JP2003501668A - 竜頭スイッチ機構 - Google Patents

竜頭スイッチ機構

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Abstract

(57)【要約】 ケーシングと、時刻表示手段と複数モードで作動可能な集積回路とを備えたマルチモード型電子時計用スイッチ機構を提供する。スイッチ機構は回転移動し複数の軸方向設定位置に位置できるように装着された設定巻真(16)を有する。設定巻真(16)は少なくとも1個の歯(26)を有する。更に、第1の端部、第2の端部及び中間部とを備えたスイッチアーム(20)含んでいる。中間部は設定巻真の歯と係合する。更に、第1と第2の電気的接点とを有する。設定巻真(16)が軸方向の設定位置の少なく本発明の更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分正面図である。とも1個にあるとき、且つ、時計が少なくとも2つのモードにおいて作動中のときは、中間部は歯(26)と協働し、設定巻真(20)の回転に応答して、設定巻真(20)が第1の方向に回転すると、第2の端部と第1の電気的接点との断続的な電気的接続を形成して断続的な第1の電気パルスを生成する。上記とは別に、設定巻真(20)が第2の方向に回転すると、第2の端部と第2の電気的接点との間に断続的に電気的接続が形成されて断続的な第2の電気パルスを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この出願は、本願出願人による米国特許出願第09/264,523号(1999年03月08日
出願:発明の名称「竜頭とプッシャとの組合せ電子機構」、発明者:ミッシル
G.プラコン)に関連するものである。
【0002】 本発明は、デジタル式時計、デジタル・アナログ式時計、或いは電子設定装置
を備えたアナログ式時計、といった様々な電子機器に関するものであり、より具
体的には、上記デジタル式時計、デジタル・アナログ式時計、或いは電子設定装
置を備えたアナログ式時計に用いられるスイッチ機構の改良に関するものである
【0003】 一般に、アナログ式時計は、時計ケース、時計ケースに収納され且つ歯車列を
駆動して時刻表示針を作動するステッピングモータを備えたムーブメント、文字
板、文字板照明装置、ムーブメントに摺動可能に設けた回転自在の巻真、時計ケ
ースの外部にある巻真に取り付いて巻真を手動にて回転及び摺動させる竜頭作動
体、巻真に取り付いて巻真が通常の「駆動」位置から「セット(設定)」位置に
引き出されたときに歯車列と係合する設定ピニオンとを備えている。竜頭作動体
、巻真および設定ピニオンは、所謂「竜頭設定機構」を備えている。「設定」位
置にある時には、竜頭設定機構は手動で作動され、巻真の設定ピニオンが歯車列
と螺合している設定ギヤの歯と係合する。かくして、竜頭作動体を回動すること
で時刻表示針を回転して、時間が設定される。この種の構成例としては本願出願
人による米国特許第5,083,300号(1992年01月21日登録)がある。
【0004】 上記先行技術に見られる通り、竜頭設定機構は文字板照明装置と協働して、巻
真が「作動」位置から「スイッチング(切り替え)」位置に押し込まれると、文
字板が照明される。このような竜頭と押し体(プッシャ)との併用構造の例とし
ては本願出願人の米国特許第5,644,553号(1997年07月01日登録)がある。本願
明細書では上記2件の米国特許第5,083,300号および第5,644,553号の開示内容を
、本発明の関連内容として包含するものである。
【0005】 一方、デジタル式時計は、表示装置、表示装置を照明するランプ、手動型スイ
ッチ(以下、プッシャと称す)、集積回路とを備えている。周知の通り、デジタ
ル式時計は、時刻(TOD)モード、クロノグラフ(CHRONO:ストップウ
オッチ型)モード、アラーム(ALARM)モード、経過タイマー(TIMER
)モード、並びに交替タイムゾーン(T2)モード、といった諸々の複数作動モ
ードを備えている。一般に、複数のプッシャの一個が或る一つの作動モードから
別の作動モードへと変換するように作動される。残りのプッシャ群の中の1個が
、現在動作中の作動モードにおいて表示されている情報を変更するように作動で
きるようになっている。例えば、アラーム(ALARM)モードにおいて、第1
のプッシャを作動して表示装置の数値で現した位置を選択する。第2のプッシャ
を作動して、表示装置の所定の数値群(例えば0−9の数値)のなかの数値位置
を配列する。この数値群の中から一つの数値位置を選んで表示装置上の数値位置
の現在の数値を表示して第2のプッシャは開放される。再び第1のプッシャを作
動して現在選択中の数値位置を外し、表示装置の次の数値位置を選択する。この
ようにして、所定の時刻が特定でき、その時刻において、アラーム音が作動され
る。このようなマルチモード、マルチ機能型の電子時計としては本願出願人所有
の米国特許第4,783,773号(1988年11月08日登録)、同第4,780,864号(1988年10
月25日登録)に記載されており、この両特許に記載の内容は、本願発明の説明内
容に関連するものとして包含するものである。
【0006】 利用可能な作動モードの数と表示される情報量並びに各作動モードでの設定数
が多くなると、モード群の作動と表示情報の設定に要するプッシャの数も増大す
ることになる。モード数が多くなれば使用の複雑性が増す一方で、プッシャ数が
増加すると時計の審美的アピール度が減ずることになる。例えば、数多くの作動
モード群や作動中の表示情報を介して、どのプッシャを作動させなければならな
いかを明確にする必要性から、使用の複雑性が増加することになる。このような
複雑性の増加は、時計の使用者のいらいらを増大させることにもなる。
【0007】 本発明者は、アナログ式時計の竜頭設定機構で実行される設定機能は、従来の
デジタル式時計のプッシャ群で成される設定機能よりも、使用者とっては直感的
・感覚的にすんなりとスムーズに成し得るものであることを知得した。
【0008】 本願出願人の米国特許第3,874,162号(1975年04月01日登録)、同第4,031,341
号(1977年06月21日登録)はデジタル式電子時計の機能を作動するための二重機
能型プッシャと回転型スイッチ集成体を開示している。例えば上記2件の特許の
うち前者は巻真戻り止めとスイッチ機構を有し、これによって4位置型回転戻り
止め作動をさせて時、分及び秒カウンターを進行又はリセットさせ、作動モード
を選択し、或いはデジタル時計のシャットダウン即ち停止を行う。
【0009】 本願出願人による米国特許第4,209,976号(1980年07月01日登録)では、回転
可能で軸方向の移動が可能な巻真に装着した一段歯車装置の歯車と、時間修正用
