディプリバン)の投与後に若干低下し、
陽性比較物質(ディプリバン)投与群における薬物投与前の水準にいくらか回復
する傾向を示すことが観察された。試験物質投与群(実施例1)は、血圧におい
て多少変動を示したが、このような変化は、陽性比較物質(ディプリバン)のも
のと有意に異ならなかった。一方、心拍数は、陽性比較物質(ディプリバン)投
与群に比べ、試験物質(実施例1)投与群の方が時間経過と共により大きく増加
した。
【0072】 血液生化学検査において、グルコース値は、試験物質(実施例1)投与群と陽
性対照物質(Drprivan)投与群の両方で大きく変動せず、時間経過にと
もなう増減傾向は表われなかった。総コレステロール値は、試験製剤(実施例1
)投与群と陽性比較製剤(ディプリバン)投与群のいずれも薬物投与前の値に比
べ、時間経過と共に多少上昇する傾向を表わし、陽性比較製剤(ディプリバン)
投与群の方が、全般的に、試験製剤(実施例1)投与群に比べ、若干高い数値を
表わした。一方、陽性比較製剤(ディプリバン)投与群のトリグリセリド値は、
時間経過において薬物投与直前のものよりも約30〜50倍の高い上昇傾向を示
し、一方、試験製剤(実施例1)投与群では、時間経過において薬物投与直前に
比べ約3〜5倍高くなる傾向を示すことが見出され得た。また時間経過において
、陽性比較製剤(ディプリバン)投与群のトリグリセリド値は、全般的に、試験
製剤(実施例1)投与群の結果より約3〜5倍高い。
【0073】 血液ガス分析においては、試験製剤(実施例1)投与群と陽性比較製剤(ディ
プリバン)投与群のいずれもpHは、一定のpH値を維持し、CO2分圧は陽性
比較製剤(ディプリバン)投与群で時間経過において若干の増加傾向を示したが
、試験製剤(実施例1)投与群では一定の値を維持した。一方、O2分圧におい
ては、試験製剤(実施例1)投与群と陽性比較製剤(ディプリバン)投与群のい
ずれも時間経過において若干減少したが、全般的に、試験製剤(実施例1)投与
群のほうが若干高かった。
【0074】
【表6】
【0075】
【表7】
【0076】
【表8】
【0077】
【表9】
【0078】 本発明は、ポロキサマー並びに必要に応じてソルトールHS15、卵レシチン
、ラブラソル、ポリオキシ10オレイルエーテル、ツィーン、エタノール及びポ
リエチレングリコールよりなる群から選択される少なくとも1種をプロポフォー
ルに添加することによって、マイクロエマルジョンの形態に製造した静脈内注射
用麻酔剤組成物を提供する。本発明の組成物は、100nm以下の小さな粒子で
構成され、熱力学的に安定しており、時間経過に伴って相分離が起きないだけで
なく、無菌ろ過により微生物の汚染を除去することができるので、別途の滅菌工
程が要らなくなり、簡単な製造工程によって容易に製造原価を減らすことができ
るという長所を有する。さらに、本発明の組成物は、親水性で、小さな粒子より
構成されていて静脈内注射時に速い血流によって分散され得るので、注射部位で
痛みが少なく、塞栓症を実質的に発生せず、溶血も生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 23/00 A61P 23/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ジン、ジ−ヨン 大韓民国、ゼンラブッ−ド、ゼンズ−シ 561−230、デェジン−グ、インフ−ドン 3−ガ、226−95 (72)発明者 チョ、フン 大韓民国、チュンチョンナン−ド、チョン アン−シ 330−190、ソンチョン−ドン、 183、グゥトン アパート 203−206 Fターム(参考) 4C076 AA17 BB13 CC01 DD09 DD37 DD63 FF31 FF67 4C206 AA01 AA02 CA17 MA05 MA42 MA86 NA06 NA12 ZA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロポフォール及び界面活性剤のポロキサマーを含有するこ
    とを特徴とする静脈内注射用麻酔剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポロキサマーの含量が全組成物の0.1〜10重量%で
    含まれる請求項1記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記プロポフォールが全組成物の1〜2重量%の量で含まれ
    る請求項1記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  4. 【請求項4】 ソルトールHS15、卵レシチン、ラブラソル、ポリオキシ
    10オレイルエーテル、ツィーン、エタノール及びポリエチレングリコールより
    なる群から選択される少なくとも一つの補助界面活性剤がさらに含まれる請求項
    1記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポロキサマーがポロキサマー407である請求項1記載
    の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポロキサマー407が全組成物の0.1〜5重量%の量
    で含まれる請求項5記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物が100nm以下の粒子の大きさの水中油マイク
    ロエマルジョン形態である請求項1記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  8. 【請求項8】 前記ソルトールHS15が全組成物の0.1〜10重量%の
    量で含まれる請求項4記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
  9. 【請求項9】 前記卵レシチンが全組成物の0.1〜5重量%の量で含まれ
    る請求項4記載の静脈内注射用麻酔剤組成物。
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