JP2002241284A - 全身投与用アルガトロバン注射液 - Google Patents

全身投与用アルガトロバン注射液

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JP2002241284A
JP2002241284A JP2001039427A JP2001039427A JP2002241284A JP 2002241284 A JP2002241284 A JP 2002241284A JP 2001039427 A JP2001039427 A JP 2001039427A JP 2001039427 A JP2001039427 A JP 2001039427A JP 2002241284 A JP2002241284 A JP 2002241284A
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Japan
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argatroban
benzyl alcohol
injection
systemic administration
solution
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JP2001039427A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kajiwara
健一 梶原
Noboru Yamada
昇 山田
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Towa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Towa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高濃度でアルガトロバンを含む安全性の高い
全身投与用注射液を提供する。 【解決手段】 植物油を含んでいるアルガトロバンのベ
ンジルアルコール溶液を卵黄レシチン、大豆レシチン、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる生
理学的に無害の界面剤を用いて水中にミセル又は微小油
滴として分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野および背景技術本発明は、全身投
与用アルガトロバン注射液に関する。
【0002】アルガトロバンは、トロンビンによるフィ
ブリン生成、血小板凝集および血管収縮を強く阻害する
抗トロンビン剤として知られ、血栓の形成による血流障
害の予防、治療に使用されている。
【0003】アルガトロバンは水に難溶なため、現在市
販されているその注射液中の濃度は0.5mg/mlで
ある。このため有効血中濃度に達する量のアルガトロバ
ンを投与するには、適当量の輸液で希釈し、例えば注射
液20ml(アルガトロバンとして10mg)を3時間
かけて点滴投与する必要がある。
【0004】もし高濃度の注射液製剤が得られれば、医
療従事者および患者にとって負担の少ない他の投与方
法、例えばボーラス投与が可能となるであろう。既にそ
のような試みはいくつか知られており、例えば水/アル
コール混液に溶解する方法(特公平5−76929)、
オレイン酸などの不飽和脂肪酸と共に乳化剤を使用して
水に乳化する方法(特開平6−219948)、リン脂
質およびミセル形成剤と共に水中にミセルとして分散す
る方法(特許第3027103号)などがある。しかし
ながらこれらの製剤は必須の添加成分の安全性に対する
懸念からそのまま全身投与するのは適切でなく、やはり
輸液で希釈して点滴するのが安全である。
【0005】そこで点滴投与によることなく、例えばボ
ーラス投与が可能で、安全な全身投与用アルガトロバン
注射液の提供が望まれる。
【0006】本発明の概要 本発明は、アルガトロバンのベンジルアルコール溶液を
生理学的に無害な界面活性剤を用いて水中に分散もしく
は可溶化してなる全身投与用アルガトロバン注射液を提
供する。
【0007】本発明は、アルガトロバンはベンジルアル
コールに高濃度に、例えば少なくとも100mg/ml
以上の高濃度に溶解するとの新知見を基礎にしている。
またベンジルアルコールは水と自由に混和しないが適度
の親油性と親水性を有する。そのため高濃度のアルガト
ロバンを含んでいるベンジルアルコール溶液は、親油性
および親水性の界面活性剤のいずれを使用しても、水中
に微小油滴またはミセルとして分散することが可能であ
る。ベンジルアルコールは疼痛緩和剤、薬物の溶解補助
剤等として注射剤に添加することが認められており、か
つ毒性も低いことから本発明において使用する程度の量
では安全性に対する懸念は殆どない。
【0008】注射液中のアルガトロバン濃度は、ベンジ
ルアルコール溶液中のアルガトロバン濃度、ベンジルア
ルコール溶液と分散媒である水との比率に依存して、例
えば市販の注射剤の2倍以上5倍またはそれ以上の高濃
度に自由に調節することができるので、液量の少ないボ
ーラスとして、勿論希釈して点滴投与することもでき
る。
【0009】詳論 本発明においてアルガトロバンのベンジルアルコール溶
液を水中に分散するために使用される界面活性剤として
は親油性および親水性界面活性剤のいずれも可能であ
る。好ましい親油性界面活性剤の例はリン脂質、特に精
製卵黄レシチン、精製大豆レシチンなどである。親油性
界面活性剤はアルガトロバンのベンジルアルコール溶液
に溶解し、この溶液を常法により注射用蒸留水に微細に
分散させればよい。
【0010】親水性界面活性剤の好ましい例は、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル(ポリソルベート)などである。親
水性界面活性剤の場合は注射用蒸留水にあらかじめ溶解
し、この中にアルガトロバンのベンジルアルコール溶液