のスイッチ集成体を備えた回転型スイッチ機構が開示されている。このスイッチ
集成体は第1と第2のスイッチ接点と、その間に介装した中心スイッチブレード
を備えている。中心スイッチブレードは歯車の歯の近傍内に正確に位置されてい
る。巻真が回転すると、一段歯車装置の歯は中心スイッチブレードを偏向させ第
1又は第2のスイッチ接点を打つ。時間修正回路が中心スイッチブレードが第1
と第2のスイッチ接点のどちらを打つのかを検知し、それに応答して、それぞれ
の接点に基づいて表示時間を増減する。例えば、巻真が時計回りに回動する結果
、第1の接点を打つことになれば、それは表示された時間を増加せしめ、一方、
反時計回り方向に巻真が回転することによって第2の接点を打つ場合には、表示
時間を減少させる。
【0010】 上記米国特許第4,209,976号において確認された欠点は、一段歯車と中心スイ
ッチブレードと第1及び第2の接点との間において、時間修正回路を駆動するた
めの正しい整合が必要とされる点である。即ち、例えば製造上の公差などによっ
て上記のそれぞれの要素間において不整合が生じると、上記特許の構成ではスイ
ッチ機構が作動しなくなる。
【0011】 上記のような従来技術に対して、本発明は竜頭スイッチ機構を提供するもので
あり、この竜頭スイッチ機構は、関連する部材や要素を最少とし、複数の軸方向
の設定位置を設け、時間修正と関連する動作とマニュアル(手動)制御の改良を
図るものである。本発明は時間修正回路の駆動に用いる要素や素子の製造公差に
よる影響を最小とするものである。 従って、本発明は、前記差異を克服し、以下に示す利点及び効果を達成するこ
とのできる竜頭スイッチ機構を提供するものである。
【0012】 以上より、本発明の主たる目的は、例えばデジタル式時計、アナログ・デジタ
ル併用型時計、及び電子設定型アナログ式時計といった電子装置に用いる改良さ
れた竜頭スイッチ機構を提供するものである。 本発明の別の目的は、所定数の軸方向の設定位置を有すると共に、所定数の回
転方向の設定位置を有して電子装置の選択的な設定機能を実行できるようにした
竜頭スイッチ機構を提供することである。 本発明の更に別の目的は、上記竜頭スイッチ機構の選択的な軸方向及び回転方
向の移動に応答して、設定信号を発生する竜頭スイッチ機構を提供することであ
る。 本発明の更に別の目的及び効果は、添付図面を参照して述べる以下の記載より
一層明確となろう。
【0013】 本発明によって前記及びその他の問題点は解消されるとともに、上記本発明の
目的と効果は、以下に説明する本発明の実施例による多重モード型の電子装置用
の改良された竜頭スイッチ機構によって達成できるものでる。
【0014】 概して、スイッチ機構は、例えばケースと時刻表示手段及び集積回路を備えた
多重モード型電子装置用として用いられている。集積回路は、少なくとも時刻を
含む計時関連機能を実行する。複数モードの少なくとも1個は、時刻を設定する
動作を含んでいる。
【0015】 好ましくは、スイッチ機構はケースの開口に装着される設定巻真、具体的には
、設定巻真の軸方向の移動に応答して複数の軸方向設定位置に作動可能に位置さ
れる設定巻真である。設定巻真は、少なくとも1個の歯を備えている。スイッチ
機構は更に設定巻真から離れて位置するスイッチアームを含んでいる。スイッチ
アームは、スイッチ機構の本体部に設けたキャビティ内に固定的に結合した第1
の端部と、段2の端部、並びに上記第1の端部と第2の端部との間に位置した中
間部とを備えている。上記中間部は設定アームの少なくとも1個の歯と係合して
いる。スイッチ機構は更に、第1の電気接点と、これとは離れて位置した第2の
電気接点を備えている。
【0016】 複数の軸方向の設定位置の第1番目に設定巻真が位置する場合、電子時計は第
1のモードにあり、中間部は少なくとも1個の歯に断続的に係合可能となってい
る。係合状態にあるとき、スイッチアームの第2の端部は偏倚し、第2の端部と
、第1及び第2の電気接点の一方との間において電気的接続をもたらす。同様に
、設定巻真が複数の軸方向設定位置の第2の位置にあるときには、電子時計は少
なくとも第2モードに在り、中間部は少なくとも1個の歯に断続的に係合可能と
なる。この断続的な係合によりスイッチアームの第2の端部が偏倚し、第2の端
部と、第1と2の電気接点の少なくとも一方との間において電気的な接続が形成
される。
【0017】 設定巻真が第1及び第2の軸方向位置の一方に位置して第1の方向に回動する
場合、中間部は少なくとも1個の歯に断続的に係合し、上記のようにスイッチア
ームの第2の端部の偏向となる。この偏向により、第2の端部と第1の電気接点
との間の電気的接続ができる。設定巻真が第2の(即ち上記とは別の)方向に回
転されると、中間部は少なくとも1個の歯と係合してスイッチアームの第2の端
部の偏倚をもたらし、かくて、第2の端部と第2の電気接点との間の電気的接続
をもたらす。第2の端部と第1の電気的接点との断続的な導通によって、断続的
な第1の電気パルスが形成され、また、第2の端部と第2の電気接点との断続的
な導通によって断続的な第2の電気パルスが形成される。
【0018】 好適な実施例において、断続的な第1の及び第2の電気信号は、電子装置の複
数のモードの中の少なくとも1個のモード内にあるときに遂行される設定機能に
対する入力である。例えば、断続的な第1の電気パルスは、少なくとも1個の設
定機能中においては所定の一連の数値を介して1個の数値だけ増加させ、他方、
断続的な第2の電気パルスは、少なくとも1個の設定機能中において所定の一連
の数値を介して1個の数値だけ減ずる。好適な実施例において、竜頭スイッチ機
構は、多重モード型電子時計の設定機能中において入力信号を生成するスイッチ
機構に対するプッシュ・プルと回転の併用である。
【0019】 本発明の顕著な特徴は、複数の設定位置に設定巻真が位置する場合において、
設定巻真とスイッチアームとの間の選択的係合をなさしめるスイッチアームと、
設定巻真の構成である。
【0020】 本発明は、マルチモードの電子装置、特にデジタル式時計、アナログ・デジタ
ル併用式時計および電子設定装置を備えたアナログ式時計に用いられる、プッシ
ュ・プルと回転とを併用したスイッチ機構に係るものである。デジタル式時計、
アナログ・デジタル併用式時計および電子設定装置を備えたアナログ式時計に関
しては周知であり、例えば、本願出願人による米国特許第4,783,773号(1988年1
1月08日登録)、同4,780,864号(1988年10月25日登録)及び同4,283,784号(198
1年08月11日登録)がある。本明細書では上記従来技術の記載を関連する記載と
して包含するものである。
【0021】 図1は本発明によるマルチモード・マルチ機能型の電子時計の時計回路1の要
素を示したものである。簡便のためと、電子時計の一般的な構成と機能について
は上記の先行技術特許に示すとおり既に周知であるので、添付の図1では回路1
の要素群を開示しないで簡略化したブロック図として示すことにする。
【0022】 図1において、時計回路1は、例えばプリント回路板(PCB:図示せず)に
固着された集積回路チップ形式であってプログラム可能なマイクロコンピュータ
(以下、マイコン)2を含んでいる。マイコン2はマイクロプロセッサ(μP)
2aを備え、これば電子時計と記憶装置(MEM)2bの時計機能を達成するた
めの好適な指示を実行するようにプログラムされている。時計回路1は更に、時
刻を示す時間表示信号を発生する計時回路3を備えている。マイコン2は時間表
示信号4を入力し、そして、少なくとも1個の動作モードにおいて、上記信号4
を処理して表示ブス5に出力信号を送り、これを介して液晶表示装置(LCD)
6などの表示装置に出力する。LCD6は時間及び/又は他の数字や文字、或い
は記号をマイコン2の指示に従って表示する。一般に知られているように、表示
ブス5としては、並列のリード線群とし、LCD6の多くのセグメント群を作動
する。変形例としては、LCD6の代わりに、時間を表示するように作動する針
を備えた文字板とすることも可能である。
【0023】 時計の少なくとも1個の作動モードの機能設定中において、表示装置6に現れ
た情報をセット又はリセットできる。本発明においては、スイッチ機構7は、所
定の設定機能中にマイコン2への入力信号8を生成する。この入力信号8はマイ
クロプロセッサ(μP)2aに送られ、例えば所定の数値シーケンスを介して表
示装置6に表示された数値を増加又は減少させる。一実施例としては、所定の数
値シーケンスは記憶装置(MEM)2bに保存される。かくて、上記マイクロプ
ロセッサ(μP)2aは入力信号8を入力する前に、保存された数値シーケンス
を引き出す。別の実施例としては、入力信号8は時計回路3内にて1個又は複数
の数値をセット或いはリセットするように処理することも可能である。この点に
関して、制御信号9をマイコン2(即ち、マイクロプロセッサ2a)から計時回
路3に移送して計時回路3にて1個或いはそれ以上の数値をセットすることがで
きる。
【0024】 図2において、マルチモード・マルチ機能型電子時計10は時計ケース(図示
せず)に位置した時計ムーブメント枠体14を含んでいる。このムーブメント枠
体14は図1の時計回路1を収容するキャビティ、即ち凹所を備えている。マル
チモード・マルチ機能型の電子時計10の一般的な構成と計時機能については上
記の先行技術特許に示すとおり既に周知であるのでここでの詳細な説明は省略す
る。
【0025】 図2において、電子時計10はスイッチ機構7、即ち符号12で示した竜頭ス
イッチ機構を備え、これにより時計10の多くの計時関連機能を選択的に作動す
ると共に、特に、時計10の現在進行中の作動モードにおいてセット、リセット
機能を果たす。竜頭スイッチ機構12は、例えばネジ止めなどの従来の方法で上
記ムーブメント枠体14に装着され、次いで時計10のケース内に納められる。
【0026】 竜頭スイッチ機構12は設定巻真16とスイッチ装置とを備えていることが望
ましい。設定巻真16は時計ケースの孔から突出している。戻り止めバネ42が
設定巻真16の複数の環状溝(詳細は後述)と係合して、複数の軸方向の設定位
置を達成すると共に、時計ケースから設定巻真16が突発的に引っ込んでしまう
のを防止している。時計ケース内に設けた上記設定巻真16の第1の端部は板バ
ネ18である。この板バネ18は巻真16の第1の端部と係合し、巻真16を付
勢、即ち負荷を与え、押しボタンの場合同様に、軸方向の設定位置の押し込み位
置、即ちプッシュ位置を形成している。時計ケースの外部に位置された設定巻真
16の第2の端部にはノブ若しくは竜頭(図示せず)が装着され、軸方向の複数
の設定位置において巻真16を手動にて軸方向にスライドできるようになってい
る。
【0027】 複数の軸方向設定位置には、たとえば通常の「作動」位置、「プッシュ」また
は「スイッチ」位置、第1の引き出し若しくは「時間設定」位置および第2の引
き出し若しくは「交替設定」位置、等を含ませることが出来る。通常の「作動」
位置では、時計10の設定機能は作動できないで、その代わり時計10で時間関
連情報を表示し、計時機能を提供する。「プッシュ」位置では、設定巻真16は
位置表示装置28(詳細は後述)と協働して、例えば表示装置を照明するなど、
時計の特徴的機能を駆動する。上記第1及び第2の引き出し位置では、時計10
のセット又はリセット機能を遂行できる。
【0028】 スイッチ装置は、好ましくは、バネスイッチアーム20と、第1の電気接点2
2,第2の電気接点24を備えている。第1の端部では、バネスイッチアーム2
0は、半田付けやネジ止めなどの緊締手段によってスイッチ機構12の本体部3
0に固定され、設定巻真16の回動軸と整合させている(図2の軸A参照)。バ
ネスイッチアーム20は更に、上記第1の端部の反対側に位置する第2の端部が
第1の電気接点22と第2電気接点24との間に位置するように整合されている
【0029】 本発明では、図7A及び図7Bに示したとおり、設定巻真16は第1の部分1
6aを備えており、これは、設定巻真16の外径の周りに位置した複数の一体構
成型歯26を備えているのが望ましい。設定巻真が回動されると、一体形成の複
数の歯26はバネスイッチアーム20と協働してバネスイッチアーム20と第1
の電気接点22若しくは第2電気接点24との間の断続的な係合をもたらす。こ
の係合の結果、バネスイッチアーム20と上記第1と第2の電気接点22,24
の一方との間において電気的接続を形成して電気パルスを形成する。この電気パ
ルスは、所定の設定機能に対して入力(例えば、入力信号8)として回路1(図
1参照)によって使用される。
【0030】 本発明では、設定巻真16が例えば第1の時計回り方向に連続回動されると、
設定巻真16の歯26が係合し、バネスイッチアーム20を回動軸(A軸)と共
通の平面の中間位置から、バネスイッチアーム20の第2の端部が第1の電気接
点22(図7B)に係合する位置へと偏倚させる。継続的な回転とその結果の断
続的な係合によって、所定の設定機能に入力として使用される第1の電気パルス
群(後述)を形成する。
【0031】 本発明の一形態において、図7A及び図7Bに示すように、バネスイッチアー
ム20は、複数の歯26の間の空間26aに突出している中間部20aを備えて
いる。設定巻真16が継続して回転されると、上記歯26は回転方向に上記中間
部20aを繰り返し偏倚させる。バネスイッチアーム20はフレキシブルでバネ
様の作動をすることができる。かくて、バネスイッチアーム20の第2の端部は