を微細に分散する。
【0011】いずれの場合もホモジナイザーなどの高性
能乳化機を使用し、アルガトロバンを含んだベンジルア
ルコール溶液をミセルの状態で、あるいは0.2ミクロ
ン以下の微小油滴として水中に分散する。
【0012】注射液はグルセリン、ソルビトール、マン
ニトールなどの等張化剤を含むことができる。等張化剤
は乳化前にあらかじめ注射用蒸留水に溶解することもで
きるし、乳化後添加しても良い。
【0013】アルガトロバンはベンジルアルコール中に
100mg/mlまたはそれ以上の高濃度に溶解する。
従ってベンジルアルコール中の薬物濃度は飽和濃度以下
であれば任意であるが、注射液全体中のベンジルアルコ
ール濃度はできるだけ低い方が好ましいので、飽和濃度
に近い薬物濃度のベンジルアルコール溶液を使用するの
が好ましい。
【0014】界面活性剤の使用量は、そのタイプ、乳化
性能、ベンジルアルコール溶液と注射用蒸留水の比など
によって変動し得るが、一般に油相の0.1〜5.0倍
を必要とするであろう。
【0015】注射用蒸留水の量は、注射液が最終的に1
mg/ml以上の濃度でアルガトロバンを含有する量で
ある。例えば2mg/ml,4mg/ml,5mg/m
lなどの最終薬物濃度を有する注射液も、前述したよう
に油相と水相の比率を適切に選択することによって可能
である。しかしながら油相を一般に少なくとも10倍、
好ましくは少なくとも20倍の水相に分散させる必要が
ある。
【0016】アルガトロバンのベンジルアルコール溶液
へ所望により静脈内投与可能な植物油、例えば大豆油、
ナタネ油、綿実油、オリーブ油などを添加し、同様に水
中に分散することもできる。この場合は植物油を含まな
い場合に比較して一般に粒子径の大きい油相分散液が得
られる。植物油の量はベンジルアルコール溶液中に含ま
れる界面活性剤と植物油の合計割合があまり多くならな
いように決めるべきであり、例えば合計割合が90%以
下、さらに好ましくは70%以下、最も好ましくは50
%以下である。
【0017】注射液はその後アンプル等の注射液容器に
充填され、滅菌され、出荷される。本発明においては分
散相がベンジルアルコール溶液であるため、熱滅菌や、
貯蔵に対して安定である。
【0018】実施例 以下に限定を意図しない実施例によって本発明を詳しく
説明する。
【0019】実施例1 アルガトロバン600mgを45℃に加温したベンジル
アルコール4gに溶解し、さらに乳化剤として精製卵黄
レシチン7.5gを溶解した。この溶液を2.5%グリ
セリンを含有し75℃に加温した注射用蒸留水200m
l中にホモミキサー(特殊機化工業(株)製T.K.ホ
モミキサーMARK112.5型)で攪拌しながら滴下
することによって粗乳化液を得た。(6000rpm,
3分間)さらにこの粗乳化液を超高圧乳化機(日本ピー
イーイー社製 Mini DeBEE)を用い、150
0kg/cm2 で10分間乳化することによって静脈内
に注射可能な油性微粒子分散状態のアルガトロバン含有
組成物を得た。これに適量の注射用蒸留水を加えて最終
薬物濃度2.4mg/mlとした。
【0020】実施例2 アルガトロバン200mgをベンジルアルコール2gに
溶解し、さらに乳化剤として精製大豆レシチン4.0g
を溶解した。この溶液を75℃に加温した200mlの
注射用蒸留水にホモミキサー(特殊機化工業(株)製
T.K.ホモミキサーMARK112.5型)で攪拌し
ながら滴下することによって粗乳化液を得た。(900
0rpm,2分間)さらにこの粗乳化液を超高圧乳化機
(日本ピーイーイー社製 Mini DeBEE)を用
い、1200kg/cm2 で15分間乳化することによ
ってアルガトロバン分散液を得た。得られた分散液95
mlに等張化剤としてマンニトールを5g溶解して薬物
濃度約1mg/mlの静脈内注射可能なアルガトロバン
含有組成物を得た。
【0021】実施例3 アルガトロバン500mgをベンジルアルコール5gに
溶解した。この溶液を1.0%ポリオキシエチレン硬化
シマシ油(ニッコーケミカル(株)製 HCO−60)
と0.5%ポリソルベート80(ニッコーケミカル
(株)製 TO−10M)を含有する75℃に加温した
5.5%マンニトールを含有する注射用蒸留水200m
lにホモミキサー(特殊機化工業(株)製 T.K.ホ
モミキサーMARK112.5型)で攪拌しながら滴下
した。(4000rpm,5分間)さらにこの混合液を
高圧乳化機(ゴーリン社製 LAB40)を用い、70
0kg/cm2 で10分間処理した。これに適量の注射
用蒸留水を加えて最終薬物濃度2mg/mlとし、静脈
内注射可能なアルガトロバンの微粒子分散液を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA16 BB11 CC11 DD37 DD46 DD63 EE53 FF68 GG45 4C086 AA01 BC28 GA12 MA22 MA66 NA10 ZA54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルガトロバンのベンジルアルコール溶液
    を生理学的に無害の界面活性剤を用いて水中に分散して
    なる全身投与用アルガトロバン注射液。
  2. 【請求項2】アルガトロバンのベンジルアルコール溶液
    は植物油を含んでいる請求項1の全身投与用アルガトロ
    バン注射液。
  3. 【請求項3】さらに等張化剤を含有する請求項1または
    2の全身投与用アルガトロバン注射液。
  4. 【請求項4】界面活性剤は、卵黄レシチン、大豆レシチ
    ン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油およびポリオキシ
    エチレンソルビタン脂肪酸エステルよりなる群から選ば
    れる請求項1または2または3の全身投与用アルガトロ
    バン注射液。
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