、中間部20aと同じ方向に連続して回転される歯26によって偏倚される。例
えば、設定巻真16が連続して時計回り方向に回転されると、中間部20aは繰
り返し偏倚されて、バネスイッチアーム20の第2の端部が繰り返し第2の電気
接点22に係合する。
【0032】 本発明によれば、設定アーム16の複数の一体形成型は26はその数を最適の
数として、歯26の1個によってバネスイッチアーム20が電気接点22及び2
4の1個と係合した後で、スイッチアームが開放され、バネスイッチアームの弾
性により、バネスイッチアーム20は軸Aと共通の平面における中間位置に戻る
。バネスイッチアーム20が開放されると、バネスイッチアーム20と電気接点
22及び24の一方との間の導通が破壊される。設定巻真が連続回転されると、
歯26の中の次の歯がバネスイッチアーム20を偏倚し、電気接点22,24の
一方と係合し、電気的接続を形成する。歯26の上記構成により、以前の歯によ
ってバネスイッチアームが開放されて中間位置に向かって移動すると、歯26の
中の次の歯がバネスイッチアーム20のための端部停止として作用する。好まし
くは、この端部停止作動を得るための歯26の数を7個とするのがよい。歯の数
を7個とすることで、中間位置を過ぎてバネスイッチアーム20の過度の揺動を
防いでいる。
【0033】 更に、本発明では設定巻真16が別の歯26の形態を備えてもよい。例えば、
歯26の数を選択するにおいて所望の設定速度、即ち、設定機能内の数値が設定
巻真16の回転速度に関連して増加または減少させる割合、に対応させることが
できる。歯26の数が多くなればなるほど、増加または減少する数値の速度も速
くなる。この点に関して、出願中の米国特許第09/264,523号にはクリック・ホイ
ール集成体の歯に関する複数の構成例とその結果の電気信号「識別用署名(サイ
ン)」(例えば上記出願の第9A図〜第9D図、第10A図〜第10H図及び第
11A図〜第11D図参照)。上記出願の内容も本願発明の説明の参考とした。
【0034】 さて、上記の要素群は協働してバネスイッチアーム20と電気接点22,24
との電気的接続を繰り返し形成し、設定巻真16が継続して回転されると、関連
する歯26とバネスイッチアーム20と電気接点22,24間の係合と開放によ
って、その結果、電気信号、即ち連続するパルス化された電気信号が形成される
。従って、歯26の数が多くなると、それだけパルス信号の頻度が多くなる。
【0035】 前記の通り、設定巻真16は複数の軸方向設定位置内において軸方向に移動可
能となっている。従って、一実施例としては、歯26の中の各歯の長さは、歯2
6が複数の軸方向設定位置においてバネスイッチアーム20の中間位置20aと
係合できるようになっていて、これら複数の位置の各々において異なる時間設定
機能が果たせるようになっている。この点、図8A〜図8Dにおいて、設定巻真
16の軸方向4つの設定位置が示されている。
【0036】 具体的には、図8Aから図8Dにおいて、設定巻真16の押し込み位置、即ち
「スイッチ」位置(図8A)と、「通常作動」位置(図8B)、第1の引っ張り
、即ち「時間設定」位置(図8C)、そして第2の引っ張り、即ち、「交替設定
」位置(図8D)とを有している。図8Aと図8Bにおいて、細長い歯26’は
バネスイッチアーム20の中間位置20aとは係合しない。かくて、「スイッチ
」位置と「通常作動」の軸方向設定位置において、設定巻真を時計回り方向又は
反時計回り方向に回転することによって電気信号は発生しない。しかしながら、
図8Cと図8Dにおいて、細長い歯26’の長さが、「時間設定」位置と「交替
設定」の双方の位置において、設定巻真16を回転させると上記細長い歯26’
が中間位置20aに係合し、前記の偏倚とパルス化電気信号が発生する結果とな
るような長さである。
【0037】 別の変形例(図8Eから図8G)としては、設定アーム16の歯26は設定ア
ーム16の長手近傍に位置したnセットの歯群を含んだ構成である。好ましくは
、上記「n」は2〜4までの整数とし、時計に装備された軸方向の設定位置の数
に相当する。図8E〜図8Gにおいて、「n」セットの歯は2セットの歯26’
’であり少なくとも1個の平滑部16dで分離されている。本発明において、n
セットの歯26’’によって複数の軸方向設定位置において歯26’’と中間部
20aとの選択的な係合が可能となる。例えば、図8Eにおいて、この実施例の
「スイッチ」設定位置が開示されている。図8Eでは、第1のセットの歯26’
’は、設定巻真16が回動されて前記の第1及び第2の電気信号を発生すると、
バネスイッチアーム20の中間部20aに係合する。図8Fにおいて、「通常作
動」位置が示されており、ここでは、中間位置20aが設定巻真16の平滑部1
6dの上方に位置している。その結果、「通常作動」位置においては、歯26’
’の係合や偏倚は見られず、中間部20aと、パルス化電気信号の形成に必要な
電気的接続は存在しない。図8Gに示す「時間設定」位置において、設定巻真1
6が回転すると、その結果、歯26’’によって中間部20aの偏倚が形成され
る。かくて、設定巻真16の回動に応答して電気信号が生成される。
【0038】 前記nセットの歯26’’を変えることで、軸方向の種々の設定位置内にて電
気信号が発生できるようにすることが可能である。このように、本発明では複数
の軸方向の設定位置内において回転設定位置を選択的に設けることができるもの
である。
【0039】 本発明の別の態様において、バネスイッチアーム20の中間部20aは、設定
巻真16の軸方向の設定位置において電気信号を選択的に発生できるように構成
されている。この実施例では、一体形成の歯26は、一時に1個だけの軸方向設
定位置において中間位置20aと係合できるような長さとなっている。しかしな
がら、中間部20aは軸方向の多くの設定位置と係合できるようになっている。
例えば、図9A〜図9Dにおいて、中間部20aは突起部20bと平滑部20c
とを含んでいる。図9Aと図9Bに示すように、突起部20bと平滑部20cと
は継続する軸方向の設定位置内において整列して設けられて、設定巻真16が「
時間設定」位置及び「交替設定」位置にある時に、歯26と中間部20aとの間
の実効的な係合ができるようになっている。ここで、設定巻真16が「スイッチ
」及び「通常作動」の位置にあるときには上記の係合が成されない。
【0040】 図9C及び図9Dに示す別の実施例において、中間部20aは別の(交替の)
突起部20bと平滑部20cを有している。これらの突起部20b、平滑部20
c、一体形成の歯26,設定巻真の軸方向の移動、そして設定巻真の回転方向の
移動とが協働して、複数の軸方向の設定位置における対応する一つに対して、回
転方向の設定位置を選択的に提供する。
【0041】 例えば、図9Cにおいて、設定巻真16は「通常作動」位置(「作動」位置)
に在る。この実施例では、設定巻真16の回転移動(設定巻真16が「作動」位
置にあるとき)は、歯26と中間部20aとの係合はなさない。即ち、「通常作
動」位置では、歯26は設定巻真16の少なくとも1個の平滑部20cに位置す
る。その結果、バネスイッチアーム20は、第1の電気接点22又は第2の電気
接点24の何れか一方と係合する目的で設定巻真16の回転移動によって偏倚さ
れない。しかし、設定巻真16が例えば「時間設定」の設置位置に軸方向に移動
されると、設定巻真16の一体形成の歯26は少なくとも1個の突起部20bと
係合することになる(図9D)。このように、設定巻真16が第1の方向に回転
されると、歯26は少なくとも1個の突起部20bを偏倚させ、バネスイッチア
ーム20は第1の電気接点22と係合する。同様に、設定巻真16が第2の方向
に回転されると、設定巻真16の歯26は少なくとも1個の突起部20bを偏倚
させ、バネスイッチアーム20は第2の電気接点24と係合する。
【0042】 バネスイッチアーム20の上記中間部20aは、軸方向の設定位置に対応させ
て、係合できる突起部20bを付加するように形成することも可能である。例え
ば、図9C及び図9Dは「交替設定」位置(「第2の引き出し」位置とも称す)
と「押し込み」或いは「スイッチ」位置を示している。図示の通り、「スイッチ
」位置は突起部20bの1個を含んでおり、他方、「交替設定」位置は平滑部2
0cの1個を含んでいる。かくて、「スイッチ」位置において回転方向の設定位
置は達成できるが、「交替設定」位置では達成できない。しかしながら、変形例
においては(図示せず)「交替設定」位置は突起部20bの1個を含むことが出
来る。この変形例では、設定巻真16をどのように回転させてもアーム20を上
記「交替設定」位置に係合できる。
【0043】 上記の通り、複数の軸方向設定位置のそれぞれにおいて、異なる設定機能が発
揮できる。変形例としては、複数の軸方向位置のそれぞれを目視でき、その位置
で設定巻真が、例えばクロノ(「CHRONO」)モード、タイマー(「TIM
ER」)モード、或いは時間(「TOD」:TIME-OF-DAY)モードなどの異なる
「モード」のような中間位置と係合するのを目視できる。ここで重要なことは、
上記の点は従来技術に比べて顕著な改良であり、従来技術では一つのモードにお
いて弾性アームと係合できるのみであり、従って本発明が可能とする使用のフレ
キシビリティを高めたものではない。
【0044】 再び図2において、位置表示装置28は設定巻真16と協働して、回路1に対
して、その時点で選択された1個の軸方向設定位置を表示する。位置表示装置2
8は、機能レバー32を備え、これが設定巻真16と係合し且つ協働してその時
点で選択された1個の軸方向設定位置を表示する。例えば、設定巻真16は縮径
部若しくはスロットを有する第2の部分16bを有し、これが上記機能レバー3
2の指部32aを保持している。設定巻真16が軸方向に所定距離だけ移動する
と、上記指部32a並びに機能レバー32が上記移動に応答して回転若しくは摺
動する。機能レバー32の移動を検知することで(詳細は以下に記載)、時計の
回路1が設定巻真16の軸方向における現時点で選択された1個の設定位置を決
定する。
【0045】 即ち、図2,図3,図5及び図6において、回路1はプリント回路板(PCB
)34を有し、これがICチップ2(図1)と接続されている。上記PCB34
はプリント回路リード線36を介してICチップに接続された複数の接続端子3
8を含んでいる。本発明によれば、図5に示すように、機能レバー32の表示ア
ーム32bは、設定巻真16が前記した軸方向の設定位置の所定の1個に位置し
ているときに、所定の状態にて接続端子の一つと接合している。例えば、接続端
子38aは通常の「作動」位置を表しており、接続端子38bは第1の「引き出
し」設定位置を表し、接続端子38cが「プッシュ」設定位置を表している。本
発明のこの実施例において、設定巻真16が回転すると、表示アーム32bは複
数の接続端子38を電気的に接続する。従って上記回路1は設定巻真16の現在
位置が設定位置のどの位置にあるかに基づいて機能する。設定巻真16が手動に
て軸方向に作動されると(例えば、通常の「作動」位置から第1の「引き出し」
位置まで引き出されると)、前記機能レバー32は回転若しくは摺動して表示ア
ーム32bが通常の「作動」接続端子38aから第1の「引き出し」接続端子3
8bに移行する。端子38bにて電気的な接続が達成されて、設定巻真16が「
第1の引き出し」位置に位置することを時計のICチップ2に伝達する。上記の
通り、設定巻真16が「プッシュ」位置に在るときには、表示アーム32bは接
続端子38cと電気的に接続し、ICチップ2は設定巻真16が「プッシュ」位
置にあることを検知できる。これに応答して、ICチップ2は、例えば前記のよ
うに文字板を照明するなどの時計機能を作動させる。
【0046】 尚、特定の設定位置と、特に、それによって設定される機能については例示的
に記載したものであり、上記の記載が本願発明の権利範囲を限定的に解釈する要
素となるものではない。例えば、第1の「プッシュ」位置は「スイッチ」位置に
相当し、これは、表示装置6の照明をもたらすものとなる。「スイッチ」の機能
即ち表示装置6の照明については、例えば第2の「プッシュ」位置が呼び出され
たときに作動する、というようになっている。
【0047】 本発明の要素に関する上記説明から理解されるように、設定巻真16の回転方
向と回転の度合い(rate of rotation)によって、電子時計10の軸方向設定位
置の一つに対応する補助的な回転方向の設定位置が提供される。従って、所定の
設定機能が作用している間、設定巻真16の時計回り方向の回転の度合いを検出
することで、所定の設定機能中に時計10に表示された数値は所定の一連の数値
を介して逓増的に増加される。この逓増的な増加(又は減少)の割合(rate)は
、設定巻真16の時計回り方向(又は反時計回り方向)の回転度合いに直接対応
することが望ましい。同様に、前記したように、設定巻真16の歯26と、バネ
スイッチアーム20の中間部20aの好ましい構成は、所定の一連の数値を介し
て増加又は減少の割合に影響する。即ち、設定巻真16の回転割合及び/又は歯
の構成(例えば歯の数)は、現在の数値が所定数値群の次の数値によって置き換
えられる割合を書き取ることができる。同様に、設定巻真16の反時計回り回転
の割合を検知することで、所定の設定機能の実施中に、時計10によって表示さ
れた数値は、設定巻真16の反時計回り方向の回転の割合に直接対応する割合に
て一連の所定の数値を介して低減する。検知技術と逓増的な数値の最新化につい
ては以下に記載する。
【0048】 図3において、竜頭スイッチ機構12の前記諸要素が破断図形式的に示されて
いる。具体的には、図3はこれらの要素が、時計10のムーブメント枠体14と
竜頭スイッチ機構12の本体30内に、層状に組み立てられ且つネジ40などに
より保持される方法を示している。図3は更に設定巻真16の好適な構成を示し
ており、この構成において、設定巻真16は複数の歯26を有する第1の部分1
6aと、機能レバー32の指部32aを保持するスロットを備えた第2の部分1
6bと、後述する設定巻真16の軸方向の複数の設定位置を提供する戻り止めバ
ネ42と協働する複数のリング状の溝を備えた第3の部分とを有する。
【0049】 図4は好ましい本体部30の構成を示している。本体部30は複数のキャビテ
ィ30aを含むと共に、突起30bを形成して竜頭スイッチ機構12の要素を保
持している。具体的には、スイッチ機構12の第1の層は上記本体部30のキャ
ビティ30aの一つに挿入された板バネ18を有している。
【0050】 図5において、竜頭スイッチ機構12の次の層が示されている。次の層は前記
PCB34、機能レバー32、第1及び第2の電気接点22,24を備えている
。図示の通り、好適な実施例では、PCB34は本体部30の突起30bの近傍
に位置しており、他方、機能レバー32は整列されて通常の「作動」接続端子3
8aと電気的に接続されている。
【0051】 図6において、竜頭設定機構12の最終層が示されているが、この構成におい
て、設定巻真16が本体部の孔30cに挿入され、バネスイッチアーム20が、
設定巻真16の回転軸(図示のA軸)に対して同じ平面において平行に配列され
且つ固定的に装着されている。前記したとおり、バネスイッチアーム20の第2
の端部は、第1と第2の電気接点22,24との間にて整列されている。
【0052】 上記最終層は更に戻り止めバネ42を含んでいる。戻り止めバネ42は設定巻
真156の第3の部分16c(図3参照)のリング状溝と協働して、軸方向の設
定位置群の中に設定巻真16を保持する。具体的には、戻り止めバネ42は設定
巻真16の第3の部分16cと協働して、設定巻真16が時計ケースから不意に
、完全に引き出されてしまうのを防止している。
【0053】 図10は、本発明による竜頭スイッチ機構12の別の実施例を示している。具
体的には、第1と第2の電気接点22,24は剛性の電気接点22’、24’で
ありPCB34に形成されている。更に、この図は本発明の構成が従来のスイッ
チ機構に比べて大きな利点があることを示している。即ち、バネスイッチアーム
20の第2の端部の移動は、歯26が中間部20aと係合することによる偏倚点
での中間部20aの移動よりも大きい。バネスイッチアーム20の第2の端部に
おいて好適な電気的接続を達成することによって、本発明は第1と第2の電気接
点22,24(この実施例では接点22’、24’)の位置決めに関する変動に
対して適応性があり、安定した対応ができる。即ち、本発明のスイッチ機構は、
電気的接点とバネスイッチアーム20との相対的な位置関係に影響する製造上の
誤差による変動があっても、適応することができ、支障が生じ難いものである。
【0054】 上記のように、バネスイッチアーム20と設定巻真16が設定巻真16の回転
軸に平行に整列させることができることにより、製造上の誤差による変動に対す
る適応性の利点を発揮できる。この整列構成により、前記従来技術の米国特許第
4,209,976号に記載のスイッチ機構に見られる欠陥を払拭できる。
【0055】 好ましい実施例ということで記載してきたが、これらに基づいて多くの変形例
が可能である。例えば、前記したように設定巻真の歯の構成或いは数は上記実施
例に限定されるものではなく、歯の数や構成は、好ましい作動頻度や割合といっ
た所定の設定機能が最新化されるように形成できるものである。
【0056】 以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に
特定されるものではなく、種々変更が可能である。 例えば、上記実施例は時計について説明したが、本発明は時計に限らず他の装
置、例えばクロックなどの他の計時装置、壁装着型のサーモスタットや、壁取り
付け型或いは把持型の保安装置等、家庭やオフィスなどにて採用できる種々の装
置に適用出来るものである。即ち、本発明は本願明細書で記載したようなスイッ
チ機構が断続的な電気信号を設定動作期間中に発生させることのできる全ての電
子機器に適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチモード・マルチ機能型電子装置の集積回路及び他
の要素を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子装置の裏側から見た平面図である。
【図3】本発明による竜頭スイッチ機構の構成を層状に表した拡大分解斜視図
である。
【図4】簡便のためにある種の部材を除いた状態の、竜頭スイッチ機構の第1
層を示す斜視図である。
【図5】簡便のためにある種の部材を除いた状態の、竜頭スイッチ機構の第2
層を示す斜視図である。
【図6】図5に示す構成に更に他の要素・部材を加えた状態を示す竜頭スイッ
チ機構の斜視図である。
【図7A】本発明の一実施例による竜頭スイッチ機構の部分正面図である。
【図7B】図7Aの竜頭スイッチ機構の拡大平面図であり、電気パルスの増加
分の発生を示す図である。
【図8A】本発明の別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分正面
図であり、スイッチ機構における複数の軸方向及び回転方向の設定位置を示して
いる図である。
【図8B】本発明の上記別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図であり、スイッチ機構における複数の軸方向及び回転方向の設定位置を示
している図である。
【図8C】本発明の上記別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図であり、スイッチ機構における複数の軸方向及び回転方向の設定位置を示
している図である。
【図8D】本発明の上記別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図であり、スイッチ機構における複数の軸方向及び回転方向の設定位置を示
している図である。
【図8E】本発明の更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図である。
【図8F】本発明の上記更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された
部分正面図である。
【図8G】本発明の上記更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された
部分正面図である。
【図9A】本発明の更に他の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図である。
【図9B】本発明の上記更に他の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された
部分正面図である。
【図9C】本発明の更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された部分
正面図である。
【図9D】本発明の上記更に別の実施例による竜頭スイッチ機構の拡大された
部分正面図である。
【図10】本発明の一実施例による竜頭スイッチ機構の拡大斜視図である。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年1月3日(2001.1.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW 【要約の続き】 の電気パルスを生成する。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング、枠体、時刻表示手段、および少なくとも時刻を提
    供する集積回路とを備え、上記集積回路は時刻設定をする第1のモードを含む複
    数のモードにて作動可能なマルチモード型電子時計のスイッチ機構であって、上
    記スイッチ機構は、 上記ケーシングと枠体を挿通する開口に設けた設定巻真と、 上記巻真は設定巻真の軸方向の移動に応答して複数の軸方向の位置に回 動方向に移動可能であり且つ作動的に配置でき、上記設定巻真は少なく とも1個の歯を備えており、 上記設定巻真から離れ且つ、上記枠体のキャビティ内に固定結合される第1
    の端部と、第2の端部と、上記第1及び第2の端部の間に設けて上記設定巻真の
    少なくとも1個と係合する中間部とを備えたスイッチアームと、 第1の電気接点と、この第1の電気接点から離して設けた第2の電気接点と
    、 を備え、 上記設定巻真が軸方向の複数の設定位置の第1の位置にあるときに、電子時
    計が上記第1のモードにあり、上記中間部が少なくとも1個の歯と断続的に係合
    できるようになっており、 上記設定巻真が軸方向の複数の設定位置の第2の位置にあるときに、電子時
    計は少なくとも第2のモードにあり、上記中間部が少なくとも1個の歯と断続的
    に係合できるようになっており、 更に、上記設定巻真が上記第1と第2の軸方向の位置にあって、第1の方向
    に回動されると、上記中間部は少なくとも1個の歯と断続的に係合してスイッチ
    アームの第2の端部の偏倚をもたらし、これによって上記第2の端部と上記第1
    の電気接点との間の電気的接続を形成し、更に、上記設定巻真が第2の方向に回
    動されると、上記中間部は少なくとも1個の歯と断続的に係合してスイッチアー
    ムの第2の端部の偏倚をもたらして、上記第2の端部と上記第2の電気接点との
    間の電気的接続を形成し、 上記構成により、第2の端部と第1の電気的接点との間の電気的接続によっ
    て、対応する断続的な第1の電気パルスを形成し、上記第2の端部と第2の電気
    的接点との間の電気的接続によって対応する断続的な第2の電気パルスを形成す
    るようにしてなる、電子時計のスイッチ機構。
  2. 【請求項2】 上記集積回路は、スイッチアームの上記第2の端部と上記第1
    の電気的接点との電気的接続に応答して、時計の表示装置に表示される時刻を増
    やし、且つ、上記スイッチアームの第2の端部と上記第2の電気接点との電気的
    接続に応答して、時計の表示装置に表示される時刻を減少させるようにしてなる
    、請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  3. 【請求項3】 上記スイッチアームの中間部は、少なくとも1個の突起部を有
    し、 上記設定巻真の少なくとも1個の歯は充分な長さに形成されて、上記設定巻真が
    少なくとも第1と第2の軸方向の設定位置にあるときには、上記少なくとも1個
    の突起部と断続的に係合する、請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  4. 【請求項4】 上記スイッチアームの中間部は、少なくとも1個の突起部を有
    し、上記設定巻真はその長手に沿って設けた少なくとも2セットの、少なくとも
    1個の平滑部によって互いに離して形成した歯を有し、上記設定巻真が少なくと
    も1個の軸方向設定位置にある時に、上記少なくとも1個の突起部は上記少なく
    とも2セットの1個と断続的に係合して前記第1及び第2の電気パルスの少なく
    とも一方を形成し、上記設定巻真がが少なく別の1個の設定位置にあるときには
    、上記少なくとも1個の突起部は少なくとも1個の上記平滑部と協働して第1と
    第2の電気パルスの生成を妨げるようにしてなる、請求項1に記載の電子時計の
    スイッチ機構。
  5. 【請求項5】 上記少なくとも2セットの歯は、nセットの歯より成り、上記
    少なくとも1個の平滑部はn−1個の平滑部より成り、上記「n」は2から4ま
    での範囲の整数である、請求項4に記載の電子時計のスイッチ機構。
  6. 【請求項6】 上記スイッチアームの中間部は、少なくとも1個の突起部を有
    し、この突起部は、上記設定巻真が少なくとも上記第1及び第2の軸方向の設定
    位置にある時に少なくとも1個の歯と断続的に係合するような充分な長さを有し
    てなる、請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  7. 【請求項7】 上記スイッチアームの中間部は平滑部によって隔絶された少な
    くとも2個の突起部を有し、上記設定巻真が少なくとも1個の軸方向の設定位置
    にある時に、上記少なくとも1個の歯は少なくとも上記2個の突起部と断続的に
    係合し、更に、上記設定巻真が他の軸方向設定位置の少なくとも1個の位置にあ
    るときに、上記少なくとも1個の歯は上記平滑部と協働して、上記少なくとも1
    個の歯と少なくとも2個の突起部のうちの1個との間との係合を妨げるようにし
    て成る、請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  8. 【請求項8】 上記設定巻真は、上記スイッチアームの中間部と係合する複数
    の歯を備えて成る、請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  9. 【請求項9】 上記設定巻真と上記スイッチアームは、設定巻真の回転軸に平
    行に配列されてなる請求項1の電子時計のスイッチ機構。
  10. 【請求項10】 上記第1の電気接点と第2の電気接点は、回路に形成された
    剛性の電気接点である請求項1に記載の電子時計のスイッチ機構。
  11. 【請求項11】 ケーシング、枠体、時刻表示手段および集積回路を備えたマ
    ルチモード型の電子時計用スイッチ機構であって、上記スイッチ機構は、 上記ケーシングと枠体を通る開口に装着された設定巻真と、 上記設定巻真は回転可能であり且つ上記設定巻真の軸方向の移動に応答 して作動可能に配置できるようになっており、上記設定巻真は少なくと も1個の歯を備えており、 上記設定巻真から離れて設けられ、且つ上記枠体のキャビティに固定状に結
    合された第1の端部と、第2の端部と、上記第1の端部と第2の端部との間に位
    置して上記設定巻真の少なくとも1個の歯と係合できる中間部とを備えて成るス
    イッチアームと、 第1の電気的接点と、これに対して間隔をおいて配置された第2の電気的接
    点 とを有し、 上記設定巻真が複数の軸方向設定位置の第1の位置にあるときに、電子時計
    が第1のモードにて作動中であり、また、上記設定巻真が複数の軸方向設定位置
    の少なくとも第2の位置にあるときには、上記電子時計は少なくとも第2のモー
    ドにて作動中であり、 更に、上記第1のモードにあるときに、上記中間部は少なくとも1個の歯と
    協働して、第2の端部が第1の電気的接点に接続したときに上記設定巻真が第1
    の方向へ回転する回転に応答して、断続的な第1の電気パルスを生成し、更に、
    上記第2のモードにあるときに、上記中間部は少なくとも1個の歯と協働して、
    上記第2の端部が第2の電気的接点と接続したときに上記設定巻真が第2の方向
    に回転する回転に応答して、断続的な第2の電気パルスを断続的に生成してなる
    、電子時計用スイッチ機構。
  12. 【請求項12】 上記集積回路は、複数のモードの中の少なくとも1個のモー
    ドにて設定機能が作動中において、上記第1及び第2の断続的電気パルスに応答
    してなる、請求項11に記載の電子時計用スイッチ機構。
  13. 【請求項13】 上記設定巻真とスイッチアームは、設定巻真の回転軸に対し
    て平行に整列されている、請求項11に記載の電子時計用スイッチ機構。
  14. 【請求項14】 上記設定巻真は、上記スイッチアームの中間部と係合する複
    数の一体形成型の歯を備えてなる請求項11に記載の電子時計用スイッチ機構。
  15. 【請求項15】 ケーシング、枠体、および複数のモードにて作動可能な集積
    回路とを備え、上記モードの第1のモードは情報設定モードであるマルチモード
    型の電子装置のスイッチ機構であって、上記スイッチ機構は、 上記ケーシングと枠体を通る開口に装着された設定巻真と、 上記設定巻真は回動可能であると共に、設定巻真の軸方向の移動に対応 して複数の軸方向の設定位置において作動可能に配置できるようになっ ており、また、上記設定巻真は少なくとも1個の歯を備えており、 上記設定巻真から離れて配置され、且つ、枠体のキャビティ内に固定的に結
    合される第1の端部と、第2の端部と、上記第1と第2の端部の間に位置して上
    記設定巻真の少なくとも1個の歯と係合する中間部とを備えたスイッチアームと
    、 第1の電気的接点と、これより離れて設けた第2の電気的接点とを有し、 上記設定巻真が上記複数の軸方向設定位置の第1の位置にあるときに、上記
    電子装置は第1のモードにあり、上記中間部は少なくとも1個の歯と断続的に係
    合できるようになっており、 上記設定巻真が上記複数の軸方向設定位置の第2の位置にあるときに、上記
    電子装置は少なくとも上記第2モードにあり、上記中間部は少なくとも1個の歯
    と断続的に係合可能となっており、 上記設定巻真が上記第1と第2の軸方向位置の一方にあり且つ第1の方向に
    回動されると、上記中間部は少なくとも1個の歯と断続的に係合してスイッチア
    ームの第2の端部を偏倚させ、上記第2の端部と上記第1の電気的接点との間の
    電気的接続をもたらし、上記設定巻真が第2の方向に回転されると、上記中間部
    は少なくとも1個の歯と断続的に係合して上記スイッチアームの第2の端部を偏
    倚させ、これによって上記第2の端部と上記第2の電気的接点との断続的な電気
    的接続を達成せしめ、 上記第2端部と上記第1の電気的接点との断続的な接続によって、対応する
    断続的な第1の電気的パルスを形成し、上記第2の端部と上記第2の電気的接点
    との接続によって対応する断続的な第2の電気的パルスを形成するようにした、
    電子装置のスイッチ機構。
  16. 【請求項16】 ケーシング、枠体、および複数のモードにて作動可能な集積
    回路とを備えたマルチモード型の電子装置のスイッチ機構であって、上記スイッ
    チ機構は、 上記ケーシングと枠体を通る開口に装着された設定巻真と、 上記設定巻真は回動可能であると共に、設定巻真の軸方向の移動に対応 して複数の軸方向の設定位置において作動可能に配置できるようになっ ており、また、上記設定巻真は少なくとも1個の歯を備えており、 上記設定巻真から離れて配置され、且つ、枠体のキャビティ内に固定的に結
    合される第1の端部と、第2の端部と、上記第1と第2の端部の間に位置して上
    記設定巻真の少なくとも1個の歯と係合する中間部とを備えたスイッチアームと
    、 第1の電気的接点と、これより離れて設けた第2の電気的接点とを有し、 上記設定巻真が複数の軸方向設定位置の第1の位置にあるときに、上記電子
    装置は第1のモードで作動中であり、また、上記設定巻真が複数の軸方向設定位
    置の少なくとも第2の位置にあるときに、上記電子装置が少なくとも第2のモー
    ドにて作動中であり、更に、 上記第1のモードにあるときには、上記中間部は少なくとも1個の歯と協働
    し、上記第2の端部が上記第1の電気的接点と接続すると、上記設定巻真が第1
    の方向に回転しその回転に応答して、断続的な第1の電気パルスを断続的に発生
    させ、更に、上記第2のモードにあるときには、上記中間部は少なくとも1個の
    歯と協働して、上記第2の端部が上記第2の電気的接点と接続したときに、上記
    設定巻真が第2の方向に回転し、その回転に応答して、断続的第2の電気パルス
    を断続的に形成するようにした、電子装置のスイッチ機構。
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